JP2012027431A - 鏡筒一体型レンズ - Google Patents

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映治 田中
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Abstract

【課題】本発明は、光通信システムに用いられる鏡筒とコリメートレンズを一体化した鏡筒一体型レンズに関し、光通信システムの大容量高速通信化に適応した生産性の良い鏡筒一体型レンズを提供することを目的とする。
【解決手段】この目的を達成するために、鏡筒1とコリメートレンズ2を一体化した鏡筒一体型レンズにおいて、コリメートレンズ2は、開口数NAを0.7≦NA≦0.9、コリメートレンズ2の屈折率nを1.8以下、焦点距離fを1.0mm以下、フロントフォーカスFfを50μm以上、コリメートレンズ2の物体側の曲率半径r1と像側の曲率半径r2の比を0.30≦|r2/r1|≦0.55としたのである。
【選択図】図1

Description

本発明は、光通信システムに用いられる鏡筒とコリメートレンズを一体化した鏡筒一体型レンズに関する。
一般に光通信システムにおけるレーザ光源から射出された発散光束を平行光束に変換し対物レンズを介して光ファイバに集光させる光学素子は、図1に示すように筒状の鏡筒1の内周部分にコリメートレンズ2を一体化した構造(以下、鏡筒一体型レンズと称す)が知られている。
そして、昨今、光通信システムの大容量高速通信化が進められる中、鏡筒一体型レンズによる結合効率の最大化を目的としてコリメートレンズ2の高NA化が進められている。
具体的には、コリメートレンズ2としては当初NAが0.2程度のボールレンズを使用していたが近年ではNAが0.6程度の非球面両凸レンズが使用されるようになり、現在では、更なるNAが0.7以上の高NA化が要望されている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2003−23201号公報
しかしながら、鏡筒一体型レンズは図2に示されるように鏡筒1の内周部分に硝材3を配置し成形金型4でプレス成形することで鏡筒1の内周部分にコリメートレンズ2を圧接一体化する構造であるため、コリメートレンズ2の形状に対する制約条件が鏡筒なしのものに比べ厳しい。
すなわち、鏡筒1の内周部分で硝材3をプレス成形する場合、プレス成形により変形した硝材3の外周端が鏡筒1の内周面を圧接し一体化する構造となり、この鏡筒1の内部におけるコリメートレンズ2を挟んだ像側と物体側との気密性を確保するため当接部分の厚みt(以後、コバ厚みと称す)を確保する必要がある。また、鏡筒1の内周部分で硝材3をプレス成形するため硝材径Dが鏡筒1の内径W(コリメートレンズ2の外径に等しい)により制約される。また、コリメートレンズ2を高NA化する場合には、像側あるいは物体側のレンズ面の曲率半径r1,r2の少なくとも一方を小さくする必要がある。
しかしながら、コリメートレンズ2における曲率半径r1,r2が高NA化により小さくなる方向であるのに対して、コリメートレンズ2において鏡筒1との当接面積を大きくするにはコバ厚みtを大きくし、硝材3の体積を大きくする必要があり、これは硝材径Dを大きくする方向となる。
この結果、高NAコリメートレンズ2のプレス成形する成形金型4の成形面の曲率半径(対物レンズの曲率半径r1,r2と同等)に対して硝材半径(硝材径D/2)が大きくなり過ぎると、成形金型4と硝材3の間の空隙5が大きくなってしまいプレス成形におけるエアー溜まりの原因となってしまうことから、鏡筒1内でのプレス成形が非常に困難なものとなってしまう。なお、コリメートレンズ2において鏡筒1とのコバ厚みtを大きくするにしても鏡筒1の内径Wにより硝材径Dが制約される。
そこで、本発明はこのような問題を解決し光通信システムの大容量高速通信化に適応する鏡筒とコリメートレンズを一体化した鏡筒一体型レンズの生産性を高めることを目的とする。
そして、この目的を達成するために本発明は、鏡筒とコリメートレンズを一体化した鏡筒一体型レンズにおいて、コリメートレンズは、開口数NAを0.7≦NA≦0.9、コリメートレンズの屈折率nを1.8以下、焦点距離fを1.0mm以下、フロントフォーカスFfを50μm以上、コリメートレンズの物体側の曲率半径r1と像側の曲率半径r2の比を0.30≦|r2/r1|≦0.55としたのである。
この構造により本発明は、コリメートレンズと鏡筒を一体化した鏡筒一体型レンズの生産性を高めることが出来るのである。
本発明に係る光通信システムのレーザ光源部分を示す断面図 同レーザ光源部分を構成する鏡筒一体型レンズの成形方法を示す模式図
以下、本発明の一実施の形態における鏡筒とコリメートレンズを一体化した鏡筒一体型レンズについて図を用いて説明する。
図1は光通信システムのレーザ光源部分を示した断面図であり、半導体チップを有するレーザ光源6と、このレーザ光源6から射出された光束を平行光に変換する鏡筒一体型レンズと、この鏡筒一体型レンズから射出された平行光束を光ファイバ7に集光させる対物レンズ8で構成されている。
鏡筒一体型レンズは、ステンレスからなる筒状の鏡筒1の内周部分にコリメートレンズ2を一体化したもので、鏡筒1の一端がレーザ光源6に取り付ける基準面となっている。また、鏡筒一体型レンズは図2に示すように、筒状の鏡筒1の内周部分に球状の硝材3を配置し硝材3の温度を熱転移点以上のプレス成形可能な温度に昇温させ成形金型4でプレス成形する。そして、プレス変形により鏡筒1の内周部分に広がった硝材3が鏡筒1の内周側面を圧接することで一体化される構造となっている。
また、このような鏡筒一体型レンズで光通信システムの大容量高速通信に対応するためには上述したようにコリメートレンズ2の開口数NAが0.7以上であることが必要であるが開口数NAが0.9を超えると焦点深度があまりにも小さくなるためレーザ光源6とコリメートレンズ2の位置あわせが非常に難しくなることから好ましくない。
また、コリメートレンズ2の焦点距離fは大きくすると所定のNAに対するレンズ有効径が大きくなり過ぎることから焦点距離fは1.0mm以下とすることが好ましく、レーザ光源6からコリメートレンズ2までの距離であるフロントフォーカスFfはレーザ光源6に鏡筒1を接続固定する際にコリメートレンズ2がレーザ光源6と接触しないよう取り付けマージンとして50μm以上を確保することが好ましい。
また、高NAのコリメートレンズ2を設計する上でプレス成形に有利となるようコリメートレンズ2の曲率半径r1,r2をできるだけ大きくするため、屈折率nが1.6以上といった屈折率の大きい硝材3を用いるが、屈折率nを大きくし過ぎるとコリメートレンズ2を厚くしないと軸外特性が悪くなるため屈折率nは1.8以下であることが好ましい。
また、コリメートレンズ2における物体側(レーザ光源6側)の曲率半径r1と像側(光ファイバ7側)の曲率半径r2との比を0.30≦|r2/r1|≦0.55とすることが好ましく、|r2/r1|が0.30未満であると像側と物体側のレンズ面のパワー配分が一方に偏り曲率半径が小さくなってしまいプレス成形が困難になってしまうため好ましくなく、|r2/r1|が0.55を超えると像側・物体側の両レンズ面の曲率半径r1,r2がともに或る程度のパワーを有しディセンタ特性が敏感になってしまい生産性が悪くなるため好ましくない。
つまり、光通信システムの大容量高速通信化に対応する鏡筒一体型レンズにおいては、開口数NAを0.7≦NA≦0.9、コリメートレンズ2の使用波長における屈折率nを1.8以下、焦点距離fを1.0mm以下、フロントフォーカスFfを50μm以上、コリメートレンズ2の物体側の曲率半径r1と像側の曲率半径r2の比を0.30≦|r2/r1|≦0.55とすることで生産性を高められるのである。
(実施例)
次に、本発明の大容量高速通信化対応可能な鏡筒一体型レンズの具体例として、コリメートレンズ2がレーザ光源6から射出された発散光を光ファイバ7に集光させる有限系の設計例を実施例1を挙げるとともにこの比較対象として比較例1,2を合わせて説明する。
Figure 2012027431
(表1)において、λは使用波長、NAは開口数、nは使用波長における硝材3の屈折率、r1は物体側の曲率半径、r2は像側の曲率半径、fは焦点距離、Ffはコリメートレンズ2とレーザ光源6との距離、Wはコリメートレンズ2の外径(または鏡筒1の内径)、tはコバ厚み、Dは硝材径とする。
なお、コリメートレンズ2における非球面形状は、(数1)で与えられる。
Figure 2012027431
但し、X(h)は光軸からの高さhにおける非球面上の点から非球面頂点の接平面までの距離、hは光軸からの高さ、Cjはコリメートレンズ2の第j面の非球面頂点の曲率(Cj=1/rj)、Kjはコリメートレンズ2の第j面の円錐定数、Aj,nはコリメートレンズ2の第j面のn次の非球面係数とする。
次に、各コリメートレンズ2の非球面データを(表2)に示す。
Figure 2012027431
これらに示したように、実施例1及び比較例1,2の鏡筒一体型レンズは、それぞれ大容量高速通信に対応するための基本条件となる開口数NA(0.7≦NA≦0.9)、屈折率n(1.8以下)、焦点距離f(1.0mm以下)、フロントフォーカスFf(50μm以上)の条件を満たし、また、対物レンズの厚みはいずれも1.3mmとするとともに、鏡筒1の内部における気密性を確保するためコバ厚みtを1mm以上に設定している。
なお、実施例1の設計ではコリメートレンズ2の物体側の曲率半径r1と像側の曲率半径r2の比が0.30≦|r2/r1|≦0.55を満たす設計であるのに対し、比較例1の対物レンズでは上限値を上回る設計となり、比較例2では下限値を下回る設計となっている。
また、これらの鏡筒一体型レンズにおける光学特性を軸外収差で評価し、生産性をコリメートレンズ2における像側と物体側のレンズ面が光軸と直交する方向に5μm偏芯した時の収差(5μmディセンタ特性)および曲率半径が小さい像側の成形金型4と硝材3の間の空隙5の高さで評価する。なお、軸外収差は0.02λrms以下であれば実用上問題なく、5μmディセンタ特性は0.05λrms以下であれば生産上問題なく、空隙5の高さは0.2mm以下であれば生産上問題ない。
そして、実施例1及び比較例1,2において軸外収差は0.011λrms〜0.016λrmsというように大きな差がなく、実施例1のものは|r2/r1|の値も0.49と範囲内の設計であることから5μmディセンタ特性および空隙5の高さについても生産上問題ない設計となっている。
一方、比較例1のものは|r2/r1|の値が条件を上回っていることから実施例1のものに比べて物体側の曲率半径r1が小さくなり像側の曲率半径r2が大きくなる方向でありディセンタ特性が0.065λrmsというように実用上問題のない範囲を超え敏感な設計となり生産性が悪いものであることが判る。また、比較例2のものは|r2/r1|の値が条件を下回っているため物体側の曲率半径r1が大きくなり像側の曲率半径r2が小さくなるのでディセンタ特性は0.011と優れるものの、空隙5の高さの値が0.246というように生産上問題のない範囲を超えたものであることが判る。
本発明は、鏡筒とコリメートレンズを一体化した鏡筒一体型レンズの生産性を高められるという効果を有し、特に大容量高速通信に適応した光通信システムに用いる高NAの鏡筒一体型レンズにおいて有用となる。
1 鏡筒
2 コリメートレンズ
3 硝材
6 レーザ光源
7 光ファイバ
8 対物レンズ

Claims (1)

  1. レーザ光源から出力された発散光束を平行光に変換し対物レンズを介して光ファイバに集光させる光通信用の鏡筒一体型レンズであって、前記鏡筒一体型レンズは鏡筒とこの鏡筒の内周部分で硝材をプレス成形により一体化されたコリメートレンズからなり、以下の条件を満たすことを特徴とした鏡筒一体型レンズ。
    0.7≦NA≦0.9
    n≦1.8
    f≦1.0mm
    Ff≧50μm
    0.30≦|r2/r1|≦0.55
    ただし、NAはコリメートレンズの物体側の開口数、nはコリメートレンズの使用波長における屈折率、fはコリメートレンズの焦点距離、Ffはコリメートレンズのフロントフォーカス、r1はコリメートレンズの物体側の曲率半径、r2はコリメートレンズの像側の曲率半径とする。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106597628A (zh) * 2016-12-13 2017-04-26 莱特巴斯光学仪器(镇江)有限公司 一种非球面透镜组件

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