JP2011527409A - 着脱可能な固定機構 - Google Patents

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Abstract

分割リングの着想によるデバイスおよび方法は、所定の複数の内部角を有し、分割リングは、その内部角と相補的な角度形状を有する環状リングを含むステムまたはポストと係合する。本願によれば、ステムと本体部の着脱に際して、取り付ける力および取り外す力を広範囲で設定可能なデザインを提供する。係合させるステムの挿入接触角および接触面積、ならびに対応する係合させる本体部の挿入接触角および接触面積を変えることにより、さまざまなデバイスに係合させるために必要な挿入力を実質的に変えることができる。同様に、係合しているステムの摘出接触角および接触面積、ならびに対応する係合している本体部の摘出接触角および接触面積を変えることにより、さまざまなデバイスを取り外すために必要な摘出力を実質的に変えることができる。したがって、本願のラッチ機構によれば、取り付ける力および取り外す力を互いに独立して制御することができる。

Description

本発明は、締め付け力を用いてデバイスを別の物体に固定するメカニズムに関する。
一般に、水上競技用ボードのユーザがフィンをボードに固定する方法は2通りしかない。すなわちユーザは、一連のねじ、またはスナップ嵌合式機構を用いて、フィンを取り付ける必要がある。ねじ式の手法によれば、水上競技ユーザは取り付けにかなりの時間を要する場合がある。さらに、ねじ式およびスナップの機構は、複数の可動部品を用いる必要があり、これらの部品は錆が付き、破損し、応力により故障しやすい。
従来技術に開示されているように、通常、トウ・ヒール・ロック機構は、前端部にフィンを有し、フィンはフィンボックスの前端部に挿入してフィンを所定位置に締め付けるデタント(戻り止め)または他の部材を有する。フィンの後端部にはラッチがあり、直線ばねを用いて、フィンの後端部をフィンボックスに嵌め込む。ばねの一方の端部にあるコイルをフィンボックス内の作動位置に移動させる。引っ張られた状態にあるばねにより、ばねコイルをフィンボックス内の後部デタントに保持し、フィンを固定して所定の係合状態に維持することができる。
締め付け力が水上競技用ボードの底面に対して水平な方向に加わると、トウ・ヒール・ロック機構は壊れやすい。他のトウ・ヒール機構は、ばねを用いないロック機構を有する。通常、トウは、Tスロットまたは他の構成部品を用いて所定位置に取り付けられる。通常、フィンは、フィンボックスから90°の位置に、前方ピンまたは他の取り付け部品(連結部品)を有する。ピンを捕捉スロット内に下方に移動させた後、フィンのトウ部分が所定位置に固定されるように、フィンを前方へ押す。レバーまたは円筒形状に配置されたカムレバーを垂直方向に移動させることにより、フィンの後端部にある別のデタントまたは別のTピンあるいは同様の捕捉部材をフィンボックススロット内に下方に移動させる。
上記変形例において、エンドユーザは、通常、固定機構を取り外すためには、水平面に沿った対抗力を与える必要がある。これが好ましくない理由は、数多くの水上競技用製品において、こうした水平方向の力を周囲環境から受けるためである。たとえばサーフボード用フィンは、海草、岩、木、砂、他のサーフボードなどと接触することにより、こうした水平方向の力を受けて、部分的または完全にフィンが脱落するきっかけとなり得る。したがって、先行技術に係る取り付けシステムは、機械的な不具合および通常使用上の不具合が生じやすく、かつあまりにも複雑で、ユーザは、所定の状況に応じて、即座に効率よく選択したフィンを取り替えることができなかった。
靴に用いられる従来式の摩擦ギアは、靴底に取り付けられた非常に数多くのクリートなどの独立した摩擦部品を利用する。一般に、個々のクリートは、靴底にねじ留めする必要があり、多くの時間を要する。さらに、クリートを靴底に固定するために、ねじ機構を用いることは、ねじが緩む場合があるので、理想的ではない。結局、従来式のデザインは、通常、金属製の取り付け部品を採用するが、これは靴に相当の重量を付加することになる。
本願で開示する実施形態は、デバイスをオブジェクトに取り付けるために用いられる取り付けデバイスに関するものである。第1の態様において、本願で開示する実施形態は、デバイスをオブジェクトに固定するための連結機構に関する。本願で開示する連結機構は、デバイスが取り付けられるオブジェクトの空洞部の内部に適合するように構成されたデバイス受容体を有する。デバイス受容体は、内部キャビティを含むハウジングを有する。内部キャビティは、デバイスを受容するように構成されている。デバイス連結機構は、上側部分および下側部分を有するデバイスを有し、下側部分は環状溝部を含むポストを有する。いくつかの実施形態では、このデバイスは、ポストの環状溝部を、デバイス受容体の内部の固定位置に保持するための締付手段を有し、締付手段は、ポストをデバイス受容体の中に挿入する前において、ポスト上に配置されるか、あるいはデバイス受容体の内部キャビティ内に配置されている。いくつかの実施形態では、締付手段は、分割リングばね、コイルカンチレバーばね、分割ピンポストなどのばねであってもよい。
第1の態様に係る1つの実施形態では、デバイス受容体は、所定の径を有する孔を含む分割リングばねであってもよく、分割リングばねの孔は、ポストの環状溝部の径と同じ大きさの径を有し、ポストの外側端部の径の大きさまで拡張させることができる。
第1の態様に係るいくつかの実施形態では、デバイス受容体は、開口部を含むハウジング蓋を有していてもよく、その開口部がポストの外側端部の径と同じ大きさの径を有する。いくつかの実施形態では、分割リングばねおよびハウジング蓋は、ハウジングの内部キャビティの内部に設置され、ハウジング蓋およびハウジングベース部は、たとえば着脱可能に取り付けられ、あるいは一体的に取り付けられる。
いくつかの実施形態では、ポストの環状溝部を画定する端部は傾斜している。いくつかの実施形態では、分割リングばねの孔を画定する端部が同様に傾斜し、ポストの環状溝部を画定する端部と、分割リングばねの孔を画定する端部は相補的である。いくつかの実施形態では、環状溝部の角度により締付手段の固定強度が決定される。
第1の態様に係るいくつかの実施形態では、ポストは分割ポストであり、分割ポストは、圧縮することにより、ハウジング受容体の内部キャビティに受容されるように構成されたマウス部を有する。
第1の態様に係るいくつかの実施形態では、デバイスはクリートであり、オブジェクトは靴である。他の実施形態では、デバイスはフィンであり、オブジェクトは水上競技用品である。いくつかの実施形態では、デバイスはスケートボード用デッキであり、オブジェクトはスケートボード用台車車輪である。いくつかの実施形態では、デバイスおよびオブジェクトは、家具の構成部品である。
第2の態様において、本願で開示する実施形態は、靴底を有する靴に関する。靴底は、靴の底部に固定された第1の部分を有し、第1の部分は、デバイス受容体を受容するように構成された少なくとも1つの空洞を含む。また靴はデバイスを有し、デバイスはハウジング、分割リングばね、およびハウジング蓋を有する。このとき、分割リングばねおよびハウジング蓋は、ハウジングの内部キャビティ内に設置される。また靴はクリートを有し、クリートはポストを含む上側部分および下側部分を有する。ポストは環状溝部を有し、ポストの環状溝部は、ポストの外側端部の径より小さい径を有する。
第2の態様に係るいくつかの実施形態では、デバイス受容体は、所定の径を有する孔を含む分割リングばねを有し、分割リングばねの孔の径は、ポストの環状溝部の径と同じであり、ポストの外側端部の径の大きさまで拡張させることができる。
第2の態様に係るいくつかの実施形態では、デバイス受容体は開口部を含むハウジング蓋をさらに有し、開口部の径はポストの外側端部の径と同じである。
第2の態様に係るいくつかの実施形態では、分割リングばねおよびハウジング蓋は、ハウジングの内部キャビティ内に設置される。
第2の態様に係るいくつかの実施形態では、ポストの環状溝部を画定する端部は傾斜している。いくつかの実施形態では、分割リングばねの孔を画定する端部は傾斜し、ポストの環状溝部を画定する端部の傾斜角度および分割リングばねの孔を画定する端部の傾斜角度は、相補的である。
1つの実施形態では、着脱可能なクリートデバイスは、摩擦力を与えるように構成された上側部分を有し、上側部分は平坦な上部を含む円錐台形状のクリートを有し、クリートはその上部から本体部に延びる垂直開口部を有する。さらにクリートデバイスは、上側部分に取り付けられ、受容体に挿入されるように構成された下側部分を有する。下側部分は、着脱可能なクリートデバイスを受容体に確実に固定するために、環状溝部を含むポストを有する。環状溝部は水平方向に延び、ねじ山が形成されない。
別の実施形態では、着脱可能なクリートデバイスは、摩擦力を与えるように構成された上側部分を有し、上側部分は平坦な上部を含む円錐台形状のクリートを有し、上側部分はクリートの側部から本体部を貫通して延びる水平開口部を有する。さらに着脱可能なクリートは、上側部分に取り付けられ、受容体内に挿入されるように構成された下側部分を有する。下側部分は、着脱可能なクリートデバイスを受容体に確実に固定するために、環状溝部を含むポストを有する。環状溝部は水平方向に延び、ねじ山が形成されない。
別の実施形態では、摘出デバイスは、分割リング受容体からクリートを取り外すために、把持して信頼性よく力を加えられるように構成された管状の上側部分と、円筒状の下側部分とを含むハンドルを有する。また摘出デバイスは、挿入ピンを含む丸い延長部を有する。挿入ピンは、分割リング受容体からクリートを取り外すために、クリートの水平開口部内に適合するように構成されている。さらに摘出デバイスは、ハンドルの少なくとも一方の側部内にポケットを有し、ポケットは、クリートの上方に配置され、デバイス受容体内に下方に押し込まれるとき、クリートを所定位置に固定する。
別の実施形態では、摘出デバイスは、分割リング受容体からクリートを取り外すために、回転させられるように構成された管状の上側部分と、垂直方向に取り付けられた中間部とを含むハンドルを有する。また摘出デバイスは、中間部に取り付けられ、受容体からクリートを取り外すために、クリートの摘出孔内に下方に適合するように構成された挿入ピンを有する。さらに摘出デバイスのハンドルは、これを回転させたときの下方向の力を用いてクリートを受容体から取り外すことができる。さらに摘出デバイスは、ハンドルの側部上に挿入ポケットを有し、ポケットは、クリートの上方に配置され、デバイス受容体内に下方に押し込まれるとき、クリートを所定位置に固定する。
別の実施形態では、着脱可能なクリートデバイスは、中央開口部から外側端部へ外側に向かって延びる複数のチャンネルを含む円形表面を有する。さらに円形表面は、湾曲した外側端部と、第1の部分の上部から下側部分の一部を貫通して延びる中央開口部とを有する。さらにクリートデバイスは、受容体に挿入されるように構成された下側部分を有し、下側部分は、着脱可能なクリートデバイスを受容体の内部に確実に固定するために、ねじ山が形成されない環状溝部を含むポストを有する。
1つの実施形態では、着脱可能なクリートデバイスは、摩擦力を与えるように構成された、L字状の複数のサイドアームを含む第1の部分と、中央スタブの周囲において上方に湾曲するように構成された面取りされた端部とを有する。中央スタブは、面取りされ、中央スタブの上部から第2の部分の一部を貫通して延びる摘出孔を有する。着脱可能なクリートデバイスは、受容体内に挿入されるように構成された第2の部分を有し、第2の部分は、着脱可能なクリートデバイスを受容体の内部に確実に固定するための環状溝部を含むポストを有し、環状溝部は、ねじ山を有さず、水平である。
1つの実施形態では、デバイス受容体は、クリートの適正に位置合わせするように構成されたデタントを有し、デバイス受容体内の内部キャビティの上方でクリートが回転することを防止する。内部キャビティは、クリートからポストを受容するように構成され、デタントの上層は、四角形、三角形、または八角形などの多角形形状を有する。オーバーモールドされた保持溝部は、ばねおよびばねハウジングを靴底内の所定位置に確実に保持するように構成される。
別の実施形態では、連結機構は、クリートデバイスの下側部分を受容するように構成されたデバイス受容体を有し、デバイス受容体は、クリートデバイスを確実に固定して回転しないように構成された内側キャビティまたはデタントを有する。クリートデバイスは、摩擦力を与えるように構成された上側部分を有し、クリートの上側部分の上部から下側部分の一部を貫通して延びる開口部を有する。下側部分は、上側部分に取り付けられ、ねじを用いることなく、デバイス受容体内に挿入できるように構成されている。内側キャビティは、ばねを収容し、クリートデバイスを確実に固定して回転しないように構成され、クリートデバイスを固定するための傾斜端部を有する。
別の実施形態では、クリートをクリート受容体から摘出する方法は、摘出デバイスの挿入ピンを、クリートの上部にある開口部に挿入するステップを有する。摘出デバイスは、挿入ピンに対して垂直なハンドルを有し、クリートの本体部を貫通して垂直方向に延びる開口部を有する。挿入ピンを開口部内に係合させた後、摘出デバイスのハンドルを第1の角度で回転移動させて、クリートをクリート受容体から取り外す。クリート本体部は、摩擦力を与えるように構成されたクリート部分と、デバイス受容体内に適合させるように構成された下側部分とを有する。
別の実施形態では、クリートをクリート受容体から摘出する方法は、摘出デバイスの挿入ピンを、クリートの本体部を水平方向に貫通して延びる開口部に挿入するステップを有する。摘出デバイスのハンドルをデバイス受容体に対して垂直方向に回転させ、ハンドルに上方向または下方向の力を加え、クリートをクリート受容体から取り外す。クリート部分を含むクリートの本体部は、摩擦力を与えるように構成され、下側部分は、デバイス受容体内に適合するように構成される。
別の実施形態では、ラッチデバイスは分割リングを有する。分割リングは、ステムの挿入角部に係合する挿入角部と、ステムの取出角部に係合する取出角部とを有し、ステムは、分割リングに係合する複数の角度形状を有する環状リングと、分割リングの取出角部に係合する挿入角部と、分割リングの挿入角部に係合する取出角部とを有する。分割リングの角度形状の範囲は、0°〜90°であり、ポストの角度形状の範囲は、0°〜90°である。分割リングの挿入角は、ステムの取出角と同じであってもよいし、異なっていてもよい。分割リングの取出角は、ステムの挿入角と同じであってもよいし、異なっていてもよい。異なるラッチ特性を実現するために、分割リングの挿入角、ステムの挿入角、分割リングの取出角、または分割リングの取出角は、固有の径および長さ部分を有していてもよい。分割リングの長さ、径、および挿入角は、ステムの長さ、径、および取出角と同じであってもよいし、異なっていてもよい。当業者ならば理解されるように、意図した目的に適したものである限り、ステムおよび分割リングは、任意の形状を有していてもよい。たとえば、いくつかの実施形態では、ステムおよび分割リングは円形形状を有していてもよい。他の実施形態において、ステムおよび/または分割リングは、正方形形状であってもよい。さらに別の実施形態では、ステムおよび/または分割リングは、長方形形状であってもよい。
本発明に係る1つの実施形態による第1の態様のフィンボックスを上から見た斜視図である。 図1に示す第1の態様のフィンボックスを下から見た斜視図である。 本発明に係る1つの実施形態による第2の態様のフィンボックスを上から見た斜視図である。 図3に示す第2の態様のフィンボックスを下から見た斜視図である。 本発明に係る1つの実施形態による水上競技用サーブボードのフィンキャビティ内に挿入される楔状リップ部(lip)または返し部(barb)の垂直断面図である。 本発明に係る1つの実施形態による第3の態様のフィンボックスを上から見た斜視図である。 図6に示す第3の態様のフィンボックスを下から見た斜視図である。 本発明に係る1つの実施形態による第4の態様のフィンボックスを上から見た斜視図である。 図8に示す第4の態様のフィンボックスを下から見た斜視図である。 本発明に係る1つの実施形態によるフィンボックス内に取り付けられるフィンであって、とりわけフィンボックスのフィン開口部に挿入されるフィンのポストの側面図である。 図10に示す第1の態様によるポストをフィン開口部に取り付けるときのポストおよびフィン開口部の断面図である。 本発明に係る1つの実施形態において、第2の態様によるポストおよびフィン開口部の取り付ける状態を示す断面図である。 本発明に係る例示的な傾斜コイルばねの設計図である。 本発明に係る例示的なフィンプラグの設計図である。 本発明に係る別の例示的なフィンプラグの設計図である。 本発明に係るフィン上のサーフピンの配置位置を示す傾斜コイルばねのラッチを示す図である。 本願で開示する1つの実施形態によるロック機構の分割リング・アセンブリを有するフィンの側面図である。 本願で開示する1つの実施形態によるロック機構の分割ポスト・アセンブリを有するフィンの側面図である。 本願で開示する1つの実施形態によるロック機構の分割ポスト・アセンブリの詳細拡大図である。 本願で開示する1つの実施形態によるロック機構のスケートボード・アセンブリを示す図である。 本願で開示する1つの実施形態によるロック機構の調度品アセンブリを示す図である。 本願で開示する1つの実施形態によるロック機構の分解断面図である。 本願で開示する1つの実施形態によるロック機構の断面図である。 本願で開示する1つの実施形態によるロック機構のための例示的なベースハウジングの平面図である。 本願で開示する1つの実施形態によるロック機構のための例示的なベースハウジングの断面図である。 本願で開示する1つの実施形態によるロック機構のための例示的なベースハウジングの蓋の平面図である。 本願で開示する1つの実施形態によるロック機構のための例示的なベースハウジングの蓋の断面図である。 本願で開示する1つの実施形態によるロック機構のための例示的な分割リングの平面図である。 本願で開示する1つの実施形態によるロック機構のための例示的な分割リングの断面図である。 本願で開示する1つの実施形態によるロック機構とともに用いられる例示的なデバイス(クリート、滑り止め具)の断面図である 本願で開示する1つの実施形態によるロック機構を採用した単一のクリートの分解斜視図である。 本願で開示する1つの実施形態によるロック機構を採用した靴底および複数のクリートの分解斜視図である。 例示的なデバイス受容体を示す図である。 垂直摘出開口部を含む例示的なクリートを示す図である。 水平摘出開口部を含む例示的なクリートを示す図である。 例示的な垂直摘出デバイスを示す図である。 例示的な水平摘出デバイスを示す図である。 例示的な薄型設計のクリートの正面図である。 例示的な薄型設計のクリートの斜視図である。 例示的なスパイククリートの正面図である。 例示的なスパイククリートの斜視図である。 例示的なラッチシステムの正面図である。 例示的なラッチシステムの詳細図である。
添付図面を参照しながら、本発明に係る1つまたはそれ以上の実施形態について以下説明する。添付図面は、説明するためだけのものであって、典型的または具体的な実施形態を図示するものに過ぎない。これらの図面は、読む者の本発明に対する理解を支援するために提供されるものであって、本発明の範囲、範疇、または利用可能性を限定するものと解釈すべきではない。また分かりやすくするために、これらの図面は必ずしも実寸大ではないことを理解されたい。
本願に添付のいくつかの図面は、本発明のさまざまな実施形態をさまざまな方向から見たものである。本願明細書は「上方(top)」、「下方(bottom)」、「横方(side)」からの図等を参照するが、こうした参照は単に記述的なものであり、特に言及がない限り、本発明が特定の空間方向において具現化または利用する必要があることを示唆するものではない。
本願で開示するこれらのまたはその他の特徴および利点は、以下の明細書および図面を参照すれば、より十分に理解することができる。これらの図面において、同様の構成部品には同様の参照符号が付されている。
本願で開示する複数の実施形態は、締付力を用いてデバイスをオブジェクトに連結する(取り付ける)とともに、簡便に着脱できる連結方法および連結デバイスに関する。本願で開示する連結方法および連結デバイスは、さまざまなオブジェクトおよびデバイスについて適用することができる。以下詳細説明するように、本願で開示する連結方法および連結デバイスを用いて、好適にデバイスをオブジェクトに取り付けることができ、このとき取り付けられたデバイスは、オブジェクトから垂直方向に延び、水平方向の力を受けやすいものである。たとえば本願で開示する連結機構を用いて、フィンをサーフボードまたは他の水上競技用ボードに、クリート(滑り止め具)を靴底に、台車車輪をローラスケート、ローラブレードまたはスケートボードに、ブレードをアイススケート靴に、家具部品を家具に、さまざまな他のデバイスをオブジェクトに連結することができる。
以下説明するように、本願で開示するいくつかの実施形態は、たとえば傾斜コイルばね、カンチレバーばね、分割リングばね、分割ピンばねなどのばね式固定手段を用いた連結方法および連結デバイスに関する。
本発明について詳細に説明する前に、本発明を適用できる例示的な態様について説明することは有用である。その1つの具体例がサーフボードである。サーフボードは、水上競技用ボードの1つであり、一般にその幅より長さの方が長い。このボードは、一般に、サーファがサーフィングするときに立つ浮揚デッキを構成する。ただしサーフボードは、座った状態または伏せた状態等で行うパドリングをする時にも用いることができる。さらに、たとえばウィンドサーフィングのためのセールなどの他の推進手段をサーフボードに取り付けることができる。数多くの最新式サーフボードは、ポリスチレンフォームまたはポリウレタンフォーム等で構成されている。また、これらのボードは、グラスファイバ繊維布および樹脂からなる1つまたは複数の層でカバーされている。
本発明を具現化できる別の態様は、クリート(滑り止め具)を靴に取り付ける設計である。従来式のクリート上に設けられたねじ山付きの金属部品により、靴は実質的な重くなる。靴の重量と運動機能は密接に関連し、靴は軽いほど、これを着用する運動選手に要求される力およびエネルギは少なくて済む。靴の軽量化により、運動選手の足および脚を1つの位置から別の位置に素早く動かすことができる。靴の重量が運動機能に極めて重要な要因であることは、運動選手により十分に認識されている。履き物製造業者は、他社に競合する自社の靴を販売する上で、靴重量の軽減をセールスポイントとして説明し、広告している。
金属製クリートおよび対応するねじ山付き金属挿入部は、靴底を構成するために用いられるポリマが金属スタッドからの力に対して凹み始めるので、とりわけ長時間の靴の着用者にとって不快なものとなり得る。やがては足の底とねじ山付きクリートスタッドとの間で、金属部品がより突出したようになる。これは不快だけでは済まず、足の怪我の原因ともなり得る。
金属またはプラスティックで形成されたねじ山付きクリートのため、クリートの潜在的なデザイン形状の設計に制約が課せられる。現在のクリート設計は、ねじが「ねじ込み」式であるため、円錐形状の外形形状に制限される。択一的なクリートの外形形状は実用的ではない。またクリートを靴底にねじ込んだ後に、クリートを反復的に位置合わせすることは不可能である。
とりわけ靴底に配置されたすべての金属部品は、水を含む環境下においてアルカリ物質および酸性物質に長時間曝されるため、これらの部品は腐食しやすい。運動競技場に通常見られる肥料や他の化学物質は、実質的に高いpH濃度を有する塩(アルカリ性)および/または実質的に低いpH濃度を有する塩(酸性)を有する。これらの塩は、湿気および金属と協働して、金属の陽極および陰極防食環境を形成する。クリート材料として広く用いられているめっき鋼製または真鍮製の部品は、電解腐食に対して極めて脆い。
すなわち本願の開示内容は、靴底に配置され、すべてのプラスティック材料を含むさまざまな材料で構成されるクリートおよびクリートラッチ(係合)機構の両方に関連するものである。これらの構成材料は、長時間、化学物質、塩、または水に曝されることにより、電解腐食されることなく、摩耗や劣化することがない。
クリート部品から金属部品を排除すると、通常、クリートの重量が2/3以下にすることができる。任意の所定の靴デザインにおいて平均14〜18個のクリートが用いられた場合、この軽量化により、運動機能を相当に改善できる可能性がある。
上述のように、サーフボードおよび他の水上競技用品に関して、さまざまな連結デバイスおよび連結方法を用いることができる。いくつかの実施形態では、本願で開示されるフィンの連結デバイスおよびフィン連結方法は、ばね式ロックの着想に基づくものである。いくつかの実施形態では、ばね式ロックは、サーフボードの一部である。たとえば1つの実施形態では、傾斜コイルばねは、サーフボードに組み込まれるハウジングの一部である。いくつかの実施形態では、ハウジングは、傾斜コイルばねを用いて所定位置に保持されるシャフトを受容することができる。別の実施形態においては、傾斜コイルばねは、フィン・アセンブリの一部であってもよい。ある実施形態では、本願で開示されるシステムおよび方法は、オブジェクトに対するデバイスの連結のための、たとえば水上競技用オブジェクトに対するフィンデバイスの取り付け、家具に対する家具構成部品の取り付けのために、水平方向ではなく垂直方向の締付力に部分的に基づくものである。
たとえば水に関する例示的な状況に関連して、本発明を以下説明する。こうした状況に関連して本発明を説明することにより、本発明のさまざまな特徴および実施態様を、例示的な用途において説明することができる。当該技術分野の通常の知識を有する者が本明細書を読めば、本発明がさまざまな択一的な状況においてどのように具現化されるか、理解することができる。
本願で開示される図面は、水上競技用品のためのフィン固定システム、靴のためのクリーム固定システム、スケートボードデッキのための台車車輪固定機構、および家具のための家具構成部品を固定する機構を例示的に示すものであって、開示され図面に示された特定の実施形態は、例示するためだけのものであり、本願に開示する実施形態の範囲を限定するものと解釈すべきではない。
[フィン連結手段]
図1〜図9は、さまざまな実施形態を示し、本願で開示される連結手段を用いて、フィンデバイスをサーブボードなどの水上競技用オブジェクトに連結することができる。図1〜図9は、以下説明するフィンボックス150,170,200,220の4つの実施形態を図示する。いくつかの実施形態において、機械加工ステップまたはルーティングステップにおいて、対応するフィンキャビティを水上競技用ボードの中に形成し、水上競技用ボードの外皮面から露出させて、フィンボックス150,170,200,220を収容できようにしてもよい。いくつかの実施形態はリーシュプラグを有する。いくつかの実施形態では、保護キャップをフィン開口部に挿入して、コーティング材料および塗料がフィン開口部に入らないようにしてもよい。
上記説明したように、図1〜図9は、4つの異なる態様に係るフィンボックス150,170,200,220を図示するものである。図1は、本発明に係る1つの実施形態による第1の態様のフィンボックスを上から見た斜視図である。図2は、図1に示す第1の態様のフィンボックスを下から見た斜視図である。ここで図1および図2を参照すると、第1の態様のフィンボックス150は円形形状を有する。フィンボックス150は、下側部分152と、これと同軸上に位置合わせされた上側部分154とを有する。下側部分152は、その円筒状の外側表面158上に形成されたピッチ間隔の粗いねじ山156を有する。上側部分154は、半径方向に延びるフランジ162を含む円錐台面160を有する。適応フィンキャビティは、円錐台面160、フランジ162、および円筒形状の外面158にぴったりと適合するものである。フィンボックス150を水上競技用品に連結するために、フィンボックス150のねじ山156をフィンキャビティの内にねじ込む。1つの実施形態では、2つのフィンキャビティの各フィンポストを受容するために、フィン開口部164が互いに対して約1.5インチ離間するように、2つのフィンキャビティを水上競技用品に形成してもよい。
図3は、本発明に係る1つの実施形態による第2の態様のフィンボックスを上から見た斜視図である。図4は、図3に示す第2の態様のフィンボックスを下から見た斜視図である。図5は、本発明に係る1つの実施形態による水上競技用サーブボードのフィンキャビティ内に挿入される楔状リップ部(lip)または返し部(barb)の垂直断面図である。
図3〜図5を参照すると、第2の態様のフィンボックス170は、湾曲した端部を含む長く延びた箱状形状を有する。フィンボックス170の上側部分172は、半径方向に延びるフランジ174を有する。半径方向に延びるフランジ174は、その周辺全体の周りに貫通するように形成された複数の貫通孔176または開口部を有する。フィンボックス170の下側部分178は、図5に示すように、フィンボックス170の底部において、返し部または楔状リップ部182を含む小型寸法のベース部180を有する。明らかに、小型寸法ベース部が2つまたはそれ以上(たとえば4つ等)の返し部または楔状リップ部182を含んでいてもよい。ある実施形態では、楔状リップ部182は、小型寸法のベース部から水平方向外側に約0.06インチ突出している。楔状リップ部182は、その底部分178が水上競技用品の底面に機械加工されたフィンキャビティ190内に挿入でき、フィンボックス170がフィンキャビティから抜け落ちないように傾斜している。いくつかの実施形態では、フィンボックス170とフィンキャビティ190の間に、接着剤や瞬時硬化性エポキシ樹脂192を塗布してもよい。
水上競技用品に形成されたフィンキャビティ190は、図5に示すように、楔状リップ部182の外形形状寸法より少し小さく、小型寸法ベース部180の周囲より少し大きい寸法を有する。いくつかの実施形態では、フィンボックス170の上側部分172は、半径方向に延びるフランジ174の上側表面188より約0.005インチだけ高い突起部186を有する。このようにコーティングがフランジ174を覆い、突起部186と同一平面を形成してもよい。フィンボックス170は、突起部186を貫通するように形成された2つの円形フィン開口部184を有する。いくつかの実施形態では、これらのフィン開口部184は、フィンの対応するポストを受容するために約1.5インチの間隔で互いに離間している。
図6は、本発明に係る1つの実施形態による第3の態様のフィンボックスを上から見た斜視図である。図7は、図6に示す第3の態様のフィンボックスを下から見た斜視図である。図6および図7を参照すると、第3の態様のフィンボックス200は、第2の態様のフィンボックス170と同様の構成を有する。たとえば第3の態様のフィンボックス200は、下側部分204の底部の外側周縁部において、楔状リップ部202を有する。第3の態様のフィンボックス200は、半径方向外側に延びるフランジ206が複数の貫通孔を有するのではなく、その上側表面において少なくとも1つの環状溝部208を有する点において、第2の態様のフィンボックス170とは異なる形態を有する。
図8は、本発明に係る1つの実施形態による第4の態様のフィンボックスを上から見た斜視図である。図9は、図8に示す第4の態様のフィンボックスを下から見た斜視図である。図8および図9を参照すると、第4の態様のフィンボックス220は、第3の態様のフィンボックス200と同様の構成を有する。たとえば第4の態様のフィンボックス220は、下側部分224の底部の外側周縁部において、楔状リップ部222を有する。さらに半径方向外側に延びるフランジ226の上側表面は、少なくとも1つの環状溝228を有する。ただし第3の態様のフィンボックス200とは異なり、円錐台状表面230が半径方向外側に延びるフランジ226とベース部232とを接続するものであってもよい。
ここで図10を参照すると、1つの実施形態では、水上競技用フィン272のポスト270が、フィンボックス200のフィン開口部210に取り付けられる。図10は、第3の態様のフィンボックス200を図示するが、ポスト270をフィン開口部210に連結する手法は、明らかに他の態様のフィンボックス150,170,220に採用することができる。
図11は、第1の態様によるポストをフィン開口部に取り付けるときの図10に示すポストおよびフィン開口部の断面図である。図12は、本発明に係る1つの実施形態において、第2の態様によるポストおよびフィン開口部の連結状態を示す断面図である。図11および図12を参照すると、水上競技用フィン272のポスト270をフィンボックス200のフィン開口部210に連結するための2つの態様が図示され、ポスト270は、フィンボックス200のフィン開口部210内をスライド移動できるような寸法および構成を有する。
図11および図12に示すように、1つの実施形態において、ポスト270の外径274は、フィン開口部210の内径276より小さい。またポスト270は、その周囲に沿って形成され第1の切り欠き溝278A,278Bを有する。1つの実施形態では、フィン開口部210は、第1の切り欠き溝278A,278Bに位置合わせされた第2の切り欠き溝280を有する。
いくつかの実施形態において、第1の切り欠き溝278A,278B,280は、溝のり深さが傾斜コイルばね282のコイル部の厚みの半分より小さくなるように形成されている。いくつかの実施形態では、切り欠き溝278Aと280の全体の深さ、および切り欠き溝278Bと280の全体の深さが、傾斜コイルばね282のコイル部の厚みとほぼ同程度になるように形成されている。いくつかの実施形態では、これらの寸法は、実施例に依存して変わるが、傾斜コイルばねにより、たとえばフィンデバイスをサーフボードなどの水上競技用品に固定する上で十分な圧力が得られるように選択される。
傾斜コイルばね282は、第2の切り欠き溝280内に挿入される。いくつかの実施形態では、傾斜コイルばねは、圧縮したとき独立して変形する傾斜した(斜めの)複数の楕円状コイル部を有する湾曲ワイヤばねであってもよい。ばね282全体は、任意のコイル部が変形したとき、それぞれの接触位置で均一な負荷を与えるように作用する。これに限定するものではないが、傾斜コイルばね282は、たとえばカリフォルニア州のフットヒルランチにあるバルシールエンジニアリング(登録商標)から市販されている傾斜コイルばね282を第2の切り欠き溝280内に挿入してもよい。
図11において、ポスト270をフィン開口部210内に押し込むことにより挿入し、ポスト270をフィン開口部210から引き出すことにより取り外すことができる。図12に示すポスト270は、フィン開口部に挿入し、取り外すことができるが、図11に示す構造に比して、より大きい力で押し込み、引き出す必要がある。これは、図11に示す第1の切り欠き溝278Aが面取りされているのに対し、図12に示す第1の切り欠き溝278Bは四角張っているためである。使用に際して、ポスト270をフィン開口部210に挿入する。挿入時、ポスト270の外径274は、傾斜コイルばね282が第1の切り欠き溝278A,278Bに配置されるまで、傾斜コイルばね282を外側に押し広げる。ユーザは、図11の第1の切り欠き溝278Aが面取りされているので、図12に示すポスト270とフィン開口部210に比して、より小さい力でポスト270をフィン開口部210から引き出すことができる。
図13は、本発明に係る例示的な傾斜コイルばねの設計図である。図13を参照すると、傾斜コイルばね300が図示されている。上記説明したように、いくつかの実施形態では、傾斜コイルばね300は、圧縮したとき独立して変形する傾斜した(斜めの)複数の楕円状コイル部を有する湾曲ワイヤばねであってもよい。ばね300全体は、任意のコイル部が変形したとき、それぞれの接触位置で均一な負荷を与えるように作用する。
1つの実施形態において、傾斜コイルばね300はハウジング302を有する。傾斜コイルばね300は、ハウジング302の溝部またはチャンネル部に適合するように選択してもよい。さらにハウジング302は、シャフト304を受容するように構成されている。1つの実施形態において、ポストはフィンの一部である。別の実施形態では、ポストは、フィンに取り付けられるように構成されている。いくつかの実施形態では、シャフト304は、溝部306を有する。シャフト304がフィンボックス302内に挿入されたとき、傾斜コイルばね300は、溝部306に接触することにより、シャフト304を所定位置に保持する。図13に示す具体例は、図11および図12に示す具体例と同様のものであるが、さまざまな実測値および公差を示すものである。なお、図13に示す実施形態は例示的で、説明するためだけのものであって、本願で開示する実施形態の範疇を逸脱することなく、ハウジングの大きさおよび形状が異なる場合や、シャフトの大きさおよび形状が異なる場合に応じて、他の寸法および形状を有する傾斜コイルばねを用いることができることを理解されたい。
図14は、本発明に係る例示的なフィンボックスの設計図である。図14を参照すると、フィンボックス400が図示されている。フィンボックス400は、水上競技用品にフィン受容部を固定するために用いられるピッチ間隔の粗いねじ山402を有する。このピッチ間隔の粗いねじ山は、「幅広オーガ(らせん状の刃先)」のねじ山と呼ばれる。図14に示す具体例は、特定の寸法を有するが、数多くの他の寸法および形状を有するフィンプラグを用いて、本発明を実現できることを理解されたい。
図15は、本発明に係る別の例示的なフィンボックスの設計図である。図15を参照すると、非円形状フィンボックス500が図示されている。円形でないフィンプラグを用いることにより、フィンボックス500が回転しにくくなる。こうしてフィンボックスに取り付けられたフィンは、回転しにくくなり、連結された水上競技用品に対するフィンの所定の位置あわせ状態を維持することができる。図15に示す具体例は、特定の寸法を有するが、数多くの他の寸法および形状を有するフィンプラグを用いて、本願で開示されたシステムおよび方法を実現できることを理解されたい。
図16は、本願で開示されたシステムおよび方法において、フィン上のサーフピンの配置位置を示す例示的な傾斜コイルばねのラッチを示す図である。図16を参照すると、ポスト504に取り付けられた傾斜コイルばね502を用いて、フィン500が水上競技用品に取り付けられている。傾斜コイルばね502およびポスト504は、水上競技用品の受容部に内をスライド移動して、所定位置に固定できるような寸法を有する。
図16の例示的な具体例は、図10の例示的な具体例と同様のものである。図10,図11、図12で図示したように、傾斜コイルばね282は、フィン開口部210の内部に配置される。このように、傾斜コイルばね282は、フィン開口部210内に挿入されたとき、ポスト270と係合する。
図16を参照すると、いくつかの実施形態では、傾斜コイルばね502がポスト504に取り付けられている。換言すると、傾斜コイルばね282と傾斜コイルばね502の配置位置が2つの実施形態において逆転している。図10、図11および図16に図示されているように、一対のポスト270と傾斜コイルばね282、または一対のポスト504と傾斜コイルばね502が用いられている。このように、フィン272,500は、水上競技用品に連結されたとき、各固定機構内で回転しにくい。図16に示すように、いくつかの実施形態では、バー506を用いてフィン500が回転しにくくなるようにすることができる。
別の実施形態では、ポストを水上競技用品に連結し、ポストを受容する受容体を、水上競技用品に連結すべきデバイスの一部とするか、デバイスに固定するものとして構成することができる。たとえば1つの実施形態では、水上競技用品が一対のポストを有し、このポストをフィンに設けた受容体の中に挿入し、傾斜コイルばねを用いて、フィンを水上競技用品に固定することができる。いくつかの実施形態では、フィンに設けた受容体はフィンの一部であってもよいし、別の実施形態では、フィンに連結される独立したアセンブリ部品として受容体を構成してもよいことを理解されたい。
図17〜図19は、連結方法および連結デバイスを用いて、フィンデバイスのサーフボードオブジェクトへの連結に関するさまざまな実施形態を示すものである。図17を参照すると、1つの実施形態に係る分割リング・アセンブリ1700は、ハウジングの蓋1702を貫通し、分割リングばね1703などのばねを受容するように構成された環状溝部1705を有するポスト1701を有し、ポスト1701を受容するための内側空洞を有するハウジング1704内に設置されるものである。図17に示す実施形態によれば、ポスト1701は、上側部分1710、上方角1711、中間溝部1712、下方角1713、および下側部分1714などの複数の部分から構成されている。環状溝部1705は、上方角1711、中間溝部1712、および下方角1713から構成されている。上側部分1710は、ねじ、接着剤または他の手段を用いて、オブジェクトの表面に連結手段を有する。上方角1711は、分割リング1703の上方内側角と相補的となるように設計されている。角度条件が変化すると、固定機構を挿入する力および取り外す力に影響を与える。分割リング1703の径や厚みが大きいほど、固定機構による保持力を大きくなる。一旦固定されると、中間溝部1712は分割リングと接触するように構成されている。下方角1713は、とりわけ分割リング1703の下方内側角と相補的となるように設計されている。下側部分1714は、固定手段として機能する分割リング1703を所定位置に保持するように設計されている。ハウジング蓋1702は、ポスト1701を貫通させ、分割リング1703を受容できるように設計されている。1つの実施形態において、ハウジング蓋1702は、ポストが分割リング1703を受容できるように、分割リング1703の上部、中間点または下部に設置してもよい。ポスト1701を用いることにより、2つのオブジェクトを確実に固定できるように、ハウジング蓋1702を変形してもよい。分割リング1703は、円形形状を有し、ポスト1701が分割リング1703を受容し、これと当接しているとき、拡張できるように一部が分断されている。分割リング1703は、平坦な上側表面1715および平坦な下側表面1716を有する。また分割リング1703は、平坦または凸状の外側表面1717を有する。分割リング1703は、ほとんどの表面が環状溝部1705と接触できるように、平坦な内側表面(図示せず)と、傾斜した内側表面(図示せず)とを有する。ハウジング1704は、少なくとも1つのポスト1701および分割リング1703を受容するように構成されている。ハウジング1704は、上記部品を受容するように事前に作製される。また、ハウジング1704は、その上面または下面と同一平面に設置されるように設計される。図17は、2つのポスト1701を有するフィンを図示し、2つのポスト1701のために事前に作製された1つのハウジング蓋1702と、2つの分割リング1703と、サーフボードと同一平面上に設置するキャビティを有する単一のハウジング1704とを有し、ハウジングはフィンを比較的簡便にスナップ嵌合着脱(snapped-on or snapped-off)できる垂直方向の固定機構として機能する。開示された実施形態は、フィンをサーフボードに固定するために、ねじを使用する必要はないが、ポスト1701および分割リング1703を用いて、垂直方向の固定機構を提供するものである。垂直固定機構は、組み立てのための外部ツールを用いることなく、フィンをスナップ嵌合着脱することにより、より軽量のサーフボードを提供し、サーフボードフィン構成を迅速に変更できる機能を提供することができる。
図18は、分割ポスト・アセンブリを有するフィンの側面図である。1つの実施形態に係る分割ポスト・アセンブリ1800は、複数のマウス部1813を含む分割ポスト1801を有し、分割ポスト1801は、これを受容するための外形形状を有するハウジング1704のキャビティ内に設置されるように構成されている。図18に示す実施形態によれば、分割ポスト1801は、上側部分1809、第1の溝部1810、肉厚部1811、第2の溝部1812、および複数のマウス部1813などの複数の部分からなる。上側部分1809は、ねじ、接着剤、または他の手段を用いてオブジェクトの表面に対する連結手段を有する。第1の溝部1810は、第1のハウジング蓋1802と接触する表面を有し、垂直固定機構を支持するように設計されている。第1の溝部1810は、ハウジング1704のキャビティに適合するような相補的な角度を有する。肉厚部1811は、第1のハウジング蓋1802と第2のハウジング蓋1803との間に配置され、垂直固定機構を支持するように設計されている。肉厚部1811は、ハウジング1704のキャビティに適合するような相補的な角度を有する。第2の溝部1812は、ハウジング1704のキャビティと大半が接触する表面を有し、垂直固定機構を支持するように設計されている。第2の溝部1812は、ハウジング1704のキャビティに適合するような相補的な角度を有する。複数のマウス部1813は、ハウジング1704のキャビティの間を貫通し、キャビティの内部に設置されるように設計されている。複数のマウス部1813は、挿入に際して内側に湾曲し、自動的に外側に拡張し、挿入に際してハウジング1704内の所定位置に設置され、垂直固定機構に固定される。1つの実施形態において、分割ポスト1801は2つのマウス部を有し、分割ポストの円形状の下側部分が半分に分割または分断されて、2つの湾曲可能なマウス部1813を形成する。別の実施形態では、分割ポスト1801は、4つのマウス部1813を有し、分割ポストの円形状の下側部分が四分の一に分割または分断されて、4つの湾曲可能なマウス部1813を形成する。第1のハウジング蓋1802および第2のハウジング蓋1803は、ハウジングキャビティの一部であり、分割ポスト1801の第1の溝部1810および第2の溝部1812の形状と相補的な形状を有するように設計されている。第1のハウジング蓋1802が分割ポスト1801の第1の溝部1810に接触する。第2のハウジング蓋1803が分割ポスト1801の第2の溝部1812に接触し、図18に示すように微小な分裂部を設けて、複数のマウス部1813が湾曲できるようにする。ハウジング1704は、少なくとも部分的に分割ポスト1801を受容するように構成されている。ハウジング1704は、図18に関する上記説明した部分を受容するように事前に作製される。またハウジング1704は、収容されたとき、その上側表面または下側表面と同一平面を有するように構成されている。図18は、2つの分割ポスト1801および単一のハウジング1704を有するフィンを図示し、ハウジングは、2つの分割ポスト1801を受容して、フィンの簡便なスナップ嵌合着脱を可能にする垂直固定機構を提供するサーフボードと同一平面に設置されるものである。分割ポスト1801は、複数のマウス部1813を内側に圧縮して、ハウジング1704との接触面積を低減することによりスナップ式に取り外すことができる。分割ポスト1801は、複数のマウス部1813を内側に圧縮して、ハウジング1704の成形キャビティ内に挿入し、複数のマウス部1813が自動的に外側に湾曲してハウジング1704のキャビティに接触させて、所定位置に確実に固定することにより、スナップ式に取り付けることができる。
図19は分割ポスト・アセンブリの詳細拡大図である。図19は、図18で説明したいくつかの部分の詳細を図示するものである。上記説明したように、分割ポスト1801は、図19に示すように、オブジェクトに取り付けられる上側部分1809、第1のハウジング蓋1802に適合する第1の溝部1810、固定支持部を提供する肉厚部1811、第2のハウジング蓋1803(図示せず)に適合する第2の溝部1812、および着脱する際には内側に湾曲し、固定する際には外側に湾曲する複数のマウス部1813などの複数の部分からなる。
図20は、スケートボード用ロック・アセンブリを示す図である。1つの実施形態に係るスケートボード用ロック・アセンブリ2000は、スケートボード下側部品2005、ポスト1701、ハウジング蓋1702、分割リング1703、およびハウジング1704を有する。スケートボード下側部品2005は、少なくとも1つの車輪2006と、垂直固定機構を用いてスケートボードの表面部分2008に取り付けられる1つのベース部2007とを有する。ベース部2007は、接着剤、ねじ、または他の手段を用いて、ポスト1701に取り付けられる。図20に示す実施形態によれば、ポスト1701は、たとえば上側部分1710、上方角1711、中間溝部1712、下方角1713、および下側部分1714などの複数の部分から構成されている。環状溝部1705は、上方角1711、中間溝部1712、および下方角1713から構成されている。上側部分1710は、ねじ、接着剤または他の手段を用いて、ベース部2007に取り付ける手段を有する。上方角1711は、分割リング1703の上方内側角と相補的となるように設計されている。中間溝部1712は分割リングと接触し、これを受容するように構成されている。下方角1713は、とりわけ分割リング1703の下方内側角と相補的となるように設計されている。下側部分1714は、固定手段として機能する分割リング1703を所定位置に保持するように設計されている。ハウジング蓋1702は、ポスト1701を貫通させ、分割リング1703を受容できるように設計されている。1つの実施形態において、ハウジング蓋1702は、ポスト1701が分割リング1703を受容できるように、分割リング1703の上部、中間点または下部に設置してもよい。分割リング1703は、円形形状を有し、ポスト1701が分割リング1703と接触しているとき、拡張できるように一部が分断されている。分割リング1703は、平坦な上側表面1715および平坦な下側表面1716を有する。また分割リング1703は、平坦または凸状の外側表面1717を有する。分割リング1703は、ほとんどの表面が環状溝部1705と接触できるように、平坦な内側表面(図示せず)と、傾斜した内側表面(図示せず)とを有する。スケートボードの表面部分2008またはハウジング1704の上に設けた孔は、少なくともポスト1701、ハウジング蓋1702および分割リング1703を受容するように構成されている。図20は、2つのスケートボード下側部品2005を有するスケートボードを図示するものである。各スケートボード下側部品2005は、スケートボード下側部品2005を比較的簡便にスナップ嵌合着脱できる垂直固定機構を実現するために、4つのポスト1701と、4つのハウジング蓋1702と、4つの分割リング1703と、4つのポスト1701を受容する4つのハウジング1704または孔とを有する。取り付けられたスケートボードベース部2007は、ポスト1701をハウジング蓋1702および分割リング1703から離脱させるような垂直方向の力を加えることにより、スケートボード表面部分2008から取り外すことができる。同様に、垂直方向の力を加えて、ポスト1701を含むベース部2007を、ハウジング蓋1702および分割リング1703に連結させて、事前に形成されたキャビティを有するハウジング1704の内部表面に接触させることにより、取り外したスケートボードベース部2007をスケートボード表面部分2008に取り付けることができる。
図21は、家具ロック・アセンブリを示す。1つの実施形態に係る家具ロック・アセンブリは、木製Aベース部2106、ねじ2105、ポスト1701、ハウジング蓋1702、分割リング1703、ハウジング1704および木製Bベース部2107を有する。木製Aベース部2106は、ねじまたは他の接着手段を用いて、少なくとも1つのポスト1701を受容できるように構成されている。ねじ2105は、金属、プラスティック、木材、またはAボード2106をBボード2107に取り付けることができる任意の相当する材料で形成されている。ねじ2105や、たとえば接着剤または溶接などの他の任意の他の接着手段を用いて、ポスト1701をA木板(木製ボード)2106に取り付ける。ポスト1701は、ハウジング蓋1702を貫通し、分割リングばね1703の内側表面と連結し、B木板2107またはハウジング1704に設けた窪みに接触するように構成されている。ハウジング蓋1702は、ポスト1701が貫通して、分割リング1703と相互作用できるように、平坦な上側表面および平坦な下側表面を有する。ハウジング蓋は、分割リング1703の上部、中間点または下部に設置してもよい。分割リング1703は、円形形状を有し、ポスト1701を挿入する際、および分割リング1703と接触しているとき、ポスト1701を取り外す際、拡張できるように一部が分断されている。分割リング1703は、傾斜した内側表面、および凸状のまたは平坦な外側部分を有する。ハウジング1704は、少なくともポスト1701、ハウジング蓋1702および分割リング1703を受容するように構成されている。またハウジング1704は、収容した際、ハウジングの上面および下面と同一平面を有するように設計されている。図21に示す家具ロック・アセンブリは、A木板2106をB木板2107に比較的簡便にスナップ嵌合着脱できる垂直固定機構を実現するために、A木板2106、少なくとも2つのポスト1701、2つのハウジング蓋1702、2つの分割リング1703、およびB木板2107の内部に埋設された2つの部分を有するハウジング1704を有する。
[クリート連結手段]
図22〜図26は、クリートデバイスを靴オブジェクトに連結するための、さまざまな実施形態に係る連結方法および連結デバイスを図示するものである。図22を参照すると、1つの実施形態に係るクリート・アセンブリ600は、分割リングばね604などのばねを受容するように構成された内部キャビティ618を含むハウジング602を有する。図22に示す実施形態によれば、ハウジング602の内部キャビティ618は、キャビティおよび分割リングばね604の孔が同軸上に位置合わせされた状態で、分割リングばね604が内部キャビティ618の内部に完全に収容されるように構成されている。いくつかの実施形態では、ハウジング602の内部キャビティ618は、開口部620を有するハウジング蓋606が同様にハウジング602の内部キャビティ618の内部に完全に収容されるように構成されている。内部キャビティ618、分割リングばね604の孔、およびハウジング蓋606の開口部は、同軸上に位置合わせされている。図22に示す1つの実施形態において、ハウジング602、分割リングばね604、およびハウジング蓋606は、全体としてデバイス受容体610を構成する。たとえばデバイス608がデバイス受容体610内に挿入されたとき、分割リングばね604が拡張できるように、分割リングばね604が収容される内部キャビティ618の径は、分割リングばね604の径より大きい。当業者ならば理解されるところであるが、デバイス受容体610の複数の構成部品が図22に図示されているが、いくつかの実施形態では、2つまたは3つの構成部品は一体化したものであってもよい。
いくつかの実施形態では、接着剤、ねじ機構(図25に関する以下説明を参照されたい。)、または当業者により知られた、意図する目的に適した任意の他の手段を用いて、ハウジング蓋およびハウジングを固着または一体として寸法設計する。封止されたデバイス受容体610の内部キャビティ618内に、分割リングばね604を収容してもよい。
図22に示すように、中心孔612を構成する分割リングばね604の内側端部の上部および下部は、上側表面および/または下側表面に対して、面取りされ、あるいは傾斜していてもよい。たとえば、いくつかの実施形態において、分割リングばね604の中心孔612を形成する内側端部624a,624bは、15°,20°,25°,30°,40°,45°,50°,55°,60°,65°,70°,75°,80°,85°,90°,95°,100°,120°またはそれ以上の角度で傾斜するものであってもよい。好適な実施形態では、分割リングばね604の孔612の内側端部624a,624bは90°の角度をなす。いくつかの実施形態では、分割リングばね604の孔612の上部624aおよび下部624bの角度は異なる。分割リングばね604は、たとえば市販されたものや、本願で開示した連結デバイスのために、当業者により知られた手法を用いて特に製造されたものなど、上記実施形態で開示した任意の分割リングばね604を用いることができる。
図22に示すクリートなどのデバイス608は、上側部分616と、ポスト622を含む下側部分とを有し、ポストは、デバイス受容体610のハウジング蓋606の開口部および分割リングばね604の孔を貫通し、ハウジング602の内部キャビティ618内に挿入される。ポスト622は環状溝部628を有する。好適には、溝部628は、環状端部630a,630bにより形成される。ポスト622をデバイス受容体610の内部キャビティ618に挿入したとき、図23に示すように、分割リングばね604が溝部628の周囲に設置されるように、溝部の環状端部の角度は、分割リングばね604の中心孔612を形成する内側端部624a,624bと相補的である。いくつかの実施形態では、環状溝部628は、その全体的な厚みが分割リングばね604の厚みとほぼ同一となるように切除されている。
開示された発明によれば、ねじ山を用いる必要がない。図22に示すようなクリートは、所定位置にねじ込むのではなく、所定位置に差し込むものである。これにより、クリートの形状に関し無限の可能性を靴のデザイナに提供することができる。靴底またはクリートばねハウジングの設計において、クリートを位置合わせすることができる。
靴の中底ラッチ機構に用いられる素材は、好適には、ばねとして用いられるように設計された高衝撃性、高強度ポリマである。本発明で用いられるばね604は、基本的には、クリートステムまたはポスト622からなる構成部品に係合し、締め付ける内部部品とともに用いる分割リングである。特定の実施形態では、分割リング604の寸法に伴ってこれらの適合形状を変更することにより、デザイナは、クリートを靴に挿入し、取り外す際の圧力を選択することができる。靴のデザイナが選択された靴製品(フットボール用クリートとゴルフ用クリート)の使用時に必要なフェイルセーフ特性に対抗して、靴からのクリートの取り外しやすさを最適化することができるので、これは有用な特徴である。
分割リングばね604およびデバイス受容体610は、クリート608から足に伝わる圧力を、現在の金属ねじ式システムに対してより広い面積(5:1)に伝えるように設計されている。すなわち靴底ポリマは、現在の金属ねじ式スタッドクリートと同じように、改善されたクリートシステムを製造することはできない。この改善により、購入した時だけでなく、靴の寿命全体において、格段により快適な靴を製造することができる。クリートからの過剰な圧力に起因して、足を怪我しないようにすることができる。
図23に示すように、組み立て時、挿入の際、分割リングばね604がポスト622の環状溝部628内に設置されるまで、ポスト622の外径が分割リングばね604を外側に押し広げる。デバイス608の溝部628の周りの分割リングばね604の復元力により、デバイス608はデバイス受容体610の内部の所定位置に保持される。図22および図23に示すように、いくつかの実施形態では、ポスト622の遠位端部634は、デバイス受容体に対する着脱を支援するために、同様に傾斜するものであってもよい。組み立てた後においては、クリートデバイス608のポスト622の底面660は、ハウジング蓋606に当接する。いくつかの実施形態では、ハウジング蓋606は、クリートデバイス608のポスト622の底面660の形状に相補的な形状を有するデタントを有していてもよい。クリートデバイス608のポスト622の底面660は、円形、楕円形、正方形、長方形などの任意の形状を有していてもよい。好適には、クリートデバイス608が回転しにくく、取り付けられる靴に対する位置合わせ状態が維持されるように、クリートデバイス608のポスト622の底面660およびハウジング蓋606の相補的なデタントは非対称的に構成される。
いくつかの実施形態では、デバイス608の下側部分、たとえばクリートは、デバイス608をデバイス受容体610から取り外しやすくするために、貫通孔638を有していてもよい。
デバイス受容体610の構成部品は、硬いポリマ、セラミック、ステンレス鋼、複合材料、ポリマ被膜金属などの任意の材料で構成することができる。いくつかの実施形態において、ハウジング602の構成部品、分割リングばね604、およびハウジング蓋606は硬いプラスティック材料で構成されている。
図24Aおよび図24Bはそれぞれ、本願で開示する実施形態で用いられる例示的なハウジング602の平面図および断面図である。この断面図は、径の寸法が異なる3つの層640,642,646を有する内側キャビティ602を図示する。内側キャビティ618の3つの層640,642,646はそれぞれ、挿入されるデバイス608のポスト622、(拡張した状態の)分割リングばね604およびハウジング蓋606が適合するような寸法を有する。図24Aおよび図24Bは、さまざまな測定値を含むが、数多くの他の寸法および形状を有するハウジングベース部が本願で開示する連結機構とともに用いられることを理解されたい。
図24Cおよび図24Dはそれぞれ、本願で開示する実施形態に用いられる例示的な開口部626付きハウジング蓋606の平面図および断面図である。ハウジング蓋606の径は、内側キャビティ606の上側層640の径と同じである。いくつかの実施形態では、ハウジング蓋606の厚みは、ハウジング602に挿入したとき、ハウジング602の上部およびハウジング蓋606が同一平面を形成するように設定されている。図24Cおよび図24Dは、さまざまな測定値を含むが、数多くの他の寸法および形状を有するハウジング蓋が本願で開示する連結機構とともに用いられることを理解されたい。
図24Eおよび図24Eはそれぞれ、分割リングばね604の平面図および断面図である。分割リングばね604の径は、内側キャビティ618の中間層642の寸法より小さいが、内側キャビティ618の下側層644の径より大きい。分割リングばね604の中央にある孔612の径は、デバイスポスト622の溝部628の径と同じであり、ポスト622をデバイス受容体610に挿入する際、ポスト632の径にまで拡張させることができる。上記説明したように、分割リングばね604の孔612を画定する上端624aおよび下端624bは傾斜していてもよい。その傾斜角は、デバイスポスト622の溝部628の上側端部630aおよび下側端部630bの傾斜角と相補的である。図24Eおよび図24Eは、さまざまな測定値を含むが、数多くの他の寸法および形状を有する分割リングばねが本願で開示する連結機構とともに用いられることを理解されたい。たとえば、リング606の厚み(および対応するポスト622の溝部628)を変更して、締め付ける力を大きくしたり、小さくしたりすることができる。
図24Gは、クリートデバイス608の断面図を示す。クリートデバイスの下側部分616は、靴底の底面から突出するものであるが、たとえば図24Gに示すクリートデバイスのように円錐台状等の任意の形状を有する。上記説明したように、いくつかの実施形態では、クリート608の下側部分616の表面660は、デバイスを組み立てた際、クリート受容体アセンブリ610に当接するが、任意の形状を有し、好適な実施形態では、ハウジング蓋606の表面にあるデタント形状と相補的な形状であってもよい。組み立てられたとき、ハウジング蓋は表面660に当接する。図24Gに示すように、クリートデバイス608の上側部分622は、傾斜する端部630a,630bにより画定される環状溝部628を有する。好適には、環状溝部628の端部630a,630bの角度は、分割リングばね604の孔612を画定する角度と相補的であり、環状溝部628は、クリート連結デバイス600が完全に組み立てられたとき、分割リングばねが環状溝部628内に設置されるような厚みおよび長さを有する。いくつかの実施形態では、下側部分の径は、環状溝部632(ポストの外側端部の径)により画定されないが、ハウジング602の内側キャビティ618の下側層644の径と同じであるため、クリートデバイスの下側部分634の最も下側の部分がハウジング602のキャビティ618の第3の層内に設置される。ポスト622の外側端部の径632は、分割リングばね604が設置されている状態にあるときには、分割リングばね604の孔612の径より大きいが、組み立てる際、分割リングばね604が拡張して、ポストが分割リングばね604の孔612の中を貫通するような径を有する。
図25は、クリートアセンブリ母体650の分解斜視図である。この実施形態において、靴底は、第1の部分652と、これに着脱可能に取り付け可能な第2の部分656とを有する。靴底の第1の部分652は、靴の本体部に固定されるものであって、複数のクリートキャビティ654を有する。クリートキャビティは複数のクリート受容体610を収容するように構成されている。クリート受容体610は、たとえば接着剤または他の手段を用いて、靴底の第1の部分652に固定される。靴底の第2の部分656は、靴底の第1の部分652に設けたクリートキャビティ654と同一の位置に配置された複数の開口部658を有する。複数のクリートデバイス608は、クリートデバイス608のポスト622が靴底の第2の部分656を貫通して突出し、かつ露出するように、靴底の第2の部分の開口部658を貫通して挿入される。このように、ポスト622は、クリート受容体610内に挿入するために露出している。図25の実施形態では、クリートデバイス608の複数のポスト622を、靴底の第1の部分652のクリート受容体610に受容させることにより、靴底の第2の部分656をクリートデバイス608とともに、靴底の第1の部分652に取り付ける。
図27は、例示的なデバイス受容体610を示す図である。1つの実施形態では、クリート受容体610は、2つの取り付けられた部品707(a),707(b)を有し、ポスト622を受容するように構成された内側キャビティ618を形成する。図27に示す実施形態によれば、ハウジング602の内側キャビティ618は、ポスト622が内側キャビティ618内に完全に収容されるように構成することができる。図27に示すように、内側キャビティ618は、異なる寸法の径を有する3つの層640,642,644を含む。内側キャビティ618の3つの層640,642,644は、挿入されるデバイス608のポスト622に適合する寸法を有する。
クリート受容体610は、多角形形状(正方形、長方形、三角形、八角形)を有するデタント704を含むため、固定機構が回転しないようにすることができる。デタント704により、挿入されたデバイスが適正に位置合わせされ、回転することが防止される。デタント704は、クリート受容体610にモールド成形されるため、一旦クリート608が所定位置に嵌め込まれると、多角形デタント704に位置合わせされる。クリート受容体610は、ばねおよびばねハウジングを靴底にモールド成形された後、所定位置に確実に保持するように構成された保持溝部708を有する。クリート受容体610は、図27のハウジング602を構成する少なくとも部品707(a),707(b)を固定する複数の連結手段710を有する。
クリート受容体610は、2つの同一部品707(a),707(b)から構成されるので、ただ1つの注入成形部品を必要とする。分割リングばね604は、組み立てる前に、クリート受容体610のクリートキャビティ618に配置される。クリート受容体610は、靴底(またはクリートキャビティ654)の内部に配置され、オーバーモールド処理のため、永久的にクリート受容体610が所定位置に設置される。
図28Aは、垂直摘出開口部716を含む例示的なクリートを示す図である。1つの実施形態では、クリートデバイス608は、ポスト622およびクリート616を有する。クリート622は、摩擦力が得られるように構成され、ポスト622は、クリート受容体610に適合して、クリートデバイス608をクリート受容体610に確実に固定するように構成されている。クリート616は、図28Aに示すように、平坦な上部を含む円錐形状、または立方体状、尖端状、薄型状等の形状を有する。垂直摘出開口部716により、クリートデバイス608の取り外しを可能にするために、特殊デバイスが垂直摘出開口部716に係合し、クリートデバイス608の本体部を貫通することができる。垂直摘出開口部716は、図28Aに示すように、湾曲し、クリート上部から延び、クリート本体部内に下方へ移動するものであってもよい。クリート受容体610からクリートデバイス608を取り外すために、垂直摘出開口部716は、丸い挿入ピンなどの挿入ピン(図示せず)を垂直摘出開口部716に挿入することを許容する。垂直摘出開口部716は、クリート本体部の中央で、これを垂直方向に貫通するように配置される。1つの実施形態では、垂直摘出開口部716は、クリートの上部中心から始まり、クリート底部(図示せず)から数ミリメートル下方に至る。
図28Bは、水平摘出開口部638を含む例示的なクリートデバイス608を示す図である。1つの実施形態において、クリートデバイス608は、ポスト622およびクリート616を有する。クリート616は、摩擦力が得られるように構成され、ポスト622は、クリート受容体610に適合して、クリートデバイス608をクリート受容体610に確実に固定するように構成されている。クリート616は、図28Bに示すように、平坦な上部を含む円錐形状、または立方体状、尖端状、薄型状等の形状を有する。クリートデバイス608は、水平摘出開口部638を有し、これによりクリートデバイス608の取り外しを可能にするために、特殊デバイスが水平摘出開口部638に係合し、クリートデバイス608の本体部を貫通することができる。水平(または側方)摘出開口部638は、図28Bに示すように、湾曲し、クリート側面からクリート本体部を貫通するように延びる。クリート受容体610からクリートデバイス608を取り外すために、水平摘出開口部638は、丸い挿入ピンなどの挿入ピン(図示せず)を水平摘出開口部638に挿入することを許容する。
図29は、例示的な垂直摘出デバイス720を示す図である。1つの実施形態において、垂直摘出デバイス720は、把持部を用いて、クリートデバイス608をクリート受容体610から取り外せるように構成されたハンドル722を有する。ハンドル722は、クリートデバイス608をクリート受容体610から取り外すために回転させるように構成された管状把持部を有する。ハンドル722は、ハンドル722の中間点にある中間部723に対して垂直方向に取り付けられる。挿入ピン726は、クリートデバイス608をクリート受容体610から取り外すために、中間部723の一端部に取り付けられ、クリート616の摘出開口部の下方に適合するように構成されている。垂直摘出デバイス720は、クリート上部725の上方に配置され、デバイス受容体610内に下方へ降ろしたとき、クリート608を所定位置に固定する、ハンドル722の側部内にポケット724を有する。垂直摘出デバイス720は、挿入ピン726を垂直摘出開口部716に挿入し、クリート本体部の底部まで押し込み、ハンドル722を回転させて、下方の力を与えたとき、クリートをクリート受容体から取り外せるように構成されている。ピン726を中心軸から10〜15°移動させて、ポスト622をばね604から解放する。垂直摘出デバイス720は、中心軸に対してわずかな角度で、クリートデバイス608を取り外し、ばね604をステム622から移動させることができる。1つの実施形態では、垂直摘出デバイス720により、摩滅により薄く磨り減ったクリート(図示せず)を取り外すことができる。
図30は、例示的な水平摘出デバイス730を示す図である。1つの実施形態において、水平摘出デバイス730は、把持部を用いて、クリートデバイス608をクリート受容体610から取り外すための信頼性の高い力を与えるように構成されたハンドル732を有する。さらにハンドル732には、円筒状ヘッド部733が取り付けられ、ヘッド部には、挿入ピン734を含む湾曲した延長部735が取り付けられている。1つの実施形態では、クリートデバイス608をクリート受容体610から取り外すために、挿入ピン734は、デバイス受容体610に平行な側部摘出孔638に適合するように構成されている。ハンドル732は、下方の力を用いて、クリートデバイス608をデバイス受容体610から取り外すように構成されている。1つの実施形態において、挿入ピン734は、水平摘出開口部638に係合し、ハンドル732は、デバイス受容体610に対して垂直方向に回転させ、梃子の力を応用して、クリート608を上方へデバイス受容体610から離れる方向に引き上げることにより、クリート608を取り外すことができる。1つの実施形態では、挿入ピン734は、丸い挿入ピンであり、ほんの数ミリメートルの径を有する。水平摘出デバイス730は、同様に、クリートデバイス608の上方に設置し、デバイス受容体610に押し込んだとき、クリートデバイス608を所定位置に固定するポケット731を、ハンドル732の内部に有していてもよい。
図31Aは、例示的な薄型クリート740の正面図である。1つの実施形態では、薄型クリート740は、図31Aに示すように、上側部分742と下側部分(またはポスト622)とを有する。上側部分742により、横方向への滑りに対する摩擦力および抵抗力が得られる。下側部分(またはポスト622)は、着脱可能なクリートデバイス608をデバイス受容体610に確実に固定するように構成されている。
図31Bは、図31Aの例示的な薄型クリート740の斜視図である。1つの実施形態では、薄型クリート740は、摩擦力を与えるように構成された上側部分742を有し、上側部分は、複数のチャンネル、チャンネル746、湾曲した外側端部741、および上側部分からポスト622の一部分を貫通する垂直摘出開口部716を含む表面743を有する。表面743は、円形、正方形、三角形などの任意の形状に構成される。チャンネル746などのチャンネルは、垂直摘出開口部716から薄型クリート740の湾曲した外側端部741に向かって外側方向に延びている。開口部716または中央リング745から外側方向に延びるチャンネルは、表面743の上面に固定された摩擦部材744などの複数の摩擦部材を構成する。
図32Aは、例示的なスパイククリート750の正面図である。1つの実施形態において、スパイククリート750は、図32Aに示すように、上側部分(またはクリート616)と、下側部分(またはポスト622)とを有する。上側部分(またはクリート616)は、横方向の滑りに対抗する摩擦力および抵抗力を得るように構成されている。下側部分(またはポスト622)は、着脱可能なクリートデバイス608をデバイス受容体610に確実に固定するように構成されている。
図32Bは、図32Aの例示的なスパイククリートの斜視図である。1つの実施形態では、スパイククリート750の上側部分は、たとえばサイドアーム752などの、中央スタブ758の周りに上方向に湾曲するように構成された複数のサイドアームを有する。中央スタブ758は、面取りされ、中央スタブ758の上部からポスト622の一部分を貫通する垂直摘出開口部716を有する。複数のサイドアーム752などのサイドアームは、図32Bに示すように、面取りされた端部を有し、上方に向かって延び、あるいはL字形状を有する。さらに各サイドアームは、図32Bに示すように、内側表面757、外側表面755、少なくとも2つの側面(側面756など)、上側表面754、および内側傾斜面753を有する。スパイククリート750は、アセチルポリマ製ポスト622と、より柔らかいポリウレタン製の上側部分(またはクリート616)とを有する。
図33Aは、例示的なラッチシステムの正面図である。図33Aに示すように、ラッチシステムは、着脱時にポスト622とばね604との間に作用する力を広範囲に設計できるという機能に依拠するものである。ある実施形態では、ポスト622の遠位端634と、対応するばね604の上端部624aを変形することにより、ばね604で固定するためにポスト622に係合させるために必要な全挿入力を変更することができる。この変更は、ある実施形態では、実質的なものである。同様に、ある実施形態では、ポスト622の下側端630bと、対応するばね604の上端部624aとの間の角度を変えることにより、固定されたポストを取り外す全体の力を変更することができる。この変更は、ある実施形態では、実質的なものである。これらの角度が0°〜90°で増大するとき、着脱に要する力も増大する。これらの角度が90°に近い場合、取り付けられるポスト622を着脱することができなくなり、これらの角度が、好適には、30°、25°、20°、または15°より小さい場合、着脱に要する力を比較的に小さくすることができる。したがって、取り付けるための力および取り外すための力は、互いに独立して制御することができる。ポスト622の環状端部630bまたは遠位端634のいずれかを変えることにより、取り付けまたは取り外しに用いられる力の範囲を独立して制御することができ、ばね604を変えることにより、同様に着脱時の力の範囲を変更することができる。さらに、ばね604の構成材質の引っ張り強さを変更することにより、着脱時の圧力範囲を同様に変更することができる。保持(ラッチ)のための着脱力を制御する手法が複数あるため、ラッチ保持の広範な用途に適応でき、広範な設計自由度が得られる。
図33Bは、例示的なラッチシステムの詳細図である。図33Bに示す角度端部630bおよび遠位端634は、同一のまたは異なる角度を有する。1つの実施形態では、図33Bに示すように、環状端部630bの角度は37.42°に等しく、遠位端634の角度は39.33°に等しくてもよい。
上記説明は、具体例を示すものであって、限定するものではない。当業者が上記説明を読めば、本願に記載した本発明の範疇と精神に含まれる変形例を推考することができる。さらに、本願に記載した実施形態のさまざまな特徴を単独で用い、あるいは互いに組み合わせて用いることができ、本願に記載した特定の組み合わせに限定されることを意図するものではない。すなわちクレームの技術的範囲は、例示された実施形態に限定されるものではない。
本発明に係るさまざま実施形態についてこれまで説明したが、これらの実施形態は例示するためだけのものであって、限定するためのものではないことを理解されたい。同様に、さまざまな図面が本発明のための具体的構造または他の構成を図示するものであったが、これは、本発明に含まれる特徴および機能を理解しやすくするために図示されたものである。本発明は、図示された具体的構造または他の構成に限定されることはなく、さまざまな択一的な構造および構成を用いて、望ましい特徴を実現することができる。実際、本発明の望ましい特徴を実現するために、択一的な機能、論理的または物理的な部分および構成をどのように具現化すべきかについて、当業者にとって明らかである。さらに、上記説明で用いた数多くの異なる構成モジュールの名前の他、さまざまな部品を採用することができる。さらにフロー図、動作に関する記述および方法クレームに関し、本願で説明したステップの手順は必須のものではなく、さまざまな実施形態を用いて、明細書中に特に注釈がない限り、記載された手順と同じ手順による機能を達成することができる。
さまざまな具体的な実施形態および実施例を参照して本発明を説明したが、1つのまたはそれ以上の個々の実施形態に記載されたさまざまな特徴、態様、および機能は、説明した特定の実施形態の用途に限定されるものではない。これらの具体的な実施形態は、むしろ単独で、あるいは本発明の1つまたはそれ以上の実施形態において、さまざまな組み合わせで用いることができる。これは、こうした実施形態が記載されているか否かによらず、こうした特徴が開示された実施形態の一部として記載されているか否かによらない。すなわち本発明の幅および範疇は、上述の任意の例示的な実施形態に限定されない。
本明細書で用いられる用語および表現、ならびにその変形した表現は、特に言及しない場合には、非限定的なものと解釈すべきである。一例として、「有する(including)」の用語は、「限定することなく有する(including, without limitation)」ものと解釈すべきであり、「具体例(example)」は例示的な具体例(exemplary instance)を意味し、排他的または限定的な意味あいを有するものではない。「1つの(a, an)」の用語は、「少なくとも1つの(at least one)」や「1つまたはそれ以上の(one or more)」などを意味し、「従来式の(conventional)」、「伝統的な(traditional)」、「通常の(normal)」、「標準的な(standard)」、「知られた(known)」ならびに同様の意味を有する形容詞は、所定期間、所定期間について利用可能な用語に限定されるものではなく、現在および将来の任意の時期において利用可能または知られた、従来式の、伝統的の、通常の、標準的な技術を包含するものと理解すべきである。同様に、本明細書は、当業者にとって自明であり、知られた技術を参照する場合、こうした技術は、現在および将来の任意の時期において自明または知られたものを含む。
「および(and)」の接続詞で接続された一群の構成要素は、これらの構成要素のそれぞれが一群の中に存在することを要求するものと解釈すべきではなく、むしろ特に言及しなければ、「および/または(and/or)」の意味あいとして解釈すべきである。同様に、「または(or)」の接続詞で接続された一群の構成要素は、これらの構成要素が一群の中で排他的に存在すると解釈すべきではなく、むしろ特に言及しなければ、「および/または(and/or)」の意味あいとして解釈すべきである。さらに、本発明に係る構成要素、構成部品、または構成部分が単数形で記載またはクレームされているが、単数形に限定することを特に言及しない限り、その意味は複数形のものを含む。
「一つまたはそれ以上(one or more)」や「少なくとも(at least)」、「これに限定されないが(but not limited to)」などの拡張的に用語および表現は、いくつかの実施形態では、拡張的表現がされていない場合に対して、より狭い事案を意図または必要とするものと解釈すべきはない。「モジュール(module)」などの用語を用いたとしても、記載またはクレームされたモジュールの一部としての構成部品および機能のすべてが共通のパッケージ内に含まれることを示唆しているわけではない。むしろ、モジュールのさまざまな構成部品のうちの任意のもの、またはすべてのものを、単一のパッケージに組み合わせ、独立して維持し、複数の場所に配置することができる。
さらに、本願で開示したさまざまな実施形態は、例示的なブロック図、フローチャート、および他の素面を用いて説明している。当業者が本願明細書を読めば、例示された実施形態に拘束されることなく、例示された実施形態およびさまざまな択一例を具現化できることは明らかである。たとえばブロック図および付随する明細書は、特定の構成および構造を必須とするものと解釈すべきではない。
150,170,200,220,400,500…フィンボックス、152,178,204,224…下側部分、154,172…上側部分、158…外側表面、160…円錐台面、162,174,206,226…フランジ、164…フィン開口部、176…貫通孔または開口部、182,202,220…楔状リップ部、186…突起部、180,232…ベース部、190…フィンキャビティ、208…環状溝部、210…フィン開口部、270,504…ポスト、272…水上競技用フィン、278…第1の切り欠き溝、280…第2の切り欠き溝、282,300,502…傾斜コイルばね、302…ハウジング、304…シャフト、306…溝部、402…ねじ山、600…クリート・アセンブリ、602…ハウジング、604…分割リングばね、620…開口部、606…ハウジング蓋、608…クリートデバイス、610…デバイス受容体(クリート受容体)、612…分割リングばねの孔、616…上側部分、618…内部キャビティ、622…ポスト、628…環状溝部、630環状端部、638…貫通孔、650…クリート・アセンブリ、652…第1の部分、656…第2の部分、654…クリートキャビティ、704…多角形デタント、710…連結手段、1700…分割リング・アセンブリ、1701…ポスト、1702…ハウジングの蓋、1703…分割リングばね、1704…ハウジング、1705…環状溝部、1710…上側部分、1711…上方角、1712…中間溝部、1713…下方角、1714…下側部分、1715…上側表面、1716…下側表面、1717…外側表面、1800…分割ポスト・アセンブリ、1809…上側部分、1810…第1の溝部、1811…肉厚部、1812…第2の溝部、1813…マウス部、2000…スケートボード用ロック・アセンブリ、2005…スケートボード下側部品、2006…車輪、2007…ベース部。

Claims (27)

  1. デバイスをオブジェクトに固定するための連結機構であって、
    デバイスを受容するための内部キャビティを含むハウジングを有し、オブジェクトの空洞部の内部に適合するように構成されたデバイス受容体と、
    上側部分および下側部分を有するデバイスであって、下側部分がデバイス受容体の内部に挿入されるように構成されたポストを含み、ポストが環状溝部を有するデバイスと、
    ポストの環状溝部を、デバイス受容体内の固定位置に保持する締付手段とを備え、
    締付手段は、ポストをデバイス受容体の中に挿入する前において、ポスト上に配置されるか、あるいはデバイス受容体の内部キャビティ内に配置され、
    締付手段は、所定の径を有する孔を含む分割リングばねを有し、
    分割リングばねの孔は、ポストの環状溝部の径と同じ大きさの径を有し、ポストの外側端部の径の大きさまで拡張できることを特徴とする連結機構。
  2. 請求項1に記載の連結機構であって、
    環状溝部を画定する端部が傾斜していることを特徴とする連結機構。
  3. 請求項2に記載の連結機構であって、
    分割リングばねの孔を画定する端部は傾斜しており、
    ポストの環状溝部を画定する端部の傾斜角度と、分割リングばねの孔を画定する端部の傾斜角度は相補的であることを特徴とする連結機構。
  4. 請求項1に記載の連結機構であって、
    ポストは分割ポストであり、
    分割ポストは、圧縮することにより、ハウジング受容体の内部キャビティに受容されるように構成されたマウス部を有することを特徴とする連結機構。
  5. 請求項1に記載の連結機構であって、
    デバイスは家具の一部を構成する第1の構成部品であり、オブジェクトは家具の一部を構成する第2の構成部品であることを特徴とする連結機構。
  6. 請求項1に記載の連結機構であって、
    デバイスはクリートであり、オブジェクトは靴であることを特徴とする連結機構。
  7. 請求項1に記載の連結機構であって、
    デバイスはフィンであり、オブジェクトは水上競技用品であることを特徴とする連結機構。
  8. 請求項1に記載の連結機構であって、
    デバイスはスケートボード用デッキであり、オブジェクトはスケートボード用台車車輪であることを特徴とする連結機構。
  9. 家具製品であって、
    ポストが連結されるベース部であって、ポストが分割リングの内部表面を貫通するように構成され、分割リングの内部表面がポストを分割リングの内部表面を貫通するように挿入する際には拡張し、ポストを分割リングの内部表面から取り外す際には収縮するように構成されたベース部と、
    ベース部に取り付けられるオブジェクトであって、分割リングを受容するように構成されたハウジング、およびポストがハウジング蓋を貫通するように構成されたハウジング蓋とを有するオブジェクトとを備え、
    ポストがハウジング蓋および分割リングを貫通することにより、オブジェクトがベース部に取り付けられることを特徴とする家具製品。
  10. 請求項9に記載の家具製品であって、
    ねじにより、ポストがベース部に連結されることを特徴とする家具製品。
  11. 請求項9に記載の家具製品であって、
    ポストは環状溝部を有することを特徴とする家具製品。
  12. 請求項11に記載の家具製品であって、
    ポストの環状溝部を画定する端部は傾斜していることを特徴とする家具製品。
  13. 請求項12に記載の家具製品であって、
    分割リングの内側表面は傾斜しており、
    ポストの環状溝部を画定する端部の傾斜角度と、分割リングの内側表面を画定する端部の傾斜角度は相補的であることを特徴とする家具製品。
  14. 請求項12に記載の家具製品であって、
    ポストは分割ポストを含み、
    分割ポストは、圧縮することにより、ハウジング蓋を貫通するように構成されたマウス部を有することを特徴とする家具製品。
  15. 靴底、デバイス、およびクリートを有する靴であって、
    靴底は、靴の底部に固定された第1の部分を有し、第1の部分は、デバイス受容体を受容するように構成された少なくとも1つの空洞を含み、
    デバイスは、ハウジング、分割リングばね、およびハウジング蓋を有し、分割リングばねおよびハウジング蓋は、ハウジングの内部キャビティ内に設置され、
    クリートは、ポストを含む上側部分および下側部分を有し、
    ポストは環状溝部を有し、ポストの環状溝部は、ポストの外側端部の径より小さい第2の径を有することを特徴とする靴。
  16. 請求項15に記載の靴であって、
    デバイス受容体は、所定の径を有する孔を含む分割リングばねを有し、
    分割リングばねの孔の径は、ポストの環状溝部の径と同じであり、ポストの外側端部の径の大きさまで拡張できることを特徴とする靴。
  17. 請求項151に記載の靴であって、
    デバイス受容体は開口部を含むハウジング蓋を有し、開口部の径はポストの外側端部の径と同じであることを特徴とする靴。
  18. 請求項17に記載の靴であって、
    分割リングばねおよびハウジング蓋は、ハウジングの内部キャビティ内に設置されることを特徴とする靴。
  19. 請求項18に記載の靴であって、
    ポストの環状溝部を画定する端部は傾斜していることを特徴とする靴。
  20. 請求項19に記載の靴であって、
    分割リングばねの孔を画定する端部は傾斜し、
    ポストの環状溝部を画定する端部の傾斜角度および分割リングばねの孔を画定する端部の傾斜角度は、相補的であることを特徴とする靴。
  21. 着脱可能なクリートデバイスであって、
    摩擦力を与えるように構成された上側部分と、これに取り付けられる下側部分とを備え、
    上側部分はクリートを有し、クリートは、その上部から本体部に延びる垂直開口部、またはクリートの側部から本体部を貫通する水平開口部を有し、
    下側部分は受容体に挿入されるように構成され、
    下側部分は、環状溝部を含むステムを有し、着脱可能なクリートデバイスを分割リング受容体の内部で固定し、
    環状溝部は、下側部分と相補的な特定の環状形状を有することを特徴とするクリートデバイス。
  22. 摘出デバイスであって、
    分割リング受容体からリングを摘出するように構成されたハンドルを備え、
    ハンドルは、管状の上側部分と、円筒状の下側部分とを有し、
    上側部分は、分割リング受容体からクリートを取り外すために、把持して信頼性よく力を加えられるように構成され、
    下側部分は上側部分に取り付けられ、下側部分は挿入ピンを含む丸い延長部に取り付けられ、
    挿入ピンは、分割リング受容体からクリートを取り外すために、クリートの水平開口部内に適合するように構成されていることを特徴とする摘出デバイス。
  23. 請求項22に記載の摘出デバイスであって、
    ハンドルは、下方向の力を用いて、分割リング受容体からクリートを取り外すように構成されていることを特徴とする摘出デバイス。
  24. 請求項22に記載の摘出デバイスであって、
    ハンドル内にポケットをさらに有し、
    ポケットは、クリートの上方に配置され、分割リング受容体内に下方に押し込まれるとき、クリートを所定位置に固定することを特徴とする摘出デバイス。
  25. 着脱可能なクリートデバイスであって、
    摩擦力を与えるように構成された第1の部分と、受容体内に挿入されるように構成された第2の部分とを備え、
    第1の部分は、複数のチャンネルおよび湾曲した外側端部を含む第1の表面と、第1の部分の上部から第2の部分の一部を貫通するように延びる中央開口部とを有し、
    第2の部分は、着脱可能なクリートデバイスを受容体の内部に確実に固定するための環状溝部を含むポストを有し、環状溝部には、ねじ山が形成されないことを特徴とするクリートデバイス。
  26. 着脱可能なクリートデバイスであって、
    摩擦力を与えるように構成された第1の部分と、受容体内に挿入されるように構成された第2の部分とを備え、
    第1の部分は、中央スタブの周囲において上方に向かって湾曲するように構成された複数のサイドアームを有し、
    中央スタブは、面取りされ、中央スタブの上部から第2の部分の一部を貫通するように延びる摘出孔を有し、
    第2の部分は、着脱可能なクリートデバイスを受容体の内部に確実に固定するための環状溝部を含むポストを有し、環状溝部には、ねじ山が形成されないことを特徴とするクリートデバイス。
  27. 分割リングを有するラッチデバイスであって、
    分割リングは、ステムの挿入角部に係合する挿入角部と、ステムの取出角部に係合する取出角部とを有し、
    ステムは、分割リングに係合する複数の角度形状と、分割リングの挿入角部に係合する挿入角部と、分割リングの取出角部に係合する取出角部とを有することを特徴とするラッチデバイス。
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