JP2012009409A - 太陽電池及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽電池及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本方法は、順に積層された第1部分及び第2部分を含む下部基板を具備し、第1及び第2部分は複数のグレーンを含み、第2部分の最大グレーンの大きさは第1部分の最小グレーンの大きさより小さく、下部基板の第2部分を除去して下部基板の第1部分を露出させ、下部基板の第1部分の上に光電変換層を形成することを含む。
【選択図】図1D

Description

本発明は太陽電池及びその製造方法に関する。
太陽電池は太陽から放出される光エネルギーを電気エネルギーに切り替える光電エネルギー変換システム(photo voltaicenergy conversion system)である。太陽電池は無限な太陽光源をソースとして用いて電力を発生し、電力発生の時に公害が発生しない代表的な未来の環境新化エネルギー源として脚光を浴びている。但し、太陽電池は光電エネルギー変換効率が低くて、実用化に多い問題がある。これによって、太陽電池を実用化するために光電エネルギー変換効率を増加させるための多い研究が進行されている。
韓国特許公報第10−2010−0066288号公報 日本国特許公報第2009−194024号公報
本発明の課題は、光電エネルギー変換効率が増加された太陽電池及びその製造方法を提供することにある。
本発明の課題は、高信頼性の太陽電池及びその製造方法を提供することにある。
上述の技術的課題を解決するために、本発明は太陽電池及びその製造方法を提供する。前記太陽電池の製造方法は、順に積層された第1部分及び第2部分を含む下部基板を具備し、前記第1及び第2部分の各々は複数のグレーンを含み、前記第2部分の最大グレーンの大きさは前記第1部分の最小グレーンの大きさより小さく、前記下部基板の第2部分を除去して前記下部基板の第1部分を露出させ、前記下部基板の第1部分の上に光電変換層を形成することを含む。
前記下部基板の第2部分のグレーンの大きさの散布度(dispersion)が前記下部基板の第1部分のグレーンの大きさの散布度(dispersion)より大きいことがある。
前記第2部分は金属酸化物を含むことができる。
前記第2部分はエッチング工程によって除去することができる。
前記エッチング工程は湿式エッチング工程でありうる。
前記第2部分はポリッシング(polishing)工程またはサンディング(sanding)工程によって除去することを含むことができる。
前記太陽電池の製造方法は、前記下部基板の上に上部基板を形成することをさらに含み、前記光電変換層を形成することは、前記下部基板の前記第1部分の上に電極ドットを含む半導体電極層を形成し、前記電極ドットの表面に染料層を吸着し、前記半導体電極層の上に上部基板を配置し、前記下部基板と前記上部基板との間に電解質を注入することを含むことができる。
前記太陽電池の製造方法は、前記下部基板の上に入射面及び前記入射面に対向する出射面を有する上部基板を形成することをさらに含み、前記光電変換層を形成することは、前記上部基板の前記出射面の上に電極ドットを含む半導体電極層を形成し、前記電極ドットの表面に染料層を吸着し、前記上部基板を前記下部基板の上に配置し、前記下部基板と前記上部基板との間に電解質を注入することを含むことができる。
前記光電変換層を形成することは、前記下部基板の第1部分の上に第1導電型のドーパントがドーピングされた第1半導体膜を形成し、前記第1半導体膜の上に第2導電型のドーパントがドーピングされた第2半導体膜を形成することを含むことができる。
前記太陽電池は順に積層され、互いに異なるグレーンの大きさを有する第1部分及び第2部分を含む基板を具備し、前記第2部分を除去して第1部分の上部面を露出させることによって形成される下部基板、前記下部基板の前記活性面に対向する一面を有する上部基板、及び前記下部基板と前記上部基板との間の光電変換層を含み、前記第1部分の前記上部面は前記下部基板の活性面である。
前記第1部分及び第2部分の各々は複数のグレーンを含み、前記第2部分の最大グレーンの大きさは前記第1部分の最小グレーンの大きさより小さいことがある。
平面的観点で、前記下部基板の前記活性面は角を成す結晶粒界(grain boundary)を含むことができる。
前記光電変換層は前記下部基板の前記活性面の上に配置され、前記電極ドットを含む半導体電極層と、前記電極ドットの表面に吸着した染料層と、前記下部基板と前記上部基板との間を満たす電解質とを含むことができる。
前記太陽電池は前記電解質と前記上部基板との間の触媒層と、前記触媒層と前記上部基板との間の伝導層とをさらに含むことができる。
前記電極ドットの一部は前記下部基板の活性面と接触することができる。
前記太陽電池は前記半導体電極層と前記上部基板との間の伝導層と、前記電解質と前記下部基板の活性面との間の触媒層とをさらに含むことができる。
前記電極ドットの一部は前記伝導層と接触することができる。
前記光電変換層は前記下部基板の活性面の上に配置され、第1導電型のドーパントがドーピングされた第1半導体膜と、前記第1半導体膜の上に配置され、第2導電型のドーパントがドーピングされた第2半導体膜とを含むことができる。
前記第1半導体膜と第2半導体膜との間の真性半導体膜をさらに含むことができる。
前記下部基板の前記活性面は凹凸構造を有することができる。
本発明の実施形態によると、第1部分及び前記第1部分より小さいグレーンを有する第2部分を有する下部基板を具備し、前記第2部分が除去される。前記第2部分より光の反射率及び電子の移動度が高い前記第1部分の上に光電変換層を形成して、光電変換効率が増加された太陽電池を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る太陽電池及びその製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態に係る太陽電池及びその製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態に係る太陽電池及びその製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態に係る太陽電池及びその製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係る太陽電池及びその製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第2実施形態に係る太陽電池及びその製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第2実施形態に係る太陽電池及びその製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第2実施形態に係る太陽電池及びその製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第2実施形態の変形例に係る太陽電池及びその製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第3実施形態に係る太陽電池及びその製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第3実施形態に係る太陽電池に含まれた光電変換層を説明するための断面図である。 本発明の第3実施形態に係る太陽電池に含まれた光電変換層を説明するための断面図である。 本発明の第3実施形態に係る太陽電池に含まれた光電変換層を説明するための断面図である。 本発明の第3実施形態に係る太陽電池に含まれた光電変換層を説明するための断面図である。 本発明の実施形態に係る太陽電池を用いる太陽電池アレイを説明するための図である。 本発明の実施形態に係る太陽電池を用いる太陽光発展システムの例を説明するための図である。
以上の本発明の目的、他の目的、特徴及び利点は添付の図面と係わる以下の望ましい実施形態を通じて容易に理解することができる。しかし、本発明はここで説明する実施形態に限定されず、他の形態に具体化することもできる。さらに、ここで紹介する実施形態は開示された内容が徹底且つ完全になれるように、そして当業者に本発明の思想を十分に伝達するように提供されるものである。本明細書において、ある膜(または層)が異なる膜(または層)、または基板の上にあると記載された場合、それは異なる膜(または層)、または基板の上に直接形成されるか、またはそれらの間に第3の膜(または層)が介在されうる。また、図面において、構成要素の厚さ及び大きさは明確性のために誇張されたものである。多様な領域(または層)を記述するために、用語第1、第2、第3などを使用できるが、それらの領域(または層)は、それらの用語に限定されると解釈されてはならない。それらの用語は、ある所定の領域(または層)を他の領域(または層)と区別するために用いられるだけである。したがって、下記説明で使用する領域(または層)は、本発明の開示を外れず、第2領域(または層)とも称されうる。ここに説明及び例示される各実施形態はそれの相補的な実施形態も含む。本明細書で使われた用語「及び/または」は、これと関連して記載された項目のうち、1つまたはそれ以上の任意の組合わせまたはあらゆる組合わせを含み、“/”として縮約して記載されることもある。明細書の全体にかけて同じ参照番号は同じ構成要素を示す。
本発明の第1実施形態に係る太陽電池の製造方法を説明する。図1A〜図1Dは、本発明の第1実施形態に係る太陽電池の製造方法を説明するための断面図である。
図1Aを参照すると、順に積層された第1部分100及び第2部分102を含む下部基板100、102を具備することができる。前記第1部分100及び前記第2部分102は複数のグレーン(grain)を含むことができる。前記第1部分100に含まれたグレーンのうちで最小グレーンの大きさは前記第2部分102に含まれたグレーンのうちで最大グレーンの大きさより大きいことがある。前記第1部分100に含まれたグレーンの平均的な大きさは前記第2部分102に含まれたグレーンの平均的な大きさより大きいことがある。前記第1部分100に含まれたグレーンの散布度(dispersion)は前記第2部分102に含まれたグレーンの散布度より小さいことがある。すなわち、前記第1部分100に含まれたグレーンは前記第2部分102に含まれたグレーンよりさらに均一な大きさを有することができる。前記第1部分100に含まれたグレーンは前記第2部分102に含まれたグレーンよりさらに規則的に配列されうる。
前記第1部分100は金属で形成することができ、前記第2部分102は金属または金属酸化物で形成することができる。この場合、前記第1部分100に含まれた金属元素と前記第2部分102に含まれた金属元素は同一の元素でありうる。例えば、前記金属元素はチタン(Ti)またはステンレス鋼(stainless steel)でありうる。これと異なり、前記第1部分100及び前記第2部分102は同一の金属で形成することができる。例えば、前記第1部分100は第1大きさを有するチタン(Ti)またはステンレス鋼で形成し、前記第2部分102は前記第1大きさより小さい第2大きさを有するチタン(Ti)またはステンレス鋼で形成することができる。前記第1部分100は第1大きさを有するチタン(Ti)またはステンレス鋼で形成し、前記第2部分102は前記第1大きさより小さい第2大きさを有するチタン酸化物またはステンレス鋼酸化物で形成することができる。
図1Bを参照すると、前記第2部分102を除去することができる。前記第2部分102が除去されて前記第1部分100の上部面が露出する。前記第1部分100の上部面は角を成す結晶粒界(grain boundary)を含むことができる。前記第2部分102はエッチング工程で除去することができる。例えば、前記第2部分102は湿式エッチングの方法で除去することができる。この場合、酸性溶液(例えば、フッ化水素酸(hydrofluoric acid))を前記湿式エッチングに用いることができる。これと異なり、前記第2部分102はポリッシング(polishing)工程またはサンディング(sanding)工程で除去することができる。前記サンディング(sanding)工程は研磨用シーツ(sheet)、ベルト(belt)またはドラム(drum)を利用して基板の表面を滑らか(smooth)にする工程を意味する。前記サンディング工程は人の手または機械による工程でありうる。
前記第2部分102が除去された下部基板の第1部分100の上に光電変換層を形成することができる。本発明の第1実施形態に係る太陽電池に含まれた前記光電変換層は染料感応層でありうる。前記下部基板の第1部分100の上に電極ドット110(Dots)を含む半導体電極層130を形成することができる。
前記半導体電極層130は、遷移金属の酸化物、前記遷移金属酸化物を含む化合物、またはcore−shell構造を有する遷移金属化合物でありうる。前記電極ドット110は約3nm〜約30nmの大きさを有するチタン酸化物粒子で形成することができる。前記電極ドット110を含む前記半導体電極層130は前記下部基板の前記第1部分100の上に約5mm〜約30mmの厚さでコーティングすることができる。この場合、前記半導体電極層130を形成する段階は、二酸化チタンナノ粒子を含む粘性のコロイド(viscous colloid having nanoparticles TiO)を前記下部基板の第1部分100の上にコーティングした後、所定の熱処理段階を通じて前記チタン酸化物粒子のみを前記下部基板の前記第1部分100の上に残す段階を含むことができる。
具体的に、前記二酸化チタンナノ粒子を含む粘性のコロイドを備えることは、液状の二酸化チタンコロイドを備え、前記液状の二酸化チタンコロイドから溶媒を蒸発させた後、ポリエチレングリコール及びポリエチレンオキシドのうちの少なくとも1つを添加する段階を含むことができる。この時、前記液状の二酸化チタンコロイドは、約220℃で維持されるオートクレーブ(autoclave)内で、チタンイソプロポキシド(Titanium isopropoxide)及びアセット酸を水熱合成(hydrothermal synthesis)することによって得ることができる。また、前記溶媒を蒸発させる段階は、二酸化チタンの含量が約10〜約15重量%になるまで実施され、前記電極ドット110を構成する二酸化チタンナノ粒子はこの過程を通じて前記液状の二酸化チタンコロイドのうちで生成される。前記二酸化チタンナノ粒子が含まれた溶液が粘性を有するように、前記ポリエチレングリコール及びポリエチレンオキシドを添加することができ、添加されたポリエチレングリコール及びポリエチレンオキシドは前記熱処理段階を通じて除去することができる。このような熱処理段階は約450℃〜約550℃の温度条件で実施することができ、その結果、前記下部基板の第1部分100の上には前記チタン酸化物粒子が残ることができる。
前記電極ドット110の表面に染料層120が吸着することができる。前記染料層120を形成することは、前記半導体電極層130が形成された前記下部基板の前記第1部分100を染料(dye)を含むアルコール溶液内に約24時間の間浸けることを含むことができる。以後、前記下部基板の前記第1部分100をアルコール溶液から掬った後、前記下部基板の第1部分100は洗滌されうる。この時、前記染料はルテニウム錯体でありうる。例えば、前記染料はN719(Ru(dcbpy)2(NCS)2 containing 2 protons)でありうる。また、N712、Z907、Z910及びK19などのような周知の染料のうちの少なくともいずれか1つを本発明に係る染料感応太陽電池に用いることができる。
図1Cを参照すると、入射面及び前記入射面に対向する出射面を含む上部基板140を具備することができる。前記入射面は光が入射される面であり、前記出射面を前記上部基板140を透過した光が出射される面でありうる。前記伝導層152及び前記触媒層154は前記出射面の上に順に形成されうる。前記触媒層154と前記上部基板140との間に前記伝導層152を介在することができる。前記上部基板140、前記伝導層152及び前記触媒層154は上部基板構造体140、152、154に含まれうる。
前記上部基板140はガラスで形成することができる。前記伝導層152はITO、SnO、FTO、ZnO及び炭素ナノチューブのうちの少なくともいずれか1つを含むことができる。前記触媒層154は前記伝導層152の上に約5−10μg/cmの量で白金を塗布して形成することができる。
図1Dを参照すると、前記半導体電極層130の上に上部基板構造体140、152、154を配置することができる。この場合、前記触媒層154が前記半導体電極層130に隣接するように前記上部基板構造体140、152、154を配置することができる。例えば、前記下部基板の前記第1部分100と前記上部基板構造体140、152、154との間に所定の高分子膜(図示せず)を形成した後、約100℃〜140℃の温度で約1〜3気圧の圧力で前記下部基板の前記第1部分100及び前記上部基板構造体140、152、154を圧搾することを含むことができる。この時、前記高分子膜では、SURLYNという商標としてデュポンの販売する物質を用いることもできる。
前記下部基板の前記第1部分100と前記上部基板構造体140、152、154との間に電解質160を注入することができる。前記電解質160はヨウ素系酸化還元電解質(redox iodide electrolyte)でありうる。例えば、前記電解質160は、0.6M butylmethylimidazolium、0.02M I2、0.1M Guanidinium thiocyanate、0.5M 4−tert−butylpyridineを含むアセトニトリル(acetonitrile)溶液でありうる。また、前記電解質160は、alkylimidazolium iodidesまたはtetra−alkylammonium iodidesを含むことができ、tert−butylpyridin(TBP)、benzimidazole(BI)及びN−Methylbenzimidazole(NMBI)を表面添加剤(surface additives)としてさらに含むことができ、acetonitrile、propionitrileまたはacetonitrileとvaleronitrileの混合液を溶媒として用いることができる。
前記上部基板140の前記入射面に光が入射されうる。前記上部基板140の前記入射面に入射された光は前記上部基板140、前記伝導層152、前記触媒層154及び前記電解質160を透過し、前記染料層120に照射されうる。前記染料層120に照射された太陽光によって、前記染料層120の電子は励起されうる。この場合、光の一部は前記染料層120に照射され、他の一部は前記下部基板の前記第1部分100に照射されうる。前記下部基板の前記第1部分100に照射された光は反射して前記染料層120に照射されうる。前記入射された光の反射率は前記第1部分100が前記第2部分102より高いことがある。これによって、前記第2部分102の上に染料層が形成された場合と比較して、第1部分100の上に形成された染料層120に多い光が照射され、前記染料層120の電子がさらに励起されうる。これによって、光電変換効率が増加した太陽電池を提供することができる。
前記染料層120の前記励起された電子は前記電極ドット110を通じて前記下部基板の前記第1部分100に伝達されうる。前記下部基板の前記第1部分100に伝達された電子は配線構造体を通じて前記負荷にエネルギーを伝達することができる。電子の移動度は前記第1部分100が前記第2部分102より高いことがある。これによって、前記第2部分102の上に染料層が形成された場合と比較して、前記第1部分100の上に前記染料層120が形成された場合、前記励起された電子が前記配線構造体に伝達される割合が増加することができ、これによって、光電変換効率が増加した太陽電池を提供することができる。
前記負荷にエネルギーを伝達して、エネルギーを失った電子は前記配線構造体(図示せず)を通じて前記伝導層152に伝達されうる。前記伝導層152に伝達された電子は前記触媒層154及び前記電解質160溶液を通って、前記染料層120に再び戻ることができる。このような電子循環体系を通じて染料感応太陽電池は太陽光によって持続的に電流を生産することができる。
本発明の第1実施形態に係る太陽電池を説明する。
図1Dは、本発明の第1実施形態に係る太陽電池を説明するための断面図であり、図1Aは、本発明の第1実施形態に係る太陽電池に含まれた下部基板100を説明するための断面図である。
図1A及び1Dを参照すると、活性面を有する下部基板100を具備することができる。前記下部基板100は互いに異なるグレーンの大きさを有する第1部分100及び第2部分102を含む基板を具備し、前記第2部分102を除去して前記第1部分100の上部面を露出させることによって形成されうる。前記活性面は前記第1部分100の前記上部面でありうる。前記第1部分100及び前記第2部分102は複数のグレーンを含み、前記第2部分102の最大グレーンの大きさは前記第1部分100の最小グレーンの大きさより小さいことがある。
前記下部基板100と離隔された上部基板140を配置することができる。前記上部基板140は前記下部基板100の一面と向き合う出射面及び前記出射面に対向する入射面を含むことができる。前記下部基板100と前記上部基板140との間に光電変換層が介在することができる。
前記光電変換層は前記下部基板100の前記活性面の上に配置され、電極ドット110、を含む半導体電極層130、前記電極ドット110の表面に吸着された染料層120、及び前記下部基板100と前記上部基板140との間を満たす電解質160を含むことができる。前記電極ドット110は前記下部基板100の活性面と接触することができる。
前記光電変換層と前記上部基板140との間に触媒層154を介在することができる。前記触媒層154と前記上部基板140との間に伝導層152を介在することができる。前記伝導層152及び前記前記触媒層154は前記上部基板140の前記出射面の上に順に配置されうる。
前記下部基板100は導電性を有する物質を含むことができる。例えば、前記下部基板100は金属及び金属合金のうちの少なくともいずれか1つを含むことができる。前記下部基板100の全体は導電物質で形成することができる。これと異なり、前記下部基板100は導電性物質がコーティングされたガラスや高分子膜を含むことができる。
前記電極ドット110は遷移金属酸化物を含む金属酸化物のうちの1つで形成することができる。例えば、前記電極ドット110はチタン酸化物、すず酸化物、ジルコニウム酸化物、マグネシウム酸化物、ニオビウム酸化物及び亜鉛酸化物のうちのいずれか1つを含むことができる。
前記染料層120は光エネルギーを電気的エネルギーに転換させることができる染料分子を含むことができる。このような染料物質ではルテニウム錯体を用いることができる。例えば、前記染料はN719(Ru(dcbpy)2(NCS)2 containing 2 protons)を含むことができ、N712、Z907、Z910及びK19などのように周知の多様な染料のうちの少なくとも1つを本発明に係る染料感応太陽電池のために用いることができる。
前記電解質160はヨウ素系酸化還元電解質(redox iodide electrolyte)を含むことができる。例えば、前記電解質160は0.7Mの1−vinyl−3−hexyl−imidazolium iodideと0.1M LiI、40mMのI(Iodine)を3−Methoxypropionitrileに溶解させたI /Iの電解質溶液でありうる。これと異なり、前記電解質160は、0.6M butylmethylimidazolium、0.02M I2、0.1M Guanidinium thiocyanate、0.5M 4−tert−butylpyridineを含むアセトニトリル(acetonitrile)溶液でありうる。しかし、例示しない多様な電解液のうちの1つを本発明に係る染料感応太陽電池のために用いることができる。例えば、前記電解質160は、alkylimidazolium iodidesまたはtetra−alkyl ammoniumiodidesを含むことができ、tert−butylpyridin(TBP)、benzimidazole(BI)及びN−Methylbenzimidazole(NMBI)を表面添加剤(surface additives)としてさらに含むことができ、acetonitrile、propionitrileまたはacetonitrileとvaleronitrileの混合液を溶媒として用いることができる。
前記上部基板140はガラスを含むことができる。前記伝導層152はITO、FTO、ATO、SnO、ZnO及び炭素ナノチューブのうちの少なくともいずれか1つを含むことができる。前記触媒層154は略5〜10μg/cmの量で前記伝導層152の上に塗布されて形成された白金(Pt)を含むことができる。前記触媒層154は電解質160と接触することができる。したがって、前記触媒層154は働いて戻った電子を前記電解質160に注入することによって、前記電解質160を還元させることができる。例えば、前記電解質160が三ヨウ化物を含む場合、前記三ヨウ化物をヨウ化物に還元させることができる。
前記下部基板100と前記伝導層154とを接続する配線構造体(図示せず)を配置することができる。前記配線構造体(図示せず)は所定の負荷を含むことができ、前記負荷はエネルギーを消耗することができる。
本発明の第1実施形態に係る太陽電池と異なり、下部基板の上部面は凹凸構造を含むことができる。これを、図2を参照して説明する。
本発明の第1実施形態の変形例に係る太陽電池及びその形成方法を説明する。
図2は、本発明の第1実施形態の変形例に係る太陽電池及びその形成方法を説明するための断面図である。
図2を参照すると、図1A及び図1Bを参照して説明したように、第2部分102が除去された下部基板100を具備することができる。前記下部基板100の上部面に凹凸構造が形成され、本発明の第1実施形態の変形例に係る太陽電池に含まれた下部基板104を形成することができる。前記下部基板104は前記下部基板の前記第1部分100と反応できる化学物質を用いて、前記下部基板の前記第1部分100を処理する段階を通じて形成することができる。例えば、前記下部基板の前記第1部分100が金属または金属合金で形成される場合、酸性溶液を用いて、前記第1部分100の表面を腐食させる方法、または酸性溶液に所定の電圧を印加して電気化学的に腐食させる方法を用いることができる。
凹凸構造の上部面を有する下部基板104の上に図1Bを参照して説明したように、電極ドット110を含む半導体電極層130を形成し、前記電極ドット110の表面に染料層120を吸着することができる。以後、図1Cを参照して説明したように、上部基板140の出射面の上に伝導層152及び触媒層154を順に形成することができる。図1Dを参照して説明したように、前記伝導層152、触媒層154及び前記上部基板140を含む上部基板構造体を前記下部基板104の上に配置させ、前記上部基板140と前記下部基板104との間に電解質160を注入することができる。
本発明の第1実施形態の変形例によると、下部基板104の上部面が凹凸構造を有しているので、半導体電極層130と下部基板104との間の有效接触面積が増加することができる。これによって、染料層120から前記半導体電極層130に注入された電子が容易に前記下部基板104に伝達され、光電変換効率が増加することができる。
本発明の第2実施形態の他の太陽電池の製造方法を説明する。
図3A〜図3Cは、本発明の第2実施形態に係る太陽電池の製造方法を説明するための断面図である。
図3Aを参照すると、図1A及び図1Bを参照して説明したように、第2部分102が除去された下部基板の第1部分100を提供することができる。前記下部基板の第1部分100の上に触媒層156を形成することができる。前記触媒層156は図1Cを参照して説明した触媒層154と同一の方法で形成することができる。
図3Bを参照すると、図1Cを参照して説明した上部基板140の出射面の上に伝導層158を形成することができる。前記伝導層158は図1Cを参照して説明した伝導層152と同一の方法で形成することができる。前記伝導層158の上に電極ドット112を含む半導体電極層132を形成し、染料層122を前記電極ドット112の表面に吸着することができる。前記半導体電極層132及び前記染料層122は図1Bを参照して説明した半導体電極層130及び染料層120と各々同一の方法で形成することができる。前記電極ドット112は前記伝導層158と接触することができる。前記半導体電極層132と前記上部基板140との間に前記伝導層158を配置することができる。
図3Cを参照すると、図1Dを参照して説明したように、前記触媒層156が形成された下部基板の第1部分100の上に前記染料層122、前記半導体電極層132、前記伝導層158、及び前記上部基板140を含む上部基板構造体を配置することができる。前記上部基板140と前記下部基板の第1部分100との間に図1Dを参照して説明したように、電解質160を注入することができる。
本発明の第2実施形態によると、前記上部基板140の入射面に入射された光は伝導層158を透過して前記染料層122に照射されうる。前記染料層122に照射された光によって前記染料層122の電子が励起されうる。励起された前記染料層122の電子は電極ドット112を通じて前記伝導層158に伝達されうる。前記伝導層158に伝達された電子は配線構造体を通じて負荷にエネルギーを伝達し、エネルギーを伝達した電子は配線構造体、前記下部基板の第1部分100、前記触媒層156、及び前記電解質160を通じて前記染料層122に再び戻ることができる。
本発明の第2実施形態に係る太陽電池を説明する。
図3Cは、本発明の第2実施形態に係る太陽電池を説明するための断面図である。
図3Cを参照すると、図1A及び図1Dを参照して説明したように、第2部分102を除去して活性面を有する下部基板100を具備することができる。前記下部基板100と離隔された上部基板140を配置することができる。前記上部基板140は下部基板100の一面と向き合う出射面と、前記出射面に対向する入射面とを含むことができる。前記上部基板140の前記出射面の上に伝導層158を配置することができる。前記下部基板100の前記一面の上に触媒層156を配置することができる。前記下部基板100と前記上部基板140との間に光電変換層を介在することができる。前記光電変換層は前記触媒層156と前記伝導層158との間に配置することができる。前記伝導層158は前記光電変換層と前記上部基板140との間に配置することができる。
前記光電変換層は前記上部基板140の出射面の上に配置され、電極ドット111を含む半導体電極層132と、前記電極ドット112の表面に吸着された染料層122と、前記下部基板100と前記上部基板140との間を満たす電解質160とを含むことができる。前記電極ドット112は前記伝導層158と接触することができる。
前記電極ドット112、前記染料層122、前記触媒層156、及び前記伝導層158は図1Dを参照して説明した電極ドット110、染料層120、触媒層154、及び伝導層152と各々同一の物質を含むことができる。
前記下部基板100と前記伝導層158とを接続する配線構造体を配置することができる。前記配線構造体は所定の負荷を含むことができ、前記負荷は電気エネルギーを消耗することができる。
本発明の第2実施形態に係る太陽電池と異なり、下部基板の上部面は凹凸構造を含むことができる。これを、図4を参照して説明する。
本発明の第2実施形態の変形例に係る太陽電池及びその形成方法を説明する。図4は、本発明の第2実施形態の変形例に係る太陽電池及びその形成方法を説明するための断面図である。
図4を参照すると、図1A及び図1Bを参照して説明したように、第2部分102が除去された下部基板100を具備することができる。前記下部基板100の上部面に凹凸構造が形成され、本発明の第2実施形態の変形例に係る太陽電池に含まれた下部基板104を形成することができる。前記凹凸構造を有する下部基板104は図2を参照して説明した方法によって形成することができる。
前記凹凸構造の上部面を有する下部基板104の上に触媒層157を形成することができる。前記下部基板104の前記凹凸構造によって、前記触媒層157は凹凸構造を有することができる。前記触媒層157は図3Aを参照して説明した触媒層156と同一の方法で形成することができる。以後、図3B及び図3Cを参照して説明したように、上部基板140の出射面の上に伝導層158、電極ドット112を含む半導体電極層132、及び前記電極ドット112の表面に吸着された染料層122を形成し、上部基板140と下部基板104との間に電解質160を注入することができる。
本発明の第2及び第3実施形態及びその変形例では光電変換層として染料感応層を用いた。これと異なり、前記光電変換層としてPNまたはPIN接合を利用した半導体層を用いることができる。これを図5、図6A〜図6Dを参照して説明する。
本発明の第3実施形態に係る太陽電池及びその製造方法を説明する。図5は、本発明の第3実施形態に係る太陽電池及びその製造方法を説明するための図である。
図5を参照すると、図1A及び図1Dを参照して説明したように、第2部分102を除去して活性面を有する下部基板100を具備することができる。前記下部基板100の上に上部基板180を配置することができる。前記下部基板100と前記上部基板180との間に光電変換層170を介在することができる。前記上部基板180は透明な導電物質を含むことができる。例えば、前記上部基板180は、ZnO:Al、ZnO:Ga、ITO、SnO、SnO:F、RuO、IrOまたはCuOのうちのいずれか1つを含むことができる。前記上部基板180の上にガラス及び/または反射防止膜をさらに形成することができる。前記光電変換層170は互いに異なる導電型を有する半導体膜を含むことができる。前記光電変換層170は、Si、SiGe、CuInSe、CuInS、CuInGaSe、CuInGaS、CdS、ZnO、ZnS、CuZnSnS、CuZnSnSe、CuO、GaAs、GaInAs、GaInAlAsまたはInPのうちの少なくともいずれか1つを含むことができる。
本発明の第3実施形態に係る光電変換層170の変形例を説明する。図6A〜図6Dは本発明の第3実施形態に係る光電変換層の変形例を説明するための図である。
図6Aを参照すると、光電変換層171は前記下部基板100上の第1導電型の第1半導体膜210と、前記第1半導体膜210上の第2導電型の第2半導体膜212とを含むことができる。前記第1半導体膜210は前記第2半導体膜212に比較して厚いことがある。この場合、前記第1半導体膜210はPタイプのドーパントがドーピングされ、前記第2半導体膜212はNタイプのドーパントがドーピングされうる。
図6Bを参照すると、光電変換層172は前記下部基板100の上に順に積層された第1導電型の第1半導体膜220と、真性半導体膜222と、第2導電型の第2半導体膜224とを含むことができる。前記第1半導体膜220と前記第2半導体膜224との間に前記真性半導体膜222を介在することができる。前記第1半導体膜220及び前記第2半導体膜224は互いに離隔されている。
図6Cを参照すると、光電変換層173は積層された複数のPINダイオード230、240、250を含む多重接合構造でありうる。第1PINダイオード230は第1導電型の第1半導体膜232、前記第1半導体膜234上の真性状態の第2半導体膜234、及び前記第2半導体膜232上の第2導電型の第3半導体膜236を含むことができる。前記第1PINダイオード230の前記第3半導体層236の上に第2PINダイオード240を配置することができる。前記第2PINダイオード240は前記第3半導体膜236の上に順に積層された第1導電型の第4半導体膜242、真性状態の第5半導体膜244、及び第2導電型の第6半導体膜246を含むことができる。前記第2PINダイオード240の前記第6半導体層246の上に第3PINダイオード250を配置することができる。前記第3PINダイオード250は前記第6半導体層246の上に順に積層された第1導電型の第7半導体層252、真性状態の第8半導体層254、及び第2導電型の第9半導体層256を含むことができる。図面には3つのPINダイオード230、240、250が開示されているが、前記光電変換層173は2つまたは4つ以上のPINダイオードを含むことができる。
図6Dを参照すると、光電変換層174は単結晶シリコン層及び非晶質シリコン層が混合したHIT(heterojunction with intrinsic thin layer)構造を有することができる。前記光電変換層174は順に積層された第1導電型の第1非晶質シリコン層262、真性状態の第2非晶質シリコン層264、第1導電型の単結晶シリコン層265、真性状態の第3非晶質シリコン層266、及び第2導電型の第4非晶質シリコン層268を含むことができる。前記第1導電型はN型でありうる。前記非晶質シリコン層262、264、266、268は前記単結晶シリコン層265に比較して厚さが薄いことがある。
本発明の実施形態に係る太陽電池の適用例を説明する。図7は、本発明の実施形態に係る太陽電池を用いる太陽電池アレイを説明するための図である。
図7を参照すると、太陽電池アレイ700はメインフレーム(図示せず)に少なくとも1つの太陽電池モジュール720を設置して構成される。前記太陽電池モジュール720は複数の太陽電池710を含むことができる。前記太陽電池710は本発明の実施形態に係る太陽電池でありうる。前記太陽電池アレイ700は太陽光をよく浴びるように南側に向けて一定の角度を有するように設置することができる。
上述の太陽電池モジュールまたは太陽電池アレイは自動車、住宅、建物、船、灯台、交通信号体系、携帯用電子機器及び多様な構造物の上に配置して用いることができる。
図8は、本発明の実施形態に係る太陽電池を用いる太陽光発展システムの例を説明するための図である。
図8を参照すると、前記太陽光発展システムは、前記太陽電池アレイ700と、前記太陽電池アレイ700から電力が供給されて外部に送り出す電力制御装置800とを含むことができる。前記電力制御装置800は出力装置810、蓄電装置820、充放電制御装置830、システム制御装置840を含むことができる。前記出力装置810は電力変換装置812を含むことができる。
前記電力変換装置(Power Conditioning System:PCS)812は前記太陽電池アレイ700からの直流電流を交流電流に変換するインバータでありうる。太陽光は夜には存在せず、曇った日は日照量が少ないため、発展電力が減少することができる。前記蓄電装置820は発展電力が天気によって変化しないように電気を格納することができる。前記充放電制御装置830は前記太陽電池アレイ700からの電力を前記蓄電装置820に格納するか、または前記蓄電装置820に格納された電気を前記出力装置810に出力することができる。前記システム制御装置840は前記出力装置810、前記蓄電装置820及び前記充放電制御装置830を制御することができる。
上述のように、変換された交流電流は自動車、家庭のような多様なAC負荷910に供給されて使用されうる。さらに、前記出力装置810は系統連係装置(grid connect system)814をさらに含むことができる。前記系統連係装置814は他の電力系統920との接続を媒介し、電力を外部に送り出すことができる。
100 下部基板の第1部分
102 下部基板の第2部分
110 電極ドット
120 染料層
130 半導体電極層
140 上部基板

Claims (20)

  1. 順に積層された第1部分及び第2部分を含む下部基板を具備し、前記第1及び第2部分の各々は複数のグレーンを含み、前記第2部分の最大グレーンの大きさは前記第1部分の最小グレーンの大きさより小さく、
    前記下部基板の第2部分を除去して前記下部基板の第1部分を露出させ、
    前記下部基板の第1部分の上に光電変換層を形成することを含むことを特徴とする太陽電池の製造方法。
  2. 前記下部基板の第2部分のグレーンの大きさの散布度が前記下部基板の第1部分のグレーンの大きさの散布度より大きいことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
  3. 前記第2部分は金属酸化物を含むことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
  4. 前記第2部分はエッチング工程によって除去されることを含むことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
  5. 前記エッチング工程は湿式エッチング工程であることを特徴とする請求項4に記載の太陽電池の製造方法。
  6. 前記第2部分はポリッシング工程またはサンディング工程によって除去されることを含むことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
  7. 前記下部基板の上に上部基板を形成することをさらに含み、
    前記光電変換層を形成することは、
    前記下部基板の前記第1部分の上に電極ドットを含む半導体電極層を形成し、
    前記電極ドットの表面に染料層を吸着し、
    前記半導体電極層の上に上部基板を配置し、
    前記下部基板と前記上部基板との間に電解質を注入することを含むことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
  8. 前記下部基板の上に入射面及び前記入射面に対向する出射面を有する上部基板を形成することをさらに含み、
    前記光電変換層を形成することは、
    前記上部基板の前記出射面の上に電極ドットを含む半導体電極層を形成し、
    前記電極ドットの表面に染料層を吸着し、
    前記上部基板を前記下部基板の上に配置し、
    前記下部基板と前記上部基板との間に電解質を注入することを含むことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
  9. 前記光電変換層を形成することは、
    前記下部基板の第1部分の上に第1導電型のドーパントがドーピングされた第1半導体膜を形成し、
    前記第1半導体膜の上に第2導電型のドーパントがドーピングされた第2半導体膜を形成することを含むことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
  10. 順に積層され、互いに異なるグレーンの大きさを有する第1部分及び第2部分を含む基板を具備し、前記第2部分を除去して第1部分の上部面を露出させることによって形成される下部基板と、
    前記下部基板の前記活性面に対向する一面を有する上部基板と、
    前記下部基板と前記上部基板との間の光電変換層とを含み、
    前記第1部分の前記上部面は前記下部基板の活性面であることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池。
  11. 前記第1部分及び第2部分の各々は複数のグレーンを含み、前記第2部分の最大グレーンの大きさは前記第1部分の最小グレーンの大きさより小さいことを特徴とする請求項10に記載の太陽電池。
  12. 平面的観点で、前記下部基板の前記活性面は角を成す結晶粒界を含むことを特徴とする請求項10に記載の太陽電池。
  13. 前記光電変換層は、
    前記下部基板の前記活性面の上に配置され、前記電極ドットを含む半導体電極層と、
    前記電極ドットの表面に吸着された染料層と、
    前記下部基板と前記上部基板との間を満たす電解質とを含むことを特徴とする請求項10に記載の太陽電池。
  14. 前記電解質と前記上部基板との間の触媒層と、
    前記触媒層と前記上部基板との間の伝導層とをさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の太陽電池。
  15. 前記電極ドットの一部は前記下部基板の活性面と接触することを特徴とする請求項14に記載の太陽電池。
  16. 前記半導体電極層と前記上部基板との間の伝導層と、
    前記電解質と前記下部基板の活性面との間の触媒層とをさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の太陽電池。
  17. 前記電極ドットの一部は前記伝導層と接触することを特徴とする請求項16に記載の太陽電池。
  18. 前記光電変換層は、
    前記下部基板の活性面の上に配置され、第1導電型のドーパントがドーピングされた第1半導体膜と、
    前記第1半導体膜の上に配置され、第2導電型のドーパントがドーピングされた第2半導体膜とを含むことを特徴とする請求項10に記載の太陽電池。
  19. 前記第1半導体膜と第2半導体膜との間の真性半導体膜をさらに含むことを特徴とする請求項18に記載の太陽電池。
  20. 前記下部基板の前記活性面は凹凸構造を有することを特徴とする請求項10に記載の太陽電池。
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