JP2011521604A - 改善された線形化を有するアンプ - Google Patents

改善された線形化を有するアンプ Download PDF

Info

Publication number
JP2011521604A
JP2011521604A JP2011511744A JP2011511744A JP2011521604A JP 2011521604 A JP2011521604 A JP 2011521604A JP 2011511744 A JP2011511744 A JP 2011511744A JP 2011511744 A JP2011511744 A JP 2011511744A JP 2011521604 A JP2011521604 A JP 2011521604A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stage
bias
current
subcircuit
transconductance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011511744A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5175389B2 (ja
Inventor
セングプタ、スザンタ
バーネット、ケネス・チャールズ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Qualcomm Inc
Original Assignee
Qualcomm Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Qualcomm Inc filed Critical Qualcomm Inc
Publication of JP2011521604A publication Critical patent/JP2011521604A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5175389B2 publication Critical patent/JP5175389B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/32Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion
    • H03F1/3211Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion in differential amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/189High frequency amplifiers, e.g. radio frequency amplifiers
    • H03F3/19High frequency amplifiers, e.g. radio frequency amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/195High frequency amplifiers, e.g. radio frequency amplifiers with semiconductor devices only in integrated circuits
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/45Differential amplifiers
    • H03F3/45071Differential amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/45076Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier
    • H03F3/45179Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier using MOSFET transistors as the active amplifying circuit
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2200/00Indexing scheme relating to amplifiers
    • H03F2200/294Indexing scheme relating to amplifiers the amplifier being a low noise amplifier [LNA]
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2203/00Indexing scheme relating to amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements covered by H03F3/00
    • H03F2203/45Indexing scheme relating to differential amplifiers
    • H03F2203/45018Indexing scheme relating to differential amplifiers the differential amplifier amplifying transistors have added cross couplings
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2203/00Indexing scheme relating to amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements covered by H03F3/00
    • H03F2203/45Indexing scheme relating to differential amplifiers
    • H03F2203/45454Indexing scheme relating to differential amplifiers the CSC comprising biasing means controlled by the input signal
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2203/00Indexing scheme relating to amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements covered by H03F3/00
    • H03F2203/45Indexing scheme relating to differential amplifiers
    • H03F2203/45512Indexing scheme relating to differential amplifiers the FBC comprising one or more capacitors, not being switched capacitors, and being coupled between the LC and the IC
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2203/00Indexing scheme relating to amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements covered by H03F3/00
    • H03F2203/45Indexing scheme relating to differential amplifiers
    • H03F2203/45544Indexing scheme relating to differential amplifiers the IC comprising one or more capacitors, e.g. coupling capacitors

Abstract

【解決手段】 いくつかの実施形態によれば、アンプ(200)はトランスコンダクタンス段(210)、テイル電流源段(230)、および適応型バイアス段を含み得る。トランスコンダクタンス段(210)は入力電圧(Vim)を受け取るように構成され得る。テイル電流源段(230)はトランスコンダクタンス段(210)に電流を供給するように構成され得る。適応型バイアス段はトランスコンダクタンス段をテイル電流源段に容量結合し得る。
【選択図】 図2A

Description

開示の分野
本開示は、概して回路に関し、より具体的には無線通信および他の適用形態(application)に適するアンプに関する。
背景
アンプは、一般に、信号増幅をもたらすために様々な電子機器において使用されている。例えば、無線通信システム中の受信器は、通信チャネルを介して受信された低振幅信号を増幅するために、低ノイズ・アンプ(LNA)を含み得る。LNAは、多くの場合受信された信号(被受信信号)が遭遇する最初の能動回路であり、それ故に著しく受信器の性能に影響を与え得る。したがって、非線形性は、受信器についてのその全体的な性能要件を満たすためには、後段のデザインに著しく影響を与え得る(また、多くの場合より厳しい要件を課し得る)。したがって、数ある利点の中でも、より高い線形性のLNAを有することは、他の段についての性能要件を緩和することが可能である。このことは、受信器のいっそう低い電源消費およびいっそう小さな回路面積につながり得る。
受信器(あるいはその中の能動素子)の線形性は入力3次インターセプトポイント(IIP3)によって特徴付けられることが可能である。典型的には、出力無線周波数(RF)信号および3次相互変調積は、入力RF信号に対してプロットされる。IIP3は、入力RF信号の増加とともに希望出力RF信号と3次積とが振幅において等しくなるときの理論的な点である。IIP3は外插値である。なぜなら、IIP3点への到達する前に能動素子が圧縮に入るからである。
様々な回路が、LNAのような共通アンプのIIP3を改善するために考案されてきた。例えば、修正(修正された)導関数重ね合せ(MDS)方式がシリコン中でうまく機能することが示されて、+10dBmを超えるIIP3を達成する。MDSは、例えば、Vladimir AparinおよびLawrence E. Larson、「Modified Derivative Superposition method for Linearizing FETs for Low-Noise Amplifiers」、IEEE Trans. On Microwave Theory and Techniques、52巻、3号、2005年2月、p. 571〜581においてより詳細に記述されている。しかしながら、この方式の諸制限のうちの1つはその狭帯域周波数動作領域であり、テレビジョン・チューナ、超広帯域システムなどのような広帯域の適用形態にとって望ましくなくなっている。ポスト・ディストーション(PD)方式では、ある装置の非線形性が別の装置によって埋め合わせられる。PD方式は、例えば、Namsoo Kimら、「A Cellular-band CDMA 0.25 um CMOS LNA Linearized using Active Post-Distortion」、IEEE JSSC、41巻、7号、2006年7月、p.1532〜1536においてより詳細に記述されている。しかしながら、この方式も周波数の影響を受けやすく、やはり広帯域の適用形態にとって望ましくなくなっている。適応型バイアス方式では、トランスコンダクタンス(gm)段は、入力電圧に基づいて変化するテイル電流を使用する。この方式は、例えば、S. Sengupta、「Adaptively-biased Linear Transconductor」、IEEE CAS-I、52巻、11号、2005年11月、p.2369〜2375において詳細に記述されている。従来の適応型バイアスされるアンプ(適応型バイアス・アンプ)は本来広帯域であるが、同相除去比(CMRR)問題を被っている。
図1は、従来の適応型バイアスされる差動対アンプ回路従来の例を示している。示されているように、アンプ100はgm段110、電流バッファ段120、テイル電流源段130、および適応型バイアス回路160を含んでいる。gm段110は、2つのトランジスタ112および114(例えばJFET)を含んでおり、それらはM1とM2とそれぞれ称される。入力電圧VinはM1およびM2のゲートに、相違する形で印加され得る。例えば、図1では、+Vin/2がM1のゲートに印加され、−Vin/2がM2のゲートに印加される。電流バッファ段120はカスケード・トランジスタ122および124(例えばJFET)を含んでおり、それらはM3とM4とそれぞれ称される。M3およびM4は、協働で、カスコード・ペアを構築する。テイル電流源段130は2つのテイル電流源トランジスタ132および134(例えばJFET)含んでおり、それらはM5とM6とそれぞれ称される。適応型バイアス回路160は、トランジスタM5およびM6のゲートに直流バイアス電圧をそれぞれ提供する。適応型バイアス回路160は、アンプ100の出力(すなわち、それぞれ、トランジスタM3とM1との間の接続、トランジスタM4とM2との間の接続)を取り出しかつそれらを基準電源Vshとしてテイル電流源130に(すなわち、それぞれトランジスタM5およびM6のゲートに)フィード・バックするレベル・シフタ162および164を含んでいる。レベル・シフタ162および164は、例えば単純なソース・フォロワを使用して実現され得る。また、アンプ100は負荷102および104を含んでいる。したがって、負荷102および104は、アンプ100中の電流を出力電圧に変換するために、インピーダンスを提供し、抵抗、インダクタなどとして実現され得る。
アンプ100は、負荷102および104が、それぞれ、第1端において共通の電源電圧VDDと結合されかつ第2端においてM3とM4のドレインに結合されるように、配線されている。出力電圧Voutは負荷102および104の第2端のうちの一方から取り出され得る。例えば、図1では、負荷104の第2端とM4のドレインとの間の接続は+Voutを提供するために引き出され、また、負荷102の第2端とM3のドレインとの間の接続は−Voutを提供するために引き出される。M3およびM4のゲートは、各々同じバイアス電圧VDDを受け取る。M3およびM4のソースは、M1およびM2のドレインにそれぞれ接続されている。M1およびM2のゲートは、上記のように、相違する形で入力電圧Vinに接続されている。M1およびM2のソースは相互に結合され、かつM5およびM6のドレインに接続されている。上記のように、M5およびM6のゲートは、レベル・シフタ162および164によって提供されるフィード・バック基準電圧Vshに接続されている。この構成において、6つのトランジスタM1〜M6の各々は、一致しており、また、自身のバルクを自身のソースに接続されている。
M1とM3とが一致しており、等量の電流を流すので、それらのゲート対ソース電圧(Vgs)同士は本質的に等しい。同様に、M2およびM4のVgs電圧同士は等しい。したがって、M3およびM4のソース同士の電位差は差動入力電圧Vinと等しい。これらのソース電圧は、たとえ入力信号が差動対M1およびM2の同相除去によってシングル・エンド型になっていても、完全に平衡を保っている。このデザインでは、Vshは、Vgs(M1)=Vgs(M3)=Vgs(M5)となるように調節される。したがって、Vinの平衡された形態が、レベル・シフタ162および164によってM5およびM6のゲート電圧にそれぞれコピーされる。
M5およびM6中のドレイン電流の和は非線形性打ち消しのための2次従属性を含んでいると示されることが可能である。さらに、直流動作電流は、同相入力レベルとは無関係に、VDDおよびフィード・バック基準電圧Vshによって定まる。また、完全に平衡された信号は必要ではない。2乗回路中の要素によって生成されたノイズはM1およびM2の同相除去によって減じられ得る。カスケード・トランジスタM3およびM4によって生成されたノイズは、それらのソースより下方を見た際に観察される大きなインピーダンスによって比較的無視可能であり得る(低い実効的gmにつながる)。したがって、高周波性能はいくらか改善され得る。フィード・バック信号が複数のカレント・ミラーを通って伝搬する必要がないからである。
しかしながら、アンプ100の線形性にはまだ顕著な欠陥がある。例えば、適応型バイアス回路160が出力(これらは既に様々な増幅段において非線形性歪みを与えられている)を取り出し、次いでそれらをテイル電流源段150にフィード・バックするので、既にアンプ中に存在する非線形性がアンプ100の適応型バイアス動作によってさらに伝搬される。さらに、アンプ100は直流結合を使用しており、このことは、工程、電圧、および温度(PVT)の変化にわたって直流バイアス状況ひいてはgm線形化に影響する可能性がある。また、直流動作電流のVDDおよびVshに対する強い従属性は同相除去比(CMRR)を悪化させる。
発明の典型的な諸実施形態は、無線通信および他の適用形態に適する、改善された線形化を備えたアンプに向けられている。
したがって、本発明の実施形態は、トランスコンダクタンス段と、テイル電流源段と、適応型バイアス段と、を有するアンプを具備する装置を含み得る。トランスコンダクタンス段は、入力電圧を受け取るように構成され得る。テイル電流源段は、トランスコンダクタンス段に電流を供給するように構成され得る。適応型バイアス段は、トランスコンダクタンス段をテイル電流源段に容量結合するように構成され得る。
別の実施形態は、入力電圧を受け取るためのトランスコンダクタンス手段と、トランスコンダクタンス手段に電流を供給するための電流供給手段と、トランスコンダクタンス手段を電流供給手段に容量結合するための適応型バイアス手段と、を具備するアンプを含み得る。
別の実施形態は、入力電圧を増幅するための集積回路であって、入力電圧を受け取るための第1副回路と、第1副回路に電流を供給するための第2副回路と、第1副回路を第2副回路に容量結合することによってアンプを適応型バイアスするための第3副回路と、を具備する集積回路を含み得る。
別の実施形態は、受信された信号を増幅するための方法であって、トランスコンダクタンス段で入力電圧を受け取り、電流源によってトランスコンダクタンス段に電流を供給し、トランスコンダクタンス段を電流源に容量結合することによって電流源を適応型バイアスする、ことを具備する方法を含み得る。
添付図面は発明の実施形態の記述を支援するために示されており、もっぱら実施形態の例証のために提供されており、その限定のためではない。
従来の適応型バイアス差動型ペア・アンプ回路の例を示している。 発明の実施形態に従った適応型バイアスされる差動型ペア・アンプ回路200を例示している。 発明の実施形態に従ったシングル・エンド型入力アンプを例示している。 発明の実施形態に従った適応型バイアス・アンプのツートーン・テストの下での性能を例示している。 例示的無線通信装置(WCD)を示すブロック図。 発明の実施形態に従った被受信信号の増幅方法を例示するフローチャート。
詳細な記述
発明の諸側面は、発明の具体的な実施形態に向けられた以下の記述および関連する図面において開示されている。代替的な実施形態は、発明の範囲から外れることなく考案され得る。さらに、発明の周知の要素は、発明の関連する詳細を不明瞭にしないように、詳細に記述されないか省略される。
「典型的」という文言は「例、事例、または実例として役立つ」ことを意味するために本明細書において使用されている。「典型的」と本明細書において記述されているあらゆる実施形態は、好ましいもの、または他の実施形態よりも有利なものとして必ずしも解釈されるべきではない。同様に、用語「発明の実施形態」は、発明の全実施形態が詳述の要素、利点、または動作モードを含むことを要求するのではない。
本明細書において使用されている用語は、特定の実施形態だけを記述するためのものであり、発明の実施形態に制限することを意図されていない。本明細書で使用されているように、単数形「a(1つの)」、「an(1つの)」「the」は、複数形も含むことが意図されている。ただし、文脈が明らかにそうでないことを示す場合は、この限りではない。用語「具備する(comprises)」、「具備する(comprising)」、「含む(includes)」、および/または「含んでいる(含んだ)(including)」は、本明細書において使用される場合、明示された特徴、整数(個数)、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を規定するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはそれらのグループの存在や追加を妨げない。
さらに、多くの実施形態が、例えば演算装置の諸要素によって実行される動作のシーケンスの点から記述されている。発明の様々な側面が多くの様々な形態で具現され得、それらの全てが請求項の主題の範囲内にあることが企図されていることが認識されるだろう。また、本明細書において記述されている各実施形態について、そのような実施形態いずれもの対応する形態は本明細書において、例えば記述されている動作を実行する「ように構成されているロジック」として記述され得る。
背景において上で詳述されているように、テイル電流源にフィード・バックを提供するためにアンプ出力を取り出すことに少なくとも一部起因して、従来の適応型バイアス・アンプは顕著な線形性問題を有している。この技術は、既に存在する非線形性をさらに伝播する。対照的に、発明の実施形態は、交流結合キャパシタを使用して入力電圧を直接または間接的にテイル電流源に供給する。このように、発明の実施形態は、従来の適応型バイアス・アンプ(適応型バイアスされるアンプ)の非線形性の伝搬無しでよりきれいな適応型バイアスを提供することが可能である。本明細書において示されている線形化方式も広範囲の周波数にわたる動作を円滑にする広帯域方式である。さらに、このデザインは、従来のアンプ100の能動型方式と異なり、電源消費を増やしたりシステムに付加的なノイズを導入したりしない受動型方式である。
図2Aは発明の実施形態に従って適応型バイアス(適応型バイアスされる)差動型ペア・アンプ回路200を例示している。図1の従来のアンプ100と同様に、アンプ200は、トランスコンダクタンス(gm)段210、電流バッファ段220、テイル電流源段230、負荷202および204(例えば抵抗、インダクタなど)を含んでいる。しかしながら、従来のアンプ100とは対照的に、従来の適応型バイアス回路の代わりに、アンプ200は2つの直流バイアス回路240および250、ならびに新規な線形化回路260を含んでいる。
gm段210、電流バッファ段220、テイル電流源段230、負荷202および204は、従来のアンプ100中の要素に類似の対応要素を含んでいる。具体的には、gm段210は2つのトランジスタ212および214(例えばJFET)を含んでおり、それらはやはりM1およびM2とそれぞれ称される。M1およびM2のゲートは入力接続と称され得、M1およびM2のドレインは出力接続と称され得る。入力電圧Vinは、M1およびM2のゲートに、相違する形で印加され得る。例えば、図2Aでは、+Vin/2がM1のゲートに印加され、−Vin/2がM2のゲートに印加される。電流バッファ段220はカスケード・トランジスタ222および224(例えばJFET)を含んでおり、それらはやはりM3およびM4とそれぞれ称される。従来のアンプ100中のように、M3およびM4はともにカスコード・ペアを構築する。テイル電流源段230は2つのテイル電流源トランジスタ232および234(例えばJFET)を含んでおり、それらはやはりM5およびM6とそれぞれ称される。
テイル電流源段230は、直流バイアス回路240および250を使用して直流バイアスされる。直流バイアス回路240および250は、トランジスタM5およびM6のゲートにバイアス電圧をそれぞれ提供する。直流バイアス回路240および250の各々は、例えば、電流源242および252、出力抵抗244および254、トランジスタ246および256(例えばJFET)によってそれぞれ実現され得る。
線形化回路260は、入力電圧Vinの差動入力をテイル電流源段230のトランジスタM5およびM6のゲートにそれぞれ容量的に結合する(容量結合する)2つの交流結合キャパシタ262および264を含んでいる。交流結合キャパシタ262および264はオンチップ・キャパシタ、電解コンデンサなどであり得る。オンチップ適用形態では、交流結合キャパシタは、MOSキャパシタ、ポリシリコン・ポリシリコン・キャパシタ、金属対金属キャパシタなどであり得る。
回路は、負荷202および204が、それぞれ、第1端において共通の電源電圧VDDに接続されかつ第2端においてM3およびM4のドレインに接続されるように、配線されている。出力電圧Voutは負荷202および204の第2端のうちの一方から取り出され得る。例えば、図2Aでは、負荷204の第2端とM4のドレインとの間の接続は+Voutを提供するために引き出され、また、負荷202の第2端とM3のドレインとの間の接続は−Voutを提供するために引き出される。M3およびM4のゲートは、各々同じバイアス電圧VDDを受け取る。M3およびM4のソースは、M1およびM2のドレインにそれぞれ接続されている。M1およびM2のゲートは、上記のように、相違する形で入力電圧Vinに接続されている。M1およびM2のソースは相互に結合され、かつM5およびM6のドレインに接続されている。上記のように、M5およびM6のゲートは、直流バイアス回路240および250の出力にそれぞれ接続されている。また、上記のように、M5およびM6のゲートは、交流結合キャパシタ262および264によって差動入力電圧にさらに結合されている。6つのトランジスタM1〜M6の各々は、一致しており、また、自身のバルクを自身のソースに接続されている。
入力電圧Vinが増加してより多くの電流を流すようにM1を駆動すると、交流結合キャパシタ262は、M1のゲートへの入力(例えば図2A中の+Vin/2)と同じ入力電圧をM5のゲートに結合する。したがって、M5は適応型バイアスされる交流電流源として働く。よって、M5によって駆動される電流は入力電圧Vinの増加につれて増加し、また、M5はM1により多くの電流を供給することが可能である。入力電圧Vinが増加すると、トランジスタM2およびM6(これらのゲートは交流結合キャパシタ264によって結合されている)は同様に作用する。
したがって、テイル電流源段260では、M5およびM6は、直流定電流源として働き、交流可変電流源としても働く。上記のように、このことは、アンプ200が直流バイアス状況に影響を与えることなくよりきれいな適応型バイアスを、ひいては工程、電圧、および温度(PVT)の変化にわたってアンプの線形化を提供することを可能にする。
図2Aの差動アンプに関して上記されている技術を様々な他のアンプ構成に適用することが可能であることは認識されるだろう。例えば、図2Bは発明の実施形態に従ったシングルエンド型入力アンプを例示している。
図2Bに示されているように、アンプ201は、図2Aのアンプ200に類似のgm段210、電流バッファ段220、テイル電流源段230、負荷202および204、2つの直流バイアス回路240および250、ならびに新規な線形化回路260を含んでいる。しかしながら、図2Aの差動入力デザインとは対照的に、図2Bのシングルエンド型の入力デザインはgm段トランジスタのうちの一方(例えばトランジスタ212)においてシングルエンド型入力Vinを受け取り、gm段トランジスタのうちの他方(例えばトランジスタ214)がアース電圧に結合されている。したがって、図2Aの差動入力デザイン中のトランジスタ212および214のゲートと比較して、テイル電流源段230を適応型バイアスするために、図2Bの線形化回路260は、トランジスタ212および214のドレインからの入力電圧Vinを容量結合している。具体的には、トランジスタ212のドレインが交流結合キャパシタ264に結合されかつトランジスタ214のドレインは交流結合キャパシタ262に結合されるように、トランジスタ212および214のドレインは交流結合キャパシタ262および264にクロス接続されている。したがって、図2Bのシングル・エンド型入力デザインでは、交流結合キャパシタ212は、ほぼ+Vin/2の電圧を受け取り、また、交流結合キャパシタ214は、ほぼ−Vin/2の電圧を受け取る。このことは、図2Aの差動入力型デザインと同じである。
背景において詳述されているように、アンプの線形性はその入力3次インターセプト・ポイント(IIP3)を測定することによって定量化されることが可能である。これは、例えば、本技術分野において周知のように、標準的なツートーン・テストを使用して行われ得る。ツートーン・テストでは、わずかに相違する基本周波数の2つの正弦波がアンプに入力される。アンプが完全に線形ではないので、2つの入力周波数に対応する2つの希望信号の出力に加えて、アンプは2つの3次相互変調積も生成する。3次相互変調積は、アンプ中の非線形性によるツートーン入力を相互混合(あるいは変調)した結果である。出力信号および3次相互変調積は入力周波数に対してプロットされ、また、IIP3は、所望の出力信号と3次積とが振幅において等しくなる理論的な点として測定される。3次相互変調積が多くの場合希望信号に周波数の点で非常に接近しており、したがって、フィルタリングによって容易に除去されることが可能でないので、ツートーン・テストはシステムの線形性の良好な測定量(測定された量(measure))を提供する。
図3は、発明の実施形態に従った適応型バイアス・アンプの標準的ツートーン・テストの下での性能を例示している。図3において、ツートーン・テストは、5pFの交流結合容量値で図2Aおよび図2Bの技術を実施する適応型バイアス・アンプに対して行なわれた。ツートーン・テストは広帯域能力を実証するために一連の周波数にわたって行なわれた。具体的には、ツートーン・テストは、250MHz(トーン・グループ330)、500MHz(トーン・グループ340)、750MHz(トーン・グループ350)、1000MHz(トーン・グループ320)、および1500MHz(トーン・グループ360)の典型的な周波数に中心をおくトーンについて実行された。比較のために、ツートーン・テストは、適応型バイアス無しで従来の差動アンプについて約650MHz(トーン・グループ310)の周波数を中心とするトーンについても行なわれた。簡略化のために、1次および3次トーンのみが図3に示されている。
従来の差動アンプの出力に対応するトーン・グループ310は、3次トーン312、1次トーン314、1次トーン316、および3次トーン318を含んでいる。1次トーン314および316は2つの入力トーンの希望アンプ出力に相当し、また、3次トーン312および318はアンプ中の非線形性により発生する3次高調波に相当する。トーン・グループ310から導出されたもののような従来アンプのIIP3は、約0dBmである。
発明の実施形態による適応型バイアス・アンプの出力に対応するトーン・グループ320は、3次トーン322、1次トーン324、1次トーン326、および3次トーン328を含んでいる。1次トーン324および326は2つの入力トーンの希望アンプ出力に相当し、また、3次トーン322および328はアンプ中の非線形性により発生する3次高調波に相当する。トーン・グループ330、340、350、および360は同様に解釈されることが可能である。
図3から容易に明らかなように、適応型バイアス・アンプから出力された3次トーン322および328は、従来の差動アンプからの3次トーン312および318出力と比較して、著しく減じられている。トーン・グループ310から導出されたもののような適応型バイアス・アンプのIIP3は、約12dBmである。さらに、トーン・グループ320〜360の3次トーンは比較的一定である。
したがって、図3に示されているように、発明の少なくとも1つの実施形態に従った適応型バイアス・アンプは、従来の差動アンプよりもいっそう線形化された(すなわち、IIP3が改善された)出力を提供し得る。さらに、改善された線形化は、狭い周波数帯に制限されず、比較的広い周波数範囲にわたって維持される。
交流結合キャパシタについての様々な交流容量値は、様々な線形化性能を提供するだろう。表1は、2pF〜8pFの範囲内の交流結合キャパシタの様々な容量値に対する標準的なツートーン・テストの下でシミュレートされたIIP3データを示している。しかしながら、交流結合キャパシタ値の適切な範囲はテイル電流源のトランジスタ(例えば図2Aおよび図2BのM5およびM6)用に選択された物理的サイズに依存し、それはテイル電流源のゲート対ソース容量がそれらの物理的サイズに対応するからであることが認識されるだろう。したがって、表1中の値は典型的な目的だけのために示されており、制限をすることを意図されていない。表1のシミュレーションは約700MHzに中心をおく入力トーンについて実行された。
Figure 2011521604
本明細書において記述されているアンプ回路および他の線形化された能動回路は、通信、ネットワーク化、演算、民生用電子機器などのような様々な適用形態用に使用され得る。これらの線形化された能動回路は、無線通信システム中で、例として符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、グローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))システム、先進移動電話サービス(AMPS)システム、全地球測位システム(GPS)、複数入力複数出力(MIMO)システム、直交周波数分割多重化(OFDM)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングル・キャリアFDMA(SC−FDMA)システム、無線ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)中で使用され得る。アンプは、低ノイズ・アンプ(LNA)、可変利得アンプ(VGA)、電力アンプ(PA)、トランスインピーダンス・アンプなどとして使用され得る。CDMAシステムはcdma2000、広帯域CDMA(W−CDMA)、および/または他のCDMA無線アクセス技術を実施し得る。
図4は、例示的無線通信装置(WCD)402を例示するブロック図である。WCD402は、送信信号経路およびアンテナ428とインターフェースしている受信信号経路を使用する。送信信号経路において、モデム420は、例えばマイクまたはキーパッドからのユーザ入力を符号化する符号化器(図示せず)から入力信号を受信し得る。モデム420は、ユーザ入力をベースバンド信号に変調する。送信プロセッサ422は、ベースバンドから無線周波数(RF)への信号処理を実行してWCD402によって送信されるRF信号を生成する。例えば、送信プロセッサ422は、ベースバンド信号をCDMA周波数帯域中のRF信号にアップコンバートし、ベースバンド信号を増幅して電力アンプ424に信号駆動能力を提供する。ベースバンド直交信号はCDMA周波数帯域にアップコンバートされる前に中間周波数にまずアップコンバートされ得る。あるいは、ベースバンド直交信号は、中間周波数にまずアップコンバートされずに、CDMA周波数帯域に直接アップコンバートされ得る。いずれの場合も、電力アンプ424はRF信号をさらに増幅し、増幅された信号をデュプレクサ426に提供する。次に、デュプレクサ426は、RF信号をアンテナ428に提供する。アンテナ428はRF信号を送信する。
受信信号経路において、デュプレクサ426はRF信号を受信する。RF信号はベースバンド信号と比較して比較的低い電力であるので、LNA430はRF信号を増幅する。次に、受信プロセッサ432は、RFからベースバンド信号への処理を実行してモデム420によって復調されるベースバンド信号を生成する。例えば、受信プロセッサ432は、RF信号を適切なベースバンド信号にダウンコンバートし得る。RF信号はベースバンド周波数にダウンコンバートされる前に中間周波数にまずダウンコンバートされ得る。あるいは、RF信号は、中間周波数にまずダウンコンバートされずに、ベースバンド周波数に直接ダウンコンバートされ得る。いずれの場合も、モデム420は、ベースバンド信号を復調して、復号されかつ出力装置(例えばスピーカ、表示画面)に提供される出力信号を生成する。
受信されたRF信号は電力が低いので、LNA430を含むRFフロント・エンドが高い線形度を示すことは重要である。したがって、LNA430は、発明の様々な実施形態のうちのいずれか、例えば図2Aの適応型バイアス・アンプ200または図2Bの適応型バイアス・アンプ202に従って実現され得る。
前述のものを考慮すると、発明の実施形態が本明細書において記述されている機能、動作のシーケンス、および/またはアルゴリズムを実行するための副回路(sub-circuit)を備えた集積回路を含むことも可能であることは、認識されるだろう。また、発明の実施形態が本明細書において記述されている機能、動作シーケンス、および/またはアルゴリズムを実行するための方法を含むことが可能であることは認識されるだろう。例えば、図5は、発明の実施形態に従った被受信信号の増幅方法を例示するフローチャートである。示されているように、方法は、トランスコンダクタンス段で入力電圧を受け取ること(ブロック502)と、電流源によってトランスコンダクタンス段に電流を供給すること(ブロック504)と、電源からトランスコンダクタンス段に供給される電流をバッファすること(ブロック506)と、トランスコンダクタンス段を電流源に容量結合することによって電流源を適応型バイアスすること(ブロック508)と、適応型バイアス段に直流バイアス電圧を供給すること(ブロック510)と、負荷インピーダンスと電流バッファとの間の接続において出力電圧用のタップを提供するために負荷インピーダンスを使用して電源と電流バッファ段との間を流れる電流を妨げること(ブロック512)と、を含み得る。
1つ以上の例示的な実施形態において、記述されている機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらのあらゆる組合せにおいて実現され得る。ソフトウェアにおいて実現される場合、関数は1つまたは複数の指示またはコードとして、コンピュータ可読媒体上で格納または送信され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶装置媒体、およびコンピュータ・プログラムのある位置から別の位置への移動を容易にするあらゆる媒体を含む通信媒体、の両方を含んでいる。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされることが可能なあらゆる利用可能な物理的媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶装置、または命令またはデータ構造の形態の所望のプログラム・コードを運ぶか格納するために使用されることが可能で且つコンピュータによってアクセスされることが可能な他のあらゆる媒体を具備し得る。また、あらゆる接続も当然、コンピュータ可読媒体と称される。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、撚線対、ディジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他の遠隔ソースから送信される場合、この同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、撚線対、DSL、または赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術は、媒体の定義に含まれている。本明細書において使用されているディスク(disk)とディスク(disc)は、コンパクト・ディスク(CD)、レーザー・ディスク(登録商標)、光ディスク、ディジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)・ディスクおよびブルーレイ・ディスクを含んでいる。ここで、ディスク(disk)は通常磁気的にデータを再生し、他方、ディスク(disc)はレーザーでデータを光学的に再生する。上記のものの組合せもコンピュータ可読媒体の範囲に含まれるべきである。
前述の開示は発明の例証的な実施形態を示しているが、添付された請求項によって定義されるような発明の範囲から外れることなく様々な変更および修正を本明細書においてなされ得ることが注目されるべきである。本明細書において記述されている発明の実施形態に従った方法請求項の機能、ステップ、および/または動作が任意のいずれかの具体的な順序で実行されることは必須ではない。さらに、発明の要素は単数で記述されあるいは請求項中で記述されているかもしれないが、単数への限定が明示的に述べられない限り複数が企図されている。

Claims (36)

  1. アンプを具備する装置であって、前記アンプは、
    入力電圧を受け取るように構成されたトランスコンダクタンス段と、
    前記トランスコンダクタンス段に電流を供給するように構成されたテイル電流源段と、
    前記トランスコンダクタンス段を前記テイル電流源段に容量結合するように構成された、適応型バイアス段と、
    を具備する、装置。
  2. 前記トランスコンダクタンス段が第1および第2トランジスタを具備し、前記適応型バイアス段が前記第1および第2トランジスタのゲートを前記第1および第2トランジスタのゲートにおいて受け取られた差動入力電圧に基づいて前記テイル電流源段の複数のバイアス入力に容量結合するように構成されている、
    請求項1のアンプ。
  3. 前記適応型バイアス段が複数の交流結合キャパシタを含み、各交流結合キャパシタが第1端において前記トランスコンダクタンス段の前記第1および第2トランジスタのうちの一方のゲートに接続され、第2端において前記テイル電流源段のバイアス入力に接続されている、
    請求項2のアンプ。
  4. 各交流結合キャパシタが約2pF〜約8pFの範囲内の容量を有している、
    請求項3のアンプ。
  5. 各交流結合キャパシタが約4pF〜約5pFの容量を有している、
    請求項3のアンプ。
  6. 前記トランスコンダクタンス段が第1および第2トランジスタを具備し、前記適応型バイアス段が前記第1および第2トランジスタのドレインを前記第1および第2トランジスタのうちの一方のゲートにおいて受け取られたシングル・エンド型入力電圧に基づいて前記テイル電流源段の複数のバイアス入力に容量的にクロス結合するように構成されている、
    請求項1のアンプ。
  7. 前記適応型バイアス段が複数の交流結合キャパシタを含み、各交流結合キャパシタが第1端において前記トランスコンダクタンス段の前記第1および第2トランジスタのうちの一方のドレインに接続され、第2端において前記テイル電流源段のバイアス入力に接続されている、
    請求項6のアンプ。
  8. 各交流結合キャパシタが約2pF〜約8pFの範囲内の容量を有している、
    請求項7のアンプ。
  9. 各交流結合キャパシタが約4pF〜約5pFの容量を有している、
    請求項7のアンプ。
  10. 前記テイル電流源段のバイアス入力に結合され、直流バイアス電圧を前記テイル電流源段に供給するように構成されている少なくとも1つの直流バイアス回路をさらに具備する、
    請求項1のアンプ。
  11. 前記トランスコンダクタンス段に結合され、電源から前記トランスコンダクタンス段に供給される電流をバッファするように構成されている電流バッファ段をさらに具備する、
    請求項1のアンプ。
  12. 前記電源と前記電流バッファ段との間に接続された複数の負荷インピーダンスをさらに具備し、少なくとも1つの出力電圧が前記複数の負荷インピーダンスの少なくとも1つと前記電流バッファ段との間の接続から引き出される、
    請求項11のアンプ。
  13. 前記複数の負荷インピーダンスが抵抗である、
    請求項12のアンプ。
  14. 前記装置が無線通信装置である、
    請求項1の装置。
  15. 入力電圧を受け取るためのトランスコンダクタンス手段と、
    前記トランスコンダクタンス手段に電流を供給するための電流供給手段と、
    前記トランスコンダクタンス手段を前記電流供給手段に容量結合するための適応型バイアス手段と、
    を具備するアンプ。
  16. 前記適応型バイアス手段が前記トランスコンダクタンス手段の入力接続を差動入力電圧に基づいて前記電流供給手段のバイアス入力に結合する、
    請求項15のアンプ。
  17. 前記適応型バイアス手段が前記トランスコンダクタンス手段の出力接続をシングル・エンド型入力電圧に基づいて前記電流供給手段のバイアス入力にクロス結合する、
    請求項15のアンプ。
  18. 前記適応型バイアス手段が約2pF〜約8pFの範囲の容量を含んでいる、
    請求項15のアンプ。
  19. 前記適応型バイアス手段が約4pF〜約5pFの容量を含んでいる、
    請求項15のアンプ。
  20. 前記適応型バイアス手段に直流バイアス電圧を供給するための直流バイアス手段をさらに具備する、
    請求項15のアンプ。
  21. 電源から前記トランスコンダクタンス手段に供給される電流をバッファするための電流バッファ手段をさらに具備する、
    請求項15のアンプ。
  22. 前記電源と前記電流バッファ手段との間を流れる電流を妨げる(impede)ためのインピーダンス手段をさらに具備し、少なくとも1つの出力電圧が前記インピーダンス手段と前記電流バッファ手段との間の接続から引き出される、
    請求項21のアンプ。
  23. 入力電圧を増幅するための集積回路であって、
    入力電圧を受け取るための第1副回路と、
    前記第1副回路に電流を供給するための第2副回路と、
    前記第1副回路を前記第2副回路に容量結合することによってアンプを適応型バイアスするための第3副回路と、
    を具備する、集積回路。
  24. 前記第3副回路が前記第1副回路の入力接続を差動入力電圧に基づいて前記第3副回路のバイアス入力に結合する、
    請求項23の集積回路。
  25. 前記第3副回路が前記第1副回路の出力接続をシングル・エンド型入力電圧に基づいて前記第3副回路のバイアス入力にクロス結合する、
    請求項23の集積回路。
  26. 前記第3副回路が約2pF〜約8pFの範囲の容量を提供する、
    請求項23の集積回路。
  27. 前記第3副回路が約4pF〜約5pFの容量を提供する、
    請求項23の集積回路。
  28. 前記第3副回路に直流バイアス電圧を供給するための第4副回路をさらに具備する、
    請求項23の集積回路。
  29. 電源から前記第1副回路に供給される電流をバッファするための第5副回路をさらに具備する、
    請求項28の集積回路。
  30. 前記電源と前記第5副回路との間を流れる電流を妨げる(impede)ための第6副回路をさらに具備し、少なくとも1つの出力電圧が前記第6副回路と前記電流第5副回路との間の接続から引き出される、
    請求項29の集積回路。
  31. 受信された信号を増幅するための方法であって、
    トランスコンダクタンス段で入力電圧を受け取り、
    電流源によって前記トランスコンダクタンス段に電流を供給し、
    前記トランスコンダクタンス段を前記電流源に容量結合することによって前記電流源を適応型バイアスする、
    ことを具備する方法。
  32. 適応型バイアスすることが、前記トランスコンダクタンス段の入力接続を差動入力電圧に基づいて前記電流源のバイアス入力に結合することを含む、
    請求項31の方法。
  33. 適応型バイアスすることが、前記トランスコンダクタンス段の出力接続をシングル・エンド型入力電圧に基づいて前記電流源のバイアス入力に結合することを含む、
    請求項31の方法。
  34. 適応型バイアス段に直流バイアス電圧を供給することをさらに具備する、
    請求項31の方法。
  35. 電源から前記トランスコンダクタンス段に供給される電流をバッファすることをさらに具備する、
    請求項31の方法。
  36. 前記電源と電流バッファ段との間を流れる電流を妨げることをさらに具備し、少なくとも1つの出力電圧が少なくとも1つの負荷インピーダンスと電流バッファとの間の接続から引き出される、
    請求項35の方法。
JP2011511744A 2008-05-23 2009-05-22 改善された線形化を有するアンプ Expired - Fee Related JP5175389B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/126,189 US7834698B2 (en) 2008-05-23 2008-05-23 Amplifier with improved linearization
US12/126,189 2008-05-23
PCT/US2009/045065 WO2009143480A1 (en) 2008-05-23 2009-05-22 Amplifier with improved linearization

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011521604A true JP2011521604A (ja) 2011-07-21
JP5175389B2 JP5175389B2 (ja) 2013-04-03

Family

ID=40943860

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011511744A Expired - Fee Related JP5175389B2 (ja) 2008-05-23 2009-05-22 改善された線形化を有するアンプ

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7834698B2 (ja)
EP (1) EP2294689A1 (ja)
JP (1) JP5175389B2 (ja)
KR (1) KR101237565B1 (ja)
CN (1) CN102037641A (ja)
TW (1) TW201004137A (ja)
WO (1) WO2009143480A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012065168A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Toshiba Corp 高周波差動増幅回路
JP2019122001A (ja) * 2018-01-11 2019-07-22 株式会社東芝 回路、受信回路、光受信器、光伝送システム、およびアクティブ光ケーブル

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2009013814A1 (ja) * 2007-07-24 2010-09-24 富士通株式会社 半導体装置
TWI387198B (zh) * 2009-06-08 2013-02-21 Ind Tech Res Inst 低雜訊放大器
CN102332868B (zh) * 2011-10-18 2013-08-28 东南大学 一种低功耗宽带低噪声放大器
US8907725B2 (en) * 2012-09-24 2014-12-09 Analog Devices, Inc. Circuit to prevent load-induced non-linearity in operational amplifiers
CN102931932B (zh) * 2012-10-25 2017-11-14 中国科学院微电子研究所 一种互补偏置差分放大器
US9035697B2 (en) 2013-03-15 2015-05-19 Qualcomm Incorporated Split amplifiers with improved linearity
CN104065355A (zh) * 2013-03-19 2014-09-24 上海华虹宏力半导体制造有限公司 全差分低噪声放大器
CN103281038B (zh) * 2013-05-27 2016-02-03 中国科学院上海高等研究院 宽带低噪声放大器
US9124246B2 (en) * 2013-09-25 2015-09-01 Qualcomm Incorporated Baseband processing circuitry
CN105684302A (zh) 2013-11-04 2016-06-15 马维尔国际贸易有限公司 使用低阻抗偏置的记忆效应减小
KR101592936B1 (ko) * 2014-01-06 2016-02-11 주식회사 파이칩스 저잡음 증폭기
US9369097B2 (en) * 2014-09-05 2016-06-14 Qualcomm Incorporated Multi-band low noise amplifier
CN104201999B (zh) * 2014-09-23 2018-04-24 无锡华大国奇科技有限公司 基于自适应尾电流的跨导运算放大器
US10734958B2 (en) * 2016-08-09 2020-08-04 Mediatek Inc. Low-voltage high-speed receiver
US10014845B2 (en) * 2016-08-09 2018-07-03 Qualcomm Incorporated Systems and methods providing an intermodulation distortion sink
US9806686B1 (en) * 2016-09-22 2017-10-31 Inphi Corporation Linear variable gain amplifier
US10236851B2 (en) 2016-11-17 2019-03-19 Mediatek Inc. Wide bandwidth variable gain amplifier and exponential function generator
US10038418B1 (en) 2017-04-04 2018-07-31 Psemi Corporation Optimized multi gain LNA enabling low current and high linearity including highly linear active bypass
US11881828B2 (en) 2017-04-04 2024-01-23 Psemi Corporation Tunable effective inductance for multi-gain LNA with inductive source degeneration
US11095254B1 (en) 2020-01-23 2021-08-17 Analog Devices International Unlimited Company Circuits and methods to reduce distortion in an amplifier
US11264953B2 (en) * 2020-01-31 2022-03-01 Analog Devices International Unlimited Company Bias arrangements for improving linearity of amplifiers

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5211852A (en) * 1975-07-15 1977-01-29 Commissariat Energie Atomique Device for biasing differential amplifier
JPH0391306A (ja) * 1989-08-25 1991-04-16 Philips Gloeilampenfab:Nv 増幅器
JPH06268457A (ja) * 1993-03-12 1994-09-22 Hitachi Ltd 演算増幅回路
JPH0730389A (ja) * 1993-07-13 1995-01-31 Nec Corp 差動増幅回路
US7279924B1 (en) * 2005-07-14 2007-10-09 Altera Corporation Equalization circuit cells with higher-order response characteristics

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6614301B2 (en) * 2002-01-31 2003-09-02 Intel Corporation Differential amplifier offset adjustment
US6972624B1 (en) * 2003-08-08 2005-12-06 Linear Technology Corporation Low-voltage high dynamic range variable-gain amplifier
EP1548932A1 (en) * 2003-12-24 2005-06-29 STMicroelectronics Belgium N.V. Differential low noise amplifier with low power consumption
US7268625B2 (en) * 2004-09-15 2007-09-11 Broadcom Corporation Method and apparatus for a linear transconductance device
US7889007B2 (en) * 2005-08-02 2011-02-15 Qualcomm, Incorporated Differential amplifier with active post-distortion linearization
US7382197B2 (en) * 2006-09-08 2008-06-03 Intel Corporation Adaptive tuning circuit to maximize output signal amplitude for an amplifier

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5211852A (en) * 1975-07-15 1977-01-29 Commissariat Energie Atomique Device for biasing differential amplifier
JPH0391306A (ja) * 1989-08-25 1991-04-16 Philips Gloeilampenfab:Nv 増幅器
JPH06268457A (ja) * 1993-03-12 1994-09-22 Hitachi Ltd 演算増幅回路
JPH0730389A (ja) * 1993-07-13 1995-01-31 Nec Corp 差動増幅回路
US7279924B1 (en) * 2005-07-14 2007-10-09 Altera Corporation Equalization circuit cells with higher-order response characteristics

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012065168A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Toshiba Corp 高周波差動増幅回路
JP2019122001A (ja) * 2018-01-11 2019-07-22 株式会社東芝 回路、受信回路、光受信器、光伝送システム、およびアクティブ光ケーブル

Also Published As

Publication number Publication date
JP5175389B2 (ja) 2013-04-03
KR101237565B1 (ko) 2013-02-26
US7834698B2 (en) 2010-11-16
KR20110013506A (ko) 2011-02-09
EP2294689A1 (en) 2011-03-16
US20090289715A1 (en) 2009-11-26
CN102037641A (zh) 2011-04-27
TW201004137A (en) 2010-01-16
WO2009143480A1 (en) 2009-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5175389B2 (ja) 改善された線形化を有するアンプ
US8310312B2 (en) Amplifiers with improved linearity and noise performance
US8536947B2 (en) Class AB amplifier with resistive level-shifting circuitry
JP5485386B2 (ja) Rfシングルエンド/差動変換器
US20120064852A1 (en) Low noise amplifier having both ultra-high linearity and low noise characteristic and radio receiver including the same
TWI442695B (zh) 在接收器射頻前端達成高選擇性之方法
WO2009097353A1 (en) Method and apparatus for reducing intermodulation distortion in an electronic device having an amplifier circuit
WO2017166109A1 (zh) 一种低噪声放大器
KR100748721B1 (ko) 저잡음 증폭을 위한 푸시-풀 증폭기 및 방법
Pandey et al. A 0.6 V, low‐power and high‐gain ultra‐wideband low‐noise amplifier with forward‐body‐bias technique for low‐voltage operations
EP3272007B1 (en) Amplifier adapted for noise suppression
US7605655B2 (en) Highly linear differential amplifier with a novel resistive source degeneration network
KR100740951B1 (ko) 하이브리드 발룬 장치 및 수신기
CN110896300A (zh) 一种宽带低噪声放大器
US20120286869A1 (en) Current buffer
Dai et al. A duplex current‐reused CMOS LNA with complementary derivative superposition technique
CN107579715B (zh) 一种宽带线性化cmos低噪声放大器电路
KR20100051411A (ko) 광대역 저잡음 증폭기
US20110109392A1 (en) Low noise amplifier
KR20080025910A (ko) 저잡음 차동 증폭기
KR102449479B1 (ko) 전력 증폭기
KR101609692B1 (ko) 저잡음 증폭기
Zhao et al. A linearized and low noise CMOS mixer with B‐type amplifier‐based sub‐harmonic balun
WO2023273456A1 (zh) 平衡电路和单端转差分放大器
CN117081516A (zh) 一种高线性度的低噪声放大器及电子设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120703

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120920

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130104

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees