JP2012005013A - プロジェクター、プロジェクターの制御方法及び台形歪み補正装置 - Google Patents
プロジェクター、プロジェクターの制御方法及び台形歪み補正装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】プロジェクターにおいて台形歪み補正処理が行われる際に、テレビゲーム使用時のユーザーのゲーム操作に対して画面の追随が遅れるという課題がある。ユーザーの動体視力に応じて追随性の感じ方は異なるため、ユーザーの動体視力に応じた画像の追随を実現するプロジェクターを提供する。
【解決手段】プロジェクターの台形歪み補正において、通常は水平垂直台形歪み補正機能を使用するが、ユーザーが画像の追随が遅いと感じたときは、手動でより高速に処理可能な垂直台形歪み補正機能を使用して画像を高速に台形歪み補正処理する。
【選択図】図7
【解決手段】プロジェクターの台形歪み補正において、通常は水平垂直台形歪み補正機能を使用するが、ユーザーが画像の追随が遅いと感じたときは、手動でより高速に処理可能な垂直台形歪み補正機能を使用して画像を高速に台形歪み補正処理する。
【選択図】図7
Description
本発明は、投写面に画像を投写するプロジェクター、プロジェクターの制御方法及びプロジェクターにおいて用いられる台形歪み補正装置に関する。
プロジェクターのような投写型表示装置では、液晶パネル等の光変調素子上に画像信号に応じた画像を形成するとともに、当該画像を投写レンズによってスクリーン等の投写面に投写している。プロジェクターがスクリーンに画像を投写する場合、プロジェクターとスクリーンの相対的な位置関係によって、スクリーン上に投写された画像の形状が台形やそれ以外の四角形等の形状に歪み、矩形に表示されない場合がある。この歪みは台形歪みと呼ばれ、この台形歪みを画像信号処理により補正するプロジェクターが知られている(例えば、特許文献1)。なお以下では、この台形歪みを補正する処理を「台形歪み補正処理」と称する場合がある。
しかしながら、特許文献1に記載のプロジェクターにおいては、水平垂直台形歪み補正処理を行う場合に、画像データをフレームバッファーに蓄積してから画像処理を行うため、フレーム遅延と呼ばれる処理速度の低下を招くという問題があった。
より具体的には、リアルタイム性が重要であるテレビゲームのような画像をプロジェクターがスクリーンに投写する場合に、ユーザーによるコントローラーの操作に対して、プロジェクターから出力される画像の追随が遅れると言う問題があった。フレーム遅延が大きい場合、ユーザーが操作したにも関わらず、画像処理の遅延により、画面上にその操作が反映されない場合、ゲーム性を著しく損なってしまう。
また、ゲームの種類やユーザーの動体視力に応じて、追随性の感じ方、すなわち操作と画像とのずれの感じ方は異なる。
そこで、本発明では、ユーザーの動体視力に応じた画像の追随を実現するプロジェクターを提供することを少なくとも一つの目的とする。
より具体的には、リアルタイム性が重要であるテレビゲームのような画像をプロジェクターがスクリーンに投写する場合に、ユーザーによるコントローラーの操作に対して、プロジェクターから出力される画像の追随が遅れると言う問題があった。フレーム遅延が大きい場合、ユーザーが操作したにも関わらず、画像処理の遅延により、画面上にその操作が反映されない場合、ゲーム性を著しく損なってしまう。
また、ゲームの種類やユーザーの動体視力に応じて、追随性の感じ方、すなわち操作と画像とのずれの感じ方は異なる。
そこで、本発明では、ユーザーの動体視力に応じた画像の追随を実現するプロジェクターを提供することを少なくとも一つの目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
本発明では、垂直方向の台形歪みを補正可能な補正手段を垂直台形歪み補正手段、水平方向及び垂直方向の台形歪みを補正可能な補正手段を水平垂直台形歪み補正手段と呼ぶ。これらの歪み補正は、一般に2次元射影変換と呼ばれる座標変換で補正可能である。垂直台形歪み補正画像は、光変調素子上の補正画像が台形であり、台形の上底、下底および光変調素子の水平枠が平行である場合を言う。
本発明では、垂直方向の台形歪みを補正可能な補正手段を垂直台形歪み補正手段、水平方向及び垂直方向の台形歪みを補正可能な補正手段を水平垂直台形歪み補正手段と呼ぶ。これらの歪み補正は、一般に2次元射影変換と呼ばれる座標変換で補正可能である。垂直台形歪み補正画像は、光変調素子上の補正画像が台形であり、台形の上底、下底および光変調素子の水平枠が平行である場合を言う。
[形態1]上記課題を解決するため、形態1のプロジェクターは、
通常時に台形歪み補正として水平垂直方向の台形歪み補正を行う水平垂直台形歪み補正手段と、
前記水平垂直台形歪み補正より処理時間の短い垂直台形歪み補正を行う垂直台形歪み補正手段と、
前記水平垂直台形歪み補正手段と前記垂直台形歪み補正手段との切り替えを手動入力に基づいて行なう台形歪み補正方式切り替え手段と、
を有することを特徴とする。
上記構成によれば、水平垂直台形歪み補正処理と垂直台形歪み補正処理とを手動で切り替えることにより、ユーザーが画像の遅延を感じないときは補正範囲の広い水平垂直台形歪み補正手段を使い、ユーザーが画像の遅延を感じたときは水平垂直台形歪み補正手段より処理時間の短い垂直台形歪み補正手段を使うことで、リアルタイム性が重要なテレビゲームでユーザーのコントローラー操作と出力画像がより追随するため、ユーザーに快適なゲーム環境を提供することが可能となる。
通常時に台形歪み補正として水平垂直方向の台形歪み補正を行う水平垂直台形歪み補正手段と、
前記水平垂直台形歪み補正より処理時間の短い垂直台形歪み補正を行う垂直台形歪み補正手段と、
前記水平垂直台形歪み補正手段と前記垂直台形歪み補正手段との切り替えを手動入力に基づいて行なう台形歪み補正方式切り替え手段と、
を有することを特徴とする。
上記構成によれば、水平垂直台形歪み補正処理と垂直台形歪み補正処理とを手動で切り替えることにより、ユーザーが画像の遅延を感じないときは補正範囲の広い水平垂直台形歪み補正手段を使い、ユーザーが画像の遅延を感じたときは水平垂直台形歪み補正手段より処理時間の短い垂直台形歪み補正手段を使うことで、リアルタイム性が重要なテレビゲームでユーザーのコントローラー操作と出力画像がより追随するため、ユーザーに快適なゲーム環境を提供することが可能となる。
[形態2]形態2のプロジェクターは、形態1のプロジェクターにおいて、
前記台形歪み補正方式切り替え手段で切り替えられた台形歪み補正方式の情報を表示する台形歪み補正方式情報表示手段を有することを特徴とする。
上記構成によれば、水平垂直台形歪み補正手段から垂直台形歪み補正手段に切り替えられたとき、処理変化の情報を表示することで、ユーザーが視認している出力画像の追随性が向上していることをユーザーが明確に知ることが可能となる。
前記台形歪み補正方式切り替え手段で切り替えられた台形歪み補正方式の情報を表示する台形歪み補正方式情報表示手段を有することを特徴とする。
上記構成によれば、水平垂直台形歪み補正手段から垂直台形歪み補正手段に切り替えられたとき、処理変化の情報を表示することで、ユーザーが視認している出力画像の追随性が向上していることをユーザーが明確に知ることが可能となる。
[形態3]形態3のプロジェクターは、形態1のプロジェクターにおいて、
前記台形歪み補正方式情報は、前記垂直台形歪み補正に切り替えられた際に、表示状態についての警告を含むことを特徴とする。
処理速度が速い垂直台形歪み補正手段では、処理速度が速いことに反して補正範囲が狭くなるため、それを認知していないユーザーが混乱を招くが、上記構成によれば、補正手段が切り替わったことによる現象であり、画像機器の故障ではないとユーザーに理解させることが可能である。
前記台形歪み補正方式情報は、前記垂直台形歪み補正に切り替えられた際に、表示状態についての警告を含むことを特徴とする。
処理速度が速い垂直台形歪み補正手段では、処理速度が速いことに反して補正範囲が狭くなるため、それを認知していないユーザーが混乱を招くが、上記構成によれば、補正手段が切り替わったことによる現象であり、画像機器の故障ではないとユーザーに理解させることが可能である。
[形態4]形態4のプロジェクターは、形態1のプロジェクターにおいて、
前記台形歪み補正方式情報は、前記垂直台形歪み補正に切り替えられた際に、前記プロジェクターの投写位置の補正に関する情報を含むことを特徴とする。
上記構成によれば、垂直台形歪み補正手段を用いて台形歪み補正を行う場合、水平方向の歪みは補正できない旨をユーザーに通知するため、補正がなされるようにユーザー自身がプロジェクター設置を変更することを促し、投写面に歪みのない画像を投写することが可能となる。
前記台形歪み補正方式情報は、前記垂直台形歪み補正に切り替えられた際に、前記プロジェクターの投写位置の補正に関する情報を含むことを特徴とする。
上記構成によれば、垂直台形歪み補正手段を用いて台形歪み補正を行う場合、水平方向の歪みは補正できない旨をユーザーに通知するため、補正がなされるようにユーザー自身がプロジェクター設置を変更することを促し、投写面に歪みのない画像を投写することが可能となる。
[形態5]上記課題を解決するため、形態5のプロジェクターの制御方法は、
画像に対して台形歪み補正として水平垂直方向の台形歪み補正を行う水平垂直台形歪み補正手段と、
前記画像に対して、前記水平垂直台形歪み補正より処理時間の短い垂直台形歪み補正を行う垂直台形歪み補正手段と、
前記水平垂直台形歪み補正手段と前記垂直台形歪み補正手段との切り替えを手動入力に基づいて行なう台形歪み補正方式切り替え手段と、
を有することを特徴とする。
上記構成によれば、水平垂直台形歪み補正処理と垂直台形歪み補正処理とを手動で切り替えることにより、ユーザーが画像の遅延を感じないときは補正範囲の広い水平垂直台形歪み補正手段を使い、ユーザーが画像の遅延を感じたときは水平垂直台形歪み補正手段より処理時間の短い垂直台形歪み補正手段を使うことで、リアルタイム性が重要なテレビゲームでユーザーのコントローラー操作と出力画像がより追随するため、ユーザーに快適なゲーム環境を提供することが可能となる。
画像に対して台形歪み補正として水平垂直方向の台形歪み補正を行う水平垂直台形歪み補正手段と、
前記画像に対して、前記水平垂直台形歪み補正より処理時間の短い垂直台形歪み補正を行う垂直台形歪み補正手段と、
前記水平垂直台形歪み補正手段と前記垂直台形歪み補正手段との切り替えを手動入力に基づいて行なう台形歪み補正方式切り替え手段と、
を有することを特徴とする。
上記構成によれば、水平垂直台形歪み補正処理と垂直台形歪み補正処理とを手動で切り替えることにより、ユーザーが画像の遅延を感じないときは補正範囲の広い水平垂直台形歪み補正手段を使い、ユーザーが画像の遅延を感じたときは水平垂直台形歪み補正手段より処理時間の短い垂直台形歪み補正手段を使うことで、リアルタイム性が重要なテレビゲームでユーザーのコントローラー操作と出力画像がより追随するため、ユーザーに快適なゲーム環境を提供することが可能となる。
[形態6]上記課題を解決するため、形態6のプロジェクターの台形歪み補正装置は、
通常時に台形歪み補正として水平垂直方向の台形歪み補正を行う水平垂直台形歪み補正手段と、
前記水平垂直台形歪み補正より処理時間の短い垂直台形歪み補正を行う垂直台形歪み補正手段と、
前記水平垂直台形歪み補正手段と前記垂直台形歪み補正手段との切り替えを手動入力に基づいて行なう台形歪み補正方式切り替え手段と、
を有することを特徴とする。
上記構成によれば、水平垂直台形歪み補正処理と垂直台形歪み補正処理とを手動で切り替えることにより、ユーザーが画像の遅延を感じないときは補正範囲の広い水平垂直台形歪み補正手段を使い、ユーザーが画像の遅延を感じたときは水平垂直台形歪み補正手段より処理時間の短い垂直台形歪み補正手段を使うことで、リアルタイム性が重要なテレビゲームでユーザーのコントローラー操作と出力画像がより追随するため、ユーザーに快適なゲーム環境を提供することが可能となる。
通常時に台形歪み補正として水平垂直方向の台形歪み補正を行う水平垂直台形歪み補正手段と、
前記水平垂直台形歪み補正より処理時間の短い垂直台形歪み補正を行う垂直台形歪み補正手段と、
前記水平垂直台形歪み補正手段と前記垂直台形歪み補正手段との切り替えを手動入力に基づいて行なう台形歪み補正方式切り替え手段と、
を有することを特徴とする。
上記構成によれば、水平垂直台形歪み補正処理と垂直台形歪み補正処理とを手動で切り替えることにより、ユーザーが画像の遅延を感じないときは補正範囲の広い水平垂直台形歪み補正手段を使い、ユーザーが画像の遅延を感じたときは水平垂直台形歪み補正手段より処理時間の短い垂直台形歪み補正手段を使うことで、リアルタイム性が重要なテレビゲームでユーザーのコントローラー操作と出力画像がより追随するため、ユーザーに快適なゲーム環境を提供することが可能となる。
[形態7]形態7のプロジェクターの台形歪み補正装置は、形態6のプロジェクターの台形歪み補正装置において、
前記台形歪み補正方式切り替え手段で切り替えられた台形歪み補正方式の情報を表示する台形歪み補正方式情報表示手段を有することを特徴とする。
上記構成によれば、水平垂直台形歪み補正手段から垂直台形歪み補正手段に切り替えられたとき、処理変化の情報を表示することで、ユーザーが視認している出力画像の追随性が向上していることをユーザーが明確に知ることが可能となる。
前記台形歪み補正方式切り替え手段で切り替えられた台形歪み補正方式の情報を表示する台形歪み補正方式情報表示手段を有することを特徴とする。
上記構成によれば、水平垂直台形歪み補正手段から垂直台形歪み補正手段に切り替えられたとき、処理変化の情報を表示することで、ユーザーが視認している出力画像の追随性が向上していることをユーザーが明確に知ることが可能となる。
[形態8]形態8のプロジェクターの台形歪み補正装置は、形態6のプロジェクターの台形歪み補正装置において、
前記台形歪み補正方式情報は、前記垂直台形歪み補正に切り替えられた際に、表示状態についての警告を含むことを特徴とする。
処理速度が速い垂直台形歪み補正手段では、処理速度が速いことに反して補正範囲が狭くなるため、それを認知していないユーザーが混乱を招くが、上記構成によれば、補正手段が切り替わったことによる現象であり、画像機器の故障ではないとユーザーに理解させることが可能である。
前記台形歪み補正方式情報は、前記垂直台形歪み補正に切り替えられた際に、表示状態についての警告を含むことを特徴とする。
処理速度が速い垂直台形歪み補正手段では、処理速度が速いことに反して補正範囲が狭くなるため、それを認知していないユーザーが混乱を招くが、上記構成によれば、補正手段が切り替わったことによる現象であり、画像機器の故障ではないとユーザーに理解させることが可能である。
[形態9]形態9のプロジェクターの台形歪み補正装置は、形態6のプロジェクターの台形歪み補正装置において、
前記台形歪み補正方式情報は、前記垂直台形歪み補正に切り替えられた際に、前記プロジェクターの投写位置の補正に関する情報を含むことを特徴とする。
上記構成によれば、垂直台形歪み補正手段を用いて台形歪み補正を行う場合、水平方向の歪みは補正できない旨をユーザーに通知するため、補正がなされるようにユーザー自身がプロジェクター設置を変更することを促し、投写面に歪みのない画像を投写することが可能となる。
前記台形歪み補正方式情報は、前記垂直台形歪み補正に切り替えられた際に、前記プロジェクターの投写位置の補正に関する情報を含むことを特徴とする。
上記構成によれば、垂直台形歪み補正手段を用いて台形歪み補正を行う場合、水平方向の歪みは補正できない旨をユーザーに通知するため、補正がなされるようにユーザー自身がプロジェクター設置を変更することを促し、投写面に歪みのない画像を投写することが可能となる。
本発明を適用した実施の形態について図面を参照して説明する。また、本実施例では画像と映像の用語を区別なく用いる。
本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
1.台形歪み補正:
2.水平垂直台形歪み補正と垂直台形歪み補正の違い:
3.プロジェクターの構成:
4.台形歪み補正部:
5.台形歪み補正方法切り替え手段:
6.台形歪み補正方法表示手段:
本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
1.台形歪み補正:
2.水平垂直台形歪み補正と垂直台形歪み補正の違い:
3.プロジェクターの構成:
4.台形歪み補正部:
5.台形歪み補正方法切り替え手段:
6.台形歪み補正方法表示手段:
1.台形歪み補正:
本実施例としてのプロジェクター100は、映像を投写して、スクリーン101に映像を表示させる。
図1は、台形歪み補正を示す説明図である。図示するようにプロジェクター100が、スクリーン101に対して、水平方向または垂直方向もしくはその両方に傾きを有して配置された場合、スクリーン101に投写される画像には台形歪みが生じる。図1(a)補正前画像では、液晶パネル部(LCD)141に表示されている補正前画像20は矩形であるのに対して、スクリーン101に投写される画像P20は水平方向および垂直方向それぞれに歪んでおり、矩形とは異なる形状になっている。なお、図1では、説明の便を図って、プロジェクター100内に含まれる液晶パネル部141を、プロジェクター100外に出して表示している。
本実施例としてのプロジェクター100は、映像を投写して、スクリーン101に映像を表示させる。
図1は、台形歪み補正を示す説明図である。図示するようにプロジェクター100が、スクリーン101に対して、水平方向または垂直方向もしくはその両方に傾きを有して配置された場合、スクリーン101に投写される画像には台形歪みが生じる。図1(a)補正前画像では、液晶パネル部(LCD)141に表示されている補正前画像20は矩形であるのに対して、スクリーン101に投写される画像P20は水平方向および垂直方向それぞれに歪んでおり、矩形とは異なる形状になっている。なお、図1では、説明の便を図って、プロジェクター100内に含まれる液晶パネル部141を、プロジェクター100外に出して表示している。
そこで図1(b)台形歪み補正後画像では、(a)のスクリーン101に投写される画像P21と逆方向に歪ませた補正後画像21を液晶パネル部141上に形成させることにより、スクリーン101上に表示される画像P21の形状は矩形となる。このように、プロジェクター100とスクリーン101の関係により台形歪みが生じた画像を、矩形に投写されるように補正することを台形歪み補正と呼ぶ。
図2は、液晶パネル部141に表示された補正前画像20と台形歪み補正処理を行った補正後画像21を示す図である。
補正後画像21の各座標の画素値は、補正前画像の一部の画素値とフィルター係数によって算出される算出画素22として求められる。補正後画像を作成することは、補正後画像21のすべての座標について算出画素22を算出することに相当し、これがすなわち台形歪み補正処理に相当する。
算出画素22は、補正後画像21の座標(X,Y)を座標変換することによって補正後画像21の座標(X,Y)に対応する補正前画像20の座標(x,y)を算出して、近傍画素とフィルター係数の畳み込み演算により算出画素22の画素値を算出する。
補正後画像21の各座標の画素値は、補正前画像の一部の画素値とフィルター係数によって算出される算出画素22として求められる。補正後画像を作成することは、補正後画像21のすべての座標について算出画素22を算出することに相当し、これがすなわち台形歪み補正処理に相当する。
算出画素22は、補正後画像21の座標(X,Y)を座標変換することによって補正後画像21の座標(X,Y)に対応する補正前画像20の座標(x,y)を算出して、近傍画素とフィルター係数の畳み込み演算により算出画素22の画素値を算出する。
座標変換を行うにあたり、図2に示される補正前画像20の4頂点座標(x0,y0)、(x1,y1)、(x2,y2)、(x3,y3)、補正後画像21の4頂点座標(X0,Y0)、(X1,Y1)、(X2,Y2)、(X3,Y3)の計8点の座標を、図3(A)式で示される連立8元一次方程式に適用し、未知数である座標変換係数A〜Hを決定する。
補正後画像21の各整数座標(補正後座標)に対する補正前画像20の座標(補正前座標)は、前述した座標変換係数A〜Hと、図3(B)式から計算することができる。
補正後画像21の各整数座標(補正後座標)に対する補正前画像20の座標(補正前座標)は、前述した座標変換係数A〜Hと、図3(B)式から計算することができる。
2.水平垂直台形歪み補正と垂直台形歪み補正の違い:
図4は、垂直方向のみに歪みが生じた場合の歪み補正の概念図を示す。図4(B)の補正画像41は、図2において補正後画像21の左上頂点座標と右上頂点座標のY座標が等しく、かつ左下頂点座標と右下頂点座標のY座標が等しい場合である。垂直台形歪み補正の座標変換式は、図4の(C)式に示すように、図3の式において、D=0、G=0の特別な場合である。
図4は、垂直方向のみに歪みが生じた場合の歪み補正の概念図を示す。図4(B)の補正画像41は、図2において補正後画像21の左上頂点座標と右上頂点座標のY座標が等しく、かつ左下頂点座標と右下頂点座標のY座標が等しい場合である。垂直台形歪み補正の座標変換式は、図4の(C)式に示すように、図3の式において、D=0、G=0の特別な場合である。
本実施例では、図2に示されるような、水平方向および垂直方向の台形歪みを水平垂直台形歪みと呼び、水平方向および垂直方向の台形歪みの補正を水平垂直台形歪み補正と呼ぶ。また、図4に示されるような、水平方向には歪みがなく垂直方向のみの台形歪みを垂直台形歪みと呼び、その歪み補正を垂直台形歪み補正と呼び、特に区別する。
図5は、水平垂直台形歪み補正と垂直台形歪み補正の違いを示した図である。水平垂直台形歪み補正では、歪みが水平、垂直両方向に存在するため、座標変換が2次元になり、補正後画像21の頂点座標に制限がない。そのため、補正前画像20をフレームバッファーに蓄積し補正前画像20の読み直しが可能なシステム構成が必要となり、補間演算はブロック単位で行われることから、処理単位はブロック処理が適している。
一方、垂直台形歪み補正では、歪みが垂直方向のみのため、図4の(C)式からも理解されるように、ライン単位で処理が可能でありフレームバッファーを経由する必要がないため処理の遅延が少ない。垂直台形歪み補正は水平垂直台形歪み補正の特別な場合であるので、フレームバッファーに蓄積した画像データをブロック単位で処理し補正後画像41を生成しても良いが、その場合フレームバッファーを経由するためフレーム遅延が生じる。
一方、垂直台形歪み補正では、歪みが垂直方向のみのため、図4の(C)式からも理解されるように、ライン単位で処理が可能でありフレームバッファーを経由する必要がないため処理の遅延が少ない。垂直台形歪み補正は水平垂直台形歪み補正の特別な場合であるので、フレームバッファーに蓄積した画像データをブロック単位で処理し補正後画像41を生成しても良いが、その場合フレームバッファーを経由するためフレーム遅延が生じる。
3.プロジェクターの構成:
図6は、本実施例に係るプロジェクター100の構成を示すブロック図である。プロジェクター100は、入力された画像信号に基づいて、照明光学系140から投写された光を液晶パネル部141により変調し、投写光学系142によってスクリーン101に画像を投写する。プロジェクター100が画像をスクリーン101に投写する際、プロジェクター100とスクリーン101が正対していないと、台形歪みが生じる。プロジェクター100は台形歪み補正処理を行い、矩形の補正後画像をスクリーン101に表示させることが可能である。
図6は、本実施例に係るプロジェクター100の構成を示すブロック図である。プロジェクター100は、入力された画像信号に基づいて、照明光学系140から投写された光を液晶パネル部141により変調し、投写光学系142によってスクリーン101に画像を投写する。プロジェクター100が画像をスクリーン101に投写する際、プロジェクター100とスクリーン101が正対していないと、台形歪みが生じる。プロジェクター100は台形歪み補正処理を行い、矩形の補正後画像をスクリーン101に表示させることが可能である。
プロジェクター100は、映像入力部103と、IP変換部104と、解像度変換部105と、映像合成部106と、台形歪み補正部107と、液晶パネル駆動部108と、撮像部109と、プロセッサー部110と、センサー部111と、フレームバッファー130と、照明光学系140と、液晶パネル部141と、投写光学系142と、を備えている。
上記した構成要素のうち、照明光学系140、液晶パネル部141、投写光学系142を除く各構成要素は、高速バス120または低速バス121を介して互いに接続されている。
上記した構成要素のうち、照明光学系140、液晶パネル部141、投写光学系142を除く各構成要素は、高速バス120または低速バス121を介して互いに接続されている。
映像入力部103は、DVDプレーヤー、ゲーム機、パーソナルコンピューターなどに代表される映像信号発生器102から出力される画像信号を入力し、必要があればアナログ・デジタル変換処理を行いデジタル信号に変換する。
IP変換部104は、映像入力部103からの出力映像(デジタル信号)がインターレース信号の場合、デインターレース処理を行い、完全なフレーム映像データを作り出す。IP変換部104は、フレームバッファー130上の映像データを用いてデインターレース処理を行っても良い。
解像度変換部105は、映像データに対して画像の大きさの拡大・縮小処理を適用して、処理後の映像データを映像合成部106に出力する。
解像度変換部105は、映像データに対して画像の大きさの拡大・縮小処理を適用して、処理後の映像データを映像合成部106に出力する。
映像合成部106は、フレームバッファー130に格納されているプロジェクター100のメニュー画面データと、解像度変換部105から入力された映像データとを合成した映像データを台形歪み補正部107又はフレームバッファー130へ出力する。
台形歪み補正部107は、プロジェクター100をスクリーン101に正対して配置せず投写した場合に生じる台形歪みを補正する画像処理装置である。詳しくは後述するが、台形歪み補正部107は、映像合成部106から入力された映像データの台形歪みを補正し、液晶パネル駆動部108又はフレームバッファー130へ出力する。本実施例における台形歪み補正部107が、請求項における台形歪み補正装置に相当する。
液晶パネル駆動部108は、台形歪み補正部107又はフレームバッファー130からの映像データに基づき、液晶パネル部141を駆動する。
投写光学系142は、液晶パネル部141によって変調された光をスクリーン101に拡大投写する。
投写光学系142は、液晶パネル部141によって変調された光をスクリーン101に拡大投写する。
プロセッサー部110は、プロジェクター100全体の制御や各画像処理ブロックのパラメーター設定などを行う。
センサー部111は、傾きを測定可能な加速度センサーや温度を測定可能な温度センサー等を有し、例えばプロジェクター100の傾きの測定や、プロジェクター100の温度測定などを行う。
センサー部111は、傾きを測定可能な加速度センサーや温度を測定可能な温度センサー等を有し、例えばプロジェクター100の傾きの測定や、プロジェクター100の温度測定などを行う。
撮像部109は、スクリーン101に投写された映像を撮像して撮像画像を出力する。この撮像画像は、投写された映像の歪み具合の解析を行うために用いられる。
フレームバッファー130は、フレームの画像データを蓄積する記憶装置である。フレームバッファー130は、一般的には大容量で安価なDRAMで構成される。
照明光学系140は、高圧水銀ランプや発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)のような発光体で構成される。
フレームバッファー130は、フレームの画像データを蓄積する記憶装置である。フレームバッファー130は、一般的には大容量で安価なDRAMで構成される。
照明光学系140は、高圧水銀ランプや発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)のような発光体で構成される。
液晶パネル部141は、複数の画素をマトリックス状に配置した透過型液晶パネルにより構成される。液晶パネル部141は、液晶パネル駆動部108によって駆動され、各画素の光透過率を変化させることにより画像を構成する。液晶パネル部141は、通常、R(赤),G(緑),B(青)の3色に対応した3枚で構成されることが多い。
4.台形歪み補正部:
図7は、図6の台形歪み補正部107の詳細な構成例を示すブロック図である。図7に示すように、台形歪み補正部107は、レジスター部200、制御部201、補正モード判別部202(請求項1の切り替え手段、請求項2に対応)、座標変換部203、ヒット判定部204、ラスター映像制御部205(請求項3のラスターデータ制御部に対応)、ライン映像用タグ情報記憶部206(請求項3のライン用タグ情報記憶部に対応)、ブロック映像制御部207(請求項3のブロック映像制御部に対応)、ブロック映像用タグ情報記憶部208(請求項3のブロック映像用タグ情報記憶部に対応)、ブロック映像記憶部209、補間ブロック映像読み出し部210、フィルター係数算出部211、画素補間部212、FIFO部213で構成される。
図7は、図6の台形歪み補正部107の詳細な構成例を示すブロック図である。図7に示すように、台形歪み補正部107は、レジスター部200、制御部201、補正モード判別部202(請求項1の切り替え手段、請求項2に対応)、座標変換部203、ヒット判定部204、ラスター映像制御部205(請求項3のラスターデータ制御部に対応)、ライン映像用タグ情報記憶部206(請求項3のライン用タグ情報記憶部に対応)、ブロック映像制御部207(請求項3のブロック映像制御部に対応)、ブロック映像用タグ情報記憶部208(請求項3のブロック映像用タグ情報記憶部に対応)、ブロック映像記憶部209、補間ブロック映像読み出し部210、フィルター係数算出部211、画素補間部212、FIFO部213で構成される。
レジスター部200は、図6のプロセッサー部110からの読み出し及び書き込みが可能な記憶装置を有し、台形歪み補正処理に必要なパラメーターが格納される。具体的には、フレーム幅、高さ、図3式(A)で示される座標変換係数A〜H、台形歪み補正モード情報、補正前画像4頂点座標、補正後が像4頂点座標、コマンド、ステータス、入力画像、補正画像のプロジェクター100上のアドレス、補間フィルター係数、および背景色に関する情報がレジスター部200に格納される。なお、台形歪み補正モード情報とは、現在選択されている補正モードが水平垂直台形歪み補正モード及び垂直台形歪み補正モードのいずれであるかを示す情報である。
制御部201は、プロセッサー部110からのコマンドや同期信号の入力により、台形歪み補正処理の開始、中断、リセットを行う。具体的には、各機能ブロックに開始、中断、リセットのコマンドを送出する。
補正モード判別部202は、レジスター部200に格納された台形歪み補正モード情報に基づき、現在選択されている補正モードが水平垂直台形歪み補正モード及び垂直台形歪み補正モードのいずれであるかを判別する。
座標変換部203は、座標変換係数を用いて、図3式(B)に示される座標変換式により座標計算を行う。より具体的に、座標変換部203は画素値を算出すべき補正後画像21の座標(X,Y)について、補正前画像20において座標(X,Y)に対応する座標(x,y)を計算する。計算された座標の整数部(整数座標)はヒット判定部204に出力され、小数部(小数座標)はフィルター係数算出部211に出力される。
フィルター係数算出部211は、座標変換部203から出力された、変換された座標の小数部を用いて、補間に必要なフィルター係数を算出する。フィルター係数は都度算出しても良いし、レジスター部200に登録されているフィルター係数テーブルから選択しても良いし、選択したフィルター係数から更に算出しても良い。算出したフィルター係数は画素補間部212に出力される。
画素補間部212は、フィルター係数算出部211より入力されるフィルター係数と、後述する補間ブロック映像読み出し部210から入力される補間ブロック映像の各画素値とを用いて畳み込み演算処理を行い、補間された画素値を算出する。
ヒット判定部204は、座標変換部203から出力される座標変換された座標値の整数部と、補正モード判別部202で判別された補正モードに応じて、補間に必要な画素値のヒット判定を行う。より具体的には、ヒット判定部204は、現在の補正モードが水平垂直台形歪み補正モードの場合は、ブロック映像用タグ情報記憶部208のタグ情報を参照してヒット判定を行い、垂直台形歪み補正モードの場合は、ライン映像用タグ情報記憶部206のタグ情報を参照してヒット判定を行う。
ラスター映像制御部205は、垂直台形歪み補正モードの場合に動作し、映像合成部106(前段映像処理部)から出力されるラスター映像のフロー制御を行い、ブロック映像記憶部209への画像データの書き込み、およびライン映像用タグ情報記憶部206のタグ情報とブロック映像記憶部209の画素データ状態の同期が常に取れるようにライン映像用タグ情報記憶部206のタグ情報の更新を行う。
ライン映像用タグ情報記憶部206は、垂直台形歪み補正モードの場合に、ブロック映像記憶部209に補間ブロック映像が存在するか判定するためのタグ情報を格納する。垂直台形歪み補正モードの場合では、ヒット判定部204は、このタグ情報を用いて、ヒット判定を行う。ブロック映像記憶部209の管理単位がブロックであるため、単位ラインを書き込んだだけではタグ情報は更新できず、ブロックの高さのライン数に相当するデータを、ブロック映像記憶部209に書き込んでからタグ情報が更新される必要がある。ライン映像用タグ情報記憶部206は、後述するブロック映像用タグ情報記憶部208の一部を使って実現しても良い。
ブロック映像制御部207は、水平垂直台形歪み補正モードの場合に動作し、フレームバッファー130にある画像データをブロック単位(ブロック映像)で読み出す機能を持つ。フレームバッファー130のどの位置のデータを読み出すかはヒット判定部204により決定される。ブロック映像制御部207は、フレームバッファー130から読み出した画像データ(ブロック映像)をブロック映像記憶部209に書き込む。その際、ブロック映像制御部207は、ヒット判定部204のヒット判定が正しく行われるように、ブロック映像用タグ情報記憶部208のタグ情報を更新する。
ブロック映像用タグ情報記憶部208は、水平垂直台形歪み補正モードの場合に、ブロック映像記憶部209に補間ブロック映像が存在するか判定するためのタグ情報を格納する。このタグ情報を用いて、垂直台形歪み補正モードの場合にヒット判定部204は、ヒット判定を行う。
請求項3記載のブロック映像制御部およびブロック映像用タグ情報記憶部が、本実施例におけるブロック映像制御部207及びブロック映像用タグ情報記憶部208にそれぞれ相当し、水平垂直台形歪み補正モードに特有なブロックデータ処理のみ行う。プロジェクター100は、ブロック映像制御部207及びブロック映像用タグ情報記憶部208を備えることで、台形歪み補正部107において、ラスター映像制御部205及びライン映像用タグ情報記憶部206以外の機能ブロックを共通化できるので、回路が小さくなりコスト低減に寄与することが可能となる。
ブロック映像記憶部209は、映像合成部106(前段映像処理部)が出力するラスター形式の画像データ(ラスター映像)、またはフレームバッファー130にある画像データをブロック形式(ブロック映像)で蓄積する記憶装置である。
垂直台形歪み補正モードの場合、映像合成部106(前段映像処理部)によりラスター形式で画像データが入力されるため、ラスター画像データはブロック形式に変換されて記憶される。
垂直台形歪み補正モードの場合、映像合成部106(前段映像処理部)によりラスター形式で画像データが入力されるため、ラスター画像データはブロック形式に変換されて記憶される。
水平垂直台形歪み補正モードの場合は、ブロック映像制御部207を介してフレームバッファー130からブロック単位で読み出した画像データを記憶する。フレームバッファー130は、大容量であるが低速であるDRAM(Dynamic Random Access Memory)で構成される。ブロック映像記憶部209は、小容量であるが高速に動作するSRAM(Static Random Access Memory)で構成され、単位フレーム画像データの一部を格納する。ブロック映像記憶部209は、キャッシュメモリーの機能を担う。
補間ブロック映像読み出し部210は、ヒット判定部204により指定された読み出し位置からブロック映像記憶部209のブロック映像データ(補間ブロック映像)を読み出し、補間に必要な補間ブロック映像を生成し、画素補間部212に出力される。
ブロック映像記憶部209より読み出した補間ブロック映像(補間に必要なブロックサイズ(例えば4×4))と、フレームバッファー130から読み出されるブロック映像(ブロック映像記憶部の格納サイズ(例えば8×8,16×16))と、の大きさの関係は特にない。
ブロック映像記憶部209より読み出した補間ブロック映像(補間に必要なブロックサイズ(例えば4×4))と、フレームバッファー130から読み出されるブロック映像(ブロック映像記憶部の格納サイズ(例えば8×8,16×16))と、の大きさの関係は特にない。
FIFO部213(First In First Out)は、後段映像処理部、例えば液晶パネル駆動部108に補正映像データを出力する際、後段映像処理部が何らかの事情で補正映像データを受け付けられない場合でも前段処理を滞らせないための緩衝機能を持つ。
図8は、台形歪み補正部107の処理フローである。図8(A)では、制御部201からフレームスタート信号を受信すると、S100にて座標変換部203は、図3(B)式により画素値を算出すべき補正後画像21の座標(X,Y)に対応する補正前画像20の座標(x,y)を算出する。座標変換部203が算出した座標(x,y)の整数部により、S101にて、補間ブロックを生成するが、垂直台形歪み補正モードの場合と、水平垂直台形歪み補正モードの場合で、処理が異なる。
図8(B)は補間ブロックリードの処理フローであるが、垂直台形歪み補正モードでは、ラスター映像制御部205、ライン映像用タグ情報記憶部206、ヒット判定部204、ブロック映像記憶部209、補間ブロック映像読み出し部210を経由して、補間ブロックを生成する。具体的には、S200にて、ライン映像用タグ情報記憶部206のキャッシュタグ情報を参照して(キャッシュタグリード)、S201にて、ヒット判定部204が、キャッシュヒット判定を行い、ヒットの場合は、S202にて、補間ブロック映像読み出し部210が、ブロック映像記憶部209から補間ブロック画素を読み出し(ブロック画素リード)、補間ブロックを生成する。
S201にて、ミスヒットの場合は、S203にて、ラスター映像制御部205が映像合成部106からラスター映像を入力し(ブロック映像リード)、ブロック映像記憶部209に入力されたラスター映像を格納し、S201における判定がヒットになるまで、すなわち補間ブロックを生成できる状態になるまで繰り返す。
水平垂直台形歪み補正モードでは、ブロック映像制御部207、ブロック映像用タグ情報記憶部208、ヒット判定部204、ブロック映像記憶部209、補間ブロック映像読み出し部210を用いて補間ブロックを生成する。
具体的には、S200にて、ブロック映像用タグ情報記憶部208のキャッシュタグ情報を参照して(キャッシュタグリード)、S201にて、ヒット判定部204が、キャッシュヒット判定を行い、ヒットの場合は、S202にて、補間ブロック映像読み出し部210が、ブロック映像記憶部209から補間ブロック画素を読み出し(ブロック画素リード)、補間ブロックを生成する。
具体的には、S200にて、ブロック映像用タグ情報記憶部208のキャッシュタグ情報を参照して(キャッシュタグリード)、S201にて、ヒット判定部204が、キャッシュヒット判定を行い、ヒットの場合は、S202にて、補間ブロック映像読み出し部210が、ブロック映像記憶部209から補間ブロック画素を読み出し(ブロック画素リード)、補間ブロックを生成する。
S201にて、ミスヒットの場合は、S203にて、ブロック映像制御部207がフレームバッファー130からブロック映像を入力し(ブロック映像リード)、ブロック映像記憶部209に格納して、S201における判定がヒットになるまで、すなわち補間ブロックを生成できる状態になるまで繰り返す。
図8(A)では、座標変換部203が算出した補正前画像20の座標(x,y)の小数部により、S102において、フィルター係数算出部211により、フィルター係数が算出され、S103において、画素補間部212は、補間ブロックとフィルター係数の畳み込み演算を行うことで、補正後画像21の画素値を算出する。以上の処理を単位フレームにおいて全画素数分繰り返すことで補正後画像21を生成する。
5.台形歪み補正方式切り替え手段:
台形歪み補正方式切り替え手段は、図9(A)に示すようにプロジェクター100に搭載されている台形歪み補正モードボタン500を押下することにより、プロセッサー部110がレジスター部200に台形歪み補正モードを垂直台形歪み補正モードとして設定する。台形歪み補正部107は、設定後の補正処理を垂直台形歪み補正モードで処理するため、フレーム遅延が生じず高速に映像出力が可能となる。
台形歪み補正方式切り替え手段は、図9(A)に示すようにプロジェクター100に搭載されている台形歪み補正モードボタン500を押下することにより、プロセッサー部110がレジスター部200に台形歪み補正モードを垂直台形歪み補正モードとして設定する。台形歪み補正部107は、設定後の補正処理を垂直台形歪み補正モードで処理するため、フレーム遅延が生じず高速に映像出力が可能となる。
また、図9(B)に示すように、リモートコントローラー(リモコン)501に垂直台形歪み補正モード切り替え手段として、リモコン台形歪み補正モードボタン502(例えばゲームボタン)を搭載して、ユーザーが押下することで、プロセッサー部110がレジスター部200に台形歪み補正モードを垂直台形歪み補正モードとして設定する。台形歪み補正部107は、設定後の補正処理を垂直台形歪み補正モードで処理するため、フレーム遅延が生じず高速に映像出力が可能となる。
更に、図9(C)に示すように、プロジェクター100の投写映像にOSD(On Screen Display)としてメニューを表示して、メニューの選択を垂直台形歪み補正モード切り替え手段としても良い。ユーザーはOSDメニューを操作し選択することで、垂直台形歪み補正モードを選択しても良い。
以上が本請求項に記載の台形歪み補正方式切り替え手段に相当する。
映像と操作の追随の感じ方はユーザーにより異なるため、ユーザーが映像と操作の追随が遅いと感じたときのみ、以上の方法によりユーザー自ら垂直台形歪み補正モードを選択し、台形歪み補正装置が補正処理を高速に行うことで、例えば、ユーザーに快適なゲーム環境を提供することができる。
映像と操作の追随の感じ方はユーザーにより異なるため、ユーザーが映像と操作の追随が遅いと感じたときのみ、以上の方法によりユーザー自ら垂直台形歪み補正モードを選択し、台形歪み補正装置が補正処理を高速に行うことで、例えば、ユーザーに快適なゲーム環境を提供することができる。
6.台形歪み補正方式情報表示手段:
台形歪み補正方式情報表示手段は、補正処理の方式が、水平垂直台形歪み補正モードから垂直台形歪み補正モード、もしくは垂直台形歪み補正モードから水平垂直台形歪み補正モードへ変化したとき、投写映像のOSDに現在の補正モードを表示する。図10は、この様子を示したものであり、図10(A)は現在の処理モードが垂直台形歪み補正モードの場合を、図10(B)は現在の処理モードが水平垂直台形歪み補正モードの場合に表示される。
台形歪み補正方式情報表示手段は、補正処理の方式が、水平垂直台形歪み補正モードから垂直台形歪み補正モード、もしくは垂直台形歪み補正モードから水平垂直台形歪み補正モードへ変化したとき、投写映像のOSDに現在の補正モードを表示する。図10は、この様子を示したものであり、図10(A)は現在の処理モードが垂直台形歪み補正モードの場合を、図10(B)は現在の処理モードが水平垂直台形歪み補正モードの場合に表示される。
表示するタイミングは、補正モードが切り替わったとき、もしくは図示されないリモートコントローラー(リモコン)501のボタンを押下することで補正モードを表示する。表示が消えるタイミングは、ある一定時間後に消えるか、もしくは図示されないリモートコントローラー(リモコン)501のボタンを押下することで消える。
このような台形歪み補正方式情報表示手段を備えることで、ユーザーは台形歪み補正処理がどちらのモードで処理されているか知ることができるので、処理速度が速い垂直台形歪み補正モードを積極的に使用して、フレーム遅延がない垂直台形歪み補正の効果を得ることができる。
以上が本請求項に記載の台形歪み補正方式情報表示手段に相当する。
以上が本請求項に記載の台形歪み補正方式情報表示手段に相当する。
図11は垂直台形歪み補正モードの警告を示す図である。
図11(A)は、垂直台形歪み補正モードについての警告を表示している。垂直台形歪み補正モードでは、映像を高速に処理できるメリットがあるが、補正範囲が狭くなる。この警告手段を備えることで、ユーザーはこれに気づかず水平方向の補正を行おうとするが、補正ができなくて機器の故障であると誤解することを回避する効果がある。
図11(B)は、水平垂直台形歪み補正モードについての警告を表示している。水平垂直台形歪み補正モードでは、補正範囲に制限がないがフレーム遅延が生じるため、ユーザーの動体視力によっては、ゲームなどの即時応答性が必要な場合に、映像と操作の追随が遅く感じることがあるが、ユーザーがこの警告手段を見ることで、追随が遅く感じたときにユーザーに自発的に補正モードを変えようとさせることが可能となる。
上記警告手段を表示するタイミングは、台形歪み補正方式情報表示手段と同様の表示するタイミングで表示するのが適している。これ以外のタイミングで表示しても良い。
図11(A)は、垂直台形歪み補正モードについての警告を表示している。垂直台形歪み補正モードでは、映像を高速に処理できるメリットがあるが、補正範囲が狭くなる。この警告手段を備えることで、ユーザーはこれに気づかず水平方向の補正を行おうとするが、補正ができなくて機器の故障であると誤解することを回避する効果がある。
図11(B)は、水平垂直台形歪み補正モードについての警告を表示している。水平垂直台形歪み補正モードでは、補正範囲に制限がないがフレーム遅延が生じるため、ユーザーの動体視力によっては、ゲームなどの即時応答性が必要な場合に、映像と操作の追随が遅く感じることがあるが、ユーザーがこの警告手段を見ることで、追随が遅く感じたときにユーザーに自発的に補正モードを変えようとさせることが可能となる。
上記警告手段を表示するタイミングは、台形歪み補正方式情報表示手段と同様の表示するタイミングで表示するのが適している。これ以外のタイミングで表示しても良い。
図12は垂直台形歪み補正モードで処理している場合の、プロジェクターの投写位置の補正に関する情報について表示している図である。
垂直台形歪み補正モードでは、垂直方向の台形歪み補正のみ行えるので、プロジェクターの投写位置はスクリーンに対して、水平方向において斜めから投写してはスクリーンに矩形表示できない。本情報をユーザーが見ることによって、ユーザーはプロジェクターをどの位置に置くと補正が可能か知ることができる。図12では、補正が可能な場合と、補正が不可能な場合をスクリーンに表示することで、ユーザーに補正可能位置にプロジェクターを配置することを促すことが可能となる。ユーザーは高速な映像処理と綺麗な台形歪み補正効果の両方を享受することが可能となる。
垂直台形歪み補正モードでは、垂直方向の台形歪み補正のみ行えるので、プロジェクターの投写位置はスクリーンに対して、水平方向において斜めから投写してはスクリーンに矩形表示できない。本情報をユーザーが見ることによって、ユーザーはプロジェクターをどの位置に置くと補正が可能か知ることができる。図12では、補正が可能な場合と、補正が不可能な場合をスクリーンに表示することで、ユーザーに補正可能位置にプロジェクターを配置することを促すことが可能となる。ユーザーは高速な映像処理と綺麗な台形歪み補正効果の両方を享受することが可能となる。
100…プロジェクター、101…スクリーン、102…映像信号発生器、103…映像入力部、104…IP変換部、105…解像度変換部、106…映像合成部、107…台形歪み補正部、108…液晶パネル駆動部、109…撮像部、110…プロセッサー部、111…センサー部、130…フレームバッファー、140…照明光学系、141…液晶パネル部、142…投写光学系、20…補正前画像、21…補正後画像、22…算出画素、200…レジスター部、201…制御部、202…補正モード判別部、203…座標変換部、204…ヒット判定部、205…ラスター映像制御部、206…ライン映像用タグ情報記憶部、207…ブロック映像制御部、208…ブロック映像用タグ情報記憶部、209…ブロック映像記憶部、210…補間ブロック映像読み出し部、211…フィルター係数算出部、212…画素補間部、213…FIFO部、500…台形歪み補正モードボタン、501…リモートコントローラー(リモコン)、502…リモコン台形歪み補正モードボタン、503…OSD台形歪み補正モード設定メニュー。
Claims (9)
- 画像に対して水平垂直方向の台形歪み補正を行う水平垂直台形歪み補正手段と、
前記画像に対して、前記水平垂直台形歪み補正より処理時間の短い垂直台形歪み補正を行う垂直台形歪み補正手段と、
前記水平垂直台形歪み補正手段と前記垂直台形歪み補正手段との切り替えを手動入力に基づいて行なう台形歪み補正方式切り替え手段と、
を有することを特徴とするプロジェクター。 - 前記台形歪み補正方式切り替え手段で切り替えられた台形歪み補正方式の情報を表示する台形歪み補正方式情報表示手段を有することを特徴とする請求項1記載のプロジェクター。
- 前記台形歪み補正方式情報は、前記垂直台形歪み補正に切り替えられた際に、表示状態についての警告を含むことを特徴とする請求項1記載のプロジェクター。
- 前記台形歪み補正方式情報は、前記垂直台形歪み補正に切り替えられた際に、前記プロジェクターの投写位置の補正に関する情報を含むことを特徴とする請求項2又は3記載のプロジェクター。
- 画像に対して台形歪み補正として水平垂直方向の台形歪み補正を行う水平垂直台形歪み補正手段と、
前記画像に対して、前記水平垂直台形歪み補正より処理時間の短い垂直台形歪み補正を行う垂直台形歪み補正手段と、
前記水平垂直台形歪み補正手段と前記垂直台形歪み補正手段との切り替えを手動入力に基づいて行なう台形歪み補正方式切り替え手段と、
を有することを特徴とするプロジェクターの制御方法。 - 画像に対して台形歪み補正として水平垂直方向の台形歪み補正を行う水平垂直台形歪み補正手段と、
前記画像に対して、前記水平垂直台形歪み補正より処理時間の短い垂直台形歪み補正を行う垂直台形歪み補正手段と、
前記水平垂直台形歪み補正手段と前記垂直台形歪み補正手段との切り替えを手動入力に基づいて行なう台形歪み補正方式切り替え手段と、
を有することを特徴とするプロジェクターの台形歪み補正装置。 - 前記台形歪み補正方式切り替え手段で切り替えられた台形歪み補正方式の情報を表示する台形歪み補正方式情報表示手段を有することを特徴とする請求項6記載のプロジェクターの台形歪み補正装置。
- 前記台形歪み補正方式情報は、前記垂直台形歪み補正に切り替えられた際に、表示状態についての警告を含むことを特徴とする請求項7記載のプロジェクターの台形歪み補正装置。
- 前記台形歪み補正方式情報は、前記垂直台形歪み補正に切り替えられた際に、前記プロジェクターの投写位置の補正に関する情報を含むことを特徴とする請求項7又は8記載のプロジェクターの台形歪み補正装置。
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JP2014192688A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Seiko Epson Corp | プロジェクター、映像補正方法およびプログラム |
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2010
- 2010-06-21 JP JP2010140241A patent/JP2012005013A/ja not_active Withdrawn
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