JP2012024439A - 血糖値予測システム - Google Patents
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Abstract
【課題】予測された血糖値を用いて適切に血糖の状態を判断しうる技術を提供する。
【解決手段】血糖値予測システムは、血糖値予測装置において、予測されたユーザーの予め設定された期間における予測血糖値を解析装置に送信し、解析装置において、血糖値予測装置から送信された予測血糖値に基づいて血糖状態を表す指標を算出し、解析装置に記憶されている前記指標の基準値と算出した指標とを比較した結果に応じた解析情報を生成して血糖値予測装置に送信する。
【選択図】図11
【解決手段】血糖値予測システムは、血糖値予測装置において、予測されたユーザーの予め設定された期間における予測血糖値を解析装置に送信し、解析装置において、血糖値予測装置から送信された予測血糖値に基づいて血糖状態を表す指標を算出し、解析装置に記憶されている前記指標の基準値と算出した指標とを比較した結果に応じた解析情報を生成して血糖値予測装置に送信する。
【選択図】図11
Description
本発明は、血糖値予測システムに関する。
特許文献1には、ユーザーの摂取カロリーの履歴データおよび患者の消費カロリーの履歴データに基づいて、ユーザーの血糖値を予測する予測モデルを予め作成しておき、当該予測モデルを用いて、ユーザーの摂取カロリーおよび患者の消費カロリーから、ユーザーの血糖値を予測する技術が開示されている。
上記従来技術により、ユーザー自身で血糖値の変化を確認することはできるが、ユーザーによって入力された摂取カロリーや消費カロリーが適切でなく予測された血糖値に誤差が生じていたとしても、ユーザーは予測された血糖値により自分の血糖の状態を判断するしかない。
本発明は、予測された血糖値を用いて適切に血糖の状態を判断しうる技術を提供する。
本発明は、予測された血糖値を用いて適切に血糖の状態を判断しうる技術を提供する。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る血糖値予測システムは、ユーザーの血糖値を予測する第1装置と、前記ユーザーの血糖の状態を解析する第2装置とを有し、
前記第1装置は、前記ユーザーが摂取したエネルギーを示す摂取エネルギー情報と前記ユーザーが消費したエネルギーを示す消費エネルギー情報とを取得する取得手段と、前記取得手段において取得された前記摂取エネルギー情報と前記消費エネルギー情報とを用いて前記ユーザーの血糖値の時系列変化を示す血糖値曲線を算出する算出手段と、前記算出手段において算出された前記血糖値曲線における予め定められた期間の時系列データを予測血糖値データとして前記第2装置へ送信する第1送信手段と、前記第1送信手段で送信した前記予測血糖値データに対する解析情報を前記第2装置から受信する第1受信手段とを備え、前記第2装置は、前記患者の前記予測血糖値データを前記第1装置から受信する第2受信手段と、前記受信手段が受信した前記予測血糖値データに基づいて前記ユーザーの血糖の状態を表す指標を算出する指標算出手段と、前記ユーザーに対して予め設定されている前記指標の基準値と前記指標算出手段で算出された指標とを比較した結果を含む前記解析情報を生成する生成手段と、前記生成手段で生成された前記解析情報を前記第1装置へ送信する第2送信手段とを備えることを特徴とする。この構成によれば、ユーザーは予測された血糖値に基づく解析情報により血糖の状態を適切に判断することができる。
前記第1装置は、前記ユーザーが摂取したエネルギーを示す摂取エネルギー情報と前記ユーザーが消費したエネルギーを示す消費エネルギー情報とを取得する取得手段と、前記取得手段において取得された前記摂取エネルギー情報と前記消費エネルギー情報とを用いて前記ユーザーの血糖値の時系列変化を示す血糖値曲線を算出する算出手段と、前記算出手段において算出された前記血糖値曲線における予め定められた期間の時系列データを予測血糖値データとして前記第2装置へ送信する第1送信手段と、前記第1送信手段で送信した前記予測血糖値データに対する解析情報を前記第2装置から受信する第1受信手段とを備え、前記第2装置は、前記患者の前記予測血糖値データを前記第1装置から受信する第2受信手段と、前記受信手段が受信した前記予測血糖値データに基づいて前記ユーザーの血糖の状態を表す指標を算出する指標算出手段と、前記ユーザーに対して予め設定されている前記指標の基準値と前記指標算出手段で算出された指標とを比較した結果を含む前記解析情報を生成する生成手段と、前記生成手段で生成された前記解析情報を前記第1装置へ送信する第2送信手段とを備えることを特徴とする。この構成によれば、ユーザーは予測された血糖値に基づく解析情報により血糖の状態を適切に判断することができる。
請求項2に係る血糖値予測システムは、上記血糖値予測システムにおいて、前記第2装置は、前記基準値を示す前記ユーザーの血糖の状態を検査した検査結果と、当該検査の検査日とを記憶する記憶手段を備え、前記第2受信手段は、前記記憶手段に記憶されている前記検査日より前の予め定められた期間内の前記予測血糖値データを受信し、前記指標算出手段は、受信した前記予測血糖値データに基づいて前記指標データを算出し、前記生成手段は、前記記憶手段に記憶されている前記検査結果と算出された前記指標データとを比較した結果に対応する前記解析情報を生成することを特徴とする。この構成によれば、ユーザーは血糖の状態を検査した検査日以前の血糖の状態を判断することができる。
請求項3に係る血糖値予測システムは、上記血糖値予測システムにおいて、前記第2装置は、前記ユーザーの血糖の状態を表す検査結果と、当該検査の検査日とを記憶する記憶手段を備え、前記第2受信手段は、前記記憶手段に記憶されている前記検査日以降の予め定められた期間内の前記予測血糖値データを受信し、前記指標算出手段は、受信した前記予測血糖値データに基づいて前記指標を算出し、前記生成手段は、前記記憶手段に記憶されている前記検査結果に基づいて設定された前記検査日以降の前記指標の基準となる前記基準値と、算出された前記指標データとを比較した結果に対応する前記解析情報を生成することを特徴とする。この構成によれば、ユーザーは検査日以降の血糖の状態を推定することができる。
(概要)
本実施形態に係る血糖値予測システムは、図1に示すように、各患者(ユーザー)によって使用される血糖値予測装置10(10a,10b…10n)(第1装置)と、通信回線20を介して各血糖値予測装置10と接続された、医療機関に設置されている解析装置30(第2装置)とで構成されている。
血糖値予測装置10は、患者の血糖値の時系列変化を予測し、予測した時系列の血糖値データ(以下、予測血糖値データと称する)を、当該患者が通院する医療機関の解析装置30に対して血糖値予測装置10から送信する。解析装置30は、血糖値予測装置10から受信した患者の予測血糖値データから当該患者の血糖の状態を解析し、解析結果を当該患者の血糖値予測装置10に送信する。
本実施形態に係る血糖値予測システムは、図1に示すように、各患者(ユーザー)によって使用される血糖値予測装置10(10a,10b…10n)(第1装置)と、通信回線20を介して各血糖値予測装置10と接続された、医療機関に設置されている解析装置30(第2装置)とで構成されている。
血糖値予測装置10は、患者の血糖値の時系列変化を予測し、予測した時系列の血糖値データ(以下、予測血糖値データと称する)を、当該患者が通院する医療機関の解析装置30に対して血糖値予測装置10から送信する。解析装置30は、血糖値予測装置10から受信した患者の予測血糖値データから当該患者の血糖の状態を解析し、解析結果を当該患者の血糖値予測装置10に送信する。
一般に血糖値は血糖の状態の判断に用いられることが多いが、患者の健康状態、食事、運動等、患者の状態によって血糖値は変動する。そのため、血糖値が高い場合であっても血糖の状態が悪くない場合や、血糖値が低い場合であっても血糖の状態が悪い場合がある。医療機関では、血糖の状態を判断する指標として血液中のHbA1cを用いており、HbA1cは一般に医療機関で検査されている。HbA1cは、検査時点から1、2ヶ月前の血糖の状態を表すものとされており、HbA1cの値がある一定の範囲内であれば正常であり、一定の範囲を超える場合には糖尿病であると判断され、HbA1cによって糖尿病の進行具合を推定することができる。
本実施形態では、血糖値予測装置10から解析装置30に対して送信された検査日から2ヶ月前までの予測血糖値データに基づいて、各患者の血糖の状態が変化しているか否かを解析装置30において判断する。以下、本実施形態に係る血糖値予測システム1の詳細について説明する。図2は、血糖値予測装置10と解析装置30の各構成を示す図である。以下、血糖値予測装置10、解析装置30の順に各部を説明する。
(血糖値予測装置10)
血糖値予測装置10は、患者の手首等に装着可能に構成されており、制御部110、活動量測定部120、操作部130、記憶部140、表示部150、計時部160、及び通信部170を備える。制御部110は、CPU(Central Processing Unit)とROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)のメモリーを含み、RAMをワーキングエリアとしてROMに予め記憶されている制御プログラムを実行することにより、制御部110と接続されている各部を制御する。なお、制御部110の詳細については後述する。
血糖値予測装置10は、患者の手首等に装着可能に構成されており、制御部110、活動量測定部120、操作部130、記憶部140、表示部150、計時部160、及び通信部170を備える。制御部110は、CPU(Central Processing Unit)とROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)のメモリーを含み、RAMをワーキングエリアとしてROMに予め記憶されている制御プログラムを実行することにより、制御部110と接続されている各部を制御する。なお、制御部110の詳細については後述する。
活動量測定部120は、患者が消費した消費カロリーを求め、求めた消費カロリーを消費エネルギー情報として制御部110へ送出する。活動量測定部120は、例えば、患者の運動状態を検出するための加速度センサーや速度センサー等のセンサーを有し、患者の歩行や運動などの動作によって検出されたセンサーからの出力信号を予め定義された演算式を用いて消費カロリーに変換する。また、消費カロリーを精度よく求めるため、光、電気、圧力などの物理量を検出する手段を用いて、脈波RR間隔・体温・血圧・睡眠などの生体データを検出してもよい。
操作部130は、例えば、数字や文字等の入力キーを有する操作ボタン群を有し、患者によって操作された入力キーに対応する操作信号を制御部110へ送出する。本実施形態では、特に、操作部130は、測定された患者の血糖値データの入力を受付けると共に、患者が摂取した食事内容を示す食事情報や患者が行った運動内容を示す運動情報のデータの入力を受付ける。
記憶部140は、不揮発性の記憶媒体で構成され、医療機関における診察券番号等の患者を識別する識別情報(以下、患者IDと称する)、患者の過去の血糖値に関する情報を含む履歴情報200、食事メニュー情報211及び運動種別情報212等のテーブルを記憶している。ここで、食事メニュー情報211、運動種別情報212、履歴情報200について順に説明する。
図3(a)は、食事メニュー情報211の一例を示す図である。食事メニュー情報211には、単品の食品名や料理名等の食事メニューと食事メニューに対応する摂取カロリーが記憶されている。食事メニュー情報211は、患者が食事情報を入力する際に参照される。
図3(b)は、運動種別情報212の一例を示す図である。運動種別情報212には、運動種別と運動内容とが記憶されている。運動種別情報212は、患者が運動情報を入力する際に参照される。
図3(b)は、運動種別情報212の一例を示す図である。運動種別情報212には、運動種別と運動内容とが記憶されている。運動種別情報212は、患者が運動情報を入力する際に参照される。
次に、履歴情報200について説明する。履歴情報200には、図4(a)に示す血糖値情報200aと、図4(b)に示す行動情報200bとが含まれている。血糖値情報200aには、例えば、患者が過去に糖尿病に関する教育入院を行ったとき等の、教育入院期間において測定された毎日の血糖値と行動履歴(食事と運動)とが記憶されている。
図4(a)には、一例として、2010年2月1日と2月2日の患者の血糖値情報200aを示している。この図の波形41は、患者の血糖値の時系列変化を表している。また、時間軸における「朝食」「散歩」「昼食」・・・等は、患者が摂った食事や運動のタイミング等の行動履歴を示している。図4(b)には、図4(a)の各行動履歴に対応する行動情報200bを示しており、各行動履歴に対応する行動内容(食事内容、運動内容)と、行動内容に対応するカロリー(摂取カロリー、消費カロリー)とが対応づけられている。
例えば、図4(a)の2010年2月1日の朝食の食事内容は「和食A」であり、和食Aの摂取カロリーは「500kcal」であったことを示している。また、図4(a)の2010年2月1日の午前に行った「散歩」の消費カロリーは「50kcal」であったことを示している。このように、本実施形態では、履歴情報200において、患者の過去の血糖値の変化と合わせて患者の行動に対する摂取カロリーと消費カロリーが記憶されている。
図4(a)には、一例として、2010年2月1日と2月2日の患者の血糖値情報200aを示している。この図の波形41は、患者の血糖値の時系列変化を表している。また、時間軸における「朝食」「散歩」「昼食」・・・等は、患者が摂った食事や運動のタイミング等の行動履歴を示している。図4(b)には、図4(a)の各行動履歴に対応する行動情報200bを示しており、各行動履歴に対応する行動内容(食事内容、運動内容)と、行動内容に対応するカロリー(摂取カロリー、消費カロリー)とが対応づけられている。
例えば、図4(a)の2010年2月1日の朝食の食事内容は「和食A」であり、和食Aの摂取カロリーは「500kcal」であったことを示している。また、図4(a)の2010年2月1日の午前に行った「散歩」の消費カロリーは「50kcal」であったことを示している。このように、本実施形態では、履歴情報200において、患者の過去の血糖値の変化と合わせて患者の行動に対する摂取カロリーと消費カロリーが記憶されている。
図2に戻り、構成の説明を続ける。表示部150は、液晶ディスプレイ等の表示装置で構成され、制御部110の制御の下、食事情報や運動情報の入力画面、血糖値の予測曲線等の各種画像を表示する。計時部160は、所定のクロックをカウントして時刻を計時する。通信部170は、通信回線20と接続され、制御部110の制御の下、予め設定されたアドレスに基づいて解析装置30との間で通信を確立し、解析装置30との間で各種データを送受信する。
(制御部110の機能構成)
図5は、上述した制御部110の機能を中心とする機能構成図である。制御部110は、取得手段の一例である摂取エネルギー取得部111及び消費エネルギー取得部112と、算出部113、解析部114、生成部115、送信制御部116を含む。摂取エネルギー取得部111は、患者が入力した血糖値データと、摂取エネルギー情報として患者が入力した食事情報を操作部130から取得し、取得した食事情報と食事メニュー情報211に基づいて、食事情報に対する摂取カロリーを求める。消費エネルギー取得部112は、患者の消費エネルギー情報として消費カロリーを活動量測定部120から一定時間毎に取得する。
図5は、上述した制御部110の機能を中心とする機能構成図である。制御部110は、取得手段の一例である摂取エネルギー取得部111及び消費エネルギー取得部112と、算出部113、解析部114、生成部115、送信制御部116を含む。摂取エネルギー取得部111は、患者が入力した血糖値データと、摂取エネルギー情報として患者が入力した食事情報を操作部130から取得し、取得した食事情報と食事メニュー情報211に基づいて、食事情報に対する摂取カロリーを求める。消費エネルギー取得部112は、患者の消費エネルギー情報として消費カロリーを活動量測定部120から一定時間毎に取得する。
算出部113は、摂取エネルギー取得部111で求めた摂取カロリーと予め定められた第1の予測アルゴリズムに基づいて、摂取カロリーに対する血糖値の変化を予測した予測曲線(以下、第1予測曲線と称する)を求める。また、算出部113は、消費エネルギー取得部112で取得された消費カロリーと予め定められた第2の予測アルゴリズムに基づいて、消費カロリーに対する血糖値の変化を予測した予測曲線(以下、第2予測曲線と称する)を求める。
ここで、第1予測曲線と第2予測曲線の算出について説明する。図6(a)は、本実施形態における第1予測曲線の一例を示す図である。第1予測曲線は、摂取カロリーと第1の予測アルゴリズムとに基づいて求められる。第1予測曲線は、遅延期間d1、上昇期間d2、平衡期間d3、および下降期間d4を有する。以下、各期間における血糖値曲線を求める第1の予測アルゴリズムの一例を説明する。
遅延期間d1は、食事を開始してから、食事開始時における血糖値(基準値)C0を超えるまでの期間を示している。遅延期間d1には、食事の開始時点から予め定められた時間(例えば、15分)が設定されており、食事開始時の血糖値C0を維持する。なお、食事開始時の血糖値C0は、当該時刻において患者が測定した血糖値を用いるが、測定できなかった場合には、例えば、予め設定された患者の血糖値の標準値等を用いるようにしてもよい。
上昇期間d2は、遅延期間d1の終期から始まり、血糖値が上昇を開始して血糖値がピークとなる値(ピーク値)に到達するまでの期間を示している。ピーク値は、傾きs1で血糖値が上昇し、食事開始時の血糖値C0に血糖値の上昇値h11を合算した値である。
血糖値の上昇値h11は、例えば、h11=(摂取カロリー)×(インスリン分泌量)×(係数α)で求められる。本実施形態では、インスリン分泌量と係数α(>0)は、患者に応じて予め設定された固定値である。なお、インスリン分泌量及び係数は、予め設定された固定値だけなく、患者の属性(年齢、性別、身長、体重)に応じて定められた値や可変値であってもよい。
血糖値の上昇値h11は、例えば、h11=(摂取カロリー)×(インスリン分泌量)×(係数α)で求められる。本実施形態では、インスリン分泌量と係数α(>0)は、患者に応じて予め設定された固定値である。なお、インスリン分泌量及び係数は、予め設定された固定値だけなく、患者の属性(年齢、性別、身長、体重)に応じて定められた値や可変値であってもよい。
平衡期間d3は、上昇期間d2の終期から血糖値のピーク値を維持する期間であり、本実施形態では、予め定義された固定値が設定されている。なお、例えば、摂取カロリーと患者に固有の係数とを乗算した値を、前回の摂取カロリーとの差に応じた係数で除算する等、摂取カロリーと予め定められた演算式とを用いて平衡期間d3を求めるようにしてもよい。
下降期間d4は、平衡期間d3の終期から血糖値が傾きs2で下降を開始して基準値に到達するまでの期間を示している。つまり、下降期間d4は、血糖値がピーク値から基準値(食事開始時の血糖値C0)に戻るまでの期間である。傾きs2は、例えば、s2=(摂取カロリー)×(係数β)で求められる。本実施形態では、係数βは、患者に応じて予め定められた固定値(<0)であるが、患者の属性(年齢、性別、身長、体重)に応じて予め定められた値や可変値であってもよい。
次に、第2予測曲線について説明する。図6(b)は、本実施形態における第2予測曲線の一例を示す図である。第2予測曲線は、消費カロリーと第2の予測アルゴリズムとに基づいて求められる。第2予測曲線は、遅延期間e1と下降期間e2を含んで構成されている。以下、各期間における血糖値曲線を求める第2の予測アルゴリズムの一例を説明する。
遅延期間e1は、運動を開始してから血糖値が下降し始めるまでの期間を示し、運動開始時の血糖値が維持される期間である。本実施形態では、遅延期間e1には、予め定められた期間(例えば、2分)が設定されている。下降期間e2は、遅延期間e1の終期から傾きs3(単位時間当たりの血糖値の低下量Δc)で血糖値が下降する期間である。低下量Δcは、例えば、Δc=(消費カロリー)×(インスリン分泌量)×(係数γ)で求められる。消費カロリーは、活動量測定部120において計測された患者の消費カロリーであり、本実施形態では、患者が運動を意識していない通常の動作時においても活動量測定部120により患者の消費カロリーが算出されて逐次入力される。インスリン分泌量は患者に応じて予め設定された固定値であり、係数γ(<0)は、血糖値に応じた可変値であってもよいし、患者の属性に応じて定められた固定値であってもよい。
図5に戻り、説明を続ける。解析部114は、摂取エネルギー情報として操作部130から入力された食事情報と対応する履歴情報200を抽出する抽出条件を用いて履歴情報200を抽出し、抽出した履歴情報200を用いて当該食事情報に対する患者の血糖値の変化傾向を解析する。
具体的には、例えば、入力された食事情報が和食Aの場合、和食Aを摂取したときの血糖値の変化を表す波形として、和食Aを摂取した時点から次の行動(食事又は運動)が行われるまでの期間の波形データが抽出される。図4(a)に示す血糖値情報200aの例では、2010年2月1日の朝食を摂取した時点から次の行動、つまりウォーキングが行われるまでの期間の波形データが抽出される。なお、ウォーキングが行われなければ、朝食を摂取した時点から昼食を摂取するまでの期間の波形データが抽出される。このようにして、同じ食事内容を摂取したときの血糖値の変化を表す波形を第1モデル波形として抽出する。なお、複数の波形が抽出された場合には、解析部114は、抽出した複数の波形を平均化する等の処理を行い、当該食事情報に対する血糖値の変化傾向を示す第1モデル波形を生成する。
また、解析部114は、操作部130から入力された運動情報と対応する履歴情報200を抽出する抽出条件を用いて履歴情報200を抽出し、抽出した履歴情報200を用いて当該運動情報に対する患者の血糖値の変化傾向を解析する。本実施形態では、活動量測定部120により患者の消費カロリーが逐次算出されるように構成されているが、算出された消費カロリーがどのような動作を行ったときのものであるかを区別するために、通常の動作以外の運動については、患者が運動を行う前に運動種別を入力する。
具体的には、例えば、入力された運動情報がウォーキングである場合には、ウォーキングを行ったときの血糖値の変化を表す波形として、図4(a)に示す血糖値情報200aにおける2010年2月1日のウォーキング開始時から次の行動、つまり軽食を摂取するまでの波形データが抽出される。このようにして、同じ運動を行ったときの血糖値の変化を表す波形を第2モデル波形として抽出する。なお、複数の波形が抽出された場合には、解析部114は、抽出された複数の波形を平均化する等の処理を行い、当該運動情報に対する血糖値の変化傾向を示す第2モデル波形を生成する。
生成部115は、算出部113において算出された第1予測曲線及び第2予測曲線を、解析部114の解析結果に基づいて変形し、変形した第1予測曲線と第2予測曲線を統合して予測血糖値曲線を生成する。
具体的には、生成部115は、第1予測曲線の上昇期間d2における血糖値のピーク値までの上昇量h11と、第1モデル波形のピーク値までの上昇量とを比較し、上昇量の差分が予め定めた閾値以上である場合には、第1予測曲線の上昇量h11が第1モデル波形の上昇量となるように係数αを調整する。また、生成部115は、第1予測曲線の平衡期間d3と、第1モデル波形において血糖値のピーク値が継続する継続期間とを比較し、平衡期間d3と継続期間との差分が予め定めた閾値以上である場合には、第1予測曲線の平衡期間d3を継続期間と一致させるように平衡期間d3を設定する。なお、第1モデル波形において、血糖値のピーク値が予め定められた閾値Δcthの範囲内で下降している期間はピーク値が継続しているものとし、閾値Δcthの範囲を下回った時点を継続期間の終期と判断する。
具体的には、生成部115は、第1予測曲線の上昇期間d2における血糖値のピーク値までの上昇量h11と、第1モデル波形のピーク値までの上昇量とを比較し、上昇量の差分が予め定めた閾値以上である場合には、第1予測曲線の上昇量h11が第1モデル波形の上昇量となるように係数αを調整する。また、生成部115は、第1予測曲線の平衡期間d3と、第1モデル波形において血糖値のピーク値が継続する継続期間とを比較し、平衡期間d3と継続期間との差分が予め定めた閾値以上である場合には、第1予測曲線の平衡期間d3を継続期間と一致させるように平衡期間d3を設定する。なお、第1モデル波形において、血糖値のピーク値が予め定められた閾値Δcthの範囲内で下降している期間はピーク値が継続しているものとし、閾値Δcthの範囲を下回った時点を継続期間の終期と判断する。
また、生成部115は、第1予測曲線の下降期間d4においてピーク値から血糖値が低下した低下量(h11)と、第1モデル波形のピーク値から血糖値が低下した低下量とを比較し、低下量の差分が予め定めた閾値以上である場合には、第1予測曲線の下降期間d4におけ低下量(h11)が第1モデル波形における低下量となるように、傾きs2の係数βを調整する。
生成部115は、第2予測曲線についても第1予測曲線と同様に変形する。具体的には、生成部115は、第2予測曲線の下降期間e2における血糖値の単位時間当たりの低下量Δcと、第2モデル波形における血糖値の単位時間当たりの低下量とを比較し、低下量の差分が予め定めた閾値以上である場合には、第2予測曲線の低下量Δcを第2モデル波形における低下量となるように係数γを調整する。
生成部115は、上記のようにして第1予測曲線と第2予測曲線を各々変形し、変形した第1予測曲線と第2予測曲線とを統合した予測血糖値曲線を生成し、生成した予測血糖値曲線を記憶部140に記憶する。
生成部115は、上記のようにして第1予測曲線と第2予測曲線を各々変形し、変形した第1予測曲線と第2予測曲線とを統合した予測血糖値曲線を生成し、生成した予測血糖値曲線を記憶部140に記憶する。
送信制御部116は、操作部130から入力されたHbA1cの次回検査日より2ヶ月前までの期間における予測血糖値データを、記憶部140に記憶された予測血糖値曲線から時間情報と共に抽出し、記憶部140に記憶されている患者IDと抽出した予測血糖値データとを対応づけて通信部170に出力して解析装置30に送信する。なお、本実施形態では、患者が操作部130を介して次回検査日を入力する例であるが、例えば、2ヶ月毎にHbA1cの検査を行うことが決まっているような場合には、予測血糖値曲線の予め設定された時点から2ヶ月毎に、過去2ヶ月分の予測血糖値データを抽出して通信部170に出力して自動送信するようにしてもよい。また、本実施形態では、予測血糖値データの抽出期間として、次回検査日より過去2ヶ月分の予測血糖値データを抽出する例であるが、過去1ヶ月間や、3ヶ月間又は4ヶ月間等の期間の予測血糖値データを抽出するようにしてもよい。
(解析装置30)
図2に戻り、解析装置30の構成について説明する。解析装置30は、制御部310、操作部320、表示部330、通信部340、及び記憶部350を備える。制御部310は、CPUとROM及びRAMのメモリーを含み、RAMをワーキングエリアとしてROMに予め記憶されている制御プログラムを実行することにより、制御部310と接続されている各部を制御する。なお、制御部310の詳細については後述する。
操作部320は、数字や文字等の入力キーを有するキーボードやマウス等を有し、医師等の利用者の操作に対応する操作信号を制御部310に送出する。表示部330は、液晶ディスプレイ等の表示装置で構成され、制御部310の制御の下、各種画像を表示する。通信部340は、通信回線20と接続されており、制御部310の制御の下、指示された血糖値予測装置10と通信を確立してデータの送受信を行う。
図2に戻り、解析装置30の構成について説明する。解析装置30は、制御部310、操作部320、表示部330、通信部340、及び記憶部350を備える。制御部310は、CPUとROM及びRAMのメモリーを含み、RAMをワーキングエリアとしてROMに予め記憶されている制御プログラムを実行することにより、制御部310と接続されている各部を制御する。なお、制御部310の詳細については後述する。
操作部320は、数字や文字等の入力キーを有するキーボードやマウス等を有し、医師等の利用者の操作に対応する操作信号を制御部310に送出する。表示部330は、液晶ディスプレイ等の表示装置で構成され、制御部310の制御の下、各種画像を表示する。通信部340は、通信回線20と接続されており、制御部310の制御の下、指示された血糖値予測装置10と通信を確立してデータの送受信を行う。
記憶部350は、ハードディスク等の記憶媒体で構成され、図7(a)に示す患者情報351と図7(b)に示す解析コメント情報352等のデータを記憶する。図7(a)に示すように、患者情報351には、患者毎の患者ID、患者名、検査日、血糖値、HbA1cなど、患者毎の検査データが記憶されている。また、図7(b)に示すように、解析コメント情報352には、解析結果パターンと解析コメントとが記憶されている。これらのデータの詳細は後述する。
(制御部310)
次に、本実施形態に係る制御部310の機能構成について説明する。図8は、制御部310を中心とする機能構成図である。制御部310は、指標算出部311と生成部312を有する。
指標算出部311は、通信部340から入力された患者毎の予測血糖値データから当該患者のHbA1cを算出する。血糖値の積分値とHbA1cとは相関関係を有しており、本実施形態では、指標算出部311において、時系列の予測血糖値データの波形を積分し、積分値に対するHbA1cを予め定義された演算式により求める。なお、HbA1cに対する積分値を予め定めた変換テーブルをROM等に記憶し、当該変換テーブルを参照して積分値に対するHbA1cを求めるようにしてもよい。
次に、本実施形態に係る制御部310の機能構成について説明する。図8は、制御部310を中心とする機能構成図である。制御部310は、指標算出部311と生成部312を有する。
指標算出部311は、通信部340から入力された患者毎の予測血糖値データから当該患者のHbA1cを算出する。血糖値の積分値とHbA1cとは相関関係を有しており、本実施形態では、指標算出部311において、時系列の予測血糖値データの波形を積分し、積分値に対するHbA1cを予め定義された演算式により求める。なお、HbA1cに対する積分値を予め定めた変換テーブルをROM等に記憶し、当該変換テーブルを参照して積分値に対するHbA1cを求めるようにしてもよい。
生成部312は、指標算出部311において求められた各患者の予測血糖値データに基づくHbA1cの値(以下、推定値と称する)と、当該患者のHbA1cの基準値として、患者情報351における当該患者のHbA1cの検査データの値(以下、検査値と称する)とを比較し、比較結果に応じた解析情報を生成する。
具体的には、検査値と推定値の差を求め、検査値と推定値の差が予め設定されている閾値を超えているか否かを判断すると共に、検査値と推定値の差と閾値との差分を求める。なお、比較対象となる検査データは、予測血糖値データが抽出された期間の最終日以降の検査日であって、当該最終日に最も近い検査日のHbA1cが特定される。つまり、例えば、患者Bの2010年3月1日〜4月30日までの推定値と検査値とを比較する場合には、図7(a)の患者情報351の患者Bの検査データ例において、2010年5月1日のHbA1c「7.2」が検査値として特定される。
具体的には、検査値と推定値の差を求め、検査値と推定値の差が予め設定されている閾値を超えているか否かを判断すると共に、検査値と推定値の差と閾値との差分を求める。なお、比較対象となる検査データは、予測血糖値データが抽出された期間の最終日以降の検査日であって、当該最終日に最も近い検査日のHbA1cが特定される。つまり、例えば、患者Bの2010年3月1日〜4月30日までの推定値と検査値とを比較する場合には、図7(a)の患者情報351の患者Bの検査データ例において、2010年5月1日のHbA1c「7.2」が検査値として特定される。
また、生成部312は、解析コメント情報352から比較結果に対応する解析結果パターンの解析コメントを選択する。図7(b)に示すように、解析コメント情報352には、解析結果パターンとして、検査値と推定値の差が閾値以上であって検査値より推定値が大きい場合(推定値>検査値)と、検査値と推定値の差が閾値以上であって検査値より推定値が小さい場合(推定値<検査値)と、検査値と推定値との差が閾値の範囲内の場合(検査値≒推定値)が設定されており、各解析結果パターンに対応する解析コメント情報が設定されている。この例において、解析結果パターン「推定値>検査値」の場合には、解析コメント352aとして、例えば、「検査値に基づく過去2ヶ月の血糖状態と推定値に基づく過去2ヶ月の血糖状態とが適合していない」、「血糖値予測装置10において過去2ヶ月間における摂取エネルギー情報の入力が多い、又は消費エネルギー情報の入力が少ない」、「予測アルゴリズムにおける係数の補正が必要、「過去2ヶ月間に健康状態・生活環境に変化があったか」等が設定されている。
また、解析結果パターン「推定値<検査値」の場合には、解析コメント352bとして、例えば、「検査値に基づく過去2ヶ月の血糖状態と推定値に基づく過去2ヶ月の血糖状態とが適合していない」、「血糖値予測装置10において過去2ヶ月間における摂取エネルギー情報の入力が少ない、又は消費エネルギー情報の入力が多い」、「予測アルゴリズムにおける係数の補正が必要」、「過去2ヶ月間に健康状態・生活環境に変化があったか」等が設定されている。
また、解析結果パターン「検査値≒推定値」の場合には、解析コメント352cとして、例えば、「検査値に基づく過去2ヶ月の血糖状態と推定値に基づく過去2ヶ月の血糖状態とが適合している」、「過去2ヶ月間における摂取エネルギー情報や消費エネルギー情報の入力が適切に行われている」、「過去2ヶ月間は治療プランに沿った血糖の状態である」等が設定されている。なお、生成部312は、選択した解析コメントと比較結果と患者IDとを含む解析情報を記憶部350に記憶すると共に、通信部340に出力する。
また、解析結果パターン「推定値<検査値」の場合には、解析コメント352bとして、例えば、「検査値に基づく過去2ヶ月の血糖状態と推定値に基づく過去2ヶ月の血糖状態とが適合していない」、「血糖値予測装置10において過去2ヶ月間における摂取エネルギー情報の入力が少ない、又は消費エネルギー情報の入力が多い」、「予測アルゴリズムにおける係数の補正が必要」、「過去2ヶ月間に健康状態・生活環境に変化があったか」等が設定されている。
また、解析結果パターン「検査値≒推定値」の場合には、解析コメント352cとして、例えば、「検査値に基づく過去2ヶ月の血糖状態と推定値に基づく過去2ヶ月の血糖状態とが適合している」、「過去2ヶ月間における摂取エネルギー情報や消費エネルギー情報の入力が適切に行われている」、「過去2ヶ月間は治療プランに沿った血糖の状態である」等が設定されている。なお、生成部312は、選択した解析コメントと比較結果と患者IDとを含む解析情報を記憶部350に記憶すると共に、通信部340に出力する。
(動作)
次に、本実施形態に係る血糖値予測システム1の動作について説明する。まず、血糖値予測装置10の血糖値予測処理、及び予測血糖値データ送信処理の動作について説明する。
(血糖値予測装置10の血糖値予測処理)
図9は、血糖値予測装置10における血糖値予測処理の動作フローを示している。本実施形態では、患者によって毎日朝食前に血糖値が実測される。血糖値予測装置10は、その実測値を用いて、食事情報が入力される毎、患者の消費カロリーが測定される毎に血糖値の予測を行い、予測血糖値曲線を出力する。患者は、実測した血糖値のデータを血糖値予測装置10の操作部130を介して入力する。制御部110は、操作部130を介して入力された血糖値データを入力時間と共に受付けると、入力された血糖値データを基準値C0として設定し、血糖値予測処理を開始する(ステップS11)。
次に、本実施形態に係る血糖値予測システム1の動作について説明する。まず、血糖値予測装置10の血糖値予測処理、及び予測血糖値データ送信処理の動作について説明する。
(血糖値予測装置10の血糖値予測処理)
図9は、血糖値予測装置10における血糖値予測処理の動作フローを示している。本実施形態では、患者によって毎日朝食前に血糖値が実測される。血糖値予測装置10は、その実測値を用いて、食事情報が入力される毎、患者の消費カロリーが測定される毎に血糖値の予測を行い、予測血糖値曲線を出力する。患者は、実測した血糖値のデータを血糖値予測装置10の操作部130を介して入力する。制御部110は、操作部130を介して入力された血糖値データを入力時間と共に受付けると、入力された血糖値データを基準値C0として設定し、血糖値予測処理を開始する(ステップS11)。
患者が操作部130を介して食事情報入力画面を表示させる操作を行うと、制御部110は、食事メニュー情報211の食事メニューを表示部150に表示し、患者からの入力を受付ける(ステップS12)。制御部110は、操作部130を介して食事メニューが患者によって入力されると(ステップS12:YES)、摂取エネルギー情報として、入力された食事メニューに対応する摂取カロリーを食事メニュー情報211から選択し、選択した摂取カロリーに対する第1予測曲線を第1の予測アルゴリズムを用いて算出する(ステップS13)。制御部110は、ステップS12において入力された食事メニューに対応する履歴情報200を抽出し、食事情報に対する過去の血糖値の変化傾向を解析して第1モデル波形を生成する(ステップS14)。
制御部110は、ステップS13において算出された第1予測曲線における各期間(d1,d2,d3,d4)の血糖値変化と、ステップS14において生成された第1モデル波形の血糖値変化とを比較し、比較結果に応じて第1予測曲線を変形する(ステップS15)。
また、制御部110は、消費エネルギー情報として、活動量測定部120において一定時間毎に計測される患者の消費カロリーを活動量測定部120から受付け(ステップS16)、受付けた消費カロリーに対する第2予測曲線を第2の予測アルゴリズムを用いて算出する(ステップS17)。
また、制御部110は、消費エネルギー情報として、活動量測定部120において一定時間毎に計測される患者の消費カロリーを活動量測定部120から受付け(ステップS16)、受付けた消費カロリーに対する第2予測曲線を第2の予測アルゴリズムを用いて算出する(ステップS17)。
患者は、操作部130を介して運動情報入力画面を表示させる操作を行うと、制御部110は、運動種別情報212を表示部150に表示し、患者からの入力を受付ける(ステップS18)。制御部110は、運動情報として、操作部130を介して運動種別が患者によって入力されると(ステップS18:YES)、入力された運動情報に対応する履歴情報200を抽出し、運動情報に対する過去の血糖値の変化傾向を解析して第2モデル波形を生成する(ステップS19)。制御部110は、ステップS17において算出された第2予測曲線における期間e2の血糖値変化と、ステップS19において生成された第2モデル波形の血糖値変化とを比較し、比較結果に応じて第2予測曲線を変形する(ステップS20)。
制御部110は、第1予測曲線と第2予測曲線とを同一時間軸上で統合させた予測血糖値曲線を生成し、生成した予測血糖値曲線を示す画像を表示部150に表示する(ステップS21)。なお、ステップS12において、患者により食事情報が入力されなかった場合には(ステップS12:NO)、制御部110は、ステップS16の処理を行う。また、ステップS18において、患者により運動情報が入力されなかった場合には(ステップS18:NO)、制御部110は、ステップS21の処理を行う。
なお、患者によって入力された血糖値データと食事情報と運動情報は、患者の過去の血糖値に関する情報として制御部110により記憶部140の履歴情報200として記憶されるようにしてもよい。
なお、患者によって入力された血糖値データと食事情報と運動情報は、患者の過去の血糖値に関する情報として制御部110により記憶部140の履歴情報200として記憶されるようにしてもよい。
(血糖値予測装置10の予測血糖値データ送信処理)
次に、血糖値予測装置10の予測血糖値データ送信処理の動作について説明する。図10は、血糖値予測装置10の予測血糖値データ送信処理の動作フローを示している。本実施形態では、患者によって指定されたHbA1cの検査日の入力に応じて予測血糖値データを送信する処理を行う。
次に、血糖値予測装置10の予測血糖値データ送信処理の動作について説明する。図10は、血糖値予測装置10の予測血糖値データ送信処理の動作フローを示している。本実施形態では、患者によって指定されたHbA1cの検査日の入力に応じて予測血糖値データを送信する処理を行う。
患者が次回検査日の入力画面を表示する操作を操作部130を介して行うと、制御部110は、操作部130を介して指示された次回検査日の入力画面を表示部150に表示して検査日の入力を受付ける(ステップS31)。制御部110は、表示部150に表示された入力画面において、操作部130を介して次回検査日の入力を受付けると(ステップS31:YES)、記憶部140に記憶されている予測血糖値曲線から、入力された次回検査日から2ヶ月前までの時間情報を含む予測血糖値データを抽出すると共に、記憶部140から患者IDを読み出し、抽出した予測血糖値データと読み出した患者IDとを対応づけて通信部170に送出する(ステップS32)。制御部110は、通信部170を介して、予測血糖値データと患者IDを解析装置30に対して送信する(ステップS33)。制御部110は、ステップS31において次回検査日の入力画面を表示させる操作が行われなければ(ステップS31:NO)、処理を終了する。
(解析装置30の動作)
次に、解析装置30の動作について説明する。図11は、解析装置30の動作フローを示している。解析装置30の制御部310は、通信部340を介して、血糖値予測装置10から予測血糖値データと患者IDとを受信すると(ステップS41:YES)、記憶部350の患者情報351における患者IDと受信した患者IDとを照合し、解析対象の患者の予測血糖値データであるか否かを判断する(ステップS42)。
次に、解析装置30の動作について説明する。図11は、解析装置30の動作フローを示している。解析装置30の制御部310は、通信部340を介して、血糖値予測装置10から予測血糖値データと患者IDとを受信すると(ステップS41:YES)、記憶部350の患者情報351における患者IDと受信した患者IDとを照合し、解析対象の患者の予測血糖値データであるか否かを判断する(ステップS42)。
制御部310は、受信した患者IDと患者情報351における患者IDとが一致している場合には、受信した予測血糖値データが解析対象の患者のデータであると判断し(ステップS42:YES)、受信した予測血糖値データを積分し、予め定められた演算式に積分値を代入してHbA1c(推定値)を算出する(ステップS43)。これにより、予測血糖値データの予測最終日時点におけるHbA1cの推定値が算出される。
制御部310は、受信した予測血糖値データに含まれる時間情報の最終日(予測最終日)と患者情報351の検査日とを参照し、推定値と比較するためのHbA1c(検査値)を抽出する(ステップS44)。制御部310は、ステップS44において抽出した検査値とステップ43において算出した推定値との差を算出し、検査値と推定値の比較結果に対応する解析コメントを選択して解析情報を生成する(ステップS45)。即ち、制御部310は、ステップS45において、検査値と推定値との差が閾値の範囲を超えている場合において、検査値より推定値が大きい場合には、記憶部350における解析コメント情報352の解析パターン「推定値>検査値」に対応する解析コメント352aを抽出する。また、制御部310は、検査値と推定値との差が閾値の範囲を超えている場合において、検査値より推定値が小さい場合には、解析コメント情報352の解析パターン「推定値<検査値」に対応する解析コメント352bを抽出する。また、制御部310は、検査値と推定値との差が閾値範囲内である場合には、解析コメント情報352の解析パターン「検査値≒推定値」に対応する解析コメント352cを抽出する。
そして、制御部310は、ステップS45の算出結果を含む比較結果と抽出した解析コメントと受信した患者IDとを対応づけた解析情報を記憶部350に記憶すると共に、通信部340を介して、予測血糖値データの送信元である血糖値予測装置10に対し解析情報を送信する(ステップS46)。なお、ステップS41において、予測血糖値データと患者IDとが通信部340において受信されなかった場合(ステップS41:NO)、また、ステップS42において、受信した患者IDと患者情報351における患者IDとが一致しない場合には(ステップS42:NO)、制御部310は処理を終了する。
上述した実施形態では、医療機関において検査されたHbA1cの検査値と、当該検査値が得られた検査日以前の2ヶ月間の予測血糖値データに基づくHbA1c(推定値)とが比較される。そのため、医療機関においては、検査日以前における患者の血糖状態を確認することができる。また、患者は、解析装置30から受信した解析情報により、検査日前の血糖状態が検査値の血糖状態と適合しているか否かを確認することができると共に、摂取エネルギーや消費エネルギーの入力が適切であったか否か等を確認することができる。
<変形例>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、以下のように変形させて実施してもよい。また、以下の変形例を組み合わせてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、以下のように変形させて実施してもよい。また、以下の変形例を組み合わせてもよい。
(1)上述した実施形態では、検査日以前の予測血糖値データに基づくHbA1cと当該検査日に検査されたHbA1cとを比較し、検査日以前の患者の血糖状態について解析する例であったが、検査日以降の予測血糖値データを用いて次の検査までの血糖の状態を解析するようにしてもよい。具体的には、血糖値予測装置10において、所定の検査日以降の予測血糖値データを一定期間毎(例えば一月毎)に解析装置30に送信するように構成する。解析装置30には、HbA1cの基準値として、例えば、図12(a)の実線51で示す、上記所定の検査日に測定したHbA1cから一定期間毎の目標となるHbA1c(以下、目標値)を医師等により操作部320を介して記憶部350に設定する。解析装置30は、血糖値予測装置10から送信された一定期間毎の予測血糖値データを実施形態と同様の方法でHbA1cに変換する。解析装置30は、図12(b)に示すように、実線52で示す予測血糖値データに基づくHbA1c(推定値)と、実線51で示す目標値とを一定期間毎に比較し、比較結果や推定値と目標値との差に応じた解析コメントを血糖値予測装置10に対して送信するようにしてもよい。
本変形例の解析コメントとしては、例えば、推定値が目標値より大きい場合には、目標値に到達するための食事制限や運動量を指示する情報であってもよいし、推定値が目標値より小さい場合には、目標値を修正した新たな治療プランを示す情報であってもよい。また、推定値と目標値との差が一定値以上である場合には、血糖値予測装置10の予測アルゴリズムの補正が必要であることを示す解析コメントを解析装置30から血糖値予測装置10に対して送信するようにしてもよい。
本変形例では、次の検査日までの患者の血糖状態を事前に医師等が確認することができるので、患者の血糖状態に応じて治療プランの変更や、予測アルゴリズムの補正等の対応を迅速に行うことができる。なお、本変形例では、医師等により検査結果に基づくHbA1cの目標値が記憶部350に予め設定される例であるが、目標値を求めるための予め定義された演算式に検査結果の値を代入することで目標値が設定されてもよい。
(2)また、上述した実施形態では、予め定義された血糖値の予測アルゴリズムを用いて血糖値の予測曲線を生成する例であったが、非線形回帰分析や時系列解析等の手法を用い、これらの手法により推定されたモデルに患者によって入力された食事情報や運動情報等のデータを当てはめて血糖値を予測するように構成してもよい。
(3)また、上述した実施形態では、摂取カロリーを用いた第1の予測アルゴリズムの例を説明したが、食事内容に含まれる糖質量、GI値、脂質量等を用いた予測アルゴリズムを適用してもよい。この場合には、食事内容に対応する糖質量、GI値、脂質量等の成分を予め定義したテーブルを記憶部140に記憶するように構成してもよいし、患者によって食事情報が入力された際に、摂取エネルギー取得部111において、当該食事情報に対応する成分データを有線又は無線通信により外部から取得するように構成してもよい。
(4)また、上述した実施形態では、履歴情報200として、患者の過去の教育入院期間において測定された血糖値と行動履歴が記憶される例であったが、患者の血糖値に関する時系列データであればこれ以外のデータであってもよい。例えば、自宅で測定された患者の血糖値と行動履歴の時系列データでもよいし、患者と同様の特性(病状や体質等)を有する他の糖尿病患者の血糖値と行動履歴の時系列データであってもよい。
(5)また、上述した実施形態では、患者により食事情報が逐次入力されることにより摂取エネルギー情報を取得する例を説明したが、摂取エネルギー情報を取得する方法はこれに限定されない。例えば、摂取エネルギー取得部111において、食事内容を撮影した画像データと撮影時刻を含む撮影データを外部から有線又は無線通信により取得し、取得した撮影データの画像データを画像解析して、予め定義された食事内容と対応する画像データが含まれている場合には、その食事内容に応じた摂取カロリーを摂取エネルギー情報として用いるようにしてもよい。
(6)また、上述した実施形態では、摂取エネルギー情報は患者が食事を摂取する際に入力され、消費エネルギー情報は活動量測定部120において一定時間毎に計測される例であったが、摂取エネルギー取得部111と消費エネルギー取得部112が摂取エネルギー情報と消費エネルギー情報を各々取得するタイミングはこれに限定されない。例えば、現時点より過去に行った運動情報や摂取した食事情報を時間情報と合わせて患者から入力を受付けるようにしてもよいし、将来行う予定の運動情報や摂取予定の食事情報を時間情報と合わせて患者から入力を受付けるようにしてもよい。
なお、摂取エネルギー取得部111や消費エネルギー取得部112において過去の運動情報や食事情報が取得された場合には、当該過去の時点に遡って、当該食事情報と運動情報に基づいて第1予測曲線及び第2予測曲線を再計算すると共に、当該食事情報と運動情報に基づいて血糖値の変化傾向を再解析して予測血糖値曲線を生成しなおすようにしてもよい。また、摂取エネルギー取得部111や消費エネルギー取得部112において将来の運動情報や食事情報が取得された場合には、実施形態と同様に、算出部113において当該将来の運動情報と食事情報に基づく第1予測曲線及び第2予測曲線を算出し、生成部115において予測血糖値曲線(A)を生成する。また、現時点と将来の時点の間の予測血糖値曲線(B)として、例えば、生成部115において、現時点より過去の予測血糖値曲線を平均化した予測血糖値曲線を生成し、現時点における予測血糖値曲線、予測血糖値曲線(B)、予測血糖値曲線(A)を順次結線するようにしてもよい。
なお、摂取エネルギー取得部111や消費エネルギー取得部112において過去の運動情報や食事情報が取得された場合には、当該過去の時点に遡って、当該食事情報と運動情報に基づいて第1予測曲線及び第2予測曲線を再計算すると共に、当該食事情報と運動情報に基づいて血糖値の変化傾向を再解析して予測血糖値曲線を生成しなおすようにしてもよい。また、摂取エネルギー取得部111や消費エネルギー取得部112において将来の運動情報や食事情報が取得された場合には、実施形態と同様に、算出部113において当該将来の運動情報と食事情報に基づく第1予測曲線及び第2予測曲線を算出し、生成部115において予測血糖値曲線(A)を生成する。また、現時点と将来の時点の間の予測血糖値曲線(B)として、例えば、生成部115において、現時点より過去の予測血糖値曲線を平均化した予測血糖値曲線を生成し、現時点における予測血糖値曲線、予測血糖値曲線(B)、予測血糖値曲線(A)を順次結線するようにしてもよい。
(7)また、上述した実施形態では、解析装置30において、検査値と推定値との差分が一定値以上である場合には、血糖値予測装置10における予測アルゴリズムの補正が必要であることを示す解析コメントを血糖値予測装置10に送信する例であったが、解析装置30において検査値に基づいて予測アルゴリズムにおけるパラメータの補正情報を生成し、解析コメントと共に血糖値予測装置10に送信するようにしてもよい。この場合には、解析装置30において、検査値と推定値との差が閾値範囲内でない場合において、その差と閾値との差分が一定値以上であるか否かを判断する。閾値との差分が一定値以上であるには、例えば、第1の予測アルゴリズムで算出される血糖値のピーク値や第2の予測アルゴリズムで算出される単位時間当たりの血糖値の低下量が、当該差分に応じて予め設定された値となるように、第1の予測アルゴリズム又は第2の予測アルゴリズムにおけるパラメータを調整した結果を補正情報として送信してもよい。
(8)また、上述した実施形態では、HbA1cの検査値と推定値とを比較した結果に応じた解析情報を解析装置30から血糖値予測装置10に送信する例であったが、解析装置30において、受信した予測血糖値の変化に応じて医師等が作成した治療プランや予測血糖値を修正した修正情報を解析情報と共に血糖値予測装置10に送信するようにしてもよい。
(9)また、上述した実施形態では、血糖状態を表す指標としてHbA1cを算出する例を用いたが、例えば、血糖状態を表す指標として、予測血糖値曲線における予め設定された期間の予測血糖値データの中から空腹時の予測血糖値(食事直前の予測血糖値)と食後2時間後の予測血糖値の平均値等を算出するようにしてもよいし、HbA1cと空腹時血糖値及び食後2時間後の血糖値の組合せを指標としてもよい。この場合には、予め設定された期間の食事タイミングを含む予測血糖値データを血糖値予測装置10から解析装置30に送信するようにしてもよいし、血糖値予測装置10において、予め設定された期間における空腹時の予測血糖値と食後2時間後の予測血糖値の時系列データを予測血糖値曲線から抽出して解析装置30に送信するようにしてもよい。
(10)また、上述した実施形態では、運動種別を患者が操作部130を介して入力する例を用いたが、例えば、活動量測定部120において測定された消費カロリーに基づいて運動種別を判定してもよいし、血糖値予測装置10において、活動量測定部120に設けられた加速度センサーから出力された加速度を表す出力値から運動種別を判定してもよい。なお、この場合には、消費カロリーに応じた運動種別を示す情報や加速度値に応じた運動種別を示す情報が予め設定されたテーブルを記憶部140に記憶するように構成してもよい。
1…血糖値予測システム、10…血糖値予測装置、30…解析装置、110,310…制御部、111…摂取エネルギー取得部、112…消費エネルギー取得部、113…算出部、114…解析部、115,312…生成部、120…活動量測定部、130,320…操作部、140,350…記憶部、150,330…表示部、160…計時部、170,340…通信部,311…指標算出部
Claims (3)
- ユーザーの血糖値を予測する第1装置と、前記ユーザーの血糖の状態を解析する第2装置とを有し、
前記第1装置は、
前記ユーザーが摂取したエネルギーを示す摂取エネルギー情報と前記ユーザーが消費したエネルギーを示す消費エネルギー情報とを取得する取得手段と、
前記取得手段において取得された前記摂取エネルギー情報と前記消費エネルギー情報とを用いて前記ユーザーの血糖値の時系列変化を示す血糖値曲線を算出する算出手段と、
前記算出手段において算出された前記血糖値曲線における予め定められた期間の時系列データを予測血糖値データとして前記第2装置へ送信する第1送信手段と、
前記第1送信手段で送信した前記予測血糖値データに対する解析情報を前記第2装置から受信する第1受信手段とを備え、
前記第2装置は、
前記患者の前記予測血糖値データを前記第1装置から受信する第2受信手段と、
前記受信手段が受信した前記予測血糖値データに基づいて前記ユーザーの血糖の状態を表す指標を算出する指標算出手段と、
前記ユーザーに対して予め設定されている前記指標の基準値と前記指標算出手段で算出された指標とを比較した結果を含む前記解析情報を生成する生成手段と、
前記生成手段で生成された前記解析情報を前記第1装置へ送信する第2送信手段と
を備えることを特徴とする血糖値予測システム。 - 前記第2装置は、
前記基準値を示す前記ユーザーの血糖の状態を検査した検査結果と、当該検査の検査日とを記憶する記憶手段を備え、
前記第2受信手段は、前記記憶手段に記憶されている前記検査日より前の予め定められた期間内の前記予測血糖値データを受信し、
前記指標算出手段は、受信した前記予測血糖値データに基づいて前記指標を算出し、
前記生成手段は、前記記憶手段に記憶されている前記検査結果と算出された前記指標データとを比較した結果に対応する前記解析情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の血糖値予測システム。 - 前記第2装置は、
前記ユーザーの血糖の状態を表す検査結果と、当該検査の検査日とを記憶する記憶手段を備え、
前記第2受信手段は、前記記憶手段に記憶されている前記検査日以降の予め定められた期間内の前記予測血糖値データを受信し、
前記指標算出手段は、受信した前記予測血糖値データに基づいて前記指標を算出し、
前記生成手段は、前記記憶手段に記憶されている前記検査結果に基づいて設定された前記検査日以降の前記指標の基準となる前記基準値と、算出された前記指標データとを比較した結果に対応する前記解析情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の血糖値予測システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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