JP2011511135A - 混合チーグラー−ナッタ触媒系を使用して調製されるポリエチレン物質 - Google Patents

混合チーグラー−ナッタ触媒系を使用して調製されるポリエチレン物質 Download PDF

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Abstract

ポリエチレンはシリカ担持触媒と塩化マグネシウム担持触媒の混合物を使用して調製することができる。二触媒の比率を変えることにより、生成されるポリエチレンは異なるかさ密度および剪断応答をもつことができる。該方法はブロー成形フィルムまたは防湿フィルムのような特定の適用に適合するように特性の調整または目標設定を許す。
【選択図】図1

Description

本発明はチーグラー−ナッタ触媒系を使用して調製されるポリエチレンに関する。本発明は特に、混合されたチーグラー−ナッタ触媒系を使用して調製されるポリエチレンに関する。
アルケンとも呼ばれるオレフィンは、その分子が二重結合により一緒に結合された1個以上の炭素原子対を含む不飽和炭化水素である。オレフィンは重合工程にかけられると、ポリエチレンおよびポリプロピレンのようなポリオレフィンに転化される。
ポリエチレンポリマーは熱可塑性樹脂産業においてその適用数が増加している。これらのポリマーは、例えばフィルムのような適用および、ビンの調製のためのようなブロー成形の適用等に使用されると、比較的十分な強度および他の性能の特性を提供する。ポリエチレンは、これらの適用に対し、広範な加工条件にわたり加工可能であることが望ましい。更に、その加工が、多様な種類の加工装置に対して可能であることが望ましい。最後に、仕上がりのポリエチレン製品が十分な物理的特性および市場で望ましい外観を示すことが望ましい。
チーグラー−ナッタ型のポリオレフィン触媒、それらの一般的製法およびその後の使用は重合技術分野で知られている。チーグラー−ナッタ型触媒については多くのことが知られているが、それらのポリマーの収率、触媒の寿命、触媒の活性、大量生産工程に使用のための実行性における改善、および粒子の形態のような特定の特性を有するポリオレフィンを生成するそれらの能力、における改善が恒常的に探求されている。
チーグラー−ナッタ触媒は、一般的に式:
MR
[ここでMは遷移金属であり、Rはハロゲンまたはヒドロカルボキシルであり、そしてxは遷移金属の原子価である]
により表される遷移金属錯体を含む。典型的にはMはチタン、クロムまたはバナジウムのようなIVB族の金属であり、そしてRは塩素、臭素またはアルコキシ基である。
重合触媒の特性は触媒を使用して形成されるポリマーの特性に影響を与える可能性がある。例えば、ポリマーの形態は典型的には触媒の形態に左右される。許容され得るポリマーの形態は各クラスの生成工程(例えば、スラリーのループ、二峰相、気相、等)に対して異なるが、典型的には、粒度の均一性および形状および許容され得るかさ密度を含む。
発明の要約
本発明は1つの態様において、触媒混合物の存在下でエチレンモノマーを重合する工程を含む、ポリエチレンを調製する方法であり、該触媒混合物はシリカに担持された第一のチーグラー−ナッタ触媒系および塩化マグネシウムに担持された第二のチーグラー−ナッタ触媒系を含む。
本発明は他の態様において、触媒混合物の存在下でエチレンモノマーを重合する工程を含む方法を使用して調製されるポリエチレンであり、該触媒混合物はシリカに担持された第一のチーグラー−ナッタ触媒系および塩化マグネシウムに担持された第二のチーグラー−ナッタ触媒系を含む。
本発明は更に他の態様において、ポリエチレンで調製される製品であり、該ポリエチレンは触媒混合物の存在下でエチレンモノマーを重合する工程を含む方法を使用して調製され、該触媒混合物はシリカに担持された第一のチーグラー−ナッタ触媒系および塩化マグネシウムに担持された第二のチーグラー−ナッタ触媒系を含む。
本発明の他の態様は、シリカに担持された第一のチーグラー−ナッタ触媒系および塩化マグネシウムに担持された第二のチーグラー−ナッタ触媒系を含む触媒混合物である。
本発明の詳細な理解およびより良い認識のために、付記の図面と関連してなされる本発明の以下の詳細な説明を参照するべきである。
Si/MgCl担持触媒混合物についての、ポリマーの割合に対する活性のグラフである。 Si/MgCl担持触媒混合物についての、ポリマーの割合に対するかさ密度のグラフである。 Si/MgCl担持触媒混合物についての、ポリマーの割合に対するメルト・フローのグラフである。 Si/MgCl担持触媒混合物についての、ポリマーの割合に対する剪断応答(shear response)のグラフである。 Si/MgCl担持触媒混合物についての、ポリマーの割合に対する幅のパラメーターのグラフである。
発明の詳細な説明
本発明は1つの態様において、第一のチーグラー−ナッタ触媒系と第二のチーグラー−ナッタ触媒系の存在下でエチレンを重合する工程を含む方法である。該適用の目的のためのチーグラー−ナッタ触媒系は、活性な触媒系を形成するための一種以上の助触媒および場合により一種以上の外部電子供与体と組み合わせたチーグラー−ナッタ遷移金属錯体である。第一のチーグラー−ナッタ触媒系と第二のチーグラー−ナッタ触媒系のためのチーグラー−ナッタ遷移金属錯体は同一でも異なってもよい。
本発明は他の態様において、シリカに担持された第一のチーグラー−ナッタ触媒系および塩化マグネシウムに担持された第二のチーグラー−ナッタ触媒系を含んでなる触媒混合物の存在下で、エチレンモノマーを重合する工程を含んでなる、ポリエチレンを調製する方法である。シリカ担持チーグラー−ナッタ触媒系は、それを参照することによりその全体を完全に本明細書に引用されたこととされる、2006年11月9日に公開された米国特許出願第2006/0252636号中に開示されたものであることができる。その中で、マグネシウムアルコキシドが4族、5族または6族の遷移金属錯体と混合されて、一般式:
MgM(OR)(ORCl
[式中、Mはグループ4族、5族または6族の遷移金属であり、Rは1〜20個の炭素を有し、置換アルキル基を含むことができるアルキルまたはアリール部分(moiety)であり、Rは1〜10個の炭素を有するアルキルまたはアリール部分であり、そしてpおよびqは0であるかまたは、p+qがMの最大の形式酸化状態に等しいような整数であ
る]
を有するマグネシウム遷移金属アルコキシド付加物を形成することが開示されている。マグネシウムアルコキシドは、このような化合物を調製する際に有用であることが当業者に知られているどんな方法によっても調製することができる。例えば、少なくとも2個の炭素を有する第一級アルコールはマグネシウムジアルキルと反応することができる。代表的なマグネシウムジアルキルはジエチルマグネシウム、ジプロピルマグネシウム、ジブチルマグネシウム、ブチルエチルマグネシウム、等を含む。代表的な第一級アルコールはメチル2−イソプロパノール、2−エチルヘキサノール、シクロヘキシルメタノール、4−メチルシクロヘキシルメタノールおよびシクロヘキシルエタノールおよびジエチレングリコールモノエチルエーテルを含む。
該第一級アルコールは1〜20個の炭素をもつことができるアルキルまたはアリール部分をもつことができ、それらに限定はされないが、−CF、−CCl等のような置換アルキル基、−O−SiOのような、Siおよびケイ素エーテルを含む基並びにニトロベンジル基およびアニソール基のようなアリール基を含む。
使用することができる遷移金属錯体の例は、それらに限定はされないが、VO(OPr)、Ti(OBu)、VO(OPr)ClおよびCr(OPr)のようなTi−、V−およびCr−アルコキシル−およびアルコキシクロロ−種を含む。幾つかの実施態様において、マグネシウム−遷移金属アルコキシド付加物はトルエン、ヘプタンおよびヘキサンのような非配位(non−coordinating)炭化水素溶媒中に可溶性である。不溶性および一部可溶性のマグネシウム−遷移金属アルコキシド付加物も使用することができる。
マグネシウム−遷移金属アルコキシド付加物の調製は、そこでアルミニウムアルキルが相溶化剤として働くアルミニウムアルキルのような有機金属物質の存在下で実施することができる。例えば、ブチルエチルマグネシウムおよびトリエチルアルミニウム(TEAl)を2−エチル−2−ヘキサノールと接触させて、相溶化剤のマグネシウムアルコキシドを形成し、次にそれがTi(OPr)Clと反応して触媒前駆体を形成することができる。
適した有機金属物質はそれらに限定はされないが、アルミニウムアルキル、アルミニウムアルキル水素化物、リチウムアルミニウムアルキル、亜鉛アルキル、マグネシウムアルキル等を含む。1つの態様において、有機金属物質はTEAlである。前駆体を有機金属物質と接触させると、溶液の粘度を減少させ、更にアルコールのような副産物を減少させることができる。
マグネシウム遷移金属アルコキシド付加物種はシリカ担体と接触されてシリカ担持触媒前駆体を形成する。有用なシリカ担体は例えば、ガラス質シリカを含む。これらは非晶質の合成生成物であり、しばしば、溶融シリカ(更にヒュームド・シリカ、エーロシルおよび熱分解(pyrogenic)シリカとも呼ばれる)と呼ばれる。これらは一般に、テトラハロゲン化ケイ素またはシリコン・テトラアルコキシドの気相加水分解により調製される。溶融シリカを製造する他の方法はSiOの蒸着、ケイ素の蒸着および酸化並びにケイ酸エステルのようなケイ素化合物の高温酸化および加水分解を含む。このようなシリカの調製は例えば、米国特許第4,243,422号および第4,098,595号に記載されており、その教示はそれを参照することにより本明細書に全体を引用されることとされる。それらはまた、参照することにより本明細書に全体を引用されたこととされる、米国特許第5,232,883号の方法を使用して調製することができ、担体は、噴霧口を通して室内に静電気を帯びたゲル化可能な液体シリカを噴霧することにより、巨大液滴を生成し、それが微小滴に分解し、それが室内に落下して、室内でゲル化が生成されるよ
うに調製することができる。
シリカ担体は球状または顆粒状形態を有する多孔質シリカ担体である。これらの担体は1つの態様において、約250〜約500m/gの表面積;約1.1〜2.5mL/gの細孔容積;約170〜約275Åの平均孔径および約10〜約110ミクロンの平均D50直径を有する。代表的なシリカ担体はFuji Silysia Chemical
Ltd.,からのP10、およびPQ CorporationからのPQ MS1733、等を含む。
シリカ担体の表面はマグネシウム遷移金属アルコキシド付加物と反応性であることができる。二種の成分はスラリー中でまたは担持触媒調製の当業者に知られたあらゆる他の方法で接触させることができる。幾つかの態様において、シリカ担体に対するマグネシウム遷移金属アルコキシド付加物の適用は約−40℃〜約200℃の範囲の温度で実施することができる。他の態様において、該適用は約0〜約100℃で、そして更に他の態様においては、約20〜約35℃で実施される。
次に、幾つかの態様において、該担持触媒前駆体をハロゲン化して、ハロゲン化担持触媒を形成する。更に、チタン化し、そしてハロゲン化することもできる。シリカ担持触媒をハロゲン化するために有用な物質は適当な触媒を生成するあらゆるハロゲン化剤を含む。幾つかのハロゲン化剤はまた、担持触媒中にチタンを取り込むために有用なチタン化剤として役立つことができる。例えば、TiClは触媒前駆体のチタン化およびハロゲン化の双方を実施することができる。
金属塩化物は望ましいハロゲン化剤および/またはチタン化/ハロゲン化剤であることができる。適切なハロゲン化剤および/またはチタン化/ハロゲン化剤の限定されない例は、III族、IV族およびV族のハロゲン化物、ハロゲン化水素またはハロゲン自体を含む。ハロゲン化剤および/またはチタン化/ハロゲン化剤の特定の例はBCl、AlCl、CCl、SiCl、TiCl、ZrCl、VOCl、VOCl、CrOCl、SbCl、POCl、PCl、HfClおよびTi(ORCl4−n(ここでRは1〜8個の炭素原子を有するアルキルであり、そしてnは0〜4である)である。2種以上の前記のいずれかの化合物の混合物もまた、ハロゲン化剤および/またはチタン化/ハロゲン化剤として使用することができる。他のハロゲン化剤および/またはチタン化/ハロゲン化剤はPhCHClおよびPhCOClのようなアルキルハロゲン化物並びに式R’SiX(4−n)[式中、Xはハロゲンであり、R’は1〜20個の炭素原子を有する置換または未置換ヒドロカルビルであり、そしてnは1〜3である]のアルキルハロシランを含む。
ハロゲン化剤および/またはチタン化/ハロゲン化剤の例は、SiCl、TiCl、TiCl(OR)4−nおよび前記の化合物のいずれか2種以上の混合物である。1つの態様は、ハロゲン化剤として、TiClと、そのRがブチル基であるTi(OR)の混合物を使用する。他の態様において、Rはプロピル基である。1つの態様において、TiCl対Ti(OR)のモル比は一般に約4〜約0.1の範囲にあり、約3〜約1の範囲にあってもよく、そして約2〜約1のより狭い範囲内にあってもよい。
一般に少なくとも1種のハロゲン化工程があり、2種以上の工程があることも可能である。適切なハロゲン化処理の限定されない例は、TiClとTi(OBu)の混合物による第一のハロゲン化処理、次にTiClによる第二のハロゲン化処理を含む。触媒および触媒前駆体のハロゲン化およびチタン化は、その内容が参照することにより本明細書に全体を引用されたこととされる、Coffy等に対する米国特許第6,693,058号に開示されている。
触媒前駆体のハロゲン化およびチタン化は所望の触媒成分を生成するために適切な条件下で実施することができる。ハロゲン化およびチタン化に適切な温度は一般に、幾つかの態様においては約−20℃〜約100℃の範囲内にあり、約0℃〜約75℃の範囲内にあってもよく、そして他の態様においては約25℃〜約65℃の、より狭い範囲内にあってもよい。
1つの態様において、ハロゲン化は約1〜約20、または約1〜約10の範囲内の、触媒に対するハロゲン化剤のモル比で実施することができ、そして約1〜約8のより狭い範囲内にすらあることができる。
前記の方法により製造される触媒は、更に、助触媒成分と組み合わせてオレフィンの重合に適切な触媒系を生成することができる。1つの態様において、遷移金属含有触媒と一緒に使用される助触媒は、アルミニウムアルキル、亜鉛アルキル、マグネシウムアルキル、それらの混合物等のようなIa族、IIa族およびIIIa族の金属の有機金属化合物である。使用することができる代表的な有機金属化合物はトリアルキルアルミニウム化合物である。1つの態様において、助触媒成分はTEAlである。
マグネシウム担持チーグラー−ナッタ触媒は当業者に知られたあらゆるものであることができる。本発明の1つの態様において、マグネシウム担持チーグラー−ナッタ触媒は少なくとも3工程:(1)金属ジアルキルおよびアルコールの反応生成物としてのジアルコキシドの調製、(2)金属ジアルコキシドとハロゲン化/チタン化剤の反応生成物としての可溶性触媒前駆体の調製、並びに(3)可溶性触媒前駆体と沈殿剤の反応生成物としての最終固形触媒成分の沈殿、を有する方法により調製されるものである。沈殿剤はまた、幾つかの態様においては、ハロゲン化/チタン化剤であることができる。例えば更なるハロゲン化/チタン化工程のような当業者に知られているような更なる工程を、本発明を実施する工程に含むことができ、各工程の実施は異なる場所または製造施設で起る可能性があるが、3種の明記された工程は従来使用されたものと考えることができる。
金属ジアルキルはIIA族の金属ジアルキルを含むことができる。金属ジアルキルは例えば、マグネシウムジアルキルであることができる。適切な、限定はされない例は、ジエチルマグネシウム、ジプロピルマグネシウム、ジブチルマグネシウム、ブチルエチルマグネシウム(BEM)等を含む。1つの態様においては、ブチルエチルマグネシウムを使用することができる。
該アルコールは1つの態様において、式R1’OHにより表されるどんな化合物であってもよく、前記のような反応において所望の金属ジアルコキシドを生成する工程を使用することができる。与えられた式において、R1’は2〜20個の炭素原子のアルキル基であることができる。適切なアルコールの限定されない例は、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、2−メチル−ペンタノール、2−エチルヘキサノール、等を含む。線状または分枝に拘らず、ほとんどあらゆるアルコールを使用することができると考えられるが、より高次の分枝アルコール、例えば2−エチル−1−ヘキサノール(2−エチルヘキサノールとも呼ばれる)を具体的な態様に使用することができる。
結果が所望の金属アルコキシドであるならば、金属ジアルキルに対するアルコールの量は広範に異なる可能性がある。例えば、金属ジアルキルに対して約0.01〜約10当量のアルコールのレベルを使用することができる。幾つかの態様においては、約0.5〜約6当量の範囲内のレベルを使用することができ、他の態様においては、約1〜約3当量の範囲内のレベルを選択することができる。
選択される金属ジアルキルが溶液に添加される時に遭遇する可能性がある問題は溶液粘度の劇的な増加である可能性がある。この望ましくない高粘度は、個々のアルキル金属の分子間の結合を破壊するように作用する、例えばTEAlのようなアルミニウムアルキルを該溶液に添加することにより減少させることができる。従って、幾つかの態様においては、0.001:1〜1:1のアルキルアルミニウム対金属の比率のアルキルアルミニウムを含むことが望ましいかも知れない。他の態様においては、該比率は0.01:1〜0.5:1であり、そして更に他の態様においては、該比率は0.03:1〜0.2:1であることができる。更に、アルキル金属の粘度を更に減少させるために、エーテル、例えばジイソアミルエーテル(DIAE)のような電子供与体を使用することができる。金属に対する電子供与体の典型的な比率は0:1〜10:1の範囲内にあり、0.1:1〜1:1の範囲内にあってもよく、以下に更に考察される。
本発明の実施に際し、ジアルキル金属とアルコールの反応により生成される金属ジアルコキシドは、そのRが1〜20個の原子のヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであることができる一般式Mg(ORのマグネシウム化合物であることができる。1つの態様においては、金属ジアルコキシドは非還元性であることができる。使用することができる金属ジアルコキシドの種の限定されない例は、マグネシウムジ(2−エチルヘキソキシド)および他のIIA族金属のジアルコキシドを含み、アルキルマグネシウム化合物(MgR、すなわちそのRおよびRがそれぞれ独立に1〜10個の炭素原子のあらゆるアルキル基であることができる金属ジアルキル)をアルコール(ROH)および、そのRが1〜10個の炭素原子のあらゆるアルキル基であることができるアルミニウムアルキル(AlR )と反応させることにより生成することができる。適切なマグネシウムジアルキル化合物は例えば、ジエチルマグネシウム、ジプロピルマグネシウム、ジブチルマグネシウムおよびブチルエチルマグネシウム(BEM)を含む。MgR化合物はBEMであることができ、ここでマグネシウムジアルコキシドに加えて反応生成物はRHおよびRHとして表され、それぞれブタンおよびエタンであることができる。
一般化した反応スキームの第二の工程において、金属ジアルコキシドをハロゲン化剤と反応させて可溶性触媒前駆体を形成することができる。この工程は1種以上の部分(part)で達成することができる。この場合、幾つかの態様においては、式ClAR に準拠する化合物をハロゲン剤として選択することができる。その式中Aは、1個の塩化物をアルコキシドと置換することができる非還元性好酸素性(oxyphilic)化合物であり、Rはヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、そしてxはAの原子価マイナス1であることができる。Aの例はチタン、ケイ素、アルミニウム、炭素、錫およびゲルマニウム、そして幾つかの態様においては、そのxが3であることができるチタンまたはケイ素を含む。チタンが含まれる場合は、その物質はハロゲン化/チタン化剤と呼ぶことができる。Rの例は、2〜6個の炭素原子を有するメチル、エチル、プロピル、イソプロピル等を含む。使用することができるハロゲン化/チタン化剤の限定されない例は、ClTi(OiPr)、およびハロゲン化剤としてのClSi(Me)であり、そのMeはメチルでありそしてiPrはイソプロピルである。
ハロゲン化は、幾つかの態様に従うと、不活性雰囲気下で炭化水素溶媒中で実施することができる。適切な溶媒の限定されない例はトルエン、ヘプタン、ヘキサン、オクタン等を含む。このハロゲン化工程において、金属アルコキシド対ハロゲン化剤のモル比は、幾つかの態様においては、約6:1〜約1:3の範囲内、そして他の態様においては、約3:1〜1:2、そして更に他の態様においては、約2:1〜1:2の範囲内にあり、そしてまだ他の実施においては、約1:1であることができる。
ハロゲン化は例えば、約0℃〜約100℃の温度で、そして例えば約0.25〜約24時間の範囲内の反応時間で実施することができる。他の態様においては、約20℃〜約90℃の温度を使用することができ、そして例えば反応時間は約1〜約4時間にわたることができる。
行われるハロゲン化、この場合塩素化は、幾つかの態様においては不確定な組成物のものである可能性がある、可溶性触媒前駆体である反応生成物をもたらす。このような生成物は、幾つかの態様においては、そのXがハロゲンであり、Rがすでに定義されたような2〜20個の炭素原子のアルキル基であることができる式XMg(OR)により表すことができる、一部ハロゲン化された金属化合物である。例えば、該生成物は本明細書で会合錯体を表すものと定義される付加物であることができる。1つのこのような付加物または錯体は例えば、そのEtHexがエチルヘキソキシドである、Mg(O−2−EtHex).ClTi(OiPr)であることができると考えられる。そのRが線状または分枝C〜C20アルキルまたはアルキル部分(moiety)である一般式ClTi(ORをもつあらゆる化合物もまた、この生成物として本発明とともに使用することができる。幾つかの態様においては、可溶性触媒前駆体は、それらの会合の成分または性状に拘らず実質的に可溶性であり、それは本明細書では触媒合成溶液中少なくとも約90重量パーセント、そして望ましい態様においては約95重量パーセントを超える溶解度をもつものと定義される。
可溶性触媒前駆体の形成後、ハロゲン化/チタン化剤は所望の最終固形触媒成分を沈殿させる目的に使用することができる。従って、その幾つかはチタンを含むことができ、従ってチタン化剤として二重に役立ち、金属ジアルコキシドとのその物質の反応により可溶性触媒前駆体を形成する際に使用することができる他のハロゲン化剤から、その効果に関して、それを更に明瞭に区別するために、本物質は、本明細書では「沈殿剤」と呼ばれる。沈殿剤は幾つかの態様においては、二種のテトラ−置換チタン化合物のブレンドであることができ、その4個すべての置換基は同一であり、該置換基はハロゲン化物であるか、または代わりの態様においては、TiClおよび、そのBuがブチルであるTi(OBu)のような、2〜10個の炭素原子をもつアルコキシドまたはフェノキシドである。他の態様においては、沈殿剤は単一の化合物であってもよい。
1つのブレンドが選択される場合、幾つかの態様においては、チタンハロゲン化物と有機チタネートの組み合わせ物を選択することができる。例えば、TiClとTi(OBu)のブレンドを使用することができる。幾つかの望ましい態様においては、Ti(OBu)ClとTi(OBu)Clのブレンドを沈殿剤として選択することができる。例えば、TiClとTi(OBu)のブレンドが選択される場合は、成分の割合は0.5:1〜6:1の範囲、そして幾つかの態様においては、約2:1〜3:1の範囲にわたることができる。
幾つかの態様においては、沈殿は室温で実施することができる。次に当業者に知られたあらゆる適切な回収法により固形の触媒成分を回収し、次に、望ましくはヘキサンのような溶媒で室温/外気温で洗浄することができる。1つの態様においては、固形の触媒成分は[Ti]が約100ミリモル/L未満になるまで洗浄される。[Ti]は、本明細書に記載の反応生成物の部分ではないチタン物質を含んでなると考えられる、第二世代のチーグラー触媒として作用することができるあらゆるチタン物質を表す。幾つかの態様において、所望される場合は、次に、生成される触媒成分を更なるハロゲン化/チタン化工程にかけて、代わりのおよび/または更なる触媒生成物を生成することができる。幾つかの態様においては、各ハロゲン化/チタン化工程後に、[Ti]が所望量、例えば約100ミリモル/L未満、約50ミリモル/L未満または約20ミリモル/L未満になるまで固形生成物を洗浄することができる。
沈殿工程後にハロゲン化/チタン化剤が望まれる態様においては、例えば四塩化チタン(TiCl)のようなチタンハロゲン化物を選択することができる。この場合はハロゲン化/チタン化剤をスラリーに添加することができる。この添加はしばしば外気温/室温で実施することができるが、それは更に他の温度および圧力下で、そして多様な条件下で実施することもできる。このような更なる物質の量は約1.0〜5.0当量、他の態様においては、望ましくは、約2.0当量、そして他の態様では、約0.25〜約4当量、更に他の態様においては、約0.3〜約3当量、そしてまだ他の態様においては、約0.4〜約2.0当量のチタン対マグネシウム比であることができる。1つの望ましい態様においては、沈殿後工程に使用されるハロゲン化/チタン化剤の量は約0.45〜約1.5当量であることができる。
幾つかの態様においては、担持触媒または触媒前駆体を処理するために内部電子供与体を使用することができる。内部電子供与体はハロゲン化工程中またはその後に添加することができる。ポリオレフィン触媒の調製に使用される内部電子供与体は知られており、そして適切な触媒を提供するあらゆる適切な内部電子供与体を使用することができる。ルイス塩基としても知られる内部電子供与体は、触媒に電子対を供与することができる、酸素、窒素、リンまたは硫黄の有機化合物である。内部電子供与体は単官能性でもまたは多官能性化合物でもよく、脂肪族または芳香族カルボン酸およびそれらのアルキルエステル、脂肪族または環式エーテル、ケトン、ビニルエステル、アクリル誘導体、特にアルキルアクリレートまたはメタクリレートおよびシランの中から選択することができる。使用される内部電子供与体の量は広範にわたることができ、一般に約0.01〜約2当量の範囲内にあるが、約0.05〜約0.5当量の範囲内にあることができる。幾つかの態様においては、触媒前駆体は約0.5時間〜約4時間の範囲の接触期間だけ内部電子供与体と接触させることができる。1つの態様においては、約1時間〜約2時間の範囲が使用される。
外部電子供与体は調製の最後に添加するか、または重合期間中に触媒の使用とともに使用することができ、それらに限定はされないが、アルコキシシランを含む、当業界に知られた物質を含む。
本発明の方法は溶媒中で実施することができる。該方法はあらゆる適切な溶媒または反応媒質内で実施することができる。適切な溶媒または反応媒質の限定されない例は、トルエン、ヘプタン、ヘキサン、オクタン等を含む。溶媒の混合物も使用することができる。
α−オレフィンを含むオレフィン類の重合には、本明細書に記載の触媒(触媒前駆体、触媒および触媒系を含む)を使用することができる。本発明の触媒は例えば、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンテン、ヘキセン、4−メチルペンテンおよび少なくとも2個の炭素原子を有する他のアルケン並びに更にそれらの混合物を触媒するために有用である。これらの触媒はポリエチレンを生成するためのエチレンの重合に使用することができる。このようなオレフィン重合法は一般に周知であり、あらゆる適切な方法を使用することができる。
本発明は塩化マグネシウム担持触媒とシリカ担持触媒の混合物を使用してポリエチレンを調製するためのエチレンを重合する工程を含む。双方ともチーグラー−ナッタ型触媒ではあるが、これらの触媒はポリマーを調製するために単独で使用される時には異なる特性をもつことができる。一般に、塩化マグネシウム担持触媒は比較的高い活性をもち、比較的狭い分子量分布および低い剪断応答をもつポリマー(およびコポリマー)を生成する。それに対し、本発明の方法とともに有用なシリカ担持触媒は、比較的低い活性および高い剪断応答をもち、比較的広い分子量分布をもつポリマー(およびコポリマー)を調製するために使用することができる。
本発明の方法は例えば、優れた物理的特性および加工特性をもつフィルムを得るために使用することができる。触媒の混合は、ポリマーのすべての言及された(referenced)特性が影響を受けることができるように実施することができるが、一つの態様においては、本発明の方法は生成されるポリマーのレオロジー特性を望ましく改良するために使用することができる。特に、生成物ポリマー中の各触媒由来のポリマーの相対的百分率を調整することにより、かさ密度および幅のパラメーターを実質的に変更することができる。これは、特定の適用に対するポリマーの特性の「調整(tuning)」を可能にする。
例えば、本発明の一つの態様において、ポリマーの剪断減粘を増加することができる。良好なまたは比較的高い剪断減粘を有するポリマーはブロー成形の適用に有用である。あるいはまた、ポリマーの剪断減粘は低下または減少させることができ、幾つかの態様において、生成されるポリマーはバリヤー・フィルムの適用に有用である。
一般的に言うと、レオロジーの幅は、粘度における、ニュートン型と、べき乗則型の剪断速度もしくは周波数依存性の間の転移領域(transition region)の幅を表し、樹脂における緩和時間の分布の関数であり、それは順次、樹脂の分子構造の関数である。幅のパラメーターは、線形粘弾性動力学振動周波数掃引実験を使用して形成した流れ曲線を修正Carreau−Yasuda(CY)モデルと適合させることにより、Cox−Merz法則を想定して実験的に決定される。Cox−Mertz法によると、複素粘性率の大きさは光線の周波数と剪断速度の等価において等しい(Cox,W.P.およびMertz,E.H.,“Correlation of Dynamic and Steady Flow Viscosities(動的および定流粘度の相関),”J.Polym.Sci.,28(1958)619−621)。(CY)モデルに関する更なる詳細はHieber,C.A.,Chiang,H.A.,Rheol.Acta.,28,321(1989);Hieber,C.A.,Chiang,H.H.,Polym.Eng.Sci.,32,931,(1992):中に認めることができる。パラメーター「a」は次のように計算される:
η = ηβ[1+(λν)a]n−1/a
[式中、
η = 粘度(Pa・s);
ν = 剪断速度(1/s);
a = レオロジーの幅[ニュートンおよびべき乗則動態間の転移領域の幅を表す];
λ = 緩和時間、秒[時間で転移領域の位置を表す];および
n = べき乗則定数[高剪断速度領域の最終勾配を定義する]。
モデルの適合を容易にするために、べき乗則定数(n)を一定値、例えばn=0に保つ。樹脂のレオロジーの幅の増加は、樹脂に対する幅のパラメーター、aの値の減少として認められる。
幾つかの態様において、レオロジーの幅のパラメーターは、約0.11〜約0.26である。他の態様においては、レオロジーの幅のパラメーターは約0.15〜0.24または約0.17〜約0.20である。
剪断減粘または剪断応答はポリエチレン樹脂の加工性を算定するために使用される指標である。剪断応答はHLMIとMI5の比率である。HLMIおよびMI5はASTM D1238の方法を使用し、190℃の温度における5.0kgおよび21.6kgそれぞれの負荷を使用して決定される。MI5およびHLMIはポリマーの分子量分布を広く、反比例して示す。本発明の方法により調製されるポリマーの剪断応答は幾つかの態様に
おいては、約9〜約18の範囲内にあることができる。他の態様においては、剪断応答の値の範囲は約12〜約15であることができる。更に他の態様においては、剪断応答は約13〜14である。
本発明の方法はポリエチレンを調製する当業者に有用であることが知られているどんな方法にも使用することができる。例えば、該方法は、単一ループ反応器または二重ループ反応器で使用することができる。該方法は、撹拌および/または非撹拌容器の反応器で使用することができる。1つの態様において、シリカ担持および塩化マグネシウム担持触媒を反応器中に同時に供給する。代わりの態様においては、二種の触媒系を連続して供給する。更に他の態様においては、触媒系の一方を二重ループ反応器の第一のループに供給し、他方第二の触媒系を二重ループ反応器の第二のループに供給する。
本発明の混合触媒系は当業者に知られた、ポリエチレンを調製するために有用なあらゆる比率で含まれることができる。例えば、一つの態様において、マグネシウム担持触媒に対するシリカ担持触媒の重量パーセント比率は50:1〜1:50である。他の態様において、それは25:1〜1:25である。更に他の態様において、それは1:9〜9:1である。他の態様においては、その比率は1:4〜4:1であり、そして更に他の態様においては、その比率は3:7〜7:3である。まだ更に他の態様においては、その比率は2:3〜3:2または1:1である。
本発明の方法により生成されるポリマーは、使用される各触媒に帰されるポリマーの割合を含むことができる。例えば、1つの態様においては、シリカ担持触媒に帰されるポリマーの重量百分率は約80〜約20パーセントであることができる。他の態様においては、シリカ担持触媒に帰されるポリマーの重量百分率は約60〜約40パーセントであることができる。更に他の態様においては、シリカ担持触媒に帰されるポリマーの重量パーセントは約50パーセントであることができる。
本発明のポリオレフィンは広範な生成物を生成するための例えば押し出し工程のような多様な適用における使用に適することが望ましい。これらの押し出し工程は例えば、インフレートフィルム押し出し、流延フィルム押し出し、スリットテープ押し出し、ブロー成形、パイプ押し出しおよび発泡シート押し出しを含む。これらの工程は単層押し出しまたは多層同時押し出しを含むことができる。最終使用の適用は例えば、フィルム、繊維、パイプ、織物素材、女性の生理用品、食品包装物、野菜の袋、圧力定格パイプ等を含むことができる。
本発明の方法はホモポリマーを生成するためにエチレンを使用して実施することができる。本発明の目的のための用語ポリマーおよびポリエチレンは、ポリエチレンホモポリマーに加えて、エチレンと他のモノマーとのコポリマーを含むように定義される。本発明の方法とともに使用することができるコモノマーの例は、プロピレン、ブテン、ヘキセン、オクテン、4−メチル−ペンテン、等のような1−オレフィン並びにC121−オレフィンまでのそれらの混合物を含む。一つの態様において、コモノマーは望ましくはヘキセンである。
本発明は一般的に説明されてきたが、以下の実施例は、本発明の具体的な態様として、そしてそれらの実施および利点を示すために与えられる。実施例は実例により与えられ、そしてどんな方法でも明細または以下の請求項を限定する意図はもたれないことが理解される。
実施例1
Si担持触媒および塩化Mg担持触媒を使用した。二種の触媒は以下の表1に示した比率で混合した。触媒混合物は、各サンプルに対し、表2に示した条件に従ってポリエチレンを調製するために使用した。生成された樹脂を回収し、物理的試験にかけた。
シリカ担持触媒はBEM(1.6ミリモル)、TEAl(0.143ミリモル)およびヘキサン(50mL)を充填した100mLのシュレンク・フラスコを使用して調製した。2−エチルヘキサノール(3.68ミリモル)の溶液(10mLのヘキサン中)を、急速に撹拌しながら、該フラスコに滴下添加した。混合物を1時間撹拌した。ClTi(OPr)(1.6ミリモル)の溶液(10mLのヘキサン中)を反応混合物に添加した。次に、1時間後に、この溶液を、2.0gの、表3に示す特性をもつシリカを含むシュレンク・フラスコに移した。該スラリーを1時間撹拌した。次に撹拌を中断し、固形物を沈降させた。上澄みをデカントし、固形物をヘキサンで洗浄した(3×50mL)。固形物をヘキサン(80mL)中に再懸濁させ、TiCl(6.4ミリモル)を滴下添加した。添加完了後、スラーリーを更に1.5時間混合した。この後、固形物を沈降させ、上澄みをデカントした。生成された黄色の固形物を洗浄し(3×50mLのヘキサン)、ヘキサン(100mL)中に再懸濁させた。TEAl(0.25ミリモル)の溶液をスラーリーに滴下添加した。混合物を1時間撹拌した。上澄みをデカントし、生成された褐色の固形物をヘキサン(50mL)で洗浄し、真空乾燥した。
塩化マグネシウム担持触媒は、強力な窒素パージ下で、12時間超、約100℃を僅かに超える温度で焼結された1.0LのBuchi反応器を使用して調製した。250mLのサイダービン中に、53.64gの、20.6重量パーセントのブチルエチルマグネシウム(0.11Al重量パーセント)を回収し、ヘキサンで200mLの総容量になるまで希釈した。この透明で無色の溶液をカニューレによりBuchi反応器に移送した。次に反応に添加した100mLのヘキサンでサイダービンをすすいだ。撹拌は200rpmで開始した。
100mLのメス・シリンダー中に、26.90gの生の2−エチルヘキサノールを回収し、次にヘキサンで50mLの総容量になるまで希釈した。23分間にわたりこの透明で無色の溶液をBuchi反応器中の溶液にカニューレで移送した。溶液温度は24.1℃〜34.5℃に上昇した。生成された溶液は粘性で、透明で、無色であった。添加完了時に、約35mLのヘキサンでメス・シリンダーを反応器中にすすぎ、内容物、すなわちマグネシウムアルコキシドを1時間撹拌した。
250mLのサイダービン中に、77.50gの、1.0Mのハロゲン化/チタン化剤として使用されたClTi(OiPr)を回収した(約100mL容量)。この僅かに黄色の透明な液体を24分間にわたりBuchiにカニューレ移送した。添加後、サイダービンを約15mLのヘキサンでBuchi中にすすいだ。反応物を1時間撹拌した。
500mLのメス・シリンダー中に沈殿剤としての239.9gの、30重量パーセントの2TiCl/Ti(OBu)混合物を回収した(約310mLの容量)。この灰橙色の液体を64分間にわたり反応物にカニューレ移送した。混合物を1時間撹拌した。この反応生成物を沈降させ、次に上澄みをデカントした。生成された固形物を200mLのヘキサンで3回洗浄し、次に固形物を200mLのヘキサン中に懸濁させた。
100mLのメス・シリンダー中に100ミリモル(19.0g)のTiClを回収し、次にヘキサンで50mLの総容量になるまで希釈した。この溶液を室温で20分間にわたりBuchi反応器中の溶液にカニューレ移送した。反応混合物を室温で更に1時間撹拌した。反応混合物を沈降させ、次に上澄みをデカントした。固形物を200mLのヘキサンで洗浄した。次に固形物を200mLのヘキサン中に懸濁させた。100mLのメ
ス・シリンダー中に100ミリモル(19.0g)のTiClを回収し、次にヘキサンで総容量50mLになるまで希釈した。この溶液を室温で20分間Buchi反応器中の溶液にカニューレ移送した。次に反応混合物を室温で更に1時間撹拌した。反応混合物を沈降させ、次に上澄みをデカントした。固形物を200mLのヘキサンで3回洗浄した。次に固形物を150mLのヘキサン中に懸濁させた。
100mLのメス・シリンダー中に16ミリモル(7.39g)のTEAlを回収し、次にヘキサンで50mLの総容量になるまで希釈した。この溶液を室温で25分間にわたりBuchi反応器中の溶液にカニューレ移送した。次に触媒を室温で更に1時間撹拌した。次に触媒をデカントし、200mLのヘキサン中に再スラーリー化した。
各ポリエチレンを調製後、サンプルの活性につき試験し、結果を図1に示す。サンプルのかさ密度につき試験し、結果は図2に示す。サンプルのメルト・インデックスにつき試験し、結果を図3に示す。サンプルの剪断応答につき試験し、結果を図4に示す。サンプルのレオロジーの幅につき試験し、幅のパラメーターを図5に示す。
Figure 2011511135
Figure 2011511135
Figure 2011511135
サンプルの考察
実験の結果は、使用される二種の触媒系の比率を変えることにより、それらにより調製されるポリマーのかさ密度、メルトフロー特性、剪断応答およびレオロジーの幅を操作または調整することができることを示す。

Claims (25)

  1. 触媒混合物の存在下でエチレンモノマーを重合する工程を含んでなる、ポリエチレンを調製する方法であって、該触媒混合物がシリカに担持された第一のチーグラー−ナッタ触媒系および塩化マグネシウムに担持された第二のチーグラー−ナッタ触媒系を含んでなる、方法。
  2. シリカに担持された第一の触媒および第二の触媒が混合され、そして反応器中に導入される、請求項1の方法。
  3. 第一の触媒および第二の触媒が連続的に反応器中に導入される、請求項1の方法。
  4. 第一の触媒および第二の触媒が同時に反応器中に導入される、請求項1の方法。
  5. 内部電子供与体を使用する工程を更に含んでなる、請求項1の方法。
  6. 外部電子供与体の使用を更に含んでなる、請求項1の方法。
  7. トルエン、ヘプタン、ヘキサン、オクタンおよびそれらの混合物よりなる群から選択される溶媒の使用を更に含んでなる、請求項1の方法。
  8. シリカ担持チーグラー−ナッタ触媒系が、約250〜約500m/gの表面積;約1.1〜2.5mL/gの細孔容積;約170〜約275Åの平均孔径および約10〜約110ミクロンの平均D50直径を有するシリカ担体を使用して調製される、請求項1の方法。
  9. シリカに担持された第一のチーグラー−ナッタ触媒系と塩化マグネシウムに担持された第二のチーグラー−ナッタ触媒系の比率が約50:1〜約1:50である、請求項1の方法。
  10. シリカに担持された第一のチーグラー−ナッタ触媒系と塩化マグネシウムに担持された第二のチーグラー−ナッタ触媒系の比率が約25:1〜約1:25である、請求項9の方法。
  11. シリカに担持された第一のチーグラー−ナッタ触媒系と塩化マグネシウムに担持された第二のチーグラー−ナッタ触媒系の比率が約1:1である、請求項9の方法。
  12. ポリエチレンがループ反応器中で調製される、請求項1の方法。
  13. ポリエチレンが撹拌容器の反応器中で調製される、請求項1の方法。
  14. シリカに担持された第一のチーグラー−ナッタ触媒系と塩化マグネシウムに担持された第二のチーグラー−ナッタ触媒系の比率を変更することにより、調製されるポリエチレンのレオロジーの幅(rheological breadth)を変更する工程を更に含んでなる、請求項1の方法。
  15. レオロジーの幅のパラメーター、aがシリカに担持された第一のチーグラー−ナッタ触媒系の量を増加する工程により減少される、請求項14の方法。
  16. 請求項1の方法により調製されるポリエチレン。
  17. ポリエチレンが約0.11〜約0.26のレオロジーの幅のパラメーターを有する、請求項16のポリエチレン。
  18. ポリエチレンが約9〜18の剪断応答を有する、請求項16のポリエチレン。
  19. ポリエチレンが約12〜15の剪断応答を有する、請求項18のポリエチレン。
  20. 請求項16のポリエチレンを含んでなる製品。
  21. 製品がインフレートフィルム押し出し、流延フィルム押し出し、スリットテープ押し出し、回転成形、ブロー成形、パイプ押し出しおよび発泡シート押し出しを使用して製造される、請求項20の製品。
  22. 製品がフィルム、繊維、パイプ、織物素材、女性用生理用品、食品包装物、野菜の袋、または圧力定格パイプである、請求項20の製品。
  23. シリカに担持された第一のチーグラー−ナッタ触媒系および塩化マグネシウムに担持された第二のチーグラー−ナッタ触媒系を含んでなる、触媒混合物。
  24. シリカに担持された第一のチーグラー−ナッタ触媒系と塩化マグネシウムに担持された第二のチーグラー−ナッタ触媒系の比率が約50:1〜約1:50である、請求項23の触媒系。
  25. シリカ担持チーグラー−ナッタ触媒系が約250〜約500m/gの表面積;約1.1〜2.5mL/gの細孔容積;約170〜約275Åの平均孔径および約10〜約110ミクロンの平均D50直径を有するシリカ担体を使用して調製される、請求項23の触媒混合物。
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