JP2012024697A - 櫛状部材、この櫛状部材を装着した装着構造体及びシート状物の搬送方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 折り加工されたシート状物の折り山部間に挿入して用いる、櫛歯を有する櫛状部材であって、前記櫛歯の谷部には窪みが形成されており、前記窪みの入口の角度が180度を超える櫛状部材。前記櫛歯が前記折り山部間に挿入されており、且つ山部の先端部分が前記窪みに嵌め込まれていることにより、前記櫛状部材が前記シート状物に装着されている装着構造体。及び前記櫛状部材が前記シート状物に装着されている状態で、前記シート状物を搬送するシート状物の搬送方法。
【選択図】 図1
Description
メルトブロー用のノズルダイを加熱し、ポリプロピレン樹脂を溶融させた状態で、ポリプロピレン繊維を吐出した。この吐出したポリプロピレン繊維に対して、加熱気流を作用させて、重力の働く方向と同じ方向に平均繊維径2.7μmの極細繊維の流れを形成した。次いで熱融着性繊維として芯鞘型の複合繊維(繊度:6.6デシテックス、繊維長:64mm、芯の樹脂成分はポリプロピレン樹脂、鞘の樹脂成分はポリエチレン繊維)を開繊機により開繊して、前記極細繊維の流れに供給して両者を混合し、移動する金網コンベア上に捕集して、面密度が105g/m2の繊維ウェブ(極細繊維の面密度7.0g/m2)を形成した。次いで、この繊維ウェブを一対のベルトの間に挟みながら130℃の加熱ゾーンに移動し、熱融着性繊維によって構成繊維を結合して、面密度が105g/m2で、厚さが1.1mm(20g/cm2荷重時の厚さ)である、エアフィルタ用濾材に用いるシート状物を得た。
次いで、このシート状物に、折り山部2aの高さが20mmであり、折り山部のピッチが7mmとなるように折り加工を施し、折り加工されたシート状物A(以下、単にシート状物Aと称することがある)を得た。
また、このシート状物に、折り山部2aの高さが6mmであり、折り山部のピッチが5mmとなるように折り加工を施し、折り加工されたシート状物B(以下、単にシート状物Bと称することがある)を得た。
熱融着性繊維としての芯鞘型の複合繊維(繊度:1.9デシテックス、繊維長:51mm、芯の樹脂成分は高融点ポリエステル樹脂、鞘の樹脂成分は低融点ポリエステル樹脂)とポリエチレンテレフタレート繊維を混合して、カード機により240g/m2の繊維ウェブを形成して、この繊維ウェブを加熱加圧した一対のロール(凹凸を有するロールと平滑なロールの間)に通して、部分的に接着又は融着することにより、厚さ0.9mmの繊維シートを形成した。
次いでこの繊維シートにエマルジョン化されたアクリル系バインダを含浸させ、乾燥と架橋後、270g/m2の硬質の不織布を得た。
次いでこの硬質の不織布に、ホットメルト樹脂シートを積層して枠材を得た。
厚さ2mmのABS樹脂の板を削って、図1(a)に示す形状の櫛状部材Aを製作した。この櫛状部材Aの長辺15は238mmであり、短辺16は25mmであり、櫛歯が34個形成されており、櫛歯の山高さは17mmであり、櫛歯のピッチは両端を除く中間部で7mmであった。また、櫛歯11の谷部には窪み13が形成されており、窪み13の巾(w)は0.5mmであり、奥行き(d)は1mmであった。また、窪み13の入口の角度は210度であった。
次に、図5(a)に示すように、(折り加工されたシート状物の準備)で得たシート状物A(2)の折り山部2a間に櫛状部材A(10)を挿入して、山部の先端部分を窪み13に嵌め込み、図5(b)に示すように、該シート状物A(2)のプリーツ間隔を一定に保持した装着構造体20としておき、次いで図6(a)に示すように、この装着構造体20の櫛状部材A(10)を手で掴み装着構造体20全体を持ち上げて搬送し、この装着構造体20を断面コ字型の治具30内に収納して図6(b)の状態とした。
次いで、図7(a)に示すようにシート状物A(2)の端部に、(枠材の準備)で得た枠材3をホットメルト樹脂シートがシート状物A(2)の端面側になるように配置し、断面コ字型の治具30(シート状物A)の側方に設けた加圧板(図示しない)を移動させて、図7(b)に示すように枠材3をシート状物A(2)の折り山部2aと直交する各端面に加熱圧着した。次いで、この装着構造体20から櫛状部材A(10)を取外して、図7(c)に示すように、シート状物A(2)の端部に枠材3が固着したフィルタエレメント25を得た。
厚さ2mmのABS樹脂の板を削って、図2(a)に示す形状の櫛状部材Bを製作した。この櫛状部材Bの長辺15は175mmであり、短辺16は20mmであり、櫛歯が35個形成されており、櫛歯の山高さは4mmであり、櫛歯のピッチは約5mmであった。また、櫛歯11の谷部には窪み13が形成されており、窪み13の巾(w)は0.9mmであり、奥行き(d)は2mmであった。また、窪み13の入口の角度は205度であった。
次に、図5(a)に示すように、(折り加工されたシート状物の準備)で得たシート状物B(2)の折り山部2a間に櫛状部材B(10)を挿入して、山部の先端部分を窪み13に嵌め込み、図5(b)に示すように、該シート状物B(2)のプリーツ間隔を一定に保持した装着構造体20としておき、次いで図6(a)に示すように、この装着構造体20の櫛状部材B(10)を手で掴み装着構造体20全体を持ち上げて搬送し、この装着構造体20を断面コ字型の治具30内に収納して図6(b)の状態とした。
次いで、図7(a)に示すようにシート状物B(2)の端面に、(枠材の準備)で得た枠材3をホットメルト樹脂シートがシート状物B(2)の端面側になるように配置し、断面コ字型の治具30(シート状物B)の側方に設けた加圧板(図示しない)を移動させて、図7(b)に示すように枠材3をシート状物B(2)の折り山部2aと直交する各端面に加熱圧着した。次いで、この装着構造体20から櫛状部材B(10)を取外して、図7(c)に示すように、シート状物B(2)の端部に枠材3が固着したフィルタエレメント25を得た。
2a プリーツ山部
3 枠材
4 加熱板
10 櫛状部材
11 櫛歯
12 谷部
13 窪み
14 窪みの入口
15 長辺
16 短辺
20 装着構造体
25 フィルタエレメント
30 断面コ字型の治具
100 櫛状部材
101 櫛歯
Claims (3)
- 折り加工されたシート状物の折り山部間に挿入して用いる、櫛歯を有する櫛状部材であって、前記櫛歯の谷部には窪みが形成されており、前記窪みの入口の角度が180度を超えることを特徴とする櫛状部材。
- 請求項1に記載の櫛状部材の櫛歯が折り加工されたシート状物の折り山部間に挿入されており、且つ山部の先端部分が前記窪みに嵌め込まれていることにより、前記櫛状部材が前記シート状物に装着されていることを特徴とする装着構造体。
- 請求項1に記載の櫛状部材の櫛歯が折り加工されたシート状物の折り山部間に挿入されており、且つ山部の先端部分が前記窪みに嵌め込まれていることにより、前記櫛状部材が前記シート状物に装着されている状態で、前記シート状物を搬送することを特徴とするシート状物の搬送方法。
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