JP2012020265A - 二酸化炭素分離回収システム及びその運転方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】吸収液の流量が変動した際に、吸収液の再生工程で必要となる熱エネルギーの増加を抑制する。
【解決手段】二酸化炭素分離回収システムは、燃焼排ガスに含まれる二酸化炭素を吸収液に吸収させる吸収塔3と、吸収塔3からリッチ液4aが供給され、リッチ液4aから蒸気を含む二酸化炭素ガスを放出させるとともに吸収液を再生し、放出された二酸化炭素ガス及び蒸気を含む排出ガスを排出する再生塔5と、吸収塔3と再生塔5との間に設けられ、再生塔5から吸収塔3に供給される再生された吸収液(リーン液4b)を熱源として、吸収塔3から再生塔5に供給されるリッチ液4aを加熱する複数の再生熱交換器41、51、61と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、二酸化炭素分離回収システム及びその運転方法に関する。
近年、大量の化石燃料を使用する火力発電所等を対象に、燃焼排ガスとアミン系吸収液を接触させ、燃焼排ガス中の二酸化炭素を分離回収する方法、及び回収された二酸化炭素を大気へ放出することなく貯蔵する方法が研究されている。
具体的には、燃焼排ガスに含まれる二酸化炭素をアミン系吸収液に吸収させる吸収塔と、二酸化炭素を吸収した吸収液(リッチ液)が吸収塔から供給され、リッチ液を加熱し、リッチ液から二酸化炭素ガスを放出させて吸収液を再生する再生塔とを備え、再生した吸収液(リーン液)を吸収塔に供給して再利用する二酸化炭素回収システムが知られている(例えば特許文献1参照)。
上記のような二酸化炭素回収システムは、既設の発電設備等に付加して設置されるため、その運転コストを出来るだけ低減することが求められる。特に、再生塔における吸収液の再生工程は、リッチ液から二酸化炭素ガスを放出させるために多量の熱エネルギーが必要とされる。従って、二酸化炭素回収システムの運転コストを低減するためには、吸収液の再生工程で必要となる熱エネルギーを低減することが重要となる。
従来の二酸化炭素回収システムは、吸収塔と再生塔との間に、再生塔から吸収塔に供給されるリーン液を熱源として、吸収塔から再生塔に供給されるリッチ液を加熱する再生熱交換器を設け、リーン液の熱を回収するように構成されている。
しかし、二酸化炭素回収システムを循環する吸収液の流量は一定ではなく、運転条件によって変動する。そのため、吸収液の流量が再生熱交換器の定格値より低くなると、再生熱交換器の熱交換性能が低下し、リッチ液の温度を十分上げることができず、吸収液の再生工程で必要となる熱エネルギーが増加するという課題があった。
特開2004−323339号公報
本発明は、吸収液の流量の変動に対し、吸収液の再生工程で必要となる熱エネルギーの増加を抑制する二酸化炭素分離回収システム及びその運転方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様による二酸化炭素分離回収システムは燃焼排ガスに含まれる二酸化炭素を吸収液に吸収させる吸収塔と、前記吸収塔から二酸化炭素を吸収した吸収液が供給され、当該吸収液から蒸気を含む二酸化炭素ガスを放出させるとともに当該吸収液を再生し、放出された二酸化炭素ガス及び蒸気を含む排出ガスを排出する再生塔と、前記吸収塔と前記再生塔との間に設けられ、前記再生塔から前記吸収塔に供給される再生された吸収液を熱源として、前記吸収塔から前記再生塔に供給される二酸化炭素を吸収した吸収液を加熱する複数の再生熱交換器と、を備え、前記複数の再生熱交換器はそれぞれ容量が異なるものである。
本発明の一態様による二酸化炭素分離回収システムの運転方法は、燃焼排ガスに含まれる二酸化炭素を吸収液に吸収させる吸収塔と、前記吸収塔から二酸化炭素を吸収した吸収液が供給され、当該吸収液から蒸気を含む二酸化炭素ガスを放出させるとともに当該吸収液を再生し、放出された二酸化炭素ガス及び蒸気を含む排出ガスを排出する再生塔と、前記吸収塔と前記再生塔との間に設けられ、前記再生塔から前記吸収塔に供給される再生された吸収液を熱源として、前記吸収塔から前記再生塔に供給される二酸化炭素を吸収した吸収液を加熱し、互いに異なる容量を有する複数の再生熱交換器と、を備える二酸化炭素分離回収システムの運転方法であって、前記複数の再生熱交換器への吸収液流量を、前記容量の75%以上100%以下又は0%となるように調整するものである。
本発明によれば、吸収液の流量の変動に対し、吸収液の再生工程で必要となる熱エネルギーの増加を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る二酸化炭素分離回収システムの概略構成図である。 再生熱交換器の吸収液流量と、再生塔に供給する吸収液と再生塔運転温度との差との関係の一例を示すグラフである。 再生塔に供給する吸収液と再生塔運転温度との差と、リボイラーへの投入エネルギーとの関係の一例を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に本発明の実施形態に係る二酸化炭素分離回収システムの概略構成を示す。ここで二酸化炭素分離回収システムは、二酸化炭素を吸収可能な吸収液を用いて、化石燃料の燃焼により生成された燃焼排ガスに含まれる二酸化炭素を回収するものである。
図1に示すように二酸化炭素分離回収システム1は、燃焼排ガス2aに含まれる二酸化炭素を吸収液に吸収させる吸収塔3と、吸収塔3から二酸化炭素を吸収した吸収液(以下、リッチ液4aと記す)が供給され、このリッチ液4aを加熱し、吸収液から水蒸気を含む二酸化炭素ガスを放出させて、二酸化炭素ガスと水蒸気とを含む排出ガス2dを排出し、吸収液を再生する再生塔5とを備える。
例えば、火力発電所などの発電設備において生成された燃焼排ガス2aが、排ガス導入ライン8を介して吸収塔3の下部に供給され、吸収塔3の頂部から二酸化炭素が取り除かれた燃焼排ガス2bが排出されるようになっている。
吸収塔3は、吸収液が二酸化炭素を吸収することにより生成されたリッチ液4aを貯留する吸収塔スチル(タンク)3aを有する。同様に、再生塔5は、リッチ液4aが二酸化炭素ガスを放出することにより再生された吸収液(以下、リーン液4bと記す)を貯留する再生塔スチル(タンク)5aを有する。
ここで、二酸化炭素を吸収可能な吸収液には、例えばアミン化合物を水に溶かしたアミン化合物水溶液が使用される。
図1に示すように、再生塔5にはリボイラー6が設けられている。リボイラー6は、発電設備から供給されるプラント蒸気等を熱源として、再生塔スチル5aに貯留されていたリーン液4bの一部を加熱してその温度を上昇させて蒸気を生成し、再生塔5に供給する。なお、リボイラー6においてリーン液4bを加熱する際、リーン液4bから二酸化炭素ガスが放出され、吸収液蒸気とともに再生塔5に供給される。この吸収液蒸気は、充填層5bを介して再生塔5内を上昇し、リッチ液4aを加熱する。これによりリッチ液4aから二酸化炭素ガスが放出される。充填層5bは、例えば、多孔構造、ハニカム構造等を有するもので構成され、充填層5bを通過する吸収液を撹乱する作用を有するものであればよい。
再生塔5から排出された二酸化炭素ガスと吸収液蒸気とを含む排出ガス2dは、ガスライン35を通り、ガス冷却器31によって水分凝縮した後、気液分離器32によって二酸化炭素ガスと吸収液成分を含む還流水とに気液分離される。気液分離器32からの二酸化炭素ガス2eは回収二酸化炭素導出ライン33を介して排出され、貯蔵設備(図示せず)で貯蔵される。また、気液分離器32からの還流水は還流ライン34を介して再生塔5に戻される。
吸収塔3と再生塔5との間に、再生塔5から吸収塔3に供給されるリーン液4bを熱源として、吸収塔3から再生塔5に供給されるリッチ液4aを加熱する3台の再生熱交換器41、51、61が設けられ、リーン液4bの熱を回収するように構成されている。ここで、上述したように、再生塔5においてリッチ液4aから二酸化炭素ガスを放出させる際、リッチ液4aはリボイラー6からの高温の蒸気を熱源として加熱される。従って、再生熱交換器41、51、61に供給されるリーン液4bの温度は比較的高く、このリーン液4bが熱源として用いられている。
3台の再生熱交換器41、51、61は、それぞれ吸収液の流量の定格値(容量)が異なる。それぞれの定格値については後述する。
吸収塔3と再生熱交換器41、51、61との間に、吸収塔タンク3aの底部から再生熱交換器41、51、61にリッチ液4aを供給するリッチ液ライン11が連結されている。このリッチ液ライン11に、吸収塔3からのリッチ液4aを再生熱交換器41、51、61に送り込むリッチ液ポンプ12が設けられている。リッチ液ライン11は、3本のリッチ液ライン11a、11b、11cに分岐して、再生熱交換器41、51、61に連結される。
リッチ液ライン11aには、リッチ液4aの流量を計測する流量計42と、再生熱交換器41に供給されるリッチ液4aの流量を調整する調整弁43が設けられている。同様に、リッチ液ライン11bには、リッチ液4aの流量を計測する流量計52と、再生熱交換器51に供給されるリッチ液4aの流量を調整する調整弁53が設けられている。同様に、リッチ液ライン11cには、リッチ液4aの流量を計測する流量計62と、再生熱交換器61に供給されるリッチ液4aの流量を調整する調整弁63が設けられている。
再生熱交換器41、51、61と再生塔5との間に、再生熱交換器41、51、61から再生塔5の上部にリッチ液4aを供給するリッチ液ライン13が連結されている。リッチ液ライン13は3本のリッチ液ライン13a、13b、13cに分岐して、再生熱交換器41、51、61に連結される。
リッチ液ライン13aには、再生熱交換器41にリッチ液4aを流さない場合に再生熱交換器41を閉切るための閉切り弁44が設けられている。同様に、リッチ液ライン13bには、再生熱交換器51にリッチ液4aを流さない場合に再生熱交換器51を閉切るための閉切り弁54が設けられている。同様に、リッチ液ライン13cには、再生熱交換器61にリッチ液4aを流さない場合に再生熱交換器61を閉切るための閉切り弁64が設けられている。
再生塔5と再生熱交換器41、51、61との間に、再生塔タンク5aの底部から再生熱交換器41、51、61にリーン液4bを供給するリーン液ライン14が連結されている。このリーン液ライン14に、再生塔5からのリーン液4bを再生熱交換器41、51、61に送り込むリーン液ポンプ15が設けられている。リーン液ポンプ15は、再生塔タンク5aの底部から引き抜くリーン液4bの流量を調節できる。リーン液ライン14は、3本のリーン液ライン14a、14b、14cに分岐して、再生熱交換器41、51、61に連結される。
リーン液ライン14aには、リーン液4bの流量を計測する流量計45と、再生熱交換器41に供給されるリーン液4bの流量を調整する調整弁46が設けられている。同様に、リーン液ライン14bには、リーン液4bの流量を計測する流量計55と、再生熱交換器51に供給されるリーン液4bの流量を調整する調整弁56が設けられている。同様に、リーン液ライン14cには、リーン液4bの流量を計測する流量計65と、再生熱交換器61に供給されるリーン液4bの流量を調整する調整弁66が設けられている。
再生熱交換器41、51、61からのリーン液4bは、緩衝タンク10に貯留される。再生熱交換器41、51、61と緩衝タンク10との間には、再生熱交換器41、51、61にリーン液4bを流さない場合に再生熱交換器41、51、61を閉切るための閉切り弁47、57、67が設けられている。
ポンプ16は緩衝タンク10に貯留されているリーン液4bを吸収塔3の上部へ送り込む。ポンプ16と吸収塔3との間には吸収液冷却器17が設けられている。吸収液冷却器17は、冷却水(冷却媒体)を冷却源として、吸収塔3に供給される吸収液を冷却する。
吸収塔3の上部に供給された吸収液は、吸収塔3内において上部から吸収塔タンク3aに向けて下降する。一方、吸収塔3に供給された燃焼排ガス2aは、吸収塔3内において下部から頂部に向けて上昇する。そのため、二酸化炭素を含む燃焼排ガス2aと吸収液とが充填層3bにおいて向流接触(直接接触)し、吸収液が燃焼排ガス2a中の二酸化炭素を吸収し、リッチ液4aが生成される。二酸化炭素が取り除かれた燃焼排ガス2bは、吸収塔3の頂部から排出され、リッチ液4aは吸収塔3の吸収塔タンク3aに貯留される。充填層3bは、例えば、多孔構造、ハニカム構造等を有するもので構成され、充填層3bを通過する吸収液を撹乱する作用を有するものであればよい。
吸収塔3頂部から排出された燃焼排ガス2bは、ガス冷却器21によって冷却されて水分凝縮した後、気液分離器22によって排ガスと吸収液成分を含む還流水とに気液分離される。気液分離器22からの排ガス2cは排ガス導出ライン23を介して系外に排出され、還流水は還流ライン24を介して吸収塔3に戻される。
さらに、二酸化炭素分離回収システムには制御部70が設けられている。制御部70は、流量計42、52、62から計測結果を受け取り、調整弁43、53、63の開度を制御し、再生熱交換器41、51、61へのリッチ液4a供給量を調整することができる。また、制御部70は、流量計45、55、65から計測結果を受け取り、調整弁46、56、66の開度を制御し、再生熱交換器41、51、61へのリーン液4b供給量を調整することができる。制御部70は、排ガス導入ライン8を介して吸収塔3に供給される排ガス2aの流量や、排ガス2a中の二酸化炭素濃度についての情報を取得し、これらの情報に基づいて、二酸化炭素分離回収システムを循環する吸収液の流量を求め、再生熱交換器41、51、61へのリッチ液4a供給量、リーン液4b供給量を算出できる。
次に、再生熱交換器における吸収液流量と熱交換性能との関係について説明する。
一般に、再生熱交換器の熱交換性能を示す総括伝熱係数K[W/m・K]は、液流量の0.8乗程度に比例する。図2に、再生熱交換器の吸収液流量Lと、再生塔に供給する吸収液と再生塔運転温度との差ΔT[K]との関係の一例を示す。再生熱交換器の吸収液流量Lが定格値の100%でΔT=10[K]となっている。すなわち、再生熱交換器の流量が定格値であった場合、再生熱交換器から再生塔へ供給される吸収液の温度は、再生塔運転温度より10[K]低いということを示す。
図2から分かるように、再生熱交換器の吸収液流量Lが減少すると、ΔTが上昇する。すなわち、再生熱交換器は、流量Lの減少に伴い、熱交換性能が低下する。
図3は、再生塔に供給する吸収液と再生塔運転温度との差ΔT[K]と、リボイラーでの投入エネルギーとの関係の一例を示す。ここで投入エネルギーは、ΔT=10[K]の場合を基準(100%)としている。図3から、ΔTの上昇に伴い、投入エネルギーが増大することが分かる。これは、吸収液の温度を再生塔運転温度まで上げるのに必要なエネルギーが増大するためである。
一般に、二酸化炭素分離回収システムでは、運転中における、リボイラーの投入エネルギーの増加を5%以下に抑えることが求められる。従って、図3から、ΔTを12.3[K]以下にする必要があることがわかる。また、図2から、ΔTを12.3[K]以下にするためには、再生熱交換器の流量Lを定格値の75%以上にする必要があることが分かる。
上述のことから、本実施形態では、再生熱交換器41、51、61の各々の流量を定格値の100%〜75%となるように流量を調整する。
続いて、再生熱交換器41、51、61の吸収液の流量の定格値について説明するにあたり、まず、流量定格値(容量)が同じ再生熱交換器が2台設けられている場合について説明する。二酸化炭素分離回収システムを循環する吸収液の流量を100、2台の再生熱交換器の流量定格値をそれぞれ50とする。再生熱交換器の流量は定格値の100%〜75%の範囲とするため、1台の再生熱交換器の流量範囲は50〜37.5となる。
従って、二酸化炭素分離回収システムを循環する吸収液の流量が100〜75の範囲であれば、2台の再生熱交換器の流量を定格値の100%〜75%にして対応することができる。また、二酸化炭素分離回収システムを循環する吸収液の流量が50〜37.5の範囲であれば、2台の再生熱交換器のうち一方を閉切り、他方の流量を定格値の100%〜75%にして対応することができる。しかし、二酸化炭素分離回収システムを循環する吸収液の流量が75〜50の範囲や、37.5未満である場合、このような2台の再生熱交換器の流量を定格値の100%〜75%にすることでは対応できない。
2台の再生熱交換器のうち、一方の流量の定格値を、他方の流量の定格値の75%とすることで、二酸化炭素分離回収システムを循環する吸収液の流量の対応可能な範囲が広がる。一方の再生熱交換器の流量定格値をa、他方を0.75×aとした場合、a+0.75×a=100の関係が成り立つ。従って、再生熱交換器の一方の流量定格値は57.1、他方は42.9となる。実用上の概ねの比率としては、57:43である。
しかし、このような2台の再生熱交換器を用いても、二酸化炭素分離回収システムを循環する吸収液の流量が32.2未満である場合は、2台の再生熱交換器の流量を定格値の100%〜75%にすることでは対応できない。
通常のプラントでは、二酸化炭素分離回収システムを循環する吸収液の流量変動範囲は、100から、1/4負荷の25までであることが多い。従って、再生熱交換器には、二酸化炭素分離回収システムを循環する吸収液の流量100〜25まで連続的に対応できることが望まれる。
そこで、再生熱交換器を1台追加し、本実施形態のように3台の再生熱交換器を設けることで、二酸化炭素分離回収システムを循環する吸収液の流量の対応可能な範囲がさらに広がる。例えば、上述の2台の再生熱交換器の流量定格値57.1と42.9のうち、42.9を2つに分割する。上述の2台の場合の対応可能な流量の最小値である32.2に2台目の再生熱交換器の流量定格値を設定し、3台目の再生熱交換器の流量定格値はその残りの10.7(=42.9−32.2)とする。
3台の再生熱交換器をこのような容量比率にすることで、二酸化炭素分離回収システムを循環する吸収液の流量変動範囲100から24.2まで連続的に対応することができる。
従って、再生熱交換器41、51、61の容量比率を、57.1:32.2:10.7とすることが好ましく、実用上の概ねの比率として、(56〜57):(32〜33):(10〜11)程度とすることが好適である。
また、3台の再生熱交換器のうち、最大容量をb、2番目に大きい容量を0.75×b、最小容量を0.75×bとし、b+0.75×b+0.75×b=100の関係が成り立つようにすることで、二酸化炭素分離回収システムを循環する吸収液の流量の対応可能な範囲がさらに広がる。このとき、3台の再生熱交換器の容量は、43.2、32.4、24.3となる。このような比率にすることで、流量変動範囲100から18.2まで連続的に対応することができる。
従って、再生熱交換器41、51、61の容量比率を、43.2:32.4:24.3とすることがさらに好ましく、実用上の概ねの比率としては、(43〜44):(32〜33):(23〜25)程度である。
上述のよう容量比率の再生熱交換器41、51、61を設け、制御部70が、各再生熱交換器の流量が定格値の100%〜75%、又は0%(閉切り)となるように、調整弁43、53、63、45、55、65を制御する。このことにより、二酸化炭素分離回収システムを循環する吸収液の流量が変動しても、リボイラー6の投入エネルギーの増加を5%未満に抑えることができる。
このように、本実施形態によれば、容量の異なる3台の再生熱交換器を設けることで、吸収液の流量の変動に対し、吸収液の再生工程で必要となる熱エネルギーの増加を抑制することができる。
上記実施形態では、3台の再生熱交換器を設ける例について説明したが、4台以上設けてもよい。
また、二酸化炭素分離回収システムを循環する吸収液の流量の変動範囲100〜32.2に対応することで良い場合は、上述したように、容量を57.1、42.9とした2台の再生熱交換器を設ければよい。再生熱交換器の数を減らすことができるため、コストを削減できる。
上記実施形態では、再生熱交換器への吸収液供給量を容量(定格値)の100%〜75%とする例について説明したが、この範囲は、リボイラー6の投入エネルギーの許容増加範囲によって変わり、それに応じて、複数の再生熱交換器の好適な容量比率も変化する。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 二酸化炭素分離回収システム
3 吸収塔
5 再生塔
6 リボイラー
41、51、61 再生熱交換

Claims (6)

  1. 燃焼排ガスに含まれる二酸化炭素を吸収液に吸収させる吸収塔と、
    前記吸収塔から二酸化炭素を吸収した吸収液が供給され、当該吸収液から蒸気を含む二酸化炭素ガスを放出させるとともに当該吸収液を再生し、放出された二酸化炭素ガス及び蒸気を含む排出ガスを排出する再生塔と、
    前記吸収塔と前記再生塔との間に設けられ、前記再生塔から前記吸収塔に供給される再生された吸収液を熱源として、前記吸収塔から前記再生塔に供給される二酸化炭素を吸収した吸収液を加熱する複数の再生熱交換器と、
    を備え、
    前記複数の再生熱交換器はそれぞれ容量が異なることを特徴とする二酸化炭素分離回収システム。
  2. 前記再生熱交換器は2台設けられ、容量比率は57:43であることを特徴とする請求項1に記載の二酸化炭素分離回収システム。
  3. 前記再生熱交換器は3台設けられ、容量比率は57:33:10であることを特徴とする請求項1に記載の二酸化炭素分離回収システム。
  4. 前記再生熱交換器は3台設けられ、容量比率は43:33:24であることを特徴とする請求項1に記載の二酸化炭素分離回収システム。
  5. 前記複数の再生熱交換器の各々に供給される吸収液の流量を計測する流量計と、
    前記複数の再生熱交換器の各々に供給される吸収液の流量を調整する調整弁と、
    前記流量計の計測結果を用いて各再生熱交換器への吸収液供給量を算出し、算出結果に基づいて前記調整弁の開度を制御する制御部と、
    をさらに備える請求項1乃至4のいずれかに記載の二酸化炭素分離回収システム。
  6. 燃焼排ガスに含まれる二酸化炭素を吸収液に吸収させる吸収塔と、
    前記吸収塔から二酸化炭素を吸収した吸収液が供給され、当該吸収液から蒸気を含む二酸化炭素ガスを放出させるとともに当該吸収液を再生し、放出された二酸化炭素ガス及び蒸気を含む排出ガスを排出する再生塔と、
    前記吸収塔と前記再生塔との間に設けられ、前記再生塔から前記吸収塔に供給される再生された吸収液を熱源として、前記吸収塔から前記再生塔に供給される二酸化炭素を吸収した吸収液を加熱し、互いに異なる容量を有する複数の再生熱交換器と、
    を備える二酸化炭素分離回収システムの運転方法であって、
    前記複数の再生熱交換器への吸収液流量を、前記容量の75%以上100%以下又は0%となるように調整することを特徴とする二酸化炭素分離回収システムの運転方法。
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