JP2012019425A - 無線通信システムならびに送信装置および受信装置 - Google Patents

無線通信システムならびに送信装置および受信装置 Download PDF

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英司 谷口
Yoshihito Hirano
嘉仁 平野
Mitsuhiro Shimozawa
充弘 下沢
Sunao Takagi
直 高木
Taku Kameda
卓 亀田
Kenji Suematsu
憲治 末松
Kazuo Tsubouchi
和夫 坪内
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Abstract

【課題】伝搬路の状況に応じて適応的に最適な無線モードで通信する無線通信システムを得る。
【解決手段】複数の無線モードを切替える送信装置1と、複数の無線モードを同時に受信する受信装置2とから構成される。送信装置1は、送信回路5と切替制御回路6とを備える。送信回路5は、データ系列の送信信号102をシンボル系列の送信信号103に変換するデータ変調回路39と、無線モードに対応した複数の変調回路3a〜3kと、変調回路を選択するスイッチ回路4とを含む。受信装置2は、受信回路8と伝搬路推定評価回路9とを備える。受信回路8は、無線モードに対応した複数の復調回路7a〜7kと、複数のデータ復調回路40a〜40kとを含む。切替制御回路6は、伝搬路推定評価回路9からの制御情報106に基づいてスイッチ回路4を切替制御して、送信信号の無線モードを切替える
【選択図】図2

Description

この発明は、複数の無線モードを用いて通信を行う無線通信システムならびに送信装置および受信装置に関し、特に、複数の無線モードを切替えて送信する機能を有する送信装置と、複数の無線モードを同時に受信する機能を有する受信装置と、を用いた無線通信システムならびに送信装置および受信装置に関するものである。
従来から、携帯電話端末と基地局との間の無線通信システムが提案されており、複数の無線モードを用いて通信を行う第1構成例として、たとえば、GSM(Global System for Mobile Communications)モードおよびWCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)モードなどのマルチモード通信機能を有する無線通信システムがすでに実用化されている。
また、従来の無線通信システムの第2構成例として、無線通信モードとしてシングルキャリア(以下、「SC」という)伝送と、マルチキャリア(以下、「MC」という)伝送とを用いた無線通信システムも提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
この場合、SC伝送を行うSC無線端末およびMC伝送を行うMC無線端末と、これら2つ(SC伝送、MC伝送)の異なる無線通信モードで同時に通信することが可能な基地局との間で通信を行うように構成されている
図25は上記第1構成例による無線通信システムを示すブロック図であり、代表的にアップリンク(携帯電話端末206が送信側、各基地局201、202が受信側)の場合を示している。
図25において、複数の携帯電話端末206は、それぞれ、2個(GSMおよびWCDMA)の無線モードに対応するマルチモード送信装置205を備えており、マルチモード送信装置205の無線モードを切替えることにより、GSM基地局201またはWCDMA基地局202との間で通信可能な構成を有している。
GSM基地局201は、GSM受信装置203を備えており、GSM無線モードのみの受信が可能である。また、WCDMA基地局202は、WCDMA受信装置204を備えており、WCDMA無線モードのみの受信が可能である。
つまり、各基地局201、202においては、それぞれ単一の無線モードのみで通信が行われるので、携帯電話端末206は、携帯電話端末206が置かれた伝搬路の状況に応じて、各基地局201、202との間で適応的に最適な無線モードで通信を行うことはできない。
一方、図26は上記特許文献1に記載の無線通信システム(第2構成例)を示すブロック図であり、代表的にアップリンク(各無線端末209、210が送信側、基地局207が受信側)の場合を示している。
図26において、基地局207は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)受信装置208を備えており、OFDM受信装置208を用いて、2つ(SC伝送、MC伝送)の無線モードの信号を同時に受信可能な構成を有している。
また、複数の無線端末としては、SC伝送モードによる送信のみが可能なSC送信装置211を備えたSC無線端末209と、MC伝送モードによる送信のみが可能なMC送信装置212を備えたMC無線端末210と、の2種類が存在する。
図26の場合、各無線端末209、210は、SC伝送モードまたはMC伝送モードのいずれか一方の無線モードのみで通信可能なので、各無線端末209、210が置かれた伝搬路の状況に応じて、基地局207との間で適応的に最適な無線モードに切替えて通信を行うことはできない。
特開2008−42492号公報
従来の無線通信システムは、第1構成例および第2構成例のいずれの場合も、無線端末と基地局との間で、伝搬路の状況に応じて適応的に最適な無線モードで通信を行うことができないという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、伝搬路の状況に応じて適応的に最適な無線モードで通信することのできる無線通信システムならびに送信装置および受信装置を得ることを目的とする。
この発明に係る無線通信システムは、複数の無線モードを切替えて送信信号を送出する機能を有する送信装置と、複数の無線モードの送信信号を同時に受信する機能を有する受信装置とにより構成された無線通信システムであって、送信装置は、送信信号を送出する送信回路と、複数の無線モードを切替える切替制御回路とを備え、送信回路は、データ系列の送信信号をシンボル系列の送信信号に変換するデータ変調回路と、複数の無線モードの各々に対応して変調処理を行う複数の変調回路と、複数の無線モードの各々に対応して複数の変調回路のいずれかを選択するスイッチ回路とを含み、受信装置は、送信装置からの送信信号を受信して受信信号を取得する受信回路と、複数の無線モードの各々に対して受信時の伝搬路を推定評価する伝搬路推定評価回路とを備え、受信回路は、複数の無線モードに対応して復調処理を行う複数の復調回路と、復調されたシンボル系列の受信信号をデータ系列の受信信号に変換する複数のデータ復調回路とを含み、切替制御回路は、伝搬路推定評価回路からの推定評価結果に基づいてスイッチ回路を切替制御することにより、送信装置から送出される送信信号の無線モードを切替えるものである。
この発明に係る無線通信システムによれば、複数の無線モードを切替えて送信する機能を有する送信装置と、複数の無線モードを同時に受信する機能を有する受信装置とを備えることにより、伝搬路の状況に応じて適応的に最適な無線モードで通信することができる。
この発明の実施の形態1に係る無線通信システムを示すブロック図である。 この発明の実施の形態1による送信装置および受信装置を具体的に示すブロック図である。 この発明の実施の形態2による送信装置を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2による受信装置を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3による送信装置を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3による受信装置を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4による送信装置を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4による受信装置を示すブロック図である。 この発明の実施の形態5による送信装置を示すブロック図である。 この発明の実施の形態6による送信装置を示すブロック図である。 この発明の実施の形態6による受信装置を示すブロック図である。 この発明の実施の形態7による送信装置を示すブロック図である。 この発明の実施の形態8による送信装置を示すブロック図である。 この発明の実施の形態8による受信装置を示すブロック図である。 この発明の実施の形態9による送信装置を示すブロック図である。 この発明の実施の形態9による受信装置を示すブロック図である。 この発明の実施の形態10による送信装置を示すブロック図である。 この発明の実施の形態11による受信装置を示すブロック図である。 この発明の実施の形態11による受信装置の他の構成例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態12による送信装置を示すブロック図である。 この発明の実施の形態13による伝搬路推定評価回路の制御情報導出動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態14による送信装置を示すブロック図である。 この発明の実施の形態15に係る無線通信システムを示すブロック図である。 この発明の実施の形態3、8、9、13による効果を示す説明図である。 従来の無線通信システムの第1構成例を示すブロック図である。 従来の無線通信システムの第2構成例を示すブロック図である。
実施の形態1.
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の形態1に係る無線通信システムの全体構成を示すブロック図である。
図1において、この発明が適用される無線通信システムは、複数の無線端末100と、各無線端末100との間で通信を行う1つの基地局101とにより構成されている。
各無線端末100は、それぞれ、複数の無線モードを切替えて送信する機能を有する送信装置1を備えている。
また、基地局101は、複数の無線モードの信号を同時に受信して復調する機能を有する受信装置2を備えている。
図2は図1内の送信装置1および受信装置2の具体的構成例を示すブロック図である。
図2において、送信装置1は、入力された送信信号102を変調してアンテナから送信する送信回路5と、受信装置2からの制御情報106に基づき送信回路5の無線モードを切替える切替制御回路6(CNT)とにより構成されている。
送信回路5は、データ系列の送信信号102をシンボル系列の送信信号103に変換するデータ変調回路39(DATA MOD)と、各無線モードに対応して変調処理を行う複数の変調回路3a〜3k(MOD1〜MODk)と、各無線モードに対応して変調回路3a〜3kの切替を行うスイッチ回路4(SW)と備えている。
切替制御回路6は、送信回路5内のデータ変調回路39およびスイッチ回路4を切替制御する。
受信装置2は、送信回路5からの各無線モードに対応した送信信号を受信する受信回路8と、受信信号に基づき各無線モードに対する伝搬路を推定評価して制御情報106を生成する伝搬路推定評価回路9(EST)とにより構成されている。
受信回路8は、各無線モードに対応して復調処理を行う複数の復調回路7a〜7k(De MOD1〜De MODk)と、各復調回路7a〜7kで復調されたシンボル系列の受信信号104a〜104kをデータ系列の受信信号105a〜105kに変換する複数のデータ復調回路40a〜40k(DATA DMOD)とを備えている。
伝搬路推定評価回路9は、各復調回路7a〜7kからの受信信号104a〜104kに基づき、各無線モードの伝搬路を推定評価する。
次に、図1および図2を参照しながら、この発明の実施の形態1による動作について説明する。
なお、図2においては、複数の無線モード(a、・・・、k)を一般的に示しており、具体的なモードについては特定しないで説明する。
図1および図2において、受信装置2は、複数の送信装置1からの複数の無線モードの送信信号を受信し、伝搬路推定評価回路9により、各無線端末100と基地局101との間の伝搬路の特性を推定評価する。
伝搬路推定評価回路9による推定評価結果は、制御情報106として、基地局101から各無線端末100に通信されて報知される。
無線端末100内の送信装置1においては、基地局101から通知された制御情報106に基づき、切替制御回路6を介して、送信回路5内のデータ変調回路39およびスイッチ回路4が切替制御される。
以上のように、この発明の実施の形態1(図1、図2)に係る無線通信システムは、複数の無線モードを切替えて送信信号を送出する機能を有する送信装置1と、複数の無線モードの送信信号を同時に受信する機能を有する受信装置2とにより構成されている。
送信装置1は、送信信号を送出する送信回路5と、複数の無線モードを切替える切替制御回路6とを備えている。
送信回路5は、データ系列の送信信号102をシンボル系列の送信信号103に変換するデータ変調回路39と、複数の無線モードの各々に対応して変調処理を行う複数の変調回路3a〜3kと、複数の無線モードの各々に対応して複数の変調回路3a〜3kのいずれかを選択するスイッチ回路4とを備えている。
受信装置2は、送信装置1からの送信信号を受信して受信信号105a〜105kを取得する受信回路8と、複数の無線モードの各々に対して受信時の伝搬路を推定評価する伝搬路推定評価回路9とを備えている。
受信回路8は、複数の無線モードに対応して復調処理を行う複数の復調回路7a〜7kと、復調されたシンボル系列の受信信号104a〜104kをデータ系列の受信信号105a〜105kに変換する複数のデータ復調回路40a〜40kとを備えている。
切替制御回路6は、伝搬路推定評価回路9からの制御情報106(推定評価結果)に基づいてスイッチ回路4を切替制御することにより、送信装置1から送出される送信信号の無線モードを切替える。
これにより、送信装置1から送出される信号の無線モードは、伝搬路の特性に応じて適応的に切替えられるので、送信装置1と受信装置2との間で、伝搬路の状況に応じて適応的に最適な無線モードで通信を行うことができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1(図2)では、各変調回路3a〜3kと各復調回路7a〜7kとの間で直接通信したが、図3および図4のように、各変調回路3a〜3kの出力側に個別の周波数変換回路11a〜11kを設け、各復調回路7a〜7kの入力側に個別の周波数変換回路12a〜12kを設け、周波数変換回路11a〜11k、12a〜12kを介して通信してもよい。
図3はこの発明の実施の形態2に係る無線通信システムの送信装置1の具体的構成例を示すブロック図であり、図4はこの発明の実施の形態2に係る無線通信システムの受信装置2の具体的構成例を示すブロック図である。
図3、図4において、前述(図2参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。また、この発明の実施の形態2に係る無線通信システムの全体構成は、図1に示した通りである。
この場合、送信装置1および受信装置2は、周波数変換回路11a〜11k、12a〜12kにより、複数の無線モードに対応して、異なるRF周波数帯域を割り当てるように構成されている。
図3において、送信装置1は、送信回路5と切替制御回路6とにより構成されており、送信回路5は、前述と同様のデータ変調回路39(DATA MOD)、変調回路3a〜3k(MOD1〜MODk)およびスイッチ回路4(SW)に加えて、変調回路3a〜3kに個別接続された複数の周波数変換回路11a〜11k(TxRF1〜TxRFk)を備えている。
各周波数変換回路11a〜11kは、変調回路3a〜3kによって変調された各信号を異なる周波数帯域のRF信号に変換する。
図4において、受信装置2は、受信回路8と伝搬路推定評価回路9とにより構成されており、受信回路8は、前述と同様の復調回路7a〜7k(De MOD1〜De MODk)およびデータ復調回路40a〜40k(DATA DMOD)に加えて、復調回路7a〜7kに個別接続された複数の周波数変換回路12a〜12k(RxRF1〜RxRFk)を備えている。
各周波数変換回路12a〜12kは、複数の無線モードのRF信号に対応して周波数を変換し、各復調回路7a〜7kは、周波数変換された各受信信号の復調処理を行う。
図3、図4において、受信装置2の伝搬路推定評価回路9による推定評価結果は、制御情報106として、送信装置1の切替制御回路6に報知される。
したがって、前述と同様に、送信装置1においては、制御情報106に基づき、切替制御回路6を介してデータ変調回路39およびスイッチ回路4が切替制御され、送信装置1から送出される信号の無線モードを適応的に切替えることができる。
以上のように、この発明の実施の形態2(図3、図4)による送信装置1および受信装置2は、複数の無線モードに対応して異なるRF周波数帯域を割り当てる構成からなり、送信回路5は、複数の変調回路3a〜3kによって変調された各送信信号を異なる周波数帯域のRF信号に変換する複数の周波数変換回路11a〜11kを備えている。
また、受信回路8は、複数の無線モードのRF信号に対応して周波数を変換する複数の周波数変換回路12a〜12kを備えており、複数のデータ復調回路40a〜40kは、周波数変換された受信信号104a〜104kの復調処理を行う。
これにより、無線モードに応じて異なるRF周波数帯域を割り当てる無線通信システムにおいても、前述の実施の形態1と同様の効果を奏する。
実施の形態3.
上記実施の形態1、2(図2〜図4)では、送信回路5および受信回路8において、一般的に表記された変調回路3a〜3kおよび復調回路7a〜7kを用い、具体的な無線通信モードについて言及しなかったが、図5および図6のように、送信回路5においてシングルキャリア(SC)伝送変調回路14およびマルチキャリア(MC)伝送変調回路15を用い、受信回路8においてシングルキャリア(SC)伝送復調回路16およびマルチキャリア(MC)伝送復調回路17を用いてもよい。
図5はこの発明の実施の形態3による送信装置1の具体的構成例を示すブロック図であり、図6はこの発明の実施の形態3による受信装置2の具体的構成例を示すブロック図である。
図5、図6において、前述(図2〜図4参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。また、この発明の実施の形態3に係る無線通信システムの全体構成は、図1に示した通りである。
この場合、送信装置1および受信装置2は、送信回路5内のSC伝送変調回路14(SMOD)およびMC伝送変調回路15(MMOD)と、受信回路8内のSC伝送復調回路16(SDe MOD)およびMC伝送復調回路17(MDe MOD)と、を備えることにより、無線モードに対応して、2つ(SC伝送、MC伝送)の異なる伝送モードを割り当てるように構成されている。
図5において、送信装置1は、送信回路5と切替制御回路6とにより構成されており、送信回路5は、前述と同様のデータ変調回路39と、2つ(SC伝送、MC伝送)の無線モードに対応して切替を行うスイッチ回路4と、2つの無線モードに対応するSC伝送変調回路14およびMC伝送変調回路15とを備えている。
すなわち、送信回路5は、前述(図2)の変調回路3a〜3kとして、SC伝送変調回路14およびMC伝送変調回路15を備えている。
切替制御回路6は、制御情報106に基づき、データ変調回路39およびスイッチ回路4を、2つの無線モードに切替える。
また、図6において、受信装置2は、受信回路8と伝搬路推定評価回路9とにより構成されており、受信回路8は、2つ(SC伝送、MC伝送)の無線モードに対応したSC伝送復調回路16およびMC伝送復調回路17と、復調されたシンボル系列の受信信号104a、104bをデータ系列の受信信号105a、105bに変換する2つのデータ復調回路40a、40bを備えている。
すなわち、受信回路8は、前述(図2)の復調回路7a〜7kとして、SC伝送復調回路16およびMC伝送復調回路17を備えている。
伝搬路推定評価回路9は、2つの無線モードに対して伝搬路を推定評価する。
受信装置2の伝搬路推定評価回路9による推定評価結果は、制御情報106として切替制御回路6に報知される。
送信装置1においては、前述と同様に、制御情報106に基づき、切替制御回路6を介して、データ変調回路39およびスイッチ回路4を切替制御することにより、送信装置1から送出される信号の無線モードを適応的に切替えることができる。
以上のように、この発明の実施の形態3(図5、図6)による送信装置1および受信装置2は、複数の無線モードとして、SC伝送とMC伝送との2つの異なる伝送モードを割り当てる構成からなり、送信回路5は、複数の変調回路として、SC伝送に対応したSC伝送変調回路14と、MC伝送に対応したMC伝送変調回路15とを備えている。
また、受信回路8は、SC伝送に対応したSC伝送復調回路16と、MC伝送に対応したMC伝送復調回路17とを備えている。
これにより、SC伝送およびMC伝送の2つの無線モードが適用される無線通信システムにおいても、前述の実施の形態1と同様の効果を奏する。
実施の形態4.
上記実施の形態1〜3(図2〜図6)では、送信回路5において変調回路3a〜3k(または、SC伝送変調回路14、MC伝送変調回路15)を用い、受信回路8において復調回路7a〜7k(または、SC伝送復調回路16、MC伝送復調回路17)を用いたが、図7および図8のように、送信回路5および受信回路8において、周波数変換回路11a〜11k、12a〜12kとともに、フーリエ変換回路19および逆フーリエ変換回路22を用いてもよい。
図7はこの発明の実施の形態4による送信装置1の具体的構成例を示すブロック図であり、図8はこの発明の実施の形態4による受信装置2の具体的構成例を示すブロック図である。
図7、図8において、前述(図3、図4参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。また、この発明の実施の形態4に係る無線通信システムの全体構成は、図1に示した通りである。
この場合、送信装置1および受信装置2は、SC伝送モードであって、かつ複数の無線モードに対応して、異なるRF周波数帯域を割り当てるように構成されている。
図7において、送信装置1は、送信回路5および切替制御回路6により構成されており、送信回路5は、データ変調回路39(DATA MOD)と、シンボル系列の送信信号103を周波数成分に変換するフーリエ変換回路19(FFT)とを備えている。
また、送信回路5は、フーリエ変換回路19からの周波数成分にフィルタ係数を乗積する送信フィルタ処理回路20(FIL)と、送信フィルタ処理回路20の出力信号に対し複数の無線モードに対応した周波数配置を与える周波数マッパ回路21(MAP)と、周波数マッパ回路21により配置された周波数領域成分の信号を、複数の無線モードに対応した時間領域成分の信号に変換する逆フーリエ変換回路22(IFFT)とを備えている。
さらに、送信回路5は、逆フーリエ変換回路22からの時間領域成分の信号にガードインタバルを付加するガードインタバル回路23(+GI)と、ガードインタバルが付加された時間領域成分のディジタル信号をアナログ信号に変換するDAコンバータ回路24(DAC)と、DAコンバータ回路24からのアナログ信号を複数の無線モードに対応して異なる周波数帯域のRF信号に変換する複数の周波数変換回路11a〜11k(TxRF1〜TxRFk)と、複数の無線モードに対応して周波数変換回路11a〜11kのいずれかを選択するスイッチ回路4(SW)とを備えている。
図8において、受信装置2は、受信回路8および伝搬路推定評価回路9により構成されており、受信回路8は、複数の無線モードのRF信号に対応して周波数を変換する複数の周波数変換回路12a〜12k(RxRF1〜RxRFk)と、周波数変換されたアナログ信号をディジタル信号に変換する複数のADコンバータ回路26(ADC)と、ADコンバータ回路26からのディジタル信号からガードインタバルを除去する複数のガードインタバル除去回路27(−GI)とを備えている。
また、受信回路8は、ガードインタバルが除去された時間領域成分の信号を周波数領域成分の信号に変換する複数のフーリエ変換回路19(FFT)と、フーリエ変換回路19からの周波数領域成分の信号に対し周波数配置を変更する周波数デマッパ回路28(De MAP)と、周波数デマッパ回路28の出力信号にフィルタ係数を乗積する受信フィルタ処理回路29(FIL)と、受信フィルタ処理回路29からの周波数領域成分の信号を、複数の無線モードに対応した時間領域成分の信号に変換する複数の逆フーリエ変換回路22(IFFT)とを備えている。
さらに、受信回路8は、複数の逆フーリエ変換回路22からのシンボル系列の受信信号104a〜104kを、データ系列の受信信号105a〜105kに変換する複数のデータ復調回路40a〜40k(DATA DMOD)を備えている。
切替制御回路6は、伝搬路推定評価回路9からの制御情報106(推定評価結果)に基づいて、送信回路5内のデータ変調回路39、周波数マッパ回路21およびスイッチ回路4を切替制御することにより、送信装置1から送出される送信信号の無線モードを適応的に切替えることができる。
これにより、SC伝送モードであって、かつ複数の無線モードに対応して、異なるRF周波数帯域を割り当てるように構成されたこの発明の実施の形態4(図7、図8)に係る無線通信システムにおいても、前述の実施の形態1と同様の効果を奏する。
実施の形態5.
上記実施の形態4(図7、図8)では、送信回路5においてスイッチ回路4を用いたが、図9のように、複数系列の逆フーリエ変換回路22(IFFT)、ガードインタバル回路23(+GI)およびDAコンバータ回路24(DAC)を並設して、スイッチ回路4を不要としてもよい。
図9はこの発明の実施の形態5による送信装置1の具体的構成例を示すブロック図であり、前述(図7参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。また、この発明の実施の形態5に係る無線通信システムの全体構成は図1に示した通りであり、受信装置2の構成は図8に示した通りである。
この場合、送信装置1および受信装置2は、前述(図7、図8)と同様に、SC伝送モードであって、かつ複数の無線モードに対応して、異なるRF周波数帯域を割り当てるように構成されている。
図9において、送信回路5は、前述のデータ変調回路39(DATA MOD)、フーリエ変換回路19(FFT)、送信フィルタ処理回路20(FIL)および周波数マッパ回路21(MAP)を備えるとともに、周波数マッパ回路21により配置された周波数領域成分の信号を、複数の無線モードに対応した時間領域成分の信号に変換する複数の逆フーリエ変換回路22(IFFT)を備えている。
また、送信回路5は、複数の逆フーリエ変換回路22からの時間領域成分の信号の各々にガードインタバルを付加する複数のガードインタバル回路23(+GI)と、ガードインタバルが付加された複数の時間領域成分のディジタル信号の各々をアナログ信号に変換する複数のDAコンバータ回路24(DAC)と、複数のDAコンバータ回路24からのアナログ信号を、複数の無線モードに対応して異なる周波数帯域のRF信号に変換する複数の周波数変換回路11a〜11k(TxRF1〜TxRFk)とを備えている。
この発明の実施の形態5(図9)による送信装置1においても、切替制御回路6は、受信装置2(図8)の伝搬路推定評価回路9からの制御情報106(推定評価結果)に基づいて、データ変調回路39および周波数マッパ回路21を切替制御することができる。
したがって、前述と同様に、送信装置1から送出される信号の無線モードを適応的に切替えることができる。
実施の形態6.
前述の実施の形態4(図7、図8)では、送信回路5においてフーリエ変換回路19および送信フィルタ処理回路20を用い、受信回路8において受信フィルタ処理回路29および逆フーリエ変換回路22を用いたが、図10および図11のように、送信回路5において直並列変換回路30(S/P)を用い、受信回路8において並直列変換回路31(P/S)を用いてもよい。
図10はこの発明の実施の形態6による送信装置1の具体的構成例を示すブロック図であり、図11はこの発明の実施の形態6による受信装置2の具体的構成例を示すブロック図である。
各図において、前述(図7、図8参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。また、この発明の実施の形態5に係る無線通信システムの全体構成は図1に示した通りである。
この場合、送信装置1および受信装置2は、MC伝送モードであって、かつ、複数の無線モードに対応して異なるRF周波数帯域を割り当てるように構成されている。
図10において、送信回路5は、前述(図7)のフーリエ変換回路19および送信フィルタ処理回路20に代えて、直並列変換回路30(S/P)を備えている。
直並列変換回路30は、データ変調回路39からのシンボル系列の送信信号103を並列に並び替える。
周波数マッパ回路21は、直並列変換回路30の出力信号に対し複数の無線モードに対応した周波数配置を与える。
また、図11において、受信回路8は、前述(図8)の受信フィルタ処理回路29および複数の逆フーリエ変換回路22に代えて、複数の並直列変換回路31(P/S)を備えている。
並直列変換回路31は、周波数デマッパ回路28からの並列配置された信号を直列に並び替える。
受信回路8において、複数のデータ復調回路40a〜40kは、複数の並直列変換回路31からのシンボル系列の受信信号104a〜104kをデータ系列の受信信号105a〜105kに変換する。
この発明の実施の形態6(図10、図11)に係る無線通信システムにおいても、送信装置1の切替制御回路6は、受信装置2の伝搬路推定評価回路9からの制御情報106(推定評価結果)に基づいて、データ変調回路39、周波数マッパ回路21およびスイッチ回路4を切替制御することができる。
したがって、前述と同様に、送信装置1から送出される信号の無線モードを適応的に切替えることができる。
実施の形態7.
上記実施の形態6(図10)では、送信回路5においてスイッチ回路4を用いたが、図12のように、複数系列の逆フーリエ変換回路22(IFFT)、ガードインタバル回路23(+GI)およびDAコンバータ回路24(DAC)を並設して、スイッチ回路4を不要としてもよい。
図12はこの発明の実施の形態7による送信装置1の具体的構成例を示すブロック図であり、前述(図10参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。また、この発明の実施の形態7に係る無線通信システムの全体構成は図1に示した通りであり、受信装置2の構成は図11に示した通りである。
この場合、送信装置1および受信装置2は、前述と同様に、MC伝送モードであって、かつ、複数の無線モードに対応して異なるRF周波数帯域を割り当てるように構成されている。
図12において、送信回路5は、前述のデータ変調回路39(DATA MOD)、直並列変換回路30(S/P)、周波数マッパ回路21(MAP)および複数の周波数変換回路11a〜11k(TxRF1〜TxRFk)を備えるとともに、複数の逆フーリエ変換回路22(IFFT)と、複数のガードインタバル回路23(+GI)と、複数のDAコンバータ回路24(DAC)とを備えている。
この発明の実施の形態7(図12)による送信装置1においても、切替制御回路6は、受信装置2(図11)の伝搬路推定評価回路9からの制御情報106(推定評価結果)に基づいて、データ変調回路39および周波数マッパ回路21を切替制御することができる。
したがって、前述と同様に、送信装置1から送出される信号の無線モードを適応的に切替えることができる。
実施の形態8.
上記実施の形態4〜7(図7〜図12)では、SC伝送モードまたはMC伝送モードであって、かつ複数の無線モードに対応して異なるRF周波数帯域を割り当てるように、送信装置1および受信装置2を構成したが、図13および図14のように、無線モードに対応してSC伝送およびMC伝送のいずれかの伝送モードを割り当てるように、送信装置1および受信装置2を構成してもよい。
図13はこの発明の実施の形態8による送信装置1の具体的構成例を示すブロック図であり、図14はこの発明の実施の形態8による受信装置2の具体的構成例を示すブロック図である。
図13、図14において、前述(図7〜図12参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。また、この発明の実施の形態8に係る無線通信システムの全体構成は、図1に示した通りである。
この場合、送信装置1および受信装置2は、送信回路5内のSC伝送用変調部32およびMC伝送用変調部33と、受信回路8内のSC伝送用復調部34およびMC伝送用復調部35と、を備えることにより、無線モードに対応して、2つ(SC伝送、MC伝送)の異なる伝送モードのいずれかを割り当てるように構成されている。
図13において、送信回路5は、データ変調回路39(DATA MOD)と、SC伝送用変調部32と、MC伝送用変調部33と、SC伝送用変調部32およびMC伝送用変調部33からの周波数領域成分の信号を時間領域成分の信号に変換する逆フーリエ変換回路22(IFFT)と、ガードインタバル回路23(+GI)と、DAコンバータ回路24(DAC)と、周波数変換回路11(TxRF)と、SC伝送とMC伝送との2つの無線モードに対応して、SC伝送用変調部32またはMC伝送用変調部33を選択するスイッチ回路4とを備えている。
SC伝送用変調部32は、シンボル系列の送信信号103を周波数領域成分の信号に変換するフーリエ変換回路19(FFT)と、フーリエ変換回路19からの周波数領域成分の信号にフィルタ係数を乗積する送信フィルタ処理回路20(FIL)と、送信フィルタ処理回路20の出力信号に対し無線モードに対応した周波数配置を与える周波数マッパ回路21(MAP)とにより構成されている。
MC伝送用変調部33は、シンボル系列の送信信号103を並列に並び替える直並列変換回路30(S/P)と、直並列変換回路30の出力信号に対し無線モードに対応した周波数配置を与える周波数マッパ回路21(MAP)とにより構成されている。
図14において、受信回路8は、周波数変換回路12(RxRF)と、ADコンバータ回路26(ADC)と、ガードインタバル除去回路27(−GI)と、フーリエ変換回路19(FFT)と、SC伝送用復調部34と、MC伝送用復調部35とを備えている。
SC伝送用復調部34は、フーリエ変換回路19からの周波数領域成分の信号に対し周波数配置を変更する周波数デマッパ回路28(De MAP)と、周波数デマッパ回路28からの出力信号にフィルタ係数を乗積する受信フィルタ処理回路29(FIL)と、周波数領域成分の信号を時間領域成分の信号に変換する逆フーリエ変換回路22(IFFT)と、逆フーリエ変換回路22からのシンボル系列の受信信号104aをデータ系列の受信信号105aに変換するデータ復調回路40aとにより構成されている。
MC伝送用復調部35は、フーリエ変換回路19からの周波数領域成分の信号に対し周波数配置を変更する周波数デマッパ回路28(De MAP)と、周波数デマッパ回路28からの並列配置された信号を直列に並び替える並直列変換回路31(P/S)と、並直列変換回路31からのシンボル系列の受信信号104bをデータ系列の受信信号105bに変換するデータ復調回路40bとにより構成されている。
この発明の実施の形態8(図13、図14)に係る無線通信システムにおいても、切替制御回路6は、受信装置2(図11)の伝搬路推定評価回路9からの制御情報106(推定評価結果)に基づいて、データ変調回路39、スイッチ回路4および周波数マッパ回路21を切替制御することができる。
したがって、前述と同様に、送信装置1から送出される信号の無線モードを適応的に切替えることができる。
実施の形態9.
上記実施の形態8(図13、図14)では、無線モードに対応してSC伝送モードまたはMC伝送モードのいずれかの伝送モードを割り当てるように、送信装置1および受信装置2を構成したが、図15および図16のように、無線モードに対応してSC伝送およびMC伝送のいずれかの伝送モードを割り当てるとともに、無線モードに対応して異なるRF周波数帯域を割り当てるように、送信装置1および受信装置2を構成してもよい。
図15はこの発明の実施の形態9による送信装置1の具体的構成例を示すブロック図であり、図16はこの発明の実施の形態9による受信装置2の具体的構成例を示すブロック図である。
図15、図16において、前述(図13、図14参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。また、この発明の実施の形態9に係る無線通信システムの全体構成は、図1に示した通りである。
この場合、送信装置1および受信装置2は、送信回路5内のスイッチ回路4’および複数の周波数変換回路11a〜11kと、受信回路8内の複数の周波数変換回路12a〜12k、ADコンバータ回路26、ガードインタバル除去回路27およびフーリエ変換回路19と、を備えることにより、無線モードに対応して、2つ(SC伝送、MC伝送)の異なる伝送モードのいずれかを割り当てるとともに、無線モードに対応して異なるRF周波数帯域を割り当てるように構成されている。
図15において、周波数変換回路は、DAコンバータ回路24からのアナログ信号を無線モードに対応して異なる周波数帯域のRF信号に変換する複数の周波数変換回路11a〜11kにより構成されている。
また、送信回路5は、DAコンバータ回路24と複数の周波数変換回路11a〜11kとの間に挿入された別のスイッチ回路4’を備えており、別のスイッチ回路4’は、複数の無線モードに対応して複数の周波数変換回路11a〜11kを選択する。
図16において、受信回路8内の周波数変換回路、ADコンバータ回路、ガードインタバル除去回路およびフーリエ変換回路は、それぞれ並設された複数の周波数変換回路12a〜12k(RxRF1〜RxRFk)、ADコンバータ回路26(ADC)、ガードインタバル除去回路27(−GI)およびフーリエ変換回路19(FFT)により構成されている。
送信装置1において、切替制御回路6は、伝搬路推定評価回路9からの制御情報106(推定評価結果)に基づいて、周波数マッパ回路21、スイッチ回路4および別のスイッチ回路4’を切替制御することにより、送信装置1から送出される送信信号の無線モードを切替える。
この発明の実施の形態9(図15、図16)に係る無線通信システムにおいても、受信装置2の伝搬路推定評価回路9からの制御情報106(推定評価結果)に基づいて、送信装置1の切替制御回路6を介して、データ変調回路39、周波数マッパ回路21、スイッチ回路4および別のスイッチ回路4’を切替制御することにより、送信装置1から送出される信号の無線モードを適応的に切替えることができる。
実施の形態10.
上記実施の形態9(図15、図16)では、送信回路5内に別のスイッチ回路4’を設けたが、図17のように、送信回路5内において、並設された複数系列の逆フーリエ変換回路22、ガードインタバル回路23、DAコンバータ回路24および周波数変換回路11a〜11kを用いることにより、別のスイッチ回路4’を不要としてもよい。
図17はこの発明の実施の形態10による送信装置1の具体的構成例を示すブロック図であり、前述(図15参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。また、この発明の実施の形態10に係る無線通信システムの全体構成は、図1に示した通りであり、受信装置2の構成は、図16に示した通りである。
この場合、送信装置1および受信装置2は、前述と同様に、無線モードに対応してSC伝送とMC伝送のいずれかの伝送モードを割り当てるとともに、無線モードに対応して異なるRF周波数帯域を割り当てるように構成されている。
図17において、送信回路5は、データ変調回路39、スイッチ回路4、SC伝送用変調部32およびMC伝送用変調部33を備えるとともに、それぞれ並設された複数の逆フーリエ変換回路22、ガードインタバル回路23、DAコンバータ回路24および周波数変換回路11a〜11kを備えている。
複数の逆フーリエ変換回路22は、SC伝送用変調部32およびMC伝送用変調部33内の周波数マッパ回路21に接続されている。
この発明の実施の形態10(図17)による送信装置1においても、切替制御回路6は、受信装置2(図16)の伝搬路推定評価回路9からの制御情報106(推定評価結果)に基づいて、データ変調回路39、スイッチ回路4および周波数マッパ回路21を切替制御することができる。
したがって、前述と同様に、送信装置1から送出される信号の無線モードを適応的に切替えることができる。
実施の形態11.
前述の実施の形態8(図13、図14)では、特に言及しなかったが、図18のように、受信回路8において伝搬路の線形歪みを周波数上で補償するために、周波数デマッパ回路28と受信フィルタ処理回路29および並直列変換回路31との間に周波数領域等化回路38(FDE)を挿入してもよい。
図18はこの発明の実施の形態11による受信装置2の具体的構成例を示すブロック図であり、前述(図14参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。また、この発明の実施の形態11に係る無線通信システムの全体構成は図1に示した通りであり、送信装置1の構成は、図13に示した通りである。
ここでは、無線モードに対応してSC伝送またはMC伝送のいずれかの伝送モードを割り当てる無線通信システムにおいて、受信装置2内に伝搬路の線形歪みを周波数上で補償する周波数領域等化回路38を設けた場合の構成例を示している。
図18において、受信回路8は、前述(図14)の構成に加えて、周波数デマッパ回路28と受信フィルタ処理回路29および並直列変換回路31との間に挿入された周波数領域等化回路38を備えている。
周波数領域等化回路38は、伝搬路推定評価回路9からの制御情報106(推定評価結果)に基づいて、伝搬路の線形歪みを周波数上で補償する。
SC伝送用復調部34内の受信フィルタ処理回路29は、周波数領域等化回路38からの出力信号にフィルタ係数を乗積する。
また、MC伝送用復調部35内の並直列変換回路31は、周波数領域等化回路38からの並列配置された信号を直列に並び替える。
この発明の実施の形態11(図18)による受信回路8によれば、伝搬路推定評価回路9の制御情報106(推定評価結果)に基づいて、送信装置1から送出される信号の無線モードを適応的に切替える効果に加えて、周波数領域等化回路38の係数を制御することにより、伝搬路の線形歪みを補償することができる。
なお、図18においては、前述の実施の形態8(図14)の受信回路8に周波数領域等化回路38を追加したが、図19のように、前述の実施の形態9、10(図16)の受信回路8に周波数領域等化回路38を追加してもよい。
この場合、送信装置1の構成は、図15または図17に示した通りである。
図19において、送信装置1および受信装置2は、無線モードに対応してSC伝送とMC伝送のいずれかの伝送モードを割り当てるとともに、無線モードに対応して異なるRF周波数帯域を割り当てるように構成されている。
図19において、受信装置2内の周波数デマッパ回路28と受信フィルタ処理回路29および並直列変換回路31との間には、前述と同様に、伝搬路の線形歪みを周波数上で補償するための周波数領域等化回路38が挿入されている。
図19に示した受信装置2の構成においても、伝搬路推定評価回路9からの制御情報106(推定評価結果)に基づいて、伝搬路の線形歪みを補償するとともに、送信装置1から送出される信号の無線モードを適応的に切替えることができる。
さらに、前述の実施の形態1〜7のいずれの受信回路8においても、図18、図19と同様の周波数領域等化回路38を挿入することにより、同様の作用効果を奏することは言うまでもない。
実施の形態12.
上記実施の形態11(図18、図19)では、受信回路8内に周波数領域等化回路38を追加したが、図20のように、送信回路5内に周波数領域等化回路38を追加してもよい。
図20はこの発明の実施の形態12による送信装置1の具体的構成例を示すブロック図であり、前述(図17参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。また、この発明の実施の形態12に係る無線通信システムの全体構成は図1に示した通りであり、受信装置2の構成は、図16に示した通りである。
ここでは、無線モードに対応してSC伝送またはMC伝送のいずれかの伝送モードを割り当てるとともに、無線モードに対応して異なるRF周波数帯域を割り当てる無線通信システムにおいて、送信装置1内に伝搬路の線形歪みを周波数上で補償する周波数領域等化回路38を設けた場合の構成例を示している。
図20において、送信回路5は、前述(図17)の構成に加えて、周波数マッパ回路21と逆フーリエ変換回路22との間に挿入された周波数領域等化回路38を備えている。
周波数領域等化回路38は、伝搬路推定評価回路9からの制御情報106(推定評価結果)に基づき、切替制御回路6を介して、係数が制御されることにより、伝搬路の線形歪みを周波数上で補償する。
送信回路5内のSC伝送用変調部32において、周波数マッパ回路21と逆フーリエ変換回路22との間には、周波数領域等化回路38が挿入されている。
同様に、送信回路5内のMC伝送用変調部33において、周波数マッパ回路21と逆フーリエ変換回路22との間には、周波数領域等化回路38が挿入されている。
切替制御回路6は、伝搬路推定評価回路9からの制御情報106(推定評価結果)に基づいて、データ変調回路39、周波数マッパ回路21およびスイッチ回路4を切替制御するとともに、周波数領域等化回路38の係数を制御する。
この発明の実施の形態12(図20)による送信装置1においても、伝搬路推定評価回路9からの制御情報106(推定評価結果)に基づいて切替制御回路6を動作させることにより、前述の実施の形態11と同様に、伝搬路の線形歪みを補償するとともに、送信装置1から送出される信号の無線モードを適応的に切替えることができる。
なお、この場合も、前述の実施の形態8〜10のみならず、前述の実施の形態1〜7のいずれの送信回路5においても、図20と同様の周波数領域等化回路38を挿入することにより、同様の作用効果を奏することは言うまでもない。
実施の形態13.
上記実施の形態1〜12では、特に言及しなかったが、伝搬路推定評価回路9における伝搬路推定用の評価処理を、図21の手順のように実行してもよい。
図21はこの発明の実施の形態13に係る無線通信システムの制御動作を示すフローチャートであり、伝搬路の特性を推定評価して、無線モードを適応的に切替えるための制御情報106を導出する手順の一例を示している。
ここでは、複数の送信装置1を対象として、伝搬路の特性を表す評価パラメータを受信電力Pとした場合のモード切替制御について説明する。
図21において、まず、複数の無線モードに対応して異なるRF周波数帯域を割り当てる(周波数帯域を変化させる)構成とするか否かを判定する(ステップS0)。
ステップS0において、RF周波数帯域を変化させない(すなわち、No)と判定されれば、直ちに後述の判定ステップS3に移行する。
一方、ステップS0において、RF周波数帯域を変化させる(すなわち、Yes)と判定されれば、無線モードとして周波数帯域を変えたときの伝搬路特性の評価パラメータとして、周波数帯域ごとの複数(k個)の受信電力
Figure 2012019425
を測定し、測定された受信電力とあらかじめ設定したk個の基準値
Figure 2012019425
とを比較する(ステップS1)。
具体的には、たとえば、
Figure 2012019425
の各値を比較し、この値が最大となる周波数帯域F(1≦i≦k)を使用する無線モードを、使用モードと決定する(ステップS2)。
次に、決定した無線モードに対応して2つ(SC伝送、MC伝送)の異なる伝送モードを割り当てる(SC伝送、MC伝送を変化させる)構成とするか否かを判定する(ステップS3)。
ステップS3において、SC伝送、MC伝送を変化させない(すなわち、No)と判定されれば、直ちに後述の1次変調方式決定処理(ステップS7)に移行する。
一方、ステップS3において、SC伝送、MC伝送を変化させる(すなわち、Yes)と判定されれば、周波数マッパ回路21(マッピング部)で割り当てるポイントを決定する(ステップS4)。
ステップS4におけるマッピングは、周波数帯域Fの無線モードで使用される複数の送信装置1のすべてについて、周波数帯域Fの帯域全体の受信電力を比較し、受信電力の高い周波数帯域をそれぞれの送信装置1に割り当てるように使用ポイントを決定する。
このときの受信電力の比較方法としては、MAX CIR(Carrier to Interference Ratio)法、PF(Proportional fairness)法などが挙げられる。
また、複数の送信装置1からの全帯域の受信電力を推定するために、パイロット信号を全帯域に挿入する多重方法としては、Zadoff−Chu系列の巡回シフトによる符号多重や、分散周波数多重などによって直交化することにより、送信装置1ごとのパイロット信号を分離することが可能である。
次に、マッピングで割り当てる帯域における受信電力の測定結果Pi0と、あらかじめ設定されている基準値Xi0とを比較して、両者の大小関係を判定し(ステップS5)、ステップS5の比較結果に応じて、MC伝送かSC伝送かを決定する(ステップS6)。 具体的には、ステップS5の比較結果が、Pi0>Xi0を示す場合には、伝送モードを「MC伝送」に決定し、Pi0<Xi0を示す場合には、伝送モードを「SC伝送」に決定する。
なお、ステップS5で用いる受信電力の基準値Xi0の最適値は、無線通信システムが想定した伝搬環境において、受信電力と最大スループットを達成する伝送モードとの関係から導き出すこともできる。
最後に、送信装置1内のデータ変調回路39におけるデータ系列をシンボル系列に変換する1次変調方式を決定し(ステップS7)、図21の処理ルーチンを終了する。
なお、ステップS7で決定される1次変調方式としては、PSK、QAMなどが挙げられる。また、1次変調方式の決定は、無線モードと同様に、受信電力を基準値と比較することにより判定することができる。
図21の処理により、周波数帯域F(ステップS2)と、マッピング(ステップS4)と、SC伝送モードまたはMC伝送モード(ステップS6)と、1次変調方式(ステップS7)と、の4つの情報からなる制御情報106が得られる。
以上のように、この発明の実施の形態13(図21)によれば、受信装置2の伝搬路推定評価回路9において、複数の無線モードを切替えるための基準値Xは、あらかじめ設定されており、伝搬路推定評価回路9は、周波数帯域ごとの評価パラメータと基準値Xとの比較結果に基づいて、制御情報106(推定評価結果)を求める。
具体的には、伝搬路推定評価回路9は、複数の無線モードを切替えるための基準となる評価パラメータとして、伝搬路の受信電力Pを用い、伝搬路推定評価回路9で検出された受信電力Pの測定結果と基準値Xとを比較して、無線通信する際の無線モードを切替えるための制御情報106(推定評価結果)を求める。
これにより、送信装置1の切替制御回路6は、制御情報106に基づいて、送信装置1と受信装置2との間で無線通信する際の無線モードを、適応的に切替えることができる。
なお、ここでは、一例として、伝搬路の特性に対応した評価パラメータを受信電力Pとしたが、他の評価パラメータとして、伝搬路での信号対雑音比(SNR、SINR、CNRなど)、伝搬路での受信誤り率(BER、PERなど)、伝搬路での送信装置1と受信装置2との間の距離、または、伝搬路での送信装置1と受信装置2との間の伝搬遅延時間、のいずれを用いてもよく、同様の制御情報106が得られることは言うまでもない。
また、図21では、制御情報106の導出処理を示したが、伝搬路推定評価回路9は、制御情報106のみならず、周波数領域等化回路38(図18〜図20参照)により受信信号の伝搬路歪みを等化するための「等化重み」を演算して出力する。
これにより、周波数領域等化回路38においては、受信信号と等化重みとの乗算処理を各周波数点で行うことができる。
この場合、具体的な等化重みとしては、ZF(Zero Forcing)基準、MMSE(Minimum Mean Square Error)基準などが挙げられる。
実施の形態14.
上記実施の形態1〜13では、送信装置1に入力されるデータ系列の送信信号102を1系列としたが、図22のように、複数系列の送信信号102a〜102kとして、送信回路5の入力側に信号合成回路107を挿入してもよい。
図22はこの発明の実施の形態14による送信装置1を示すブロック図であり、前述の実施の形態1(図2)の回路構成に適用した場合を示している。
図22において、前述(図2参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。また、この発明の実施の形態14に係る無線通信システムの全体構成は、図1に示した通りであり、受信装置2の構成は、図2に示した通りである。
この場合、送信回路5において、信号合成回路107は、複数のデータ系列の送信信号102a〜102kを合成して、データ変調回路39に入力する。
図22の構成においても、前述と同様の効果を奏する。
実施の形態15.
上記実施の形態1〜14では、単一の基地局101(図1)との間で通信する場合を示したが、図23のように、複数の異なる基地局108、109との間で通信するように構成してもよい。
図23はこの発明の実施の形態15に係る無線通信システムを示すブロック図であり、前述(図1)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。
図23において、複数の異なる基地局108、109は、それぞれ、異なる無線モードの信号を同時に受信することが可能な受信装置110、111を備えている。
また、複数の無線端末100内の各送信装置1は、それぞれ、無線モードを切替えて、受信装置110、111との間で通信するように構成されている。
図23のシステム構成においても、前述と同様に、伝搬路の状況または特性に応じて異なる無線モードで通信することが可能となる。
次に、図24を参照しながら、この発明の実施の形態1〜15による効果について、代表的に、前述の実施の形態3、8、9、13のように2つ(SC伝送、MC伝送)の異なる伝送モードを適応的に切替える場合を例にとって、さらに具体的に説明する。
前述(図21)のように、この発明の実施の形態3、8、9、13においては、無線モードに対応して2つ(SC伝送、MC伝送)の異なる伝送モードを適応的に切替える場合、受信装置2の受信電力Pが小さい(送信装置1と受信装置2との間の距離が長い)場合には、PAPR(Peak to Average Ratio)が小さいSC伝送を行い、逆に、受信電力Pが大きい(送信装置1と受信装置2との間の距離が短い)場合には、MC伝送を行うように、無線通信システムが構築されている。
図24はこの発明の実施の形態3、8、9、13による効果を示す説明図であり、複数の無線モードとしてSC伝送とMC伝送とを切替えて使用する通信システムのスループット値の計算機シミュレーション結果を、送信装置1と受信装置2との間の通信距離をパラメータとして示している。
図24において、横軸は通信距離[m]であり、縦軸はスループットη[bit/s/Hz]の計算値である。
実線の特性曲線(記号●のプロット)は、この発明によるスループット特性を示しており、通信距離に応じてSC伝送とMC伝送との2つの無線モードを切替えて使用した場合に対応している。
図24においては、この発明によるスループット特性と比較するために、SC伝送のみを用いた場合の破線の特性曲線(記号□のプロット)と、MC伝送のみを用いた場合の1点鎖線の特性曲線(記号×のプロット)とを示している。
図24のシミュレーション結果から明らかなように、SC伝送とMC伝送とを切替えて用いることにより、近距離(≦600m)においては従来のSC伝送のみを用いた場合に比べて高いスループットが得られ、遠距離(>600m)においては、従来のMC伝送のみを用いた場合に比べて広いカバーエリア(高スループット)が得られることが分かる。
以上のように、この発明に係る無線通信システムによれば、伝搬路の状況または特性に応じて、(1)異なるRF周波数帯域、および、(2)2つ(SC伝送、MC伝送)の異なる伝送モードを、適応的に最適に切替えて使用することが可能であり、高信頼、高スループット、広カバーエリアの無線通信を可能とする効果がある。
なお、SC伝送またはMC伝送を切替えた場合に限らず、他の複数の無線モードを切替えて用いた場合も、同様の効果が得られることは言うまでもない。
なお、上記実施の形態1〜15では、無線通信システムについて説明したが、いずれの無線通信システムで用いられる送信装置または受信装置の一方のみにおいても、同様の効果を奏することができる。
1 送信装置、2、110、111 受信装置、3a〜3k 変調回路、4 スイッチ回路、5 送信回路、6 切替制御回路、7a〜7k 復調回路、8 受信回路、9 伝搬路推定評価回路、11、11a〜11k、12、12a〜12k 周波数変換回路、14 シングルキャリア(SC)伝送変調回路、15 マルチキャリア(MC)伝送変調回路、16 シングルキャリア(SC)伝送復調回路、17 マルチキャリア(MC)伝送復調回路、19 フーリエ変換回路、20 送信フィルタ処理回路、21 周波数マッパ回路、22 逆フーリエ変換回路、23 ガードインタバル回路、24 DAコンバータ回路、26 ADコンバータ回路、27 ガードインタバル除去回路、28 周波数デマッパ回路、29 受信フィルタ処理回路、30 直並列変換回路、31 並直列変換回路、32 シングルキャリア(SC)伝送用変調部、33 マルチキャリア(MC)伝送用変調部、34 シングルキャリア(SC)伝送用復調部、35 マルチキャリア(MC)伝送用復調部、38 周波数領域等化回路、39 データ変調回路、40a〜40k データ復調回路、100 無線端末、101、108、109 基地局、102、102a〜102k データ系列の送信信号、103 シンボル系列の送信信号、104a〜104k シンボル系列の受信信号、105a〜105k データ系列の受信信号、106 制御情報、107 信号合成回路、108 基地局、109 基地局、F 周波数帯域、Pi0 受信電力(測定結果)、Xi0 基準値。

Claims (22)

  1. 複数の無線モードを切替えて送信信号を送出する機能を有する送信装置と、
    前記複数の無線モードの送信信号を同時に受信する機能を有する受信装置と
    により構成された無線通信システムであって、
    前記送信装置は、
    前記送信信号を送出する送信回路と、
    前記複数の無線モードを切替える切替制御回路とを備え、
    前記送信回路は、
    データ系列の送信信号をシンボル系列の送信信号に変換するデータ変調回路と、
    前記複数の無線モードの各々に対応して変調処理を行う複数の変調回路と、
    前記複数の無線モードの各々に対応して前記複数の変調回路のいずれかを選択するスイッチ回路とを含み、
    前記受信装置は、
    前記送信装置からの送信信号を受信して受信信号を取得する受信回路と、
    前記複数の無線モードの各々に対して受信時の伝搬路を推定評価する伝搬路推定評価回路とを備え、
    前記受信回路は、
    前記複数の無線モードに対応して復調処理を行う複数の復調回路と、
    復調されたシンボル系列の受信信号をデータ系列の受信信号に変換する複数のデータ復調回路とを含み、
    前記切替制御回路は、前記伝搬路推定評価回路からの推定評価結果に基づいて前記スイッチ回路を切替制御することにより、前記送信装置から送出される送信信号の無線モードを切替えることを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記送信装置および前記受信装置は、前記複数の無線モードに対応して異なるRF周波数帯域を割り当てる構成からなり、
    前記送信回路は、前記複数の変調回路によって変調された各送信信号を異なる周波数帯域のRF信号に変換する複数の周波数変換回路を含み、
    前記受信回路は、複数の無線モードのRF信号に対応して周波数を変換する複数の周波数変換回路を含み、
    前記複数の復調回路は、周波数変換された受信信号の復調処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記送信装置および前記受信装置は、前記複数の無線モードとして、シングルキャリア伝送とマルチキャリア伝送との2つの異なる伝送モードを割り当てる構成からなり、
    前記送信回路は、前記複数の変調回路として、
    前記シングルキャリア伝送に対応したシングルキャリア伝送変調回路と、
    前記マルチキャリア伝送に対応したマルチキャリア伝送変調回路とを含み、
    前記受信回路は、前記複数の復調回路として、
    前記シングルキャリア伝送に対応したシングルキャリア伝送復調回路と、
    前記マルチキャリア伝送に対応したマルチキャリア伝送復調回路と
    を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 複数の無線モードを切替えて送信信号を送出する機能を有する送信装置と、
    前記複数の無線モードの送信信号を同時に受信する機能を有する受信装置と
    により構成された無線通信システムであって、
    前記送信装置および前記受信装置は、シングルキャリア伝送モードであって、かつ、前記複数の無線モードに対応して異なるRF周波数帯域を割り当てる構成からなり、
    前記送信装置は、
    前記送信信号を送出する送信回路と、
    前記複数の無線モードを切替える切替制御回路とを備え、
    前記送信回路は、
    データ系列の送信信号をシンボル系列の送信信号に変換するデータ変調回路と、
    前記データ変調回路からの前記シンボル系列の送信信号を周波数成分に変換するフーリエ変換回路と、
    前記フーリエ変換回路からの周波数成分にフィルタ係数を乗積する送信フィルタ処理回路と、
    前記送信フィルタ処理回路の出力信号に対し前記複数の無線モードに対応した周波数配置を与える周波数マッパ回路と、
    前記周波数マッパ回路により配置された周波数領域成分の信号を、前記複数の無線モードに対応した時間領域成分の信号に変換する逆フーリエ変換回路と、
    前記時間領域成分の信号にガードインタバルを付加するガードインタバル回路と、
    前記ガードインタバルが付加された時間領域成分のディジタル信号をアナログ信号に変換するDAコンバータ回路と、
    前記DAコンバータ回路からのアナログ信号を、前記複数の無線モードに対応して異なる周波数帯域のRF信号に変換する複数の周波数変換回路と、
    前記複数の無線モードの各々に対応して前記複数の周波数変換回路のいずれかを選択するスイッチ回路とを含み、
    前記受信装置は、
    前記送信装置からの送信信号を受信して受信信号を取得する受信回路と、
    前記複数の無線モードの各々に対して受信時の伝搬路を推定評価する伝搬路推定評価回路とを備え、
    前記受信回路は、
    前記複数の無線モードのRF信号に対応して周波数を変換する複数の周波数変換回路と、
    前記複数の周波数変換回路により周波数変換されたアナログ信号をディジタル信号に変換する複数のADコンバータ回路と、
    前記複数のADコンバータ回路からのディジタル信号からガードインタバルを除去する複数のガードインタバル除去回路と、
    前記ガードインタバルが除去された時間領域成分の信号を周波数領域成分の信号に変換する複数のフーリエ変換回路と、
    前記複数のフーリエ変換回路からの周波数領域成分の信号に対し周波数配置を変更する周波数デマッパ回路と、
    前記周波数デマッパ回路の出力信号にフィルタ係数を乗積する受信フィルタ処理回路と、
    前記受信フィルタ処理回路からの周波数領域成分の信号を、前記複数の無線モードに対応した時間領域成分の信号に変換する複数の逆フーリエ変換回路と、
    前記複数の逆フーリエ変換回路からのシンボル系列の受信信号をデータ系列の受信信号に変換する複数のデータ復調回路とを含み、
    前記切替制御回路は、前記伝搬路推定評価回路からの推定評価結果に基づいて、前記周波数マッパ回路および前記スイッチ回路を切替制御することにより、前記送信装置から送出される送信信号の無線モードを切替えることを特徴とする無線通信システム。
  5. 複数の無線モードを切替えて送信信号を送出する機能を有する送信装置と、
    前記複数の無線モードの送信信号を同時に受信する機能を有する受信装置と
    により構成された無線通信システムであって、
    前記送信装置および前記受信装置は、シングルキャリア伝送モードであって、かつ、前記複数の無線モードに対応して異なるRF周波数帯域を割り当てる構成からなり、
    前記送信装置は、
    前記送信信号を送出する送信回路と、
    前記複数の無線モードを切替える切替制御回路とを備え、
    前記送信回路は、
    データ系列の送信信号をシンボル系列の送信信号に変換するデータ変調回路と、
    前記データ変調回路からの前記シンボル系列の送信信号を周波数成分に変換するフーリエ変換回路と、
    前記フーリエ変換回路からの周波数成分にフィルタ係数を乗積する送信フィルタ処理回路と、
    前記送信フィルタ処理回路の出力信号に対し前記複数の無線モードに対応した周波数配置を与える周波数マッパ回路と、
    前記周波数マッパ回路により配置された周波数領域成分の信号を、前記複数の無線モードに対応した時間領域成分の信号に変換する複数の逆フーリエ変換回路と、
    前記複数の逆フーリエ変換回路からの時間領域成分の信号の各々にガードインタバルを付加する複数のガードインタバル回路と、
    前記ガードインタバルが付加された複数の時間領域成分のディジタル信号の各々をアナログ信号に変換する複数のDAコンバータ回路と、
    前記複数のDAコンバータ回路からのアナログ信号を、前記複数の無線モードに対応して異なる周波数帯域のRF信号に変換する複数の周波数変換回路とを含み、
    前記受信装置は、
    前記送信装置からの送信信号を受信して受信信号を取得する受信回路と、
    前記複数の無線モードの各々に対して受信時の伝搬路を推定評価する伝搬路推定評価回路とを備え、
    前記受信回路は、
    前記複数の無線モードのRF信号に対応して周波数を変換する複数の周波数変換回路と、
    前記複数の周波数変換回路により周波数変換されたアナログ信号をディジタル信号に変換する複数のADコンバータ回路と、
    前記複数のADコンバータ回路からのディジタル信号からガードインタバルを除去する複数のガードインタバル除去回路と、
    前記ガードインタバルが除去された時間領域成分の信号を周波数領域成分の信号に変換する複数のフーリエ変換回路と、
    前記複数のフーリエ変換回路からの周波数領域成分の信号に対し周波数配置を変更する周波数デマッパ回路と、
    前記周波数デマッパ回路の出力信号にフィルタ係数を乗積する受信フィルタ処理回路と、
    前記受信フィルタ処理回路からの周波数領域成分の信号を、前記複数の無線モードに対応した時間領域成分の信号に変換する複数の逆フーリエ変換回路と、
    前記複数の逆フーリエ変換回路からのシンボル系列の受信信号をデータ系列の受信信号に変換する複数のデータ復調回路とを含み、
    前記切替制御回路は、前記伝搬路推定評価回路からの推定評価結果に基づいて、前記周波数マッパ回路を切替制御することにより、前記送信装置から送出される送信信号の無線モードを切替えることを特徴とする無線通信システム。
  6. 複数の無線モードを切替えて送信信号を送出する機能を有する送信装置と、
    前記複数の無線モードの送信信号を同時に受信する機能を有する受信装置と
    により構成された無線通信システムであって、
    前記送信装置および前記受信装置は、マルチキャリア伝送モードであって、かつ、複数の無線モードに対応して異なるRF周波数帯域を割り当てる構成からなり、
    前記送信装置は、
    前記送信信号を送出する送信回路と、
    前記複数の無線モードを切替える切替制御回路とを備え、
    前記送信回路は、
    データ系列の送信信号をシンボル系列の送信信号に変換するデータ変調回路と、
    前記シンボル系列の送信信号を並列に並び替える直並列変換回路と、
    前記直並列変換回路の出力信号に対し複数の無線モードに対応した周波数配置を与える周波数マッパ回路と、
    前記周波数マッパ回路により配置された周波数領域成分の信号を、前記複数の無線モードに対応した時間領域成分の信号に変換する逆フーリエ変換回路と、
    前記時間領域成分の信号にガードインタバルを付加するガードインタバル回路と、
    前記ガードインタバルが付加された時間領域成分のディジタル信号をアナログ信号に変換するDAコンバータ回路と、
    前記DAコンバータ回路からのアナログ信号を、前記複数の無線モードに対応して異なる周波数帯域のRF信号に変換する複数の周波数変換回路と、
    前記複数の無線モードの各々に対応して前記複数の周波数変換回路のいずれかを選択するスイッチ回路とを含み、
    前記受信装置は、
    前記送信装置からの送信信号を受信して受信信号を取得する受信回路と、
    前記複数の無線モードの各々に対して受信時の伝搬路を推定評価する伝搬路推定評価回路とを備え、
    前記受信回路は、
    前記複数の無線モードのRF信号に対応して周波数を変換する複数の周波数変換回路と、
    前記複数の周波数変換回路により周波数変換されたアナログ信号をディジタル信号に変換する複数のADコンバータ回路と、
    前記複数のADコンバータ回路からのディジタル信号からガードインタバルを除去する複数のガードインタバル除去回路と、
    前記ガードインタバルが除去された時間領域成分の信号を周波数領域成分の信号に変換する複数のフーリエ変換回路と、
    前記複数のフーリエ変換回路からの周波数領域成分の信号に対し周波数配置を変更する周波数デマッパ回路と、
    前記周波数デマッパ回路からの並列配置された信号を直列に並び替える複数の並直列変換回路と、
    前記複数の並直列変換回路からのシンボル系列の受信信号をデータ系列の受信信号に変換する複数のデータ復調回路とを含み、
    前記切替制御回路は、前記伝搬路推定評価回路からの推定評価結果に基づいて、前記周波数マッパ回路および前記スイッチ回路を切替制御することにより、前記送信装置から送出される送信信号の無線モードを切替えることを特徴とする無線通信システム。
  7. 複数の無線モードを切替えて送信信号を送出する機能を有する送信装置と、
    前記複数の無線モードの送信信号を同時に受信する機能を有する受信装置と
    により構成された無線通信システムであって、
    前記送信装置および前記受信装置は、マルチキャリア伝送モードであって、かつ、複数の無線モードに対応して異なるRF周波数帯域を割り当てる構成からなり、
    前記送信装置は、
    前記送信信号を送出する送信回路と、
    前記複数の無線モードを切替える切替制御回路とを備え、
    前記送信回路は、
    データ系列の送信信号をシンボル系列の送信信号に変換するデータ変調回路と、
    前記シンボル系列の送信信号を並列に並び替える直並列変換回路と、
    前記直並列変換回路の出力信号に対し複数の無線モードに対応した周波数配置を与える周波数マッパ回路と、
    前記周波数マッパ回路により配置された周波数領域成分の信号を、前記複数の無線モードに対応した時間領域成分の信号に変換する複数の逆フーリエ変換回路と、
    前記複数の逆フーリエ変換回路からの時間領域成分の信号の各々にガードインタバルを付加する複数のガードインタバル回路と、
    前記ガードインタバルが付加された時間領域成分のディジタル信号の各々をアナログ信号に変換する複数のDAコンバータ回路と、
    前記複数のDAコンバータ回路からのアナログ信号を、前記複数の無線モードに対応して異なる周波数帯域のRF信号に変換する複数の周波数変換回路とを含み、
    前記受信装置は、
    前記送信装置からの送信信号を受信して受信信号を取得する受信回路と、
    前記複数の無線モードの各々に対して受信時の伝搬路を推定評価する伝搬路推定評価回路とを備え、
    前記受信回路は、
    前記複数の無線モードのRF信号に対応して周波数を変換する複数の周波数変換回路と、
    前記複数の周波数変換回路により周波数変換されたアナログ信号をディジタル信号に変換する複数のADコンバータ回路と、
    前記複数のADコンバータ回路からのディジタル信号からガードインタバルを除去する複数のガードインタバル除去回路と、
    前記ガードインタバルが除去された時間領域成分の信号を周波数領域成分の信号に変換する複数のフーリエ変換回路と、
    前記複数のフーリエ変換回路からの周波数領域成分の信号に対し周波数配置を変更する周波数デマッパ回路と、
    前記周波数デマッパ回路からの並列配置された信号を直列に並び替える複数の並直列変換回路と、
    前記複数の並直列変換回路からのシンボル系列の受信信号をデータ系列の受信信号に変換する複数のデータ復調回路とを含み、
    前記切替制御回路は、前記伝搬路推定評価回路からの推定評価結果に基づいて、前記周波数マッパ回路を切替制御することにより、前記送信装置から送出される送信信号の無線モードを切替えることを特徴とする無線通信システム。
  8. 複数の無線モードを切替えて送信信号を送出する機能を有する送信装置と、
    前記複数の無線モードの送信信号を同時に受信する機能を有する受信装置と
    により構成された無線通信システムであって、
    前記送信装置および前記受信装置は、無線モードに対応してシングルキャリア伝送またはマルチキャリア伝送のいずれかの伝送モードを割り当てる構成からなり、
    前記送信装置は、
    前記送信信号を送出する送信回路と、
    前記複数の無線モードを切替える切替制御回路とを備え、
    前記送信回路は、
    データ系列の送信信号をシンボル系列の送信信号に変換するデータ変調回路と、
    シングルキャリア伝送用変調部と、
    マルチキャリア伝送用変調部と、
    前記シングルキャリア伝送と前記マルチキャリア伝送の2つの無線モードに対応して、前記シングルキャリア伝送用変調部または前記マルチキャリア伝送用変調部を選択するスイッチ回路と、
    前記シングルキャリア伝送用変調部および前記マルチキャリア伝送用変調部からの周波数領域成分の信号を時間領域成分の信号に変換する逆フーリエ変換回路と、
    前記逆フーリエ変換回路からの時間領域成分の信号にガードインタバルを付加するガードインタバル回路と、
    前記ガードインタバルが付加された時間領域成分のディジタル信号をアナログ信号に変換するDAコンバータ回路と、
    前記DAコンバータ回路からのアナログ信号をRF信号に変換する周波数変換回路とを含み、
    前記シングルキャリア伝送用変調部は、
    前記シンボル系列の送信信号を周波数領域成分の信号に変換するフーリエ変換回路と、
    前記フーリエ変換回路からの周波数領域成分の信号にフィルタ係数を乗積する送信フィルタ処理回路と、
    送信フィルタ処理回路の出力信号に対し無線モードに対応した周波数配置を与える周波数マッパ回路とからなり、
    前記マルチキャリア伝送用変調部は、
    前記シンボル系列の送信信号を並列に並び替える直並列変換回路と、
    前記直並列変換回路の出力信号に対し無線モードに対応した周波数配置を与える周波数マッパ回路とからなり、
    前記受信装置は、
    前記送信装置からの送信信号を受信して受信信号を取得する受信回路と、
    前記複数の無線モードの各々に対して受信時の伝搬路を推定評価する伝搬路推定評価回路とを備え、
    前記受信回路は、
    前記RF信号に対応して周波数を変換する周波数変換回路と、
    前記周波数変換回路により周波数変換されたアナログ信号をディジタル信号に変換するADコンバータ回路と、
    前記ADコンバータ回路からのディジタル信号からガードインタバルを除去するガードインタバル除去回路と、
    前記ガードインタバルが除去された時間領域成分の信号を周波数領域成分の信号に変換するフーリエ変換回路と、
    シングルキャリア伝送用復調部と、
    マルチキャリア伝送用復調部とを含み、
    前記シングルキャリア伝送用復調部は、
    前記フーリエ変換回路からの周波数領域成分の信号に対し周波数配置を変更する周波数デマッパ回路と、
    前記周波数デマッパ回路からの出力信号にフィルタ係数を乗積する受信フィルタ処理回路と、
    前記受信フィルタ処理回路からの周波数領域成分の信号を時間領域成分の信号に変換する逆フーリエ変換回路と、
    前記逆フーリエ変換回路からのシンボル系列の信号をデータ系列の信号に変換するデータ復調回路とからなり、
    前記マルチキャリア伝送用復調部は、
    前記フーリエ変換回路からの周波数領域成分の信号に対し周波数配置を変更する周波数デマッパ回路と、
    前記周波数デマッパ回路からの並列配置された信号を直列に並び替える並直列変換回路と、
    前記並直列変換回路からのシンボル系列の信号をデータ系列の信号に変換するデータ復調回路とからなり、
    前記切替制御回路は、前記伝搬路推定評価回路からの推定評価結果に基づいて、前記周波数マッパ回路および前記スイッチ回路を切替制御することにより、前記送信装置から送出される送信信号の無線モードを切替えることを特徴とする無線通信システム。
  9. 前記周波数変換回路は、前記DAコンバータ回路からのアナログ信号を無線モードに対応して異なる周波数帯域のRF信号に変換する複数の周波数変換回路からなり、
    前記送信回路は、前記DAコンバータ回路と前記複数の周波数変換回路との間に挿入されて、前記複数の無線モードに対応して前記複数の周波数変換回路を選択する別のスイッチ回路を含み、
    前記受信回路内の周波数変換回路、ADコンバータ回路、ガードインタバル除去回路およびフーリエ変換回路は、それぞれ並設された複数の周波数変換回路、ADコンバータ回路、ガードインタバル除去回路およびフーリエ変換回路からなり、
    前記切替制御回路は、前記伝搬路推定評価回路からの推定評価結果に基づいて、前記周波数マッパ回路および前記スイッチ回路および前記別のスイッチ回路を切替制御することにより、前記送信装置から送出される送信信号の無線モードを切替えることを特徴とする請求項8に記載の無線通信システム。
  10. 前記送信回路内の逆フーリエ変換回路、ガードインタバル回路、DAコンバータ回路および周波数変換回路は、それぞれ並設された複数の逆フーリエ変換回路、ガードインタバル回路、DAコンバータ回路および周波数変換回路からなり、
    前記受信回路内の周波数変換回路、ADコンバータ回路、ガードインタバル除去回路およびフーリエ変換回路は、それぞれ並設された複数の周波数変換回路、ADコンバータ回路、ガードインタバル除去回路およびフーリエ変換回路からなることを特徴とする請求項8に記載の無線通信システム。
  11. 前記受信回路は、前記周波数デマッパ回路と前記受信フィルタ処理回路との間、および前記周波数デマッパ回路と前記並直列変換回路との間に挿入された周波数領域等化回路を含み、
    前記伝搬路推定評価回路は、推定評価結果に基づいて前記周波数領域等化回路の係数を制御することを特徴とする請求項8から請求項10までのいずれか1項に記載の無線通信システム。
  12. 前記送信回路は、前記周波数マッパ回路と前記逆フーリエ変換回路との間に挿入された周波数領域等化回路を含み、
    前記切替制御回路は、前記伝搬路推定評価回路からの推定評価結果に基づいて、前記周波数領域等化回路の係数を制御することを特徴とする請求項8から請求項10までのいずれか1項に記載の無線通信システム。
  13. 前記送信回路および前記受信回路の少なくとも一方は、周波数領域等化回路を含み、
    前記伝搬路推定評価回路は、推定評価結果に基づいて前記周波数領域等化回路の係数を制御することを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の無線通信システム。
  14. 前記伝搬路推定評価回路において、前記複数の無線モードを切替えるための基準値は、あらかじめ設定されており、
    前記伝搬路推定評価回路は、周波数帯域ごとの評価パラメータと前記基準値との比較結果に基づいて、前記推定評価結果を求め、
    前記切替制御回路は、前記推定評価結果に基づいて、前記送信装置と前記受信装置との間で無線通信する際の無線モードを切替えることを特徴とする請求項1から請求項13までのいずれか1項に記載の無線通信システム。
  15. 前記伝搬路推定評価回路は、
    前記複数の無線モードを切替えるための基準となる前記評価パラメータとして、伝搬路の受信電力を用い、
    前記伝搬路推定評価回路で検出された前記受信電力の測定結果と前記基準値とを比較して、前記無線通信する際の無線モードを切替えるための前記推定評価結果を求めることを特徴とする請求項14に記載の無線通信システム。
  16. 前記伝搬路推定評価回路は、
    前記複数の無線モードを切替えるための基準となる前記評価パラメータとして、伝搬路での信号対雑音比を用い、
    前記伝搬路推定評価回路で検出された前記信号対雑音比の測定結果と前記基準値とを比較して、前記無線通信する際の無線モードを切替えるための前記推定評価結果を求めることを特徴とする請求項14に記載の無線通信システム。
  17. 前記伝搬路推定評価回路は、
    前記複数の無線モードを切替えるための基準となる前記評価パラメータとして、伝搬路での受信誤り率を用い、
    前記伝搬路推定評価回路で検出された前記受信誤り率の測定結果と前記基準値とを比較して、前記無線通信する際の無線モードを切替えるための前記推定評価結果を求めることを特徴とする請求項14に記載の無線通信システム。
  18. 前記伝搬路推定評価回路は、
    前記複数の無線モードを切替えるための基準となる前記評価パラメータとして、伝搬路での前記送信装置と前記受信装置との間の距離を用い、
    前記伝搬路推定評価回路で検出された前記距離と前記基準値とを比較して、前記無線通信する際の無線モードを切替えるための前記推定評価結果を求めることを特徴とする請求項14に記載の無線通信システム。
  19. 前記伝搬路推定評価回路は、
    前記複数の無線モードを切替えるための基準となる前記評価パラメータとして、伝搬路での前記送信装置と前記受信装置との間の伝搬遅延時間を用い、
    前記伝搬路推定評価回路で検出された前記伝搬遅延時間と前記基準値とを比較して、前記無線通信する際の無線モードを切替えるための前記推定評価結果を求めることを特徴とする請求項14に記載の無線通信システム。
  20. 前記データ系列の送信信号は、複数系列からなり、
    前記送信回路は、前記データ変調回路の入力側に挿入された信号合成回路を含み、
    前記信号合成回路は、前記複数系列のデータ系列の送信信号を合成して、前記データ変調回路に入力することを特徴とする請求項1から請求項19までのいずれか1項に記載の無線通信システム。
  21. 請求項1から請求項20までのいずれか1項に記載の無線通信システムに用いられる送信装置。
  22. 請求項1から請求項20までのいずれか1項に記載の無線通信システムに用いられる受信装置。
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