JP2012020858A - 多軸ターレット巻取機における巻取制御方法 - Google Patents

多軸ターレット巻取機における巻取制御方法 Download PDF

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【課題】
簡単な制御方式の変更により満巻軸に巻かれているウエブの張力安定を達成し、巻取品質の維持をはかる。
【解決手段】
連続して流れているウエブを停止することなく引取りローラ4を経て巻取ダンサーローラ5で速度制御してターレット巻取機に装置した巻取軸2に巻き取り、満巻に達したとき、ターレット旋回により満巻軸3と新巻軸2を入れ替え、満巻軸3と新巻軸2の間で切断刃7によりウエブWを切断するターレット巻取機における巻取りにおいて、満巻に達した満巻軸3を巻取ダンサーローラ制御で速度制御したままターレット1を旋回し、新巻軸2がウエブWに接触したとき、巻取ダンサーローラ制御を満巻軸3から新巻軸2に切り替え、新巻軸2を巻取ダンサーローラ5による速度制御とすると共に、満巻軸3を新巻軸の制御された速度に同調する速度で回転させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は多軸ターレット巻取機における巻取制御方法に係り、詳しくは多軸ターレット巻取機において満巻軸と新巻軸を巻替える際の満巻軸の回転速度制御方法に関するものである。
連続して流れているウエブを停止することなく2軸又は多軸の巻取軸を有するターレット巻取機で巻き取り、巻き取りが満巻に達したとき、ターレットを旋回して新巻軸と巻き替えて新巻軸と満巻軸の間で切断刃によりウエブを切断することは従来より広く知られている。(例えば特許文献1参照)
図3は一般的なターレット巻取機の概要を示しており、ターレット盤1の一方に巻取軸2を配して引取りローラ4を介して流れてくるウエブWを巻取ダンサーローラ5、タッチローラ6を介して巻取軸2に巻き取り、満巻に達した時、ターレット盤1を旋回し、満巻軸3を移行し、新巻軸2と入れ替えて満巻軸3と新巻軸2の間で切断刃7により切断し、新巻軸2に巻き付けるようになっている。ところがこのターレット巻取機における満巻軸から新巻軸に巻き替える一連の動作の中でウエブの張力が変化し、ウエブの巻取品質を悪くすることが多い。
勿論、ウエブの品質が一般包装用であれば巻替え時における上記張力変動も余り問題とならないが、昨今の工業用ウエブ、光学用ウエブ等、高機能ウエブでは巻き替え時の一部のウエブでも品質を維持することが求められている。
そこで、前記ターレット巻取機におけるウエブの巻取りではウエブの張力変動を解消するため通常、巻取り前にダンサーローラ5により張力を与え、図3のAに示す如くダンサーローラ5の位置の変位により巻軸の速度を制御することが行われており、ウエブWには常にダンサーローラ5による張力があるため巻取軸の巻径変化に関係なく巻取軸の回転数の変化に対応している。
しかし、満巻にしてターレット旋回により満巻軸から新巻軸に巻き替える場合、ターレット旋回まで前記巻き取り前のダンサーローラ張力と満巻軸の速度制御で対応できるが、ターレット旋回後、新巻軸2と満巻軸3の間に切断するためのガイドローラ8を進入させ、新巻軸にウエブを巻き付けて新巻軸近くで切断刃7で切断するときには、上記ターレット1内のガイドローラ8の進入が新巻軸と満巻軸の間のウエブを押し付けるため、両巻軸2,3間のウエブWの長さが変化し、満巻軸2の回転数が変わり、ウエブの張力も変動して安定した張力が出なくなる難があった。
そのため、従来においては、巻き替えのためのターレット旋回開始から切断終了までの間、満巻軸3を速度制御から張力制御に変えウエブの長さの変化に対応することが行われていたが、現在ではより精度の高い張力にするため、切断時も速度制御が必要になって来た。
ところで、従来、制御は通常、ターレット巻取機におけるターレット旋回後の満巻軸はターレット旋回前の巻径に対応したトルクを記録し、ターレット旋回始めからターレット旋回終了及び旋回終了後のウエブの切断まではこの記録したトルクによる制御が行われているが、しかし、満巻軸は当然、時間と共に巻太って少ないながらもトルクを増大し、また、大径に達していることから慣性も大きく微妙なトルク制御が出来ない難点があった。特に最近の高機能フィルムは巻取られたウエブの内部応力が一定であることが求められ、ターレット旋回中及びターレット旋回後の制御が重要な要素となっている。
そこで、本出願人はこれに対応すべく満巻軸3と新巻軸2の間における切断のためのガイドローラ8をターレット内ダンサーローラに変更してターレット旋回後、新巻軸2と満巻軸3の間に該ダンサーローラ8を装入し、図3Cに示す如く両巻軸の間のウエブ張力を一定に保ちながらウエブのパス長さの変化をターレット内ダンサーローラ8で検出し、満巻軸3の回転を制御する方法を提案した。(特許文献2参照)
しかし、前記提案に係る制御方法は、満巻軸に巻かれているウエブの張力を安定ならしめる面では充分効果を奏するが、ターレット内ダンサーローラを装入するためのスペースが必要となるためスペースがなく、ダンサーローラを装入できない場合には稍難があると共に、ターレット内ダンサーローラ制御に向かない、例えば伸び易いウエブ等の場合には適用することができないことが分かった。
特開平11−171377号公報 特開2010−13197号公報
本発明は上述の如き実状に鑑み、上記ターレット内ダンサーローラによる制御の方法に更に改善を加え、巻き替えた新巻軸にウエブが接触したときに巻取ダンサーローラにより制御された新巻軸に満巻軸を同調させる速度制御方式を取り入れることによりターレット中のダンサーローラ挿入のスペースを必要とせず、かつダンサーローラ制御に向かない伸び易いウエブにも支障なく適用可能ならしめることを目的とするものである。
即ち、上記目的に適合する本発明は、連続して流れているウエブを停止することなく引取りローラを経て巻取ダンサーローラで速度制御してターレット巻取機に装置した巻取軸に巻き取り、満巻になった時、ターレットを旋回して満巻軸と新巻軸を入れ替え、満巻軸と新巻軸の間で切断刃によりウエブを切断するターレット巻取機における巻き取りにおいて、満巻に達した満巻軸は巻取ダンサーローラ制御で速度制御されたままターレットを旋回し、新巻軸がウエブに接触したとき、巻取ダンサーローラ制御を満巻軸から新巻軸に切り替え、新巻軸を巻取ダンサーローラによる速度制御とすると共に、満巻軸を該新巻軸の制御された速度に同調する速度で回転させることを特徴とする。
本発明は上記の如く新巻軸を巻取ダンサーローラにより速度制御すると共に、その速度で満巻軸を速度制御するようにしたことにより従来の満巻軸の回転数が変わり、ウエブの張力も変動して安定した内部応力が得られなかった欠陥を克服して、巻き取られるウエブの内部応力を一定ならしめることができることから、最近の高機能フィルムの巻き取りに頗る有効であると共に、さきに提案したターレット内のダンサーローラ挿入のスペースの必要もなく、設備を簡易化せしめる効果を有する。
本発明ターレット巻取機の1態様を示す概要図である。 本発明ターレット巻取機における巻取り,巻替えの態様で、(イ)は新巻軸巻取り時、(ロ)は新巻軸巻上げ時、(ハ)はターレット旋回により満巻軸を移し、別の新巻軸に切り変える段階、(ニ)はターレット旋回後、新巻軸にウエブが接触した段階を示す。 既知のターレット巻取機の1例を示す概要図である
以下更に添付図面を参照し、本発明制御方法の具体的形態を説明する。図1は本発明巻取制御手段を有するターレット巻取機の概要を示し、流れてくるウエブWを引取りローラ4、巻取ダンサーローラ5を介し、タッチローラ6を巻取軸2に圧接せしめて巻き取り、ターレット1の旋回により満巻軸3と新巻軸2を入れ替え、巻換えを行って満巻軸3と新巻軸2の間で切断刃7によりウエブを切断する基本構成においては従来におけるターレット巻取機と同様であるが、本発明にあっては図3におけるターレット内のダンサーローラは設けられておらず、代わって新巻軸2は図1Aに示す如く巻取ダンサーローラ5により速度制御が行われるようになっていると共に、その速度で図1Bに示す如く満巻軸3も速度制御がなされるようになっている。なお、制御手段は既知の一般的制御手段が使用される。
図2(イ)〜(ニ)は上記ターレット巻取機による本発明制御方法を順序的に示し、第1段階として流れてくるウエブWを引取りローラ4,巻取ダンサーローラ5を介してターレット1の一方に配置されている新巻軸2にタッチローラ6を圧接して巻き取りが行われており、この場合、タッチローラ6に圧接された新巻軸2は巻取ダンサーローラ5による速度制御Aによって回転速度が制御されている。そして、新巻軸に対する巻取りが進み、(ロ)図に示すように満巻に巻き上げられたとき、該満巻軸3を巻き替えるべくターレット1の旋回が始まり、(ハ)図に示す如く満巻軸3はターレット1の他方に移行し、新巻軸2を巻取位置に補給のため近付ける。この間、満巻軸3は(ロ),(ハ)図におけるターレット旋回中にあっては巻取ダンサーローラ5による速度制御Aにより制御が続けられ、新巻軸2は巻取位置に至り、ウエブWに接触するまではウエブ速度に同調している。
このようにしてターレットの旋回が終了し、(ニ)図の如く満巻軸3が取り出し位置に至り、新巻軸2が所定の巻取位置に至ると、満巻軸3と新巻軸2の間で切断刃7によりウエブを切断し、次回の巻取りが開始するが、ウエブWが新巻軸2に接触したとき巻取ダンサーローラによる制御Aを今までの満巻軸から新巻軸に切り替え、新巻軸を図示の如く巻取ダンサーローラ5による速度制御Aとすると共に、満巻軸3は巻取ダンサーローラ5による制御から解放され、新巻軸2の速度に同調する速度制御Bとする。
かくして上記新巻軸の速度制御に同調する満巻軸の速度制御により巻き取られるウエブの内部応力は一定となり、安定した内部応力で満巻軸の巻き替えを行うことができ、高機能フィルムや伸び易いフィルムに対しても巻取品質の向上を図ることができる。
1:ターレット
2:新巻軸
3:満巻軸
4:引取りローラ
5:巻取ダンサーローラ
6:タッチローラ
7:切断刃
8:ターレット内ダンサーローラ

Claims (1)

  1. 連続して流れているウエブを停止することなく引取りローラを経て巻取ダンサーローラで速度制御してターレット巻取機に装置した巻取軸に巻き取り、満巻に達したとき、ターレット旋回により満巻軸と新巻軸を入れ替え、満巻軸と新巻軸の間で切断刃によりウエブを切断するターレット巻取機における巻き取りにおいて、満巻に達した満巻軸を巻取ダンサーローラ制御で速度制御したままターレットを旋回し、新巻軸がウエッブに接触したとき、巻取ダンサーローラ制御を満巻軸から新巻軸に切り替え、新巻軸を巻取ダンサーローラによる速度制御とすると共に、満巻軸を新巻軸の制御された速度に同調する速度で回転させることを特徴するターレット巻取機における巻取制御方法。
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