JP2012002550A - ホイールバランス測定装置 - Google Patents

ホイールバランス測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012002550A
JP2012002550A JP2010135581A JP2010135581A JP2012002550A JP 2012002550 A JP2012002550 A JP 2012002550A JP 2010135581 A JP2010135581 A JP 2010135581A JP 2010135581 A JP2010135581 A JP 2010135581A JP 2012002550 A JP2012002550 A JP 2012002550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
rotation
electric motor
pulley
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010135581A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5432829B2 (ja
Inventor
Yoshio Mimura
義雄 三村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Onodani Kiko KK
Original Assignee
Onodani Kiko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Onodani Kiko KK filed Critical Onodani Kiko KK
Priority to JP2010135581A priority Critical patent/JP5432829B2/ja
Publication of JP2012002550A publication Critical patent/JP2012002550A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5432829B2 publication Critical patent/JP5432829B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing Of Balance (AREA)

Abstract


【課題】 構成を簡素化し、騒音の低減を図ることができるホイールバランス測定装置を提供する。
【解決手段】 ハウジング2内の上部領域に電動モータ12を設置し、その回転を下部領域に設けられる回転伝達手段16を介して回転軸7に伝達する。上部領域3を防爆構造要求高さHよりも上方に選ぶことによって、電動モータ12および偏心量測定手段8などの電気的構成を防爆構造とする必要がなくなり、構成が簡素化される。また電動モータ12および回転伝達手段14は支持体15,16によって支持され、これらの支持体15,16は緩衝部材を介してハウジングに連結し、これらの緩衝部材によって振動を吸収し、騒音を低減する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ホイールにタイヤが装着される車輪組立体の重心の回転中心からのずれなどに起因するアンバランス量を回転位置に対応させて測定することができるホイールバランス測定装置に関する。
典型的な将来の技術は、たとえば特許文献1に示されている。この先行技術のホイールバランス測定装置は、水平な回転軸線まわりに回転駆動されて回転軸の軸線方向一端部に、タイヤが装着されたホイールが着脱自在に取付けられ、ハウジング内に位置の軸受によって軸支されている。回転軸の各軸受間には、プーリが同軸に固定され、このプーリに巻き掛けられたベルトによって電動モータからの回転力が伝達され、回転軸が前記回転軸線まわりに回転駆動される。回転軸の軸線方向他端部には、円板状のエンコーダディスクが同軸に固定される。このエンコーダディスクの外周部には、周方向に等間隔をあけてスリットが形成され、フォトインタアダプタなどによって実現される光検出器によって前記エンコーダディスク、したがって回転軸の回転速度および回転速度が光学的に検出される。
各軸受とハウジングとの間には、歪検出器が介在され、これらの歪検出器によって前記タイヤが装着されたホイールの重心位置が前記回転軸の回転軸線に対してどの程度どの角度位置でずれているかを定量的に検出し、表示装置に表示されるように構成されている。
特開平6−235674号公報
前記従来の技術では、回転軸を回転駆動するための電動モータは、タイヤを装着したホイールを高速、たとえば360rpmで回転駆動するために大きな回転トルクを必要とするため、AC200Vの三相交流電動機が用いられる。このような三相交流電動機は、タイヤバランス測定装置が設置される床面からの高さが600mm以下の領域であれば、ハウジング内を防爆構造としなければならず、また防爆モータのような構成を採用する必要があり、製造コストが高価になってしまうという問題がある。また前記三相交流電動機は大きな回転ドルクを出力することができるが、それに伴う振動も大きく、運転時に大きな騒音を生じるという問題がある。
本発明の目的は、低コストおよび低騒音のホイールバランス測定装置を提供することである。
本発明は、ハウジングと、
ハウジング内の上部領域で略水平な回転軸線まわりに回転自在に保持され、ハウジングから突出しかつホイールにタイヤを装着した車輪組立体が同軸にかつ着脱可能に装着される回転軸と、
前記回転軸の回転に伴う応力変化を検出し、その応力変化に基づいて前記車輪組立体の偏心量を回転位置に対応させて測定する偏心量測定手段と、
ハウジングの上部に設けられ、前記偏心量計測手段によって測定された偏心量の測定値を表示する表示手段と、
ハウジング内の上部領域に収容され、前記回転軸の回転軸線に平行な回転軸線まわりに回転駆動する出力軸を有する電動モータと、
ハウジング内の下部領域に収容され、前記電動モータの回転を減速して前記回転軸に伝達する回転伝達手段と、
前記ハウジングの上部領域で前記ハウジングに緩衝部材を介して連結され、前記電動モータを支持する第1支持体と、
前記ハウジングの下部領域で前記ハウジングに緩衝部材を介して連結され、前記回転伝達手段を支持する第2支持体とを含むことを特徴とするホイールバランス測定装置である。
本発明に従えば、ハウジング内の空間を上部領域と下部領域に分割し、上部領域には回転軸と電動モータとこの電動モータを支持する第1支持体とが設けられる。また下部領域には、前記電動モータの回転を減速して回転軸に伝達する回転伝達手段と、この回転伝達手段を支持する第2支持体とが設けられる。回転軸には、ホイールにタイヤを装着した車輪組立体が同軸にかつ着脱可能に装着される。
このような回転軸の回転に伴う応力変化は、偏心量測定手段によって測定され、前記応力変化に基づく車輪組立体の偏心量が検出される。このような偏心量計測手段によって測定された偏心量の測定値は、表示手段に表示され、オペレータが偏心量に応じた重量のバランスウエイトを前記偏心量を相殺することができる回転位置に、容易かつ正確に装着することができる。
このようなホイールバランス測定装置において、ハウジングに電動モータを第1支持体によってハウジング内の上部領域に設け、下部領域で回転伝達手段を第2支持手段によって支持するように構成されるので、前記上部領域を設置面から上方に防爆構造が適用される高さ以上とすることによって、火花などが発生する恐れがある電力系統を防爆構造とする必要がなくなり、構成を簡素化し、低コストを図ることができる。
また第1および第2支持体は、緩衝部材を介してハウジングに連結されるので、電動モータおよび回転軸の回転によって発生する振動に起因する騒音を低減し、低騒音化を図ることができる。
また本発明は、前記回転伝達手段は、前記回転軸の軸線方向他端部に固定される第1プーリと、前記電動モータの出力軸に固定される第2プーリと、前記ハウジングの下部領域に前記電動モータの出力軸の回転軸線および前記回転軸の回転軸線に平行な回転軸線まわりに回転自在に設けられる第3プーリと、前記第1プーリおよび第3プーリ間に巻き掛けられて張架される第1ベルトと、前記第2プーリおよび第3プーリ間に巻き掛けられて張架される第2ベルトを含むことを特徴とする。
本発明に従えば、前記回転軸の軸線方向他端部には第1プーリが固定され、電動モータの出力軸には第2プーリが固定される。回転軸および電動モータは、前述のように上部領域に配置されるので、前記第1および第2プーリもまた、上部領域に配置される。また、ハウジングの各領域には、第3プーリが前記回転軸の回転軸線に平行な回転軸線まわりに回転自在に設けられる。第1プーリおよび第3プーリ間には第1ベルトが巻き掛けられて張架され、第2および第3プーリ間には第2ベルトが巻き掛けられて張架される。
前記電動モータが回転駆動すると、その出力軸の回転は第2ベルトを介して第3プーリに伝達され、この第3プーリの回転は、第1ベルトを介して第1プーリに伝達され、回転軸が回転駆動される。このように電動モータの出力軸の回転は、第2プーリ、第2ベルト、第3プーリ、第1ベルト、および第1プーリにこの順序で伝達されて、回転軸が回転駆動されるが、このような回転伝達手段はハウジングの各領域に緩衝部材を介して連結される第2支持体によって支持されるので、第1および第2ベルトを介して第3プーリに伝達される振動を前記緩衝部材によって吸収することができ、これによって運転時の騒音を低減することができる。
さらに本発明は、前記ハウジングには、前記回転伝達手段に臨んで開口する開口部が形成されることを特徴とする。
本発明に従えば、ハウジングに開口部が前記回転伝達手段に臨んで形成されるので、第1および第2ベルトの交換ならびにハウジング内の保守点検作業を行いやすく、メンテナンス性を向上することができる。
さらに本発明は、前記ハウジングには、前記回転伝達手段に臨んで開口する開口部が形成され、この開口部には複数のスリットが形成された蓋体が着脱可能に設けられることを特徴とする。
本発明に従えば、ハウジングに開口部が前記回転伝達手段に臨んで形成され、この開口部は複数のスリットが形成された蓋体によって塞がれる。この蓋体は前記開口部に着脱可能に設けられるので、第1および第2ベルトの交換ならびにハウジング内の保守点検などの保守点検作業を行いやすく、メンテナンス性を向上することができる。また前記蓋体には複数のスリットが形成されるので、電動モータおよび回転伝達手段の運転時における昇温によって加熱された空気を前記複数のスリットを介して外部に排出し、ハウジング内の空間の過剰な温度上昇を防ぎ、また外部からハウジング内に異物が浸入することを防止することができる。
さらに本発明は、前記ハウジングの上部領域は、予め定める防爆構造要求領域よりも上方に選ばれることを特徴とする。
本発明に従えば、ハウジングの上部領域が予め定める防爆構造要求領域よりも上方であるので、前記上部領域に設置される電動モータおよびそれに関連する電気設備を防爆構造とする必要がなくなり、構成を簡素化し、低コスト化を図ることができる。
本発明によれば、ハウジングの上部領域に電動モータを設置し、この電動モータの回転を下部領域に設置される回転伝達手段を介して前記上部領域に設けられる回転軸に伝達するように構成されるので、電動モータおよびその配線などの電気設備を防爆構造要求領域よりも上方に配置することができ、これによって構成の簡素化および製造の低コスト化を図ることができる。また、第1および第2支持体は緩衝部材を介してハウジングに上部領域および下部領域でそれぞれ連結されるので、前記電動モータおよび回転伝達手段などによって発生する振動を吸収し、運転時の騒音を低減することができる。
また本発明によれば、回転軸の軸線方向他端部に第1プーリが固定され、電動モータの出力軸には第2プーリが固定され、これらの第1プーリおよび第2プーリは回転伝達手段を構成する第3プーリならびに第1および第2ベルトによって連結されて回転力が伝達されるので、電動モータなどの電気系統設備を防爆構造が要求されない領域に配置し、かつホイールバランス測定装置の高さを小さくして、装置を小形化することができる。
さらに本発明によれば、ハウジングに開口部が設けられることによって、ハウジング内の保守点検作業を容易に行うことができ、メンテナンス性を向上することができる。
さらに本発明によれば、ハウジングに開口部が形成され、この開口部は着脱可能な蓋体によって塞がれるので、ハウジング内の通気性を確保して、過剰な温度上昇を防止することができるとともに、ハウジング内への外部からの異物の浸入を防止することができる。
本発明によれば、前記ハウジング内の上部領域が予め定める防爆構造要求領域よりも上方に選ばれるので、前記上部領域に配置される電動モータおよびそれに関連する電気系統設備を防爆構造とする必要がなくなり、構成を簡素化し、製造コストを低減することができる。
本発明の実施の一形態のホイールバランス測定装置1を示す正面図である。 ホイールバランス測定装置1の左側面図である。 ホイールバランス測定装置1の平面図である。 蓋体26の正面図である。 ホイールバランス測定装置1の電気的構成を示す系統図である。 ハウジング2および表示手段10の分解斜視図である。 回転軸7に電動モータ12から回転が伝達される系統に関連する構成を示す分解斜視図である。 モータベース基板71を示す平面図である。 軸受ベース基板95の側面図である。 軸受ベース基板95を図9の上方から見た平面図である。 偏心量測定手段8の具体的構成を示す分解斜視図である。 ホイル内径測定手段151の構成を示す分解斜視図である。
図1は、本発明の実施の一形態のホイールバランス測定装置1を示す正面図であり、図2はホイールバランス測定装置1の左側面図であり、図3はホイールバランス測定装置1の平面図である。本実施形態のホイールバランス測定装置1は、ハウジング2と、ハウジング2内の上部領域3で略水平な回転軸線L1まわりに回転自在に保持され、ハウジング2から突出し、かつホイール4にタイヤ5を装着した車輪組立体6が同軸にかつ着脱可能に装着される回転軸7と、回転軸7の回転に伴う応力変化を検出し、その応力変化に基づいて前記車輪組立体6の偏心量を回転位置に対応させて測定する偏心量測定手段8とハウジング2の上部9に設けられ、前記偏心量測定手段8によって測定された偏心量の測定値を表示する表示手段10と、ハウジング2内の上部領域3に収容され、前記回転軸7の回転軸線L1まわりに回転駆動する出力軸11を有する電動モータ12と、ハウジング2内の下部領域13に収容され、前記電動モータ12の回転を減速して前記回転軸7に伝達する回転伝達手段14と、前記ハウジング2の上部領域3で前記ハウジング2に連結され、電動モータ12を支持する第1支持体15と、前記ハウジング2の下部領域13で前記ハウジング2に連結され、回転伝達手段14を支持する第2支持体16とを含む。
このようなホイールバランス測定装置1は、自動車修理工場、給油所および自動車整備工場などの床17に設置され、前記偏心量測定手段8の測定アーム18の先端部19をホイール4のリム20に内側から接触させて内径を測定した後、車輪組立体6を回転させることによって、その偏心量に応じた回転軸7の歪を検出し、その偏心量の測定値を車輪組立体6の回転位置とともに前記表示手段10に表示させ、その偏心量の測定値および回転位置からホイール4に取付けられるべきバランスウエイトの重量および取付位置を表示することができるように構成されている。
前記ハウジング2は、図1の上下方向である長手方向に垂直な断面形状が長方形であり、たとえばステンレス鋼板などの耐腐食性の高い金属によって形成される。ハウジング2内の空間は、前述の上部領域3と下部領域13とに分割される。下部領域13は、ホイールバランス測定装置1が床17に設置された状態で、床17から鉛直上方に予め定める防爆構造要求領域として、消防法に規定される高さHに選ばれる。この高さHは、たとえば600mmである。
ハウジング2は、前述のように長手方向に垂直な断面が長方形であり、その上部9には前記表示手段10が搭載され、下部21はベースプレート22が前記長手方向に垂直に固定され、このベースプレート22によって床17上に垂直に安定して載置されている。ハウジング2は互いに直角に連なる4つの側壁23a〜23dから成り、これらの側壁23a〜23dの長辺側の一方の側壁23aには、前記回転伝達手段14に臨んで開口する開口部25が形成され、この開口部25には蓋体26が複数のビス27によって前記ハウジングに対して着脱自在に取付けられる。
図4は蓋体26の正面図である。前記蓋体26は、前述のハウジング2と同一材料、すなわちステンレス鋼板から成り、縦幅aおよび横幅bが250mm〜300mmの正方形の板状体によって実現される。このような蓋体26には、図4の左右方向である横幅方向に長さL2にわたって延びる複数のスリット28が前記横幅に垂直な縦幅方向(図4の上下方向)に間隔ΔLをあけて平行に形成される。各スリット28は、縦幅aに平行な方向に幅ΔL1を有する。本実施例において、スリット28の長さL2は205mmに選ばれ、間隔ΔLは40mmに選ばれ、幅ΔL1は5mmに選ばれる。これらの長さL2、間隔ΔLおよび幅ΔL1は、これに限定されるものではなく、蓋体26の形状およびハウジング2内の空間に対する通気性および運転時に発生する騒音の吸音特性などに応じて、適宜選択される。
前記スリット28は、蓋体26の外部側に配置された一方の表面から内部側に配置される他方の表面に向かって上方に傾斜して形成されてもよい。これによって散水および雨滴のハウジング内への浸入を防止することができるとともに、前記ハウジング2内で発生する振動音に対する吸音性を向上し、騒音の軽減を図ることができる。
図5はホイールバランス測定装置1の電気的構成を示す系統図である。前記回転軸7は、その回転軸線L1と共通な一直線を成す軸線方向に間隔をあけて第1支持体15に固定される一対の軸受30,31によって軸支され、各軸受30,31間にはディスク状遮光板32が固定される。この遮光板32の外周部には、周方向に等間隔をあけて複数のスリットが形成され、このスリットが形成される外周部を挟む両側には発光部33と受光部34とが対向して配置された光検出器35が設けられる。この光検出器35は、たとえばフォトインタアダプタによって実現される。光検出器35と遮光板32とによって、回転検出手段36が構成される。
光検出器35は、受光部34が発光部33から発する光をスリットを介して受光するとハイレベルとなり、各スリット間の遮光板部分によって発光部からの光が遮断されるとローレベルとなる。回転検出信号を出力して、回転軸7の回転状態を検出する。
各軸受30,31には、歪ゲージなどによって実現される歪検出器37,38が固定される。各歪検出器37,38は、各軸受30,31に生じた歪を大きさに応じた歪検出信号を出力する。
前記偏心量測定手段8はさらに、ホイール4の内径を測定するためのロータリエンコーダ41と、この内径測定個所の回転軸線L1に沿う軸線方向位置を検出するためのリニアエンコーダ42とを有する位置検出手段43を含む。
前記表示手段10は、回転検出手段36の光検出器35からの回転検出信号、各歪検出器37,38からの歪検出信号、ロータリエンコーダ41からの回転量検出信号およびリニアエンコーダ42からの移動量検出信号が入力され、これらの回転検出信号、各歪検出信号、回転量検出信号および移動量検出信号に基づいて車輪組立体6の偏心量とその位置とを演算して求める信号処理部45と、この信号処理部45によって求められた偏心量とその回転比とを表示する表示部46とを含む。
信号処理部45は、回転検出信号によって与えられたパルスのカウント値を、ロータリエンコーダ41による回転量検出信号およびリニアエンコーダ42による移動量検出信号に対応付けて記憶し、車輪組立体6の回転周期で各歪検出器37,38からの歪検出信号によって与えられた各歪量に基づいて、車輪組立体の偏心方向を表す回転角度位置と、偏心量とを演算して求め、これらの回転角度位置と偏心量とを表示部46に出力して表示させる。
このような信号処理部45の具体的な回転角度位置および偏心量を求めた情報は、真のアンバランス成分Esとノイズ成分Enを含む歪み検出信号Eu、
Eu=Es+En …(1)
で表される。
Esは回転と同期した信号であるから回転数を角速度で表してω1とし、時間をtとすると、
Es=e1sin(ω1t+δ1) …(2)
と表現できる。
式2において、e1はアンバランスの大きさに相等する。またδ1は角度基準信号に対する位相のずれ、すなわちアンバランスの角度に相当する。
ノイズ成分Enは一般にこれをフーリエ級数展開した次式3の形で表される。
Figure 2012002550
角度基準信号は回転数と同期した歪みの無い正弦波であるから、
Er=ersinω1t …(4)
である。
そこでEuとErの乗算を行うと、
Figure 2012002550
が得られる。この積の平均値
Figure 2012002550
を考えると、第2項および第3項は周期関数であるから平均値はゼロ、また第4項は周波数の異なった正弦関数の積であるから、正弦関数の直交性ゆえにゼロ、したがってこれも平均値はゼロである。
ゆえに、
Figure 2012002550
ここで求めた値はアンバランス成分EsのX成分である。
同様に角度基準余弦波ercosω1tを使うと、アンバランス成分EsのY成分が求められる。EsのX成分をEsXとし、EsのY成分EsYとすると、アンバランス量|Es|は、EsXの2乗とEsYの2乗の和の平方根として求められる。アンバランス角度δ1は、
tanδ1=EsY/EsX …(7)
で求められる。
前記角度基準信号は、信号処理部45において回転同期信号として用いられ、前記角度基準余弦波はロータリエンダ41によって生成される。
図6は、ハウジング2および表示手段10の分解斜視図である。前記ハウジング2内には、上部領域3に第1支持体15が、また下部領域13に第2支持体16がそれぞれ連結され、第1支持体15よりも上方の空間には、制御基板50、電源基板51および電動モータ12などが収容される。
前記制御基板50は、パネルカバー52に形成された開口周縁部53に複数のビス54によって裏側から固定される。開口周縁部53には、外側から金属製のパネルシート基板55が前記ビス54によって前記制御基板50とともに固定され、パネルシート基板55上には可撓性のパネルシート56が嵌着される。
図7は回転軸7に電動モータ12から回転が伝達される系統に関連する構成を示す分解斜視図である。前記電動モータ12は、前述したように第1支持体15によってハウジング2に上部領域3で連結される。前記回転軸7の軸線方向一端部61は、ハウジング2の一側壁23dに上方に臨んで開放して形成される切欠き62(図6参照)から外部へ突出し、この回転軸7の軸線方向他端部63には第1プーリ64が固定される。
電動モータ12の出力軸11には、第2プーリ65が固定される。前記回転伝達手段14は、前記ハウジング2の下部領域3に前記電動モータ12の出力軸11の回転軸線および前記回転軸7の回転軸線L1に平行な回転軸線まわりに回転自在に設けられる第3プーリ66と、第1プーリ64および第3プーリ66間に巻き掛けられて張架される第1ベルト67と、第2プーリ65および第3プーリ66間に巻き掛けられて張架される第2ベルト68とを有する。
図8はモータベース基板71を示す平面図である。前述の図6および図7をも参照して、前記第1支持体15は、モータベース基板71と、合成ゴムなどの可撓性および弾発性を有する材料から成る第1の緩衝部材72と、複数のロックボルト73,74と、調整ボルト75とを含む。電動モータ12には、ブラケット76が設けられ、このブラケット76には4つの長孔77が形成される。
前記モータベース基板71は金属製の長方形の板状態から成り、長手方向一端部には前記ロックボルト73の軸部が挿通する一対のボルト挿通孔78が形成される。モータベース基板71の長手方向他端部には、一方の長辺側の一側部寄りに、前記長手方向に延びる長孔79が形成される。モータベース基板71の長手方向両端部間の中間部には、前記ロックボルト74の軸部がそれぞれ挿通する4つのボルト挿通孔80が形成される。前記緩衝部材72の長手方向両端部には、前記ロックボルト73の軸部が挿通する一対のボルト挿通孔81が形成される。この第1の緩衝部材72は、前記モータベース基板71の短辺方向にほぼ等しい長さを有し、モータベース基板71の長手方向一端部が乗載される。
前記モータベース基板71は、複数(本実施形態では4)の前記ロックボルト74の軸部を各ボルト挿通孔80、ブラケット76の各長孔77を挿通させ、ナット82を螺着することによって電動モータ12に固定される。各ロックボルト73は、ワッシャ、座板が装着され、モータベース基板71のボルト挿通孔78および緩衝部材72の各ボルト挿通孔81を挿通し、前記ハウジング2の上部領域3内に設けられるフレーム83にナット84によって連結される。モータベース基板71の他端部には、前記調整ボルト75が各一対のワッシャ、座金によって連結される。
前述のようにしてモータベース基板71が取付けられた電動モータ12は、ハウジング2の上部領域3内に収容される。このハウジング2の上部領域3には、ハウジング2の内面に溶接などによって予め水平に連結される第1および第2支持プレート86,87上に乗載される。第1支持プレート86は、平面視で一方の長辺側側壁23aに水平に固定され、第2支持プレート87は第1支持プレート86の下面に近接して、一方の端辺側側壁23b寄りに間隔をあけて各長辺側側壁23a,23c間にわたって張架して設けられる。この第2支持プレート87には、前記調整ボルト75が一対のナット88によって連結され、上方に配置される一方のナット88から上方に突出する調整ボルト75は、前記モータベース基板71の両側に配置される一対のナット89a,89b、座金90a,90bおよび挟持プレート91a,91bによって前記モータベース基板71に連結される。この状態では、前記調整ボルト75はモータベース基板71の長孔79を挿通している。
電動モータ12をその回転軸線L1が水平となるようにハウジング2に対して位置決めするには、前記一対のナット89a,89bを緩め、モータベース基板71を前記長孔79が形成される長手方向他端部側を変位させ、これによってモータベース基板71が第1の緩衝部材72に支持された流れ方向一端部を中心として角変位し、回転軸線L1が水平となるように位置決めすることができる。
このようにして電動モータ12は、第1支持手段によってハウジング2の上部領域3に収容されるので、電動モータ12の駆動時に発生する振動は、モータベース基板71と第1支持プレート86との間に介在される第1の緩衝部材72によって吸収され、ハウジング2に振動が伝達されて、騒音を発生することが防がれる。また、モータベース基板71は、前述のように、2本のロックボルト73と1本の調整ボルト75とによって、第1および第2支持プレート86,87を介してハウジングに連結されるので、電動モータ12の位置決めを容易に行うことができるとともに、2本のロックボルト73は、第1の緩衝部材72によって第1支持プレート86に連結され、モータベース基板71の長手方向他端部は1本の調整ボルト75だけによって第2支持プレート87に連結される。このような構成によって、一対の挟持プレート91a,91bに挟着された領域を除く残余の領域は、前記挟持された領域に比べて拘束状態が緩慢であり、したがって電動モータ12から伝達された振動を前記残余の領域で放散することができる。
図9は軸受ベース基板95の側面図であり、図10は軸受ベース基板95を図9の上方から見た平面図である。前述の図6および図7をも参照して、前記回転伝達手段14は、前記第3プーリ66、第1および第2ベルト67,68を含み、さらに支軸93、一対の軸受94a,94bおよび軸受ベース基板95を含む。支軸93は一対の軸受94a,94bによって軸支される。一方の軸受94aは、支軸93の軸線方向一端部を軸支する。また他方の軸受94bは、支軸93の軸線方向他端部よりも前記軸線方向一端部寄りの部分を軸支し、前記軸線方向他端部は他方の軸受94bから突出し、前記第3プーリ66が固定される。この第3プーリ66は、2つの溝を有し、一方の溝には第1ベルト67が巻き掛けられ、他方の溝には第2ベルト68が巻き掛けられる。
各軸受94a,94bは、各一対のボルト96a,96bによって、軸受ベース基板95の長手方向中央部に、前記支軸93の軸線が回転軸7の回転軸線L1と平行となるように固定される。このような回転伝達手段14は、前述の第2支持体16によってハウジング2に支持される。ハウジング2の下部領域13には、一方の側壁23に沿って第3支持プレート97が固定される。前記第2支持体16は、前述の調整ボルト98と、一対のナット99と、一対のばね受部材101a,101bと、緩衝ばね102と一対のロックナット103と、第3支持プレート97の長手方向他端部とハウジング長辺側の側壁23cに沿って設けられる第4支持プレート104との間に介在される第2の緩衝部材105とを含む。この第2の緩衝部材105もまた、前述の第1の緩衝部材72と同様に、合成ゴムなどの可撓性および弾発性を有する材料から成る。
前記緩衝ばね102は、圧縮コイルばねによって実現され、この緩衝ばね102によって装着された調整ボルトの軸線方向一端部は、一方のばね受部材101を挿通して、一対のナット99が螺着されて、抜け止めされる。
一方のばね受部材100aは、有底直円筒状の筒状部材から成り、その底部には前記調整ボルト98が挿通することができる挿通孔が形成され、緩衝ばね102の一端部が嵌着される。他方のばね受部材101bは、直円筒状の部材から成り、軸受ベース基板95の長手方向一端部に、たとえば溶接して固定される。この軸受ベース基板95の長手方向他端部には、前記他方のばね受部材101bの内側に、他方のばね受部材101bと同軸に前記緩衝ばね102よりも小径の透孔106が形成される。
したがって他方のばね受部材101bが軸受ベース基板95に固定された状態では、他方の軸受部材101bの内方に透孔106の周縁部が露出し、この周縁部によって緩衝ばね102の他端部が支持される。この緩衝ばね102の一端部に一方のばね受部材101aが装着され、緩衝ばね102の他端部は他方のばね受部材101bに嵌着された状態では、一方のばね受部材101aから調整ボルト98の軸線方向一端部が突出し、この突出する部分に前記一対のロックナット103が螺着され、その締付け位置を調整することによって緩衝ばね102のばね力を最適に設定することができる。
調整ボルト98の他端部は、軸受ベース基板95の前記透孔106を挿通して下方に突出し、この突出する部分は第3支持プレート97に形成される軸孔を挿通し、その両側に配置されるように螺着された前記一対のナット99によって、第3支持プレート97に連結される。これらのナット99を緩めて調整ボルト98の軸線方向の位置を調整することによって、軸受ベース基板95が、前記第4支持プレート104上に第2の緩衝部材105を介して長手方向他端部が支持された状態で角変位し、支軸93の軸線が回転軸97の回転軸線L1と平行となり、かつ第1および第2ベルト67,68の張力が最適となるように、軸受ベース基板95の位置を調整することができる。
このような軸受ベース基板95の長手方向他端部には、一対のボルト挿通孔107が形成され、さらに第2の緩衝部材105の長手方向両端部にもボルト挿通孔108が形成される。第4支持プレート104には、各一対のボルト挿通孔107,108と同一の間隔をあけてボルト挿通孔109が形成される。これらのボルト挿通孔107,108,109には、取付ボルト111がそれぞれ挿通され、軸受ベース基板95上に突出した部分には座金112が装着されてナット113が螺着され、こうして軸受ベース基板95の長手方向他端部が第2の緩衝部材105を介して第4支持プレート104、したがってハウジング2に支持される。
これによって第1および第2ベルト67,68、第3プーリ、支軸93、各軸受94から軸受ベース基板95に伝達される振動は、第2の緩衝部材105によって吸収されハウジング2に伝達されて騒音が生じることが防がれる。
図11は偏心量測定手段8の具体的構成を示す分解斜視図である。前記偏心量測定手段8は、回転軸7の回転に伴なう重心のずれを、各軸受30,31に発生する歪応力によって検出する。回転軸7は、先端軸121と、先端軸121がキャップボルト122によって同軸に固定される主軸123とによって構成される。主軸123は、前記一対の軸受30,31によって軸支され、各軸受30,31は軸受ハウジング124,125に嵌着される。各軸受ハウジング124,125は、各一対の板ばね126a,126b;127a,127bによって基台128に同一軸線上に連結される。各一方の板ばね126a,127aには、歪ゲージ129,130がそれぞれ固着され、各軸受ハウジング124,125の基台128に対する偏心する方向の力を、歪応力の変化として検出することができる。
主軸123の各軸受ハウジング124,125間のほぼ中央の位置には、前記遮光板32が固定される。この遮光板32は、直円筒状のスリーブ131と、スリーブ131の軸線方向一端部に固定される原点スリット板132と、スリーブ131の軸線方向他端部に固定される多点スリット板133とを有する。基台128には、前記原点スリット板132および多点スリット板133にそれぞれ対応して、各スリットによる透光領域と遮光領域とを検出して、回転検出信号を出力する前述の光検出器35が設けられる。これらのスリーブ131、原点スリット板132および多点スリット板133は、バランスリング134に装着され、このバランスリング134には前記主軸123が挿通し、主軸123とともに回転し、原点スリット板132に形成された1つのスリットが通過するたびに原点位置と回転量とを回転検出信号として出力することができるように構成されている。
主軸123の軸線方向一端部は、一方の軸受30から突出し、この突出する部分には前記第3プーリ66が装着される。主軸123の軸線方向一端部には、キー溝136が形成され、このキー溝136には前記第3プーリ66が装着された状態でキー137が差込まれ、止めねじ138によって固定される。こうして第3プーリ66が取付けられた主軸123の軸線方向一端部の端面には、端板139がビス140によって固定され、第3プーリ66の主軸123からの抜け出しが防がれる。
前記先端軸121は、軸部141と、軸部141の軸線方向一端部に一体的に形成されるフランジ部142とを有す。また前記主軸123は、軸部143と、軸部143の軸線方向他端部に一体的に形成されるカップリング部144とを有する。カップリング部144の底部には、先端軸121のフランジ部142が挿入されて当接し、キャップボルト122によって先端軸121が主軸123に同軸に固定され、こうして回転軸7が構成される。
このような回転軸7において、主軸123の軸部143には、前記他方の軸受31、スリーブ145、バランスリング134、遮光板32および一方の軸受30が装着され、各軸受30,31は前述したように各軸受ハウジング124,125にそれぞれ装着される。一方の軸受30は、軸受ハウジング124からの離脱を防止するため、複数のビス46によって軸受ハウジング124に固定された押さえ板147によって抜け止めされ、各軸受30,31および各軸受ハウジング124,125の両側に第3プーリ66およびカップリング部144が配置された状態で、回転軸7が基台128に支持される。基台128は、ハウジング2の上部領域3に設けられた第5支持プレート148上に図示しない複数のボルトによって固定される。
この状態では、ハウジング2に形成された切欠き62から他方の軸受ハウジング125が基台128の一部とともに突出し、これらを覆うように第4の側壁23cにはカバー体149が設けられ、このカバー体149の切欠き150からカップリング部144および先端軸121が突出し、前述の図5に示されるように車輪組立体6が装着される。
図12はホイル内径測定手段151の構成を示す分解斜視図である。前記ハウジング2内の第5支持プレート148には、ホイール4の内径を測定するためのホイール内径測定手段151が設けられる。このホイール内径測定手段151は、軸直角断面が正方形の角形スリーブ152と、角形スリーブ152に装着される復帰ばね153と、角形スリーブ152に挿入される案内軸154と、角形スリーブ152をその軸線方向に移動自在に保持する基台155と、角形スリーブ152に設けられる測距センサ156と、角形スリーブ152に設けられる回転ポテンショメータ157と、基台155に設けられるスリット板158とを含む。
前記角形スリーブ152の軸線方向一端部には、一対の取付金具161a,161bがビス162によって固定され、上方の取付金具161aにはブラケット163がビス164によって固定され、このブラケット163の遊端部に前記回転ポテンショメータ157が取付けられる。案内軸154は、前記角形スリーブ152に挿入された状態で、その軸線まわりに回動自在であり、角形スリーブ152から突出する軸線方向一端部には、前記回転ポテンショメータ157の入力軸が連結される。また案内軸154の軸線方向他端部には、前記測定アーム18の基端部が連結される。
前記基台155は、底板165と、底板165の長手方向一端部に垂直に立設される側板166と、底板165の長手方向他端部に垂直に立接される支柱167と、底板165の下面に複数のビス168によって平行に連結される受板169とを有する。側板166の上部には、前記角形スリーブ152が軸線方向に移動自在に挿通する挿通孔171が形成される。側板166の前記挿通孔171の周縁部には、一対の止め具172がビス173によって固定され、これらの止め具172によって角形スリーブ152に装着された復帰ばね53の一端部174aが支持される。また復帰ばね153の他端部174bは、前記一対の取付金具161a,161bによって支持される。したがって角形スリーブ152が挿通孔171を挿通して軸線方向に沿って矢符A方向に移動すると、復帰ばね153が圧縮され、その弾性回復力によって角形スリーブ152は矢符A方向とは逆方向へ復帰させることができる。側板166および支柱167には、前記スリット板158が押さえ部材175および受け部材176とともにビス177によって長手方向両端部が固定される。このように基台155に設けられるスリット板158は、前記角形スリーブ152および案内軸154の各軸線と平行に延び、直線ポテンショメータ156によって角形スリーブ152が案内軸154および測定アーム18とともに軸線方向に移動した距離が計測される。
直線ポテンショメータ156は、基板178に電気的かつ機械的に接続され、基板178はビス179によって前記角形スリーブ152に固定される。角形スリーブ152は、前述のように基台155の側板166に形成される挿通孔171を挿通して、一対の止め具172によって回転が阻止されかつ軸線方向の移動が許容される。また案内軸154の軸線方向一端部にはストッパ180が設けられ、案内軸154が角形スリーブ152に挿入された状態で、案内軸154の軸線まわりの回転が許容され、軸線方向の移動が阻止されるので、測定アーム18を角変位させると、案内軸154によってその回転量が回転ポテンショメータ157によって検出される。また測定アーム18をハウジング2から引出すと、その引出し方向Aに案内軸154および角形スリーブ152が移動し、その移動量が直線ポテンショメータ156によって検出される。これらの直線ポテンショメータ156および回転ポテンショメータ157の出力は、信号処理部45に入力され、表示部46によって各歪検出器37,38によって検出された車輪組立体6の偏心量とその回転位置とにタイヤを付けて表示され、その偏心量が相殺される重量のバランスウエイトと、ホイール4に対する取付位置とを容易に認識することができるように構成される。
以上のように本実施の形態のホイールバランス測定装置1によれば、第1および第2支持体15,16はハウジング2内で緩衝部材72,105を介して前記ハウジング2に連結されるので、電動モータ12および回転伝達手段14などによって発生する振動を吸収し、騒音の発生を低減することができる。また前記電動モータ12はハウジング2内の上部領域に設置されるので、防爆構造とする必要がなくなり、構成を簡素化することができる。
1 ホイールバランス測定装置
2 ハウジング
3 上部領域
4 ホイール
5 タイヤ
6 車輪組立体
7 回転軸
8 偏心量測定手段
9 ハウジング2の上部
10 表示手段
11 出力軸
12 電動モータ
13 下部領域
14 回転伝達手段
15 第1支持体
16 第2支持体
18 測定アーム
19 測定アーム18の先端部
30,31 軸受
36 回転検出手段
37,38 歪検出器
45 信号処理部
46 表示部
52 パネルカバー
64 第1プーリ
65 第2プーリ
66 第3プーリ
67 第1ベルト
68 第2ベルト
72 第1の緩衝部材
105 第2の緩衝部材
124,125 軸受ハウジング
151 ホイール内径測定手段
152 角形スリーブ
153 復帰ばね
154 案内軸
156 直線ポテンショメータ
157 回転ポテンショメータ

Claims (5)

  1. ハウジングと、
    ハウジング内の上部領域で略水平な回転軸線まわりに回転自在に保持され、ハウジングから突出しかつホイールにタイヤを装着した車輪組立体が同軸にかつ着脱可能に装着される回転軸と、
    前記回転軸の回転に伴う応力変化を検出し、その応力変化に基づいて前記車輪組立体の偏心量を回転位置に対応させて測定する偏心量測定手段と、
    ハウジングの上部に設けられ、前記偏心量計測手段によって測定された偏心量の測定値を表示する表示手段と、
    ハウジング内の上部領域に収容され、前記回転軸の回転軸線に平行な回転軸線まわりに回転駆動する出力軸を有する電動モータと、
    ハウジング内の下部領域に収容され、前記電動モータの回転を減速して前記回転軸に伝達する回転伝達手段と、
    前記ハウジングの上部領域で前記ハウジングに緩衝部材を介して連結され、前記電動モータを支持する第1支持体と、
    前記ハウジングの下部領域で前記ハウジングに緩衝部材を介して連結され、前記回転伝達手段を支持する第2支持体とを含むことを特徴とするホイールバランス測定装置。
  2. 前記回転伝達手段は、前記回転軸の軸線方向他端部に固定される第1プーリと、前記電動モータの出力軸に固定される第2プーリと、前記ハウジングの下部領域に前記電動モータの出力軸の回転軸線および前記回転軸の回転軸線に平行な回転軸線まわりに回転自在に設けられる第3プーリと、前記第1プーリおよび第3プーリ間に巻き掛けられて張架される第1ベルトと、前記第2プーリおよび第3プーリ間に巻き掛けられて張架される第2ベルトを含むことを特徴とする請求項1記載のホイールバランス測定装置。
  3. 前記ハウジングには、前記回転伝達手段に臨んで開口する開口部が形成されることを特徴とする請求項1または2に記載のホイールバランス測定装置。
  4. 前記ハウジングには、前記回転伝達手段に臨んで開口する開口部が形成され、この開口部には複数のスリットが形成された蓋体が着脱可能に設けられることを特徴とする請求項1または2に記載のホイールバランス測定装置。
  5. 前記ハウジングの上部領域は、予め定める防爆構造要求領域よりも上方に選ばれることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のホイールバランス測定装置。
JP2010135581A 2010-06-14 2010-06-14 ホイールバランス測定装置 Active JP5432829B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010135581A JP5432829B2 (ja) 2010-06-14 2010-06-14 ホイールバランス測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010135581A JP5432829B2 (ja) 2010-06-14 2010-06-14 ホイールバランス測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012002550A true JP2012002550A (ja) 2012-01-05
JP5432829B2 JP5432829B2 (ja) 2014-03-05

Family

ID=45534727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010135581A Active JP5432829B2 (ja) 2010-06-14 2010-06-14 ホイールバランス測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5432829B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104062073A (zh) * 2013-03-20 2014-09-24 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 动平衡检测装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104062073A (zh) * 2013-03-20 2014-09-24 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 动平衡检测装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5432829B2 (ja) 2014-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2711206B1 (en) Apparatus for servicing vehicle wheels
KR101162975B1 (ko) 무게 중심 및 관성 모멘트 측정장치 및 이를 이용한 무게 중심 및 관성 모멘트의 측정방법
JP2014182128A (ja) 動釣り合い検知装置
HU222970B1 (hu) Berendezés forgó test kiegyensúlyozatlanságából származó erők mérésére
US8899296B2 (en) Apparatus for servicing vehicle wheels
JP5432829B2 (ja) ホイールバランス測定装置
EP2503313A1 (en) Device for measuring forces generated by an unbalance
CN102749037A (zh) 光电式抱杆挠度检测装置及其检测方法
CN107179148B (zh) 测量磁悬浮轴系与保护轴承之间接触力的平台
US8899111B2 (en) Device for measuring forces generated by an unbalance
JP6322852B2 (ja) タイヤまたはタイヤ付ホイールの試験装置
EP2604990A1 (en) Method and system for determining and improving running characteristics of a pneumatic tyre of a vehicle wheel
JP2011085558A (ja) 動釣合い試験機および振動部支持装置
JP4525415B2 (ja) エンジンバランス測定装置および方法
JP4821156B2 (ja) エンジンバランス測定用連結装置
US8347712B2 (en) Balancing machine for rotating bodies, particularly for motor vehicle wheels
CN218994677U (zh) 一种平衡测试装置
CN111998804A (zh) 一种方向盘平面度及同轴度的检测装置
CN103954455B (zh) 车轴带空气悬挂总成检测台
RU189957U1 (ru) Балансировочный стенд
CN208613074U (zh) 一种自动绕线检测机
KR20010034716A (ko) 로터 불균형으로 인해 발생되는 하중을 측정하는 장치
CN101285738A (zh) 汽车制动路试仪检定仪
KR20070037667A (ko) 회전기의 동특성 분석용 시뮬레이션 장치
CN218723942U (zh) 一种偏心块偏心质量距的检测装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130314

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5432829

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250