JP2011520720A - 真空包装された製品及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、真空包装された製品及びその製造方法に関し、より詳細には、真空包装されたポレオレフィンベースの製品及びそのガンマ線照射に伴う望ましくない副作用を低減又は除去する方法に関する。本発明によれば、真空包装された製品並びにガンマ線照射によるポリオレフィンベースの製品の滅菌に伴う引張強度の低下を抑え、且つそのような放射線滅菌によって通常発生する臭気を低減させるための方法が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、真空包装された製品及びその製造方法に関し、より詳細には、真空包装されたポレオレフィンベースの製品及びそのガンマ線照射に伴う望ましくない副作用を低減又は除去する方法に関する。
様々な使用分野において、滅菌されたポリオレフィンベースの衣類、用具及び道具の使用が要望されている。例えば、医療従事者、歯科従事者、化学研究者、バイオ技術研究者の作業環境並びに他の同様の分野において、使用前に滅菌済みのポリオレフィンベースの製品を使用することが良く知られている。
米国特許第4041203号明細書 米国特許第4340563号明細書 米国特許第5041483号明細書
現在、手術着及びドレープとして使用される医療用布材のようなポリオレフィンベースの製品の滅菌には、エチレンオキシドが使用されている。しかし、エチレンオキシド殺菌の潜在的な危険性と高コスト性から、医療界は別の滅菌方法の検討をせまられている。滅菌の1つの有効な方法は、ガンマ線照射の使用である。ガンマ線照射によるポリオレフィンベースの製品及び用具の滅菌は有効ではあるが、その照射工程によって生じる少なくとも2つの非常に望ましくない副作用が存在する。第1の望ましくない副作用は、ガンマ線が照射されたポリオレフィンベースの製品には、該製品を様々な用途において不都合な状態にするほどの強烈な臭気が生じることである。第2の望ましくない副作用は、ガンマ線が照射されたポリオレフィンベースの製品における顕著な強度の低下である。実際、ガンマ線を照射した場合、ポリオレフィンベースの製品の引裂強度は、ガンマ線を照射しない場合の引裂強度の65%程度減少することが知られている。
この望ましくない臭気及びポリオレフィンベース製品の強度低下の原因は、その製品のポリオレフィンを酸素の存在下でガンマ線照射に曝したときに生ずるフリーラジカル過程に在ることが分かっている。ポリオレフィンベースの製品では、この過程で、ポリオレフィン鎖を繋いでいる化学結合が実質的に破壊され、フリーラジカルが生成される。このようなポリオレフィン骨格の破壊によって、放射線量に比例するポリオレフィンの強度低下が生じる。形成されたフリーラジカルは、空気中の酸素との再結合が可能であるため、短鎖酸、酸化化合物を生成し、生成された化合物は製品内に捕捉される。生成された酸の1つである酪酸が、臭気発生の主要原因と思われる物質である。
これら2つの望ましくない副作用を除去するための従来の努力及び試みに、ポリオレフィンベースの製品のガンマ線照射に伴う臭気をわずかに低減する方法が含まれているが、臭気を十分に低減していないし、また、照射処理より生ずる引裂強度の低下も最小限に抑えられていない。
したがって、ポリオレフィンベースの製品のガンマ線照射に伴う臭気を更に低減し又は除去するための製品及び方法に対する需要が存在している。
臭気の低減だけでなく、ガンマ線照射に起因するポリオレフィンベースの製品の強度低下も最小に抑えることができる製品及び方法に対する別の需要も存在している。
本発明の一実施例では、放射線滅菌後の製品の引張強度の低下を抑えるべく、約0.2立方センチメートル/645.16平方センチメートル/24時間(約0.2立方センチメートル/100平方インチ/24時間)以下の酸素透過率を有する層と収容空間とを含む包装材内に真空包装された製品を提供する。製品は、包装材の収容空間に収納され、この収容空間は、約10000パスカル(約100ミリバール)以下の圧力値の真空状態を有している。包装材と製品の放射線滅菌後の前記製品の引張強度の低下率は約20%未満である。
本発明の別の実施例では、放射線滅菌後の製品の引張強度の低下を抑えるべく、約0.2立方センチメートル/645.16平方センチメートル/24時間(約0.2立方センチメートル/100平方インチ/24時間)以下の酸素透過率を有するエチレンビニルアルコール層と収容空間とを含む包装材内に真空包装された製品を提供する。製品は、包装材の収容空間に収納され、この収容空間は、約1000パスカル(約10ミリバール)以下の圧力値の真空状態を有している。包装材と製品の放射線滅菌後の前記製品の引張強度の低下率は約14%未満である。
本発明の一実施例では、放射線滅菌後の製品の引張強度の低下を抑えるべく、約2.3立方センチメートル/645.16平方センチメートル/24時間(約2.3立方センチメートル/100平方インチ/24時間)以下の酸素透過率を有する層と収容空間とを含む包装材内に真空包装された製品を提供する。製品は、包装材の収容空間に収納され、この収容空間は、約1000パスカル(約10ミリバール)以下の圧力値の真空状態を有している。包装材と製品の放射線滅菌後の前記製品の引張強度の低下率は約17%未満である。
本発明のさらなる別の実施例では、放射線滅菌後の製品の引張強度の低下を抑えるために包装材内に製品を包装する方法であって、酸素透過率が約0.2立方センチメートル/645.16平方センチメートル/24時間(約0.2立方センチメートル/100平方インチ/24時間)以下の層によって画定された収容空間を有する包装材を準備するステップと、前記包装材の前記収容空間内に製品を収容するステップと、前記製品を収容した前記包装材の前記収容空間内を約1000パスカル(10ミリバール)以下の真空にするステップとを含み、前記包装材及び前記製品の放射線滅菌後の前記製品の引張強度の低下率が約14%未満になるようにしたことを特徴とする方法を提供する。
本発明の一実施例の一部破断図である。
ポリオレフィンベースの製品がガンマ線の照射を受けると、ポリオレフィン鎖の化学結合の幾つかが破壊され、破壊されたポリオレフィン鎖が反応可能な酸素と結合することによってさらなる鎖切断が引き起こされ、それにより製品の強度が低下することが知られている。本発明の方法では、放射線照射された製品は、ポリオレフィン鎖の幾つかは破壊されるが、破壊されたポリオレフィン鎖の結合部位と結合する酸素はほとんど存在しない。そのため、ポリオレフィン鎖内の反応可能な結合部位は、包装材内の酸素と結合する代わりに自由に互いに再結合し、それにより、放射線照射された製品の強度の大部分が維持される。また、短鎖有機酸などの酸化化合物が生成される可能性が最小化され、それにより臭気が低減又は除去されることは、そのような特徴を示す製品と同様、本発明の特徴を構成する。
本発明は、不織材料のようなポリオレフィンベースの製品に関する。不織材料は、織り工程又は編み工程を用いずに形成され、個々の繊維又は糸が相互に絡み合った構造を有しているが、識別可能な反復模様は有していない。不織材料は、過去においては、例えば、メルトブローン工程、スパンボンド工程、及びボンデッドカーデッドウエブ工程のような各種の工程によって形成されていた。本発明の材料は、概ね、ポリオレフィン族から選択される。詳細には、ポリオレフィンは、ホモ重合体又は共重合体のいずれかである。好適なホモ重合体は、ポリプロピレンであり、好適な共重合体は、プロピレン/エチレン共重合体である。共重合体内のプロピレンの量は、90%から100%の範囲であり、共重合体内のエチレンの量は、0から10%の範囲である。エチレンの量の増加にともない製造される材料の柔軟性が増大することを理解されたい。したがって、好適な共重合体は、97%のプロピレンと3%のエチレンの構成である。
ポリオレフィンベースの布地を製造する方法は、当業界で公知であり、例としては、米国特許第4041203号明細書(特許文献1)及び米国特許第4340563号明細書(特許文献2)を参照されたい(この参照により本明細書に組み込まれたものとする)。
製品に使用する製造材料の重さは、1平方ヤード当りのオンスで表され、これは、通常、その目的とする用途によって決まる。例えば、この材料を自動車用カバーとして使用する場合には、この材料の重さは、概ね、91.44cm当り204.1164g(1平方ヤード当り7.20オンス)(osy)の範囲内とする。この材料をおむつの内張りとして使用する場合には、この材料の重さは、概ね、91.44cm当り8.50gから22.68g(1平方ヤード当り0.3オンスから0.8オンス)の範囲とする。手術着に使用する場合、この材料の重さは、91.44cm当り22.68gから85.05g(1平方ヤード当り0.8オンスから3.0オンス)の範囲とする。本発明の製品に用いる好適なポリオレフィンベースの材料は、91.44cm当り3628.73g(約128osy)の坪量を有する不織ポリプロピレン・スパンボンド/メルトブローン/スパンボンド(SMS)材料である。好適な別の坪量は、91.44cm当り51.02g(約1.8osy)である。
ポリオレフィンの押出成形の前に、安息香酸エステルのようなガンマ線安定剤が、ポリオレフィンに添加される。過去においては、ガンマ線照射工程においてポリオレフィンを安定化するためにポリオレフィンへのガンマ線安定剤の添加が必要であると一般的に信じられていた。このステップは、ポリオレフィンの強度低下を最小化し且つ臭気を低減させるための試みとして実施された。しかし、ポリオレフィン強度低下及び臭気を最小化するのにガンマ線安定剤の使用は必須ではないことが知られている。本発明は、ガンマ線安定剤なしにポリオレフィンの強度低下を最小化することを目的として発見された。また、ガンマ線放射工程に伴う臭気を低減させるのにガンマ線安定剤を必要としないことも確認された。だがしかし、本明細書での使用目的に適合し且つ当業者に知られているガンマ線安定剤は押出成形前にポリオレフィンに添加してもよい。
滅菌されるべきポリオレフィンベースの製品は、調達後、通常は、酸素不浸透性包装材内に収納される。「酸素不浸透性」とは、後の段落で更に説明するように、その材料構造が、酸素の透過に対する強力な障壁を形成することを意味する。包装材内に製品(すなわち、ガンマ線安定剤を添加した又は添加していないポリオレフィン製品又は布地)が、一旦、収納されたならば、包装材は、従来の装置によってシールされた後に、ガンマ線照射によって滅菌される。酸素不浸透性包装材をヒートシールする方法は、当業界において良く知られている。
ガンマ線照射技法は、当業界において良く知られている。ポリオレフィン繊維のガンマ線照射の一般的説明に関しては、米国特許第5041483号明細書(特許文献3)を参照されたい(この参照により本明細書に組み込まれたものとする)。一般的に言って、ポリオレフィン製品又は衣類の滅菌に必要な放射線量は、その製品のバイオバーデンに依存する。追加的要因には、滅菌される製品の密度と形状が含まれる。照射に適する範囲は、約10キログレイから約100キログレイまで、より好ましくは、約15キログレイから約60キログレイまでである。
本発明の一側面において、滅菌されるべき製品及び包装材は、エチレンビニルアルコール層を含む包装材によって包装されたポリプロピレン不織材製品を含む。好ましくは、包装材は、ナイロン製最外層とポリエチレン製最内層とエチレンビニルアルコール(EVOH)製中間層とを含む3層共押出フィルム材を含む。EVOH層は、好ましくは、約0.2立方センチメートル/645.16平方センチメートル/24時間(約0.2立方センチメートル/100平方インチ/24時間)の酸素透過率(OTR)を有する。滅菌の前に、包装材は、その内部に約1000パスカル(10ミリバール)の真空状態が形成される。
本発明の実施に使用される材料及び方法は、以下の例を参照することによってより完全に理解されるが、これらの例は、いかなる意味においても、本発明の範囲を限定することを意図していない。
試料の説明
材料
不織材料
ここでの研究に使用された不織材料は、全て、0.84平方メートル当り34.02g(1平方ヤード当り1.2オンス)の坪量を有する熱的に結合されたポリプロピレン・スパンボンド布地であった。
材料1Aと1Bは、エクソンモービル社(Exxon Mobil)製の3155型ポリプロピレン樹脂と1重量%の二酸化チタン(TiO2)とから構成される。
材料2Aと2Bは、エクソンモービル社(Exxon Mobil)製の3155型ポリプロピレン樹脂と、1重量%のTiOと、1重量%のChimassorb 2020と、0.2重量%のTinuvin 770とから構成される。Chimassorb 2020[CAS#192268-64-7]とTinuvin 770[CAS#52829-07-9]は、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社(Ciba Specialty Chemicals)から市販のヒンダードアミン化学剤である。
前記符号中の「A」と「B」は、同一の工程環境を使用して別の日に製造された同一材料の異なるロットを意味している。
包装する前に、ロール状の(スパンボンド)材料は、各シートが19.05cm幅×24.13cm長さ(7.5インチ幅×9.5インチ長さ)の100個のシートを含む布地束に変えられる。これは、大雑把に1束当り4.60平方メートル(〜181.4g))(5.5平方ヤード(〜0.4ポンド))である全布地面積に一致する。
包装材料
本発明を説明するための例として、酸素透過率(OTR)を異にする数個の包装材料が用いられた。各包装材は、2つの異なる層材料を熱的に形成した後、互いにシールすることによって形成された。使用された材料を以下の表に示す。
Figure 2011520720
包装工程
各包装材材料は、フォームフィルシール(form-fill-seal)法を使用して、キャビティ(25.4cm×20.3cm×3.81cm)(10インチ×8インチ×1.5インチ)内に下層フィルムを熱的に形成し、このキャビティ内にスパンボンドの単一束を配置し、上層層を下層層に押し付け、所望レベルの真空を引き、そして、下層層に上層層をヒートシールすることによって製作された。記録されている真空レベルは、シールされた時点での包装材内の残留圧力である。全ての例及び比較例に関して64個の各包装材が製作された。これらの包装材のうち32個は引張強度試験が直ちに行われ、一方、別の32個は、引張強度試験の前に、50kGy(キログレイ)の放射を受けた。
放射処理
包装材を、ガンマ線放射又は電子線放射のいずれかに曝した。ガンマ線照射は、放射線量の厳格な管理(+/−10%)を目的として実施された。電子線照射は、電子線の下を、製品の代わりに各包装材を通過させることによって実施された。この照射は、スパンボンド材料に、より一層制御されそして再現可能な放射線量を提供した。以下に説明する例では、両方の場合に、50kGyの目的放射線量が使用された。これらの例を形成するに使用する製造工程に関しては、50kGyは、10−6の滅菌保証レベルを確保するには最悪の放射線露出である考えられ、それ故、本発明の説明のために選択された。先行研究は、ポリプロピレン・スパンボンド試料に適用される放射線量と発生する引張強度の低下量との間に強力な相関関係があることを証明している。不織布地のバイオバーデンの制御は、より少ない放射線量における同一の滅菌保証レベルの確保を可能とするが、このことは、当業者には自明であろう。
引張試験
全ての例及び比較例に関して、「織物布地の破壊強度及び伸長に関する標準試験法(グラブテスト)」との名称のASTM D-5034試験方法に従って引張試験が行われた。この試験方法の詳細は以下の表に見ることができる。
Figure 2011520720
各試料用に作成された64個の包装材の中、32個が直ちに広げられ、試料の引張強度が試験された。上述したように、各包装材は、100個のシートから成るスパンボンドの1束を含む。各束内に存在する100の中から4のスパンボード・シートを無作為に取り出した。これらのシートの2つは、切断形成された15.24cm×10.16cm(6インチ×4インチ)の矩形寸法を有しており、不織材料のマシン方向(MD)で引張特性の測定が行われる。残りの2つのシートは、不織材料のクロスマシン方向(CD)で引張特性の測定が行われるように切断形成された。そして、MD及びCD引張強度の記録された平均値は、64の計算結果(1包装材につき2の試験×1コードにつき32包装材)を平均することによって得られた。放射を受けないこれらの先の32の試料からの平均値は、材料の初期(放射前)引張強度として記録された。
照射の後、各コードからの別の32の試料が、上記の同一の方法で試験された。放射を受けたこれらの次の32の試料の平均値は、50kGy放射処理後(放射後)引張強度として記録された。
次に、放射露出に起因する引張強度の低下%は、下記の式を使用して計算された。
Figure 2011520720
データ表
表3は、真空レベル、包装材の酸素透過率及び放射線安定剤が、殺菌放射線(γ放射線量=50kGy)に曝したポリプロピレン・スパンボンド材料の引張強度に与える影響を示す。
Figure 2011520720
注:記録されている引張特性は、最大荷重であり、64個の試料の平均値を表す。このデータでの標準偏差は、記録された平均の3%から10%の範囲である。
表3は、ガンマ線放射(γ放射線量=50kGy)に曝されたポリプロピレン・スパンボンド材料の引張強度に対する、真空レベル、包装材の酸素透過率及び使用される放射線安定剤を変更したときの影響を示す。このデータは、一定の放射線量では、布地が受けるダメージの程度は、選択された不織材料に関する3つの変数の全てに依存することを示している。
このデータは、一定の放射線量では、布地に生ずる損傷の程度は、選択された不織材料に関する3つの変数の全てに依存することを示している。
例1〜4のスパンボンド材料は、例5〜8の材料と同一である。同様に、シール前の包装材内の残留圧力も、両方の例のグループで同一であった(10mbar)。唯一の違いは、材料包装に使用される層であった。例5に対する例1、例6に対する例2、例7に対する例3、そして、例8に対する例4の比較では、OTRが小さい層で包装されたスパンボンド材料は、放射線に曝された時に生ずる引張強度の低下が比較的小さいことが明確に示されている。しかし、両方の例については、引張強度の低下量は、依然として小さい。
比較例C4は、低OTRの包装材層が、本発明に従って適正に選択されない場合に生ずる引張強度の低下を示す。適切な真空を引き且つ同一のスパンボンド材料を用いたにもかかわらず、C4のスパンボンドの引張強度の低下量は、例4及び8で測定された引張強度の低下量の約2倍の大きさである。このデータの組合せは、放射線に曝された際にポリプロピレン不織材の性質を維持するためには、低OTRの包装材層を適正に選択することが重要であることを示す。
例1と例3のスパンボンド材料は、例9と例10の材料と同一である。同様に、包装材材料も、両方の例で同一である。唯一の違いは、試料をシールする前に真空を引く程度であった。例9に対する例1そして例10に対する例3の比較では、より高い残留圧力値(100mbar)で包装されたスパンボンド材料の方が放射線に曝されたときの引張強度の低下が比較的大きいことが明確に示されている。しかし、両方の例については、引張強度の低下量は、依然として小さい。
比較例C1とC3は、真空レベルが本発明に従って適正に選択されない場合に生ずる引張強度の低下量を示す。低OTRの包装材層を使用し且つ同一のスパンボンド材料を用いたにもかかわらず、C1のスパンボンドの引張強度の低下量は、例1で測定された引張強度の低下量の約2倍の大きさであり且つ例9で測定された引張強度の低下量よりも50%大きい。同様に、C3の引張強度の低下量は、例3で測定された引張強度の低下量の約2倍の大きさであり且つ例10で測定された引張強度の低下量よりも50%大きい。このデータの組合せは、放射線に曝された際にポリプロピレン不織材の性質を維持するためには、包装中の真空レベルを適正に選択することが重要であることを示す。
最後に、この引張強度のデータは、放射線安定剤が、真空及び低OTRの包装材層と相乗的に作用することを示す。第1に、比較例C3に対する比較例C1の比較では、本発明の範囲外の真空レベルが適用された場合、ポリプロピレン・スパンボンド中にヒンダードアミン安定剤が存在しても、照射後に観察される引張強度の低下量はあまり改善されないことを示唆している。しかし、意外なことではあるが、ヒンダードアミンが真空及び低OTRの包装材材料とともに使用された場合は、測定されたMD引張強度の低下量に、統計学的に有意な影響がある。ヒンダードアミンの使用に伴うこのMD引張強度の改善は、例1と3、例2と4、例5と7、例6と8、及び例9と10の比較において観察することができる。これらの比較の各組合せにおいて、ポリプロピレン内にヒンダードアミンが存在する場合には、MD引張強度は、約4乃至6%改善される。これは、放射後の引張強度の約33乃至50%の低減と一致する。
表4は、放射方法がポリプロピレン・スパンボンドの引張特性に与える影響を示す(γ放射線量=50kGy)。
gは、50kGyのガンマ線照射を適用した場合である。
eは、50kGyの電子線照射を適用した場合である。
Figure 2011520720
注:記録されている引張特性は、最大荷重であり、64個の試料の平均値を表す。このデータでの標準偏差は、記録された平均の3%から10%の範囲である。
表4は、放射源の変更による影響を示している。この場合、同一の放射線量(γ放射線量=50kGy)が試料に与えられるように、同一の布地材料をガンマ線放射源又は電子線源に対して曝す。このデータは、一定の放射線量では、生ずる引張特性の低下量が類似することを示す。電子線放射はガンマ線放射よりも反応性材料に与えるダメージが小さいことを示唆している幾つかの論説に照らして、このことは予想外である。
図1を参照するに、包装材10は、例示としてのみであるが、手術着又は他の種類の衣類、手袋、マスク、ドレープ、パック、カバー等の単一製品又は複数製品を包装するのに使用される。包装材10は、酸素不浸透性である外側材12、14を含み、外側材12、14を例えば熱シール線16、18及び20で互いにシールされることによって、包装材10内に収容空間22が形成される。部材12、14は、材料の単一層とすることもでき、又は、同一の又は異なる材料の複数層の積層構造とすることもでき、いずれの場合においても、酸素不浸透性をもたらすためのEVOH層を含む。ポリプロピレン不織材製であることが好ましい製品24を収容空間22に入れた後、包装材10は、端縁部28に沿ってシールされる。所望ならば、製品の取り出しを容易にするために包装材10に切り込み26を設ける。
本発明は、好実施例を有するものとして説明されたが、別の改良が可能であることを理解されよう。したがって、本発明の一般的原理に従う、そして、本発明が係る当業界の公知の又は慣用の実施に該当し且つ添付請求項の範囲に該当するような本発明からのそのような開発を含む本発明の全ての変更、均等物、使用、又は応用をカバーすることを意図している。

Claims (20)

  1. 放射線滅菌後の製品の引張強度の低下を抑えるための、包装材と前記包装材内に真空包装される製品との組合せであって、
    酸素透過率が約0.2立方センチメートル/645.16平方センチメートル/24時間(約0.2立方センチメートル/100平方インチ/24時間)以下の層によって収容空間を画定する包装材と、
    前記包装材の前記収容空間内に収容される製品とを含み、
    前記包装材の前記収容空間は約10000パスカル(約10ミリバール)以下の真空を有し、
    前記包装材及び前記製品の放射線滅菌後の前記製品の引張強度の低下率が約20%未満になるようにしたことを特徴とする組合せ。
  2. 前記放射線が、ガンマ線であることを特徴とする請求項1に記載の組合せ。
  3. 前記層が、エチレンビニルアルコールからなることを特徴とする請求項1に記載の組合せ。
  4. 前記製品が、ポリオレフィン材料製であることを特徴とする請求項1に記載の組合せ。
  5. 前記ポリオレフィン材料が、ポリプロピレン不織材であることを特徴とする請求項4に記載の組合せ。
  6. 前記包装材内の前記真空が、約1000パスカル(約10ミリバール)であることを特徴とする請求項1に記載の組合せ。
  7. 前記製品の引張強度の低下率が約14%未満になるようにしたことを特徴とする請求項6に記載の組合せ。
  8. 前記ポリオレフィン材料中に放射線安定剤が含まれることを特徴とする請求項4に記載の組合せ。
  9. 放射線滅菌後の製品の引張強度の低下を抑えるための、包装材と前記包装材内に真空包装される製品との組合せであって、
    酸素透過率が約0.2立方センチメートル/645.16平方センチメートル/24時間(約0.2立方センチメートル/100平方インチ/24時間)以下の層によって画定された収容空間を有する包装材と、
    前記包装材の前記収容空間内に収容されるポリプロピレン不織材製の製品とを含み、
    前記包装材の前記収容空間は約1000パスカル(約10ミリバール)以下の真空を有するようにし、
    前記包装材及び前記製品の放射線滅菌後の前記製品の引張強度の低下率が約14%未満になるようにしたことを特徴とする組合せ。
  10. 前記放射線が、ガンマ線であることを特徴とする請求項9に記載の組合せ。
  11. 放射線滅菌後の製品の引張強度の低下を抑えるための、包装材と前記包装材内に真空包装される製品との組合せであって、
    酸素透過率が約2.3立方センチメートル/645.16平方センチメートル/24時間(約2.3立方センチメートル/100平方インチ/24時間)以下の層によって画定された収容空間を有する包装材と、
    前記包装材の前記収容空間内に収容される製品とを含み、
    前記包装材の前記収容空間は約1000パスカル(約10ミリバール)以下の真空を有し、
    前記包装材及び前記製品の放射線滅菌後の前記製品の引張強度の低下率が約17%未満になるようにしたことを特徴とする組合せ。
  12. 前記放射線が、ガンマ線であることを特徴とする請求項11に記載の組合せ。
  13. 前記層が、エチレンビニルアルコールからなることを特徴とする請求項11に記載の組合せ。
  14. 前記製品が、ポリオレフィン材料製であることを特徴とする請求項11に記載の組合せ。
  15. 前記ポリオレフィン材料が、ポリプロピレン不織材であることを特徴とする請求項14に記載の組合せ。
  16. 前記ポリオレフィン材料中に放射線安定剤が含まれることを特徴とする請求項14に記載の組合せ。
  17. 放射線滅菌後の製品の引張強度の低下を抑えるために包装材内に製品を包装する方法であって、
    酸素透過率が約0.2立方センチメートル/645.16平方センチメートル/24時間(約0.2立方センチメートル/100平方インチ/24時間)以下の層によって収容空間を画定する包装材を準備するステップと、
    前記包装材の前記収容空間内に製品を収容するステップと、
    前記製品を収容した前記包装材の前記収容空間内を約1000パスカル(約10ミリバール)以下の真空にするステップとを含み、
    前記包装材及び前記製品の放射線滅菌後の前記製品の引張強度の低下率が約14%未満になるようにしたことを特徴とする方法。
  18. 前前記放射線が、ガンマ線であることを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 前記層が、エチレンビニルアルコールからなることを特徴とする請求項17に記載の方法。
  20. 前記製品が、ポリプロピレン不織材製であることを特徴とする請求項17に記載の方法。
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