JP2011514101A - 動きを認識した移動体時間および周波数追跡 - Google Patents

動きを認識した移動体時間および周波数追跡 Download PDF

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Abstract

アクセス端末のクロックドリフト誤差要素および移動誤差を補償する方法が提供される。少なくとも第1の誤差(例えば、クロックドリフト誤差)要素および第2の誤差(例えば、移動誤差)要素に起因するフォワードリンク誤差が得られる。前記第1の誤差要素および前記第2の誤差要素は、得られたフォワードリンク誤差に基づいて評価される。前記アクセス端末の受信クロックは、前記第1の誤差要素および前記第2の誤差要素の組み合わせに基づいて補償される。前記アクセス端末の送信クロックは、前記第1の誤差要素および前記第2の誤差要素の差に基づいて補償される。前記フォワードリンク誤差は、前記アクセス端末とアクセスポイントとの間のタイミング同期誤差に加え、フォワードリンク周波数とベースバンド基準周波数との間の周波数同期誤差を含む。

Description

優先権の主張
本出願は、譲受人に譲渡され、参照により明確に本出願に組み込まれ、2008年3月6日に出願した、” 動きを認識した移動体時間および周波数追跡(Motion-Aware Mobile Time and Frequency Tracking)”と題する米国仮出願第61/034,347号の優先権を主張するものである。
様々な特徴は、無線通信方式に関する。少なくとも1つの態様は、無線通信装置における移動体の時間および周波数追跡の方法および補償の方法に関する。
無線通信方式は、音声やデータなどのような様々な種類の通信コンテンツを提供するために広く開発されている。代表的な無線通信方式は、有用なシステムリソース(例えば、帯域幅、送信電力、その他)を共有することにより複数のユーザとの通信をサポートすることができる多元接続方式であろう。そのような多元接続方式の例は、符号分割多元接続(CDMA)方式、時分割多元接続(TDMA)方式、周波数分割多元接続(FDMA)方式、直交周波数分割多元接続(OFDMA)方式などを含んでいる。さらに方式は、第3世代パートナシッププロジェクト(3GPP)、3GPP、ロングタームエボリューション(LTE)などの仕様に適合していてもよい。
一般に、無線多元接続通信方式は、同時に多元接続端末群(例えば、移動体装置群)のための通信をサポートする。各アクセス端末は、フォワードおよびリバースリンク上の送信を介して1つまたは複数のアクセスポイントと通信するであろう。フォワードリンク(FLまたはダウンリンク)は、アクセスポイント群からアクセス端末群への通信リンクを指し、リバースリンク(RLまたはアップリンク)は、アクセス端末群からアクセスポイント群への通信リンクを指す。アクセス端末群とアクセスポイント群との間のさらなる通信は、単一入力単一出力(SISO)方式、複数入力単一出力(MISO)方式、複数入力複数出力(MIMO)方式などを介して確立される。さらに、アクセス端末群は、ピアツーピアの無線ネットワーク構成において他のアクセス端末(および/または他のアクセスポイント群を備えたアクセスポイント群)と通信を行えるものであってもよい。
時間および周波数の同期は、どんな移動体無線通信方式の動作にとっても基本となるものである。移動アクセス端末(例えば移動体装置)のクロックドリフトおよび移動は、移動体の時間および周波数同期に影響する2つの主要な寄与物である。時間と周波数追跡は、移動アクセス端末に届くフォワードリンク信号およびアクセスポイントに届くリバースリンク信号に別々に基づくものであり、移動体の移動からの影響と移動体のクロックドリフトからの影響との間で区別をすることができず、したがって、成し得る最適な同期を達成することができない。よって、特に移動アクセス端末の移動が無視できない場合、移動アクセス端末の性能は落とされる。さらに、アクセスポイントからのフィードバックに基づいて、フィードバックに基づく補正スキームが利用される場合、そのようなスキームは、望ましくない信号のオーバーヘッドを無線システムに与える。
したがって、移動体のクロックドリフトの影響と移動の影響とを区別することにより移動アクセス端末の性能を改善し、移動アクセス端末とアクセスポイントとの間の信号オーバーヘッドを減少させる方法が必要とされる。
受信クロックおよび送信クロックを調整するためにアクセス端末のクロックドリフト誤差要素および移動誤差を補償する方法が提供される。フォワードリンクのタイミング/周波数誤差は、アクセス端末により得られる。ここで、フォワードリンク誤差は、少なくとも第1の誤差要素および第2の誤差要素に起因する。ある例においては、前記第1の誤差要素は、前記アクセス端末についてのクロックドリフト誤差要素であり、前記第2の誤差要素は、前記アクセス端末についての移動誤差要素であってもよい。前記フォワードリンク誤差は、前記アクセス端末とこれと通信するアクセスポイントとの間のタイミング同期誤差を含んでいてもよい。さらに、前記フォワードリンク誤差は、フォワードリンク周波数とベースバンド基準周波数との間の周波数同期誤差をも含んでいてもよい。
前記第1の誤差要素および前記第2の誤差要素は、得られたフォワードリンクのタイミング/周波数の誤差に基づいて、および/または、フォワードリンク信号の特性に基づいて評価されてもよい。前記第1の誤差要素および前記第2の誤差要素の評価は、線形動作または非線形動作の少なくとも一方により実施されてもよい。ある例においては、前記第2の誤差要素は、取得された前記アクセス端末の移動を示す全地球測位システムの情報に基づいて評価されてもよい。
前記アクセス端末の受信クロックは、前記第1の誤差要素および前記第2の誤差要素の組み合わせに基づいて補償または調整されてもよい。前記受信クロックを補償することは、前記第1の誤差要素と前記第2の誤差要素との和と等しい受信クロックに補正係数を適用することを含んでいてもよい。
前記アクセス端末の送信クロックは、前記第1の誤差要素および前記第2の誤差要素の差に基づいて補償または調整されてもよい。前記送信クロックを補償することは、前記第1の誤差要素と前記第2の誤差要素との差と等しい送信クロックに補正係数を適用することを含んでいてもよい。さらに別の例においては、前記送信クロックを補償することは、アクセスポイントからの送信補正フィードバック係数と、前記第1の誤差要素と前記第2の誤差要素との差との和に等しい送信クロックに補正係数を適用することを含んでいてもよい。
この方法は、移動アクセス端末のハードウェア、ソフトウェア、および/またはそれらの組み合わせのもとで実施されてもよい。
様々な特徴、性質および利点は、以下に説明する詳細な記述より、参照符号等が至る所に対応するものを示している図面と併せて考慮した際に、明らかになるであろう。
図1は、クロックドリフトおよび移動補償を実行する移動アクセス端末が動作する多元接続無線ネットワークの例の概念図である。 図2(A、B、CおよびDを含む)は、波形の観点からアクセス端末とアクセスポイントとの間のタイミング同期におけるクロックドリフトの影響の例を例示する図である。 図3(A、B、CおよびDを含む)は、位相ベクトルの観点から移動体の同期へのクロックドリフトの影響の例を例示する図である。 図4(A、BおよびCを含む)は、波形の観点からアクセス端末とアクセスポイントの間のタイミング同期へのアクセス端末移動の影響を例示する図である。 図5(A、BおよびCを含む)は、位相ベクトルの観点から移動体の同期への移動アクセス端末移動の影響を例示する図である。 図6は、ドリフトクロック誤差および移動誤差に基づいてタイミングおよび周波数補正を行うように構成される移動アクセス端末の機能要素群を例示するブロック図である。 図7(A、BおよびCを含む)は、アクセス端末のクロックドリフト誤差および移動誤差に起因してフォワードリンク上に現われる特性を例示する図である。 図8は、アクセスポイントとの通信リンクにおけるタイミングおよび/または周波数誤差を減らすためにクロックドリフトおよび/または移動に対する識別および/または補償するように構成される移動アクセス端末の例のブロック図である。 図9は、クロックドリフト誤差要素と移動誤差要素との区別に基づいて動きを認識したタイミングおよび/または周波数追跡を行うように構成される受信データプロセッサのブロック図である。 図10は、クロックドリフトおよび移動に対してフォワードリンク周波数および/またはリバースリンク周波数を補正するアクセス端末において運用される方法を示すフローチャートである。 図11は、フォワードリンクタイミングおよび/または周波数誤差要素群を評価する方法の例を例示する図である。
以下の記述では、構成の完全なる理解を提供するために特定の詳細な事柄が与えられる。しかしながら、それらの特定の詳細な事柄がなくても、その技術分野における通常の熟練者によれば、当該構成は理解されるであろう。例えば、回路群は、不必要に詳細に構成を不明瞭にしないようにブロック図に示されるであろう。他の例においては、良く知られた回路群、構造および技術は、構成を不明瞭にしないように詳細に示される。
以下の記述では、ある特徴を記述するためにある技術用語が使用される。「アクセス端末」、および「通信装置」は、移動装置、携帯電話、無線端末、アクセス端末および/または他の種類の移動体、あるいは無線ネットワークまたはシステム上で通信することができる固定の通信装置を指すために、相互に言い換え可能に使用されるであろう。用語「無線ネットワーク」および「通信システム」は、複数帯域の直交周波数分割多重(OFDM)UWB方式のような無線の通信方式を指すために、相互に言い換え可能に使用されるであろう。用語「アクセスポイント」は、アクセス端末群と通信するために使用される固定局を指すかもしれないし、基地局、ノードB、あるいはいくつかの他の用語で呼ばれるかもしれない。
概説
ある特徴によれば、アクセス端末(移動装置)は、その通信周波数を補償するためにクロックドリフトおよび当該端末の移動を評価および/または識別するように構成される。フォワードリンク誤差は、その移動端末において(例えば、フォワードリンクとベースバンドとの間の差を検出することにより)判定される。ここで、フォワードリンク誤差は、クロックドリフト誤差および/または移動誤差に起因する。そのような「フォワードリンク誤差」は、送信クロックおよび受信クロックを調整することにより補償することが可能なタイミング誤差および/または周波数誤差を含むであろう。このタイミング/周波数誤差は、通常、そのアクセス端末において蓄積し顕著なタイミング誤差になる場合に検出される。従って、タイミング/周波数補償は、送信クロックおよび/または受信クロックにおいて蓄積されたタイミング誤差を補正することを含む。
この特徴は、タイミング/周波数の効果的な補正又は補償のために適時の処置を講ずることができるように、アクセス端末にその移動を認識させることによって、アクセス端末同期を改善するであろう。移動を認識する移動アクセス端末は、誤差を補償し理想的な送信(Tx)および受信(Rx)同期性能に近づけるよう、クロックドリフトおよび周波数を追跡するであろう。このアプローチは、また、Rx周波数およびTx周波数の両方およびタイミング誤差を、局所的に、即座に、したがって正確に、検出して補償することによって、リバース(RL)タイミング補正のための無線のフィードバック信号を低減するであろう。従来のアプローチは、一般に、周波数同期に対する移動アクセス端末の移動の瞬間的な効果は、クロックドリフトのそれに比べて小さく無視できると仮定する。そのような単純化は、移動アクセス端末が、アクセスポイントにおいてリバースリンク信号から評価される移動体の移動を追跡するための空中の遅延したフィードバックに頼りつつ、フォワードリンク信号から評価されるクロックドリフトの追跡に焦点を当てることを可能にする。
ネットワークアーキテクチャ
図1は、クロックドリフトおよび移動補償を実行する移動アクセス端末が動作する多元接続無線ネットワークの例の概念図である。無線ネットワーク100は、アクセスポイント110および1つまたは複数の移動アクセス端末116および122を含んでいてもよい。アクセスポイント110は、1つまたは複数のアンテナを含んでいてもよい。例えば、複数のアンテナは、多数のアンテナグループとして構成されてもよい。ここでは、第1のグループがアンテナ104および106を含み、第2のグループがアンテナ108および110を含み、第3のグループがアンテナ112および114を含んでいてもよい。図1においては、少なくとも2つのアンテナがアンテナグループ毎に示されているが、より多くまたはよりアンテナが、少ないアンテナグループ毎に使用されてもよい。第1の移動アクセス端末116は、アンテナ112および/または114と通信していてもよい。ここで、アンテナ112および/または114は、フォワードリンク(FL)120上で第1の移動アクセス端末116への情報を送信し、リバースリンク(RL)118上で第1の移動アクセス端末116から情報を受信してもよい。第2の移動アクセス端末122は、アンテナ106および/または108と通信していてもよい。ここで、アンテナ106および/または108は、フォワードリンク126上で第2の移動アクセス端末122へ情報を送信し、リバースリンク124上で第2の移動アクセス端末122から情報を受信してもよい。周波数分割双方向(FDD)システムにおいては、通信リンク118、120、124および126は、通信のために異なる周波数を使用する。例えば、FL120は、RL118によって使用される周波数と異なる周波数を使用してもよい。
アンテナ群および/またはそれらが通信するエリア群の各グループは、多くの場合、アクセスポイントのセクタと呼ばれる。いくつかの実施形態においては、アンテナグループの各々は、アクセスポイント110によってカバーされるエリアのセクタの中のアクセス端末群(例えば、移動装置群)と通信するように設計される。
動作中においては、移動アクセス端末は移動し、および/または、その内部クロックはドリフトし、これによりタイミング/周波数誤差(即ち、アクセスポイントとのタイミングおよび周波数同期誤差)を引き起こす。従って、タイミング/周波数誤差は、クロックドリフトの結果として導入され、アクセス端末に対して送信および/または受信クロックで蓄積されたタイミング誤差を生じることになるであろう。さらに、アクセス端末がそのアクセスポイントへ移動するとき、ドップラーシフトに起因してタイミング/周波数誤差も導入されるであろう。
タイミング誤差および/または周波数誤差は、例えば、フォワードリンクとベースバンドとの間の差を検出することによって、移動端末において判定されてもよい。ここで、タイミング/周波数誤差は、クロックドリフト誤差要素および/または移動誤差要素に起因するものである。タイミング/周波数同期誤差は、それが、(受信されたフォワードリンク信号とベースバンド基準信号との間の)顕著なタイミング誤差に蓄積するときに検出されてもよい。これらのタイミング/周波数誤差を補償するため、移動アクセス端末116および/または122は、クロックドリフトおよび/または移動(例えば、アクセス端末の移動速度/加速度に起因するもの)の両方から誤差の寄与を識別、および/または評価するように構成されてもよい。アクセス端末は、リバースリンク信号を送信するために送信機クロックを使用する一方、フォワードリンク信号の周波数に絶えず追随するために受信機クロックを使用する。
そのようなタイミング誤差および/または周波数誤差は、移動アクセス端末の送信クロックおよび受信クロックを調整することによって補償されてもよい。従って、アクセスポイントとのタイミングおよび/または周波数同期は、送信クロックおよび/または受信クロックにおける蓄積されたタイミング誤差に対して補正または調整をすることによって達成されてもよい。
クロックドリフト誤差
クロックドリフトは、第1のクロックが第2のクロックと比較して正確な同じ速度で走らない状態を指す。クロックは、その性質や、それが電源から得る正確な電力、周囲の温度および他の周囲の変数に依存して異なるようにドリフトするであろう。したがって、同じクロックは、異なる場合で異なるクロックドリフトレートを有し得る。よって、ある時間後においては、第1のクロックは第2のクロックから「離れてドリフトする」。例えば、アクセス端末によって使用される第1のクロックは、アクセスポイントによって使用される第2の第2のクロックから離れてドリフトし、これにより、アクセス端末とアクセスポイントとの間への送信を非同期にさせる。この2つのクロックの間の差は、「クロックドリフト誤差」と呼ばれ、移動アクセス端末で蓄積されたタイミング誤差を引き起こす。アクセス端末の送信および/または受信クロックにおける蓄積されたタイミング誤差は、アクセス端末が通信するアクセスポイントの受信および/または送信クロックに関連する。
図2(A、B、CおよびDを含む)は、アクセス端末とアクセスポイントとの間のタイミング同期に対するクロックドリフトの影響の例を例示する図である。クロックドリフトは、送信タイミングと受信タイミングとを離れさせる。図2(A)は、アクセスポイントのための第1のクロックを例示する図202である。図2(B)は、アクセス端末のための第2のクロックを例示する図204である。ある例においては、アクセス端末の第2のクロック(図2(B))は、アクセスポイントの第1のクロック(図2(A))よりも速い。この例においては、第1のクロックと第2のクロックとの間に、クロックドリフト誤差Δ1が示されている。クロックドリフトにより、このクロック間の差は、時間が経過するにつれ、ロックドリフト誤差Δ2を増加させる。
図2(C)は、アクセス端末によって感知されるフォワードリンク信号のタイミングを例示する図206である。図2(D)は、アクセス端末によって送信されるリバースリンク信号のタイミングを例示する図208である。より速い第2のクロック(図2(B)の204)は、受信フォワードリンク(FL)信号(図6(C)の206)を実際よりも遅く感知させ、アクセス端末に対してその受信機クロックを遅くするように要求する。一方、より速いアクセス端末クロック(図2(B))は、リバースリンク(RL)信号(図2(D))をより速くアクセスポイントに届かせ、アクセス端末に対してその送信機クロックを遅くするように要求する。従って、時間が経過するにつれ、フォワードリンクとリバースリンクとの間のクロックドリフト誤差Δ3は、より大きなクロックドリフト誤差Δ4に増大する。どのようなタイミング誤差は、アクセス端末クロック(群)をアクセスポイントとの同期から外させる。したがって、タイミング補正は、アクセスポイントにおいてその送信および/または受信クロック(群)がアクセスポイントと同期するように実行される。
タイミング補正(図2)と同様に、周波数補正も、クロックドリフト(例えば、局所的なクロックまたは発振器が周波数誤差を引き起こす)および/またはドップラーシフト(例えば、アクセスポイントに対するアクセス端末の動きに起因する)が存在する中で同期を維持するように構成される。
図3(A、B、CおよびD)は、位相ベクトルの観点から移動体の同期に対するクロックドリフトの影響の例を例示する図である。図3(A)は、アクセスポイントクロックの位相ベクトルを例示する図302である。図3(B)は、アクセス端末クロックの位相ベクトルを例示する図304である。クロックオフセット310は、アクセス端末クロックがアクセスポイントクロックよりも速いことを示している。図306および308に示されるように、この周波数オフセット/誤差310は、受信信号位相ベクトルの回転として現われる。すなわち、フォワードリンク信号は、アクセス端末によって位相の遅れとして感知され、アクセス端末に対してその受信クロックを遅くするように要求する。同様に、リバースリンク信号は、受信アクセスポイントによって位相の進みとして感知され、アクセス端末に対してその送信クロックを遅くするように要求する。
クロックドリフト誤差(図2および図3に示される)を補正するため、アクセス端末は、補正量Aによって同じ向きにその送信クロックおよび/または受信クロックを補償または補正する。
アクセス端末移動誤差
図4(A、BおよびC)は、波形の観点からアクセス端末とアクセスポイントとの間のタイミング同期に対するアクセス端末移動の影響を例示する図である。図4(A)は、アクセスポイントクロックおよび信号(例えば、信号増幅)402を示している。アクセス端末がアクセスポイントから離れて移動するにつれ、この移動は、受信フォワードリンク信号404を実際よりも遅く感知させ(例えば、Δ動き)、アクセス端末に対してその受信機クロックを遅くするように要求する。同様に、アクセス端末がアクセスポイントから離れるように移動するにつれ、この移動は、リバースリンク信号406を(アクセスポイントにおいて受信されるものとして)実際よりも遅く感知させ、アクセス端末に対してその送信クロックを速くするように要求する。この場合、アクセス端末は、その受信機クロック対その送信機クロックに対し、反対の補正を与えるであろう。すなわち、受信機クロック(例えば、フォワードリンク)は、量Bによって補償され、一方、送信機クロック(例えば、リバースリンク)は、量−Bによって補償される。
図5(A、BおよびCを含む)は、位相ベクトルの観点から移動体同期に対する移動アクセス端末移動の影響を示す図を例示する。図5(A)は、アクセスポイントクロックの位相ベクトルを例示する図502である。図5(B)は、移動アクセス端末がアクセス端末から速く離れ、現われる受信フォワードリンク信号を(アクセス端末によって感知されるものとして)アクセス端末の受信機クロックよりも低い周波数にさせる場合を例示する図504である。従って、アクセス端末はその受信機クロックを遅くしなければならない。5(C)は、移動アクセス端末がアクセスポイントから離れて移動し、送信されたリバースリンク信号を(受信アクセスポイントによって感知されるものとして)移動アクセス端末送信機クロックよりも低い周波数になるように感じさせる場合を例示する図506である。従って、アクセス端末はその送信機クロックを速くしなければならない。よって、ドップラーシフト(アクセス端末がそのアクセスポイントに対して移動することによる)に起因して引き出されたタイミング/周波数誤差は、送信機クロックおよび受信機クロックを反対方向に補償することによって補償される。
クロックドリフトおよび移動補償
従来の移動体時間追跡アプローチの性能は、送信(Tx)クロックおよび受信(Rx)クロックに対して局所的に評価された瞬時の補正、および、(bで示される)送信(Tx)クロックに対して遠隔より評価され遅延された補正、ならびに表1に示されるような時間変化する移動体の移動の量および特性に依存する。
Figure 2011514101
移動体クロックドリフトとともに移動も正確に説明するため、受信機クロックに対する理想的な補正係数は(A+B)であり、一方、送信クロックに対する理想的な補正係数は(A−B)であり、ただし、Aはクロックドリフト誤差補正値であり、Bは移動誤差補正値である。この理想的な補正は、従来の方法では実際には達成できない。
第1の従来の方法においては、移動アクセス端末は、(Rx)クロックを受け取るために十分な補正(A+B)を生じるフォワードリンク(FL)信号から(A+B)を評価することができる。この場合、送信(Tx)クロックは、量−2Bで生じ得る最大の誤差を被り、−2bの補正のためにアクセスポイントからの遅延したフィードバック信号に依存する。フィードバック補正係数−2bは、−2Bに非常に近くすることが可能ではあるが、振幅に加え、オーバーヘッド帯域幅の観点から、(B)の代わりに、(2B)のオーダーで、過度のリバースリンク性能低下の負担で補正が遅延される。
第2の従来の方法においては、アクセス端末の移動誤差は無視される。移動アクセス端末は、クロックドリフト誤差に対して評価(A)で終了する。送信クロックは、アクセスポイントからの遅れた遠隔のフィードバック補正−bの助けにより調整される。一方、受信クロックは、最大の誤差Bを被る。受信クロック同期を(A+b)で補正することができるように思われるが、しかし、フォワードリンク信号からの時間/周波数誤差の移動体の評価が、移動誤差補正Bおよび推定アルゴリズムの特性に依存する(A)と(A+B)との2つの極端なものの間で変化する時間変化関数であるとすれば、それは現実的には難しい。
実際、従来の方法による移動体の時間/周波数追跡性能は、第1のアプローチおよび第2のアプローチの2つの極端なケースの間に存在し、常に理想的な性能が欠如し、送信同期および受信同期の間で悪化した分離を生じ得る。移動アクセス端末が完全にまたは殆ど静止しているとき(B=0の場合)を除き、追跡性能は、Bが増加するにつれ、一層悪くなる。
従来の時間/周波数追跡および補正へのアプローチにおける根本的な問題は、移動アクセス端末がアクセスポイントに対する動きの認識を完全に放置していることである。
図6は、ドリフトクロック誤差および移動誤差に起因するタイミング/周波数補正を行うように構成される移動アクセス端末の機能要素を例示するブロック図である。図6に例示されるアプローチは、移動体の移動の誤差部分からタイミング/周波数誤差のクロックドリフトの誤差部分を分けるための技術を導入することによって、従来のアプローチの制約を克服する。
この例においては、移動アクセス端末600は、誤差評価モジュール602を含んでいてもうよい。この誤差評価モジュール602は、受信機ベースバンド信号601およびフォワードリンク信号603を得るとともに、それらを使ってノイズタイミング誤差605(例えば、受信ベースバンド601とフォワードリンク信号603との間の評価されたタイミング/周波数誤差に相当)を判定してもよい。受信機ベースバンド信号601は、アクセス端末の受信クロックを使用して生成されてもよい。このタイミング/周波数誤差評価605は、クロックドリフト誤差要素および移動体移動誤差要素の両方を含んでいる。ノイズ除去フィルタ604は、例えば、607の評価された補正係数(A+B)を生じるローパスフィルタを使用して、ノイズ出力に起因するタイミング誤差をフィルタリングする。受信クロック補正モジュール606は、607の補正係数(A+B)を使用して、アクセス端末の受信クロックを補償する。長期間最大値及び最小値検出及び平均化モジュール608は、607の評価された補正係数(A+B)の長期間の平均化を実施し、609の長期間平均化補正係数Aを生じる。長期間最大値及び最小値検出及び平均化の関数群は、図7に例示されるように、クロックドリフト誤差および移動誤差の特性の観察に基づくものであってもよい。
乗算器610においては、609の長期間平均化補正係数Aは、係数(2)によって乗算される。そして、607の補正係数(A+B)は、611の長期間平均化補正係数2Aと613の送信クロック補正値Cとの和から引かれる。送信クロック補正モジュール614は、残りの615の送信クロック補正係数(A−B+C)615を、アクセス端末の送信クロックに与える。ここで、613の送信クロック補正値Cはオプションであり、ある例においてはアクセスポイントからのフィードバック信号に基づくものであってもよい。
実際には、送信クロック補償および受信クロック補償は、移動体のクロック源、例えば電圧制御水晶発振器(VCTCXO)を直接補正することによって達成してもよいし、あるいはサンプル群(タイミング補正用)を追加/欠落させ、数値制御発振器(NCO)(周波数補正用)を使用して位相ベクトルを回転/非回転させることによって間接的に達成してもよいことに注意すべきである。
上記の技術は、移動装置があるアクセスポイントから別のアクセスポイントへハンドオフされるとき、タイミングオフセットおよびドップラーシフト効果における突然の変更を分けることにも機能する。さらに、この補正を局所的に(アクセス端末において)適用することにより、移動アクセス端末のリバースリンクが新しいアクセスポイントに切り替わるとき、新しいアクセスポイントからのより少ない補正を生じさせる。
オプションの技術は、全地球測位システム(GPS)のような局所的測位装置の使用を含んでいる。GPSは、正確に移動体の移動を追跡することができる。タイミング/周波数誤差の609の移動要素Aは、移動アクセス端末の移動を示す全地球測位システムの情報に基づいて評価される。
図7(A、BおよびC)は、アクセス端末のクロックドリフト誤差および移動誤差に起因してフォワードリンク上に示される特性を例示している。図7(A)は、移動体のクロックドリフトに起因する時間上のタイミング誤差701(フォワードリンク上の移動アクセス端末によって感知されるもの)を例示する図722である。ここで、タイミング誤差ライン701は時間に対して傾斜しており、クロックドリフトを示していることに注意されたい。図7(B)は、アクセス端末の移動に起因する時間上のフォワードリンクの潜在的な特性を例示する図724である。アクセス端末の移動に対応するタイミング誤差716は、様々なフォワードリンク特性(セグメント702、704、706、708、712および714として例示されるもの)によって識別される。例えば、セグメント702(タイム目盛り50から100までの辺り)は、アクセスポイントから出発して速度を上げている(加速している)移動アクセス端末を表わしているかもしれない。セグメント704(タイム目盛り100から200までの辺り)は、アクセスポイントから確実に離れて移動する移動アクセス端末を表わしているかもしれない。セグメント706(タイム目盛り200から300までの辺り)は、約180度回転(例えば、アクセスポイントへ向かって移動)し、アクセス端末へ向かって加速しているアクセスポイントを表わしているかもしれない。セグメント708(タイム目盛り300から400までの辺り)は、アクセスポイントへ向かって確実に(加速せずに)移動している移動アクセス端末を表わしているかもしれない。セグメント710(タイム目盛り400から450までの辺り)は、減速し停止している移動アクセス端末を表わしているかもしれない。セグメント712(タイム目盛り500から700までの辺り)は、アクセスポイントの周りを素早く移動している(例えば、高速でアクセスポイントの周りを回っている)移動アクセス端末を表わしているかもしれない。セグメント714(タイム目盛800から1000までの辺り)は、アクセスポイントの周りをゆっくり移動する(例えば、低速でアクセスポイントの周りを回る)移動アクセス端末を表わしているかもしれない。
図7(C)は、クロックドリフトおよびアクセス端末移動の両方に起因する時間上のフォワードリンクの潜在的なタイミング誤差の特性を例示する図726である。タイミング誤差717は、図7(A)のタイミング誤差701と図7(B)のタイミング誤差716との組合せであってもよい。より具体的には、タイミング誤差703は、タイミング誤差701と702との和であってもよい。タイミング誤差705は、タイミング誤差701と704との和であってもよい。タイミング誤差707は、タイミング誤差701と706との和であってもよい。タイミング誤差709は、タイミング誤差701と708との和であってもよい。タイミング誤差711は、タイミング誤差701と710との和であってもよい。タイミング誤差713は、タイミング誤差701と712との和であってもよい。タイミング誤差715は、タイミング誤差701と714との和であってもよい。
上記の図から、結論として、移動体のクロックドリフト対移動体の移動により引き起こされる周波数誤差が、異なる特性(フォワードリンク信号上で感知されるもの)を示し、図6に関して記述されるものとして分類されるであろう。一旦そのような分類が行われると、607の係数A+Bによる移動受信クロックの補正および615の係数A−Bによる移動送信クロックの補正が適用されてもよい。
アクセスポイントに対する移動アクセス端末の相対的な移動によって引き起こされる誤差を判定するためには、様々な技術が使用される。例えば、セグメント713および715において、移動アクセス端末がアクセスポイントの周りを運転または歩行の速度で移動しているとき、適切な帯域幅での線形フィルタリングは、クロックドリフトに対応する周波数誤差を低周波数要素として採取することを可能とする。図7(C)の705および709のセグメント群においては、安定が持続する移動装置の移動からの周波数誤差は、クロックドリフトからのそれと類似した特性を有し、これにより2つを線形フィルタリングで分類することを困難にする。クロックドリフトに関連した周波数誤差を評価するためには、周波数誤差の長期間の最大値および最小値の平均化などの、線形および/または非線形の動作が使用されてもよい。長期間平均化について実施するためには、移動誤差Bの長期間の分散が0平均において対称となることが期待される。また、長期間の最大値および最小値の周波数誤差の同じ平均化がセグメント713および715に対して機能する。
図8は、アクセスポイントとの通信リンクにおけるタイミング/周波数誤差を低減するためにクロックドリフトおよび/または移動に対して識別および/または補償するように構成される移動アクセス端末の例のブロック図である。移動アクセス端末802においては、送信された変調信号(例えば、アクセスポイントからの信号)が受信アンテナ804Aによって受信され、アンテナ804Aから受信された信号が受信機(RX)806へ提供される。受信機806は、それぞれの受信信号を調整し(例えば、フィルタリングし、増幅し、および低い周波数に変換し)、調整された信号をデジタル化してサンプル群を提供し、さらにサンプル群を処理して対応する「受信」記号ストリームを提供してもよい。ある実装においては、移動アクセス端末802は、付加的なアンテナ804Bおよび/または受信機/送信機の連結を含んでいてもよい。
そして、受信データプロセッサ810は、特定の受信機処理技術に基づいて受信機806からの受信記号ストリームを受信および/または処理し、「検出された」記号ストリームを提供する。そして、受信データプロセッサ810は、各検知されたシンボルストリームを復調し、デインタリーブおよび/またはデコードし、データストリーム毎のトラフィックデータを復元する。各検知されたシンボルストリームは、(アクセスポイントによって)送信された変調シンボル群の評価であるシンボル群を含んでいてもよい。受信データプロセッサ810による処理は、アクセスポイント(例えば、図1中の110)において送信データプロセッサによって実施されたものと相補的である。また、受信データプロセッサ810は、タイミングおよび/または周波数誤差補正情報を評価し、これを移動装置プロセッサ812へ提供する。
移動装置プロセッサ812は、デコードする情報を維持するメモリ装置814に接続されていてもよい。移動装置プロセッサ812は、受信データプロセッサ810から、複数のデータストリームを受け取り、そのようなデータストリームをメモリ装置814に格納し、および/または、移動装置プロセッサ812上で動作する対応するアプリケーション群にデータストリームを提供してもよい。
さらに、送信データプロセッサ816は、データ源818からの複数のデータストリームからトラフィックデータを受け取ってもよい。トラフィックデータは、アンテナ804Aを介して送信する前に、モジュレータ820によって変調され、トランスミッタ808によって調整されてもよい。
受信データプロセッサ810、移動装置プロセッサ812、および/または送信データプロセッサ816は、単一でまたは共に動作し、アクセスポイントからアクセス端末へのフォワードリンクからタイミング/周波数誤差を識別し、取得し、および/または評価して、クロックドリフトおよび移動に起因する補償係数を局所的に判定してもよい。例えば、プロセッサ810、812および/または816は、図6、9、10、および11の1つまたは複数の機能を実行してもよい。ある例においては、受信データプロセッサ810は、ドリフトクロック誤差要素Aおよび移動誤差要素Bを識別または評価してアクセス端末の受信クロックを補償するように構成されていてもよい。ドリフトクロック誤差要素Aおよび移動誤差要素Bは、送信クロックを補償する送信データプロセッサ816へ提供される。送信および受信クロックの補正により、アクセス端末は、そのタイミングおよび/または周波数とをそれが通信するアクセスポイントのタイミングおよび/または周波数と同期することができる。
図9は、クロックドリフト誤差要素および移動誤差要素の区別に基づき、動きを認識したタイミング/周波数誤差追跡を行うように構成された受信データプロセッサのブロック図である。受信データプロセッサ902は、タイミング/周波数誤差検出モジュール904およびクロック誤差補正モジュール906を含んでいてもよい。タイミング/周波数誤差検出モジュール904は、トランシーバー908を介して受信したフォワードリンク信号に対して動作してもよい。例えば、周波数誤差は、観察された周波数誤差が最小化されることができるように、アクセス端末の送信および/または受信クロックを補償するために使用することができる、対応するタイミング誤差に変換されてもよい。フォワードリンク信号と受信機ベースバンド信号の間の、感知された、評価された、または測定されたタイミング/周波数誤差を受け取るために、タイミング/周波数誤差補正モジュール906は、タイミング/周波数誤差検知モジュール904と通信する。このタイミング/周波数誤差は、アクセス端末に対して受信クロックおよび/または送信クロックを調整することにより補償されてもよい。タイミング/周波数誤差補正モジュール906は、タイミング/周波数誤差評価モジュール910、ノイズ除去フィルタ912、長期間最小値最大値検出及び平均化モジュール914、および送信クロック補償モジュール916を含んでいてもよい。誤差評価モジュール910は、移動体のクロックドリフトおよび移動体の移動の両方に起因する誤差を含むタイミング/周波数誤差を判定してもよい。ノイズ除去フィルタ912は、誤差評価モジュール910によって判定されたタイミング/周波数誤差からノイズを取り除いてもよい。ノイズ除去フィルタ912は、受信クロック補償モジュール918に関連する移動体のクロックドリフトおよび移動体の移動の両方を含んでいるタイミング/周波数誤差を提供する。長期間最小値最大値検出及び平均化モジュール914は、ノイズフリータイミング/周波数誤差を処理して、移動体のクロックドリフト誤差および移動体の移動誤差を得る。送信クロック補償モジュール916は、移動体の移動に起因する移動体のタイミング/周波数誤差を、移動体のクロックドリフトのそれより引くことにより、補正を決定する。
図10は、クロックドリフトおよび移動に対してフォワードリンク周波数および/またはリバースリンク周波数を補償するためにアクセス端末において運用する方法を例示するフローチャートである。フォワードリンクタイミング/周波数誤差は、アクセス端末によって得られる。ここで、フォワードリンク誤差は、少なくとも第1の誤差要素および第2の誤差要素1002に起因する。ある例においては、第1の誤差要素は、アクセス端末に対するクロックドリフト誤差要素で、第2の誤差要素は、アクセス端末に対する移動誤差要素であってもよい。
第1の誤差要素および第2の誤差要素は、得られたフォワードリンクタイミング/周波数誤差1004に基づいて評価されてもよい。例えば、第1の誤差要素および/または第2の誤差要素は、フォワードリンク信号(例えば、図7)の特性に基づいていてもよい。フォワードリンク誤差は、アクセス端末とそれが通信するアクセスポイントとの間のタイミング同期誤差を含んでいるかもしれない。さらに、フォワードリンク誤差も、フォワードリンク周波数とベースバンド基準周波数との間の周波数同期誤差を含んでいるかもしれない。
第1の誤差要素および第2の誤差要素の評価は、線形動作または非線形動作の少なくとも一方によって行われてもよい。ある例においては、非線形動作は長期間の信号の平均化の動作である。ある例においては、第2の誤差要素も、アクセス端末の移動を示す取得された全地球測位システム情報に基づいて評価されてもよい。
アクセス端末の受信クロックは、第1の誤差要素および第2の誤差要素1006の組合せに基づいて、補償または調整されてもよい。受信クロックの補償は、第1の誤差要素と第2の誤差要素との和に等しい補正係数を受信クロックに与えることを含んでいてもよい。従って、アクセスポイントからのフォワードリンクにおいて使用される受信周波数が調整される。
アクセス端末の送信クロックは、第1の誤差要素と第2の誤差要素1008との間の差に基づいて補償または調整されてもよい。送信クロックの補償は、第1の誤差要素と第2の誤差要素との間の差に等しい補正係数を送信クロックに適用することを含んでいてもよい。従って、アクセスポイントのリバースリンクにおいて使用される送信周波数は調整される。
別の例においては、追加の補償が、アクセスポイント1010からの送信クロック補正フィードバックに基づいて送信クロックに与えられても良い。例えば、送信クロックの補償は、アクセスポイントからの送信補正フィードバック係数と、第1の誤差係数と第2の誤差係数との間の差との和に等しい補正係数を送信クロックに与えることを含んでいてもよい。
図11は、フォワードリンクタイミング/周波数誤差要素を評価する方法の例を例示する。アクセス端末は、アクセス端末1102に対し、クロックドリフト誤差要素および移動誤差要素に起因する無線フォワードリンクタイミング/周波数誤差を評価してもよい。そして、アクセス端末は、無線フォワードリンクタイミング/周波数誤差1104から雑音成分を取り除いてもよい。最後に、アクセス端末は、フォワードリンク信号1106に対する長期間誤差平均化を使用して、移動誤差要素を評価してもよい。
ここでの構成がフローチャート、フロー図、構造図、またはブロック図で描かれた処理として記述されてきたことには注意すべきである。フローチャートは、動作をシーケンシャルな処理として記述しているが、動作の多くは並列にまたは同時に行われてもよい。さらに、動作の順序は再配置されてもよい。処理はその動作が完了するときに終了する。処理は、方法、機能、手続き、サブルーチン、サブプログラムなどに相当してもよい。処理が機能に相当する場合、その終端は、呼出機能への機能のリターン、または主な機能に相当する。
1つまたは複数の例および/または構成において、記述された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはそれらのいずれかの組合せで実現されてもよい。ソフトウェアで実現される場合、機能が1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されまたはそれを介して送信されてもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、コンピュータプログラムをある場所から別の場所へ転送する能力をもつどんな媒体をも含む通信媒体の両方を含んでいる。記憶媒体は、汎用または専用のコンピュータによってアクセスすることができるどんな有用な媒体であってもよい。例を通じて、制限なく、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶装置、または他の媒体であって、命令群またはデータ構造の形態の望ましいプログラムコード手段を運搬または記憶するために使用でき、汎用または専用のコンピュータまたは汎用目的または専用目的のプロセッサによってアクセスされることができるものを含み得る。さらに、どんな接続も適切にコンピュータ可読媒体と名付けられる。例えば、もしソフトウェアが、同軸ケーブル、ファイバ光ケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波のような無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他の遠隔のソースから送信されるのであれば、同軸ケーブル、ファイバ光ケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波のような無線技術は、媒体の定義に含まれる。ここで使用されているディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、ディジタルバーサタイルディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスクおよびブルーレイディスク(登録商標)を含む。ここで、ディスク(disk)は、通常、磁気的にデータを再生するのに対し、ディスク(disc)は、レーザーでデータを光学的に再生する。また、上記の組合せは、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
さらに、記憶媒体は、情報の格納のための読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、フラッシュメモリ装置、および/または、他の機械可読媒体を含む、データの格納のための1つまたは複数の装置を表わしているかもしれない。
更に、構成は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコードまたはそれらのどんな組合せによって実現されてもよい。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェアあるいはマイクロコードで実現される場合、必要なタスクを行うプログラムコードまたはコードセグメント群は、記憶媒体または他の記憶装置(群)のようなコンピュータ可読媒体に格納されてもよい。プロセッサは必要なタスクを行ってもよい。コードセグメントは、手続き、機能、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェアパッケージ、クラスまたは命令、データ構造またはプログラムステートメントのどんな組合せをも表わしているかもしれない。コードセグメントは、情報、データ、引き数、パラメータ群、またはメモリコンテンツを受け渡すことおよび/または受け入れることによって別のコードセグメントあるいはハードウェア回路につながれていてもよい。情報、引き数、パラメータ群、データなどは、メモリ共有、メッセージの受け渡し、トークンパッシング、ネットワーク送信などを含む、どんな適切な手段を介して受渡、回送、または送信をされてもよい。
この出願で使用されている用語「要素」、「モジュール」、「システム」などは、コンピュータ関連の実体や、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアを指すことが意図されている。例えば、要素は、〜中であることに限定されるわけではないが、プロセッサ上で動作する処理、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラムおよび/またはコンピュータであるかもしれない。例示を通じて、計算装置上で動作するアプリケーションおよび計算装置の両方は、要素になり得る。1つまたは複数の要素は、処理および/または実行スレッド内に存在することができ、1つの要素は1つのコンピュータ上に局所的に配置されもよく、および/または、2つまたはそれ以上のコンピュータ間に分散されて配置されてもよい。さらに、これらの要素は、様々なデータ構造が記憶された様々なコンピュータ読取可読媒体から実行することができる。要素は、局所的な処理および/または遠隔の処理を通じて、1つまたは複数のデータパケット群(例えば、局所的なシステムにおいて、分散されたシステムにおいて、および/または、信号を通じて他のシステムを備えたインターネットのようなネットワークを横切って、他の要素と相互に作用する1つの要素からのデータ)を有する信号に従うなどして、通信してもよい。
図1、2、3、4、5、6、7、8、9、10および/または11に例示された1つまたは複数の要素、ステップおよび/または機能は、擬似乱数生成の動作に影響を与えることなく、単一の要素、ステップ、または機能へと再構成され、および/または、組合せされてよく、または、いくつかの要素群、ステップ群、または機能群へ具現化されてもよい。また、追加的な素子群、要素群、ステップ群および/または機能群は、発明から離れることなく、追加されてもよい。図1、6、8および/または9に例示された装置、デバイス群、および/または要素群は、図7、10および/または11に記述された1つまたは複数の方法、特徴、またはステップを行うように構成されてもよい。ここに記述された新規なアルゴリズムは、ソフトウェアおよび/または組み込まれたハードウェア中に効率的に実装されてもよい。
その技術分野の当業者は、ここに開示された実施形態とつなげて記述されている様々な例示的なブロック群、モジュール群、回路群およびアルゴリズムステップ群が、電子的ハードウェア、コンピュータソフトウェアまたは両方の組合せとして実装されてもよいことを理解するであろう。こうしたハードウェアとソフトウェアとの互換性を明確に例示するため、上では、様々な例示的な要素群、ブロック群、モジュール群、回路群およびステップ群がそれらの機能性の観点で記述されてきた。そのような機能性がハードウェアとソフトウェアのいずれで実装されるかは、特定のアプリケーションおよびシステム全体に課される設計制約条件に依存する。
ここに記述された発明の様々な特徴は、発明から離れることなく、異なるシステム群において実現されることができる。例えば、発明のいくつかの実現は、動いているまたは固定的な通信装置(例えば、アクセス端末)および複数の動いているまたは固定的なアクセスポイント群(例えば、アクセスポイント群)とともに実施されてもよい。
前述の実施形態は例に過ぎず、発明を制限するものとして解釈されるべきでないことに注意されるべきである。実施形態の記述は、例示であり、請求項の範囲を制限しないことを意図している。そのため、この教示は、他の種類の装置群に容易に適用することができ、多くの置換、改良、および変形が、その分野の当業者にとって明白となるであろう。

Claims (36)

  1. アクセス端末により使用される方法において、
    少なくとも第1の誤差要素および第2の誤差要素に起因するフォワードリンク誤差を得ることと、
    前記第1の誤差要素および前記第2の誤差要素の組み合わせに基づいて前記アクセス端末の受信クロックを補償することと、
    前記第1の誤差要素および前記第2の誤差要素の差に基づいて前記アクセス端末の送信クロックを補償することと
    を含む方法。
  2. さらに、
    得られたフォワードリンク誤差に基づいて前記第1の誤差要素および前記第2の誤差要素を評価することを含む、請求項1記載の方法。
  3. 前記第1の誤差要素および前記第2の誤差要素が、フォワードリンク信号の特性に基づいて評価される、請求項2記載の方法。
  4. 前記第1の誤差要素および前記第2の誤差要素の評価が、線形動作または非線形動作の少なくとも一方により実施される、請求項2記載の方法。
  5. 前記非線形動作が、長期間の信号の平均化の動作である、請求項4記載の方法。
  6. 前記第2の誤差要素が、取得された前記アクセス端末の移動を示す全地球測位システムの情報に基づいて評価される、請求項2記載の方法。
  7. 前記第1の誤差要素が、前記アクセス端末についてのクロックドリフト誤差要素であり、前記第2の誤差要素が、前記アクセス端末についての移動誤差要素である、請求項1記載の方法。
  8. 前記フォワードリンク誤差が、前記アクセス端末とこれと通信するアクセスポイントとの間のタイミング同期誤差を含む、請求項1記載の方法。
  9. 前記フォワードリンク誤差が、フォワードリンク周波数とベースバンド基準周波数との間の周波数同期誤差を含む、請求項1記載の方法。
  10. 前記受信クロックを補償することが、
    前記第1の誤差要素と前記第2の誤差要素との和と等しい受信クロックに補正係数を適用することを含む、請求項1記載の方法。
  11. 前記送信クロックを補償することが、
    前記第1の誤差要素と前記第2の誤差要素との差と等しい送信クロックに補正係数を適用することを含む、請求項1記載の方法。
  12. 前記送信クロックを補償することが、
    アクセスポイントからの送信補正フィードバック係数と、前記第1の誤差要素と前記第2の誤差要素との差との和に等しい送信クロックに補正係数を適用することを含む、請求項1記載の方法。
  13. アクセス端末において、
    少なくとも第1の誤差要素および第2の誤差要素に起因するフォワードリンク誤差を得る周波数誤差検出モジュールと、
    前記第1の誤差要素および前記第2の誤差要素の組み合わせに基づいて前記アクセス端末の受信クロックを補償する受信クロック補償モジュールと、
    前記第1の誤差要素および前記第2の誤差要素の差に基づいて前記アクセス端末の送信クロックを補償する送信クロック補償モジュールと
    を含むアクセス端末。
  14. さらに、
    得られたフォワードリンク誤差に基づいて前記第1の誤差要素および前記第2の誤差要素を評価する誤差評価モジュールを含む、請求項13記載のアクセス端末。
  15. 前記第1の誤差要素および前記第2の誤差要素が、フォワードリンク信号およびベースバンド信号の特性に基づいて評価される、請求項14記載のアクセス端末。
  16. 前記第1の誤差要素および前記第2の誤差要素の評価が、線形動作または非線形動作の少なくとも一方により実施される、請求項14記載のアクセス端末。
  17. 前記非線形動作が、長期間の信号の平均化の動作である、請求項16記載のアクセス端末。
  18. 前記第2の誤差要素が、取得された前記アクセス端末の移動を示す全地球測位システムの情報に基づいて評価される、請求項13記載のアクセス端末。
  19. 前記第1の誤差要素が、前記アクセス端末についてのクロックドリフト誤差要素であり、前記第2の誤差要素が、前記アクセス端末についての移動誤差要素である、請求項13記載のアクセス端末。
  20. 前記フォワードリンク誤差が、前記アクセス端末とこれと通信するアクセスポイントとの間のタイミング同期誤差を含む、請求項13記載のアクセス端末。
  21. 前記フォワードリンク誤差が、フォワードリンク周波数とベースバンド基準周波数との間の周波数同期誤差を含む、請求項13記載のアクセス端末。
  22. 前記受信クロック補償モジュールが、さらに、
    前記第1の誤差要素と前記第2の誤差要素との和と等しい受信クロックに補正係数を適用するように構成されている、請求項13記載のアクセス端末。
  23. 前記送信クロック補償モジュールが、さらに
    前記第1の誤差要素と前記第2の誤差要素との差と等しい送信クロックに補正係数を適用するように構成されている、請求項13記載のアクセス端末。
  24. 前記送信クロック補償モジュールが、さらに
    アクセスポイントからの送信補正フィードバック係数と、前記第1の誤差要素と前記第2の誤差要素との差との和に等しい送信クロックに補正係数を適用するように構成されている、請求項13記載のアクセス端末。
  25. アクセス端末において、
    少なくとも第1の誤差要素および第2の誤差要素に起因するフォワードリンク誤差を得る手段と、
    前記第1の誤差要素および前記第2の誤差要素の組み合わせに基づいて前記アクセス端末の受信クロックを補償する手段と、
    前記第1の誤差要素および前記第2の誤差要素の差に基づいて前記アクセス端末の送信クロックを補償する手段と
    を含むアクセス端末。
  26. さらに、
    得られたフォワードリンク誤差に基づいて前記第1の誤差要素および前記第2の誤差要素を評価する手段を含む、請求項25記載のアクセス端末。
  27. 前記第1の誤差要素および前記第2の誤差要素が、フォワードリンク信号およびベースバンド信号の特性に基づいて評価される、請求項26記載のアクセス端末。
  28. 前記フォワードリンク誤差が、前記アクセス端末とこれと通信するアクセスポイントとの間のタイミング同期誤差を含む、請求項25記載のアクセス端末。
  29. 前記フォワードリンク誤差が、フォワードリンク周波数とベースバンド基準周波数との間の周波数同期誤差を含む、請求項25記載のアクセス端末。
  30. 前記第1の誤差要素が、前記アクセス端末についてのクロックドリフト誤差要素であり、前記第2の誤差要素が、前記アクセス端末についての移動誤差要素である、請求項25記載のアクセス端末。
  31. アクセス端末との同期を調整するためにアクセス端末により使用される命令群を含む機械可読媒体であって、当該命令群は、1つまたは複数のプロセッサ群により実行されたときに前記プロセッサに、
    少なくとも第1の誤差要素および第2の誤差要素に起因するフォワードリンク誤差を得ることと、
    前記第1の誤差要素および前記第2の誤差要素の組み合わせに基づいて前記アクセス端末の受信クロックを補償することと、
    前記第1の誤差要素および前記第2の誤差要素の差に基づいて前記アクセス端末の送信クロックを補償することと
    をさせる、機械可読媒体。
  32. さらに、
    得られたフォワードリンク誤差に基づいて前記第1の誤差要素および前記第2の誤差要素を評価することを含む、請求項31記載の機械可読媒体。
  33. 前記第1の誤差要素および前記第2の誤差要素が、フォワードリンク信号およびベースバンド信号の特性に基づいて評価される、請求項32記載の機械可読媒体。
  34. 前記フォワードリンク誤差が、前記アクセス端末とこれと通信するアクセスポイントとの間のタイミング同期誤差を含む、請求項31記載の機械可読媒体。
  35. 前記フォワードリンク誤差が、フォワードリンク周波数とベースバンド基準周波数との間の周波数同期誤差を含む、請求項31記載の機械可読媒体。
  36. 前記第1の誤差要素が、前記アクセス端末についてのクロックドリフト誤差要素であり、前記第2の誤差要素が、前記アクセス端末についての移動誤差要素である、請求項31記載の機械可読媒体。
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