JP2011523261A - 無線受信機回路 - Google Patents

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Abstract

無線受信機回路(10)。無線受信機回路(10)は、アナログ/デジタル変換ユニット(40)を含む。アナログ/デジタル変換ユニット(40)は、アナログ/デジタル変換器ADC(50)と、無線受信機回路(10)の受信パスにおいてADC(50)の入力端子と動作可能に接続されたフィルタ(60)とを含む。無線受信機回路(10)は、制御データを受信し且つ次の時間間隔中にデータが無線受信機回路(10)に送信される際の周波数帯域を制御データに基づいて判定するように構成された制御ユニット(70)を更に含む。また、制御ユニットは、前記次の時間間隔において送信された前記データを受信するために、アナログ/デジタル変換ユニット(40)の少なくとも1つの周波数特性を判定された周波数帯域に適応させるように構成される。

Description

本発明は、無線受信機回路及び無線受信機回路を動作させる方法に関する。
益々上昇するデータ転送速度での無線通信を容易にするために、移動通信に対する種々の新しい規格及びシステムが登場している。このセルラシステムの一例は3G LTE(3G Long Term Evolution)である。3G LTEシステムは、1.25MHz〜20MHzの範囲の無線周波数(RF)チャネル帯域幅で動作してもよい。更に、最大の帯域幅に対して最高100Mb/sのデータ転送速度がサポートされてもよい。
移動電話等の移動無線端末において、一般にエネルギーリソースがバッテリ容量により制限されるため、電力消費は相対的に低いことが望ましい。しかし、LTEにおいて最高データ転送速度等の相対的に高いデータ転送速度でのデータの受信をサポートするために、一般に移動無線端末の無線受信機回路において相対的に高い電力消費が必要とされる。例えば移動無線端末において過度に迅速なバッテリの消費を回避するために、無線受信機回路における電力損失を低減する必要がある。
電力損失を低減する1つの方法が米国特許第7,295,645号公報において与えられる。これは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)において使用されてもよい拡張可能なアナログ/デジタル変換分解能及びダイナミックレンジを有するトランシーバを開示する。受信モードにおいて、すなわちトランシーバがデータを受信している時、ADCは高精度モードで動作可能である。探索モードにおいて、すなわちトランシーバが関心信号を走査するために探索している時、アナログ/デジタル変換器(ADC)は低電力モードで動作可能であり、これにより電力が節約される。しかし、無線受信機回路における電力損失を更に減少させる必要がある。
従って、本発明の目的は、無線受信機回路における電力損失の低減を促進することである。
第1の態様によると、無線受信機回路を動作させる方法が提供される。無線受信機回路は、アナログ/デジタル変換器(ADC)及び無線受信機回路の受信パスにおいてADCの入力端子に動作可能に接続されたフィルタを含むアナログ/デジタル変換ユニットを備える。方法によると、制御データが受信される。更に方法によると、次の時間間隔中にデータが無線受信機回路に送信される際の周波数帯域が受信した制御データに基づいて判定される。また、アナログ/デジタル変換ユニットの少なくとも1つの周波数特性は、次の時間間隔において送信された前記データを受信するために判定された周波数帯域に適応される。
無線受信機回路は、直交周波数分割多重(OFDM)通信チャネルを介してデータを受信するように構成されてもよい。制御データは、連続したOFDMシンボルのシーケンスの1つ以上の初期OFDMシンボルに含まれてもよい。次の時間間隔は、前記1つ以上の初期OFDMシンボルに後続する連続したOFDMシンボルのシーケンスの1つのOFDMシンボルに対応する時間間隔であってもよい。データが無線受信機回路に送信される際の周波数帯域はOFDMシンボル内の周波数帯域であってもよい。そのようなOFDMの例において、制御データを受信することは、アナログ/デジタル変換ユニットの少なくとも1つの周波数特性をOFDMシンボル全体を範囲に含む周波数帯域でデータを受信し易くするデフォルト設定に設定することを含んでもよい。更に、アナログ/デジタル変換の少なくとも1つの周波数特性を判定された周波数帯域に適応させることは、アナログ/デジタル変換ユニットの少なくとも1つの周波数特性をデフォルト設定と比較して無線受信機回路の低減された電力損失で判定された周波数帯域でデータを受信し易くする設定に設定することを含んでもよい。
ADCは、量子化雑音整形ADCであってもよい。アナログ/デジタル変換ユニットの少なくとも1つの周波数特性を判定された周波数帯域に適応させることは、量子化雑音整形ADCの雑音伝達関数(NTF)を判定された周波数帯域に適応させることを含んでもよい。量子化雑音整形ADCの雑音伝達関数を判定された周波数帯域に適応させることは、雑音伝達関数のゼロが実質的に判定された周波数帯域の中心に現れるように雑音伝達関数を適応させることを含んでもよい。更に又はその代わりに、量子化雑音整形ADCの雑音伝達関数を判定された周波数帯域に適応させることは、判定された周波数帯域にわたる量子化雑音の総量が実質的に最小限にされるように雑音伝達関数を適応させることを含んでもよい。
アナログ/デジタル変換ユニットの少なくとも1つの周波数特性を判定された周波数帯域に適応させることは、フィルタの周波数応答を判定された周波数帯域に適応させることを含んでもよい。フィルタの周波数応答を判定された周波数帯域に適応させることは、フィルタの帯域幅を判定された周波数帯域に適応させることを含んでもよい。更に、フィルタの周波数応答を判定された周波数帯域に適応させることは、フィルタのフィルタ次数を判定された周波数帯域に適応させることを含んでもよい。
第2の態様によると、コンピュータプログラムは、コンピュータ機能を有する電子デバイスにより実行される時に第1の態様に係る方法を実行するコンピュータプログラムコード手段を含む。
第3の態様によると、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ機能を有する電子デバイスにより実行される時に第1の態様に係る方法を実行するコンピュータプログラムコード手段を含むコンピュータプログラムを格納している。
第4の態様によると、無線受信機回路が提供される。無線受信機回路は、アナログ/デジタル変換ユニットを含む。アナログ/デジタル変換ユニットは、ADCと、無線受信機回路の受信パスにおいてADCの入力端子に動作可能に接続されたフィルタとを含む。更に、無線受信機回路は、制御データを受信し且つ次の時間間隔中にデータが無線受信機回路に送信される際の周波数帯域を制御データに基づいて判定するように構成された制御ユニットを含む。また、制御ユニットは、次の時間間隔において送信された前記データを受信するために、アナログ/デジタル変換ユニットの少なくとも1つの周波数特性を判定された周波数帯域に適応させるように構成される。
無線受信機回路は、OFDM通信チャネルを介してデータを受信するように構成されてもよい。制御データは、連続したOFDMシンボルのシーケンスの1つ以上の初期OFDMシンボルに含まれてもよい。次の時間間隔は、前記1つ以上の初期OFDMシンボルに後続する連続したOFDMシンボルのシーケンスの1つのOFDMシンボルに対応する時間間隔であってもよい。データが無線受信機回路に送信される際の周波数帯域は、OFDMシンボル内の周波数帯域であってもよい。そのようなOFDMの例において、制御ユニットは、制御データを受信するためにアナログ/デジタル変換ユニットの少なくとも1つの周波数特性をOFDMシンボル全体を範囲に含む周波数帯域でデータを受信し易くするデフォルト設定に設定するように構成されてもよい。更に制御ユニットは、アナログ/デジタル変換ユニットの少なくとも1つの周波数特性をデフォルト設定と比較して無線受信機回路の低減された電力損失で判定された周波数帯域でデータを受信し易くする設定に設定することにより、アナログ/デジタル変換の少なくとも1つの周波数特性を判定された周波数帯域に適応させるように構成されてもよい。
ADCは、量子化雑音整形ADCであってもよく、アナログ/デジタル変換ユニットの少なくとも1つの周波数特性の1つは、量子化雑音整形ADCの雑音伝達関数であってもよい。制御ユニットは、雑音伝達関数のゼロが実質的に判定された周波数帯域の中心に現れるように量子化雑音整形ADCの雑音伝達関数を判定された周波数帯域に適応させるように構成されてもよい。更に又はその代わりに、制御ユニットは、判定された周波数帯域にわたる量子化雑音の総量が実質的に最小限にされるように、量子化雑音整形ADCの雑音伝達関数を判定された周波数帯域に適応させるように構成されてもよい。
アナログ/デジタル変換ユニットの少なくとも1つの周波数特性の1つは、フィルタの周波数応答であってもよい。制御ユニットは、フィルタの帯域幅を判定された周波数帯域に適応させるように構成されてもよい。更に制御ユニットは、フィルタのフィルタ次数を判定された周波数帯域に適応させるように構成されてもよい。
第5の態様によると、電子装置は、第4の態様に係る無線受信機回路を備える。電子装置は、携帯無線通信機器、移動無線端末、移動電話、通信機、電子オーガナイザ、スマートフォン又はコンピュータのうちのいずれであってもよいが、それらに限定されない。
無線受信機回路が通信チャネルの現在の利用に動的に適応され(信号帯域幅及び/又はビットレートに関して)、これにより電力損失が低減され易くなることは、本発明の実施形態の利点である。
本発明の更なる実施形態は、添付の請求の範囲において規定される。
本明細書で使用される場合の「具備する」という用語は、記載される特徴、整数、ステップ又は構成要素の存在を特定するために使用され、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、構成要素又はそれらの集合の存在又は追加を除外しない。
本発明の実施形態の更なる目的、特徴及び利点は、添付の図面を参照して以下の詳細な説明を読むことにより明らかとなるだろう。
図1は、基地局と通信中である移動電話を概略的に示す図である。 図2は、LTE通信例における信号送信タイミングを概略的に示す図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る無線受信機回路を示すブロック図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る2次デルタ−シグマADCを示す信号線図である。 図5a及び図5bは、図4のデルタ−シグマADCの種々の構成に対する雑音伝達関数を示すグラフである。 図6は、本発明の一実施形態に係るフィルタを示すブロック図である。 図7a〜図7cは、図6のフィルタの種々の構成に対する振幅応答を示すグラフである。 図8及び図9は、本発明の実施形態に係る方法を示すフローチャートである。
図1は、本発明の実施形態が採用可能な環境を示す。無線通信機能を有する電子装置1は、無線信号を介して基地局(BS)2と通信するように構成される。図1において、電子装置1は移動電話として図示される。しかし、これは単なる一例であり、本発明の範囲を限定することを意図しない。例えば電子装置1は、携帯無線通信機器、移動無線端末、通信機、すなわち電子オーガナイザ又はスマートフォン等、あるいは例えばラップトップであるパーソナルコンピュータ(PC)であってもよいが、これらに限定されない。
電子装置1は、例えば1種類以上の通信システムにおける無線通信に適応されてもよい。通信システムは、例えばGSM(汎ヨーロッパデジタル移動通信システム)、UMTS(ユニバーサル移動通信システム)及び3G LTE(Long Term Evolution)通信システムのうちの1つ以上であるがこれらに限定されず、可能性として1つ以上のシステムは、例えばIMT(International Mobile Telecommunication)-Advancedに準拠する将来の規格に従って動作する。
更に、単一の基地局2は図1に示されるように使用される。しかし、これは単なる一例である。電子装置1は、同一の種類の通信システム又は種々の通信システム内で動作する複数の基地局に動作可能に接続されるように構成されてもよい。例えば電子装置1は、基地局間のいわゆるソフトハンドオーバ(SHO)を容易にするために複数の基地局に動作可能に接続されてもよい。
本明細書において、無線信号を介して基地局2等の基地局と通信するように構成される電子装置1等の電子装置は移動端末(MT)と呼ばれる。本発明の実施形態を理解し易くするために、3G LTEは本明細書中で一例として使用される。この後の本明細書において、3G LTEは単にLTEと呼ばれる。LTEにおいて、信号は基地局から移動端末へのダウンリンクにおいてOFDMA(直交周波数分割多元接続)と呼ばれる多元接続技術のOFDM(直交周波数分割多重)を使用して送信される。LTEが一例として使用されるが、本発明の実施形態は他の種類の通信システムにおいても採用されてもよい。限定しない一例として、本発明の実施形態は他の種類のOFDMシステムにおいて採用されてもよい。他の種類のOFDMシステムは、例えば種々のIEEE802.11規格に従う無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)システム及び種々のIEEE802.16規格に従うWimaxシステムであるが、これらに限定されない。
図2は、LTEシステムにおけるダウンリンクチャネルに対する信号タイミングの一例を示す。図2に示す例によると、下りデータはフレームで送信される。ここで、各フレームは10msの期間を有する。更に各フレームは、各々が1msの期間を有する10個のサブフレームS0〜S9に分割される。各サブフレームは、各々が0.5msの期間を有する2つのスロットに分割される。1つのサブフレームS6を図2に更に詳細に示す。図2に示すサブフレームS6の図は、他のサブフレームS0〜S5及びS7〜S9にも有効である。各サブフレームS0〜S9において、12個又は14個のOFDMシンボルはダウンリンクで送信される。シンボル数は、各OFDMシンボルのサイクリックプレフィックスの長さに依存する。図2において、各サブフレームS0〜S9のOFDMシンボル数は14である。各サブフレームS0〜S9は、多くのリソースブロック(RB)に分割される。各リソースブロックは、多くのリソース要素(RE)を含み、これらは、図2のサブフレームS6の更に詳細な図において正方形(各正方形は図中符号REで示される)で表される。各リソース要素は、各サブフレームS0〜S9における固有のOFDMシンボルの固有のサブキャリアに対応する。従って、図2のリソース要素の各列は単一のOFDMシンボルに対応する。図2において、各OFDMシンボルに対して8つのリソース要素のみが示される。しかし、図2の点線で示すように、各OFDMシンボルは、8つを上回るリソース要素を含んでもよい。
各リソースブロックは、周波数領域の複数の隣接するサブキャリア及び時間領域の複数の連続するOFDMシンボル時間間隔を範囲に含む。LTEの場合の一般的な数としては、リソースブロックが周波数領域の12個のサブキャリア及び時間領域の1つのスロット(すなわち、サイクリックプレフィックスの長さに依存して6つ又は7つのOFDMシンボルに対応する)を範囲に含み、従って72個又は84個のリソース要素から構成される。リソースブロックにより範囲に含まれた周波数帯域がリソースブロックにより範囲に含まれた各OFDMシンボル時間間隔に対して同一である(すなわち、リソースブロックが図2の時間/周波数グリッドにおいて複数のリソース要素の矩形を構成する)ことがLTEの場合に提案されるが、本発明のいくつかの実施形態は、リソースブロックが種々のOFDMシンボル時間間隔に対する種々の周波数帯域を範囲に含む状況、すなわちリソースブロックの周波数の場所がOFDMシンボル間で変動する可能性がある状況においても適用可能である。後者の例を含む更に一般的な考察は、リソースブロックが連続したOFDMシンボルの空でない集合の各OFDMシンボルに対して隣接するサブキャリアの空でない集合を規定することである。
リソースブロックは、基地局と通信中である複数の移動端末のうち特定の移動端末に割り当てられてもよい。従って、種々のデータは、種々の移動端末に割り当てられた種々のリソースブロックに属するサブキャリアで基地局から同一のOFDMシンボルを有する種々の移動端末に送信されてもよく、これにより複数チャネルアクセスが提供される。
各サブフレームS0〜S9の最初の1つ、2つ、又は3つのOFDMシンボルにおいて、制御データは基地局から基地局と通信中である移動端末にダウンリンクで送信される。制御データは、各サブフレームS0〜S9のどのリソースブロックがどの移動端末に割り当てられるかに関する情報を含む。制御データを復号化することにより、各移動端末は、各OFDMシンボルに対してその特定の移動端末に送信されたデータを搬送するサブキャリアを判定してもよい。
図3は、本発明の一実施形態に係る無線受信機回路10を示すブロック図である。無線受信機回路10は、例えば移動端末に含まれてもよい。図3に示すように、無線受信機回路10は、無線周波数(RF)信号を受信するためにアンテナ30に動作可能に接続されるように構成されたダウンコンバートユニット20を含んでもよい。図3に示すように、アンテナ30は無線受信機回路10に含まれない。更に、単一のアンテナ30を図3に示すが、複数のアンテナが使用されてもよく、例えば多入力多出力(MIMO)又は同様の構成で配置されてもよい。
ダウンコンバートユニット20は、受信したRF信号をベースバンド又は中間周波数(IF)帯域等のより低い周波数帯域にダウンコンバートし、受信信号の更なる処理及び復調を容易にするように構成される。ダウンコンバートユニット20は、例えば従来技術において既知の方法に従ってダウンコンバートを実行するために1つ以上の低雑音増幅器(LNA)、フィルタ、ミキサ及び局部発振器等の少なくともいずれかを含んでもよい。この詳細な説明において以下に提示される実施形態及び例において、ダウンコンバートユニット20は、受信したRF信号をベースバンドにダウンコンバートするように構成される。
更に無線受信機回路は、ダウンコンバートされた信号をデジタル表現に変換するためのアナログ/デジタル変換ユニット40を含む。アナログ/デジタル変換ユニット40からの出力信号は、例えば受信データを復調及び回復するために、例えばデジタルベースバンド回路(DBB、不図示)において更なる処理が行われてもよい。いくつかの実施形態によると、デジタルベースバンド回路は無線受信機回路に完全に又は部分的に含まれてもよい。他の実施形態によると、デジタルベースバンド回路は無線受信機回路の外部であってもよい。
アナログ/デジタル変換ユニット40は、アナログ/デジタル変換器(ADC)50を含む。更に、アナログ/デジタル変換ユニット40はフィルタ60を含む。フィルタ60は、無線受信機回路10の受信パスにおいてADC50の入力端子に動作可能に接続される。フィルタ60が図3においてADC50の入力端子に直接接続されるように示されるが、例えば更なるフィルタ、可変利得増幅器(VGA)及びバッファ増幅器の少なくともいずれかであるがこれらに限定されない中間素子がフィルタ60とADC50との間のパスに存在してもよい。
更に、無線受信機回路10は制御ユニット70を含む。制御ユニット70は、制御データを受信するように構成される。また、制御ユニット70は、データが次の時間間隔中に無線受信機回路10に送信される際の周波数帯域を制御データに基づいて判定するように構成される。更に制御ユニット70は、前記次の時間間隔において無線受信機回路に送信された前記データを受信するためにアナログ/デジタル変換ユニット40の少なくとも1つの周波数特性を判定した周波数帯域に適応させるように構成される。これにより、特定の実施形態において明らかになるように、例えば無線受信機回路10のアナログ/デジタル変換ユニット40に対応するアナログ/デジタル変換ユニットが例えば最高データ転送速度及び最大帯域幅又はそのいずれかに対して、すなわち「最悪な場合」に対して静的に構成される無線受信機回路と比較して、電力損失が低減され易くなる。無線受信機回路10は、OFDM通信チャネルを介してデータを受信するように構成されてもよい。OFDM通信チャネルは、例えばLTE通信チャネルであってもよいが、これに限定されない。制御データは、連続したOFDMシンボルのシーケンスの1つ以上の初期OFDMシンボルに含まれてもよい。例えば上記のLTEの例において、制御ユニット70は、各サブフレームS0〜S9の第1のOFDMシンボルに含まれた制御データを受信するように構成されてもよい。制御ユニット70が制御データに基づいて判定する周波数帯域は、OFDMシンボル内の周波数帯域であってもよい。データが判定された周波数帯域で無線受信機回路10に送信される前記次の時間間隔は、前記1つ以上の初期OFDMシンボルに後続する連続したOFDMシンボルのシーケンスの1つのOFDMシンボルに対応する時間間隔であってもよい。例えば上記のLTEの例において、制御ユニット70は、無線受信機回路10が含まれる移動端末に割り当てられた1つ以上のリソースブロックの周波数帯域を判定するように構成されてもよい。前記次の時間間隔は、前記1つ以上のリソースブロックのリソース要素が含まれる特定のOFDMシンボルが移動端末に送信される時間間隔であってもよい。
例えばLTEにおいて、各サブフレームS0〜S9の各スロットのいかなる数(ゼロを含む)のリソースブロックが特定の移動端末に割り当てられてもよい。上述したように、本発明の実施形態は、リソースブロックにより範囲に含まれた周波数帯域がリソースブロックにより範囲に含まれた各OFDMシンボル時間間隔に対して同一である場合、並びにリソースブロックが種々のOFDMシンボル時間間隔に対して種々の周波数帯域を範囲に含む場合、すなわちリソースブロックの周波数の場所がOFDMシンボル間で変動する可能性がある場合の双方において適用可能であってもよい。後者の場合、特定の移動端末に割り当てられる各サブフレームS0〜S9の特定のOFDMシンボルのリソース要素(すなわち、特定の移動端末に割り当てられたリソースブロックに属するリソース要素)は、特定の移動端末に割り当てられる同一のサブフレームの別のOFDMシンボルのリソース要素とは異なる周波数帯域(例えば、帯域幅及び/又は中心周波数に関して)を占有してもよい。更にリソースブロックにより範囲に含まれた周波数帯域がリソースブロックにより範囲に含まれた各OFDMシンボル時間間隔に対して同一である場合、各サブフレームS0〜S9の第1のスロットの間に特定の移動端末に割り当てられたリソースブロックにより専有された周波数帯域は、同一のサブフレームS0〜S9の第2のスロットの間に特定の移動端末に割り当てられたリソースブロックにより占有された周波数帯域とは異なってもよい。従って、特定の移動端末に割り当てられたリソース要素の数及び特定の移動端末に割り当てられたリソース要素と関連付けられたサブキャリアの場所又はそのいずれかが、各サブフレームS0〜S9の種々のOFDMシンボルに対して異なってもよい。制御ユニット70は、制御データに基づいて複数の周波数帯域を判定するように構成されてもよい。ここで、複数の周波数帯域の各々は、データが関連付けられた周波数帯域で無線受信機回路10に送信される固有の次の時間間隔(例えば、LTEの固有のOFDMシンボル)と関連付けられる。そのような次の時間間隔毎に、制御ユニット70は、アナログ/デジタル変換ユニット40の少なくとも1つの周波数特性を対応する判定された周波数帯域に適応させるように構成されてもよい。従って、種々の時間間隔における種々の周波数帯域へのいくつかの適応は、同一の制御データに基づいて行われてもよい。
無線受信機回路がOFDM通信チャネルを介してデータを受信するように構成されるいくつかの実施形態によると、制御ユニット70は、制御データを受信するために、アナログ/デジタル変換ユニット40の少なくとも1つの周波数特性を、OFDMシンボル全体を範囲に含む周波数帯域におけるデータを受信し易くするデフォルト設定に設定するように構成される。例えばLTEにおいて、OFDMシンボルの帯域幅全体は、各サブフレームS0〜S9の第1のOFDMシンボルの間に制御データを送信するために利用されてもよい。従って、制御データを適切に受信及び復号化するために、無線受信機回路10は、各サブフレームS0〜S9の第1のOFDMシンボルに対してOFDMシンボル全体を受信できる必要があるだろう。更に制御ユニット70は、アナログ/デジタル変換ユニット40の少なくとも1つの周波数特性をデフォルト設定と比較して無線受信機回路10の低減された電力損失で判定された周波数帯域でデータを受信し易くする設定に設定することにより、アナログ/デジタル変換ユニット40の少なくとも1つの周波数特性を判定された周波数帯域に適応させるように構成されてもよい。そのような設定の例は、特定の実施形態において提示される。
制御データが含まれる第1のOFDMシンボルを受信した後、制御ユニット70は、制御データを復号化する追加の時間を必要としてもよい。従って、デフォルト設定は、制御データが復号化される前に、制御データが含まれる第1のOFDMシンボルに後続するいくつかのOFDMシンボルを受信するために使用される必要があるだろう。制御データを復号化すると、制御ユニット70は、制御データに基づいてアナログ/デジタル変換ユニット40の少なくとも1つの周波数特性を適応させられる。LTEにおいて、一般に制御ユニット70は、少なくとも各サブフレームS0〜S9の第1のスロットの終了までに制御データの復号化を完了できる。従って、一般に、制御ユニット70は少なくとも各サブフレームS0〜S9の第2のスロットの間に制御データに基づいてアナログ/デジタル変換ユニット40の少なくとも1つの周波数特性を適応させられる。
いくつかの実施形態によると、ADC50は、デルタ−シグマADC等の量子化雑音整形ADCとして実現される。制御ユニット70が判定された周波数帯域に適応させる少なくとも1つの周波数特性の1つは、量子化雑音整形ADCの雑音伝達関数(NTF)であってもよい。
図4は、本発明の一実施形態に係る2次デルタ−シグマADCを示す信号線図である。図4に示す構造は、一般に「分散型フィードバックを有する積分器のカスケード」、すなわちCIFBと呼ばれる。CIFB構造が本明細書において一例として使用されるが、他のデルタ−シグマADCトポロジが採用されてもよい。図4の信号線図は、6個の乗算要素100a〜100f、3つの追加の要素110a〜110c、2つの離散時間積分器すなわち累算器120a及び120b、並びに量子化器130を含む。図4に示す信号線図は、例えばスイッチトキャパシタ回路により実現されてもよい。
積分器120a及び120bが離散時間積分器である離散時間ループフィルタを有するデルタ−シグマADCが例において図4を参照して考慮されるが、いくつかの実施形態において、デルタ−シグマADCは、積分器120a及び120bが連続時間積分器である連続時間ループフィルタを有してもよい。
デルタ−シグマADCへのアナログ入力サンプルは、図4においてラベル「入力」で信号線図に入る。量子化器130は、追加の要素110cの出力と閾値レベルとを比較し、1ビット信号を出力する。1ビット信号は、追加の要素の出力が閾値レベル以上である場合に「1」であり、それ以外の場合に「0」である。従って、量子化器130は、追加の要素からの出力を1ビット信号に量子化する。本明細書において1ビット量子化器が一例として使用されるが、複数ビット量子化器が採用されてもよい。一般に1ビット量子化器は、相対的に大量の量子化雑音を結果として与える。しかし、因子a、a及びgを適切に選択することにより、量子化雑音は、関心信号周波数帯域において相対的に少量の量子化雑音電力が存在するように整形され、その一方で、相対的に大量の量子化雑音が前記関心信号周波数帯域外に現れる。量子化雑音のパワースペクトル密度は、デルタ−シグマADCの雑音伝達関数により判定される。雑音伝達関数は、デルタ−シグマADC及び雑音伝達関数の次数を判定する極の集合により判定される。一般に、これらの極は、潜在的な不安定性の犠牲を払って量子化雑音の帯域内レベルを制御するためにある程度積極的に設計される。極に加えて、雑音伝達関数はゼロを含んでもよく、周波数におけるそれらの位置は雑音伝達関数における極小値を規定する。ゼロの導入は、量子化雑音の全体のレベルを最小限にしないが、量子化雑音電力を再分配する。従って、1つ以上のゼロは、他の周波数範囲に対する雑音が増加するという犠牲を払って1つ又はいくつかの周波数範囲にわたり量子化雑音を最小限にするために導入される。一般に、効率的な雑音整形を容易にするために、相対的に高いオーバーサンプリング比(OSR)が使用される。デルタ−シグマADCは従来技術において既知であるため、本明細書において詳細に説明しない。
以下において、制御ユニット70がデルタ−シグマADCの雑音伝達関数を適応させる方法を示すために、図4の信号線図を参照していくつかの例を提示する。例において、以下のパラメータ値が図4の乗算要素100a〜100eに対して使用される。すなわち、a1 = 1;a2 = 2;b1 = 1;及びb2 = b3 = 0である。
図4の乗算要素100fのパラメータg1は、以下の式に従ってゼロの周波数位置を制御するために選択されてもよい。
fz = (√g1/2π)fs
式中、fはゼロの周波数位置であり、fはデルタ−シグマADCのサンプリング周波数を示す。図5aにおいて、雑音伝達関数の振幅関数がg1の種々の値に対してグラフ化される。g1 = 0.0064に対する振幅関数は150aでラベル付けされ、g1 = 0.0128に対する振幅関数は150bでラベル付けされ、g1 = 0.0256に対する振幅関数は150cでラベル付けされる。ゼロの位置が低いほど低周波数の雑音伝達関数の振幅は低いことが図5aのグラフから明らかである。無線受信機回路10に送信された信号が通信チャネルの最大信号帯域幅を利用しない場合、制御ユニット70は実際に使用された周波数帯域における量子化雑音量を低減するようにゼロの位置を制御してもよい。この信号帯域における量子化雑音の低減により、無線受信機回路10において電力損失を低減し易くできる。例えばデルタ−シグマADCの信号電流が低下されてもよい。信号電流が低下された時に電圧振幅を維持するために、デルタ−シグマADCのアナログ回路網におけるインピーダンスレベルが増加されてもよい。その結果、デルタ−シグマADC(例えば、積分器、増幅器、フィードバックデジタル/アナログ変換器(DAC)等)の種々の回路網により消費される直流電流を低減し易くなる。電圧振幅が上述したように低下された信号電流を補償することにより一定に保持されると仮定すると、熱雑音によるSNRはデルタ−シグマADCの電流消費にほぼ比例する。限定しない例として、熱雑音電力が量子化雑音電力の低減により2倍になってもよい場合、電流消費(及び従って電流損失)は半分になる。また、ある程度の量子化雑音電力の低下がデルタ−シグマADCのサンプリング周波数を低減するために更に又は代わりに利用されてもよく、それにより動的な電力損失の低減が容易になる。従って、デルタ−シグマADCの雑音伝達関数を適切に適応させることにより、電力損失の低減は無線受信機回路10において容易になる。信号帯域内の量子化雑音電力の低減は、例えば達成可能なデータ転送速度に関して性能を向上するために利用されてもよい。電力損失の低減と性能の向上との間で妥協がされてもよい。すなわち、信号帯域内の量子化雑音の低減は、電力損失を部分的に低減するため及び性能を部分的に向上するために利用されてもよい。妥協は、例えば現在使用中のサービスのビットレートに関する要求に基づいてもよい。より低いビットレートが要求される場合、量子化雑音電力の低減は、より高いビットレートが要求される場合より大きく電力損失を低減するために利用される。
乗算要素100a〜100eに対して図5aの例と同一のパラメータ値を利用するLTEにおける信号受信に関連する特定の一例を図5bを参照して以下に提示する。この例において、20MHzのRFチャネル帯域幅が使用される。ダウンリンクのOFDMシンボルのベースバンド信号帯域幅全体は9MHzであり、1つのリソースブロックにより割り当てられた帯域幅は180kHzである。この例において、デルタ−シグマADCのサンプリング周波数fは、312MHzに設定される。サブフレームの第1のOFDMシンボル、すなわち制御データを含むOFDMシンボルの場合、9MHzの信号帯域幅にわたる合計の量子化雑音電力を最小限にするために雑音伝達関数のゼロが設定される。この例において、これは、ゼロの周波数を5.62MHzに設定することにより達成される。このゼロの位置付けに対する雑音伝達関数の振幅関数を160aでラベル付けして図5bに示す。この帯域幅内の量子化雑音電力は、最大0.5fに積分された全体の量子化雑音に対して−60dBになる。この例において、制御データは、無線受信機回路10が含まれる移動端末に対して単一のリソースブロックが割り当てられることを示す。割り当てられたリソースブロックの中心周波数は2MHzである。割り当てられたリソースブロックを受信し易くするために、制御ユニット70は、雑音伝達関数のゼロの周波数を2MHzに設定することによりデルタ−シグマADCの雑音伝達関数を適応させる。このゼロの位置付けに対する雑音伝達関数の結果として得られる振幅関数を160bでラベル付けして図5bにグラフ化する。雑音伝達関数の傾斜が割り当てられたリソースブロックの中心周波数2MHz周辺に現れることが観察される。2MHzを中心とした180kHzの広周波数帯域内の量子化雑音電力は、最大0.5fまで積分された総量子化雑音に対して−118dBである。この180kHzの広周波数帯域にわたる平均化されたパワースペクトル密度(PSD)は約−171dB/Hzである。これは、ゼロの周波数の場所が5.62MHzに設定される配置と比較される。この配置の場合、9MHzの信号帯域幅全体にわたる平均化されたパワースペクトル密度は約−130dB/Hzである。従って、単一の割り当てられたリソースブロックの場合、9MHz信号帯域幅全体にわたる総量子化雑音を最小限にするのではなく、リソースブロックの周波数帯域の中心に雑音伝達関数のゼロを位置付けることにより量子化雑音密度を40dB程度低減する可能性がある。しかし、例えば熱雑音である量子化以外の雑音源は、達成可能な全体の改善を40dB未満に制限する可能性がある。しかし、多くの例において、少なくとも10〜15dBの改善が予想するのに適切である。
上記例により示すように、制御ユニット70は、雑音伝達関数のゼロが判定された周波数帯域の中心に実質的に現れるように、デルタ−シグマADCの雑音伝達関数を、判定された周波数帯域に適応させるように構成されてもよい。これは、例えば判定された周波数帯域が相対的に狭く且つゼロの周波数の周辺に現れる雑音伝達関数の「傾斜」内に広く適合する場合に有用であってもよい。
制御ユニット70は、判定された周波数帯域にわたる量子化雑音の総量が最小限にされるか又は実質的に最小限にされるように、デルタ−シグマADCの雑音伝達関数を、判定された周波数帯域に適応させるように構成されてもよい。上述したように、判定された周波数帯域が相対的に狭い場合、このことは、雑音伝達関数のゼロを、判定された周波数帯域の中心に実質的に位置付けることにより達成されてもよい。しかし、より広い周波数帯域の場合、判定された周波数帯域の中心にゼロを実質的に位置付けることは次善の解決策だろう。
デルタ−シグマADCに対する適切なパラメータ設定は、ルックアップテーブル(LUT、不図示)に格納されてもよい。LUTは、例えば判定された周波数帯域の帯域幅及び中心周波数、あるいは判定された周波数帯域を示すか又は判定された周波数帯域から導出された他のパラメータによりアドレス指定されてもよい。制御ユニット70は、LUTから適切なパラメータ設定を検索し且つ検索されたパラメータ値を利用してデルタ−シグマADCの雑音伝達関数を適応させるように構成されてもよい。LUTに格納される適切なパラメータ値は、例えばコンピュータシミュレーションにより判定されてもよい。
いくつかの実施形態によると、制御ユニット70が判定された周波数帯域に適応させるアナログ/デジタル変換ユニット40の少なくとも1つの周波数特性の1つは、フィルタ60の周波数応答である。例えば制御ユニット70は、フィルタ60の帯域幅を判定された周波数帯域に適応させるように構成されてもよい。例えば9MHzのベースバンド信号帯域幅全体を使用する(すなわち、ベースバンドのOFDMシンボルの帯域幅全体が9MHzである)LTEの例を考慮する。デフォルト設定において、フィルタ60は、第1のOFDMシンボルに含まれた制御データを受信し易くするために9MHzの帯域幅を有するように設定されてもよい。次の時間間隔中に無線受信機回路10に送信されるデータが最大9MHzまでの全ての周波数を利用しないことを制御データが示す場合、フィルタ60の帯域幅はデフォルト設定と比較して縮小されてもよい。フィルタ帯域幅を縮小することにより、フィルタにおける電力損失が低減されてもよい。例えばフィルタ60がGm−Cフィルタとして実現される場合、フィルタ60の帯域幅は、フィルタ60の1つ以上のトランスコンダクタの相互コンダクタンス(g)を減少することにより縮小される。トランスコンダクタのgは、一般にトランスコンダクタの直流バイアス電流を低減することにより減少されてもよく、それにより電力損失が低減されてもよい。制御ユニット70は、フィルタ60のフィルタ次数を判定された周波数帯域に適応させるように更に構成されてもよい。例えば上記のLTEの例を参照すると、次の時間間隔中に無線受信機回路10に送信されるデータが最大9MHzまでの全ての周波数を利用しないことを制御データが示す場合、図6及び図7a〜図7cを参照して説明するように、フィルタ60の次数はデフォルト設定と比較して減少されてもよい。フィルタ次数の減少により、フィルタ60の1つ以上の有効な要素(例えば、動作可能な増幅器、動作可能な相互コンダクタンス増幅器及びトランスコンダクタ、または少なくともそのいずれか)が無効にされるか又は電源を切られてもよく、これにより電力損失がデフォルト設定と比較して低減されてもよい。
図6は、本発明の一実施形態に係るフィルタ60を示すブロック図である。本実施形態によると、フィルタ60は、カスケード接続された多数のローパス(LP)フィルタセクション200a〜200dを含む。各LPフィルタセクション200a〜200dはどんなフィルタ次数を有してもよい。しかし、図6を参照して以下に説明する例において、LPフィルタセクション200b〜200dは2次フィルタセクション(例えば、双2次フィルタセクション)であり、LPフィルタセクション200aが1次フィルタセクションであると仮定する。LPフィルタセクション200aは、例えばパッシブRCリンクとして実現されてもよく、これにより相対的に少量の電力(例えば、アクティブ1次フィルタセクションと比較して)を損失する。LPフィルタセクション200b〜200dの各々は、アクティブフィルタセクションとして、例えばGm−C又はアクティブRCフィルタセクションとして実現されてもよい。
更に、図6の実施形態によると、フィルタ60は、多数のセレクタデバイス又はスイッチ210a〜210cを含む。セレクタデバイス210aを閉じ且つセレクタデバイス210b及び210cを開いておくことにより、制御ユニット60はフィルタ60の出力信号としてフィルタセクション200bの出力信号を選択してもよく、これにより3次フィルタが得られる。更にセレクタデバイス210bを閉じ且つセレクタデバイス210a及び210cを開いておくことにより、制御ユニット60はフィルタ60の出力信号としてフィルタセクション200cの出力信号を選択してもよく、これにより5次フィルタが得られる。また、セレクタデバイス210cを閉じ且つセレクタデバイス210a及び210bを開いておくことにより制御ユニット60はフィルタ60の出力信号としてフィルタセクション200dの出力信号を選択してもよく、これにより7次フィルタが得られる。セレクタデバイス210a〜210cによりフィルタ次数を選択することに加えて、制御ユニット70は、例えば個々の極及びゼロの場所又はそのいずれかに関してLPフィルタセクション200a〜200dのうちの1つ以上の周波数応答を制御するように構成されてもよい。LPフィルタセクション200a〜200dは、例えばパッシブ構成要素を含んでもよく、制御ユニット70から制御可能である値を有する。例えば制御可能なキャパシタンス値を有するキャパシタは、複数のキャパシタにより実現されてもよく、それらは制御ユニット70から制御可能なスイッチにより選択的に並列に接続される。従って、フィルタ60の次数だけでなくフィルタ60の個々の極及びゼロの場所又はそのいずれかも制御ユニット60から制御可能であり、フィルタに関する種々の要求に対してフィルタ60を適応させ易くする。フィルタセクションの1つ以上のパッシブ構成要素のパラメータを制御することに基づいてフィルタセクションの応答を調整することは従来技術において既知であるため、本明細書において更に詳細に説明しない。
図7a〜図7cは、例示するために使用される例に従って図6のフィルタの種々の配置に対する振幅応答を示す。図7a〜図7cにおいて、図7a〜図7cの全てに対して同一である選択的マスク300を示す。選択的マスク300は、フィルタ60の最小減衰量に関する要求を示し、これは隣接する周波数チャネルにおいて信号を適切に減衰するために選択される。図7a〜図7cに示した例に対する選択的マスク300は、18MHzの無線周波数(RF)信号帯域幅及び9MHzの対応するベースバンド信号帯域幅(すなわち、ベースバンドにおけるOFDMシンボル全体の帯域幅)を有するLTEシステムに適切であるように選択された。
図7aは、9MHzの信号帯域幅全体が使用される例を示す。ボックス310aは、可能な最大減衰量を示す。例えば、通過帯域(すなわち、0〜9MHzの周波数範囲)内の可能な最大減衰量は2.5dBに設定された。フィルタに関する要求を満たすために、フィルタ60の振幅応答は、ボックス310aと選択的マスク300との間であるべきである。この例に対するフィルタに関する要求は7次チェビシェフI型フィルタにより満たされると判断された。実際には、6次チェビシェフI型フィルタで十分である。しかし、図6に示したフィルタ60の実施形態が3次、5次又は7次フィルタとして構成されるため、7次フィルタが選択される。上述したように、LPフィルタセクション200aがパッシブRCリンクにより実現される場合、1次LPフィルタセクション200aの追加が電力損失に関して相対的に低コストで行われる。従って、6次フィルタの代わりに7次フィルタを選択する追加のコストは一般に僅かである。これらのフィルタに関する要求を満たす7次チェビシェフI型フィルタの振幅応答を320aでラベル付けし、図7aでグラフ化する。フィルタ60によりこの振幅応答を実現するため、制御ユニット70は、7次フィルタを得るためにセレクタデバイス210cを閉じ且つセレクタデバイス210a及び210bを開いておく。更に、制御ユニット70は、所望の周波数応答が得られるように、フィルタ60の個々の極及びゼロの場所又はそのいずれかを制御する。図7aに示したフィルタ60の周波数応答は、フィルタ60のデフォルト設定の周波数応答であってもよい。
図7bは、9MHzの信号帯域幅全体の90%(すなわち、8.1MHzの帯域幅)のみが使用される例を示す。ボックス310bは、可能な最大減衰量を示す。図7aに示す例に関しては、通過帯域(すなわち、0〜8.1MHzの周波数範囲)内の可能な最大減衰量は2.5dBに設定された。フィルタに関する要求を満たすために、フィルタ60の振幅応答は、ボックス310bと選択的マスク300との間であるべきである。この例に対するフィルタに関する要求は5次チェビシェフI型フィルタにより満たされると判断された。これらのフィルタに関する要求を満たす5次チェビシェフI型フィルタの振幅応答を320bでラベル付けし、図7bでグラフ化する。フィルタ60によりこの振幅応答を実現するため、制御ユニット70は、5次フィルタを得るためにセレクタデバイス210bを閉じ且つセレクタデバイス210a及び210cを開いておく。更に制御ユニット70は、所望の周波数応答が得られるように、フィルタ60の個々の極及びゼロの場所又はそのいずれかを制御する。LPフィルタセクション200dからの出力信号がこの配置において使用されないため、LPフィルタセクション200dは無効にされるか又は電源が切られる。1次近似としてLPフィルタセクション200b〜200dの各々がフィルタ60の電力損失全体の約1/3?33%に寄与すると仮定すると、フィルタ60の周波数応答を判定された周波数帯域に適応させることにより、図7aに示す例と比較してフィルタ60における電力損失は約33%低減される。実際には、フィルタ60における達成可能な電力損失の低減は33%未満である可能性がある。例えば、LPフィルタセクション200b〜200d以外のフィルタ60の構成要素は、フィルタ60の電力損失全体の重要な部分に寄与してもよく、これにより、フィルタ60の電力損失全体に対するフィルタセクション200dの寄与は33%未満になる。更に、LPフィルタセクション200dの電源を再度投入する時に起こる遷移が大きすぎるために信号を劣化させる可能性があるため、LPフィルタセクション200dの電源を完全に切ることは不可能である可能性がある。従って、LPフィルタセクション200dは低電力モードに設定される必要がある。低電力モードにおいて、LPフィルタセクション200dの有効な要素は、LPフィルタセクション200dの電源が再度投入された時に有害な遷移を回避するために小さいがゼロではない待機電流を消費する。
図7cは、9MHzの信号帯域幅全体の50%(すなわち、4.5MHzの帯域幅)のみが使用される例を示す。ボックス310cは、可能な最大減衰量を示す。図7a及び図7bに示す例に関しては、通過帯域(すなわち、0〜4.5MHzの周波数範囲)内の可能な最大減衰量は2.5dBに設定された。フィルタに関する要求を満たすために、フィルタ60の振幅応答は、ボックス310cと選択的マスク300との間であるべきである。この例に対するフィルタに関する要求は3次チェビシェフI型フィルタにより満たされると判断された。これらのフィルタに関する要求を満たす3次チェビシェフI型フィルタの振幅応答を320cでラベル付けし、図7cでグラフ化する。フィルタ60によりこの振幅応答を実現するため、制御ユニット70は、3次フィルタを得るためにセレクタデバイス210aを閉じ且つセレクタデバイス210b及び210cを開いておく。更に制御ユニット70は、所望の周波数応答が得られるように、フィルタ60の個々の極及びゼロの場所又はそのいずれかを制御する。LPフィルタセクション200c及び200dからの出力信号がこの配置において使用されないため、LPフィルタセクション200c及び200dは無効にされるか又は電源が切られる。ここでも、1次近似としてLPフィルタセクション200b〜200dの各々がフィルタ60の電力損失全体の約1/3?33%に寄与すると仮定すると、フィルタ60の周波数応答を判定された周波数帯域に適応させることにより、図7aに示す例と比較してフィルタ60における電力損失は約2/3?67%低減される。実際には、例えば図7bにおいて説明した理由のために、フィルタ60における達成可能な電力損失の低減は67%未満である可能性がある。
フィルタ60に対する適切なパラメータ設定は、ルックアップテーブル(LUT、不図示)に格納されてもよい。LUTは、例えば判定された周波数帯域の最大周波数である判定された周波数帯域を示すか又は判定された周波数帯域から導出された1つ以上のパラメータ、あるいは例えば判定された周波数帯域の帯域幅及び中心周波数であるがそれらに限定されない判定された周波数帯域の最大周波数を導出する際に使用するパラメータによりアドレス指定されてもよい。制御ユニット70は、LUTから適切なパラメータ設定を検索し且つ検索されたパラメータ値を利用してフィルタ60の周波数応答を適応させるように構成されてもよい。LUTに格納される適切なパラメータ値は、例えばコンピュータシミュレーションにより判定されてもよい。いくつかの実施形態において、同一のLUTは、デルタ−シグマADCの雑音伝達関数及びフィルタ60の周波数応答に対する適切なパラメータ設定を格納するために使用される。
デルタ−シグマADCの雑音伝達関数及びフィルタ60の周波数応答等のアナログ/デジタル変換ユニット40の周波数特性又はそのいずれかを適応させるためにアナログ/デジタル変換ユニット40の設定が変更される場合、信号遷移が起こる可能性がある。そのような信号遷移は、信号品質を低下させるだろう。OFDMシステムにおいて、シンボル間干渉を低減するために、サイクリックプレフィックスが各OFDMシンボルに追加される。例えば、OFDMシンボルの終了部分(時間領域における)の一部は、複製され且つOFDMシンボルの開始部分に挿入されてもよい。従って、ガードインターバルはOFDMシンボル間で得られ、それにより、例えばマルチパス信号伝播に起因する連続したOFDMシンボル間の干渉が低減される。いくつかの実施形態によると、アナログ/デジタル変換ユニット40の設定に対する変更は、OFDMシンボルのサイクリックプレフィックスの間等のガードインターバルの間に適用される。これにより、変更された設定により起こる遷移はフェードアウトし、受信信号の品質を著しく低下させることはなくなる。
本発明のいくつかの実施形態によると、無線受信機回路10(図3)を動作させる方法が提供される。方法は、例えば制御ユニット70(図3)により実行されてもよい。図8は、方法の一実施形態を示すフローチャートである。ステップ510において、制御データが受信される。更にステップ520において、データが次の時間間隔中に無線受信機回路10に送信される際の周波数帯域は制御データに基づいて判定される。更にステップ530において、アナログ/デジタル変換ユニット40の少なくとも1つの周波数特性は、前記次の時間間隔において無線受信機回路に送信された前記データを受信するために判定された周波数帯域に適応される。
上述したように、無線受信機回路10は、例えばLTE通信チャネルであるがそれに限定されないOFDM通信チャネルを介してデータを受信するように構成されてもよい。制御データは、連続したOFDMシンボルのシーケンスの1つ以上の初期OFDMシンボルに含まれてもよい。次の時間間隔は、前記1つ以上の初期OFDMシンボルに後続する連続したOFDMシンボルのシーケンスの1つのOFDMシンボルに対応する時間間隔であってもよい。データが無線受信機回路10に送信される際の周波数帯域は、OFDMシンボル内の周波数帯域であってもよい。そのようなOFDMの例において、制御データを受信するステップ510は、アナログ/デジタル変換ユニット40の少なくとも1つの周波数特性をOFDMシンボル全体を範囲に含む周波数帯域でデータを受信し易くするデフォルト設定に設定することを含んでもよい。更に、アナログ/デジタル変換ユニット40の少なくとも1つの周波数特性を適応させるステップ530は、少なくとも1つの周波数特性をデフォルト設定と比較して無線受信機回路10の低減された電力損失で判定された周波数帯域でデータを受信し易くする設定に設定することを含んでもよい。
図9は、例えばLTEにおいて採用されてもよい方法の一実施形態を示すフローチャートである。方法はステップ600で開始される。ステップ610において、アナログ/デジタル変換ユニット40は、デフォルト設定に設定される。デフォルト設定は、OFDMシンボル全体を範囲に含む周波数帯域でデータを受信し易くする。ステップ620において、新しい各サブフレームS0〜S9の受信が開始される。ステップ630において、各サブフレームS0〜S9の第1のOFDMシンボルに含まれた制御データが復号化される。ステップ640において、無線受信機回路10が含まれる移動端末に割り当てられるリソースブロックは、制御データから判定される。これにより、各サブフレームS0〜S9のOFDMシンボルにおいてデータが無線受信機回路10に送信される際の周波数帯域が判定される。ステップ650において、アナログ/デジタル変換ユニット40の少なくとも1つの周波数特性は、後続するOFDMシンボルにおいてデータが無線受信機回路10に送信される際の周波数帯域に適応される。上述したように、例えばサイクリックプレフィックスの間に適応が行われてもよい。ステップ660において、サブフレームの終了部分に到達し且つ新しいサブフレームが受信されるかがチェックされる。ステップ660における回答がyesである場合、ステップ610に戻り、後続のサブフレームの制御データを受信し易くするために、アナログ/デジタル変換ユニット40はデフォルト設定に設定される。ステップ660における回答がnoである場合、ステップ650に戻り、アナログ/デジタル変換ユニット40の少なくとも1つの周波数特性は、例えば前記後続するOFDMシンボルのサイクリックプレフィックスの間に後続するOFDMシンボルに対して適応される。ステップ650で前記後続するOFDMシンボルに対して少なくとも1つの周波数応答を適応させることは、例えば、データが以前と同一の周波数帯域で移動端末に送信される場合にアナログ/デジタル変換ユニット40のパラメータ設定を変更しないことを含んでもよい。従って、アナログ/デジタル変換ユニット40のパラメータ設定は、必ずしもステップ650が実行される度に変更される必要はない。例えば2つ以上の連続したOFDMシンボルに対して移動端末へのデータ送信に同一のサブキャリアが使用される場合、前記2つ以上の連続したOFDMシンボルの間、同一のパラメータ設定が使用されてもよい。
上述したように、ADC50は、例えばデルタ−シグマADCである量子化雑音整形ADCとして実現されてもよい。ステップ530(図8)及びステップ650(図9)は、例えば図4、図5a及び図5bにおいて説明したように、量子化雑音整形ADCの雑音伝達関数を判定された周波数帯域に適応させることを含んでもよい。
更に又はその代わりに、ステップ530(図8)及びステップ650(図9)は、例えば図6及び図7a〜図7cにおいて説明したように、フィルタ60の周波数応答を判定された周波数帯域に適応させることを含んでもよい。
制御ユニット70又はその一部は、デジタルベースバンド回路DBB(不図示)に含まれてもよい。あるいは、制御ユニット70は、デジタルベースバンド回路とは別個のユニットであってもよい。制御ユニット70又はその一部は、専用の特定用途向けハードウェアユニットとして実現されてもよい。あるいは又はそれに加えて、制御ユニット70又はその一部は、制御ユニット70の機能を実行するようにプログラムされたか且つ構成された、又はそのいずれかである1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ又はフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等の1つ以上のプログラマブルハードウェアユニットにより実現されてもよい。従って、本発明の実施形態は、本明細書で説明した方法及び機能の実現を可能にするコンピュータプログラムに埋め込まれてもよい。本発明の前記実施形態は、コンピュータプログラムがコンピュータ機能を有するシステムにロードされ且つ実行された時に実行されてもよい。本発明において、コンピュータプログラム、ソフトウェアプログラム、プログラム製品又はソフトウェアは、処理機能を有するシステムに特定の機能を直接実行させるか、あるいは別の言語、コード又は表記法への変換後に実行させることを意図した命令の集合のあらゆるプログラミング言語、コード又は表記法でのあらゆる表現を示す。
無線受信機回路10が通信チャネルの現在の利用に対して動的に適応され(例えば、信号帯域幅及びビットレート又はそのいずれかに関して)、それにより電力損失が低減され易くなることは、本発明の実施形態の利点である。
特定の実施形態を参照して本発明を説明した。しかし、本発明の範囲内で上述以外の実施形態も可能である。ハードウェア又はソフトウェアにより方法を実行する上述とは異なる方法ステップが本発明の範囲内で提供されてもよい。本発明の種々の特徴及びステップは、上述以外の組合せで組み合わされてもよい。本発明の範囲は、添付の請求の範囲によってのみ限定される。

Claims (22)

  1. 無線受信機回路(10)を動作させる方法であり、前記無線受信機回路(10)がアナログ/デジタル変換器(50)及び前記無線受信機回路(10)の受信パスにおいて前記アナログ/デジタル変換器(50)の入力端子に動作可能に接続されたフィルタ(60)を含むアナログ/デジタル変換ユニット(40)を備える方法であって、
    制御データを受信するステップと、
    次の時間間隔中にデータが前記無線受信機回路(10)に送信される際の周波数帯域を前記制御データに基づいて判定するステップと、
    前記次の時間間隔において送信された前記データを受信するために、前記アナログ/デジタル変換ユニット(40)の少なくとも1つの周波数特性を前記判定された周波数帯域に適応させるステップと
    を有することを特徴とする方法。
  2. 前記無線受信機回路(10)は、直交周波数分割多重(OFDM)通信チャネルを介してデータを受信するように構成され、前記制御データは連続したOFDMシンボルのシーケンスの1つ以上の初期OFDMシンボルに含まれ、前記次の時間間隔は前記1つ以上の初期OFDMシンボルに後続する前記連続したOFDMシンボルのシーケンスの前記OFDMシンボルのうちの1つに対応する時間間隔であり、データが前記無線受信機回路(10)に送信される際の前記周波数帯域は前記OFDMシンボル内の周波数帯域であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記制御データを受信するステップは、
    前記アナログ/デジタル変換ユニット(40)の前記少なくとも1つの周波数特性を、OFDMシンボル全体を範囲に含む周波数帯域でデータを受信し易くするデフォルト設定に設定するステップを含み、
    前記アナログ/デジタル変換(40)の前記少なくとも1つの周波数特性を前記判定された周波数帯域に適応させるステップは、
    前記アナログ/デジタル変換ユニット(40)の前記少なくとも1つの周波数特性を、前記デフォルト設定と比較して前記無線受信機回路(10)の低減された電力損失で前記判定された周波数帯域でデータを受信し易くする設定に設定するステップを含むことを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 前記アナログ/デジタル変換器(50)は量子化雑音整形アナログ/デジタル変換器であり、前記アナログ/デジタル変換ユニット(40)の少なくとも1つの周波数特性を前記判定された周波数帯域に適応させるステップは、前記量子化雑音整形アナログ/デジタル変換器の雑音伝達関数を前記判定された周波数帯域に適応させるステップを含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記量子化雑音整形アナログ/デジタル変換器の前記雑音伝達関数を前記判定された周波数帯域に適応させるステップは、前記雑音伝達関数のゼロが実質的に前記判定された周波数帯域の中心に現れるように前記雑音伝達関数を適応させるステップを含むことを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 前記量子化雑音整形アナログ/デジタル変換器の前記雑音伝達関数を前記判定された周波数帯域に適応させるステップは、前記判定された周波数帯域にわたる量子化雑音の総量が実質的に最小限にされるように前記雑音伝達関数を適応させるステップを含むことを特徴とする請求項4又は5記載の方法。
  7. 前記アナログ/デジタル変換ユニット(40)の少なくとも1つの周波数特性を前記判定された周波数帯域に適応させるステップは、前記フィルタ(60)の周波数応答を前記判定された周波数帯域に適応させるステップを含むことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記フィルタ(60)の前記周波数応答を前記判定された周波数帯域に適応させるステップは、前記フィルタ(60)の帯域幅を前記判定された周波数帯域に適応させるステップを含むことを特徴とする請求項7記載の方法。
  9. 前記フィルタ(60)の前記周波数応答を前記判定された周波数帯域に適応させるステップは、前記フィルタのフィルタ次数を前記判定された周波数帯域に適応させるステップを含むことを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. コンピュータ機能を有する電子デバイスにより実行されるときに請求項1から9のいずれか1項に記載の方法を実行するコンピュータプログラムコード手段を含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
  11. コンピュータ機能を有する電子デバイスにより実行されるときに請求項1から9のいずれか1項に記載の方法を実行するコンピュータプログラムコード手段を含むコンピュータプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
  12. 無線受信機回路(10)であって、
    アナログ/デジタル変換器(50)と、
    前記無線受信機回路の受信パスにおいて前記アナログ/デジタル変換器(50)の入力端子に動作可能に接続されたフィルタ(60)とを含むアナログ/デジタル変換ユニット(40)と、
    制御データを受信し、次の時間間隔中にデータが前記無線受信機回路(10)に送信される際の周波数帯域を前記制御データに基づいて判定し、前記次の時間間隔において送信された前記データを受信するために、前記アナログ/デジタル変換ユニット(40)の少なくとも1つの周波数特性を前記判定された周波数帯域に適応させるように構成された制御ユニット(70)と
    を備えたことを特徴とする無線受信機回路(10)。
  13. 前記無線受信機回路(10)は直交周波数分割多重(OFDM)通信チャネルを介してデータを受信するように構成され、前記制御データは連続したOFDMシンボルのシーケンスの1つ以上の初期OFDMシンボルに含まれ、前記次の時間間隔は前記1つ以上の初期OFDMシンボルに後続する前記連続したOFDMシンボルのシーケンスの前記OFDMシンボルのうちの1つに対応する時間間隔であり、データが前記無線受信機回路(10)に送信される際の前記周波数帯域は前記OFDMシンボル内の周波数帯域であることを特徴とする請求項12記載の無線受信機回路(10)。
  14. 前記制御ユニット(70)は、
    前記制御データを受信するために前記アナログ/デジタル変換ユニット(40)の前記少なくとも1つの周波数特性を、OFDMシンボル全体を範囲に含む周波数帯域でデータを受信し易くするデフォルト設定に設定し、
    前記アナログ/デジタル変換ユニット(40)の前記少なくとも1つの周波数特性を、前記デフォルト設定と比較して前記無線受信機回路(10)の低減された電力損失で前記判定された周波数帯域でデータを受信し易くする設定に設定することにより、前記アナログ/デジタル変換(40)の前記少なくとも1つの周波数特性を前記判定された周波数帯域に適応させるように構成されることを特徴とする請求項13記載の無線受信機回路(10)。
  15. 前記アナログ/デジタル変換器(50)は量子化雑音整形アナログ/デジタル変換器であり、前記アナログ/デジタル変換ユニット(40)の前記少なくとも1つの周波数特性の1つは前記量子化雑音整形アナログ/デジタル変換器の雑音伝達関数であることを特徴とする請求項12から14のいずれか1項に記載の無線受信機回路(10)。
  16. 前記制御ユニット(70)は、前記雑音伝達関数のゼロが実質的に前記判定された周波数帯域の中心に現れるように前記量子化雑音整形ADCの前記雑音伝達関数を前記判定された周波数帯域に適応させるように構成されることを特徴とする請求項15記載の無線受信機回路(10)。
  17. 前記制御ユニット(70)は、前記判定された周波数帯域にわたる量子化雑音の総量が実質的に最小限にされるように、前記量子化雑音整形アナログ/デジタル変換器の前記雑音伝達関数を前記判定された周波数帯域に適応させるように構成されることを特徴とする請求項15又は16記載の無線受信機回路(10)。
  18. 前記アナログ/デジタル変換ユニット(40)の前記少なくとも1つの周波数特性の1つは、前記フィルタ(60)の周波数応答であることを特徴とする請求項12から17のいずれか1項に記載の無線受信機回路(10)。
  19. 前記制御ユニット(70)は、前記フィルタ(60)の帯域幅を前記判定された周波数帯域に適応させるように構成されることを特徴とする請求項18記載の無線受信機回路(10)。
  20. 前記制御ユニット(70)は、前記フィルタ(60)のフィルタ次数を前記判定された周波数帯域に適応させるように構成されることを特徴とする請求項19記載の無線受信機回路(10)。
  21. 請求項12から20のいずれか1項に記載の無線受信機回路(10)を備えたことを特徴とする電子装置(1)。
  22. 前記電子装置は、携帯無線通信機器、移動無線端末、移動電話、通信機、電子オーガナイザ、スマートフォン又はコンピュータであることを特徴とする請求項21記載の電子装置(1)。
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