JP2012020866A - Turn lock device for working vehicle - Google Patents
Turn lock device for working vehicle Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012020866A JP2012020866A JP2010161684A JP2010161684A JP2012020866A JP 2012020866 A JP2012020866 A JP 2012020866A JP 2010161684 A JP2010161684 A JP 2010161684A JP 2010161684 A JP2010161684 A JP 2010161684A JP 2012020866 A JP2012020866 A JP 2012020866A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lock
- lock member
- turning
- bearing
- lock device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
本願発明は、車体上に旋回台を水平旋回自在に設け、該旋回台に作業機を設けた作業車(例えば高所作業車やクレーン車等のブーム付き作業車)に関し、さらに詳しくは、そのような作業車において、作業機による非作業時に旋回台を旋回不能にするための旋回ロック装置に関するものである。 The present invention relates to a work vehicle (e.g., a work vehicle with a boom such as an aerial work vehicle or a crane vehicle) in which a swivel base is provided on a vehicle body so as to be turnable horizontally, and a work machine is provided on the swivel base. In such a work vehicle, the present invention relates to a turning lock device for making a turning table impossible to turn when the working machine is not working.
図11には、カーゴクレーンやセルフクレーン等と称されている一般的なトラック架装クレーンを示しているが、このクレーン車は、車体1上の運転室(キャビン)1aと荷台1bとの間に旋回台(旋回ポスト)2を設け、該旋回台2上にブーム(伸縮ブーム)7を設けている。尚、図12は、図11のXII−XII拡大断面図である。
FIG. 11 shows a general truck-mounted crane called a cargo crane, a self-crane, or the like. This crane vehicle is located between a cab (cabin) 1a on the
図11のクレーン車では、図12に示すように、旋回台2は車体1上に設けた基台11上に旋回ベアリング3を介して設置されている。この旋回ベアリング3は、その内輪31が固定側で外輪32が可動側となっている。尚、旋回台2は旋回ベアリング3の外輪32に固定されている。
In the crane vehicle of FIG. 11, as shown in FIG. 12, the
旋回ベアリング3の外輪32は、旋回用の油圧モータ16により減速機17及びそのピニオンギヤ18を介して回転せしめられる。
The
ところで、高所作業車やクレーン車等の作業車において、ブーム式作業機による非作業時(特に走行時)には、ブーム7が不用意に旋回しないようにしておく必要がある。
By the way, in a work vehicle such as an aerial work vehicle or a crane vehicle, it is necessary to prevent the
この旋回ロックの方法として、例えば図11に示すようなクレーン車では、ブーム格納状態においてブーム(伸縮ブーム)7の先端部から吊下されているフック72を車体適所に設けた振れ止めロープに係止することで、ブーム7を旋回不能にするようにしたものがある。
As a method of locking the swing, for example, in a crane vehicle as shown in FIG. 11, a
又、旋回ロックの他の方法として、旋回駆動部をロックするものがある。この旋回駆動部をロックするものとしては、例えば旋回用油圧モータ16(図12)に対してロックするもの、減速機17に対してロックするもの、等がある。尚、減速機17のウォームシャフトをロックするものとして、特開平5−116890号公報(特許文献1)に示されるものがある。
As another method of turning lock, there is a method of locking the turning drive unit. As what locks this turning drive part, there exist what locks with respect to the
又、公知の旋回ロック装置の中には、図13及び図14に示すものがある。尚、この図13及び図14の旋回ロック装置は、実用新案登録第3120996号公報(特許文献2)に示されたものである。 Further, some known turning lock devices are shown in FIGS. 13 and 14. 13 and 14 is shown in Japanese Utility Model Registration No. 3120996 (Patent Document 2).
この図13及び図14の旋回ロック装置は、旋回ベアリング3の外輪32のギヤ歯32a(図14)に対して、その側方から該ギヤ歯32aに噛み合う歯付きのロック板101を油圧シリンダ102で上下動させることによって旋回ベアリングの外輪32をロック及びロック解除させ得るようになっている。ロック板101の外側には、該ロック板101が外方に外れないようにするためのガード部材103が設けられている。尚、図13及び図14に付しているその他の符号の部材は、図11又は図12の同符号のものと同じものである。
13 and FIG. 14 is a
ところが、上記のように、フック72(図11)を車体適所に係止することで旋回ロックするものでは、ウインチの巻下げ・巻上げ操作やフック72の振れ止めロープへの係脱作業が必要であって、それらの作業が面倒であった。又、図11において符号7′で示すように、伸縮ブームを車両前方に向けて格納した状態で、フック72′をキャビン前部のバンパーに係止するものでは、該フック72′のワイヤが前方視界の邪魔になるという問題もある。
However, as described above, when the hook 72 (FIG. 11) is pivotally locked by being locked at an appropriate position on the vehicle body, it is necessary to perform a winch lowering / raising operation and an engagement / disengagement operation of the
又、クレーン車の中には、フック72を巻上げ状態で格納する形式(いわゆるフックイン形式)のものもあるが、このようなフックイン形式のものでは該フック72による旋回ロックができない。
Some crane vehicles store the
他方、旋回駆動部をロックすることで旋回ロックを行うものでは、図12に示すように、旋回ベアリング3の外輪32のギヤ歯32aに噛み合うピニオンギヤ18が破損したり欠損した場合には旋回ロックできない事態が発生する虞れがある。
On the other hand, in the case where the turning drive is locked by locking the turning drive unit, as shown in FIG. 12, the turning lock cannot be performed when the
さらに、図13及び図14の公知例の旋回ロック装置では、ロック板101が旋回ベアリング3の外輪32(ギヤ歯32a)に対してその外側から係脱するようになっており、しかも該ロック板101の外側にガード部材103が設けられているので、該旋回ロック装置が旋回ベアリング3の外端より外側にはみ出している。即ち、図14に示すように、旋回ベアリング3の外輪32の外端(ギヤ歯32aの外端)よりガード部材103の外端がかなりの幅Wだけ外方に突出しているので、旋回ベアリング3の外側に旋回ロック装置設置用のスペースが必要となる(利用可能スペースが狭くなる)という問題がある。
Further, in the known rotation lock device of FIGS. 13 and 14, the
そこで、本願発明は、旋回ベアリングの外周から外側にはみ出すことがなく、且つ旋回ベアリングに設けた既存のボルト締結部分(ボルト頭部やボルト穴等)を利用して旋回ロックできるようにした作業車の旋回ロック装置を提供することを目的としてなされたものである。 Therefore, the present invention does not protrude from the outer periphery of the slewing bearing, and the working vehicle can be slewed locked using an existing bolt fastening portion (bolt head, bolt hole, etc.) provided on the slewing bearing. The purpose of this invention is to provide a swivel locking device.
本願発明は、上記課題を解決するための手段として次の構成を有している。尚、本願発明は、旋回台を備えた作業車において、旋回台上の作業機による非作業時に該作業機が不用意に旋回するのを防止するための旋回ロック装置を対象にしている。 The present invention has the following configuration as means for solving the above problems. The invention of the present application is directed to a turning lock device for preventing a work machine from turning carelessly when the work machine on the turntable is not operated by a work machine on the turntable.
[本願請求項1の発明]
本願請求項1の発明で使用される作業車は、車体上に旋回ベアリングを介して旋回台を水平旋回自在に設け、該旋回台に作業機を設けたものである。尚、本願で使用する作業車としては、例えば高所作業車やクレーン車や建柱車等が適用できる。
[Invention of
The work vehicle used in the invention of
旋回ベアリングは、内輪と外輪を有し、該内輪と外輪のいずれか一方が車体側に固定された固定側部分となる一方、その他方が旋回台側に固定された可動側部分となる。尚、この種の作業車に使用されている旋回ベアリングは、一般に内輪が固定側で外輪が可動側となるものが多い。又、旋回ベアリングの内輪及び外輪は、それぞれボルトによって車体側あるいは旋回台側に締結されている。 The slewing bearing has an inner ring and an outer ring, and either the inner ring or the outer ring is a fixed side portion fixed to the vehicle body side, and the other is a movable side portion fixed to the swivel base side. In many cases, slewing bearings used in this type of work vehicle have an inner ring on the fixed side and an outer ring on the movable side. The inner ring and the outer ring of the swing bearing are fastened to the vehicle body side or the turntable side by bolts, respectively.
そして、この請求項1の旋回ロック装置は、旋回ベアリングの固定側部分と可動側部分のいずれか一方に、旋回ベアリングの外周からはみ出さない位置において上下動可能なロック部材を設け、該ロック部材を旋回ベアリングの固定側部分と可動側部分のいずれか他方に設けた旋回ベアリング締結用のボルト締結部分に対して上下方向からロック及びロック解除させ得るようにしたものである。
The turning lock device according to
この請求項1の旋回ロック装置では、ロック部材のロック受部となるボルト締結部分としてボルト頭部やボルト穴が適用されるが、ロック受部となるこれらのボルト締結部分はそれぞれ旋回ベアリングの外周より内側に位置している。そして、ロック部材は、ロック受部となる上記のボルト締結部分(ボルト頭部やボルト穴)に対して上方又は下方から係合するので、該ロック部材も旋回ベアリングの外周からはみ出さない位置に設置できる。 In the turning lock device according to the first aspect, a bolt head or a bolt hole is applied as a bolt fastening portion serving as a lock receiving portion of the lock member. It is located more inside. Since the lock member engages from above or below the above bolt fastening portion (bolt head or bolt hole) serving as the lock receiving portion, the lock member is also positioned so as not to protrude from the outer periphery of the swing bearing. Can be installed.
そして、ロック部材の設置位置とロック受部となるボルト締結部分とは、ブームを車両の前方又は後方に向けたブーム格納状態で、上下に重合する位置に設けられている。尚、ロック受部となるボルト締結部分は、旋回ベアリングの中心を挟んで対向する2つの位置に設けておくと、単一のロック部材設置位置から、前方向きのブーム格納状態と後方向きのブーム格納状態でそれぞれ旋回ロックできる。 And the installation position of a lock member and the bolt fastening part used as a lock receiving part are provided in the position which overlaps up and down in the boom storing state which turned the boom to the front or back of the vehicle. In addition, if the bolt fastening portion that becomes the lock receiving portion is provided at two positions facing each other across the center of the swing bearing, the front-facing boom retracted state and the rear-facing boom can be seen from a single locking member installation position. Each can be locked in the retracted state.
[本願請求項2の発明]
本願請求項2の発明は、上記請求項1の旋回ロック装置において、ロック部材を旋回ベアリングの上部側にある可動側部分に設け、該ロック部材を旋回ベアリングの固定側部分の上面側にある既存のボルト頭部に対して上方からロック及びロック解除させ得るようにしたものである。
[Invention of
The invention of
この請求項2の場合は、ロック受部となるボルト締結部分にボルト頭部を適用しているが、このボルト頭部は旋回ベアリングの上面側にあるので、ロック部材は該ボルト頭部に対して上方側から係脱させる。 In this case, the bolt head is applied to the bolt fastening portion serving as the lock receiving portion. Since this bolt head is on the upper surface side of the swing bearing, the lock member is located on the bolt head. To disengage from above.
又、この請求項2では、ロック受部にボルト頭部を適用している関係で、ロック部材として該ボルト頭部の外周を過不足なく囲繞し得る筒部を有したものを使用するとよい。尚、ロック受部となるボルト締結部分がボルト頭部であるものでも、該ボルト頭部を周方向に小間隔をもって2つ設けておき、ロック部材として両ボルト頭部間の間隔内に差込み得るスペーサー部分を有したものを使用してもよい。 According to the second aspect of the present invention, since the bolt head is applied to the lock receiving portion, a lock member having a cylindrical portion that can surround the outer periphery of the bolt head without excess or deficiency may be used. Note that even if the bolt fastening portion serving as the lock receiving portion is a bolt head, two bolt heads are provided in the circumferential direction with a small interval, and can be inserted into the space between the bolt heads as a lock member. You may use what has a spacer part.
この請求項2の旋回ロック装置のように、ロック部材を上方からロック及びロック解除させ得るようにしたものでは、該ロック部材が見え易い位置にあるのでその操作がし易くなる。 In the turning lock device according to the second aspect of the present invention, the lock member can be locked and unlocked from above, so that the lock member can be easily operated because it is in a position where it can be easily seen.
[本願請求項3の発明]
本願請求項3の発明は、上記請求項1の旋回ロック装置において、ロック部材を旋回ベアリングの下部側にある固定側部分に設け、ロック部材を旋回ベアリングの可動側部分の下面側にある既存のボルト穴に対して下方からロック及びロック解除させ得るようにしたものである。
[Invention of
The invention of
この請求項3の場合は、ロック受部となるボルト締結部分にボルト穴を適用しているが、このロック受部となるボルト穴はボルトが螺合された残りの長さ部分が適用される。即ち、旋回ベアリングの可動側部分(例えば旋回ベアリングの外輪)には、旋回台固定用のボルトを螺合するボルト穴が形成されていて、該ボルト穴に上方側からボルトが螺合されるが、該ボルト穴に螺合されるボルトとしてボルト穴の長さより短いものを使用することにより、該ボルト穴の下端側に所定深さの下穴(余剰空所)を形成している。 In this case, the bolt hole is applied to the bolt fastening portion that becomes the lock receiving portion, and the remaining length portion into which the bolt is screwed is applied to the bolt hole that becomes the lock receiving portion. . That is, the movable side portion of the slewing bearing (for example, the outer ring of the slewing bearing) is formed with a bolt hole for screwing the bolt for fixing the swivel base, and the bolt is screwed into the bolt hole from above. By using a bolt that is shorter than the length of the bolt hole as a bolt to be screwed into the bolt hole, a pilot hole (excess void) having a predetermined depth is formed on the lower end side of the bolt hole.
他方、この請求項3では、ロック受部にボルト穴を適用している関係で、ロック部材として該ボルト穴に挿入し得るピン部分を有したものを使用する。 On the other hand, in this third aspect, a bolt hole is applied to the lock receiving portion, so that a lock member having a pin portion that can be inserted into the bolt hole is used.
そして、この請求項3の旋回ロック装置では、旋回ベアリングの下方側からロック部材を上下に操作してロック及びロック解除させるようになっている。 In the turning lock device of the third aspect, the lock member is operated up and down from the lower side of the turning bearing to lock and unlock.
[本願請求項4の発明]
本願請求項4の発明は、上記請求項1から3のいずれか1項の旋回ロック装置において、ロック部材をロック方向に付勢する付勢手段と、ロック部材を車両の側方からロック解除させ得る係脱自在な操作手段と、ロック部材をロック解除状態に維持させるロック解除維持手段を備えたものである。
[Invention of
According to a fourth aspect of the present invention, in the turning lock device according to any one of the first to third aspects, the urging means for urging the lock member in the lock direction and the lock member are unlocked from the side of the vehicle. And a detachable operating means, and a lock release maintaining means for maintaining the lock member in the unlocked state.
ところで、本願各請求項の旋回ロック装置では、ロック部材が旋回ベアリングの外周からはみ出さない位置にあるので、該ロック部材が車両側部からかなり内方寄りに位置している。そして、該ロック部材を手で持って操作しようとすると、車両側部からかなり内方まで手をのばして行う必要があり(ときには車体上に上がって操作する必要がある)、ロック部材のロック及びロック解除の各操作がしにくいという背景がある。 By the way, in the turning lock device of each claim of the present application, since the lock member is in a position that does not protrude from the outer periphery of the turning bearing, the lock member is located considerably inward from the vehicle side portion. And, if it is attempted to operate by holding the lock member by hand, it is necessary to extend it from the side of the vehicle to the inside (sometimes it is necessary to move it up on the vehicle body and operate it). There is a background that each operation of unlocking is difficult.
そこで、この請求項4の旋回ロック装置では、ロック部材を操作手段(例えば適宜長さを有した棒状の引っ掛け具)で車両の側方(地面上)からロック解除させ得るようにしている。尚、ロック部材は付勢手段(例えばスプリング)で常時ロック方向に付勢しているが、該ロック部材は、操作手段で付勢手段に抗してロック解除させた後、ロック解除維持手段によりロック解除状態で維持させることができる。 Therefore, in the turning lock device according to the fourth aspect of the present invention, the lock member can be unlocked from the side of the vehicle (on the ground) by operating means (for example, a bar-shaped hook having an appropriate length). The lock member is always urged in the locking direction by an urging means (for example, a spring). The lock member is unlocked against the urging means by the operation means, and is then released by the lock release maintaining means. It can be maintained in an unlocked state.
[本願請求項5の発明]
本願請求項5の発明は、上記請求項3の旋回ロック装置において、走行姿勢であるか作業姿勢であるかの認識に基いて、走行姿勢を認識している状態ではロック部材をロック状態に維持させる一方、作業姿勢を認識している状態ではロック部材を自動的にロック解除させるように作用するロック制御手段を備えたものである。
[Invention of
In the turning lock device according to
この請求項5の旋回ロック装置において、走行姿勢であるか作業姿勢であるかの認識は、PTOが作動しているか否か(例えば作業機の油圧アクチュエータに作動油を供給する油圧ポンプが作動しているか否か)を検出することで行える。即ち、PTOが非作動状態(作業機が作動不能となる)では走行姿勢を認識し、該PTOが作動状態(作業機が作動可能となる)では作業姿勢を認識する。
In the turning lock device according to
又、ロック制御手段は、ロック部材を油圧式又は電気式に操作し得るものである。 The lock control means can operate the lock member hydraulically or electrically.
そして、この請求項5の旋回ロック装置では、ロック制御手段により、走行姿勢を認識している状態ではロック部材をロック状態に維持させる一方、作業姿勢を認識している状態ではロック部材を自動的にロック解除させるようになっている。 In the turning lock device according to the fifth aspect, the lock control means causes the lock member to be maintained in the locked state when the traveling posture is recognized, while the lock member is automatically activated when the working posture is recognized. To unlock.
尚、この請求項5では、ロック部材のロック操作及びロック解除操作は、旋回ベアリングの下方側から行うようになっている。 According to the fifth aspect of the present invention, the locking operation and unlocking operation of the lock member are performed from the lower side of the swing bearing.
[本願請求項1の発明の効果]
本願請求項1の旋回ロック装置は、旋回ベアリングの固定側部分と可動側部分のいずれか一方に、旋回ベアリングの外周からはみ出さない位置において上下動可能なロック部材を設け、該ロック部材を旋回ベアリングの固定側部分と可動側部分のいずれか他方に設けた旋回ベアリング締結用のボルト締結部分に対して上下方向からロック及びロック解除させ得るようにしたものである。
[Effect of the invention of
In the turning lock device according to the first aspect of the present invention, a lock member that can move up and down at a position that does not protrude from the outer periphery of the turning bearing is provided on one of the fixed side portion and the movable side portion of the turning bearing. The bolt fastening portion for fastening the slewing bearing provided on the other of the fixed side portion and the movable side portion of the bearing can be locked and unlocked from above and below.
従って、この請求項1の旋回ロック装置では、ベアリング締結用のボルト締結部分(既存のもの)をロック部材のロック受部として有効利用できるという効果がある。 Therefore, the turning lock device according to the first aspect has an effect that the bolt fastening portion (existing one) for fastening the bearing can be effectively used as the lock receiving portion of the lock member.
又、この請求項1の旋回ロック装置では、ロック部材を旋回ベアリングの外周からはみ出さない位置に設置している(ロック受部となるボルト締結部分も旋回ベアリングの外周からはみ出さない位置にある)ので、旋回ロック装置全体を旋回ベアリングの外周より内側に設置でき、旋回ベアリング外周部分の余剰空間(利用可能スペース)を広くできるという効果がある。 Further, in the turning lock device according to the first aspect, the lock member is installed at a position that does not protrude from the outer periphery of the turning bearing (the bolt fastening portion that becomes the lock receiving portion is also at a position that does not protrude from the outer periphery of the turning bearing. Therefore, the entire swivel lock device can be installed on the inner side of the outer periphery of the swivel bearing, and the surplus space (usable space) of the outer peripheral part of the swivel bearing can be increased.
[本願請求項2の発明の効果]
本願請求項2の発明は、上記請求項1の旋回ロック装置において、ロック部材を旋回ベアリングの上部側にある可動側部分に設け、該ロック部材を旋回ベアリングの固定側部分の上面側にある既存のボルト頭部に対して上方からロック及びロック解除させ得るようにしたものである。
[Effect of the invention of
The invention of
従って、この請求項2の旋回ロック装置では、ロック部材を上方(見え易い位置)から操作できるので、上記請求項1の効果に加えて、ロック部材のロック及びロック解除の各操作がし易くなるという効果がある。 Therefore, in the turning lock device according to the second aspect, since the lock member can be operated from above (the position where it can be easily seen), in addition to the effect of the first aspect, the lock member can be easily locked and unlocked. There is an effect.
[本願請求項3の発明の効果]
本願請求項3の発明は、上記請求項1の旋回ロック装置において、ロック部材を旋回ベアリングの下部側にある固定側部分に設け、ロック部材を旋回ベアリングの可動側部分の下面側にある既存のボルト穴に対して下方からロック及びロック解除させ得るようにしたものである。
[Effect of the invention of
The invention of
従って、この請求項3の旋回ロック装置では、ロック部材を下方からロック及びロック解除の各操作ができるので、上記請求項1の効果に加えて、ロック部材の各操作を地上から行え(車体上に乗らないで行える)、該ロック部材の操作が請求項2とは別の意味で簡単となるという効果がある。
Therefore, in the turning lock device of
[本願請求項4の発明]
本願請求項4の発明は、上記請求項1から3のいずれか1項の旋回ロック装置において、ロック部材をロック方向に付勢する付勢手段と、ロック部材を車両の側方からロック解除させ得る係脱自在な操作手段と、ロック部材をロック解除状態に維持させるロック解除維持手段を備えたものである。
[Invention of
According to a fourth aspect of the present invention, in the turning lock device according to any one of the first to third aspects, the urging means for urging the lock member in the lock direction and the lock member are unlocked from the side of the vehicle. And a detachable operating means, and a lock release maintaining means for maintaining the lock member in the unlocked state.
従って、この請求項4の旋回ロック装置では、上記請求項1〜3の各効果に加えて、ロック部材が車両側部からかなり内方寄りに位置していても、該ロック部材を操作手段で車両の側方(地面上)からロック解除させることができ、そのロック解除操作が簡単となるという効果がある。 Therefore, in the turning lock device according to the fourth aspect, in addition to the effects of the first to third aspects, even if the lock member is located considerably inward from the vehicle side portion, the lock member is operated by the operating means. There is an effect that the lock can be released from the side of the vehicle (on the ground), and the unlocking operation is simplified.
又、この請求項4の旋回ロック装置では、ロック部材は付勢手段で常時ロック方向に付勢している一方で、ロック解除維持手段によりロック解除状態で維持させることができるので、該ロック部材をロック状態及びロック解除状態でそれぞれ安定姿勢に維持させることができるという効果もある。
In the turning lock device according to
[本願請求項5の発明の効果]
本願請求項5の発明は、上記請求項3の旋回ロック装置において、走行姿勢であるか作業姿勢であるかの認識に基いて、走行姿勢を認識している状態ではロック部材をロック状態に維持させる一方、作業姿勢を認識している状態ではロック部材を自動的にロック解除させるように作用するロック制御手段を備えたものである。
[Effect of the invention of
In the turning lock device according to
従って、この請求項5の旋回ロック装置では、走行姿勢であるか作業姿勢であるかの認識に基いて、ロック制御手段によりロック部材を自動的にロックしたりロック解除したりできるようになっているので、人手によるロック部材への操作が不要となるとともに、ロック部材に対する操作のし忘れによるトラブルを未然に防止できるという効果がある。 Therefore, in the turning lock device according to the fifth aspect, the lock member can be automatically locked or unlocked by the lock control means based on the recognition of the traveling posture or the working posture. Therefore, there is an effect that it is unnecessary to manually operate the lock member and troubles caused by forgetting to operate the lock member can be prevented.
以下、図1〜図10を参照して本願のいくつかの実施例を説明すると、図1〜図4には本願第1実施例の旋回ロック装置を示し、図5〜図6には同第2実施例の旋回ロック装置を示し、図7〜図8には同第3実施例の旋回ロック装置を示し、図9〜図10には同第4実施例の旋回ロック装置を示している。 Hereinafter, several embodiments of the present application will be described with reference to FIGS. 1 to 10. FIGS. 1 to 4 show a turning lock device of the first embodiment of the present application, and FIGS. A swivel lock device of a second embodiment is shown, FIGS. 7 to 8 show a swivel lock device of the third embodiment, and FIGS. 9 to 10 show a swivel lock device of the fourth embodiment.
本願各実施例の旋回ロック装置4は、例えば図11に示すようなクレーン車の旋回台2をロックするのに適用できるが、本願の旋回ロック装置は、クレーン車や高所作業車や建柱車等のブーム式作業機を備えた作業車に適用できるほかに、ブームを使用しない作業機を搭載した作業車にも適用できるものである。尚、以下の説明では、本願各実施例の旋回ロック装置を、図11のクレーン車を併用して説明する。
The turning
図11に示す作業車は、車体1上における運転室(キャビン)1aと荷台1bとの間に旋回台2を設置し、該旋回台2上に伸縮ブーム7を装備している。
The work vehicle shown in FIG. 11 has a
旋回台2は、ベース板21上に内部が中空の支柱体22を取付けたものである。そして、この旋回台2は、車体1上に設けた基台11の台板12上に旋回ベアリング3(後述する)を介して水平旋回自在に設置されている。
The
伸縮ブーム7は、起伏シリンダ71で起伏せしめられ、ブームに内蔵した伸縮シリンダ(図示省略)によって伸縮せしめられる。伸縮ブーム7の先端部にはフック72が吊下げられている。このフック72は、旋回台2に設けたウインチ(図示省略)によって巻上げ・巻下げ操作される。尚、以下の説明では、伸縮ブーム7を単にブームと表現することがある。
The
本願の各実施例における、図1(第1実施例)、図5(第2実施例)、図7(第3実施例)、及び図9(第4実施例)は、それぞれ図11のXII−XII断面相当図であるが、これらの各実施例の共通部分について図1を代表例として説明する。 FIG. 1 (first embodiment), FIG. 5 (second embodiment), FIG. 7 (third embodiment), and FIG. 9 (fourth embodiment) in each embodiment of the present application are shown in FIG. Although it is a cross-sectional view corresponding to -XII, common portions of these embodiments will be described with reference to FIG. 1 as a representative example.
旋回台2は、図1(図5、図7、図9も同じ)に示すように、基台11の台板12上に旋回ベアリング3を介して設置されている。
As shown in FIG. 1 (the same applies to FIGS. 5, 7, and 9), the
旋回台2の支柱体22の下部位置には、図11に示すブーム格納姿勢(ブーム7が車両後方又は車両前方に向く姿勢)で車両の幅方向に向く各側面部分に、油圧ホース引出し用や点検口となる所定面積の開口部23,24が形成されている。
At the lower position of the
旋回ベアリング3は、内輪31と外輪32とを相対回転自在に組付けたものである。内輪31は、基台11上に取付けた台板12の上面に複数個のボルト34,34・・で固定している。他方、外輪32は、旋回台2のベース板21の下面に複数個のボルト35,35・・で固定している。尚、内輪31締結用の各ボルト34,34・・及び外輪32締結用の各ボルト35,35・・は、図2に示すようにそれぞれ周方向に所定角度間隔(等角度間隔でも不等角度間隔でもよい)で適宜個数使用されている。
The
この実施例の旋回ベアリング3では、外輪32の外周面にギヤ歯が設けられており、該外輪32のギヤ歯に旋回駆動装置のピニオンギヤ18を噛合させている。尚、旋回駆動装置は、旋回用の油圧モータ16と減速機17とピニオンギヤ18とで構成されている。
In the slewing bearing 3 of this embodiment, gear teeth are provided on the outer peripheral surface of the
旋回台2の支柱体22内には、その下部寄り部分にロータリージョイント8が設置されている。このロータリージョイント8は、旋回台側にある各種の油圧アクチュエータ(起伏シリンダ71、伸縮シリンダ、フック巻上げ・巻下げ用ウインチ等)に作動油を給排するためのものである。そして、このロータリージョイント8は、固定側となる内筒81が台板12上に固定されている一方、可動側となる外筒82が回り止め部材13を介して旋回台2と共回りする状態で取付けられている。回り止め部材13は、図1及び図3に示すように旋回台2のベース板21上に固定されており、該回り止め部材13の先端部に設けた凹部にロータリージョイントの外筒82に設けた凸部を嵌入させることで、該外筒82を旋回台2(ベース板21)と共回りさせ得るようにしている。尚、この回り止め部材13は、旋回台2の支柱体22の開口部23形成部分に設けられている。
A rotary joint 8 is installed in a lower portion of the
旋回ベアリング3の内輪31締結用の各ボルト34,34・・は、内輪31の上面側から台板12に形成した各ネジ穴に螺合されている。そして、該各ボルト34,34・・の頭部は、それぞれ内輪31の上面に露出している。
The
旋回ベアリング3の外輪32締結用の各ボルト35,35・・は、旋回台2のベース板21の上面側から外輪32に形成した各ボルト穴(ネジ穴)33,33・・に螺合されている。この実施例では、外輪32締結用の各ボルト35,35・・は、外輪32側の各ボルト穴(ネジ穴)33,33・・に螺合した状態でボルト下端がボルト穴下端より若干上側に位置する長さのものを使用し、ボルト穴33の下部に小深さの無螺合部分(余剰空所)が形成されるようにしている。
The
尚、図1、図5、図7及び図9において、符号14は旋回ベアリング3の外周部及びピニオンギヤ18を被覆するカバーであり、符号15はブーム式作業機の各種油圧アクチュエータへの作動油制御弁である。
1, 5, 7, and 9,
ところで、作業車において、ブーム式作業機の非作業時(特に走行時)には、ブーム7が不用意に旋回しないようにしておく必要があるが、本願では旋回ベアリング3の可動側部分を旋回不能にロックするための旋回ロック装置を設けている。
By the way, in the work vehicle, when the boom type work machine is not working (particularly during traveling), it is necessary to prevent the
以下、本願の各実施例(第1〜第4実施例)の旋回ロック装置について個別に説明する。尚、図1〜図4に示す第1実施例の旋回ロック装置は、本願の請求項1と請求項2に対応するものであり、図5〜図6に示す第2実施例の旋回ロック装置は、本願の請求項1と請求項3に対応するものであり、図7〜図8に示す第3実施例の旋回ロック装置は、本願の請求項1と請求項2と請求項4に対応するものであり、図9〜図10に示す第4実施例の旋回ロック装置は、本願の請求項1と請求項3と請求項5に対応するものである。
Hereinafter, the turning lock device of each embodiment (first to fourth embodiments) of the present application will be individually described. 1 to 4 corresponds to claim 1 and
[図1〜図4の第1実施例]
図1〜図4に示す第1実施例の旋回ロック装置4は、旋回ベアリング3の可動側部分となる旋回台2のベース板21部分にロック部材41を設けている一方、該ロック部材41のロック受部として旋回ベアリング3の固定側部分となる内輪31締結用のボルト34を用いている。尚、この第1実施例の旋回ロック装置4は、図2において、ブームが符号7で示す車両後方に向く姿勢と、ブームが符号7′で示す車両前方に向く姿勢とでそれぞれ旋回ロックし得るようにしたものである。
[First Embodiment of FIGS. 1 to 4]
1 to 4 is provided with a
内輪31締結用のボルト34,34・・は、この第1実施例では、図2に示すように周方向に所定角度間隔で12個の通常ボルト(符号34のもの)と、後述するようにブーム7を車両後方に向けて格納する際に該ブーム7を若干角度(例えば12.5°)ずつ左右に振った状態で旋回ロックするための2個の補助ボルト(符号34C,34Dのもの)を有している。尚、内輪締結用の各ボルト(通常ボルト)34,34・・の個数は適宜に増減できるものである。
In this first embodiment, the
この第1実施例では、内輪31締結用の各ボルト34,34・・のうちの、ブーム格納状態(図2に符号7又は7′で示すブームの各姿勢)において左右の対向位置にある2つのボルト(図2の符号34A,34Bのもの)は、第1実施例の旋回ロック装置4におけるロック部材41のロック受部となるものであり、該2つのボルト34A,34Bの各頭部に対してロック部材41(後述する筒体42)が上下方向に係脱されるようになっている。
In the first embodiment, two
尚、図2において、真左位置にある符号34Aのボルトがブームを車両後方に向けて格納したとき(符号7の状態)のロック受部となり、真右位置にある符号34Bのボルトがブームを車両前方に向けて格納したとき(符号7′の状態)のロック受部となるものである。
In FIG. 2, the
この第1実施例で使用しているロック部材41は、図1、図3及び図4に示すように内輪締結用のボルト34の頭部の外形よりごく僅かに大きい内径を有した筒体42と、該筒体42の上部に固定している横棒43と、該横棒43に取付けた持ち手(ハンドル)44とを有したものである。横棒43の両端部は、筒体42の外形よりそれぞれ外方にはみ出している。
The
他方、旋回ベアリング3の外輪32を取付けている旋回台2のベース板21には、ロック受部となるボルト34A(又は34B)の頭部に対応し得る位置にロック部材41を上下にガイドするガイド筒51が取付けられている。
On the other hand, on the
このガイド筒51は、後述するようにロック部材41をロック解除状態に維持させるためのロック解除維持手段5としての機能もある。
As will be described later, the
このガイド筒51の取付位置は、内輪締結用ボルト34(34A)の直上方位置であるので、当然に旋回ベアリング3の外周より外側にはみ出さない位置である。又、このガイド筒51内は、ロック部材41の筒体42の外径とほぼ同径の円筒空所であって、ガイド筒51内で筒体42が上下にガイドされるとともに、該筒体42がガイド筒51内の水平面内で回転し得るようになっている。
The mounting position of the
この第1実施例では、ガイド筒51は回り止め部材13を介してベース板21上に取付けており、該回り止め部材13及びベース板21にもガイド筒51の内径と同径の穴(図3の符号13a、21a)が形成されている。そして、他の実施例では、回り止め部材13の穴13a及びベース板21の穴21aでロック部材41(筒体42)を実質的にガイドするようにしてもよい。
In the first embodiment, the
ガイド筒51は、ロック部材41をロック状態(図1の下動状態)にし得るとともにロック解除状態(図4の上動状態)で維持させるロック解除維持手段5の一部となるものである。
The
即ち、このガイド筒51には、その対向側面に上端から所定深さに達する一対の切溝52,52を形成しているとともに、ガイド筒上端に各切溝52,52とは角度90°変位した位置にロック部材41の横棒43の各端部を係止する小深さの係止凹部53,53を形成している。尚、この第1実施例では、ロック部材41の横棒43とガイド筒51(係止凹部53,53)とでロック解除維持手段5を構成している。
That is, the
そして、図1に示すようにロック部材41の横棒43の両端部がガイド筒51の各切溝52,52内に落とし込まれている状態では、ロック部材41の筒体42がガイド筒51と回り止め部材13の穴13aとベース板21の穴21aにガイドされた状態で、該筒体42の下端部がロック受部となるボルト34Aの頭部の外周を囲繞するようになっている。従って、図1の状態では、旋回ベアリング3の外輪32(及び旋回台2)がロック状態となる。尚、ロック部材41は、旋回台2の支柱体22の開口部23に対応する位置に設置されるので、該開口部23から持ち手44を掴んで上下操作及び回動操作をそれぞれ行うことができる。
As shown in FIG. 1, when both end portions of the
他方、このロック部材41は、図1のロック状態から持ち手44を掴んで上方に引き上げると、横棒43の両端部が各切溝52,52の上端から脱出し、その状態でロック部材41を水平面内で90°回転させることで、図4に示すように横棒43の各端部をガイド筒51上面の各係止凹部53,53に嵌入させることができる。この図4の状態では、ロック部材41の筒体42の下端がロック受部となるボルト34の頭部の上面よりやや上方に離間し、ロック解除状態となる。
On the other hand, when the
この第1実施例の旋回ロック装置4は、図2に示すように、ブーム7を車両後方の車幅中心に向けた状態では、ロック部材41の筒体42が真左位置にあってブーム後方格納状態でのロック受部となるボルト34Aの頭部に対応する位置に位置している一方、ブームを符号7′で示す車両前方の車幅中心に向けた状態では、ロック部材41′の筒体42′が真右位置にあってブーム前方格納状態でのロック受部となるボルト34Bの頭部に対応する位置に位置するようになっている。従って、この第1実施例の旋回ロック装置4では、ブーム後方格納状態とブーム前方格納状態の両方でそれぞれ旋回ロックすることができる。
As shown in FIG. 2, the turning
又、この第1実施例の旋回ロック装置4では、ロック部材41のロック受部として既存の内輪31締結用のボルト34A(34B)を使用しているので、該ボルト34A(34B)をロック部材41のロック受部として有効利用できる。
Further, in the turning
さらに、この第1実施例の旋回ロック装置4では、ロック受部として内輪31締結用のボルト34A(34B)を利用している関係で、ロック部材41を旋回ベアリング3の外周からはみ出さない位置に設置できるので、旋回ロック装置4の全体が旋回ベアリング3の外周より内側に位置し、該旋回ベアリング外周部分の余剰空間(利用可能スペース)を広くできる。
Further, in the turning
ところで、この第1実施例の旋回ロック装置4では、ロック部材41の設置位置が旋回ベアリング3の外周より内側にある(車両側部からかなり中央寄りに位置している)ので、該ロック部材41をロック操作又はロック解除操作するのに、車両側方から手が十分にとどかない場合は車体1上に上がって行えばよい。そのとき、この第1実施例では、ロック部材41を上方(見え易い位置)から操作できるので、ロック部材41のロック及びロック解除の各操作がし易くなる。
By the way, in the turning
ところで、図11の荷台1b上に背の高い荷物を積載した状態でブーム7を車両後方に向けて格納する場合は、該ブーム7が積載荷物に干渉しないように、ブーム7を若干角度(ブーム先端が車幅の側部からはみ出さない範囲の例えば角度12.5°程度)だけ左右いずれかに振った状態でブームを後方格納することがあるが、その場合、可動側部分にあるロック部材41がロック受部となる真左位置のボルト34Aに対して位置ずれしてしまう。
By the way, when the
そこで、この第1実施例の旋回ロック装置4では、図2に示すように、真左位置にあるボルト34Aを挟んでその周方向近傍位置(例えば周方向に角度12.5°ずつ偏位した位置)の2箇所にそれぞれ補助ボルト34C,34Dを設けている。この各補助ボルト34C,34Dは、真左位置のボルト34Aと同じもので、それぞれの補助ボルト34C,34Dの各頭部にロック部材41の筒体42が係合し得るようになっている。
Therefore, in the turning
そして、この各補助ボルト34C,34Dを付加したものでは、ブーム7を車両後方の車幅中心に向けて格納した状態と、該ブーム7をその状態から左右に若干角度(例えば12.5°)ずつ振った各状態との3つのブーム格納状態で、共通のロック部材41によりそれぞれ旋回ロックし得るようになっている。
In the case where each of the
尚、この第1実施例の旋回ロック装置4では、ロック部材41のロック受部としてボルト頭部を使用し、ロック部材41の筒体42でボルト頭部を囲繞することで旋回ロックを行うようにしているが、他の実施例では、ロック受部として近接配置した2つのボルト頭部間の隙間を用い、ロック部材41に該隙間内に挿脱し得る突起状の係合部(スペーサーとなるもの)を設けたものでもよい。
In the turning
[図5〜図6の第2実施例]
図5〜図6に示す第2実施例の旋回ロック装置4は、ロック部材41を旋回ベアリング3の下部側にある固定側部分(基台11の側面)に取付けている一方、該ロック部材41のロック受部として旋回ベアリング3の可動側部分となる外輪32のボルト穴33を利用している。
[Second Embodiment of FIGS. 5 to 6]
5 to 6, the
この第2実施例では、ロック部材41として棒状のロックピンが使用されている。このロック部材(ロックピン)41は、基台11の側面に固定した取付台11aに対して上下動可能に取付けている。又、このロック部材41は、取付台11aに対して付勢手段(スプリング)45で上方に付勢されている。
In the second embodiment, a rod-like lock pin is used as the
他方、ロック部材41のロック受部となるボルト穴33は、外輪32締結用のボルト35の螺合穴であって、このボルト穴33に螺合されているボルト35の下端は該ボルト穴33の下端より若干上側の位置までしか達していない。従って、該ボルト穴33の下部には小深さの無螺合部分(余剰空所)が形成されていて、このボルト穴33の余剰空所部分をロック部材41のロック受部として利用している。
On the other hand, the
尚、この第2実施例でも、ロック受部となるボルト穴33は周方向の対向位置にある2つを利用し、上記第1実施例(図2)と同様に、ブームを車両後方格納姿勢と車両前方格納姿勢の2通りでそれぞれ旋回ロックし得るようになっている。
In the second embodiment as well, two
そして、この第2実施例の旋回ロック装置4では、ブーム格納姿勢(前方向きと後方向きの2通りある)でロック受部となる一方のボルト穴33が旋回ベアリング下方の定位置にあるロック部材(ロックピン)41の直上方に位置するようになっている。
In the turning
この第2実施例のロック部材41は、上記第1実施例とは上下逆向きであるが、図6に示すロック解除状態で維持させるためのロック解除維持手段5として、上記第1実施例とほぼ同構造のものが採用されている。即ち、ロック部材(ロックピン)41の下端部には横棒43と持ち手44を有し、取付台11aには切溝52,52と係止凹部53,53を有したガイド筒51を取付けている。
The
そして、この第2実施例の旋回ロック装置4では、ブームが格納姿勢にある状態で、ロック部材41の横棒43(その両端部)がガイド筒51の各切溝52,52に対応する位置にあるときには、ロック部材41がスプリング45で上方に付勢されていることにより、横棒43の各端部が各切溝52,52内に入り込んで、ロック部材41の先端部(上端部)がボルト穴33下部の余剰空所内に進入する(図5のロック状態となる)。この図5の状態では、ロック部材41がスプリング45で上方に付勢されていることにより、該ロック部材41がロック状態に維持される。
In the turning
他方、図5の状態から、ロック部材41の持ち手44を掴んで該ロック部材41を下方に引き下げ、横棒43が切溝52,52から下方に脱出した状態でロック部材41を角度90°回して手を離すと、横棒43の各端部がガイド筒51下端の各係止凹部53,53に係合して、ロック部材41がロック解除状態に維持される。
On the other hand, from the state of FIG. 5, the
尚、この第2実施例では、ロック部材41のロック受部としてボルト穴33を採用している関係で、ロック部材(ロックピン)41の先端部の太さをボルト穴33の内径よりやや細くしているが、該ロック部材41によるロック強度に不安がある場合には、ロック受部となるボルト穴33の下部の余剰空所を拡径するとともに、それに合わせてロック部材(ロックピン)41の径を太くすることができる。
In the second embodiment, since the
この第2実施例の旋回ロック装置4でも、ロック部材41が外輪32締結用のボルト穴33に対して直下方から係脱操作されるので、該ロック部材41を旋回ベアリング3の外周からはみ出さない位置に取付けることができる一方、ロック受部として外輪32締結用のボルト穴33(既存のもの)を有効利用できる。
Also in the turning
又、ロック部材41は、旋回ベアリング3の下方からロック操作及びロック解除操作を行えるので、該ロック部材41の操作を、車体1上に上がることなく地上から行える。
Further, since the
[図7〜図8の第3実施例]
図7〜図8に示す第3実施例の旋回ロック装置4は、ロック部材41として上記第1実施例のものとほぼ同様な筒体42を使用し、該ロック部材41の筒体42を旋回ベアリング3の内輪31締結用のボルト34の頭部に対して上方から係脱(ロック及びロック解除)させ得るようにしている。
[Third Example of FIGS. 7 to 8]
The turning
尚、この第3実施例の旋回ロック装置4においても、ロック部材41の筒体42は、第1実施例と同様に旋回台2のベース板21に設けた穴21a(図3参照)と回り止め部材13に設けた穴13a(図3参照)にガイドされて上下動するようになっている。
In the turning
又、この第3実施例の旋回ロック装置4では、ロック部材41を旋回ベアリング3(旋回台2のベース板21)の上方から係脱操作するものにおいて、該ロック部材41を車両側方の地上から係脱操作し得るようにするために、次の構成を有している。
In the turning
即ち、この第3実施例のものでは、ロック部材41をロック方向に付勢する付勢手段(スプリング)45と、ロック部材41を車両の側方からロック解除させ得る係脱自在な操作手段46と、ロック部材41をロック解除状態に維持させるロック解除維持手段5を備えている。
That is, in the third embodiment, an urging means (spring) 45 for urging the
ロック部材41の設置位置の上部(回り止め部材13の上面)には、ロック部材41の筒体42を囲繞するように設置した下部ケーシング47と、該下部ケーシング47の上部に設置した上部ケーシング48と、該上部ケーシング48の車両側方側の側面に設けたロック解除維持手段5とがそれぞれ設けられている。
A
下部ケーシング47内には、ロック部材41を下方に付勢するスプリング45が収容されている。上部ケーシング48内には、滑車54を設けている。
A
ロック解除維持手段5は、横向きの筒体55と、棒材57付きの係止枠体56と、該係止枠体56(棒材57部分)とロック部材41とを滑車54を介して連結しているワイヤ58(可撓性のあるもの)とを有している。尚、係止枠体56はプルリングとして機能するものであり、以下の説明では係止枠体56をプルリングという。
The lock
このロック解除維持手段5における横向きの筒体55には、プルリング56の棒材57の各端部を進入させる所定深さの切溝55a,55aを設けている。又、筒体55の端面には、各切溝55a,55aから角度90°変位する位置に上記棒材57の各端部を係止する係止凹部55b,55bを設けている。尚、プルリング56は、図8に示すロック部材41のロック解除維持状態であっても、旋回ベアリング3(外輪32)の外周から外側にはみ出さないようにしている。
The horizontal cylinder 55 in the unlocking maintaining
操作手段46は、適宜長さ(例えば50〜70cm)を有した棒状の引っ掛け具が採用されている。この引っ掛け具46の基端部には持ち手46aを有し、該引っ掛け具46の先端部にはプルリング56に係脱し得るフック46bを設けている。
As the operation means 46, a rod-like hook having an appropriate length (for example, 50 to 70 cm) is employed. The
この第3実施例の旋回ロック装置4では、ロック部材41がスプリング45で下方に付勢されていることにより、プルリング56がワイヤ58を介して常時内方側に付勢されている。そして、プルリング56の棒材57の各端部が筒体55の各切溝55a,55aに対応している状態では、スプリング45の付勢力により、図7に示すように該棒材57の各端部が各切溝55a,55aに進入し、ロック部材41(筒体42)がロック受部となるボルト34の頭部を囲繞する位置まで下動する(ロック状態となる)。
In the turning
図7のロック状態からロック部材41をロック解除させるには、図8に示すように、引っ掛け具46のフック46bをプルリング56に引っ掛けて該引っ掛け具46を外側に引っ張ると、その引っ張り力でスプリング45の付勢力に抗してプルリング56及びワイヤ58を介してロック部材41を上動させる。そして、プルリング56の棒材57が各切溝55a,55aから脱出した状態で、引っ掛け具46を回してプルリング56(棒材57)を角度90°回転されると、棒材57の各端部が筒体55先端部の各係止凹部55bに対応し、そこで引っ掛け具46による引っ張り力を解除することで該棒材57の各端部が各係止凹部55bに係止される。この状態では、図8に示すように、スプリング45の付勢力でロック部材741が下方に付勢させているものの、プルリング56が筒体5の先端部に係止されているので、ワイヤ58を介してロック部材41がロック解除状態に維持される。
In order to unlock the
尚、図8に示すロック解除状態からロック部材41をロック位置に戻すには、引っ掛け具46を使用してプルリング56を角度90°回転させて、棒材57の各端部を筒体55の各切溝55aに対応させた状態で、引っ掛け具46による引っ張り力を解除させると、スプリング45の付勢力によりロック部材41が図7に示すロック位置まで下動する。
In order to return the
この第3実施例の旋回ロック装置4では、所定長さの引っ掛け具(操作手段)46を使用することにより、車両側部の地上から(車体1上に上らなくても)ロック部材41に対するロック及びロック解除の各操作が行える。
In the turning
[図9〜図10の第4実施例]
図9〜図10に示す第4実施例の旋回ロック装置4は、ロック部材41に対するロック及びロック解除の各操作を走行姿勢であるか作業姿勢の認識に基いて自動的に行うようにしたものである。即ち、本願の旋回ロック装置4は、車両の走行姿勢ではロック部材41により旋回ロックしておく必要がある一方、ブーム式作業機による作業姿勢ではロック部材41をロック解除状態にしておく必要があるが、この第4実施例では、上記両姿勢を認識して、ロック制御手段6によりロック部材41を自動で操作するものである。
[Fourth embodiment of FIGS. 9 to 10]
In the turning
この第4実施例の旋回ロック装置4では、ロック受部として上記第2実施例と同様に旋回ベアリング3の外輪32に設けたボルト穴33下部の余剰空所を利用している一方、ロック部材41として油圧ポンプ60からの作動油によって作動する油圧作動式のロックシリンダ61を使用している。尚、この第4実施例では、ロックシリンダ61のピストンロッドがロック部材41となるものであり、該ピストンロッドに符号41を付している。
In the turning
この第4実施例の旋回ロック装置4では、旋回ベアリング3の外輪32に設けたボルト穴33下部の余剰空所に対して、ロックシリンダ61のピストンロッド41の先端部を下方から挿脱させることによって、ロック解除及びロックさせ得るようになっている。尚、ロックシリンダ61は、そのピストンロッド41が上向きに出没する状態で、シリンダチューブ62を基台11上の台板12の外端部に固定している。
In the turning
ロックシリンダ61のピストンロッド41は、シリンダチューブ62に内蔵したスプリング45により上方(突出方向)に付勢されていて、ロックシリンダ61に対する非操作時にはピストンロッド41が上動(図9の状態)している。そして、シリンダチューブ62内におけるピストンロッド41のピストン部分の上側に作動油を供給することで、該ピストンロッド41をスプリング45の付勢力に抗して押し下げる(図10の状態)ようになっている。
The
この第4実施例の旋回ロック装置4において、走行姿勢であるか作業姿勢であるかの認識は、ブーム式作業機の油圧アクチュエータに作動油を供給する油圧ポンプ60が作動しているか否かで判断するようにしている。そして、ロック部材(ロックシリンダ61のピストンロッド41)を操作するロック制御手段6は、油圧ポンプ60からの作動油をロックシリンダ61に給排することによってロック部材41を操作するようになっているが、このロック制御手段6は、油圧ポンプ60の作動状態によって次のように機能する。
In the turning
まず、走行姿勢では油圧ポンプ60が非作動であるので、ロックシリンダ61に対して油圧ポンプ60からの作動油が供給されない。従って、ロックシリンダ61のピストンロッド41がスプリング45の付勢力でロック方向に突出している(図9の状態)。そして、ブームが格納姿勢位置にある状態では、ピストンロッド41の先端部がロック受部となるボルト穴33下部の余剰空所に進入して、旋回ロック状態を維持している。
First, since the
他方、ブーム式作業機による作業時には、PTOを介して油圧ポンプ60が作動するが、該油圧ポンプ60が作動すると、その作動油がロックシリンダ61に供給されることにより、ピストンロッド41をスプリング45の付勢力に抗して押し下げて、図10に示すようにロック解除させる。尚、油圧ポンプ60が作動中は、その作動油圧力が常時ロックシリンダ61の縮小側に加わっているので、ピストンロッド41はロック解除状態に維持される。
On the other hand, when working with a boom type work machine, the
このように、第4実施例の旋回ロック装置4では、油圧ポンプ60の作動状態(作動しているか否か)に基いてロックシリンダ61のピストンロッド(ロック部材)41を自動的にロックしたりロック解除したりできるようになっているので、人手によるロック部材(ピストンロッド)41への操作が不要となるとともに、ロック部材(ピストンロッド)41に対する操作のし忘れを未然に防止できる。
Thus, in the turning
尚、この第4実施例のように、ロック部材41のロック及びロック解除の各操作を自動的に行えるようにしたものにおいて、他の実施例では、走行姿勢であるか作業姿勢であるかの認識に基いてロック部材41に対する操作を電気的に(例えばソレノイドシリンダを使用して)行うこともできる。
In the fourth embodiment, the
1は車体、2は旋回台、3は旋回ベアリング、4は旋回ロック装置、5はロック解除維持手段、6はロック制御手段、7はブーム、31は内輪、32は外輪、33はボルト穴、34はボルト、41はロック部材、45は付勢手段(スプリング)、46は操作手段(引っ掛け具)、60は油圧ポンプである。
1 is a vehicle body, 2 is a swivel base, 3 is a swing bearing, 4 is a rotation lock device, 5 is a lock release maintaining means, 6 is a lock control means, 7 is a boom, 31 is an inner ring, 32 is an outer ring, 33 is a bolt hole,
Claims (5)
前記旋回ベアリングの固定側部分と可動側部分のいずれか一方に、前記旋回ベアリングの外周からはみ出さない位置において上下動可能なロック部材を設け、
該ロック部材を、前記旋回ベアリングの固定側部分と可動側部分のいずれか他方に設けた旋回ベアリング締結用のボルト締結部分に対して上下方向からロック及びロック解除させ得るようにしている、
ことを特徴とする作業車の旋回ロック装置。 In a work vehicle in which a swivel base is provided on a vehicle body via a swivel bearing so as to be horizontally turnable, and a work machine is provided on the turn base.
A lock member that can move up and down at a position that does not protrude from the outer periphery of the slewing bearing is provided on either the fixed side portion or the movable side portion of the slewing bearing,
The lock member can be locked and unlocked from above and below with respect to a bolt fastening portion for fastening the turning bearing provided on either the fixed side portion or the movable side portion of the turning bearing.
A turning lock device for a work vehicle.
前記ロック部材は前記旋回ベアリングの上部側にある可動側部分に設け、
前記ロック部材を前記旋回ベアリングの固定側部分の上面側にある既存のボルト頭部に対して上方からロック及びロック解除させ得るようにしている、
ことを特徴とする作業車の旋回ロック装置。 In claim 1,
The lock member is provided on the movable side portion on the upper side of the slewing bearing,
The lock member can be locked and unlocked from above with respect to an existing bolt head on the upper surface side of the fixed side portion of the slewing bearing,
A turning lock device for a work vehicle.
前記ロック部材は前記旋回ベアリングの下部側にある固定側部分に設け、
前記ロック部材を前記旋回ベアリングの可動側部分の下面側にある既存のボルト穴に対して下方からロック及びロック解除させ得るようにしている、
ことを特徴とする作業車の旋回ロック装置。 In claim 1,
The lock member is provided on a fixed side portion on a lower side of the swing bearing,
The lock member can be locked and unlocked from below with respect to an existing bolt hole on the lower surface side of the movable side portion of the swivel bearing,
A turning lock device for a work vehicle.
前記ロック部材をロック方向に付勢する付勢手段と、前記ロック部材を車両の側方からロック解除させ得る係脱自在な操作手段と、前記ロック部材をロック解除状態に維持させるロック解除維持手段を備えている、
ことを特徴とする作業車の旋回ロック装置。 In any one of Claim 1 to 3,
Energizing means for energizing the lock member in the locking direction, detachable operation means capable of unlocking the lock member from the side of the vehicle, and unlock release maintaining means for maintaining the lock member in the unlocked state With
A turning lock device for a work vehicle.
走行姿勢であるか作業姿勢であるかの認識に基いて、走行姿勢を認識している状態では前記ロック部材をロック状態に維持させる一方、作業姿勢を認識している状態では前記ロック部材を自動的にロック解除させるように作用するロック制御手段を備えている、
ことを特徴とする作業車の旋回ロック装置。 In claim 3,
Based on the recognition of the traveling posture or the working posture, the locking member is maintained in the locked state when the traveling posture is recognized, while the locking member is automatically activated when the working posture is recognized. Provided with a lock control means that acts to release the lock automatically,
A turning lock device for a work vehicle.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010161684A JP2012020866A (en) | 2010-07-16 | 2010-07-16 | Turn lock device for working vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010161684A JP2012020866A (en) | 2010-07-16 | 2010-07-16 | Turn lock device for working vehicle |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012020866A true JP2012020866A (en) | 2012-02-02 |
Family
ID=45775456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010161684A Pending JP2012020866A (en) | 2010-07-16 | 2010-07-16 | Turn lock device for working vehicle |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012020866A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114084820A (en) * | 2021-11-25 | 2022-02-25 | 河南省建筑科学研究院有限公司 | Hoist promotes overspeed protection monitoring devices |
-
2010
- 2010-07-16 JP JP2010161684A patent/JP2012020866A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114084820A (en) * | 2021-11-25 | 2022-02-25 | 河南省建筑科学研究院有限公司 | Hoist promotes overspeed protection monitoring devices |
CN114084820B (en) * | 2021-11-25 | 2023-06-30 | 河南省建筑科学研究院有限公司 | Hoist promotes overspeed protection monitoring devices |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2829499B1 (en) | Outrigger connection locking device | |
US7213872B2 (en) | Fire engine | |
JP2006290030A (en) | Side mirror support device for construction machine | |
JP2012020866A (en) | Turn lock device for working vehicle | |
JP5786582B2 (en) | Construction machinery scaffolding structure | |
JP2011102484A (en) | Construction machine | |
JP5978438B2 (en) | Wheel crane | |
JP2003054884A (en) | Vehicle for high lift work | |
JP2014173382A (en) | Pile driver | |
JP6874755B2 (en) | Jib mooring device | |
JP2008019007A (en) | Wheel crane | |
JP2006117341A (en) | Equipment-mounted working vehicle | |
JP3120996U (en) | Vehicle-mounted crane | |
JP2003128385A (en) | Crane | |
JP2017141074A (en) | Platform of construction machine | |
JP2008254719A (en) | Wheel stopper and vehicle | |
JP4323282B2 (en) | Electric work machine | |
KR20140059715A (en) | Sub-boom device for high-lift working vehicle | |
JP5576645B2 (en) | Boom working machine | |
RU2535355C1 (en) | Device to block telescopic support of construction machine and method to protect construction machine against driving away | |
JP2010215403A (en) | Mobile crane | |
JP2023108337A (en) | hook storage structure | |
AU2016247177A1 (en) | Latch assembly for service pin of machine | |
JP6398568B2 (en) | Work vehicle | |
JPH09278366A (en) | Ladder device for construction machine |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20111219 |