JP2011518026A - 手術用具に方向性を与えるための方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
手術用具に方向性を与えるための方法及び装置が提供される。一実施形態において、ある手術装置が、カニューレ状の湾曲遠位先端部を有するカニューレ状の細長シャフトを有することができる。この装置は、患者の体の中に導入されるように構成されることができ、この装置の一部分は、組織壁の近位側に配置されるように構成されることができ、湾曲遠位先端部の少なくとも一部分を含む、この装置の最も遠位側の部分は、その反対の組織壁の遠位側に配置されるように構成されることができる。手術用具は、手術用具を組織壁に通す装置を通じて前進されるように構成されることができ、湾曲遠位先端部は手術用具に方向性を与える。
Description
(関連出願の相互参照)
本願は、2008年4月22日に出願された「自然開口部を通じて体器官の周りに周囲バンドを配置するための装置(Device For Placement Of A Circumferential Band Around A Bodily Organ Through A Natural Orifice)」という名称の米国仮特許出願第61/047,078号の優先権を主張するものであり、参照によってその全容が本願に組み込まれる。
本願は、2008年4月22日に出願された「自然開口部を通じて体器官の周りに周囲バンドを配置するための装置(Device For Placement Of A Circumferential Band Around A Bodily Organ Through A Natural Orifice)」という名称の米国仮特許出願第61/047,078号の優先権を主張するものであり、参照によってその全容が本願に組み込まれる。
(発明の分野)
本発明は、手術用具に方向性を与えるための方法及び装置に関する。
本発明は、手術用具に方向性を与えるための方法及び装置に関する。
腹腔鏡手術により、患者になされる切開の大きさ及び範囲が大いに減じられており、また、結果として罹患率及び死亡率が低下している。しかしながら、腹腔鏡手術の結果として切開の大きさ及び程度が減じられてはいるものの、手術手技の際及び手術手技の間の合併症が依然として存在する。手術合併症を更に減じるべく発展している技術は、胃にアクセスするために、口などの自然開口部を通じて作業するものであり、胃の外側の腹部空間の内側にアクセスできるように、胃壁を貫く穴が形成される。このNOTES法、つまり経管腔的内視鏡手術により、回復がより迅速で、合併症がより少なく、かつ痛みがより少ない、傷跡のない手術手技が可能となる。
胃の組織は、多くの場合、胃液が胃から周囲の組織に漏出するのを止めるために、また、感染を起こす物質が胃の組織から又は胃の組織へと広がるのを止めるために、瘻孔を治療する外科的処置及び経胃的切開部(trans-gastric incisions)を閉鎖する外科的処置を必要とする。胃の他の処置には、肥満症患者に対する胃切除術(stomach reduction procedures)が挙げられる。従来、医師は、制限バンド又は胃バンドなど、胃の容積に制限を設ける装置を、腹腔鏡下で胃壁の外部表面上に配置していた。胃縮小に関する別の従来手技に、外科医が、患者の体外から腹部の中に突き出し(protrude)、胃をステープル留めして容量をより小さくするという腹腔鏡下手技がある。この制限により、胃の内側に小袋が作られ、この小袋は、食物が摂取されると急速に充満され、満腹であるという感覚が生じるのを支援する。しかしながら、これらの手技は、胃の入口が破壊されることによる合併症、大きな切開、相当な回復時間、費用、生産的労働時間の損失、感染症などの欠点を有している。更に、腹腔鏡手術を含めた現行の手術手技で必要とされる1つ以上の切開術に伴う罹患率及び死亡率は、腔内手技で手術部位に接近することによる切開の必要性を減じるかあるいは排除することによって低下し得る。
したがって、切開の必要性を減じるかあるいは排除すると共に、手術手技を腹腔鏡下で実施することを可能にする装置及び方法が必要とされている。
本発明は一般に、手術用具が患者の体内に配置されかつ外科医又は用具の他の操作者から離れて位置するときに、手術用具、特に手術用具の遠位端部に方向性を与えるための方法及び装置に関する。一実施形態において、ある手術装置が提供され、その手術装置は、組織壁の孔内に配置されるように構成された湾曲遠位先端部を有する細長部材と、少なくとも湾曲遠位先端部が孔内に配置されるときに、湾曲遠位先端部を操作して組織壁に対する湾曲遠位先端部の位置を変化させるように構成された近位制御機構とを有する。
湾曲遠位先端部は、多数の変形形態を有することができる。例えば、湾曲遠位先端部は、一定の程度の湾曲を有することができ、先細にされることができ、かつ/又は、カニューレ状であることができる。別の例として、湾曲遠位先端部は、湾曲遠位先端部の近位部分が組織壁に対して実質的に垂直である状態で、かつ湾曲遠位先端部の遠位部分が組織壁の表面に向かって湾曲する状態で、孔内に配置されるように構成されることができる。
装置は、多数の方式で異なったものとされることができる。例えば、装置は、組織壁の第2の孔内に配置されるように構成された第2の湾曲遠位先端部を有する第2の細長部材を有することができる。近位制御機構は、少なくとも第2の湾曲遠位先端部が第2の孔内に配置されているときに、第2の湾曲遠位先端部を操作して組織壁に対する第2の湾曲遠位先端部の位置を変化させるように構成されることができる。別の例として、細長部材はカニューレ状であることができる。別の例として、装置は、中を通って延びる内部通路を有するオーバーチューブを有することができ、細長部材は、湾曲遠位先端部がオーバーチューブの遠位端部を越えて遠位側に延びる状態で、オーバーチューブの側壁に沿って延びるように構成される。細長部材がオーバーチューブの側壁に沿って延び、湾曲遠位先端部がオーバーチューブの遠位端部を越えて遠位側に延びる状態で、オーバーチューブの長手軸を中心にオーバーチューブを回転させることにより、湾曲遠位先端部の有効長を効果的に変化させることができる。いくつかの実施形態において、装置は、湾曲遠位先端部に沿って前進されるように構成された案内ワイヤを有することができる。
別の態様において、手術方法が提供される。一実施形態において、この方法は、湾曲遠位先端部を有する細長部材を患者の体の中に前進させることと、組織壁に形成された孔を通じて細長部材を患者の体の中に配置することであって、細長部材の第1の部分が組織壁に対して近位側に延び、湾曲遠位先端部の少なくとも一部分を含む細長部材の第2の部分が、組織壁に対して遠位側に延びることと、手術用具を湾曲遠位先端部に沿って前進させて、曲線状の方向に手術用具を孔に対して遠位側に案内することとを含む。
この方法は、多数の方式で異なったものとされることができる。例えば、この方法は、第2の湾曲遠位先端部を有する第2の細長部材を患者の体の中に前進させることと、組織壁に形成された第2の孔を通じて第2の細長部材を患者の体の中に配置することであって、第2の細長部材の第1の部分が組織壁に対して近位側に延び、第2の湾曲遠位先端部の少なくとも一部分を含む第2の細長部材の第2の部分が、組織壁に対して遠位側に延びることと、手術用具を湾曲遠位先端部から前進させて、第2の湾曲遠位先端部に沿って配置することとを有することができる。別の例として、孔を通じて細長部材を配置することは、細長部材に結合された制御機構を操作して、湾曲遠位先端部と組織壁との間の距離を変化させることを含むことができる。別の例として、患者の体の中に細長部材を前進させることは、細長部材を側壁に結合されたオーバーチューブを、患者の体の中に前進させることを含むことができる。細長部材が孔を通じて配置された状態でオーバーチューブの長手軸を中心にオーバーチューブを回転させることにより、湾曲遠位先端部と組織壁との間の距離を変化させることができる。更に別の例として、手術用具を湾曲遠位先端部に沿って前進させることは、案内ワイヤを湾曲遠位先端部に沿って前進させることを含むことができる。いくつかの実施形態において、この方法は、案内ワイヤを用いて組織壁に孔を形成することを含むことができる。
別の実施形態において、手術方法が提供され、その手術方法は、湾曲遠位先端部を有する案内要素を中空の体器官、例えば、胃、腸、又は食道の中に前進させることと、体器官の壁を貫いて形成された孔を通じて案内要素を配置することであって、案内要素の近位部分は体器官の内側に、案内要素の遠位部分は体器官の外側に配置され、湾曲遠位先端部は、体器官の外部表面の少なくとも一部分に沿って湾曲することと、湾曲遠位先端部に沿って手術用具を前進させて、体器官の外部表面に沿って手術用具を案内することとを含む。この方法は、多数の変形形態を有することができる。例えば、この方法は、体器官の周囲に沿って手術用具を前進させることと、体器官の壁を通じて手術用具を前進させて、手術用具の第1及び第2の範囲を体器官の内側に配置することであって、第1及び第2の範囲の間の手術用具の第3の範囲が、少なくとも部分的に体器官の周囲に延びることとを含むことができる。この方法はまた、手術用具の第3の範囲にわたって制限バンドを前進させて、少なくとも部分的に体器官の周囲に制限バンドを配置することを更に含むことができる。別の例として、いくつかの実施形態において、案内要素は細長いチューブ状の本体を備えることができ、湾曲遠位先端部に沿って手術用具を前進させることは、細長いチューブ状の本体を通じて手術用具を前進させることを含むことができる。更に別の例として、孔を通じて案内要素を配置することは、制御機構を操作して、湾曲遠位先端部の遠位部分が体器官の外部表面に向かって湾曲する角度を変化させることを含むことができる。
本発明は、添付の図面と共になされる以下の「発明を実施するための形態」によって、更に十分に理解されよう。
制限バンドの一実施形態を上に配置された胃の側面図。
案内ワイヤ装置の一実施形態の斜視図。
図2Aの案内ワイヤ装置の別の斜視図。
風船の形態をなす遠位膨張部材を有する案内ワイヤ装置の一実施形態の斜視図。
胃の周りに配置された案内ワイヤの一実施形態の、部分的に透視した側面図。
遠位バンプチップが胃の組織壁に沿って前進した案内ワイヤの一実施形態の部分横断面図。
胃の周りに前進した図4Aの案内ワイヤの、部分的に透視した側面図。
図2A及び2Bの案内ワイヤ装置の上に置かれた制限バンドの一実施形態の斜視図。
図2A及び2Bの案内ワイヤ装置の上に置かれた図5Aの制限バンドの別の斜視図。
湾曲遠位先端部を有する装置の一実施形態の、部分的に横断面とし部分的に透視した図であり、湾曲遠位先端部は、組織壁内に形成された孔を通じて案内ワイヤを案内している。
組織壁に孔を形成する図6の案内ワイヤの、部分的に横断面とし部分的に透視した図。
組織壁内の孔を通じて前進する図6の案内ワイヤ及び湾曲遠位先端部の、部分的に横断面とし部分的に透視した図。
胃の周囲の一部の周りに前進した図6の案内ワイヤの、部分的に透視した側面図。
それぞれが胃の周囲の一部の周りに前進した図9の案内ワイヤ及び第2の案内ワイヤの、部分的に透視した側面図。
図6の装置の、部分的に横断面とし部分的に透視した図であり、湾曲遠位先端部は組織壁を通じて前進し、装置はオーバーチューブの一実施形態に装着されている。
図11の装置及びオーバーチューブの、部分的に横断面とし部分的に透視した図であり、オーバーチューブの第1及び第2の回転位置を示している。
カニューレ状でない湾曲遠位先端部を有する装置の一実施形態の部分側面図。
案内ワイヤ装置の一実施形態の遠位端部の斜視図であり、内視鏡と共に外側シースを通じて前進する複数の湾曲遠位先端部を有している。
本願で開示する装置及び方法の構造、機能、製造、及び使用の原理が総括的に理解されるように、特定の例示的実施形態について、これから説明することにする。これらの実施形態の1つ以上の例を添付の図面に示す。本明細書で詳細に説明し、添付の図面に示す装置及び方法が、非限定的な例示的実施形態であること、並びに、本発明の範囲が、特許請求の範囲によってのみ定義されることは、当業者には理解されよう。ある例示的実施形態に関連して例示又は説明した特徴は、他の実施形態の特徴と組み合わされてもよい。そのような修正及び変形は、本発明の範囲に含まれることを意図したものである。
手術用具に方向性を与えるための様々な例示的な方法及び装置が提供される。一般に、これらの方法及び装置は、特に、装置の遠位端部が、外科医又は他の操作者によって制御される近位端部から離れているときに、弧状経路において手術用具を導くのに役立ち得るものである。一実施形態において、ある手術装置が、カニューレ状の湾曲遠位先端部を有するカニューレ状の細長シャフトを有することができる。この装置は、患者の体の中に導入されるように構成されることができ、この装置の一部分は、組織壁の近位側に配置されるように構成されることができ、湾曲遠位先端部の少なくとも一部分を含む、この装置の最も遠位側の部分は、その反対の組織壁の遠位側に配置されるように構成されることができる。手術用具、例えば案内ワイヤ、案内チューブ、把持装置、切断装置などは、装置を通じて前進して、組織壁に手術用具を通すように構成されることができる。湾曲遠位先端部は、組織壁の遠位側で曲線状の方向に、例えば、組織壁の遠位表面に対して垂直でない方向に手術用具を案内するように構成されることができ、それにより、組織壁の遠位側をほとんど可視化することなく、組織壁の遠位側での手術用具の望ましい配置が容易となる。湾曲遠位先端部はまた、把持装置又は他の付加的な手術用具で組織壁の遠位側にて手術用具を操作する必要なく、組織壁の遠位表面に向かって又は組織壁の遠位表面に沿って手術用具を案内するように構成されることもできる。
当業者には明らかなように、自然開口部を通じて手術器具を送る方法及び装置が、内視鏡手技に関連して説明されているが、本明細書にて開示する方法及び装置は、多数の手術手技において多数の手術器具と共に使用されることができる。非限定的な例として、これらの装置は、腹腔鏡手技において使用されることができ、腹腔鏡手技において装置は経皮的に導入される。これらの方法及び装置はまた、開放的な手術手技において使用されることもできる。また、当業者には明らかなように、本明細書にて開示する方法及び装置は、手術器具のシャフトが前進されることができるカニューレ又は他の作業チャネルを有し、自然開口部を通じて、組織内に形成された穿刺孔を通じて、また当業者に明らかな任意の他の方法で体の中に挿入されるように構成された、観察装置(scoping device)などの任意の手術用具と共に使用されることができる。観察装置の非限定的な例には、内視鏡、腹腔鏡、及び結腸鏡が挙げられる。
本明細書にて議論する装置は、剛性及び/又は可撓性材料の任意の組み合わせで作製されることができるが、ある例示的な実施形態において、材料は生体適合性のあるものである。当業者には明らかなように、本明細書で使用される「可撓性」という用語は、多様な外形を包含することを意図したものであり、一般には、材料又は物体が破壊せずにある程度まで変形することが可能となる特性を指す。例示的な実施形態において、装置又は装置の少なくとも一部分は、生体適合性及び可撓性のある少なくとも1つの材料、例えば、プラスチック、チタン、ステンレス鋼、形状記憶材料などで構成される。
ある例示的な実施形態において、移植装置が、体の外側に切開部を生じることなく、胃、腸、心臓、気道、静脈、動脈、食道、大動脈、及び/又は腎動脈を含めて、中空の体器官又は導管の内腔に移植されるように構成されることができ、移植片は、胃又は他の中空の体器官若しくは導管を圧迫又は縮小するように構成及び/又は調節されることができる。ある例示的な実施形態が図1に示されており、バンド18が患者の胃Sの周りに配置されている。
バンド18を配置する際などの手術手技の例示的な実施形態において、内視鏡などの器具が、口又は他の自然開口部を通じて胃の中に送られることができ、孔が胃を貫いて作られることができ、可撓性のワイヤ又はチューブが、胃の外側の周りに少なくとも部分的に導かれ、胃から出た元の出口の点にて又はその出口の近くにて、再び胃の中に入ることができる。組織操作機能を有する内視鏡装置の好適な非限定的な実施形態が、2002年12月17日に出願された「組織の再構成(Tissue Reconfiguration)」という名称の米国特許第6,494,888号、及び、2003年12月16日に出願された「組織の再構成のための方法及び装置(Methods And Devices For Tissue Reconfiguration)」という名称の米国特許第6,663,639号においてより詳細に記載されており、これらの米国特許はそれらの全容が参照によって本願に組み込まれる。組織の孔は、ワイヤ又は針尖刀上の導通チップを通じて組織の中に導かれる高周波(RF)エネルギーで切断すること、穿刺すること、焼くことによって、あるいは当業者に明らかな類似の方法によって作られることができる。いくつかの実施形態において、孔を形成するために案内ワイヤ装置が使用されることができる。この例示的な実施形態は胃に関連して議論されているが、当業者には明らかなように、本明細書にて開示する方法及び装置は、他の器官及び/又は導管にも同様に応用が可能である。
案内ワイヤ装置10の例示的な実施形態が、図2A及び2Bに示されている。案内ワイヤ装置10は遠位先端部12を有しており、遠位先端部12は、RFエネルギーで給電され、鋭利にされるか、あるいは別の方法で、中空の体器官又は導管の組織壁をその中空の器官の内側から穿刺するように構成されることができる。装置10の近位ハンドル14を操作することにより、案内ワイヤ装置10の案内ワイヤ16は、図3の一実施形態に示すように、器官又は導管の周りで、器官又は導管の壁を通じてかつその壁の外側に移動されることができ、図3において、ワイヤ16は、患者の胃Sの外部表面の周りに、胃Sの周囲の少なくとも一部分に沿って配置して示されており、胃Sの内側でのワイヤ16の第1及び第2の範囲、並びに、第1の範囲と第2の範囲との間のワイヤ16の第3の範囲が、胃Sの周囲に少なくとも部分的に延びている。そのような手技の全体を通じて、ユーザーによる操作が可能なハンドル14の近位端部は、例えば、上述の内視鏡装置を通じて、患者の口又は他の身体の自然開口部の外側に依然として留まることができる。
案内ワイヤ16は、抵抗に面することが、つまり、患者の体を横断する際に通過しなければならない組織に面することがある。その場合、ワイヤ16は、ジャックハンマーと同じように動作するように、ただしはるかに小さな規模で、可聴音の又は超音波以下の周波数で回転されるか軸方向に振動されることができ、また、通過が可能となるように、ある周波数で、ある方向に次いで別の方向に撓曲されることができる。組織の切開を助けるように回転、振動、及び/又は撓曲され得る案内ワイヤの様々な実施形態が、本願と同じ日に出願される「組織を切開するための方法及び装置(Methods And Devices For Dissecting Tissue)」[代理人整理番号第100873−364(END6437USNP)]という名称の米国特許出願第12/427,853号においてより詳細に記載されており、この米国特許出願はその全容が参照によって本願に組み込まれる。
案内ワイヤは所望により、組織を貫いて進むように軸方向の膨張が可能であるチップを備えて構成されることができる。この切開は、図2Cの一実施形態に示すように、組織を弛緩させる空間を生じさせるために、案内ワイヤ16’上の風船16Eなどの膨張可能な部材を膨張させ、風船16Eを収縮させ、案内ワイヤ16’を前進させ、再度、風船16Eを膨張させ、必要に応じて何回も繰り返して通路を完成することによって達成されてもよい。別法として、案内ワイヤのチップは鋏状の部材を有することができ、その鋏状の部材は、通路を完成させるために案内ワイヤが遠位側に押されるかあるいは前進される間に、開閉されるように構成されることができる。鋏状の遠位部材を有する案内ワイヤの様々な実施形態が、本願と同じ日に出願される「組織を切開するための方法及び装置(Methods And Devices For Dissecting Tissue)」という名称の前述の米国特許出願第12/427,853号[代理人整理番号第100873−364(END6437USNP)]により詳細に記載されている。
図4A及び4Bは、遠位バンプチップ56を有する案内ワイヤ16bの別の実施形態を示している。この実施形態において、バンプチップ56は、内側から胃Sの周りで前進され、蠕動に似た動作で押されることができる。
案内ワイヤ16が、中空の体器官又は導管の少なくとも一部分の周りに配置されると、制限バンド18は、図5A及び5Bの一実施形態に示すように、その案内ワイヤ16を覆って前進されることができる。別法として、まず案内チューブが案内ワイヤ16を覆って延ばされ、制限バンドが案内チューブの内側又は外側のいずれかに配置されることができる。いくつかの実施形態において、制限バンドが、バンドに組み込まれ得る付加的な案内ワイヤ又はチューブを必要とすることなく、体器官又は導管の周りに直接配置されることができる。
少なくとも1つの手術用具を中空の体器官又は導管の周りに案内するのに役立つように構成された例示的な装置11が図6に示されており、この装置11は、組織壁15、例えば、体器官又は導管の壁の開口部13を通じて配置されている。当業者には明らかなように、装置11は、中空の体器官若しくは導管内で、かつ/又は任意の他の体組織の周りで、図示のように、中空の体器官又は導管の周りの弧状の経路で少なくとも1つの手術用具を案内するように構成されることができる。一般に、案内装置11は、組織壁15内の孔13に配置されるように構成された湾曲遠位先端部19を有する細長部材、細長シャフト、又は細長本体17の形態をなす案内要素を有することができる。装置11はまた、患者の体の外側からの装置11の操作を容易にするように構成された近位制御機構、例えば、ハンドル21を有することもできる。少なくとも、湾曲遠位先端部19が組織壁の孔13内に配置される場合、ハンドル21又は他の近位制御機構は、以下で更に議論するように、湾曲遠位先端部19を操作して組織壁15に対する湾曲遠位先端部19の位置を変化させるように構成されることができる。
内部通路又は内腔27は、図6に示すように、装置11の最も遠位側の端部25dと最も近位側の端部25pとの間で長手方向に延びるなど、装置11の少なくとも一部分を通じて長手方向に延びることができ、そのため、細長本体17と湾曲遠位先端部19を有する装置11は、カニューレ状であることができる。内部通路27は、少なくとも1つの手術用具、例えば案内ワイヤ16、バンド18、把持装置、切断器具などを内部通路27内にスライド可能に配置できるように構成された任意の寸法及び形状、例えば、円筒状の形状を有することができる。当業者には明らかなように、本明細書で用いられる「把持装置」という用語は、組織を把持しかつ/又は組織に取り付けられ、それによって組織を操作するように構成された任意の手術器具、例えば、鉗子、開創器、可動ジョー、磁石、接着剤、固定用縫合糸(stay suture)などを包含することを意図したものである。また、当業者には明らかなように、本明細書で用いられる「切断器具」という用語は、組織を切断するように構成された任意の手術器具、例えば、メス、高調波メス(harmonic scalpel)、ブラントディセクタ(blunt dissector)、組織を切断するように構成された焼灼具、鋏、内視鏡リニアカッター(endoscopic linear cutter)、外科用ステープラーなどを包含することを意図したものである。
装置11は、剛性及び/又は可撓性材料の任意の組み合わせで形成されることができる。例示的な実施形態において、細長本体17は、例えば、食道又は他の体内管腔などの蛇行経路を通じて、細長本体17を患者の体の中に挿入できるように可撓性にされることができ、湾曲遠位先端部19は、以下でより詳細に議論するように、手術用具の円弧状の案内を促進するのを助けるために剛性にされることができ、ハンドル21は、装置11の操作を容易にするのを助けるために剛性にされることができる。
ハンドル21は、この実施形態において、細長本体17の最も近位側の端部に位置するものとして示されているが、ハンドル21は、細長本体の近位端部の任意の箇所に配置されることができる。ハンドル21は、非限定的な例として、図示のように実質的に円筒状のディスク又はノブとされることができるが、当業者には明らかなように、ハンドル21は、装置11を患者の体の外側で保持することが可能となる任意の寸法、形状、及び構成を有することができる。ハンドル21の図示のディスク又はノブの形状により、片手でハンドル21を操作することが可能となり、それによって、もう一方の手を他の手術作業に自由に使うことができる。ハンドル21は、少なくとも湾曲遠位先端部19を患者の体の中に挿入し、少なくとも湾曲遠位先端部19を患者の体内で回転させ、装置11を患者の体から取り出すために、保持及び操作されることができる。通路27は、1つ以上の手術用具、例えば、案内ワイヤ16を通路27の中にスライド可能に配置できるように、ハンドル21を通じて延びていてもよい。したがって、通路27の直径は、ハンドル21の直径よりも小さくされることができる。いくつかの実施形態において、ハンドルが、細長本体17の周囲の1つ以上の別々の位置から非ゼロの角度で延びる把持可能な取手として構成される場合など、通路27はハンドルから分離されることができる。ハンドル21の直径はまた、細長本体17の直径よりも大きくされることができ、それにより、装置11の遠位部分を患者の体の中に挿入するために使用された孔を通じて、装置11が、患者の体の中に遠位側に完全に前進されるのを防止するように構成された停止機構として、ハンドル21が働くのを助長することができる。通路27、ハンドル21、及び細長本体17は、この図示の実施形態に示すように、中央の長手軸を共有することができ、それにより、湾曲遠位先端部19の少なくとも一部分を組織の孔を通じてより予測通りに配置することが助長され得る。当業者には明らかなように、ハンドル21によって装置11は操作がより容易なものとなり得る一方で、装置11は、ハンドル21を有する必要はないが、それに代わって、別の近位制御機構、例えば、細長本体17の近位端部などを使用して操作される。
細長本体17は、図示のように、実質的に円筒状の形状をなすことができるが、細長本体17は任意の形状を有することができる。細長本体17はまた、任意の寸法、例えば、約1.9cm(3/4インチ)の直径を有することができ、そのため、長手方向の長さにより、ハンドル21の少なくとも一部分が患者の体外に位置する状態で、装置11の少なくとも一部分を患者の体の中に挿入することが可能となる。細長本体17は、この実施形態において、図示のように、湾曲遠位先端部19と一体に形成されるか、ないしは別の方法で湾曲遠位先端部19に固定的に取り付けられることができるが、いくつかの実施形態において、湾曲遠位先端部19は、細長本体17に脱着可能に結合されることができる。当業者には明らかなように、細長本体17と湾曲遠位先端部19とを脱着可能に結合するために、任意の取付け機構、例えば、相補的なネジ、スナップ嵌めなどが使用されることができる。
湾曲遠位先端部19は、様々な寸法、形状、及び構成を有することができる。この実施形態で示すように、湾曲遠位先端部19は、一定な湾曲の程度を有する、装置11のカニューレ状の遠位部分を有することができる。いくつかの実施形態において、湾曲遠位先端部の湾曲の程度は、例えば、蛇状のコイル又は屈曲可能なリンクを使用することにより、複数の一定な湾曲の程度の間で可変又は制御可能とされることができる。湾曲遠位先端部19は、約0°〜90°の範囲内など、任意の湾曲の程度を有することができる。湾曲遠位先端部19は、所望により、この実施形態において図示するように、遠位方向に先細となった最も遠位側の端部を、例えば、装置11の遠位端部25dに有することができ、このことは、組織を通じて湾曲遠位先端部19を挿入することを容易にするのに役立ち、かつ/又は、湾曲遠位先端部19が前進され得る組織の孔13を膨張若しくは拡大することを容易にするのに役立ち得る。
使用の際、装置11は、様々な方式で孔13内に配置されることができる。例示的な実施形態において、図7に示すように、少なくとも装置11の湾曲遠位先端部19は、中空の体器官又は導管の内部空洞31の中へと遠位側に前進されることができる。また、少なくとも、細長本体17の遠位部分は、内部空洞31の中へと前進されることができる。組織を穿刺するように構成された手術用具、例えば、案内ワイヤ16又は他の切断器具は、装置11の少なくとも一部分が内部空洞31の中へと前進される前又は前進された後に、通路23を通じて前進され、装置の遠位端部25dを越えて遠位側に前進されて、組織壁15を穿刺することができる。壁15を穿刺するために使用される案内ワイヤ16又は他の用具は、図7に示すように組織壁15を穿刺し、体腔29の中へと前進して、壁15を貫く孔13を形成することができるが、いくつかの実施形態において、壁15を穿刺するために使用される案内ワイヤ16又は他の用具は、不完全な距離にわたって壁15を穿刺し、湾曲遠位先端部19及び/又は他の手術用具が、残りの距離にわたって壁15を穿刺することができる。
壁15を貫く孔13が形成される方法にかかわらず、湾曲遠位先端部19は、図8の一実施形態に示すように、孔13を貫いて前進されることができる。湾曲遠位先端部19は、孔13を形成するために使用される1つ以上の手術用具の直径よりも大きな直径を有することができ、したがって、湾曲遠位先端部19が孔13を通って遠位方向に前進するとき、孔13を膨張又は収縮させることができる。壁15に対する湾曲遠位先端部19の向きは、例えば、ハンドル21を時計方向D1及び/又は反時計方向D2に回転させて装置11を回転させることによって調節されることができる。壁15に対する湾曲遠位先端部19の向きの視覚化を助けるために、観察装置(図示せず)が、患者の体内に配置されることができる。観察装置は、食道を通じて経口的に前進されることなどによって内部空洞31内に、あるいは、経皮的な腹部アクセス口又は孔を通じて前進されることなどによって内部空洞の外側に配置されることができる。案内ワイヤ16は、2008年4月22日に出願された「身体の自然開口部を通じて腹腔内又は胸内装具を配置するための方法及び装置(Methods And Devices For Placement Of An Intra Abdominal Or Intra Thoracic Appliance Through A Natural Body Orifice)」という名称の米国特許公開第2009/0005797号、及び、2008年4月22日に出願された「身体の自然開口部を通じて腹腔内又は胸内装具を配置するための方法及び装置(Methods And Devices For Placement Of An Intra Abdominal Or Intra Thoracic Appliance Through A Natural Body Orifice)」という名称の米国特許公開第2009/0018391号により詳細に記載されているように、観察装置を用いて直接的にあるいは組織壁を通じて間接的に視覚化を促進するために、また、湾曲遠位先端部19及びその湾曲遠位先端部19から延びる案内ワイヤ16の配置を促進するために、所望により遠位端部にライトを有することができ、これらの米国特許公開は全容が参照によって本願に組み込まれる。
装置11が孔13内に配置されている状態で、装置11の任意の部分が、壁15に対して遠位側の体腔29内に配置されることができ、装置11の任意の部分が、壁15に対して近位側の内部空洞31内に配置されることができる。図示の例示的な実施形態のように、湾曲遠位先端部19は、図8に示すように、壁15に第1の位置を有することができ、ここで、湾曲遠位先端部19は、例えば、体腔29内及び内部空洞31内において、壁15の両側で壁15に対して実質的に垂直となることができ、それにより、湾曲遠位先端部19の通路23を通じて前進された手術用具もまた、壁15の両側で壁15に対して実質的に垂直に延びることができる。湾曲遠位先端部19は、図6に示すように、孔13を通じて遠位側に前進されて第1の位置から第2の位置に移動することができ、ここで、湾曲遠位先端部19の近位部分は、組織壁15に対して実質的に垂直に内部空洞31内に配置されることができ、湾曲遠位先端部15の遠位部分は、湾曲遠位先端部15が組織壁15の遠位側又は外側表面15sに向かって曲線をなすように、体腔19内に配置されることができる。このようにして、組織壁15内の第2の位置に配置された湾曲遠位先端部19を通じて前進された案内ワイヤ16及び/又は他の任意の手術用具は、壁15の外表面15sに沿って導かれることができる。このようにして、湾曲遠位先端部19を通じて前進された案内ワイヤ16及び/又は他の任意の手術用具は、通路23を通じて遠位側に前進され、装置11の遠位端部25dを越えて遠位側に前進され、曲線状の方向に移動することができる。湾曲遠位先端部19が約90°の湾曲の程度を有する場合、湾曲遠位先端部19を通じて前進された案内ワイヤ16及び/又は他の任意の手術用具は、壁の外部表面15sに対して実質的に平行に前進されることができる。
湾曲遠位先端部19を通じて前進された案内ワイヤ16及び/又は他の任意の手術用具は、壁15の外部表面15sに沿って任意の距離にわたって前進されて、壁15の周囲に任意の距離にわたって延びることができる。一実施形態において、組織壁15を通じて案内ワイヤ13を案内するのを助けるために、装置11が孔13内に配置されていても、配置されていなくても、案内ワイヤ16は、壁15の周囲に前進され、壁15の孔13を通じて内部空洞31に再び進入することができる。装置11は、例えば、図3に示すように、案内ワイヤ16の末端部が、胃Sの内部空洞31の中にかつ/又は患者の食道35の中に延びている状態で、装置11を近位側に移動させ、それによって胃Sの周りの定位置に案内ワイヤ16を残すことによって、孔13から取り出されることができる。上述のように、案内ワイヤ16が胃Sの少なくとも一部分の周りに置かれると、例えば、図1に示すように、胃Sの周りに配置された抑制バンド18と同様に、装具が、案内チューブを用いてあるいは用いずに、その案内ワイヤ16の上で前進されて、装具を胃Sの周りに置くことができる。
図9に示す別の例示的な実施形態において、案内ワイヤ16の末端部が胃Sの内部空洞31の中にかつ/又は患者の食道35の中に延びる状態で、案内ワイヤ16は、孔13内に配置された湾曲遠位先端部19(図9には示さず)を通じて、壁15の周囲に壁の外表面15sに沿って不完全な距離にわたって前進され、例えば、孔13から約180°離れて組織壁15に形成された第2の孔33を通じて内部空洞31に再び進入することができる。このようにして、第1の範囲と第2の範囲との間の案内ワイヤ16の第3の範囲が、胃Sの周囲に部分的に延びる状態で、案内ワイヤ16の第1及び第2の範囲が、胃Sの内部に配置されることができる。当業者には明らかなように、第2の孔33は任意の方式で、例えば、案内ワイヤ16の遠位端部を使用して壁15を穿刺して、組織壁15に形成されることができる。装置11は、装置11を近位側に移動させ、それによって、図9に示すように、胃Sの外周の一部分の周りの定位置に案内ワイヤ16を残すことによって、孔13から取り出されることができる。所望により、胃Sの周囲に案内ワイヤを配置するために、第2の案内ワイヤ37が、図10に示すように、壁15の外表面15sの周りに配置されることができる。第2の案内ワイヤ37は、任意の方式で胃Sの中に前進され、孔13、33の一方を通じて内部空洞31の外に前進し、少なくとも胃Sの周囲の一部に、例えば、もう一方の案内ワイヤ16から胃Sの反対側の周りに前進され、孔13、33のもう一方を通じて内部空洞31の中に前進されることができる。同じ孔を通じて内部空洞31の中に延びる案内ワイヤ16、37の末端部、例えば、孔13を通じて前進された末端部16t、37tは、結ばれるか、折られるか(crimped)、ないしは別の方法で互いに接合され、それによって、2本の案内ワイヤ16、37を含めた案内ワイヤを胃Sの周囲に確実に配置することができる。例えば、図1に示すように胃Sの周りに配置された制限バンド18と同様に、装具39、例えば胃バンドが、2本の案内ワイヤ16、37を含めた案内ワイヤを覆って前進されて、胃Sの周りに配置されることができる。
装置11は、所望により、オーバーチューブの形態をなす制御機構に装着されることができ、そのオーバーチューブは、装置11の取扱い及び配置を容易にするのに役立つように、かつ/又は、1つ以上の付加的な手術器具、例えば、観察装置、切断器具などを、オーバーチューブの内部通路を通じて患者の体の中に導入するのに役立つように構成される。図11に例示的な一実施形態で示すように、装置11はオーバーチューブ41の側壁41sに装着されることができる。ある例示的な実施形態において、装置11のハンドル21がオーバーチューブ41の近位端部41pに対して近位側に配置され、装置11の湾曲遠位先端部19がオーバーチューブ41の遠位端部41dに対して遠位側に配置された状態で、装置11の細長本体17の少なくとも一部分が、オーバーチューブの側壁41s内に装着されることができる。ある例示的な実施形態において、装置11は、側壁41sを通じて長手方向に延びる通路内に回転可能に配設されることができる。当業者には明らかなように、装置11は、多数の方式でオーバーチューブ41の側壁41sに移動可能に又は固定式で装着されることができ、例えば、接着剤などの取り付け機構を使用して側壁41sの内部又は外部表面に取り付けられ、側壁41sに形成された長手チャネルなどに沿ってスライド可能に延びることができる。
装置11がオーバーチューブ41に装着された状態で、装置11は、案内矢印R1で示すように、例えば、ハンドル21を回転させることによって、装置11の長手軸を中心にオーバーチューブ41に対して回転されるように構成されることができる。それに代わって、あるいはそれに加えて、オーバーチューブ41は、例えば、案内矢印R2で示すようにオーバーチューブ41を回転させることによって、オーバーチューブ41の長手軸を中心に回転されるように構成されることができる。
使用の際、湾曲遠位先端部19は、上で議論したものと同様に、組織壁45に形成された孔43を通じて前進されることができる。ある例示的な実施形態において、装置11は、湾曲遠位先端部19が孔43を通じて前進する場合、オーバーチューブ41に装着されることができる。図11及び12に示すように、湾曲遠位先端部19が孔43内に配置されているときの、オーバーチューブ41及び組織壁45に対する装置11の回転、並びに/又は、組織壁45に対するオーバーチューブ41の回転は、湾曲遠位先端部19と組織の遠位表面との間の距離を変化させ、かつ/又は、湾曲遠位先端部19が組織の遠位表面に向かってなす角度を変化させ、例えば、湾曲遠位先端部19を壁45に更に通して押す、及び/若しくは、湾曲遠位先端部19を通じて前進された手術用具の、組織壁45の外表面45sからの距離を制御するのに効果的な、湾曲遠位先端部19の長さを変化させるのに役立つ。非限定的な例として、図11に示すように、湾曲遠位先端部19が組織45に配置された状態で、オーバーチューブ41に対して装置11が回転することにより、湾曲遠位先端部19を、第1の位置P1から、壁45に対する異なる向きを有する第2の位置P2へと方向付けすることができ、このことは、湾曲遠位先端部19を通じて前進された手術用具、例えば、案内ワイヤをより良好に方向付けするのに役立ち得る。別の非限定的な例として、図12に示すように、組織45に対してオーバーチューブ41が回転することにより、装置11は、第1の位置(例えば、細長本体17aと湾曲遠位先端部19aが第1の位置にあり、湾曲遠位先端部19aが、壁45の外表面45sから第1の距離D1にある)から第2の位置(例えば、細長本体17bと湾曲遠位先端部19bが第2の位置にあり、湾曲遠位先端部19bが、壁45の外表面45sから、第1の距離D1よりも長い第2の距離D2にある)に移動することができる。装置11及び/又はオーバーチューブ41は、様々な方向に様々な回数だけ回転されて、装置11を配置することができる。
図13は、湾曲遠位先端部19’の別の例示的な実施形態を示しており、この湾曲遠位先端部19’は、湾曲遠位先端部19と同様に構成されているが、カニューレ状でない湾曲部材を有している。湾曲遠位先端部19’は、様々な寸法、形状、及び構成を有することができる。図示のように、湾曲遠位先端部19’は、靴べらと類似して構成されており、先細の遠位端部19d’を有する細長本体17’から遠位側に延びる湾曲表面を有している。湾曲遠位先端部19’の内部表面19i’は、通路23’と連通することができ、そのため、通路23’を通じて前進された手術用具は、内部表面19i’と接触し、その内部表面19i’に沿って案内されることができる。内部表面19i’は、湾曲遠位先端部19’の湾曲の程度に従って手術用具をより効果的に案内するのに役立てるために、手術用具を中に収容するように構成された、長手チャネルC、例えばc字形状の凹部、を所望により有することができる。チャネルCが1つのみ、湾曲遠位先端部19’に示されているが、湾曲遠位先端部19’は、複数のチャネル、例えば、案内ワイヤの第1及び第2の末端部をそれぞれ収容する第1及び第2のチャネルを有することができる。更に、チャネルCは、図13において湾曲遠位先端部19’にのみ形成されるものとして示されているが、チャネルCは、細長本体17’の側壁に沿って全部又は一部の範囲に沿って延び、チャネルCを通って手術用具を案内するのを助けることができる。チャネルCはまた、湾曲遠位先端部19’の全部又は一部の範囲に沿って延びることができる。湾曲遠位先端部19’は、細長本体17’に脱着可能に又は固定式で取り付けられることができ、細長本体17は、図6の細長本体17に類似しており、細長本体17’を通って延びる長手方向の内部通路23’を有している。あるいは、細長本体17’は、湾曲遠位先端部19’と同様にカニューレ状であることができず、その代わりに、チャネルCに類似したトラック又はチャネルを使用して手術用具を案内することができる。使用の際、手術用具(図示せず)は、細長本体17’の内部通路23’を通じて遠位方向に前進され、装置11に関して上で議論したものに類似した湾曲遠位先端部19’に沿って、曲線状の方向に案内されることができる。湾曲遠位先端部19’を有する装置は、上で議論したオーバーチューブ41に類似したオーバーチューブに、所望により装着されることができる。
ある手術装置が、多数の湾曲遠位先端部を有することができ、その湾曲遠位先端部は、組織壁の孔内に配置されるように構成されており、また、中空の体器官又は導管の周り、中空の体器官又は導管の内部、及び/又は他の任意の体組織の周りの円弧状の経路において、少なくとも1つの手術用具を案内するように構成される。図14は、複数の操作アーム51a、51bを有する手術装置50の例示的な一実施形態を示しており、操作アーム51a、51bはそれぞれ、湾曲遠位先端部52a、52bを有している。装置50及び湾曲遠位先端部52a、52bは、上で議論した装置及び湾曲遠位先端部と同様に構成されることができる。この装置はまた、前述の、2008年4月22日に出願された「身体の自然開口部を通じて腹腔内又は胸内装具を配置するための方法及び装置(Methods And Devices For Placement Of An Intra Abdominal Or Intra Thoracic Appliance Through A Natural Body Orifice)」という名称の米国特許公開第2009/0005797号、2002年12月17日に発行された「組織の再構成(Tissue Reconfiguration)」という名称の米国特許第6,494,888号、及び、2003年12月16日に発行された「組織の再構成のための方法及び装置(Methods And Devices For Tissue Reconfiguration)」という名称の米国特許第6,663,639号に記載されている通りに構成されることもできる。
装置50は、上述のように、任意の手術手技で使用されることができる。ある例示的な実施形態において、装置50は、案内ワイヤ53及び装具、例えば胃バンドの配置のために使用されることができる。この実施形態に示すように、食道及び幽門弁を通じて胃の中に装置50を送るために、外部チューブ又はシース54が使用されることができ、内視鏡58などの観察装置が、装置50の作業チャネルを通じて所望により前進される。操作アーム51a、51bは、各遠位端部に組織穿刺要素56a、56bを有することができ、案内ワイヤ53を送ることができるように中空にされることができる。装置50を使用すると、器官の壁上の適切な場所が、内視鏡58で視覚化され、操作アーム51a、51bの組織穿刺要素56a、56bによって穿刺されることができる。案内ワイヤ53は次いで、器官の壁を通じて器官の外表面の周りで前進されることができる。出口の孔、又は穿刺要素56a、56bによって作られた第2の孔に戻ると、案内ワイヤ53は、操作アーム51a、51b、又はチューブ54を通じて挿入された把持アームなどの別の装置によって再び捕捉されることができる。案内ワイヤ53の端部が再び捕捉された状態で、案内ワイヤ53は、中空の器官(及び患者)に対して外側に戻されることができ、装具は案内ワイヤ53を用いて定位置に案内されることができる。
本明細書で開示した装置は、1回の使用後に処分されるように設計されることができ、あるいは、それらの装置は、複数回使用されるように設計されることもできる。しかしながら、いずれの場合も、装置は少なくとも1回の使用後に再利用のために再調整されることができる。再調整することは、装置を分解する工程、それに続いて、特定の部片を洗浄又は交換する工程、及びその後に、再組み立てする工程の任意の組み合わせを含むことができる。特に、装置は分解されることができ、また、装置の任意の個数の特定の部片又は部品が、任意の組み合わせで選択的に交換されるか、あるいは取り外されることができる。特定の部品の洗浄及び/又は交換の際、装置は、再調整用の施設で、又は外科的手技の直前に外科チームによって、後の使用のために再組み立てされることができる。装置の再調整では、分解、洗浄/交換、及び再組み立てのための様々な技術が利用され得ることは、当業者には理解されよう。そのような技術の利用、及びその結果として得られる再調整された装置はすべて、本願の範囲に含まれる。
好ましくは、本明細書で説明した本発明は、外科手術の前に処理される。まず、新品の又は使用済みの器具が入手され、必要に応じて洗浄される。器具は次いで、滅菌されることができる。ある滅菌技術において、器具は、プラスチック製又はタイベック(TYVEK)製のバックなど、閉じられた密封容器内に置かれる。次いで、容器と器具は、γ放射線、X線、又は高エネルギー電子など、容器を透過し得る放射線の場に置かれる。放射線により、器具上及び容器内の細菌が死滅される。次いで、滅菌された器具は、滅菌容器に保管されることができる。密封された容器は、医療施設で開けられるまで、器具を滅菌状態に保つ。
装置は滅菌されることが好ましい。これは、β線又はγ線、酸化エチレン、水蒸気、及び液浴(例えば、低温浸漬)を含めて、当業者に知られる多数の方式で行われ得る。
上述の実施形態に基づいた本発明の更なる特徴及び利点が、当業者には明らかとなろう。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲によって指定する場合を除いて、具体的に図示し説明した内容によって限定されるものではない。本明細書で引用されたすべての刊行物及び文献は、すべての内容が参照によって明らかに本願に組み込まれる。
〔実施の態様〕
(1) 組織壁の孔に配置されるように構成された湾曲遠位先端部を有する細長部材と、少なくとも前記湾曲遠位先端部が前記孔内に配置されているときに、前記湾曲遠位先端部を操作して前記組織壁に対する前記湾曲遠位先端部の位置を変化させるように構成された近位制御機構と、を備える、手術装置。
(2) 前記湾曲遠位先端部は、前記湾曲遠位先端部の近位部分が前記組織壁に対して実質的に垂直である状態で、かつ前記湾曲遠位先端部の遠位部分が前記組織壁の表面に向かって湾曲する状態で、前記孔内に配置されるように構成されている、実施態様1に記載の装置。
(3) 組織壁の第2の孔内に配置されるように構成された第2の湾曲遠位先端部を有する第2の細長部材を更に備え、前記近位制御機構は、少なくとも前記第2の湾曲遠位先端部が前記第2の孔内に配置されるときに、前記第2の湾曲遠位先端部を操作して、前記組織壁に対する前記第2の湾曲遠位先端部の位置を変化させるように構成されている、実施態様1に記載の装置。
(4) 前記細長部材及び前記湾曲遠位先端部はカニューレ状である、実施態様1に記載の装置。
(5) 中を通って延びる内部通路を有するオーバーチューブを更に備え、前記細長部材は、前記湾曲遠位先端部が前記オーバーチューブの遠位端部を越えて遠位側に延びる状態で、前記オーバーチューブの側壁に沿って延びるように構成されている、実施態様1に記載の装置。
(6) 前記細長部材が前記オーバーチューブの前記側壁に沿って延び、前記湾曲遠位先端部が前記オーバーチューブの前記遠位端部を越えて遠位側に延びる状態で、前記オーバーチューブの長手軸を中心に前記オーバーチューブが回転することにより、前記湾曲遠位先端部の有効長が効果的に変化する、実施態様3に記載の装置。
(7) 前記湾曲遠位先端部に沿って前進されるように構成された案内ワイヤを更に備える、実施態様1に記載の装置。
(8) 湾曲遠位先端部を有する細長部材を患者の体の中に前進させることと、組織壁内に形成された孔を通じて前記細長部材を前記患者の前記体の中に配置することであって、前記細長部材の第1の部分が前記組織壁に対して近位側に延び、前記湾曲遠位先端部の少なくとも一部分を含む前記細長部材の第2の部分が、前記組織壁に対して遠位側に延びる、ことと、手術用具を前記湾曲遠位先端部に沿って前進させて、曲線状の方向に前記手術用具を前記孔に対して遠位側に案内することと、を含む、手術方法。
(9) 第2の湾曲遠位先端部を有する第2の細長部材を前記患者の前記体の中に前進させることと、前記組織壁内に形成された第2の孔を通じて前記第2の細長部材を前記患者の前記体の中に配置することであって、前記第2の細長部材の第1の部分が前記組織壁に対して近位側に延び、前記第2の湾曲遠位先端部の少なくとも一部分を含む前記第2の細長部材の第2の部分が、前記組織壁に対して遠位側に延びる、ことと、前記手術用具を前記湾曲遠位先端部から前進させて、前記第2の湾曲遠位先端部に沿って配置することと、を更に含む、実施態様8に記載の方法。
(10) 前記孔を通じて前記細長部材を配置することは、前記細長部材の前記第1の部分を前記組織壁に対して実質的に垂直に配置すること、及び、前記組織壁の外部表面の少なくとも一部分に沿って前記湾曲遠位先端部を湾曲させるように、前記細長部材の前記第2の部分を配置すること、を含む、実施態様8に記載の方法。
(1) 組織壁の孔に配置されるように構成された湾曲遠位先端部を有する細長部材と、少なくとも前記湾曲遠位先端部が前記孔内に配置されているときに、前記湾曲遠位先端部を操作して前記組織壁に対する前記湾曲遠位先端部の位置を変化させるように構成された近位制御機構と、を備える、手術装置。
(2) 前記湾曲遠位先端部は、前記湾曲遠位先端部の近位部分が前記組織壁に対して実質的に垂直である状態で、かつ前記湾曲遠位先端部の遠位部分が前記組織壁の表面に向かって湾曲する状態で、前記孔内に配置されるように構成されている、実施態様1に記載の装置。
(3) 組織壁の第2の孔内に配置されるように構成された第2の湾曲遠位先端部を有する第2の細長部材を更に備え、前記近位制御機構は、少なくとも前記第2の湾曲遠位先端部が前記第2の孔内に配置されるときに、前記第2の湾曲遠位先端部を操作して、前記組織壁に対する前記第2の湾曲遠位先端部の位置を変化させるように構成されている、実施態様1に記載の装置。
(4) 前記細長部材及び前記湾曲遠位先端部はカニューレ状である、実施態様1に記載の装置。
(5) 中を通って延びる内部通路を有するオーバーチューブを更に備え、前記細長部材は、前記湾曲遠位先端部が前記オーバーチューブの遠位端部を越えて遠位側に延びる状態で、前記オーバーチューブの側壁に沿って延びるように構成されている、実施態様1に記載の装置。
(6) 前記細長部材が前記オーバーチューブの前記側壁に沿って延び、前記湾曲遠位先端部が前記オーバーチューブの前記遠位端部を越えて遠位側に延びる状態で、前記オーバーチューブの長手軸を中心に前記オーバーチューブが回転することにより、前記湾曲遠位先端部の有効長が効果的に変化する、実施態様3に記載の装置。
(7) 前記湾曲遠位先端部に沿って前進されるように構成された案内ワイヤを更に備える、実施態様1に記載の装置。
(8) 湾曲遠位先端部を有する細長部材を患者の体の中に前進させることと、組織壁内に形成された孔を通じて前記細長部材を前記患者の前記体の中に配置することであって、前記細長部材の第1の部分が前記組織壁に対して近位側に延び、前記湾曲遠位先端部の少なくとも一部分を含む前記細長部材の第2の部分が、前記組織壁に対して遠位側に延びる、ことと、手術用具を前記湾曲遠位先端部に沿って前進させて、曲線状の方向に前記手術用具を前記孔に対して遠位側に案内することと、を含む、手術方法。
(9) 第2の湾曲遠位先端部を有する第2の細長部材を前記患者の前記体の中に前進させることと、前記組織壁内に形成された第2の孔を通じて前記第2の細長部材を前記患者の前記体の中に配置することであって、前記第2の細長部材の第1の部分が前記組織壁に対して近位側に延び、前記第2の湾曲遠位先端部の少なくとも一部分を含む前記第2の細長部材の第2の部分が、前記組織壁に対して遠位側に延びる、ことと、前記手術用具を前記湾曲遠位先端部から前進させて、前記第2の湾曲遠位先端部に沿って配置することと、を更に含む、実施態様8に記載の方法。
(10) 前記孔を通じて前記細長部材を配置することは、前記細長部材の前記第1の部分を前記組織壁に対して実質的に垂直に配置すること、及び、前記組織壁の外部表面の少なくとも一部分に沿って前記湾曲遠位先端部を湾曲させるように、前記細長部材の前記第2の部分を配置すること、を含む、実施態様8に記載の方法。
(11) 前記孔を通じて前記細長部材を配置することは、前記細長部材に結合された制御機構を操作して、前記湾曲遠位先端部と前記組織壁との間の距離を変化させることを含む、実施態様8に記載の方法。
(12) 前記患者の前記体の中に前記細長部材を前進させることは、側壁に前記細長部材を結合されたオーバーチューブを、前記患者の前記体の中に前進させることを含む、実施態様8に記載の方法。
(13) 前記細長部材が前記孔を通じて配置された状態で前記オーバーチューブの長手軸を中心に前記オーバーチューブを回転させて、前記湾曲遠位先端部と前記組織壁との間の距離を変化させることを更に含む、実施態様12に記載の方法。
(14) 前記湾曲遠位先端部に沿って前記手術用具を前進させることは、前記湾曲遠位先端部に沿って案内ワイヤを前進させることを含む、実施態様8に記載の方法。
(15) 前記案内ワイヤを用いて前記組織壁に前記孔を形成することを更に含む、実施態様14に記載の方法。
(16) 湾曲遠位先端部を有する案内要素を中空の体器官の中に前進させることと、前記体器官の壁を貫いて形成された孔を通じて前記案内要素を配置することであって、前記案内要素の近位部分は前記体器官の内側に、前記案内要素の遠位部分は前記体器官の外側に配置され、前記湾曲遠位先端部は、前記体器官の外部表面の少なくとも一部分に沿って湾曲する、ことと、手術用具を前記湾曲遠位先端部に沿って前進させて、前記手術用具を前記体器官の前記外部表面に沿って案内することと、を含む、手術方法。
(17) 前記手術用具を前記体器官の周囲に沿って前進させることと、前記手術用具を前記体器官の前記壁を通じて前進させて、前記手術用具の第1及び第2の範囲を前記体器官の内側に配置することであって、前記第1及び第2の範囲の間の前記手術用具の第3の範囲が、少なくとも部分的に前記体器官の前記周囲で延びる、ことと、を更に含む、実施態様16に記載の方法。
(18) 制限バンドを前記手術用具の前記第3の範囲にわたって前進させて、少なくとも部分的に前記体器官の前記周囲に前記制限バンドを配置することを更に含む、実施態様17に記載の方法。
(19) 前記案内要素は細長いチューブ状の本体を備え、前記手術用具を前記湾曲遠位先端部に沿って前進させることは、前記手術用具を前記細長いチューブ状の本体を通じて前進させることを含む、実施態様16に記載の方法。
(20) 前記孔を通じて前記案内要素を配置することは、制御機構を操作して、前記湾曲遠位先端部の前記遠位部分が前記体器官の前記外部表面に向かって湾曲する角度を変化させることを含む、実施態様16に記載の方法。
(12) 前記患者の前記体の中に前記細長部材を前進させることは、側壁に前記細長部材を結合されたオーバーチューブを、前記患者の前記体の中に前進させることを含む、実施態様8に記載の方法。
(13) 前記細長部材が前記孔を通じて配置された状態で前記オーバーチューブの長手軸を中心に前記オーバーチューブを回転させて、前記湾曲遠位先端部と前記組織壁との間の距離を変化させることを更に含む、実施態様12に記載の方法。
(14) 前記湾曲遠位先端部に沿って前記手術用具を前進させることは、前記湾曲遠位先端部に沿って案内ワイヤを前進させることを含む、実施態様8に記載の方法。
(15) 前記案内ワイヤを用いて前記組織壁に前記孔を形成することを更に含む、実施態様14に記載の方法。
(16) 湾曲遠位先端部を有する案内要素を中空の体器官の中に前進させることと、前記体器官の壁を貫いて形成された孔を通じて前記案内要素を配置することであって、前記案内要素の近位部分は前記体器官の内側に、前記案内要素の遠位部分は前記体器官の外側に配置され、前記湾曲遠位先端部は、前記体器官の外部表面の少なくとも一部分に沿って湾曲する、ことと、手術用具を前記湾曲遠位先端部に沿って前進させて、前記手術用具を前記体器官の前記外部表面に沿って案内することと、を含む、手術方法。
(17) 前記手術用具を前記体器官の周囲に沿って前進させることと、前記手術用具を前記体器官の前記壁を通じて前進させて、前記手術用具の第1及び第2の範囲を前記体器官の内側に配置することであって、前記第1及び第2の範囲の間の前記手術用具の第3の範囲が、少なくとも部分的に前記体器官の前記周囲で延びる、ことと、を更に含む、実施態様16に記載の方法。
(18) 制限バンドを前記手術用具の前記第3の範囲にわたって前進させて、少なくとも部分的に前記体器官の前記周囲に前記制限バンドを配置することを更に含む、実施態様17に記載の方法。
(19) 前記案内要素は細長いチューブ状の本体を備え、前記手術用具を前記湾曲遠位先端部に沿って前進させることは、前記手術用具を前記細長いチューブ状の本体を通じて前進させることを含む、実施態様16に記載の方法。
(20) 前記孔を通じて前記案内要素を配置することは、制御機構を操作して、前記湾曲遠位先端部の前記遠位部分が前記体器官の前記外部表面に向かって湾曲する角度を変化させることを含む、実施態様16に記載の方法。
Claims (7)
- 組織壁の孔に配置されるように構成された湾曲遠位先端部を有する細長部材と、少なくとも前記湾曲遠位先端部が前記孔内に配置されているときに、前記湾曲遠位先端部を操作して前記組織壁に対する前記湾曲遠位先端部の位置を変化させるように構成された近位制御機構と、を備える、手術装置。
- 前記湾曲遠位先端部は、前記湾曲遠位先端部の近位部分が前記組織壁に対して実質的に垂直である状態で、かつ前記湾曲遠位先端部の遠位部分が前記組織壁の表面に向かって湾曲する状態で、前記孔内に配置されるように構成されている、請求項1に記載の装置。
- 組織壁の第2の孔内に配置されるように構成された第2の湾曲遠位先端部を有する第2の細長部材を更に備え、前記近位制御機構は、少なくとも前記第2の湾曲遠位先端部が前記第2の孔内に配置されるときに、前記第2の湾曲遠位先端部を操作して、前記組織壁に対する前記第2の湾曲遠位先端部の位置を変化させるように構成されている、請求項1に記載の装置。
- 前記細長部材及び前記湾曲遠位先端部はカニューレ状である、請求項1に記載の装置。
- 中を通って延びる内部通路を有するオーバーチューブを更に備え、前記細長部材は、前記湾曲遠位先端部が前記オーバーチューブの遠位端部を越えて遠位側に延びる状態で、前記オーバーチューブの側壁に沿って延びるように構成されている、請求項1に記載の装置。
- 前記細長部材が前記オーバーチューブの前記側壁に沿って延び、前記湾曲遠位先端部が前記オーバーチューブの前記遠位端部を越えて遠位側に延びる状態で、前記オーバーチューブの長手軸を中心に前記オーバーチューブが回転することにより、前記湾曲遠位先端部の有効長が効果的に変化する、請求項3に記載の装置。
- 前記湾曲遠位先端部に沿って前進されるように構成された案内ワイヤを更に備える、請求項1に記載の装置。
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