JP2012019324A - 画像管理装置 - Google Patents
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Abstract
【構成】CPU30は、被写界像に含まれる1または2以上の特徴画像の各々を参照特徴画像として指定し、1または2以上の辞書画像がそれぞれ関連付けられた1または2以上のフォルダの中から参照特徴画像に適合する辞書画像が関連付けられた特定フォルダを探索する。CPU30はまた、注目された被写界像を発見された特定フォルダに格納し、参照特徴画像に相当する辞書画像が関連付けられたフォルダを特定フォルダの非発見に対応して作成し、注目された被写界像を作成されたフォルダに格納する処理をフォルダの作成処理に関連して実行する。
【効果】被写界像を特徴画像毎に管理することができる。
【選択図】図2
【効果】被写界像を特徴画像毎に管理することができる。
【選択図】図2
Description
この発明は、画像管理装置に関し、特にフォルダを用いて画像を管理する、画像管理装置に関する。
この種の画像管理装置の一例が、特許文献1に開示されている。この背景技術によれば、顔認識部は、対象画像内に含まれる人物の顔を認識する。画像分類部は、顔認識部による顔認識の結果に基づいて対象画像を分類する。対象画像は、あらかじめ人物ごとにHDD内に作成されたフォルダに、分類結果に応じて記憶される。
しかし、背景技術では、あらかじめ人物ごとにフォルダを作成しておく必要があり、対応するフォルダが用意されていない人物等の特徴画像を含む被写界像の管理について、考慮されることはない。このため、背景技術では、被写界像に含まれる特徴画像によっては被写界像の管理を行えない場合がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、被写界像の管理に掛かる負担を低減することができる、画像管理装置を提供することである。
この発明に従う画像管理装置(10:実施例で相当する参照符号。以下同じ)は、被写界像に含まれる1または2以上の特徴画像の各々を参照特徴画像として指定する指定手段(S57)、1または2以上の辞書画像がそれぞれ関連付けられた1または2以上のフォルダの中から参照特徴画像に適合する辞書画像が関連付けられた特定フォルダを探索する探索手段(S59, S64~S65, S121~S131, S137, S141)、指定手段によって注目された被写界像を探索手段によって発見された特定フォルダに格納する第1格納手段(S149)、参照特徴画像に相当する辞書画像が関連付けられたフォルダを探索手段による特定フォルダの非発見に対応して作成する第1作成手段(S63, S143~S145)、および指定手段によって注目された被写界像を第1作成手段によって作成されたフォルダに格納する処理を第1作成手段の作成処理に関連して実行する第2格納手段(S63, S147)を備える。
好ましくは、探索手段は、参照特徴画像と1または2以上の辞書画像の各々との照合度を算出する算出手段(S101~S105, S111)、および算出手段の算出結果に基づいて特定フォルダを決定する決定手段(S64~S65, S107~S109, S121~S131, S137, S141)を含む。
さらに好ましくは、決定手段は、共通の参照特徴画像に対する照合度が基準を上回る辞書画像の数が2以上であるとき最大照合度に対応する辞書画像を選択する第1選択手段(S64)、および第1選択手段によって選択された辞書画像が関連付けられたフォルダを特定フォルダとして決定する第1特定フォルダ決定手段(S65)を含む。
さらに好ましくは、決定手段は、共通の辞書画像に対する照合度が基準を上回る参照特徴画像の数が2以上であるとき最大照合度に対応する参照特徴画像を選択する第2選択手段(S121~S131, S137)、および共通の辞書画像が関連付けられたフォルダを特定フォルダとして決定する処理を第2選択手段の選択処理に関連して実行する第2特定フォルダ決定手段(S125~S131, S141)を含み、2以上の参照特徴画像のうち第2選択手段によって選択された参照特徴画像と異なる参照特徴画像に相当する辞書画像が関連付けられたフォルダを作成する第2作成手段(S133, S135, S143~ S145)、および指定手段によって注目された被写界像を第2作成手段によって作成されたフォルダに格納する処理を第2作成手段の作成処理に関連して実行する第3格納手段(S133, S135, S147)をさらに備える。
この発明に従う画像管理プログラムは、画像管理装置(10)のプロセッサ(30)に、被写界像に含まれる1または2以上の特徴画像の各々を参照特徴画像として指定する指定ステップ(S57)、1または2以上の辞書画像がそれぞれ関連付けられた1または2以上のフォルダの中から参照特徴画像に適合する辞書画像が関連付けられた特定フォルダを探索する探索ステップ(S59, S64~S65, S121~S131, S137, S141)、指定ステップによって注目された被写界像を探索ステップによって発見された特定フォルダに格納する第1格納ステップ(S149)、参照特徴画像に相当する辞書画像が関連付けられたフォルダを探索ステップによる特定フォルダの非発見に対応して作成する第1作成ステップ(S63, S143~S145)、および指定ステップによって注目された被写界像を第1作成ステップによって作成されたフォルダに格納する処理を第1作成ステップの作成処理に関連して実行する第2格納ステップ(S63, S147)を実行させるための、画像管理プログラムである。
この発明に従う画像管理方法は、画像管理装置(10)によって実行される画像管理方法であって、被写界像に含まれる1または2以上の特徴画像の各々を参照特徴画像として指定する指定ステップ(S57)、1または2以上の辞書画像がそれぞれ関連付けられた1または2以上のフォルダの中から参照特徴画像に適合する辞書画像が関連付けられた特定フォルダを探索する探索ステップ(S59, S64~S65, S121~S131, S137, S141)、指定ステップによって注目された被写界像を探索ステップによって発見された特定フォルダに格納する第1格納ステップ(S149)、参照特徴画像に相当する辞書画像が関連付けられたフォルダを探索ステップによる特定フォルダの非発見に対応して作成する第1作成ステップ(S63, S143~S145)、および指定ステップによって注目された被写界像を第1作成ステップによって作成されたフォルダに格納する処理を第1作成ステップの作成処理に関連して実行する第2格納ステップ(S63, S147)を備える。
この発明に従う外部制御プログラムは、メモリ(40)に保存された内部制御プログラムに従う処理を実行するプロセッサ(30)を備える画像管理装置(10)に供給される外部制御プログラムであって、被写界像に含まれる1または2以上の特徴画像の各々を参照特徴画像として指定する指定ステップ(S57)、1または2以上の辞書画像がそれぞれ関連付けられた1または2以上のフォルダの中から参照特徴画像に適合する辞書画像が関連付けられた特定フォルダを探索する探索ステップ(S59, S64~S65, S121~S131, S137, S141)、指定ステップによって注目された被写界像を探索ステップによって発見された特定フォルダに格納する第1格納ステップ(S149)、参照特徴画像に相当する辞書画像が関連付けられたフォルダを探索ステップによる特定フォルダの非発見に対応して作成する第1作成ステップ(S63, S143~S145)、および指定ステップによって注目された被写界像を第1作成ステップによって作成されたフォルダに格納する処理を第1作成ステップの作成処理に関連して実行する第2格納ステップ(S63, S147)を内部制御プログラムと協働してプロセッサに実行させるための、外部制御プログラムである。
この発明に従う画像管理装置(10)は、外部制御プログラムを受信する受信手段(50)、および受信手段によって受信された外部制御プログラムとメモリ(40)に保存された内部制御プログラムとに従う処理を実行するプロセッサを備える画像管理装置(10)であって、外部制御プログラムは、被写界像に含まれる1または2以上の特徴画像の各々を参照特徴画像として指定する指定ステップ(S57)、1または2以上の辞書画像がそれぞれ関連付けられた1または2以上のフォルダの中から参照特徴画像に適合する辞書画像が関連付けられた特定フォルダを探索する探索ステップ(S59, S64~S65, S121~S131, S137, S141)、指定ステップによって注目された被写界像を探索ステップによって発見された特定フォルダに格納する第1格納ステップ(S149)、参照特徴画像に相当する辞書画像が関連付けられたフォルダを探索ステップによる特定フォルダの非発見に対応して作成する第1作成ステップ(S63, S143~S145)、および指定ステップによって注目された被写界像を第1作成ステップによって作成されたフォルダに格納する処理を第1作成ステップの作成処理に関連して実行する第2格納ステップ(S63, S147)を内部制御プログラムと協働して実行するプログラムに相当する。
この発明によれば、特定フォルダは、被写界像に含まれる特徴画像に適合する辞書画像が関連付けられたフォルダに相当する。特定フォルダが発見されると、被写界像は特定フォルダに格納される。これに対して、特定フォルダが発見されなければ、被写界像に含まれる特徴画像に相当する辞書画像が関連付けられたフォルダが別に作成され、被写界像は作成された別のフォルダに格納される。これによって、被写界像を特徴画像毎に管理することができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
[基本的構成]
[基本的構成]
図1を参照して、この実施例の画像管理装置は、基本的に次のように構成される。指定手段1は、被写界像に含まれる1または2以上の特徴画像の各々を参照特徴画像として指定する。探索手段2は、1または2以上の辞書画像がそれぞれ関連付けられた1または2以上のフォルダの中から参照特徴画像に適合する辞書画像が関連付けられた特定フォルダを探索する。第1格納手段3は、指定手段1によって注目された被写界像を探索手段2によって発見された特定フォルダに格納する。第1作成手段4は、参照特徴画像に相当する辞書画像が関連付けられたフォルダを探索手段2による特定フォルダの非発見に対応して作成する。第2格納手段5は、指定手段1によって注目された被写界像を第1作成手段4によって作成されたフォルダに格納する処理を第1作成手段4の作成処理に関連して実行する。
このように、特定フォルダは、被写界像に含まれる特徴画像に適合する辞書画像が関連付けられたフォルダに相当する。特定フォルダが発見されると、被写界像は特定フォルダに格納される。これに対して、特定フォルダが発見されなければ、被写界像に含まれる特徴画像に相当する辞書画像が関連付けられたフォルダが別に作成され、被写界像は作成された別のフォルダに格納される。これによって、被写界像を特徴画像毎に管理することができる。
[実施例]
[実施例]
図2を参照して、この実施例のディジタルカメラ10は、ドライバ18によって駆動されるフォーカスレンズ12を含む。これらの部材を経た被写界の光学像は、イメージセンサ16の撮像面に照射され、光電変換を施される。これによって、被写界像を表す電荷が生成される。
電源が投入されると、CPU30は、撮像タスクの下で動画取り込み処理を開始するべく、ドライバ18に露光動作および電荷読み出し動作の繰り返しを命令する。ドライバ18は、図示しないSG(SignalGenerator)から周期的に発生する垂直同期信号Vsyncに応答して、撮像面を露光し、かつ撮像面で生成された電荷をラスタ走査態様で読み出す。イメージセンサ16からは、読み出された電荷に基づく生画像データが周期的に出力される。
信号処理回路20は、イメージセンサ16から出力された生画像データに白バランス調整,色分離,YUV変換などの処理を施し、これによって生成されたYUV形式の画像データをメモリ制御回路22を通してSDRAM24に書き込む。LCDドライバ26は、SDRAM24に格納された画像データをメモリ制御回路22を通して繰り返し読み出し、読み出された画像データに基づいてLCDモニタ28を駆動する。この結果、被写界を表す動画像がモニタ画面に表示される。
信号処理回路20によって生成された画像データのうち、YデータはCPU30にも与えられる。CPU30は、与えられたYデータに簡易AE処理を施して適正EV値を算出する。算出された適正EV値を定義する絞り量および露光時間はドライバ18に設定され、これによって動画像の明るさが適度に調整される。
シャッタボタン32shが半押しされると、CPU30は、信号処理回路20から与えられたYデータに厳格なAE処理を施して最適EV値を算出する。算出された最適EV値を定義する絞り量および露光時間は、上述と同様、ドライバ18に設定される。この結果、動画像の明るさが厳格に調整される。CPU30はまた、信号処理回路20から与えられたYデータの高周波成分にAF処理を施す。これによってフォーカスレンズ12が合焦点に配置され、動画像の鮮鋭度が向上する。
シャッタボタン32shが全押しされると、CPU30は、記録処理の実行をI/F34に命令する。I/F34は、シャッタボタン32shが操作された時点の被写界を表す1フレームの記録用画像データをメモリ制御回路22を通してSDARM24から読み出し、読み出された記録用画像データを含む画像ファイルを記録媒体36に書き込む。
記録媒体36において、画像ファイルは、図3に示すツリー型のフォルダ構造の下で管理される。画像ファイルを格納する画像フォルダには、“100”〜“999”の3桁の数字からなるフォルダ名が各々付される。また、全ての画像フォルダは、ルートフォルダ直下のイメージルートフォルダ(フォルダ名=“DCIM”)の配下に作成される。
記録媒体36においてはまた、人物毎の個別画像フォルダが作成され、人物の顔画像が含まれる被写界像を記録するごとに、当該人物に対応する個別画像フォルダに画像ファイルが格納される。被写界像に複数の顔画像が含まれる場合は、共通の被写界像を収めた複数の画像ファイルと複数の顔画像にそれぞれ対応する複数の個別画像フォルダとが作成され、複数の画像ファイルが複数の個別画像フォルダにそれぞれ格納される。このような機能を実現するために、CPU30は、撮像タスクの下で、記録用画像データが表す被写界像から人物の顔画像を探索する。顔画像の探索処理のために、図4に示す標準顔辞書STDCと図5に示す顔検出枠レジスタRGST1と図6に示す複数の顔検出枠FD,FD,FD,…とが準備される。
顔検出枠FDは、記録用画像データの被写界像上をラスタ走査態様で移動する(図7参照)。顔検出枠FDのサイズは、ラスタ走査が終了する毎に“200”から“20”まで“5”刻みで縮小される。
CPU30は、顔検出枠FDに属する画像データを記録用画像データから読み出し、標準顔辞書STDCに登録された顔画像と照合する。照合度が基準値REFを上回ると、顔検出枠FDから顔画像が発見されたとみなされ、変数CNTがインクリメントされる。さらに、CPU30は、現時点の顔検出枠FDの位置およびサイズを顔検出枠レジスタRGST1に登録する。これらとともに、顔検出枠レジスタRGST1には、顔画像の発見順に“1”,“2”,“3”…の連番からなる顔検出枠番号が、各々登録される。
したがって、図8に示す被写界像を記録するときは、人物H1,H2およびH3の顔画像が検出され、検出された顔画像を囲う顔検出枠FDの位置およびサイズが顔検出枠レジスタRGST1に登録される。また、顔検出枠番号“1”のカラムに人物H1に対応する顔検出枠FDの位置およびサイズが記述され、顔検出枠番号“2”のカラムに人物H2に対応する顔検出枠FDの位置およびサイズが記述され、顔検出枠番号“3”のカラムに人物H3に対応する顔検出枠FDの位置およびサイズが記述される。人物H3に対応する記述がなされた時点で、変数CNTは“3”を示す。
CPU30は続いて、顔検出枠レジスタRGST1に登録されたCNT個の顔検出枠を順に指定する。指定された顔検出枠に属する画像データに対しては、後述するフォルダ照合処理が施される。人物の顔画像が含まれる被写界像が初めて記録されるときなど個別画像フォルダが全く作成されていない場合は、フォルダ照合処理の結果、図9に示す照合レジスタRGST2には何も登録されない。この場合は、指定された顔検出枠に対応する顔検出枠番号が、図10に示す作成レジスタRGST3に登録される。
CPU30は、再度、顔検出枠レジスタRGST1に登録されたCNT個の顔検出枠を順に指定し、フォルダ格納処理を実行する。フォルダ格納処理において、指定された顔検出枠に対応する顔検出枠番号が作成レジスタRGST3に登録されていれば、CPU30は個別画像フォルダを新規に作成する。作成された個別画像フォルダには、記録用画像データを含む画像ファイルが格納される。
したがって、図8に示す例によると、顔検出枠レジスタRGST1に登録された3個の顔検出枠が順に指定され、作成レジスタRGST3には、顔検出枠番号“1”,“2”および“3”が各々登録される。顔検出枠レジスタRGST1に登録された3個の顔検出枠番号は全て作成レジスタRGST3にも登録されるので、図11に示すように3つの個別画像フォルダがイメージルートフォルダの配下に新規作成され、各々に画像ファイルが格納される。図11の例によると、個別画像フォルダには、フォルダ名“100”〜“999”のうち“501”〜“999”がフォルダの作成順に割り当てられる。
CPU30はまた、指定された顔検出枠に属する画像データを含む画像ファイル(以下、“顔画像ファイル”と称する)を、ルートフォルダの直下の顔辞書フォルダ(フォルダ名=“FDC”)に格納する。ファイル名には、作成された個別画像フォルダのフォルダ名と同一のものが与えられる。顔辞書フォルダに格納された顔画像ファイルは、図14および図21に示すフォルダ照合用顔辞書FFDCを作成するために用いられる。
図8の例によると、人物H1に対応して、個別画像フォルダ“501”が作成され、図12(A)に示す顔画像ファイル“501.JPG”が顔辞書フォルダに格納される。人物H2に対応して、個別画像フォルダ“502”が作成され、図12(B)に示す顔画像ファイル“502.JPG”が顔辞書フォルダに格納される。人物H3に対応して、個別画像フォルダ“503”が作成され、図12(C)に示す顔画像ファイル“503.JPG”が顔辞書フォルダに格納される。
図13に示す被写界像を記録する場合は、人物H2,H3およびH4の顔画像が検出され、検出された顔画像を囲う顔検出枠FDの位置およびサイズが顔検出枠レジスタRGST1に登録される。また、顔検出枠番号“1”のカラムに人物H2に対応する顔検出枠FDの位置およびサイズが記述され、顔検出枠番号“2”のカラムに人物H3に対応する顔検出枠FDの位置およびサイズが記述され、顔検出枠番号“3”のカラムに人物H4に対応する顔検出枠FDの位置およびサイズが記述される。人物H4に対応する記述がなされた時点で、変数CNTは“3”を示す。
図13に示す被写界像が図8に示す被写界像に続いて記録される場合、例えば、図8の例ではディジタルカメラ10の操作者が人物H4であって図13の例では操作者が人物H1に交代した場合、人物H2およびH3の顔画像は、図8および図13のいずれの被写界像にも含まれる。また、図13に示す被写界像が記録される際には、人物H2およびH3の各々に対応する個別画像フォルダが既に作成されており、図11に示す状態で画像ファイルが格納されている。
このように、個別画像フォルダが既に存在する場合、CPU30は、顔検出枠レジスタRGST1に登録されたCNT個の顔検出枠を順に指定し、指定された顔検出枠に属する画像データに対してフォルダ照合処理を施す。
フォルダ照合処理のために、図9に示す照合レジスタRGST2が準備される。また、顔辞書フォルダに格納された顔画像ファイルを用いて、図14に示すフォルダ照合用顔辞書FFDCが作成される。フォルダ照合用顔辞書FFDCにおいては、顔画像ファイルに含まれる画像データ(以下、“辞書画像データ”と称する)が、ファイル名ごとつまり個別画像フォルダのフォルダ名ごとに収められる。
フォルダ照合処理においては、変数Sが“501”〜“Smax”の各々に設定され、指定顔検出枠に属する画像データは、フォルダ照合用顔辞書FFDCにおいて変数Sと一致するフォルダ名に対応する辞書画像データと照合される。なお、“Smax”は、フォルダ照合用顔辞書FFDCに収められた辞書画像データの総数つまり顔辞書フォルダに格納された顔画像ファイルの総数に500を加えたものに相当する。照合度が基準値REF2を上回れば、照合先の辞書画像データに対応するフォルダ名(=変数S)と照合度とが図9に示す照合レジスタRGST2に登録される。
フォルダ照合処理の完了後に少なくとも1つのフォルダ名が照合レジスタRGST2に登録されていれば、指定された顔検出枠に対応する顔検出枠番号,最大照合度に対応するフォルダ名および当該最大照合度が、図15に示す格納レジスタRGST4に登録される。照合レジスタRGST2に登録がなければ、指定された顔検出枠に対応する顔検出枠番号が、図10に示す作成レジスタRGST3に登録される。
図13に示す例によると、人物H2の顔検出枠に属する画像データに対してフォルダ照合処理が施される場合、フォルダ名“502”に対応する辞書画像データは人物H2の顔を表す。よって、変数Sが“502”を示すときに照合度が基準値REF2を上回り、他の辞書画像データに対しては照合度が基準値REF2を上回らないので、照合レジスタRGST2にはフォルダ名“502”および照合度が登録される。また、格納レジスタRGST4の1番目のカラムには、顔検出枠番号“1”,フォルダ名“502”および照合度が登録される。
次に人物H3の顔検出枠に属する画像データに対してフォルダ照合処理が施される場合、照合度は、変数Sが“503”(=人物H3の顔を表す辞書画像データのフォルダ名)を示すときに照合度が基準値REF2を上回る。しかし、人物H3と人物H1とが例えば親子であって顔が似ている場合には、図16に示すように、変数Sが“501”を示すときにも照合度が基準値REF2を上回る可能性がある。このとき、照合レジスタRGST2には、フォルダ名“501”および“503”と各々の照合度とが登録される(図17参照)。このような場合であっても、本人の顔画像を表してフォルダ名“503”に対応する辞書画像データとの照合度が最大値を示すので、格納レジスタRGST4の2番目のカラムには、顔検出枠番号“2”,フォルダ名“503”および照合度が登録される。
フォルダ照合処理の結果、格納レジスタRGST4に登録がある場合は、記録被写界像に含まれるいずれかの顔画像に対応する個別画像フォルダが既に作成されていることを示している。このような場合、CPU30は、変数Qを“1”〜“Qmax−1”の各々に設定し、格納レジスタRGST4のQ番目のカラムを基準カラムとして指定し、基準カラムに登録された顔検出枠番号に対してフォルダ重複回避処理を施す。なお、“Qmax”は、格納レジスタRGST4に登録された顔検出枠番号の総数である。
フォルダ重複回避処理においては、変数Tが“Q+1”〜“Qmax”の各々に設定され、基準カラムに登録されたフォルダ名は、T番目のカラムに登録されたフォルダ名と比較される。フォルダ名が一致する場合は、基準カラムに登録された照合度とT番目のカラムに登録された照合度とが比較される。基準カラムに登録された照合度がT番目のカラムに登録された照合度と同一である場合または上回る場合は、T番目のカラムに登録された顔検出枠番号が作成レジスタRGST3に登録される。そうでない場合は、基準カラムに登録された顔検出枠番号が作成レジスタRGST3に登録され、基準カラムに対するフォルダ重複回避処理は完了する。
図13に示す例において人物H4の顔検出枠に属する画像データに対してフォルダ照合処理が施される場合、フォルダ照合用顔辞書FFDCには人物H4に対応する辞書画像データがない。よって、照合レジスタRGST2に登録はされず、作成レジスタRGST3に顔検出枠番号“3”が登録される。しかし、人物H4と人物H2とが例えば親子であって顔が似ている場合には、人物H4の顔に対するフォルダ照合処理において、図18に示すように、変数Sが“502”を示すときに照合度が基準値REF2を上回る可能性がある。このとき、照合レジスタRGST2には、フォルダ名“502”と照合度とが登録される。そして、格納レジスタRGST4の3番目のカラムには、顔検出枠番号“3”,フォルダ名“502”および照合度が登録される。
この結果、格納レジスタRGST4においては、1番目のカラム(人物H2に対応)に登録されたフォルダ名と3番目のカラム(人物H4に対応)に登録されたフォルダ名とが、いずれも“502”を示すことで一致する(図19参照)。そこで、各々のカラムに登録された照合度が比較される。この場合、比較される照合度の照合先である顔画像ファイル“502.JPG”は人物H2の顔画像であるので、1番目のカラムに登録された照合度が3番目のカラムに登録された照合度を上回る。よって、3番目のカラムに登録された顔検出枠番号“3”が、作成レジスタRGST3に登録される。
なお、格納レジスタRGST4において顔検出枠番号の登録が1つだけの場合または登録がない場合は、フォルダ重複回避処理は実行されない。
CPU30は次に、フォルダ格納処理を実行する。フォルダ格納処理において、指定された顔検出枠に対応する顔検出枠番号が作成レジスタRGST3に登録されていなければ、CPU30は、格納レジスタRGST4において当該顔検出枠番号に対応するフォルダ名を参照する。参照されたフォルダ名が示す個別画像フォルダには、記録用画像データを含む画像ファイルが格納される。
図13に示す被写界像が図8に示す被写界像に続いて記録される場合、作成レジスタRGST3には、顔検出枠番号“3”が登録されるので、図20に示すように個別画像フォルダ“504”がイメージルートフォルダの配下に新規作成される。作成された個別画像フォルダ“504”には画像ファイルが格納される。
また、指定された顔検出枠に属する画像データを含む顔画像ファイル“504.JPG”が、図20に示すように顔辞書フォルダに格納される。この結果、次にフォルダ照合処理が実行された場合に用いられるフォルダ照合用顔辞書FFDCは、図21に示すように構成される。
さらに、作成レジスタRGST3に登録されていない顔検出枠番号“1”および“2”については、格納レジスタRGST4においてフォルダ名が参照される。顔検出枠番号“1”および“2”にはフォルダ名“502”および“503”が各々対応するので、図20に示すように個別画像フォルダ“502”および“503”にも画像ファイルが格納される。
ディジタルカメラ10のCPU30は、図22に示す撮像タスクを含む複数のタスクを実行する。なお、これらのタスクに対応する制御プログラムは、フラッシュメモリ40に記憶される。
図22を参照して、ステップS1では動画取り込み処理を実行する。この結果、被写界を表すスルー画像がLCDモニタ28に表示される。ステップS3では、シャッタボタン32shが半押しされたか否かを判別する。判別結果がNOであればステップS5で簡易AE処理を繰り返し実行する。スルー画像の明るさは、簡易AE処理によって適度に調整される。
ステップS3の判別結果がNOからYESに更新されれば、ステップS7で厳格AE処理を実行し、ステップS9でAF処理を実行する。スルー画像の明るさは厳格AE処理によって最適値に調整され、フォーカスレンズ12はAF処理によって合焦点に配置される。
AF処理が完了すると、ステップS11でシャッタボタン32shが全押しされた否かを判別し、判別結果がNOである限りステップS13でシャッタボタン32shの操作が解除されたか否かを繰り返し判別する。ステップS13の判別結果がNOからYESに更新されれば、ステップS3に戻る一方、ステップS11の判別結果がNOからYESに更新されれば、ステップS15に進む。
ステップS15では静止画取り込み処理を実行し、その結果、シャッタボタン32shが全押しされた時点の被写界を表す1フレームの画像データがSDRAM24に取り込まれる。ステップS17では記録処理を実行し、記録処理の完了後にステップS3に戻る。
図22のステップS17の記録処理は、図23〜図26に示すサブルーチンに従って実行される。ステップS21では記録用画像データが表す被写界像の全域を探索エリアとして設定する。ステップS23では、顔検出枠FDのサイズの可変範囲を定義するべく、最大サイズSZmaxを“200”に設定し、最小サイズSZminを“20”に設定する。可変範囲の定義が完了すると、ステップS25で変数CNTを“0”に設定し、ステップS27で顔検出枠FDのサイズを“SZmax”に設定する。
ステップS29では、顔検出枠レジスタRGST1,作成レジスタRGST3および格納レジスタRGST4を各々クリアし、ステップS31では顔検出枠FDを探索エリアの左上位置に配置する。ステップS33では顔検出枠FDに属する一部の記録用画像データを標準顔辞書STDCに収められた顔画像と照合し、ステップS35では照合度が基準値REF1を上回るか否かを判別する。判別結果がNOであればそのままステップS41に進み、判別結果がYESであればステップS37およびステップS39を経てステップS41に進む。ステップS37では、変数CNTをインクリメントする。ステップS39では、現時点の顔検出枠FDの位置およびサイズを顔検出枠レジスタRGST1に登録する。これらとともに、顔検出枠レジスタRGST1には、顔画像の発見順に“1”,“2”,“3”…の連番からなる顔検出枠番号が、各々登録される。
ステップS41では、顔検出枠FDが探索エリアの右下位置に到達したか否かを判別する。判別結果がNOであれば、ステップS43で顔検出枠FDを既定量だけラスタ方向に移動させ、その後にステップS33に戻る。判別結果がYESであれば、ステップS45で顔検出枠FDのサイズを“5”だけ縮小させ、顔検出枠FDのサイズが“SZmin”未満であるか否かをステップS47で判別する。ステップS47の判別結果がNOであれば、ステップS49で顔検出枠FDを探索エリアの左上位置に配置し、その後にステップS33に戻る。ステップS47の判別結果がYESであれば、ステップS51に進む。
ステップS51では変数Pを“1”に設定し、ステップS53では変数Pが変数CNTを上回るか否かを判別する。判別結果がNOであればステップS55に進み、照合レジスタRGST2をクリアする。ステップS57では顔検出枠レジスタRGST1のP番目のカラムに設定された顔検出枠を指定する。ステップS59では、指定された顔検出枠に属する画像データに注目したフォルダ照合処理を実行する。フォルダ照合処理が完了すると、照合レジスタRGST2に登録があるか否かをステップS61で判別する。判別結果がNOであればステップS63に進み、判別結果がYESであればステップS64に進む。
ステップS63では、指定された顔検出枠に対応する顔検出枠番号(=P)を作成レジスタRGST3に登録する。これに対してステップS64では、照合レジスタRGST2において最大照合度に対応するフォルダ名を選択する。ステップS65では、指定された顔検出枠に対応する顔検出枠番号(=P),選択されたフォルダ名および当該照合度を、格納レジスタRGST4に登録する。ステップS63またはステップS65の処理が完了するとステップS67で変数Pをインクリメントし、その後にステップS53に戻る。
ステップS53の判別結果がYESであれば、ステップS69で格納レジスタRGST4に登録があるか否かを判別する。ステップS69の判別結果がNOであればステップS83に進む一方、YESであればステップS71で変数Qを“1”に設定する。ステップS73では変数Qが“Qmax”以上であるか否かを判別し、判別結果がNOであればステップS75で格納レジスタRGST4のQ番目のカラムを基準カラムとして指定する。なお、“Qmax”は、格納レジスタRGST4に登録された顔検出枠番号の総数である。
ステップS77では、基準カラムに記述された顔検出枠番号の登録が作成レジスタRGST3にあるか否かを判別する。判別結果がYESであればステップS81に進む一方、判別結果がNOであればステップS79でフォルダ重複回避処理を実行する。ステップS81では変数Qをインクリメントし、その後にステップS73に戻る。
ステップS73の判別結果がYESであれば、ステップS83で変数Rを“1”に設定する。ステップS85では変数Rが変数CNTを上回るか否かを判別する。判別結果がNOであれば、ステップS87で顔検出枠レジスタRGST1のR番目のカラムに設定された顔検出枠を指定し、指定された顔検出枠に対応する顔検出枠番号に注目したフォルダ格納処理をステップS89で実行する。ステップS91では変数Rをインクリメントし、その後にステップS85に戻る。ステップS85の判別結果がYESであれば上階層のルーチンに復帰する。
図25のステップS59のフォルダ照合処理は、図27に示すサブルーチンに従って実行される。ステップS101では変数Sを“501”に設定し、ステップS103では変数Sが“Smax”を上回るか否かを判別する。判別結果がNOであれば、指定顔検出枠に属する画像データをフォルダ照合用顔辞書FFDCのフォルダ名がSのカラムに記述された辞書画像データと、ステップS105で照合する。なお、“Smax”は、フォルダ照合用顔辞書FFDCに収められた辞書画像データの総数つまり顔辞書フォルダに格納された顔画像ファイルの総数に500を加えたものに相当する。
ステップS107では照合度が基準値REF2を上回るか否かを判別し、判別結果がNOであればステップS111に進む一方、判別結果がYESであれば、照合先の辞書画像データに対応するフォルダ名(=S)と照合度とを、ステップS109で照合レジスタRGST2に登録する。ステップS111では変数Sをインクリメントし、その後にステップS103に戻る。ステップS103の判別結果がYESであれば、上階層のルーチンに復帰する。
図26のステップS79のフォルダ重複回避処理は、図28に示すサブルーチンに従って実行される。ステップS121では変数Tを“変数Q+1”に設定し、ステップS123では変数Tが“Qmax”を上回るか否かを判別する。判別結果がNOであれば、格納レジスタRGST4の基準カラムおよびT番目のカラム各々に記述のフォルダ名を、ステップS125で比較する。比較の結果、フォルダ名か一致するか否かをステップS127で判別し、判別結果がNOであればステップS137に進む一方、判別結果がYESであれば、格納レジスタRGST4の基準カラムおよびT番目のカラム各々に記述の照合度を、ステップS129で比較する。比較の結果、基準カラムに記述の照合度がT番目のカラムに記述の照合度以上であるか否かを、ステップS131で判別する。
判別結果がNOであれば、基準カラムに記述の顔検出枠番号をステップS133で作成レジスタRGST3に登録し、その後に上階層のルーチンに復帰する。判別結果がYESであれば、T番目のカラムに記述の顔検出枠番号をステップS135で作成レジスタRGST3に登録する。ステップS137では変数Tをインクリメントし、その後にステップS123に戻る。ステップS123の判別結果がYESであれば、上階層のルーチンに復帰する。
図26のステップS89のフォルダ格納処理は、図29に示すサブルーチンに従って実行される。ステップS141では、指定された顔検出枠に対応する顔検出枠番号(=R)の登録が作成レジスタRGST3にあるか否かを判別する。判別結果がYESであれば、ステップS143で個別画像フォルダを新規に作成する。ステップS145では、指定顔検出枠に属する画像データを顔辞書フォルダに格納する。ファイル名には、作成された個別画像フォルダのフォルダ名と同一のものが与えられる。このようにして顔辞書フォルダに格納された顔画像ファイルは、フォルダ照合用顔辞書FFDCを構成する。ステップS147では、記録用画像データを含む画像ファイルを、作成された個別画像フォルダに格納する。
ステップS141の判別結果がNOであればステップS149に進み、格納レジスタRGST4において指定顔検出枠に対応する顔検出枠番号(=R)に対応するフォルダ名を参照し、参照されたフォルダ名が示す個別画像フォルダに、記録用画像データを含む画像ファイルを格納する。ステップS147またはステップS149の処理が完了すれば、その後に上階層のルーチンに復帰する。
以上の説明から分かるように、CPU30は、被写界像に含まれる1または2以上の特徴画像の各々を参照特徴画像として指定し(S57)、1または2以上の辞書画像がそれぞれ関連付けられた1または2以上のフォルダの中から参照特徴画像に適合する辞書画像が関連付けられた特定フォルダを探索する(S59, S64~S65, S121~S131, S137, S141)。CPU30はまた、注目された被写界像を発見された特定フォルダに格納し(S149)、参照特徴画像に相当する辞書画像が関連付けられたフォルダを特定フォルダの非発見に対応して作成し(S63, S143~S145)、注目された被写界像を作成されたフォルダに格納する処理をフォルダの作成処理に関連して実行する(S63, S147)。
このように、特定フォルダは、被写界像に含まれる特徴画像に適合する辞書画像が関連付けられたフォルダに相当する。特定フォルダが発見されると、被写界像は特定フォルダに格納される。これに対して、特定フォルダが発見されなければ、被写界像に含まれる特徴画像に相当する辞書画像が関連付けられたフォルダが別に作成され、被写界像は作成された別のフォルダに格納される。これによって、被写界像を特徴画像毎に管理することができる。
なお、この実施例では、マルチタスクOSおよびこれによって実行される複数のタスクに相当する制御プログラムは、フラッシュメモリ40に予め記憶される。しかし、外部サーバに接続するための通信I/F50を図30に示す要領でディジタルカメラ10に設け、一部の制御プログラムを内部制御プログラムとしてフラッシュメモリ40に当初から準備する一方、他の一部の制御プログラムを外部制御プログラムとして外部サーバから取得するようにしてもよい。この場合、上述の動作は、内部制御プログラムおよび外部制御プログラムの協働によって実現される。
また、この実施例では、顔辞書フォルダに格納された顔画像ファイルを、フォルダ照合用顔辞書FFDCの作成に用いている。しかし、顔画像ファイルに含まれる顔画像を、画像ファイル再生時のフォルダ選択画面等においてフォルダ名に代えてLCDモニタ28に表示するようにしてもよい。
また、この実施例では、ディジタルスチルカメラを用いて説明したが、本発明は、携帯電話端末,スマートフォン,ディジタルビデオカメラ,またはパーソナルコンピュータなどにも適用することができる。
10 … ディジタルカメラ
28 … LCDモニタ
30 … CPU
36 … 記録媒体
28 … LCDモニタ
30 … CPU
36 … 記録媒体
Claims (8)
- 被写界像に含まれる1または2以上の特徴画像の各々を参照特徴画像として指定する指定手段、
1または2以上の辞書画像がそれぞれ関連付けられた1または2以上のフォルダの中から前記参照特徴画像に適合する辞書画像が関連付けられた特定フォルダを探索する探索手段、
前記指定手段によって注目された被写界像を前記探索手段によって発見された特定フォルダに格納する第1格納手段、
前記参照特徴画像に相当する辞書画像が関連付けられたフォルダを前記探索手段による特定フォルダの非発見に対応して作成する第1作成手段、および
前記指定手段によって注目された被写界像を前記第1作成手段によって作成されたフォルダに格納する処理を前記第1作成手段の作成処理に関連して実行する第2格納手段を備える、画像管理装置。 - 前記探索手段は、前記参照特徴画像と前記1または2以上の辞書画像の各々との照合度を算出する算出手段、および前記算出手段の算出結果に基づいて前記特定フォルダを決定する決定手段を含む、請求項1記載の画像管理装置。
- 前記決定手段は、共通の参照特徴画像に対する照合度が基準を上回る辞書画像の数が2以上であるとき最大照合度に対応する辞書画像を選択する第1選択手段、および前記第1選択手段によって選択された辞書画像が関連付けられたフォルダを前記特定フォルダとして決定する第1特定フォルダ決定手段を含む、請求項2記載の画像管理装置。
- 前記決定手段は、共通の辞書画像に対する照合度が基準を上回る参照特徴画像の数が2以上であるとき最大照合度に対応する参照特徴画像を選択する第2選択手段、および前記共通の辞書画像が関連付けられたフォルダを前記特定フォルダとして決定する処理を前記第2選択手段の選択処理に関連して実行する第2特定フォルダ決定手段を含み、
前記2以上の参照特徴画像のうち前記第2選択手段によって選択された参照特徴画像と異なる参照特徴画像に相当する辞書画像が関連付けられたフォルダを作成する第2作成手段、および
前記指定手段によって注目された被写界像を前記第2作成手段によって作成されたフォルダに格納する処理を前記第2作成手段の作成処理に関連して実行する第3格納手段をさらに備える、請求項2または3記載の画像管理装置。 - 画像管理装置のプロセッサに、
被写界像に含まれる1または2以上の特徴画像の各々を参照特徴画像として指定する指定ステップ、
1または2以上の辞書画像がそれぞれ関連付けられた1または2以上のフォルダの中から前記参照特徴画像に適合する辞書画像が関連付けられた特定フォルダを探索する探索ステップ、
前記指定ステップによって注目された被写界像を前記探索ステップによって発見された特定フォルダに格納する第1格納ステップ、
前記参照特徴画像に相当する辞書画像が関連付けられたフォルダを前記探索ステップによる特定フォルダの非発見に対応して作成する第1作成ステップ、および
前記指定ステップによって注目された被写界像を前記第1作成ステップによって作成されたフォルダに格納する処理を前記第1作成ステップの作成処理に関連して実行する第2格納ステップを実行させるための、画像管理プログラム。 - 画像管理装置によって実行される画像管理方法であって、
被写界像に含まれる1または2以上の特徴画像の各々を参照特徴画像として指定する指定ステップ、
1または2以上の辞書画像がそれぞれ関連付けられた1または2以上のフォルダの中から前記参照特徴画像に適合する辞書画像が関連付けられた特定フォルダを探索する探索ステップ、
前記指定ステップによって注目された被写界像を前記探索ステップによって発見された特定フォルダに格納する第1格納ステップ、
前記参照特徴画像に相当する辞書画像が関連付けられたフォルダを前記探索ステップによる特定フォルダの非発見に対応して作成する第1作成ステップ、および
前記指定ステップによって注目された被写界像を前記第1作成ステップによって作成されたフォルダに格納する処理を前記第1作成ステップの作成処理に関連して実行する第2格納ステップを備える、画像管理方法。 - メモリに保存された内部制御プログラムに従う処理を実行するプロセッサを備える画像管理装置に供給される外部制御プログラムであって、
被写界像に含まれる1または2以上の特徴画像の各々を参照特徴画像として指定する指定ステップ、
1または2以上の辞書画像がそれぞれ関連付けられた1または2以上のフォルダの中から前記参照特徴画像に適合する辞書画像が関連付けられた特定フォルダを探索する探索ステップ、
前記指定ステップによって注目された被写界像を前記探索ステップによって発見された特定フォルダに格納する第1格納ステップ、
前記参照特徴画像に相当する辞書画像が関連付けられたフォルダを前記探索ステップによる特定フォルダの非発見に対応して作成する第1作成ステップ、および
前記指定ステップによって注目された被写界像を前記第1作成ステップによって作成されたフォルダに格納する処理を前記第1作成ステップの作成処理に関連して実行する第2格納ステップを前記内部制御プログラムと協働して前記プロセッサに実行させるための、外部制御プログラム。 - 外部制御プログラムを受信する受信手段、および
前記受信手段によって受信された外部制御プログラムとメモリに保存された内部制御プログラムとに従う処理を実行するプロセッサを備える画像管理装置であって、
前記外部制御プログラムは、
被写界像に含まれる1または2以上の特徴画像の各々を参照特徴画像として指定する指定ステップ、
1または2以上の辞書画像がそれぞれ関連付けられた1または2以上のフォルダの中から前記参照特徴画像に適合する辞書画像が関連付けられた特定フォルダを探索する探索ステップ、
前記指定ステップによって注目された被写界像を前記探索ステップによって発見された特定フォルダに格納する第1格納ステップ、
前記参照特徴画像に相当する辞書画像が関連付けられたフォルダを前記探索ステップによる特定フォルダの非発見に対応して作成する第1作成ステップ、および
前記指定ステップによって注目された被写界像を前記第1作成ステップによって作成されたフォルダに格納する処理を前記第1作成ステップの作成処理に関連して実行する第2格納ステップを前記内部制御プログラムと協働して実行するプログラムに相当する、画像管理装置。
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