JP2012015808A - 通信装置、通信システム、通信制御方法、および通信制御プログラム - Google Patents

通信装置、通信システム、通信制御方法、および通信制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】会議を終了時間まで行うことが可能な通信装置、通信システム、通信制御方法、および通信制御プログラムを提供する。
【解決手段】テレビ会議の終了予定時間を取得する(S301)。終了予定時間までテレビ会議を行うために必要な電池の容量である必要容量と、電池の残存容量とを算出する(S306)。必要容量が残存容量より小さくない場合には、テレビ会議を終了予定時間まで行うことはできない。必要容量が残存容量より小さくない場合には(S307:NO)、自装置とは異なる通信装置に対して、送信する画像データと音声データとの各種パラメータを変更するように指示をする(S308)。画像データと音声データとを処理するための消費電流が少なくなり、テレビ会議を終了予定時間まで行うことができる。
【選択図】図13

Description

本発明は、会議を実行することが可能な通信装置、通信システム、通信制御方法、および通信制御プログラムに関する。
従来、消費電力を抑制し、動作時間を長くすることが可能な電池駆動の通信装置が知られている。例えば、特許文献1に記載の携帯情報端末では、電圧が閾値より小さい場合に、動画のフレームレート、または表示サイズを小さくし、消費電力を抑制している。これによって、動画の表示時間を長くすることが可能である。
特開2007−36702号公報
しかしながら、従来の通信装置を使用して、相互に離れた拠点間において会議を行う場合、消費電力を抑制して通信装置の動作時間を長くすることができても、会議の終了時間まで電池の残量が持続しない場合がある。このため、会議を終了時間まで行うことができない場合があった。
本発明の目的は、会議を終了時間まで行うことが可能な通信装置、通信システム、通信制御方法、および通信制御プログラムを提供することである。
本発明の第1の態様に係る通信装置は、ネットワークを介して接続され、自装置とは異なる通信装置との間で、ユーザが会議を実行するためのデータを送受信し、電池を電源として動作する通信装置であって、前記電池の残量を検出する残量検出手段と、ユーザによって入力される前記会議の終了予定時間を取得する終了時間取得手段と、前記終了時間取得手段によって取得された前記終了予定時間まで会議を行うために必要な前記電池の残量である必要残量を算出する必要残量算出手段と、前記必要残量算出手段によって算出された前記必要残量が、前記残量検出手段によって検出された前記電池の残量より小さいか否かを判断する第一判断手段と、前記第一判断手段によって、前記必要残量が、前記電池の残量より小さくないと判断された場合に、前記必要残量が前記電池の残量より小さくなるように、自装置とは異なる前記通信装置から送信される前記データの条件を決定する条件決定手段と、前記条件決定手段によって決定された前記条件の情報である条件情報を自装置とは異なる前記通信装置に送信する条件情報送信手段と、前記条件情報送信手段によって送信された前記条件情報に基づいて自装置とは異なる前記通信装置によって作成され、自装置とは異なる前記通信装置から送信された前記データを受信するデータ受信手段とを備えている。
この場合、第一判断手段によって、必要残量が、電池の残量より小さくないと判断された場合とは、会議の終了予定時間まで電池の残量が持続しない場合である。つまり、ユーザは会議を終了予定時間まで行うことができない。しかし、条件決定手段が、必要残量が電池の残量より小さくなるように、自装置とは異なる通信装置から送信されるデータの条件を決定する。つまり、自装置とは異なる通信装置から送信されるデータを処理するための消費電力が抑えられ、ユーザが会議を終了予定時間まで行うことができるように、データの条件が決定される。そして、決定された条件の情報である条件情報が条件情報送信手段によって、自装置とは異なる通信装置に送信され、条件情報に基づいて作成されたデータをデータ受信手段が受信する。このため、データ受信手段が受信したデータを処理するための消費電力が抑えられ、ユーザは、会議を終了予定時間まで行うことができる。
前記通信装置において、前記条件決定手段は、画像のフレームレート、画像の撮像サイズ、画像の解像度、音声のデータ量、および音声のサンプリング周波数の内の少なくとも一の値を小さくするように設定した条件を前記条件情報として決定してもよい。この場合、画像のフレームレート、画像の撮像サイズ、画像の解像度、音声のデータ量、および音声のサンプリング周波数の値を小さくすると、通信装置が画像、もしくは音声に関係するデータを処理するための消費電力が小さくなる。このため、条件決定手段は、フレームレート、画像の撮像サイズ、画像の解像度、音声のデータ量、および音声のサンプリング周波数のうちの少なくとも一の値を小さくすることで、必要残量が電池の残量より小さくなるように、自装置とは異なる通信装置から送信されるデータの条件を決定することができる。
前記通信装置において、自装置とは異なる前記通信装置が、会議で用いられる資料の画像データを前記通信装置に送信している装置である資料送信装置であるか否かを判断する第二判断手段を備え、前記第二判断手段が、自装置とは異なる前記通信装置が前記資料送信装置であると判断した場合に、前記条件情報送信手段は、前記条件情報を前記資料送信装置に送信せず、前記第二判断手段が、自装置とは異なる前記通信装置が前記資料送信装置でないと判断した場合に、前記条件情報送信手段は、前記条件情報を自装置とは異なる前記通信装置に送信してもよい。
この場合において、会議を行う場合には、資料送信装置から送信される資料の画像データに基づく資料画像を参照しながら、資料送信装置のユーザが説明を行う場合が多い。この場合、資料送信装置から送信されるデータは、ユーザが会議の内容を理解する上で重要である。このため、条件情報送信手段は、資料送信装置に対しては条件情報を送信せず、資料送信装置以外の通信装置に条件情報を送信する。この場合、例えば、資料送信装置から送信される資料画像のデータのデータ量が減って、資料画像装置のユーザの説明が分かり難くなることを防止することができ、且つ、ユーザは会議を終了予定時間まで行うことができる。
前記通信装置において、自装置とは異なる前記通信装置が、会議の議長であるユーザが操作する装置である議長装置であるか否かを判断する第三判断手段を備え、前記第三判断手段が、自装置とは異なる前記通信装置が前記議長装置であると判断した場合に、前記条件情報送信手段は、前記条件情報を前記議長装置に送信せず、前記第三判断手段が、自装置とは異なる前記通信装置が前記議長装置でないと判断した場合に、前記条件情報送信手段は、前記条件情報を自装置とは異なる前記通信装置に送信してもよい。この場合、会議を行う場合には、会議の議長を務めるユーザが存在する場合がある。この場合、議長装置から送信されるデータは、ユーザが会議の内容を理解する上で重要である。このため、条件情報送信手段は、議長装置に対しては条件情報を送信せず、議長装置以外の通信装置に条件情報を送信する。この場合、例えば、議長装置から送信されるデータのデータ量が減って、会議の内容を理解し難くなることを防止することができ、且つ、ユーザは会議を終了予定時間まで行うことができる。
前記通信装置において、自装置とは異なる前記通信装置の前記条件情報送信手段によって送信された前記条件情報を受信する条件情報受信手段と、前記条件情報受信手段によって受信された前記条件情報に基づいて、自装置とは異なる前記通信装置に送信する前記データを作成するデータ作成手段と、前記データ作成手段によって作成された前記データを自装置とは異なる前記通信装置に送信するデータ送信手段とを備えてもよい。この場合、自装置とは異なる通信装置の条件情報送信手段によって送信された条件情報に基づいて、会議を行うためのデータを作成し、自装置とは異なる通信装置に送信することができる。よって、自装置とは異なる通信装置での消費電力が少なくなり、会議を終了予定時間まで行うことができる。
本発明の第2の態様に係る通信システムは、ネットワークを介して接続され、電池を電源として動作する複数の通信装置において、ユーザが会議を実行するためのデータを互いに送受信する通信システムであって、前記通信装置は、前記電池の残量を検出する残量検出手段と、ユーザによって入力される前記会議の終了予定時間を取得する終了時間取得手段と、前記終了時間取得手段によって取得された前記終了予定時間まで会議を行うために必要な前記電池の残量である必要残量を算出する必要残量算出手段と、前記必要残量算出手段によって算出された前記必要残量が、前記残量検出手段によって検出された前記電池の残量より小さいか否かを判断する第一判断手段と、前記第一判断手段によって、前記必要残量が、前記電池の残量より小さくないと判断された場合に、前記必要残量が前記電池の残量より小さくなるように、自装置とは異なる前記通信装置から送信される前記データの条件を決定する条件決定手段と、前記条件決定手段によって決定された前記条件の情報である条件情報を自装置とは異なる前記通信装置に送信する条件情報送信手段と、前記条件情報送信手段によって送信された前記条件情報に基づいて自装置とは異なる前記通信装置によって作成され、自装置とは異なる前記通信装置から送信された前記データを受信するデータ受信手段とを備えている。この場合、データ受信手段で受信したデータを処理するための消費電力が抑えられ、ユーザは、会議を終了予定時間まで行うことができる。
本発明の第3の態様に係る通信制御方法は、ネットワークを介して接続され、自装置とは異なる通信装置との間で、ユーザが会議を実行するためのデータを送受信し、電池を電源として動作する通信装置において行われる通信制御方法であって、前記電池の残量を検出する残量検出ステップと、ユーザによって入力される前記会議の終了予定時間を取得する終了時間取得ステップと、前記終了時間取得ステップによって取得された前記終了予定時間まで会議を行うために必要な前記電池の残量である必要残量を算出する必要残量算出ステップと、前記必要残量算出ステップによって算出された前記必要残量が、前記残量検出ステップによって検出された前記電池の残量より小さいか否かを判断する第一判断ステップと、前記第一判断ステップによって、前記必要残量が、前記電池の残量より小さくないと判断された場合に、前記必要残量が前記電池の残量より小さくなるように、自装置とは異なる前記通信装置から送信される前記データの条件を決定する条件決定ステップと、前記条件決定ステップによって決定された前記条件の情報である条件情報を自装置とは異なる前記通信装置に送信する条件情報送信ステップと、前記条件情報送信ステップによって送信された前記条件情報に基づいて自装置とは異なる前記通信装置によって作成され、自装置とは異なる前記通信装置から送信された前記データを受信するデータ受信ステップとを備えている。この場合、データ受信ステップで受信したデータを処理するための消費電力が抑えられ、ユーザは、会議を終了予定時間まで行うことができる。
本発明の第4の態様に係る通信制御プログラムは、ネットワークを介して接続され、自装置とは異なる通信装置との間で、ユーザが会議を実行するためのデータを送受信し、電池を電源として動作する通信装置において行われる通信制御プログラムであって、通信装置のCPUに、前記電池の残量を検出する残量検出ステップと、ユーザによって入力される前記会議の終了予定時間を取得する終了時間取得ステップと、前記終了時間取得ステップによって取得された前記終了予定時間まで会議を行うために必要な前記電池の残量である必要残量を算出する必要残量算出ステップと、前記必要残量算出ステップによって算出された前記必要残量が、前記残量検出ステップによって検出された前記電池の残量より小さいか否かを判断する第一判断ステップと、前記第一判断ステップによって、前記必要残量が、前記電池の残量より小さくないと判断された場合に、前記必要残量が前記電池の残量より小さくなるように、自装置とは異なる前記通信装置から送信される前記データの条件を決定する条件決定ステップと、前記条件決定ステップによって決定された前記条件の情報である条件情報を自装置とは異なる前記通信装置に送信する条件情報送信ステップと、前記条件情報送信ステップによって送信された前記条件情報に基づいて自装置とは異なる前記通信装置によって作成され、自装置とは異なる前記通信装置から送信された前記データを受信するデータ受信ステップとを実行させる。この場合、データ受信ステップで受信したデータを処理するための消費電力が抑えられ、ユーザは、会議を終了予定時間まで行うことができる。
テレビ会議システム1の構成を示すブロック図である。 通信装置3の電気的構成を示すブロック図である。 HDD314の記憶領域を示す概念図である。 RAM313の記憶領域を示す概念図である。 ディスプレイ319に表示される画像の一例を示す図である。 消費電流データテーブル51を示す模式図である。 レベルデータテーブル52を示す模式図である。 残存容量と電圧との関係を示すグラフである。 第一残存容量データテーブル53を示す模式図である。 第二残存容量データテーブル54を示す模式図である。 第一出力処理を示すフローチャートである。 第二出力処理を示すフローチャートである。 メイン処理を示すフローチャートである。 接続状態確認処理を示すフローチャートである。 会議時間確保処理を示すフローチャートである。 レベルデータテーブル52を示す模式図である。 レベルデータテーブル52を示す模式図である。 データ作成送信処理を示すフローチャートである。 第三実施形態における通信装置3の電気的構成を示すブロック図である。 第三出力処理を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る通信装置3,4,5,6、およびテレビ会議システム1の一実施の形態について、図面を参照して説明する。なおこれらの図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものであり、記載されている装置の構成、各種処理のフローチャートなどは、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
図1を参照し、第一実施形態における通信装置3,4,5,6を構成要素とするテレビ会議システム1の構成について説明する。テレビ会議システム1は、ネットワーク2と通信装置3と通信装置4と通信装置5と通信装置6とを備えている。通信装置3,4,5,6は、ネットワーク2を介して相互に接続されている。テレビ会議システム1では、通信装置3,4,5,6の間において、ネットワーク2を介して、画像、音声が互いに送受信されることでテレビ会議が実施される。なお、図1において、通信装置3,4,5,6の4台がネットワーク2に接続されているが、台数は限定されず、例えば10台がネットワーク2に接続されていてもよい。以後の説明では、通信装置3,4,5,6のいずれかを特定しない場合には、単に「通信装置」という。
通信装置3,4,5,6は、同一の電気的構成をしており、同一のソフトウェアが設定されている。本実施形態では、通信装置5を使用しているユーザは、テレビ会議の議長を務めている。議長は、テレビ会議の進行役である。以後の説明では、議長が使用する通信装置を通信装置5または議長装置という。通信装置4を使用しているユーザは、資料を用いて説明を行っている。通信装置4は、資料のデータを通信装置3,5,6に対して送信している。以後の説明では、資料を用いて説明を行っている通信装置を通信装置4または資料送信装置という。なお、ネットワーク2に接続されているすべての通信装置3,4,5,6のうち、任意の一台を、議長装置として機能させることができる。また、任意の一台を資料送信装置として機能させることができる。
通信装置3,4,5,6は、音声データや画像データ等を相互に送受信する。音声データや画像データはディジタルのデータであり、これらのデータを符号化、圧縮、復号化・伸張等することによって、通信装置3,4,5,6は電力を消費する。
通信装置3,4,5,6の電気的構成について、図2を参照して説明する。なお、通信装置3,4,5,6の電気的構成は同一であるので、ここでは、通信装置3の電気的構成について説明する。
通信装置3は、ノート型のパーソナルコンピュータ31(以下、PC31という)と、入出力装置34(以下、IO装置34という。)とを備えている。ユーザは、PC31とIO装置34とを使用して、通信装置4,5,6を使用するユーザとテレビ会議を行うことができる。IO装置34は、画像を撮影して符号化したり、テレビ会議の音声データを復号して再生したりすることができる。PC31は、ネットワーク2に接続して、通信装置4,5,6と各種のデータの通信を行うことができる。
PC31の電気的構成の詳細について説明する。PC31は、PC31の制御を司るコントローラとしてのCPU8を備えている。CPU8には、BIOS等を記憶したROM312と、各種データを一時的に記憶するRAM313と、各種記憶エリアを有するハードディスクドライブ314(以下、HDD314という。)が接続されている。CPU8は、ROM312、RAM313、およびHDD314の各種記憶領域にアクセスできる。
CPU8には、ネットワーク2と通信するための通信インターフェイス315(以下、通信I/F315という。)と、マウスやキーボードなどの入力部316と、CD−ROMドライブ317とが各々接続されている。CD−ROMドライブ317に挿入されるCD−ROM318には、例えば、本実施形態における各種のプログラム等が記憶されている。CD−ROM318の導入時には、各種プログラム等が、CD−ROM318からHDD314にセットアップされて、後述するプログラム記憶領域3141(図3参照)に記憶される。
CPU8には、ディスプレイ319に接続される映像デコーダ320が接続されている。本実施形態では、ディスプレイ319は、PC31に外付けされている。映像デコーダ320は、通信装置4,5,6から送信される画像データを復号し、ディスプレイ319に表示する。
CPU8には、電源制御部322が接続されている。電源制御部322は、PC31に内蔵された電池321に接続されている。電源制御部322は、電池321から供給された電力を各種回路に供給する。CPU8やその他の各種デバイスは、電源制御部322を介して電池321によって供給される電力によって駆動する。なお、電源制御部322は、ACアダプタ323と接続されることによって、電池321を充電することが可能である。本実施形態では、ACアダプタ323は、電源制御部322に接続されていない。
CPU8には、時間を計測するためのタイマ324が接続されている。CPU8は、タイマ324を使用して時間を計測することができる。CPU8には、USB(Universal Serial Bus)インターフェイス325(以下、USB−I/F325という。)が接続されている。USB−I/F325は、USBケーブル326を介して、後述するIO装置34のUSB−I/F351に接続されている。CPU8は、USB−I/F325、USBケーブル326、およびUSB−I/F351を介して、IO装置34のCPU9と相互に通信を行うことができる。
図3を参照して、HDD314の各種記憶領域について説明する。HDD314は、プログラム記憶領域3141、消費電流データテーブル記憶領域3142、レベルデータテーブル記憶領域3143、第一残存容量データテーブル記憶領域3144、および第二残存容量データテーブル記憶領域3145を少なくとも備えている。プログラム記憶領域3141には、CPU8が各種の処理等を実行するために必要なプログラムデータが記憶されている。消費電流データテーブル記憶領域3142には、後述する消費電流データテーブル51(図6参照)が記憶され、レベルデータテーブル記憶領域3143には、後述するレベルデータテーブル52(図7参照)が記憶される。第一残存容量データテーブル記憶領域3144には、後述する第一残存容量データテーブル53(図9参照)が記憶され、第二残存容量データテーブル記憶領域3145には、後述する第二残存容量データテーブル54(図10参照)が記憶されている。
図4を参照して、RAM313の各種記憶領域について説明する。RAM313は、終了予定時間記憶領域3131、残存容量記憶領域3132、および必要容量記憶領域3133を備えている。終了予定時間記憶領域3131には、後述する終了予定時間が記憶され、残存容量記憶領域3132には、図14のS403の処理等で検出される残存容量が記憶される。必要容量記憶領域3133には、図14のS404の処理等で算出される必要容量が記憶される。残存容量と必要容量とについては、後述する。
図2を参照して、IO装置34の電気的構成の詳細について説明する。IO装置34は、IO装置34の制御を司るコントローラとしてのCPU9を備えている。CPU9には、BIOS等を記憶したROM342と、各種データを一時的に記憶するRAM343とが接続されている。CPU9は、ROM342とRAM343の各種記憶領域にアクセスできる。
CPU9には、カメラ344に接続された映像エンコーダ345が接続されている。CPU9は、映像エンコーダ345を使用して、カメラ344によって撮像される画像を符号化し、画像データを作成する。画像データは、CPU9からCPU8に送信され、通信I/F315とネットワーク2を介して、通信装置4,5,6に送信される。
CPU9には、音声エンコーダ346が接続されている。音声エンコーダ346は、エコーキャンセラ347を介してマイク348に接続されている。CPU9には、音声デコーダ349が接続されている。音声デコーダ349は、エコーキャンセラ347を介してスピーカ350に接続されている。エコーキャンセラ347は、エコーやハウリングの発生を防止する回路である。マイク348は、テレビ会議を行う際に通信装置3のユーザの声を収集するために設けられている。マイク348から入力された音声は、音声エンコーダ346によって符号化される。そして、CPU9からPC31のCPU8に送信され、通信I/F315とネットワーク2とを介して、通信装置4,5,6に送信される。
スピーカ350は、会議の音声を出力するために設けられている。ネットワーク2と通信I/F315とを介して入力された通信装置4,5,6から送信される音声データは、CPU8からCPU9に送信され、音声デコーダ349で復号され、スピーカ350で音声として出力される。これによって通信装置3のユーザはテレビ会議の音声を聞くことができる。
CPU9には、USB−I/F351が接続されている。USB−I/F351は、USBケーブル326を介して、PC31のUSB−I/F325に接続されている。CPU9には、電源制御部353が接続されている。電源制御部353は、IO装置34に内蔵された電池352に接続されている。電源制御部353は、電池352から供給された電力を各種回路に供給する。CPU9やその他の各種デバイスは、電源制御部353を介して電池352から供給される電力によって駆動する。なお、電源制御部353は、ACアダプタ354と接続されることによって、電池352を充電することが可能である。また、IO装置34は、ACアダプタ354から供給される電力によって駆動することができる。なお、本実施形態では、ACアダプタ354を接続していないが、後述する第二実施形態において、ACアダプタ354を接続した場合について説明する。
図5を参照して、テレビ会議が行われる場合における、ディスプレイ319に表示される画像の一例について説明する。ディスプレイ319の中央付近から左側には、各通信装置3,4,5,6におけるユーザの画像が表示されている。このユーザの画像は、各通信装置3,4,5,6のカメラ344(図2参照)によって撮影されたものである。ディスプレイ319の中央付近から右側には、資料画像3191が表示されている。資料画像3191は、資料送信装置である通信装置4から、通信装置3,5,6に送信されている。ユーザは、資料画像3191や、通信装置3,4,5,6におけるユーザの画像を確認しながら、テレビ会議を行うことができる。
図6を参照して、消費電流データテーブル51について説明する。消費電流データテーブル51では、データ種類、パラメータ、レベル、設定、および消費電流が対応付けられている。データ種類は、画像データと音声データとに分けられている。画像データは、パラメータ「フレームレート」、「解像度」、「撮像サイズ」と対応付けられている。音声データは、パラメータ「再生モード」および「サンプリング周波数」に対応付けられている。
各パラメータは、以下のように、レベル、設定、および消費電流に対応付けられている。フレームレートは、「3(標準)」、「60fps」、および「20mA」に対応付けられ、「2」、「30fps」、および「10mA」に対応付けられ、「1」、「15fps」、および「5mA」に対応付けられている。解像度は、「3(標準)」、「1600×1200pixel」、および「20mA」に対応付けられ、「2」、「1152×870pixel」、および「15mA」に対応付けられ、「1」、「832×624pixel」、および「7.6mA」と対応付けられている。撮像サイズは、「3(標準)」、「1600×1200pixel」、および「20mA」に対応付けられ、「2」、「1152×870pixel」、および「10.4mA」に対応付けられ、「1」、「832×624pixel」、および「5.4mA」に対応付けられている。
再生モードは、「2(標準)」、「ステレオ」、および「40mA」に対応付けられ、「1」、「モノラル」、および「20mA」に対応付けられている。サンプリング周波数は、「3(標準)」、「32kHz」、「40mA」に対応付けられ、「2」、「16kHz」、および「20mA」に対応付けられ、「1」、「8kHz」、および「10mA」に対応付けられている。レベルにおける「標準」とは、通信装置における初期の設定を表している。以下の説明では、「標準レベル」と述べる場合がある。
フレームレート、解像度、および撮像サイズは、S603の処理(図18参照)において、画像データを作成する際の条件である。フレームレートのレベルと設定とが小さいほど、1秒間に更新される画像の数が少なくなり、ディスプレイ319に表示される画像の動き(すなわち、映像)が滑らかではなくなる。解像度のレベルと設定が小さいほど、ディスプレイ319に表示される画像が粗くなる。撮像サイズのレベルと設定が小さいほど、ディスプレイ319に表示される画像のサイズが小さくなる。
再生モードおよびサンプリング周波数は、S603の処理(図18参照)において、音声データを作成する際の条件である。再生モードのレベル「2」、設定「ステレオ」の場合は、レベル「1」、設定「モノラル」の場合に比べて音質がよい。サンプリング周波数のレベルと設定とが小さいほど、音質(特に高い周波数での音質)が悪化する。
消費電流は、各パラメータ、レベル、設定の条件において、第一出力処理(図11参照)および第二出力処理(図12参照)において、画像データや音声データを復号して出力するために消費される電流を表している。図6に示すように、レベルが小さいほど、消費電流が少なくなるという利点がある。処理するデータ量が減るからである。なお、画像データに対応付けられている消費電流は、PC31で消費される電流であり、音声データに対応付けられている消費電流は、IO装置34で消費される電流である。以下の説明では、画像データや音声データを復号して出力する場合を、単に「画像データや音声データを処理する」と述べる場合がある。
例えば、フレームレート、解像度、および撮像サイズがすべて「3(標準)」である画像データを処理するためのPC31の消費電流は、それぞれの消費電流である「20mA」、「20mA」、「20mA」の合計である「60mA」となる。
次に、図7を参照して、レベルデータテーブル52について説明する。レベルデータテーブル52には、自装置とは異なる通信装置が作成して送信する、画像データと音声データとのレベルを表している。図7に示すレベルデータテーブル52は、通信装置3が記憶しているレベルデータテーブル52である。このため、データ種類とパラメータとに、自装置とは異なる通信装置4,5,6のレベルが対応付けられている。データ種類とパラメータとは、消費電流データテーブル51(図6参照)と同じ区分に分けられている。そして、通信装置4,5,6のレベルは、すべて標準レベルである。すなわち、フレームレート、解像度、撮像サイズ、再生モード、およびサンプリング周波数のレベルは、それぞれ、「3」、「3」、「3」、「2」、および「3」である。
次に、図8を参照して、電池321と電池352との残存容量(mAh)と電圧(V)との関係について説明する。残存容量とは、電池321と電池352に残存する容量である。まず、電池321について説明する。電池321の残存容量と、電池321の電圧とは、図8の曲線82の関係を示す。図8に示すように、電圧から残存容量を求めることができ、また、残存容量から電圧を求めることができる。このため、電池321のいわゆる「残量」とは、例えば、電池321の電圧や残存容量等で表すことができる。電池321の電圧が4.2Vから2.8Vに変化する間に、残存容量は1400mAhから0mAhに変化する。「mAh(ミリアンペア時)」とは、電池が1時間継続して流せる電流である。例えば、1400mAhとは、1400mAの電流を1時間継続して流せるだけの残存容量があることを示している。このため、例えば、700mAを回路に流した場合には、2時間継続して電流を流せることになる。なお、電池321が十分に充電されている状態(いわゆる満充電の状態)は、電圧4.2V、残存容量1400mAhの状態である。
同様に、電池352の残量と、電池321の電圧とは、図8の曲線82の関係を示す。電池352が十分に充電されている状態は、電圧4.2V、残存容量1000mAhの状態である。
次に、図9を参照して、第一残存容量データテーブル53について説明する。第一残存容量データテーブル53は、電池321の曲線81(図8参照)の電圧と残存容量の関係を、データテーブルに表わしたものである。なお、図9に示す第一残存容量データテーブル53では、説明のため、曲線81における一部の電圧と残存容量との関係を記載しているが、実際には、曲線81全体に亘る電圧と残存容量との関係が登録されている。
図9に示すように、第一残存容量データテーブル53には、電池321の電圧「4.2V」と残存容量「1400mAh」とが対応付けられ、電圧「3.7V」と残存容量「640mAh」とが対応付けられ、電圧「3.6V」と残存容量「300mAh」とが対応付けられている。
次に、図10を参照して、第二残存容量データテーブル54について説明する。第二残存容量データテーブル54は、電池352の曲線82(図8参照)の電圧と残存容量との関係をデータテーブルに表わしたものである。なお、第一残存容量データテーブル53の場合と同様に、一部の電圧と残存容量との関係を記載している。図10に示すように、第二残存容量データテーブル54には、電池352の電圧「4.2V」と残存容量「1000mAh」とが対応付けられ、電圧「3.9V」と残存容量「705mAh」とが対応付けられ、電圧「3.7V」と残存容量「300mAh」とが対応付けられている。
次に、第一実施形態に係るテレビ会議システム1による処理について説明する。なお、以下で説明する第一出力処理、第二出力処理、メイン処理、接続状態確認処理、会議時間確保処理、およびデータ作成送信処理は、全ての通信装置3,4,5,6において行われる処理であるが、説明をわかりやすくするために、各処理において、通信装置3,4,5,6のうちのいずれか一の通信装置が行う処理として説明する。
まず、図11に示すフローチャートを参照して、第一出力処理について説明する。ここでは、通信装置3におけるPC31のCPU8による第一出力処理について説明する。第一出力処理は、自装置とは異なる通信装置4,5,6から送信された画像データおよび音声データを受信し、音声データをIO装置34に送信し、画像データを復号してディスプレイ319に表示する処理である。
CPU8は、自装置とは異なる通信装置4,5,6のS604の処理(図18参照)によって送信される、画像データと音声データとを受信したか否かを判断する(S101)。受信していない場合には(S101:NO)、CPU8は、S101に戻り、処理を繰り返す。受信した場合には(S101:YES)、CPU8は、S101の処理で受信した音声データを、USBケーブル326を介してIO装置34に送信する。送信された音声データは、IO装置34のS201の処理(図12参照)で受信される。
次いで、CPU8は、S101の処理で受信した画像データを復号し、ディスプレイ319に表示する(S103)。CPU8は、画像データの復号を、映像デコーダ320を用いて行う。画像データには、通信装置4,5,6のカメラ344によって撮影された、通信装置4,5,6を操作するユーザの姿のデータや、資料送信装置である通信装置4から送信された、資料のデータが含まれている。このため、ディスプレイ319には、例えば、図5に示すような画像が表示される。
次いで、CPU8は、ユーザによって、入力部316を介して、会議の終了の指示が入力されたか否かを判断する(S104)。会議の終了の指示が入力されていない場合には(S104:NO)、CPU8は、S101の処理に戻り、処理を繰り返す。会議の終了の指示が入力された場合には(S104:YES)、CPU8は、第一出力処理を終了する。
次に、図12に示すフローチャートを参照して、通信装置3におけるIO装置34のCPU9による第二出力処理について説明する。第二出力処理は、会議の音声を出力する処理である。
図12に示す第二出力処理では、CPU9は、PC31のS102の処理(図11参照)において送信された音声データを受信したか否かを判断する(S201)。受信していない場合には(S201:NO)、CPU9は、S201の処理に戻り、処理を繰り返す。受信した場合には(S201:YES)、CPU9は、S201の処理で受信した音声データを復号し、スピーカ350から出力する(S202)。CPU9は、音声データの復号を音声デコーダ349を用いて行う。音声データには、自装置とは異なる通信装置4,5,6のマイク348によって入力された、通信装置4,5,6のユーザが発言した声などのデータが含まれている。このため、通信装置4,5,6のユーザが発言した声が通信装置3のスピーカ350によって再生される。
次いで、CPU9は、会議の終了の指示が入力されたか否かを判断する(S203)。S203の処理では、CPU8と通信を行うことによって、ユーザが会議の終了の指示が入力したか否かを判断する。会議の終了の指示が入力されていない場合には(S203:NO)、CPU9は、S201の処理に戻り、処理を繰り返す。会議の終了の指示が入力された場合には(S203:YES)、CPU9は、第二出力処理を終了する。
次に、図13に示すフローチャートを参照して、通信装置3のCPU8によるメイン処理について説明する。メイン処理は、終了予定時間までテレビ会議を行うことができるように、自装置とは異なる通信装置から送信される画像データや音声データの各種パラメータを調整する処理である。
図13に示すように、通信装置3において行われるメイン処理では、まず、CPU8は、入力部316(図2参照)を介して、ユーザによって、テレビ会議の終了予定時間が入力されたか否かを判断する(S301)。終了予定時間が入力されていない場合には(S301:NO)、CPU8は、入力部316を介して、ユーザによって通信装置3の電源オフの指示が入力されたか否かを判断する(S302)。電源オフの指示が入力された場合には(S302:YES)、CPU8は、メイン処理を終了する。電源オフの指示が入力されていない場合には(S302:NO)、CPU8は、S301の処理に戻り、処理を繰り返す。
S301の処理において、テレビ会議の終了予定時間が入力された場合には(S301:YES)、CPU8は、入力されたテレビ会議の終了予定時間を、終了予定時間記憶領域3131(図4参照)に記憶する(S303)。次いで、CPU8は、テレビ会議を行う自装置とは異なる通信装置4,5,6と、ネットワーク2を介して接続したか否かを判断する(S304)。通信装置4,5,6と接続されていない場合には(S304:NO)、S304の処理に戻り、処理を繰り返す。通信装置4,5,6と接続された場合には(S304:YES)、第一出力処理(図11参照)、第二出力処理(図12参照)、データ作成送信処理(図18参照)が開始され、テレビ会議が開始される(S305)。なお、以下のメイン処理が実行されている間も、第一出力処理、第二出力処理、およびデータ作成送信処理は実行されており、ユーザは、テレビ会議を継続することができる。次いで、CPU8は、接続状態確認処理を行う(S306)。
例えば、現在の時間が13時であり、ユーザは、会議の終了予定時間を、1時間後の14時に設定したとする(S301:YES)。以後の説明では、この例示を、「具体例」という。CPU8は、入力された会議の終了予定時間「14時」を、終了予定時間記憶領域3131(図4参照)に記憶する(S303)。そして、CPU8は、通信装置4,5,6と接続された場合に(S304:YES)、テレビ会議を開始し(S305)、接続状態確認処理を行う(S306)。
図14を参照して、接続状態確認処理について説明する。接続状態確認処理は、IO装置34がPC31に接続されているか否か、IO装置34にACアダプタ354が接続されているか否かなどのIO装置34の状態を確認し、必要容量や電池の残存容量を算出する処理である。
接続状態確認処理では、CPU8は、PC31にIO装置34が接続されているか否かを判断する(S401)。PC31にIO装置34が接続されていない場合については、後述する第三実施形態において説明する。PC31にIO装置34が接続されている場合には(S401:YES)、CPU8は、IO装置34のCPU9と通信を行い、IO装置34にACアダプタ354が接続されているか否かを判断する(S402)。IO装置34にACアダプタ354が接続されている場合については、後述する第二実施形態において説明する。
IO装置34にACアダプタ354が接続されていない場合には(S402:NO)、PC31の電池321と、IO装置34の電池352の残存容量を検出し、残存容量記憶領域3132に記憶する(S403)。S403の処理において、CPU8は、電源制御部322(図2参照)を介して、電池321の電圧を検出する。そして、第一残存容量データテーブル53(図9参照)を使用し、検出した電圧から、電池321の残存容量を確定することで、電池321の残存容量を検出する。
また、CPU8は、IO装置34のCPU9と通信を行い、IO装置34のCPU9が検出した電池352の電圧を取得する。そして、第二残存容量データテーブル54(図10参照)を使用し、取得した電圧から、電池352の残存容量を確定することで、電池352の残存容量を検出する。
次いで、CPU8は、S301の処理(図13参照)で取得した終了予定時間まで、テレビ会議を行うために必要な電池321と電池352との容量(以下、必要容量という。)を算出し、必要容量記憶領域3133(図4参照)に記憶する(S404)。必要容量を算出する場合、CPU8は、消費電流データテーブル51とレベルデータテーブル52とを参照する。必要容量の具体的な算出方法は、具体例を示しながら後述する。次いで、CPU8は、接続状態確認処理を終了し、図13に示すように、S307の処理を行う。
S307の処理では、CPU8は、S404の処理で算出した必要容量が、S403の処理で検出した残存容量より小さいか否かを判断することで、会議の終了予定時間までテレビ会議を行うことができるか否かを判断する。必要容量が残存容量より小さい場合、終了予定時間までテレビ会議を行っても、電池321,352の残存容量が残っている。このため、ユーザは、テレビ会議を終了予定時間まで行うことができる。一方、必要容量が残存容量より小さくない場合には、残存容量が不足しており、終了予定時間までに電池321,352の残存容量がなくなる。このため、ユーザはテレビ会議を終了予定時間まで行うことができない。
必要容量が残存容量より小さい場合には(S307:YES)、CPU8は、後述するS309の処理を行う。必要容量が残存容量より小さくない場合には(S307:NO)、CPU8は、会議時間確保処理を行う(S308)。
具体例の場合、PC31にIO装置34が接続されているので(図2参照)、図14に示すように、CPU8は、PC31にIO装置34が接続されていると判断する(S401:YES)。そして、第一実施形態では、IO装置34にACアダプタ354が接続されていないので(図2参照)(S402:NO)、CPU8は、PC31の電池321と、IO装置34の電池352の電池の残存容量を検出し、残存容量記憶領域3132に記憶する(S403)。
ここで、電池321の電圧が3.7V、電池352の電圧が3.9Vであるとする。S403の処理において、CPU8は、電源制御部322を介して、電池321の電圧3.7Vを検出する。そして、第一残存容量データテーブル53(図9参照)使用し、3.7Vに対応する残存容量「640mAh」を確定する。これによって、電池321の残存容量が検出される。また、CPU8は、IO装置34のCPU9と通信を行い、IO装置34のCPU9が検出した電池352の電圧値3.9Vを取得する。そして、第二残存容量データテーブル54(図10参照)を使用し、3.9Vに対応する残存容量「705mAh」を確定する。このように、電池352の残存容量が検出される。
次いで、CPU8は、S301の処理(図13参照)で取得されたテレビ会議の終了予定時間までテレビ会議を行うために必要な、電池321と電池352との必要容量を算出し、必要容量記憶領域3133に記憶する(S404)。以下、具体的な計算方法について説明する。
まず、テレビ会議の終了予定時間までPC31を動作させるための電池321の必要容量の算出について説明する。レベルデータテーブル52(図7参照)に示すように、通信装置4,5,6における画像データのレベルは、フレームレート「3」、解像度「3」、および撮像サイズ「3」である。CPU8は、通信装置4,5,6から送信される画像データを処理するためのPC31での消費電流を、消費電流データテーブル51を使用して算出する。
通信装置4から送信される画像データを処理するためのPC31での消費電流は、フレームレートのレベル「3」に対応つけられた「20mA」と、解像度のレベル「3」に対応付けられた「20mA」と、撮像サイズのレベル「3」に対応付けられた「20mA」との和である「60mA」である。また、同様に、通信装置5,6から送信される画像データを処理するためのPC31での消費電流も、それぞれ「60mA」である。これらの和を計算することで、通信装置4,5,6から送信される画像データを処理するためのPC31での消費電流が、「180mA」と算出される。
また、画像データの処理以外のPC31の消費電流は500mAであるとする。HDD314には、PC31の状態に応じた消費電流が複数記憶されており、この500mAの消費電流は、HDD314に記憶された消費電流から選択したものである。このとき、PC31で消費される電流は、「180mA」と「500mA」との和である「680mA」である。そして、テレビ会議の時間は1時間であるので、「680mA」と「1時間」の積を計算することで、「680mAh」と算出される。つまり、PC31が13時から14時までの1時間テレビ会議を行うための必要容量は、「680mAh」である。
同様に、テレビ会議の終了予定時間までIO装置34が動作するための電池352の必要容量の算出について説明する。レベルデータテーブル52に示すように、通信装置4,5,6における音声データのレベルは、再生モード「2」、サンプリング周波数「3」である。PC31のCPU8は、通信装置4,5,6から送信される音声データを処理するためのIO装置34での消費電流を、消費電流データテーブル51を使用して算出する。
通信装置4から送信される音声データを処理するためのIO装置34での消費電流は、再生モードのレベル「2」に対応つけられた「40mA」と、サンプリング周波数のレベル「3」に対応付けられた「40mA」との和である「80mA」である。また、同様に、通信装置5,6から送信される音声データを処理するためのIO装置34での消費電流は、それぞれ「80mA」である。これらの和を計算することで、通信装置4,5,6から送信される画像データを処理するためのIO装置34での消費電流は、「240mA」となる。
また、音声データの処理以外のIO装置34の消費電流は500mAであるとする。HDD314には、IO装置34の状態に応じた消費電流が複数記憶されており、この500mAの消費電流は、HDD314に記憶された消費電流から選択したものである。このとき、IO装置34で消費される電流は、「240mA」と「500mA」との和である「740mA」である。そして、テレビ会議の時間は1時間であるので、「740mA」と「1時間」との積を計算することで、「740mAh」と算出される。つまり、PC31が13時から14時までの1時間テレビ会議を行うための必要容量は、「740mAh」である。
CPU8は、上記のように算出したPC31の必要容量「680mAh」とIO装置34の必要容量「740mAh」とを必要容量記憶領域3133に記憶する(S404)。次いで、CPU8は、接続状態確認処理を終了し、図13に示すように、S307の処理を行う。
CPU8は、S404の処理で算出した必要容量が、S403の処理で検出した残存容量より小さいか否かを判断することで、会議の終了予定時間までテレビ会議を行うことができるか否かを判断する(S307)。PC31の必要容量は「680mAh」であり、電池321の残存容量は「640mAh」である。このため、必要容量は、残存容量より小さくない。また、IO装置34の必要容量は「740mAh」であり、電池352の残存容量は「705mAh」である。このため、必要容量は、残存容量より小さくない。したがって、必要容量が残存容量より小さくないと判断され(S307:NO)、会議時間確保処理が行われる(S308)。
図15を参照して、会議時間確保処理について説明する。会議時間確保処理は、テレビ会議を終了予定時間まで実施できるように、通信装置4,5,6に対して、送信する画像データや音声データの各種パラメータを変更するように指示する処理である。
会議時間確保処理では、まず、CPU8は、自装置とは異なる通信装置4,5,6の中から任意の一台を選択する(S501)。なお、S501の処理は、S502、S503、およびS509の処理の結果によって、繰り返し実行される場合があるが、CPU8は、一度選択した通信装置以外の通信装置を選択する。
次いで、CPU8は、S501の処理で選択した通信装置が資料送信装置か否かを判断する(S502)。資料共有時には、資料送信装置が、資料送信装置か否かを判別する他の通信装置のテーブルフラグを更新する。S502の処理は、資料送信装置か否かを判別するテーブルフラグを確認することによって行われる。資料送信装置である場合には(S502:YES)、CPU8は、S501の処理に戻り、処理を繰り返す(S501)。資料送信装置でない場合には(S502:NO)、CPU8は、S501の処理で選択した通信装置が議長装置であるか否かを判断する(S503)。議長装置は、各通信装置が相互に接続された時に、議長装置か否かを判別する他の通信装置のテーブルフラグを更新する。S503の処理は、議長装置か否かを判別するテーブルフラグを確認することによって行われる。議長装置である場合には(S503:YES)、CPU8は、S501に戻り、処理を繰り返す。議長装置でない場合には(S503:NO)、CPU8は、S501の処理において選択した通信装置について、レベルを下げるパラメータを決定する(S504)。
具体例の場合、CPU8は、自装置とは異なる通信装置4,5,6の中から通信装置4を選択したとする(S501)。CPU8は、S501の処理で選択した通信装置4が資料送信装置であると判断し(S502:YES)、S501の処理に戻り、通信装置5を選択する(S501)。CPU8は、通信装置5が資料送信装置でないと判断し(S502:NO)、通信装置5が議長装置であると判断する(S503:YES)。続いて、CPU8は、S501に戻り、通信装置6を選択する(S501)。そして、通信装置6は資料送信装置ではなく(S502:NO)、議長装置でもないため(S503:NO)、CPU8は、通信装置6についてレベルを下げるパラメータを選択する(S504)。
S504の処理は、S508の処理で調整可能なパラメータがあると判断される度に、繰り返し実行される。なお、PC31の電池321の残存容量が不足している場合には、「画像データ」に対応付けられているパラメータを、フレームレート、解像度、撮像サイズの順に優先して選択する。IO装置34の電池352の残存容量が不足している場合には、「音声データ」に対応付けられているパラメータを、再生モード、サンプリング周波数の順に優先して選択する。また、電池321と電池352との両方の残存容量が不足している場合には、「画像データ」に対応付けられているパラメータと、「音声データ」に対応付けられているパラメータとの両方を選択する。
次いで、CPU8は、S504の処理で選択したパラメータのレベルを下げ、レベルデータテーブル52に更新記憶する(S505)。例えば、レベルデータテーブル52(図7参照)において、フレームレートのレベルが「3」である場合には、1段階レベルを下げて「2」とする。そして、レベルデータテーブル52に更新記憶する。
次いで、S404の処理(図14参照)と同様に、CPU8は、レベルを下げた状態での必要容量を算出し、必要容量記憶領域3133に更新記憶する(S506)。次いで、CPU8は、S506の処理において算出した必要容量が、S403の処理(図14参照)またはS310の処理(図13参照、後述)において算出した残存容量より小さいか否かを判断する(S507)。つまり、CPU8は、S505の処理でレベルを下げた後の状態で、テレビ会議を終了予定時間まで行うことができるか否かを判断する(S507)。
必要容量が残存容量より小さくない場合には(S507:NO)、CPU8は、各パラメータの内、少なくとも1のパラメータのレベルが「2以上」であるか否かを判断することで、調整可能なパラメータがあるか否かを判断する(S508)。調整可能なパラメータがある場合には(S508:YES)、CPU8は、S504に戻り、処理を繰り返す。調整可能なパラメータがない場合には(S508:NO)、CPU8は、S501の処理で選択していない通信装置があるか否かを判断する(S509)。
選択していない通信装置がある場合には(S509:YES)、CPU8は、S501の処理に戻り、処理を繰り返す。選択していない通信装置がない場合には(S509:NO)、テレビ会議を終了予定時間まで行うことができない可能性があるので、充電が必要である旨のテキストをディスプレイ319に表示する(S510)。S510の処理において表示されるテキストは、例えば、「電池の残量が不足しています。終了予定時間までテレビ会議を実行することができません。充電してください。」という内容である。これによって、CPU8は、ユーザに充電が必要であることを報知することができる。よって、ユーザはPC31やIO装置34の充電を行うので、テレビ会議を終了予定時間まで行うことができる。
次いで、CPU8は、S511の処理を行う。また、S507の処理において、必要容量が残存容量より小さいと判断された場合(S507:YES)、すなわち、終了予定時間までテレビ会議を行うことできると判断された場合にも、S511の処理が行われる。
S511の処理では、S505の処理において、パラメータのレベルを下げる処理が行われた通信装置に対して、S505の処理において設定されたレベルに各パラメータを設定してデータを送信するように指示する信号である指示信号が送信される。指示信号は、後述するS601の処理(図18参照)において受信される。次いで、会議時間確保処理を終了し、図13に示すS309の処理が行われる。
具体例の場合、PC31の電池321の残存容量と、IO装置34の電池352の残存容量とが不足している。このため、図15に示すように、CPU8は、通信装置6の各パラメータのうち、フレームレートと再生モードとを選択する(S504)。次いで、CPU8は、S504の処理で選択したフレームレートのレベルを「3」から「2」に下げ、再生モードのレベルを「2」から「1」に下げ、レベルデータテーブル52に更新記憶する(S505)。これによって、レベルデータテーブル52では、図16に示すように、通信装置6におけるフレームレートのレベルが「2」となり、再生モードのレベルが「1」となる。
次いで、CPU8は、レベルを下げた状態での必要容量を算出する(S506)。この算出は、S404の処理(図14参照)と同様の方法によって消費電流データテーブル51とレベルデータテーブル52(図16参照)を利用して算出される。通信装置6のフレームレートのレベルは「3」から「2」に下がり、再生モードのレベルは「2」から「1」に下がっている。このため、テレビ会議を終了予定時間まで行うためのPC31の必要容量は、「680mAh」から「670mAh」に下がり、IO装置34の必要容量は、「740mAh」から「720mAh」に下がる。CPU8は、算出した必要容量を必要容量記憶領域3133に更新記憶する(S506)。
次いで、CPU8は、S506の処理で算出したPC31の必要容量「670mAh」と、IO装置34の必要容量「720mAh」とが、それぞれ、電池321の残存容量「640mAH」と電池352の残存容量「705mAh」とより小さくないと判断する(S507:NO)。つまり、S505の処理でレベルを下げた後の状態で、テレビ会議を終了予定時間まで行うことができないと判断される。
次いで、通信装置6の各パラメータの内、パラメータのレベルが「2以上」であるパラメータがあるので、調整可能なパラメータがあると判断され(S508:YES)、S504の処理に戻り、処理が繰り返される。
S504〜S508の処理が繰り返され、図17に示すように、通信装置6のフレームレート、解像度、撮像サイズ、再生モード、およびサンプリング周波数のレベルが、すべて「1」になったとする(S505)。この場合、テレビ会議を終了予定時間まで行うためのPC31の必要容量は「638mAh」であり、IO装置34の必要容量は「700mAh」である(S506)。
次いで、CPU8は、PC31の必要容量「638mAh」と、IO装置34の必要容量「700mAh」とが、それぞれ、電池321の残存容量「640mAh」と電池352の残存容量「705mAh」とより小さいと判断する(S507:YES)。つまり、S505の処理でレベルを下げた後の状態で、テレビ会議を終了予定時間まで行うことができると判断される。
次いで、CPU8は、S505の処理においてパラメータのレベルを下げる処理を行った通信装置6に対して、S505の処理において設定されたレベルに各パラメータを設定してデータを送信するように指示する信号である指示信号を送信する(S511)。具体的には、CPU8は、通信装置6に対して、各パラメータのレベルを、すべて「1」(図17参照)に設定して、データを送信するように指示する信号である指示信号を送信する(S511)。指示信号は、後述するS601の処理(図18参照)において受信される。次いで、CPU8は、会議時間確保処理を終了し、図13に示すS309の処理を行う。
S309の処理では、CPU8は、ユーザによって、入力部316を介してテレビ会議の終了の指示が入力されたか否かを判断する。テレビ会議の終了の指示が入力されていない場合には(S309:NO)、CPU8は、S403の処理(図14参照)と同様に、PC31の電池321とIO装置34の電池352との残存容量を検出する(S310)。
次いで、S404の処理(図14参照)やS506の処理(図15参照)と同様に、CPU8は、終了予定時間までの必要容量を算出する(S311)。次いで、CPU8は、S311の処理で検出した必要容量が、S310の処理で算出した残存容量より小さいか否かを判断する(S312)。必要容量が残存容量より小さければ(S312:YES)、CPU8は、S309の処理に戻り、処理を繰り返す。必要容量が残存容量より小さくなければ(S312:NO)、CPU8は、S308の処理を繰り返す。つまり、終了予定時間まで、テレビ会議を行うことが可能ならば(S312:YES)、テレビ会議が継続される。終了予定時間まで、テレビ会議を行うことができない場合には(S312:NO)、S308の処理によって、再度、テレビ会議を終了予定時間まで行うことができるように、通信装置4,5,6のパラメータが決定される。
例えば、テレビ会議をしている途中で、ユーザがPC31を操作したり、PC31の各種の設定を変更したりした場合には、消費電力が大きくなり、電池321の残存容量が少なくなる場合がある。同様に、IO装置34の電池352の残存容量が少なくなる場合がある。このような場合でも、テレビ会議が継続されている間に、S308〜S312の処理が繰り返されることによって、終了予定時間まで会議を行うことができるように、自装置とは異なる通信装置4,5,6が送信するデータの各種のパラメータが設定される。
次に、図18を参照して、データ作成送信処理について説明する。データ作成送信処理は、画像データと音声データとを作成して、自装置とは異なる通信装置に送信する処理である。ここでは、通信装置6(図1参照)のIO装置34のCPU9が行う処理として説明する。
図18に示すように、CPU9は、まず、指示信号を受信したか否かを判断する(S601)。指示信号は、通信装置3のS511の処理(図15参照)において送信され、ネットワーク2と、通信装置6のCPU8とUSBケーブル326とを介して、CPU9に送信される。CPU9は、指示信号を受信していない場合には(S601:NO)、後述するS603の処理を行う。CPU9は、指示信号を受信した場合には(S601:YES)、指示信号に基づいて、後述するS603の処理で作成する画像データと音声データとの各パラメータのレベルを変更する(S602)。次いで、CPU9は、S603の処理を行う。
S603の処理では、CPU9は、画像データと音声データとを作成する。このとき、指示信号が受信されず(S601:NO)、一度もS602の処理が行われなかった場合には、標準レベル(図6参照)で、画像データと音声データとを作成する。S602の処理においてパラメータのレベルが変更されていれば、変更後のパラメータのレベルで画像データと音声データとが作成される。なお、CPU9は、カメラ344(図2参照)から入力された映像を符号化することで画像データを作成し、マイク348(図2参照)から入力された音声を符号化することで音声データを作成する。
次いで、CPU9は、S603の処理において作成した画像データと音声データとを、自装置とは異なる通信装置3,4,5に送信する(S604)。画像データと音声データとは、USBケーブル326、PC31のCPU8、およびネットワーク2を介して送信される(S604)。送信された画像データと音声データとは、通信装置3,4,5のS101の処理(図11参照)で受信される。
次いで、CPU9は、ユーザによってテレビ会議の終了の指示が入力されたか否かを判断する(S605)。テレビ会議の終了の判断は、PC31のCPU8と通信することによって判断する。テレビ会議の終了の指示が入力されていない場合には(S605:NO)、CPU9は、S601に戻り、処理を繰り返す。会議の終了の指示が入力された場合には(S605:YES)、CPU9はデータ作成送信処理を終了する。
例えば、S601の処理において、一度も指示信号を受信していない場合(S601:NO)、CPU9は、標準レベル(図6参照)で、画像データと音声データとを作成する(S603)。具体的には、画像データのフレームレートは「60fps」であり、解像度は「1600×1200」であり、撮像サイズは「1600×1200」ある。また、音声データの音声モードは「ステレオ」であり、サンプリング周波数は「32kHz」である。そして、これらの画像データと音声データとが、通信装置3,4,5に送信される(S604)。
具体例の場合、通信装置3から通信装置6に対して、各パラメータのレベルを全て「1」に設定して、データを送信するように指示する指示信号が送信されている(図15のS511参照)。通信装置6のIO装置34のCPU9は、この指示信号を受信すると(S601:YES)、通信装置3に送信する画像データと音声データとのパラメータのレベルがすべて「1」になるように変更する(S602)。なお、通信装置4,5に送信する画像データと音声データとのパラメータは変更しない。
次いで、S602の処理において変更されたパラメータのレベルで、画像データと音声データとを作成する(S603)。つまり、消費電流データテーブル51(図6参照)に示すように、通信装置3に送信する画像データのフレームレートは「15fps」であり、解像度は「832×624」であり、撮像サイズは「832×624」である。また、通信装置3に送信する音声データの音声モードは「モノラル」であり、サンプリング周波数は「8kHz」である。また、通信装置4,5に送信する画像データと音声データとのパラメータのレベルは変更されていない。このため、通信装置4,5に送信する画像データのフレームレートは「60fps」であり、解像度は「1600×1200」であり、撮像サイズは「1600×1200」である。また、通信装置4,5に送信する音声データの音声モードは「ステレオ」であり、サンプリング周波数は「32kHz」である。そして、これらの画像データと音声データとが、通信装置3,4,5に送信され、通信装置3,4,5のS101の処理(図11参照)において受信される。
次いで、テレビ会議が終了されるまで(S605;NO)、S601からS604の処理が繰り返される。このように、各パラメータのレベルが下げられることによって、通信装置3における消費電流が小さくなる。これによって、通信装置3は、終了予定時間までテレビ会議を行うことができる。
なお、仮に、通信装置4,5からの指示信号が受信され(S601:YES)、パラメータのレベルが変更された場合には(S602)、通信装置4,5に対して送信する画像データと音声データとは、変更後のパラメータのレベルで作成される(S603)。
以上説明したように、第一実施形態における処理が行われる。S307の処理とS312の処理(図13参照)とにおいて、必要残量が残存容量より小さくないと判断された場合とは、テレビ会議の終了予定時間まで、電池の残存容量が持続しない場合である。つまり、ユーザは、テレビ会議を終了予定時間まで行うことができない。しかし、S505の処理とS507の処理(図15参照)において、必要残量が残存容量より小さくなるように、自装置とは異なる通信装置から送信されるパラメータの設定を決定する。つまり、自装置とは異なる通信装置から送信される画像データと音声データとを処理するための消費電流が抑えられ、ユーザがテレビ会議を終了予定時間まで行うことができるように、画像データと音声データとのパラメータの設定が決定される。そして、指示信号が送信される(図15のS511参照)。そして、指示信号に基づいて作成された画像データと音声データとを受信する(図11のS101参照)。このため、画像データと音声データとを処理するための消費電力が抑えられ、ユーザは、テレビ会議を終了予定時間まで行うことができる。
また、例えば、再生モードをステレオ(図6参照)からモノラルに変更すると、音声のデータ量が小さくなるため、消費電流が「40mA」から「20mA」に減少する。このように、本実施形態では、フレームレート、撮像サイズ、解像度、音声のデータ量、および音声のサンプリング周波数のうちの少なくとも1の値を小さくすることで、通信装置が画像データもしくは音声データを処理するための消費電流が小さくできる。
また、テレビ会議では、資料送信装置(本実施形態の場合は、通信装置4)から送信される資料画像3191(図5参照)を参照しながら、資料送信装置のユーザが説明を行う場合が多い。この場合、資料送信装置から送信されるデータは、ユーザが会議の内容を理解する上で重要である。本実施形態では、S501の処理で選択した通信装置が資料送信装置である場合には(S502:YES)、S501に処理に戻り、他の通信装置を選択する。このため、資料送信装置には、指示信号が送信されない。つまり、資料送信装置から送信される資料画像のデータのデータ量が減ってしまい、資料画像装置のユーザの説明が分かり難くなってしまうことを防止することができる。また、ユーザは、テレビ会議を終了予定時間まで行うことができる。
また、本実施形態のように、テレビ会議の議長を務めるユーザが存在する場合には、議長装置(本実施形態の場合は、通信装置5)から送信されるデータは、ユーザがテレビ会議の内容を理解する上で重要である。本実施形態では、S501の処理で選択した通信装置が議長装置である場合には(S503:YES)、S501の処理に戻り、他の通信装置を選択する。このため、議長装置には、指示信号が送信されない。よって、議長装置から送信される画像データや音声データのデータ量が減ってしまい、テレビ会議の内容を理解し難くなってしまうことを防止できる。また、ユーザはテレビ会議を終了予定時間まで行うことができる。
上記実施形態において、画像データおよび音声データが本発明の「データ」に相当し、図14のS403の処理および図13のS310の処理を行うCPU8が本発明の「残量検出手段」に相当する。図13のS301の処理を行うCPU8が本発明の「終了時間取得手段」に相当し、必要容量が本発明の「必要残量」に相当する。図14のS404の処理、図13のS311の処理、および図15のS506の処理を行うCPU8が本発明の「必要残量算出手段」に相当し、図13のS307の処理を行うCPU8が本発明の「第一判断手段」に相当する。
図15のS505〜S507の処理を行うCPU8が本発明の「条件決定手段」に相当し、各パラメータのレベル(図6および図7参照)が本発明の「条件」に相当する。指示信号が本発明の「条件情報」に相当し、図15のS511の処理を行うCPU8が本発明の「条件情報送信手段」に相当する。図11のS101の処理を行うCPU8が本発明の「データ受信手段」に相当し、図15のS502の処理を行うCPU8が本発明の「第二判断手段」に相当する。図15のS503の処理を行うCPU8が本発明の「第三判断手段」に相当し、図18のS601の処理を行うCPU9が本発明の「条件情報受信手段」に相当する。図18のS603の処理を行うCPU9が本発明の「データ作成手段」に相当し、図18のS604の処理を行うCPU9が本発明のデータ送信手段に相当する。
図14のS403の処理および図13のS310の処理が本発明の「残量検出ステップ」に相当し、図13のS301の処理が本発明の「終了時間取得ステップ」に相当する。図14のS404の処理、図13のS311の処理、および図15のS506が本発明の「必要残量算出ステップ」に相当し、図13のS307の処理が本発明の「第一判断ステップ」に相当する。図15のS505〜S507の処理が本発明の「条件決定ステップ」に相当し、図15のS511の処理が本発明の「条件情報送信ステップ」に相当する。図11のS101の処理が本発明の「データ受信ステップ」に相当する。
通信装置3の電気的構成等は、上記第一実施形態に限られない。通信装置3(図2参照)の構成の変形例である、第二実施形態および第三実施形態について説明する。まず、第二実施形態について説明する。第二実施形態は、図2に示すIO装置34にACアダプタ354が接続されている場合である。この場合、IO装置34は、ACアダプタ354から供給される電力によって駆動するため、電池352の残存容量を考慮する必要がない。つまり、第二実施形態では、PC31の電池321の残存容量のみを考慮して、テレビ会議を終了予定時間まで行うようにする。このため、CPU8は、自装置とは異なる通信装置4,5,6から送信される音声データを処理するための消費電流等(図6参照)は参照しない。以下の説明において、第一実施形態の場合と共通する説明については省略する。
第一出力処理(図11参照)、第二出力処理(図12参照)については、第一実施形態の場合と略同一である。このため、メイン処理(図13参照)、接続状態確認処理(図14参照)および会議時間確保処理(図15参照)において、第一実施形態の場合と異なる点について説明する。
図14に示す接続状態確認処理において、CPU8は、PC31にIO装置34が接続されていると判断し(S401:YES)、IO装置34にACアダプタ354が接続されていると判断する(S402:YES)。次いで、CPU8は、電池321の残存容量を算出し、残存容量記憶領域3132に記憶する(S405)。算出方法は、S403の処理と同様であるが、S403の場合と異なり、電池352の残存容量については算出しない。IO装置34には、ACアダプタ354が接続されているからである。次いで、CPU8は、PC31の必要容量を算出し、必要容量記憶領域3133に記憶する(S406)。算出方法は、S404の処理と同様であるが、IO装置34の必要容量については算出しない。つまり、CPU8は、音声データの消費電流等(図6参照)は、参照しない。
次いで、接続状態確認処理を終了し、図13のS307以降の処理を行う。S307の以下の処理においても、IO装置34の電池352の残存容量を会議の終了予定時間まで持続させるための処理は行われない。そして、電池321の残存容量や画像データを処理するための消費電流等(図6参照)が参照されて、会議の終了予定時間まで、テレビ会議を継続できるように各種のパラメータが調整される。具体的には、図13に示すS307、S310、S311、S312、図15に示すS504、S505、S506、S507、S508、S509、S511の各処理について、電池321の残存容量や画像データを処理するための消費電流等(図6参照)が参照されて、処理が行われる。
次に、第三実施形態について説明する。第三実施形態は、図19に示すように、IO装置34(図2参照)を使用せず、通信装置3は、PC31のみで構成されている。そして、IO装置34が行っていた、画像データの作成、音声データの作成、音声の出力などの処理をPC31が行う。以下、説明する。
まず、図19を参照してPC31の電気的構成について説明する。図19に示すように、PC31は、第一実施形態におけるPC31の電気的構成に加え、映像エンコーダ327、カメラ328、音声エンコーダ329、マイク330、音声デコーダ331、およびスピーカ332を備えている。
CPU8には、カメラ328に接続された映像エンコーダ327が接続されている。カメラ328は、PC31本体の外側に設置されている。CPU241は、映像エンコーダ327を使用して、カメラ328によって撮像される画像を符号化し、画像データを作成する。CPU8には、マイク330に接続された音声エンコーダ329が接続されている。マイク330は、PC31本体の外側に設置されている。CPU8は、音声エンコーダ329を使用して、マイク330から入力された音声を符号化し、音声データを作成する。画像データと音声データとは、通信I/F315とネットワーク2とを介して、通信装置4,5,6に送信される。
スピーカ332は、テレビ会議の音声を出力するために設けられている。ネットワーク2と通信I/F315とを介して入力された通信装置4,5,6から送信される音声データは、音声デコーダ331で復号され、スピーカ332で音声として出力される。これによって通信装置3のユーザは会議の音声を聞くことができる。
次に各種のデータテーブルについて説明する。図6の消費電流データテーブル51において、音声データに対応付けられている消費電流の値は、第一実施形態ではIO装置34の消費電流であったが、第三実施形態ではPC31の消費電流であるとする。また、レベルデータテーブル52において、音声データに対応付けられている各パラメータのレベルは、第一実施形態では、自装置とは異なる通信装置4,5,6のIO装置34が音声データを作成する場合のレベルであったが、第三実施形態ではPC31が音声データを作成する場合のレベルであるとする。
次に、第三実施形態におけるフローについて説明する。まず、図20を参照して第三出力処理について説明する。音声の出力もPC31が行うため、第三出力処理では、第一出力処理(図11参照)におけるS102の処理を、音声データを復号して出力する処理(S105の処理)に変更している。S105の処理では、S101の処理で受信した音声データを復号して、スピーカ332から出力する。これによって、ユーザは、会議の音声を聞くことができる。第三出力処理では、第一出力処理と同じ処理は、同じ符号で示している。S105以外の処理については、第一出力処理(図11参照)と同様なので、説明は省略する。なお、第三実施形態では、第二出力処理(図12参照)は行われない。IO装置34が接続されていないからである。
次に、メイン処理、接続状態確認処理、および会議時間確保処理について説明する。第一実施形態の場合と同様の処理については、説明を省略する。図14に示す接続状態確認処理において、CPU8は、PC31にIO装置34が接続されていないと判断する(S401:NO)。CPU8は、電池321の残存容量を算出し、残存容量記憶領域3132に記憶する(S407)。算出方法は、S405の処理と同様である。
次いで、CPU8は、PC31の必要容量を算出し、必要容量記憶領域3133に記憶する(S408)。第三実施形態では、通信装置4,5,6から送信される画像データと音声データとを復号して、それぞれ、画像の表示と音声の出力とをしている。このため、必要容量を算出する際には、消費電流データテーブル51(図6参照)およびレベルデータテーブル52(図7参照)における画像データと音声データとに対応付けられている各種データが参照される。
レベルデータテーブル52(図7参照)では、通信装置4,5,6における画像データと音声データとのレベルは、フレームレート「3」、解像度「3」、撮像サイズ「3」、再生モード「2」、およびサンプリング周波数「3」である。CPU8は、消費電流データテーブル51において、これらのレベルに対応する消費電流の値を参照して、必要容量を算出する(S408)。
CPU8は、必要容量を算出したら接続状態確認処理を終了し、図13に示すように、S406の処理で算出した必要容量が、S405の処理において算出された電池321の残存容量より小さいか否かを判断する(S307)。必要容量が残存容量より小さくない場合には(S307:NO)、S308以降の処理を行う。S308以降の処理においても、電池321の残存容量や、画像データと音声データとを処理するための消費電流等(図6参照)が参照されて、終了予定時間まで、テレビ会議を継続できるように各種のパラメータが調整される。具体的には、図13に示すS310、S311、S312、図15に示すS504、S505、S506、S507、S508、S509、S511の各処理について、電池321の残存容量や、画像データと音声データとを処理するための消費電流等(図6参照)が参照されて、処理が行われる。
図18に示すデータ作成送信処理については、第一実施形態では、IO装置34のCPU9が行う処理であったが、第三実施形態では、PC31のCPU8が処理を行う。このため、ネットワーク2を介して指示信号が受信された場合には(S601:YES)、指示に従って各種パラメータを変更し(S602)、画像データと音声データを作成して(S603)、ネットワークを介して自装置とは異なる通信装置に送信する(S604)。
以上、第一〜第三実施形態のように、本発明は種々の電気的構成をとることが可能である。なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、テレビ会議の終了予定時間は、テレビ会議が開始する前に取得されているが(図13のS301参照)、これに限定されない。例えば、テレビ会議の途中でユーザが終了予定時間を変更できるようにしてもよい。この場合に、変更された終了予定時間まで、テレビ会議が実行できるように、種々の処理を行ってもよい。
また、議長装置と資料送信装置とには、指示信号が送信されず、パラメータのレベルが変更されないが、これに限定されない。例えば、議長装置と資料送信装置とに指示信号を送信して、パラメータのレベルを変更できるようにしてもよい。また、議長装置と資料送信装置と以外の通信装置のパラメータのレベルを変更した後でも、テレビ会議を終了予定時間まで継続できない場合にのみ、議長装置と資料送信装置とのパラメータのレベルを変更するようにしてもよい。
また、終了予定時間まで、テレビ会議を実行できるように、パラメータのレベルが変更されているが、これに限定されない。例えば、テレビ会議の終了時間が延長される場合もあるため、終了予定時間の30分後まで、テレビ会議を継続できるように、パラメータのレベルを変更してもよい。
また、電池の残量として、残存容量(mAh)を使用しているが、これに限定されない。例えば、電池の電圧を使用してもよい。
電池の残量の検出方法として、クーロンカウンタなどの電池から放出される電流(電荷)などを検出してもよく、電圧検出に限定するものではない。
また、S504の処理(図15参照)では、画像データについてのパラメータは、フレームレート、解像度、撮像サイズの順に優先して検出している。また、音声データについてのパラメータは、再生モード、サンプリング周波数の順に優先して選択している。しかし、これに限定されない。例えば、ランダムにパラメータを選択してもよい。
また、テレビ会議を例にして説明したが、本発明の実施形態はこれに限定されない。例えば、遠隔授業に利用してもよい。これによって、遠隔授業においても、遠隔授業の終了予定時間まで遠隔授業を実施することができることなど、上記実施形態の効果を得ることができる。
1 テレビ会議システム
2 ネットワーク
3,4,5,6 通信装置
8,9 CPU
31 PC
34 IO装置
51 消費電流データテーブル
52 レベルデータテーブル
53 第一残存容量データテーブル
54 第二残存容量データテーブル
81 曲線
82 曲線
314 HDD
321,352 電池
3141 プログラム記憶領域

Claims (8)

  1. ネットワークを介して接続され、自装置とは異なる通信装置との間で、ユーザが会議を実行するためのデータを送受信し、電池を電源として動作する通信装置であって、
    前記電池の残量を検出する残量検出手段と、
    ユーザによって入力される前記会議の終了予定時間を取得する終了時間取得手段と、
    前記終了時間取得手段によって取得された前記終了予定時間まで会議を行うために必要な前記電池の残量である必要残量を算出する必要残量算出手段と、
    前記必要残量算出手段によって算出された前記必要残量が、前記残量検出手段によって検出された前記電池の残量より小さいか否かを判断する第一判断手段と、
    前記第一判断手段によって、前記必要残量が、前記電池の残量より小さくないと判断された場合に、前記必要残量が前記電池の残量より小さくなるように、自装置とは異なる前記通信装置から送信される前記データの条件を決定する条件決定手段と、
    前記条件決定手段によって決定された前記条件の情報である条件情報を自装置とは異なる前記通信装置に送信する条件情報送信手段と、
    前記条件情報送信手段によって送信された前記条件情報に基づいて自装置とは異なる前記通信装置によって作成され、自装置とは異なる前記通信装置から送信された前記データを受信するデータ受信手段と
    を備えたことを特徴とする通信装置。
  2. 前記条件決定手段は、画像のフレームレート、画像の撮像サイズ、画像の解像度、音声のデータ量、および音声のサンプリング周波数の内の少なくとも一の値を小さくするように設定した条件を前記条件情報として決定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 自装置とは異なる前記通信装置が、会議で用いられる資料の画像データを前記通信装置に送信している装置である資料送信装置であるか否かを判断する第二判断手段を備え、
    前記第二判断手段が、自装置とは異なる前記通信装置が前記資料送信装置であると判断した場合に、前記条件情報送信手段は、前記条件情報を前記資料送信装置に送信せず、
    前記第二判断手段が、自装置とは異なる前記通信装置が前記資料送信装置でないと判断した場合に、前記条件情報送信手段は、前記条件情報を自装置とは異なる前記通信装置に送信することを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 自装置とは異なる前記通信装置が、会議の議長であるユーザが操作する装置である議長装置であるか否かを判断する第三判断手段を備え、
    前記第三判断手段が、自装置とは異なる前記通信装置が前記議長装置であると判断した場合に、前記条件情報送信手段は、前記条件情報を前記議長装置に送信せず、
    前記第三判断手段が、自装置とは異なる前記通信装置が前記議長装置でないと判断した場合に、前記条件情報送信手段は、前記条件情報を自装置とは異なる前記通信装置に送信することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の通信装置。
  5. 自装置とは異なる前記通信装置の前記条件情報送信手段によって送信された前記条件情報を受信する条件情報受信手段と、
    前記条件情報受信手段によって受信された前記条件情報に基づいて、自装置とは異なる前記通信装置に送信する前記データを作成するデータ作成手段と、
    前記データ作成手段によって作成された前記データを自装置とは異なる前記通信装置に送信するデータ送信手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の通信装置。
  6. ネットワークを介して接続され、電池を電源として動作する複数の通信装置において、ユーザが会議を実行するためのデータを互いに送受信する通信システムであって、
    前記通信装置は、
    前記電池の残量を検出する残量検出手段と、
    ユーザによって入力される前記会議の終了予定時間を取得する終了時間取得手段と、
    前記終了時間取得手段によって取得された前記終了予定時間まで会議を行うために必要な前記電池の残量である必要残量を算出する必要残量算出手段と、
    前記必要残量算出手段によって算出された前記必要残量が、前記残量検出手段によって検出された前記電池の残量より小さいか否かを判断する第一判断手段と、
    前記第一判断手段によって、前記必要残量が、前記電池の残量より小さくないと判断された場合に、前記必要残量が前記電池の残量より小さくなるように、自装置とは異なる前記通信装置から送信される前記データの条件を決定する条件決定手段と、
    前記条件決定手段によって決定された前記条件の情報である条件情報を自装置とは異なる前記通信装置に送信する条件情報送信手段と、
    前記条件情報送信手段によって送信された前記条件情報に基づいて自装置とは異なる前記通信装置によって作成され、自装置とは異なる前記通信装置から送信された前記データを受信するデータ受信手段と
    を備えたことを特徴とする通信システム。
  7. ネットワークを介して接続され、自装置とは異なる通信装置との間で、ユーザが会議を実行するためのデータを送受信し、電池を電源として動作する通信装置において行われる通信制御方法であって、
    前記電池の残量を検出する残量検出ステップと、
    ユーザによって入力される前記会議の終了予定時間を取得する終了時間取得ステップと、
    前記終了時間取得ステップによって取得された前記終了予定時間まで会議を行うために必要な前記電池の残量である必要残量を算出する必要残量算出ステップと、
    前記必要残量算出ステップによって算出された前記必要残量が、前記残量検出ステップによって検出された前記電池の残量より小さいか否かを判断する第一判断ステップと、
    前記第一判断ステップによって、前記必要残量が、前記電池の残量より小さくないと判断された場合に、前記必要残量が前記電池の残量より小さくなるように、自装置とは異なる前記通信装置から送信される前記データの条件を決定する条件決定ステップと、
    前記条件決定ステップによって決定された前記条件の情報である条件情報を自装置とは異なる前記通信装置に送信する条件情報送信ステップと、
    前記条件情報送信ステップによって送信された前記条件情報に基づいて自装置とは異なる前記通信装置によって作成され、自装置とは異なる前記通信装置から送信された前記データを受信するデータ受信ステップと
    を備えたことを特徴とする通信制御方法。
  8. ネットワークを介して接続され、自装置とは異なる通信装置との間で、ユーザが会議を実行するためのデータを送受信し、電池を電源として動作する通信装置において行われる通信制御プログラムであって、
    通信装置のCPUに、
    前記電池の残量を検出する残量検出ステップと、
    ユーザによって入力される前記会議の終了予定時間を取得する終了時間取得ステップと、
    前記終了時間取得ステップによって取得された前記終了予定時間まで会議を行うために必要な前記電池の残量である必要残量を算出する必要残量算出ステップと、
    前記必要残量算出ステップによって算出された前記必要残量が、前記残量検出ステップによって検出された前記電池の残量より小さいか否かを判断する第一判断ステップと、
    前記第一判断ステップによって、前記必要残量が、前記電池の残量より小さくないと判断された場合に、前記必要残量が前記電池の残量より小さくなるように、自装置とは異なる前記通信装置から送信される前記データの条件を決定する条件決定ステップと、
    前記条件決定ステップによって決定された前記条件の情報である条件情報を自装置とは異なる前記通信装置に送信する条件情報送信ステップと、
    前記条件情報送信ステップによって送信された前記条件情報に基づいて自装置とは異なる前記通信装置によって作成され、自装置とは異なる前記通信装置から送信された前記データを受信するデータ受信ステップと
    を実行させることを特徴とする通信制御プログラム。
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