JP2011529475A - 抗hpvワクチン - Google Patents
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Abstract
Description
HPV16/18 L1 VLPの調製
HPV16、HPV18、HPV33、およびHPV58 L1 VLPの産生は、標準的なプロトコルを用いて行われた。例えば国際出願第9913056号を参照されたい。
濃縮、抽出、浄化の3工程による過程で、Hi5細胞から抗原(L1−16/18)を抽出した。濃縮工程により培地の90%までが除去され、これは遠心分離により行われた。抽出工程は低張緩衝液(トリス20mM、pH8.5)を用いて行われた。抽出を行うために、培養量に等しい量が用いられた。円滑な撹拌下で、最低でも30分間接触させた。浄化は接線流濾過により行われた。
精製過程は室温にて行った。VLP形成を阻止するため、抽出物にβ−メルカプトエタノール(BME)(4%w/w)を加えた。
陰イオン交換クロマトグラフィー(ジメチルアミノエチル−DMAE)、
陰イオン交換クロマトグラフィー(トリメチルアミノエチル−TMAE)、
ヒドロキシアパタイトクロマトグラフィー、
ナノ濾過(Planova)、
限外濾過、
HPV18に対しては疎水性相互作用クロマトグラフィー(オクチルセファロースを使用)、またHPV16に対しては陰イオン交換クロマトグラフィー(DEAE);および
濾過滅菌
を含む。
陰イオン交換クロマトグラフィー DMAE
浄化した抽出物(〜150μg/mlのL1タンパク質を含む、〜1mg/ml濃度のタンパク質)を陰イオン交換カラム(ジメチルアミノエチル)へ加えた。溶出を緩衝液(トリス20mM|NaCl 200mM|4%β−メルカプトエタノール BME)、pH7.9±0.2により行った。抗原を約5カラム容積で溶出し、溶出特性を280nmでモニターした。
第1工程の溶出液を1容積のH2O/BME 4%により希釈した。希釈した溶出液を、次に第2の陰イオン交換カラム(トリメチルアミノエチル)へ加えた。
TMAE工程の溶出液をヒドロキシアパタイト(HA)カラムに加えた。
HA溶出液を、以下の条件:緩衝液(NaH2PO4 25mM|NaCl 10mM|4%BME)、pH7.5±0.2、になるように希釈した。
限外濾過は、ポリエーテルスルホン膜(Centramateカセット 0.1m2、100kD)を備えた接線流限外濾過システムにより行った。
限外濾過透過液をオクチルセファロースカラムに加えた。
精製されたL1−18抗原溶液を、0.22μm膜を用いる濾過により滅菌した。
陰イオン交換クロマトグラフィー DMAE
浄化した抽出物を陰イオン交換カラム(ジメチルアミノエチル)へ加えた。
第1工程の溶出液を1容積のH2O/BME 4%により希釈した。希釈した溶出液を、次に第2の陰イオン交換カラム(トリメチルアミノエチル)へ加えた。
TMAE工程の溶出液をHAカラムに加えた。
HA溶出液を、以下の条件:緩衝液(NaH2PO4 25mM|NaCl 10mM|4%BME)、pH7.5±0.2、になるように希釈した。
限外濾過は、ポリエーテルスルホン膜(Centramateカセット 0.1m2、100kD)を備えた接線流限外濾過システムにより行った。
限外濾過溶出液を、平衡緩衝液(Na3PO4 20mM|NaCl 250mM)、pH6.0±0.2の伝導率に調節し、陰イオン交換カラム(ジエチルアミノエチル)へ加えた。
精製されたL1−16抗原溶液を、0.22μm膜を用いる濾過により滅菌した。
免疫原性
・異なる投薬量(各HPV抗原の20または40μg)および異なるスケジュール(0.2または0.6ヶ月)により投与された最後の用量から1ヶ月後のHPV−16/18 L1 VLP AS04ワクチンの免疫原性を、3用量スケジュール(0、1、6ヶ月)により投与された標準的なHPV−16/18 L1 VLP AS04ワクチンに比較して評価する。
以下の3目的について評価した:
・免疫原性に対する最初の副次目的は:
異なる投薬量(各HPV抗原の20または40μg)および異なるスケジュール(0.2および0.6ヶ月)により9〜14歳の年齢層に投与されたHPV−16/18 L1 VLP AS04ワクチンの2用量スケジュールに対する抗体反応の非劣性を、15〜25歳(有効性が実証されている年齢群)の被験者における標準的な3用量スケジュールに比較して、ワクチンの最後の用量から1ヶ月後に実証することであった。
非劣性は、15〜25歳の被験者におけるHPV−16/18 L1 VLP AS04ワクチンの標準的な3用量スケジュールと9〜14歳の年齢層における2用量スケジュールの間で、幾何平均力価(GMT)比の95%信頼区間(CI)の上限が2未満である場合に実証された。
異なる投薬量(各HPV抗原の20または40μg)および異なるスケジュール(0.2または0.6ヶ月)により15〜19歳の年齢層に投与されたHPV−16/18 L1 VLP AS04ワクチンの2用量スケジュールに対する抗体反応の非劣性を、15〜25歳の被験者における標準的な3用量スケジュールに比較して、ワクチンの最後の用量から1ヶ月後に実証すること。
非劣性は、15〜25歳の被験者におけるHPV−16/18 L1 VLP AS04ワクチンの標準的な3用量スケジュールと15〜19歳の年齢層における2用量スケジュールの間で、GMT比の95%CIの上限が2未満である場合に実証された。
異なる投薬量(各HPV抗原の20または40μg)および異なるスケジュール(0.2または0.6ヶ月)により20〜25歳の年齢層に投与されたHPV−16/18 L1 VLP AS04ワクチンの2用量スケジュールに対する抗体反応の非劣性を、15〜25歳の被験者における標準的な3用量スケジュールに比較して、ワクチンの最後の用量から1ヶ月後に実証すること。
非劣性は、15〜25歳の被験者におけるHPV−16/18 L1 VLP AS04ワクチンの標準的な3用量スケジュールと20〜25歳の年齢層における2用量スケジュールの間で、GMT比の95%CIの上限が2未満である場合に実証された。
ワクチンの最後の用量から1ヶ月後に各年齢層内で、各2用量スケジュール群および標準的な3用量スケジュールの間での抗体反応の対比較を試験すること。
・実験計画:第1相/第2相の、部分的盲検の、対照の、無作為化された、年齢層別化された、平行する4群による試験。各群は3年齢層:9〜14、15〜19、および20〜25歳へ層別化した。
・40/40 M0,2群:HPV−16/18 L1 VLP(40μg/40μg)AS04ワクチンの2用量を0および2ヶ月目に投与*。
・40/40 M0,6および20/20 M0,6群:HPV−16/18 L1 VLP(40μg/40μgまたは20μg/20μg)AS04ワクチンの2用量を0および6ヶ月目に投与*。
*これらの群における盲検のため、6ヶ月(40/40 M0,2群)または2ヶ月(40/40 M0,6および20/20 M0,6群)目にプラセボ[Al(OH)3]投与が必要とされた。
・20/20 M0,1,6群:HPV−16/18 L1 VLP(20μg/20μg)AS04ワクチンの3用量を0、1、および6ヶ月目に投与。
・2用量スケジュール群:血液サンプルが来院1(0ヶ月)、来院3(3ヶ月)、および来院5(7ヶ月)で採取され、来院6(12ヶ月)、来院7(18ヶ月)、および来院8(24ヶ月)で採取され得る。
・3用量スケジュール群:血液サンプルが来院1(0ヶ月)および来院4(7ヶ月)で採取され、来院5(12ヶ月)、来院6(18ヶ月)、および来院7(24ヶ月)で採取され得る。
計画:約960被験者:一群あたり約240被験者、および一年齢層あたり約80被験者。
登録:961被験者が治験に登録された。
完了:922被験者(40/40 M0,2、40/40 M0,6、20/20 M0,6、および標準的なHPV−16/18 L1 VLP AS04ワクチン群において、それぞれ231、228、229、および234被験者)が、治験の有効な相を完了した。
安全性:ワクチン接種されたコホートの総数:960被験者(40/40 M0,2、40/40 M0,6、20/20 M0,6、および標準的なHPV−16/18 L1 VLP AS04ワクチン群において、それぞれ240、241、240、および239被験者)。
免疫原性:ATPコホート:843被験者(40/40 M0,2、40/40 M0,6、20/20 M0,6、および標準的なHPV−16/18 L1 VLP AS04ワクチン群において、それぞれ224、206、205、および208被験者)。
・彼らおよび/または彼らの両親がプロトコルの要求に従うことができ、かつ従うであろうと治験責任医師が考えた被験者。
・最初のワクチン接種時に9ないし25歳である女性被験者。
・登録前に被験者から文書によるインフォームドコンセント/アセントを得たこと。
・病歴および病歴志向性の臨床検査により確立された健常被験者。
被験者には出産の可能性が無いことを条件とした。
ワクチン接種スケジュール/部位:
・ワクチンは筋肉内(IM)投与された。
・40/40 M0,2およびM0,6群:注射のための各用量(0,5mL)は、40μg HPV−16 L1タンパク質、40μg HPV−18 L1タンパク質、50μg 3−O−デスアシル−4’−モノホスホリルリピドA(MPL)、500μg 水酸化アルミニウム[Al(OH)3]、180mM NaCl、8mM NaH2PO4・2H2O、および全量0.5mLとするための水を含んだ。
・20/20 M0,6群:注射のための各用量(0,5mL)は、20μg HPV−16 L1タンパク質、20μg HPV−18 L1タンパク質、50μg MPL、500μg Al(OH)3、150mM NaCl、8mM NaH2PO4・2H2O、全量0.5mLとするための水を含んだ。
・プラセボ:各用量(0.5mL)は、500μg Al(OH)3、150mM NaCl、8mM NaH2PO4・2H2O、全量0.5mLとするための水を含んだ。
ワクチン接種スケジュール/部位:
・20/20 M0,1,6群:3用量のHPV−16/18 L1 VLP(20μg/20μg)AS04ワクチンを、0、1、および6ヶ月目に投与した。
・20/20 M0,1,6群:HPV−16/18 L1 VLP AS04ワクチンの注射のための各用量(0,5mL)は、20μg HPV−16 L1 VLP、20μg HPV−18 L1 VLP、50μg MPL、500μg Al(OH)3、4.4mg NaCl、0.624mg NaH2PO4・2H2O、および水を含んだ。
共同主要評価項目:
免疫原性:異なる投薬量(各HPV型の20または40μg)および異なるスケジュール(0,2、または0,6、または0,1,6ヶ月)により投与されたワクチンの最後の用量から1ヶ月後に、HPV−16およびHPV−18抗体価(ELISAによる)を評価した。
免疫原性
・全ての治験群および全ての年齢層において、ワクチンまたはプラセボの最後の用量から1ヶ月後(7ヶ月目)に、HPV−16およびHPV−18抗体価(ELISAによる)を評価した。
・2用量スケジュール群において、ワクチンまたはプラセボの第2用量から1ヶ月後(3ヶ月目)に、HPV−16およびHPV−18抗体価(ELISAによる)を評価した。
・延長された追跡期間(12ヶ月、18ヶ月、および24ヶ月目)に、HPV−16およびHPV−18抗体価(ELISAによる)および血清転換状態を評価した。
免疫原性の第1の分析はATPコホートに基づいた。
血液サンプルの結果が入手可能であった各時点における各群に対して:
・前ワクチン接種状態あたりの抗HPV−16および抗HPV−18の血清陽性率(正確な95%CIによる)を算出した。
・前ワクチン接種状態あたりの、95%CIによる抗HPV−16および抗HPV−18のGMTおよび抗体価の範囲を表にした。
・有効なワクチンの最後の用量から1ヶ月後の抗HPV−16および抗HPV−18抗体価の分布を、最初に血清陰性であった被験者のサブコホートに対する逆累積分布曲線を用いて表示した。
対数10による力価を反応変数として用い、抗HPV−16および抗HPV−18に対して別々に二元配置ANOVAモデルを適用した。このモデルは固定因子として年齢、群、および年齢による群化の交互作用を含んだ。交互作用項(年齢による群化)は10%において試験した。年齢による群化の交互作用項が10%において有意ではなかった場合、全ての年齢層にわたってさらなる推定を導いた。Dunnettの多重比較を行った。交互作用が10%において有意であった場合、年齢層による2用量スケジュール群と3用量標準スケジュール群それぞれの間で対比較を行った。
以下の目的を連続的に評価した:
異なる投薬量(各HPV抗原の20または40μg)および異なるスケジュール(0.2および0.6ヶ月)により9〜14歳の年齢層に投与されたHPV−16/18 L1 VLP AS04ワクチンの2用量スケジュールに対する抗体反応の非劣性が、15〜25歳の被験者における標準的な3用量スケジュールに比較して、ワクチンの最後の用量から1ヶ月後に、15〜25歳の被験者におけるHPV−16/18 L1 VLP AS04ワクチンの標準的な3用量スケジュールと9〜14歳の年齢層における2用量スケジュールの間でGMT比の95%CIの上限が2未満である場合に実証された。
免疫原性
免疫原性の主要分析をATP(according to protocol:プロトコル尊守)コホートについて行った。ATP分析を補うため、全ワクチン接種コホートについて副次的分析を行った。
概して730(86.6%)および734(87.1%)被験者が、HPV−16およびHPV−18それぞれに対するベースラインの血清陰性であった。
V40_06=HPV−16/18(40,40)AS04 0,6ヶ月
V20_06=HPV−16/18(20,20)AS04 0,6ヶ月
HPV=HPV−16/18(20,20)AS04 0,1,6ヶ月
GMT=全ての被験者について算出された幾何平均抗体価
N=前ワクチン接種の結果が入手可能な被験者の数
n/%=特定範囲内の力価を示す被験者の数/パーセンテージ
95%CI=95%信頼区間;LL=下限、UL=上限
MIN/MAX=最小/最大
PRE=前ワクチン接種
V40_06=HPV−16/18(40,40)AS04 0,6ヶ月
V20_06=HPV−16/18(20,20)AS04 0,6ヶ月
HPV=HPV−16/18(20,20)AS04 0,1,6ヶ月
9−14=9ないし14歳
15−19=15ないし19歳
20−25=20ないし25歳
GMT=全ての被験者について算出された幾何平均抗体価
N=前ワクチン接種の結果が入手可能な被験者の数
n/%=特定範囲内の力価を示す被験者の数/パーセンテージ
95%CI=95%信頼区間;LL=下限、UL=上限
MIN/MAX=最小/最大
PRE=前ワクチン接種
V40_06=HPV−16/18(40,40)AS04 0,6ヶ月
V20_06=HPV−16/18(20,20)AS04 0,6ヶ月
HPV=HPV−16/18(20,20)AS04 0,1,6ヶ月
N=前ワクチン接種の結果が入手可能な被験者の数
n/%=特定範囲内の力価を示す被験者の数/パーセンテージ
95%CI=95%信頼区間;LL=下限、UL=上限
MIN/MAX=最小/最大
PRE=前ワクチン接種
V40_06=HPV−16/18(40,40)AS04 0,6ヶ月
V20_06=HPV−16/18(20,20)AS04 0,6ヶ月
HPV=HPV−16/18(20,20)AS04 0,1,6ヶ月
9−14=9ないし14歳
15−19=15ないし19歳
20−25=20ないし25歳
GMT=全ての被験者について算出された幾何平均抗体価
N=前ワクチン接種の結果が入手可能な被験者の数
n/%=特定範囲内の力価を示す被験者の数/パーセンテージ
95%CI=95%信頼区間;LL=下限、UL=上限
MIN/MAX=最小/最大
PRE=前ワクチン接種
1.主要な免疫原性の目的
この治験の主要目的は、異なる投薬量(各HPV抗原の20または40μg)および異なるスケジュール(0.2または0.6ヶ月)により投与された最後の用量から1ヶ月後のHPV−16/18 L1 VLP AS04ワクチンの免疫原性を、3用量スケジュール(0、1、6ヶ月)により投与された標準的なHPV−16/18 L1 VLP AS04ワクチンに比較して評価することであった。
反応変数として力価(対数10)を用いて適用された二元配置ANOVAモデルにより、年齢による群化の交互作用は統計的に有意ではない(p=0.195)ことが明らかとなった。群および年齢の効果は有意であった(p<0.0001)。
V40_06=HPV−16/18(40,40)AS04 0,6ヶ月
V20_06=HPV−16/18(20,20)AS04 0,6ヶ月
HPV=HPV−16/18(20,20)AS04 0,1,6ヶ月
GMR=幾何平均比
LL/UL=95%信頼区間の下限および上限
調節後のGMT=年齢層において調節されたGMT
V40_02=HPV−16/18(40,40)AS04 0,2ヶ月
V40_06=HPV−16/18(40,40)AS04 0,6ヶ月
V20_06=HPV−16/18(20,20)AS04 0,6ヶ月
HPV=HPV−16/18(20,20)AS04 0,1,6ヶ月
GMR=幾何平均比
LL/UL=95%信頼区間の下限および上限
反応変数として力価(対数10)を用いて適用された二元配置ANOVAモデルにより、年齢による群化の交互作用は統計的に有意ではない(p=0.435)ことが明らかとなった。群および年齢の効果は有意であった(p<0.0001)。
V40_06=HPV−16/18(40,40)AS04 0,6ヶ月
V20_06=HPV−16/18(20,20)AS04 0,6ヶ月
HPV=HPV−16/18(20,20)AS04 0,1,6ヶ月
GMR=幾何平均比
LL/UL=95%信頼区間の下限および上限
調節後のGMT=年齢層において調節されたGMT
V40_06=HPV−16/18(40,40)AS04 0,6ヶ月
V20_06=HPV−16/18(20,20)AS04 0,6ヶ月
HPV=HPV−16/18(20,20)AS04 0,1,6ヶ月
GMR=幾何平均比
LL/UL=95%信頼区間の下限および上限
HPV−16
9〜14歳層に関して、40/40 M0,2群は、15〜25歳の被験者における標準的なHPV−16/18 L1 VLP AS04ワクチンに対して非劣性であった。15〜25歳の被験者における標準的なHPV−16/18 L1 VLP AS04ワクチンに比較した、40/40 M0,2群における15〜19歳および20〜25歳層に関する非劣性についての証拠は見出されなかった。
V40_06=HPV−16/18(40,40)AS04 0,6ヶ月
V20_06=HPV−16/18(20,20)AS04 0,6ヶ月
HPV=HPV−16/18(20,20)AS04 0,1,6ヶ月
GMT=幾何平均抗体価
N=前ワクチン接種の結果が入手可能な被験者の数
95%CI=GMT比に対する95%信頼区間(ANOVAモデル−合併分散);
LL=下限、UL=上限
V40_06=HPV−16/18(40,40)AS04 0,6ヶ月
V20_06=HPV−16/18(20,20)AS04 0,6ヶ月
HPV=HPV−16/18(20,20)AS04 0,1,6ヶ月
GMT=幾何平均抗体価
N=前ワクチン接種の結果が入手可能な被験者の数
95%CI=GMT比に対する95%信頼区間(ANOVAモデル−合併分散)
LL=下限、UL=上限
V40_06=HPV−16/18(40,40)AS04 0,6ヶ月
V20_06=HPV−16/18(20,20)AS04 0,6ヶ月
HPV=HPV−16/18(20,20)AS04 0,1,6ヶ月
GMT=幾何平均抗体価
N=前ワクチン接種の結果が入手可能な被験者の数
95%CI=GMT比に対する95%信頼区間(ANOVAモデル−合併分散)
LL=下限、UL=上限
各年齢層に関して、各2用量製剤/スケジュール群は、15〜25歳の被験者における標準的なHPV−16/18 L1 VLP AS04ワクチンに対して非劣性であったが、非劣性についての証拠が見出されなかった20〜25歳の被験者における40/40 M0,2群は除外される(表13ないし表15)。
V40_06=HPV−16/18(40,40)AS04 0,6ヶ月
V20_06=HPV−16/18(20,20)AS04 0,6ヶ月
HPV=HPV−16/18(20,20)AS04 0,1,6ヶ月
GMT=幾何平均抗体価
N=前ワクチン接種の結果が入手可能な被験者の数
95%CI=GMT比に対する95%信頼区間(ANOVAモデル−合併分散)
LL=下限、UL=上限
V40_06=HPV−16/18(40,40)AS04 0,6ヶ月
V20_06=HPV−16/18(20,20)AS04 0,6ヶ月
HPV=HPV−16/18(20,20)AS04 0,1,6ヶ月
GMT=幾何平均抗体価
N=前ワクチン接種の結果が入手可能な被験者の数
95%CI=GMT比に対する95%信頼区間(ANOVAモデル−合併分散)
LL=下限、UL=上限
V40_06=HPV−16/18(40,40)AS04 0,6ヶ月
V20_06=HPV−16/18(20,20)AS04 0,6ヶ月
HPV=HPV−16/18(20,20)AS04 0,1,6ヶ月
GMT=幾何平均抗体価
N=前ワクチン接種の結果が入手可能な被験者の数
95%CI=GMT比に対する95%信頼区間(ANOVAモデル−合併分散)
LL=下限、UL=上限
この治験において、総数960の被験者にワクチン接種が行われた(40/40 M0,2群において240被験者、40/40 M0,6群において241被験者、20/20 M0,6群において240被験者、および標準的なHPV−16/18 L1 VLP AS04群において239被験者)。被験者らは平均17.2±4.3歳(平均±SD)であった。被験者の大多数は白人/ヨーロッパの遺伝形質(96.7%)であった。
・各年齢層に関して、40/40 M0,6群は、15〜25歳の被験者における標準的なHPV−16/18 L1 VLP AS04ワクチンに対して非劣性であった。
・各年齢層に関して、20/20 M0,6群は、15〜25歳の被験者における標準的なHPV−16/18 L1 VLP AS04ワクチンに対して非劣性であったが、20ないし25歳の被験者は除外される。
・9〜14歳層に関してのみ、40/40 M0,2群は、15〜25歳の被験者における標準的なHPV−16/18 L1 VLP AS04ワクチンに対して非劣性であった;15〜25歳の被験者における標準的なHPV−16/18 L1 VLP AS04ワクチンに比較した、40/40 M0,2群における15〜19歳および20〜25歳層に関する非劣性についての証拠は見出されなかった。
最近、2つの予防的HPVワクチンが多くの国で認可された。両方とも、HPV−16および−18による子宮頚部の前癌病変および癌を予防するため、個々のHPV型の組み換えL1カプシドタンパク質のウィルス様粒子(virus-like particle:VLP)を使用している。Cervarix(商標)は、バキュロウィルス発現ベクターシステムを用いてイラクサギンウワバRix4446細胞基質内で産生されたHPV−16および−18VLPを含み、独自の免疫賦活性Adjuvant System 04(AS04;3−O−デスアシル−4’−モノホスホリルリピドA[MPL]および水酸化アルミニウム塩を含んでなる)と共に処方される。Gardasil(登録商標)は、出芽酵母内で産生されたHPV−16および−18VLPを含み、非晶質のヒドロキシリン酸アルミニウム硫酸塩と共に処方される。加えて、Gardasil(登録商標)は、性器疣贅の75〜90%に関与する非発癌型のHPV−6および−11由来のVLPを含む。両方のワクチンに関しては、発癌型HPV−16および−18による感染ならびに付随する前癌病変に対する防御が無作為化臨床試験において実証されてきた。防御は、Cervarix(商標)についてはワクチン接種後少なくとも6.4年間、Gardasil(登録商標)については少なくとも5年間実証されている。
GMT比=各年齢コホート内での力価のlog10変換についてのANOVAモデルを用いて計算された、6および7ヶ月目のGardasil(登録商標)GMTで割ったCervarix(商標)GMT
Claims (36)
- ヒトパピローマウィルス関連疾患および感染を予防するためのワクチンにおける、薬学的に許容可能な賦形剤と共の、HPV16およびHPV18ウィルス様粒子(VLP)の使用であって、前記ワクチンが第1用量および第2用量からなる2回用法による投与のために処方される使用。
- ヒトパピローマウィルス関連疾患および感染を予防する方法であって、
HPV16およびHPV18ウィルス様粒子(VLP)を薬学的に許容可能な賦形剤と共に含んでなるワクチンの有効量を、それを必要とする個体へ送達することを含んでなり、前記ワクチンが第1用量および第2用量からなる2つの連続する用量で送達される、方法。 - 第2用量が、第1用量後2または3ヶ月で投与するためのものである、請求項1または2に記載の使用または方法。
- 第2用量が、第1用量後2ヶ月を越えて投与するためのものである、請求項1または2に記載の使用または方法。
- 第2用量が、第1用量後6ヶ月目で投与するためのものである、請求項4に記載の使用または方法。
- ワクチンがアジュバントをさらに含んでなる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の使用または方法。
- アジュバントがアルミニウム塩である、請求項6に記載の使用または方法。
- アジュバントが水酸化アルミニウムである、請求項7に記載の使用または方法。
- アジュバントがリピドA誘導体を含んでなる、請求項6に記載の使用または方法。
- アジュバントが3D−MPLを含んでなる、請求項9に記載の使用または方法。
- アジュバントが3D−MPLおよび水酸化アルミニウムを含んでなる、請求項10に記載の使用または方法。
- 前記2つの用量が各々、HPV16VLPおよびHPV18VLPをそれぞれ20μgまたは40μg含んでなる、請求項1〜11のいずれか一項に記載の使用または方法。
- 前記2つの用量が各々、HPV16VLPおよびHPV18VLPをそれぞれ20μg含んでなる、請求項1〜12のいずれか一項に記載の使用または方法。
- 前記2つの用量が各々、HPV16VLPおよびHPV18VLPをそれぞれ20μgを超えて含んでなる、請求項1〜11のいずれか一項に記載の使用または方法。
- 前記2つの用量が各々、HPV16VLPおよびHPV18VLPをそれぞれ40μg含んでなる、請求項14に記載の使用または方法。
- VLPがL1を含んでなる、請求項1〜15のいずれか一項に記載の使用または方法。
- VLPが切断型のL1タンパク質を含んでなる、請求項1〜16のいずれか一項に記載の使用または方法。
- VLPがL1のみのVLPである、請求項1〜17のいずれか一項に記載の使用または方法。
- HPV6型および11型のVLPがワクチン中に存在する、請求項1〜18のいずれか一項に記載の使用または方法。
- HPV16型および18型のVLPのみがワクチン中に存在する、請求項1〜18のいずれか一項に記載の使用または方法。
- 前記ワクチンが、25歳以下の女性におけるヒトパピローマウィルス関連疾患および感染を予防するためのものである、請求項1〜20のいずれか一項に記載の使用または方法。
- 前記ワクチンが、9〜25歳の女性におけるヒトパピローマウィルス関連疾患および感染を予防するためのものである、請求項21に記載の使用または方法。
- 前記ワクチンが、9〜14歳の女性におけるヒトパピローマウィルス関連疾患および感染を予防するためのものである、請求項22に記載の使用または方法。
- 前記ワクチンが、15〜19歳の女性におけるヒトパピローマウィルス関連疾患および感染を予防するためのものである、請求項22に記載の使用または方法。
- 前記ワクチンが、20〜25歳の女性におけるヒトパピローマウィルス関連疾患および感染を予防するためのものである、請求項22に記載の使用または方法。
- ヒトパピローマウィルス関連疾患および感染を予防するためのワクチンであって、
ヒトへのワクチン用量体積あたり各40μg濃度のHPV16VLPおよびHPV18VLPをアジュバントと共に含んでなる、ワクチン。 - 前記ヒトへのワクチン用量体積が500μlである、請求項26に記載のワクチン。
- 前記アジュバントがアルミニウム塩である、請求項26または27に記載のワクチン。
- 前記アジュバントが水酸化アルミニウムである、請求項28に記載のワクチン。
- 前記アジュバントがリピドA誘導体を含んでなる、請求項26または27に記載のワクチン。
- 前記アジュバントが3D−MPLを含んでなる、請求項30に記載のワクチン。
- 前記アジュバントが3D−MPLおよび水酸化アルミニウムを含んでなる、請求項31に記載のワクチン。
- ヒトパピローマウィルス関連疾患および感染を予防する方法であって、
それを必要とする個体へ請求項26〜32のいずれか一項に記載のワクチンを送達することを含んでなる、方法。 - 500μlのヒトへのワクチン用量の、請求項26〜32のいずれか一項に記載のワクチンを含んでなる、容器。
- HPV16VLP、HPV18VLP、およびアジュバントを組み合わせ、かつ、40μgのHPV16VLPおよび40μgのHPV18VLPを含んでなるヒトへの用量体積で貯蔵容器または送達容器を満たすことを含んでなる、ワクチンの製造方法。
- ヒトパピローマウィルス関連疾患および感染を予防する方法であって、
それを必要とする個体へ請求項35に記載の方法により製造されたワクチンの2つの連続する用量を送達することを含んでなる、方法。
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