JP2012023069A - 太陽電池モジュールの接合方法および接合装置 - Google Patents

太陽電池モジュールの接合方法および接合装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 太陽電池セルの反りを抑制する。
【解決手段】 次の工程を含む太陽電池モジュールの接続方法により解決する。
a)半田層で被覆された金属体からなるインターコネクタを太陽電池セルの電極に当接させる第1の押圧工程
b)離間して配設された2以上のヒータチップで前記インターコネクタを局部的に前記太陽電池セルの電極に当接させる第2の押圧工程
c)前記ヒータチップを短時間発熱させ、この熱により前記半田層を溶融させ、前記インターコネクタを前記太陽電池セルの電極に半田付けする接合工程
【選択図】 図1

Description

本発明は、太陽電池モジュールの製造方法に係り、特に太陽電池セルの電極にインターコネクタを半田付けする太陽電池モジュールの接合方法および装置に関する。
従来より、地球環境に優しくクリーンなエネルギーを生む手段として太陽光発電が注目されている。太陽光発電を導入する場合、1個の太陽電池セルでは出力が小さいことから、複数の太陽電池セルを直列に接続した太陽電池モジュールを用いて出力を高めるようにしている。このように太陽電池セルを一列に並べて太陽電池セルを直列に接続したものをストリングスと呼ぶ。
ストリングスを形成する工程において、太陽電池セルには、銅箔等からなるインターコネクタが半田によって接合される。インターコネクタの前半部は太陽電池セルの上面の電極に半田付けされ、インターコネクタの後半部は隣接する太陽電池セルの下面の電極に半田付けされる。
従来、太陽電池セルにインターコネクタを接合する方法としては、インターコネクタの表面にコーティングされた半田を温風(ホットエア)によって溶融させて半田付けを行う方法が提案されている(特許文献1参照)。
特開2007−273830号公報
太陽電池セルにはシリコンが原材料として使用されているが、材料や製造コストが高いという問題があり、コスト削減が求められている。その対策の一つとしてシリコンの使用量削減が検討されており、シリコンを概ね200μm以下の厚さにする薄型化の技術開発が進められている。一方、従来の太陽電池セルとインターコネクタの接合方法では、接合に数secの時間を要するため、インターコネクタと太陽電池セル全体が加熱され、接合時のシリコンとインターコネクタとの熱膨張差に起因した熱ストレスにより、接合後にシリコンに反りが発生し、最悪の場合、太陽電池セルが割れてしまうという問題が発生する。特に、シリコンが薄くなるにつれて、反りの問題は顕著になってきている。
特許文献1に開示された温風による接合方法では、インターコネクタに部分的に熱を与えることにより、太陽電池セルの反りを抑制できるとしている。
しかしながら、特許文献1に開示された接合方法には、予熱が必要であり、また、インターコネクタの温度は、温風吹き出し口の口径、風量、温風の温度、吹き出し口とインターコネクタとの距離、温風吹き出し口の走査速度などの条件によって決まるので、これらの条件を適切に制御する必要があることから温度管理が難しい。
このようなことから、適切に温度管理がなされず、接合部のインターコネクタの温度が高くなり過ぎると、太陽電池セルの反りを抑制できない可能性があり、また想定範囲からの温度のずれや半田の飛散のために良好な接合状態を実現できない可能性があるなど接合作業の信頼性に問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、温度管理を確実に行うことで太陽電池セルの反りを抑制することができる太陽電池セルの電極にインターコネクタを接合する太陽電池モジュールの接合方法を提供することを第1の目的とし、この接合方法を実現することができる接合装置を提供することを第2の目的とする。
本発明になる太陽電池モジュールの接続方法は、次の工程を含むことを特徴とするものである(請求項1)。
a)半田層で被覆された金属体からなるインターコネクタを太陽電池セルの電極に当接させる第1の押圧工程
b)離間して配設された2以上のヒータチップで前記インターコネクタを局部的に前記太陽電池セルの電極に当接させる第2の押圧工程
c)前記ヒータチップを短時間発熱させ、この熱により前記半田層を溶融させ、前記インターコネクタを前記太陽電池セルの電極に半田付けする接合工程
また、本発明になる太陽電池モジュールの接合方法は、さらに前記ヒータチップごとに温度センサをそれぞれ配設し、それぞれのヒータチップの温度情報をモニタする工程を含むことを特徴とするものである(請求項2)。
また、本発明になる太陽電池モジュールの接合方法は、前記第2の押圧工程では、前記ヒータチップ毎に変位センサをそれぞれ配設し、前記半田層の溶融に伴う前記ヒータチップの変位量をモニタして予め設定されている変位量を超えない範囲で押圧することを特徴とするものである(請求項3)。
また、本発明になる太陽電池モジュールの接合方法は、前記接合工程の発熱は予め設定された電流を前記ヒータチップへ5〜60ms間の流すことによるジュール熱であることを特徴とするものである(請求項4)。
また、本発明になる太陽電池モジュールの接合方法は、前記接合工程の2以上のヒータチップへの通電は時間差を設けて個別に実行することを特徴とするものである(請求項5)。
また、本発明になる太陽電池モジュールの接合方法は、前記第2の押圧工程の局部は前記インターコネクタの長手方向と幅方向の長さがほぼ同じであることを特徴とするものである(請求項6)。
本発明になる太陽電池モジュールの接合装置は、次の構成を含むことを特徴とするものである(請求項7)。
a)半田層で被覆された金属体からなるインターコネクタを太陽電池セルの電極に当接させる第1の押圧手段
b)離間して配設された2以上のヒータチップで前記インターコネクタを局部的に前記太陽電池セルの電極に当接させる第2の押圧手段
c)前記ヒータチップを短時間発熱させ、この熱により前記半田層を溶融させ、前記インターコネクタを前記太陽電池セルの電極に半田付けする前記ヒータチップの発熱手段
また、本発明になる太陽電池モジュールの接合装置は、前記ヒータチップにはそれぞれ温度情報を検出する温度情報検出手段を備えることを特徴とするものである(請求項8)。
また、本発明になる太陽電池モジュールの接合装置は、前記第2の押圧手段には、前記ヒータチップ毎の前記半田層の溶融に伴う前記ヒータチップの変位量を検出する変位量検出手段を備えることを特徴とするものである(請求項9)。
また、本発明になる太陽電池モジュールの接合装置は、前記ヒータチップのそれぞれの発熱手段は予め設定された電流の通電時間をms単位で設定可能な抵抗溶接電源であることを特徴とするものである(請求項10)。
また、本発明になる太陽電池モジュールの接合装置は、前記発熱手段は通電時間と通電休止時間とを交互に設けられそれぞれms単位で設定可能な抵抗溶接電源であることを特徴とするものである(請求項11)。
また、本発明になる太陽電池モジュールの接合装置は、前記ヒータチップの押圧面は前記インターコネクタの幅よりも広く前記電極よりも狭いことを特徴とするものである(請求項12)。
請求項1〜6に係る発明によれば、インターコネクタを太陽電池セルに半田付けするときに複数の箇所で局部的に瞬間的に加熱してインターコネクタの半田層を溶融することにしたので太陽電池セル全体が加熱されることがなく、また加熱されても瞬間的であるから太陽電池セルに熱的な影響を少なくなるから、太陽電池セルに反りや割れを生じさせない太陽電池モジュールの接合方法を提供することができる。
特に、請求項2記載の発明によれば、ヒータチップごとに温度センサを設けて、加熱時の温度情報をモニタするようにしているので、インターコネクタの電極への半田付けの品質管理が可能な太陽電池モジュールの接合方法を提供することができる。
また、請求項3に係る発明によれば、ヒータチップ毎に変位センサを設けて、半田層の溶融時のヒータチップの変位を検出して設定された変位量を超えてヒータチップを下降させないようにしているので、太陽電池セルの割れを防止できる太陽電池モジュールの接合方法を提供することができる。
また、請求項4に係る発明によれば、予め設定された電流をヒータチップ毎に瞬間的な通電を行って所定のジュール熱を発生させて半田層を溶融するようにしているので、適切な温度管理が可能になるから、太陽電池セルの反りを防止できる太陽電池モジュールの接合方法を提供することができる。
また、請求項4、5に係る発明によれば、ヒータチップ毎に時間差を設けて瞬間的な通電を行ってジュール熱を発生させて半田層を溶融するようにしているので、熱の拡散が少なくなるから、太陽電池セルの反りを防止できる太陽電池モジュールの接合方法を提供することができる。
また、請求項6に係る発明によれば、ヒータチップ毎の押圧面がインターコネクタの幅よりも少な目であって、このインターコネクタを間隔をおいて局部的に押圧して半田層を溶融するようにしているので、加熱部が局部的になるから、太陽電池セルの反りを防止できる太陽電池モジュールの接合方法を提供することができる。
請求項7〜12に係る発明によれば、請求項1〜6に係る発明に用いるのに好適な太陽電池モジュールの接合装置を提供することができる。
本発明になる太陽電池モジュールの接合装置の概略構成図である。 本発明になる太陽電池モジュールの接合方法の一実施形態を示す接合工程の前段部である。 本発明になる太陽電池モジュールの接合方法の一実施形態を示す接合工程の中段部である。 本発明になる太陽電池モジュールの接合方法の一実施形態を示す接合工程の後段部である。 太陽電池セルの電極へのインターコネクタの接合状態を示す概略図である。
次に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明になる太陽電池モジュールの接合装置の概略構成図、図2〜図4は、本発明になる太陽電池モジュールの接合方法の一実施形態を示す接合工程で、図2はその前段部、図3はその中段部、図4はその後段部、図5は、太陽電池セルの電極へのインターコネクタの接合状態を示す概略図である。
図1において、本発明になる太陽電池モジュールの接合装置100は主として溶接電源30、トランスセレクタ40、溶接トランス42、42、42、42(以下、溶接トランス42ともいう。)、昇降駆動部51、51、51、51(以下、昇降駆動部51ともいう。)、ヒータチップ53、53、53、53(以下、ヒータチップ53ともいう。)からなる。ヒータチップ53、53、53、53にはそれぞれ温度センサ53a、53a、53a、53aが設けられている。
溶接電源30は半田層で被覆された金属体からなるインターコネクタ2((図2〜図5参照。以下、単にインターコネクタともいう。)を太陽電池セル1の集電極のバスバー部14a、14b(図5参照。以下単に電極14a、14bともいう。)に接合するときの電流制御、荷重制御、温度モニタを制御部31の制御のもとに電流制御部33、温度モニタ部35、荷重制御部37を介して実行する。
電流制御部33では、公知の方法で商用電源から適当な電圧に降圧して溶接トランス42に供給する電流を生成する。ここでは、1つの溶接電源30から複数のヒータチップ53に電流を供給できるようにトランスセレクタ40を介して溶接電源30と溶接トランス42とを接続し、時分割して個々の溶接トランス42に溶接電源30から電流を供給できるようにしてある。溶接トランス42ではトランスセレクタ40を介して時分割して送られてくる短時間の電流制御部33からの電流の供給を受けて低電圧大電流の溶接電流に変成してヒータチップ53に供給する。
この短時間の低電圧大電流によりヒータチップ53には短時間ジュール熱が生成され、このジュール熱によりインターコネクタ2の半田層が溶融される。このとき荷重制御部37からの制御信号により昇降駆動部51、51、51、51(以下、昇降駆動部51ともいう。)によりヒータチップ53を下降させるような荷重を印加する。前記ジュール熱によるインターコネクタ2の半田層の溶融に伴いヒータチップ53は下降し始める。このときの下降量は変位センサによって変位量として検出され制御部31に送られ、予め設定されている基準値との比較により、基準値を超えない範囲で荷重制御部37を介してヒータチップ53を下降させる。
このジュール熱によるヒータチップ53の温度情報は温度センサ53aにより検出され、制御部31に送られ、予め設定された温度に到達しているか否か判断され、接合の良否が判定される。
ジュール熱の生成がなくなるに伴ってヒータチップ53の温度が低下し、溶融した半田が凝固し、インターコネクタ2が太陽電池セル1の電極14a、14bに接合される。
図2〜図4において、1はシリコン層の表面に透明電導膜を形成し、更にその表面に集電極となるフィンガー部13a、バスバー部14a、14bが形成された太陽電池セル、2は電極14a、14bに半田付けにより接合され太陽電池セル1を縦続接続する半田層で被覆されたインターコネクタ、3は太陽電池セル1の電極14a、14a(14b、14b)にインターコネクタ2、2を半田付けする載置台である。なお、この載置台3にはインターコネクタ接合後の太陽電池セルを移動させるベルトやベルト駆動用モータ等からなる搬送機構が設けられており、またヒータチップ7が昇降自在なように溝が設けられている。
5(図1において53)はインターコネクタ2を電極14aに位置合わせして予め定められた圧力と熱(温度)を加えてインターコネクタ2の半田層を溶融して電極14aに半田付けするヒータチップである。なお、ヒータチップ5の温度は熱電対を温度センサ(図2においては図示せず。図1において53a)として検出するが、この温度情報をもとにしてヒータチップ5の温度制御を行わないことは前述の通りである。
7(図1において53)はインターコネクタ2を電極14bに位置合わせして予め定められた圧力と温度を加えてインターコネクタ2の半田層を溶融して電極14bに半田付けするヒータチップである。なお、ヒータチップ7の温度は熱電対を温度センサ(図2においては図示せず。図1において53a)として検出するが、この温度情報をもとにしてヒータチップ7の温度制御を行わないことは前述の通りである。
次に太陽電池モジュールの接合方法について説明する。
ここでは、2つの太陽電池モジュールの接合装置を用いて太陽電池セル1に形成されている電極の一方の表裏に形成されている電極14a、14bに同時にインターコネクタ2を接合する場合を例に説明する。なお、図2〜図4ではヒータチップは5、7と別符号を付して電極14a、14bの接合には別のヒータチップを用いることを明確に表示している。一方、図1の装置概要図で示すものでヒータチップ以外の部分については図示していないが、ヒータチップ5の動作に関係するものをそれぞれの符号の後に「a」を、ヒータチップ7の動作に関係するものをそれぞれの符号の後に「b」を付すことで区別している。例えば、電流制御部であれば、ヒータチップ5に関係するものを「33a」とし、ヒータチップ7に関係するものを「33b」とする。
最初に太陽電池セル1の大きさや厚み、太陽電池セル1に形成されている集電極のバスバー部の長さと厚み、半田付けされるインターコネクタ2の幅、長さ、および半田層を加味した厚みに応じて定まるヒータチップ5、7に加える荷重、変位量、電流、通電時間および個々のヒータチップ5、7の通電時間間隔を設定する。なお、これらの値は実際に使用する太陽電池セルとインターコネクタとを用いて実験等により求めておくのがよい。
このような設定を行った後、実際に太陽電池セル1の電極14a、14bへのインターコネクタ2、2の半田付けを開始する。
まず、図示しない搬送機構を用いて太陽電池セル1を載置台3上の所定の位置に位置合わせして載置する(図2の(a))。載置後は載置台3に設けられた図示しない吸着機構により太陽電池セル1を吸着して位置変動が起こらないようにする。
次に、図示しないインターコネクタを巻き取ってあるリールからインターコネクタを引き出し、所定の長さのインターコネクタ2に切断する(図2の(b))。そして、図示しない吸着・移動・加圧機構の制御の下に吸着孔9aを備えた吸着ノズル9でインターコネクタ2を吸着し、太陽電池セル1の電極14a上に位置合わせして載置する(図2の(c))。その後別途設けた押圧機構(特許請求の範囲に記載の第1の押圧手段)でインターコネクタ2の上から圧力を加えて位置変動が起こらないようにする(図示しないが、後述のヒータチップ5、7の押圧部と重ならないようにするのは勿論である)。
次に、荷重制御部37aの制御の下に昇降駆動部51aを駆動してヒータチップ5をインターコネクタ2の4分割時のそれぞれの分割点に相当する部分であって、インターコネクタ2の長辺中心部の真上に位置合わせして下降させて設定された荷重を加える(図2の(d))。
同時に荷重制御部37bの制御の下に昇降駆動部51bを駆動してヒータチップ7をインターコネクタ2の4分割時のそれぞれの分割点に相当する部分であって、インターコネクタ2長辺中心部の真上に位置合わせして上昇させて設定された荷重を加える(図2の(d))。
このようにして、ヒータチップ5、7で太陽電池セル1を設定された圧力で押圧し合うことで太陽電池セル1を載置台3から離れることを防止すると同時に太陽電池セル1の上下両面に均等の圧力が加わるようにしている。
ヒータチップ5、7で太陽電池セル1を設定された圧力で押圧しながら電流制御部33a、33bの制御の下に設定された時間間隔をおいてトランスセレクタ40a、40bを介して電流を設定時間ずつそれぞれの溶接トランス42a、42bに供給し、溶接トランス42a、42bで低電圧大電流に変成して対応して接続されているヒータチップ5、7にそれぞれ供給する。
この供給された電流によりヒータチップ5、7にジュール熱が発生し、このジュール熱によりヒータチップ5、7のそれぞれのインターコネクタ2の押圧面の温度を上昇させ、インターコネクタ2を被覆している半田層を溶融し、その後ジュール熱の低下による溶融した半田の凝固によりインターコネクタ2と太陽電池セル1の電極14a、14bとが半田付けされて接合される(図5の2a、2b参照)。なお、このときのヒータチップ5、7の温度情報は前述のように制御部31に収集されるだけでフィードバック制御情報としては用いられない。
ヒータチップ5、7への電流供給は短時間であり、ジュール熱の発生はこの時間内で終了するが、ヒータチップ5、7の余熱により直ぐには溶融した半田が凝固しないのでインターコネクタ2の浮き上がりを防止するためにヒータチップ5、7はインターコネクタ2を押圧し続ける。
そして、この間もヒータチップ5、7の温度情報は制御部31に送られて監視(モニタ)されているので、設定された半田の凝固点未満の温度に到達した時点で荷重制御部37a、37bを介して昇降駆動部51a、51bを駆動してヒータチップ5、7をインターコネクタ2から引き離す。この時点で、インターコネクタ2の太陽電池セル1の電極14aへの半田付け作業が完了する。
次に、ヒータチップ5、7を前述と同じ移動範囲でインターコネクタを太陽電池セルの電極に半田付けするために、太陽電池セル1を載置台3に固定している吸着機構の吸着力を解除した後、図示しない駆動機構を使用して所定の距離インターコネクタ2を半田付けした太陽電池セル1を搬送する(図3の(e))。
このとき次の太陽電池セル1を図示しない搬送機構で搬送し、所定の位置に搬送しておく(図3の(e))。また、同時に荷重制御部37bの制御の下にヒータチップ7を載置される太陽電池セル1の電極14bの長手方向中心部の真下に位置合わせしてヒータチップ7の半田付け面がちょうど載置台3の上平面と水平になる位置まで移動させておく(図3の(e))。
その後、図示しない搬送機構を用いて太陽電池セル1を載置台3上の所定の位置に位置合わせして載置する(図3の(f))。載置後は載置台3に設けられた図示しない吸着機構により太陽電池セル1を吸着して位置変動が起こらないようにする。なお、太陽電池セル11から突き出ているインターコネクタ2は太陽電池セル1を載置するときの押圧力により太陽電池セルとヒータチップ7の半田付け面とで挟み付けられることで、電極14b、14bの下側に位置するように自然に折り曲げられる(図3の(f))。
次に、前述のようにしてインターコネクタ2、2を太陽電池セル1の電極14a、14aに半田付けする(図4の(g)〜(i))。また同時に、インターコネクタ2、2を太陽電池セル1の電極14b、14bに半田付けする(図4の(g)〜(i))。
この半田付け工程(接合工程)を太陽電池モジュールとして組み上げる太陽電池セルの数分だけ繰り返すことで求める太陽電池モジュールの接合が完了する。
なお、以上のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるところである。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。
例えば、ここでは、ヒータチップ5、7をそれぞれ4つずつとして、太陽電池セル1の電極14a、14bの長さを等間隔で分割して1つの太陽電池セル当り4点の局部的な半田付けを行うことを例にとって説明したが、太陽電池セル1の大きさや発電量に応じて接合部の数は増減すべきであるからこれに合わせて適宜ヒータチップの数を増やしたり減らしたりすることができる。また、太陽電池モジュールの接合装置を増やして、太陽電池セル1に形成される電極14a、14a、14b、14bにインターコネクタ2、2、2、2を一度に接合することができる。
1 太陽電池セル
2 インターコネクタ
2a、2b 接合部
3 載置台
5、7 ヒータチップ
9 吸着ノズル
13 フィンガー部
14a、14b 電極
30 溶接電源
31 制御部
33 電流制御部
35 温度モニタ部
37 荷重制御部
40 トランスセレクタ
42 溶接トランス
51 昇降駆動部
53 ヒータチップ

Claims (12)

  1. 次の工程を含むことを特徴とする太陽電池モジュールの接続方法。
    a)半田層で被覆された金属体からなるインターコネクタを太陽電池セルの電極に当接させる第1の押圧工程
    b)離間して配設された2以上のヒータチップで前記インターコネクタを局部的に前記太陽電池セルの電極に当接させる第2の押圧工程
    c)前記ヒータチップを短時間発熱させ、この熱により前記半田層を溶融させ、前記インターコネクタを前記太陽電池セルの電極に半田付けする接合工程
  2. 請求項1記載の太陽電池モジュールの接合方法において、
    さらに次の工程を含むことを特徴とする太陽電池モジュールの接続方法。
    前記ヒータチップごとに温度センサをそれぞれ配設し、それぞれのヒータチップの温度情報をモニタする工程
  3. 請求項1記載の太陽電池モジュールの接合方法において、
    第2の押圧工程は、前記ヒータチップ毎に変位センサをそれぞれ配設し、前記半田層の溶融に伴う前記ヒータチップの変位量をモニタして予め設定されている変位量を超えない範囲で押圧することを特徴とする太陽電池モジュールの接合方法。
  4. 請求項1記載の太陽電池モジュールの接合方法において、
    接合工程の発熱は予め設定された電流を前記ヒータチップへ5〜60ms間の流すことによるジュール熱であることを特徴とする太陽電池モジュールの接合方法。
  5. 請求項1記載の太陽電池モジュールの接合方法において、
    接合工程の2以上のヒータチップへの通電は時間差を設けて個別に実行することを特徴とする太陽電池モジュールの接続方法。
  6. 請求項1記載の太陽電池モジュールの接合方法において、
    第2の押圧工程の局部は前記インターコネクタの長手方向と幅方向の長さがほぼ同じであることを特徴とする太陽電池モジュールの接合方法。
  7. 次の構成を含むことを特徴とする太陽電池モジュールの接合装置。
    a)半田層で被覆された金属体からなるインターコネクタを太陽電池セルの電極に当接させる第1の押圧手段
    b)離間して配設された2以上のヒータチップで前記インターコネクタを局部的に前記太陽電池セルの電極に当接させる第2の押圧手段
    c)前記ヒータチップを短時間発熱させ、この熱により前記半田層を溶融させ、前記インターコネクタを前記太陽電池セルの電極に半田付けする前記ヒータチップの発熱手段
  8. 請求項7記載の太陽電池モジュールの接合装置において、
    前記ヒータチップにはそれぞれ温度情報を検出する温度情報検出手段を備えることを特徴とする太陽電池モジュールの接合装置。
  9. 請求項7記載の太陽電池モジュールの接合装置において、
    第2の押圧手段には、前記ヒータチップ毎の前記半田層の溶融に伴う前記ヒータチップの変位量を検出する変位量検出手段を備えることを特徴とする太陽電池モジュールの接合装置。
  10. 請求項7記載の太陽電池モジュールの接合装置において、
    発熱手段は予め設定された電流の通電時間をms単位で設定可能な抵抗溶接電源であることを特徴とする太陽電池モジュールの接合装置。
  11. 請求項7記載の太陽電池モジュールの接合装置において、
    発熱手段は通電時間と通電休止時間とを交互に設け、それぞれms単位で設定可能な抵抗溶接電源であることを特徴とする太陽電池モジュールの接続方法。
  12. 請求項7記載の太陽電池モジュールの接合装置において、
    前記ヒータチップの押圧面は前記インターコネクタの幅よりも広く前記電極よりも狭いことを特徴とする太陽電池モジュールの接合装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0572141U (ja) * 1992-02-29 1993-09-28 日本電気株式会社 ボンディングヘッド装置
JP2007173522A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Nippon Avionics Co Ltd リフローハンダ付け方法および装置
JP2008053625A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Npc Inc タブリードのはんだ付け装置およびはんだ付け方法

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