JP2011530412A - 修正可能な工具制御パラメータを使用して摩擦攪拌溶接中の工具の温度を制御する方法 - Google Patents

修正可能な工具制御パラメータを使用して摩擦攪拌溶接中の工具の温度を制御する方法 Download PDF

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Abstract

新しい制御変数が導入されており、当該制御変数が、それまでの他の変数に従属する制御判定基準と組み合わされたとき、FSW工具の磨滅を最小限にしながら優れた溶接を作り出すことができる制御プログラムが得られ、当該制御プログラムでは、流れ応力と工具荷重は温度によって御され、従属制御ループは材料の差異と摩擦攪拌溶接全体を通して変化する場所の異なる速度で移動する熱を勘案しているため、工具は、1つ1つの繰り返される溶接シーケンス中、規定された制御ウインドウ内で繰り返し同じ熱的及び機械的な荷重を受ける。
【選択図】図3

Description

(関連出願)
本出願は、2008年8月11日出願の米国仮特許出願第61/088,001号に対し優先権を主張するとともに、その主題の全てを参考文献として援用する。
本発明は、概括的には、摩擦攪拌溶接(FSW)、並びに摩擦攪拌加工(FSP)、摩擦攪拌混和(FSM)、及び摩擦攪拌点溶接(FSSW)を含む、その変型の全て(以下、総称的に「摩擦攪拌溶接」と呼ぶ)に関する。厳密には、本発明は、高温材料の摩擦攪拌に固有の問題に関する。アルミニウムの様な低温材料の摩擦攪拌溶接についての制御及びプロセスの判定基準は、高溶融温度材料の摩擦攪拌溶接中の工具周囲の臨界的且つ動的なプロセスを管理するには不十分である。
摩擦攪拌溶接は、金属類及び合金類を溶接するために開発された技術である。FSWプロセスには、多くの場合、2つの隣接する工作物の双方の接合面を回転する攪拌ピンによって係合させることが係わる。ピンを推し進め工作物を一体化させるために力を働かせると、ピンと肩部と工作物の間の相互作用によって摩擦熱が生じ、双方の接合面の材料に可塑化が引き起こされる。ピンと肩部の組合せ、即ち「FSWチップ」を接合部に沿って横断させ、進ませながら材料を可塑化させると、進行してゆくFSWチップの後に残される可塑化した材料が冷えて溶接が形成される。FSPを介して別の材料を加工する場合には、FSWチップを、ピン無し肩部のみの工具としても使用することもできる。
図1は、摩擦攪拌溶接に使用されている工具であって、シャンク8と、肩部12と、肩部から外向きに延びているピン14と、を有する略円筒形の工具10を特徴とした工具の斜視図である。ピン14を工作物16に押し当てて十分な熱が発生するまで回転させ、十分な熱が発生した時点で、工具のピンを可塑化させる工作物材料へ突き刺す。典型的に、ピン14は、工作物16へ肩部12に達するまで突き刺されると、それ以上工作物の中へ突き進めなくなる。工作物16は、多くの場合、接合線18のところで一体に突き合わされる2枚のシート又は板である。この例では、ピンは接合線18のところで工作物16へ突き刺されている。
図2は、工具10の断面図である。カラー22は、シャンク8と肩部12及びピン14を備えるFSWチップ24の両方を把持していることが示されている。工具10を回転させると、トルクが回転するシャンク8からカラー22へ、そして次にFSWチップ24へと伝わってゆく。工具10が、鋼の様な高溶融温度材料の工作物に対し使用されている場合、FSWチップ24は、多くの状況では、回転しながら、摩擦熱で軟化した鋼を横断してゆく際、摂氏1000度を超える温度に曝される。
図1を参照すると、工作物材料16に押し当てられたピン14の回転運動によって生じる摩擦熱は、工作物材料を、溶融点に達することなく軟化させる。工具10が接合線18に沿って横に動かされると、それにより、可塑化した材料がピン周りを先導端から追従端へ流れてゆくことで、溶接が作り出される。その結果、接合線18に固相結合部20が得られるが、この結合部は、一般に、他の従来の技法を使用する溶接とは対照的に、工作物材料16そのものと見分けがつかないものとなる。また、混和が起こるせいで、固相結合部20が元の工作物材料16より優れていることもあり得る。更に、工作物材料が異なる材料を備えている場合には、得られる混和材料は、同様に、2つの元の工作物材料の何れ
よりも優れている可能性がある。
肩部12が工作物の表面に接触したとき、その回転が追加の摩擦熱を生じさせて、差し込まれたピン14の周りの材料のより大きな円柱を可塑化させることが観察される。肩部12は、工具ピン14によって引き起こされる上向きの金属の流れを封じ込める鍛造力を提供する。
摩擦攪拌溶接中、溶接されるべき区域と工具は互いに対して、工具が所望の溶接接合長さを横断するように動かされる。回転する摩擦攪拌溶接工具10は、連続的な高温加工行為を提供し、狭い区画内で工作物材料16に沿って横に動き、その間、金属をピン14の先導端からその追従端へ運びながら、金属を可塑化させてゆく。工具10が通過する際に液体は一切生まれないので、溶接区画が冷めても典型的に固化は起こらない。常にそうとは限らないが、得られた溶接は、溶接の区域に形成された欠陥のない再結晶化した細粒微細構造である場合が多い。
走行速度は、典型的には、回転速度200から2000rpmで10から500mm/分である。到達温度は、大抵は、固相線温度に近いがそれより下である。摩擦攪拌溶接パラメータは、材料の熱的属性と高温流れ応力と貫入深さの関数である。
摩擦攪拌溶接は、融解溶接に勝る幾つかの利点があるが、その理由は、1)溶加材がない、2)プロセスが完全自動化されており、作業員の技量レベルは比較的低いレベルしか要しない、3)加熱は全て工具/工作物界面に起こるため、エネルギー入力の効率が良い、4)FSWの固体状態の特質と極めて高い再現性により、最小限の溶接後検査しか要しない、5)FSWは界面ギャップに寛容であり、よって、溶接前の下処理を殆ど要しない、6)除去すべき溶接飛散物がない、7)溶接後の表面の仕上がりは、ずば抜けて平滑なものとなり、鋳ばりが殆ど又は全くない、8)多くの場合、孔隙や酸素汚染がない、9)周辺材料の歪みが殆ど又は全くない、10)有害物質の放出がないので、作業員の防護が不要である、及び11)多くの場合、溶接属性が向上する、からである。本文献全体を通して、摩擦攪拌溶接は、摩擦攪拌加工、摩擦攪拌点溶接、及び摩擦攪拌混和を含め、摩擦攪拌溶接工具を使用して行われ得る全てのプロセスを含むものと見なすことにする。
これまでの特許文献は、以前には機能上溶接できないと考えられていた材料を用いて摩擦攪拌溶接を行うことができることの恩恵を教示している。これらの材料の中には、融解溶接可能でないものもあれば、とにかく溶接するのが難しいだけのものもある。これらの材料には、例えば、金属マトリックス複合材、鋼やステンレス鋼の様な合金鉄、及び非鉄材料が含まれる。同様に摩擦攪拌溶接の利点を生かすことができる材料のもう1つの部類に超合金がある。超合金は、より高い溶融温度の青銅又はアルミニウムを有する材料のこともあり、更に他の元素が混和されていることもある。超合金の例を幾つか挙げると、ニッケル、鉄−ニッケル、及び一般的に華氏1000度より上の温度で使用されるコバルトを基材とする合金がある。超合金の中によく見られる追加の元素には、限定するわけではないが、クロム、モリブデン、タングステン、アルミニウム、チタン、ニオビウム、タンタル、及びレニウムが含まれる。
チタンも摩擦攪拌溶接にとって望ましい材料であることに留意されたい。チタンは、非鉄材料ではあるが、他の非鉄材料より高い溶融点を有している。
これまでの特許は、高温材料を摩擦攪拌溶接するための工具を、摩擦攪拌溶接される材料よりも高い溶融温度を有する一材料又は複数材料で作製することを教示している。幾つかの実施形態では、超砥粒が工具に、時には被覆として、使用された。
本発明の実施形態は、概括的には、これらの機能上溶接できない材料はもとより超合金にも関係しており、それらの材料を、以下、本文献全体を通して「高溶融温度」材料と呼んでいる。とはいえ、ここに教示しようとする工具は、低溶融温度材料が使用されている場合のそれほど過酷でない摩擦攪拌溶接環境でも使用することができる。
本発明は、多くの用途で使用されている工具に有用であるが、とりわけ抜きんでて、高溶融温度材料の摩擦攪拌加工を行う場合に有用である。
高温摩擦攪拌溶接工具
液相から固相への変態を要する材料の作製に付随する問題に関連して、摩擦攪拌溶接技術の最近の進歩は、鋼やステンレス鋼の様な高溶融温度材料を摩擦攪拌溶接の固体状態接合プロセス中に一体に接合するのに使用することができる工具をもたらした。
この工具を使用すると、様々な材料の摩擦攪拌溶接に効果を発揮する。この工具設計は、多結晶立方晶窒化ホウ素(PCBN)及び多結晶ダイヤモンド(PCD)の他に各種工具チップ材料を使用した場合でも有効である。これらの材料の幾つかには、タングステン、レニウム、イリジウム、チタン、モリブデンなどの様な難溶性物質が含まれる。
これまでに説明されている様に、摩擦攪拌溶接は、回転する工具を使用し、工具が互いに隣接して配置されている2つの金属体の間の接合線を横断することで摩擦熱を発生させる、固体状態接合プロセスである。接合のためのこの方法は、接合される両金属体を溶かして固化させる融解溶接に勝る優れた接合を提供する。FSWは今や商業的に、造船、石油・ガス、及び航空宇宙を含む様々な産業で、材料を接合するのに使用されている。
高溶融温度材料を接合するのに使用される摩擦攪拌溶接機器は、軸方向又はZ軸荷重と軸方向又はZ軸位置という2つの支配的な制御パラメータを有している。これらの2つの制御パラメータは、摩擦攪拌溶接接合を生成するFSWプロセス中の工具横断速度及び工具回転速度と共に使用される。一般的に、全部で4つのこれらの制御パラメータ(Z軸荷重、Z軸位置、工具横断速度、及び工具回転速度)は、互いに独立しており、プログラムされている閉ループフィードバックアルゴリズムによって、それぞれの制御パラメータについての規定された設定点に向けて制御される。現時点でのFSW生成における用途の殆どは、アルミニウムの摩擦攪拌溶接される要素を備えており、往々にしてFSW生成プロセス中に作業員の介入が必要になる。殆どのアルミニウム用途では、アルミニウムの流れと延性は高く、FSWプロセス中に発生する熱は、アルミニウムの高い熱伝導率のせいで、工具の経路から急速に奪われてゆく点で、FSWはより寛大なプロセスである。
FSWが、高強度高溶融温度材料用途に進んでいくと、欠陥がなく高信頼度の溶接接合部を作成するプロセスウインドウは、アルミニウムの場合よりずっと小さくなる。この様にプロセスウインドウが小さくなるのは、工具周囲のより険しい温度勾配、接合される材料の比較的低い熱伝導率、高い流れ応力、及び/又は低い材料延性に起因する。
温度勾配がより険しくなるのは、材料の低い熱伝導率が、工具周囲の材料の流れを可塑化するのに必要なより高い温度と組み合わさった結果である。アルミニウムでは、熱移動は、材料を通るのが圧倒的であるが、鋼の様な高溶融温度材料では、熱は、材料を通り、材料の裏面を通り、表面から内部反射されて相互作用し、工具を通って流れる。また、FSW中に工具に掛かる熱的及び機械的荷重は強烈であり、磨滅又は破損による工具失陥を防止するためだけでなく、予測できる一貫した接合属性を生み出すためにも、精密なプロセス制御が要求される。アルミニウムの様なFSW低温材料についての制御及びプロセスの判定基準は、高溶融温度材料のFSW中の工具周囲の臨界的且つ動的なプロセスを管理するには不十分である。
高溶融温度材料の摩擦攪拌溶接の制御パラメータ及び動的プロセスを管理し、それによって工具寿命及び溶接の品質を改善するシステムを創出することが、先行技術に勝る利点となるであろう。
米国仮特許出願第61/088,001号
本発明の1つの態様は、他の変数に従属する制御判定基準と組み合わされている新しい制御変数を提供することである。
本発明の1つの実施形態では、新しい制御変数が導入されており、当該制御変数が、それまでの他の変数に従属する制御判定基準と組み合わされたとき、FSW工具の磨滅を最小限にしながら優れた溶接を作り出すことができる制御プログラムが得られ、当該制御プログラムでは、流れ応力と工具荷重は温度によって御され、従属制御ループは材料の差異と摩擦攪拌溶接全体を通して変化する場所の異なる速度で移動する熱を勘案しているため、工具は、1つ1つの繰り返される溶接シーケンス中、規定された制御ウインドウ内で繰り返し同じ熱的及び機械的な荷重を受ける。
当業者には、以下の詳細な説明を添付図面と併せて考察することにより、本発明の上記及び他の態様、特徴、及び利点が自明となるであろう。
先行技術で教示されている摩擦攪拌溶接用の工具の斜視図である。 先行技術によるFSWチップ、固定用カラー、及びシャンクの切断側面図である。 摩擦攪拌溶接機械の構成要素の概略図である。 摩擦攪拌溶接プロセスを、制御変数の代入された値を試行及び維持する入れ子型制御ループを使用することによって制御するための方法のフローチャートである。
これより図面を参照してゆくが、図面では、本発明の実施形態の様々な構成要素には符号を付し、当業者がそれら実施形態を作製及び使用することができるように本発明を論じてゆく。以下の記述は、本発明の原理を例示しているに過ぎず、以下に続く特許請求の範囲を矮小化するものと見るべきではないことを理解されたい。
第1の実施形態では、本発明は、摩擦攪拌溶接材料が、既に開示されている様に青銅やアルミニウムよりも高い溶融温度を有しているものである場合に、優れた溶接と向上した工具寿命を実現するように設計されている。この部類の材料には、限定するわけではないが、金属マトリックス複合材、鋼やステンレス鋼の様な合金鉄、非鉄材料、超合金、チタン、典型的には耐摩耗加工で使用されるコバルト合金、及び空気焼き入れ又は高速鋼が含まれる。
本発明は、他の変数に従属する制御判定基準と組み合わされている新しい制御変数の追加から成る。本発明がどの様に作用するかを理解するには、摩擦攪拌溶接機械の構成要素の簡略図を示すのが有用である。摩擦攪拌溶接機械は、典型的には、枠30と、枠に連結
されている工具保持部32と、工具保持部の下に配置されている、工作物材料を支持するための台34を備えている。摩擦攪拌溶接工具10は、工具保持部32に配置されている。工具保持部32は、工具10を所望の位置へと操縦し、工具が工作物の中へ突入してゆけるように工具に回転速度を印加する。工具保持部32と台34は、工具10を台34に載せられた工作物材料に押し付けることができるようにしている。
工具保持部32と台34は、摩擦攪拌溶接機械を運転するのに使用される制御プログラムの指揮の下に作動する。制御プログラムは、作業員の介入を最小限又は無しにして、摩擦攪拌溶接を行うことができるのが理想である。このため、摩擦攪拌溶接プロセスを分析し、制御プログラムが最小限のユーザー介入で機械が作動するように調節を行うためには、何の出力変数を監視し、制御プログラムへのフィードバックとして使用することができるかを割り出した。これらの調節は、優れた溶接を生成するため、再現可能である溶接を生成するため、及び工具寿命を最大化にするためになされた。
いつ定常状態プロセスが実現されるかを確定するための出力変数として、工具温度を監視すればよいことが判明した。この事例では、定常状態プロセスは、摩擦攪拌溶接工具が、以下で工具10の温度設定点と呼ばれている一定又は一定に近い温度を保ちながら溶接を行っているプロセスである。
工具34の温度設定点は、当業者に既知の多くのやり方で監視することができる。例えば、工具10内に温度サーモカプルを配置してもよいであろう。温度を求める方法は、本発明の態様ではないが、正確に且つリアルタイムで求められているものと仮定しよう。
工具温度は、本発明の所望の目的の全てに直接影響を及ぼす。工具温度は、工具への荷重、接合部の欠陥、及び接合される工作物材料の流れ応力に直接関係する。摩擦攪拌溶接は、溶接プロセス中にリアルタイム温度を提供することができる点で類を見ない。
摩擦攪拌溶接機械の運転を制御するために、コンピュータ制御プログラムが使用されている。コンピュータ制御プログラムは、所望の工具温度設定点に基づく入れ子型制御ループを採用している。換言すれば、制御プログラムに入れ子型制御ループを作成することにより、制御プログラムは、制御パラメータを、それらがそれ以上修正され得なくなるまで修正する。例えば、制御プログラムは、制御パラメータの値で、超過してはいけないことになっている値に到達する。こうして、制御パラメータをそれ以上調節することができなくなると、制御プログラムは、まだ修正することができる次の制御パラメータに移る。制御プログラムは、次に、当該制御パラメータに調節を行って、再度試行し、工具温度設定点を所望の値に持っていく。この新たな制御パラメータの修正が成功すれば、制御プログラムは異なる制御パラメータには移らない。不成功であれば、制御プログラムは、当該制御パラメータを、別の制御パラメータの境界に到達するまで修正する。
制御パラメータを次々に移るこのプロセスは、調節されていない制御パラメータがまだ存在している限り、制御パラメータの境界に到達するまで又は工具温度設定点が最終的に到達されるまで継続する。制御プログラムは、従って、それぞれのループが異なる制御パラメータを表している、入れ子型制御ループを採用している。
図4は、単一の制御パラメータを任意の所与の時点で修正することができるときに、制御プログラムが従うべきプロセスの概要として提供されている。開始の後、制御プログラムは、項目40で、工具が所望の設定点温度にあるか否かを判定する。そうであれば、制御プログラムは、同じステップまでループを引き返し、摩擦攪拌溶接機械に、工具温度が設定点にあるか否かを問い続ける。工具温度が工具温度設定点から外れてしまうと、次に制御プログラムは項目42に進む。項目42で、制御プログラムは、制御パラメータN(
この事例では、それがループを通して初めてであるため、第1の制御パラメータである)を修正する。
次の項目44のステップは、制御パラメータが、その値が最小又は最大値に到達するように修正されたか否かを判定することである。最小又は最大値に到達していなければ、そこで制御プログラムは項目40に戻って、工具が設定点温度に復帰したか否かを判定する。復帰していなければ、制御パラメータは項目42で再度修正され、次に制御プログラムは、項目44で境界に到達したか否かを判定する。境界に到達しておれば、当該制御パラメータはもはや修正され得ない。次のステップは、項目46に進み、修正されるべき次の制御パラメータに増分することである。制御プログラムは、次に項目40に戻り、再度、工具が設定点温度に復帰したか否かを判定する。
上述の方法は、定常状態工具温度が実現されるまで、摩擦攪拌溶接プロセスが完了してしまうまで、又は境界に到達するまで制御パラメータの全てが修正されてしまうまで、継続される。そうなった時点で、制御プログラムは、摩擦攪拌溶接オペレーションを自動的に停止するか、或いは摩擦攪拌溶接を続行するべきか否かをユーザーに判断させるかの何れかを行うことができる。
入れ子型制御ループは、摩擦攪拌溶接機械の制御プログラムによって修正され得る任意の数の制御パラメータを採用することができる。例えば、工具温度設定点を修正するために、Z軸方向荷重、Z軸方向位置、横断速度、横断荷重、及び工具RPM又は回転速度の制御パラメータを修正することが可能である。しかしながら、他の摩擦攪拌溶接機械には、摩擦攪拌溶接の他の態様を制御する能力があるかもしれない。従って、制御可能なパラメータは全て、本発明の範囲に含まれるものと考えられるべきである。
本発明のもう1つの態様は、制御パラメータが制御プログラムによって修正され得る順序である。ユーザーは、所望の摩擦攪拌溶接結果を得るために、制御パラメータを採用する順序を選択することができる。
制御プログラムを、一度に1つより多くの制御パラメータを制御するように修正することができる。こうして、望ましいことに、2つの制御パラメータを同時に修正することができる。これらの制御パラメータのうち一方がパラメータ境界に到達してしまうと、本発明は、これらのパラメータの両方の修正を停止して別の入れ子型制御ループに移るか、或いはパラメータ境界に到達していない方の制御パラメータの修正を継続するかの何れかを行うことができる。
一旦、制御プログラムが、現在の入れ子型制御ループ内の制御パラメータの両方の修正を停止する必要があると判定してしまうと、制御プログラムは次の入れ子型制御ループに移る。この次の入れ子型制御ループは、やはり同様に、単一の又は複数の制御パラメータの修正を含んでいてもよい。覚えておくべき重要なことは、制御プログラムによって修正することのできる制御パラメータの総数、及び同時に修正することのできる制御パラメータの総数は、本発明によって制限されていないということである。
以下は、本発明の第1の実施形態を、全部で4つの入れ子型制御ループを使用してどのように実施するかの一例であり、それぞれの入れ子型制御ループは、一度に1つの制御パラメータの修正を有効にする。工具温度設定点は750℃の値に指定される。最大及び最小許容可能工具温度設定点は作成される。工具温度設定点は、境界値から等距離にある必要はない。しかしながら、この実施例については、工具温度設定点は+/−5℃である。この実施例で使用されている工具温度設定点は、例示目的であるに過ぎず、限定と考えられてはならない。よって、工具温度設定点境界は、所与の値より大きい場合もあれば小さ
い場合もあり得る。こうして、工具温度が増加し始めると、制御プログラムは、工具の温度を750℃に引き戻すために、制御パラメータの調節を行う。この実施例については、制御プログラムが修正しようとする第1の制御パラメータはRPMである。
制御パラメータは、工具RPMを修正するのに使用することができる設定点範囲を与えられることになる。例えば、制御プログラムは、工具RPMを+/−25RPMだけ修正する能力を与えられてもよいであろう。工具RPMに変更が加えられている間、工具温度が所望の方向に変化しているか否かを判定するため、工具温度が監視される。しかしながら、工具RPMが最大設定点に到達すれば、次に制御プログラムは、工具温度の所望の変化を実現するために、次の従属変数又は制御パラメータへ移ろうとする。
この実施例では、制御プログラムは次に横断速度を使用する。横断速度は、横断設定点範囲内で、最大又は最小設定点に到達するまで、或いは工具温度が工具温度設定点に復帰するまで、増減されることになる。
工具温度が上昇し続ければ、そのときは、Z軸方向荷重が減らされることになる。Z軸方向荷重の境界値に到達してもなお制御プログラムが所望の工具温度設定点に到達していなければ、次に制御プログラムは最終の入れ子型制御ループに移り、そこで最終の制御パラメータが調節されることになる。こうして、制御プログラムは、最小及び最大設定点内でZ軸方向位置を調節することができる。
摩擦攪拌溶接機械の運転中は、制御パラメータ全てとそれぞれについての最小及び最大設定点を示すことができる状態ウインドウに、全ての設定点が表示されることが望ましい。
本発明の或る代わりの実施形態では、それぞれの制御パラメータについての最小及び最大設定点は、オンザフライで修正することができる。作業員は、よって、制御プログラムをオーバーライドし、境界を超えさせるか、或いは境界に到達していないからということで制御プログラムがなお通常通り動作するように境界の値を修正するかの何れかを行うことが必要になるかもしれない。
もう1つの代わりの実施形態では、望ましいことに、制御プログラムが使用されている間の制御パラメータを入れ子にする順序を変更することができる。これでユーザーは最も有利な制御パラメータを修正できるようになる。
制御プログラムの実施により、結果として、摩擦攪拌溶接のプロセスは、作業員の介入が全くないか又は介入が最小限の「押しボタン」操作になった。工具は、1つ1つの繰り返される溶接シーケンス中、規定された制御ウインドウ内で同じ熱的及び機械的な荷重を受け、溶接品質は向上した。分析は、流れ応力及び工具荷重が工具温度によって御されること、そして従属制御ループが、工作物材料の差異と、溶接全体を通して変化する場所の異なる速度で移動する熱を勘案することができること、を示している。
制御プログラムが制御パラメータを修正する順序は、典型的には、異なった工作物材料毎に異なるであろう。制御パラメータ境界のカタログと制御パラメータが適用される順序は、従って作業員がアクセスできるデータベースの一部になっている。よって、本発明は、何らの特定の制御パラメータ順序にも言及していない。入れ子型制御ループは、こうして、実験によって確定された最も有利な順序で提供される。それにもかかわらず、作業員には更に、定常状態工具温度を実現するために、如何なる事前に設定された制御パラメータ値並び制御パラメータが適用される順序をもオーバーライドする自由が与えられている。
本発明の追加の制御特性は、工具温度が定常状態に到達するのに要する時間を考慮に入れることである。これは、溶接シーケンス開始時の予測温度制御と呼ばれており、工具が定常又は定常に近い状態に到達するまで採用される。予測温度制御は、工具がFSW中の温度変化に応えるのに要する時間を求めるのにも使用することができる。こうして、温度プロファイルを、工具自体について求めることができ、特定の工具の熱キャパシタンスについてプログラムする場合には「ラグ」タイムが勘案される。
本発明の概念は、FSWのみならず、材料の属性を、回転する工具を使用して修正する如何なる他の用途にも適用される。
以上に説明した配置構造と実施形態は、本発明の原理の適用を例示的に説明しているに過ぎないと理解されたい。本発明の精神と範囲を逸脱することなく、数々の修正及び代わりの配置構造が当業者によって考案されるかもしれない。付随の特許請求の範囲は、その様な修正及び配置構造を網羅するものとする。
8 シャンク
10 工具
12 肩部
14 ピン
16 工作物
18 接合線
20 固相結合部
22 カラー
24 FSWチップ
30 枠
32 工具保持部
34 台

Claims (11)

  1. 高溶融温度材料と共に使用されていて制御プログラムによって運転されている摩擦攪拌溶接機械の制御パラメータを修正するための方法において、前記制御プログラムが、
    1)高溶融温度工作物材料に対し使用されている工具の温度を判定する段階と、
    2)前記工具温度を工具温度設定点と比較する段階と、
    3)前記工具温度が前記工具温度設定点と同じでない場合には、現在の制御パラメータを修正するか、或いは前記工具温度が同じであれば、段階1)へ戻る段階と、
    4)前記現在の制御パラメータの最小又は最大境界値に到達したか否かを判定し、前記現在の制御パラメータの前記最小又は最大境界値に到達していなければ、段階1)へ戻る段階と、を備えている、方法。
  2. 前記方法は、
    1)前記現在の制御パラメータが前記最小又は最大境界値に到達してしまえば、前記現在の制御パラメータを修正されることになる次の制御パラメータへ変更する段階と、
    2)段階1)に戻り、前記段階全てを繰り返す段階であって、但し次の制御パラメータを、前記工具温度を修正するのに使用されている現在の制御パラメータにする、段階と、を更に備えている、請求項1に記載の方法。
  3. 前記方法は、
    前記制御パラメータの全てが最小又は最大境界値に到達したとき、前記制御プログラムを終了させる段階を更に備えている、請求項2に記載の方法。
  4. 前記制御パラメータは、Z軸方向荷重、Z軸方向位置、横断速度、横断荷重、及び工具RPMを備えている制御パラメータの群から選択される、請求項2に記載の方法。
  5. 前記方法は、前記制御プログラムに割り込んで、異なる制御パラメータを、工具温度を修正するのに使用されている前記現在の制御パラメータに代入する段階を更に備えている、請求項2に記載の方法。
  6. 前記方法は、前記制御プログラムに割り込んで、前記工具温度を修正するのに前記制御パラメータが使用される順序を変更する段階を更に備えている、請求項2に記載の方法。
  7. 前記方法は、前記制御プログラムが少なくとも2つの制御パラメータを使用して前記工具温度に到達できるように、少なくとも第2の制御パラメータを、前記現在の制御パラメータと同時に修正する段階を更に備えている、請求項1に記載の方法。
  8. 前記方法は、前記現在の制御パラメータの前記最小又は前記最大境界値を、オンザフライで修正する段階を更に備えている、請求項1に記載の方法。
  9. 前記方法は、段階3)と4)を、予測温度制御を使用して、前記工具温度が初めて前記工具温度設定点に到達するまで遅延させる段階を更に備えている、請求項1に記載の方法。
  10. 摩擦攪拌溶接を通して実現される溶接の再現性を、制御プログラムによって運転されている摩擦攪拌溶接機械の制御パラメータを修正することによって改善するための方法において、前記制御プログラムが、
    1)工具の温度を判定する段階と、
    2)前記工具温度を工具温度設定点と比較する段階と、
    3)前記工具温度が前記工具温度設定点と同じでない場合には、現在の制御パラメータを修正するか、或いは前記工具温度が同じであれば、段階1)へ戻る段階と、
    4)前記現在の制御パラメータの最小又は最大境界値に到達したか否かを判定し、前記現在の制御パラメータの前記最小又は最大境界値に到達していなければ、段階1)へ戻る段階と、を備えている、方法。
  11. 高温材料の加工に使用されている摩擦攪拌溶接機械を運転するために、制御変数を修正するための方法において、
    1)監視するべき少なくとも1つの制御変数を選択する段階であって、前記制御変数は
    設定点に維持されるのが望ましい、制御変数を選択する段階と、
    2)前記少なくとも1つの制御変数を前記設定点に維持するために調節することができる複数の制御変数を提供する段階であって、前記複数の制御変数のそれぞれは、他方の制御変数から独立して調節される、複数の制御変数を提供する段階と、を備えている方法。
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