JP2012019378A - 通信装置、通信装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

通信装置、通信装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】送受信の切り替え時に発振器の周波数の変化を抑止できる通信装置を提供すること
【解決手段】送信器300は、VCO320からの信号を受けて動作し、内部に複数の送信回路を備える。受信器310は、VCO320からの信号を受けて動作し、内部に複数の受信回路を備える。受信器BIAS323、及び受信器BIAS324は送信動作を開始する際、送信動作を停止する際、受信動作を開始する際、受信動作を停止する際の少なくともいずれかにおいて、送信器300または受信器310の電源電流の時間変化を抑制する電源変化抑制処理を行う。
【選択図】図12

Description

本発明は通信装置、通信装置の制御方法、及びプログラムに関し、特に半二重通信にかかる通信装置、通信装置の制御方法、及びプログラムに関する。
送信と受信を交互に行う半二重通信は、自局の送信信号が受信信号に影響を及ぼす問題がない。一方、同時に送受信を行う全二重通信では、自局の送信信号が受信信号に影響を及ぼす問題が生じる。このため、半二重通信は有線通信、無線通信を問わず広く利用されている。
通常、この半二重通信では、消費電力を低減するために送信動作の終了時に送信器の電源を遮断し、受信動作の終了時に受信器の電源を遮断する。図13は、この半二重通信における電源遮断の概念を示すタイミングチャートである。
半二重通信を行う通信装置は、制御電圧により発振周波数を変化させる電圧制御発振器(VCO:Voltage Controlled Oscillator)を備える。VCOは、電源電圧の変動によっても発振周波数が変化してしまう。そのため、送受信の切り替え時の電源変動がVCOに影響することにより、発振周波数が所望の周波数から外れる危険がある。この所望の周波数から外れた周波数を所望の周波数に戻すために通常は位相同期回路(PLL:Phase Locked Loop)を用いる。しかし、PLLを用いて周波数を戻すためには時間を要する(ロックアップ時間)。
半二重通信を行う通信装置は、送信動作と受信動作の間にSIFS(Short Inter Frame Space)という時間的な隙間を設ける。SIFS時間は、PLLのロックアップ時間よりも長くする。これは、送受信の切り替え時の電源変動によりPLLのロックが外れた場合であっても、次の送受信動作に影響を与えないようにするためである。
このPLLのロックが外れるという現象に対して、電源ノイズを小さくすることによりロックが外れなくする技術、及びロックアップ時間を短くする技術が開示されている。
特許文献1には、PLLのロックが外れないようにする技術が開示されている。特許文献1に記載のワイヤレスマイクの概念を図14に示す。当該ワイヤレスマイクでは、パワーアンプの電源電圧を制御する電源制御回路に時定数を持たせる。そして、この電源制御回路が徐々に電源電圧を下げることによりロックが外れないように制御している。
特許文献2には、電源ノイズを抑制可能とする半導体装置に関する技術が開示されている。当該半導体装置は、マルチコアプロセッサを形成し、各コアの動作開始/動作停止のタイミングを順次変更することにより、電源ノイズを抑制してロックが外れないように制御している。
特許文献3は、ロックを外れなくする技術の一態様を開示している。特許文献3に記載の消費電力制御装置は、2つの演算処理装置を備え、かつクロックの遅延回路を設け、片方のクロックを遅らせることにより2つの演算処理回路の同時実行を防止している。これにより、当該消費電力制御装置は電源ノイズを抑制し、ロックが外れないようにしている。
特許文献4には、上述のロックアップ時間を短くする技術の一態様が開示されている。
特開昭62−024718号公報 国際公開第07/108383号公報 特開2002−215260号公報 特開2002−151960号公報
近年、高速データ転送の伝送レートは上昇している。ミリ波無線規格Wireless Gigabit Allianceでは、2009年12月に7Gbpsの伝送レートをサポートする仕様が公表された。SIFS時間は送受信動作が停止している時間であるため、一般にSIFS時間は伝送レートを上げるためには無駄な時間である。そのため、SIFS時間は可能な限り短くすべきである。実際、IEEEにおけるミリ波無線規格802.15.3cでは、SIFS時間は0.2〜0.25usecと非常に短い時間となっている。
この高速データ転送環境において、PLLのロックが外れないようにすることは以下の3点から難しくなってきている。
(1)上述の高速データ通信を実現するために、MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)、ビームフォーミング(BF)が多用されている。これにより、アンテナ数が増加し、送信器及び受信器のアレイ数が増加している。例えば、無線LAN(Local Area Network)規格の802.11nでは最大4×4のMIMO、ミリ波BFでは32個のアンテナ、及び32個の送信器、受信器を使う例が開示されている。このアンテナ数の増加に伴う送信器及び受信器のアレイ数の増加により、消費電力が増大している。これにより、送受信切り替え時の電源電圧の変動が大きくなっている。
(2)高速データ通信を実現するためにデジタルベースバンド(DBB)信号処理が並列化される。これにより、デジタルバスの本数が増大する。また、送信器及び受信器のアレイ数の増大も端子数を増大させる。これらの要因により、チップ上、パッケージ上、ボード上の配線幅が狭くなる。配線幅の減少により配線のインピーダンスが増加し、消費電流変化による電源電圧の変動が大きくなる。
(3)高速データ通信を行うために広い周波数帯域が必要となる。このため、ミリ波など高い周波数バンドが用いられる。高い周波数を発振するVCOでは、変調感度(すなわち制御電圧に対する発振周波数変化量)が大きくなる。例えば、ミリ波60GHz帯では約57GHz〜66GHzをカバーするVCOが必要となる。変調感度が大きくなると、電源電圧の変動に対する発振周波数変動も現れやすくなる。
図15は、上述の(1)〜(3)の問題を示す概念図である。一般にSIFS時間は短くしたい。しかし、電源電流の増大の問題(1)、及び電源インピーダンスの増大(2)により、電源電圧の変動が生じる。この電源電圧の変動と、PLLの発振周波数が変動しやすくなる問題(3)によって、PLLの発振周波数の変動が起きやすくなる。
一方、データ通信の高速化の進展により、ロックアップ時間を短くする手法は、以下の理由から難しくなっている。
VCOが高い周波数を発振するためには、周波数逓倍数が増加する。例えば600GHzミリ波では、基準周波数を40MHzとすると約1500倍という非常に大きな周波数逓倍を行う。高い周波数逓倍を行う場合、PLLのジッタがそのまま逓倍されて位相ノイズとなる。このPLLジッタの影響を少なくするためには、PLLのループバンド幅を狭くする必要がある。PLLのループバンド幅を少なくする場合、前述のロックアップ時間が長くなってしまう。たとえば、100kHz程度のループバンドにおいては、ロックアップ時間は10us以上となってしまう。
さらに、図14に示すように電源の制御に時定数を持たせることにより電源電流の変動を抑えるのみでは、半二重通信を行う上で問題が生じる。具体的には、自局の送信波が時定数によってなかなか停止しないことになる。特に近年のようにSIFS時間が短くなっている状況では、自局の受信、周辺局の受信に影響が大きい。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであり、送受信の切り替え時に発振器の周波数の変化を抑止できる通信装置を提供することを主たる目的とする。
本発明にかかる通信装置の一態様は、
電圧制御発振器と、
前記電圧制御発振器からの信号を受けて動作し、複数の送信回路より構成される送信器と、
前記電圧制御発振器からの信号を受けて動作し、複数の受信回路より構成される受信器と、
前記送信器が送信動作を行う場合に前記受信器の受信動作を停止し、前記受信器が受信動作を行う場合に前記送信器の送信動作を停止する送受信制御手段と、
不要輻射を制御する不要輻射制御手段と、
前記送信動作を開始する際、前記送信動作を停止する際、前記受信動作を開始する際、前記受信動作を停止する際の少なくともいずれかにおいて、前記送信器または前記受信器の電源電流の時間変化を抑制する電流変化抑制手段と、を備える、ものである。
本発明にかかる通信装置の制御方法の一態様は、
送信と受信を交互に行い、複数の送信回路を備えた送信器と、複数の受信回路を備えた受信器を備える通信装置の制御方法であって、
前記複数の送信回路に含まれる第1の送信回路以外の送信回路電源電流を順次増大させ、
前記第1の送信回路の電源電流を増大させることにより不要輻射を許可し、
送信動作を開始し、
送信動作を停止し、
前記第1の送信回路の電源電流を減少させることにより不要輻射を停止し、
前記第1の送信回路以外の前記複数の送信回路の電源電流を順次減少させる、ものである。
本発明にかかるプログラムの一態様は、
送信と受信を交互に行い、複数の送信回路を備えた送信器と、複数の受信回路を備えた受信器を備える通信装置の制御処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記制御処理は、
前記複数の送信回路に含まれる第1の送信回路以外の送信回路電源電流を順次増大させ、
前記第1の送信回路の電源電流を増大させることにより不要輻射を許可し、
送信動作を開始し、
送信動作を停止し、
前記第1の送信回路の電源電流を減少させることにより不要輻射を停止し、
前記第1の送信回路以外の前記複数の送信回路の電源電流を順次減少させる、ものである。
本発明によれば、送受信の切り替え時に発振器の周波数の変化を抑止できる通信装置を提供することができる。
実施の形態1、2にかかる通信装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1、2にかかる通信装置の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態1、2にかかる通信装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる通信装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる通信装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる通信装置の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態1にかかる通信装置の動作を示すタイミングチャートである。 送信電力の周波数スペクトラムの概念を示す図である。 実施の形態1にかかる通信装置の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態2にかかる通信装置の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態2にかかる通信装置の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態1にかかる通信装置の構成例を示すブロック図である。 一般の半二重通信を行う通信装置における電源遮断動作を示すタイミングチャートである。 特許文献1に記載のワイヤレスマイクの構成例を示すブロック図である。 一般の半二重通信を行う通信装置の課題を示す概念図である。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
<実施の形態1>
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。まず、本実施の形態にかかる通信装置の処理の概要を説明する。図1は本実施の形態にかかる通信装置の動作を示すフローチャートである。
まず送信動作(S100)について説明する。通信装置は、まず送信器の電源電流の増大を開始する(S101)。そして、通信装置は送信器の電源電流の増大を終了する(S102)。次に通信装置は不要輻射を許可(S103)した後に送信動作を開始させる(S104)。通信装置は、その後に送信動作を終了させ(S105)、不要輻射を停止する(S106)。続いて、通信装置は送信器の電源電流の減少を開始し(S107)、送信器の電源電流の減少を終了する(S108)。
続いて受信動作(S110)について説明する。通信装置は、まず受信器電源電流の増大を開始する(S111)。そして、通信装置は受信器電源電流の増大を終了する(S112)。次に通信装置は受信動作を開始させ(S113)、受信動作を終了する(S114)。続いて、通信装置は受信器電源電流の減少を開始し(S115)、受信器電源電流の減少を終了する(S116)。
続いて、図2を参照して本実施の形態にかかる通信装置の送受信動作について説明する。図2は本実施の形態にかかる通信装置の処理を示すタイミングチャートである。当該タイミングチャートは、一連の送信動作、受信動作が繰り返し行われている様子を示している。
送信動作を開始する場合(図2のA点)、通信装置はA点以前において送信器電流の増大を開始する。この際、通信装置は受信器動作を同時に行っていてもよい。図2では、送信器電流の増大と、受信動作がオーバーラップしている様子を示している。図2では、送信器電流の増大の途中で、受信動作が終了する。なお、SIFS時間に余裕が有る場合、通信装置は受信動作の終了後に送信器電流の増大を開始してもよいことは当然である。
通信装置は、受信動作終了後に受信器電流の減少を開始する。図2では、通信装置は受信器電流の減少処理の途中において送信動作を開始する(A点)。この送信動作の開始直前に、通信装置は不要輻射の許可及び送信器電流の増大を終了させる。
受信動作を開始する場合(図2のB点)、通信装置はB点以前において受信器電流の増大を開始する。この際、通信装置は送信器動作を行っていてもよい。図2では、受信器電流の増大と、送信動作がオーバーラップしている様子を示している。図2では、受信器電流の増大の途中で、送信動作が終了する。なお、SIFS時間に余裕が有る場合、通信装置は送信動作の終了後に受信器電流の増大を開始してもよいことは当然である。
通信装置は、送信動作終了後に送信器電流の減少を開始する。図2では、通信装置は送信器電流の減少処理の途中において受信動作を開始する(B点)。この受信動作の開始直前に、通信装置は受信器電流の増大を終了させる。
上記一連の処理の間における、グラウンド(GND)電流の変化を図2に示す。送信器電流及び受信器電流の増加、減少を緩やかに行うことにより、GND電流は緩やかに変化する。さらに送信器電流の上昇と受信器電流の減少(または送信器電流の減少と受信器電流の上昇)をオーバーラップさせることにより、この間のGND電流の変化がほとんど生じないようにすることも可能である。
GND電流の変化は、チップ、パッケージ、プリント基板(ボード)上の配線の寄生インダクタンスと乗算され、GND電圧の変化を引き起こす。これは、電流の時間的変化をdi/dt、寄生インダクタンスをLとした場合に、電圧の変化がL・di/dtとなるためである。
図2に示すようにGND電流の変化を最小限とすることにより、GND電圧の変化を最小限にすることができる。GND電圧の変化が最小限となることにより、VCOを含むトランシーバ上の回路に与える影響を最小限にすることができる。
続いて、本実施の形態にかかる通信装置の構成について説明する。図3は、本実施の形態にかかる通信装置の構成を示すブロック図である。通信装置は送信器及び受信器を備える。送信器は主として送信アンプ301、送信ミキサ(変調器、周波数変換器、直交変調器)302、発振器(局部発振器、ローカル発振器、シンセサイザ、PLL、VCO)320、ローカルバッファ(アンプ)303、フィルタ(LPF、HPF、BPF)304、ベースバンドアンプ305、D/A変換器(DAC)306、送信RF制御部307、送信MIX制御部308、送信BB制御部309からなる。
受信器は主として受信アンプ(ロウノイズアンプ)311、受信ミキサ(復調器)312、ローカルバッファ313(発振器320は、本実施の形態では送受信兼用)、フィルタ314、ベースバンドアンプ315、A/D変換器(ADC)316、受信RF制御部317、受信MIX制御部318、受信BB制御部319からなる。
さらに通信装置は、ベースバンド信号を処理するデジタルBB(ベースバンド)321、不要波を制御する不要波制御部322、送信バイアスのアップ/ダウンを指示する送信器BIAS323、受信器バイアスのアップ/ダウンを指示する受信器BIAS324を備える。なお図示していないが、通信装置は半二重通信を実現するために送信動作を行う場合に受信器の受信動作を停止し、受信器が受信動作を行う場合に送信器の送信動作を停止する送受信制御手段を備えることは勿論である。
図4は、主に送信アンプ301、ローカルバッファ303、送信RF制御部307の詳細を示す図である。
送信アンプ301は、MIMO、BF、マルチチャネルファイバ等が実現できるように複数のブロックBK1〜BK4(406〜409)から構成される。図4の例では、送信アンプ301は4素子から構成されているが、必ずしもこれに限られない。例えば、近年のBFでは16素子(アレイ)、32素子(アレイ)から構成されることもある。各素子は、A1〜A5という5つのカスケード接続されたアンプ401〜405により構成される。
送信RF制御部307は、詳細には411〜415(以下の記載では、送信RF制御部411〜415とする。)に示すように各段のアンプに接続される。例えば、送信RF制御部411は最終段に位置するアンプA1に接続される。最終段のアンプA1は、BK1〜BK4の4つのブロックに分割されるが、送信RF制御部411がこの4つの最終段アンプA1を制御する。
各アンプ401〜405は主として、増幅用トランジスタ420、負荷インピーダンス421、AC分離用インピーダンス422、レプリカトランジスタ423により構成される。各アンプ401〜405は入力424から信号が供給され、出力425から信号を出力する。
各アンプ401〜405は、入力424から入ってきたRF信号(高周波信号、無線周波数信号)を増幅用トランジスタ420で増幅する。そして、各アンプ401〜405は、増幅信号を負荷インピーダンス421により電圧に変換し、変換した電圧を出力425から出力する。増幅用トランジスタ420のバイアス電圧(制御電圧、ゲート電圧)は、レプリカトランジスタ423により生成され、AC分離用インピーダンス422を介して増幅用トランジスタ420のゲートに供給される。
レプリカトランジスタ423は、ドレインとゲートをショートさせ、送信RF制御部411〜415から供給されるバイアス電流をドレインに流すことによりバイアス電圧を生成する。
送信RF制御部411〜415は、主としてブロック選択スイッチ(SW)426、電流DAC427、Up/Downカウンタ428、及び規定値レジスタ429から構成される。
ブロック選択SW426は、BK1からBK4のうちどのブロックをアクティブにするか(増幅させるか)を選択するためのスイッチである。ブロックをアクティブにするための選択は、各アンプ内のレプリカトランジスタ423にバイアス電流を供給するかを制御することにより行う。ブロック選択SW426には、デジタルBB321からどのブロックを選択するかを指示する信号が供給される。またブロック選択SW426には、電流DAC427からバイアス電流が供給される。
電流DAC427は、通常動作時には規定値レジスタ429からデジタルデータを読み出して、読み出したデジタルデータに対応する規定値バイアス電流を生成する。また、バイアス電流をアップ/ダウンさせる場合、電流DAC427はUp/Downカウンタ428からデジタルデータが供給される。電流DAC427は、Up/Downカウンタ428からデジタルデータに応じてバイアス電流を制御する。規定値レジスタ429及びUp/Downカウンタ428は、デジタルBB321、送信器BIAS323、受信器BIAS324、不要波制御部322等から制御信号が供給される。
送信ミキサ302及びローカルバッファ407〜409は、送信MIX制御部308から制御される。送信MIX制御部308の構成及び動作は、送信RF制御部307と略同一である。そのため、送信MIX制御部308の詳細な説明は省略する。
図5は、受信アンプ311、ローカルバッファ313、受信RF制御部317の詳細を示す図である。これらの構成は、送信器の構成と比べて受信アンプの向きが異なるのみであるため、詳細な説明は省略する。
続いて、送信アンプ301を構成する各段のアンプの動作について説明する。図6は、各段のアンプの動作を示すタイミングチャートである。
Up/Downカウンタ428が保持する値は、初期状態では規定値レジスタ429から読み出した規定値に設定されている。送信器BIAS323、受信器BIAS324、不要波制御部322等からUp/Downカウンタ428にダウン指示信号が入力されると、Up/Downカウンタ428はクロック信号の周期によりダウンカウントを開始する。ダウンカウントは、カウンタの値が最小値となるまで行われる。最小値としては、バイアス電流が0となる値とすることができる。また急速な立ち上がりを要求される場合等に対応するために、最小値をバイアス電流が0とならない値(0以上となる値)としてもよい。
同様に送信器BIAS323、受信器BIAS324、不要波制御部322等からUp/Downカウンタ428にアップ指示信号が入力されると、Up/Downカウンタ428はクロック信号の周期によりアップカウントを開始する。
アップカウント/ダウンカウントの指示信号は、当該アンプと隣接する送信RF制御部411〜415から供給されてもよい。例えば送信RF制御部412のカウント開始指示信号は、送信RF制御部411から供給されてもよい。送信RF制御部411内のカウント制御が終了した後に送信RF制御部412内のUp/Downカウンタ428のカウントアップ/カウントダウンを開始できる。このような制御により、制御信号が送信/受信の主信号に与える影響を少なくすることができる。
また制御信号が送信/受信の主信号に与える影響を少なくするために、クロック信号の周波数は、ローカル周波数を分周した周波数に設定することが望ましい。これは、PLLの動作周波数成分と異なる周波数成分が同一チップ上にある場合、PLLの動作に影響を与える危険があるためである。
続いて、図7を参照して送信器の送信アンプ301内の各要素(アンプ401〜405、送信ミキサ302、ローカルバッファ407〜409)の電源電流の変化について説明する。
図7では、不要波制御部322は、送信アンプ301の最終段A1に対して指示信号を供給している。不要波制御部322の指示に応じて、最終段アンプA1は電源電流を変化させる。例えば不要輻射を停止するためにアンプA1のバイアス電流を制御することにより、アンプA1の電源電流は規定値電流から最小値に変化する。ここで、最終段A1の電源電流は規定値では10dB程度のゲインとし、最小値は−20dB程度のゲインとする。不要輻射の停止のためにA1のゲインを30dB下げることにより、不要輻射を30dB下げることができる。また、大きく不要輻射を減衰させたい場合には、不要波制御部322はアンプA2のバイアス電流を同時に下げるように制御してもよい。
送信器BIAS323は、送信アンプ301内の各アンプ段に働きかけることにより、各アンプ段の電源電流を順次変化させる。送信器BIAS323は、Up/Downカウンタ428に指示信号を供給することにより各アンプ段の電源電流の変化を実現する。なお、前述のようにあるアンプ段の制御が終わった後に、当該アンプ段が隣接するアンプ段に指示信号を供給する方式も勿論可能である。
図7に示すように、各アンプ段、送信ミキサ302、ローカルバッファ407〜409が順次電源電流を変更することにより、送信器は上述のdi/dtを最小限に保つことができる。また、送信器は速やかに電源電流の制御をすることができる。
上記の説明では、不要波制御部322による制御と、送信器BIAS323による動作を分けて記述したが、送信器BIAS323が不要輻射制御機能を有することも当然可能である。すなわち、通信装置内に不要波の発生を制御する機構が備わっていればよい。
不要輻射の制御処理は、送信アンプ301の最終段A1に対して行うことが望ましい。当該理由を図8を参照して説明する。図8は、送信電力の周波数スペクトラムを示す図である。送信器が送信信号を送出している場合、送信器からの出力は図中の(1)に示すように高いレベルの電力密度となる。例えば60GHz帯のミリ波無線の場合、送信器からの出力は−33dBm/MHz程度(±900MHzのベースバンドの場合には0dBm)となる。
送信信号の送出が終了して送信器のDAC305の動作が停止した場合、送信器からの出力は、図中の(2)及び(3)となる((2)及び(3)が残る)。図中の(2)はローカルリークであり、(3)は送信器の熱雑音である。ローカルリークのレベル((2))は、送信器のアーキテクチャにより異なるが、ダイレクトコンバージョンを用いたCMOSの送信器では−50dBm程度となる。
熱雑音のレベル(3)は、規格及びアーキテクチャにより異なるが、以下に示す計算より例えば−60〜−70dBm/MHz(−30〜−40dBm)となる。
送信アンプ301を構成する各段アンプのゲインを8dBとする。この場合5段構成のアンプでは40dBのゲインとなる。アンプ初段のNF(雑音指数)を10dbとすると、以下の計算より−64dBm/MHzの熱ノイズが最終段アンプから出力される。
−174dBm/HZ・1e6・10dB・40dB=−64dBm/MHz
−64dBm/MHzの熱ノイズは±900MHzのベースバンドにおいて−31dBmの電力となる。
また、ミキサのNFが15dB、変換ゲインが−10dBである場合、以下の計算より−69dBm/MHzの熱ノイズが最終段アンプから出力される。
−174dBm/HZ・1e6・15dB・(40dB−10dB)=−69dBm/MHz
−69dBm/MHzの熱ノイズは±900MHzのベースバンドにおいて−36dBmの電力となる。
最大−30dBm程度の不要輻射が受信中に隣接する送信器において発生した場合、送受信間のアンテナ間のアイソレーションを20dBとすると−50dBm程度の不要輻射(熱雑音)が受信側アンテナに現れる。60GHz帯ミリ波の最低受信感度は−60dBm程度であるため、上述の−50dBmの熱雑音は受信器に大きな影響を与える。
この熱雑音の問題は、半二重化の有線通信においても同様の問題を引き起こす可能性が有る。当該有線通信でも送受信切り替え時のスイッチのアイソレーションが20dB程度であるためである。
上述の熱雑音の問題は、高速通信を実現するためにベースバンド帯域が拡大していることに起因している。半導体の性能が向上した場合であってもNFは大きく改善しない。一方、送信信号の電力は法律により制限される。NFが変わらない状態において帯域が拡張すると、熱雑音の積分値(電力)は大きくなり、送信信号も大きくとれない状況では熱雑音の影響が相対的に大きくなる。
不要波制御部322は、最終段のアンプに対して不要輻射の制御を行うことにより、上述の熱雑音及びローカルリークの影響を最小限とすることができる。
図9を参照して受信器の送信アンプ311内の各要素(アンプ501〜505、送信ミキサ312、ローカルバッファ507〜509)の電源電流の変化について説明する。受信器の電源電流の変化は、アンプの向き、及び不要輻射制御が無いことを除いて図7に示した送信器の電源電流の変化と同様である。そのため詳細な説明は省略する。
なお、上述の説明ではUp/Downカウンタ428(528)の動作に応じて各アンプ、ミキサ、ローカルバッファの電源電流を制御したが必ずしもこれに限られない。例えば、各アンプ、ミキサ、ローカルバッファを順番にオン、またはオフさせることによっても本発明の趣旨を実現できる。
送信BB制御部309は、フィルタ304、BBアンプ305、DAC306の電源電流を制御する。受信BB制御部319は、フィルタ314、BBアンプ315、ADC316の電源電流を制御する。送信BB制御部309及び受信BB制御部319は、上述した送信RF制御部307、受信RF制御部317と同様の構成、動作を行う。そのため、送信BB制御部309及び受信BB制御部319の詳細な説明は省略する。
なお、送信ベースバンドや受信ベースバンドにかかわるブロック(フィルタ304、フィルタ314、BBアンプ305、BBアンプ315、DAC306、DAC316)の消費電力は、全対象比電力に占める割合が大きくならない場合がある。この場合、送受信の切り替えにおいて、これらのブロックの電源を切らなくてもよい場合がある。
上述のように受信器BIAS323、受信器BIAS324が送受信切り替え時に電源電流を緩やかに変化させるように制御する(電源電流の時間変化を抑制する)ため、発振器320の発振周波数が変化することを抑制できる。これによりSIFS時間を短くすることができ、送受信双方が休止している時間を短くすることができる。送受信双方が休止している時間を短くなるため、他局との通信の伝送レートを上げることができる。さらに複数の通信局が存在する環境(マルチプルアクセス環境)では、通信局間の切り替え時間が短縮され、システム全体としての伝送レートを上げることができる。
さらに、不要波制御部322による不要輻射制御により、熱雑音、ローカル周波数のリーク(ローカルリーク)、基準周波数リーク(リファレンスリーク)等の送信波からの不要輻射を速やかに停止できる。これにより熱雑音等が自局や周辺局の受信動作に与える影響を減少させることができる。
<実施の形態2>
続いて、本発明の実施の形態2にかかる通信装置について実施の形態1にかかる通信装置と異なる点を説明する。
図10は、本発明の実施の形態2にかかる通信装置に含まれる送信器の各ブロック電源電流の変化を示すタイミングチャートである。実施の形態1にかかる通信装置のタイミングチャート(図7)と図10の異なる点は、送信アンプのブロック毎に電源電流を制御していることである。なお、不要輻射制御は最終段のアンプに対して行うことが好ましいため、不要波制御部322は送信アンプの最終段のアンプに対して不要輻射の制御を行っている。アンプA1以外のアンプに関しては、送信器BIAS323はブロック単位で電源電流の制御を行う。すなわち、送信器BIAS323はBK1から順番にBK8まで順次電流を減少させていく。
図11は、本発明の実施の形態2にかかる通信装置に含まれる受信器の各ブロック電源電流の変化を示すタイミングチャートである。図11は、アンプの向きの違い、及び不要輻射制御がないこと以外は図10と同様の処理を示している。そのため、詳細な説明は省略する。
なお、本実施の形態にかかる通信装置は各ブロックに対して行ったアップダウンカウンタによる制御を省略し、各ブロックを順番にオン/オフすることによっても本発明の趣旨を実現できる。
上記のように、送信アンプのブロック毎に電源電流を制御することによっても、実施の形態1に記載の通信装置と同様の効果を奏する。
本発明の実施の形態1、2で説明した不要波制御部322、送信器BIAS323、受信器BIAS324、送信RF制御部307、受信RF制御部317、送信MIX制御部308、受信MIX制御部318、送信BB制御部309、受信BB制御部319が主体となって実行する制御は、通常の順序回路や、プログラム可能な順序回路やマイクロプロセッサ等のコンピュータに制御プログラムを実行させることによっても実現可能である。具体的には、図1、2に示した処理をコンピュータに実行させればよい。プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
さらに、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
なお、本発明にかかる通信装置の最小構成を図12に示す。当該通信装置は、送信器300と、受信器310と、VCO(電圧制御発振器)320と、送受信制御部(図示せず)と、送信器BIAS323と、受信器BIAS324と、を有する。
送信器300は、VCO320からの信号を受けて動作し、内部に複数の送信回路を備える。受信器310は、VCO320からの信号を受けて動作し、内部に複数の受信回路を備える。送受信器制御部は、送信器が送信動作を行う場合に前記受信器の受信動作を停止させ、前記受信器が受信動作を行う場合に前記送信器の送信動作を停止させる制御を御行う処理部である。受信器BIAS323、及び受信器BIAS324は送信動作を開始する際、送信動作を停止する際、受信動作を開始する際、受信動作を停止する際の少なくともいずれかにおいて、送信器300または受信器310の電源電流の時間変化を抑制する電源変化抑制処理を行う。
当該構成であっても、受信器BIAS323、受信器BIAS324が送受信切り替え時に電源電流を緩やかに変化させるように制御するため、発振器320の発振周波数が変化することを抑制できる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
電圧制御発振器と、
前記電圧制御発振器からの信号を受けて動作し、複数の送信回路より構成される送信器と、
前記電圧制御発振器からの信号を受けて動作し、複数の受信回路より構成される受信器と、
前記送信器が送信動作を行う場合に前記受信器の受信動作を停止し、前記受信器が受信動作を行う場合に前記送信器の送信動作を停止する送受信制御手段と、
前記送信動作を開始する際、前記送信動作を停止する際、前記受信動作を開始する際、前記受信動作を停止する際の少なくともいずれかにおいて、前記送信器または前記受信器の電源電流の時間変化を抑制する電流変化抑制手段と、を備える通信装置。
(付記2)
送信波の不要輻射を制御する不要輻射制御手段をさらに備えることを特徴とする付記1に記載の通信装置。
(付記3)
前記不要輻射制御手段は、前記複数の送信回路に含まれる第1の送信回路の電源電流を変化させることにより不要輻射を制御することを特徴とする付記2に記載の通信装置。
(付記4)
前記電流変化抑制手段は、前記送信動作を開始する際、前記第1の送信回路以外の前記複数の送信回路の電源電流を順次増大させた後、前記第1の送信回路の電源電流を増大させることを特徴とする付記3に記載の通信装置。
(付記5)
前記電流変化抑制手段は、前記送信動作を停止する際、前記第1の送信回路の電源電流を減少させた後、前記第1の送信回路以外の前記複数の送信回路の電源電流を順次減少させることを特徴とする付記3に記載の通信装置。
(付記6)
前記電流変化抑制手段は、前記受信動作を開始する際、前記複数の受信回路の電源電流を順次増大させることを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか1項に記載の通信装置。
(付記7)
前記電流変化抑制手段は、前記受信動作を停止する際、前記複数の受信回路の電源電流を順次減少させることを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか1項に記載の通信装置。
(付記8)
前記第1の送信回路は、前記送信器の最終段に配置された増幅回路であることを特徴とする付記3乃至付記7のいずれか1項に記載の通信装置。
(付記9)
前記電流変化抑制手段は、前記送信器の電源電流の減少制御と、前記受信器の電源電流の増大制御と、を同時に行うことを特徴とする付記1乃至付記8のいずれか1項に記載の通信装置。
(付記10)
前記電流変化抑制手段は、前記送信器の電源電流の増大制御と、前記受信器の電源電流の減少制御と、を同時に行うことを特徴とする付記1乃至付記8のいずれか1項に記載の通信装置。
(付記11)
前記電流変化抑制手段は、前記送信動作を開始する際、前記第1の送信回路以外の送信回路の電源電流を、順次時間変化を抑制しながら増大させた後、前記第1の送信回路の電源電流を増大させることを特徴とする付記3に記載の通信装置。
(付記12)
前記電流変化抑制手段は、前記送信動作を停止する際、前記第1の送信回路の電源電流を減少させた後、前記第1の送信回路以外の前記複数の送信回路の電源電流を、時間的変化を抑制しながら減少させることを特徴とする付記3に記載の通信装置。
(付記13)
前記電流変化抑制手段は、前記受信動作を開始する際、前記複数の受信回路の電源電流を、時間的変化を抑制しながら順次増大させることを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか1項に記載の通信装置。
(付記14)
前記電流変化抑制手段は、前記受信動作を停止する際、前記複数の受信回路の電源電流を、時間的変化を抑制しながら順次減少させることを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか1項に記載の通信装置。
(付記15)
送信と受信を交互に行い、複数の送信回路を含む送信器と、複数の受信回路を含む受信器を備える通信装置の制御方法であって、
前記複数の送信回路に含まれる第1の送信回路以外の送信回路の電源電流を順次増大させ、
前記第1の送信回路の電源電流を増大させ、
送信動作を開始し、
送信動作を停止し、
前記第1の送信回路の電源電流を減少させ、
前記第1の送信回路以外の前記複数の送信回路の電源電流を順次減少させる、通信装置の制御方法。
(付記16)
付記15の通信装置の制御方法であって、
前記複数の受信回路の各々の電源電流を順次増大させ、
受信動作を開始し、
受信動作を停止し、
前記複数の受信回路の各々の電源電流を順次減少させる、通信装置の制御方法。
(付記17)
送信と受信を交互に行い、複数の送信回路を含む送信器と、複数の受信回路を含む受信器を備える通信装置の制御処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記制御処理は、
前記複数の送信回路に含まれる第1の送信回路以外の送信回路の電源電流を順次増大させ、
前記第1の送信回路の電源電流を増大させ、
送信動作を開始し、
送信動作を停止し、
前記第1の送信回路の電源電流を減少させ、
前記第1の送信回路以外の前記複数の送信回路の電源電流を順次減少させる、プログラム。
(付記18)
付記17のプログラムであって、
前記制御処理は、
前記複数の受信回路の各々の電源電流を順次増大させ、
受信動作を開始し、
受信動作を停止し、
前記複数の受信回路の各々の電源電流を順次減少させる、プログラム。
301 送信アンプ
302 送信ミキサ
303 ローカルバッファ
304 フィルタ
305 ベースバンドアンプ
306 D/A変換器
307 送信RF制御部
308 送信MIX制御部
309 送信BB制御部
311 受信アンプ
312 受信ミキサ
313 ローカルバッファ
314 フィルタ
315 ベースバンドアンプ
316 A/D変換器
317 受信RF制御部
318 受信MIX制御部
319 受信BB制御部
320 発振器
321 デジタルBB
322 不要波制御部
323 送信器BIAS
324 受信器BIAS

Claims (10)

  1. 電圧制御発振器と、
    前記電圧制御発振器からの信号を受けて動作し、複数の送信回路より構成される送信器と、
    前記電圧制御発振器からの信号を受けて動作し、複数の受信回路より構成される受信器と、
    前記送信器が送信動作を行う場合に前記受信器の受信動作を停止し、前記受信器が受信動作を行う場合に前記送信器の送信動作を停止する送受信制御手段と、
    前記送信動作を開始する際、前記送信動作を停止する際、前記受信動作を開始する際、前記受信動作を停止する際の少なくともいずれかにおいて、前記送信器または前記受信器の電源電流の時間変化を抑制する電流変化抑制手段と、を備える通信装置。
  2. 送信波の不要輻射を制御する不要輻射制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記不要輻射制御手段は、前記複数の送信回路に含まれる第1の送信回路の電源電流を変化させることにより不要輻射を制御することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記電流変化抑制手段は、前記送信動作を開始する際、前記第1の送信回路以外の前記複数の送信回路の電源電流を順次増大させた後、前記第1の送信回路の電源電流を増大させることを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記電流変化抑制手段は、前記送信動作を停止する際、前記第1の送信回路の電源電流を減少させた後、前記第1の送信回路以外の前記複数の送信回路の電源電流を順次減少させることを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  6. 前記電流変化抑制手段は、前記受信動作を開始する際、前記複数の受信回路の電源電流を順次増大させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記電流変化抑制手段は、前記受信動作を停止する際、前記複数の受信回路の電源電流を順次減少させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記第1の送信回路は、前記送信器の最終段に配置された増幅回路であることを特徴とする請求項3乃至請求項7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 送信と受信を交互に行い、複数の送信回路を含む送信器と、複数の受信回路を含む受信器を備える通信装置の制御方法であって、
    前記複数の送信回路に含まれる第1の送信回路以外の送信回路の電源電流を順次増大させ、
    前記第1の送信回路の電源電流を増大させ、
    送信動作を開始し、
    送信動作を停止し、
    前記第1の送信回路の電源電流を減少させ、
    前記第1の送信回路以外の前記複数の送信回路の電源電流を順次減少させる、通信装置の制御方法。
  10. 送信と受信を交互に行い、複数の送信回路を含む送信器と、複数の受信回路を含む受信器を備える通信装置の制御処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記制御処理は、
    前記複数の送信回路に含まれる第1の送信回路以外の送信回路の電源電流を順次増大させ、
    前記第1の送信回路の電源電流を増大させ、
    送信動作を開始し、
    送信動作を停止し、
    前記第1の送信回路の電源電流を減少させ、
    前記第1の送信回路以外の前記複数の送信回路の電源電流を順次減少させる、プログラム。
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