JP2011519691A - 椎間板空間に側方からアクセスする方法及び装置 - Google Patents

椎間板空間に側方からアクセスする方法及び装置 Download PDF

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Abstract

患者の腰仙の椎間板空間に側方からアクセスする方法であって、患者を側方に位置決めする段階と、患者の腸骨稜に側方からアクセスするために切開を形成する段階とを具備する。ブラケット(24)は腸骨稜に配置され、開創器(28)はブラケットに取り付けられて、開創器における遠位端は、腰仙の椎間板空間にかぶせて配置され、一方、開創器における近位端は、外科医に少なくとも1つのツール(90)を挿入するための入口空間を提供する。外科医は、開創器によって形成された通路(49)を通して、腰仙の椎間板空間に対して外科手術手順を実行する。

Description

本願は、2008年5月7日に出願された、発明の名称を"Instrumentation and Procedure for Lateral Access Lumbosacral Interbody Fusion"とする、米国仮特許出願第61/051,271号を基礎とする優先権を主張し、同出願の内容を、あたかも本願で全体が示されたように、参照によって引用する。
この技術は、最小限の侵襲性である脊柱外科手順を実行するためのシステム及び方法に関し、好ましくは、手順及び一組の器具であって、脊柱の下部腰部領域、特に、L5−S1の椎間板空間に側方からアクセスするのを可能にするものに関する。
およそ1,000万人の成人が、彼らの活動を妨げる状態である、慢性的な腰痛によって苦しんでいる。腰痛もちの多くの成人は、伝統的な脊柱手術を受け、これは、回復に何ヵ月も必要とする。
かなり以前から、腰部脊柱融合術が、様々な脊柱症状に対して実行されており、腰痛を緩和するために、例えば、後部、後外側及び前部の腰部椎体間融合が含まれる。
腰部脊柱融合術は、腰痛もちの患者を助ける一般的な技術であって、手術以外の治療で腰痛を緩和できなかった患者に一般的に使用される。いったん患者と彼らの医師とが、腰部脊柱において、少なくとも2つの椎骨を融合させることを決意したならば、様々の手順のうち1つが選択される。技術の選択は、患者の特定の状態に依存するか、又は脊柱への外科的アプローチに関する外科医の好みに基づき、例えば、脊柱の前方(前部)、脊柱の後方(後部)、又はMinimally Invasive Spinal (MIS)手術と称される侵襲性の低いアプローチがある。これらすべての技術の目標は同一であって、腰部融合を達成し、患者の疼痛を減らすことである。
脊柱融合の最も一般的な方法は、後部アプローチを伴い、患者の脊柱の後部に沿って切開を行う。しばしば、この手順は、骨棘、肥厚黄色靭帯、又は椎間板破裂が除去されて、神経への圧力が緩和されるならば使用される。融合手順は、代表的に、金属ねじ、ロッド、及び骨移植片の配置を伴う。
前部脊柱融合術では、腹部に切開を形成する必要がある。変質した椎間板を除去した後に、椎間板インプラント、例えば、金属篭、スペーサ、その他の類似物を、単独で、又は骨移植片と組み合わせて、通常は椎体間の椎間板空間に配置される。
後部アプローチは、後部及び穿頭腰部椎体間融合を具備し、一方、前部技術は、後腹膜及び穿頭前部腰部椎体間融合アプローチを具備する。時々、患者は、前部及び後部の両方の処置を受ける。
適切な露出を達成して、後部及び前部手順を実行するため、直視下手術アプローチが伝統的に実行される。
直視下手術アプローチに代えて、腰部融合のためにMIS外科手術の技術が開発された。MIS手順は、代表的に、より小さい切開を有し、周囲の組織への外傷を制限し、患者に迅速な快復をもたらす。これらのMIS技術のうちの1つは、極度側方腰部椎体間融合(XLIF)と称される手順である。XLIF手順中には、腰部脊柱は代表的に、小さい皮膚切開を通して側部からアプローチされる。外科手術は、腰部脊柱に隣接した腰筋として知られる筋肉を介して実行され、それにより、外科医が伝統的に脊柱にアクセスするために通過しなければならなかった、脊柱の前部又は後部における筋肉及び組織の断裂を回避する。
XLIF処置によれば、切開は、代表的に、伝統的な背中の外科手術に比べて小さくて、一般的に、最小限の組織断裂と、より短期の入院、及び快復時間をもたらす。例えば、いくつかの伝統的な外科患者では5日間の入院であるのに比べて、患者は1日の入院で澄む。
XLIF手順はまた、神経回避技術と組み合わせて実行される。XLIF手術を神経回避技術と併せて実行するときには、外科医は、直接的な視認にて脊柱へのアクセスを得て、神経を回避し、脊柱を安定化させ、同時に、一般的に伝統的な技術を使用する。かかる技術によれば、外科医は、最小限の侵襲性のアプローチを介して、手順を実行することが許容される。加えて、医師は、直視下手術に使用されるのと類似した器具を使用して外科手術を実行することができるが、これは潜在的により小さい切開を介して実行され、一方、依然として、脊柱への最大限の外科的アクセスを許容して、病理学を扱い、及び椎間板インプラントを挿入する。
しかしながら、XLIF手順は、一般的に、腰部及び仙骨の移行解剖学だとすれば、L5−S1の椎間板空間については禁忌である。L5−S1空間に関連した椎間板切除術は、一般的に、様々な外科器具を取り付けることを伴い、例えば、取付ブラケットを、患者の外部にある支持構造に取り付けたり、患者のガイドレールを、支持構造や、ベッド、テーブル、ガーネイなどに取り付ける。追加的な外科的装置、例えば、開創器などは、L5−S1の椎間板空間の中に、側方のアクセスのために、取付ブラケットによって支持される。ガイドレール又は外部支持構造に対する患者の移動は、目標とする椎間板空間に対して、外科器具の整列に影響を与える。
側方のアプローチ角度から、L5−S1椎間板空間などの椎間板空間にアクセスするための方法及び装置であって、患者の動きがほとんど又はまったく、患者に対する器具の向きに影響を与えないものを開発することが望ましい。
1つの実施形態によれば、方法は、腰仙の椎間板空間に側方からアクセスするために提供される。方法は、患者に切開を形成し、患者の腸骨稜へのアクセスを提供する段階と、ブラケットを腸骨稜に取り付ける段階と、開創器をブラケットに取り付ける段階であって、開創器の遠位端が、腰仙の椎間板空間にかぶせて配置され、一方、開創器の近位端は、少なくとも1つの外科ツールを受け入れるためのサイズを有する通路を形成する、上記段階と、腰仙の椎間板空間に外科的手順を実行する段階と、を備えている。
他の実施形態によれば、腰仙の椎間板空間に側方からアクセスするための外科のキットが提供される。
上述した要旨並びに本願の好ましい実施形態についての以下の詳細な説明は、添付図面に関連させて読むことでより良く理解される。椎間板空間に側方にアクセスするための本願の好ましい方法及び装置を例示する目的のために、図面には好ましい実施形態が示されている。しかしながら、本願は、図示された正確な構成及び手段に限定されないことを理解されたい。
人体の胴体における腰仙領域を破断して示した背面図である。 図1の腰仙領域に取り付けられた、本発明の実施形態による、骨盤ブラケット及び開創器を示した側斜視図である。 図2の骨盤ブラケットを示した側斜視図である。 図3Aの線3B−3Bに沿って、図3Bの骨盤ブラケットを示した横断面図である。 図2の開創器におけるセグメントを示した上部斜視図であって、開創器を拡張するように構成された好ましいツールを示している。 図2の開創器が組み立てられた形態を示した上部平面図である。 図4Bの開創器を示した上部斜視図である。 図4Bの開創器の一部を示した、上部斜視図であって、開創器の開創状態と共に、伸延状態を仮想線にて示している。 図4Dの開創器を示した模式的な側立面図である。 本発明の好ましい実施形態による、椎間板空間の中に試行的インプラントを挿入するように構成された、オフセットツールキットにおけるいくつかの構成要素を示した上部平面図である。 図2の骨盤ブラケット及び開創器を示した側立面図であって、図2の如く、人体の胴体における腰仙領域に取り付けられ、卵形の試行的インプラントが開創器を通して側方に挿入された様子を示している。 図2の骨盤ブラケット及び開創器を示した側立面図であって、図2の如く、人体の胴体における腰仙領域に取り付けられ、楔形状のインプラントが開創器を通して側方に挿入された様子を示している。
ある種の用語は、以下の説明において、便利さのためだけに使用されて、制限的ではない。用語“下側”、及び“上側”及びこれらの派生語及び類義語は、図面において参照がされている方向を指示する。用語“内方”又は“遠位”及び“外方”又は“近位”及びこれらの派生語及び類義語は、開示された装置及び関連する構成要素の幾何学的中心に向かう、及び遠のく方向をそれぞれ参照する。用語“前部”、“後部”、“上位”、“下位”、“内側”、“側方”及びこれらの派生語及び類義語は、特に明言されない限り限定を意味せず、参照がなされている人体に対して好ましい配置又は向きを指示する。
図1を参照すると、人体の脊柱の腰仙領域10は、腰部椎骨を具備し、例えば、第5の腰部椎骨L5、及びさらに、仙骨、例えば、第1の仙骨S1を具備している。4つの腰部椎骨が、第5の腰部椎骨L5の上方に配置され、例えば、第3及び第4の腰部椎骨L3,L4のようになっている。本願で開示される実施形態によれば、計画された外科部位にアクセスでき、それらは、例えば、腰仙(又はL5−S1)の椎間板空間16などである。従って、外科手順は、直接的アプローチの矢印14に示した経路に沿って、椎間板空間16への直接的側方アプローチを介して、椎間板空間16に実行される。図示の通り、腸骨稜20は、直接的アプローチの矢印14の経路に配置され、従って、腰仙の椎間板空間16への直接的側方アプローチと干渉する。
仙骨のコーペクトミー又はヘミコーペクトミーは、腰仙の椎間板空間16以外の椎間板空間にも実行でき、外科手順は、代わりに、第4の腰部椎骨から第1の仙骨椎骨L4−S1又はさらに他の椎体の間に形成された、椎間板空間にも実行できることをさらに認識されたい。従って、“腰仙の椎間板空間”という用語は、特に明言しない限り、第5の腰部椎骨L5と第1の仙骨S1との間の椎間板空間に限定される排他的な意図ではない。
図2及び図5乃至図6Bを参照すると、外科用組立体又は外科用キット25は、取付クランプ又はブラケット、例えば、骨盤ブラケット24と、開創器28と、1又は複数の外科的ツール90、及び1又は複数のインプラント108とを具備している。図示の骨盤ブラケット24は、腸骨稜20に取り付けられる近位端を有し、外科の椎間板切除術中に腰仙の椎間板空間16において使用される、外科器具のための固定箇所を提供する。従って、患者の支持構造などの外部構造物に対する患者の動きは、一般的に、腰仙の椎間板空間16に対するブラケット24の位置に影響しないことを認識されたい。いったんブラケット24が腸骨稜20の所定位置になると、虹彩鉤28の近位端部分27は、骨盤ブラケット24に取り付けられ、開創器28の遠位端91が接触するか、又はさもなくば、腰仙の椎間板空間16が操作される部位にて、第5の腰部椎骨L5と第1の仙骨S1との層に近接するように持ち込まれる。
例えば、骨盤ブラケット24と虹彩鉤28とは、相補的な係合部材を具備し、これが、骨盤ブラケット24を開創器28に取り付ける。好ましい実施形態においては、骨盤ブラケット24は、一対の対向するブラケットガイド32を具備している。虹彩鉤28の近位端27は、1又は複数の相補的な係合レール36を具備し、これは、ブラケットガイド32の内部に摺動可能に受け入れられるように構成され、虹彩鉤28が骨盤ブラケット24に対して摺動するのを許容する。ブラケットガイド32は、代わりに、開創器28に配置されて、係合レール36は骨盤ブラケット24に配置されても良いことを認識されたい。
図3Aを参照すると、骨盤ブラケット24は略垂直な向きにおいて示されており、使用中には、向きは角度的に垂直からオフセットすることを認識されたい。骨盤ブラケット24は、好ましくは、一対の側方に間隔を隔てたプレート31及び31’を具備し、内側プレート31’は側方プレート31から内側に間隔を隔てている。側方プレート及び内側プレート31,31’は、それぞれ好ましくは、頂部部分48と底部部分44とを有している。側方プレート及び内側プレート31,31’は、ここでは、対称的であるように図示され説明されているけれども、プレート31,31’は、望むならば、非対称的に構成しても良い。
好ましい実施形態における側方プレート及び内側プレート31,31’は、内面33と反対側の外面35とを形成し、取付位置において内面33が互いに対面するように配置される。スペーサ37は、側方プレート及び内側プレート31,31’の内面33の頂部部分48に取り付けられ、プレート31,31’を一緒に結合する。プレート31,31’は、任意の適当な可撓性の生物学的適合性の材料から構成され、例えば、金属又はプラスチック、例えば、ステンレス鋼、からなり、スペーサ37を中心として側方の内方及び外方に屈曲することができ、それにより、好ましくは後部端にて、腸骨稜20を受けるようなクランプを提供する。
プレート31,31’の一方、例えば、側方プレート31は、親指ねじ53として図示されているような、調整可能なロック取付具52と共に提供され、外面35に取り付けられる。親指ねじ53は、好ましくは、ねじ付き軸部55を有し、好ましい実施形態におけるプレート31の上側部分48を介して側方に延在する、ねじ付き開口部57に螺入される。軸部55は、遠位端を有し、対向する内側プレート31’に係合するように構成されており、例えば、望ましくは、プレート31,31’を一緒に締め付ける。親指ねじ53は、調整可能なロック取付具52の代表例として示したけれども、特に別言しない限り、取付具52は親指ねじ53に制限する意図はなく、任意の適当な取付具を代替的に採用しても良いことを認識されたい。
図2を参照すると、側方プレート31は、1又は複数のつなぎフック29を具備し、これは、頂部部分38に、例えば、ねじ結合によって固定される。つなぎケーブル30は、ケーブル30の近位端にて、それぞれのフック29に取り付けられ、教示されたように引かれ、骨盤ブラケット24に力を適用し、仙骨の椎間板空間16との整列から腸骨稜20を外すように偏向して、外科的手順中に腰仙の椎間板空間16の視認アクセスを向上させる。つなぎケーブル30の遠位端は、任意の適当な構造物であって、腸骨稜20をその偏向した位置に保持することができるものに固定される。つなぎフック29及びケーブル30は、図3Aにおいては、ブラケット24の他の構成要素を明瞭に図示するという目的のために、ブラケット24から除去されている。
再び図3A及び図3Bを参照すると、それぞれのプレート31,31’の頂部部分48は、水平梁60を具備し、それぞれの側方及び内側のプレート31,31’の底部部分44は、間に腸骨稜20を受けるために構成された可撓性指部56を具備している。それぞれの指部56は、好ましくは、水平梁60から下方へ延在し、下側に屈曲した終端部61を形成している。それぞれの指部56は、可撓的であり、腸骨稜20に保持力を適用し、それにより、腸骨稜20にブラケット24を固定する。それぞれの側方及び内側プレート31,31’は、3本の指部56を具備するように図示されているけれども、ブラケット24を腸骨稜20に取り付けるのに適当であると考えられるならば、プレート31,31’は1本以上の任意の数の指部を含むことができることを認識されたい。それぞれの側方及び内側のプレート31,31’の下側部分44は、追加的に前部へ又は後部へ屈曲し、腸骨稜20の形状を近似することができる。代わりに又は加えて、それぞれの側方及び内側のプレート31,31’の下側部分44は、複数の指部56とは対照的である、連続的なプレート部分でも良いことをさらに認識されたい。
一対の対向するブラケットガイド32は、好ましい実施形態においては、内側プレート31’の外面35によって支持される。それぞれのブラケットガイド32は、本体41を具備し、一対の間隔を隔てた壁を有し、これは、組み合わせにおいて、垂直に細長いレセプタクル43を形成し、これは、U字形に図示されているけれども、幾何学的に、サイズ及び形状が図示のように制限される分けではない。レセプタクル43のサイズ及び形状は、開創器28の係合レール36を摺動可能に受け入れるようになっている。図3Bに示すように、それぞれのブラケットガイド32は、ストッパプレート47を具備し、それぞれのレセプタクル43の下端を横切って延びており、係合レール36のための座部を提供する。代わりに又は加えて、ストッパプレート47は、一対のブラケットガイド32の間に延在し、係合レール36のための座部を提供する。
それぞれのレセプタクル43における開口部は、反対側のレセプタクル43に対面し、ブラケットガイド32の間に配置された空洞45を形成する。1又は複数の光ファイバー光源62及び/又はカメラ64は、ブラケット24に取り付けられて、視認性を高め、対応する遠位端63,65を形成し、これらは、空洞45に対して整列され、いったん開創器28がブラケット24に取り付けられたならば、開創器28を通した視認を可能にする。カメラ64は、視覚的入力データを表示装置(図示せず)に提供する。
次に、図4A乃至図4Dを参照すると、開創器28は、好ましくは、複数の弓形セグメント68を具備し、それぞれ第1の部分69及び第2の部分71を有し、第1の部分69を入子式に受け入れる。しかしながら、それぞれのセグメント68は入子式とは対照的に堅固であることを認識されたい。第1の側部69は、遠位端円周に、長手方向に延在する上昇したフランジ72を具備し、第2の側部71は、遠位端円周に、長手方向に延在する拡張リンク76を具備している。
それぞれの拡張リンク76は、一対の側壁80を具備し、略丸い裏壁82から延びている。側壁80は、一般的に、互いに平行であり、それぞれの側壁80の遠位端から内方へ延びた突起部84を具備している。突起部84は、互いの間に寸法を形成し、寸法はゼロ以上であるが、上昇フランジ72の半径又は外側寸法に比べて小さくなっている。従って、突起部84は、上昇フランジ72と干渉するように構成され、一般的に、隣接する拡張リンク76の分離を防止する。
隣接するセグメント68は、1つのセグメント68における上昇フランジ72を、隣接するセグメント68の通路81の中に、垂直に摺動させることで結合される。それぞれの拡張リンク76は、通路81の下端にストッパプレート81aを具備し、隣接するセグメント68における上昇フランジ72のための座部を形成している。複数のセグメント68を組み立てると、完全な円筒形が形成され、中心軸線CAを中心として延在し、開創器28の遠位端と近位端との間の中心に延びている。完全な円筒形の形成が好ましく、周囲の器官及び組織が、外科手順中に外科の部位に、容易に侵入し又はクリープするのを防止する。円筒形の開創器28は、円筒形の通路49を形成し、外科器具90を取付位置に受け入れるように構成されている。図2に示すように、通路49は、腸骨稜20及びブラケット24と部分的に重複し、又はこれらの中に突出する。
開創器28は、好ましくは、遠位端91を形成し、腰仙の椎間板空間16にかぶせて配置され、骨盤ブラケット24に取り付けるように構成された反対側の近位端93を備えている。図示の通り、外側縁部95は、好ましくは、近位端93に配置され、通路49の中に円筒形の開口部49aを形成しており(図4B参照)、これは、外科ツール90(図5参照)を受け入れるように構成されている。
拡張リンク76と隣接する拡張リンク76の上昇フランジ72とが協働することで、開創状態と伸延状態との間における調整が許容される。例えば、図4Dに示すように、開創器28が完全な開創状態Aにあるとき、それぞれの上昇フランジ72は、それぞれの拡張リンク76の裏壁82に当接する。逆に、開創器28が完全な伸延状態Bにあるとき(仮想線にて示される)、それぞれのフランジ72は、それぞれの拡張リンク76の突起部84の内面に当接する。これに関して、開創状態Aにおいては、伸延状態Bにあるときに比べて、フランジ72は裏壁82のより近くに配置され、伸延状態Bにおいては、開創状態Aにあるときに比べて、フランジ72は突起部84のより近くに配置されることを認識されたい。従って、開創器28は、開創状態Aにおける、より小さい内側寸法(内径)と、伸延状態Bにおける、より大きい内側寸法(内径)との間にて反復する。
拡張ツール40は、好ましくは、開創器28の位置を調整するために構成されて提供される。好ましい実施形態においては、拡張ツール40は、一対の往復動アーム83を具備し、ジョイント87にて互いにピボット式に結合されている。アーム83は、近位端にてハンドル85に、及び遠位端にて付勢部材87に、それぞれ結合される。付勢部材87は、弓形の外面89を具備し、開創器28の弓形セグメント68の内面に略対応する曲率半径を有している。従って、付勢部材87は、開創器28の中に挿入され、ハンドル85は分離でき、それにより、外面89は、セグメント68に半径方向外方に付勢力を伝え、それにより、開創器28を開創状態Aから伸延状態Bへ並進させるように促す。
拡張ツール40は、開創器28を拡張させるべく構成された適当な器具の一例に過ぎず、制限を意図していないことを認識されたい。任意の手動の又は電動のシステムであって、開創器28の開創及び伸延に適したものを使用することが想定される。加えて、図4Cを参照すると、腰仙の椎間板空間16にかぶさる開創器28の遠位端91に広い窓を形成すべく、外科医が、より円錐台状の形状を作ることを望むならば、環状のインサート88は、伸延状態Bにあるとき、開創器28の外径に比べてわずかに小さいサイズの開口部59を形成するが、開創状態Aにあるとき、開創器28の外径に比べて大きくなるようにする。従って、開創器28が伸延状態Bにあるとき、インサート88は、開創器28を受入れ、矢印Eの方向に開創器28に沿って並進し、近位端93に対して選択された深さに達する。インサート88は、任意の適当な材料から構成され、例えば、医療等級のステンレス鋼などが使用される。近位端93に生じる圧縮は、円錐台の形状S(図4Cに破線にて示す)の形成を可能にし、その結果、遠位端93は近位端91に比べて大きく伸延される。患者の解剖学は、少なくとも約120mm〜180mmの深さであるので、好ましい深さは、およそ110mm〜150mmとなり、さらに、それぞれのセグメント68は長手方向拡張でき、そのために、例えば、入子式の能力を備えた2つの部分を形成し、異なる患者の解剖学的構造に適応することが想定される。
図4A及び図4Eを参照すると、それぞれのセグメント68は、好ましくは、方向Dに延びる係合レール36を具備し、これは、中心軸線CAに対して略垂直に延びる、平面Cに対して斜めにオフセットしている。特に、係合レール36は、ブラケットガイド32の中に挿入され、中心軸線CAに対して垂直に延びる、平面Cに対して、角度θを形成している。外側縁部95は、好ましくは、平面Cに対して角度θの方向に向けられている。従って、開創器28がブラケット24に取り付けられて、外側縁部95が内側プレート31’に平行に延びると、開創器セグメント68はブラケット24から内側プレート31’に対して角度θをなして延び、それにより、図2に示すように、遠位端91を腰仙の椎間板空間16へ向ける。角度θは、平面Cに対して、だいたい約15゜〜約60゜の間であり、ある種の好ましい実施形態においては、だいたい約20゜〜25゜の間である。従って、開創器28(又は中心軸線CA)は、前後方向に対して約20゜〜50゜の間の所望の下向き角度に延び、ある種の好ましい実施形態においては、尾側−頭蓋側方向に対して約40゜〜70゜の間の角度を形成することを認識されたい。さらに変形例としては、開創器28(又は中心軸線CA)は、前後方向に対して約25゜〜40゜の間の下向き角度に延び、又は尾側−頭蓋側方向に対して約50゜〜65゜の間の角度をなす。
それぞれの係合レール36は、好ましくは、上述したやり方で、ブラケットガイド32の1つに挿入されるのに適したサイズ及び形状を有する。係合レール36をブラケットガイド32の中に挿入することで、一般的に、内側プレート31’に対して固定された角度にて開創器28は固定され、腰仙の椎間板空間16にかぶせた遠位端91が配置されるのに適当な位置になり、一方、近位端93は、外科医が1又は複数の外科ツール90(図5に示す)を挿入するための充分な入口空間を提供し、脊柱の仙骨領域での外科手順を容易にする。それぞれのセグメント68は係合レール36を具備しているけれども、図示の実施形態において、図2に示すように、開創器28をブラケット24に取り付けるために、わずかに一対の対向するレール36をブラケットガイド32に挿入しても良いことを認識されたい。これに関して、他の実施形態においては、開創器28は、わずかに一対の対向する、又は円周方向に間隔を隔てた、係合レール36を具備する。
神経案内及びX線透視術が手順の全体にわたって利用され、側方置換(transpsoas)アプローチ中に神経及び血管を回避することを理解されたい。
さらに図5に示すように、オフセットツール90のキットが提供され、環状切開術(annulotomy)及び椎間板空間の準備の実行が可能になる。ツール90は、例えば、下垂体骨鉗子(pituitary rangeurs)、キューレット、椎間板カッター、スクレーパーなどである。それぞれのツール90は、好ましくは、ハンドル端部97と、反対側の作業端部99とを具備し、オフセット部分94によって結合されている。オフセット部分94によれば、外科医はハンドル端部97を把持しつつ、開創器28によって提供されるアクセス箇所を通して、作業端部99を腰仙の椎間板空間16に導くことができる。キットの構成要素には、限定はしないが、1又は複数のチゼル、椎間板カッター、やすり、下垂体骨鉗子、スクレーパー、キューレット、コブエレベータ、寸法測定器、ブローチ、又はその他のツールであって、そのような手順に有用であるとして知られたものが含まれる。
次に、図6Aを参照すると、試行的インプラント100などの椎骨間インサートが、ツール90の作業端部99に結合されている。手順のタイプ及び患者の解剖学的構造に応じて、卵形及びテーパ付きの試行的インプラント100が提供され、腰仙の椎間板空間16の内部への挿入を容易にするために選択される。準備が出来た椎間板空間16の中に挿入されたインプラントは、一般的に、例えば、骨モルフォゲン蛋白など、移植片材料(図示せず)で充填される。ツール90は、インプラントの所望の配置を得るために使用される。図示の通り、ツール90におけるオフセット部分94はさらに、外科医が、腸骨稜20のまわりで操作する能力を助ける。
図6Bを参照すると、他のインプラントの設計が示され、脊柱変形などの状態が治療される。これは、楔形状のインプラント108の使用を伴い、滑り止めトレッド112を具備している。インプラント108は、様々な角度にて提供され、例えば、前後方向に対して約15゜〜60゜の間において、約15゜ずつ増加している。インプラント108は、ツール90と協働するように設計され、これは、好ましい実施形態においては、オフセットシム挿入具であって、挿入を容易にして最終的に解放するために、インプラント108に摺動可能に及び螺合可能に係合することができる。そのようなシム状のインプラント108によれば、非対称的な形状の椎骨の位置決めを修正できる。
従って、外科用キット25は、外科の手順の実行中に、椎間板空間への側方アクセスを提供するための方法を提供できることを認識されたい。例えば、外科手順は、X線透視型手術台の上に患者が側方に位置決めされて開始される。前後及び側方のX線透視術の視野が、影響を受けた椎間板空間を位置決めするのに使用される。外科医は、解剖学的目標、例えば、腸骨稜、第12肋骨、脊柱起立筋の側方境界などを利用して、最初の切開の配置を計算する。ガイドワイヤ(図示せず)は、この手順中には、使用してもしなくても良い。いったん切開が形成されると、切開は、腸骨稜20を露出させ、外科医は、本願で述べるやり方で、骨盤ブラケット24を腸骨稜20に取り付ける。
組織が拡張されると、上述したやり方で、虹彩鉤28が次に骨盤ブラケット24に取り付けられる。例えば、虹彩鉤28は、その開創状態にあり、係合レール36は、ブラケットガイド32の内部にて摺動可能に配置される。続いて、開創器28は、伸延され、例えば、上述した図4の拡張ツール40が使用される。
様々な方法による組織拡大が、当業者が知るように、実行される。例えば、単一のガイドワイヤが利用され、連続拡大器のシーケンスは単一のガイドワイヤにかぶせて配置される。連続した大きな拡大器は、好ましくは、積み重ねて配置され、所望のサイズの円形開創器を受け入れる。変形例としては、一連のブレード式拡大器を、本発明のある種の観点に従って、朝顔形の遠位端を有するように改変して、腰仙の椎間板空間16にて手術通路を確立するために利用しても良い。
手順は、好ましくは、改変された伸延器と寸法測定器とを使用して継続され、椎間板空間16の伸延と、試行的インプラント100の試験とを可能にする。AP透視術が、好ましくは、所定位置において試行的インプラント100に影響を与えるときに利用され、次に、側方透視術が好ましくは使用されて、適切な前後位置を確認する。試行的インプラント100又は任意の適当な代替的な試行的インプラントは、ツール、例えば、図5に示したツール90に取り付けられ、試行的インプラント100は、腰仙の椎間板空間16の中に挿入される。手順のタイプ及び患者の解剖学的構造に応じて、卵形及びテーパ付きの試行的インプラント100が提供され、腰仙の椎間板空間16の内部への挿入を容易にするために選択される。AP透視術及びEMGは、試行的インプラント100の位置決め中に利用される。
ある種の実施形態が示されたけれども、本発明は、本願で説明され図示された特定の形態又は構成に制限されることはないことを理解されたい。当業者には明らかなように、本発明の範囲から逸脱することなく様々な変更が行われ、本発明は明細書及び任意の図面に示して開示されたものに限定されるとみなされることはない。
当業者は容易に認識するだろうが、本発明は、上述した並びに本発明に固有の、目的を実行して結果と利益を得るのに適している。本願で述べられた、実施形態、方法、手順、及び技術は、現在の代表例としての好ましい実施形態であって、例示的であることを意図し、範囲の限定を意図しない。それらの変更及び他の使用は、当業者に思い付くだろうが、それらは、特許請求の範囲によって定められた本発明の精神の中に包含される。本発明について、特定の好ましい実施形態に関連して説明したけれども、クレームされた発明は、そのような特定の実施形態に過度に限定されないことを理解されたい。実際に、本発明を実施するための開示されたモードに対する様々な変形例であって、当業者に自明であるものは、特許請求の範囲の範囲内であると意図される。

Claims (18)

  1. 骨盤ブラケットと開創器とを利用して、腰仙の椎間板空間に側方からアクセスする方法であって、この方法が、
    a)患者に切開を形成し、患者の腸骨稜へのアクセスを提供する段階と、
    b)ブラケットを腸骨稜に取り付ける段階と、
    c)開創器をブラケットに取り付ける段階であって、開創器の遠位端が、腰仙の椎間板空間にかぶせて配置され、一方、開創器の近位端は、少なくとも1つの外科ツールを受け入れるためのサイズを有する通路を形成する、上記段階と、
    d)腰仙の椎間板空間に外科的手順を実行する段階と、
    を備えていることを特徴とする方法。
  2. 前記方法がさらに、
    e)開創器がブラケットに取り付けられた後に、開創位置から伸延位置へと開創器を拡張させる段階、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 開創器は、複数のセグメントを備え、それぞれのセグメントは、細長い上昇したフランジを備えてなる第1の側部と、細長い拡張リンクを備えてなる第2の側部とを有し、及び、段階(c)がさらに、1つのセグメントの上昇したフランジを、隣接したセグメントの拡張リンクの中に挿入する段階を備えていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 開創器の通路は、開創位置に第1の直径を有し、伸延位置に第2の直径を有し、第2の直径は、第1の直径に比べて大きくなっていることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 段階(c)がさらに、開創器の係合レールをブラケットのブラケットガイドの中に摺動させる段階を備えていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 段階(d)が、試行的インプラントを腰仙の椎間板空間の中へ挿入する段階を具備していることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 骨盤ブラケットと開創器とを利用して、患者の腰仙の椎間板空間に側方からアクセスする方法であって、この方法が、
    a)切開を形成し、患者の腸骨稜に側方のアクセスを提供する段階と、
    b)患者の腰仙の椎間板空間に側方のアクセスを提供するために、腸骨稜を配置する段階と、
    c)腰仙の椎間板空間への直接経路を提供する段階であって、患者の周囲の器官及び組織が外科医の手術野と干渉しないようにする、上記段階と、
    d)腰仙の椎間板空間に外科的手順を実行する段階と、
    を備えていることを特徴とする方法。
  8. 段階(d)が、腰仙の椎間板空間に試行的インプラントを挿入する段階を具備していることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 直接経路は、開創器によって形成され、前後方向に対して、20゜〜50゜の間の角度にて延在していることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  10. 前記方法がさらに、
    e)骨盤ブラケットを腸骨稜に取り付け、開創器をブラケットに取り付ける段階、
    を備えていることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 少なくとも1つのツールが、段階(d)において開創器によって形成された通路に挿通されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  12. 前記方法がさらに、
    e)段階(d)の前に、開創器を開創状態から伸延状態へ拡張させる段階、
    を備えていることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  13. 前記方法において、開創器は、複数のセグメントを備え、それぞれのセグメントは、細長い上昇したフランジを備えてなる第1の側部と、細長い拡張リンクを備えてなる第2の側部とを有し、この方法がさらに、
    e)上昇フランジの1つのセグメントを、隣接するセグメントの拡張リンクの中に挿入する段階、
    を備えていることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  14. 前記方法において、セグメントは、円筒形管を形成するために結合され、この方法がさらに、
    f)段階(d)の前に、開創器を開創状態から伸延状態に拡張させ、開創器の通路は、開創状態においては第1の直径を有し、伸延状態においては第2の直径を有し、第2の直径は、第1の直径に比べて大きくなっている、
    ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 外科用キットであって、患者の腸骨稜に係合することによって、腰仙の椎間板空間に側方からアクセスするものであり、このキットが、
    腸骨稜に取付可能なブラケットと、
    ブラケットに取付可能な開創器であって、開創器は内径を形成し、開創状態と伸延状態との間にて可動であり、ここで、内径は、開創器が開創状態にあるときに比べて、開創器が伸延状態にあるときに大きくて、開創器は、開創器長さを有している、上記開創器と、
    少なくとも1つのツールであって、細長いハンドルと軸とを有し、軸は軸長を有し、軸長は開創器の長さに比べて長くなっている、上記ツールと、
    を備えていることを特徴とするキット。
  16. 開創器は、複数のセグメントを具備し、それぞれのセグメントは、細長い上昇したフランジを有してなる第1の側部と、細長い拡張リンクを有してなる第2の側部とを有し、それぞれのセグメントにおけるフランジは、隣接するセグメントの拡張リンクに受け入れられることを特徴とする請求項15に記載のキット。
  17. セグメントは、円筒形管を形成するために結合されることを特徴とする請求項16に記載のキット。
  18. ブラケットは、係合レールを具備し、開創器は、係合レールと摺動可能に係合可能なガイドを具備していることを特徴とする請求項15に記載のキット。
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