JP2012027749A - 操作レバー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作レバーの操作性をより向上させることができる操作レバー装置を提供する。
【解決手段】車両に配設されるとともに基端側を中心に揺動操作可能な操作レバー1と、操作レバー1の揺動操作方向に応じて摺動して所定の電気回路を形成することにより、車両又は車両が具備する装備に対して所定の動作を行わせる可動部材8と、可動部材8を初期位置に向かって常時付勢するリターンスプリング9とを備えた操作レバー装置において、可動部材8の摺動に伴って可動部材8にアクション荷重を付与するアクション荷重付与手段(アクションボール14及びアクション形状15)を具備するとともに、当該アクション荷重付与手段によるアクション荷重により操作レバー1の操作ストロークの増加に伴って操作荷重を低下させるよう設定されたものである。
【選択図】図17

Description

本発明は、基端側を中心に揺動操作可能な操作レバーを有した操作レバー装置に関するものである。
例えば田植機や建機などの車両においては、通常、車両や車両が具備する装備等を操作するための操作レバー装置が配設されている。従来の操作レバー装置として、車両に配設されるとともに基端側を中心に揺動操作可能な操作レバーと、該操作レバーの揺動操作方向に応じて摺動して所定の電気回路を形成することにより、車両又は車両が具備する装備に対して所定の動作を行わせる可動部材と、該可動部材を初期位置に向かって常時付勢するリターンスプリングとを備えたものがある。
かかる従来の操作レバー装置によれば、操作レバーを揺動操作すると、その揺動操作方向に応じて車両又は車両が具備する装備に対して所定の動作を行わせることができるとともに、揺動操作後においては、リターンスプリングの付勢力によって操作レバーが初期位置に自然と戻るようになっている。尚、かかる先行技術は、文献公知発明に係るものでないため、記載すべき先行技術文献情報はない。
しかしながら、上記従来の操作レバー装置においては、操作レバーを揺動操作する際、リターンスプリングの付勢力が付与されることとなるので、操作ストロークが増加するのに伴って操作荷重が一方的に増大することとなり、操作性が悪化してしまうという問題があった。特に、田植機や建機に設置された操作レバー装置の如く使用頻度が高く繰り返して操作レバーに対する揺動操作が行われるものにおいては、操作性の悪化が顕著となっていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、操作レバーの操作性をより向上させることができる操作レバー装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、車両に配設されるとともに基端側を中心に揺動操作可能な操作レバーと、該操作レバーの揺動操作方向に応じて摺動して所定の電気回路を形成することにより、車両又は車両が具備する装備に対して所定の動作を行わせる可動部材と、該可動部材を初期位置に向かって常時付勢するリターンスプリングとを備えた操作レバー装置において、前記可動部材の摺動に伴って当該可動部材にアクション荷重を付与するアクション荷重付与手段を具備するとともに、当該アクション荷重により前記操作レバーの操作ストロークの増加に伴って操作荷重を低下させるよう設定されたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の操作レバー装置において、前記アクション荷重付与手段によるアクション荷重と前記リターンスプリングによる付勢力とにより前記操作レバーの操作ストローク初期に操作荷重を増大させ、その後の操作ストロークの増加に伴って操作荷重を低下させるよう設定されたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の操作レバー装置において、前記操作レバーの操作方向に延びて前記可動部材を摺動可能としつつ収容する溝形状が形成されたケースを具備するとともに、前記アクション荷重付与手段は、該ケースの溝形状を構成する対向する壁面のぞれぞれに形成され、前記可動部材の摺動方向に沿って延設されたアクション形状と、前記可動部材の両側面にそれぞれ配設され、付勢力が付与されつつ前記アクション形状に沿って摺動可能なアクション部材とで構成されたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の操作レバー装置において、前記アクション形状に沿って摺動するアクション部材によって、前記可動部材の摺動方向にアクション荷重を付与して操作荷重を低下させることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3又は請求項4記載の操作レバー装置において、前記溝形状は、前記操作レバーの揺動操作が可能な方向に向かって延設された複数の溝から成るとともに、延設された各々の溝形状にそれぞれ前記可動部材が配設されて摺動可能とされたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、操作レバーの操作ストロークの増加に伴ってアクション荷重により操作荷重を低下させるよう設定されたので、操作レバーの操作性をより向上させることができる。
請求項2の発明によれば、アクション荷重付与手段によるアクション荷重とリターンスプリングによる付勢力とにより操作レバーの操作ストローク初期に操作荷重を増大させ、その後の操作ストロークの増加に伴って操作荷重を低下させるよう設定されたので、操作レバーの揺動操作初期に大きな操作荷重を付与して誤操作を抑制し得るとともに、その後の揺動操作時に操作荷重を低下させることにより操作性を向上させることができる。
請求項3の発明によれば、アクション荷重付与手段は、ケースの溝形状を構成する対向する壁面のぞれぞれに形成され、可動部材の摺動方向に沿って延設されたアクション形状と、可動部材の両側面にそれぞれ配設され、付勢力が付与されつつ前記アクション形状に沿って摺動可能なアクション部材とで構成されたので、操作レバーの揺動操作に伴って可動部材をよりスムーズ且つ安定して摺動させることができ、良好な設定操作荷重を得ることができる。
請求項4の発明によれば、アクション形状に沿って摺動するアクション部材によって、可動部材の摺動方向にアクション荷重を付与して操作荷重を低下させるので、アクション形状を任意な形状に設定することで所望の設定操作荷重を得ることができる。
請求項5の発明によれば、溝形状は、操作レバーの揺動操作が可能な方向に向かって延設された複数の溝から成るとともに、延設された各々の溝形状にそれぞれ可動部材が配設されて摺動可能とされたので、操作レバーの揺動操作に伴って車両又は車両が具備する装備に対して所定の動作を確実且つスムーズに行わせることができるとともに、操作レバーの操作性をより一層向上させることができる。
本発明の実施形態に係る操作レバー装置の外観を示す正面図 同操作レバー装置の外観を示す側面図 同操作レバー装置の外観を示す平面図 同操作レバー装置の外観を示す底面図 図1におけるV−V線断面図 図3におけるVI−VI線断面図 図4におけるVII−VII線断面図 図6における操作レバーを揺動操作した状態を示す断面図 同操作レバー装置を示す分解斜視図 同操作レバー装置におけるケースを示す斜視図 同操作レバー装置におけるケースの内部を示す図 同操作レバー装置における可動部材を示す5面図 図12におけるIIIX−IIIX線断面図 同操作レバー装置におけるケースに可動部材を配設した状態を示す図 同操作レバー装置における可動部材及びその近傍の部材を示す拡大斜視図 同操作レバー装置における可動部材がケースの溝形状内で摺動する過程を示す図であって、(a)操作レバーが初期位置にあって可動部材が初期位置にある状態、(b)操作レバーが操作ストローク初期にある状態、(c)操作レバーが操作ストローク初期以降にある状態、を示す模式図 同操作レバー装置における操作レバーの操作ストロークに対する操作荷重を示すグラフ
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係る操作レバー装置は、田植機などの車両に配設されたもので、図1〜15に示すように、操作レバー1と、ボディ4、ケース7及びプレート12等で構成される本体2と、可動部材8と、リターンスプリング9と、アクション部材を構成するアクションボール14と、アクション形状15とから主に構成されている。尚、アクションボール14及びアクション形状15で本発明のアクション部材が構成されている。
操作レバー1は、田植機(車両)の運転席近傍に配設されるとともに基端側を中心に揺動操作可能なもので、図1、2に示すように、その突端側に運転者が把持して揺動操作可能な操作ノブ1aが取り付けられるとともに、図5〜7に示すように、その基端側に操作部fが取り付けられている。かかる操作部fは、スプリングピン等にて操作レバー1の基端に固定されており、当該操作レバー1の揺動操作と共に動作するものであり、操作レバー1の揺動中心を成すべく球状に膨出した膨出部faと、操作レバー1の揺動操作に伴って可動部材8を押圧し得る先端部fbとを有している。
本体2は、操作レバー1を揺動操作可能とする筐体を構成するもので、樹脂成型品から成るボディ4及びケース7で構成されるとともに、当該ボディ4には、操作レバー1とボディ4との間の防塵を図り得るカバー3と、操作部fの膨出部faを揺動自在に支持するインナケース5と、ブーツ6とが取り付けられている。ケース7は、下方に開口したカップ容器状部材から成り、内部に4つの可動部材8及び各可動部材8に対応したリターンスプリング9が配設されている。尚、ケース7の開口側には、固定接点10a(図15参照)が形成された接点板10、パッキン11及びプレート12がボルトBにて固定されている。
また、ケース7は、図10、11に示すように、操作レバー1の操作方向(本実施形態においては前後左右の四方向)に延びて可動部材8を摺動可能としつつ収容する溝形状7aが形成されている。かかる溝形状7aは、両側を壁面7aaで囲まれた平面視で十字形状の凹部から成り、図14に示すように、可動部材8が嵌め込まれて当該溝形状7aの延設方向に摺動可能とされている。
更に、ケース7の底面中央には、操作レバー1を挿通させ得る挿通孔7bが形成されるとともに、当該挿通孔7bから四方(操作レバー1の揺動操作が可能な前後左右方向)に向かって長孔7baが延設されている。これにより、操作レバー1の前後左右方向に対する揺動操作が許容されるようになっている。また更に、ケース7の内側底面には、ストッパ7cが一体成形されており、リターンスプリング9で付勢された4つの可動部材8がそれぞれストッパ7cと干渉し、初期位置で停止状態となるよう構成されている。
可動部材8は、操作レバー1の揺動操作方向に応じて摺動して所定の電気回路を形成することにより、車両又は車両が具備する装備(例えば、田植機が具備する稲を収容した収容トレーやマーカの上下動駆動機構など)に対して所定の動作を行わせるもので、図12に示すように、収容穴hに挿通された可動接点8aを具備するとともに、当接端8bと、バネ受け部8cと、可動部材8の摺動方向に延びた凸条部8dと、収容穴8eとから主に構成されている。
当接端8bは、操作レバー1が揺動操作された際、当該操作レバー1と当接する端部から成るものである。これにより、操作レバー1が揺動操作されると、図8に示すように、操作レバー1の揺動方向に応じた可動部材8の当接端8bが操作レバー1の基端側に取り付けられた操作部fの先端部fbと当接し、当該可動部材8が押圧されるようになっている。かかる可動部材8は、操作部fの先端部fbにて押圧されると、リターンスプリング9の付勢力に抗して溝形状7aaに沿って同方向に摺動するとともに、その摺動によって、可動接点8aが固定接点10aと接触して所定の電気回路が形成され、車両又は車両が具備する装備に対して所定の動作を行わせるよう構成されている。尚、固定接点10aには配線H(図1参照)の一端が接続されており、かかる配線Hを介して車両と操作レバー装置とが電気的に接続されている。
バネ受け部8cは、リターンスプリング9の一端側を受けて当該一端を支持するための部位である。かかるリターンスプリング9は、その他端側がケース7と当接して支持されており、これにより、可動部材8を初期位置に向かって常時付勢し得るようになっている。即ち、操作レバー1を揺動操作した後、その操作力を緩めると、リターンスプリング9の付勢力によって可動部材8及び操作レバー1が初期位置まで自然と戻るようになっているのである。
凸条部8dは、長孔7baに嵌り込み可能とされたもので、これにより、可動部材8の摺動時に長孔7baに沿って凸条部8dが移動するので、当該可動部材8を案内可能とされている。収容穴8eは、可動部材8の両側面に形成された凹部から成り、それぞれにコイルスプリング13及びアクションボール14(アクション部材)が収容されるようになっている。
一方、ケース7の溝形状7aを構成する対向する壁面7aaのそれぞれには、可動部材の摺動方向に沿って延設されたアクション形状15がそれぞれ形成されている。かかるアクション形状15は、図11に示すように、初期位置用凹部15a、上り斜面15b、頂点15c、及び下り斜面15dから成る凹凸形状から成り、かかるアクション形状15に対して可動部材8の左右一対のアクションボール14がそれぞれコイルスプリング13の付勢力にて圧接されるよう構成されている。これにより、操作レバー1の揺動操作に伴って可動部材8が溝形状7aに沿って摺動すると、アクションボール14は、コイルスプリング13による付勢力が付与されつつアクション形状15に沿って摺動可能とされている。
而して、アクションボール14がアクション形状15に沿って摺動する過程で、当該アクションボール14及びアクション形状15(アクション荷重付与手段)により可動部材8に対してアクション荷重が付与されることとなる。例えば、アクションボール14が上り斜面15bに沿って摺動する際、可動部材8に対してその摺動方向とは逆向き(リターンスプリング9による付勢力と同じ向き)にアクション荷重が付与される一方、アクションボール14が下り斜面15dに沿って摺動する際、可動部材8に対してその摺動方向(リターンスプリング9による付勢力と逆向き)にアクション荷重が付与されるのである。
これにより、アクションボール14がアクション形状15に沿って摺動する過程で、アクションボール14が下り斜面15dに沿って摺動するので、リターンスプリング9の付勢力を相殺させ、且つ、当該リターンスプリング9の付勢力と逆向きのアクション荷重を付与させることができる。従って、アクション荷重付与手段(アクションボール14及びアクション形状15)によるアクション荷重により、操作レバー1の操作ストロークの増加に伴う操作荷重を低下させるよう設定することができる。
ここで、本実施形態においては、可動部材8の摺動初期において、上り傾斜15bに沿ってアクションボール14が摺動するようになっている。これにより、図17に示すように、アクション荷重付与手段(アクションボール14及びアクション形状15)によるアクション荷重とリターンスプリング9による付勢力とにより操作レバー1の操作ストローク初期(操作ストローク0〜aまでの間)に操作荷重を増大させ、その後(操作ストロークa〜bまでの間)の操作ストロークの増加に伴って操作荷重を低下させるよう設定されている。
次に、操作レバー1の揺動操作時における操作ストロークと操作レバー1に付与される操作荷重との関係について説明する。尚、図17中符号αは、本実施形態に係る操作ストロークと操作荷重との関係を示すグラフを示しており、符号βは、リターンスプリングのみ配設された従来のものの操作ストロークと操作荷重との関係を示すグラフを示している。
操作レバー1に対する揺動操作がなされず、当該操作レバー1が初期位置(中立位置)にあるとき、可動部材8は、ストッパ7cと当接した停止位置(初期位置)とされるとともに、図16(a)に示すように、一対のアクションボール14は、それぞれ初期位置用凹部15aに圧接された状態となっている。かかる状態においては、可動部材8に対するアクション荷重は付与されない。
そして、操作レバー1を揺動操作するのに伴って、その操作方向に応じた可動部材8が摺動すると、一対のアクションボール14は、図16(b)に示すように、それぞれ上り斜面15bに沿って圧接されつつ摺動する。このとき(即ち、操作ストローク初期において)、図17における操作ストローク0〜aのグラフからも分かるように、アクション荷重付与手段(アクションボール14及びアクション形状15)によるアクション荷重とリターンスプリング9による付勢力とにより操作荷重が一旦増加することとなる。
その後更に同方向に操作レバー1を揺動操作すると、一対のアクションボール14はそれぞれ頂点15cに達し、その後、図16(c)に示すように、それぞれ下り斜面15dに沿って圧接されつつ摺動する。このとき、図17における操作ストロークa〜bのグラフからも分かるように、アクション荷重付与手段(アクションボール14及びアクション形状15)によるアクション荷重により操作荷重が低下することとなる。尚、操作ストロークbに達する前に操作レバー1がストロークエンドに達するように設定されている。
上記実施形態によれば、アクション荷重付与手段(アクションボール14及びアクション形状15)によるアクション荷重により操作レバー1の操作ストロークの増加に伴って操作荷重を低下させるよう設定されたので、操作レバーの操作性をより向上させることができる。特に、田植機(或いは建機も同様)に設置された操作レバー装置の如く使用頻度が高く繰り返して操作レバー1に対する揺動操作が行われるものにおいては、有効である。
また、アクション荷重付与手段(アクションボール14及びアクション形状15)によるアクション荷重とリターンスプリング9による付勢力とにより操作レバー1の操作ストローク初期に操作荷重を増大させ、その後の操作ストロークの増加に伴って操作荷重を低下させるよう設定されたので、操作レバー1の揺動操作初期に大きな操作荷重を付与して誤操作を抑制し得るとともに、その後の揺動操作時に操作荷重を低下させることにより操作性を向上させることができる。
更に、アクション荷重付与手段(アクションボール14及びアクション形状15)は、ケース7の溝形状7aを構成する対向する壁面7aaのぞれぞれに形成され、可動部材8の摺動方向に沿って延設されたアクション形状15と、可動部材8の両側面にそれぞれ配設され、コイルスプリング13による付勢力が付与されつつアクション形状15に沿って摺動可能なアクションボール14(アクション部材)とで構成されたので、操作レバー1の揺動操作に伴って可動部材8をよりスムーズ且つ安定して摺動させることができ、良好な設定操作荷重を得ることができる。
また更に、アクション形状15を摺動するアクションボール14(アクション部材)によって、可動部材8の摺動方向(リターンスプリング9の付勢力とは逆方向)にアクション荷重を付与して操作荷重を低下させるので、アクション形状15を任意な形状に設定することで所望の設定操作荷重を得ることができる。尚、アクションボール14に代えて付勢力が付与されつつアクション形状15に沿って摺動可能なアクションピン(ピン状部材)等、他の形態のアクション部材としてもよい。
また、溝形状7aは、操作レバー1の揺動操作が可能な方向に向かって延設された複数の溝(本実施形態においては4つの溝)から成るとともに、延設された各々の溝形状7aにそれぞれ可動部材8が配設されて摺動可能とされたので、操作レバー1の揺動操作に伴って車両又は車両が具備する装備に対して所定の動作を確実且つスムーズに行わせることができるとともに、操作レバー1の操作性をより一層向上させることができる。尚、本実施形態に係る溝形状7aは、四方に延びる平面視で十字状に形成されているが、操作レバー1の揺動操作可能な方向に沿った溝形状であれば、前後方向又は左右方向に略直線状に延びた溝形状であってもよい。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えばアクション形状を下り傾斜のみとし、操作レバー1の操作ストローク初期から操作ストロークエンドに亘って、操作ストロークの増加に伴って操作荷重を低下させるよう設定してもよい。また、本実施形態においては、アクション部材(アクションボール14)が可動部材8の両側面にそれぞれ配設されているが、何れか一方の側面のみにアクション部材を配設することとし、且つ、溝形状7aの一方の壁面(アクション部材と対向する壁面)のみにアクション形状を形成するようにしてもよい。尚、本実施形態においては、田植機に適用されているが、操作レバーを具備する他の車両(建機など)に適用するようにしてもよい。
可動部材の摺動に伴って当該可動部材にアクション荷重を付与するアクション荷重付与手段を具備するとともに、当該アクション荷重付与手段によるアクション荷重により操作レバーの操作ストロークの増加に伴って操作荷重を低下させるよう設定された操作レバー装置であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
1 操作レバー
2 本体
3 カバー
4 ボディ
5 インナケース
6 ブーツ
7 ケース
8 可動部材
9 リターンスプリング
10 接点板
11 パッキン
12 プレート
13 コイルスプリング
14 アクションボール(アクション部材:アクション荷重付与手段)
15 アクション形状(アクション荷重付与手段)

Claims (5)

  1. 車両に配設されるとともに基端側を中心に揺動操作可能な操作レバーと、
    該操作レバーの揺動操作方向に応じて摺動して所定の電気回路を形成することにより、車両又は車両が具備する装備に対して所定の動作を行わせる可動部材と、
    該可動部材を初期位置に向かって常時付勢するリターンスプリングと、
    を備えた操作レバー装置において、
    前記可動部材の摺動に伴って当該可動部材にアクション荷重を付与するアクション荷重付与手段を具備するとともに、当該アクション荷重により前記操作レバーの操作ストロークの増加に伴って操作荷重を低下させるよう設定されたことを特徴とする操作レバー装置。
  2. 前記アクション荷重付与手段によるアクション荷重と前記リターンスプリングによる付勢力とにより前記操作レバーの操作ストローク初期に操作荷重を増大させ、その後の操作ストロークの増加に伴って操作荷重を低下させるよう設定されたことを特徴とする請求項1記載の操作レバー装置。
  3. 前記操作レバーの操作方向に延びて前記可動部材を摺動可能としつつ収容する溝形状が形成されたケースを具備するとともに、
    前記アクション荷重付与手段は、
    該ケースの溝形状を構成する対向する壁面のぞれぞれに形成され、前記可動部材の摺動方向に沿って延設されたアクション形状と、
    前記可動部材の両側面にそれぞれ配設され、付勢力が付与されつつ前記アクション形状に沿って摺動可能なアクション部材と、
    で構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の操作レバー装置。
  4. 前記アクション形状に沿って摺動するアクション部材によって、前記可動部材の摺動方向にアクション荷重を付与して操作荷重を低下させることを特徴とする請求項3記載の操作レバー装置。
  5. 前記溝形状は、前記操作レバーの揺動操作が可能な方向に向かって延設された複数の溝から成るとともに、延設された各々の溝形状にそれぞれ前記可動部材が配設されて摺動可能とされたことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の操作レバー装置。
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