JP2011520655A - 立体自由形状造形パーツ用後処理システム - Google Patents

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Abstract

立体自由形状造形(SFF)で作製されたパーツのクリーニング及び/または硬化のための後処理システムが提供される。後処理システムは、ハウジング、ハウジング内にパーツを保持するためのパーツ保持デバイス及び化学線によってパーツを硬化させるための化学線源を備える。システムはパーツにクリーニング液を吹きかけるように、及び/または除去された造形材料を濾過してクリーニング液の実用寿命を延ばすためにクリーニング液が化学線を吸収できるように、適合された液体循環デバイスも備える。いくつかのシステムは保持されたパーツを第1の軸を中心として回転させることができる第1の回転部分を備え、別のシステムは保持されたパーツを第2の軸を中心として回転させることができる第2の回転部分を備える。システムはSFFで作製されたパーツの安全で効率的なクリーニング及び/または硬化を提供するための別の特徴も有する。

Description

本発明は立体自由形状造形によって作製される3次元パーツの創作に関し、さらに詳しくは、立体自由形状造形によって作製されるパーツのクリーニング及び/または硬化を行うシステムに関する。
現在、少量生産のための、モデル、プロトタイプ及びパーツの高速創作のための多くの技術が存在する。これらの技術は一般に立体自由形状造形法と呼ばれ、本明細書ではSFFと称される。いくつかのSFF法には、ステレオリソグラフィ法、選択的積層成形法、薄膜積層造形法、相選択領域積層造形法、多段ジェット立体造形法、弾道粒子造形法、熱溶融樹脂積層造形法、粒子積層造形法、レーザ焼結法、薄膜転送造形法、等がある。SFF法では一般に、複雑なパーツが、一般には本質的に減算態様である従来の造形法とは対照的に、加算態様で造形材料から作製される。例えば、従来の造形法のほとんどにおいては機械加工作業によって材料が除去されるか、あるいはダイまたは金型でほぼ最終形状に材料が成形され、次いで整形される。対照的に加算態様造形法では、複雑なパーツを造形するため、層毎に、いくらかの量の造形材料部分が標的場所に増分態様で付加される。SFF技術は一般にパーツのコンピュータグラフィック表現及び順次層でパーツを作製するための造形材料の供給を用いる。SFF技術は従来の作製法に優る多くの利点を有する。例えば、SFF技術はプロトタイプパーツの開発にかかる時間を劇的に短縮し、少数のパーツを高速製造プロセスで作製することができる。SFF技術は、特注用途のための金型作製の必要を含む、従来の減算態様製造方法にともなう複雑な成形用具及び機械加工の必要も排除する。さらに、SFF法では特注物体をコンピュータグラフィックデータから直接に作製することができる。
一般に、SFFのほとんどの手法では、造形材料の順次する層を固化または硬化させることによって、一層毎態様で構造体が形成される。例えば、ステレオリソグラフィでは、一般に紫外光帯の、高密集束エネルギービームを液体感光性ポリマー樹脂の順次する層にかけて走査して、それぞれの層の樹脂を選択的に硬化させて多層パーツを形成する。選択的レーザ焼結法では、レーザビームのような、高密収束エネルギービームを粉末材料の順次する層にかけて走査して、それぞれの層の粉末を焼結または溶融させて多層パーツを形成する。選択的積層成形法では、層毎態様で3次元物体を造形するために、造形材料が離散液滴で噴射または滴下されるか、あるいはノズルを通して押し出され、造形材料は温度の変化及び/または化学線への露光を受けると比較的硬くなる。薄膜転送造形法では、薄膜形態の樹脂が結像面領域に転送され、結像面領域においてパーツの断面層に対応する樹脂部分が化学線によって硬化されて多層パーツの一層を形成する。上記及びその他のSFF法では、SFFシステムがパーツを作製できる速度を高めることを含むがこれには限定されない、多くの理由のため、完全には硬化されていない、及び/またはクリーニングされていない、「生」パーツが作製されることが多い。
SFFで作製された生パーツには、生パーツを最終のモデル、プロトタイプ、製品、等に転換するための、パーツのクリーニング、パーツの硬化及び/または支持材料の除去のような、後処理工程が必要であることが多い。後処理は肉体労働集約的であり得るし、及び/または後処理には後処理のそれぞれの工程を実施するための多くの異なるシステムが含まれ得る。さらに、多くの生パーツには作業者の皮膚に触れるべきではない未硬化造形材料が含まれるか、あるいは生パーツは後処理作業の完全硬化の前には損傷を受けるかまたは破壊され得るであろう脆弱な領域を有し得るから、後処理中の生パーツのハンドリングには熟練した作業者が必要になることが多い。
したがって、SFFで作製したパーツの改善された後処理が必要とされている。
本発明は、SFFで作製されたパーツの後処理を改善するように適合された多くの態様を含む、装置及び方法を含む。本摘要には本発明の非限定的態様のいくつかが挙げられる。本発明の一態様は、単一システムによる「生」パーツの簡便なクリーニング及び硬化を可能にする、後処理システム及び関連する方法である。後処理システムは、ドアが閉位置にあるときは実質的に水密である、ハウジングを備える。ハウジング内のパーツ保持デバイスがパーツのクリーニング及び/または硬化中にパーツをハウジング内に保持する。後処理システムは、SFFプロセス後にパーツに残留し得るいかなる未硬化造形材料もクリーニング液が除去するように、パーツにクリーニング液を吹きかける、液体循環デバイスも備える。後処理システムは、生パーツを硬化させて仕上げられたパーツを定めるようにパーツに光を送る、化学線源も備える。本装置及び/または方法を用いれば、作業者はパーツをハウジングから取り出さずにパーツをクリーニングし、硬化させることができる。本後処理システム及び方法は、以降の詳細な説明においてさらに十分に説明されるように、追加及び/または代わりの特徴を有する。
本発明の別の態様は、ハウジング内の2つの軸を中心にしてパーツを回転させる、第1及び第2の回転部分を有する後処理システムである。2つの軸を中心にしてパーツを回転させることによって、パーツはハウジング内を循環させられるクリーニング液により一層均等に及び/または十分にクリーニングされ、及び/またはパーツは化学線により一層均等に及び/または十分に硬化させられる。そのような装置及び/または方法の使用により、パーツへのクリーニング液の十分な吹きかけ及び/またはパーツの全ての側面の十分な硬化を達成するために従来必要であった従来技術の後処理システム内の作業者によるパーツの位置変更を不要にすることにより、後処理時間が短縮され、及び/または後処理の品質が向上する。
本発明の別の態様は、クリーニング液によってパーツから除去された未硬化造形材料の懸濁粒子を硬化させるための後処理システム及び方法を含む。この粒子の硬化は時間及びエネルギーを節約するためにパーツの硬化中に行うことができ、粒子の硬化によって粒子をクリーニング液から濾過して除去し、よってクリーニング液の実用寿命を延ばして、クリーニング液を節約することが可能になる。本発明のいくつかの実施形態は、パーツから未硬化造形材料を除去するためにパーツにクリーニング液を吹きかける第1の液体循環デバイスに対して、実質的にクリーニング液をパーツに吹きかけずにクリーニング液を循環させる第2の液体循環デバイスを備える。本発明のいくつかの実施形態の後処理システム及び方法は、化学線によってパーツが硬化させられている間、クリーニング液内の未硬化造形材料の粒子も硬化させられ、同時にクリーニング液が第2の液体循環デバイスによって循環させられるように、化学線源が作動されている間、第1の液体循環デバイスを停止させる。本後処理システム及び方法はクリーニング液から硬化粒子を濾過除去するフィルタを備え、フィルタは、必要に応じて、選択的に、取り外すか、交換するか、再生するか、及び/またはクリーニングすることができる。
本発明のまた別の実施形態は、以下の詳細な説明に開示されるように、SFFで作製されるパーツの改善された後処理のための別の装置及び方法を含む。
以上、本発明を概括的に説明したが、以下では、必ずしも比例尺で描かれてはおらず、限定ではなく説明が目的とされている、添付図面が参照される。
図1は、ハウジングの外部、選択的に閉位置をとっているドア、コントロールパネル及び化学線源の外部を示す、本発明の一実施形態にしたがう後処理システムの斜視図である。 図2は、造形パッドからパーツ保持デバイスへの、さらに、選択的に開位置をとっているドアを通して後処理システム内への、SFFで作製されたパーツの移動を示す、SFFシステム、特に薄膜転送造形システムを、図1の後処理システムとともに示す斜視図である。 図3は、図2のSFFシステムを、SFFシステムからパーツを選択的に取り出し、後処理システムのパーツ保持デバイスと機械的に連結させてパーツを配置するように適合されたパーツハンドリングシステムを示す、本発明の第2の実施形態にしたがう後処理システムとともに示す斜視図である。 図4は、後処理システムの少なくとも第1の回転部分を選択的に回転させるように適合されたモーターを示すため並びにクリーニング液特性検出器及びクリーニング液をハウジングから取り出すことができるオリフィスを示すために、ハウジングの外板が取り外されている、本発明の別の実施形態にしたがう後処理システムの斜視図である。 図5は、ケージ/リッドアセンブリを備えるパーツ保持デバイス、ハウジングから選択的に取り外すことができるシャフトを含む第1の回転部分、第2の回転部分、第1の液体循環デバイス、第2の液体循環デバイス及びフィルタを示す、図1の後処理システムの斜視図である。 図6は、ハウジングに対して第1の軸を中心とする、またハウジングに対して第2の軸を中心とする、(リッドの背後でパーツ保持デバイス内部の)パーツの回転を示し、第1の液体循環デバイスによるクリーニング液のパーツへの吹きかけを示す、第1の回転部分がハウジング内の動作位置にある、図5の後処理システムの前面斜視図である。 図7は、ハウジングに対して第1の軸を中心とする、またハウジングに対して第2の軸を中心とする、(リッドの背後でパーツ保持デバイス内部の)パーツの回転を示し、(化学線源から光が送られることで)化学線によって硬化させられているパーツを示し、クリーニング液によってパーツから除去された未硬化造形材料の粒子を硬化させるように化学線源から光が送られているクリーニング液を示し、化学線源から光が送られるクリーニング液をパーツにクリーニング液を実質的にかけずに第2の液体循環デバイスが循環させ、造形材料の硬化粒子を濾過除去しているフィルタが示される、図6の後処理システムの前面斜視図である。 図8は、図5〜7の後処理システムの、パーツ保持デバイス、第1の回転部分及び第2の回転部分の斜視分解組立図である。 図9は、SFFシステム内でその上にパーツが作製され、パーツが取外し可能な態様で結合される、造形パッドを選択的に保持するように、パーツ保持デバイスが適合されている、本発明の別の実施形態の後処理システムのパーツ保持デバイス及び第1の回転部分の斜視図である。 図10は、化学線源とパーツの間に配置された実質的に化学線源に透明な材料を有する表面を示すため及び概ねパーツの方向に化学線を導くためのアパーチャを定めるランプアレイを示すために、後処理システムのハウジングの上方に化学線源が吊り上げられて(また若干回転されて)いる、本発明の別の実施形態の後処理システムの斜視図である。 図11は、コンテナ内のクリーニング液が選択的に液体循環デバイスと通じるように、クリーニング液のコンテナを受け入れるように適合されたレセプタクルを示し、ハウジングからのクリーニング液の取出し及びコンテナへのクリーニング液の転送を容易にするためのオリフィス(図示せず)へのコンテナの接続を(隠れ線で)示す、本発明のまた別の実施形態にしたがう後処理システムの斜視図である。 図12は、クリーニング液のコンテナに付帯するRFIDタグデバイスからクリーニング液に関する情報を受け取るように適合されたRFIDリーダデバイスを示す、本発明の別の実施形態にしたがう後処理システムの斜視図である。 図13は、図11の実施形態と同様であるが消泡剤のコンテナも備える、後処理システムが消泡剤の一部をクリーニング液と混合するように適合されている、本発明のまた別の実施形態にしたがう後処理システムの斜視図である。 図14は、ハウジング内のパーツを選択的に乾燥させるように適合された空気循環デバイスを示し、化学線に実質的に透明な材料を有する表面に近接する液体除去デバイスを示す、液体除去デバイスが表面の内部側からクリーニング液を選択的に除去する、本発明の別の実施形態の後処理システムのハウジングの内部の前面斜視図である。 図15は、第1及び第2の回転部分を有するパーツ保持デバイスの取外し及びシェルフを含むパーツ保持デバイスの装着を示す、本発明のまた別の実施形態にしたがう後処理システムの斜視図である。 図16は、シェルフがパーツ保持デバイスを定める、図15のシェルフの斜視図である。 図17は、フィルタが濾過部及び筐体部を有し、濾過部及び筐体部のそれぞれが、後処理システムのハウジング内の選択的保持のためにハウジングのリセスの保持リップの下にそれぞれが配置され得る程度に、可撓性である、本発明のいくつかの実施形態にしたがう後処理システムのためのフィルタの斜視図である。 図18は、永続的に結合された濾過部及び筐体部をフィルタが有する、本発明の別の実施形態にしたがう後処理システムのためのフィルタの斜視図である。 図19は、フィルタが濾過部及び筐体部を有し、濾過部が筐体部内に選択的に受け入れられるように適合されている、本発明の別の実施形態にしたがう後処理システムのためのフィルタの斜視図である。 図20は、フィルタが濾過部及び筐体部を有し、筐体部が、フィルタの取外し、ハンドリング及び/または装着を容易にするためのハンドルを定める、本発明のまた別の実施形態にしたがう後処理システムのための斜視図である。
本発明の実施形態の全てではなく、いくつかが示される、添付図面を以降参照して、本発明をここでさらに十分に説明する。実際、本発明は多くの相異なる形態で具現化することができ、本発明が本明細書に述べられる実施形態に限定されると解されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は適用され得る法的要件を本開示が満たすであろうように提供される。立体自由形状造形(SFF)法で作製されるパーツの後処理のための装置及び方法が薄膜転送造形法によって作製される特定のタイプのパーツに関して説明され、添付図面に示されるが、様々な装置及び方法の機能は、SFFプロセスに続いてパーツのクリーニング及び/または硬化を行うことが望ましい、現在既知のまたは今後案出されるSFF法のいずれにも適用することができると考えられる。図面を通して同様の参照数字は同様の要素を指す。
図1〜20を参照すれば、本発明の様々な実施形態にしたがう後処理システム及び関連するシステム及び/またはコンポーネントが示されている。用語「後処理」は一般に生パーツがSFFプロセスに続いて受ける様々なプロセスを指し、一般に、クリーニング、硬化、支持構造体除去、研磨、塗装、組立、等のようなプロセスが含まれる。パーツが受ける特定の後処理は、特定のSFFプロセス、パーツを構成する造形材料、(引張強度、表面仕上げ、等を含むがこれらには限定されない)所望のパーツの材料特性、顧客のコスト及び/または納入期限、及びその他の要因を含むがこれらには限定されない、多くの要因に依存する。したがって、本明細書に用いられる語句「後処理」または「後プロセス」は、いずれか特定のプロセスまたはプロセスセットが必要であることを要求せず、それぞれのSFFプロセスによる生パーツの完成に続いて行われるプロセスを全般的に指すために本明細書で用いられることは当然である。
図示される実施形態及び以下の開示は単一パーツのクリーニング及び/または硬化に向けられるが、本発明の装置及び方法がいかなる数のパーツの同時及び/または順次のクリーニング及び/または硬化に用い得ることも当然である。実際、本発明はほとんどが複数のパーツを同時に作製するいずれのSFFプロセスも包括する後処理システム及び関連する方法に向けられ、本発明は、SFFシステムで作製されたパーツの寸法、形状及び/または数を、SFF作製パーツのクリーニング及び硬化の速度及び/または効率を向上させるような態様での受入れを予定している。
ここで本発明の図示される実施形態に目を移せば、本明細書に説明されるパーツはSFFの薄膜転送造形プロセスに用いられる造形材料で作製される。造形材料の配合の一例には以下の成分、トリシクロデカンジメタノール、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、及び/または多官能基アクリレート及び一官能基アクリレートを、2-メチル-1-(4-メチルチオフェニル)-2-モルフォリノプロパン-1-オン及び/またはフェニルビス(2,4,6-トリメチルベンゾイル)-ホスフィンオキサイドのような光重合開始剤とともに含む。したがって、本明細書に説明されるクリーニング液は、パーツから未硬化造形材料を十分に除去することがわかっている、(BYK1790のような消泡剤を必要に応じて含む)90〜99%のプロピレンカーボネートである。いかなるクリーニング液も本発明とともに用いることができ、そのようなクリーニング液はクリーニングプロセスの効率を向上させるために、クリーニングされるパーツの特定の造形材料と相関すべきであることは当然である。別の材料及びクリーニング液の一非限定的例にはSFFのステレオリソグラフィプロセスに一般に用いられる樹脂を含むパーツのクリーニングがある。樹脂の一例は以下の成分、エチレン不飽和モノマー/オリゴマー、エポキシモノマー(脂環式エーテル及びグリシジルエーテル)、ポリオール、ラジカル光重合開始剤、陽イオン光重合開始剤及び安定剤、を含む。したがって、対応する後処理システムに用いられるクリーニング液は、プロピレンカーボネート(PC)、トリプロピレングリコールメチルエーテル(TPM)またはイソプロパノール(IPA)になるであろう。本発明のまた別の実施形態は、別のクリーニング液を用いて別の造形材料のパーツのクリーニング及び硬化を行う。
図1の後処理システム10に目を移せば、後処理システムは、ドア14及び外板16を有するハウジング12を備える。ドア14は選択的に開位置及び閉位置をとることができ、図1の後処理システム10は作業者がドアを選択的に開くことを可能にするためのボタン18を備える。後処理システム10のドア14は、(ドアが開位置にある)図2に示されるように、水平軸を中心にして回転することによって開く。しかし、本発明の別の実施形態は、(図11に示されるように)垂直軸を中心にして回転するか、(図3に示されるように)ハウジングの隣接面に概ね直交する方向に滑動するか、または閉位置から開位置にドアを転移するために別の態様で移動する、ドアを備える。図1の後処理システム10は、ドア14が閉位置をとったときにハウジング12が実質的に水密になるように、ドアの近傍に少なくとも1つのシールを備える。ハウジングを実質的に水密にすることにより、クリーニング液のハウジング12からの漏出が防止され、よってクリーニング液が節約され、従来技術のクリーニングプロセスの多くに比べれば作業者が行う必要がある清掃作業が比較的少なくなる。
図1に示されるように、後処理システム10は、作業者が手で押すことができる4連のボタンを備える。後処理システム10のコントロールパネルの4つのボタン20は以下の4つのプロセス、(1)パーツのクリーニング及び硬化、(2)パーツのクリーニング、(3)パーツの硬化及び(4)クリーニング液の再生、に対応する。「再生」プロセスは、クリーニング液内に、懸濁しているか、溶解しているかまたは別の形で含まれている、未硬化造形材料の粒子が硬化され、よって硬化された粒子をクリーニング液から濾過除去することができ、したがってクリーニングされるパーツから未硬化材料を除去できる能力を少なくともある程度回復させることによってクリーニング液を「再生」するように、化学線源から光が送られるクリーニング液の循環であることは当然である。以下で、特に図7に関して、さらに十分に論じられるように、「パーツのクリーニング及び硬化」プロセス及び/または「パーツの硬化」プロセス中にもクリーニング液を再生できることも当然である。本発明の別の実施形態は、追加及び/または別のボタンまたはコントロールを備えることができ、あるいは、ボタンまたはコントロールを全く備えず、マニュアル制御を必要とせずにいくつかのプロセスを実施するように後処理システムをプログラムすることができる。マニュアルボタンまたはコントロールを必要としないであろう後処理システムの一非限定的例は、ハウジング12内にパーツを選択的に配置し、ハウジングからパーツを取り出すようにパーツハンドリングデバイスが適合され、よって作業者の関与が必要ではない、図3の後処理システム10である。
図1に再び目を移せば、後処理システム10は化学線源22も備え、化学線源22は、図示される実施形態においてはハウジングの頂部に取り付けられているが、別の実施形態においてはハウジングのいずれかの側面に配置することができる(図15に示されるようにハウジングの背面に配置される例がある)。以下で図10に関してさらに十分に説明されるように、化学線源22は、パーツがハウジング内にあるときに、パーツを化学線によって硬化させるようにパーツに光を送る。本明細書に用いられるように、「化学線」は、電磁放射線を吸収する材料に光化学反応をおこさせるいずれか及び全ての電磁放射線を含む。そのような化学線には、放射線を吸収するいずれの放射線架橋性材料にも架橋をおこさせる放射線があるが、これには限定されない。本発明のいくつかの実施形態において、化学線源は、温度の変化によって架橋が少なくともある程度容易になるように、材料の温度を変える放射線を含む。図示される実施形態のような、本発明の別の実施形態において、材料の架橋は放射線架橋性材料の温度の変化とは実質的に独立に容易になる。本発明の図示される実施形態は、300nmと480nmの間、さらに好ましくは350nmと420nmの間の長波長UV光を発する複数本の蛍光灯(タイプ03及び/またはタイプ05)を有する化学線源22を備える。図1には化学線源22が1基しか示されていないが、本発明の別の実施形態は、ハウジングの背面に第2の化学線源を備える図15の実施形態のように、2基ないしさらに多くの独立化学線源を備えることができる。
次に図2に、また図5及び8にも目を移せば、後処理システム10はパーツ26を保持するように適合されたパーツ保持デバイス24を備える。図2のパーツ保持デバイス24はケージ28及びリッド30を有する。作業者はパーツ26をケージ28内に入れ、次いでリッド30をケージ内のパーツ保持デバイスに対するパーツの移動を概ね抑える位置に置く。図示される実施形態のリッド30には、作業者がリッドを離すとリッドがケージの内壁に径方向外向力をかけてリッドを概ね所定の位置に保持するように、バネが装荷されている。したがって、後処理システム10はハウジング12内にパーツ26を保持し、パーツに実質的に損傷を与えずにクリーニング及び/または硬化プロセス中にパーツを動かすことができる。本発明のパーツ保持デバイスはパーツを保持するいずれかのデバイスとすることができ、ケージ及び/またはリッドを有する必要はない。様々な実施形態のパーツ保持デバイスは一般に、パーツへのクリーニング液吹きかけ及び/またはパーツの化学線の吸収を可能にするため、開放系である。したがって、パーツ保持デバイス24に対し、ケージ28は、パーツを保持すると同時に好ましい量のクリーニング液及び/または化学線のケージ壁の通過を可能にするに十分なメッシュ寸法をとる。同様に、リッド30はパーツ保持デバイス内にパーツを保持すると同時にクリーニング液及び/または化学線の通過を可能にする開口を有する。
図2,5及び8のパーツ保持デバイス24は、図示される実施形態においては、ハウジング内部の一方の側面からハウジング内部の対向する側面まで延びるシャフトを有する、第1の回転部分32と機械的に連結されている。第1の回転部分32はハウジングから選択的に取り外されるように示され、これはいくつかの実施形態においてパーツ保持デバイス内のパーツの保持を簡易化する。第1の回転部分32はパーツ保持デバイス24が連結されるオフセット部38で隔てられた第1の末端34及び第2の末端36を有する。第1の末端34はハウジング内部の側面上の第1のスタンドオフ40によって保持されるように適合される。スタンドオフ40はハウジングに対し静止している。第1の回転部分32の第2の末端36はハウジング内部の対向する側面上の第2のスタンドオフ42によって保持されるように適合されたバネ装荷カラーを有する。第2のスタンドオフ42は(ハウジングの外板が説明目的のために取り外されている図4に示される)ハウジングに取り付けられたモーター44によってハウジングに対して選択的に回転可能である。第1の回転部分32の第2の末端36のバネ装荷カラーにより、ハウジングからのシャフトの選択的な取外しが可能になる。第2の末端36のカラーは1本ないしさらに多くのピンまたは同等の別のデバイスによって第2のスタンドオフ42に嵌合して、モーターが始動されると第2のスタンドオフとともに第2の末端が回転できる。回転する第2の末端36により、水平軸を中心にするオフセット部38の回転が生じ、オフセット部の回転によって水平軸を中心とするパーツ保持デバイス24の同様の回転が生じる。したがって、第1の回転部分32はハウジングに対し第1の軸を中心にしてパーツ26を回転させる。本発明のまた別の実施形態はパーツを回転させるために別の回転部分を備える。
ハウジングに対し第2の(かつ異なる)軸を中心にしてパーツを回転させる第2の回転部分46が、図2,5及び8の第1の回転部分32と機械的に連結されている。図示される実施形態の第2の回転部分46は2つの歯車を含む集成部品である。第2の回転部分46の第1の歯車48は第1の回転部分32のオフセット部38に回転可能な態様で連結される。パーツ保持デバイス24も第1の歯車48に連結される。第2の回転部分46の第2の歯車50が、第1の歯車48に概ね直交方向に向けられて、第1の回転部分32の第1の末端34に連結される。第1の回転部分32が回転して第1の歯車48を、第1の歯車48が連結されている、オフセット部38に対して回転させている間、2つの歯車48,50の歯がかみ合う。したがって、パーツ保持デバイス24,さらにパーツ保持デバイスに保持されているパーツ26も、第1の軸に概ね直交する第2の軸を中心にして第1の歯車とともに回転する。よって、パーツ26は第1の軸及び第2の軸を中心にして同時に回転し、これはパーツへのクリーニング液の吹きかけ及び/またはパーツの化学線の吸収を向上させる。本発明の別の実施形態は、第1の軸とは異なる、第2の軸を中心とするパーツの回転を可能にするための別の構造を有する。
図2,5及び8に示されるように、第1の回転部分32は(第2の回転部分46及びパーツ保持デバイス24とともに)ハウジング12から選択的に取り外すことができる。ハウジング内から第1の回転部分32を取り外すことによって、作業者はより容易に、パーツ26をパーツ保持デバイス24に入れ、及び/またはパーツをパーツ保持デバイスから取り出すことができる。上述したように、第1の回転部分32の第2の末端36のバネ装荷カラーにより、ハウジングからのシャフトの選択的な取外しが可能になる。さらに、作業者は、様々な寸法のパーツ及び/または特殊な硬化及び/またはクリーニングプロセスを必要とするパーツを収容するため、必要に応じて、第1の回転部分32からパーツ保持デバイス24及び/または第2の回転部分46を選択的に取り外すことができる。さらに、ハウジング12から第1の回転部分32を取り外すことで、図15に示されるような取外し可能なシェルフ33上に(パーツ保持デバイス24の有無にかかわらず)あるようなより大きなパーツの後処理システム10への挿入が可能になる。しかし、第1の回転部分32無しに後処理システム10により大きなパーツ26を押し込むことが可能になることによって、図2,5及び8の後処理システムを用いる作業者は複数回のクリーニング及び/または硬化プロセスを、それぞれのプロセス毎にパーツを異なる向きに動かしながら、行う必要があり得る。したがって、図示される実施形態は後処理システム内のパーツの保持及び/または回転の数多くの相異なる方式を含み、本発明の別の実施形態はクリーニング及び/または硬化中のパーツの保持及び/または回転のための追加の及び/または別の方式を含む。
図2に再び目を移せば、SFFシステム52からパーツを取り出し、パーツ保持デバイス24に機械的に連結させてパーツを配置する方法が示される。図2のSFFシステム52は、本発明の譲受人に譲渡された、2007年9月17日に出願された米国特許出願第11/856172号の明細書に開示されているタイプの薄膜転送造形システムである。パーツ26は造形パッド54上に一層ずつ造形または作製される。パーツが完全に作製されると、造形パッド54が生パーツ26とともに取り出される。図2の生パーツ26は造形パッド54から取り外され(またパーツ上のいかなる支持構造体も必要に応じて取り外すことができ)パーツ保持デバイス24内に配置され、次いでパーツ保持デバイスが上述したような第1及び第2の回転部分とともにハウジング12内に配置される。パーツ26のハウジング内配置が完了すると、作業者は後処理システム10のドア14を手で閉じ、次いで所望のプロセスのボタン20を押す。選択されたプロセスが完了すると、作業者はボタン18を押してドア14を開け、次いで第1の回転部分32の第2の末端36のバネ装荷カラーを引いて第2のスタンドオフ42から第1の回転部分を取り外し、次いで第1の回転部分を取り出す。作業者は次いでクリーニング及び/または硬化されたパーツをパーツ保持デバイスから取り出すことができる。本発明の別の実施形態は後処理システムを動作させるための追加の及び/または別の方法及び/または装置を含む。
次に図3に目を移せば、完全自動化プロセスが開示される。さらに詳しくは、生パーツの作製後、パーツハンドリングデバイス56が造形パッド54(及びパーツ26)をSFFシステム52から選択的に取り出す。パーツハンドリングシステム56は後処理システム10のハウジング12内部のパーツ保持デバイス24と機械的に連結させてパーツを配置する。図9にも示される、パーツ保持デバイス24は造形パッドしたがってパーツ26を選択的に保持するように適合されたクリップ部分58を有する。図3及び9の実施形態は第1の回転部分32だけを備え、よってパーツ26及び造形パッド54はクリーニング及び/または硬化プロセス中の単一の軸を中心にする回転だけを行う。しかし、本発明の別の実施形態は、パーツを第2の軸を中心にして回転させるための、図8の第2の回転部分と同様であってもなくても差し支えない、第2の回転部分を備える。パーツ26がハウジング12内に配置された後、パーツハンドリングシステム56は引き戻されて、ドア14が適切な作動デバイスを用いて自動的に閉位置まで移動される。ドア14が閉位置にあってハウジング12が実質的に水密になると、(図4に示される)コントローラ60がパーツ26に対する要求にしたがってクリーニング及び/または硬化プロセスを自動的に開始する。クリーニング及び/または硬化プロセスが完了すると、パーツハンドリングシステム56が造形パッド54(及び/またはパーツ26)を掴み、パーツ保持デバイスからパーツを取外し、次いでSFFシステム50及び/または後処理システム10から離れた所望の場所にパーツを置くことができるように、コントローラ60はドア14を開け、第1の回転部分32(及び、備えられていれば、第2の回転部分)の向きを定める。したがって、パーツを作製し、直前のパーツにクリーニング及び/または硬化をほどこしながらパーツを作製することができるような方式で、パーツの作製及びクリーニング/硬化のための完全自動化プロセスが本発明により達成される。本発明のまた別の実施形態はSFFで作製されたパーツの自動化パーツハンドリング、クリーニング及び/または硬化を提供するための追加のコンポーネント及び/または方法を含む。
次に後処理システムによるパーツのクリーニング及び硬化に移れば、図6及び7がそれぞれパーツ26のクリーニング及び硬化を全般的に示す。パーツ26がパーツ保持デバイス24に保持されてしまい、及び/または第1の回転部分32がハウジング12内に装着されてしまうと、作業者はドアを閉じてプロセス、例えば図6に示されるクリーニングプロセスを選択する。図示される実施形態では約6分間続く、クリーニングプロセス中に、第1及び第2の回転部分32,36が第1及び第2の軸を中心にしてパーツ26を回転させる。パーツ26が回転している間、第1の液体循環デバイス62がクリーニング液64をパーツに吹きかける。図示される実施形態の液体循環デバイス62は食器洗い機に用いられるタイプの撹拌機と同様であるが、本発明の別の実施形態は、スプレーノズル、パーツ上方に配置された重力送りディスペンサーまたはパーツのクリーニング液を吹きかけるいずれかその他のデバイスを含むがこれらには限定されない別の液体循環デバイスを備える。本明細書に用いられるように、「吹きかけ」は、パーツの表面上の未硬化造形材料の少なくとも一部がクリーニング液で除去されるように、クリーニング液がパーツと物理的に接触することを意味する。図6の第1の液体循環デバイス62に再度目を転じれば、第1の液体循環デバイスは、概ね垂直な軸を中心にして回転し、パーツ26にクリーニング液が吹きかかるように、加圧されたクリーニング液64がそれを通って上方に噴出する開口56のアレイを有する。
図5及び7に示されるように、後処理システム10のハウジング12内にフィルタ68が備えられる。第1の液体循環デバイス62によりクリーニング液64が上方に噴出した後、クリーニング液は重力によってハウジング内部の底に流れて、フィルタ68を通してポンプに引かれ、ポンプは第1の液体循環デバイス(または第2の液体循環デバイス)に加圧クリーニング液を戻し、よってクリーニング液に対する閉ループを定める。クリーニング液64によってパーツ26から除去された未硬化造形材料は一般に液体状態または半液体状態にあるから、フィルタは一般に除去された造形材料のほとんどを保持せず、そのままではフィルタは後処理システム10のポンプまたはホースへの屑またはその他の粒子による悪影響を防止しない。
クリーニングプロセスの完了後、本発明のいくつかの実施形態ではパーツ硬化前にパーツの乾燥が可能になる。パーツ26は、第1の回転部分32によって回転させてパーツ上の残留クリーニング液の回転力によるはじき飛ばしを可能にすることができ、ドリップドライを可能にすることができ、及び/または乾燥機デバイス70で乾燥することができる。図14に図示される実施形態の乾燥機デバイス70は複数の空気循環デバイスを有するが、本発明の別の実施形態は、一非限定的例を挙げればヒーターデバイスのような、別の乾燥機デバイスを備える。図6及び7の実施形態のような、本発明のまた別の実施形態は乾燥機デバイスを備えていない。
図7に後処理システム10の硬化プロセスが全般的に示される。第1の回転部分32及び第2の回転部分46がそれぞれ第1及び第2の軸を中心としてパーツ26を回転させ、同時に化学線源22が起動されてパーツを硬化させる。パーツ26の回転により、パーツが十分な深さまで十分に硬化されるように、(パーツのいくらかの表面及び/または表面部分はパーツ保持デバイス及び/または第1と第2の回転デバイスによって掩蔽され得るが)パーツの表面での放射線の吸収が可能になる。硬化時間はパーツの寸法、厚さ、材料特性、等に基づいて変わるが、本発明の一実施形態例では10分の硬化時間で十分である。化学線源22が点灯している間は、パーツ26の硬化中にクリーニング液64がパーツに吹きかけられることのないように、第1の液体循環デバイスは停止される。硬化中のパーツへのクリーニング液64の吹きかけは、クリーニング液内に懸濁している未硬化材料をクリーニング液/造形材料がパーツに接触している間に硬化させ、よって先に除去された造形材料の硬化粒子でパーツの表面が望ましくない態様に覆われ得るであろう。
したがって、クリーニング液64は、パーツにクリーニング液を実質的に吹きかけずにクリーニング液を選択的に循環させる、第2の液体循環デバイス72だけで循環される。図7に示されるように、クリーニング液64は第2の液体循環デバイス72から流し出され、ハウジングの底にたまる間にクリーニング液は化学線源22からいくらかの量の化学線を吸収する。クリーニング液64で除去された未硬化造形材料粒子は化学線を吸収すると硬化し、硬化粒子74はハウジングの底でフィルタ68に捕らえられる。図4に示されるように、いくつかの実施形態の後処理システム10は硬化造形材料粒子を濾過除去するためのインラインフィルタ76も備える。インラインフィルタ76は、作業者がクリーニング液をそれほどこぼさずにインラインフィルタを選択的に取り外すことが可能になるように、便宜アクセスパネル(図示せず)の背後に配置される。よって、本発明の様々な実施形態はフィルタ68及びインラインフィルタ76の一方を、またはいずれも、備える。
次に図17〜20のフィルタに目を転じれば、本発明の様々な実施形態は、ハウジング12の内部の底にあるリセス78から選択的に取り外しできるように適合された、様々なフィルタを備える。図17は、濾過部80及び筐体部82を有し、筐体部は単なる可撓性メッシュ面となっている、フィルタ68を示す。図17のリセス78は初めに濾過部80を受け入れ、次いで筐体部82を受け入れるためのリップをもつ開口を有し、よって作業者は、メッシュ部がリップの下に受け入れられて筐体部及び濾過部のいずれも選択的に保持するように、メッシュ部を曲げる。フィルタ68を取り外すため、作業者は単に筐体部82を曲げて濾過部に手を入れて取り外す。作業者は次いで濾過部を廃棄して交換するかまたはクリーニングして再使用することができる。同様に、図18は濾過部80に永続的に結合された筐体部82を有するフィルタ68を示す。図18のフィルタ68は図17のフィルタと同様の態様でリセス18内に保持されるが、図18のフィルタの筐体部は濾過部とともに交換または再使用されなければならない。
筐体部82が濾過部80を受け入れるための開口84を有する、フィルタ68の別の実施形態が図19に示される。フィルタ68の上面(メッシュ面)は、リップまたは、フィルタに対する別の保持構造の非限定的例を挙げれば、フックデバイス、クランプデバイス、等のような他の同様の構造によってリセス78内に保持することができる。フィルタ68のまた別の実施形態が、フィルタ材料の弾力性によってフィルタが開口内に保持されるように、開口の軸長より長い軸長をとる濾過部(図示せず)を受け入れる開口84を定める筐体部82を示す、図20に与えられる。筐体部82はフィルタの簡便なハンドリングのためのハンドルをさらに有する。本発明のまた別の実施形態は別のフィルタ構造を有する。
化学線源22に再び目を転じれば、図10は説明目的のためにハウジングの上方にもち上げられた化学線源の詳細図を与える。図10は化学線源のランプ86及びハウジングの内室の表面88を示す。表面88は化学線源22でつくられる化学線に対して実質的に透明である材料を有する。表面は、パーツの硬化に必要な一般的周波数範囲にある電磁放射線の表面の通過が可能になる点で、「実質的に透明」である。表面88は化学線源22とパーツ26の間に配置され、クリーニング液64の化学線源への接触を防止する。クリーニング液64は表面68の内側面上にたまることができ、時間の経過とともにクリーニング液内の硬化造形材料粒子が表面88の内側面に付着し得るから、図14の実施形態のような、本発明のいくつかの実施形態は、表面からクリーニング液を選択的に除去するための液体除去デバイス90を表面88に近接して備える。液体除去デバイス90は、硬化プロセスのために化学線源が点灯されたときには表面88の内側面上にクリーニング液が実質的に残っていないように、クリーニングプロセスが行われた後で硬化プロセスが開始される前にクリーニング液64を除去する。図14の液体除去デバイス90は表面88にかけて移動してクリーニング液64を除去するエアナイフ92及びワイパー94の集成部品を有するが、本発明の別の実施形態は別の液体除去デバイスを備える。
図10の化学線源22は、上述したタイプの8本のランプのアレイを有する。化学線源22は所望の量の化学線を供給するためにいかなる数のアレイ及び/またはいかなる数のランプも有することができる。本発明の別の実施形態は、キセノンランプ、LED、等を含むがこれらには限定されない、別の化学線源を有する。図10のランプ86は概ねパーツの方向に化学線を向けるアパーチャ96をランプのコーティングに有する。さらに、化学線源22は化学線の一部を反射してパーツの方向に戻す表面をランプから見てパーツの逆の側に有する。図15のハウジング12の後壁上の化学線源を含む、図示される実施形態の化学線源22は、作業者が必要に応じてランプ86を交換できるようにハウジングから簡便に分離されるように適合される。例えば、図10の化学線源22は4つの締結具を外し、化学線源22上のフィンガー95がハウジングのスロット97から外れて化学線源のハウジングからの持ち上げが可能になるように、ハウジング12に対して化学線源22を滑らせることで取り外すことができる。化学線源22は上記のプロセスを逆転することで装着することもできる。さらに、図10の後処理システム10の二部構成により、エンドユーザの施設で迅速かつ容易に組み立てることができる(1つまたは2つのダンボール箱で出荷される)二個口アセンブリとして後処理システムを出荷することが可能になる。また別の実施形態は化学線源を後処理システムのハウジングに連結するための追加の及び/または別の構造を有する。
次に本発明の後処理システム10のクリーニング液システムに目を転じれば、クリーニング液は上述したように閉ループをとる。しかし、後処理システム10は第1及び/または第2の液体循環デバイス62,72の動作に最小限の量のクリーニング液64を必要とする。したがって、通常動作中(パーツ及び/または第1の回転部分の取外し中、フィルタの取外し中、等)に失われるクリーニング液あるいは経時または効力低下により交換が必要となったクリーニング液を補給するため、新しいクリーニング液がシステムに定期的に追加されなければならない。後処理システム10は、ハウジング内部のクリーニング液水準、クリーニング液の質、クリーニング液の実用経過時間またはパーツのクリーニングに寄与するその他の特性の内の少なくとも1つを判定するクリーニング液特性検出器98を備える。図11〜13の後処理システム10は、コンテナ内のクリーニング液が液体循環デバイスと選択的に通じるように、クリーニング液のコンテナ102を受け入れるように適合されたレセプタクル100を備える。さらに詳しくは、いくつかの実施形態の後処理システム10は、放出されるクリーニング液が技術者または作業者の手を煩わせずに液体循環デバイスに通じるようにクリーニング液のコンテナの内部からのクリーニング液の放出を可能にする、いずれかの機械構造であるクリーニング液放出デバイス(図示せず)を備える。本発明のいくつかの実施形態のクリーニング液放出デバイスは、起動されると、コンテナからのいくらかの量のクリーニング液の重力または陽圧等による放出が可能になるようにコンテナに通じているバルブを動かす、ソレノイド型アクチュエータを有する。本発明のまた別の実施形態は人の手を煩わせないクリーニング液の放出を提供する別のクリーニング液放出デバイスを備える。クリーニング液特性検出器98とクリーニング液放出デバイスの組合せによって、作業者の実質的な関与無しに後処理システム10が所望のクリーニング液水準を維持することができる。本発明のまた別の実施形態はクリーニング液特性検出器及び/またはクリーニング液放出デバイスを備えておらず、よって、技術者または作業者がクリーニング液の交換、補給、等を行うべき時を判断し、及び/または技術者または作業者がハウジングからの古いクリーニング液の手作業による取出し及び/またはハウジングへの新しいクリーニング液の追加を行う。
図11〜13の後処理システム10は、それを通してクリーニング液をハウジング12から取出し、後処理システムに充填するために用いられるタイプのコンテナのような、コンテナに移すことができる、(図4に示される)オリフィス104も備える。クリーニング液特性検出器98は、後処理システム10のクリーニング効率を向上させるためにクリーニング液の全供給量(または供給量の一部)の交換が必要となる時点を検出することができる。クリーニング液特性検出器98で測定された1つないしさらに多くの材料特性の結果としてクリーニング液を交換する必要があるとコントローラ60が決定すると、コントローラはクリーニング液排出デバイスを作動させて、古いクリーニング液をオリフィス104を通して廃液コンテナにポンプで送る。古いクリーニング液が排出されてしまうと、コントローラ60はクリーニング液放出デバイスを作動させて、いくらかの量のクリーニング液64のコンテナ102からパーツをクリーニングするために用いられるクリーニング液の閉ループシステムへの放出を可能にする。
コントローラはコンテナ102からクリーニング液を自動補給及び/または交換することができるから、本発明のいくつかの実施形態はレセプタクル100の近くに取り付けられたRFIDリーダデバイス106を備え、RFIDリーダデバイスはクリーニング液のコンテナに付帯するRFIDタグデバイス108からクリーニング液に関する情報を受け取るように適合させることができる。RFIDタグデバイス108は、コンテナ内部のクリーニング液64に関する情報を含む、能動タグ、半能動タグまたは受動タグとすることができる。そのような情報には、コンテナ内のクリーニング液量、コンテナ内のクリーニング液のタイプ、クリーニング液の実用経過時間、等があるがこれらには限定されない。後処置システムのクリーニング液放出デバイスは、コントローラとともに、コンテナから放出されるクリーニング液の量を決定できるから、RFIDリーダデバイス106はRFIDタグデバイス上の現時点情報を維持するためにRFIDタグデバイス108に更新情報を書き込むことができる。本発明のいくつかの実施形態の後処理システムは多くの異なるタイプのクリーニング液とともに使用するために適合されるが、作業者が不注意で異なるクリーニング液のコンテナから後処理システムにクリーニング液を供給することがあり得るから、クリーニング液の望ましくない混合を防止するためにもRFIDデバイスを用いることができる。そのような状況において、RFIDデバイスは後処理システム内への望ましくないクリーニング液の放出をコントローラに阻止させることができるであろう。クリーニング液にRFIDデバイスをともなわせることによって、また別の利点が達成される。本発明の別の実施形態は、デバイスが電気的にコンタクトしている限りはデジタルデータを読み書きすることができる電気的コンタクトデバイスを含むがこれには限定されない、クリーニング液のコンテナの内容を判定するための別のデバイス及び/または方法を含む。
本発明のいくつかの実施形態は、パーツが異なる2種の液体でクリーニングされるべきクリーニングプロセスを定める。一実施形態例は(上述したような)TPMを含むクリーニング液64によるパーツ26のクリーニングである。パーツ26にTPMクリーニング液64が十分に吹きかけられた後、コントローラは、閉ループクリーニング液システム内にクリーニング液が実質的に残らないように、ポンプデバイスを起動させて(後処理システム内にまたは後処理システムから離して配された)コンテナ110または何か別の貯蔵槽内に後処理システムからクリーニング液をポンプで引いて戻す。コントローラ60は次いで第2のクリーニング液放出デバイスを起動させて、閉ループクリーニング液システムに界面活性剤を含むかまたは含んでいない水性クリーニング液のような第2のクリーニング液を放出させる。界面活性剤の一非限定的例は界面活性剤FC430である。第2のクリーニング液は、パーツのさらなるクリーニング及び/または残留TPMクリーニング液の除去のための、少なくとも第1の液体循環デバイスによる第2のクリーニング液のパーツ26への吹きかけを可能にする第2のクリーニング液放出デバイスによって、第2のコンテナを含むがこれには限定されない、いずれかのクリーニング液源から放出することができる。第2のクリーニング液の吹きかけが完了すると、コントローラ60は、先のクリーニング液の抜取りと同様の態様で閉ループクリーニング液システムを実質的に空にするためにポンプを作動させる。本方法及び同様の方法を用いて、本発明の様々な実施形態は、複数のクリーニング液及び/または複数のクリーニングプロセスを用いるパーツのクリーニングを可能にする。さらに、クリーニング液がコンテナから出てコンテナ内に循環する実施形態については、いくつかのコンテナはコンテナ内に、またはコンテナに付帯する、インラインフィルタを有し、よって作業者がコンテナを交換する際にフィルタも交換される(またはフィルタの交換時にコンテナも交換される)。フィルタとコンテナを組み合わせて単一の交換可能ユニットにすることにより、クリーニング液を実質的にこぼさない、あるいは作業者がクリーニング液に触れない、フィルタの取外しが可能になる。
図13は図11と同様であるが、消泡剤のコンテナ112を、コンテナ内の消泡剤が液体循環デバイスに選択的に通じ、よってクリーニング液に消泡剤を選択的に加えることができるように、受け入れるように適合されたレセプタクル110を含む。コンテナ112からの消泡剤の放出はコンテナ102からのクリーニング液の放出と同様の態様で制御され、コントローラがクリーニング液特性検出器98の測定に基づいて消泡剤の追加が必要なときを決定する。本発明の別の実施形態では消泡剤がクリーニング液とともにコンテナ102内に含まれ、本発明のまた別の実施形態では作業者が後処理システムを監視して、必要に応じ、消泡剤を加える必要がある。
したがって、本発明により、SFFプロセスで作製されたパーツの、迅速で、安全であり、効率的な、クリーニング及び/または硬化が可能になる。さらに、本発明によって、SFFプロセスつくられたパーツを仕上げるためのプロセスの自動化が容易になる。さらに、本発明により、後処理システムにおけるクリーニング液の実用寿命が延び、クリーニング液の簡便な監視及び交換が提供される。
上述した説明及び添付図面に提示される教示の恩恵を有する当業者には、本明細書に述べられた本発明の多くの改変及び別の実施形態が思い浮かぶであろう。したがって、開示された特定の実施形態に本発明が限定されず、改変及び別の実施形態が添付される特許請求項の範囲内に含まれるとされることは当然である。本発明の改変及び変形が添付される特許請求項及びそれらの等価物の範囲内に入れば、本発明はそれらの改変及び変形を包含するとされる。特定の用語が本明細書に用いられていても、それらの用語は一般的な説明のための感覚でしか用いられておらず、限定の目的はない。
10 後処理システム
12 ハウジング
14 ドア
16 ハウジング外板
18 開ドアボタン
20 プロセスボタン
22 化学線源
24 パーツ保持デバイス
26 パーツ
32,46 回転部分
40,42 スタンドオフ
52 SFFシステム
54 造形パッド
56 パーツハンドリングシステム
62,72 液体循環デバイス
64 クリーニング液
68 フィルタ

Claims (65)

  1. 立体自由形状造形(SFF)で作製されたパーツのための後処理システムにおいて、前記後処理システムが、
    選択的に開位置及び閉位置をとるドアを備えるハウジングであって、前記ドアが前記閉位置をとっているときに実質的に水密であるハウジング、
    前記ハウジング内に配置される、前記ハウジング内に前記パーツを保持するように適合されたパーツ保持デバイス、
    前記パーツにクリーニング液を吹きかけるように適合された液体循環デバイス、及び
    前記パーツに光を送る化学線源、
    を備えることを特徴とする後処理システム。
  2. 前記パーツ保持デバイスと機械的に連結された第1の回転部分をさらに備え、前記第1の回転部分が前記ハウジングに対し第1の軸を中心にして前記パーツを回転させることを特徴とする請求項1に記載の後処理システム。
  3. 前記第1の回転部分と機械的に連結された第2の回転部分をさらに備え、前記第2の回転部分が前記ハウジングに対し第2の軸を中心にして前記パーツを回転させ、前記第2の軸が前記第1の軸と異なることを特徴とする請求項2に記載の後処理システム。
  4. 前記第2の軸が前記第1の軸に概ね直交することを特徴とする請求項3に記載の後処理システム。
  5. 前記ハウジング内で前記パーツを選択的に乾燥させるための乾燥機デバイスをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の後処理システム。
  6. 前記乾燥機デバイスが空気循環デバイスを含むことを特徴とする請求項5に記載の後処理システム。
  7. 前記ハウジングが化学線に対して実質的に透明な材料を有する少なくとも1つの表面を定め、前記少なくとも1つの表面が前記化学線源と前記パーツの間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の後処理システム。
  8. 前記少なくとも1つの表面からクリーニング液を選択的に除去するために前記少なくとも1つの表面に近接する液体除去デバイスをさらに備えることを特徴とする請求項7に記載の後処理システム。
  9. 前記化学線源が概ね前記パーツの方向に化学線源を向けるためのアパーチャを定める少なくとも1本のランプを有することを特徴とする請求項1に記載の後処理システム。
  10. 前記化学線源が前記パーツの少なくとも一部を含む放射線架橋性材料に対応するあらかじめ定められた周波数の電磁放射線を発生するように適合されることを特徴とする請求項1に記載の後処理システム。
  11. 前記ドアが概ね垂直な軸及び概ね水平な軸の少なくとも一方を中心にして選択的に回転することによって前記閉位置から前記開位置に移動することを特徴とする請求項1に記載の後処理システム。
  12. 前記ドアが前記ハウジングの少なくとも1つの隣接する側面に対して概ね直交する方向に選択的に滑動することによって前記閉位置から前記開位置に移動することを特徴とする請求項1に記載の後処理システム。
  13. SFFシステムから前記パーツを選択的に取り出し、前記パーツを前記パーツ保持デバイスと機械的に連結して配置するように適合されたパーツハンドリングデバイスをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の後処理システム。
  14. 前記ハウジング内に設けられたフィルタをさらに備え、前記ハウジングからの前記フィルタの選択的な取外しが可能であることを特徴とする請求項1に記載の後処理システム。
  15. クリーニング液のコンテナを、前記コンテナ内の前記クリーニング液が前記液体循環デバイスと選択的に液体が通じる態様で、受け入れるように適合されたレセプタクルをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の後処理システム。
  16. クリーニング液特性検出器及び前記クリーニング液の検出された特性の結果として前記コンテナから前記液体循環デバイスにクリーニング液を移すように適合されたクリーニング液放出デバイスを含むクリーニング液補給デバイスをさらに備えることを特徴とする請求項15に記載の後処理システム。
  17. 前記クリーニング液コンテナに付帯するRFIDタグデバイスから前記クリーニング液に関する情報を受け取るように適合されたRFIDリーダデバイスをさらに備えることを特徴とする請求項15に記載の後処理システム。
  18. オリフィスをさらに備え、前記オリフィスを通して前記クリーニング液を前記ハウジングから取り出してコンテナに移すことができることを特徴とする請求項15に記載の後処理システム。
  19. 立体自由形状造形で作製されたパーツのための後処理システムにおいて、前記後処理システムが、
    前記パーツを受け入れるように適合されたハウジング、
    前記ハウジング内に配置される、前記ハウジング内に前記パーツを保持するように適合されたパーツ保持デバイス、
    前記パーツ保持デバイスと機械的に連結された第1の回転部分であって、前記ハウジングに対し第1の軸を中心にして前記パーツを回転させる第1の回転部分、
    前記第1の回転部分及び前記パーツ保持デバイスと機械的に連結された第2の回転部分であって、前記ハウジングに対し第2の軸を中心にして前記パーツを回転させる第2の回転部分であり、前記第2の軸は前記第1の軸と異なるものである第2の回転部分、及び
    前記パーツにクリーニング液を吹きかけるように適合された液体循環デバイス、
    を備えることを特徴とする後処理システム。
  20. 前記第2の軸が前記第1の軸に概ね直交することを特徴とする請求項19に記載の後処理システム。
  21. 前記第1の回転部分が前記ハウジングから選択的に取り外すことができるシャフトを有することを特徴とする請求項19に記載の後処理システム。
  22. 前記第1の回転部分が前記ハウジングから選択的に取り外されたときに、前記ハウジング内に配置されるように適合されたシェルフ部分をさらに備えることを特徴とする請求項21に記載の後処理システム。
  23. 前記第2の回転部分及び前記パーツ保持デバイスを前記第1の回転部分から選択的に取り外すことができることを特徴とする請求項19に記載の後処理システム。
  24. 前記パーツ保持デバイスが選択的に前記第1の回転部分と機械的に直結して配置されるように適合されることを特徴とする請求項23に記載の後処理システム。
  25. 前記パーツが取外し可能な態様で造形パッドに結合され、前記パーツが取外し可能な態様で結合されている前記造形パッドを選択的に保持するように前記パーツ保持デバイスが適合されることを特徴とする請求項19に記載の後処理システム。
  26. 前記ハウジング内で前記パーツを選択的に乾燥させるための乾燥機デバイスをさらに備えることを特徴とする請求項19に記載の後処理システム。
  27. 立体自由形状造形で作製されたパーツのための後処理システムにおいて、前記後処理システムが、
    内室を定め、前記パーツを受け入れるように適合されたハウジング、
    前記パーツから未硬化造形材料の粒子を除去するために前記パーツにクリーニング液を選択的に吹きかけるように適合された第1の液体循環デバイス、
    前記パーツに前記クリーニング液を実質的に吹きかけずに前記クリーニング液を選択的に循環させるように適合された第2の液体循環デバイス、
    前記ハウジングの前記内室に光を送る化学線源、及び
    前記第1の液体循環デバイス、前記第2の液体循環デバイス及び前記化学線源を、前記化学線源が前記パーツを硬化させ、前記クリーニング液内に懸濁している前記造形材料粒子を硬化させるような態様で、選択的に動作させることができるコントローラ、
    を備えることを特徴とする後処理システム。
  28. 前記ハウジング内に設けられたフィルタをさらに備え、前記フィルタが前記ハウジングから選択的に取外し可能であることを特徴とする請求項27に記載の後処理システム。
  29. 前記フィルタが、前記クリーニング液を実質的にこぼさずに選択的に取り外すことができる、インラインフィルタを含むことを特徴とする請求項28に記載の後処理システム。
  30. 前記フィルタが濾過部及び筐体部を有し、前記濾過部が前記筐体部から選択的に取外し可能であることを特徴とする請求項28に記載の後処理システム。
  31. 前記コントローラが、前記化学線源が選択的に点灯されるときに、前記第1の液体循環デバイスを自動的に停止させるようにプログラムされることを特徴とする請求項27に記載の後処理システム。
  32. 前記ハウジング内で前記パーツを選択的に乾燥させるための乾燥機デバイスをさらに備えることを特徴とする請求項27に記載の後処理システム。
  33. 前記乾燥機デバイスが空気循環デバイスを含むことを特徴とする請求項32に記載の後処理デバイス。
  34. 前記ハウジングが化学線に対して実質的に透明な材料を有する少なくとも1つの表面を定め、前記少なくとも1つの表面が前記化学線源と前記パーツの間に配置されることを特徴とする請求項27に記載の後処理システム。
  35. 前記少なくとも1つの表面からクリーニング液を選択的に除去するために前記少なくとも1つの表面に近接する液体除去デバイスをさらに備えることを特徴とする請求項34に記載の後処理システム。
  36. SFFシステムから前記パーツを選択的に取り出し、前記パーツを前記ハウジング内に配置するように適合されたパーツハンドリングデバイスをさらに備えることを特徴とする請求項27に記載の後処理システム。
  37. クリーニング液のコンテナを、前記コンテナ内の前記クリーニング液が前記液体循環デバイスと選択的に液体が通じる態様で、受け入れるように適合されたレセプタクルをさらに備えることを特徴とする請求項27に記載の後処理システム。
  38. 第2のクリーニング液の第2のコンテナを、前記コンテナ内の前記第2のクリーニング液が前記液体循環デバイスと選択的に液体が通じる態様で、受け入れるように適合されたレセプタクルをさらに備えることを特徴とする請求項37に記載の後処理システム。
  39. クリーニング液特性検出器及び前記クリーニング液の検出された特性の結果として前記コンテナから前記第1の液体循環デバイスにクリーニング液を移すように適合されたクリーニング液放出デバイスを含むクリーニング液補給デバイスをさらに備えることを特徴とする請求項37に記載の後処理システム。
  40. 前記クリーニング液コンテナに付帯するRFIDタグデバイスから前記クリーニング液に関する情報を受け取るように適合されたRFIDリーダデバイスをさらに備えることを特徴とする請求項37に記載の後処理システム。
  41. オリフィスをさらに備え、前記オリフィスを通して前記クリーニング液を前記ハウジングから取り出してコンテナに移すことができることを特徴とする請求項27に記載の後処理システム。
  42. 前記クリーニング液が若干の消泡剤を含むことを特徴とする請求項27に記載の後処理システム。
  43. 立体自由形状造形(SFF)で作製されたパーツの後処理方法において、前記方法が、
    後処理システムの実質的に水密なハウジング内に前記パーツを配置する工程、
    前記ハウジング内で循環されるクリーニング液を前記パーツに吹きかける工程、及び
    前記ハウジング内で化学線によって前記パーツを硬化させる工程、
    を含み
    前記ハウジングから前記パーツを取り出さずに前記パーツのクリーニング及び硬化がなされることを特徴とする方法。
  44. 前記パーツを配置する工程が、SFFシステムから前記パーツを選択的に取り出すためにパーツハンドリングデバイスを用いる工程及び前記パーツを前記ハウジング内のパーツ保持デバイスと機械的に連結させて配置する工程を含むことを特徴とする請求項43に記載の方法。
  45. 前記パーツを配置する工程が、前記パーツをパーツ保持デバイスのケージ内に入れる工程及び前記パーツ保持デバイスに対する前記パーツの移動を概ね抑制するための位置に前記パーツ保持デバイスのリッドを置く工程を含むことを特徴とする請求項43に記載の方法。
  46. 前記パーツを配置する工程が、前記ハウジングのドアを、垂直軸または水平軸の少なくとも一方を中心にして前記ドアを回転させることによって閉じる工程をさらに含むことを特徴とする請求項43に記載の方法。
  47. 前記パーツを配置する工程が、前記ハウジングのドアを、前記ハウジングの少なくとも1つの隣接する側面に概ね直交する方向に前記ドアを滑動させることによって閉じる工程をさらに含むことを特徴とする請求項43に記載の方法。
  48. クリーニング液を前記パーツに吹きかける工程及び前記パーツを硬化させる工程中に、前記ハウジングに対し第1の軸を中心にして前記パーツを回転させる工程をさらに含むことを特徴とする請求項43に記載の方法。
  49. クリーニング液を前記パーツに吹きかける工程及び前記パーツを硬化させる工程中に、前記ハウジングに対し第2の軸を中心にして前記パーツを回転させる工程をさらに含み、前記第2の軸は前記第1の軸と異なることを特徴とする請求項48に記載の方法。
  50. クリーニング液を前記パーツに吹きかける工程の後で、化学線によって前記パーツを硬化させる工程の前に、前記パーツを乾燥させる工程をさらに含むことを特徴とする請求項43に記載の方法。
  51. 前記パーツを乾燥させる工程が前記パーツの周りに空気を循環させる工程を含むことを特徴とする請求項50に記載の方法。
  52. 立体自由形状造形(SFF)で作製されたパーツの後処理方法において、前記方法が、
    後処理システムのハウジング内でパーツ保持デバイス内に前記パーツを配置する工程、
    前記ハウジングに対し第1の軸を中心にして前記パーツを回転させる工程、
    前記ハウジングに対し第2の軸を中心にして前記パーツを回転させる工程であって、前記第2の軸は前記第1の軸と異なるものである工程、及び
    前記ハウジング内で循環されるクリーニング液を前記パーツに吹きかける工程、
    を含むことを特徴とする方法。
  53. 前記パーツを配置する工程が、SFFシステムから前記パーツを選択的に取り出すためにパーツハンドリングデバイスを用いる工程及び前記パーツを前記ハウジング内の前記パーツ保持デバイスと機械的に連結させて配置する工程を含むことを特徴とする請求項52に記載の方法。
  54. 前記パーツを配置する工程が、前記パーツを前記パーツ保持デバイスのケージ内に入れる工程及び前記パーツ保持デバイスに対する前記パーツの移動を概ね抑制するための位置に前記パーツ保持デバイスのリッドを置く工程を含むことを特徴とする請求項52に記載の方法。
  55. 前記パーツを配置する工程が、前記後処理システムの前記ハウジング内に前記パーツ保持デバイスを置く工程を含むことを特徴とする請求項52に記載の方法。
  56. パーツ保持デバイス内に前記パーツを配置する工程が、前記パーツが取外し可能な態様で結合されている造形パッドを保持する工程を含むことを特徴とする請求項52に記載の方法。
  57. 立体自由形状造形(SFF)で作製されたパーツの後処理方法において、前記方法が、
    後処理システムのハウジング内に前記パーツを配置する工程、
    第1の液体循環デバイスによって循環されるクリーニング液を前記パーツに吹きかける工程、
    化学線源からの化学線によって前記パーツを硬化させる工程、及び
    前記クリーニング液を前記パーツに実質的に吹きかけずに第2の液体循環デバイスによって前記クリーニング液を循環させる工程、
    を含み
    前記クリーニング液を循環させる工程が、前記クリーニング液によって前記パーツから除去された未硬化造形材料の粒子を硬化させるために前記クリーニング液に前記化学線源から光が送られる態様で前記クリーニング液を循環させる工程を含む、
    ことを特徴とする方法。
  58. 前記化学線源の点灯に先立ち前記第1の液体循環デバイスを自動的に停止させる工程をさらに含むことを特徴とする請求項57に記載の方法。
  59. 前記化学線源と前記パーツの間に配置された表面からクリーニング液を除去する工程をさらに含むことを特徴とする請求項57に記載の方法。
  60. クリーニング液を前記パーツに吹きかける工程の後で化学線によって前記パーツを硬化させる工程の前に前記パーツを乾燥させる工程をさらに含むことを特徴とする請求項57に記載の方法。
  61. クリーニング液特性を検出する工程及び前記検出されたクリーニング液特性の結果として少なくとも前記第1の液体循環デバイスにコンテナからクリーニング液を選択的に移す工程をさらに含むことを特徴とする請求項57に記載の方法。
  62. 少なくとも前記第1の液体循環デバイスにコンテナからクリーニング液を選択的に移す工程に先立って前記クリーニング液コンテナに付帯するRFIDタグから前記コンテナ内の前記クリーニング液に関する情報を受け取る工程をさらに含むことを特徴とする請求項61に記載の方法。
  63. 前記後処理システムから前記クリーニング液を抜き取って実質的に空にする工程及び前記後処理システム内に第2のクリーニング液を放出する工程をさらに含むことを特徴とする請求項57に記載の方法。
  64. 前記ハウジングからフィルタを取り外す工程をさらに含むことを特徴とする請求項57に記載の方法。
  65. 前記フィルタの濾過部を前記フィルタの筐体部から取り外す工程をさらに含むことを特徴とする請求項64に記載の方法。
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