JP2011510349A - 口腔内触知フィードバックのための方法及び装置 - Google Patents

口腔内触知フィードバックのための方法及び装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、口腔内触知フィードバックを提供することにより、特定の言語音に対応する口腔調音器官、特に舌、の特定の構成を教えるための使用法と装置に関する。口腔内触知フィードバックは、標的の音を発音するために必要とされる正しい舌の位置に対応する患者の口腔内の位置にノードを配置することにより達成される。これらのノードは、標的の音が正しく発音されると触知の違いを与えることにより、標的の言語音に対応する正しい舌の位置を同定することを容易にする。

Description

本発明は発音、発語及び言語の治療の分野に関する。特に、本発明は口腔内において舌と相互作用するための方法及び装置に関する。
人間の言語の音声信号を含む言語音を発音するためには、複雑な組み合わせの協調した筋肉動作が実現されなければならない。各言語音は、特有の一連の動作を行うことを必要とする。例えば、舌は、しばしば正確な動作の順序に従って、形を変え、及び/または口腔内の様々な目印と接触しなければならない。多くの人々、特に子どもたちは、特定の言語音を発音するのに必要な特定の動作の順序を実現できないことがある。そのような人々にとっては、不適切な動作の順序によって彼らの発話の全体的な明瞭さに影響するゆがんだ言語音がもたらされることがある。発言者の世界で確立された基準に従って通常受け入れられる音声パターンをつくれないことは、構音障害として知られている。
構音障害を治療するための伝統的な方法では、口腔の調音器官の正しい動き及び位置を示すために複雑な視覚的と言葉による手掛かりとを用いる。しかしながら、歯の裏側でおこる必要とされる舌の位置、形状及び動きを患者に教えることが困難であるため、正しい舌の位置、形状及び動きを必要とする言語音を教えることは困難である。その結果として、伝統的な視覚的そして言葉による手掛かりによって教わる際、患者がこれらの種類の複雑な動作パターンを真似ることは困難である。特に、正しい舌の形状及び動きを教えるために用いられる、言葉による複雑な手掛かりは、より若い患者にとって理解しにくいことがある。
本発明は、発音、発語、言語の治療または訓練のときに口腔内触知フィードバックを提供するための装置及びキットに関する。本発明の一態様によると、会話構音障害は、標的とする“音”を発音するための正しい舌の位置を示すために患者に触知フィードバックを提供することにより治療することができる。ここに用いられる用語“音”は音声用語の音素及び異音を含む。治療の間に提供される触知フィードバックによって患者は、標的の音が適切に発音される際に、標的の音が適切に発音されたことを知ることができる。標的の音を適切に作るための触知フィードバックを提供するために、患者の口腔内の標的の音を発音するために必要とされる正しい舌の位置に対応する位置に一つ以上のノードが置かれることがある。ノードは様々な標的の音について必要とされる正しい舌の位置、形状及び/または動きの手掛かりとなるように特別に構成し、調整することができる。
本発明の他の態様によると、口腔内の触知フィードバックを提供することにより、特別な言語音に対応する正しい舌の位置を示すための装置が提供される。その装置は、一般に、一つ以上のノードと、口腔内でノードを支持する、及び/または位置付けるための手段とを含むことができる。ノードは様々な形状をとることができ、特別な標的の音について必要とされる正しい舌の位置、形状及び/または動きの手掛かりとなるように特別に構成することができる。いくつかの実施例では、ノードは、静的な舌の位置だけでなく、動的な舌の動きも示すことができる。ノードを支持する、及び/または位置付けるための手段は、様々な構成をとることができる。しかし、ノードを支持する、及び/または位置付けるための手段は、標的の音を発音する際最小の物理的な障害でそのノードを動かし触れることができるように構成することが望ましい。ハンドル、接着剤、歯の上で支持される装着帯、組織の上の装着帯、外部の周辺部(ヘッドギア、眼鏡類などの)の上の装着帯及び口のくり形を含む、口腔内でノードを支持する、及び/または位置付けるための手段については多くの可能な実施例がある。
ここに記述される方法及び装置に従って、様々な種類の子音を治療し、または訓練するために、治療専門家は、言語音を作る際の様々な舌の位置を手掛かりとすることができなければならない。治療専門家は、異なる言語音を適切に発音するための様々な舌の位置の手掛かりとすることができる適切な触知フィードバックを提供するため、様々なノードの構成を用いる必要があることがある。そのようにして、本発明の他の特徴によると、複数の言語音を発音するために適切な触知フィードバックを提供する一つ以上の装置を含むキットが提供される。
本発明の他の実施例は、患者に正しい舌の位置を教えて様々な音を適切に発音させる、患者の会話構音障害の治療のため、ここに開示されるキットの一つ以上の物品を用いることに関する。例えば、キットの一つ以上の物品は、聴覚障害者、後天的な発語失行を持つ患者、発達性の発語失行を持つ患者または構音障害を持つ患者の会話構音障害の治療のために、または母国語と異なる言語の訓練のために用いることができる。
本発明の追加の特徴及び利点は、添付する図を参照とする説明に役立つ実施例の以下の詳細な記述によって明らかにされるであろう。
会話構音障害の治療のための方法の典型的な実施のフローチャートを示す。 会話構音障害の治療のための他の方法の典型的な実施のフローチャートを示す。 会話構音障害の治療のための他の方法の典型的な実施のフローチャートを示す。 適切に/r/音を発音するために必要な舌の位置の正しい前進を示す、患者の口腔内の標的の一連の典型的な配置を示す。 適切に/r/音を発音するために必要な舌の位置の正しい前進を示す、患者の口腔内の標的の一連の典型的な配置を示す。 適切に/l/、/t/及び/d/音を発音するために必要な正しい舌の位置を示す、患者の口腔内の標的の典型的な配置を示す。 適切に/l/、/t/及び/d/音を発音するために必要な正しい舌の位置を示す、患者の口腔内の標的の典型的な配置を示す。 適切に/k/及び/g/音を発音するために必要な正しい舌の位置を示す、患者の口腔内の一対の標的の典型的な配置を示す。 適切に/k/及び/g/音を発音するために必要な正しい舌の位置を示す、患者の口腔内の一対の標的の典型的な配置を示す。 適切に/s/及び/z/音を発音するために必要な正しい舌の位置を示す、患者の口腔内の標的の典型的な配置を示す。 適切に/s/及び/z/音を発音するために必要な正しい舌の位置を示す、患者の口腔内の標的の典型的な配置を示す。 適切に/τΣ/(ch)と/δZ/(j)音を発音するために必要な正しい舌の位置を示す、患者の口腔内の標的の典型的な配置を示す。 適切に/τΣ/(ch)と/δZ/(j)音を発音するために必要な正しい舌の位置を示す、患者の口腔内の標的の典型的な配置を示す。 適切に/j/(y)音を発音するために必要な正しい舌の位置を示す、患者の口腔内の一対の標的の典型的な配置を示す。 適切に/j/(y)音を発音するために必要な正しい舌の位置を示す、患者の口腔内の一対の標的の典型的な配置を示す。 言語音を適切に作るために舌の突出を防ぐ、ノードの典型的な配置を示す。 歯にはさむ装着帯の装置の典型的な実施例を示す。 歯にはさむ装着帯の装置の典型的な実施例を示す。 歯にはさむ装着帯の装置の典型的な実施例を示す。 歯にはさむ装着帯の装置の典型的な実施例を示す。 歯に接着する装着帯の装置の典型的な実施例を示す。 歯に接着する装着帯の装置の典型的な実施例を示す。 組織に接着する装着帯の装置の典型的な実施例を示す。 組織に接着する装着帯の装置の典型的な実施例を示す。 組織に接着する装着帯の装置の典型的な実施例を示す。 独立して接着するノード/ノード配列の典型的な実施例を示す。 独立して接着するノード/ノード配列の典型的な実施例を示す。 独立して接着するノード/ノード配列の典型的な実施例を示す。 口腔内にノードを配置するための板の典型的な実施例を示す。 口腔内にノードを配置するための板の典型的な実施例を示す。 歯のくり形の装置の典型的な実施例を示す。 歯のくり形の装置の典型的な実施例を示す。 眼鏡類の装置の典型的な実施例を示す。 眼鏡類の装置の典型的な実施例を示す。 ヘッドギアの装置の典型的な実施例を示す。 ヘッドギアの装置の典型的な実施例を示す。 フィルムの装置の典型的な実施例を示す。 フィルムの装置の典型的な実施例を示す。 バネ式に滑るプラットフォームの装置の典型的な実施例を示す。 バネ式に滑るプラットフォームの装置の典型的な実施例を示す。 /y/シェルフの装置の典型的な実施例を示す。 /y/シェルフの装置の典型的な実施例を示す。 /r/コイルの付属品の典型的な実施例を示す。 ハンドルに基づく装置の典型的な実施例を示す。 ハンドルに基づく装置の典型的な実施例を示す。 /r/ノードの装置の典型的な実施例を示す。 /r/ノードの装置の典型的な実施例を示す。 /r/のバネ式スライドの装置の典型的な実施例を示す。 /r/のバネ式スライドの装置の典型的な実施例を示す。 /s/及び/r/ノードの装置の典型的な実施例を示す。 /s/及び/r/ノードの装置の典型的な実施例を示す。 /sh/ノードの装置の典型的な実施例を示す。 /s/、/z/、/sh/及び/zh/ノードの装置の典型的な実施例を示す。 /ch/ノードの装置の典型的な実施例を示す。 /ch/ノードの装置の典型的な実施例を示す。 /l/ノードの装置の典型的な実施例を示す。 /l/ノードの装置の典型的な実施例を示す。 装置のキットの典型的な実施例を示す。 取り外し可能なハンドルの装置の典型的な実施例を示す。
前記の開示、および好適な実施様態の以下の詳細な記述は、添付の図とともに読まれるとき、より良く理解される。本発明を説明する目的のため現在好適な実施例が図に示されるが、本発明は開示される特別な方法及び手段に限定されないことを理解されたい。
どんな言語音でもそれをうまく発音することは、適切な肺活量から始まる。空気が気管を通して排出されるとき、空気は通常人間の喉頭内の声帯を振動させ、発声される言語音を発音する。個々の言語音を発音するために、口腔内の口腔調音器官は、神経筋の信号により操作される。主な口腔調音器官は舌である。喉頭で生じ発声される言語音が口腔内を通過するとき、口腔調音器官は、特別な言語音を生む口腔を形成する。異なる口腔の形成は、異なる言語音を生む。
本発明は、口腔内触知フィードバックを提供することにより、特別な言語音に対応する、口腔調音器官、特に舌の正しい形成を教えるための方法及び装置を目指す。口腔内触知フィードバックは、特別な言語音を発音すると、舌が接触するように口腔内にノードを配置することにより、達成される。ここに用いるように、用語ノードは舌が操作し、接触することができる標的を参照する。これらのノードは、舌が接触すると触知の違いのある標的を提供することにより、特別な言語音に対応する正しい舌の位置を同定する手助けとなる。声帯を振動させる、または振動させない発声と組み合わせた触知フィードバックが示す正しい舌の配置は、得られる音を適切に発音する手助けとなる。
その方法及び装置は、特に正しい子音を作る訓練のために、特に適用可能であることがある。さらに、その方法及び装置は、特に、医療言語聴覚士や患者には見えない口の部分で発音される言語音の訓練によく適合することがある。これらの言語音は、/k/、/g/、/r/、/s/、/z/、/sh/及び/zh/を含むが、これらに限定されない。
一実施例においては、本発明は、患者の会話構音障害を治療する方法に関する。その方法は、特定の言語音のための舌の正しい位置について、患者に触知フィードバックを与える一つ以上のノードを有する、音の訓練装置を作成する工程と、前記患者の舌が自由に進み、前記特定の言語音を発音するために位置付けされた前記一つ以上のノードに触れることができるように、前記患者の口腔内の位置に前記装置を位置付けるよう構成された位置決め機構を前記装置に備え付ける工程とを含み、前記一つ以上のノードは、前記特定の言語音のための舌の正しい位置について、前記患者に前記触知フィードバックを与えるように、構成され、かつ、寸法が決められる。
この方法は、特定の言語音のための適切な舌の位置に対応する患者の口腔内の位置に一つ以上のノードを配置する工程と、舌で一つ以上のノードに接触することにより、特定の言語音を発音するように患者に促す工程とをさらに含むことができる。
本発明に従って用いられるための望ましい装置は、/r/音に対応する前記正しい舌の位置について触知フィードバックを与えるように、前記患者の口蓋の下の中央の位置に配置されるように構成された円筒形のノードを有する第一の装置と、/l/、/t/または/d/音に対応する正しい舌の位置について触知フィードバックを与えるように、前記患者の歯茎上の位置に配置されるように構成されたノードを有する第二の装置と、/k/または/g/音に対応する正しい舌の位置について触知フィードバックを与えるように、前記患者の口蓋の後方外側部の各々の側の位置に配置されるように構成された一対のノードを有する第三の装置と、/j/(y)音に対応する正しい舌の位置について触知フィードバックを与えるように、前記患者の口蓋の前側部の各々の側の位置に配置されるように構成された一対のノードを含む第四の装置と、/s/、/z/、/Σ/(sh)または/Z/(zh)音に対応する正しい舌の位置について触知フィードバックを与えるように、前記患者の口蓋の下の前部の位置に配置されるように構成されたノードを含む第五の装置と、/τΣ/(ch)または/δZ/(j)音に対応する前記正しい舌の位置について触知フィードバックを与えるように、前記患者の口蓋上の前部の位置に配置されるように構成されたノードを含む第六の装置とからなる群から選択される。
本発明はまた患者の会話構音障害を治療するための装置の製造方法に関する。その方法は、特定の言語音のための舌の正しい位置について、患者に触知フィードバックを与える一つ以上のノードを有する、音の訓練装置を作成する工程と、前記患者の舌が自由に進み、前記特定の言語音を発音するために位置付けされた前記一つ以上のノードに触れることができるように、前記患者の口腔内の位置に前記装置を位置付けるよう構成された位置決め機構を前記装置に備え付ける工程とを含み、前記一つ以上のノードは、前記特定の言語音のための舌の正しい位置について、前記患者に前記触知フィードバックを与えるように、構成され、かつ、寸法が決められる。
前記の方法により製造される装置は、さらに本発明の他の実施例を形成する。
本発明の他の実施例は会話構音障害を治療するための物品に関する。その用具は、特定の言語音に対応する正しい舌の位置について患者に触知フィードバックを与える一つ以上のノードを含む、音の訓練装置と、前記患者の舌が自由に進み、前記特定の音を発音するために位置付けされた前記一つ以上のノードに触れることができるように、前記患者の口腔内の位置に前記標的を位置付けるよう構成された位置決め機構とを備え、前記ノードは、前記与えられた音のための前記舌の正しい位置について前記患者に触知フィードバックを与えるように、構成され、かつ、寸法が決められる。
この物品は、好ましくは、前記患者の口腔内の特定の位置に前記一つ以上のノードを配置する手段を更に備え、前記配置する手段が、歯をはさむ装着帯、前記患者の口の組織もしくは歯に前記標的を取り付ける接着剤、または歯のくり形をもつ。その物品は、前記患者の口腔内に前記一つ以上のノードを保持し、及び位置付けるハンドルを含むことが有利である。前記一つ以上のノードは、コイル上、またはスライド上に支持され、該コイルまたはスライドは、前記一つ以上のノードが前記患者の舌により加えられる圧力に応じて動くことを可能とする。そのスライドまたはコイルは、舌の動きまたはノード上の舌の圧力で患者にフィードバックを与えるために、触知だけでなくクリック音などの形で音声情報も与えることができる。前記一つ以上のノードは、センサーを有し、該センサーは、舌の接触を検知し、及びコンピューターに信号を転送することができる。
ノードは多くの手段で装置により支持されることができる。歯をはさむ装着帯を用いる場合、該装着帯は、患者の歯に装着する歯をはさむものと、一つ以上のノードを支持するために歯をはさむものから延びるワイヤとを含むことが望ましい。他の実施例においては、適切な位置で患者の歯または組織にノードを直接装着する接着剤を用いることができる。歯のくり形を用いる場合、ノードは歯のくり形と一体的に形成することができ、または歯のくり形に取り外し可能に取り付けることができる。別のやり方では、ノードは患者の口腔内に配置する補助として眼鏡類またはヘッドギアに取り付けることができ、またはそれらにより支持することができる。
他の実施例では、ノードは与えられた音を出すために患者が正しい位置に舌を置けるようにさらなる手掛かり(各々、味覚または視覚の手掛かり)を与えるため味付けしたり、色付けしたりすることができる。治療の期間の時間枠を患者に提供するためにノードを溶解性物質でつくることも可能である。用いられる溶解性物質は治療の時間にわたって徐々に解けるように設計することが望ましい。
本発明はまた患者の会話構音障害を治療するためのキットに関する。そのキットは、
複数の物品を備え、該物品は各々、特定の言語音に対応する正しい舌の位置について患者に触知フィードバックを与える、一つ以上の音の訓練ノードと、前記患者の舌が自由に進み、前記特定の言語音を発音するために位置付けされた前記一つ以上のノードに触れることができるように、前記患者の口腔内の位置に前記一つ以上のノードを位置付けるよう構成された位置決め機構とを有し、各々の物品の前記一つ以上のノードは、異なる音に対応する正しい舌の位置について患者に触知フィードバックを与えるように構成される。
このキットでは、各物品は、前記一つ以上のノードを、正しい音のための舌の正しい位置に対応する、前記患者の口腔内の固有の位置に配置するよう適合する。二つ以上の物品を所望のようにキット中に提供することができる。キット中の各々の物品は、さらにここに開示される種類の患者の口腔内の特定の位置に一つ以上のノードを配置する手段を含むことができる。キット中の各物品は、それぞれのハンドルに結合することができ、または一つのハンドルは所望の音をつくるために所望のように特定の標的またはノードを保持することができるように提供することができる。
その方法及び装置は、最小の物理的障害を持って音素に特有の調音の促進を提供する。さらに特別には、その方法及び装置は、邪魔されない同時調音(言葉や文を形成するために必要な一つの言語音または音素から、他の言語音または音素への自然な転移)ができるように侵襲が最小であり口腔の輪郭になじむ一方で、特定の言語音を正確に発音するために必要とされる正確な舌の位置付けを助けることが望ましい。これらの特徴は、特定の言語音に集中する一方で、治療計画の間の円滑な転移と“自然な”言語音とを可能にする。
本発明の方法及び装置を使用することは、多くの専門的な調音、発語及び言語の、治療または訓練の状況において特定の利点を提供することができる。例えば、本発明の方法及び装置を使用することは、聴覚障害の患者、脳卒中もしくはその他の脳損傷に伴う後天的な発語失行を持つ患者、発達性の発語失行を持つ患者、または構音障害を持つ患者における、会話または調音の障害を治療するのに特に有用であることがある。
構音障害及び音韻障害は、聴覚障害を持つ人に通常みられる。これらの人々は治療において聴覚と言葉の手掛かりとを得ることができにくいので、視覚的な手掛かりが強調される。しかし、ある音は音をつくるのに重要な舌の動きが歯の後方で起こり十分に見ることができないので視覚によって手掛かりを得ることに向いていない(例えば、/s/、/z/、/Σ/(sh)、/Z/(zh)、/τΣ/(ch)、/δZ/(j)、/k/及び/g/)。さらに、摩擦の歯擦音の子音/s/、/z/、/Σ/(sh)、/Z/(zh)は、高周波数(ピッチ)であり聴覚障害の人々には特に感知することが困難である。これらの理由から、口腔内触知フィードバックは特に有効である。ある音については、触知の手掛かりは言語療法士が聴覚障害を持つ人々に用いることができる真の手掛かりとなる手段であるかもしれない。
脳卒中または外傷性の脳損傷に伴い、患者のかなりの割合が発語失行(AOS)を経験する。AOSは患者が発語のような自発的行動に必要な動作命令を選び、順序付け、そして実行する能力が崩壊することをあらわす。患者はしばしばある言語音(例えば、/s/または/sh/)を発音できないかまたは会話を始めることに著しい困難を示す。AOSを持つ多くの患者にとって、ある言語音を発音するのに必要とされる協調動作パターンは特に、選び、順序付け、及び実行することが困難であることがある。従って、口腔内触知フィードバックは、ガイド付きの訓練とともに、言語音を発音するために必要な動作の実行を取り戻すために、患者に重要な触知フィードバックを提供することにおいて大変役に立つことがある。
後天的なAOSにおけると同様に、発達性のAOSは発語のような自発的行動に必要な動作命令を選び、順序付け、及び実行する小児患者の能力が崩壊することとして現れる。しかし、発達性のAOSを持つ患者は動作の計画から選択し、順序付け、及び実行するまで、すなわち完全な調音的ジェスチャーに困難さを持つ。従って、発達性のAOSに対する療法は、正しい舌の位置を訓練するさらにより段階的なやり方を強調することができる。さらに、発達性のAOSに見られる構音障害の重大性から、口腔内触知フィードバックの療法には多様な音に特有の装置を用いることができる。関連する言語音(例えば、/s/及び/sh/)にわたる口腔内触知フィードバックを用いる発音訓練(例えば、厳格な反復訓練)の重複性は、発達性のAOSを持つと診断される患者に追加の臨床的利点をもたらすことがある。
構音障害は、口腔と顔面の筋肉組織における神経筋麻痺または虚弱により特徴づけられる後天的な神経性のコミュニケーション障害である。構音障害は脳卒中または他の脳損傷、または広範囲な神経学的障害(例えば、パーキンソン氏病、筋萎縮性側索硬化症)の結果として続発することがある。構音障害の発語はしばしば、患者の全体的な明瞭度に著しく有害な効果を持つ、虚弱及び/または不明瞭であると説明される。口腔内触知フィードバックは、構音障害を持つ患者への言語療法において特に有用であることがある。虚弱で、不明瞭な発語パターンは、患者が与えられる言語音に関連する目印を同定するための治療時間に用いる標的を与えるために患者の口腔内に触知フィードバックのノードを設置することにより治療することがある。
その方法及び装置が言語明瞭度の療法について特に有用である一方で、それらはまた新しい言語の訓練のために用いることができる(例えば、第二言語としての英語(ESL)、学校に基づくまたは機関に基づく言語教育)。例えば、その方法及び装置は、言語の特有な発音を教えるために用いることができる。発音の実行のときの舌の位置及び動きのパターンは、個人の母語と方言によって変わり、後に獲得される言語において音素をつくることに直接影響する。従って、その方法及び装置は、新しい言語の子音についての、特有の舌及び口蓋の接触と舌の位置とを訓練するために用いることができる。
さらに、ここに説明する口腔内触知フィードバックの装置及び方法は、また調音の場所またはやり方において実質的に類似する英語以外の言語の言語音に適用することができる。他の言語は、中国語、スペイン語、ヒンディー語/ウルドゥー語、アラビア語、ポルトガル語、ロシア語、日本語、ドイツ語及びフランス語を含むことができる。
例えば、英語の/t/及び/d/の音(歯茎閉鎖音の子音)に関連する、ここに説明する方法及び装置は、中国語、スペイン語、ヒンディー語/ウルドゥー語、アラビア語、ポルトガル語、ロシア語、日本語、ドイツ語及びフランス語の同様な言語音に関連して用いることができる。
英語の/l/の音(歯茎流音の子音)に関連する、ここに説明する方法及び装置は、中国語、スペイン語、ヒンディー語、アラビア語、ポルトガル語、ロシア語、ドイツ語及びフランス語の、しかし日本語でない、同様な言語音に関連して用いることができる。
英語の/τΣ/(ch)及び/δZ/(j)の音(歯茎破擦音の子音)に関連する、ここに説明する方法及び装置は、中国語、スペイン語(/δZ/でない)、ヒンディー語/ウルドゥー語、ロシア語(/δZ/でない)及びドイツ語(/δZ/でない)の、しかしアラビア語、ポルトガル語またはフランス語でない、同様な言語音に関連して用いることができる。
英語の/s/及び/z/の音(歯茎破擦歯擦音の子音)に関連する、ここに説明する方法及び装置は、中国語(/z/でない)、スペイン語、ヒンディー語/ウルドゥー語、アラビア語、ポルトガル語、ロシア語、日本語、ドイツ語及びフランス語の同様な言語音に関連して用いることができる。
英語の/Σ/(sh)及び/Z/(zh)の音(後部歯茎破擦歯擦音の子音)に関連する、ここに説明する方法及び装置は、ヒンディー語/ウルドゥー語、ポルトガル語、ロシア語、ドイツ語及びフランス語の、しかし中国語(より後方で明瞭に発音されることに関連する)、スペイン語、アラビア語または日本語でない、同様な言語音に関連して用いることができる。
英語の/g/及び/k/の音(軟口蓋閉鎖音の子音)に関連する、ここに説明する方法及び装置は、中国語(/g/でない)、スペイン語、ヒンディー語/ウルドゥー語、アラビア語(/g/でない)、ポルトガル語、ロシア語、日本語、ドイツ語及びフランス語の同様な言語音に関連して用いることができる。さらに、英語には存在しないが、ドイツ語は軟口蓋摩擦音/x/を含む。口蓋閉鎖音の子音/k/及び/g/を標的とする口腔内触知バイオフィードバックはまた軟口蓋摩擦音/x/に適用することができる。
英語の/y/及び/j/の音(口蓋音の半母音)に関連する、ここに説明する方法及び装置は、中国語、スペイン語、ヒンディー語/ウルドゥー語、アラビア語、ポルトガル語、ロシア語、日本語、ドイツ語及びフランス語の同様な言語音に関連して用いることができる。
英語の/r/の音(そり舌の及び/または後ろ寄りのr音)に関連する、ここに説明する方法及び装置は、中国語及びヒンディー語/ウルドゥー語の、しかしスペイン語、アラビア語、ポルトガル語、ロシア語、日本語、ドイツ語またはフランス語でない、同様な言語音に関連して用いることができる。
(方法)
図1は、言語訓練または療法において口腔内触知フィードバックを提供するための方法100Aの或る実施のフローチャートを示す。ここに用いられる用語“音”は音声学用語の音素及び異音を含む。工程110では、療法士は、音(“標的の音”)が間違って発音されることを同定する。工程120では、療法士は、正しく発音される標的の音と、間違って発音される標的の音とを提供し、患者にどちらが正しいのか区別するよう求める。工程130では、療法士は、患者に、正しく標的の音を発音するための患者の舌の形成方法を説明する。工程140では、療法士は、患者への触知フィードバックを通して、標的の音を発音するための正しい舌の位置を示すために、患者の口腔内に一つ以上の標的またはノードを配置する。工程150では、療法士は、患者に、標的の音をつくり、舌で標的に触れるように促す。工程160では、療法士は、様々な文脈において標的の音を正しく発音するように促す。工程160は、患者が標的の音を正しく発音することができた後に実施し、全ての文脈で正しく標的の音を発音することを強化し、安定させるために用いることが望ましい。
図1における工程110−160の順序は、例となるものであり、ここに記述される方法をいかなる特定の順序に制限することも意図しないし、また工程を加えること、工程を削除すること、工程を反復すること、または複数の工程を同時に行うことを排除することを意図しない。例えば、工程120は、療法士が必要と認めるだけ反復することができる。一連の工程130、140及び150は、患者が標的の音を正しく発音するまで必要なだけ反復することができる。さらに、標的は、舌の特定の位置の触知フィードバックを提供し、標的の音を正しく発音することができるように必要に応じて調整することができる。
図2は、言語訓練又は療法において口腔内触知フィードバックを提供するための方法100Bの他の実施を示す。工程110では、療法士は、音(“標的の音”)が間違って発音されることを同定する。工程122では、療法士は、標的の音と患者が正しく発音する音とを除いては同一である最小の一対の言葉を選ぶ。例えば、患者が/s/の音を間違ってつくり、/t/の音を正しく発音する場合は、療法士は、一対の言葉である/sip/及び/tip/を選ぶことができる。工程130では、療法士は、患者に、正しく標的の音を発音する舌の形成方法を説明する。工程140では、療法士は、患者への触知フィードバックを通して、標的の音を発音するための特定の正しい位置を示すために、患者の口腔内に一つ以上の標的またはノードを配置する。工程152では、療法士は、患者に、選んだ一対の言葉を連続して言い、標的の音を含む言葉を言う間に舌で標的に触れるように促す。工程160では、療法士は、患者に、様々な文脈において標的の音を正しく発音するように促す。工程160は、患者が標的の音を正しく発音することができた後に実施し、全ての文脈で音を正しく発音することを強化し安定させる役割を果たすことが望ましい。
図2における工程110−160の順序は例となるものであり、ここに記述される方法をいかなる特定の順序に制限することも意図しないし、また工程を加えること、工程を削除すること、工程を反復すること、または複数の工程を同時に行うことを排除することを意図しない。例えば、一連の工程130、140及び152は、患者が標的の音を正しく発音するまで必要なだけ反復することができる。さらに、一連の工程122、130、140及び152は、他の対の言葉を選んで反復することができる。さらに、標的は、舌の正しい位置の触知フィードバックを提供し、標的の音を正しく発音することができるように、必要に応じて調整することができる。
図2に示す方法102Bの実施では、選んだ一対の言葉の音の違いを強調することにより、患者がすでに正しくつくっている音と、標的の音とを区別するように、患者を訓練する。口腔内触知フィードバックは、患者が選ばれる一対の言葉の音の違いを感じ、標的の音の正しい発音と、間違った発音との違いを強調することを可能とする。この工程は、患者が標的の音を正しく発音するために、患者の体性感覚(例えば、より高い水準の、生来の感覚や、標的の音の間違った発音に対する正しい発音の理解)と聴覚系とを訓練することを可能にする。
図3は、言語訓練または療法において口腔内触知フィードバックを提供するための方法100Cの他の実施のフローチャートを示す。工程110では、療法士じゃ、音(“標的の音”)が間違って発音されることを同定する。工程130では、療法士は、患者に、正しく標的の音を発音するための舌の形成方法を説明する。工程140では、療法は、士患者への触知フィードバックを通して、標的の音を発音するための正しい舌の位置を示すために、患者の口腔内に一つ以上の標的またはノードを配置する。工程154では、療法士は、患者に、標的の音を含む言葉を言い、舌で標的に触れるように促す。工程154は、異なる言葉で反復することが望ましい。この方法100Cの実施では、患者が多くの他の音と共に標的の音に触れるように、患者に、多くの異なる同時調音の文脈において標的の音を提供する。多くの異なる同時調音の文脈において標的の音を提供することにより、患者は、より正確に標的の音に気付き、より正確に標的の音を繰り返す方法に気づく。標的の音を含む言葉を反復する間に口腔内触知フィードバックを提供することで、患者に、様々な文脈における標的の音の正確な発音を、物理的に気づかせ易くすることが可能となる。
図3における工程110−154の順序は例となるものであり、ここに記述される方法をどんな特定の順序にも制限することを意図しないし、また工程を加えること、工程を削除すること、工程を反復すること、または複数の工程を同時に行うことを排除することを意図しない。例えば、一連の工程130、140及び154は、患者が標的の音を正しく発音するまで必要なだけ反復することができる。さらに、標的は、舌の正しい位置の触知フィードバックを提供し、標的の音を正しく発音することができるように、必要に応じて調整することができる。
(標的の配置)
上記の方法において、工程140は、触知フィードバックを通して、正しく標的の音を発音するための正しい舌の位置を患者に示すため、患者の口腔内に一つ以上の標的を配置することを含む。異なる音は、異なる舌の位置を必要とする。従って、標的は治療されている、または訓練されている標的の音によって、患者の口腔内の異なる位置に配置されなければならない。以下は、様々な言語音を発音するための正しい舌の位置に対応する標的の位置のいくつかの例である。
(/r/音素の標的の位置)
図4A及び4Bは、正しく/r/の音を発音するのに必要とされる舌の位置の正しい進行を示すための、患者の口腔内の標的の一連の典型的な配置を示す。図4A及び4Bに示すように、第一の標的は、口蓋の下の第一の内側前部に配置することができる。第二の標的は、口蓋の下の第一の位置の後方の第二の内側部に配置することができる。そして第三の標的は、口蓋の下の第二の位置の後方の第三の内側部に配置することができる。このようにして、これらの標的は、/r/の音を発音するために、これらの三つの接触点を通過して舌が正しく進行すると触知フィードバックを提供する。図4A及び4Bに示すノードが完全に進行することは、患者がそり舌(つまり、舌を後方にそらせること)を用いて/r/の音を発音することに対応する。しかし、図4A及び4Bに示すノードの進行は、舌の後退(つまり、舌をやや後方上方に引くこと)を用いて/r/の音を発音することに対応するように変更することができる。
(/l/、/t/及び/d/音素の標的の位置)
図5A及び5Bは、正しく/l/、/t/及び/d/の音を発音するのに必要とされる正しい舌の位置を示すための患者の口腔内の標的の典型的な配置を示す。図5A及び5Bに示すように、標的は内側部の歯茎上に配置することが望ましい。このようにして、その標的は、/l/、/t/及び/d/の音を発音するための正しい位置に舌があると触知フィードバックを提供することができる。
(/k/及び/g/音素の標的の位置)
図6A及び6Bは正しく/k/及び/g/の音を発音するのに必要とされる正しい舌の位置を示す、患者の口腔内の一対の標的の典型的な配置を示す。図6A及び6Bに示すように、二つの標的は、口蓋の後方外側部の各々の側に配置することが望ましい。このようにして、その標的は/k/と/g/の音を発音するための正しい位置に舌があると触知フィードバックを提供することができる。
(/s/、/z/、/Σ/(sh)及び/Z/(zh)音素の標的の位置)
図7A及び7Bは、正しく/s/、/z/、/Σ/(sh)及び/Z/(zh)の音を発音するのに必要とされる正しい舌の位置を示す、患者の口腔内の標的の典型的な配置を示す。図7A及び7Bに示されるように、標的は、歯茎の下の内側部に配置することが望ましい。このようにして、その標的は、/s/、/z/、/Σ/(sh)及び/Z/(zh)の音を発音するための正しい位置に舌があると触知フィードバックを提供することができる。
(/tΣ/(ch)及び/δZ/(j)音素の標的の位置)
図8A及び8Bは、正しく/τΣ/(ch)及び/δZ/(j)の音を発音するのに必要とされる正しい舌の位置を示すための患者の口腔内の一つの標的の典型的な配置を示す。図8A及び8Bに示すように、標的は口蓋上の内側後部に配置することが望ましい。このようにして、その標的は、/τΣ/(ch)及び/δZ/(j)の音を発音するための正しい位置に舌があると触知フィードバックを提供することができる。
(/j/(y)音素の標的の位置)
図9A及び9Bは、正しく/j/(y)の音を発音するのに必要とされる正しい舌の位置を示す、患者の口腔内の一対の標的の典型的な配置を示す。図9A及び9Bに示すように、二つの標的は、口蓋上の前側部の各々の側に配置することが望ましい。このようにして、その標的は/j/(y)の音を発音するための正しい位置に舌があると触知フィードバックを提供することができる。
(舌の突出を防ぐためのノードの配置)
この実施は、患者が発語しようと努力する際に唇の間から舌を突出させる、舌の前進の問題に答えるように設計される。この動作は、舌が「全ての」言語音を発音することについて位置合わせを誤り唇が閉じることができなくなるために、多くの言語音(母音及び子音を含む)を歪めてしまう。この動作は通常、ダウン症候群、てんかん、脳性麻痺を持つ人々、または脳卒中もしくは他の脳の損傷を患った人々に見られるが、これらに限定されない。図10は、正しく言語音を発音するのに必要とされる正しい舌の位置を示す、患者の口腔内のノードの典型的な配置を示す。図示されるように、ノードは舌が唇を通って前進することを防ぐために、歯茎の上または歯茎の真下のいずれかに配置することができる。
(装置)
本発明の他の特徴によると、口腔内触知フィードバックを提供することにより、特別な言語音に対応する正しい舌の位置を示す、装置200が提供される。装置200は、上記の治療または訓練の方法に特に適用が可能である一方で、ここに説明しない治療の他の方法にも適用が可能である。装置200は、邪魔されない同時調音(言葉や文を形成するために必要な一つの言語音または音素から、他の言語音または音素への自然な転移)ができるように侵襲が最小であり口腔の輪郭になじむ一方で、特定の言語音を正確に発音するために必要とされる正確な舌の位置付けを助けることが望ましい。これらの特徴は、特定の言語音に集中する一方で、治療計画の間の円滑な転移と“自然な”言語音とを可能にする。
一般に、装置200は、一つ以上のノード210とノード210とを支持する、及び/または配置するための手段220を含む。ノード210は、様々な形及び大きさを持つことができる。ノード210は、たいへん小さい接触点から大きな接触パッドまで大きさに幅を持つことができる。ノード210は、固体の基板、適合した物質もしくはバネ、可溶性の基板、鋭い接触点、特定の味を持つ接触点、電気信号を提供する接触点、折り目加工されたフィルム、またはそれらの組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。ノード210を支持する、及び/または配置するための手段220は、ノード210を患者の口腔内に配置できるように、かつ、患者が最小の物理的抵抗でノード210に舌を導き舌で触れることができるように構成することが望ましい。装置200は、プラスチック(ABS、ポリカーボネート、ピーク、シリコンなど)、金属(ステンレス、チタンなど)、または材料の組み合わせを含む、広範囲の材料からなることができる。これらの材料は、使い捨てまたは再利用可能であってよい。このようにして、装置200の全体が、使い捨てまたは再利用可能なものとして設計することができ、または特定の部品が使い捨てまたは再利用可能なものとして設計することができる。
可溶性の物質を含む実施例では、ノード210は、味付けすることができる。さらに、言語音を区別するためのフィードバックの手掛かりに特別さを提供するために、異なる言語音に対応する異なるノード210を異なる味付けとすることができる。また、ノード210は、それらの味を保持したまま(例えば、ブラックカラント味には紫色、オレンジ味にはオレンジ色)色づけすることができ、装置200が口に中に置かれる前に、得られる音に付随するさらなる手掛かりを患者に与えることができる。さらに、この実施例におけるノード210の可溶性の性質は、ノードが消費されると治療が終わるので、患者に治療の時間の時間枠を提供する。そのような一時的な報奨は、与えられた活動に飽きやすい、子どもや知覚障害者などを対象をするとき有益である。そのような患者はまた、治療中に複数の様態の手掛かり(この実施例に示されるように、味や、色や、触知によるものや、聴覚によるものや、視覚によるもの)を必要とする。
ノード210の特別な実施例では、音素に特有な構音を促進することができるように適合させることができる。例えば、ノード210は、舌の位置を訓練するように適合させることができる。さらに、ノード210は、静的な舌の位置を示すだけでなく、動的な舌の動きも示すことができる。例えば、一連のノード210は、望ましい舌の動きを達成する助けとするために、連続的な触知の手掛かりを提供するように配置することができる。一連のノード210は、単一の装置または一連の装置として提供することができる。音素に特有な構音を促進するように適合させたノード210の特別な実施例を、図を参照して以下に詳細に開示する。
本発明のさらなる特徴によると、ノード210は、装置200をコンピューターとインターフェース接続する電極センサー(図示されない)を含むことができる。コンピューターは、舌とノード210との接触を監視するソフトウェアを含むことができる。該ソフトウェアは、特に、ノードとの舌の接触をリアルタイムでスクリーン上に視覚化したり、進歩に基づいて“ゲーム”式に積極的に促したり、データ収集及び統計の分析をしたり、患者の発語の状態を示すものとして、録音した言葉の再現を再生したり、模倣を介してさらなる正確さを奨励するため、予め録音した広範な模範の音素の発音を提供したりする。そのような双方向のプログラムは、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)または無線設備を介するハードウェアで仲介することができる。複数のセンサーの情報または手掛かりを治療中に統合することにより、全体的な学習経験が増長される。
ハンドル、接着剤、歯の上で支持される装着帯、組織の上の装着帯、外部の周辺部(ヘッドギア、眼鏡類などの)の上の装着帯、口のくり形を含む、口腔内でノード210を支持する、及び/または位置付けるための手段については、多くの可能な実施例がある。さらに、装置200を機械的に口の中の歯及び/または組織に取り付けることは、バネの力、張力、摩擦、微構造、親水性勾配またはその他の適切な手段を含む、様々な手段によって達成される。ノード210を支持する、及び/または位置付けるための手段220の様々な実施例は、特定の患者の口に特別に適合させることができ、一つの大きさで全ての患者に適合することができ、または様々な大きさで人体の範囲に適合できる。
異なるノード210の構成を支持する、及び/または位置付けるための異なる手段220を持つ装置200の例となる実施例を、以下に図を参照して開示する。装置200は、手段220及びノード210の特定の実施例に関連して説明することができるが、以下の装置200の実施例は、例として挙げるにすぎず、本発明を定義する、または制限することを意図しないことを理解されたい。示す装置200の実施例に加えて、手段220及びノード210の異なる組み合わせを含む装置200の他の実施例は、発明者によって予期されている。
(歯をはさむ装着帯)
図11は、歯をはさむ装着帯300を含む手段220を持つ装置200の典型的な実施例を示す。この実施例では、装置200は、口腔内でノード210を支持し位置付けるために歯をはさんでいる。ノード210を支持する、及び/または位置付けるための手段220は、歯のはさみ310と歯のはさみ310から延びるワイヤ320とを含む。一つ以上のノード210は、一つ以上のワイヤ320に配置することができる。ノード210は、上記の方法の標的の配置に関連して説明するように、治療されている特別な言語音にしたがって、一つ以上のワイヤ320上に特別に構成し、特別に配置することができる。図11に示す一連のノード210の配置は、/r/の音を発音することに対応するが、図11に示される装置200は、いかなる音の治療についても構成することができる。
(歯に接着する装着帯)
図12は、歯に接着する装着帯400を含む支持手段220を持つ装置200の典型的な実施例を示す。この実施例では、口腔内でノード210を支持し位置付けるために、装置200は、接着剤410を用いて歯に固定される。ノード210を支持する、及び/または位置付けするための手段220は、接着剤410で歯に固定される台420と、台420から延びるワイヤ430とを含む。一つ以上のノード210は、一つ以上のワイヤ430上に配置される。ノード210は、上記の方法の標的の配置に関連して説明したように、治療されている特別な言語音にしたがって、一つ以上のワイヤ430上に特別に構成し、特別に配置することができる。図12に示す一連のノード210の配置は、/τΣ/(ch)及び/δZ/(j)の音を発音することに対応するが、図12に示す装置200は、いかなる音の治療についても構成することができる。接着剤410は、はさみ310よりもより確かな土台を提供することができ、このことは勝手に装置200を外そうとするかもしれない幼い子供または知覚障害のある患者を対象とする場合に有用であることがある。
(組織に接着する装着帯)
図13は、組織に接着する装着帯500を含む支持手段220を持つ装置200の典型的な実施例を示す。この実施例では、口腔内でノード210を支持し位置付けるために、装置200は、接着剤510を用いて口腔内の組織に固定される。ノード210を支持する、及び/または位置付けするための手段220は、接着剤510で口腔の組織に固定される台520と、台520から延びるワイヤ530とを含む。一つ以上のノード210は、一つ以上のワイヤ530上に配置される。ノード210は、上記の方法の標的の配置に関連して説明したように、治療されている特別な言語音にしたがって、一つ以上のワイヤ530上に特別に構成し、特別に配置することができる。図13に示す一連のノード210の配置は、/j/(y)の音を発音することに対応するが、図13に示す装置200は、いかなる音の治療についても構成することができる。この実施例は、患者が歯を持つ必要性を除外し、このことは歯を失う過程の子ども、歯を亡くした患者、または異形の歯もしくは顔面の構造を持つ患者が装置200を用いることを可能とする。
(独立な接着剤のノード/ノードの配列)
図14に示す実施例では、ノード210は、口腔の組織に直接固定される。ノード210を支持する、及び/または位置付けするための手段220は、接着剤600を含む。ノード210は、上記の方法の標的の配置に関連して説明したように、治療されている特別な言語音にしたがって、口腔内に特別に構成し、特別に配置することができる。図14に示すノード210の配置は、/t/及び/d/の音を発音することに対応するが、図14に示す装置200は、いかなる音の治療についても構成することができる。
この実施例においては、ノード210は、患者の口腔内でノード210を正確に効率良く配置するためにハンドル620(図15に示されるように)取り付けられる板610上に配置することができる。ハンドル620は、玉継ぎ手のヒンジのような、板610がハンドル610に対して動けるような、ヒンジ630により板610に接続することができる。板610上にノード210を適切に配置しノード210に接着剤を付けた後、ハンドル620を操作することにより、ノード210を、口腔内に配置し組織に固定することができる。この実施例は、口腔内へのノード210の信頼できる一貫した配置を確かなものとし、それにより言語音の一貫した発音の再現を促進する。
(歯のくり形)
図16は、歯のくり形を含む装置200の典型的な実施例を示す。この実施例では、ノード210を支持する、及び/または位置付けするための手段220は、口腔内に保持される歯のくり形700を含む。一つ以上のノード210は、歯のくり形700上に配置することができる。また、一つ以上のノード210は、歯のくり形700と一体的に形成することができ、またはくり形700に取り外し可能に取り付けることができる。ノード210は、上記の方法の標的の配置に関連して説明したように、治療されている特別な言語音にしたがって、歯のくり形700上に特別に構成し、特別に配置することができる。図16に示すノード210の配置は、/j/(y)の音を発音することに対応するが、図16に示す装置200は、いかなる音の治療についても構成することができる。くり形700は、口腔の大きさの広い範囲に適合するようにいくつかの前もって決められた大きさで製造するか、または患者のために特別注文することができる。
(構音帽子/構音眼鏡/構音ゴーグル)
図17A及び17Bは、眼鏡800Aまたはヘッドギア800Bを含む支持手段220を持つ装置200の典型的な実施例を示す。これらの実施例においては、ノード210を支持する、及び/または位置付けするための手段220は、眼鏡800Aまたはヘッドギア800Bのいずれかを含む。一つ以上のサポート810は、眼鏡800Aまたはヘッドギア800Bに接続することができ、一つ以上のノード210は、一つ以上のサポート810上に配置することができる。ノード210は、上記の方法の標的の配置に関連して説明したように、治療されている特別な言語音にしたがって、一つ以上のサポート810上に特別に構成し、特別に配置することができる。図17A及び17Bに示すノード210の配置は、/τΣ/(ch)及び/δZ/(j)の音を発音することに対応するが、図17A及び17Bに示す装置200は、いかなる音の治療についても構成することができる。
(フィルムのプラットフォーム)
図18は、フィルム900を含む装置200の典型的な実施例を示す。これらの実施例においては、ノード210を支持する、及び/または位置付けするための手段は、口腔内に保持することができるフィルム900を含む。一つ以上のノード210は、フィルム900上に配置することができ、フィルム900と一体的に形成することができる。ノード210は、上記の方法の標的の配置に関連して説明したように、治療されている特別な言語音にしたがって、歯のくり形700上に特別に構成し、特別に配置することができる。図18に示すノード210の配置は、/k/及び/g/の音を発音することに対応するが、図18に示す装置200は、いかなる音の治療についても構成することができる。フィルム900は、特定の言語音を発音することを促進するために適切な位置にノード210が前もって配置されることが望ましい。フィルム900は、使い捨てであることができ、フィルム900とノード210とは患者の口内で溶ける物質で一体的に形成することができる。可溶性の物質を用いることは、治療の時間の時間枠を与え、口腔から装置200を取り出す必要性をなくす。さらに、ノード210は、知覚認識の多様性を増すために味付けすることができる。
(/r/ 進行スライド)
図19は、スライドプラットフォーム1000を含む装置200の典型的な実施例を示す。これらの実施例においては、ノード210を支持する、及び/または位置付けするための手段は、口腔内に保持することができるスライドプラットフォーム1000を含む。スライドプラットフォーム1000は、細長い形を持ち、またスライドプラットフォーム1000は、長手方向の軸に沿って並ぶ複数のゲート1020を画定する溝1010を含む。さらにプラットフォーム1000はクリップ1030を含み、該クリップ1030は、溝1010にスライドできるように配置され、ゲート1020を通してクリック音を出すように適合する。
スライドプラットフォーム1000は、くり形700もしくははさみ310のいずれかに付けることにより、または接着剤を用いて口腔内の組織に直接付けることにより、口腔内に保持することができる。この実施例では、舌の圧力がノード210上で上方後方に与えられる際、舌の後方屈曲または舌の後退のいずれかにより、進行を示すゲート1020を通したクリック音を出すバネのスライドプラットフォーム1000に沿って、ノード210が後方に進行するように、ノード210はバネのスライドプラットフォーム100上に配置される。発声の間に舌の先端とともに後方にスライドするノード210は、/r/の言語音を発音することを容易にすることができる。“クリック音”の考えは舌の進行の段階を示したり、患者に基準を提供したり、及び/r/の音を発音する目標に対する進歩の程度を示したりするために用いることができる。
(/y/ シェルフ)
/y/の音を正しく発音すると、舌端(舌の先端の直ぐ後方の中央部)が口蓋に向かって持ちあがる。図20は、正しく/y/の音を発音することを容易にするように適合したプラットフォーム1100を含む装置200の典型的な実施例を示す。この実施例においては、ノード210を支持する、及び/または位置付けするための手段220は、口腔内に保持することができるプラットフォーム1100と、その曲線を付けて作られたプラットフォーム1100から上方に延びる転移部1110とを含む。プラットフォーム1100は、口腔の前方下部や、下部の歯の後方や、舌の前方にフィットするように湾曲して作られる。転移部1110は、プラットフォーム1100から上方に延び、その上方端上でノード210を支持する。転移部は舌の先を捕捉するためにくぼんだ形を持つことが望ましい。ノード210は、転移部1110の上方端の上でシェルフをつくるように構成することが望ましい。このようにして、患者が/y/の音を発音するとき、ノード210が舌の先を捕捉し舌端が口蓋に向かって持ちあがることになり、結果として正しい/y/の音が発音される。
(/r/ コイルの取り付け)
/r/の音は、硬い口蓋の直ぐ下で漸進的な舌の上方と後方への動きを含むので発音するのが困難な音である。図21は、正しく/r/の音を発音することを容易にするように適合した取り付け部1200の典型的な実施例を示す。ここで患者は通常は舌の後方屈曲と舌の後退とともに/r/の音を発音する。この実施例においては、ノード210を支持する、及び/または位置付けするための手段220は、取り付け部1200を含み、該取り付け部1200は、この明細書において説明した装置のプラットフォーム(例えば、歯のくり形、ハンドル)のような装置のプラットフォームに、または口蓋に直接接着剤で取り付けるように適合する。ノード210が/r/の音発音する経路に沿って舌の進行を止めるように口蓋の下に配置されることができるように、ノード210は取り付け部1200上に支持される。この実施例では、ノード210を、後方に舌の圧力でコイルを巻き戻す際に十分強い抵抗となるコイルの形に構成する。正しく/r/の音発音するためには、患者は、舌の先でコイルのノード210に触り、舌の先を後方に動かすことにより、コイルを巻き戻しながら発声することができる。
(ハンドルに基づく装置)
図22−31は、ハンドル1300を含む装置200の様々な実施例を示す。これらの実施例においては、ノード210を支持する、及び/または位置付けするための手段220は、ハンドル1300と、ハンドル1300に接続しそれから延びるノードサポート1310とを含むことができる。一つ以上のノード210は、ノードサポート1310の端上に配置することができる。ノード210は、ノード210が口腔に挿入でき、与えられた音について正しい舌の位置を示すように位置できるように装置200上に構成される。ノード210は、上記の方法についての標的の位置に従って、装置200上に構成することができる。従って、一旦与えられた音についての正しい舌の位置に対応する位置で口腔内に位置付けされると、ノード210は、その音を適切に発音するためのフィードバックを提供することができる。
ハンドル1300は、口腔内でノード210の位置及び向きを操作することを可能にする。ハンドル1300は、装置200の向きが容易に決められるように長方形の断面を持つことが望ましいが、装置200の向きが容易に決められる(例えば、卵形、楕円)その他の適切な形であってもよい。また、ハンドル1300は、療法士の手が患者にとって快適な距離を保つことができ、装置200を邪魔にならないように操作できるように十分長いことが望ましい。より詳細には、ハンドル1300は、療法士の手が患者の口腔内で装置200の正確な動きを可能にするほど十分に近い一方で、患者の口からなるべく遠くに保つことができるように適合させることが望ましい。望ましい実施形態では、ハンドル1300の長さは115mmである。
一実施例では、ノードサポート1310は、十分な強さを提供する一方で、唇との接触を制限し口腔の障害を最小とするために、U字型の構成とすることが望ましい。さらに、ノードサポート1310は、十分な強さを提供する一方で、患者への邪魔を制限するために、厚さが0.5−1.5mmであることが望ましい。さらに、ノードサポート1310は、与えられた音についての正しい舌の位置を示すために口腔内にノード210を適切に位置付けできるように特別に構成することができる。例えば、図に示すように、ノードサポート1310は、ハンドル1300から特定の距離だけ延び、ハンドル1300に対して特定の角度で傾き、異なる音についてノード210を適切な位置に位置付けできるように所定の輪郭にしたがって曲がるように構成することができる。図22に示すように、いくつかの実施例では、複数のノード210を支持するように適合するノードサポート1310を含むことができる。例えば、図22に示すように、ノード210を、/g/、/k/または/j/の音についての正しい舌の位置の手掛かりとなるように口腔内に位置付けできるように、ノードサポート1310は、ハンドル1300から枝分かれし、ハンドル1300から外側に横方向に延びる。
いくつかの実施例では、ノード210を支持する、及び/または位置付けするための手段220は、さらに位置合わせの機構1320を含むことができる。図22、26A、26B、27、28及び32に示すように、位置合わせの機構1320は、様々な口腔の構造について装置200を位置付けるように構成することができる。装置200は、上歯の内側、上歯の外側または歯茎を含む、様々な口腔の構造について位置付けるように構成することができる。
以下に示されるものは、ノード210の様々な構成を含む、ハンドルに基づく装置200の特定の実施例の説明である。上記のハンドルに基づく装置200の一般的な説明は、下記の特定のハンドルに基づく装置200の説明に適用されることに留意されたい。従って、ハンドルに基づく装置200の特定の実施例の以下の説明は、上記していない特定の特徴及び構成に焦点を合わせる。
(/r/ ノード ハンドル装置)
図23A及び23Bは、適切に/r/の音を発音することを容易にするように適合する装置200の実施例を示す。より詳細には、装置200は、口内で舌が後ろに巻くとノード210が舌との接触を保つことができるように設計される。この実施例に示すように、装置200は、ハンドル1300、ハンドル1300から延びるノードサポート1310、及びノードサポート1310の端上に配置されるノード210を含む。この実施例では、/r/の音を発音する経路に沿って、舌の進行の手掛かりとなるようにノード210が口蓋の下に配置されるように設計される。従って、ノードサポート1310は、ハンドル1300から上方外側に向かって伸びて曲がり、口蓋の外郭に似た長い円弧を画定するように設計される。ノードサポート1310の曲線の構成は、舌がノードサポート1310に邪魔されないでノード210に向かって動くことを可能にする。適切に/r/の音を発音するためには、舌がノード210だけに接触することが重要である。
この実施例では、ノード210は円筒形であることが望ましい。望ましい実施形態では、円筒形のノード210は直径が4mmで長さが12mmである。ノード210は、円筒の長手方向の軸がハンドル1300の長手方向の軸に対して垂直となるように装置200上に配置することが望ましい。従って、舌は円筒形のノード210の曲面の表面に接触することができる。別のやり方では、ノード210は、長方形の形であることができ、長方形の長手方向の軸がハンドル1300の長手方向の軸に対して垂直となるように配置することができる。
装置200は、ノード210を口蓋の下に位置付け、ノードサポート1310を前歯の下と接触したままに保つことにより、位置付けることができる。適切に/r/の音を発音するためには、患者は、舌の先でノード210Cに触れ、舌の先を後方に動かしながら発音することができる。
(/r/ バネ荷重 ハンドル装置)
図24A及び24Bは、正しく/r/の音を発音することを容易にするように適合する装置200の、ハンドル1300及びノードサポート1310の構成を除いては、図23A及び23Bに示す実施例と実質的に同一である実施例を示す。この実施例は、正しく/r/の音を発音するために必要とされる舌の動きの進行を手掛かりとするので、/r/の音について必要とされる正しい舌の動きの訓練のために特に有用である。図24A及び24Bに示すように、ノードサポート1310は、スライド機構1330により、ハンドル1300にスライドできるように接続することができる。スライド機構1330は、ノードサポート1310がいくらかの抵抗を持ってハンドル1300に対して延びる、及び/または縮むことを可能にする。図示されるように、スライド機構1330は、ハンドル1300及びノードサポート1310の間の相対的な動きに抵抗するバネ1340を含むことが望ましい。従って、いくらかの大きさの力が相対的な動きを起こさない限り、スライド機構1330は、ノードサポート1310及びハンドル1300の相対的位置を保つことができる。さらに、スライド機構1330は、ハンドル1300及びノードサポート1310の相対的な動きを示すためのスライド指針1350を含むことができる。
適切に/r/の音を発音すると、舌は口腔内の口蓋の下で上方に及び後方に巻く。患者が通常/r/の音を発音するために舌を後方に反らせるか、舌を後退させるかに応じて、/r/の音を発音する経路に沿って舌の進行の手掛かりとなるように口蓋の下にノード210が配置されるように装置200を位置付けることができる。/r/の音を発音する間に舌が巻く、または後退してノード210に圧力をかけると、ノード210は、ハンドル1300に対してノードサポート1310が伸びることにより後方に動くことができる。スライド指針1350は、患者が/r/の音を発音するため正しく舌の進行を行っているかどうかを療法士が決定することができるように、ハンドル1300に対するノードサポート1310の動きにいくらかの目安を提供する。
(/s/及び/z/ ノード ハンドル装置)
図25A及び25Bは、正しく/s/及び/z/の音を発音することを容易にするように適合する装置200の実施例を示す。/s/及び/z/の音を発音する際は、前歯の後方の舌の先の位置が、正しくその音を発音するために重要である。従って、ノード210は、/s/及び/z/の音を発音するための正しい舌の位置の手掛かりとなるために、患者の歯から既定の距離に配置するように設計される。
この実施例に示されるように、装置200は、ハンドル1300、ハンドル1300から延びるノードサポート1310、ノードサポート1310上に配置される位置合わせ機構1320、及びノードサポート1310の端上に配置されるノード210を含む。図に示すように、ハンドル1300、ノードサポート1310、位置合わせ機構1320及びノード210は、一つの軸上に直線的に配置されることが望ましい。ノード210は、ハンドル1300の反対のノードサポート1310の端上に配置される。位置合わせ機構1320は、ノード210及びハンドル1300の間のノードサポート1310上に配置される。位置合わせ機構1320は、ノードサポート1310の端及びノード210が、/s/及び/z/の音を発音するための正しい舌の位置を示すために口腔内に延びるようにノードサポート1310上に構成される。図25Bに示すように、長さAは、位置合わせ機構1320からノード210の前面までの長さである。長さAは、正しい/s/及び/z/の音を発音するために舌が保たなければならない、上の前歯の外側からの距離に相当する。従って、望ましい実施様態では、長さAは約4−15mmである。正しい/s/及び/z/の音を発音するためには、舌は上の前歯の外側から約4−15mmになければならない。より望ましい実施様態では、長さAは約6−10mmである。最も望ましい実施様態では、長さAは約8mmである。
この実施例に示すように、位置合わせ機構1320は、装置200を前歯に対して合わせるように構成することができる。位置合わせ機構1320は、前歯にぴったり合わせることができ、二つの前歯の外側の表面の間に合う小さな溝を持つことができる。位置合わせ機構1320は、言語音を発音することを容易にするために装置200が、口腔内に適切に向けられ、位置付けされることを確かにする。この実施例に示すように、ノード210は筒形に構成できる。ここに示すように、筒形のノード210の長手方向の軸は、ハンドル1300の長手方向の軸と平行である。従って、筒の形は、/s/及び/z/の音が発音される際の空気の抵抗を最小にし、このことは正しい言語音の発音に対する影響を最小にするために重要である。
(/Σ/(sh)及び/Z/(zh)ノード ハンドル装置)
図26は、適切に/Σ/(sh)及び/Z/(zh)の音を発音することを容易にするように適合する装置200の実施例を示す。装置200のこの実施例は、図25を参照して説明した装置200の実施例と長さAが違うことを除いて同じである。/sh/及び/zh/の音を発音するためには、/s/及び/z/の音を発音するときよりも、舌をより後方に位置させなければならない。従って、望ましい実施様態では、長さAは約8−25mmである。より望ましい実施様態では、長さAは約15mmである。
(/s/、/z/、/Σ/(sh)、/Z/(zh)ドーム形 ノード ハンドル装置)
図27は、正しく/s/、/z/、/sh/及び/zh/の音を発音することを容易にするように適合する装置200の実施例を示す。装置200のこの実施例は、図25及び26の実施例と実質的に同一である。図27の実施例と、図25及び26の実施例とのただ一つの違いは、ノード210の形である。図27の実施例は、図25及び26の実施例におけるノード210の筒の形の代替物を提供する。図25及び26の実施例のノード210は、図27の実施例のノード210に置き換えることができる。図28に示すように、ノード210は、一般的にU字型であり、内側にドーム状にへこんだ前面250を持つ。ノード210は、内側にドーム状にへこんだ前面がハンドル1300と反対側を向くようにハンドル1300の反対のノードサポート1310の端上に配置される。さらに、U字型の開放端(レッグ)がノードサポート1310から上方を向くようにノード210をノードサポート1310上に配置する。U字型であり、内側にドーム状にへこんだ面250は、ノード210が、舌の先を正確に位置合わせし空気の抵抗を最小にすることを可能にする。
(/τΣ/(ch)及び/δZ/(j)ノード ハンドル装置)
図28A及び28Bは、正しく/τΣ/(ch)及び/δZ/(j)の音を発音することを容易にするように適合する装置200の実施例を示す。この実施例に示すように、装置200は、ハンドル1300、ハンドル1300から延びるノードサポート1310、及びノードサポート1310の端上に配置されるノード210を含むことができる。この実施例では、ノード210は、口蓋に接触するように設計される。従って、ノードサポート1310は、柔軟であるように設計される。ノードサポート1310が柔軟であることは、人体の全ての幅広い個体差にわたって、ノード210が口蓋に接触することを確かにする。さらに、ノード210が口蓋に接触することを確かにするために、ノードサポート1310は、ハンドル1300に対して上向きに角度を付けられている。一つの望ましい実施様態では、ノードサポート1310は、ハンドル1300に対して垂直から角度Bだけ傾き、ハンドル1300の長手方向の軸から上方に長さCだけ延びる。ハンドル1300から上方に角度を付けられるノードサポート1310の部分の長さCは口腔内で適切にノード210を配置するために重要である。一つの望ましい実施様態では、角度Bは垂直から約25度であり、長さCは約8−25mmである。より望ましい実施様態では、角度Bは垂直から約0−50度であり、長さCは約14mmである。
この実施例に示すように、ノード210は一般にV字型であり、該V字型は、/τΣ/(ch)及び/δZ/(j)の音が正しく発音される際口蓋に接触するべき舌の表面の領域を擬態している。一つの望ましい実施様態では、幅W(最も広い区分にわたって測られた)は約5−25mmであり、長さLは約2−25mmである。より望ましい実施様態では、幅Wは約15mmであり、長さLは約5mmである。この実施例では、装置200を、ノード210の裏側で口蓋に接触させ、ノードサポート1310を前歯の下端に接触したままにすることにより、位置付けることができる。
(/l/ノード ハンドル装置)
図29は、適切に/l/の音を発音することを容易にするように適合する装置200の実施例を示す。この実施例に示すように、装置200は、ハンドル1300、ハンドル1300から延びるノードサポート1310、及びノードサポート1310の端上に配置されるノード210を含むことができる。この実施例では、ノード210は歯茎の上にとどまるように設計される。従って、ノードサポート1310は、ハンドル1300に対して上向きに角度を付けるように設計されている。
ノード210は、正常に音を発音する際に歯茎または歯に接触する舌の表面の領域を擬態した、内側にドーム状にへこんだ面を持つ。一つの望ましい実施様態では、ノード210は長方形の形であり、幅Wが約3−20mmであり、長さLが約2−10mmである。より望ましい実施様態では、ノード210は幅Wが約10mmであり、長さLが約5mmである。この実施例では、装置200は、ノード210の裏側で歯茎に接触し、ノードサポート1310を前歯の下端に接触したままにすることにより、位置付けることができる。
(ハンドル装置のキット)
ここに記述される方法100及び装置200に従って子音の様々な種類を治療し、または訓練するために、療法士は、言語音を発音する際の様々な舌の位置を手掛かりとしなければならない。異なる言語音を発音するための様々な舌の位置を手掛かりとすることができるように、療法士は、適切な触知フィードバックを提供するため、様々なノード210の構成を用いることが必要であることがある。従って、本発明の他の特徴にしたがって、複数の言語音を発音するための適切な触知フィードバックを提供するために、一つ以上の装置200を含むキット2000が提供される。
一つの実施例では、図30に示すように、キット2000は、ここに開示する複数の種類の装置200を含むことができる。各々の装置は、特定の言語音または特定の一組の言語音正しく発音することを容易にするように構成することができる。ここに示すように、キット2000の各々の装置200は、ハンドル1300、ハンドル1300から延びるノードサポート1310、及びノードサポート1310の端上に配置されるノード210を含むことができる。さらに、キット2000の各々の装置は、特定の装置200の実施例を参照して詳細に上記されたように、特定の言語音または特定の一組の言語音について適切な触知フィードバックを提供するように特別に構成することができる。例えば、図30に示すように、キット2000は、/s/及び/g/の音を正しく発音することを容易にするための装置200、/sh/及び/gh/の音を正しく発音することを容易にするための装置200、/r/の音を正しく発音することを容易にするための装置200、/l/の音を正しく発音することを容易にするための装置200、及び/τΣ/(ch)及び/δZ/(j)の音を正しく発音することを容易にするための装置200を含むことができる。しかし、キット200は、この実施例で示すものに対して、より多くの装置、より少ない装置、または異なる装置を含むことができることを理解されたい。
他の実施例では、キット2000は、一つ以上のハンドル1300、複数の異なるノードサポート1310、及び複数の異なるノード210を含むことができる。複数の異なるノードサポート1310の各々と、複数の異なるノード210の各々とは、特定の言語音または特定の一組の言語音について適切な触知フィードバックを提供するように特別に構成することができる。さらに、複数の異なるノードサポート1310の各々は、一つ以上のハンドル1300に取り外し可能に取り付けるように適合させることができ、複数の異なるノード210の各々は、一つ以上のノードサポート1310に取り外し可能に取り付けるように適合させることができる。従って、療法士は、特定のノードサポート1310をハンドル1300に取り付けることができ、特定のノード210をノードサポート1310に取り付けることができる。療法士は、異なる言語音について適切な触知フィードバックを提供するように構成される様々な装置200を集めるために、キット2000を用いることができる。図31は、ノードサポート1310に取り外し可能に取り付けることができる使い捨てのノード210を含む装置200の一実施例を示す。
代替的に、キット2000は、特定のノード210の構成と組み合わせて特定のノードサポート1310を提供することができる。そのような実施例においては、キット2000は、複数のノードサポート1310及びノード210の組み合わせを含むことができ、そのとき各々のノードサポート1310及びノード210の組み合わせは、特定の言語音または特定の一組の言語音について適切な触知フィードバックを提供するように特別に構成される。そのような実施例においては、各々のノードサポート1310及びノード210の組み合わせは、キット2000の一つ以上のハンドルに取り外し可能に取り付けることができる。従って、療法士は、異なる言語音について適切な触知フィードバックを提供するように構成される様々な装置200を集めるために、キット2000を用いることができる。

Claims (20)

  1. 発音する間に人に口腔内フィードバックを与える装置の製造方法であって、該製造方法は、
    特定の言語音のための舌の正しい位置について、人に触知フィードバックを与える一つ以上のノードを有する、音の訓練装置を作成する工程と、
    前記人の舌が自由に進み、前記特定の言語音を発音するために位置付けされた前記一つ以上のノードに触れることができるように、前記人の口腔内の位置に前記装置を位置付けるよう構成された位置決め機構を前記装置に備え付ける工程とを含み、
    前記一つ以上のノードは、前記特定の言語音のための舌の正しい位置について、前記人に前記触知フィードバックを与えるように、構成され、かつ、寸法が決められる方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記装置は、
    /r/音に対応する前記正しい舌の位置について触知フィードバックを与えるように、前記人の口蓋の下の中央の位置に配置されるように構成された円筒形のノードを有する第一の装置と、
    /l/、/t/または/d/音に対応する正しい舌の位置について触知フィードバックを与えるように、前記人の歯茎上の位置に配置されるように構成されたノードを有する第二の装置と、
    /k/または/g/音に対応する正しい舌の位置について触知フィードバックを与えるように、前記人の口蓋の後方外側部の各々の側の位置に配置されるように構成された一対のノードを有する第三の装置と、
    /j/(y)音に対応する正しい舌の位置について触知フィードバックを与えるように、前記人の口蓋の前側部の各々の側の位置に配置されるように構成された一対のノードを含む第四の装置と、
    /s/、/z/、/Σ/(sh)または/Z/(zh)音に対応する正しい舌の位置について触知フィードバックを与えるように、前記人の口蓋の下の前部の位置に配置されるように構成されたノードを含む第五の装置と、
    /τΣ/(ch)または/δZ/(j)音に対応する前記正しい舌の位置について触知フィードバックを与えるように、前記人の口蓋上の前部の位置に配置されるように構成されたノードを含む第六の装置とからなる群から選択された方法。
  3. 請求項1または2に記載の方法であって、
    前記装置は、前記装置が対応する英語の前記言語音に類似する英語でない言語音にも対応する方法。
  4. 発音する間に人に口腔内フィードバックを与える物品であって、該物品は、
    特定の言語音に対応する正しい舌の位置について触知フィードバックを与える一つ以上のノードを含む、音の訓練装置と、
    前記人の舌が自由に進み、前記特定の音を発音するために位置付けされた前記一つ以上のノードに触れることができるように、前記人の口腔内の位置に前記標的を位置付けるよう構成された位置決め機構とを備え、
    前記ノードは、前記与えられた音のための前記舌の正しい位置について前記人に触知フィードバックを与えるように、構成され、かつ、寸法が決められた物品。
  5. 請求項4に記載の物品であって、
    前記人の口腔内の特定の位置に前記一つ以上のノードを配置する手段を更に備え、
    前記配置する手段が、歯をはさむ装着帯、前記人の口の組織もしくは歯に前記標的を取り付ける接着剤、または歯のくり形をもつ物品。
  6. 請求項4又は5に記載の物品であって、
    前記人の口腔内に前記一つ以上のノードを保持し、及び位置付けるハンドルをさらに備える物品。
  7. 請求項6に記載の物品であって、
    前記一つ以上のノードは、コイル上、またはスライド上に支持され、該コイルまたはスライドは、前記一つ以上のノードが前記人の舌により加えられる圧力に応じて動くことを可能とする物品。
  8. 請求項4から6のいずれか一項に記載の物品であって、
    前記一つ以上のノードは、センサーを有し、該センサーは、舌の接触を検知し、及びコンピューターに信号を転送する物品。
  9. 発音する間に人に口腔内フィードバックを与えるキットであって、
    該キットは、複数の物品を備え、
    該物品は各々、
    特定の言語音に対応する正しい舌の位置について触知フィードバックを与える、一つ以上の音の訓練ノードと、
    前記人の舌が自由に進み、前記特定の言語音を発音するために位置付けされた前記一つ以上のノードに触れることができるように、前記人の口腔内の位置に前記一つ以上のノードを位置付けるよう構成された位置決め機構とを有し、
    各々の物品の前記一つ以上のノードは、異なる音に対応する正しい舌の位置について触知フィードバックを与えるように構成されるキット。
  10. 請求項9に記載のキットであって、
    各物品は、前記一つ以上のノードを、正しい音のための舌の正しい位置に対応する、前記人の口腔内の固有の位置に配置するよう適合したキット。
  11. 請求項9または10に記載のキットであって、該キットは、
    /r/音に対応する正しい舌の位置について触知フィードバックを与えるように、前記人の口蓋の下の中央の位置に配置されるように構成された円筒形のノードを有する第一の物品と、
    /l/、/t/または/d/音に対応する正しい舌の位置について触知フィードバックを与えるように、前記人の歯茎上の位置に配置されるように構成されたノードを有する第二の物品と、
    /k/または/g/音に対応する正しい舌の位置について触知フィードバックを与えるように、前記人の口蓋の前側部の各々の側の位置に配置されるように構成された一対のノードを含む第三の物品と、
    /j/(y)音に対応する正しい舌の位置について触知フィードバックを与えるように、前記人の口蓋の前側部の各々の側の位置に配置されるように構成された一対のノードを含む第四の物品と、
    /s/、/z//Σ/(sh)または/Z/(zh)音に対応する正しい舌の位置について触知フィードバックを与えるように、前記人の口蓋の下の前部の位置に配置されるように構成されたノードを含む第五の物品と、
    /τΣ/(ch)または/δZ/(j)音に対応する正しい舌の位置について触知フィードバックを与えるように、前記人の口蓋上の前部の位置に配置されるように構成されたノードを含む第六の物品とからなる群から選択した二つ以上の物品を含むキット。
  12. 請求項11に記載のキットであって、
    各物品は、前記物品が対応する英語の前記言語音に類似する英語でない言語音にも対応するキット。
  13. 請求項9から11のいずれか一項に記載のキットであって、
    各々の物品は、前記人の口腔内の特定の位置に前記一つ以上のノードを配置する手段をさらに有し、
    前記配置する手段は、歯をはさむ装着帯、前記人の口の組織もしくは歯に前記標的を取り付ける接着剤、または歯のくり形をもつキット。
  14. 請求項9から12のいずれか一項に記載のキットであって、
    各々の物品が、前記人の口腔内に前記一つ以上のノードを保持し、及び位置付けるハンドルをさらに有するキット。
  15. 請求項14に記載のキットであって、
    前記一つ以上のノードは、前記ハンドル上のコイル上、またはスライド上に支持され、該コイルまたはスライドは、前記一つ以上のノードが前記人の舌により加えられる圧力に応じて動くことを可能とするキット。
  16. 請求項14に記載のキットであって、
    各物品は、それぞれのハンドルに結合したキット。
  17. 請求項11から16のいずれか一項に記載のキットの一つ以上の物品の使用であって、
    正しく言語音を発音するために必要とされる人の舌の正しい配置を教えることにより会話構音障害を治療するための使用。
  18. 請求項11から16のいずれか一項に記載のキットの一つ以上の物品の使用であって、
    聴覚障害のある人の会話構音障害を治療するための使用。
  19. 請求項11から16のいずれか一項に記載のキットの一つ以上の物品の使用であって、
    後天性の発語失行、発達性の発語失行、または構音障害を患う人の会話構音障害を治療するための使用。
  20. 請求項11から16のいずれか一項に記載のキットの一つ以上の物品の使用であって、
    人の母語に対して外国語である言語を人に訓練するための使用。
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