JP2011519598A - いびき防止装置 - Google Patents

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Abstract

人間の口腔内に配置されるいびき防止装置が記述される。本発明は、舌下面と口腔底筋群との間の口腔内に配置可能な形状とサイズを有する、舌を口腔に向けて持ち上げるようになっている、一つの押し退け体(9)が備えられること、前記押し退け体が、上顎歯列と下顎歯列との間に配置可能な、マウスピース状に構成された一つの要素(8)に、これと協働するように接続されること、及び、前記マウスピース状に構成された要素が、呼吸気の口腔通気のために、少なくとも一つの通し穴(15)を備えていることを特色とする。

Description

本発明は、人間の口腔内に配置されるいびき防止装置に関する。
寝息の音、つまりいびきは、特にいびきをかく人の周囲にいる人間にとって非常に迷惑だと感じ取られる。その上、いびきをかく人にとっては、いびきはそれどころか例えば閉塞性睡眠時無呼吸症候群を発症している場合は健康を脅かす。いびきは通例、睡眠中の頸筋群の筋トーヌスの弱体化により生じる。この場合は気道に、閉塞にも至る狭隘化を来たす(無呼吸)。これによって気流の増大がもたらされ、振動状態に陥る弛緩組織の騒音発生を招来する。そうでなくとも、高齢者では咽頭腔内の筋肉の緊張が自然に低下し、そのためにこの年齢集団は若い世代よりも頻繁にいびきをかく。
いびきを阻止するために、外科手術を含め、一連の機器、補助手段、鼻マスクが公知である。
手術は通例、肥大した扁桃腺やポリープなどのような、呼吸を妨げる組織を除去するために行われる。しかし、いびきに関しての成功率は非常に異なっており、20〜40%であるとされている。複数の報告によると、再発率は非常に高くなっている。
鼻マスクは陽圧呼吸のために使用されるものであり、それにより気道を開放状態に保持するようになっている。これは非常に高価であり、しかもいびきをかく人にとっては使い心地が悪い装置であるために、主として重症の無呼吸に適応される。
口腔内の機器は夜間に装着され、気道の咽頭部の一定の開口度を達成するために、通例は下顎を前方へ変位させるようになっている。下顎と共に舌根も前方へ移動され、それによって気道の開口を可能としている。この機器によって成果を挙げることはできるが、機器の構造及びデザインのせいで、装着者は多くの場合これを非常に負担であると感じている。
多数の公知であるこの種類の装置を代表するものとして、以下の文献から、いびきを防止する公知の口腔内装置を察知することができる。
ドイツ特許第4026602号明細書には、歯に固定されるプロテーゼ部品を備え、一方では舌を後部口蓋帆から押し離し、他方では舌を嚥下過程で口蓋に押し付けることができるように、このプロテーゼ部品にばね機構を介して一つのリテーナが取り付けられている、いびきを阻止するための装置が記述されている。
欧州特許第0312368号明細書には、いびき防止装置として、上顎歯列が咬みしめるようになっている、修正マウスピースが記述されるが、そこではマウスピースの下側の下顎突出し用の溝が、下顎歯列の内側を口腔開口部に向かって押さえ付けることによって下顎が前方へ押されて、その際に舌と軟口蓋の間の距離が拡大されるようにしている。
欧州特許出願公開第0254918号明細書には、磁石がはめ込まれた上下顎用のマウスピースが記述されるが、これらの磁石により、互いに反発し合う磁力によって、上顎と下顎が、両者間に一定の距離をおいて保持されるとしている。ドイツ特許出願公開第2704709号明細書には、正真正銘の開口器を示している。
欧州特許出願公開第0599445号明細書には、上顎を確実に固定し、下顎を緩く固定する機器が記述されている。この機器の口腔側は、息が吸い込まれる位置に、舌が入ることができるように構成される。
国際特許出願公開第92/05752号明細書には、下顎前方移動と強制鼻呼吸を同時にもたらすとされる、口蓋プレートと口底プレートを備えた機器が記述されるが、そこには二つの変形例が記述され、一方では機器が歯列に固定され、他方では機器が口内に自由にはめ合わされるようになっている。
国際特許出願公開第92/09249号明細書には、舌突出癖、歯ぎしり及びいびきを阻止するための機器が記述されている。舌及び歯に合わせるために、この装置は吸引によって舌を前方の位置に保持するとしている。
米国特許第5,092,346号明細書には、下顎を前方移動するための下顎用のランプ部と、上顎部と下顎ランプ部との間に呼吸用開口部を有する上顎用機器が記述されている。
ドイツ特許第2320501号明細書には、補助的な唇側の調整式リップシールドを備えた、顎整形用アクチベータに類似した設計構造の機器が記述されている。そこでは、筋肉活動及び機器内の歯のための相応の研磨ガイドによって下顎が前方移動されるとしている。しかしまさに睡眠状態においては、筋肉組織が弛緩し、筋トーヌスが低下するか、又はゼロになってしまう。
上述の公知である機器の主たる欠点は、装置の体膨張、咬合阻止による制約、舌又は軟口蓋部に加わる押付け力、下顎及び舌の運動自由度の制限のせいで、装着感に極端に劣る点にある。非常に煩わしい口内の異物感は、いびきをかく人の寝入りを妨害するが、通例はそれが原因で機器の不使用を来たすことになる。
本発明の課題は、上述の欠点を除去することができる、いびき防止装置を提示することである。特に、いびき防止装置の顎の領域内での僅かな膨張と高い装着時の快適性によって、装着者に必要な睡眠深度と満足感を与える、口腔内装着用のいびき防止装置を作り出すものとする。
本発明が解決しようとする上述の課題の解決法は、請求項1に提示される。発明の概念を有利に発展させた特徴については、それぞれの従属請求項、並びに、特に実施例に関連した以下の説明から察知することができる。
本解決法によれば、人間の口腔内に配置されるいびき防止装置は、舌下面と口腔底筋群との間の口腔内に配置可能な形状とサイズを有する、舌を口腔に向けて持ち上げるようになっている、一つの押し退け体が備えられるように、構成されている。そこではこの押し退け体が、上顎歯列と下顎歯列との間に配置可能な、マウスピース状に構成された一つの要素に、これと協働するように接続されている。このマウスピース状に構成された要素は、呼吸気の口腔通気用の少なくとも一つの通し穴を備えている。
本解決法に従った装置の押し退け体は、好ましい一実施形態では球状に構成され、形状及びサイズに関して、人間の口腔内の所与の解剖学的幾何形状に広範にわたり適合されることにより、装置を口腔内に装入する際には、球状押し退け体が舌下面と口腔底筋群との間の舌下に位置し、その際に舌が口蓋に向かって押し付けられるようにしているが、この時に装着者は誰一人として、口腔内に不快な押し退け感を覚えることはない。したがって球状押し退け体の球直径は、1.5〜2cmの間とすべきである。球状要素を舌の下面に接して配置することにより、弛緩した舌筋群が支援され、歯に向かって引っ張られて、気道が開放される。
別の好ましい一実施形態では、押し退け体が、一方の球の幾何形状が他方の球の幾何形状に、局所的に一部食い込んでいる、二つの球状要素の形態に構成されている。このように構成された押し退け体は、舌小帯の左右両側に球状要素が一つずつ位置するように、口腔に配置される。
押し退け体は、一つの接続部を介してマウスピース状の要素に固定接続されることが好ましく、またこのマウスピース状の要素は、長手方向に湾曲したロープ状に構成された、上下に咬合面を設けた形状を有しており、これらの咬合面を、それぞれの前歯により、好ましくは上下顎の歯列の、犬歯により両側を限定されている歯により、咬みしめられるようにしている。
装着者への呼吸気の供給を妨げない目的で、少なくとも一つの、好ましくは多数の通し穴が、マウスピース状の要素を貫通して延びている。装着者にとり装着時の快適性が可能な限り心地よいものとなるように、本解決法に従った装置を形成するために、マウスピース状の要素の厚みは、咬合の間に知覚できてしまう厚みである2cmを超えてはならない。
本解決法に従った装置の別の一実施形態では、舌が睡眠中に口蓋に向かって明確な姿勢で押し付けられるようにするために、マウスピース状に構成された要素又は押し退け体を、耳に掛けて保持されるようになっている一つの調整式引っ張り装置を利用して接続することが提案される。この引っ張り装置は、紐に似た柔軟な材料から成っており、長さを変更するための手段を備えている。
すでに言及したように、これらの球状要素並びにマウスピース状に構成された要素の形状及びサイズは、装着時の快適性にとって重要であり、装着者各人の気道の形状に適合されなければならない。これは、耳に掛けるための手段を備えた引っ張り装置の構成方式についてもいえる。本解決法に従った装置を実現するために使用される材料は全て、唾液に耐性があり、生理的に問題がないものでなければならない。
口腔内に装着するいびき防止装置を支援するために、特殊なケースにおいて、鼻翼を開放状態に保持するために、通し穴のある弾性成形栓が挿入されると好適である。この成形栓は弾性応力によって鼻翼内に保持される。この措置によって、気道が鼻腔経由で開放状態に保持され、給気が調整されることが確認される。
以下では本発明を、一般的な発明の概念に制約を加えることなく、実施例に基づき、図面を参照して具体例を挙げながら説明する。
自由な気道を示す図である。 閉塞性無呼吸症候群における気道閉塞を示す図である。 本解決法に従ったいびき防止装置の作動方式を示す概略図である。 第一の実施例を、図4aから図4eにより多面的に示した図である。 第二の実施例を、図5aから図5cにより多面的に示した図である。
図1には、人間の気道の断面略図が示されている。空気は鼻腔6及び口腔4を通って気管1に導かれる。ここでは、気管1への出入路が、舌2又は口蓋帆によって完全に又は部分的に狭められていないことが重要である。また、舌2と軟口蓋5の間の空気の出入路も確保されていなければならない。さらに図1には下顎3が示されるが、いびきをかく人の場合は、この下顎3が気管に向かって変位されている。
図2には、いびきを招来する気道閉塞の状況が(概略的に)示されているが、しかし閉塞は、部分的なものであっても、いびきを誘発する場合がある(図示せず)。この状況においては、弛緩した舌筋群のせいで、舌2が後方へ変位して、少なくとも一時的に気管1を通る気道を閉塞している。
本解決法に従った装置は、この状況を回避するための一助となり得るものである。本発明に従った装置により、睡眠時に弛緩した舌筋群が口腔へ向かって持ち上げられ、それによって気管が完全に閉塞されないようにしている。舌の下面は、その中央部分で口腔底に癒合しており、その前方で、舌小帯が、口腔粘膜の一つのひだによって、先端と側縁だけが自由になるように付着している。
球状要素9は、図3に示されるように、舌2の下面の中央領域の舌小帯の隣に配置されている。いびき防止装置が二つの球状要素9を備えている場合は、舌小帯の左右両側に球状要素9が一つずつ配置される。球状要素の直径は、装着者の舌の形状により1.5〜2.0cmとなっている。
球状要素9は、一つの接続手段を介してマウスピース状の要素8に接続されているが、このマウスピース状の要素8は、球状要素9がその企図された位置に移動されたときには、上下の歯列間に位置するようになっている。マウスピース状の要素8は、呼吸のために空気がこれを通り抜けて流れることができるように、2.5〜3.5mmの横穴を少なくとも一つ備えている。
必要に応じて二つ又はそれ以上の穴が備えられるようにしてもよい。マウスピース状の要素8はさらに、口腔4を拡大する役目を果たし、その結果口腔全体の空間が拡大する。
したがっていびき防止装置の口腔部分は、二つの互いに接続された部分、つまり舌の下側に位置する球状要素9と、上顎歯列と下顎歯列との間に位置するマウスピース状の要素8とにより構成されている。
マウスピース状の要素8は、上述したように、より広い空間を生じさせるため、特定のケースにおいては、吸気が過多とならないような鼻孔の調整についても、配慮されることになる。その場合は、呼吸気全体のバランスがはかられるようにしている。この目的のために、応力下で鼻孔内に挿入される、通し穴を設けた弾性成形体が利用されるようになっている。
これらの成形体の長さは約2cm〜3cmで、直径は1.0〜1.5cmである。休止状態において、成形体の下面は平坦で、上面は膨出している。使用の前に成形体は、鼻孔内に押し込むことができるように、多少丸められるようになっている。成形体を二つ一組で使用する場合は、これらが互いに接続されていると好適である。この接続要素は、ほかにも成形体を鼻内壁に対して押し付けるクランピング要素として、使用されるとよい。
オプションとして、それぞれの球状要素9は、図示していない一つの調整式引っ張り装置を利用して、互いに接続されてもかまわない。この引っ張り装置の各端部にはアイが一つずつ備えられており、左右の耳介に掛けて固定保持するために、これらのアイが引っ張られるようになっている。アイは、必要に応じて拡大されるとよい。一般に引っ張り装置は、唾液に対して耐性があり、生理的に問題のない弾性ベルトから成っている。一つの球状要素9又は二つの球状要素9は、引っ張り装置に通されており、必要時にはその上に位置を固定されている。この理由から、それぞれの球状要素9は一つの中央穴を有している。耳に固定される引っ張り装置を利用することによって、球状要素9が下側から舌に加える面圧を、首尾よく増大することができる。
図4a〜図4eに示されるそれぞれの図には、いびき防止装置の好ましい構成例の斜視図が示されており、以下ではこの図全体を引き合いに出す。
球状に構成された押し退け体9は、一つの接続部14を介して、長手方向に湾曲した、マウスピース状に構成された要素8の凹面側に固定接続されている。図4a〜図4eに描かれたいびき防止装置は、一体型に構成され、生体適合性を示す、咬みしめ強度を持つプラスチックからできている。
マウスピース状に構成された要素8は、上側及び下側の咬合面10及び11を備えており、これらの咬合面を、特に上顎及び下顎の、好ましくは両側をそれぞれの犬歯により限定されている前歯が咬みしめるようになっている。したがってマウスピース状に形成された要素8は、人間の口腔解剖学的事情に応じて、類型的には3〜4cmの湾曲部長さLを有することになる。被蓋咬合の回避とならび、口腔の内部におけるいびき防止装置の口腔内自動調心位置決めを支援するために、咬合面10、11は両方とも、好ましくはそれぞれの咬合面10、11上に垂直にせり立っている、少なくとも一つの前側の境界縁12によって限定されている。しかし、必ずしも必要というわけではないが、有利な構成形態においては、それぞれの咬合面10、11の後側も、一つの相応の境界縁13により限定されている。
顎間開口度は、マウスピース状に構成された要素8の、両境界面10、11間の垂直方向に測った距離dによって与えられる、いわゆる厚みにより決まるが、この距離dは、少なくとも5mmであるが、しかし2cmを超えてはならない。
装着者に口腔を通り抜ける呼吸気を十分に供給するために、マウスピース状に構成された要素8には、開口断面が類型的には2.5〜3.5mmである多数の通路のように構成された通し穴15が設けられている。通し穴15の個数及び配置方式についても、装着者各人の呼吸挙動に応じた適合化が可能である。
マウスピース状に構成された要素8は、その形状を上下顎歯列の自然咬合面に適合させて、長手方向に湾曲して成形されることから、一つの凹形の内面を有しており、これに、接続部14を介して球状に構成された押し退け体9が取り付けられている。球状押し退け体9をマウスピース状に構成された要素8から離間させるこの接続部14の長さは、いびき防止装置を口腔内に配置する際に、球状押し退け体9が舌と口腔底筋群との間の舌小帯に直接接するところに位置するように選択される。球状押し退け体9が、下顎歯列に対して一段と低くなっている口腔底筋群の領域に位置するように、球状押し退け体9は、この接続部14を介して、マウスピース状に形成された要素8に対して取り付けられることになる。この理由から、球状押し退け体9の球の中心Mは、両咬合面10、11間の中央に延びている中央面Aの下側に位置している。図示の実施例においては、球の中心Mの空間位置が、マウスピース状に構成された要素8の下側咬合面11の平面内に位置している(図4c参照)。
図5a〜図5cには、さらにもう一つの実施例が描かれているが、これらも同様に、様々な視角から見た一つの同じ実施例の斜視図を示したものである。前述の実施例とは異なり、図5に示された実施例は、二つの球状要素91、92を有しており、これらが一緒に押し退け体9を具現している。マウスピース状に構成された要素8は、図4に従った実施例と広範にわたり同一に構成されている。球状要素91、92は、図5bに書き込まれている対称軸Sに対して左右対称に、ほぼ継ぎ目なしでマウスピース状に形成された要素8に寄り添っている。球状要素91、92は、口腔内への配置に際して、舌小帯が図5bに書き込まれている対称軸Sにほぼ沿って位置するように、舌小帯の左右両側にそれぞれ配置される。図5に従ったいびき防止装置の場合も、球状要素91、92は前述の中央面Aに対して若干低い位置にあり(図5c参照)、その結果球状要素91、92は口腔底筋群の領域内に位置することになる。
本解決法に従って構成されたいびき防止装置の表面全体は、なめらかに、丸みを持たせて構成され、その結果口腔内ではいかなる負傷の危険も生じない。人間にとり装着時の快適性を向上させるために、咬みしめ強度を持つ、生体適合性を示すこのプラスチック部品は、可能な限り軽量仕様に構成されなければならない。その他の点に関しては、本解決法に従ったいびき防止装置は、例えば射出形成法により、低コストでの製造が可能である。
1 気管
2 舌
3 下顎
4 口腔
5 軟口蓋
6 鼻腔
7 上顎
8 マウスピース状に構成された要素
9 押し退け体、球状要素
91 球状要素
92 球状要素
10 上側咬合面
11 下側咬合面
12 前側の境界縁
13 後側の境界縁
14 接続部
15 通し穴
M 球の中心
L マウスピース状に構成された要素の湾曲部の長さ
A 中央面
d 咬合面間の距離
S 対称軸

Claims (13)

  1. 人間の口腔内に配置されるいびき防止装置において、
    舌下面と口腔底筋群との間の口腔内に配置可能な形状とサイズを有する、舌を口腔に向けて持ち上げるようになっている、一つの押し退け体が備えられること、
    前記押し退け体が、上顎歯列と下顎歯列との間に配置可能な、マウスピース状に構成された一つの要素に、これと協働するに接続されること、及び、
    前記マウスピース状に構成された要素が、呼吸気の口腔通気のために、少なくとも一つの通し穴を備えていることを特徴とするいびき防止装置。
  2. 前記押し退け体が球状に構成されていることを特徴とする、請求項1に記載のいびき防止装置。
  3. 前記押し退け体が、二つの同形の球状に構成された要素を備えており、前記各要素の球形が局所的に一部互いに食い込んでいることを特徴とする、請求項1に記載のいびき防止装置。
  4. 前記球状の押し退け体又は前記各球状要素が、それぞれ1.5〜2.0cmの直径を有することを特徴とする、請求項2又は3に記載のいびき防止装置。
  5. 前記押し退け体及び前記マウスピース状の要素が、一つの接続部を介して固定接続されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のいびき防止装置。
  6. 前記マウスピース状に構成された要素が、長手方向に湾曲して、上側及び下側に各一つの咬合面を備えて構成されており、前記上下両咬合面間の垂直方向に測った距離が少なくとも5mmであり、前記両咬合面間に、前記マウスピース状に構成された要素の長手方向に対して実質的に垂直な向きに、少なくとも一つの通し穴が通路状に延びていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のいびき防止装置。
  7. 前記押し退け体が、前記接続部を介して、前記マウスピース状に構成された要素に、その凹形の面のところで、接続されていることを特徴とする、請求項6に記載のいびき防止装置。
  8. 前記球状押し退け体又は前記二つの球状要素が、それぞれ一つの球の中心を有していること、
    前記球状押し退け体の前記球の中心又は前記二つの球状要素の前記各球の中心が、投影図において、少なくとも一方の咬合面に対して平行に、両咬合面間にこれらに対して実質的に等距離で配置される一つの中央面の外部に位置することを特徴とする、請求項6又は7に記載のいびき防止装置。
  9. 前記球状押し退け体の前記球の中心又は前記二つの球状要素の前記各球の中心が、投影図において、少なくとも一方の咬合面に対して、上側の咬合面よりも下側の咬合面に近いところに位置することを特徴とする、請求項8に記載のいびき防止装置。
  10. 前記上下両咬合面に、前記マウスピース状に構成された要素の長手方向に湾曲した部分に沿って、それぞれ一つの境界縁が備えられ、前記各境界縁に対して、上下顎歯列の前面が当たることを特徴とする、請求項6〜9のいずれか一項に記載のいびき防止装置。
  11. 前記マウスピース状に構成された要素が、3〜4cmの湾曲部の長さを有すること、及び、
    前記少なくとも一つの通し穴が2.5〜3.5mmの開口断面を有することを特徴とする、請求項6〜10のいずれか一項に記載のいびき防止装置。
  12. 前記マウスピース状に構成された要素又は前記押し退け体が、耳に掛けて保持される一つの調整式引っ張り装置を利用して、舌が睡眠中に口蓋に向かって押し付けられるように、接続されることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載のいびき防止装置。
  13. 前記引っ張り装置が、紐に似た柔軟な材料から成り、長さ変更手段を備えていることを特徴とする、請求項12に記載のいびき防止装置。
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