JP2011526507A - 骨代用物及びその製造方法 - Google Patents
骨代用物及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011526507A JP2011526507A JP2011515567A JP2011515567A JP2011526507A JP 2011526507 A JP2011526507 A JP 2011526507A JP 2011515567 A JP2011515567 A JP 2011515567A JP 2011515567 A JP2011515567 A JP 2011515567A JP 2011526507 A JP2011526507 A JP 2011526507A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- collagen
- precursor
- ions
- solution
- mineral phase
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L27/00—Materials for grafts or prostheses or for coating grafts or prostheses
- A61L27/40—Composite materials, i.e. containing one material dispersed in a matrix of the same or different material
- A61L27/44—Composite materials, i.e. containing one material dispersed in a matrix of the same or different material having a macromolecular matrix
- A61L27/46—Composite materials, i.e. containing one material dispersed in a matrix of the same or different material having a macromolecular matrix with phosphorus-containing inorganic fillers
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P19/00—Drugs for skeletal disorders
- A61P19/08—Drugs for skeletal disorders for bone diseases, e.g. rachitism, Paget's disease
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Public Health (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Dermatology (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
- Transplantation (AREA)
- Composite Materials (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Rheumatology (AREA)
- Materials For Medical Uses (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
Abstract
Description
レベル1(図1a):骨の2個の主要な基本的コンポーネント構成要素、即ち、ヒドロキシアパタイト小板(platelet)及び線条のあるコラーゲンフィブリルは、組織の第一階層レベルを構成する。これは、ナノメータースケールでの組織の最も低いレベルである。アパタイト相は特に、特徴的な(002)及び(300)等の細網間面(inter-reticular plane)の存在により特徴付けられる。アパタイト結晶は、この組織レベルでは、特別の配向性を示さない。コラーゲンフィブリルは、電子顕微鏡により視認可能な周期的線条により特徴付けられ、その線条は複数のコラーゲンI分子のアセンブリの結果であり、67nmの周期的シフトを引き起こす。
レベル4(図1d):ミネラル化されたコラーゲンフィブリル又は線維は、三次元組織化されるために複雑に込み入っている。特に、このレベルで、フィブリル/線維が、優先的な方向に長い距離にわたり(over a large distance)、整列される場合及び/又は「コレステリック」ジオメトリーに従ったそれらのスタックに特徴的なアーチ状構造を形成する場合、ドメインの共存を区別することが可能である。フィブリル/線維が組織化されていない場合のドメイン(「等方性」ドメイン)も又、区別できる。スケールはマイクロメーターからミリメーターまで変化する。
レベル6(図1f):長骨のセルリッチ中心部分は「海綿骨」と呼ばれる。この骨中で、骨ラメラは薄く不規則な列(row)のマクロ多孔質ネットワークを形成する。高密度骨/海綿骨コンビネーションは、組織レベル6を構成する。スケールは1ミリメーターを超える。
レベル7(図1g):最終レベルは非常に単純な全体骨である。
本発明の目的は、生体骨の構造と非常に近似する構造(レベル4)を有する生体適合性のある骨代用物として使用できる合成的材料、及びその製造方法を提供することである。
有機相(I)はコラーゲンIトリプルへリックスから構成される線条のある(striee)コラーゲンフィブリルを含み、前記線条(striation)の周期的間隔は約67nmであり、フィブリルは整列されたドメイン及びコレステリックドメインと関連した三次元ジオメトリーでは長い距離にわたり整列(ordonnees a grande distance)されているが、等方性ドメインではそれらは整列されていない。
本発明の材料中で、ミネラル相のアパタイト結晶の軸cは、有機相の線条のあるコラーゲンフィブリルの長手方向軸に共整列(co-aligned)されている。
材料中のコラーゲン含有量は75mg/cm3以上である。
前記材料中、種々のドメイン(コレステリック、整列された、等方性)の大きさのオーダーは、約50ミクロンである。
Ca10(PO4)6(OH)2 (I)
本発明の他の例では、ミネラル相は少なくとも水酸化物イオンも含むアパタイト結晶を含み、その中ではリン酸イオン(B型)及び/又は水酸化物イオン(A型)は部分的に炭酸イオンにより置換されている。
これらヒドロキシアパタイト中で、結晶構造の1以上のサイトはイオンフリーでもよい。この場合、それらは1以上のイオンギャップとして記載されるものを含む非化学量論的ヒドロキシアパタイトである。
部分的にCa2+イオンと置換可能なイオン中、Mg2+、Cu2+、Sr2+、Ba2+、Zn2+、Cd2+、Pb2+、Na+、K+及びEu3+イオンが挙げられる。
部分的にPO4 3-イオンと置換可能なイオン中、CO3 2-、SiO4 3-、AsO4 3-、MnO4 3-、VO4 3-、CrO4 3-及びHPO4 2-イオンが挙げられる。
部分的にOH-イオンと置換可能なイオン中、CO3 2-、F-、Cl-、Br-、I-、S2-及びO2-イオンが挙げられる。
本発明の材料の半薄切片は、偏光光学的顕微鏡で観察されて複屈折性を示した。理論的には、顕微鏡プラットフォームの回転の間それらのフリンジの動きに関連する、照明されたバンド及び消光されたバンドの変化が観察された場合、それはらせん構造を示す。
本発明の材料のサンプルは、SEM分析され、ミネラル化された層中に埋められた(immerged)配向フィブリルを示したが、約1マイクロメーターの別個に区別できる結晶集合体の存在は無かった。
−ミネラル相前駆体は少なくとも1のカルシウム塩及び少なくとも1のリン酸塩を含み、
−ミネラル相(II)の沈殿は、ミネラル相前駆体溶液を有機相(I)へ接触させることにより行われ、前記接触は有機相(I)の沈殿の前又は後に行われる。接触時間は、沈殿速度及び最終材料中に予測されるミネラルフィラーのレベルに応じて設定される。
−少なくとも1の第一コンテナが、ミネラル相IIの前駆体である、少なくとも1のリン酸塩及び少なくとも1のカルシウム塩の水溶液を含み、その溶液中に、有機相(I)の前駆体であるコラーゲンの初期酸性水溶液が収容されている少なくとも1の透析バッグが浸漬され;
−少なくとも1の第二コンテナはアンモニア水溶液又は(NH4)2CO3パウダーを収容しており;
−(ミネラル相I前駆体溶液の体積)/(密閉チャンバー内容積)割合は約2×10-3であり;
−第一コンテナ中に収容されたミネラル相I前駆体溶液の高さは約3〜5cmの範囲であり、前記コンテナの直径は約2〜5cmであり;
−(アンモニア水溶液の体積)/(密閉チャンバー内容積)割合は8×10-3であるか、((NH4)2CO3パウダーの体積)/(密閉チャンバー内容積)割合は約6×10-3である。
−コラーゲン濃度は75mg/mL〜1000mg/mL、好ましくは100mg/mL〜400mg/mLである。
−pHは4未満、好ましくは3未満であり、酸、好ましくは0.5M酢酸の存在下である。
−カルシウム前駆体、例えばCaCl2、の濃度は溶解限度未満、好ましくは2.5mM〜1.5M、より好ましくは11〜550mMである。
−リン酸前駆体、例えばNaH2PO4、の濃度は溶解限度未満、好ましくは1.5〜900mM、より好ましくは66〜330mMである。
−前駆体の量はCa/Pモル比が1.5〜1.8となる範囲、好ましくは約1.67である。
NaCl:137〜213mM(例えば213.0mM)、
NaHCO3:1.2〜6.3mM(例えば、6.3mM)、
KCl:3〜4.5mM(例えば4.5mM)、
K2HPO4・3H2O:1〜1.5mM(例えば1.5mM)、
CaCl2:2.6〜3.8mM(例えば3.8mM)、
Na2SO3Na2SO4:0.5〜0.75mM(例えば0.75mM)、
MgCl2・6H2O:1.5〜2.3mM(例えば2.3mM)。
実施例中、下記手順に従い若齢Wistarラットの尾から調製されたコラーゲンI型を使用した。ラット尾の腱を無菌層流フード内で切除し、次に137mMのNaCl、2.68mMのKCl、8.07mMのNa2HPO4及び1.47mMのNaH2PO4を含むリン酸緩衝生理食塩水で洗浄して、細胞及び血液の痕跡を除去した。次に腱を4M NaCl溶液中に含浸して、残存するインタクト細胞を除去すると共に、高分子量タンパク質の一部を沈殿させる。緩衝生理食塩水で更に洗浄後、腱を500mM酢酸水溶液へ溶解させる。得られた溶液を41,000gで2時間の遠心分離により清澄化する。コラーゲンI型以外のタンパク質を、300mMのNaCl水溶液から選択的に沈殿させ、次に41,000gで3時間の遠心分離により除去する。コラーゲンは、600mM NaCl水溶液からの沈殿による上澄みから回収され、3,000gで45分の遠心分離にかける。得られたペレットは、500mM酢酸水溶液中に溶解し、次に同一の溶媒中で注意深く透析して完全にNaClを除去する。
ミネラル相前駆体溶液を、40mLの水、110mMのNaH2PO4、66mMのCaCL2、500mMの酢酸及び0.40μgのポリ(アスパラギン酸)中に溶解させて調製した。溶液はPH2.2で平衡である。
この実施例で使用されたコラーゲン溶液は、コラーゲンを約300mg/mL量含有した。それは部分的にフィブリル性弾力性ゲルの形態である。
アンモニア雰囲気は、コラーゲン及びヒドロキシアパタイトの共沈殿を生じ、それは3時間以降視認できた。反応溶媒は、反応が完了するまで8日間放置できる。
サンプルを溶液、好ましくはPBSリン酸緩衝溶液中に含浸させることにより洗浄した。
希コラーゲン溶液(1mg/L)を、水蒸発を阻止する(counter)手法で15μLガラスマイクロチャンバー中に注入した。注入は高密度液晶コラーゲン相が得られるまで続けた。コラーゲンをアンモニア雰囲気下で沈殿させ、次にマイクロチャンバーをミネラル前駆体溶液中に含浸し(溶液は下記成分を含む:213.0mMのNaCl、6.3mMのNaHCO3、4.5mMのKCl、1.5mMのK2HPO4・3H2O、3.8mMのCaCl2、0.75mMのNa2SO3Na2SO4及び2.3mMのMgCl2・6H2O)、pH7.4に調整し、この溶液内で6月間温度37℃で維持した。
図5は、X線散乱による材料分析を示す。5aはSAXSイメージを示し、5bはWAXSイメージを示す。2個のイメージは、実施例1に類似する。
コラーゲン溶液を、予めNaH2PO4(66mM)及びCaCl2(110mM)溶液に対して透析して5mg/mLまで希釈し、水蒸発を阻止する手法で15μLガラスマイクロチャンバー内へ注入した。注入は高密度液晶コラーゲン相が得られるまで続けた。マイクロチャンバーを、オープンコンテナ中の実施例1に類似する無機相前駆体溶液中に含浸した。このコンテナを次に、温度20℃で塩の完全な沈殿が起こるまで炭酸アンモニウム雰囲気に置いた。
サンプルをPBSリン酸緩衝溶液中に含浸させることにより洗浄した。
図6はSEM顕微鏡写真を示す。これは、らせん状組織体(コレステリックドメイン)を示すミネラル化された線維の存在を示す。
Claims (18)
- 有機相(I)及びミネラル相(II)を含む合成材料であり:
−有機相(I)はコラーゲンIトリプルへリックスから構成される線条のあるコラーゲンフィブリルを含み、前記線条の間隔は67nmであり、フィブリルは整列されたドメイン及びコレステリックドメインと関連した三次元ジオメトリーでは長い距離にわたり整列されているが、等方性ドメインではそれらは整列されておらず;
−ミネラル相(II)は空間群6/mの六角形結晶構造を有するアパタイト結晶を有し、この結晶は少なくともカルシウムイオン及び少なくともリン酸イオンを含むものであり;
−ミネラル相のアパタイト結晶の軸cは、有機相の線条のあるコラーゲンフィブリルの長手方向軸に共整列されており;
−材料中のコラーゲン含有量は75mg/cm3以上である、材料。 - ミネラル相は精製ヒドロキシアパタイト結晶からなる請求項1の材料。
- ミネラル相は下式(I)の化学量論的ヒドロキシアパタイト結晶からなる請求項1又は2の材料。
Ca10(PO4)6(OH)2 (I) - 式(I)のヒドロキシアパタイト結晶のCa/P原子比は1.67である請求項3の材料。
- ミネラル相は少なくとも水酸化物イオンを同様に含むアパタイト結晶を含み、その中ではリン酸イオン及び/又は水酸化物イオンは部分的に炭酸イオンにより置換されている請求項1の材料。
- ミネラル相は、Ca2+イオン、PO4 3-イオン及びOH-イオンを含み、その中の少なくとも1のCa2+、PO4 3-又はOH-イオンは部分的にその他のイオンで置換されているむアパタイト結晶を含む請求項1の材料であり:
−部分的にCa2+イオンと置換可能なイオンはMg2+、Cu2+、Sr2+、Ba2+、Zn2+、Cd2+、Pb2+、Na+、K+及びEu3+イオンから選ばれ;
−部分的にPO4 3-イオンと置換可能なイオンはCO3 2-、SiO4 3-、AsO4 3-、MnO4 3-、VO4 3-、CrO4 3-及びHPO4 2-イオンから選ばれ;
−部分的にOH-イオンと置換可能なイオンはCO3 2-、F-、Cl-、Br-、I-、S2-及びO2-イオンから選ばれる、材料。 - プロテオグリカン、グリコサミノグリカン及び/又はミネラル化を促進する有機分子を2%未満の量で含む請求項1〜6いずれか1項記載の材料。
- 有機相(I)の前駆体であるコラーゲンの初期酸性水溶液、及びミネラル相(II)の前駆体である少なくとも1の水溶液を調製するステップと、pH値を少なくとも7まで上昇させてコラーゲンを沈殿させるステップとを含む請求項1の材料の製造方法であり;
−酸性水溶液中のコラーゲン濃度は少なくとも75mg/mlで、かつ前記pHの上昇中は一定であり、
−ミネラル相前駆体は少なくとも1のカルシウム塩及び少なくとも1のリン酸塩を含み、
−ミネラル相(II)の沈殿は、ミネラル相前駆体溶液を有機相(I)へ接触させることにより行われ、前記接触は有機相(I)の沈殿の前又は後に行われる、方法。 - 有機相(I)のコラーゲンはミネラル相(II)の前駆体の中性溶液と接触する前に沈殿させる請求項8の方法であって、前記中性溶液は少なくともカルシウム塩及び少なくともリン酸塩を含む方法。
- 有機相(I)の前駆体の酸性溶液をミネラル相(II)の前駆体の酸性溶液と接触させ、得られた混合物のpHを上昇させてコラーゲン及びアパタイトの共沈殿を生じる請求項8の方法。
- 濃縮された有機相(I)の前駆体の酸性溶液を透析膜中に封入されたモールド中に収容し、次に全体をミネラル相(II)の前駆体の溶液中に浸漬する請求項10の方法。
- コラーゲンの濃縮溶液を透析膜からなる可撓性エンベロープ中へ導入し、次に前記エンベロープをミネラル相(II)の前駆体の溶液中に浸漬する請求項10の方法。
- 前記ミネラル相IIは精製ヒドロキシアパタイト結晶からなる請求項2記載の材料を製造する請求項8の方法であり、それが置かれた密閉チャンバー内で行われ:
−少なくとも1の第一コンテナが、ミネラル相IIの前駆体である、少なくとも1のリン酸塩及び少なくとも1のカルシウム塩の水溶液を含み、その溶液中に、有機相(I)の前駆体であるコラーゲンの初期酸性水溶液が収容されている少なくとも1の透析バッグが浸漬され;
−少なくとも1の第二コンテナはアンモニア水溶液又は(NH4)2CO3パウダーを収容しており;
−(ミネラル相I前駆体溶液の体積)/(密閉チャンバー内容積)割合は2×10-3であり;
−第一コンテナ中に収容されたミネラル相I前駆体溶液の高さは3〜5cmの範囲であり、前記コンテナの直径は2〜5cmであり;
−(アンモニア水溶液の体積)/(密閉チャンバー内容積)割合は8×10-3であるか、((NH4)2CO3パウダーの体積)/(密閉チャンバー内容積)割合は6×10-3である方法。 - コラーゲンの初期酸性水溶液のコラーゲン濃度は75mg/mL〜1000mg/mLであり、酸の存在下でpHは4未満である、請求項8の方法。
- ミネラル相(II)の前駆体の溶液の、カルシウム前駆体濃度は溶解限度未満であり、フォスフェート前駆体濃度は溶解限度未満であり、前駆体の量はCa/Pモル比が1.5〜1.8となる範囲である、請求項8の方法。
- 請求項6の材料を製造するための請求項8の方法であって、ミネラル相前駆体の溶液は又、そのカチオンは少なくとも部分的にCa2+と置換されることを意図する1以上の塩、及び/又は、そのアニオンは少なくとも部分的にPO4 3-又はOH-と置換されることを意図する1以上の塩を含む、方法。
- 請求項7の材料を製造するための請求項8の方法であって、ミネラル相(II)の前駆体の溶液は又、プロテオグリカン、グリコサミノグリカン及び/又はミネラル化を促進する有機分子を含む、方法。
- pHの上昇は塩基性気体雰囲気により行われる請求項8の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR0803663 | 2008-06-30 | ||
FR0803663A FR2933303B1 (fr) | 2008-06-30 | 2008-06-30 | Substitut osseux,et procede pour sa preparation. |
PCT/FR2009/051233 WO2010004182A2 (fr) | 2008-06-30 | 2009-06-26 | Substitut osseux, et procede pour sa preparation |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011526507A true JP2011526507A (ja) | 2011-10-13 |
JP5624030B2 JP5624030B2 (ja) | 2014-11-12 |
Family
ID=40291088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011515567A Active JP5624030B2 (ja) | 2008-06-30 | 2009-06-26 | 骨代用物及びその製造方法 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8859008B2 (ja) |
EP (1) | EP2303345B1 (ja) |
JP (1) | JP5624030B2 (ja) |
CN (1) | CN102105179B (ja) |
AU (1) | AU2009267812B2 (ja) |
CA (1) | CA2729594C (ja) |
ES (1) | ES2509896T3 (ja) |
FR (1) | FR2933303B1 (ja) |
WO (1) | WO2010004182A2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016524964A (ja) * | 2013-07-19 | 2016-08-22 | ガイストリヒ・ファーマ・アクチェンゲゼルシャフトGeistlich Pharma Ag | バイオミメティックなコラーゲン−ヒドロキシアパタイト複合材料 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2960439B1 (fr) | 2010-05-31 | 2012-06-15 | Univ Paris Curie | Matrices fibrillaires denses de collagene pour la reparation tissulaire et leur procede de preparation |
EP2742337B1 (en) | 2011-08-19 | 2016-05-04 | Malvern Instruments Ltd | Dual-mode characterization of particulates |
FR3011185B1 (fr) | 2013-10-02 | 2016-10-28 | Univ Pierre Et Marie Curie (Paris 6) | Procede de preparation d'une matrice de collagene fibrille |
BR102016012926B1 (pt) * | 2016-06-06 | 2019-04-02 | Brunella Sily De Assis Bumachar | Processo de deposição nanométrica de fosfato de cálcio na superfície de implante de titânio anodizado |
CN108926743B (zh) * | 2018-08-20 | 2020-07-14 | 北京恒泽博泰生物科技有限公司 | 一种三维矿化胶原支架材料及其骨再生应用 |
CN113913961B (zh) * | 2021-11-16 | 2023-05-16 | 清华大学 | 一种活性元素掺杂的矿化胶原纳米纤维及其制备方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004041320A1 (ja) * | 2002-11-06 | 2004-05-21 | National Institute For Materials Science | 自己組織化したアパタイト/コラーゲン複合体を含むアパタイト/コラーゲン架橋多孔体及びその製造方法 |
WO2007055431A1 (en) * | 2005-11-14 | 2007-05-18 | Seoul National University Industry Foundation | Method for producing collagen/apatite composite membrane for guided bone regeneration |
-
2008
- 2008-06-30 FR FR0803663A patent/FR2933303B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
2009
- 2009-06-26 CA CA2729594A patent/CA2729594C/fr active Active
- 2009-06-26 US US12/999,507 patent/US8859008B2/en active Active
- 2009-06-26 EP EP09784440.1A patent/EP2303345B1/fr active Active
- 2009-06-26 WO PCT/FR2009/051233 patent/WO2010004182A2/fr active Application Filing
- 2009-06-26 JP JP2011515567A patent/JP5624030B2/ja active Active
- 2009-06-26 ES ES09784440.1T patent/ES2509896T3/es active Active
- 2009-06-26 CN CN200980125269.XA patent/CN102105179B/zh active Active
- 2009-06-26 AU AU2009267812A patent/AU2009267812B2/en active Active
Non-Patent Citations (6)
Title |
---|
JPN5011006484; SACHLOS ELEFTHERIOS: 'COLLAGEN SCAFFOLDS REINFORCED WITH BIOMIMETIC COMPOSITE NANO-SIZED 以下備考' TISSUE ENGINEERING V12 N9, 200609, P2479-2487 * |
JPN6013053532; Biomaterials, (2008 Sep, Epub 2008 Jun 5) Vol.29 No.26 p.3539-46. * |
JPN6013053534; Biomaterials, (2005) Vol.26 No.16 p.2957-63. * |
JPN6013053536; Biomaterials, (2001) Vol.22 No.13 p.1705-11. * |
JPN6013053538; Compos Sci Technol., (2004) Vol.64 No.6 p.819-25. * |
JPN6013053541; Mater Sci Eng R., (2007) Vol.57 p.1-27 * |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016524964A (ja) * | 2013-07-19 | 2016-08-22 | ガイストリヒ・ファーマ・アクチェンゲゼルシャフトGeistlich Pharma Ag | バイオミメティックなコラーゲン−ヒドロキシアパタイト複合材料 |
US10029028B2 (en) | 2013-07-19 | 2018-07-24 | Geistlich Pharma Ag | Biomimetic collagen-hydroxyapatite composite material |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20120076870A9 (en) | 2012-03-29 |
ES2509896T3 (es) | 2014-10-20 |
CN102105179A (zh) | 2011-06-22 |
AU2009267812B2 (en) | 2014-12-18 |
CN102105179B (zh) | 2014-10-15 |
AU2009267812A1 (en) | 2010-01-14 |
EP2303345A2 (fr) | 2011-04-06 |
FR2933303A1 (fr) | 2010-01-08 |
US8859008B2 (en) | 2014-10-14 |
CA2729594A1 (fr) | 2010-01-14 |
EP2303345B1 (fr) | 2014-08-06 |
WO2010004182A3 (fr) | 2010-11-18 |
CA2729594C (fr) | 2017-05-23 |
JP5624030B2 (ja) | 2014-11-12 |
US20110250289A1 (en) | 2011-10-13 |
WO2010004182A2 (fr) | 2010-01-14 |
FR2933303B1 (fr) | 2010-12-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5624030B2 (ja) | 骨代用物及びその製造方法 | |
Elsharkawy et al. | Hierarchical biomineralization: from nature's designs to synthetic materials for regenerative medicine and dentistry | |
Olszta et al. | Bone structure and formation: A new perspective | |
Huang et al. | Biomimetic properties of an injectable chitosan/nano-hydroxyapatite/collagen composite | |
Li et al. | Intrafibrillar mineralization of self-assembled elastin-like recombinamer fibrils | |
US11965016B2 (en) | Crystal structures comprising elastin-like peptides | |
KR101053118B1 (ko) | 골 재생용 실크/하이드록시아파타이트 복합 나노섬유 지지체의 제조방법 | |
Midha et al. | Elucidation of differential mineralisation on native and regenerated silk matrices | |
Shiraishi et al. | Preparation and characterization of porous alginate scaffolds containing various amounts of octacalcium phosphate (OCP) crystals | |
Mobika et al. | Effect of chitosan reinforcement on properties of hydroxyapatite/silk fibroin composite for biomedical application | |
Lovett et al. | Development of a two-stage in vitro model system to investigate the mineralization mechanisms involved in idiopathic stone formation: stage 1—biomimetic Randall’s plaque using decellularized porcine kidneys | |
Chen et al. | Poly (acrylic acid)‐Assisted Intrafibrillar Mineralization of Type I Collagen: A Review | |
Sionkowska | Biopolymeric nanocomposites for potential biomedical applications | |
BR102013000771B1 (pt) | enchimento de fibras para preenchimento de defeitos ósseos | |
US20110009522A1 (en) | Material for filling bone defects and production method thereof | |
US9884139B2 (en) | Bone substitute, and method for the preparation thereof | |
Ren et al. | Preparation and characterization of Antheraea pernyi silk fibroin based nanohydroxyapatite composites | |
Munro et al. | Hydrogels as biomimetic mineralisation scaffolds | |
EP1447104B1 (en) | Process to synthetize artificial bone tissue, and use thereof | |
Li et al. | Effects of bioactive glass with high phosphorus content on mineralization of type I collagen fibrils | |
WO2024167934A1 (en) | Substrates comprising elastin-like polypeptides and calcium ions | |
Li | The mechanism of collagen self-assembly: hydrophobic and electrostatic interactions | |
Wingender | Development of Collagen-Apatite Composites with Lamellar Microstructures That Template Bone-like Mineral Nanostructures via the PILP Process | |
JP4216946B2 (ja) | 新規なグリコサミノグリカン無機イオン複合体、その製造方法、及びそれを含む医用材料 | |
Jee | Development of collagen-hydroxyapatite nanostructured composites via a calcium phosphate precursor mechanism |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120605 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131029 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20140117 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20140124 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140826 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140925 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5624030 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |