JP2012004240A - Led電源装置及びled照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】共通の定電流電源回路に接続されたLEDの1つがオープン故障した場合に他のLEDを保護する。
【解決手段】出力定電流回路40は、定電流を供給する。LEDアレイ1aとLEDアレイ2aは、互いに直列に接続されている。FET1は、LEDアレイ1aに並列に接続されている。FET2は、LEDアレイ2aに並列に接続されている。保護回路80は、LEDアレイ1a及びLEDアレイ2aのいずれかにおけるLEDのオープン故障を検出すると異常検出信号を出力する。制御回路60は、この異常検出信号を入力し、入力した異常検出信号に基づいて、保護回路80がLEDのオープン故障を検出したLEDアレイに接続されたFET(FET1又はFET2)をオンになるように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、LED電源装置及びLED照明器具に関するものである。
CO削減のため高効率なLED照明が求められている。さらに、使用環境に合わせた光色可変のLED照明が求められている。
従来のLED照明では、光色の異なる複数のLED群を1つの照明器具に搭載し、それぞれのLED群に個別に接続された定電流回路を1つずつ制御してLED群ごとに明るさを変更することで、光色を可変にしていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−302008号公報
従来のLED照明器具では、それぞれのLED群に個別に定電流回路が接続されているので高価であり、また、LEDの電流が大きくなるとその定電流回路の損失が大きくなるという課題があった。また、直列接続されたLEDは、そのうちの1個でもオープン故障すると電流が流れなくなるため、全てのLEDが消灯してしまう。このような場合、照明器具が1台のみ配置された部屋は真っ暗になってしまう。また、照明器具が複数台配置された部屋においても、上記のような故障が発生した照明器具は真っ暗になり視環境が大きく損なわれる。さらに、オープン故障したLEDの影響で定電流回路の出力電圧が上昇し、最終的には他のLEDが破壊されるおそれがある。
本発明は、例えば、共通の定電流電源回路に接続されたLEDの1つがオープン故障した場合に他のLEDを保護することを目的とする。また、そのような場合に他のLEDを点灯させることにより一定の明るさを確保することを目的とする。
本発明の一の態様に係るLED電源装置は、
定電流を供給する定電流電源回路と、
それぞれ少なくとも1つのLEDからなり、前記定電流電源回路からの電流により当該少なくとも1つのLEDを点灯させて光を発する複数の発光部であって、互いに直列に接続された複数の発光部のそれぞれに1つずつ並列に接続され、オンで導通状態になり、オフで遮断状態となる複数のスイッチ素子と、
前記複数の発光部のいずれかにおけるLEDのオープン故障を検出する保護回路と、
前記保護回路がLEDのオープン故障を検出した発光部に接続されたスイッチ素子をオンになるように制御する制御回路とを備えることを特徴とする。
本発明の一の態様によれば、共通の定電流電源回路に接続され、それぞれ個別のスイッチ素子に並列に接続され、互いに直列に接続された複数の発光部の中に、LEDがオープン故障した発光部があると、LED電源装置の制御回路が、その発光部に接続されたスイッチ素子をオンになるように制御するため、他の発光部のLEDを保護することができる。
実施の形態1に係る照明装置の回路図である。 (a)PWM信号の波形の例を示す図、(b)調光信号のデューティ比と明るさの関係を示すグラフ、(c)色温度信号のデューティ比と色温度の関係を示すグラフである。 実施の形態1に係る照明装置の動作例を示すタイミングチャートである。 実施の形態2に係る照明装置の回路図である。 実施の形態3に係る照明装置の回路図である。 実施の形態3に係る照明装置の動作例を示すタイミングチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る照明装置10(LED照明器具)の回路図である。
照明装置10は、商用交流電源ACが供給される電源装置20(LED電源装置)と、この電源装置20が出力する直流電流を入力して点灯するLEDモジュール11とを備える。
LEDモジュール11は、複数の発光部として、LEDアレイ1a(「LED1」ともいう)(第1発光部)と、LEDアレイ2a(「LED2」ともいう)(第2発光部)とを備える。また、図示していないが、LEDモジュール11は、LEDアレイ1aとLEDアレイ2aとを実装する基板(例えば、プリント基板)を備える。LEDアレイ1a及びLEDアレイ2aは、それぞれ少なくとも1つのLEDからなり、後述する出力定電流回路40(定電流電源回路)からの定電流により当該少なくとも1つのLEDを点灯させて光を発する。具体的には、LEDアレイ1aは、色温度が例えば3000K(ケルビン)の複数の第1光色LEDからなり、全体としても色温度が3000Kの光(第1色の光)を発する。LEDアレイ2aは、色温度が例えば5000Kの複数の第2光色LEDからなり、全体としても色温度が5000Kの光(第1色と異なる第2色の光)を発する。LEDアレイ1aとLEDアレイ2aとは互いに直列に接続され、LEDアレイ1aとLEDアレイ2aをそれぞれ構成する第1光色LEDと第2光色LEDは、交互に並ぶように基板上に実装される。このように、LEDアレイ1aを構成する第1光色LEDとLEDアレイ2aを構成する第2光色LEDを交互に配置することで、第1光色LEDの発光色と第2光色LEDの発光色とが混合しやすくなる。
電源装置20は、整流平滑回路30、出力定電流回路40、色温度制御回路50、制御回路60(例えば、マイクロコンピュータ)、電圧検出回路70、保護回路80を備える。整流平滑回路30は、商用交流電源ACをダイオードブリッジ31により全波整流し、平滑コンデンサ32により平滑して直流電圧を得る。出力定電流回路40は、定電流を供給する。具体的には、出力定電流回路40は、整流平滑回路30の直流電圧を入力し、定電流の直流電流を出力する。色温度制御回路50は、この出力定電流回路40が出力する直流電流を入力し、接続されるLEDモジュール11に流れる電流を制御する。電圧検出回路70は、出力定電流回路40の出力電圧を電圧検出抵抗71と電圧検出抵抗72とで分圧して保護回路80に印加する。保護回路80は、この出力電圧をコンパレータ81で基準電圧82と比較する。そして、保護回路80は、この出力電圧の上昇を検出することで、LEDアレイ1a及びLEDアレイ2aのいずれかにおけるLEDのオープン故障を検出する。保護回路80は、LEDアレイ1a及びLEDアレイ2aのいずれかにおけるLEDのオープン故障を検出した場合、異常検出信号(所定の信号)を出力する。制御回路60は、外部(調光器等)からの調光信号及び色温度信号を入力し、この入力した調光信号及び色温度信号に基づいて、出力定電流回路40を制御する出力制御信号と色温度制御回路50を制御する色温度制御信号を生成する。また、制御回路60は、保護回路80から異常検出信号が出力されている場合には、この異常検出信号を入力し、入力した異常検出信号に基づいて、保護回路80がLEDのオープン故障を検出したLEDアレイに接続されたFET(FET1又はFET2)をオンになるように制御する。
電源装置20(制御回路60)に入力される調光信号は、PWM(パルス幅変調)のデューティ比によって明るさの情報を示す信号(複数の発光部全体の調光度を指令する調光信号)である。電源装置20(制御回路60)に入力される色温度信号は、PWMのデューティ比によって色温度の情報を示す信号(複数の発光部全体の発光色を指令する調色信号)である。
出力定電流回路40は、定電流制御用のFET41、抵抗42、チョークコイル43、トランジスタ44、ダイオード45、電流検出抵抗46、定電流制御回路47、電解コンデンサ48を備える。定電流制御用のFET41は、ドレイン端子が整流平滑回路30の高電位側に接続される。抵抗42は、このFET41のドレイン端子とゲート端子に並列に接続される。チョークコイル43は、一端がFET41のソース端子に接続される。トランジスタ44は、コレクタ端子がFET41のゲート端子に接続され、エミッタ端子が整流平滑回路30の低電位側に接続される。ダイオード45は、カソード端子がFETのソース端子に接続され、アノード端子が整流平滑回路30の低電位側に接続される。電流検出抵抗46は、一端が整流平滑回路30の低電位側に接続され、他端が後段の色温度制御回路50に接続される。定電流制御回路47は、電流検出抵抗46の他端とトランジスタ44のベース端子と制御回路60に接続される。電解コンデンサ48は、正極がチョークコイル43を介してFET41のソース端子に接続され、負極が整流平滑回路30の低電位側に接続される。
制御回路60は、外部から入力された調光信号のデューティ比に応じて、出力定電流回路40から出力される電流を制御するための出力制御信号を生成する。出力定電流回路40の定電流制御回路47は、制御回路60からの出力制御信号を入力し、この入力した出力制御信号に基づいて、トランジスタ44のスイッチングを制御し、このトランジスタ44のスイッチングによりFET41をオン/オフさせて、所定の定電流を得る。この電流に応じて、LEDモジュール11全体から発せられる光の明るさが変化する。
出力定電流回路40とLEDモジュール11の基板との間の配線には直流電流のみが流れる。
色温度制御回路50は、複数のスイッチ素子として、LEDアレイ1aと並列接続されたスイッチ素子であるFET1(第1スイッチ素子)と、LEDアレイ2aと並列接続されたスイッチ素子であるFET2(第2スイッチ素子)とを備える。また、色温度制御回路50は、FET1とFET2のオン/オフを制御するFET駆動回路51を備える。FET1及びFET2は、それぞれオンで導通状態になり、オフで遮断状態となる。FET1とFET2の接続点と、LEDアレイ1aとLEDアレイ2aの接続点とが接続され、FET1はLEDアレイ1aと、FET2はLEDアレイ2aと、それぞれ並列接続されている。したがって、FET1がオンになるとLEDアレイ1aが短絡され、FET2がオンになるとLEDアレイ2aが短絡されることになる。
制御回路60は、FET駆動回路51を制御してFET1のオン/オフを所定の周期で切り替えることで、FET1に接続されたLEDアレイ1aをその周期で点滅させる。また、FET駆動回路51は、FET駆動回路51を制御してFET2のオン/オフを所定の周期で切り替えることで、FET2に接続されたLEDアレイ2aをその周期で点滅させる。具体的には、制御回路60は、外部から入力された色温度信号のデューティ比に応じて、色温度制御回路50がFET1とFET2をオン/オフする周期を制御するための色温度制御信号を生成する。色温度制御回路50のFET駆動回路51は、制御回路60からの色温度制御信号を入力し、この入力した色温度制御信号に基づいて、FET1とFET2のオン/オフを制御する。このオン/オフの周期に応じて、LEDモジュール11全体から発せられる光の色温度が変化する。
次に、照明装置10の動作(照明制御方法)の説明をする。
図2(a)は、PWM信号の波形の例を示す図である。図2(b)は、調光信号のデューティ比と明るさの関係を示すグラフであり、図2(c)は、色温度信号のデューティ比と色温度の関係を示すグラフである。
図2(a)に示すように、デューティ比(Duty)は、PWM信号の立ち上がりエッジから次の立ち上がりエッジまでの時間(1周期の時間)Tに対する、PWM信号の立ち上がりエッジから立ち下がりエッジまでの時間tの比率である。前述したように、外部から入力される調光信号、色温度信号は、ともにPWM信号であり、そのデューティ比(即ち、オン時間の割合)で動作(調光制御処理、色温度制御処理)を制御回路60に指示する信号である。
図2(b)に示すように、制御回路60は、入力された調光信号のデューティ比が0%であれば、光源の明るさ(調光度)を100%に調節し、入力された調光信号のデューティ比が100%であれば、光源の明るさを0%に調節する(消灯させる)。制御回路60は、調光信号のオン時間が長くなると、LEDアレイ1a及びLEDアレイ2aが発する光の明るさを暗くする。つまり、制御回路60は、入力された調光信号のデューティ比が大きいほど、光源が暗く点灯するように制御する。
図2(c)に示すように、制御回路60は、入力された色温度信号のデューティ比が0%であれば、光源の色温度を5000Kに調節し、入力された色温度信号のデューティ比が100%であれば、光源の色温度を3000Kに調節する。制御回路60は、色温度信号のオン時間が長くなると、色温度が3000Kの光を発するLEDアレイ1aが点灯する時間を長くし、色温度が5000Kの光を発するLEDアレイ2aが点灯する時間を短くする。したがって、色温度信号のオン時間が長くなると、LEDアレイ1aとLEDアレイ2aから発せられ、混ざり合った光の色温度は相対的にLEDアレイ1aが発する色温度である3000Kに近づく。つまり、制御回路60は、入力された色温度信号のデューティ比が大きいほど、光源の色温度が低くなるように制御する。
図3(a)及び(b)は、照明装置10の動作例を示すタイミングチャートである。
前述したように、照明装置10の電源装置20には、信号としてPWMのデューティ比によって明るさの情報を入力する調光信号と、PWMのデューティ比によって色温度の情報を入力する色温度信号が印加されている。この2つの信号は制御回路60が受信する。
制御回路60は、調光信号に基づき、出力定電流回路40の定電流制御用のFET41のスイッチングを制御して、チョークコイル43、電解コンデンサ48、ダイオード45からなるDC/DCコンバータでその出力電流の値を制御して明るさを調節する。このとき、制御回路60は、調光信号のデューティ比によって示された調光度を得るための定電流の電流値を指示する出力制御信号を出力定電流回路40に入力する。なお、制御回路60は、調光信号をそのまま出力制御信号として出力定電流回路40に入力してもよい。出力定電流回路40は、電流検出抵抗46で出力電流、即ち、LEDに流す電流を検出して、定電流制御回路47で出力制御信号が指示する電流値に合わせた定電流をLEDへ供給する。
制御回路60は、色温度信号に基づき、色温度制御回路50のFET1及びFET2のスイッチングを制御して、FET1がオンの期間はLEDアレイ1aを短絡してその発光を停止させ、FET2がオンの期間はLEDアレイ2aを短絡してその発光を停止させる。このとき、制御回路60は、色温度信号のデューティ比によって示された色温度を得るためのスイッチング動作を指示する色温度制御信号を色温度制御回路50に入力する。なお、制御回路60は、色温度信号をそのまま色温度制御信号として色温度制御回路50に入力してもよい。色温度制御回路50は、FET駆動回路51で色温度制御信号が指示するスイッチング動作を行う。
前述したように、例えばLEDアレイ1aが3000Kの発光色、LEDアレイ2aが5000Kの発光色とすれば、FET1及びFET2がオフの期間は出力定電流回路40はLEDアレイ1a→LEDアレイ2aに同じ電流を流し、その合成発光色は4500Kとすることができる。一方、FET1がオンの期間、電流はFET1→LEDアレイ2aの経路で流れ、LEDアレイ2aのみが発光することからその発光色は5000Kとなる。逆にFET2がオンの場合はLEDアレイ1aの発光色、即ち、3000Kとなる。したがって、FET1及びFET2を所定の周期でオン/オフ制御することで3000K〜5000Kの間の光色を自由に作り出すことができる。このとき、一方のLEDのみに電流が流れている期間では、合成の光束が低下してしまう。明るさ一定で光色を変更する場合、LEDアレイ1a及びLEDアレイ2aがそれぞれ同じ電流が供給されると略同じ光束の光を発するものであれば、FET1及びFET2の一方のみがオンしている期間は、出力定電流回路40の出力電流を2倍とすることで明るさを一定に制御可能である。なお、LEDアレイ1a及びLEDアレイ2aがそれぞれ同じ電流が供給されても異なる光束の光を発するものであっても、FET1及びFET2の一方のみがオンしている期間は、出力定電流回路40の出力電流をLEDアレイ1a及びLEDアレイ2aの光束比(同じ電流を流したときの光束の比率)に合わせて調節することで明るさを一定に制御可能である。
また、光色一定で合成の明るさだけを変更したい場合は、FET1及びFET2のオン/オフ制御状態を一定にしたまま、出力定電流回路40の出力を変更することで実現できる。FET1及びFET2のオン/オフ周期は、人間の目がちらつきとして認識できない周波数以上(一般には200Hz以上)であることが望ましい。
以下、図3(a)及び(b)の例について詳細に説明する。ここでは、LEDアレイ1aを構成する第1光色LED(色温度は3000K)及びLEDアレイ2aを構成する第2光色LED(色温度は5000K)は、例として、いずれも0.4Aの電流が入力されると100%の光出力で点灯し、光出力は電流値に比例するものとする。なお、第1光色LED及び第2光色LEDの特性は、これに限るものではない。
図3(a)の例において、電源装置20の制御回路60は、出力定電流回路40を制御して、その出力電流を0.4Aにする。制御回路60は、色温度制御回路50を制御して、FET1を1周期の25%オンにし、FET2を常時オフにする。FET1が1周期の25%オンであるため、LEDアレイ1a(LED1)は1周期の75%のみ100%(照明装置10全体の50%)の光出力で点灯し、1周期の25%は消灯する。一方、FET2が常時オフであるため、LEDアレイ2a(LED2)は常時100%(照明装置10全体の50%)の光出力で点灯する。これにより、照明装置100が発する光の(見た目の)明るさは87.5%(=100×0.75+50×0.25)、(見た目の)色温度は4250K(=4000×0.75+5000×0.25)となる。なお、この例では、調光信号として、デューティ比が12.5%のPWM信号(調光度87.5%を指令する信号)が制御回路60に入力されているものとする。また、色温度信号として、デューティ比が46.875%のPWM信号(色温度4250Kを指令する信号)が制御回路60に入力されているものとする。
FET1のオン/オフに関わらず、FET2がオフの期間でLEDアレイ2aのいずれかのLEDがオープン故障すると、直列接続されたLEDアレイ1a及びLEDアレイ2aには電流が流れなくなるため、LEDアレイ1a及びLEDアレイ2aは消灯する。
このとき、出力定電流回路40はLEDに定電流を流すためにその出力電圧を上昇させる。電圧検出回路70は、この出力電圧を電圧検出抵抗71と電圧検出抵抗72とで分圧し、保護回路80のコンパレータ81に印加する。コンパレータ81の基準電圧82は予め直列接続されたLEDの両端電圧より高く、出力定電流回路40の無負荷時の出力電圧より低く設定されている。そのため、コンパレータ81はその出力電圧を(LowからHiに)反転させ、異常検出信号として制御回路60に印加する。
制御回路60は、FET1をオン/オフ制御、FET2をオフ維持制御している中で保護回路80が保護動作をした(異常検出信号が出力された)ことからLEDアレイ2aでLEDがオープン故障したと推定する。そして、制御回路60は、FET2をオフから常時オンとなるよう制御を変更するとともに、FET1を常時オフとなるように制御する。これによりLEDアレイ1aは点灯を継続することができる。
このように、制御回路60は、少なくともFET2を常時オフにした状態で、保護回路80から異常検出信号が出力された場合、LEDアレイ2aにてLEDのオープン故障が発生したと推定する。そして、制御回路60は、色温度制御回路50を制御して、FET1を常時オフにし、FET2を常時オンにする。FET1が常時オフであり、FET2が常時オンであるため、LEDアレイ2aにオープン故障したLEDが含まれていても、LEDアレイ1aは常時100%の光出力で点灯する。これにより、照明装置100が発する光の(見た目の)明るさは50%、(見た目の)色温度は3000Kとなる。
ここで、LEDアレイ2aにてLEDのオープン故障が発生したのではなく、LEDアレイ1aにてLEDのオープン故障が発生したとしても、保護回路80は、上記と同様に動作して異常検出信号を出力する。そのため、制御回路60は、一旦FET1を常時オフにし、FET2を常時オンにする制御をした後、保護回路80からの異常検出信号の出力が継続して出力されているか否かを判定する。制御回路60は、異常検出信号が継続して出力されていないと判定した場合、LEDアレイ2aにてLEDのオープン故障が発生したという推定が正しかったと判断する。一方、制御回路60は、異常検出信号が継続して出力されていると判定した場合、LEDアレイ2aにてLEDのオープン故障が発生したのではなく、LEDアレイ1aにてLEDのオープン故障が発生したと判断する。そして、制御回路60は、色温度制御回路50を制御して、FET1を常時オンにし、FET2を常時オフにする。FET1が常時オンであり、FET2が常時オフであるため、LEDアレイ1aにオープン故障したLEDが含まれていても、LEDアレイ2aは常時100%の光出力で点灯する。これにより、照明装置100が発する光の(見た目の)明るさは50%、(見た目の)色温度は5000Kとなる。
この例では、LEDアレイ1a及びLEDアレイ2aが上記のように発光色が異なる設定にしてあるため、LEDアレイ1a及びLEDアレイ2aのどちらが故障したかを目視で確認でき、その故障修理を短時間で実施することができる。
図3(a)の例とは逆に、制御回路60がFET1をオフ維持制御、FET2をオン/オフ制御している中でLEDアレイ1aのいずれかのLEDがオープン故障した場合、図3(b)に示すように、制御回路60は、FET1をオフから常時オンとなるよう制御を変更するとともに、FET2を常時オフとなるように制御する。これによりLEDアレイ2aは点灯を継続することができる。
このように、制御回路60は、少なくともFET1を常時オフにした状態で、保護回路80から異常検出信号が出力された場合、LEDアレイ1aにてLEDのオープン故障が発生したと推定する。なお、FET1もFET2も常時オフにしている場合、制御回路60は、LEDアレイ2aにてLEDのオープン故障が発生したと推定して、図3(a)の例のように動作してもよい。制御回路60は、LEDアレイ1aにてLEDのオープン故障が発生したと推定すると、色温度制御回路50を制御して、一旦FET1を常時オンにし、FET2を常時オフにする。その後、制御回路60は、保護回路80からの異常検出信号の出力が継続して出力されているか否かを判定する。制御回路60は、異常検出信号が継続して出力されていないと判定した場合、LEDアレイ1aにてLEDのオープン故障が発生したという推定が正しかったと判断する。一方、制御回路60は、異常検出信号が継続して出力されていると判定した場合、LEDアレイ1aにてLEDのオープン故障が発生したのではなく、LEDアレイ2aにてLEDのオープン故障が発生したと判断する。そして、制御回路60は、色温度制御回路50を制御して、FET1を常時オフにし、FET2を常時オンにする。
なお、図3(a)及び(b)では、FET1及びFET2のいずれか一方がスイッチング動作し、他方が常時オフの状態でLEDにオープン故障が発生する例を示しているが、FET1及びFET2の両方がスイッチング動作している状態や、FET1及びFET2のいずれか一方が常時オンの状態等でLEDにオープン故障が発生する場合でも、同様の動作で対応可能である。いずれの場合でも、保護回路80が異常検出信号を出力することになるため、制御回路60は、異常検出信号に基づき、LEDアレイ1a又はLEDアレイ2aでLEDのオープン故障が発生したと推定して、前述した動作を行えばよい。このとき、FET1及びFET2のいずれか一方が常時オンの状態であれば、そのFETとは別のFETに接続されたLEDアレイでLEDのオープン故障が発生したと最初から判断できる。
以上のように、本実施の形態によれば、共通の出力定電流回路40に接続されたLEDの1つがオープン故障した場合に他のLEDを保護することができる。また、そのような場合に他のLEDを点灯させることにより一定の明るさを確保することができる。即ち、直列接続したLEDがオープン故障した際に、全てのLEDが消灯して、真っ暗になることを防止できる。また、その照明からの光が変化する(例えば、明るさが半減したり、色温度が変化したりする)ため、どのLED(発光部)が故障しているかを目視確認でき、その故障修理を短期間に実施することができる。
また、本実施の形態では、電源装置20が備える出力定電流回路40が1つであるため、電源装置20を安価に構成できるだけでなく、LEDの電流をバイパスするスイッチ素子(FET1及びFET2)の損失が非常に小さいため、照明装置10全体で効率を高くすることができる。さらにスイッチ素子をオン/オフするだけの簡単な構成のため照明装置10全体を安価にすることができる。
なお、LEDアレイ1a及びLEDアレイ2aの発光色は、それぞれ3000K、5000K以外でもよく、例えば4200〜6500Kの白色又は昼白色と2700〜3000Kの電球色とを組み合わせることで、実用的な色可変のLED照明を得ることができる。また、LEDアレイ1a及びLEDアレイ2aは、全て同じ光色のLEDで構成されている必要はなくFET1及びFET2をオフしたときの合成の光色(色温度)によって選択すればよい。例えば、LEDアレイ1aは4個とも色温度が3000KのLEDで構成し、LEDアレイ2aは5000KのLEDを2個と3000KのLEDを2個有するように構成すると、全てのLEDが発光したときに得られる発光色の色温度を3500Kとすることができる。また、本実施の形態では、LEDアレイ1a及びLEDアレイ2aは、それぞれ4個のLEDで構成されているが、3個以下のLEDあるいは5個以上のLEDで構成されていてもよい。あるいは、LEDアレイ1a及びLEDアレイ2aを、それぞれ1つのLEDに置き換えてもよい。また、LEDアレイ1a及びLEDアレイ2aは、互いに異なる数のLEDで構成されていてもよい。
本実施の形態では、LEDモジュール11が2つの発光部(LEDアレイ1a、LEDアレイ2a)で構成されているが、LEDモジュール11は、3つ以上の発光部で構成されていてもよい。発光部が3つ以上あり、そのうちの1つの発光部にてLEDのオープン故障が発生した場合、制御回路60は、保護回路80がLEDのオープン故障を検出した発光部に接続されたスイッチ素子をオンになるように制御するとともに、保護回路80がLEDのオープン故障を検出した発光部に接続されたスイッチ素子以外の少なくとも1つのスイッチ素子をオフになるように制御する。これにより、全てのLEDが消灯することを防げる。
本実施の形態では、電源装置20の制御回路60が、調光信号のデューティ比が大きいほど、光源が暗く点灯するように制御するが、調光信号のデューティ比が大きいほど、光源が明るく点灯するように制御してもよい。また、本実施の形態では、制御回路60が、色温度信号のデューティ比が大きいほど、光源の色温度が低くなるように制御するが、色温度信号のデューティ比が大きいほど、光源の色温度が高くなるように制御してもよい。
本実施の形態では、電源装置20の保護回路80が、電圧検出回路70から印加される電圧を基準電圧82と比較してLEDの異常(オープン故障)の有無を判定するが、出力定電流回路40の電流検出抵抗46とLEDとの間に接続点を追加し、この接続点から印加される電圧を基準電圧82と比較してLEDの異常(オープン故障)の有無を判定してもよい。電圧検出回路70を用いる場合、保護回路80は、基準電圧82よりも高い電圧が印加されたとき、LEDに異常(オープン故障)ありと判定する。例えば、制御回路60がFET1をオンにしているときに、保護回路80に基準電圧82よりも高い電圧が入力されたとき、制御回路60は、LEDアレイ2aのいずれかのLEDに異常(オープン故障)が発生していると判断する。一方、電流検出抵抗46を用いる場合、保護回路80は、基準電圧82よりも低い電圧が入力されたとき、LEDに異常(オープン故障)ありと判定する。例えば、制御回路60がFET1をオンにしているときに、保護回路80に電圧が入力されない(基準電圧82よりも低い電圧が入力された)とき、制御回路60は、LEDアレイ2aに異常(オープン故障)が発生していると判断する。
実施の形態2.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
図4は、本実施の形態に係る照明装置10(一部のみ)の回路図である。
本実施の形態では、実施の形態1と同様のLEDアレイを3個直列接続し、また、各LEDアレイに対応するスイッチ素子も3個直列接続している。その他の構成については、図1に示した実施の形態1に係る照明装置10と同様である。
電源装置20(色温度制御回路50)には、直列接続されたLEDアレイ1a(第1発光部)とLEDアレイ2a(第2発光部)とLEDアレイ3a(第3発光部)が接続される。色温度制御回路50は、LEDアレイ1aとLEDアレイ2aとLEDアレイ3aのそれぞれに並列に接続される3つのスイッチ素子(FET1、FET2、FET3)を備える。
LEDアレイ1aとLEDアレイ2aは、例えば同じ色温度(例えば5000K)のLEDをそれぞれ3個ずつ備えている。LEDアレイ3aは、例えば赤色のLEDを2個備えている。
電源装置20(色温度制御回路50)は、FET1、FET2、FET3を個別にオン/オフ制御することにより、LEDアレイ1a、LEDアレイ2a、LEDアレイ3aを点灯制御し、それぞれの発光色を混合して電球色を精度よく作り出す。例えば、FET3のオン時間の比を変更することでLEDアレイ3aの発光量を変化させ、LEDアレイ1a、LEDアレイ2a、LEDアレイ3aの合成光が色度図上の電球色の範囲内の光となるようにする。
現状の白色LEDは、光色(色温度)、光束にばらつきがあり、LEDを無選別で組み合わせると目標の光色や光束が得られない。しかしながら、本実施の形態では、FET1、FET2、FET3のオン/オフを制御して色度を調整することにより、目標の光色を得ることができる。また、出力定電流回路40の出力電流を調整することにより、目標の光束を得ることができる。
このように、本実施の形態では、スイッチ素子と並列接続のLEDの組み合わせ数を増やすことで、LEDがオープン故障した際の照度の低下(明るさへの影響)を小さくすることができる。また、個別にオン/オフ制御されるLEDアレイの数を増やすことで、実施の形態1と比べて、さらにきめ細かい色温度や明るさの制御が可能になる。
実施の形態3.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
図5は、本実施の形態に係る照明装置10の回路図である。
実施の形態1では、LEDモジュール11のLEDアレイ1aとLEDアレイ2aとが互いに直列に接続されている。そして、色温度制御回路50のFET1がLEDアレイ1aと、FET2がLEDアレイ2aと、それぞれ並列に接続されている。これに対し、本実施の形態では、LEDモジュール11のLEDアレイ1aとLEDアレイ2aとが互いに並列に接続されている。そして、色温度制御回路50のFET1がLEDアレイ1aと、FET2がLEDアレイ2aと、それぞれ直列に接続されている。したがって、FET1がオンになるとLEDアレイ1aが点灯可能となり、FET2がオンになるとLEDアレイ2aが点灯可能になる。制御回路60は、実施の形態1と同様に、FET駆動回路51を制御してFET1のオン/オフを所定の周期で切り替えることで、FET1に接続されたLEDアレイ1aをその周期で点滅させるが、実施の形態1とはオンとオフを逆に制御することになる。
図6(a)及び(b)は、照明装置10の動作例を示すタイミングチャートである。
例えばLEDアレイ1aが3000Kの発光色、LEDアレイ2aが5000Kの発光色とすれば、FET1及びFET2がオンの期間は出力定電流回路40はLEDアレイ1a→FET1、LEDアレイ2a→FET2のそれぞれ経路に電流を流し、LEDアレイ1a及びLEDアレイ2aの合成発光色は4500Kとすることができる。一方、FET1がオフの期間、電流はLEDアレイ2a→FET2の経路のみで流れ、LEDアレイ2aのみが発光することからその発光色は5000Kとなる。逆にFET2がオフの場合はLEDアレイ1aの発光色、即ち、3000Kとなる。したがって、FET1及びFET2を所定の周期でオン/オフ制御することで3000K〜5000Kの間の光色を自由に作り出すことができる。
以下、図6(a)及び(b)の例について詳細に説明する。ここでも、LEDアレイ1aを構成する第1光色LED(色温度は3000K)及びLEDアレイ2aを構成する第2光色LED(色温度は5000K)は、例として、いずれも0.4Aの電流が入力されると100%の光出力で点灯し、光出力は電流値に比例するものとする。なお、第1光色LED及び第2光色LEDの特性は、これに限るものではない。
図6(a)の例において、電源装置20の制御回路60は、出力定電流回路40を制御して、その出力電流を0.4Aにする。制御回路60は、色温度制御回路50を制御して、FET1を1周期の25%オンにし、FET2を1周期の75%オンにする。このとき、制御回路60は、FET1とFET2とが交互にオンになるように(オン/オフが反転するように)制御する。FET1が1周期の25%オンであるため、LEDアレイ1a(LED1)は1周期の25%のみ100%(照明装置10全体の100%)の光出力で点灯し、1周期の75%は消灯する。一方、FET2が1周期の75%オンであるため、LEDアレイ2a(LED2)は1周期の75%のみ100%(照明装置10全体の100%)の光出力で点灯し、1周期の25%は消灯する。これにより、照明装置100が発する光の(見た目の)明るさは100%、(見た目の)色温度は4500K(=3000×0.25+5000×0.75)となる。なお、この例では、調光信号として、デューティ比が0%のPWM信号(調光度100%を指令する信号)が制御回路60に入力されているものとする。また、色温度信号として、デューティ比が43.75%のPWM信号(色温度4500Kを指令する信号)が制御回路60に入力されているものとする。
FET2がオンの期間でLEDアレイ2aのいずれかのLEDがオープン故障すると、LEDアレイ2aには電流が流れなくなるため、LEDアレイ2aは消灯する。FET1がオフの期間に入ると、LEDアレイ1aも消灯する。
このとき、出力定電流回路40はLEDに定電流を流すためにその出力電圧を上昇させる。電圧検出回路70は、この出力電圧を電圧検出抵抗71と電圧検出抵抗72とで分圧し、保護回路80のコンパレータ81に印加する。コンパレータ81の基準電圧82は予め直列接続されたLEDの両端電圧より高く、出力定電流回路40の無負荷時の出力電圧より低く設定されている。そのため、コンパレータ81はその出力電圧を(LowからHiに)反転させ、異常検出信号として制御回路60に印加する。
制御回路60は、FET2をオン制御している中で保護回路80が保護動作をした(異常検出信号が出力された)ことからLEDアレイ2aでLEDがオープン故障したと判断する。そして、制御回路60は、FET2を常時オフとなるように制御するとともに、FET1を常時オンとなるように制御する。これによりLEDアレイ1aは点灯を継続することができる。
このように、制御回路60は、FET2のみがオンの状態で、保護回路80から異常検出信号が出力された場合、LEDアレイ2aにてLEDのオープン故障が発生したと判定する。そして、制御回路60は、色温度制御回路50を制御して、FET1を常時オンにし、FET2を常時オフにする。FET1が常時オンであり、FET2が常時オフであるため、LEDアレイ1aは常時100%の光出力で点灯する。これにより、照明装置100が発する光の(見た目の)明るさは100%、(見た目の)色温度は3000Kとなる。
ここで、LEDアレイ2aにてLEDのオープン故障が発生したのではなく、LEDアレイ1aにてLEDのオープン故障が発生したとしても、保護回路80は、上記と同様に動作して異常検出信号を出力する。上記のように、保護回路80から異常検出信号が出力されたときにFET2のみがオンの状態であれば、制御回路60は、LEDアレイ2aにてLEDのオープン故障が発生したと判断してもよいが、実施の形態1と同様に、一旦LEDアレイ2aにてLEDのオープン故障が発生したと推定して動作してもよい。即ち、制御回路60は、保護回路80から異常検出信号が出力された場合、一旦FET1を常時オンにし、FET2を常時オフにする制御をした後、保護回路80からの異常検出信号の出力が継続して出力されているか否かを判定する。制御回路60は、異常検出信号が継続して出力されていないと判定した場合、LEDアレイ2aにてLEDのオープン故障が発生したという推定が正しかったと判断する。一方、制御回路60は、異常検出信号が継続して出力されていると判定した場合、LEDアレイ2aにてLEDのオープン故障が発生したのではなく、LEDアレイ1aにてLEDのオープン故障が発生したと判断する。そして、制御回路60は、色温度制御回路50を制御して、FET1を常時オフにし、FET2を常時オンにする。FET1が常時オフであり、FET2が常時オンであるため、LEDアレイ2aは常時100%の光出力で点灯する。これにより、照明装置100が発する光の(見た目の)明るさは100%、(見た目の)色温度は5000Kとなる。
この例では、図3(a)の例と同様に、LEDアレイ1a及びLEDアレイ2aが上記のように発光色が異なる設定にしてあるため、LEDアレイ1a及びLEDアレイ2aのどちらが故障したかを目視で確認でき、その故障修理を短時間で実施することができる。
図6(a)の例と異なり、制御回路60がFET1を1周期の50%オンになるように制御し、FET2を1周期の50%オンになるように制御している状態で、LEDアレイ1aのいずれかのLEDがオープン故障した場合、図6(b)に示すように、制御回路60は、FET1を常時オフとなるように制御するとともに、FET2を常時オンとなるように制御する。これによりLEDアレイ2aは点灯を継続することができる。
このように、制御回路60は、FET1のみがオンの状態で、保護回路80から異常検出信号が出力された場合、LEDアレイ1aにてLEDのオープン故障が発生したと判定する。そして、制御回路60は、色温度制御回路50を制御して、FET1を常時オフにし、FET2を常時オンにする。
なお、図6(a)及び(b)では、FET1及びFET2の両方が交互にオンになるようにスイッチング動作している状態でLEDにオープン故障が発生する例を示しているが、FET1及びFET2のいずれか一方がスイッチング動作し、他方が常時オンの状態等でLEDにオープン故障が発生する場合でも、同様の動作で対応可能である。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これらのうち、2つ以上の実施の形態を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらのうち、1つの実施の形態を部分的に実施しても構わない。あるいは、これらのうち、2つ以上の実施の形態を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
1 FET、1a LEDアレイ、2 FET、2a LEDアレイ、3 FET、3a LEDアレイ、10 照明装置、11 LEDモジュール、20 電源装置、30 整流平滑回路、31 ダイオードブリッジ、32 平滑コンデンサ、40 出力定電流回路、41 FET、42 抵抗、43 チョークコイル、44 トランジスタ、45 ダイオード、46 電流検出抵抗、47 定電流制御回路、48 電解コンデンサ、50 色温度制御回路、51 FET駆動回路、60 制御回路、70 電圧検出回路、71 電圧検出抵抗、72 電圧検出抵抗、80 保護回路、81 コンパレータ、82 基準電圧、AC 商用交流電源。

Claims (8)

  1. 定電流を供給する定電流電源回路と、
    それぞれ少なくとも1つのLEDからなり、前記定電流電源回路からの電流により当該少なくとも1つのLEDを点灯させて光を発する複数の発光部であって、互いに直列に接続された複数の発光部のそれぞれに1つずつ並列に接続され、オンで導通状態になり、オフで遮断状態となる複数のスイッチ素子と、
    前記複数の発光部のいずれかにおけるLEDのオープン故障を検出する保護回路と、
    前記保護回路がLEDのオープン故障を検出した発光部に接続されたスイッチ素子をオンになるように制御する制御回路とを備えることを特徴とするLED電源装置。
  2. 前記制御回路は、さらに、前記保護回路がLEDのオープン故障を検出した発光部に接続されたスイッチ素子以外の少なくとも1つのスイッチ素子をオフになるように制御することを特徴とする請求項1に記載のLED電源装置。
  3. 定電流を供給する定電流電源回路と、
    それぞれ少なくとも1つのLEDからなり、前記定電流電源回路からの電流により当該少なくとも1つのLEDを点灯させて光を発する複数の発光部であって、互いに並列に接続された複数の発光部のそれぞれに1つずつ直列に接続され、オンで導通状態になり、オフで遮断状態となる複数のスイッチ素子と、
    前記複数の発光部のいずれかにおけるLEDのオープン故障を検出する保護回路と、
    前記保護回路がLEDのオープン故障を検出した発光部に接続されたスイッチ素子以外の少なくとも1つのスイッチ素子をオンになるように制御する制御回路とを備えることを特徴とするLED電源装置。
  4. 前記LED電源装置は、前記複数の発光部として2つの発光部を備え、
    前記保護回路は、前記2つの発光部のいずれかにおけるLEDのオープン故障を検出した場合、所定の信号を出力し、
    前記制御回路は、前記保護回路から前記信号が出力された場合、前記2つの発光部のうち、一方の発光部に接続されたスイッチ素子をオンになるように制御するとともに、他方の発光部に接続されたスイッチ素子をオフになるように制御した後、前記保護回路から前記信号が継続して出力されているか否かを判定し、前記信号が継続して出力されていると判定した場合、当該一方の発光部に接続されたスイッチ素子をオフになるように制御するとともに、当該他方の発光部に接続されたスイッチ素子をオンになるように制御することを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載のLED電源装置。
  5. 前記保護回路は、前記定電流電源回路の出力電圧の上昇を検出することで、前記複数の発光部のいずれかにおけるLEDのオープン故障を検出することを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載のLED電源装置。
  6. 定電流を供給する定電流電源回路と、
    それぞれ少なくとも1つのLEDからなり、前記定電流電源回路からの電流により当該少なくとも1つのLEDを点灯させて光を発する複数の発光部であって、互いに直列に接続された複数の発光部と、
    前記複数の発光部のそれぞれに1つずつ並列に接続され、オンで導通状態になり、オフで遮断状態となる複数のスイッチ素子と、
    前記複数の発光部のいずれかにおけるLEDのオープン故障を検出する保護回路と、
    前記保護回路がLEDのオープン故障を検出した発光部に接続されたスイッチ素子をオンになるように制御する制御回路とを備えることを特徴とするLED照明器具。
  7. 前記制御回路は、さらに、前記保護回路がLEDのオープン故障を検出した発光部に接続されたスイッチ素子以外の少なくとも1つのスイッチ素子をオフになるように制御することを特徴とする請求項6に記載のLED照明器具。
  8. 定電流を供給する定電流電源回路と、
    それぞれ少なくとも1つのLEDからなり、前記定電流電源回路からの電流により当該少なくとも1つのLEDを点灯させて光を発する複数の発光部であって、互いに並列に接続された複数の発光部と、
    前記複数の発光部のそれぞれに1つずつ直列に接続され、オンで導通状態になり、オフで遮断状態となる複数のスイッチ素子と、
    前記複数の発光部のいずれかにおけるLEDのオープン故障を検出する保護回路と、
    前記保護回路がLEDのオープン故障を検出した発光部に接続されたスイッチ素子以外の少なくとも1つのスイッチ素子をオンになるように制御する制御回路とを備えることを特徴とするLED照明器具。
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