JP2011527373A - 新規なフッ化ビニリデンコポリマー - Google Patents
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Abstract
Description
(a)反応器に、脱イオン水を、場合によっては界面活性剤、場合によっては防汚剤(antifoulant)、場合によっては緩衝剤、場合によっては分子量調節剤と共に、各種都合のよい順序で加えて、水性混合物を形成させる。
(b)その反応器から空気を除去する。
(c)重合をさせるのに有効な熱と撹拌を加える。
(d)60〜100重量%のフッ化ビニリデン、10〜0重量%のトリフルオロプロペン、及び0〜30重量%のその他のフルオロモノマーからなる初期ガス状モノマー混合物を用いて、反応器を反応圧力にまで加圧するが、TFPはすべて、遅延フィードで添加するのが好ましい。最初の仕込みの中にTFPが存在すると、重合反応を開始させるのが困難になることが観察された。最初の仕込みの中のTFPのレベルが10モル%を超えていると、まったく反応が起きないし、TFPのレベルが10モル%の場合では、反応が開始するまでに2.5時間かかった。
(f)所望の反応圧力を維持するために、残りのフッ化ビニリデンとトリフルオロプロペンとの混合物をフィードすることにより重合を続けるが、必要に応じて追加の重合開始剤、熱、撹拌を使用して反応の進行を継続させる。一般的には、コモノマーのフィード速度を一定に保ち、またフィードの全体を通して、VDF対TFPの比率もほぼ一定に保つ。フィードの際のモノマーの比率を変えることや、またモノマーの添加速度を変えることはいずれも本発明の範囲内である。その後添加は、連続で実施するのが好ましいが、間隔を空けながら少量のモノマーを添加していくこともまた可能である。TFPモノマーをVDFと共にフィードする際には、一度に大量のTFPモノマーを添加すると、重合が厳しく抑制される可能性があるので、注意しなければならない。
(g)場合によっては、モノマーのフィードを止めた後に残存しているモノマーを消費させる目的で、後フィード期間を採用してもよい。その後フィード期間には、いくつかの反応成分の添加、たとえば残存しているモノマーの消費を助けるためのさらなるラジカル開始剤の添加が含まれていてもよい。
(i)反応器に対して、各種の分子量調節剤、緩衝剤、及びラジカル開始剤を、反応器の初期フィードの間、反応の間、又は後フィードの間など各種のタイミングで添加して、所望の分子量プロファイル、酸性度プロファイル、及びプロセス速度が得られるようにしてもよい。場合によっては重合が開始される前の各種のポイントで、空気の除去、界面活性剤の添加、防汚剤の添加、加熱、及び撹拌を加えて、その反応開始が、使用した装置に最適となるようにしてもよい。
(k)単離したコポリマー組成物を、場合によっては、たとえば洗浄によって更に精製し、乾燥させて粉体としてもよいし、あるいは、場合によっては更に加工して、利便性の良い形態たとえばペレットとしてもよい。
(l)そのコポリマー組成物は、コーティングを形成させるために使用してもよいし、あるいは、たとえば溶融プロセスによって加工して、シート、フィルム、形材(profile)、又は最終物品としてもよい。
本発明において有用な界面活性剤としては、フッ化ビニリデンの重合に有用であることが公知の、ハロゲン化界面活性剤及び非ハロゲン化界面活性剤が挙げられる。有用な界面活性剤の例としては以下のものが挙げられる:フルオロ化及びペルフルオロ化カルボン酸塩;シロキサン界面活性剤;3−アリルオキシ−2−ヒドロキシ−1−プロパンスルホン酸塩界面活性剤;アルキルスルホネート界面活性剤;ならびにペルフルオロ化エーテルカルボン酸及びそれらの塩。その他の非フルオロ化界面活性剤としては、米国特許出願第10/832,535号明細書;米国特許出願第11/149,797号明細書;米国仮特許出願第60/706,463号明細書;及び米国仮特許出願第60/706,464号明細書に記載されているものが挙げられる。界面活性剤の仕込量は、使用する全モノマー重量の0.05%〜2重量%であり、界面活性剤仕込量が0.1%〜0.2重量%であれば最も好ましい。界面活性剤は通常、反応器への初期充填の際に添加されるが、それ自体がエマルション安定化をもたらすような重合開始剤系が選択されているような場合には、反応が開始した後に添加してもよい。さらなる安定化が必要とされるような場合には、反応の進行に合わせて、界面活性剤を添加してもよい。
「重合開始剤」という用語、ならびに「ラジカル開始剤」及び「フリーラジカル重合開始剤」という表現は、自発的に誘導されるか、又は熱もしくは光に暴露されることで、フリーラジカルの発生源を与えることが可能な化学物質を指している。重合開始剤の例としては、ペルオキシド、ペルオキシジカーボネート及びアゾ化合物が挙げられる。それらの用語表現には、フリーラジカルの発生源を与えるのに有用な、レドックス系もまた含まれる。「ラジカル」という用語及び「フリーラジカル」という表現は、少なくとも1個の不対電子を含む化学種を指している。
連鎖移動剤を重合系に添加して、反応生成物の分子量を調節する。それらは、反応の開始時に一挙に重合系に添加してもよいし、あるいは反応時間の全体にわたって、漸増的又は連続的に添加してもよい。連鎖移動剤の添加の量及びモードは、採用したその特定の連鎖移動剤の活性や、ポリマー反応生成物で望む分子量に依存する。重合反応に添加する連鎖移動剤の量は、その反応混合物に添加されるモノマーの全重量を基準にして、好ましくは約0.05〜約5重量%、より好ましくは約0.1〜約2重量%である。
場合によっては、重合反応混合物には、重合反応を通じて調節されたpHを維持するための緩衝剤が含まれていてもよい。pHを約4〜約8の範囲内に調節して、反応生成物の中で望ましくない着色が起きないようにするのが好ましい。
反応系にパラフィンワックス又は炭化水素オイルを添加すると、防汚剤として機能して、反応器の構成要素へのポリマーの付着を最小化したり、防止したりすることができる。各種の長鎖飽和炭化水素ワックス又はオイルが、この機能を果たすことができる。反応器に添加するオイル又はワックスの量は、反応器の構成要素へのポリマー付着物の生成を最小化するのに役立つ量である。その量は一般的には、その反応器の内部表面積に比例し、反応器内部表面積1平方センチメートルあたり約1〜約40mgの範囲で変化させてよい。パラフィンワックス又は炭化水素オイルの量が、約5mg/cm2反応器内部表面積であれば好ましい。
コポリマーのTFP含量が高くなるにつれて、総合的な結晶化度と密度が低下することが見出された。
1.高透明性フィルム。それらのフィルムを、レンズ又はその他の光学装置の上において、優れた化学的保護と塵埃剥離性を与えることができる。
2.高温可撓性透明チューブ。VDF−HFPコポリマーに比較して、このコポリマーの融点が高いために、加工又は末端用途で高温が必要とされる用途において使用することができる。
3.同様にして、融点が高く、光学的に透明であり、耐薬品性があることによって、これらのコポリマーは、透明で透視性のある産業用の窓、ガラス(glasses)、パイプ、及び液面表示装置(level indicator)にとっては理想的なものとなっている。
4.たとえばソーラーパネル用途、圧電用途、及びコンデンサー用途のための特殊フィルム。
5.燃料電池膜。それらは、VDF−HFPコポリマーに類似の機械的性質を有しながらも、電極アセンブリにおける耐クリープ性に有用な、更に高い融点を保持している。
6.透明で強靱なコーティング。
7.コポリマーの溶融強度が高いことによる、強靱なフィルム及び大型ブロー成形体(blown objects)。
7.6リットルのステンレス鋼製反応器内に、3800mLの脱イオン水、3.0gの過硫酸アンモニウム、及び15gのペルフルオロオクタン酸アンモニウムを添加した。その混合物をアルゴンを用いてパージ処理し、0.5時間撹拌した。反応器を密閉し、撹拌を続けながら、反応器を加熱して80℃とした。その反応器に、0.380kgの3,3,3−トリフルオロプロピレン(TFP)を仕込んだ。次いで、フッ化ビニリデン(VDF)を反応器にフィードして、反応器圧力を51.7kg/cm2にまで上げた。次いで、反応器温度を80℃で安定させた。反応の徴候も、反応器圧力の低下も観察されなかった。不活性のまま6.0時間経過してから、反応器を冷却して30℃とし、過剰のガスを放出し、反応器の内容物を排出させた。重合の徴候はまったく観察されず、反応器から排出させた物質は、水のように透明な外観をしていた。
7.6リットルのステンレス鋼製反応器に、4.430kgの水、及び0.004kgのパラフィンワックスを添加した。その混合物をアルゴンを用いてパージ処理し、0.5時間撹拌した。反応器を密閉し、撹拌を続けながら、反応器を加熱して110℃とした。その反応器に、0.374kgのフッ化ビニリデン、0.016kgの3,3,3−トリフルオロプロピレン、及び10.0gの純酢酸エチルを仕込んだ。反応器圧力を4510kPaとしながら、反応器温度を110℃に安定させた。2.0重量%の過硫酸カリウムと1.4重量%の酢酸ナトリウムとからなる重合開始剤水溶液を、反応器中の重合開始剤溶液が0.06kgになるまで、約0.48kg/時間の速度で仕込んでいった。その時点で、重合開始剤のフィード速度を0.06kg/時間にまで下げた。反応温度を110℃に保ち、反応圧力は、必要に応じてフッ化ビニリデン及び3,3,3−トリフルオロプロピレン(比率はそれぞれで約1/0.045)を添加することによって、4480kPaに維持した。1.28時間後には、重合開始剤のフィード速度を0.042kg/時間にまで落とし、1.58時間後には、重合開始剤のフィード速度を0.03kg/時間にまで落とし、残りの反応ではこの速度を保った。2.75時間後に、フッ化ビニリデン及び3,3,3−トリフルオロプロペンのフィードを停止した。1.852kgのフッ化ビニリデン、及び0.089kgの3,3,3−トリフルオロプロペンの量を、反応器に添加した。0.3時間の間撹拌を継続し、温度を保持し、重合開始剤水溶液のフィードを続けた。重合開始剤水溶液のフィードを停止してから、0.17時間の間、撹拌と反応温度を維持した。撹拌と加熱を停止した。室温にまで冷却してから、過剰なガスを放出させ、反応器から、ステンレス鋼の網を通過させてラテックスを抜き出した。反応の間に形成された凝塊は無視できる量であった。重量によるラテックスの固形分の測定から、反応器にフィードしたフッ化ビニリデン及び3,3,3−トリフルオロプロペンモノマーの重量を合計したものを基準にして、固形のポリマーの収率が99.8重量%であることがわかった。
7.6リットルのステンレス鋼製反応器に、4.430kgの水、及び0.004kgのパラフィンワックスを添加した。その混合物をアルゴンを用いてパージ処理し、0.5時間撹拌した。反応器を密閉し、撹拌を続けながら、反応器を加熱して110℃とした。その反応器に、0.358kgのフッ化ビニリデン、0.018kgの3,3,3−トリフルオロプロピレン、及び6.0gの純酢酸エチルを仕込んだ。反応器圧力を4510kPaとしながら、反応器温度を110℃に安定させた。2.0重量%の過硫酸カリウムと1.4重量%の酢酸ナトリウムとからなる重合開始剤水溶液を、反応器中の重合開始剤溶液が0.06kgになるまで、約0.48kg/時間の速度で仕込んでいった。その時点で、重合開始剤のフィード速度を0.06kg/時間にまで下げた。反応温度を110℃に保ち、反応圧力は、必要に応じてフッ化ビニリデン及び3,3,3−トリフルオロプロピレン(比率はそれぞれで約1/0.1)を添加することによって、4480kPaに維持した。2.8時間後に、重合開始剤のフィード速度を0.03kg/時間にまで落とし、残りの反応ではこの速度を保った。3.77時間後に、フッ化ビニリデン及び3,3,3−トリフルオロプロペンのフィードを停止した。1.854kgのフッ化ビニリデン、及び0.170kgの3,3,3−トリフルオロプロペンの量を、反応器に添加した。0.3時間の間撹拌を継続し、温度を保持し、重合開始剤水溶液のフィードを続けた。重合開始剤水溶液のフィードを停止してから、0.17時間の間、撹拌と反応温度を維持した。撹拌と加熱を停止した。室温にまで冷却してから、過剰なガスを放出させ、反応器から、ステンレス鋼の網を通過させてラテックスを抜き出した。反応の間に形成された凝塊は無視できる量であった。重量によるラテックスの固形分の測定から、反応器にフィードしたフッ化ビニリデン及び3,3,3−トリフルオロプロペンモノマーの重量を合計したものを基準にして、固形のポリマーの収率が99.1重量%であることがわかった。
7.6リットルのステンレス鋼製反応器に、4.430kgの水、及び0.004kgのパラフィンワックスを添加した。その混合物をアルゴンを用いてパージ処理し、0.5時間撹拌した。反応器を密閉し、撹拌を続けながら、反応器を加熱して110℃とした。その反応器に、0.384kgのフッ化ビニリデン及び6.0gの純酢酸エチルを仕込んだ。反応器圧力を4510kPaとしながら、反応器温度を110℃に安定させた。2.0重量%の過硫酸カリウムと1.4重量%の酢酸ナトリウムとからなる重合開始剤水溶液を、反応器中の重合開始剤溶液が0.06kgになるまで、約0.48kg/時間の速度で仕込んでいった。その時点で、重合開始剤のフィード速度を0.12kg/時間に落とし、反応を通してこの速度を保った。反応温度を110℃に保ち、反応圧力は、必要に応じてフッ化ビニリデン及び3,3,3−トリフルオロプロピレン(比率はそれぞれで約1/0.1)を添加することによって、4480kPaに維持した。2.9時間後に、フッ化ビニリデン及び3,3,3−トリフルオロプロペンのフィードを停止した。1.850kgのフッ化ビニリデン、及び0.144kgの3,3,3−トリフルオロプロペンの量を、反応器に添加した。0.3時間の間撹拌を継続し、温度を保持し、重合開始剤水溶液のフィードを続けた。重合開始剤水溶液のフィードを停止してから、0.17時間の間、撹拌と反応温度を維持した。撹拌と加熱を停止した。室温にまで冷却してから、過剰なガスを放出させ、反応器から、ステンレス鋼の網を通過させてラテックスを抜き出した。反応の間に形成された凝塊は無視できる量であった。重量によるラテックスの固形分の測定から、反応器にフィードしたフッ化ビニリデン及び3,3,3−トリフルオロプロペンモノマーの重量を合計したものを基準にして、固形のポリマーの収率が98.1重量%であることがわかった。
実施例2〜4のラテックスから、フィルムを作製した。ASTM D1003−07により、ヘイズ及び透過率を測定した。それらの結果を表1に示す。
実施例4の手順を用いて、VDFとTFPとのコポリマーを合成したが、ただし反応温度を90℃に設定した。TFPレベルを変化させて、グラフに示すデータポイントを作った。示差走査熱量計(DSC)によって融点と結晶化度とを測定し、プロットしたものを図1に示す。それからは、TFP含量が高くなるにつれて溶融温度は高くなるのに対して、TFPレベルが高くなるにつれて溶融熱(結晶化度の目安)は低くなることがわかる。
実施例6の手順を用いて、VDFとTFPとのコポリマーを合成したが、ただしTFPのレベルを変化させた(表2の実施例7a、b、cを参照)。融点(DSC法による)を、VDF−HFPの市販のコポリマー(実施例7d、e、Arkema Inc.製)と対比させて、プロットして図2に示す。
実施例2の手順を用い、TFPのレベルを変化させて、VDFとTFPとのコポリマーを合成した。ASTM D1003−07によって測定した光学的透明性を、VDF−HFPの市販のコポリマーと対比させて、図3に示す。
実施例6の手順を用い、TFPのレベルを変化させて、VDFとTFPとのコポリマーを合成した。サンプルの機械的性質を、Arkema Inc.製の市販のサンプルであるVDF−HFPコポリマーと比較した。それらのデータを下記の表2に示す。
実施例4の手順を用い、TFPのレベルを変化させて、VDFとTFPとのコポリマーを合成した。ASTM D1003−07により光学的透明性及び%透過率を測定し、そのプロットを図4に示す。
ポリ(1−ビニルフェニル−2,4−ジスルホン酸−コ−ビニルベンジルアルコール)高分子電解質と、KYNAR2801(商品名、VDFとHFPとのコポリマー、HFP含量10重量%)とのブレンド物から、膜を作製した。その高分子電解質は、米国仮特許出願第61/179128号明細書の記載に従って作製した。その高分子電解質は、200kg/モルの重量平均分子量と2.7の多分散性とを有していたが、これは、35℃で、0.10MのNaNO3を含む水を移動相として使用したGPCによって測定し、標準スルホン化ポリスチレンから作った汎用較正曲線を使用して求めたものである。その高分子電解質には、プロトンNMRで測定すると、78モル%の1−ビニルフェニル−2,4−ジスルホン酸と22モル%のビニルベンジルアルコールとが含まれていた。
ポリ(1−ビニルフェニル−2,4−ジスルホン酸−コ−ビニルベンジルアルコール)高分子電解質と、VDFとTFPとのコポリマー(TFP含量、7.6重量%)とのブレンド物から膜を作製した。その高分子電解質は、実施例11に記載の材料と同じであった。実施例11において調製した高分子電解質/1−メチル−2−ピロリジノン溶液もまた、この実施例で使用した。
Claims (14)
- 0.5〜40重量%の3,3,3−トリフルオロプロペン(TFP)モノマー単位と、60〜99.5重量%のフッ化ビニリデンモノマー単位とを含むコポリマー組成物であって、
前記コポリマー組成物が、光学的に透明であって、ASTM D1003−07により35ミクロンの厚みのサンプルについて測定して、30%未満のヘイズレベルと85%を超える光透過率とを有する、コポリマー組成物。 - 2〜14重量%のTFPモノマー単位を含む、請求項1に記載のコポリマー。
- 7〜10重量%のTFPモノマー単位を含む、請求項2に記載のコポリマー。
- 前記ヘイズレベルが、24%未満である、請求項1〜3いずれか1項に記載のコポリマー。
- 前記ヘイズレベルが、10%未満である、請求項4に記載のコポリマー。
- 前記コポリマーが、分岐状であって、少なくとも5%の分岐を有する、請求項1〜5いずれか1項に記載のコポリマー。
- 前記コポリマーが、分岐状であって、少なくとも90%の光透過率を有する、請求項1〜6いずれか1項に記載のコポリマー。
- 前記コポリマーが、50%を超えるベータ相結晶を含む、請求項1〜7いずれか1項に記載のコポリマー。
- 前記コポリマーが、75%を超えるベータ相結晶を含む、請求項8に記載のコポリマー。
- フィルムの形態にある、請求項1〜9いずれか1項に記載のコポリマー組成物。
- レンズ及びその他の光学装置のための被覆物としてのフィルム;高温で可撓性のある透明チューブ;透明で透視性のある産業用窓、ガラス、パイプ、及び液面表示装置;ソーラーパネル用途、圧電用途、及びコンデンサー用途のための特殊フィルム;燃料電池膜、透明で強靱なコーティング、ならびに大型ブロー成形物体;からなる群より選択される構造を有する、請求項1〜10いずれか1項に記載のコポリマー。
- 50重量%以上のフッ化ビニリデンを含み、150℃を超える融点と23%未満の結晶化度とを有する、コポリマー。
- 60〜99.5重量%のフッ化ビニリデンモノマー単位と、0.5〜40重量%の3,3,3−トリフルオロプロペン(TFP)モノマー単位とを含む、請求項12に記載のコポリマー。
- レンズ及びその他の光学装置のための被覆物としてのフィルム;高温で可撓性のある透明チューブ;透明で透視性のある産業用窓、ガラス、パイプ、及び液面表示装置;ソーラーパネル用途、圧電用途、及びコンデンサー用途のための特殊フィルム;燃料電池膜、透明で強靱なコーティング、ならびに大型ブロー成形物体;からなる群より選択される構造を有する、請求項12に記載のコポリマー。
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