JP2012003605A - Text input device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、文章入力装置に関する。 The present invention relates to a text input device.
従来、ノートパソコンやPDA等の文章を入力するための文章入力装置が用いられている。例えば、特許文献1には、システム本体、文章を入力するためのキーボード、文章を表示するための表示装置、及び入力した文章を保存するための外部記憶装置を備える携帯型電子機器が開示されている。
Conventionally, a text input device for inputting text, such as a notebook personal computer or a PDA, has been used. For example,
ここで、上述したような携帯電子機器は、携帯性を高めるためには小型化することが好ましいが、当該携帯電子機器はキーボードにて入力された文章を表示する表示装置を備えているため、小型化を図るには限界があった。 Here, the portable electronic device as described above is preferably miniaturized in order to enhance portability, but the portable electronic device includes a display device that displays a sentence input with a keyboard. There was a limit to downsizing.
ところで、文章の読解においては、文章の語中の語順が正確でない場合であっても、文章の語頭と語尾の文字さえ正しい位置にあれば文章の意味が通じる場合がある。これより、携帯型電子機器に文章を入力する場合において、文章入力中に文章の語順を正確に確認しなくても、文章入力後に上記ロジックに基づいて文章の語順を入れ替えることにより、当該入力した文章が意味の通じる文章にすることができる。したがって、入力した文章の語順を入れ替える文章入力システムは、例えば、文章の入力時において、入力した文章の内容をユーザに提示しないシステムとして、上記携帯型電子機器から表示装置を除いた携帯型電子機器と、当該携帯型電子機器に入力された文章を上記ロジックに基づいて判読するための文章判読装置とを備えて構成することができる。この文章入力システムによれば、ユーザが携帯型電子機器で文章の内容を視覚的に確認できないことにより、携帯型電子機器に意味の通じない文章が入力された場合でも、文章判読装置が当該入力された文章を意味の通じる文章にすることができる。また、このような文章入力システムにおいては、携帯型電子機器の表示装置を省略することができるので、当該携帯型電子機器の構造を簡素化でき、当該携帯型電子機器の小型化を図ることができると共に製造コストを抑えることができる。 By the way, in the reading comprehension of the sentence, even if the word order in the word of the sentence is not accurate, the meaning of the sentence may be understood if only the beginning and ending characters of the sentence are in the correct positions. As a result, when inputting text into a portable electronic device, the text input is performed by switching the word order of the text based on the above logic after text input, even if the word order of the text is not accurately confirmed during text input. The sentence can be made into a sentence that makes sense. Accordingly, the sentence input system for changing the word order of the input sentence is, for example, a portable electronic device in which the display device is excluded from the portable electronic device as a system that does not present the content of the input sentence to the user when inputting the sentence. And a text interpretation device for reading text input to the portable electronic device based on the logic. According to this text input system, even when a meaningless text is input to the portable electronic device because the user cannot visually confirm the content of the text on the portable electronic device, the text interpretation device can input the text. The written sentence can be made into a sentence that makes sense. Further, in such a text input system, since the display device of the portable electronic device can be omitted, the structure of the portable electronic device can be simplified, and the portable electronic device can be downsized. In addition, the manufacturing cost can be reduced.
しかしながら、上述した従来の携帯型電子機器は、文章を入力、編集、又は保存する際の正確性に関して改善の余地があった。例えば、文章の入力時において、携帯型電子機器に表示装置がない場合には、入力された文章の内容を確認することができないので、ユーザによるキーボードの誤操作によって、ユーザが想定していた文章と、実際に携帯型電子機器に入力された文章とが全く異なるおそれがあった。また、文章の編集又は保存時において、文章入力装置に表示装置がない場合には、ユーザが正しくキーボードの操作が行われたか否かを確認することができないので、複雑なキーボードの操作によって文章が編集又は保存される場合に、キーボードの操作のタイミングがずれることにより、文章の編集又は保存が行われないおそれがあった。 However, the above-described conventional portable electronic device has room for improvement in terms of accuracy when inputting, editing, or storing a sentence. For example, when there is no display device in the portable electronic device at the time of inputting a sentence, the contents of the input sentence cannot be confirmed. There is a possibility that the text actually input to the portable electronic device is completely different. In addition, when editing or saving a sentence, if the sentence input device does not have a display device, the user cannot confirm whether or not the keyboard has been correctly operated. In the case of editing or saving, there is a possibility that the editing or saving of the text may not be performed due to a shift in the operation timing of the keyboard.
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、文章を入力、編集又は保存する際の正確性を確保でき、かつ小型化を図ることができる、文章入力装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above, and an object of the present invention is to provide a sentence input device that can ensure accuracy when inputting, editing, or saving a sentence and can be downsized. To do.
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の文章入力装置は、筐体の側面に複数のキーを備えて構成された文章入力装置であって、前記キーを介して入力された文章を記憶するための記憶手段と、前記キーを介して現在入力されている文章の内容又は形式を確認するための表示手段であって、前記筐体の側面のうち前記キーと同一側面上に設けられた表示手段と、前記キーを介して現在入力されている文章の内容又は形式を前記表示手段によって表示させる表示制御手段とを備え、あるいは、前記記憶手段にて記憶される文章の編集又は保存方法を指示するための編集保存指示手段と、前記編集保存指示手段にて指示された編集又は保存方法に基づいて前記キーを介して入力された文章を前記記憶手段によって記憶させる記憶制御手段とを備える。
In order to solve the above-described problems and achieve the object, the text input device according to
請求項2に記載の文章入力装置は、請求項1に記載の文章入力装置において、前記編集保存指示手段は、前記キーを介して現在入力されている文章において、ページを区切る位置を指定するためのページ区切位置指定手段である。
The text input device according to
請求項3に記載の文章入力装置は、請求項1又は2に記載の文章入力装置において、前記記憶手段は、前記キーを介して入力された文章を保存するための複数のフォルダを格納するフォルダ格納手段を備え、前記編集保存指示手段は、前記フォルダ格納手段に格納された複数のフォルダの中から、前記キーを介して現在入力されている文章を保存するフォルダを指定するためのフォルダ指定手段である。
The sentence input device according to
請求項4に記載の文章入力装置は、請求項1から3のいずれか一項に記載の文章入力装置において、前記表示手段は、前記キーを介して文章を入力する際の入力モードが日本語入力モードと英語入力モードのいずれであるのかを識別可能な態様で表示するための発光手段である。
The sentence input device according to claim 4 is the sentence input device according to any one of
請求項5に記載の文章入力装置は、請求項1から4のいずれか一項に記載の文章入力装置において、前記表示手段は、前記キーを介して現在入力されている文章のうち、所定長の一行分の文章を表示するためのディスプレイである。
The sentence input device according to
請求項6に記載の文章入力装置は、請求項1から5のいずれか一項に記載の文章入力装置において、前記キーを介して文章を入力する際に、操作されたキーがいずれのキーであるのかを識別可能な態様で入力音を出力するための入力音出力手段を備える。
The text input device according to
請求項1に記載の文章入力装置によれば、表示制御手段がキーを介して現在入力されている文章の内容又は形式を表示手段に対して表示させ、あるいは、記憶制御手段が編集保存指示手段にて指示された編集又は保存方法に基づいて入力された文章をフォルダ格納手段のフォルダに記憶するので、表示手段によって現在入力されている文章の内容又は形式をユーザに提示でき、あるいは、編集保存指示部を操作することによって文章の編集又は当該フォルダに文章を保存できるので、文章を入力、編集、又は保存する際の正確性を確保することができる。また、現在入力されている文章の内容又は形式を表示する表示手段を用いることで、当該文章入力装置に表示装置を備えることを省略することができ、当該文章入力装置の小型化を図ることができると共に製造コストを抑えることができる。
According to the text input device of
請求項2に記載の文章入力装置によれば、編集保存指示手段は、キーを介して現在入力されている文章において、ページを区切る位置を指定するためのページ区切位置指定手段であるので、当該ページ区切位置指定手段を操作することによりページを区切る位置を指定することができ、表示装置がなくても文章の編集を正確かつ簡易に行うことができる。
According to the sentence input device according to
請求項3に記載の文章入力装置によれば、編集保存指示手段は、フォルダ格納手段に格納された複数のフォルダの中から、キーを介して現在入力されている文章を保存するフォルダを指定するためのフォルダ指定手段であるので、当該フォルダ指定手段を操作することによりフォルダを指定することができ、表示装置がなくても文章の保存を正確かつ簡易に行うことができる。 According to the sentence input device of the third aspect, the edit / save instructing unit designates a folder for storing the currently input sentence through a key from the plurality of folders stored in the folder storing unit. Therefore, it is possible to specify a folder by operating the folder specifying means, and it is possible to accurately and easily save a sentence without a display device.
請求項4に記載の文章入力装置によれば、表示手段は、キーを介して文章を入力する際の入力モードが日本語入力モードと英語入力モードのいずれであるのかを識別可能な態様で表示するための発光手段であるので、発光手段の点灯又は点滅により入力モードが日本語入力モードと英語入力モードのいずれであるのかをユーザに提示でき、表示装置がなくても文章を入力する際の正確性を一層確保することができる。 According to the sentence input device according to claim 4, the display means displays in a manner capable of identifying whether the input mode for inputting the sentence via the key is the Japanese input mode or the English input mode. Therefore, it is possible to present to the user whether the input mode is the Japanese input mode or the English input mode by turning on or blinking the light emitting means, and when inputting text without a display device The accuracy can be further secured.
請求項5に記載の文章入力装置によれば、キーを介して文章を入力する際に、操作されたキーがいずれのキーであるのかを識別可能な態様で入力音を出力するための入力音出力手段を備えるので、入力音出力手段の入力音によりキーが的確に操作されたことをユーザに提示でき、文章を入力する際の正確性をさらに一層確保することができる。
According to the sentence input device according to
請求項6に記載の文章入力装置によれば、表示手段は、キーを介して現在入力されている文章のうち、所定長の一行分の文章を表示するための文章表示手段であるので、文章表示手段によって当該所定長の一行分の文章の内容又は形式をユーザに提示でき、入力された文章の全文を表示する表示装置でなくても文章を入力又は編集する際の正確性を一層確保することができる。
According to the sentence input device according to
以下に添付図面を参照して、この発明に係る文章入力装置の実施の形態を詳細に説明する。ただし、これらの実施の形態によって本発明が限定されるものではない。 Hereinafter, embodiments of a text input device according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. However, the present invention is not limited by these embodiments.
〔実施の形態1〕
最初に、実施の形態1について説明する。この実施の形態1は、発光手段を用いて文章の内容又は形式を表示する形態である。
[Embodiment 1]
First, the first embodiment will be described. In the first embodiment, the content or format of a sentence is displayed using a light emitting means.
(構成)
実施の形態1に係る文章入力装置の適用対象は任意であり、例えば、手軽に携帯できる手帳型の文章入力装置等に適用することができる。以下では、携帯タイプの手帳型文章入力装置(以下、文章入力装置と称する)に適用した場合を例として説明を行う。
(Constitution)
The application target of the text input device according to
(構成−文章入力装置)
まず、文章入力装置の構成について説明する。図1は、実施の形態1に係る文章入力装置の概要図であり、(a)は使用時の状態を示す図であり、(b)は収納時の状態を示す図である。図2は、実施の形態1に係る文章入力装置の使用時の状態の平面図である。なお、以下の説明では、図1(a)のX方向を長さ方向、Y方向を幅方向、Z方向を厚さ方向とする。図1に示すように、文章入力装置1は、筐体10、入力部20、発光部30、入力音出力部40、出力部50、及び電源切替部60を備えて構成されている。
(Configuration-Text input device)
First, the configuration of the text input device will be described. FIG. 1 is a schematic diagram of a text input device according to the first embodiment, where (a) is a diagram showing a state during use, and (b) is a diagram showing a state during storage. FIG. 2 is a plan view of the sentence input device according to
筐体10は、入力部20、発光部30、入力音出力部40、出力部50、及び電源切替部60を支持する支持手段であり、かつ文章入力装置1の内部に備えられた電子機器を保護する保護手段である。この筐体10は、樹脂材にて形成された略中空状の方形体であり、外面カバー11と内面カバー12とを組み合わされて構成されている。これら外面カバー11と内面カバー12の接続方法は任意であるが、例えば、外面カバー11と内面カバー12は嵌合やネジ留めにて接続する。
The
この筐体10には、当該筐体10の内面カバー12に入力部20を配置するための開口部13、発光部30を配置するための開口部14、及び電源切替部60を配置するための開口部15が設けられている。また、この筐体10には、当該筐体10の内面カバー12又は外面カバー11に出力部50を配置するための開口部16が設けられている。また、この筐体10の内面カバー12には、筐体10の内部から後述する入力音出力部40から出力された入力音を外部へ放出するための音響孔17が設けられている。なお、この筐体10の外面カバー11には、後述する入力部20の操作を容易にさせるために、当該筐体10を傾斜させるための図示しない脚部が設けられてもよい。
In this
また、文章入力装置1を2つに折り畳んで収納可能なように、この筐体10は当該筐体10の長さ方向の中央部付近で第1の筐体10aと第2の筐体10bとに分離して構成されている。具体的には、第1の筐体10aと第2の筐体10bは、当該筐体10の長さ方向の中央部付近に位置する後述する入力部20のキー間の境目に沿って分離されている。これら第1の筐体10aと第2の筐体10bとの接続方法は任意であるが、例えば、図1(a)、(b)に示すように、第1の筐体10a又は第2の筐体10bをY軸周りに回動させることが可能なように、第1の筐体10aと第2の筐体10bとはヒンジ部18にて接続されている。これにより、図1(b)に示すように、第1の筐体10aの内面カバー12と第2の筐体10bの内面カバー12とが当接した状態で文章入力装置1が収納されることで、文章入力装置1の携帯性を向上させることができると共に、筐体10の内面カバー12に配置された後述する入力部20が外的要因により誤動作することを防止することができる。なお、文章入力装置1を2つに折り畳んだ際に、第1の筐体10a側の入力部20と第2の筐体10b側の入力部20とが非接触状態となるように、第1の筐体10aと第2の筐体10bとの相互間の位置を決定してもよい。これにより、入力部20同士が当接することによる誤操作を防止することができる。
In addition, the
入力部20は、文章を入力するための入力手段である。この入力部20は、樹脂材にて形成されており、筐体10の内面カバー12の開口部13に配置されており、筐体10の内部にある図示しない固定具に固定されている。また、図2に示すように、この入力部20は、標準キー群21、補助キー群22、及び編集保存指示部23を備えて構成されている。
The
標準キー群21は、JIS規格に準拠したキーのうち、後述するキーの一群である。例えば、この標準キー群21は、文字、数字、又は記号を入力するための文字数字キー、文字又は数字を半角又は全角に切り替えるための半角全角キー、所定長の空白を入力するためのTabキー、アルファベットを大文字で入力するためのCaps Lockキー、文字数字キーを用いて文字、数字、又は記号を入力するためのShiftキー、文章を改行するためのEnterキー、文字を削除するためのBack Spaceキー、及び文章を入力する際の入力モードを日本語入力モード(カタカナ又はひらがな)に変更するためのカタカナひらがなキーにて構成される。ここで、この標準キー群21は、文字、数字、記号、スペース等を入力するために最低限必要なキー群であれば足りるため、例えば、この標準キー群21は、JIS規格に準拠したキーのうち、ファンクションキー、カーソルキー、テンキー等が除かれる。このような構成にすることにより、入力部20のキーの数を減らすことができるので、文章入力装置1の構成を簡素化することができる。また、この標準キー群21は、当該文章入力装置1で文章の編集を行わないことを前提としているため、例えば、この標準キー群21には、JIS規格に準拠したキーのうちのCtrlキー、Altキー等が除かれている。これにより、入力部20のキー操作がシンプルになるので、当該入力部20のキーの誤操作を防止することができる。さらに、文章の編集を行わないことを前提とした場合において、当該標準キー群21の構成の簡素化を徹底するために、例えば、図2に示すTabキー等を省略してもよい。
The standard
補助キー群22は、標準キー群21ではカバーできないキー機能を補助するためのキーの一群であり、例えば、標準キー群21の文字数字キーの一部(図2では、文字数字キーの「J」キー等)をテンキーとして使用する場合に用いられるNumロックキー、及び文章を入力する際の入力モードを英語入力モードに変更するための英語キーが該当する。この補助キー群22の各キーの配置位置は任意であり、例えば、標準キー群21の配列を乱さない位置であって、当該補助キー群22の各キーと関連する標準キー群21のキーに近接した位置に配置されている。具体的には、図2に示すように、Numロックキーは入力部20の左側に配置されたShiftキーの下側に配列され、英語キーはカタカナひらがなキーの下側に配置されている、このように、標準キー群21の配列を維持しながら、補助キー群22の各キーと標準キー群21のキーとを関連付けて配置しているので、従来のキーの操作性を維持することができる。
The auxiliary
編集保存指示部23は、後述する記憶部90にて記憶される文章の編集又は保存方法を指示するための編集保存指示手段であり、ページ区切位置指定キー23a、及びフォルダ指定キー23bを備えて構成されている。ページ区切位置指定キー23aは、入力部20のキーを介して現在入力されている文章において、ページを区切る位置を指定するためのページ区切位置指定手段である。フォルダ指定キー23bは、後述する記憶部90のフォルダ格納部91に格納された複数のフォルダ(例えば、後述する図3のフォルダ1〜フォルダ3)の中から、入力部20のキーを介して入力された文章を保存するフォルダを指定するためのフォルダ指定手段である。なお、これらの編集保存指示部23の各構成要素によって実行される処理の詳細については後述する。
The edit / save
発光部30、31は、入力部20のキーを介して文章を入力する際の入力モードが日本語入力モードと英語入力モードのいずれであるのかを識別可能な態様で表示するための発光手段である。具体的には、発光部30は入力モードが日本語入力モードである場合に点灯又は点滅し、発光部31は入力モードが英語入力モードである場合に点灯又は点滅する。これら発光部30、31は、筐体10の内面カバー12の開口部14に配置されており、筐体10の内部にある図示しない固定具に固定されている。また、これら発光部30、31の配置位置は任意であり、ユーザに対して現在入力されている入力モードが日本語入力モードと英語入力モードのいずれであるのかを容易に確認できる位置に配置されることが好ましく、例えば、発光部30はカタカナひらがなキーと一体化して配置されており、発光部31は英語キーと一体化して配置されている。なお、発光部30、31の具体的な構成は任意であり、例えば公知のLEDランプや公知の蛍光ランプ等を使用することができる。
The
入力音出力部40は、入力部20のキーを介して文章を入力する際に、操作されたキーがいずれのキーであるのかを識別可能な態様で入力音を出力するための入力音出力手段であり、例えば公知のスピーカ等で構成される。この入力音出力部40は、筐体10の内部に設けられており、当該筐体10の内部にある図示しない固定具に固定されている。
The input
この入力音出力部40の入力音の出力方法は任意であり、例えば、入力音出力部40は、入力部20のキーのうち、使用頻度が多く又は誤操作が生じにくいキー(図2では、文字数字キー、Enterキー、Back Spaceキー等)については入力音を出力せず、使用頻度が少なく又は誤操作が生じやすいキー(図2では、半角全角キー、Tabキー、Caps Lockキー、Shiftキー、Num Lockキー等)については入力音を出力する。これにより、ユーザに対して入力部20のキーの操作の特徴に応じた注意喚起を行うことができ、ユーザによる入力部20のキーの誤操作を防止することができる。ただし、使用頻度が多く又は誤操作が生じにくいキーと、使用頻度が少なく又は誤操作が生じやすいキーとを同時操作する場合(例えば、文字数字キーとShiftキーとを同時操作して、記号を入力する等)や、使用頻度が少なく又は誤操作が生じやすいキーの機能がロックされた後に、使用頻度が多く又は誤操作が生じにくいキーを操作する場合(例えば、Caps Lockキーでキーロックされた後に、文字数字キーを操作する等)には、入力音出力部40は入力音を出力する。これにより、使用頻度が多く又は誤操作が生じにくい入力部20のキーが操作されている場合であっても、入力部20のキーの誤操作が生じるおそれがあること、又は入力部20のキーの誤操作が生じていることをユーザに対して注意喚起することができ、ユーザによる入力部20のキーの誤操作を一層防止することができる。なお、入力音出力部40より出力される入力音の具体的な態様は任意であり、予め録音された効果音や音声メッセージ等を出力することができる。
The input sound output method of the input
出力部50は、後述する記憶部90のフォルダ格納部91に格納されたフォルダに保存された文章を外部に出力するための出力手段である。この出力部50は、筐体10の外面カバー11又は内面カバー12の開口部16に配置されており、筐体10の内部にある図示しない固定具に固定されている。この出力部50の具体的な構成は任意であり、公知のUSB端子等を使用することができる。なお、この出力部50を介して後述するフォルダ格納部91のフォルダに保存された文章を出力する方法としては、例えば、出力部50と図示しない補助記憶装置(例えば、USBメモリ等)等を接続することにより、後述するフォルダ格納部91のフォルダに保存された文章が出力される。
The
電源切替部60は、文章入力装置1の電源のONとOFFを切り替えるための電源切替手段である。この電源切替部60は、筐体10の内面カバー12の開口部15に配置されており、筐体10の内部にある図示しない固定具に固定されている。
The power
(文章入力装置の電気的構成)
次に、文章入力装置1の電気的構成について説明する。図3は、実施の形態1に係る文章入力装置1の電気的構成を概念的に示すブロック図である。文章入力装置1は、電源部70、制御部80、及び記憶部90を備えて構成されている。
(Electric configuration of text input device)
Next, the electrical configuration of the
電源部70は、文章入力装置1に電力を供給する電力供給手段である。この電源部70の具体的種類は任意であるが、例えば、公知のリチウム電池、公知のアルカリ電池、公知の太陽電池等の電池、交流電源等を用いることができる。あるいは、入力部20のキータイプ時の押し力や振動を電気エネルギーに変換する圧電素子等を備えて構成された発電スイッチを入力部20の背面に実装してもよい。この場合には、ユーザが入力部20のキー入力を連続して行うことで、文章入力装置1の動作に必要な電力(主に後述する制御部80のCPUの駆動電力)を発生させることができる。特に、文章入力装置1は、消費電力が大きいディスプレイを有していないので、上記発電スイッチによって発生した電力により、文章入力装置1の消費電力の全量又は多くの部分を賄うことができ、従来の文章入力装置と比べて電源部70の小型化を図ったり、電源部70を完全に省略することができる。
The
制御部80は、文章入力装置1における各種の制御を行う制御手段である。この制御部80の具体的構成は任意であるが、例えば、記憶部90に記憶されたプログラムを呼出して解析実行するCPU(Central Processing Unit)として構成することができる。
The
この制御部80は、表示制御部81及び記憶制御部82を備えている。表示制御部81は、入力部20のキーを介して現在入力されている文章の内容又は形式を発光部30、31によって表示させる表示制御手段である。記憶制御部82は、編集保存指示部23にて指示された編集又は保存方法に基づいて入力部20のキーを介して入力された文章を記憶部90によって記憶させる記憶制御手段である。
The
記憶部90は、制御部80による制御に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段である。この記憶部90の具体的な構成は任意であり、例えば、フラッシュメモリやEPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)の如き不揮発性の記憶媒体を用いることができる。
The
この記憶部90は、フォルダ格納部91を備えている。フォルダ格納部91は、入力部20のキーを介して入力された文章を保存するための複数のフォルダを格納するフォルダ格納手段である。具体的には、図3に示すように、このフォルダ格納部91は、フォルダ1〜フォルダ3を含んで構成されている。
The
(文章入力装置の処理)
次に、このように構成された文章入力装置1によって実行される処理について説明する。この処理は、入力した文章を保存するためのフォルダを指定するフォルダ指定処理、文章を入力する際の入力モードを切り替えるための入力モード切替処理、文章を入力するための入力処理、及び入力した文章のページを区切るためのページ区切処理に大別される。以下の処理では、図1(a)に示すように、文章入力装置1が使用時の状態(第1の筐体10aと第2の筐体10bが展開された状態)でユーザによって電源切替部60がONに切り替えられることにより、文章入力装置1の電源がONされ、記憶部90によって記憶されたプログラムに従って、各処理を常に実行することが可能となっているものとし、特記する主体を除いて制御部80によって処理が行われる。
(Processing of text input device)
Next, processing executed by the
まず、フォルダ指定処理について説明する。ユーザによってフォルダ指定キー23bが押されることにより、記憶部90のフォルダ格納部91に格納された複数のフォルダのうちの一つが指定されると、制御部80は入力音出力部40に対して入力音を出力させる。さらに、ユーザによってフォルダ指定キー23bが押されるごとに、フォルダ格納部91に格納された複数のフォルダの指定を所定の順序で切り替えられると(例えば、フォルダ1、フォルダ2、フォルダ3の順に切り替える)、制御部80は入力音出力部40に対して当該指定されたフォルダに応じた入力音を出力させる。これらフォルダの指定の切り替えが終わると、記憶制御部82は最後に切り替えられたフォルダを入力部20のキーを介して入力される文章を保存するためのフォルダとして指定する。このように、フォルダ指定キー23bを操作することによりフォルダを指定することができるので、文章の保存を正確かつ簡易に行うことができる。なお、ユーザによってフォルダ指定キー23bを介してフォルダが指定されずに後述する入力処理が行われた場合には、記憶制御部82はフォルダ格納部91に格納された複数のフォルダのうちの先頭のフォルダ(図3では、フォルダ1)又は前回指定されたフォルダ等を、入力した文章を保存するフォルダとして指定する。なお、フォルダ格納部91に格納された複数のフォルダの保存方法は任意であるが、例えば、記憶制御部82は、各フォルダに文章が保存又は更新された日付を付して、当該各フォルダを保存してもよい。このように、日付を付してフォルダを保存することにより、例えばユーザがPC等でフォルダを日付毎に管理することができる。
First, the folder designation process will be described. When one of a plurality of folders stored in the
ここで、フォルダ指定キー23bの入力音の具体的な態様は任意であるが、例えば、入力音出力部40は、フォルダ指定キー23bにてフォルダの指定を切り替える際に、フォルダ格納部91に格納された複数のフォルダのうち、いずれのフォルダであるのかを識別可能な態様で入力音を出力する。具体的には、図3に示すフォルダ格納部91に格納された複数のフォルダにおいて、入力音出力部40はフォルダ1の場合に「ピー」、フォルダ2の場合に「ピー、ピー」、フォルダ3の場合に「ピー、ピー、ピー」という効果音を各々3秒間出力してもよい。あるいは、入力音出力部40はフォルダ1の場合に「フォルダ1です」、フォルダ2の場合に「フォルダ2です」、フォルダ3の場合に「フォルダ3です」という音声メッセージを出力してもよい。これにより、ユーザに対してフォルダ格納部91の複数のフォルダの中から保存したいフォルダを指定することを容易にさせる。
Here, the specific mode of the input sound of the folder designation key 23b is arbitrary, but for example, the input
次いで、入力モード切替処理について説明する。日本語入力モードへの切り替えの場合には、ユーザによってカタカナひらがなキーが押されることにより、入力モードが日本語入力モードに指定されると、制御部80は当該指定された日本語入力モードに応じて文章の入力を制御すると共に、表示制御部81は発光部30を点灯又は点滅させる。また、英語入力モードへの切り替えの場合には、ユーザによって英語キーが押されることにより、入力モードが英語入力モードに指定されると、制御部80は当該英語入力モードに応じて文章の入力を制御すると共に、表示制御部81は発光部31を点灯又は点滅させる。これらより、発光部30、31の点灯又は点滅により入力モードが日本語入力モードと英語入力モードのいずれであるのかをユーザに提示でき、文章を入力する際の正確性を一層確保することができる。なお、この入力モードが日本語入力モード又は英語入力モードである場合に発光部30、31が点灯又は点滅することに代えて、例えば、入力モードが日本語入力モード又は英語入力モードである場合に、入力音出力部40が入力モードに応じた入力音を出力してもよい。具体的には、ユーザによって入力部20の文字数字キーが操作された後に、制御部80は入力音出力部40に対して日本語入力モードの場合に「ピコピコ」という効果音を出力させ、英語入力モードの場合に「カチカチ」という効果音を出力させてもよい。
Next, the input mode switching process will be described. In the case of switching to the Japanese input mode, when the input mode is designated as the Japanese input mode by the user pressing the Katakana Hiragana key, the
続いて、入力処理について説明する。ユーザによって入力部20のキーを介して文章が入力されると、この入力のタイミングと同時に、記憶制御部82は入力された文章をフォルダ指定処理にて指定されたフォルダに保存する。ここで、このような文章の入力操作時には、ユーザによって入力部20のキーが操作されたタイミングで、制御部80は入力音出力部40に対して現在操作されている入力部20のキーがいずれのキーであるのかを識別可能な態様で入力音を出力させる。例えば、文字数字キーの等の使用頻度が多く又は誤操作が生じにくいキーが操作された場合には、制御部80が入力音出力部40に対して入力音を出力させず、Tabキー等の使用頻度が少なく又は誤操作が生じやすいキーが操作された場合には制御部80が入力音出力部40に対して当該各キーに応じた効果音又は音声メッセージを出力させる。これにより、入力音出力部40の入力音により入力部20のキーが的確に操作されたことをユーザに提示でき、文章を入力する際の正確性をさらに一層確保することができる。また、文字数字キーとShiftキーとを同時操作等の使用頻度が多く又は誤操作が生じにくいキーと使用頻度が少なく又は誤操作が生じやすいキーとが同時操作される場合や、Caps Lockキーでキーロックされた後の文字数字キーの操作等の使用頻度が少なく又は誤操作が生じやすいキーの機能がロックされた後にその他のキーが操作される場合には、制御部80が入力音出力部40に対してこれら操作に応じた効果音又は音声メッセージを出力させる。これにより、ユーザに対してこれら操作が行われていることを注意喚起することができ、ユーザによる入力部20のキーの誤操作を防止することができる。
Next, the input process will be described. When a text is input by the user via the key of the
次に、ページ区切処理について説明する。上述した入力処理が行われている中で、ユーザによってページ区切位置指定キー23aが押されることにより、当該入力処理にて入力されている文章においてページを区切る位置が指定されると、記憶制御部82は当該指定された位置でページを区切るための所定の情報を付する。これにより、文章入力装置に入力された文章が上記文章判読装置によって判読されると、当該入力された文章において、上記ページを区切るための所定の情報が付された位置に改ページが挿入される。このように、ページ区切位置指定キー23aを操作することによりページを区切る位置を指定することができ、文章の編集を正確かつ簡易に行うことができる。また、ユーザによってページ区切位置指定キー23aが操作されたタイミングで、制御部80は入力音出力部40に対して当該ページ区切位置指定キー23aに応じた入力音を出力させることで、ユーザに対してページが区切られたことを提示することができる。
Next, page break processing will be described. When the position at which a page is to be separated in the text input in the input process is designated by the user pressing the page break position designation key 23a while the input process is being performed, the storage control
(実施の形態1の効果)
このように実施の形態1によれば、表示制御部81が入力部20のキーを介して現在入力されている文章の内容又は形式を表示手段に対して表示させ、あるいは、記憶制御部82が編集保存指示部23にて指示された編集又は保存方法に基づいて入力された文章をフォルダ格納部91のフォルダに記憶するので、表示手段によって現在入力されている文章の内容又は形式をユーザに提示でき、あるいは、編集保存指示部23を操作することによって文章の編集又は当該フォルダに文章を保存できるので、文章を入力、編集、又は保存する際の正確性を確保することができる。また、現在入力されている文章の内容又は形式を表示する表示手段を用いることで、文章入力装置1に表示装置を備えることを省略することができ、当該文章入力装置1の小型化を図ることができると共に製造コストを抑えることができる。
(Effect of Embodiment 1)
As described above, according to the first embodiment, the
また、編集保存指示部23は、入力部20のキーを介して現在入力されている文章において、ページを区切る位置を指定するためのページ区切位置指定キー23aであるので、当該ページ区切位置指定キー23aを操作することによりページを区切る位置を指定することができ、表示装置がなくても文章の編集を正確かつ簡易に行うことができる。
The edit / save
また、編集保存指示部23は、フォルダ格納部91に格納された複数のフォルダの中から、入力部20のキーを介して現在入力されている文章を保存するフォルダを指定するためのフォルダ指定キー23bであるので、当該フォルダ指定キー23bを操作することによりフォルダを指定することができ、表示装置がなくても文章の保存を正確かつ簡易に行うことができる。
The edit / save
また、表示手段は、入力部20のキーを介して文章を入力する際の入力モードが日本語入力モードと英語入力モードのいずれであるのかを識別可能な態様で表示するための発光部30、31であるので、発光部30、31の点灯又は点滅により入力モードが日本語入力モードと英語入力モードのいずれであるのかをユーザに提示でき、表示装置がなくても文章を入力する際の正確性を一層確保することができる。
Further, the display means is a
また、入力部20のキーを介して文章を入力する際に、操作された入力部20のキーがいずれのキーであるのかを識別可能な態様で入力音を出力するための入力音出力部40を備えるので、入力音出力部40の入力音により入力部20のキーが的確に操作されたことをユーザに提示でき、文章を入力する際の正確性をさらに一層確保することができる。
In addition, when inputting a sentence through the keys of the
〔実施の形態2〕
次に、本発明の実施の形態2について説明する。この形態は、ディスプレイ手段を用いて文章の内容又は形式を表示する形態である。ただし、特に説明なき構成及び処理については、実施の形態1の構成及び処理と同じであるものとし、実施の形態1と同じ構成及び処理については、実施の形態1で使用したものと同じ符号を付することでその説明を省略する。
[Embodiment 2]
Next, a second embodiment of the present invention will be described. This form is a form which displays the content or form of a sentence using a display means. However, unless otherwise specified, the configuration and processing are the same as those of the first embodiment, and the same configurations and processing as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals as those used in the first embodiment. The description is omitted by attaching.
(構成−文章入力装置)
図4は実施の形態2に係る文章入力装置1の使用時の状態の平面図である。また、図5は実施の形態2に係る文章入力装置1の電気的構成を概念的に示すブロック図である。この文章入力装置1は、実施の形態1の文章入力装置1とほぼ同様に構成されているが、発光部30、31の代わりに文章表示部100が入力部20の標準キー群21の上側に配置されている点、筐体10には、当該筐体10の内面カバー12に文章表示部100を配置するための開口部19が設けられている点、フォルダ指定キー23bが操作された場合にのみ入力音出力部40が入力音を出力する点で異なる。
(Configuration-Text input device)
FIG. 4 is a plan view of the
文章表示部100は、入力部20のキーを介して現在入力されている文章のうち、所定長の一行分の文章を表示するためのディスプレイである。この文章表示部100は、筐体10の内面カバー12の開口部19に配置されており、筐体10の内部にある図示しない固定具に固定されている。ここで、「所定長の一行分」とは、例えば、文字サイズが全角10.5ポイントであって、文字数15文字からなる一行分の文章のことである。なお、この文章表示部100の具体的な構成は任意であり、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイを使用することができる。
The
(文章入力装置の処理)
次に、文章入力装置1によって実行される処理について説明する。この処理は、実施の形態1の処理と同様に、フォルダ指定処理、入力モード切替処理、入力処理、及びページ区切処理に大別される。なお、この処理におけるフォルダ指定処理は、実施の形態1の処理のフォルダ指定処理と同じであるため、その説明を省略する。
(Processing of text input device)
Next, processing executed by the
入力モードの切替処理については、ユーザによってカタカナひらがなキーを介して入力モードが日本語入力モードに指定されたり、又は英語キーを介して入力モードが英語入力モードに指定されると、制御部80は当該指定された日本語入力モード又は英語入力モードに応じて文章の入力を制御する。ここで、入力モードが日本語入力モード又は英語入力モードであるかは、後述する入力処理にて文章表示部100に表示される文章に基づいて識別できるので、実施の形態1における発光部30、31等の設置を省略することができる。
Regarding the input mode switching process, when the input mode is designated as the Japanese input mode via the Katakana Hiragana key by the user or the input mode is designated as the English input mode via the English key, the
また、入力処理については、ユーザによって入力部20のキーを介して文章が入力されると、記憶制御部82は入力部20のキーを介して現在入力されている文章をフォルダ指定処理にて指定されたフォルダに保存する。ここで、ユーザによって入力部20のキーが操作されたタイミングで、表示制御部81は文章表示部100に対して入力部20のキーを介して現在入力されている文章のうち、入力された最新の文字から数えて所定長の一行分の文章を表示させる(図3では、「あいうえおかきくけこさしすせそ」)。このように、文章表示部100によって所定長の一行分の文章の内容又は形式をユーザに提示できるので、文章を入力する際の正確性を一層確保することができる。特に、文字数字キーとShiftキーとを同時操作等の使用頻度が多く又は誤操作が生じにくいキーと使用頻度が少なく又は誤操作が生じやすいキーとが同時操作される場合や、Caps Lockキーでキーロックされた後の文字数字キーの操作等の使用頻度が少なく又は誤操作が生じやすいキーの機能がロックされた後にその他のキーが操作される場合には、文章表示部100によって表示される文章から、キー操作が有効に働いているか否かをユーザが視覚的に確認することができるので効果的である。また、文章表示部100の表示方法は任意であり、例えば、表示制御部81は、文章表示部100に対して入力部20のキーを介して現在入力されている文章のうち、所定長の一行分のみを表示させるだけで、当該現在入力されている文章のすべて(すなわち、指定されたフォルダに保存された文章のすべて)を表示させない。これにより、表示制御部81が文章表示部100を簡易に制御することができ、制御部80の回路構成を簡素化することができる。
As for the input process, when a text is input by the user via the key of the
また、ページ区切処理については、上述した入力処理が行われている中で、ユーザによってページ区切位置指定キー23aが押されることにより、当該入力処理にて入力されている文章においてページを区切る位置が指定されると、記憶制御部82は当該指定された位置でページを区切ると共に、表示制御部81は文章表示部100に対してクリアにさせる。これにより、ユーザに対してページが区切られたことを視覚的に注意喚起することができる。
As for the page break process, when the user presses the page break position designation key 23a while the input process described above is being performed, the position where the page is separated in the text input in the input process is determined. When designated, the
(実施の形態2の効果)
このように実施の形態2によれば、表示手段は、入力部20のキーを介して現在入力されている文章のうち、所定長の一行分の文章を表示するための文章表示部100であるので、文章表示部100によって当該所定長の一行分の文章の内容又は形式をユーザに提示でき、入力された文章の全文を表示する表示装置でなくても文章を入力又は編集する際の正確性を一層確保することができる。
(Effect of Embodiment 2)
As described above, according to the second embodiment, the display unit is the
〔変形例〕
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例の一部について説明する。
[Modification]
Although the embodiments of the present invention have been described above, the specific configuration and means of the present invention may be arbitrarily modified and improved within the scope of the technical idea of each invention described in the claims. Can do. Hereinafter, some of such modifications will be described.
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(About problems to be solved and effects of the invention)
First, the problems to be solved by the invention and the effects of the invention are not limited to the above-described contents, and the present invention solves the problems not described above or has the effects not described above. There are also cases where only some of the described problems are solved or only some of the described effects are achieved.
(文章入力装置の適用対象について)
各実施の形態では、文章入力装置1の適用対象は携帯タイプの手帳型文章入力装置であると説明したが、例えば、携帯タイプの手帳型文章入力装置よりも大型で、又は、入力部20のキー等の機能が多機能である卓上タイプのノート型文章入力装置であってもよい。
(Applicable text entry device)
In each embodiment, it has been described that the application target of the
(各実施の形態や各変形例の相互の適用について)
各実施の形態や各変形例は、その一部を相互に交換してもよい。各実施の形態や各変形例は、その一部を相互に交換してもよい。例えば、実施の形態2では、発光部30をカタカナひらがなキーと一体化して配置し、発光部31を英語キーと一体化して配置してもよい。また、実施の形態2では、制御部80は入力音出力部40に対してフォルダ指定キー23bが操作された場合にのみに入力音を出力させるだけでなく、その他の入力部20のキーが操作された場合にも入力音を出力させてもよい。
(About mutual application of each embodiment and each modification)
A part of each embodiment or each modification may be exchanged. A part of each embodiment or each modification may be exchanged. For example, in the second embodiment, the
(入力部について)
各実施の形態では、入力部20は、標準キー群21、補助キー群22、及び編集保存指示部23を備えて構成されていると説明したが、このような構成に限られない。例えば、各実施の形態の標準キー群21、又は補助キー群22に含まれるキーをさらに削除して構成してもよく、あるいは、標準キー群21、補助キー群22、及び編集保存指示部23には含まれない機能を有するキー等を追加して構成してもよい。例えば、記憶部90のフォルダ格納部91に格納されたフォルダに保存されている文章を削除するフォルダ文章削除キーや、入力した文章の変換を確定するための変換確定指示キーを追加してもよい。
(About the input section)
In each embodiment, it has been described that the
(入力音出力部について)
各実施の形態では、入力音出力部40は公知のスピーカにて構成されると説明したが、このような構成に限られない。例えば、入力音出力部40は、入力部20のキーの入力音を機械的に発生させる入力音発生部にて構成されてもよい。具体的には、入力音発生部は、文字数字キーの等の使用頻度が多く又は誤操作が生じにくいキーの場合に、クリック時のキーの押し下げする力を公知の方法にて軽くし、Tabキー等の使用頻度が少なく又は誤操作が生じやすいキーの場合に、クリック時のキーの押し下げする力を公知の方法にて重くすることで、キーの種類に応じて識別可能な態様で入力音を機械的に発生させる。
(About input sound output section)
In each embodiment, it has been described that the input
(発光部について)
実施の形態1では、表示手段は発光部30、31であると説明したが、このような構成に限られない。例えば、カタカナひらがなキーと英語キーとの相互間に一つの発光部を設けてもよい。この場合には、入力モードが日本語入力モードである場合に制御部80は発光部を点灯させ、入力モードが英語入力モードである場合に制御部80は発光部を点滅させる。また、実施の形態1では、発光部30をカタカナひらがなキーと一体化して配置し、発光部31を英語キーと一体化して配置すると説明したが、これ以外の入力部20のキーに発光部を配置してもよい。例えば、入力部20のキーを介して入力される文章がアルファベットの大文字であることを表示するための発光部をCaps Lockキーと一体化して配置してもよい。
(About the light emitting part)
In the first embodiment, it has been described that the display means is the
(電源切替部について)
各実施の形態では、電源切替部60を筐体10の内面カバー12に設けたと説明したが、これに限られない。例えば、電源切替部60をヒンジ部18に設けてもよい。具体的には、図1(a)に示すように、文章入力装置1が開かれた状態になると、制御部80が電源切替部60をONに切り替えることにより、文章入力装置1の電源がONされ、図1(b)に示すように、文章入力装置1が折り畳まれた状態になると、制御部80が電源切替部60をOFFに切り替えることにより、文章入力装置1の電源がOFFされる。
(About the power supply switching unit)
In each embodiment, it has been described that the power
(文章入力装置の処理について)
各実施の形態では、入力処理において、ユーザによって入力部20のキーを介して文章が入力されると、この入力のタイミングと同時に、記憶制御部82は入力された文章をフォルダ指定処理にて指定されたフォルダに保存すると説明したが、これに限られない。例えば、文章が入力されている間、記憶制御部82は入力された文章を記憶部90に備えられた揮発性の記憶媒体(例えば、RAM(Ramdom Access Memory)等に一時的に保存する。そして、すべての文章が入力された後に、ユーザによって電源切替部60を介して電源がOFFに切り替えられたり、又はユーザによってフォルダ指定キー23bを介して異なるフォルダに切り替えられると、記憶制御部82は当該揮発性の記録媒体に保存した文章をフォルダ指定処理にて指定されたフォルダに保存する。この場合において、図1(b)に示すように、ユーザによって文章入力装置1が折り畳まれた状態になった場合に、記憶制御部82は当該揮発性の記録媒体に保存した文章をフォルダ指定処理にて指定されたフォルダに保存してもよい。
(About processing of text input device)
In each embodiment, when a sentence is input by the user via the key of the
また、入力処理において、表示制御部81が入力部20のキーを介して現在入力されている文章の内容又は形式を表示手段に対して表示させると説明したが、これに限られない。例えば、出力部50とPCとをUSB接続することで、当該PCの画面上にフォルダ指定処理にて指定されたフォルダに入力された文章を表示させてもよい。これにより、フォルダ指定処理にて指定されたフォルダに入力された文章のすべてをユーザに提示でき、文章を入力する際の正確性をより一層確保することができる。
In the input processing, the
1 文章入力装置
10 筐体
10a 第1の筐体
10b 第2の筐体
11 外面カバー
12 内面カバー
13、14、15、16、19 開口部
17 音響孔
18 ヒンジ部
20 入力部
21 標準キー群
22 補助キー群
23 編集保存指示部
23a ページ区切位置指定キー
23b フォルダ指定キー
30、31 発光部
40 入力音出力部
50 出力部
60 電源切替部
70 電源部
80 制御部
81 表示制御部
82 記憶制御部
90 記憶部
91 フォルダ格納部
100 文章表示部
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記キーを介して入力された文章を記憶するための記憶手段と、
前記キーを介して現在入力されている文章の内容又は形式を確認するための表示手段であって、前記筐体の側面のうち前記キーと同一側面上に設けられた表示手段と、前記キーを介して現在入力されている文章の内容又は形式を前記表示手段によって表示させる表示制御手段とを備え、あるいは、
前記記憶手段にて記憶される文章の編集又は保存方法を指示するための編集保存指示手段と、前記編集保存指示手段にて指示された編集又は保存方法に基づいて前記キーを介して入力された文章を前記記憶手段によって記憶させる記憶制御手段とを備える、
文章入力装置。 A text input device configured with a plurality of keys on the side of a housing,
Storage means for storing sentences input via the keys;
Display means for confirming the content or format of a sentence currently input via the key, the display means provided on the same side as the key of the side of the housing, and the key Display control means for causing the display means to display the content or format of the text currently being input via, or
An editing / storing instruction unit for instructing a method of editing or storing a sentence stored in the storage unit, and an input through the key based on the editing / storing method instructed by the editing / storing instruction unit Storage control means for storing sentences by the storage means,
Text input device.
請求項1に記載の文章入力装置。 The edit storage instruction means is a page break position designation means for designating a position for dividing a page in the text currently input via the key.
The sentence input device according to claim 1.
前記編集保存指示手段は、前記フォルダ格納手段に格納された複数のフォルダの中から、前記キーを介して現在入力されている文章を保存するフォルダを指定するためのフォルダ指定手段である、
請求項1又は2に記載の文章入力装置。 The storage means includes folder storage means for storing a plurality of folders for storing sentences input via the key,
The editing / storing instruction means is a folder designating means for designating a folder in which a sentence currently input via the key is to be saved from a plurality of folders stored in the folder storing means.
The sentence input device according to claim 1 or 2.
請求項1から3のいずれか一項に記載の文章入力装置。 The display means is a light emitting means for displaying in an identifiable manner whether the input mode when inputting a sentence via the key is a Japanese input mode or an English input mode.
The sentence input device according to any one of claims 1 to 3.
請求項1から4のいずれか一項に記載の文章入力装置。 The display means is a display for displaying a sentence of one line of a predetermined length among sentences currently input via the key.
The sentence input device according to any one of claims 1 to 4.
請求項1から5のいずれか一項に記載の文章入力装置。 An input sound output means for outputting an input sound in a manner capable of identifying which key is operated when inputting a sentence via the key;
The sentence input device according to any one of claims 1 to 5.
Priority Applications (1)
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