JP2012014218A - 複数のプロトコルのバスを有するバスシステム及びそれに使用されるバススイッチングデバイス - Google Patents

複数のプロトコルのバスを有するバスシステム及びそれに使用されるバススイッチングデバイス Download PDF

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Abstract

【課題】複数のプロトコルのバスシステムが混在するバスシステムであって,バスの配線量を抑制したバスシステムと,それに使用されるバススイッチデバイスを提供する。
【解決手段】第1のバスシステムと,第2のバスシステムと,第1のバス配線の第1及び第2の部分バス配線間または,第2のバス配線の第3及び第4の部分バス配線間を,接続する共通バス配線と,第1の部分バス配線と共通バス配線との間と第3の部分バス配線と共通バス配線との間とに設けられた第1のバススイッチデバイスと,第2の部分バス配線と共通バス配線との間と第4の部分バス配線と共通バス配線との間とに設けられた第2のバススイッチデバイスとを有し,バススイッチデバイスは,部分バス配線の電圧状態をそれぞれ監視し,メッセージが送信されていない電圧状態を検出した時に,第3及び第4の部分バス配線と前記共通バス配線とを接続する第2の接続状態にそれぞれ切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明は,複数のプロトコルのバスを有するバスシステム及びそれに使用されるバススイッチングデバイスに関する。
自動車に搭載される車載システムは,複数のノード間で所定のプロトコルにしたがって通信するバスシステムである。従来から広く普及しているCANバスに加えて,近年ではより高速で大容量の通信プロトコルであるFlexRayバスが普及している。これらのバスにはECUなどのノードが接続され,プロトコルにしたがってノード間でメッセージの送受信を行う。
ただし,車載システムでは,多くのECUからなるノード間をバスで接続する必要があり,CANバスとFlexRayバスとが混在する。
CANバスやFlexRayバスは,環境変動の激しい環境下で動作できるように,2線間で差動信号を伝播する。そのため,配線量の増大が大きな問題になっている。たとえば,複数の異なるプロトコルのバスシステムが混在する場合,それぞれのバスシステムが2線からなるバス配線をそれぞれ有するため,車に載せられるバスの配線量が増大し車の重量を増大させる。
そこで,異なるプロトコルのバスシステムが混在する場合,それらのプロトコルに対応したノードを共通のバス配線で接続することができれば,配線量の増大を抑制することができる。異なるプロトコルのバスシステムを混在させる方法として,各バスシステム間をゲートウエイで接続する構成がある。
たとえば,特許文献1,2,3,4に記載されるとおりである。
特開平6−177897号公報 特表2008−537243号公報 特開2007−108858号公報 特開平8−77114号公報
しかし,このような構成の場合,ゲートウエイは,異なるプロトコルの違いを吸収するだけの高度の情報処理機能を持つ必要がある。例えば,あるプロトコルのメッセージを認識して別のプロトコルのメッセージに変換するなどの機能が考えられる。そのような高性能のゲートウエイの開発は,多大なる工数とコストを必要とし現実的ではない。
そこで,本発明の目的は,複数のプロトコルのバスシステムが混在するバスシステムであって,バスの配線量を抑制したバスシステムと,それに使用されるバススイッチデバイスを提供することにある。
バスシステムの第1の側面は,複数の第1のノードと当該複数の第1のノードに接続された第1のバス配線とを有し,前記第1のノード間で第1のプロトコルにしたがってメッセージの送受信を行う第1のバスシステムと,
複数の第2のノードと当該複数の第2のノードに接続された第2のバス配線とを有し,前記第2のノード間で第2のプロトコルにしたがってメッセージの送受信を行う第2のバスシステムと,
前記第1のバス配線の第1及び第2の部分バス配線間または,前記第2のバス配線の第3及び第4の部分バス配線間を,接続する共通バス配線と,
前記第1の部分バス配線と前記共通バス配線との間と,前記第3の部分バス配線と前記共通バス配線との間とに設けられた第1のバススイッチデバイスと,
前記第2の部分バス配線と前記共通バス配線との間と,前記第4の部分バス配線と前記共通バス配線との間とに設けられた第2のバススイッチデバイスとを有し,
前記第1,第2のバススイッチデバイスは,前記第1及び第2の部分バス配線と前記共通バス配線とを接続する第1の接続状態をそれぞれ形成した状態で,前記第1,第2の部分バス配線の電圧状態をそれぞれ監視し,前記メッセージが送信されていない電圧状態を検出した時に,前記第3及び第4の部分バス配線と前記共通バス配線とを接続する第2の接続状態にそれぞれ切り替える。
第1の側面によれば,バス配線量を減らすことができる。
本実施の形態におけるバスシステムの全体構成図である。 本実施の形態におけるバススイッチングデバイスの構成図である。 第1のバスシステムの一例であるFlexRayのプロトコルを示す図である。 本実施の形態における共通バス配線のスイッチング例を説明する図である。 本実施の形態における共通バス配線のスイッチング例を説明する図である。 第1のバスシステムの一例であるFlexRayの信号レベル仕様を示す図である。 第1の実施の形態におけるバススイッチングデバイス内のバスチェッカの構成図である。 図7のバスチェッカの論理式を示す図である。 第1の実施の形態におけるバスチェッカの動作例を示す図である。 バスチェッカにおける最小アイドル期間の更新について説明する図である。 主プロトコルである第1のバス配線の異常状態(1)を示す図である。 主プロトコルである第1のバス配線の異常状態(2)を示す図である。 第2の実施の形態におけるバスチェッカの構成図である。 図12の異常状態に対する4つの比較器COM1_A,B,COM3_A,Bの出力状態を示す図である。 第3の実施の形態におけるバススイッチングデバイスのバスチェッカの構成図である。 第3の実施の形態のバスチェッカの動作を示す図である。
図1は,本実施の形態におけるバスシステムの全体構成図である。このバスシステムは,第1のバスシステムMP-BUSと,第2のバスシステムSP-BUSと,2つのバスシステムで共用する共通バス配線C-BUSとを有する。第1のバスシステムは例えばFlexRayバスであり,第2のバスシステムは例えばCANバスである。第1のバスシステムは主プロトコルであり,第2のバスシステムは副プロトコルであり,主プロトコルの第1のバスシステムが共通バス配線C-BUSを優先的に使用し,副プロトコルの第2のバスシステムは第1のバスシステムがバスにメッセージを出力していない時に共通バス配線C-BUSを使用する。
第1のバスシステムMP-BUSは,複数の第1のノードF1〜F4と当該複数の第1のノードに接続された第1のバス配線MP-BUS1,2とを有し,第1のノードF1〜F4間で第1のプロトコル(例えばFlexRayのバスプロトコル)にしたがってメッセージの送受信を行う。第1のバス配線MP-BUSでは,第1及び第2の部分バス配線MP-BUS1,2間が,共通バス配線C-BUSで接続される。
同様に,第2のバスシステムSP-BUSは,複数の第2のノードC1〜C4と当該複数の第2のノードに接続された第2のバス配線SP-BUS1,2とを有し,前記第2のノードC1〜C4間で第2のプロトコル(例えばCANのバスプロトコル)にしたがってメッセージの送受信を行う。第2のバス配線SP-BUSでも,第3及び第4の部分バス配線SP-BUS1,2間が,共通バス配線C-BUSで接続される。
第1,第2のバスシステムのバス配線は,いずれも1対の配線で構成され,メッセージは差動信号でこの配線対に出力される。したがって,第1のバス配線MP-BUS1,2と,第2のバス配線SP-BUS1,2と,共通バス配線C-BUSは,いずれも差動信号を伝播する1対の配線で構成される。ただし,図中は1本の線で示されている。
さらに,バスシステムは,第1の部分バス配線MP-BUS1と共通バス配線C-BUSとの間と,第3の部分バス配線SP-BUS1と共通バス配線との間とに設けられた第1のバススイッチデバイス10-1と,第2の部分バス配線MP-BUSと共通バス配線C-BUSとの間と,第4の部分バス配線SP-BUSと共通バス配線C-BUSとの間とに設けられた第2のバススイッチデバイス10-2とを有する。
前述のとおり,第1のバスシステムMP-BUSは,主プロトコルのバスであり,共通バスC-BUSを副プロトコルのバスSP-BUSに優先して使用する。一方,第2のバスシステムSP-BUSは,副プロトコルのバスであり,第1のバスシステムMP-BUSにてメッセージの送信が行われていない時に共通バスC-BUSを使用することができる。
バススイッチングデバイス10-1,10-2は,それぞれ,第1のバスシステムMP-BUSの第1の部分バス配線MP-BUS1と第2の部分バス配線MP-BUS2の状態を監視し,共通バスC-BUSを第1のバスシステムMP-BUS側または第2のバスシステムSP-BUS側に接続する。
第1のバスシステムMP-BUSは,例えばFlexRayバスであり,高速,大容量のバスプロトコルである。一方,第2のバスシステムSP-BUSは,例えばCANバスであり,FlexRayに比較すると低速,小容量のバスプロトコルである。そして,FlexRayバスのノードがメッセージを送信していない状態になると,共通バス配線C-BUSが第2のバスシステムSP-BUSの第3,第4の部分バス配線SP-BUS1,2に接続され,CANバスのノードがメッセージを送信できるようになる。詳細は後述する。
図2は,本実施の形態におけるバススイッチングデバイスの構成図である。第1のバススイッチングデバイス10-1は,共通バス配線C-BUSを,第1のバス配線MP-BUSの第1の部分バス配線MP-BUS1または第2のバス配線SP-BUSの第3の部分バス配線SP-BUS1のいずれかに接続するバススイッチ13と,第1の部分バス配線MP-BUS1の電圧状態を監視し,バススイッチ13に共通バスC-BUSを第1のバスシステムMP-BUS側または第2のバスシステムSP-BUS側のいずれかに接続させるバスチェッカ12とを有する。バススイッチ13と共通バスC-BUSとの間に一方向性素子であるダイオードD1が設けられ,バススイッチ13により選択された第1のバス配線の第1の部分バス配線MP-BUS1または第2のバス配線の第1の部分パス配線SP-BUS1から共通バス配線C-BUSに向かう方向に,それぞれのノードから出力されたメッセージの差動信号が伝播する。
さらに,第1のバススイッチデバイス10-1は,共通バスC-BUSからのメッセージを第1のバス配線の第1の部分バス配線MP-BUS1に伝播させるバンドパスフィルタ14と,第2のバス配線の第1の部分バス配線SP-BUS1に伝播させるバンドパスフィルタ15とを有する。バンドパスフィルタ14の通過周波数帯域は第1のバスシステムのプロトコルにしたがって高い周波数帯域を有し,バンドパスフィルタ15の通過帯域は第2のバスシステムのプロトコルにしたがってバンドパスフィルタ14より低い周波数帯域を有する。さらに,バンドパスフィルタ14と第1のバス配線の第1の部分バス配線との間にはダイオードD1が,バンドパスフィルタ15と第2のバス配線の第1の部分パス配線との間にはダイオードD2がそれぞれ設けられている。これにより,共通バス配線C-BUS側から伝播してくる第1のバスシステムのメッセージの差動信号は,第1のバス配線の第1の部分パス配線MP-BUS1に伝播し,同様に,共通バス配線C-BUS側から伝播してくる第2のバスシステムのメッセージの差動信号は,第2のバス配線の第1の部分パス配線SP-BUS1に伝播する。
第2のバススイッチングデバイス10-2は,上記の第1のバススイッチングデバイス10-1と同じ構成を有し,共通バス配線C-BUSと第1のバス配線の第2の部分バス配線MP-BUS2または第2のバス配線の第2の部分バス配線SP-BUS2とを接続する。
バススイッチングデバイス10-1,10-2の詳細構成と動作を説明する前に,概略的なスイッチング動作について説明する。
図3は,第1のバスシステムの一例であるFlexRayのプロトコルを示す図である。FlexRayのスケジュールは,0〜63までを繰り返しカウントする通信サイクル20と,各通信サイクル21内で時分割に多重化されるスタティックセグメント22とダイナミックセグメント23と,それらセグメント内のスロットとで構成される。
スタティックセグメント22は,複数のスタティックセグメント24を有し,バスに接続されるノードそれぞれにスタティックセグメント24が割り当てられる。したがって,自らに割り当てられたスタティックセグメントで,各ノードはフレームと呼ばれるメッセージを送信する。スタティックセグメント24は,先頭と最後尾のアイドル24−1,24−3に挟まれて固定長のスタティックフレーム24−2を有する。
一方,ダイナミックセグメント23内では,各ノードがイベントドリブンで優先度に基づいてメッセージを送信する。したがって,ダイナミックセグメント23内にも複数のダイナミックスロット25が発生する。このダイナミックスロット25はアイドル25−1,25−3に挟まれた可変長のダイナミックフレーム25−2を有する。ダイナミックセグメント23の後ろにはシンボルウインドウSWとネットワークアイドルタイムNITが割り当てられる。
上記のようにFlexRayのプロトコルのスケジュールでは,各スロットがアイドル時間を挟んでメッセージを構成するフレーム24−2,25−2を送信する。ただし,全てのスロットでノードがメッセージを送信するとは限られていない。そこで,本実施の形態では,バススイッチングデバイス10のバスチェッカ12が,第1のバス配線MP-BUSの電圧状態を監視し,各スロットでメッセージが送信されていない電圧状態の場合に,バススイッチ13を第2のバス配線SP-BUS側に切り替える。
一方,CANバスのプロトコルによれば,各ノードはイベントドリブンでメッセージを送信する。各ノードは,必要になったときに優先度を有するヘッダをバスに出力し,バス配線の電圧状態を監視する。他のノードと競合した場合は,バス配線の電圧はより高い優先度の電圧状態になるので,各ノードは自分のメッセージが最も高い優先度か否か,または他のノードとは競合していないかを検出することができる。また,CANバスのプロトコルでは,メッセージを送信するとそれを受信したノードはアクノリッジを返信する。したがって,アクノリッジを受信しなければ,同じメッセージが再送信される。
このような両バスのプロトコルを考慮して,本実施の形態におけるバスチェッカは,第1のバスシステムをメインプロトコル(MP)とし,第2のバスシステムをサブプロトコル(SP)として取り扱う。すなわち,バススイッチングデバイスは,通常は共通バス配線C-BUSを第1のバス配線に接続し,第1のバス配線の電圧状態を監視し,メッセージが送信されていない電圧状態を検出した場合に,共通バス配線C-BUSを第2のバス配線SP-BUSに接続する。したがって,第2のバスシステムであるCANバスのノードは,イベントドリブンでメッセージを送信するものの,共通バス配線C-BUSが第2のバス配線SP-BUSに接続されていた場合のみアクノリッジを受信してメッセージ送信が成功裏に終了したことを認識する。バススイッチングデバイスは,第1のバス配線の電圧状態がメッセージを送信する電圧状態になると,共通バス配線C-BUSを再び第1のバス配線MP-BUS側に切り替える。
図4は,本実施の形態における共通バス配線のスイッチング例を説明する図である。FlexRayのスタティックセグメント22は,複数の固定長のスタティックスロットが各ノードに割り当てられ,各ノードは,必要な場合に,自分に割り当てられているスタティックスロットで固定長のフレームからなるメッセージを送信することができる。そして,各フレームの前後には,図3で説明したとおりアイドル時間Idlが設けられている。
図4の例では,スタティックスロット#3においてフレームが送信されていない。そこで,共通バス配線の接続先26は,スタティックスロット#1,#2では第1のバス配線MP-BUS側になるが,スタティックスロット#3では第2のバス配線SP-BUS側になり,スタティックスロット#4以降は再び第1のバス配線MP-BUS側になる。
第1のバスシステム側のノードが連続してフレームを送信する場合には,その間の短いアイドル期間Idlでは,低速のCANバスのノードがフレームを送信完了することができないので,バススイッチングデバイスは,その短いアイドル期間では,共通バス配線を第1のバス配線側に接続したままとする。そして,スタティックスロット#3のようにフレームが送信されない場合は,バススイッチングデバイスは,第1のバス配線がアイドル期間Idlを超えてメッセージであるフレームを送信していない電圧状態を検出し,共通バス配線を第2のバス配線側に切り替える。
図5は,本実施の形態における共通バス配線のスイッチング例を説明する図である。FlexRayのダイナミックセグメント23では,各ノードはイベントドリブンでメッセージを送信するが,他のノードと競合する場合は優先度が最も高いノードのみメッセージを送信することができる。そして,各ダイナミックスロット内ではメッセージであるフレームが前後にアイドル期間Idlを伴って送信される。
バススイッチングデバイスは,前述と同様に,第1のバス配線が,アイドル期間Idlを超えてメッセージであるフレームを送信しない電圧状態を検出し,共通バス配線を第2のバス配線側に切り替える。そして,第1のバス配線がメッセージであるフレームを送信する電圧状態を検出したら,バススイッチングデバイスは共通バス配線を第1のバス配線側に戻す。
図6は,第1のバスシステムの一例であるFlexRayの信号レベル仕様を示す図である。FlexRay信号は,データ1,0を示すドミナント30と,データ1,0を示さないアイドル及びローパワーアイドルのリセッシブ31の2つの状態がある。ドミナント30の状態には,バス配線対のHigh側のBUS-Aが高い電圧VH,Low側のBUS-Bが低い電圧VLにされるデータ1と,それと逆のデータ0とがある。高電圧VHと低電圧VLとは,基準電圧Vr=(VH+VL)/2を中心電圧とする差動電圧である。また,リセッシブ31には,電源起動時などのローパワー状態での両バス配線対が0Vになるローパワー状態Idle_LPと,データ1,0のいずれも出力されていない無通信のアイドル状態Idleとがある。
そこで,本実施の形態のバスチェッカは,バス配線対の2つの電圧と比較電圧Vth=Vr+α=(VH+VL)/2+αとを比較する2つの比較器を設け,比較器の比較結果に基づいて,第1のバス配線が上記のドミナント状態30かもしくはリセッシブ状態31かを判定する。比較電圧は,基準電圧Vrと高電圧VHまたは低電圧VLの間の電圧Vth=Vr-αでもよい。
図7は,第1の実施の形態におけるバススイッチングデバイス内のバスチェッカの構成図である。バスチェッカ12は,第1のバス配線の配線対BUS-A,BUS-Bそれぞれと,基準電圧Vrと高電圧VHまたは低電圧VLとの間の比較電圧Vth=Vr+αまたはVr-αとを比較する第1,第2の比較器COM1_A,COM1_Bを有する。さらに,バスチェッカ12は,これら比較器の出力の排他的論理和を演算するXORゲート121を有する。
そして,XORゲート121は,これらの第1,第2の比較器の比較結果が異なる場合に出力を「1(High)」にして,メッセージが送信されている電圧状態であるドミナント状態30を検出し,第1,第2の比較器の比較結果が同じ場合に出力を「0(Low)」にして,メッセージが送信されていない電圧状態であるリセッシブ状態31を検出する。XORゲート121はしたがってXNORゲートでもよい。
XORゲート121の出力は,アイドル期間計測器123と最小アイドル期間レジスタ122に供給される。アイドル期間計測器123はXORゲートの出力が「0」のとき,つまりアイドル状態を検出したとき,そのアイドル期間の計測を開始する。最小アイドル期間レジスタ122はXORゲートの出力が「0」の時に格納している最小アイドル期間を出力する。また,最小アイドル期間レジスタ122には初期値0がセットされ,アイドル期間計測器123がより長いアイドル期間を計測した場合,その長い計測期間に更新される。ただし,計測したアイドル期間がスタティックスロット期間より短い場合に限り更新される。
第2の比較器COM2は,最小アイドル期間と計測されたアイドル期間とを比較しスイッチ切り替え信号Xをスイッチ制御部124に出力する。また,XORゲート121の出力はスイッチ禁止信号Yとしてスイッチ制御部124に出力される。スイッチ制御部124は,スイッチ切り替え信号Xとスイッチ禁止信号Yとに応じてバススイッチ切り替え信号Zを生成し,バススイッチ13へ出力する。
図8は,図7のバスチェッカの論理式を示す図である。第1のバス配線の配線対の電圧状態がドミナント状態(データ1と0)と,リセッシブ状態とについてそれぞれバスチェッカの動作を説明する。
第1のバス配線の配線対の電圧状態がドミナント状態の場合,データ0の場合は,比較器COM1_Aは「0」,COM1_Bは「1」を出力し,XORゲート121は「1」を出力する。一方,データ1の場合は,比較器COM1_Aは「1」,COM1_Bは「0」を出力し,XORゲート121は「1」を出力する。つまり,第1のバス配線にメッセージが出力されている時に,第1のバス配線の配線対がドミナント状態になり,XORゲート121の出力が「1」になる。その場合は,アイドル期間計測器123は計測を開始しないので,比較器COM2の出力のスイッチ切り替え信号Xは「0」となり,スイッチ制御部124はバススイッチ切り替え信号Zを「0」とし,バススイッチ13が共通バス配線C-BUSを主プロトコルの第1のバス配線MP-BUS側に切り替える。この時,XORゲート121の出力のスイッチ禁止信号Yは「1」の切り替え禁止状態になる。
一方,第1のバス配線の配線対の電圧状態がリセッシブ状態の場合は,XORゲート121が「0」を出力し,スイッチ禁止信号Yは切り替え許可状態「0」になる。これに応答して,アイドル期間計測器123がリセッシブ状態であるアイドル期間の計測を開始する。最小アイドル期間レジスタ122には,連続してフレームが出力される場合のフレーム間のアイドル期間データが最小アイドル期間データとして格納されている。比較器COM2は,計測したアイドル期間が最小アイドル期間を超えない限りは,スイッチ切り替え信号Xを「0」のままとし,バススイッチ切り替え信号Zは「0」の主プロトコル側に維持される。そして,比較器COM2は,計測アイドル期間が最小アイドル期間を超えると,スイッチ切り替え信号Xは「1」になり,スイッチ禁止信号Yが切り替え許可状態の「0」であるので,スイッチ制御部124は,バススイッチ切り替え信号Zを「1」にして,バススイッチに副プロトコル側の第2のバス配線SP-BUS側に切り替えさせる。
なお,アイドル期間計測部123は,計測したアイドル期間が最小アイドル期間レジスタ122内の最小アイドル期間を超えて,且つスタティックスロットのフレーム長を超えていない場合には,最小アイドル期間レジスタ内の最小アイドル期間を計測されたアイドル期間に更新する。
図9は,第1の実施の形態におけるバスチェッカの動作例を示す図である。時間T1では,第1のバス配線MP-BUSがデータ「1」を出力しているドミナント状態であり,2つの比較器COM1_A,COM1_Bは「1」「0」になり,XORゲート121は「1」を出力している。この場合は,前述のとおり,スイッチ切り替え信号Xは「0」,スイッチ禁止信号Yは「1」となり,バススイッチ切り替え信号Zは「0」であり,メインプロトコル側の第1のバス配線MP-BUSに共通バス配線C-BUSが接続される。
時間T2,T3では,第1のバス配線がアイドル状態のリセッシブ状態であり,XORゲート121は「0」を出力している。そして,時間T2では計測アイドル時間が最小アイドル期間より短い場合であり,比較器COM2の出力のスイッチ切り替え信号Xは「0」のままで,バススイッチ切り替え信号Zは「0」のままで,共通バス配線C-BUSは第1のバス配線MP-BUS側に接続されたままである。一方,時間T3では計測アイドル時間が最小アイドル期間より長い場合であり,比較器COM2の出力のスイッチ切り替え信号Xは「1」になり,バススイッチ切り替え信号Zは「1」に切り替わり,共通バス配線C-BUSは第2のバス配線SP-BUS側に切り替えられる。
そして,時間T4では,再び第1のバス配線がドミナント状態になり,時間T1と同様に,バススイッチ切り替え信号Zは「0」に切り替わり,共通バス配線C-BUSは第1のバス配線MP-BUS側に切り替えられる。
上記のように,バスチェッカ12は,第1のバス配線MP-BUSの部分バス配線の電圧状態を監視することで,第1のバスシステムがドミナント状態かリセッシブ状態かを検出し,リセッシブ状態であるアイドル状態が最小アイドル期間を超えて継続する場合に,共通バス配線C-BUSを第1のバス配線MP-BUSから第2のバス配線SP-BUSに切り替える。したがって,全体の通信プロトコルでいえば,共通バス配線は,通常は第1のバス配線側に接続され,第1のバス配線にメッセージが出力されていないと判定されたときに第2のバス配線側に切り替えられ,メッセージが出力されたことが検出されると,第1のバス配線側に切り替えられる。CANバスである第2のバスシステムのノードは,共通バス配線C-BUSが第2のバス配線SP-BUS側に接続されているときであれば,メッセージをイベントドリブンで出力し,受信ノードからアクノリッジを受信してメッセージの送信を完了することができる。バスチェッカ12は,単に第1のバス配線の電圧状態を監視すれば良いので,その構成は,図7のとおり簡単な回路で実現できる。
図10は,バスチェッカにおける最小アイドル期間の更新について説明する図である。図10には,FlexRayにおけるスタティックセグメントの構成が示されている。図3で説明したとおり,スタティックセグメント内には複数の固定長のスロットが割り当てられ,各スロット内でそのスロットに割り当てられたノードがフレームを出力する。このフレームの長さFLは固定長である。
フレームの先頭にはアクションポイントオフセット30が,後端にはチャネルアイドル境界31が設けられている。したがって,連続するフレーム間のアイドル期間には,このチャネルアイドル境界31とアクションポイントオフセット30とが含まれる。アクションポイントオフセットは,クロック精度やバス遅延などにより所定の幅で変動する。一方,チャネルアイドル境界はFlexRayの通信速度によって変化する。つまり,連続するフレーム間のアイドル期間は,バス状態とバスシステムに応じて変動する。
前述のとおり,FlexRayの連続するフレーム間のアイドル期間は比較的短く,低速のCANバスのメッセージの送信を完結することは困難であるので,本実施の形態では,第1のバス配線のアイドル期間が比較期間を超えたときに初めて,共通バス配線を第1のバス配線から第2のバス配線に切り替えている。
そこで,本実施の形態では,バスチェッカ内の最小アイドル期間レジスタ122の初期値を「0」に設定し,そのシステムにおいてアイドル期間計測器123が測定した最も長いアイドル期間を最小アイドル期間レジスタに更新するようにしている。より具体的には,最小アイドル期間の更新は,検出されたアイドル時間ILが最小アイドル期間ICLより大きく,且つフレーム長FLより短い場合に,検出したアイドル時間ILで最小アイドル期間ICLを更新する。
図10の例では,スロット1と2との間のアイドル期間Idl-1では検出された時間IL=5であるので,最小アイドル期間ICLは初期値0に代えて計測された時間IL=5に更新される。さらに,スロット2と3の間のアイドル期間Idl-2では検出された時間IL=10であるので,この時間に更新される。そして,スロット4ではフレームが送信されず,スロット3後のアイドル期間Idl-3の計測時間IL=100は,フレーム長FLを超えているので,連続するフレーム間のアイドル期間ではなく,最小アイドル期間の更新は行われない。最後に,スロット5と6との間のアイドル期間Idl-4では測定時間IL=9故,最小アイドル期間ICLの更新は行われない。
このように最小アイドル期間を計測したアイドル期間に基づいて更新することで,FlexRayが適用されているシステムに固有の連続フレーム間のアイドル期間に,最小アイドル期間を適応的に設定することができる。このようにすることで,最小アイドル期間が最適なアイドル期間に設定されない間は,バススイッチングデバイスは,連続してフレームが送信されているにもかかわらず共通バス配線を第2のバス配線側に切り替えることがある。しかし,その時は,CANバスのノードがメッセージの送信に失敗するだけである。やがて,最適なアイドル期間に最小アイドル期間が設定された後は,そのシステムに最適なアイドル期間以上を検出して初めて共通バス配線が第2のバス配線側に切り替えられる。
図11は,主プロトコルである第1のバス配線の異常状態(1)を示す図である。主プロトコルである第1のバスシステム,FlexRayバスにおいて,バス配線に異常が発生する場合がある。図11に示した異常状態は,(1)バス配線対の両信号BUS-A,BUS-Bが共にグランドレベルに固定された場合,(2)バス配線対の両信号BUS-A,BUS-Bが共に電源レベルに固定された場合,(3)バス配線対の両信号BUS-A,BUS-Bが短絡した場合である。
図7の第1の実施の形態のバスチェッカ12では,上記の3つのバス異常状態のときに,2つの比較器COM1_A,COM1_Bが同じ出力を出力して,XORゲート121の出力が「0」になる。つまり,アイドル状態を検出したのと同じ状態になる。この場合は,バスチェッカ12は,主プロトコルである第1のバス配線にはメッセージが出力されていないことを検出し,バススイッチ13に共通バス配線C-BUSを第2のバス配線SP-BUS側に切り替えさせる。これにより,主プロトコル側の第1のバス配線に図11の異常が発生したときは,バススイッチングデバイス10が共通バス配線を副プロトコル側の第2のバス配線側に切り替える。バスチェッカ12は,第1のバス配線がドミナント状態になるのを検出すると,前述のとおり,バススイッチに第1のバス配線側への切り替えを行わせる。
[第2の実施の形態]
図12は,主プロトコルである第1のバス配線の異常状態(2)を示す図である。図12に示した異常状態は,(1)バス配線対の両信号BUS-A,BUS-Bのうち一方のBUS-Bがグランドレベルに固定された場合,(2)バス配線対の両信号BUS-A,BUS-Bのうち一方のBUS-Aが電源レベルに固定された場合である。(1)(2)のいずれも,最初はバス配線が正常状態で,途中から一方がグランドレベルまたは電源レベルに固定された異常状態になった例である。
(1)の一方がグランドレベルに固定された異常状態において,図7のバスチェッカ12では,XORゲート121が出力を「1」「0」とドミナント検出とアイドル検出を繰り返す。同様に,(2)の一方が電源レベルに固定された異常状態でも,XORゲート121が出力を「1」「0」とドミナント検出とアイドル検出を繰り返す。よって,第1のバス配線が異常状態にもかかわらず,バスチェッカ12は,第1のバス配線がドミナント状態とアイドル状態とを繰り返していると判定してしまう。
そこで,第2の実施の形態では,バスチェッカが図12のような異常状態を検出することができ,その場合は,強制的にバススイッチに共通バス配線C-BUSを第2のバス配線側に切り替えさせる。
図13は,第2の実施の形態におけるバスチェッカの構成図である。このバスチェッカ12は,図7の第1の実施の形態と同様に,比較器COM1_A,Bと,XORゲート121と,アイドル期間計測器123と,最小アイドル期間レジスタ122と,比較器COM2と,スイッチ制御部124とを有する。それに加えて,第2の実施の形態のバスチェッカ12は,第1のバス配線の信号BUS-A,Bと,第2の比較電圧Vth2=Vr-αとを比較する比較器COM3_A,COM3_Bと,4つの比較器の出力の排他的論理和を演算するXORゲート125と,そのXORゲート125の出力をラッチするフリップフロップ126とを有する。
比較器COM1_A,Bは,信号BUS-A,Bと第1の比較電圧Vth1=Vr+αとを比較し,比較器COM3_A,Bは,信号BUS-A,Bと第2の比較電圧Vth2=Vr-αとを比較する。したがって,XORゲート125は,図12に示した一方の信号がグランドレベルまたは電源レベルに固定された異常状態を,アイドル状態とは区別して検出することができる。
図14は,図12の異常状態に対する4つの比較器COM1_A,B,COM3_A,Bの出力状態を示す図である。4つの比較器は,ドミナント状態では同じ比較結果を出力し,アイドル状態では比較器COM1_A,Bが「0」を,比較器COM3_A,Bが「1」を出力する。これらの状態では,XORゲート125は「1」を出力する。一方,異常状態のうち両信号BUS-A,Bが共に2つの比較電圧Vth1,Vth2より高いまたは低い状態の場合には,図中太線で囲ったように,4つの比較器は,全て「0」または「1」を出力し,XORゲート125は「0」を出力する。ただし,異常状態のうち両信号BUS-A,Bが両比較電圧Vth1,Vth2の上下にある場合は,XORゲート125の出力は「1」となる。
そこで,バスチェッカ12では,XORゲート125が「1」を出力したとき,それをフリップフロップ126がラッチし,スイッチ禁止信号Aを「1」にする。これに応答して,スイッチ制御部124はバススイッチ切り替え信号Zを「1」にし,バススイッチは,共通バス配線C-BUSを副プロトコルである第2のバス配線側に切り替える。その後は,例えば電源リセットされるまでは,バススイッチは第2のバス配線側の状態を維持する。
このように,第2の実施の形態のバススイッチングデバイスは,図12に示した第1のバス配線の異常状態のときに第2のバス配線側に切り替えることができる。
[第3の実施の形態]
図15は,第3の実施の形態におけるバススイッチングデバイスのバスチェッカの構成図である。図13の第2の実施の形態のバスチェッカとは,監視タイマ127を有し,フリップフロップ127がXOR125の出力「1」をラッチしてから所定時間経過後に,監視タイマ127の出力がフローチャート127をクリアする構成が異なる。それ以外の構成は図13と同じである。
図16は,第3の実施の形態のバスチェッカの動作を示す図である。図16では,第1のバス配線が,アイドル状態,ドミナント状態,異常状態,バス復旧(ドミナント状態)状態と順に変化している。第1のバス配線が図12の一方の信号がグランドレベルまたは電源レベルに固定される異常状態になると,バスチェッカの4つの比較器COM1_A,B,COM3_A,Bの出力が全て「0」または「1」になり,XORゲート125は出力を「1」にし,フリップフロップ126の出力が「1」になる。これにより,異常状態が検出される。その結果,スイッチ禁止信号Aが「1」になり,スイッチ制御部124は,バススイッチ切り替え信号Zによりバススイッチを第2のバス配線側に切り替える。
XORゲート125の出力「1」によりフリップフロップ126の出力が「1」になると,監視タイマ127がタイマカウンタによるカウント動作を開始する。そして,所定時間経過すると監視タイマ127の出力が「1」になり,フリップフロップ126の状態はクリアされ,同時にフリップフロップ126はXORゲート125の出力をラッチする。つまり,図16のように第1のバス配線が復旧してドミナント状態になっていると,XORゲート125の出力は「0」になっているので,フリップフロップ126の出力が「0」となり,スイッチ禁止信号Aも「0」となる。そして,スイッチ制御部124は,スイッチ切り替え信号Xとスイッチ禁止信号Yとにより,第1のバス配線か第2のバス配線かのいずれかに切り替えるバススイッチ切り替え信号Zを出力する。その後の動作は,第1の実施の形態のバスチェッカと同じである。
このように,第3の実施の形態によれば,第1のバス配線の異常状態を検出してスイッチ禁止信号Aを「1」にし強制的に第2のバス配線への切り替えをした後,電源が起動されなくても第1のバス配線が復旧する場合があるので,バスチェッカ12は,所定時間後に第1のバス配線の状態をXORゲート125の出力で再チェックし,復旧していれば,最初の状態に戻すことができる。
以上のとおり,本実施の形態によれが,主プロトコルの第1のバスシステムと,副プロトコルである第2のバスシステムとで,共通バス配線を共有することで,全体のバス配線の数を減らすことができ,軽量化することができる。そして,共通バス配線の第1のバス配線側か第2のバス配線側かの切り替えを,バススイッチングデバイスが第1のバス配線の電圧状態に基づいて行うだけであるので,バススイッチングデバイスの構成は簡単にできる。
以上の実施の形態をまとめると,次の付記のとおりである。
(付記1)
複数の第1のノードと当該複数の第1のノードに接続された第1のバス配線とを有し,前記第1のノード間で第1のプロトコルにしたがってメッセージの送受信を行う第1のバスシステムと,
複数の第2のノードと当該複数の第2のノードに接続された第2のバス配線とを有し,前記第2のノード間で第2のプロトコルにしたがってメッセージの送受信を行う第2のバスシステムと,
前記第1のバス配線の第1及び第2の部分バス配線間または,前記第2のバス配線の第3及び第4の部分バス配線間を,接続する共通バス配線と,
前記第1の部分バス配線と前記共通バス配線との間と,前記第3の部分バス配線と前記共通バス配線との間とに設けられた第1のバススイッチデバイスと,
前記第2の部分バス配線と前記共通バス配線との間と,前記第4の部分バス配線と前記共通バス配線との間とに設けられた第2のバススイッチデバイスとを有し,
前記第1,第2のバススイッチデバイスは,前記第1及び第2の部分バス配線と前記共通バス配線とを接続する第1の接続状態をそれぞれ形成した状態で,前記第1,第2の部分バス配線の電圧状態をそれぞれ監視し,前記メッセージが送信されていない電圧状態を検出した時に,前記第3及び第4の部分バス配線と前記共通バス配線とを接続する第2の接続状態にそれぞれ切り替えるバスシステム。
(付記2)
付記1において,
前記第1,第2のバススイッチデバイスは,前記第2の接続状態をそれぞれ形成した状態で前記第1,第2の部分バス配線の電圧状態をそれぞれ監視し,前記メッセージが送信される電圧状態を検出した時に,前記第1の接続状態にそれぞれ切り替えるバスシステム。
(付記3)
付記1または2において,
前記第1及び第2のバス配線は,配線対をそれぞれ有し,
前記第1のノードは,前記第1のバス配線の配線対に基準電圧を中心に高い第1の電圧と低い第2の電圧を有する差動電圧を出力して前記メッセージの送信を行い,前記メッセージの送信が行われていない電圧状態では前記第1のバス配線の1対の配線が前記基準電圧に維持されるバスシステム。
(付記4)
付記3において,
前記複数の第1のノードは,前記第1のバス配線に,少なくとも最小アイドル期間をはさんで前記メッセージを送信し,
前記第1,第2のバススイッチデバイスは,前記第1のバス配線の1対の配線が前記最小アイドル期間を超えて前記差動電圧の状態にならない場合に,前記メッセージが送信されていない電圧状態を検出し,前記第1のバス配線の1対の配線が前記最小アイドル期間をはさんで前記差動電圧の状態になる場合に,前記メッセージが送信されている電圧状態を検出するバスシステム。
(付記5)
付記4において,
前記第1,第2のバススイッチデバイスは,前記最小アイドル期間データを保持する最小アイドル期間レジスタを有し,前記メッセージが送信されていない電圧状態の期間に応じて前記最小アイドル期間レジスタの最小アイドル期間データを更新するバスシステム。
(付記6)
付記3または4において,
前記第1,第2のバススイッチデバイスは,前記第1のバス配線の配線対それぞれと前記基準電圧と前記第1または第2の電圧との間の比較電圧とを比較する第1,第2の比較器を有し,前記第1,第2の比較器の比較結果が異なる場合に,前記メッセージが送信されている電圧状態を検出し,前記第1,第2の比較器の比較結果が同じ場合に,前記メッセージが送信されていない電圧状態を検出するバスシステム。
(付記7)
付記3または4において,
前記第1,第2のバススイッチデバイスは,前記第1のバス配線の配線対それぞれと前記基準電圧と前記第1の電圧との間の第1の比較電圧とを比較する第1,第2の比較器と,前記第1のバス配線の配線対それぞれと前記基準電圧と前記第2の電圧との間の第2の比較電圧とを比較する第3,第4の比較器とを有し,前記第1乃至第4の比較器の比較結果が全て同じ場合に,前記第2の接続状態にそれぞれ切り替えるバスシステム。
(付記8)
付記7において,
前記第1,第2のバススイッチデバイスは,前記第1のバス配線の配線対の電圧が前記第1及び第2の比較電圧のいずれよりも高いかまたは低い場合に前記第2の接続状態にそれぞれ切り替えた後,所定時間経過後に,前記第1乃至第4の比較器の比較結果が全て同じ状態から復帰したか否かをチェックし,当該比較結果が全て同じ状態でない場合に,前記メッセージが送信されている電圧状態であれば前記第1の接続状態にそれぞれ切り替えるバスシステム。
(付記9)
付記1乃至8において,
前記第1のプロトコルでは,前記複数の第1のノードがそれぞれに割り当てられたスロット期間に自らのメッセージを前記第1のバス配線に出力することが許され,
前記第2のプロトコルでは,前記複数の第2のノードがイベント発生時にそれぞれのメッセージを前記第2のバス配線に優先順位にしたがって出力することが許され,
前記第1,第2のバススイッチデバイスは,前記メッセージが出力されていないスロット期間に,前記第2の接続状態に切り替えるバスシステム。
(付記10)
付記9において,
前記第1のプロトコルは,FlexRayバスプロトコルであり,
前記第2のプロトコルは,CANバスプロトコルであるバスシステム。
(付記11)
複数の第1のノードと当該複数の第1のノードに接続された第1のバス配線とを有し前記第1のノード間で第1のプロトコルにしたがってメッセージの送受信を行う第1のバスシステムの第1及び第2の部分バス配線間または,複数の第2のノードと当該複数の第2のノードに接続された第2のバス配線とを有し前記第2のノード間で第2のプロトコルにしたがってメッセージの送受信を行う第2のバスシステムの第3及び第4の部分バス配線間を,共通バス配線を介して接続するバスシステムにおいて,
前記第1の部分バス配線と前記共通バス配線との間と前記第3の部分バス配線と前記共通バス配線との間とに設けられたバススイッチデバイスであって,
前記共通バス配線を前記第1の部分バス配線または前記第3の部分バス配線のいずれかに接続するバススイッチと,
前記第1の部分バス配線の電圧状態を監視し,前記バススイッチが前記第1の部分バス配線と前記共通バス配線とを接続する第1の接続状態の時に,前記メッセージが送信されていない電圧状態を検出した時に,前記バススイッチを前記第3の部分バス配線と前記共通バス配線とを接続する第2の接続状態に切り替えるバスチェッカとを有するバススイッチデバイス。
(付記12)
付記11において,
前記バスチェッカは,前記バススイッチが前記第2の接続状態の時に,前記メッセージが送信される電圧状態を検出した時に,前記バススイッチを前記第1の接続状態に切り替えるバススイッチデバイス。
(付記13)
付記11または12において,
前記第1及び第2のバス配線は,配線対をそれぞれ有し,
前記第1のノードは,前記第1のバス配線の配線対に基準電圧を中心に高い第1の電圧と低い第2の電圧を有する差動電圧を出力して前記メッセージの送信を行い,前記メッセージの送信が行われていない電圧状態では前記第1のバス配線の1対の配線が前記基準電圧に維持され,
前記複数の第1のノードは,前記第1のバス配線に,少なくとも最小アイドル期間をはさんで前記メッセージを送信し,
前記バスチェッカは,前記第1の部分バス配線の配線対が前記最小アイドル期間を超えて前記差動電圧の状態にならない場合に,前記メッセージが送信されていない電圧状態を検出し,前記第1のバス配線の1対の配線が前記最小アイドル期間をはさんで前記差動電圧の状態になる場合に,前記メッセージが送信されている電圧状態を検出するバススイッチデバイス。
(付記14)
付記13において,
前記バスチェッカは,前記最小アイドル期間データを保持する最小アイドル期間レジスタを有し,前記メッセージが送信されていない電圧状態の期間に応じて前記最小アイドル期間レジスタの最小アイドル期間データを更新するバススイッチデバイス。
(付記15)
付記13または14において,
前記バスチェッカは,前記第1の部分バス配線の配線対それぞれと前記基準電圧と前記第1または第2の電圧との間の比較電圧とを比較する第1,第2の比較器を有し,前記第1,第2の比較器の比較結果が異なる場合に,前記メッセージが送信されている電圧状態を検出し,前記第1,第2の比較器の比較結果が同じ場合に,前記メッセージが送信されていない電圧状態を検出するバススイッチデバイス。
(付記16)
付記13または14において,
前記バスチェッカは,前記第1のバス配線の配線対それぞれと前記基準電圧と前記第1の電圧との間の第1の比較電圧とを比較する第1,第2の比較器と,前記第1のバス配線の配線対それぞれと前記基準電圧と前記第2の電圧との間の第2の比較電圧とを比較する第3,第4の比較器とを有し,前記第1乃至第4の比較器の比較結果が全て同じ場合に,前記バススイッチを前記第2の接続状態に切り替えるバススイッチデバイス。
(付記17)
付記16において,
前記バスチェッカは,前記第1のバス配線の配線対の電圧が前記第1及び第2の比較電圧のいずれよりも高いか低い場合に前記第2の接続状態にそれぞれ切り替えた後,所定時間経過後に,前記第1乃至第4の比較器の比較結果が全て同じ状態から復帰したか否かをチェックし,当該比較結果が全て同じ状態でない場合に,前記メッセージが送信されている電圧状態であれば前記バススイッチを前記第1の接続状態にそれぞれ切り替えるバススイッチデバイス。
MP-BUS:第1のバスシステム SP-BUS:第2のバスシステム
MP-BUS1,2:部分バス配線 SP-BUS1,2:部分バス配線
C-BUS:共通バス配線 10-1,10-2:バススイッチングデバイス

Claims (10)

  1. 複数の第1のノードと当該複数の第1のノードに接続された第1のバス配線とを有し,前記第1のノード間で第1のプロトコルにしたがってメッセージの送受信を行う第1のバスシステムと,
    複数の第2のノードと当該複数の第2のノードに接続された第2のバス配線とを有し,前記第2のノード間で第2のプロトコルにしたがってメッセージの送受信を行う第2のバスシステムと,
    前記第1のバス配線の第1及び第2の部分バス配線間または,前記第2のバス配線の第3及び第4の部分バス配線間を,接続する共通バス配線と,
    前記第1の部分バス配線と前記共通バス配線との間と,前記第3の部分バス配線と前記共通バス配線との間とに設けられた第1のバススイッチデバイスと,
    前記第2の部分バス配線と前記共通バス配線との間と,前記第4の部分バス配線と前記共通バス配線との間とに設けられた第2のバススイッチデバイスとを有し,
    前記第1,第2のバススイッチデバイスは,前記第1及び第2の部分バス配線と前記共通バス配線とを接続する第1の接続状態をそれぞれ形成した状態で,前記第1,第2の部分バス配線の電圧状態をそれぞれ監視し,前記メッセージが送信されていない電圧状態を検出した時に,前記第3及び第4の部分バス配線と前記共通バス配線とを接続する第2の接続状態にそれぞれ切り替えるバスシステム。
  2. 請求項1において,
    前記第1,第2のバススイッチデバイスは,前記第2の接続状態をそれぞれ形成した状態で前記第1,第2の部分バス配線の電圧状態をそれぞれ監視し,前記メッセージが送信される電圧状態を検出した時に,前記第1の接続状態にそれぞれ切り替えるバスシステム。
  3. 請求項1または2において,
    前記第1及び第2のバス配線は,配線対をそれぞれ有し,
    前記第1のノードは,前記第1のバス配線の配線対に基準電圧を中心に高い第1の電圧と低い第2の電圧を有する差動電圧を出力して前記メッセージの送信を行い,前記メッセージの送信が行われていない電圧状態では前記第1のバス配線の1対の配線が前記基準電圧に維持されるバスシステム。
  4. 請求項3において,
    前記複数の第1のノードは,前記第1のバス配線に,少なくとも最小アイドル期間をはさんで前記メッセージを送信し,
    前記第1,第2のバススイッチデバイスは,前記第1のバス配線の1対の配線が前記最小アイドル期間を超えて前記差動電圧の状態にならない場合に,前記メッセージが送信されていない電圧状態を検出し,前記第1のバス配線の1対の配線が前記最小アイドル期間をはさんで前記差動電圧の状態になる場合に,前記メッセージが送信されている電圧状態を検出するバスシステム。
  5. 請求項4において,
    前記第1,第2のバススイッチデバイスは,前記最小アイドル期間データを保持する最小アイドル期間レジスタを有し,前記メッセージが送信されていない電圧状態の期間に応じて前記最小アイドル期間レジスタの最小アイドル期間データを更新するバスシステム。
  6. 請求項3または4において,
    前記第1,第2のバススイッチデバイスは,前記第1のバス配線の配線対それぞれと前記基準電圧と前記第1または第2の電圧との間の比較電圧とを比較する第1,第2の比較器を有し,前記第1,第2の比較器の比較結果が異なる場合に,前記メッセージが送信されている電圧状態を検出し,前記第1,第2の比較器の比較結果が同じ場合に,前記メッセージが送信されていない電圧状態を検出するバスシステム。
  7. 請求項3または4において,
    前記第1,第2のバススイッチデバイスは,前記第1のバス配線の配線対それぞれと前記基準電圧と前記第1の電圧との間の第1の比較電圧とを比較する第1,第2の比較器と,前記第1のバス配線の配線対それぞれと前記基準電圧と前記第2の電圧との間の第2の比較電圧とを比較する第3,第4の比較器とを有し,前記第1乃至第4の比較器の比較結果が全て同じ場合に,前記第2の接続状態にそれぞれ切り替えるバスシステム。
  8. 請求項7において,
    前記第1,第2のバススイッチデバイスは,前記第1のバス配線の配線対の電圧が前記第1及び第2の比較電圧のいずれよりも高いかまたは低い場合に前記第2の接続状態にそれぞれ切り替えた後,所定時間経過後に,前記第1乃至第4の比較器の比較結果が全て同じ状態から復帰したか否かをチェックし,当該比較結果が全て同じ状態でない場合に,前記メッセージが送信されている電圧状態であれば前記第1の接続状態にそれぞれ切り替えるバスシステム。
  9. 複数の第1のノードと当該複数の第1のノードに接続された第1のバス配線とを有し前記第1のノード間で第1のプロトコルにしたがってメッセージの送受信を行う第1のバスシステムの第1及び第2の部分バス配線間または,複数の第2のノードと当該複数の第2のノードに接続された第2のバス配線とを有し前記第2のノード間で第2のプロトコルにしたがってメッセージの送受信を行う第2のバスシステムの第3及び第4の部分バス配線間を,共通バス配線を介して接続するバスシステムにおいて,
    前記第1の部分バス配線と前記共通バス配線との間と前記第3の部分バス配線と前記共通バス配線との間とに設けられたバススイッチデバイスであって,
    前記共通バス配線を前記第1の部分バス配線または前記第3の部分バス配線のいずれかに接続するバススイッチと,
    前記第1の部分バス配線の電圧状態を監視し,前記バススイッチが前記第1の部分バス配線と前記共通バス配線とを接続する第1の接続状態の時に,前記メッセージが送信されていない電圧状態を検出した時に,前記バススイッチを前記第3の部分バス配線と前記共通バス配線とを接続する第2の接続状態に切り替えるバスチェッカとを有するバススイッチデバイス。
  10. 請求項9において,
    前記バスチェッカは,前記バススイッチが前記第2の接続状態の時に,前記メッセージが送信される電圧状態を検出した時に,前記バススイッチを前記第1の接続状態に切り替えるバススイッチデバイス。
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