JP2011522660A - ミルク泡立て装置及びミルク泡立て装置の洗浄方法 - Google Patents

ミルク泡立て装置及びミルク泡立て装置の洗浄方法 Download PDF

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Abstract

装置(1)は、ミルクを取り込むための吸入ダクト(11)と、洗浄流体を取り込むための吸入ダクト(16)と、両方の吸入ダクト(11,16)が合流する中央ダクト(13)と、中央ダクト(13)内に配置されるポンプ(31)とを含む。装置(1)を洗浄することは、中央ダクト(16)及びミルク吸入ダクト(11)の両方を洗浄流体で充填することを含む。具体的には、装置(1)は、洗浄流体吸入ダクト内に配置されるポンプ(32)も含み、中央ダクト(13)を洗浄流体で充填することは、両方のポンプ(31,32)を動作すると同時に、ミルク吸入ダクトを遮断することによって達成され、ミルク吸入ダクト(11)を洗浄流体で充填することは、ミルク吸入ダクトを動作し、且つ、洗浄流体吸入ダクト内に配置されるポンプ(32)のみを動作することによって達成される。

Description

本発明は、ミルクを泡立てるために使用されるのに適した装置を洗浄するための方法に関し、その装置は、ミルクを取り入れるための吸入ダクトと、洗浄流体を取り込むための吸入ダクトと、ミルク吸入ダクト及び洗浄流体吸入ダクトの両方が合流する中央ダクトとを有するダクト系を含み、その装置は、中央ダクト内に配置されるポンプを更に含み、中央ダクトは、洗浄流体で充填される。
本発明は、ミルクを泡立てるのに適した装置にも関し、その装置は、ミルクを取り込むための吸入ダクトと、洗浄流体を取り込むための吸入ダクトと、ミルク吸入ダクト及び洗浄流体吸入ダクトの両方が合流する中央ダクトとを有するダクト系を含み、その装置は、更に、ミルク吸入ダクトを遮断するための位置及び流体の流れが通るのを許容する位置とを取り得る流れ制御手段と、中央ダクト内に配置されるポンプとを含む。
ミルクの泡立ては、蒸気を使用せずにミルクを空気と混合することによるミルクを泡立てるプロセスとして理解されるべきである。そのようなプロセスは従来的であり、そのようなプロセスを行うための装置が開発されているが、ミルク泡を放出するために使用されるのに適し且つ市場で現在入手可能な装置の殆どは、蒸気を使用するよう構成されている。そのような装置において、蒸気はミルクをカートリッジ又はジャグのような容器から汲み出し、ミルクを加熱し、空気を汲み出し、得られるミルク泡を装置の出口に汲み出すために使用される。しかしながら、ミルク泡を作製するために蒸気を使用することは、以下に説明されるような不利点を有する。
第1の不利点は、蒸気が使用されるとき、ミルクは常に加熱されることである。従って、冷たいミルク泡を有することが望ましい状況では、泡立てプロセスが行われた後、泡は冷却される必要がある。第2の不利点は、一般的に、蒸気供給は比較的制御が難しいことである。第3の不利点は、蒸気を生成するための装置が時折脱炭される必要があることである。第4の不利点は、使用者に損傷を引き起こし得るのは高温流体であるという事実に基づき、蒸気の使用が危険であることである。第5の不利点は、蒸気の使用が比較的洗浄が難しい構造を含むことである。ミルクを取り扱うための装置の洗浄は極めて重要であることは周知の事実である。何故ならば、ミルク残留物は悪くなり、装置の将来的な適用において作製されるべきミルク泡を損なう。
泡立ての使用は、蒸気を使用することに関連する問題を克服する。しかしながら、ミルクを泡立てるのに適した従来的な装置は、多大な洗浄努力を要求する。
ミルク泡立て装置は、US2005−0233043から既知である。具体的には、装置は、それらは容器から冷たいミルクを吸入するために使用されるのに適した吸入ライン及びポンプと、ミルクを加熱するための連続流ヒータとを含み、吸入ラインは、ミルクフォーム又は温かいミルク飲料をカップのような他の容器に送るための排出ラインに接続される。更に、既知の装置は、吸入ラインに開放する空気供給ラインを含み、空気供給ラインは、ミルクフォームを有するのが望まれるときに、空気を供給するために働く。
ミルクフォーム又は高温ミルク飲料を製造するプロセスの後、連続流ヒータ及びヒータに出入りするラインを洗浄する目的のために、洗浄流体は、弁及びラインを介して源から吸入ラインに導入され、ポンプを用いて排出ラインに汲み出され得る。US2005/0233043は、特に連続流ヒータにおいてミルク残留物の定着を回避し得るよう、ミルクの各流れの後に、特定量の水が吸入ラインを通じて汲み出されるならば好ましいことを開示している。しかしながら、従来的な装置において、ミルク容器に位置付けられる端部とミルクの逆流を防止する逆止弁との間に延在する吸入ラインの一部は洗浄されない。何故ならば、洗浄流体を供給するためのラインは、逆止弁の上流の位置で吸入ラインに開放するからである。故に、ミルク残留物が吸入ラインの前記部分内に定着することが可能であり、それは従来的な装置の不利点である。
別個の追加的な洗浄システムを導入することを必要とせずに、ミルク吸入ダクトが合流する装置の中央ダクトの傍らで装置のミルク吸入ダクトを洗浄する可能性を提供する、ミルクを泡立てるために使用されるのに適し且つ洗浄流体吸入ダクトを含む装置を洗浄するための方法を提供することが本発明の目的である。この目的は、洗浄方法が実施されるときに中央ダクト及びミルク吸入ダクトの両方が洗浄流体吸入ダクトから流れる洗浄流体で充填される方法によって達成される。
具体的には、本発明に従った装置は、ミルク吸入ダクトを遮断するための位置及び流体の流れが2つの方向に流れるのを許容する位置を取り得る流れ制御手段と、洗浄流体吸入ダクト内に配置されるポンプとを更に含むミルク泡立て装置に適用される。その場合には、2つの後続する洗浄段階を有することが可能であり、第1洗浄段階では、洗浄流体吸入ダクト内に配置されるポンプ及び中央ダクト内に配置されるポンプの双方が動作され、流れ制御手段は、ミルク吸入ダクトを遮断する位置に置かれ、第2洗浄段階では、洗浄流体吸入ダクト内に配置されるポンプのみが動作され、流れ制御手段は、流体の流れが通るのを許容する位置に置かれる。
第1洗浄段階において、洗浄流体吸入ダクト内に配置されるポンプは、洗浄流体の流れを実現するために動作され、中央ダクト内に配置されるポンプは、洗浄流体の流れが中央ダクトを通じて起こることを保証するために動作される。第2段階において、中央ダクト内に配置されるポンプは非活性状態に配置され、その結果、このポンプは閉塞弁のように作用する。更に、流れ制御手段は、ミルク吸入ダクトと洗浄流体吸入ダクトとの間の開放接続が中央ダクトの部分を通じて得られるよう、流体の流れが通るのを許容する位置に置かれ、洗浄流体吸入ダクト内に配置されるポンプは、洗浄流体が洗浄流体吸入ダクトからミルク吸入ダクトに流れるのを保証するために動作される。2つの後続する洗浄段階を有することによって、中央ダクトが洗浄流体で先ず充填されること、並びに、ミルク吸引ダクトが幾分後の段階に洗浄流体で充填されることが達成される。1つの洗浄システムを有することで十分であり、洗浄システム内にポンプを有することによって、ミルク吸入ダクトを洗浄流体で充填することを実現し得る。
ミルク吸入ダクトが洗浄流体で完全に充填されるようになることを達成すると同時に、洗浄流体がミルク吸入ダクトの自由端部、即ち、ミルク容器又は類似物内に位置付けられる端部を越えて流れるのを防止するために、第2洗浄段階において、洗浄流体吸引ダクト内に配置されるポンプが、流れ制御手段が配置される位置から延びるミルク吸引ダクトの自由部分の容量に対応する容量の洗浄流体を汲み出すためだけに動作され、ポンプの動作はこの容量がポンプを通るや否や終了されるならば好ましい。洗浄流体の所要の投与を実際に実現することが可能であるよう、ポンプの動作を制御するための如何なる適切な手段をも設け得ることが理解されるべきである。
好ましくは、本発明に従った洗浄方法は、ミルク泡又はミルク飲料のようなミルク製品を製造するためにミルク泡立て装置が動作される度毎に実施される。洗浄作業を自動的に開始するよう装置の制御手段を構成し得るが、例えば、ボタンを押すことによって、装置の使用者が適切な入力を提供した後にだけ洗浄作業が開始されることも可能である。
装置が熱いミルク泡又は熱いミルク飲料(乳飲料)を送り込むことが可能であるよう、ミルク泡立て装置は中央ダクト内に配置される加熱手段を更に含み得る。有利に、加熱手段が配置される中央ダクトの部分と並行して接続されるバイパスダクトが提供され、バイパスダクト及び加熱手段が配置される中央ダクトの部分のうちの一方を遮断すると同時に、これらのダクトのうちの他方を開放状態に維持し得る流れ制御手段も提供され、このようにして、加熱プロセスを行うことと行わないこととの間の選択肢を有することが可能である。洗浄作業が行われるときには、加熱手段が装置の先行操作の間に使用されなかったときに、洗浄流体をバイパスダクトに供給することが必要なだけである。装置を通じる正しい経路を洗浄することは、流れ制御手段がミルク泡又はミルク飲料を放出するために装置を動作する先行プロセス中に設置される位置に維持されるときに達成される。
ミルク泡立て装置内に2つの出口を有するのが最も実用的であり、ミルク飲料をカップのような受け体に実際に送るために1つの出口を使用し、残留ミルク及び洗浄流体をドリップトレイのような他の受け体に送るために他の出口を使用し得る。残留ミルクの送出しは、洗浄作業が行われるや否や行われる。何故ならば、その場合には、残留ミルクはポンピング作用及び洗浄流体の流れの影響の下で押し出されるからである。洗浄流体の送出しは、装置がミルク製品を送り出すよう操作されるや否や行われる。何故ならば、その場合には、洗浄流体は、ミルク吸入ダクト及び中央ダクトから先ず除去される必要があり、これはミルクの新しい供給の結果として実現され得る。完全性のために、原理的に、1つの出口だけを有することが可能であり、装置の使用者は、特定のときにこの出口にカップを置くか否か、或いは、それを行うために自動化システムが必要とされるかを決定する必要がある。しかしながら、正確に正しいときに装置からミルク製品を受け取るための位置にカップを置くために装置の操作が監視されるべき状況を回避するために、2つの別個の出口を有することが好ましい。
前述のような2つの出口が存在するミルク泡立て装置の実施態様において、この装置は、中央ダクト内に配置されるポンプの下流位置で中央ダクトに合流する出口ダクトと、中央ダクトに対する出口ダクトの接続部の下流位置で出口ダクト及び中央ダクトのうちの一方を遮断すると同時に、これらのダクトのうちの他方を開放状態に維持し得る流れ制御手段とを含む。洗浄作業がミルク泡立て装置のこの実施態様において遂行されるとき、ミルク製品を放出する働きをする出口以外の出口を通じてミルク残留物及び洗浄流体を排出し得るよう、流れ制御手段は、ミルク製品を放出するために装置を動作する先行プロセスの間に設置される位置とは異なる位置に置かれる。
ミルク泡を製造する目的のために、ミルク泡立て装置が、中央ダクトに合流する空気を取り込むための吸入ダクトを更に含むならば有利である。好ましくは、空気吸入ダクトが中央ダクトに合流する位置は、洗浄流体が中央ダクトに合流する位置に対応し、装置は、洗浄流体吸入ダクト及び空気吸入ダクトのうちの一方を遮断すると同時に、これらのダクトのうちの他方を開放状態に維持し得る流れ制御手段を備える。洗浄作業の間に空気の供給を有することは不要であるので、流れ制御手段は、本発明に従った洗浄方法が実施されるときに空気吸引ダクトを遮断する位置に設定される。他方、洗浄流体の流れが不要である状況では、空気吸入ダクトは開放であり得る。空気吸入ダクト及び洗浄流体吸入ダクトの相互に排他的な使用が可能であるという着想に基づき、ダクトの各1つを遮断し且つ開放するために別個の手段を有することは不要であることが分かった。代わりに、両方のダクトに関連付けられ得る流れ制御手段を有することによって費用を節約し得る。
本発明は上述のような洗浄方法に関し、ミルクを取り込むための吸入ダクトと、洗浄流体を取り込むための吸入ダクトと、ミルク吸入ダクト及び洗浄流体吸入ダクトの双方が合流する中央ダクトとを有するダクト系を含み、当該装置は、ミルク吸入ダクトを遮断するための位置及び流体の流れが2つの方向に流れるのを許容する位置を取り得る流れ制御手段と、洗浄流体吸入ダクト内に配置されるポンプと、中央ダクト内に配置されるポンプとを更に含む。既述のような2つのポンプ、及び、適切なときにはいつでもミルク吸入ダクトを遮断し且つ開放する選択肢を有することによって、中央ダクト及びミルク吸入ダクトの両方を洗浄流体で充填することによって装置のダクト系を洗浄することが可能であることが前記において既に説明された。
有利な実施態様において、本発明に従ったミルク泡立て装置は、篩、即ち、穿孔付き材料又はワイヤメッシュの構成部品を更に含み、それはダクト系の出口、特に、使用者による消費が意図されるミルク製品を送り出すための出口に配置される。装置がそのダクト系の洗浄のために具備されるという事実に基づき、既述のような篩を有することが可能であり、洗浄作業が行われるときに、篩は自動的に洗浄されるので、篩がミルク残留物によって汚染される危険性はなく、装置の使用者による余分な洗浄努力も不要である。
ミルクを泡立てるために使用されるのに適した殆どの装置において、ミルク気泡のサイズと泡付きミルクの温度との間には関係がある。篩を提供することによって、より一定な泡品質を実現し得ることが達成される。何故ならば、篩の特性は、その場合には、温度よりも気泡サイズによって決定されるからである。より良好な方法で気泡サイズを制御することができ、その場合には、泡のこの特性は、孔サイズ、孔の密度(即ち、所定面積内の孔の量)、孔の形状、及び、篩の材質のような篩の特性によって決定される。
実際的な実施態様において、本発明に従った装置は、廃棄流体を受け取るためのドリップトレイを含む。廃棄流体の実例は、装置の洗浄作業の間に装置のダクト系から流されるミルク残留物、及び、ミルク製品を準備するプロセス中に装置のダクト系から流される洗浄流体である。装置が、前記に記載されたような出口ダクトを含むときには、流体をドリップトレイに放出するために中央ダクト及びこの出口ダクトのうちの一方が配置されるならば有利である。更に、そのような場合には、篩が中央ダクト及び出口ダクトのうちの他方に配置されるならば有利である。何故ならば、そのダクトはミルク製品を放出するために明らかに使用されるからである。
ミルク泡立て装置のポンプに関しては、それらが如何なる適切な種類でもあってもよく、例えば、プランジャ原理に基づきポンピング作用を遂行するよう構成されるポンプ、又は、ギア原理に基づきポンピング作用を遂行するよう構成されるポンプであり得ることが付記される。更に、提案される装置の流れ制御手段の各々を如何なる適切な方法でも具現化し得る。例えば、流れ制御手段は、電気弁を含み得る。しかしながら、そのような弁は比較的高価であるので、他の解決策が探求される。本発明によれば、中央ダクトに合流する空気吸引ダクトを有するミルク泡立て装置に関して、一方向逆止弁が空気吸引ダクト内に配置されるならば有利である。何故ならば、そのような逆止弁は、比較的安価な構成部品であるからである。更に、空気吸引ダクトが洗浄流体吸入ダクトと同じ位置で中央ダクトに合流し、洗浄流体吸入ダクトの部分及び空気吸入ダクトの部分が1つのダクトに接合されるときには、この1つのダクト内に一方向弁が配置されるならば有利である。装置の費用を比較的低いレベルに維持する同じ理由のために、ミルク吸入ダクトを遮断する位置及び流体の流れが2つの方向に通ることを許容する位置を取り得る流れ制御手段は、双方向逆止弁を含むように具現化され得る。そのような逆止弁は、1つの方向において通常の逆止弁のように動作し、且つ、その方向に作用する流体圧力が所定限界に達するときに反対方向において開放するよう更に構成される弁である。
本発明の上述の及び他の特徴は、本発明に従ったミルク泡立て装置の様々な実施態様の以下の詳細な記載を参照して明瞭に解明されるであろう。
図面を参照して、本発明をより詳細に説明する。図面中、同一又は類似の部材は、同じ参照記号によって指し示されている。
本発明の第1の好適実施態様に従ったミルク泡立て装置の構成部品を示す概略図であり、装置内の構成部品の構造も例証している。 本発明の第2の好適実施態様に従ったミルク泡立て装置の構成部品を示す概略図であり、装置内の構成部品の構造も例証している。 流体の流れを一方向にのみ許容する位置にある双方向逆止弁を示す概略図である。 流体の流れを2つの反対方向に許容する位置にある双方向逆止弁を示す概略図である。
図1は、本発明の第1の好適実施態様に従ったミルク泡立て装置1の構成を概略的に示している。一般的に、ミルク泡立て装置は、コーヒー、エスプレッソ、及び、カプチーノ用途のための使用に適するが、それはミルク泡立て装置1を他の脈絡においても使用し得るという事実を変更しない。いずれにしても、ミルク泡立て装置1は、ミルク及び空気を取り入れ且つミルク泡のこれらの2つの成分が混合するのを許容することによってミルク泡を作製するよう構成される。ミルク泡は泡立てプロセスを行うことによって得られ、ミルクは蒸気を使用せずに泡立てられる。
ミルク泡立て装置1は、図1によって例証されるように、以下の構成部品を含む。
− ミルク貯槽21からミルクを取り入れるためのミルク吸入ダクト11。
− 空気を取り入れるための空気吸入ダクト12。
− ミルク吸入ダクト11及び空気吸入ダクト12の両方が合流する中央ダクト13。
− ミルク吸入ダクト11及び空気吸入ダクト12が中央ダクト13に接続される位置の下流位置で中央ダクト13内に配置されるポンプ31であり、以下において、泡立てポンプ31と呼ぶ。
− 泡立てポンプ31の下流位置で中央ダクト13内に配置される熱交換器40。
− 熱交換器40が配置される中央ダクト13の部分と平行なバイパスダクト14。
− 熱交換器40の下流位置で中央ダクト13に合流する出口ダクト15。
− 中央ダクト13の自由端部に位置付けられるカップ支持体51。
− 廃棄流体を受け取るためのドリップトレイ52であり、出口ダクト51の自由端部に位置付けられる。
− 水のような洗浄流体を洗浄流体貯槽22から取り入れるための洗浄流体吸入ダクト16であり、空気吸入ダクト12と同じ位置で中央ダクト13に合流する。
− 洗浄流体吸入ダクト16内に配置されるポンプ32であり、以下において、洗浄ポンプ32と呼ぶ。
上述されたような全てのダクト11,12,13,14,15,16は、ミルク泡立て装置1のダクト系10の一部である。装置の全ての使用において適切な流体経路が装置1内に作り出されることを保証する目的のために、装置1は多数の弁を備える。図1には、以下の4つの弁が示されている。
− 2つの異なる位置の間で切り換え可能な第1弁61であり、第1位置において、ミルク吸入ダクト11を遮断し、且つ、第2位置において、流体の流れが通るのを許容するよう配置されており、以下において、ミルク弁61と呼ぶ。
− 2つの異なる位置の間で切り換え可能な第2弁62であり、第1位置において、洗浄流体吸入ダクト16を遮断すると同時に、空気吸入ダクト12を開放状態に維持し、且つ、第2位置において、空気吸入ダクト12を遮断すると同時に、洗浄流体吸入ダクト16を開放状態に維持するよう構成されており、以下において、洗浄流体/空気弁62と呼ぶ。
− 2つの異なる位置の間で切り換え可能な第3弁63であり、第1位置において、バイパスダクト14を遮断すると同時に、熱交換器40が配置される中央ダクト13の部分を開放状態に維持し、且つ、第2位置において、中央ダクト13の前記部分を遮断すると同時に、バイパスダクト14を開放状態に維持するよう構成されており、以下において、熱交換器弁63と呼ぶ。
− 2つの異なる位置の間で切り換え可能な第4弁64であり、第1位置において、中央ダクト13の端部を遮断すると同時に、出口ダクト15を開放状態に維持し、且つ、第2位置において、出口ダクト15を遮断すると同時に、中央ダクト13の端部を開放状態に維持するよう構成されており、以下において、出口弁64と呼ぶ。
ミルク泡立て装置1の様々な構成部品、特に、ポンプ31,32、熱交換器40、弁61,62,63,64を制御する目的のために、如何なる種類の制御手段をも適用し得る。例えば、装置1は、多様なミルク製品を製造する多数の所定のルーチンの1つを実行するために、使用者によって提供される入力に依存して、引き続き洗浄作用を行うために、コントローラ(図示せず)を備え得る。ミルク製品を製造するプロセスにおいて、泡立てポンプ31は、ミルク泡生成器として働く。何故ならば、このポンプ31は、ミルク及び空気を汲み出し、これらの2つの流体を混合するよう構成されるからである。空気の取込みに関しては、図1に示されるような調節可能な絞り65を空気吸入ダクト12の入口側に配置し得ること、並びに、ミルク泡立て装置1を用いて製造されるべきミルク製品の所望の特性に依存して、より大きな又はより少ない空気の供給を有するよう、この絞り65を制御し得ることが付記される。
ミルク泡立て装置1の様々な構成部品は、ミルク製品を製造するプロセスが行われる度毎に、洗浄流体を用いて洗浄される。従って、ミルク製品を製造する各プロセスの開始時に、装置1のダクト系10は洗浄流体で充填される。これが実現される方法は後に説明される。先ず、ミルク製品を製造するプロセスを更に説明する。
使用者がミルク製品を有することを決定するとき、使用者はカップ又は他の適切な受け体(図示せず)をカップ支持体51の上に配置し、ミルク泡立て装置1を作動する。装置1内では、泡立てポンプ31が作動され、ミルク弁61が、流体が通るのを許容する位置に置かれ、洗浄流体/空気弁62が、洗浄流体吸入ダクト16を遮断すると同時に空気吸入ダクト12を開放状態に維持する位置に置かれ、調節可能な絞り65が、適切な位置に置かれ、出口弁64が、中央ダクト13の端部が遮断すると同時に出口ダクト15を開放状態に維持する位置に置かれる。使用者が温かい飲料を得ることを望むときには、熱交換器40が作動され、熱交換器弁63が、バイパスダクト14を遮断すると同時に熱交換器40が配置される中央ダクト13の部分を開放状態に維持する位置に置かれる。他方、使用者が冷たい飲料を得ることを望むときには、熱交換器40は非作動状態に維持され、熱交換器弁63は、熱交換器40が配置される中央ダクト13の部分を遮断すると同時にバイパスダクト14を開放状態に維持する位置に置かれる。
泡立てポンプ31の影響の下で、ミルクはミルク貯槽21から吸引され、中央ダクト13を通じて流される。更に、空気も中央ダクト13から吸引される。プロセス中、ミルク吸入ダクト11及び空気吸入ダクト12内に存在する洗浄流体は、ミルク及び空気の流れによってそれぞれ移動される。泡立てポンプ31の作用の故に、洗浄流体はダクト系10の出口側に向かって移動される。従って、出口弁64は中央ダクト13の端部を遮断する位置にあると同時に、出口ダクト15を開放状態に維持する。何故ならば、出口弁64のこの位置において、洗浄流体がドリップトレイ52に流れ、そこに受け取られる。
泡立てポンプ31において、ミルク泡が形成されるよう、ミルク及び空気の混合の実際のプロセスが行われる。ミルク泡はダクト系10の出口側に向かって汲み出され、そこにおいて、前述されたように、ミルク泡は、熱交換器弁63の位置に依存して、熱交換器40を通り得るし、或いは、通り得ない。ここまで、洗浄流体は出口ダクト15から流れ、ドリップトレイ52によって受け取られていた。しかしながら、ミルク泡の前部が出口弁64に達するや否や、出口ダクト15が遮断され、且つ、ミルク泡が中央ダクト13の端部に向かって流れるのを許容するよう、出口弁64の位置は変更され、中央ダクト13の端部で、ミルク泡は、カップ支持体51上に配置される受け体内に排出される。ミルク泡の流れは、所定量のミルク泡が受け体に送り込まれるまで継続する。
出口弁64の位置を変更する適切な瞬間をあらゆる適切な方法において決定し得る。例えば、ミルク泡立て装置1の様々な構成部品は、時間ベースであることができ、それが可能であるのは、ダクト系10の様々なダクト11,12,13,14,15,16の容量が既知であり得ること、並びに、様々な流体の流速も既知であり得るという事実の観点からである。何故ならば、これは汲み出し作用の特性に関連するからである。原理上、代替的な制御方法を有することが可能であり、それは出口弁64の位置で流体の性質の変更を検出するためのセンサのようなセンサの使用を必要とするが、これは好適ではない。何故ならば、これは比較的高い費用を含むからである。
前記において示されたが、洗浄プロセスは、ミルク製品を製造し且つこのミルク製品を受け体に送るプロセスが行われた後に、ミルク泡立て装置1内で行われる。使用者がそれを行うことを考える必要がなく、洗浄プロセスの省略の危険性がないよう、好ましくは、洗浄プロセスは自動的に開始される。これは重要である。何故ならば、もし洗浄プロセスが行われないならば、ダクト系10はミルク残留物によって汚染され、それらは時間の経過と共に悪くなり、ミルク泡立て装置1の後続の使用中に製造されるミルク製品を損なうからである。
洗浄プロセスの開始時に、泡立てポンプ31は作動状態に維持され、洗浄ポンプ32も作動される。更に、ミルク弁61はミルク吸入ダクト11を遮断する位置に置かれるので、中央ダクト13へのミルクの供給は終了され、洗浄流体/空気弁62は、空気吸入ダクト12を遮断する位置に切り換えられると同時に、洗浄流体吸入弁16を開放状態に維持するので、中央ダクト13への洗浄流体の供給が実現される。洗浄流体がミルク製品と同じ経路を流れ得るよう、熱交換器弁63の位置は維持される。中央ダクト13の端部が洗浄流体で充填され、ミルク製品の最後の量が中央ダクト13から押し出されるよう、出口弁64の位置も維持される。
洗浄流体が中央ダクト13の端部に達するや否や、出口弁64は、中央ダクト13の端部を遮断すると同時に出口ダクト15を開放する位置に切り換えられる。洗浄流体の前部が出口ダクト15の端部に達すると、中央ダクト13及び出口ダクト15の両方が完全に洗浄流体で充填されることが達成される。その瞬間に、泡立てポンプ31の動作は終了され、ミルク弁61は流体の流れが通るのを許容する位置に置かれる。洗浄ポンプ32の影響の下で、ミルク吸入ダクト11が洗浄流体で充填されることが達成される。プロセス中、洗浄流体がミルク吸入ダクト11に達することが保証されるよう、非活性化された泡立てポンプ31は、中央ダクト13内で閉塞された弁のように作用する。
好ましくは、洗浄ポンプ32のみが動作される状況は、ミルク吸入ダクト11を充填するのに必要なだけ続くに過ぎず、ポンプ32は、洗浄流体がミルク容器21に達するのを避けるのに丁度良いときに非活性化される。
完全性のために、ミルク製品を受け取るための受け体が取り外されることが保証される場合には、中央ダクト13の端部を後の段階に充填することも可能であることが付記される。洗浄流体を精密に投与するのが不要であるよう、出口ダクト15の自由端部に位置付けられる上記カップ52の他に、カップ支持体51に他のドリップトレイを有すること、或いは、出口ダクト15の端部及びカップ支持体51の両方に配置されるのに十分な大きさの単一のドリップトレイを有することが可能である。中央ダクト13の端部を充填する適切な瞬間を自動的に決定し得るよう、ミルク泡立て装置1は受け体の存在を検出するためのセンサを備え得る。他の可能性は、ミルク泡立て装置1が停止されるときに、中央ダクト13の端部に洗浄流体を供給するプロセスのみが行われることであり、その場合には、中央ダクト13から流れるあらゆる余分な洗浄流体がドリップトレイによって受け取られるよう、その瞬間に、受け体はカップ支持体51から取り外されることが想定される。
本発明に従ったミルク泡立て装置1の重要な利点は、ミルク泡立て装置1の洗浄作用が、全てのダクト11,12,13,14,15,16が洗浄流体で充填されるダクト系10の状態をもたらすという事実に存する。更に、ポンプ31,32及び熱交換器40も常に洗浄流体で充填され、如何なるミルク残留物も弁61,62,63,64から洗い落とされることも保証される。従って、ミルク泡立て装置1は、最も衛生的である。その上、ミルク泡立て装置1の使用も最も便利であるよう、使用者が如何なる洗浄作業をも行う必要がない。
図2は、本発明の第2の好適実施態様に従ったミルク泡立て装置2の構成を概略的に示している。
本発明の第2の好適実施態様に従ったミルク泡立て装置2は、本発明の第1の好適実施態様に従ったミルク泡立て装置1に大幅に類似している。本発明の第2の好適実施態様に従ったミルク泡立て装置2の機能の基本的特徴は、泡立てポンプ31を用いたミルク及び空気の吸引及び混合、高温飲料が求められる場合における混合物の加熱、及び、ミルク泡を製造する各プロセスの後に全ダクト系10が洗浄流体で充填されることの保証である。結果的に、ミルクは、ミルク貯槽21以外、装置2の如何なる構成部品にも決して貯蔵されない。
本発明の第1の好適実施態様に従ったミルク泡立て装置1との比較において、バイパスダクト14及び熱交換器弁63は省略される。故に、熱いミルク泡又は冷たいミルク泡との間の選択は、ダクト系10を通じる経路には依存せず、熱交換器40が作動されるか否かに依存する。更に、ミルク弁61及び洗浄流体/空気弁62は、比較的安価な他の構成部品によって置換されている。具体的には、第1の一方向逆止弁66が空気吸入ダクト12内に配置されている。この逆止弁66は、洗浄ポンプ32が動作するときに、絞り65を通じる洗浄流体の流れを防止する働きをする。第2の一方向逆止弁67が、空気吸入ダクト12及び洗浄流体吸引ダクト16が接合されるダクト17内に配置され、両方のダクト12,16は、ダクト17を通じて、中央ダクト13に合流している。この逆止弁67は、ミルクの逆流を防止する働きをする。更に、双方向逆止弁68がミルク吸入ダクト11内に配置されている。図3及び4に基づき以下に説明されるように、この逆止弁68は、ミルクを中央ダクト13に向かう方向に通らせ、洗浄流体を反対方向に通らせる働きをする。
通常、逆止弁では、開放方向及び閉塞方向を識別し得る。図3において、図示の逆止弁68の開放方向は、底部から頂部への方向であり、閉塞方向は、頂部から底部への方向である。図4は、流体が実際に通ることを許容する逆止弁68の位置を示している。逆止弁68が双方向逆止弁68であるという事実に基づき、この位置を2つの方法で、即ち、流体の流れを開放方向に有することによって、並びに、逆止弁68に加えられる圧力が特定の閾値より上である間に閉塞方向における流体の流れを有することによって実現することが可能である。
ミルク製品を製造するプロセスが行われ、泡立てポンプ31のみが動作されるとき、ミルクは、逆止弁68を通じてミルク貯槽21から吸引され、流れの方向は、逆止弁68の開放方向と等しい。洗浄作用が開始され、洗浄ポンプ32も作動されるとき、逆止弁68は、図3に示されるような閉塞位置にある。洗浄流体は、ミルク吸入ダクト11に進入することが許容されない。何故ならば、洗浄流体が逆止弁68を通らなければならない方向が閉塞方向だからである。しかしながら、泡立てポンプ31が非活性化され、洗浄ポンプ32のみが動作されるときには、泡立てポンプ31は閉塞弁のように作用し、その結果、閉塞方向において逆止弁68に加えられる圧力が増大する。圧力が所定の閾値を超えるとき、逆止弁68は開放し、洗浄流体はミルク吸入ダクト11に進入することが許容され、このようにして、ミルク吸入ダクト11は洗浄される。本発明の第1の好適実施態様に従ったミルク泡立て装置1に関して既に述べられたように、ミルク吸入ダクト11を洗浄流体で充填するのに必要な時間の間だけにこの状況を存在させることは可能であり、その場合には、洗浄ポンプ32のみが動作される時間は、正に、洗浄流体の前部をミルク吸引ダクト11の端部に到達させるのに必要な時間である。そのようにすることの有利な効果は、ミルク貯槽21内に存在するミルクと洗浄流体との混合が回避されることである。
既述の通り、逆止弁66,67,68の適用は、これらの構成部品が比較的安価である点で有利である。更に、逆止弁66,67,68が比較的簡単な構成部品であるという事実、及び、逆止弁66,67,68がそれらを洗浄流体で洗浄することによって容易に洗浄されるという事実も、例えば、より一層複雑であり且つそれらの動作のために制御信号を必要とする電気弁の適用に優る重要な利点も構成する。
如何なる図面にも示されていない代替的な実施態様において、本発明に従ったミルク泡立て装置1,2は、中央ダクト13の端部に配置される篩を含み得る。本発明に従ったミルク泡立て装置1,2のような洗浄機能を具備しない装置におけるそのような篩の使用は、篩の洗浄に関する問題を生む。しかしながら、そのような問題は、使用者からの洗浄努力を必要としない本発明に従ったミルク泡立て装置1,2には存在しない。
篩を使用することによって、ミルク泡の気泡のサイズが、泡付きミルクの温度によってではなく、むしろ篩の特性によって決定されることが達成される。泡付きミルクの温度は、ミルク泡が放出される出口に篩が存在しない場合である。篩の特性は事実であるのに対し、温度は最適値から変化し且つ逸脱し得るので、篩の使用は有利である。何故ならば、気泡サイズを正確に制御し得るからである。このようにして、より一定な泡品質を実現し得る。
本発明の範囲が前記に議論された実施例に限定されず、添付の請求項において定められる本発明の範囲から逸脱せずにその幾つかの修正及び変更が可能であることが当業者に明らかであろう。本発明は図面及び本記載中に詳細に例証され且つ記載されたが、そのような例証及び記載は例証的又は例示的であり、制限的でないと考えられるべきである。本発明は、開示の実施態様に限定されない。
開示の実施態様に対する変形は、図面、本記載、及び、付属の請求項の研究から、請求される発明を実施する当業者によって理解され且つ行われ得る。請求項において、「含む」という用語は、他のステップ又は素子を排除せず、不定冠詞は、複数を排除しない。特定の手段が相互に異なる従属項において引用されているという単なる事実は、これらの素子の組み合わせを有利に使用し得ないことを示さない。請求項中の如何なる参照記号も本発明の範囲を限定するように解釈されるべきではない。
前述において、ミルクを泡立てるのに適した装置1,2が開示された。装置1,2は、ミルクを取り込むための吸入ダクト11と、洗浄流体を取り込むための吸入ダクト16と、ミルク吸入ダクト11及び洗浄流体吸入ダクト16の両方が合流する中央ダクト13とを有するダクト系10を含み、更に、中央ダクト13内に配置されるポンプ31を含む。ミルク製品を製造するために装置1,2が動作された後、洗浄作用が行われ、そこでは、中央ダクト13及びミルク吸入ダクト11の両方が洗浄流体で充填される。具体的には、装置1,2は、洗浄流体吸入ダクト16内に配置されるポンプ32も含み、中央ダクト13を洗浄流体で充填することは、両方のポンプ31,32を動作すると同時にミルク吸入ダクト11を遮断することによって実現され、ミルク吸入ダクト11を洗浄流体で充填することは、ミルク吸入ダクト11を開放し、洗浄流体吸入ダクト16内に配置されるポンプ32だけを動作することによって達成される。

Claims (15)

  1. ミルクを泡立てるために使用されるのに適した装置を洗浄する方法であって、
    前記装置は、ミルクを取り込むための吸入ダクトと、洗浄流体を取り込むための吸入ダクトと、前記ミルク吸入ダクト及び前記洗浄流体吸入ダクトの双方が合流する中央ダクトとを有するダクト系を含み、前記装置は、前記中央ダクト内に配置されるポンプを更に含み、前記中央ダクト及び前記ミルク吸入ダクトの双方は、前記洗浄流体で充填される、方法。
  2. 前記装置は、前記ミルク吸入ダクトを遮断するための位置及び流体の流れが2つの方向に通るのを許容する位置を取り得る流れ制御手段と、前記洗浄流体吸入ダクト内に配置されるポンプとを更に含み、第1洗浄段階において、前記洗浄流体吸入ダクト内に配置される前記ポンプ及び前記中央ダクト内に配置される前記ポンプの双方が動作され、前記流れ制御手段は、前記ミルク吸入ダクトを遮断する位置に置かれ、第2洗浄段階において、前記洗浄流体吸入ダクト内に配置される前記ポンプのみが動作され、前記流れ制御手段は、流体の流れが通るのを許容する位置に置かれる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2洗浄段階において、前記洗浄流体吸入ダクト内に配置される前記ポンプは、前記流れ制御手段が配置される位置から延びる前記ミルク吸入ダクトの自由部分の容量に対応する容量の洗浄流体を汲み出すためにのみ動作され、前記洗浄流体吸入ダクト内に配置される前記ポンプの前記動作は、この容量が前記洗浄流体吸入ダクト内に配置される前記ポンプを通るや否や終了される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記装置は、前記中央ダクト内に配置される加熱手段と、該加熱手段が配置される前記中央ダクトの部分と並行に接続されるバイパスダクトと、該バイパスダクトと前記加熱手段が配置される前記中央ダクトの前記部分とのうちの一方を遮断すると同時に、これらのダクトの他方を開放状態に維持する位置を取り得る流れ制御手段とを更に含み、該流れ制御手段は、ミルク製品を放出するために前記装置を動作する先行プロセスの間に設置される位置に維持される、請求項1に記載の方法。
  5. 前記装置は、前記中央ダクト内に配置される前記ダクトの下流位置で前記中央ダクトに合流する出口ダクトと、前記中央ダクトに対する前記出口ダクトの接続部の下流位置で前記出口ダクト及び前記中央ダクトのうちの一方を遮断すると同時に、これらのダクトのうちの他方を開放状態に維持し得る流れ制御手段を更に含み、該流れ制御手段は、ミルク製品を放出するために前記装置を動作するプロセスの間に設置される位置と異なる位置に置かれる、請求項1に記載の方法。
  6. 前記装置は、前記洗浄流体吸入ダクトと同じ位置で前記中央ダクトに合流する空気を取り込むための吸入ダクトと、前記洗浄流体吸入ダクト及び前記空気吸入ダクトのうちの一方を遮断すると同時に、これらのダクトのうちの他方を開放状態に維持し得る流れ制御手段とを更に含み、該流れ制御手段は、前記空気吸入ダクトを遮断する位置に設置される、請求項1に記載の方法。
  7. ミルクを泡立てるために使用されるのに適した装置であって、
    ミルクを取り込むための吸入ダクトと、洗浄流体を取り込むための吸入ダクトと、前記ミルク吸入ダクト及び前記洗浄流体吸入ダクトの双方が合流する中央ダクトとを有するダクト系を含み、
    前記ミルク吸入ダクトを遮断する位置及び流体の流れが2つの方向に通るのを許容する位置を取り得る流れ制御手段と、前記洗浄流体吸入ダクト内に配置されるポンプと、前記中央ダクト内に配置されるポンプとを更に含む、
    装置。
  8. 前記中央ダクト内に配置される加熱手段と、該加熱手段が配置される前記中央ダクトの部分と並行に接続されるバイパスダクトと、前記バイパスダクトと前記加熱手段が配置される前記中央ダクトの前記部分とのうちの一方を遮断すると同時に、これらのダクトのうちの他方を開放状態に維持する位置を取り得る流れ制御手段とを更に含む、請求項7に記載の装置。
  9. 前記ダクト系の出口に配置される篩を更に含む、請求項7に記載の装置。
  10. 前記中央ダクト内に配置される前記ポンプの下流位置で前記中央ダクトに合流する出口ダクトと、前記中央ダクトに対する前記出口ダクトの接続部の下流位置で前記出口ダクト及び前記中央ダクトのうちの一方を遮断すると同時に、これらのダクトのうちの他方を開放状態に維持し得る流れ制御手段とを更に含む、請求項7に記載の装置。
  11. 廃棄流体を受け取るためのドリップトレイを更に含み、前記中央ダクト及び前記出口ダクトのうちの一方は、流体を前記ドリップトレイに放出するために配置され、篩が前記中央ダクト及び前記出口ダクトのうちの他方に配置される、請求項10に記載の装置。
  12. 前記洗浄流体吸入ダクトと同じ位置で前記中央ダクトに合流する空気を取り込むための吸入ダクトと、前記洗浄流体吸入ダクト及び前記空気吸入ダクトのうちの一方を遮断すると同時に、これらのダクトのうちの他方を開放状態に維持し得る流れ制御手段とを更に含む、請求項7に記載の装置。
  13. 前記中央ダクトに合流する空気を取り込むための吸入ダクトと、前記空気吸入ダクト内に配置される一方向逆止弁とを更に含む、請求項7に記載の装置。
  14. 前記洗浄流体吸入ダクトと同じ位置で前記中央ダクトに合流する空気を取り込むための吸入ダクトを更に含み、前記洗浄流体吸入ダクトの一部及び前記空気吸入ダクトの一部は、1つのダクトに接合され、一方向逆止弁が、前記1つのダクト内に配置される、請求項7に記載の装置。
  15. 前記流れ制御手段は、双方向逆止弁を含む、請求項7に記載の装置。
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