JP2011509962A - 置換スルホンアミド誘導体 - Google Patents

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Abstract

本発明は、一般式(I’)
【化1】
Figure 2011509962

の置換スルホンアミド誘導体、その製造方法、これらの化合物を含有する薬剤、および置換スルホンアミド誘導体の薬剤の製造への使用に関する。

Description

本発明は、置換スルホンアミド誘導体、その製造方法、これらの化合物を含有する薬剤、および薬剤の製造のための置換スルホンアミド誘導体の使用に関する。
ブラジキニン2受容体(B2R)の構成的発現とは対照的に、ブラジキニン1受容体(B1R)は、ほとんどの組織において発現されないか、あるいは弱く発現されるだけである。しかしながら、B1Rの発現は、種々の細胞において誘発され得る。例えば、炎症反応の過程で、神経細胞においてB1Rの急速で明白な誘発が起こるが、線維芽細胞、内皮細胞、顆粒球、マクロファージおよびリンパ球などの種々の抹消細胞においても起こる。従って、炎症反応の過程で、関連細胞において、B2R優勢からB1R優勢への切り替えが生じる。サイトカインのインターロイキン−1(IL−1)および腫瘍壊死因子α(TNFα)(非特許文献1)は、このB1Rの上方制御に大きく関与する。特異的なリガンドによる活性化の後、B1R発現細胞は、それ自体が次にIL−6およびIL−8などの炎症促進サイトカインを分泌することができる(非特許文献2)。これは、さらなる炎症細胞、例えば好中性顆粒球の流入をもたらす(非特許文献3)。これらのメカニズムによって、ブラジキニンBIR系は、慢性の疾患状態の一因になり得る。これは、多数の動物実験調査によって確認される(非特許文献4および非特許文献5における概説)。B1Rの発現の増強はヒトでも見られ、例えば、炎症性腸疾患を患っている患者の患部組織の腸細胞およびマクロファージにおいて(非特許文献6)、そして多発性硬化症を患っている患者のTリンパ球において(非特許文献7)見られ、あるいは、スタフィロコッカス・アウレウス(Staphyloccocus aureus)による感染中のブラジキニンB2R−B1R系の活性化である(非特許文献8)。スタフィロコッカス・アウレウス(Staphyloccocus aureus)による感染は、皮膚の表面感染から敗血性ショックまでの様々な臨床状態の原因となる。
従って、上記の病態生理学的関係のために、急性および特に慢性の炎症性疾患において、B1Rアンタゴニストを使用する大きな治療可能性が存在する。これらには、呼吸道の疾患(気管支喘息、アレルギー、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、嚢胞性線維症など)、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、CD(クローン病)など)、神経疾患(多発性硬化症、神経変性など)、皮膚の炎症(アトピー性皮膚炎、乾癬、細菌感染症など)、粘膜の炎症(M.ベーチェット、腎盂炎(pelvitis)、前立腺炎)、リウマチ性疾患(関節リウマチ、変形性関節症など)、敗血性ショック、および再灌流症候群(心発作および脳卒中の後)が含まれる。
さらに、ブラジキニン(受容体)系は、血管新生の調節にも関与し(癌および目の黄斑変性症における血管新生阻害薬としての可能性)、B1Rノックアウトマウスは、特に高脂肪食により過体重になる危険から保護される(非特許文献5)。従って、B1Rアンタゴニストは肥満の治療にも適している。
B1Rアンタゴニストは、特に、痛み(特に、炎症性痛および神経障害痛)を治療するために適しており(非特許文献9)、これに関連して、特に糖尿病性神経障害に適している(非特許文献10)。さらに、これらは片頭痛の治療にも適している。
しかしながら、B1Rモジュレーターの開発において、ヒトB1R受容体とラットB1R受容体は非常に大きく異なるので、ヒト受容体において良好なB1Rモジュレーターである多くの化合物は、ラット受容体に不十分な親和性しか有さないか、あるいは全く親和性を有さないという問題が存在する。多くの調査は通常ラットにおいて実行されるので、これは、動物薬理学的な調査を著しく複雑にする。しかしながら、化合物がラット受容体において効果を有さなければ、ラットにおける作用も副作用も調査することができない。このことから、動物薬理学的な調査のためにヒトB1受容体による遺伝子導入動物の創造がすでに導かれている(非特許文献11)。しかしながら、遺伝子導入動物による研究は、非改変動物による研究よりも費用がかかる。しかしながら、ラットにおける長期間にわたる毒性調査は、特に薬物の研究開発におけるルーチン調査の一部なので、化合物が受容体に対して効果がなければこれらを実施することができず、そのため、このような化合物の開発では、安全性をチェックするために重要な確立された手段が欠けている。従って、新規のB1Rモジュレーターが必要とされており、これに関連して、ラット受容体にもヒト受容体にも結合するB1Rモジュレーターは特定の利点を提供する。
Passosら J.Immunol.2004年,172,1839−1847 Hayashiら Eur.Respir.J.2000年,16,452−458 Pesqueroら PNAS 2000年,97,8140−8145 Leeb−Lundbergら,Pharmacol Rev.2005年,57,27−77 Pesqueroら,Biol.Chem.2006年,387,119−126 Stadnickiら Am.J.Physio.Gastrointest.Liver Physiol.2005年,289,G361−366 Pratetら,Neurology,1999年,53,2087−2092 Bengtsonら,Blood 2006年,108,2055−2063 Calixtoら Br.J.Pharmacol 2004年,1−16 Gabraら,Biol.Chem.2006年,387,127−143 Hessら,Biol.Chem 2006年;387(2):195−201 Cuadro A.M.,Matia M.P.,Garcia J.L.,Vaquero J.J.およびAlvarez−Builla J.:Synth.Commun.,1991年,21(4),535−544 I.Jirkovski,R.Baudy,Synthesis 1981年,481−483 M.Gaudry,Y.Jasor,B.T.Khac,Org.Synth.59,153−158 G.Kienast,L.F.Tietze,Angew.Chemie 1976年,88,8,261−262
従って、本発明の目的は、特に、薬剤中、好ましくは、B1R受容体によって少なくとも部分的に仲介される障害または疾患を治療するための薬剤中の薬理有効成分として適切な新規の化合物を提供することであった。
この目的は、本発明に従う置換スルホンアミド誘導体によって達成される。
本発明は、一般式I’
Figure 2011509962
(式中、
mおよびnは、いずれの場合も互いに独立して0、1または2を示し、
pは、1または2を示し、
Qは、−O−または−CH−を示し、
Xは、NまたはCRを示し、
Yは、NまたはCRを示し、
Zは、NまたはCRを示し、
およびRは、これらの架橋基−N−CH−と一緒に複素環を形成し、前記複素環は、その炭素環員の1つまたは複数においてハロゲン、O−CF、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、およびシクロプロピル(メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、およびシクロプロピルは非置換であるか、あるいは同一または異なる1つまたは複数のハロゲンによって置換されている)よりなる群から独立して選ばれる1つまたは複数の置換基によって置換されていてもよく、そして/あるいは、前記複素環は少なくとも1つの環と縮合(annelated)されていてもよく、前記複素環は飽和または少なくともモノ不飽和であるが芳香族ではなく、前記複素環は4員、5員、6員または7員環であり、Rが結合する窒素原子に加えて、N、NR50、O、S、S=OおよびS(=O)よりなる群から独立して選ばれる1つまたは複数のへテロ原子またはへテロ原子団を含むことができ、
前記環は、4員、5員、6員または7員環であり、飽和、不飽和または芳香族であり、そして非置換であるか、またはC1〜6−アルキル、−O−C1〜6−アルキル、CF、OCFおよびハロゲンよりなる群から独立して選ばれる同一もしくは異なる基によって一置換もしくは多置換されており、
50は、H、C1〜6−アルキル、−C(=O)−R51、C3〜8−シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはC1〜6−アルキレン基を介して結合されたC3〜8−シクロアルキル、アリールもしくはヘテロアリールを表し、
51は、C1〜6−アルキル、C3〜8−シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはC1〜6−アルキレン基を介して結合されたC3〜8−シクロアルキル、アリールもしくはヘテロアリールを表し、
は、アリールまたはヘテロアリールを示すか、あるいはC1〜6−アルキレン基を介して結合されたアリールまたはヘテロアリールを示し、
は、H、ハロゲン、CN、NO、C1〜6−アルキル、C2〜6−アルケニル、アリールまたはヘテロアリールを示すか、あるいはC1〜6−アルキレン基、C2〜6−アルケニレン基またはC2〜6−アルキニレン基を介して結合されたアリールまたはヘテロアリールを示し、
、RおよびRは、いずれの場合も互いに独立して、H、ハロゲン、CN、C1〜6−アルキル、−NH(C1〜6−アルキル)、−N(C1〜6−アルキル)、−C1〜6−アルキレン−NH(C1〜6−アルキル)、−C1〜6−アルキレン−N(C1〜6−アルキル)、C3〜8−シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールを示すか、あるいはC1〜6−アルキレン基、C2〜6−アルケニレン基またはC2〜6−アルキニレン基を介して結合されたC3〜8−シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールを示し、
上記基C1〜6−アルキル、C1〜6−アルキレン、C2〜6−アルケニル、C2〜6−アルケニレン、C2〜6−アルキニレン、C3〜8−シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールはいずれの場合も、非置換でもよいし、あるいはモノ置換または同一または異なる基によってポリ置換されていてもよく、上記基C1〜6−アルキル、C1〜6−アルキレン、C2〜6−アルケニル、C2〜6−アルケニレン、およびC2〜6−アルキニレンは、いずれの場合も、分枝状でも非分枝状でもよい)
を有し、個々のエナンチオマーまたは個々のジアステレオマーの形態、ラセミ体、エナンチオマー、ジアステレオマー、エナンチオマーおよび/またはジアステレオマーの混合物の形態、ならびにそれぞれの場合のこれらの塩基および/または生理学的に許容し得る塩の形態である置換スルホンアミド誘導体を提供する。
特定の実施形態では、本発明は、一般式I
Figure 2011509962
(式中、
a、bおよびcは、いずれの場合も互いに独立して0または1を示し、
mおよびnは、いずれの場合も互いに独立して0、1または2を示し、
pは、1または2を示し、
Qは、−O−または−CH−を示し、
Xは、NまたはCRを示し、
Yは、NまたはCRを示し、
Zは、NまたはCRを示し、
は、アリールまたはヘテロアリールを示すか、あるいはC1〜6−アルキレン基を介して結合されたアリールまたはヘテロアリールを示し、
、R、R4a、R4bおよびR4cは、いずれの場合も互いに独立して、Hを示すか、あるいはR、R、R4a、R4bおよびR4cからの2つの隣接する基は、飽和、不飽和または芳香族であり、そして非置換であるか、またはモノ置換または同一または異なる基によってポリ置換されていてよい5員または6員環を形成し、
は、H、ハロゲン、CN、NO、C1〜6−アルキル、C2〜6−アルケニル、アリールまたはヘテロアリールを示すか、あるいはC1〜6−アルキレン基、C2〜6−アルケニレン基またはC2〜6−アルキニレン基を介して結合されたアリールまたはヘテロアリールを示し、
、RおよびRは、いずれの場合も互いに独立して、H、ハロゲン、CN、C1〜6−アルキル、−NH(C1〜6−アルキル)、−N(C1〜6−アルキル)、−C1〜6−アルキレン−NH(C1〜6−アルキル)、−C1〜6−アルキレン−N(C1〜6−アルキル)、C3〜8−シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールを示すか、あるいはC1〜6−アルキレン基、C2〜6−アルケニレン基またはC2〜6−アルキニレン基を介して結合されたC3〜8−シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールを示し、
上記基C1〜6−アルキル、C1〜6−アルキレン、C2〜6−アルケニル、C2〜6−アルケニレン、C2〜6−アルキニレン、C3〜8−シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールはいずれの場合も、非置換でもよいし、あるいはモノ置換または同一または異なる基によってポリ置換されていてもよく、上記基C1〜6−アルキル、C1〜6−アルキレン、C2〜6−アルケニル、C2〜6−アルケニレン、およびC2〜6−アルキニレンは、いずれの場合も、分枝状でも非分枝状でもよい)
を有し、個々のエナンチオマーまたは個々のジアステレオマーの形態、ラセミ体、エナンチオマー、ジアステレオマー、エナンチオマーおよび/またはジアステレオマーの混合物の形態、ならびにそれぞれの場合のこれらの塩基および/または生理学的に許容し得る塩の形態である置換スルホンアミド誘導体を提供する。
本発明との関連では、「ハロゲン」という用語は、好ましくは、基F、Cl、BrおよびIを示し、特に好ましくは基F、ClおよびBrを示す。
「C1〜6−アルキル」という語句は、本発明との関連において、1、2、3、4、5または6個のC原子を有する非環式の飽和炭化水素基を含み、分枝状でも直鎖(非分枝状)でもよく、そして非置換でもよいし、あるいはモノ置換または同一または異なる基によってポリ置換(例えば、2置換、3置換、4置換または5置換)されていてもよい。好ましくは、アルキル基は、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソ−ペンチル、ネオ−ペンチルおよびヘキシルからなる群から選択され得る。特に好ましいアルキル基は、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソ−ブチルおよびtert−ブチルからなる群から選択され得る。
「C2〜6−アルケニル」という語句は、本発明との関連において、2、3、4、5または6個のC原子を有する非環式の不飽和炭化水素基を含み、分枝状でも直鎖(非分枝状)でもよく、そして非置換でもよいし、あるいはモノ置換または同一または異なる基によってポリ置換(例えば、2置換、3置換、4置換または5置換)されていてもよい。これに関連して、アルケニル基は、少なくとも1つのC=C二重結合を含有する。好ましくは、アルケニル基は、ビニル、プロパ−1−エニル、アリル、2−メチルプロパ−1−エニル、ブタ−1−エニル、ブタ−2−エニル、ブタ−3−エニル、ブタ−1,3−ジエニル、2−メチルプロパ−1−エニル、ブタ−2−エン−2−イル、ブタ−1−エン−2−イル、ペンテニルおよびヘキセニルからなる群から選択され得る。特に好ましいアルケニル基は、ビニル、プロパ−1−エニル、アリル、2−メチルプロパ−1−エニル、ブタ−1−エニル、ブタ−2−エニル、ブタ−1,3−ジエニル、2−メチルプロパ−1−エニル、ブタ−2−エン−2−イルおよびブタ−1−エン−2−イルからなる群から選択され得る。
本発明との関連では、「C3〜8−シクロアルキル」という語句は、3、4、5、6、7または8個の炭素原子を有する環状の飽和炭化水素を示し、非置換でもよいし、あるいは1つまたは複数の環員において、一置換または例えば、2、3、4または5個の同一または異なる基によって多置換されていてもよい。好ましくは、C3〜8−シクロアルキルは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびシクロオクチルからなる群から選択され得る。
「ヘテロシクリル」という語句は、本発明との関連では、単環式または多環式、特に単環式、二環式または三環式の有機基を示し、ここで、少なくとも1つの環は1個のへテロ原子または2、3、4もしくは5個の同一もしくは異なるへテロ原子を含有し、へテロ原子は、好ましくは、N、OおよびSより成る群から選ばれる。それぞれのヘテロシクリル基は非置換でもよいし、あるいは1つまたは複数の環員において、一置換または例えば2、3、4または5個の同一または異なる基によって多置換されていてもよい。飽和または不飽和ヘテロシクリルは、特に、N、OおよびSより成る群から選ばれる少なくとも1つのへテロ原子を有する単環式の5員または6員基を示すと理解され、これらの基に、N、OおよびSより成る群から選ばれる少なくとも1つのへテロ原子を同様に含有し得るさらなる5員または6員の飽和、不飽和または芳香環が縮合されてもよい。例としては、上記の単環式5員または6員化合物のベンゾ縮合またはピリジノ縮合類似体がある。好ましくは、飽和または不飽和ヘテロシクリル基は、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピラゾリニル、モルホリニル、テトラヒドロピラニル、ジオキサニル、ジオキソラニル、インドリニル、イソインドリニルおよび
Figure 2011509962
からなる群から選択され得る。
他に指定されない限り、ヘテロシクリル基による置換は、ヘテロシクリル基の任意の適切な位置で起こり得る。
「アリール」という語句は、本発明との関連では、芳香族炭化水素、特にフェニルおよびナフチルを示す。アリール基も、さらなる飽和、(部分)不飽和または芳香環系によって縮合され得る。それぞれのアリール基は非置換でもよいし、あるいはモノ置換またはポリ置換(例えば、2置換、3置換、4置換または5置換)されていてもよく、ここで、アリール置換基は同一でも異なっていてもよく、アリールの任意の可能性のある位置であり得る。好ましくは、アリールは、フェニル、1−ナフチルおよび2−ナフチルより成る群から選ばれることができ、これらはいずれの場合も、非置換であるか、または一置換、または例えば2、3、4もしくは5個の基によって多置換され得る。
「ヘテロアリール」という語句は、本発明との関連では、少なくとも1個、恐らく2、3、4または5個のへテロ原子を含有する5員、6員または7員環状芳香族基を示し、ここで、へテロ原子は同一でも異なっていてもよく、ヘテロアリールは、非置換でもよいし、あるいはモノ置換または同一または異なる基によってポリ置換(例えば、2置換、3置換、4置換または5置換)されていてもよい。置換基は、ヘテロアリールの任意の可能性のある位置で結合され得る。複素環は、二環式または多環式、特に単環式、二環式または三環式系の一部であってもよく、これらは次に、全体として、7員よりも多く、好ましくは14員までを含有し得る。好ましいへテロ原子は、N、OおよびSより成る群から選ばれる。ヘテロアリール基は、好ましくは、ピロリル、インドリル、フリル、(フラニル)、ベンゾフラニル、チエニル(チオフェニル)、ベンゾチエニル、ベンゾチアジアゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾジオキソラニル、ベンゾジオキサニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾオキサジアゾリル、イミダゾチアゾリル、ジベンゾフラニル、ジベンゾチエニル、フタラジニル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサジアゾリル、イソオキサゾイル、ピリジニル(ピリジル)、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピラニル、インダゾリル、プリニル、インドリジニル、キノリニル、イソキノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、カルバゾリル、フェナジニル、フェノチアジニルおよびオキサジアゾリルからなる群から選択することができ、一般構造Iへの結合は、ヘテロアリール基の任意の可能性のある環員を介して生じ得る。特に好ましくは、ヘテロアリール基は、フリル、チエニルおよびピリジニルからなる群から選択され得る。
「C1〜6−アルキレン基」という語句は、本発明との関連では、1、2、3、4、5または6個のC原子を有する非環式の飽和炭化水素基を含み、分枝状でも直鎖(非分枝状)でもよく、そして非置換でもよいし、あるいはモノ置換または同一または異なる基によってポリ置換(例えば、2置換、3置換、4置換または5置換)されていてもよく、対応する基を包括的な一般構造に連結させる。好ましくは、アルキレン基は、−CH−、−CH−CH−、−CH(CH)、−CH−CH−CH−、−CH(CH)−CH−、−CH(CHCH)−、−CH−(CH−CH−、−CH(CH)−CH−CH−、−CH−CH(CH)−CH−、−CH(CH)−CH(CH)−、−CH(CHCH)−CH−、−C(CH−CH、−CH(CHCHCH)−、−C(CH)(CHCH)−、−CH−(CH−CH−、−CH(CH)−CH−CH−CH−、−CH−CH(CH)−CH−CH−、−CH(CH)−CH−CH(CH)−、−CH(CH)−CH−(CH)−CH−、−C(CH−CH−CH−、−CH−C(CH−CH−、−CH(CHCH)−CH−CH、−CH−CH(CHCH)−CH−、−C(CH−CH(CH)−、−CH(CHCH)−CH(CH)−、−C(CH)(CHCH)−CH−、−CH(CHCHCH)−CH−、−C(CHCHCH)−CH−、−CH(CHCHCHCH)−、−C(CH)(CHCHCH)−、−C(CHCH−および−CH−(CH−CH−からなるリストから選択され得る。特に好ましくは、アルキレン基は、−CH−、−CH−CH−および−CH−CH−CH−からなるリストから選択され得る。
「C2〜6−アルケニレン基」という語句は、本発明との関連では、2、3、4、5または6個のC原子を有する非環式のモノ置換またはポリ置換(例えば、2置換、3置換または4置換)された不飽和炭化水素基を含み、分枝状でも直鎖(非分枝状)でもよく、そして非置換でもよいし、あるいはモノ置換または同一または異なる基によってポリ置換(例えば、2置換、3置換、4置換または5置換)されていてもよく、対応する基を包括的な一般構造に連結させる。これに関連して、アルケニレン基は、少なくとも1つのC=C二重結合を含有する。好ましくは、アルケニレン基は、−CH=CH−、CH=CH−CH−、−C(CH)=CH−、−CH=CH−CH−CH−、−CH−CH=CH−CH−、−CH=CH−CH=CH−、−C(CH)=CH−CH−、−CH=C(CH)−CH−、−C(CH)=C(CH)−、−C(CHCH)=CH−、−CH=CH−CH−CH−CH−、−CHCH=CH−CH−CH−、−CH=CH=CH−CH−CH−および−CH=CH−CH−CH=CH−からなるリストから選択され得る。
「C2〜6−アルキニレン基」という語句は、本発明との関連では、2、3、4、5または6個のC原子を有する非環式のモノ置換またはポリ置換(例えば、2置換、3置換または4置換)された不飽和炭化水素基を含み、分枝状でも直鎖(非分枝状)でもよく、そして非置換でもよいし、あるいはモノ置換または同一または異なる基によってポリ置換(例えば、2置換、3置換、4置換または5置換)されていてもよく、対応する基を包括的な一般構造に連結させる。これに関連して、アルキニレン基は、少なくとも1つのC≡C三重結合を含有する。好ましくは、アルキニレン基は、−C≡C−、−C≡C−CH−、−C≡C−CH−CH−、−C≡C−CH(CH)−、−CH−C≡C−CH−、−C≡C−C≡C−、−C≡C−C(CH−、−C≡C−CH−CH−CH−、−CH−C≡C−CH−CH−、−C≡C−C≡C−CH−および−C≡C−CH−C≡C−からなるリストから選択され得る。
「C1〜6−アルキレン基、C2〜6−アルケニレン基またはC2〜6−アルキニレン基を介して結合されたアリールまたはヘテロアリール」という語句は、本発明との関連では、C1〜6−アルキレン基、C2〜6−アルケニレン基またはC2〜6−アルキニレン基、ならびにアリールおよび/またはヘテロアリールが上記の意味を有し、アリールおよび/またはヘテロアリールが、C1〜6−アルキレン基、C2〜6−アルケニレン基またはC2〜6−アルキニレン基を介して包括的な一般構造に結合されていることを示す。ベンジル、フェネチルおよびフェニルプロピルが例として言及され得る。
「C1〜6−アルキレン基、C2〜6−アルケニレン基またはC2〜6−アルキニレン基を介して結合されたC3〜8−シクロアルキルおよびヘテロシクリル」という語句は、本発明との関連では、C1〜6−アルキレン基、C2〜6−アルケニレン基、C2〜6−アルキニレン基、C3〜8−シクロアルキルおよびヘテロシクリルが上記の意味を有し、C3〜8−シクロアルキルおよびヘテロシクリルが、C1〜6−アルキレン基、C2〜6−アルケニレン基またはC2〜6−アルキニレン基を介して包括的な一般構造に結合されていることを示す。
「アルキル」、「アルケニル」、「アルキレン」、「アルケニレン」、「アルキニレン」および「シクロアルキル」に関して「置換」という用語は、本発明との関連では、F、Cl、Br、I、CN、NH、NH−C1〜6−アルキル、NHC1〜6−アルキレン−OH、C1〜6−アルキル、N(C1〜6−アルキル)、N(C1〜6−アルキレン−OH)、NO、SH、S−C1−6−アルキル、S−ベンジル、O−C1〜6−アルキル、OH、O−C1〜6−アルキレン−OH、=O、O−ベンジル、C(=O)C1〜6−アルキル、COH、CO−C1〜6−アルキル、またはベンジルによる水素原子の置換を示すと理解され、多置換基は、異なるまたは同一の原子において、数回、例えば2回または3回(例えば、CFまたはCHCFの場合のように同一のC原子において、あるいはCH(Cl)−CH=CH−CHClの場合のように異なる部位において3回)置換された基であると理解される。多置換は、例えば、CH(OH)−CH=CH−CHClの場合のように、同一または異なる置換基によって実行され得る。
「ヘテロシクリル」に関して、「置換」という用語は、F、Cl、Br、I、−CN、NH、NH−C1〜6−アルキル、NH−C1〜6−アルキレン−OH、C1〜6−アルキル、N(C1〜6−アルキル)、N(C1〜6−アルキレン−OH)、ピロリニル、ピペラジニル、モルホリニル、NO、SH、S−C1〜6−アルキル、S−ベンジル、O−C1〜6−アルキル、OH、O−C1〜6−アルキレン−OH、=O、O−ベンジル、C(=O)C1〜6−アルキル、COH、CO−C1〜6−アルキルまたはベンジルによる、1つまたは複数の環員における水素原子の置換を示すと理解される。多置換は、同一または異なる置換基によって実行され得る。特に、N−へテロ原子に結合された水素は、C1〜6−アルキル基によって置換され得る。
「アリール」および「ヘテロアリール」に関して、本発明との関連では、「置換」という用語は、1つまたは種々の原子における、F、Cl、Br、I、CN、NH、NH−C1〜6−アルキル、NH−C1〜6−アルキレン−OH、N(C1〜6−アルキル)、N(C1〜6−アルキレン−OH)、NH−アリール、N(アリール、N(C1〜6−アルキル)アリール、ピロリニル、ピペラジニル、モルホリニル、NO、SH、S−C1〜6−アルキル、OH、O−C1〜6−アルキル、O−C1〜6−アルキル−OH、C(=O)C1〜6−アルキル、NHSO1〜6−アルキル、NHCOC1〜6−アルキル、COH、CHSO−フェニル、CO−C1〜6−アルキル、OCF、CF、−O−CH−O−、−O−CH−CH−O−、−O−C(CH−CH−、非置換C1〜6−アルキル、ピロリジニル、イミダゾリル、ピペリジニル、ベンジルオキシ、フェノキシ、フェニル、ナフチル、ピリジニル、−C1〜3−アルキレン−アリール、ベンジル、チエニル、フリル、(ここで、アリールは、フェニル、フリル、チエニルまたはピリジニルを示す)による、対応する環系の1つまたは複数の水素原子のモノ置換またはポリ置換(例えば、2置換、3置換、4置換または5置換)を示すと理解され、上記置換基は、他に指定されない限り、場合によりその一部が上記置換基によって置換されていてもよい。アリールおよびヘテロアリールの多置換は、同一または異なる置換基によって生じ得る。アリールおよびヘテロアリールのための好ましい置換基は、−O−C1〜3−アルキル、非置換C1〜6−アルキル、F、Cl、Br、I、CF、OCF、OH、SH、フェニル、ナフチル、フリル、チエニルおよびピリジニルからなる群から、特にF、Cl、Br、CF、CHおよびOCHからなる群から選択され得る。
本発明に従う置換スルホンアミド誘導体において、R、R、R4a、R4bおよびR4cからの2つの隣接する基が、モノ置換または同一または異なる基によってポリ置換(例えば、2置換、3置換または4置換)された5員または6員芳香環、好ましくは6員芳香環(ベンゾ基)を形成する場合、置換基は、好ましくは、C1〜6−アルキル、−O−C1〜6−アルキル、CF、F、Cl、およびBrからなる群から、特にメチル、メトキシ、CF、F、ClおよびBrからなる群から選択され得る。
当業者には、一般式Iの以下の部分構造
Figure 2011509962
が、添え字a、bおよびcのそれぞれの値0および1に対する以下の形態:
Figure 2011509962
を取り得ることが理解される。
当業者には、R、R、R4a、R4bおよびR4cからの2つの隣接する(隣り合った)基が、芳香族であるか、あるいは隣接する基に結合された炭素原子の一方または両方において不飽和である(縮合した)環を形成する場合、このまたはこれらの炭素原子がもはや水素基を含有し得ないことも理解される。
例えば、添え字a、bまたはcの1つが0であり、他の2つがいずれの場合も1であり、隣接の基RおよびRが、縮合したベンゼン環を形成する部分構造については、結果的に、以下の形態:
Figure 2011509962
(式中、RはR4a、R4bまたはR4cからの対応する基を示す)
が得られ、添え字a、bまたはcの1つが0であり、他の2つがいずれの場合も1であり、隣接の基RおよびR4aまたはR4bが、縮合したベンゼン環を形成する部分構造については、以下の形態:
Figure 2011509962
(式中、RはR4bまたはR4cからの対応する基を示す)
が得られ、添え字a、bまたはcの1つが0であり、他の2つがいずれの場合も1であり、R4a、R4bおよび/またはR4cからの2つの隣接の基が、縮合したベンゼン環を形成する部分構造については、以下の形態:
Figure 2011509962
が得られる。
上記で確認された部分構造の環の大きさがそのように可能にするならば、すなわち、a+b+c=2または3である化合物については、いずれの場合も、隣接する基の2つの対が、縮合した環、例えば:
Figure 2011509962
を形成することもできる。
本発明との関連では、式中で使用される記号
Figure 2011509962
は、対応する基のそれぞれの包括的な一般構造への連結を示す。
「生理学的に許容し得る塩」という語句は、本発明との関連では、好ましくは、特にヒトおよび/または哺乳類において使用する場合に生理学的に適合性である、本発明に従う化合物の無機または有機酸との塩を示すと理解される。適切な酸の例は、塩酸、臭化水素酸、硫酸、メタンスルホン酸、ギ酸、酢酸、シュウ酸、コハク酸、酒石酸、マンデル酸、フマル酸、マレイン酸、乳酸、クエン酸、グルタミン酸、1,1−ジオキソ−1,2−ジヒドロ1λ−ベンゾ[d]イソチアゾール−3−オン(サッカリン酸)、モノメチルセバシン酸、5−オキソプロリン、ヘキサン−1−スルホン酸、ニコチン酸、2−、3−または4−アミノ安息香酸、2,4,6−トリメチル安息香酸、α−リポ酸、アセチルグリシン、馬尿酸、リン酸および/またはアスパラギン酸である。特に好ましいのは、塩酸の塩(塩酸塩)およびクエン酸の塩(クエン酸塩)である。
本発明の好ましい実施形態では、本発明に従う置換スルホンアミド誘導体において、基Rは、フェニル、ナフチル、インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル(ベンゾチエニル)、ベンゾオキサゾリル、ベンゾオキサジアゾリル、ピロリル、フラニル、チエニル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、イミダゾチアゾリル、カルバゾリル、ジベンゾフラニルまたはジベンゾチオフェニル(ジベンゾチエニル)を示し、好ましくは、フェニル、ナフチル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサジアゾリル、チオフェニル、ピリジニル、イミダゾチアゾリルまたはジベンゾフラニルを示し、特に好ましくは、フェニルまたはナフチルを示し、いずれの場合も、非置換であるか、あるいは一置換または同一または異なる置換基によって多置換されており、置換基は、好ましくは、−O−C1〜3−アルキル、C1〜6−アルキル、F、Cl、Br、I、CF、OCF、OH、SH、フェニル、ナフチル、フリル、チエニルおよびピリジニルより成る群から選ばれる。
本発明のさらに好ましい実施形態では、本発明に従う置換スルホンアミド誘導体において、基Rはフェニルまたはナフチルを示し、ここで、フェニルまたはナフチルは、非置換であるか、あるいはメチル、メトキシ、CF、OCF、F、ClおよびBrより成る群から選ばれる同一または異なる基によってモノ置換またはポリ置換(例えば、2置換、3置換、4置換または5置換)されている。
さらに好ましい実施形態では、本発明に従うスルホンアミド誘導体中の基Rは、4−メトキシ−2,3,6−トリメチルフェニル、4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル、4−メトキシ−2,3,5−トリメチルフェニル、2,4,6−トリメチルフェニル、2−クロロ−6−メチルフェニル、2,4,6−トリクロロフェニル、2−クロロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル、2,6−ジクロロ−4−メトキシフェニル、2−メチルナフチル、2−クロロナフチル、2−フルオロナフチル、2−クロロ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル、4−クロロ−2,5−ジメチルフェニル、2,3−ジクロロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、2−(トリフルオロメチル)フェニル、3−(トリフルオロメチル)フェニル、4−(トリフルオロメチル)フェニル、1−ナフチルおよび2−ナフチルより成る群から選ばれる。
さらに好ましい実施形態では、本発明に従うスルホンアミド誘導体中の基Rは、4−メトキシ−2,3,6−トリメチルフェニル、4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル、4−メトキシ−2,3,5−トリメチルフェニル、2,4,6−トリメチルフェニル、4−クロロ−2,5−ジメチルフェニル、2,3−ジクロロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、2−(トリフルオロメチル)フェニル、3−(トリフルオロメチル)フェニル、4−(トリフルオロメチル)フェニル、1−ナフチルおよび2−ナフチルより成る群から選ばれる。
さらに好ましい実施形態では、本発明に従うスルホンアミド誘導体中の基Rは、4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルまたは2,4,6−トリメチルフェニルであり、好ましくは4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルである。
本発明のさらに好ましい実施形態では、本発明に従う置換スルホンアミド誘導体において、基R、R、R4a、R4bおよびR4cは、いずれの場合も互いに独立して、Hを示すか、あるいは、R、R、R4a、R4bおよびR4cからの2つの隣接する基は、非置換であるか、あるいはメチル、メトキシ、CF、F、ClおよびBrより成る群から選ばれる同一または異なる基によってモノ置換またはポリ置換(例えば、2置換、3置換または4置換)された5員または6員芳香環、好ましくは6員芳香環(ベンゾ基)を形成する。
本発明のさらに好ましい実施形態では、本発明に従う置換スルホンアミド誘導体において、基R、R、恐らくR4a、恐らくR4b、および恐らくR4cは、いずれの場合もHを示す。
本発明のさらに好ましい実施形態では、本発明に従う置換スルホンアミド誘導体において、a+b+cの合計は2である。
好ましくは、本発明に従う置換スルホンアミド誘導体中のmおよびnは、いずれの場合も互いに独立して0または1を示し得る。
本発明のさらに好ましい実施形態では、
Q=−O−の場合には、mおよびnはいずれの場合も1を示し、
Q=−CH−の場合には、m+nの合計は、0、1または2である。
また本発明に従う置換スルホンアミド誘導体のさらに好ましい実施形態では、以下の部分構造
Figure 2011509962
は、
Figure 2011509962
からなる群から選択され、式中、
200は、H、ハロゲン、O−CF、CF、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、およびシクロプロピルよりなる群から独立して選ばれる1、2、3または4個の置換基を表し、
210は、H、メトキシ、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、ハロゲン、CFおよびOCFよりなる群から独立して選ばれる1、2、3または4個の置換基を表し、
50は、H、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、C3〜8−シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはC1〜3−アルキレン基を介して結合されたC3〜8−シクロアルキル、アリールもしくはヘテロアリールを表す。
本発明のさらに好ましい実施形態では、本発明に従う置換スルホンアミド誘導体において、pは1である。
本発明に従う置換スルホンアミド誘導体中の基Rは、本発明のさらに好ましい実施形態によると、H、C1〜6−アルキル、5員または6員アリールまたはヘテロアリールを示すか、あるいはC1〜6−アルキレン基、C2〜6−アルケニレン基またはC2〜6−アルキニレン基を介して結合された5員または6員アリールまたはヘテロアリールを示し、ここで、アリールまたはヘテロアリールはいずれの場合も、非置換であるか、あるいは、O−C1〜3−アルキル、非置換C1〜6−アルキル、F、Cl、Br、I、CF、OCF、OHおよびSHより成る群から選ばれる同一または異なる置換基によってモノ置換またはポリ置換(例えば、2置換、3置換、4置換または5置換)される。好ましくは、アリールまたはヘテロアリールは、フェニル、ナフチル、ピリジニル、チエニルおよびフリルより成る群から選ばれる。
本発明に従う置換スルホンアミド誘導体のさらに好ましい実施形態では、Rは、H、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソ−ブチル、tert−ブチル、フェニル、2,3,4−ジメチルフェニル、2−tert−ブチルフェニル、3−tert−ブチルフェニル、4−tert−ブチルフェニル、2−メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、4−メトキシフェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2,3−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、2−(トリフルオロメチル)フェニル、3−(トリフルオロメチル)フェニル、4−(トリフルオロメチル)フェニル、2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル、3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル、ベンジル、フェネチル、チエニル、ピリジニルおよび6−クロロピリジン−3−イルより成る群から選ばれる基を示す。
本発明のさらなる実施形態では、本発明に従う置換スルホンアミド誘導体において、XはNを示し、YはNを示し、ZはCRを示す。
本発明のさらなる実施形態では、本発明に従う置換スルホンアミド誘導体において、XはNを示し、YはCRを示し、ZはCRを示す。
本発明のさらなる実施形態では、本発明に従う置換スルホンアミド誘導体において、XはNを示し、YはCRを示し、ZはNを示す。
本発明のさらなる実施形態では、本発明に従う置換スルホンアミド誘導体において、XはCRを示し、YはCRを示し、ZはCRを示す。
本発明のさらに好ましい実施形態では、本発明に従う置換スルホンアミド誘導体において、基R、RおよびRは、いずれの場合も互いに独立して、H、ハロゲン、C1〜6−アルキル、−N(C1〜6−アルキル)、−C1〜6−アルキレン−N(C1〜6−アルキル)、5員、6員または7員ヘテロシクリル、5員または6員ヘテロアリールを示すか、あるいはC1〜6−アルキレン基を介して結合された5員または6員ヘテロアリールまたは5員、6員または7員ヘテロシクリルを示し、ここで、ヘテロシクリルは、NおよびOより成る群から選ばれる1または2個の同一または異なるへテロ原子を含み、非置換であるか、あるいはC1〜6−アルキルによってモノ置換または同一または異なってポリ置換されている。
本発明のさらに好ましい実施形態では、本発明に従うスルホンアミド誘導体において、基R、RおよびRは、いずれの場合も互いに独立して、H、F、Cl、Br、I、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルを示すか、あるいは
Figure 2011509962
より成る群から選ばれる基を示し、式中、
およびR10は、いずれの場合も互いに独立して、C1〜6−アルキル基を示し、jはいずれの場合も1、2または3であり、
11は、H、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルより成る群から選ばれる基を示し、M、MおよびMは互いに独立してNまたはCHを示し、M、MおよびMのうちの1つはNを表し、M、MおよびMの他の2つはCHを表す。
本発明に従う化合物のさらに好ましい実施形態では、RはHを示す。
本発明に従う化合物のさらに好ましい実施形態では、RはHを示すか、あるいは
Figure 2011509962
より成る群から選ばれる基を示し、式中、
およびR10は、いずれの場合も互いに独立して、C1〜6−アルキル基を示し、jはいずれの場合も1、2または3であり、M、MおよびMは互いに独立してNまたはCHを示し、M、MおよびMのうちの1つはNを表し、M、MおよびMの他の2つはCHを表す。
本発明に従う化合物のさらに好ましい実施形態では、Rは、H、F、Cl、Br、I、C1〜6−アルキルを示すか、あるいは
Figure 2011509962
より成る群から選ばれる基を示し、式中、
およびR10は、いずれの場合も互いに独立して、C1〜6−アルキル基を示し、jはいずれの場合も1、2または3であり、M、MおよびMは互いに独立してNまたはCHを示し、M、MおよびMのうちの1つはNを表し、M、MおよびMの他の2つはCHを表す。
同様に好ましいのは、一般式Ia
Figure 2011509962
(式中、
mおよびnは、いずれの場合も互いに独立して0、1または2であり、
Qは、−O−または−CH−を示し、
Xは、NまたはCRを示し、
Yは、NまたはCRを示し、
Zは、NまたはCRを示し、
は、アリールまたはヘテロアリールを示すか、あるいはC1〜6−アルキレン基を介して結合されたアリールまたはヘテロアリールを示し、
、R、R4aおよびR4bは、いずれの場合も互いに独立して、Hを示すか、あるいはR、R、R4aおよびR4bからの2つの隣接する基は、飽和、不飽和または芳香族であり、そして非置換であるか、またはモノ置換または同一または異なる基によってポリ置換されていてよい5員または6員環を形成し、
は、H、ハロゲン、CN、NO、C1〜6−アルキル、C2〜6−アルケニル、アリールまたはヘテロアリールを示すか、あるいはC1〜6−アルキレン基、C2〜6−アルケニレン基またはC2〜6−アルキニレン基を介して結合されたアリールまたはヘテロアリールを示し、
、RおよびRは、いずれの場合も互いに独立して、H、ハロゲン、CN、C1〜6−アルキル、−NH(C1〜6−アルキル)、−N(C1〜6−アルキル)、−C1〜6−アルキレン−NH(C1〜6−アルキル)、−C1〜6−アルキレン−N(C1〜6−アルキル)、C3〜8−シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールを示すか、あるいはC1〜6−アルキレン基、C2〜6−アルケニレン基またはC2〜6−アルキニレン基を介して結合されたC3〜8−シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールを示し、
上記基C1〜6−アルキル、C1〜6−アルキレン、C2〜6−アルケニル、C2〜6−アルケニレン、C2〜6−アルキニレン、C3〜8−シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールはいずれの場合も、非置換でもよいし、あるいはモノ置換または同一または異なる基によってポリ置換されていてもよく、上記基C1〜6−アルキル、C1〜6−アルキレン、C2〜6−アルケニル、C2〜6−アルケニレンおよびC2〜6−アルキニレンは、いずれの場合も、分枝状でも非分枝状でもよい)
を有し、個々のエナンチオマーまたは個々のジアステレオマーの形態、ラセミ体、エナンチオマー、ジアステレオマー、エナンチオマーおよび/またはジアステレオマーの混合物の形態、ならびにそれぞれの場合のこれらの塩基および/または生理学的に許容し得る塩の形態である、本発明に従う置換スルホンアミド誘導体であって、
ここで、
置換アルキル、アルケニル、アルキレン、アルケニレン、アルキニレンまたはシクロアルキルは、F、Cl、Br、I、CN、NH、NH−C1〜6−アルキル、NH−C1〜6−アルキレン−OH、C1〜6−アルキル、N(C1〜6−アルキル)、N(C1〜6−アルキレン−OH)、NO、SH、S−C1〜6−アルキル、S−ベンジル、O−C1〜6−アルキル、OH、O−C1〜6−アルキレン−OH、=O、O−ベンジル、C(=O)C1〜6−アルキル、COH、CO−C1〜6−アルキルおよびベンジルより成る群から選ばれる置換基によってモノ置換または同一または異なってポリ置換されており、
置換ヘテロシクリルは、F、Cl、Br、I、−CN、NH、NH−C1〜6−アルキル、NH−C1〜6−アルキレン−OH、C1〜6−アルキル、N(C1〜6−アルキル)、N(C1〜6−アルキレン−OH)、ピロリニル、ピペラジニル、モルホリニル、NO、SH、S−C1〜6−アルキル、S−ベンジル、O−C1〜6−アルキル、OH、O−C1〜6−アルキレン−OH、=O、O−ベンジル、C(=O)C1〜6−アルキル、COH、CO−C1〜6−アルキルおよびベンジルより成る群から選ばれる置換基によってモノ置換または同一または異なってポリ置換されており、そして
置換アリールまたはヘテロアリールは、F、Cl、Br、I、CN、NH、NH−C1〜6−アルキル、NH−C1〜6−アルキレン−OH、N(C1〜6−アルキル)、N(C1〜6−アルキレン−OH)、NH−アリール、N(アリール、N(C1〜6−アルキル)アリール、ピロリニル、ピペラジニル、モルホリニル、NO、SH、S−C1〜6−アルキル、OH、O−C1〜6−アルキル、O−C1〜6−アルキル−OH、C(=O)C1〜6−アルキル、NHSO1〜6−アルキル、NHCOC1〜6−アルキル、COH、CHSO−フェニル、CO−C1〜6−アルキル、OCF、CF、−O−CH−O−、−O−CH−CH−O−、−O−C(CH−CH−、非置換C1〜6−アルキル、ピロリジニル、イミダゾリル、ピペリジニル、ベンジルオキシ、フェノキシ、フェニル、ピリジニル、−C1〜3−アルキレン−アリール、ベンジル、チエニルおよびフリル(ここで、アリールは、フェニル、フリル、チエニルまたはピリジニルを示す)より成る群から選ばれる置換基によってモノ置換または同一または異なってポリ置換されている。
同様に好ましいのは、一般式Iaの本発明に従う置換スルホンアミド誘導体であり、式中、
mおよびnは、いずれの場合も互いに独立して0または1を示し、
Qは、−O−または−CH−を示し、
Xは、NまたはCRを示し、
Yは、NまたはCRを示し、
Zは、NまたはCRを示し、
は、フェニル、ナフチル、インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル(ベンゾチエニル)、ベンゾオキサゾリル、ベンゾオキサジアゾリル、ピロリル、フラニル、チエニル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、イミダゾチアゾリル、カルバゾリル、ジベンゾフラニルまたはジベンゾチオフェニル(ジベンゾチエニル)を示し、好ましくは、フェニル、ナフチル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサジアゾリル、チオフェニル、ピリジニル、イミダゾチアゾリルまたはジベンゾフラニルを示し、特に好ましくは、フェニルまたはナフチルを示し、いずれの場合も、非置換であるか、あるいは一置換または同一または異なる置換基によって多置換されており、置換基は、好ましくは、−O−C1〜3−アルキル、C1〜6−アルキル、F、Cl、Br、I、CF、OCF、OH、SH、フェニル、ナフチル、フリル、チエニルおよびピリジニルからなる群から選択され、
、R、R4aおよびR4bは、いずれの場合も互いに独立して、Hを示すか、あるいはR、R、R4a、R4bからの2つの隣接する基は、非置換であるか、または一置換されるかまたは同一もしくは異なって多置換された5員または6員芳香環、好ましくは6員芳香環(ベンゾ基)を形成し、置換基は、メチル、メトキシ、CF、Cl、BrおよびFからなる群から選択され、
は、H、C1〜6−アルキル、5員または6員アリールまたはヘテロアリールを示すか、あるいはC1〜6−アルキレン基、C2〜6−アルケニレン基またはC2〜6−アルキニレン基を介して結合された5員または6員アリールまたはヘテロアリールを示し、ここで、アリールまたはヘテロアリールはいずれの場合も、非置換であるか、あるいは一置換または同一もしくは異なって多置換されており、ここで、アリールまたはヘテロアリールは、好ましくは、フェニル、ナフチル、ピリジニル、チエニルおよびフリルからなる群から選択され、置換基は、好ましくは、O−C1〜3−アルキル、非置換C1〜6−アルキル、F、Cl、Br、I、CF、OCF、OHおよびSHからなる群から選択され、
、RおよびRは、いずれの場合も互いに独立して、H、ハロゲン、C1〜6−アルキル、−N(C1〜6−アルキル)、−C1〜6−アルキレン−N(C1〜6−アルキル)、5員または6員ヘテロシクリルを示すか、あるいはC1〜6−アルキレン基を介して結合された5員または6員ヘテロシクリルを示す(ここで、ヘテロシクリルは、NおよびOより成る群から選ばれる1または2個の同一または異なるへテロ原子を含み、非置換であるか、あるいはC1〜6−アルキルによって、一置換されているかまたは同一もしくは異なって多置換されている)か、あるいは、5員もしくは6員ヘテロアリールまたはC1〜6−アルキレン基を介して結合された5員もしくは6員ヘテロアリールを示し、ここで、前記ヘテロアリールは非置換、モノ置換またはポリ置換されており、前記ヘテロアリールは、1または2個の窒素原子を含み、
個々のエナンチオマーまたは個々のジアステレオマーの形態、ラセミ体、エナンチオマー、ジアステレオマー、エナンチオマーおよび/またはジアステレオマーの混合物の形態、ならびにこれらの塩基および/または生理学的に許容し得る塩の形態である。
同様に好ましいのは、一般式Iaの本発明に従う置換スルホンアミド誘導体であり、式中、
mおよびnは、いずれの場合も互いに独立して0または1を示し、
Qは、−O−または−CH−を示し、
Xは、NまたはCRを示し、
Yは、NまたはCRを示し、
Zは、NまたはCRを示し、
はフェニルまたはナフチルを示し、いずれの場合も、非置換であるか、あるいは一置換または同一もしくは異なって多置換されており、置換基は、メチル、メトキシ、CF、F、ClおよびBrからなる群から選択することができ、
、R、R4aおよびR4bは、いずれの場合も互いに独立して、Hを示すか、あるいはR、R、R4a、およびR4bからの2つの隣接する基は、非置換であるか、または一置換されるかまたは同一もしくは異なって多置換された6員芳香環(ベンゾ基)を形成し、置換基は、メチル、メトキシ、CF、Cl、BrおよびFからなる群から選択され、
は、H、C1〜6−アルキル、フェニル、フリル、チエニルまたはピリジニルを示すか、あるいはC1〜3−アルキレン基を介して結合されたフェニル、フリル、チエニルまたはピリジニルを示し、ここで、フェニル、フリル、チエニルまたはピリジニルはいずれの場合も、非置換であるか、あるいは一置換または同一もしくは異なって多置換されており、置換基は、−O−C1〜3−アルキル、非置換C1〜6−アルキル、Br、Cl、F、I、CF、OCF、OH、SHからなる群から選択され、
は、Hを示し、
は、Hまたは
Figure 2011509962
より成る群から選ばれる基を示し、式中、RおよびR10は、いずれの場合も互いに独立して、C1〜6−アルキル基を示し、jはいずれの場合も1、2または3であり、M、MおよびMは互いに独立してNまたはCHを示し、M、MおよびMのうちの1つはNを表し、M、MおよびMの他の2つはCHを表し、
は、H、F、Cl、Br、I、C1〜6−アルキルを示すか、あるいは
Figure 2011509962
より成る群から選ばれる基を示し、式中、RおよびR10は、いずれの場合も互いに独立して、C1〜6−アルキル基を示し、jはいずれの場合も1、2または3であり、M、MおよびMは互いに独立してNまたはCHを示し、M、MおよびMのうちの1つはNを表し、M、MおよびMの他の2つはCHを表す。
同様に好ましいのは、一般式Iaの本発明に従う置換スルホンアミド誘導体であり、式中、
m=1、n=1であり、そしてQが−O−を示すか、
m=1、n=1であり、そしてQが−CH−を示すか、
m=1、n=0であり、そしてQが−CH−を示すか、
m=0、n=1であり、そしてQが−CH−を示すか、あるいは
m=0、n=0であり、そしてQが−CH−を示し、
Xは、NまたはCRを示し、
Yは、NまたはCRを示し、
Zは、NまたはCRを示し、
は、非置換であるか、あるいは、一置換または同一もしくは異なって二置換、三置換、四置換もしくは五置換されたフェニルまたはナフチルを示し、置換基は、メチル、メトキシ、CF、Cl、BrおよびFより成る群から選ばれることができ、
、R、R4a、およびR4bは、いずれの場合も互いに独立して、Hを示すか、あるいは、R、R、R4aおよびR4bからの2つの隣接する基は非置換6員芳香環(ベンゾ基)を形成し、
は、H、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、フェニル、フリル、チエニルまたはピリジニルを示すか、あるいは−(CH)−、−(CH−または−(CH−基を介して結合されたフェニル、フリル、チエニルまたはピリジニルを示し、ここで、フェニル、フリル、チエニルまたはピリジニルはいずれの場合も、非置換であるか、あるいはメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソ−プロポキシ、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、Br、Cl、F、I、CF、OCF、OHおよびSHからなる群から互いに独立して選択される置換基によって一置換、同一または異なって二置換または三置換されており、
は、Hを示し、
は、Hまたは
Figure 2011509962
より成る群から選ばれる基を示し、式中、RおよびR10は、いずれの場合も互いに独立して、メチル基を示し、jはいずれの場合も1、2または3であり、M、MおよびMは互いに独立してNまたはCHを示し、M、MおよびMのうちの1つはNを表し、M、MおよびMの他の2つはCHを表し、
は、H、F、Cl、Br、I、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、または
Figure 2011509962
より成る群から選ばれる基を示し、式中、RおよびR10はいずれの場合も互いに独立して、メチル基を示し、jはいずれの場合も1、2または3であり、M、MおよびMは互いに独立してNまたはCHを示し、M、MおよびMのうちの1つはNを表し、M、MおよびMの他の2つはCHを表す。
同様に好ましいのは、一般式Ib
Figure 2011509962
の本発明に従うスルホンアミド誘導体であり、式中、
Xは、NまたはCRを示し、
Yは、NまたはCRを示し、
Zは、NまたはCRを示し、
は、H、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、フェニル、フリル、チエニルまたはピリジニルを示すか、あるいは−(CH)−、−(CH−または−(CH−基を介して結合されたフェニル基を示し、ここで、フェニル、フリル、チエニルまたはピリジニルはいずれの場合も、非置換であるか、あるいはメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソ−プロポキシ、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、Br、Cl、F、I、CF、OCF、OHおよびSHからなる群から互いに独立して選択される置換基によって、一置換されるか、または同一もしくは異なって二置換もしくは三置換されており、
は、Hを示し、
は、H、または
Figure 2011509962
より成る群から選ばれる基を示し、式中、RおよびR10は、いずれの場合も互いに独立して、メチル基を示し、jはいずれの場合も1、2または3であり、M、MおよびMは互いに独立してNまたはCHを示し、M、MおよびMのうちの1つはNを表し、M、MおよびMの他の2つはCHを表し、
は、H、F、Cl、Br、I、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルを示すか、あるいは
Figure 2011509962
より成る群から選ばれる基を示し、式中、RおよびR10は、いずれの場合も互いに独立して、メチル基を示し、jはいずれの場合も1、2または3であり、M、MおよびMは互いに独立してNまたはCHを示し、M、MおよびMのうちの1つはNを表し、M、MおよびMの他の2つはCHを表す。
特に好ましいのは、
(1) 1−(5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(2) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(2−(ピペリジン−1−イルメチル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)エタノン、
(3) 1−(3−クロロ−2−(ピペリジン−1−イルメチル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(4) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(5) 3−(1−(4−クロロ−2,5−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−((4−メチル−ピペラジン−1−イル)メチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)プロパン−1−オン、
(6) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(モルホリノメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(7) 1−(6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)エタノン、
(8) 1−(6−(ピロリジン−1−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)エタノン、
(9) 3−(1−(4−クロロ−2,5−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(ピロリジン−1−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)プロパン−1−オン、
(10) 2−((1−(3,4−ジクロロフェニルスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(ピロリジン−1−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(11) 2−((1−(3,4−ジクロロフェニルスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−イル)メトキシ)−1−(6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(12) 3−(1−(4−クロロ−2,5−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(モルホリノ−メチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)プロパン−1−オン、
(13) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(ピロリジン−1−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(14) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(15) 1−(6−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)エタノン、
(16) 2−((1−(3,4−ジクロロフェニルスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(17) 1−(6−(3−(ピロリジン−1−イル)プロピル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)エタノン、
(18) 3−(1−(4−クロロ−2,5−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(3−(ピロリジン−1−イル)プロピル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)プロパン−1−オン、
(19) 1−(1−tert−ブチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(20) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−メチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(21) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−(ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(22) 1−(1−(6−クロロピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(23) 1−(5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(24) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−(4−メトキシフェニル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(25) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−フェニル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(26) 1−(1−(3,4−ジフルオロフェニル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(27) 1−(1−(3,4−ジメチルフェニル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(28) 1−(1−(3−フルオロフェニル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(29) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−(チオフェン−2−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(30) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(31) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−(3−メトキシフェニル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(32) 1−(1−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(33) 1−(1−tert−ブチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(34) 2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−メチル−3,4−ジヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(35) 2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−(ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(36) 1−(1−(6−クロロピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(37) 1−(5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(38) 2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−(4−メトキシフェニル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(39) 2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−フェニル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(40) 1−(1−(3,4−ジフルオロフェニル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(41) 1−(1−(3,4−ジメチルフェニル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(42) 1−(1−(3−フルオロフェニル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(43) 2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−(チオフェン−2−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(44) 2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(45) 2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−フェネチル−3,4−ジヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(46) 1−(6−((ジメチルアミノ)メチル)−1−フェニル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(47) 2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−フェニル−6−(ピロリジン−1−イル−メチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(48) 2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−フェニル−6−(ピペリジン−1−イル−メチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(49) 2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(モルホリノメチル)−1−フェニル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(50) 1−(1−ベンジル−6−((ジメチルアミノ)メチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(51) 1−(6−((ジメチルアミノ)メチル)−1−フェネチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(52) 1−(1−ブチル−6−((ジメチルアミノ)メチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(53) 1−(6−((ジメチルアミノ)メチル)−1−(チオフェン−2−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(54) 1−(6−((ジメチルアミノ)メチル)−1−エチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(55) 1−(1−エチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(56) 2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−プロピル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(57) 1−(1−イソプロピル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(58) 1−(1−エチル−6−メチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(59) 1−(1−イソプロピル−6−メチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a)ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(60) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−フェネチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a)ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(61) 1−(6−((ジメチルアミノ)メチル)−1−フェニル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a)ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(62) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−フェニル−6−(ピロリジン−1−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a)ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(63) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−フェニル−6−(ピペリジン−1−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a)ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(64) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(モルホリノメチル)−1−フェニル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a)ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(65) 1−(1−ベンジル−6−((ジメチルアミノ)メチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a)ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(66) 1−(6−((ジメチルアミノ)メチル)−1−フェネチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a)ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(67) 1−(1−ブチル−6−((ジメチルアミノ)メチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(68) 1−(6−((ジメチルアミノ)メチル)−1−(チオフェン−2−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(69) 1−(6−((ジメチルアミノ)メチル)−1−エチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(70) 1−(1−エチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(71) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−プロピル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(72) 1−(1−イソプロピル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(73) 1−(5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(74) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(75) 1−(6−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)エタノン、
(76) 1−(6−(2−モルホリノエチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)エタノン、
(77) 3−(1−(4−クロロ−2,5−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(2−モルホリノエチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)プロパン−1−オン、
(78) 2−((1−(3,4−ジクロロフェニルスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(2−モルホリノエチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(79) 3−(1−(4−クロロ−2,5−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)プロパン−1−オン、
(80) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(81) 1−(6−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)エタノン、
(82) 2−((1−(3,4−ジクロロフェニルスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(83) 3−(1−(4−クロロ−2,5−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)プロパン−1−オン、
(84) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(2−モルホリノエチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(85) 1−(1−エチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−3−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)プロパン−1−オン、
(86) 1−(1−エチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−(((S)−1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
(87) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(3−(ピペリジン−1−イルメチル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)エタノン、
(88) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(ピリジン−4−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(89) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(90) 1−(6−(ピリジン−4−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)エタノン、
(91) 4−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(ピリジン−4−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ブタン−1−オン、
(92) 4−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ブタン−1−オン、
(93) 1−(6−(ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)エタノン、
(94) 3−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)プロパン−1−オン、
(95) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(ピリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(96) 3−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(ピリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)プロパン−1−オン、
(97) 1−(6−(ピリジン−3−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)エタノン、
(98) 1−(6−(2−(ピリジン−3−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)エタノン、
(99) 3−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(ピリジン−4−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)プロパン−1−オン、
(100) 4−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(2−(ピリジン−4−イル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)ブタン−1−オン、
(101) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(2−(ピリジン−3−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(102) 3−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(2−(ピリジン−3−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)プロパン−1−オン、
(103) 4−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(2−(ピリジン−3−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ブタン−1−オン、
(104) 1−(2−(ピリジン−4−イル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)−2−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)エタノン、
(105) 4−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(ピリジン−3−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ブタン−1−オン、
(106) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(107) 1−(6−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)エタノン、
(108) 3−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)プロパン−1−オン、
(109) 4−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ブタン−1−オン、
(110) 4−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(ピリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ブタン−1−オン、
(111) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(ピリジン−3−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
(112) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(2−(ピリジン−4−イル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)エタノン、
(113) 3−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(ピリジン−3−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)プロパン−1−オン、
(114) 3−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(2−(ピリジン−4−イル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)プロパン−1−オン、
(115) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(2−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)エタノン、
(116) 1−(2−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)−2−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)エタノン、
(117) 3−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(2−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)プロパン−1−オン、
(118) 4−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(2−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)ブタン−1−オン、
(119) 4−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(2−(ピリジン−4−イルメチル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)ブタン−1−オン、
(120) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(2−(ピリジン−4−イルメチル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)エタノン、および
(121) 3−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(2−(ピリジン−4−イルメチル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)プロパン−1−オン
からなる群から選択され、個々のエナンチオマーまたは個々のジアステレオマーの形態、ラセミ体、エナンチオマー、ジアステレオマー、エナンチオマーまたはジアステレオマーの混合物、塩基および/または生理学的に適合性の酸の塩の形態である、本発明に従うスルホンアミド誘導体である。
本発明に従う化合物の個々の実施形態の上記で採用した番号付けは、本発明の以下の考察において、特に、実施例の説明において保持される。
本発明に従う化合物は、ヒトB1R受容体またはラットのB1R受容体においてアンタゴニスト作用を示す。本発明の好ましい実施形態では、本発明に従う化合物は、ヒトB1R受容体(hB1R)およびラットのB1R受容体(rB1R)の両方においてアンタゴニスト作用を示す。
特に好ましいのは、FLIPRアッセイにおいて10μMの濃度で、少なくとも15%、25%、50%、70%、80%または90%の、ヒトB1R受容体および/またはラットのB1R受容体における阻害を示す化合物である。最も特に好ましいのは、10μMの濃度で、少なくとも70%、特に少なくとも80%、そして特に好ましくは少なくとも90%の、ヒトB1R受容体およびラットのB1R受容体における阻害を示す化合物である。
ヒトおよびラットのブラジキニン1受容体(B1R)における化合物のアゴニスト作用またはアンタゴニスト作用は、異所的に発現する細胞株(CHOK1細胞)により、Ca2+感受性色素(Fluo−4)を用いて、蛍光イメージングプレートリーダー(FLIPR)において定量化することができる。活性化パーセントにおける数字は、Lys−Des−Arg−ブラジキニン(0.5nM)およびDes−Arg−ブラジキニン(100nM)を添加した後のCa2+シグナルを指す。アンタゴニストは、アゴニストの添加後のCa2+流入の抑制をもたらす。阻害パーセント値は、達成可能な最大阻害と比較して与えられる。
本発明に従う化合物は、例えば、種々の疾患に関連するB1Rに作用し、これは、薬剤中の薬学的有効成分として適していることを意味する。
従って、本発明は、本発明に従う少なくとも1つの置換スルホンアミド誘導体、ならびに場合により適切な添加剤および/または助剤および/または場合によりさらなる活性物質を含有する薬剤も提供する。これらの薬剤は、痛み、特に急性痛、内臓痛、神経障害痛、慢性痛および/または炎症性痛を治療するために特に適している。さらに、これらの薬剤は、糖尿病、呼吸道の疾患、炎症性腸疾患、神経疾患、皮膚の炎症、リウマチ性疾患、敗血性ショック、再灌流症候群、肥満を治療するためにも、そして血管新生阻害薬としても適している。
本発明に従う薬剤は、本発明に従う少なくとも1つの置換スルホンアミド誘導体のほかに、場合により、適切な添加剤および/または助剤、従って、キャリア材料、充填剤、溶媒、希釈剤、着色剤および/または結合剤も含有し、液体薬剤形態として溶液の注射剤、ドロップまたはジュースの形態で、半固体薬剤形態として顆粒、錠剤、ペレット、パッチ、カプセル、膏薬/スプレー膏薬またはエアロゾルの形態で投与され得る。使用すべき助剤などの選択およびその量は、薬剤が、経口、非経口、静脈内、腹腔内、皮内、筋肉内、経鼻、経頬、経直腸にまたは局所(例えば皮膚、粘膜または目に)のどれで投与されるかに依存する。経口適用に適切なのは錠剤、丸薬、カプセル、顆粒、ドロップ、ジュースおよびシロップの形態の調製物であり、非経口、局所および吸入適用のために適切な調製物は、溶液、懸濁液、容易に再構成可能な乾燥調製物およびスプレーの形態である。デポー形態、溶解した形態または膏薬における本発明に従うスルホンアミド誘導体は、場合により皮膚の浸透を促進する薬剤を添加して、適切な経皮適用調製物である。経口または経皮的に使用可能な調製物の形態は、本発明に従う置換スルホンアミド誘導体の遅延放出を提供することができる。本発明に従う置換スルホンアミド誘導体は、例えば埋没物または埋め込みポンプなどの非経口長期デポー形態で使用することもできる。原則として、当業者に知られている他の有効成分は、本発明に従う薬剤に添加することができる。
患者に投与すべき有効成分の量は、患者の体重、適用の種類、医学的徴候および病気の重症度に応じて変わる。通常、0.00005〜50mg/kg、好ましくは0.01〜5mg/kgの少なくとも1つの本発明に従う置換スルホンアミド誘導体が投与される。
薬剤の好ましい形態において含有される本発明に従う置換スルホンアミド誘導体は、純粋なジアステレオマーおよび/またはエナンチオマーとして、ラセミ体として、あるいはジアステレオマーおよび/またはエナンチオマーの非等モルまたは等モル混合物として存在する。
B1Rは、特に、痛みの現象に関与する。従って、本発明に従う置換スルホンアミド誘導体は、痛み、特に、急性痛、内臓痛、神経障害痛、または慢性痛を治療するための薬剤を製造するために使用することができる。
従って、本発明は、痛み、特に、急性痛、内臓痛、神経障害痛、慢性痛および/または炎症性痛を治療するための薬剤の製造のための、本発明に従う置換スルホンアミド誘導体の使用も提供する。
また本発明は、糖尿病、呼吸道の疾患、炎症性腸疾患、神経疾患、皮膚の炎症、リウマチ性疾患、敗血性ショック、再灌流症候群、肥満を治療するための薬剤の製造のための、そして血管新生阻害薬としての、本発明に従う置換スルホンアミド誘導体の使用も提供する。
これに関連して、上記の使用の1つにおいて、使用される置換スルホンアミド誘導体が、純粋なジアステレオマーおよび/またはエナンチオマーとして、ラセミ体として、あるいはジアステレオマーおよび/またはエナンチオマーの非等モルまたは等モル混合物として存在する場合が好ましいことがある。
また本発明は、治療的に活性な用量の本発明に従う置換スルホンアミド誘導体または本発明に従う薬剤を投与することによって、特に上記の医学的徴候の1つにおいて、痛み、特に慢性痛の治療を必要とする非ヒト哺乳類または人を治療するための方法も提供する。
本発明はさらに、治療的に活性な用量の本発明に従う置換スルホンアミド誘導体または本発明に従う薬剤を投与することによって、治療を必要とする非ヒト哺乳類または人において、痛み、特に、急性痛、内臓痛、神経障害痛、慢性痛および炎症性痛より成る群から選ばれる1つまたは複数を治療するための方法を提供する。
本発明はさらに、治療的に活性な用量の本発明に従う置換スルホンアミド誘導体または本発明に従う薬剤を投与することによって、治療を必要とする非ヒト哺乳類または人において、痛み、特に、糖尿病、呼吸道の疾患、炎症性腸疾患、神経疾患、皮膚の炎症、リウマチ性疾患、敗血性ショック、再灌流症候群、肥満および血管新生より成る群から選ばれる1つまたは複数を治療するための方法を提供する。
また本発明は、以下の記載、実施例、および特許請求の範囲において説明および解説される本発明に従う置換スルホンアミド誘導体を製造するための方法も提供する。
本発明に従う置換スルホンアミド誘導体を製造するための一般的な方法:
Figure 2011509962
カルボン酸は、硫酸ナトリウムもしくはマグネシウム、酸化リンなどの水除去剤、または、例えば、CDI、DCC(場合により、ポリマーに結合)、TBTU、EDCI、PyBOPもしくはPFPTFAなどの試薬の存在下、同様に、HOAtまたはHOBtおよび有機塩基(例えば、DIPEAまたはピリジン)の存在下で、THF、ジクロロメタン、ジエチルエーテル、ジオキサン、DMFまたはアセトニトリルなどの有機溶媒中、0℃から還流温度までの温度で、第1級または第2級アミンを用いるアミド形成において転換されて、一般式Mの最終生成物を形成する。
酸を製造するための一般的な方法
Figure 2011509962
方法Iにおいて、ラセミ体(RおよびS配置)またはエナンチオマー純粋な(RまたはS配置)アミノ酸エステルAは、還元剤としてとして金属水素化物、例えば、LiAlH、BH×DMSまたはNaBHを用いて、THFまたはジエチルエーテルなどの有機溶媒中、0℃から還流温度までの温度で、アミノアルコールBに還元される。アミノアルコールBは、場合により有機または無機塩基、例えば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、ジイソプロピルエチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ジメチルアミノピリジン、ジエチルアミンまたはDBUの存在下、好ましくは有機溶媒、例えばアセトン、アセトニトリル、ジクロロメタンまたはテトラヒドロフラン中、そして0°から還流温度までの温度において、塩化スルホニル、臭化スルホニルまたはスルホニルペンタフルオロフェノラートRSOX(X=Cl、Br、OPFP)によるスルホニル化においてさらに反応されて、スルホニル化アミノアルコールCを形成する。
スルホニル化アミノアルコールCは、相間移動反応において塩化もしくは臭化テトラブチルアンモニウムまたは硫酸水素テトラブチルアンモニウムを用いて、有機溶媒(THF、トルエン、ベンゼンまたはキシレンなど)および無機塩基(水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウムなど)を用いて、あるいは有機または無機塩基(従来の無機塩基は、金属アルコラート(ナトリウムメタノラート、ナトリウムエタノラート、カリウムtert−ブチラートなど)、リチウムまたはナトリウム塩基(リチウムジイソプロピルアミド、ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム、ナトリウムメチラートなど)、または金属水素化物(水素化カリウム、水素化リチウム、水素化ナトリウムなど)であり、従来の有機塩基は、ジイソプロピルエチルアミン、トリエチルアミンである)の存在下、ジクロロメタン、THFまたはジエチルエーテルなどの有機溶媒中、0℃〜還流温度で、ハロゲン化エステル誘導体によるアルキル化反応において反応されて、一般構造Dの生成物を形成する。
方法IIにおいて、3−(ピリジン−2−イル)アクリル酸Eは、室温から還流温度までの温度で、THF、ジエチルエーテル、メタノール、エタノールまたはジクロロメタンなどの有機溶媒中、水抽出剤、例えば、無機酸(HSOまたは酸化リンなど)または有機試薬(塩化チオニルなど)を用いて段階Fにエステル化される。
方法IIおよびIIIにおいて、エステル段階FおよびGは、標準圧力下または過剰圧力下、当業者に知られている条件下で、THF、クロロホルムなどの有機溶媒中、そして酸化白金などの触媒の存在下で、水素により水素化されて、中間体Hを形成する。
方法II〜IIIにおいて、段階Hは、場合により有機または無機塩基、例えば、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、ジイソプロピルエチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ジエチルアミンまたはDBUの存在下、好ましくは有機溶媒、例えばアセトニトリル、ジクロロメタンまたはテトラヒドロフラン中、0℃〜還流温度で、塩化スルホニル、臭化スルホニルまたはスルホニルペンタフルオロフェノラートRSOX(X=Cl、Br、OPFP)によるスルホニル化においてさらに反応されて、スルホニル化アミノエステルIを形成する。
方法I〜IIIにおいて、エステル誘導体DおよびIは、トリフルオロ酢酸などの有機酸または塩酸などの無機酸水溶液を用いるか、あるいは、水酸化リチウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウムなどの無機塩基水溶液を用いて、メタノール、ジオキサン、ジクロロメタン、THF、ジエチルエーテルまたはこれらの溶媒の混合物などの有機溶媒中、0℃〜室温で、エステル切断において反応されて、一般式Jの酸段階を形成する。
アミンを製造するための一般的な方法
方法I
Figure 2011509962
ピロールAは、例えばエタノール、メタノール、2−ブタノン、DMSO、ジエチルエーテル、水、ベンゼン、トルエン、THF、DCM、アセトニトリル、アセトン、DMFまたはペンタンまたはこれらの溶媒の混合物などの適切な溶媒中に溶解され、例えば、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム(場合により、水溶液またはアルコール溶液中)、炭酸カリウム、ヘキサメチルジシラザンカリウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、ナトリウムメタノラート、ナトリウムエタノラート、ナトリウムtert.ブチラートまたはジイソプロピルエチルアミンなどの適切な塩基が添加され、場合により、例えば、18−クラウン−6、15−クラウン−5、臭化または硫酸テトラブチルアンモニウム、塩化ベンジルトリエチルアンモニウム、1−n−ブチル−3−メチルイミダゾリウムテトラフルオロボラートまたはDMAPなどの助剤が添加され、その後、対応するヨウ素、臭素または塩素化合物と反応されて、段階Bを形成する。
1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジンCを形成するための閉環は、酢酸、エタノール、メタノール、ピリジン、ベンゼン、トルエン、DCMまたはこれらの溶媒の混合物などの溶媒中で、場合によりベンゾトリアゾール、三塩化アルミニウムまたはp−トルエンスルホン酸を添加し、そして場合により反応中に形成される水を共沸蒸留で除去して、2−(1H−ピロール−1−イル)エタンアミンを対応するアルデヒドと反応させることによって実行される、反応時間は1時間と48時間の間でよく、反応温度は20℃〜110℃の間で異なり得る。
しかしながら、1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン段階Cを形成するための閉環は、2−(1H−ピロール−1−イル)エタンアミンを対応するカルボン酸と反応させ、その後、例えば水素化ホウ素ナトリウムなどの還元剤により、主として形成される環状イミンDを還元することによって達成することもできる。
1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジンから出発して、ピロール部分におけるさらなる誘導体化のために、ピペリジン部分の窒素は必要ならば保護されなければならない。この目的のために、例えばBOC、CbzまたはFmoc保護基などの種々の保護基が適切である。
二炭酸ジ−tert−ブチルによるBOC保護基の導入は、例えば、ジオキサン、DCM、THF、DMF、水、ベンゼン、トルエン、メタノール、アセトニトリルまたはこれらの溶媒の混合物などの溶媒中、場合により、水酸化ナトリウム、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウムまたはDMAPを添加して、0℃〜100℃の間の温度で実行することができる。
Cbz保護基は、例えば、ジエチルエーテル、THF、DMF、ベンゼン、トルエン、ジオキサン、水、アセトン、酢酸エチル、DCMまたはクロロホルムなどの溶媒中、場合により、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウムまたはトリエチルアミンなどの塩基を添加し、場合により、例えばHOBtなどのカップリング試薬を添加して、クロロギ酸ベンジルを反応させることによって導入することができる。
Fmoc保護基は、例えば、DCM、DCE、ジエチルエーテル、THF、ジオキサン、アセトン、アセトニトリル、DMFまたは水などの溶媒中、場合により、例えば、ジイソプロピルエチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、N−メチルモルホリン、炭酸ナトリウムまたは炭酸水素ナトリウムなどの塩基を添加して、そして場合によりマイクロ波照射下で、クロロギ酸9H−フルオレン−9−イルメチルを反応させることによって導入される。
ピロール環におけるアミノメチル置換基の導入は、アミノアルキル化によって実行され、段階Fが形成される。アミノアルキル化のために、対応する芳香族化合物は、エタノールまたはメタノール中でホルムアルデヒドおよび対応するアミンと反応され得る。この過程の変形はイミニウム塩と対応する芳香族系との反応を用いて、段階Eを形成する。イミニウム塩は、例えば、対応するアミナールの切断によって得られる。
アミナールは、対応するアミンをホルムアルデヒドと反応させることによって形成される。反応は、例えば、水、メタノール、エタノール、tert−ブタノール、ベンゼン、トルエン、ジエチルエーテル、ジオキサン、THF、クロロホルム、DCM、DMF、アセトニトリル、希HCl水溶液またはこれらの溶媒の混合物などの溶媒中、場合により、例えば、炭酸カリウムまたは水酸化ナトリウムなどの塩基を添加して実行することができる。
イミニウム塩は、例えば、四塩化炭素、クロロホルム、DCM、ジエチルエーテル、DMF、アセトニトリル、ヘキサンまたはDMEなどの溶媒中、−80℃〜+25℃の間の温度で、アミナールを、例えば、塩化アセチルもしくはベンゾイル、塩化メシル、塩化もしくはヨウ化トリメチルシリル、テトラクロロシランまたは三フッ化ホウ素エーテラート(boron trifluoride etherate)と反応させることによって得られる。
それに続く段階Fへのアミノアルキル化は、例えば、アセトニトリル、THF、DCM、ジエチルエーテル、トルエンまたはベンゼンなどの溶媒中で、−78℃〜室温の間の温度で実行することができる。
構成要素として使用されるアミノアルキル化5,6,7,8−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン誘導体Gは、対応する保護基の切断によって得られる。
BOC保護基は、例えば、0℃〜110℃(66)の温度および0.5〜20時間の反応時間において、ジオキサン、メタノール、エタノール、アセトニトリルまたは酢酸エチルなどの有機溶媒中でのHClとの反応によって、あるいはジクロロメタンまたはTHF中でのTFAまたはメタンスルホン酸との反応によって切り離すことができる。
Cbz保護基は、例えば、酸性条件下で切り離すことができる。この酸性切断は、例えば、HBr/氷酢酸混合物、ジオキサン/水中のTFA、またはメタノールもしくはエタノール中のHClの混合物との反応によって実行することができる。しかしながら、例えば、例えばDCM、クロロホルムもしくはアセトニトリルなどの溶媒中のMeSil、例えばDCMなどの溶媒中のエタンチオールもしくはMeSを添加したBFエーテラート、DCMおよびニトロメタンの混合物中の塩化アルミニウム/アニソールの混合物、またはトリエチルアミンを添加したメタノール中のトリエチルシラン/PdClなどの試薬も適切である。さらなる方法は、例えば、木炭上のPd、Pd(OH)、PdCl、ラネーニッケルまたはPtOなどの触媒を用いて、例えば、メタノール、エタノール、2−プロパノール、THF、酢酸、酢酸エチル、クロロホルムなどの溶媒中、場合により、HCl、ギ酸またはTFAを添加して、高圧における、または圧力を用いない保護基の水素化分解(hydrogenolytic)切断である。
概して、Fmoc保護基は、例えば、アセトニトリル、DMF、THF、ジエチルエーテル、メタノール、エタノール、1−オクタンチオール、DMCまたはクロロホルムなどの溶媒中、塩基性条件下で切り離される。適切な塩基は、例えば、ジエチルアミン、ピペリジン、4−アミノメチルピペリジン、ピロリジン、DBU、NaOHまたはLiOHである。しかしながら、例えば、AgO/Melなどの試薬も使用することができる。
方法II
Figure 2011509962
保護された1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2]a]ピラジンEから出発して、まず初めに、ビルスマイヤー反応において、ピロール環にアルデヒド官能基が導入される。
ビルスマイヤー反応は、CHClもしくはジエチルエーテルまたはこれらの溶媒の混合物中でHCNおよびHClを反応させることによって実行される。ビルスマイヤー反応のためにさらに適切な試薬は、例えばDCMまたはDCEなどの溶媒中のDMFおよび塩化オキサリルまたはPOClであるが、例えば、DCM中のトリメトキシエタンおよびTiClも適切である。NaOHを添加した塩化N−(クロロメチレン)−N−メチルメタンアミニウムも使用することができる。
それに続いて、THF、ジエチルエーテル、シクロヘキサン、トルエンまたはこれらの溶媒の混合物などの有機溶媒中、−78℃〜+30℃の温度で、ホスホリリデン(phosphorylidene)および強塩基、例えば、カリウムtert−ブチラート、n−ブチルリチウム、s−ブチルリチウム、フェニルリチウム、リチウムジイソプロピルアミドまたはリチウムヘキサメチルジシラジドを用いる段階Iへのウィティッヒ反応は、対応する不飽和エステルをもたらす。
二重結合の還元は、水素化分解的に、あるいは適切な還元剤の添加によって実行することができる。水素化分解において不均一触媒および均一触媒を使用することができる。適切な不均一触媒は、例えば、場合により例えばトリエチルアミンなどの塩基を添加した、例えば、メタノール、エタノール、トルエン、THF、酢酸エチル、酢酸またはこれらの溶媒の混合物などの溶媒中の木炭上のPdまたはラネーニッケルである。反応は、大気圧または高圧で実行することができる。適切な均一触媒は、例えば、ベンゼンまたはトルエン中の(PPhRhClである。
適切な還元剤は、例えばメタノール、エタノール、THFまたはこれらの溶媒の混合物などの溶媒中の、例えば、NiClを添加したNaBHである。
段階Kの製造のためのエステル基の還元は、例えば、THF、DCM、トルエンまたはヘキサンなどの溶媒中、−78℃〜室温の間の温度で、例えばDIBAHL−Hなどの還元剤による還元によって実行することができる。
それに続く段階Lへの還元的アミノ化において、アルデヒドはアミンと反応され、それにより形成されるイミンは、次にアミンに還元される。適切な還元剤は、例えば、NaBH、NaBH(OAc)、NaCNBH、NHCNBH、ポリマー結合水素化シアノホウ素、ボラン−ピリジン錯体またはトリエチルシランである。反応は、例えば、メタノール、エタノール、DCM、DCE、アセトニトリル、THF、トルエン、水、DMSO、DMF、1−メチル−2−ピロリジン−2−オンまたはこれらの溶媒の混合物などの溶媒中で実行することができる。例えば、HCl(気体または水溶液)、酢酸、TFA、ZnCl、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジン、MgSO、NaSOまたはモレキュラーシーブなどの補助試薬も使用することができる。しかしながら、形成されるイミンは、例えば、メタノールまたはエタノールなどの溶媒中、例えば、PtOまたはPd/Cなどの触媒における接触水素化によって、アミンに転換されてもよい。
構成要素として使用される誘導体Mは、対応する保護基の切断によって得られる。
BOC保護基は、例えば、0℃〜110℃の温度および0.5〜20時間の反応時間において、ジオキサン、メタノール、エタノール、アセトニトリルまたは酢酸エチルなどの有機溶媒中でのHClとの反応によって、あるいはジクロロメタンまたはTHF中でのTFAまたはメタンスルホン酸との反応によって切り離すことができる。
Cbz保護基は、例えば、酸性条件下で切り離すことができる。この酸性切断は、例えば、HBr/氷酢酸混合物、ジオキサン/水中のTFA、またはメタノールもしくはエタノール中のHClの混合物との反応によって実行することができる。しかしながら、例えば、例えばDCM、クロロホルムもしくはアセトニトリルなどの溶媒中のMeSil、例えばDCMなどの溶媒中のエタンチオールもしくはMeSを添加したBFエーテラート、DCMおよびニトロメタンの混合物中の塩化アルミニウム/アニソールの混合物、またはトリエチルアミンを添加したメタノール中のトリエチルシラン/PdClなどの試薬も適切である。さらなる方法は、例えば、木炭上のPd、Pd(OH)、PdCl、ラネーニッケルまたはPtOなどの触媒を用いて、例えば、メタノール、エタノール、2−プロパノール、THF、酢酸、酢酸エチル、クロロホルムなどの溶媒中、場合により、HCl、ギ酸またはTFAを添加して、高圧における、または圧力を用いない保護基の水素化分解切断である。
概して、Fmoc保護基は、例えば、アセトニトリル、DMF、THF、ジエチルエーテル、メタノール、エタノール、1−オクタンチオール、DCMまたはクロロホルムなどの溶媒中、塩基性条件下で切り離される。適切な塩基は、例えば、ジエチルアミン、ピペリジン、4−アミノメチルピペリジン、ピロリジン、DBU、NaOHまたはLiOHである。しかしながら、例えば、AgO/Melなどの試薬も使用することができる。
方法III
Figure 2011509962
段階Aの5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2]a]ピラジン−2−カルボン酸アルキルのピペリジン部分の窒素は、まず初めに、更なる反応のために保護されなければならない。例えば、BOC、CbzまたはFmoc保護基などの種々の保護基は、この目的に適している。
二炭酸ジ−tert−ブチルによるBOC保護基の導入は、例えば、ジオキサン、DCM、THF、DMF、水、ベンゼン、トルエン、メタノール、アセトニトリルまたはこれらの溶媒の混合物などの溶媒中、場合により、水酸化ナトリウム、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウムまたはDMAPを添加して、0℃〜100℃の間の温度で実行することができる。
Cbz保護基は、例えば、ジエチルエーテル、THF、DMF、ベンゼン、トルエン、ジオキサン、水、アセトン、酢酸エチル、DCMまたはクロロホルムなどの溶媒中、場合により、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウムまたはトリエチルアミンなどの塩基を添加し、場合により、例えばHOBtなどのカップリング試薬を添加して、クロロギ酸ベンジルの反応によって導入することができる。
Fmoc保護基は、例えば、DCM、DCE、ジエチルエーテル、THF、ジオキサン、アセトン、アセトニトリル、DMFまたは水などの溶媒中、場合により、例えば、ジイソプロピルエチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、N−メチルモルホリン、炭酸ナトリウムまたは炭酸水素ナトリウムなどの塩基を添加して、そして場合によりマイクロ波照射下で、クロロギ酸9H−フルオレン−9−イルメチルを反応させることによって導入される。
段階Cの製造のためのエステル基の還元は、例えば、THF、DCM、トルエンまたはヘキサンなどの溶媒中、−78℃〜室温の間の温度で、例えばDIBAHL−Hなどの還元剤による還元によって実行することができる。
それに続く段階Dの製造のための還元的アミノ化において、アルデヒドはアミンと反応され、形成されるイミンは、次にアミンに還元される。適切な還元剤は、例えば、NaBH、NaBH(OAc)、NaCNBH、NHCNBH、ポリマー結合水素化シアノホウ素、ボラン−ピリジン錯体またはトリエチルシランである。反応は、例えば、メタノール、エタノール、DCM、DCE、アセトニトリル、THF、トルエン、水、DMSO、DMF、1−メチル−2−ピロリジン−2−オンまたはこれらの溶媒の混合物などの溶媒中で実行することができる。多くの場合、例えばHCl(気体または水溶液)、酢酸、TFA、ZnCl、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジン、MgSO、NaSOまたはモレキュラーシーブなどの補助試薬も使用することができる。しかしながら、形成されるイミンは、例えば、メタノールまたはエタノールなどの溶媒中、例えば、PtO2またはPd/Cなどの触媒における接触水素化によって、アミンに転換されてもよい。
構成要素として使用されるアミノアルキル化誘導体Eは、対応する保護基の切断によって得られる。
BOC保護基は、例えば、0℃〜110℃の温度および0.5〜20時間の反応時間において、ジオキサン、メタノール、エタノール、アセトニトリルまたは酢酸エチルなどの有機溶媒中でのHClとの反応によって、あるいはジクロロメタンまたはTHF中でのTFAまたはメタンスルホン酸との反応によって切り離すことができる。
Cbz保護基は、例えば、酸性条件下で切り離すことができる。この酸性切断は、例えば、HBr/氷酢酸混合物、ジオキサン/水中のTFA、またはメタノールもしくはエタノール中のHClの混合物との反応によって実行することができる。しかしながら、例えば、例えばDCM、クロロホルムもしくはアセトニトリルなどの溶媒中のMeSil、例えばDCMなどの溶媒中のエタンチオールもしくはMeSを添加したBFエーテラート、DMCおよびニトロメタンの混合物中の塩化アルミニウム/アニソールの混合物、またはトリエチルアミンを添加したメタノール中のトリエチルシラン/PdClなどの試薬も適切である。さらなる方法は、例えば、木炭上のPd、Pd(OH)、PdCl、ラネーニッケルまたはPtOなどの触媒を用いて、例えば、メタノール、エタノール、2−プロパノール、THF、酢酸、酢酸エチル、クロロホルムなどの溶媒中、場合により、HCl、ギ酸またはTFAを添加して、高圧における、または圧力を用いない保護基の水素化分解切断である。
概して、Fmoc保護基は、例えば、アセトニトリル、DMF、THF、ジエチルエーテル、メタノール、エタノール、1−オクタンチオール、DCMまたはクロロホルムなどの溶媒中、塩基性条件下で切り離される。適切な塩基は、例えば、ジエチルアミン、ピペリジン、4−アミノメチルピペリジン、ピロリジン、DBU、NaOHまたはLiOHである。しかしながら、例えば、Ag2O/Melなどの試薬も使用することができる。
本発明は、実施例によって以下により詳細に説明されるが、本発明の一般的範囲を制限しない。
薬理学的調査
1. ブラジキニン1受容体(B1R)の機能性調査
ヒトおよびラットのブラジキニン1受容体(B1R)における物質のアゴニスト作用またはアンタゴニスト作用は、以下のアッセイによって決定することができる。このアッセイによると、チャネルを通るCa2+の流入は、蛍光イメージングプレートリーダー(FLIPR、Molecular Devices,Sunnyvale,USA)において、Ca2+感受性色素(Fluo−4型、Molecular Probes Europe BV、Leiden,Netherlands)を用いて定量化することができる。
方法:
ヒトB1R遺伝子(hB1R細胞、Euroscreen s.a.,Gosselies,Belgium)、またはラットのB1R遺伝子(rB1R細胞、Axxam,Milan,Italy)安定的に形質移入されたチャイニーズハムスター卵巣細胞(CHO K1細胞)が使用される。機能性調査のために、これらの細胞は、20,000/25,000細胞/ウェルの密度で、透明な床を有する黒色96ウェルプレート(BD BIoscIences,Heidelberg,Germany)にプレーティングされる。細胞は、培地(hB1R細胞:栄養混合物Ham’s F12、Gibco Invitrogen GmbH,Karlsruhe,Germany、rB1R細胞:D−M/F12、Gibco Invitrogen GmbH,Karlsruhe,Germany)において、10体積%のFBS(ウシ胎仔血清、Gibco Invitrogen GmbH,Karlsruhe,Germany)と共に37℃および5%COで一晩インキュベートされる。翌日、細胞は、HBSS緩衝液(Hank’s緩衝生理食塩水溶液、Gibco Invitrogen GmbH,Karlsruhe,Germany)中、2.5Mのプロベネシド(Sigma−Aldrich,Taufkirchen,Germany)および10mMのHEPES(Sigma−Aldrich,Taufkirchen,Germany)と共に、2.13μMのFluo−4(Molecular Probes Europe BV、Leiden,Netherlands)により37℃で60分間チャージされる。
次に、プレートはHBSS緩衝液で2回洗浄され、0.1%のBSA(ウシ血清アルブミン、Sigma−Aldrich,Taufkirchen,Germany)、5.6mMのグルコースおよび0.05%のゼラチン(Merck KGaA,Darmstadt,Germany)をさらに含有するHBSS緩衝液が添加される。さらに室温で20分間のインキュベーションの後、プレートは、FLIPRにおけるCa2+測定のために使用される。Ca2+依存性蛍光は、物質の添加の前および後に測定される(λex=488nm、λem=540nm)。定量化は、最高蛍光強度(FC、蛍光カウント)を経時的に測定することによって実行される。
FLIPRアッセイ:
FLIPRプロトコールは、2種の物質の添加からなる。最初に、試験物質(10μM)がピペットで細胞上に移され、対照(hB1R:Lys−Des−Arg9−ブラジキニン0.5nM、rB1R:Des−Arg9−ブラジキニン100nM)とCa2+の流入が比較される。これにより、Lys−Des−Arg9−ブラジキニン(0.5nM)またはDes−Arg9−ブラジキニン(100nM)を添加した後のCa2+シグナルを指す活性化パーセントにおける結果が得られる。
10分間のインキュベーションの後、0.5nMのLys−Des−Arg9−ブラジキニン(hB1R)および100nMのDes−Arg−ブラジキニン(rB1R)が適用され、Ca2+の流入が同様に決定される。
アンタゴニストは、Ca2+の流入の抑制をもたらす。達成可能な最大阻害と比較した阻害パーセントが計算される。化合物は、ヒト受容体およびラット受容体の両方において良好な活性を示す。
略語の一覧:
Eq. 当量
BocO 二炭酸ジ−tert−ブチル
CDI 1,1’−カルボニルジイミダゾール
d 日
DCE 1,2−ジクロロエタン
DCM ジクロロメタン
DIBAL−H 水素化アルミニウムジイソブチル
DIPEA ジイソプロピルエチルアミン
DMF ジメチルホルムアミド
DMAP 4−ジメチルアミノピリジン
DME 1,2−ジメトキシエタン
wt.% 重量パーセント
h 時間
HOAt 1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール
HOBt 1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール
LAH 水素化アルミニウムリチウム
M モル
mbar ミリバール
N ノルマル
NaOH 水酸化ナトリウム
RT 室温
B.p. 沸点
THF テトラヒドロフラン
TFA トリフルオロ酢酸
Ms メタンスルホニル
酸構成要素
本発明に従う化合物の合成のために以下の酸構成要素を合成および使用した。
Figure 2011509962
2−((1−メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)酢酸S1の製造
Figure 2011509962
段階1. DCM(400ml)中の2−(ヒドロキシメチル)−ピペリジン(10g、86.8ミリモル)の溶液に、トリエチルアミン(14.4ml、104.2ミリモル)を添加し、氷浴を用いて冷却した。次に、DCM(90ml)中に溶解した塩化2,4,6−トリメチルベンゼン−1−スルホニル(22.8g、104.2ミリモル)を添加し、混合物を室温で4時間攪拌した。まず混合物を水により加水分解し、次に炭酸水素ナトリウム溶液を用いてアルカリ性にした。有機相を分離させ、水相をDCMで抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過し、溶媒を蒸留除去した。カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン/ジエチルエーテル9:1→1:1)によって粗生成物を精製した。
段階2. トルエン(300ml)中のブロモ酢酸tert−ブチル(13.62ml、93ミリモル)の溶液に、n−BuNHSO(1.5g、6.4ミリモル)を添加し、0℃に冷却した後、50%NaOH水(300ml)を添加し、次に1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メタノール(13.15g、44.2ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で3時間激しく攪拌した。相を分離させ、水相をジエチルエーテル(200ml)でもう2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、有機溶媒を蒸留除去した。カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ヘキサン→ヘキサン/ジエチルエーテル2:1)によって粗生成物を精製した。収率:15.4g、84%。
段階3. TFA(57.7ml)およびDCM(265ml)の溶液中の2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)酢酸tert−ブチル(15.4g、37.4ミリモル)を室温で4時間攪拌した。反応が完了したら、ロータリーエバポレーターにおいて溶媒を蒸留除去し、トルエン(200ml)と共に2回蒸発させることによって、残りのTFAを除去した。残渣をジイソプロピルエーテルで洗浄した。
収率:11.5g、86.4%。
2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル−スルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)酢酸S2の製造
Figure 2011509962
段階1. DCM(1000ml)中の3,5−ジメチルアニソール(102.5g、753ミリモル)の溶液を0℃に冷却した。この溶液に、DCM(250ml)中のクロロスルホン酸(251ml、3763ミリモル)の溶液を液滴で添加した。10分間の反応時間の後、反応溶液を氷浴(1リットル)中に添加し、相を分離させ、DCM(250ml)でもう1回抽出した。合わせた有機相を水(1000ml)および飽和塩化ナトリウム溶液(1リットル)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮した。シリカゲルにおけるカラムクロマトグラフィ(ヘプタン/DCM5:1)によって生成物を精製した。
収率:63.5g、36%。
段階2. 2−ピペリジンメタノール(8.50g、73.8ミリモル)をアセトン(350ml)中に懸濁させ、KCO(20.40g、147.6ミリモル)および塩化4−メトキシ−2,6−ジメチルベンゼン−1−スルホニル(19.05g、81.2ミリモル)を連続して添加し、反応溶液を50℃で一晩攪拌した。室温まで冷却した後、反応溶液をろ過し、ろ液を減圧下で蒸発乾固させることにより濃縮した。粗生成物をさらに精製することなく次の段階で使用した。
収率:27.25g、>100%。
段階3. トルエン(150ml)およびDCM(150ml)中の(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メタノール(27.2g、最大73.8ミリモル)の溶液に、n−BuNCl(7.52g、27.1ミリモル)を添加した。反応溶液を0℃に冷却し、NaOH溶液(35%、300ml)を添加した。この溶液に、ブロモ酢酸tert−ブチル(17.8ml、122ミリモル)を液滴で添加し、次に室温で3時間攪拌した。有機相を分離し、水(300ml)で3回洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。シリカゲルにおけるカラムクロマトグラフィ(ヘプタン/酢酸エチル3:1)によって粗生成物を精製した。
収率:26.8g、2段階にわたって85%。
段階4. THF(200ml)およびメタノール(200ml)中の2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)酢酸tert−ブチル(26.8g、62.7ミリモル)の溶液に、NaOH(6M、200ml、1200ミリモル)を添加した。反応混合物を室温で攪拌した。1時間後、ロータリーエバポレーターにおいて有機溶媒を蒸留除去し、HCl(6M、210ml)を0℃で添加した。水相をDCM(200ml)および酢酸エチル(200ml)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。ジイソプロピルエーテルを2回添加し、蒸発させた。収率:21.92g、94%。
3−(1−(4−クロロ−2,5−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)プロピオン酸S3の製造
Figure 2011509962
段階1. メタノール(750ml)中の3−(2−ピリジル)−アクリル酸(23.88g、160ミリモル)の溶液に、HSO(12.8ml、240ミリモル)を添加した。反応混合物を還流下で一晩加熱し、室温まで冷却した後、飽和NaHCO水溶液(1ml)中に注いだ。ロータリーエバポレーターにおいてメタノールを除去し、水相を酢酸エチル(400ml)で2回抽出した。有機相を飽和塩化ナトリウム溶液(500ml)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。粗生成物をさらに精製することなく次の段階で使用した。
収率:22.19g、85%。
段階2. メチル−3−(ピリジン−2−イル)アクリレート(22.15g、136ミリモル)をTHF(300ml)およびクロロホルム(10.9ml)中に溶解させ、窒素雰囲気下でPtO(3.08g、13.6ミリモル、0.1当量)を添加した。まず溶液に窒素を10分間流し、次にH雰囲気下(8バール)で一晩攪拌した。溶液を冷却し、まず初めに窒素をもう一度流し、ろ過土(filter earth)によるろ過によって触媒を除去し、さらにDCMを流し、真空中の蒸発乾固によってろ液を濃縮した。3−(ピペリジン−2−イル)プロピオン酸メチル塩酸塩をさらに精製することなく次の段階で使用した。収率:27.95g、99%。
段階3. DCM(150ml)中に溶解させたトリエチルアミン(14.7ml、104.5ミリモル)の溶液を、DCM中の3−(ピペリジン−2−イル)プロピオン酸メチル塩酸塩(8.69g、41.8ミリモル)および塩化4−クロロ−2,5−ジメチルベンゼンスルホニル(10g、41.8ミリモル)の溶液に添加した。反応混合物を室温で一晩攪拌し、次にHCl(1M、300ml)で洗浄した。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。シリカゲルにおけるカラムクロマトグラフィ(ヘプタン/酢酸エチル6:1から3:1へ)によって粗生成物を精製した。収率:12.82g、82%。
段階4. THF(100ml)中の3−(1−(4−クロロ−2,5−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)プロピオン酸メチル(12.82g、34.3ミリモル)の溶液に、NaOH水溶液(6M、100ml)を添加した。1時間の反応時間の後、ロータリーエバポレーターにおいて溶媒を除去し、溶液を0℃に冷却した。HCl(6M、100ml)を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。収率:12.36g、100%。
2−(1−(3−トリフルオロメチル)フェニル−スルホニル)ピペリジン−2−イル)酢酸S4の製造
Figure 2011509962
段階1. 2−(ピリジン−2−イル)酢酸エチル(24.51g、148.4ミリモル)をエタノール(130ml)中に溶解させ、PtO(3.37g、14.84ミリモル、0.1当量)およびクロロホルム(20ml)を添加した。懸濁液をH雰囲気下(8バール)、40℃で一晩攪拌し、DCチェック(シリカゲル、DCM/メタノール95:5)によれば、反応が完了していなかったので、さらなるクロロホルム(15ml)を添加し、混合物をH雰囲気下(8バール)、40℃でさらに2日間攪拌した(DCチェック)。混合物を冷却した後、まず初めに触媒をろ過土によるろ過によって除去し、真空中の蒸発乾固によってろ液を濃縮した。2−(ピペリジン−2−イル)酢酸エチル塩酸塩をさらに精製することなく次の段階で使用した。収率:31.51g、>100%。
段階2. 2−(ピペリジン−2−イル)酢酸エチル塩酸塩(7.5g、最大36.1ミリモル)をDCM(225ml)中に溶解させ、トリエチルアミン(11ml、78.3ミリモル)を添加した。次に、塩化3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1−スルホニル(9.72g、39.7ミリモル)を液滴で添加し、室温で一晩攪拌した。反応が完了したら(DCチェック、DCM/メタノール98:2)、反応混合物をDCM(275ml)で希釈し、KHSO溶液(0.5M、500ml)および飽和塩化ナトリウム溶液(500ml)で連続的に洗浄した。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。粗生成物をシリカゲルにおけるカラムクロマトグラフィ(DCM)によって精製した。収率:10.45g、2段階にわたって76%。
段階3. 2−(1−(3−トリフルオロメチル)フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)酢酸エチル(10.45g、27.5ミリモル)をメタノール(150ml)、ジオキサン(40ml)およびNaOH水溶液(4M、41.3ml、165.2ミリモル、6当量)の混合物中に溶解させ、一晩攪拌した。反応が完了したら(DCチェック、DCM/メタノール95:5)、溶液を濃縮した。粗生成物を酢酸エチル(600ml)中に溶かし、KHSO溶液(0.5M、600ml)を添加した。水相を酢酸エチル(100ml)でもう1回抽出し、合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム溶液(500ml)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。収率:9.4g、97%。
2−((1−(3,4−ジクロロフェニルスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−イル)メトキシ)酢酸S5の製造
Figure 2011509962
段階1. THF(50ml)中のLAH(2当量)の懸濁液に、0℃において、THF(5ml/モル)中の1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−カルボキン酸エチル(25ミリモル)を液滴で添加した。反応混合物を室温で1時間攪拌し、次に還流下で4時間加熱した。飽和硫酸ナトリウム水溶液を添加した後、混合物をろ過し、有機溶媒を真空中で除去した。カラムクロマトグラフィ(3:7酢酸エチル/ヘキサン)によって生成物を精製した。収率:50%。
段階2. DCM(5ml/ミリモル)中のアルコール(16ミリモル)の0℃に冷却した懸濁液に、DCM(50ml)中に溶解したピリジン(5当量)DMAP(0.5当量)および塩化3,4−ジクロロベンゼンスルホニル(1.2当量)を添加した。0℃で5時間攪拌した後、DCMを添加し、混合物を硫酸銅水溶液、水および飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄した。硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過した後、溶媒を真空中で除去した。カラムクロマトグラフィ(5:95酢酸エチル/DCM)によって生成物を精製した。収率:80%。
段階3. THF(300ml)中のNaH(2当量)の0℃に冷却した懸濁液に、THF(100ml)中に溶解したスルホンアミド(16ミリモル)の溶液を攪拌しながら液滴で添加した。この温度で45分間攪拌した後、THF(50ml)中のブロモ酢酸tert−ブチル(1.5当量)の溶液を添加した。反応混合物を50℃で20時間加熱した。次に、反応混合物を0℃に冷却し、氷を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。ろ過した後、溶媒を真空中で除去した。カラムクロマトグラフィ(1:9酢酸エチル/ヘキサン)によって生成物を精製した。収率:50%。
段階4. DCM(10ml/ミリモル)中のtert−ブチルエステル(1当量)の溶液に、TFA(13当量)を0℃の温度で攪拌しながら添加した。混合物を0℃で3時間攪拌した後、溶媒を真空中で除去した。粗生成物をさらに後処理することなく使用した。
3−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)プロパン酸S6の製造
Figure 2011509962
工程1の手順:
3−ピペリジン−2−イル−プロピオン酸塩酸塩(5g)を、HClガスを飽和させたエタノール(200ml)により0℃で処理し、得られた反応混合物を周囲温度で16時間攪拌させた(LCMSにより監視)。溶媒を減圧下で完全に蒸発させ、粗材料をさらに精製することなく次の工程で直接使用した。
収率:90%。
工程2の手順:
エステル(20mmol)のジクロロメタン溶液(60ml)に、塩化4−メトキシ−2,6−ジメチルベンゼンスルホニル(25mmol)を添加し、得られた反応混合物を0℃に冷却した。この冷却反応混合物に、15分間にわたってトリエチルアミン(60mmol)を液滴で添加した。反応をこの温度で4時間攪拌させた(TLCにより監視)。出発材料が完全に消費されたら、反応混合物をDCMで希釈し、水および塩水で連続的に洗浄し、最後に硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での有機層の蒸発によって粗スルホンアミドが得られ、これをカラムクロマトグラフィ(ヘキサン中、9:1酢酸エチル)によって精製した。
収率:80%
工程3の手順:
工程2から得られたエステル(9mmol)に、室温でメタノール−HO(3:1、90ml)の混合物を添加し、反応混合物を0℃に冷却した。この冷却反応混合物にLiOH(2当量)を添加し、得られた溶液を周囲温度で16時間攪拌させた。溶媒を減圧下で完全に蒸発させ、残渣を水中に溶解させ、ジクロロメタンで洗浄し、1(N)HClを用いて水層を注意深く酸性化した。それを酢酸エチルで抽出し、水および塩水で連続的に洗浄し、最後に、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。有機層の蒸発により純粋な酸が得られた。
収率:80%。
4−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)ブタン酸S7の製造
Figure 2011509962
工程1の手順:
ピペリジン−2−エタノール(1当量)のジクロロメタン溶液(5ml/mmol)に、DIPEA(1.5当量)およびboc−無水物(1.2当量)を0℃で添加し、得られた反応混合物を25℃で12時間攪拌させた。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、有機層を水および塩水で連続的に洗浄し、最後に、硫酸ナトリウムで乾燥させた。有機層を減圧下で蒸発させて粗生成物が得られ、これをカラムクロマトグラフィによって精製した。
収率:70%
工程2の手順:
塩化オキサリル(1.1当量)のジクロロメタン溶液(3ml/mmol)に、アルゴン雰囲気下、−78℃でDMSO(2当量)を添加し、得られた反応混合物をこの温度で15分間攪拌した。この冷却反応混合物に、DCM(3ml/mmol)中の工程1から得られたboc保護アルコール(1当量)を液滴で添加し、この温度でさらに1時間攪拌させた。トリエチルアミン(5当量)を反応に添加し、ゆっくりと周囲温度にし、この温度で1時間攪拌させた。反応混合物をDCMで希釈し、有機層を飽和塩化アンモニウム水、水、塩水で連続的に洗浄し、最後に、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での有機層の蒸発によって粗生成物が得られ、これをさらに精製することなく次の工程で直接使用した。
収率:80%(粗)
工程3の手順:
乾燥THF(5ml/mmol)中の60%のNaH(1.1当量)の冷却(0℃)懸濁液に、THF(5ml/mmol)中のホスホノ酢酸トリエチル(1.1当量)の溶液をゆっくり添加し、得られた反応混合物を25℃で30分間攪拌させた。次に、それを0℃に冷却し、乾燥THF(5ml/mmol)中の工程2から得られたアルデヒド(1当量)を、同じ温度を維持しなら液滴で添加し、反応混合物を25℃で16時間攪拌させ、この時までに、出発材料は完全に消費された。氷および塩水溶液により反応停止させ、水層を酢酸エチルで抽出し、有機層を水および塩水で連続的に洗浄した。硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗生成物が得られ、これをカラムクロマトグラフィ(ヘキサン中、50%の酢酸エチル)によって精製した。
収率:51%
工程4の手順:
MeOH(5ml/mmol)中の工程3から得られたエステル(1当量)の溶液をアルゴンにより15分間脱酸素化した後、10%Pd/C(50重量%)を添加し、得られた反応混合物を大気圧下で1時間水素化した(LCMSにより監視)。それをセライト床よりろ過し、残渣をメタノールで洗浄し、合わせた有機層を完全に蒸発させて粗生成物が得られ、これをさらに精製することなく次の工程で直接使用した。
収率:90%(粗)。
工程5の手順:
工程4から得られたBoc保護エステル(1当量)のジクロロメタン溶液に、DCM(5ml/mol)中20%のTFAを0℃で添加し、得られた反応混合物を25℃で3時間攪拌させた(TLCにより監視)。溶媒を完全に蒸発させ、適切に乾燥させてTFAの痕跡を除去し、粗材料を再びジクロロメタン中に溶かし、0℃に冷却した。この冷却反応混合物に、TEA(4当量)、塩化4−メトキシ−2,6−ジメチルベンゼンスルホニルを添加し、得られた反応混合物を25℃で3時間攪拌させた(TLCにより監視)。それをジクロロメタンで希釈し、有機層を水および塩水で連続的に洗浄し、最後に、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での有機層の蒸発によって粗生成物が得られ、これをカラムクロマトグラフィによって精製した。
収率:60%(粗)。
工程6の手順:
工程5から得られたエステル(12mmol)に、THF−HO(8:2、220ml)の混合物を室温で添加し、反応混合物を0℃に冷却した。この冷却反応混合物にLiOH(2当量)を添加し、得られた溶液を周囲温度で16時間攪拌させた。溶媒を減圧下で完全に蒸発させ、残渣を水中に溶解させ、ジクロロメタンで洗浄し、1(N)HClを用いて水層を注意深く酸性化した。それを酢酸エチルで抽出し、水および塩水で連続的に洗浄し、最後に、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。有機層の蒸発によって酸が得られ、これを最後にカラムクロマトグラフィによって精製した。
収率:60%(粗)。
(S)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)酢酸S8の製造
Figure 2011509962
工程(i):(S)−ピペリジン−2−イルメタノール
乾燥テトラヒドロフラン(20ml)中のL−ピペコリン酸(2g、15.5mmol)の攪拌溶液に、三フッ化ホウ素エーテラート(2.1ml、117.1mmol)を添加した後、THF(3ml、30.9mmol)中のボランジメチルスルフィドを液滴で添加し、混合物を16時間還流させた。反応混合物を氷冷条件下でメタノール(10ml)により反応停止させ、次に、濃HCl(3ml)を添加し、混合物を30分間加熱還流させた。25℃に冷却した後、4%NONaOH溶液で塩基性化し、ジクロロメタン(3×50ml)で抽出し、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮乾固して、粗アルコールが得られ、これをさらに精製することなく次の工程に使用した。
収率:44%。
工程(ii)〜(iv)は、カルボン酸S2の合成において用いられた合成手順と密接に類似させて実行した。
[工程(ii)収率:20%、工程(iii):収率:64%、工程(iv):収率:定量的]
アミン構成要素
本発明に従うスルホンアミド誘導体の合成のために以下のアミン構成要素を使用した:
Figure 2011509962
Figure 2011509962
Figure 2011509962
Figure 2011509962
Figure 2011509962
アミン構成要素A1〜17、A27〜28の合成
Figure 2011509962
段階1. NaOH(9.4g、0.23モル)および硫酸水素テトラブチルアンモニウム(0.8g、2.36ミリモル)を、アセトニトリル(33ml)中の対応するピロール(0.06ミリモル)の溶液に添加し、室温で30分間攪拌した。2−クロロエチルアミン塩酸塩(8.2g、0.07モル)を添加した後、反応混合物を還流下で24時間加熱した。反応混合物を冷却した後、不溶性無機残渣をろ過除去し、溶媒を減圧下で除去した。粗生成物を真空中で蒸留した(35〜37℃、0.037mbar)。
HNMR(400MHz、CDCl)δppm 2.95−3.15(m,1H)3.89−4.00(m,1H)6.12−6.21(m,1H)6.64−6.73(m,1H)。
文献:非特許文献12。
段階2,方法A. 酢酸(250ml)中の2−(1H−ピロール−1−イル)エタンアミン(0.1モル)および対応するアルデヒド(0.1モル)の溶液を室温で48時間攪拌した。反応が完了したら、ロータリーエバポレーターにおいて溶媒を除去し、残渣を炭酸ナトリウム水溶液(10%)中に溶かし、DCMDで抽出した。次に、有機相をMgSO上で乾燥させ、真空中での蒸発によって濃縮した。中性Alまたはシリカゲルにおけるカラムクロマトグラフィによって、あるいは2−プロパノールによる洗浄によって、あるいはエタノールまたは2−プロパノール/n−ヘキサンからの結晶化によって精製を行った。
文献:非特許文献13。
段階2,方法B. エタノール(25ml)中の2−(1H−ピロール−1−イル)エタンアミン(0.05モル)および対応するアルデヒド(0.05モル)の溶液に酢酸(0.3ml)を添加し、還流下で10分間加熱した。次に、反応混合物を室温でさらに1時間攪拌した。ロータリーエバポレーターにおける蒸発によって反応混合物を濃縮し、酢酸エチル中に溶かした。有機相をNaHCO溶液で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、蒸発によって濃縮した。
必要であれば、中性Alまたはシリカゲルにおけるカラムクロマトグラフィによって精製を行った。
段階2,方法C. トルエン(500ml)中の2−(1H−ピロール−1−イル)エタンアミン(54.5ミリモル)および対応するアルデヒド(54.5ミリモル)の溶液に、ベンゾトリアゾール(54.5ミリモル)およびスパチュラ先端量のp−トルエンスルホン酸を添加した。Dean−Stark水分離器において反応混合物を一晩加熱した。反応が完了したら、まず初めに、ロータリーエバポレーターにおいて溶媒を除去し、残渣を酢酸エチル中に溶かした。最初に1MのNaOH、そして次に飽和NaCl溶液で有機相を洗浄した。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、次に蒸発乾固によって濃縮した。必要であれば、中性Alまたはシリカゲルによるカラムクロマトグラフィによって精製を行った。
Figure 2011509962
5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジンA29
Figure 2011509962
段階1.化合物を2−アミノピラジン(25g、262.9ミリモル)、クロロアセトアルデヒド(水中50%、50ml、394ミリモル)およびNaHCO(33.1g、394ミリモル)の混合物に添加し、100℃で2日間加熱した。次に、反応混合物を室温まで冷却し、飽和KCO溶液(100ml)を添加し、混合物をDCMで洗浄した。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、次に蒸発乾固によって濃縮した。シリカゲルにおけるカラムクロマトグラフィ(DCM/メタノール、95:5+5%のNHOH[35%])によって精製を行った。
段階2. イミダゾ[1,2−a]ピラジン(7.2g、60.44ミリモル)を2−メトキシエタノール(100ml)中に溶解させ、PtO(1.2g、5.13ミリモル)を添加した。水素雰囲気(4バール)下のオートクレーブ内で、反応混合物を室温で一晩攪拌した。次に、オートクレーブに窒素を流し、反応混合物をろ過土によるろ過によってろ過し、濃縮し、次に、溶媒残渣をトルエンで抽出した。シリカゲルにおけるカラムクロマトグラフィ(DCM/7NのNH、メタノール中、95:5)によって精製を行った。
5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジンA35
Figure 2011509962
段階1. N−N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(29.5ml、220ミリモル)を、トルエン(110ml)中のアミノピラジン(18.98g、200ミリモル)の溶液に添加し、還流下で135分間加熱した。次にまず初めに、反応溶液を室温まで冷却し、蒸発乾固によって濃縮した。トルエンによる蒸発によって不純物を除去した。
段階2. メタノール(150ml)中のヒドロキシルアミン塩酸塩(17.0g、245ミリモル)の溶液を、メタノール(450ml)中のN,N−ジメチル−N’−(ピラジン−2−イル)ホルムイミドアミド(38.27g、233ミリモル)および酢酸ナトリウム(20.1g、245ミリモル)の氷冷懸濁液に液滴で添加した。反応混合物を氷で冷却しながら4時間攪拌し、室温まで加熱した後、濃縮した。残渣を、メタノール(約9:1)中のDCM/7MのNH溶液の混合物中に溶かした。形成された固体生成物をろ過し、メタノール(約9:1)中のDCM/7MのNH溶液の混合物で洗浄し、ろ液を蒸発乾固により濃縮した。不純物をエタノールで除去した。生成物をエタノールから結晶化させた。母液の残渣を熱いジオキサンで洗浄し、蒸発による濃縮の後、生成物を同様にエタノールから結晶化させた。
段階3. N’−ヒドロキシ−N−(ピラジン−2−イル)ホルムイミドアミド(25.07g、181ミリモル)にポリリン酸(250g)を添加し、このとき温度は90℃まで上昇した。反応混合物を4時間攪拌した。次に、熱い反応溶液を氷水に添加し、炭酸水素ナトリウム溶液を用いてアルカリ性に調整した。水相をDCM(1リットル、2×0.5リットル)で抽出し、合わせた有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させた。有機相を蒸発乾固によって濃縮し、生成物をエタノールから結晶化させた。蒸発によって母液を再度濃縮し、生成物をエタノールからもう一度結晶化させた。
段階4. 酸化白金(IV)(2.75g、12.1ミリモル)を、メトキシエタノール(150ml)中のCaO(9.30g、166ミリモル)および[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a]ピラジン(18.1g、151ミリモル)の窒素で飽和された懸濁液に添加した。反応混合物を水素雰囲気下で21.5時間攪拌した。触媒をろ過土によりろ過し、DCM/エタノール(9:1)で洗浄した。ろ液を濃縮し、最初にトルエン、そして次に2−プロパノールにより溶媒を除去した。残渣を酢酸エチル中に溶かし、ろ過土により再度ろ過し、酢酸エチルで洗浄し、濃縮した。残渣を熱い2−プロパノールで洗浄し、真空中で濃縮した。
アミン構成要素A18〜26、A30〜A32の合成
アミナールの合成
Figure 2011509962
段階1,方法A. ホルムアルデヒド溶液(水中37%、119ml、1.6モル)を反応容器に入れ、ジメチルアミン溶液(水中40%、405ml、3.2モル)を添加し、次に混合物を室温で一晩攪拌した。
反応が完了したら、相分離が生じるまでKCOを反応混合物に添加した。相を分離させ、KCO上で乾燥させた。分画蒸留(b.p.80〜84℃)によって生成物を精製した。
HNMR(300MHz、CDCl)δppm 2.23(s,12H)2.73(s,2H)。
文献:非特許文献14。
段階1、方法B. ホルムアルデヒド溶液(水中37%、59.5ml、0.8モル)を反応容器に入れ、対応するアミン(1.6モル)を添加した。次に、混合物を室温で一晩攪拌した。反応混合物を水(100ml)の添加により後処理をし、毎回200mlの酢酸エチルで4回抽出した。合わせた有機相をMgSO上で乾燥させ、濃縮した。粗生成物は、さらに精製することなく使用することができた。
段階2. 反応フラスコを加熱し、アミナール(60ミリモル)を添加し、ジエチルエーテル(70ml)中に溶解または懸濁させた。ジエチルエーテル(20ml)中に溶解した塩化アセチル(72ミリモル)を氷で冷却しながら液滴で添加した。次に、反応混合物を室温で一晩攪拌した。形成された沈殿物をガラスフリットによりろ過除去し、急いで丸底フラスコに移し、オイルポンプ真空下で乾燥させた。粗生成物をさらに精製することなく使用した。
文献:非特許文献15。
Figure 2011509962
1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン
Figure 2011509962
エタノール(20ml)および37%のホルムアルデヒド(9ミリモル)中の1−(2−アミノエチル)ピロール(9ミリモル)の溶液に、TFA(0.5ml)を添加した。反応混合物を50℃で15分間攪拌した。次に、反応溶液を25℃に冷却し、この温度で4時間攪拌した。減圧下での蒸発によって反応溶液を濃縮した。残渣を酢酸エチル中に溶かし、炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。有機相を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、蒸発乾固によって濃縮した。生成物をさらに精製することなく使用した。
アミノアルキル化
Figure 2011509962
段階1,方法A. 対応する1−置換1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン(1当量)を、加熱した三つ口フラスコ内の2.5ml/ミリモルのDCM中に溶解した。二炭酸ジ−tert−ブチル(0.5当量)を1.5ml/ミリモルのDCM中に溶解し、30分以内に液滴で添加した。懸濁液を室温で一晩攪拌した。反応混合物を飽和炭酸ナトリウム溶液の添加により後処理をし、有機相を分離した。次に、水相をDCMで2回抽出した。有機相を合わせ、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、蒸発により濃縮した。シリカゲルにおけるカラムクロマトグラフィによって生成物を精製した。
段階1,方法B. ジイソプロピルエチルアミン(12.15ミリモル)および二炭酸ジ−tert−ブチル(8.9ミリモル)を、対応する1−置換1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン(8.1ミリモル)のDCM溶液に添加した。反応混合物を25℃で16時間攪拌した。次に、有機相を炭酸ナトリウム溶液、水および飽和NaCl溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、蒸発により濃縮した。カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル/DCM、99:1)によって粗生成物を精製した。
Figure 2011509962
段階2. アミノアルキル化のための方法
方法A
Boc保護された1−置換1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン(1当量)をアセトニトリル(5ml/ミリモル)中に溶解し、対応するイミニウム塩(1当量)を添加し、反応混合物を室温で一晩攪拌した。後処理のために、まず1NのHClを用いて反応混合物をpH1に調整し、次にジエチルエーテルで3回抽出した。炭酸水素ナトリウム溶液を用いて水相をアルカリ性にし、ジエチルエーテルで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥させ、ロータリーエバポレーターにおける蒸発によって濃縮した。
必要であれば、シリカゲルにおけるカラムクロマトグラフィ(溶媒:勾配:DCM/メタノール 99:1→95:5)によって粗生成物を精製した。
方法B
Boc保護された1−置換1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン(1当量)をアセトニトリル(10ml/ミリモル)中に溶解し、対応するイミニウム塩(1当量)を添加し、反応混合物を室温で一晩攪拌した。後処理のために、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、次に炭酸水素ナトリウム溶液、水および飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、蒸発によって濃縮した。カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、DCM/メタノール 95:5)によって粗生成物を精製した。
段階3:保護基の切断のための方法
方法A
アミノアルキル化Boc保護1−置換1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジンをDCM(7ml/ミリモル)中に溶解し、TFA(10当量)を添加し、反応混合物を室温で一晩攪拌した。反応が完了したら(DCチェック)、炭酸ナトリウム溶液を用いて反応混合物をアルカリ性にした。相を分離させ、水相をDCMで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥させ、ロータリーエバポレーターにおいて溶媒を除去した。粗生成物は、さらに精製することなく使用することができた。
方法B
アミノアルキル化Boc保護1−置換1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジンを酢酸エチル(1ml/ミリモル)中に溶解し、酢酸エチル(3ml/ミリモル)中のHClの飽和溶液を0℃で添加した。次に、反応混合物を室温まで加熱し、2時間攪拌した。溶媒を除去し、生成物をさらに精製することなく使用した。
Figure 2011509962
アミン構成要素A33、A34の製造
Figure 2011509962
段階1. DCE(15ml)中の塩化オキサリル(1当量)の溶液を、乾燥DCE(15ml)および乾燥DMF(1当量)の氷冷溶液に添加し、室温で15分間攪拌した。溶液を再度0℃に冷却し、DCE(15ml)中の3,4−ジヒドロピロロ[1,2−]ピラジン−2(1H)−カルボン酸tert−ブチル(5g、22.25ミリモル)の溶液を添加した。反応溶液をこの温度で30分間攪拌した(DCチェック)。次に、氷を添加した後、NaOH水溶液(50%)を添加した。水相をDCMで抽出し、次に、有機相を水および飽和塩化ナトリウム溶液で連続して洗浄した。硫酸ナトリウム上で乾燥させた後、ロータリーエバポレーターにおいて溶媒を除去した。得られた粗生成物をさらに精製することなく次の段階で使用した。
段階2. 乾燥THF(160ml)中のトリエチルホスホニウムアセテート(48.9ミリモル)の溶液を、乾燥THF(160ml)中のNaH(60%、48.9ミリモル)の懸濁液にゆっくり添加し、0℃に冷却し、次に25℃で60分間攪拌した。次に、反応混合物を0℃に冷却し、乾燥THF(160ml)中のアルデヒド(段階1から、22.25ミリモル)を液滴で添加し、温度を一定に維持した。次に、反応混合物を25℃に加熱し、反応が完了されるまでこの温度で16時間攪拌した。反応混合物を最初に氷、そして次に飽和塩化ナトリウム溶液で加水分解した。水相を酢酸エチルで抽出した。次に、有機相を水および飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄した。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ロータリーエバポレーターにおいて溶媒を除去した。シリカゲルにおけるカラムクロマトグラフィ(溶媒:DCM/酢酸エチル、95:5)によって粗生成物を精製した。
段階3. メタノール(150ml)中のエステル(段階2から、9.37ミリモル)の溶液をまずアルゴンにより15分間にわたって脱酸素化し、Pd/C(10%、20wt.%)を添加した。反応混合物を大気圧下で45分間水素化分解した(LCMSチェック)。反応が完了したら、反応混合物をろ過土によりろ過し、メタノールで洗浄した。合わせた有機相を濃縮し、得られた生成物をさらに精製することなく次の段階で使用した。
段階4. 乾燥トルエン(7ml/ミリモル)中の6−(2−エトキシカルボニルエチル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−炭酸tert−ブチル(段階3から、1当量)の溶液に、−70℃およびアルゴン雰囲気下で、DIBAL−H(1当量、トルエン中1.5M)を液滴で添加した。反応混合物をこの温度で1時間攪拌し、その後、出発化合物は完全に反応した(DCチェック)。メタノール(30ml)を−70℃で添加し、反応混合物を25℃に加熱した。飽和塩化ナトリウム溶液(30ml)を添加した。反応混合物をこの温度で30分間攪拌し、次にろ過土によりろ過した。反応混合物を酢酸エチルで数回洗浄した。合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、次に硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ロータリーエバポレーターにおいて溶媒を除去した。得られた生成物をさらに精製することなく次の段階で使用した。
段階5. DCM(20ml/ミリモル)中のアルデヒド(段階4から、1.5当量)の溶液に、対応するアミン(1当量)および氷酢酸(170μl/ミリモル)を25℃で添加し、この温度で30分間攪拌した。水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(4当量)を反応混合物に添加し、25℃で20時間攪拌した(DCチェック)。次に、反応混合物をDCMで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した。次に、反応混合物を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ロータリーエバポレーターにおいて溶媒を除去した。粗生成物をシリカゲルにおけるカラムクロマトグラフィ(溶媒:DCM/メタノール、9:1)によって精製した。
アミン構成要素A36およびA37の製造
Figure 2011509962
段階1において反応させたアルデヒドの製造は、構成要素A33およびA34の合成の段階1に従って実行した。
段階1. ニトロメタン(14.5ml)中のアルデヒド(10.4ミリモル)の溶液に酢酸アンモニウム(0.45当量)を添加した。次に、反応混合物を還流下で2時間加熱した(DCチェック)。反応が完了したら、ニトロメタンを減圧下で注意深く除去した。残渣を酢酸エチル中に溶かし、水および飽和塩化ナトリウム溶液で連続的に洗浄した。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ロータリーエバポレーターにおいて溶媒を除去した。シリカゲルにおけるカラムクロマトグラフィ(溶媒:ヘキサン/酢酸エチル 9:1)によって粗生成物を精製した。
段階2. 段階1からのニトロ化合物(32ミリモル)をメタノールおよびDMF(2:1、17.5ml/ミリモル)の混合物に添加し、0℃に冷却した。NaBH(48ミリモル)を数回に分けてこの混合物に添加した。反応混合物を0℃で30分間攪拌した(DCチェック)。次に、水(14ml/ミリモル)および1滴の酢酸を添加した。生成物をDCMで抽出した。有機相を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ロータリーエバポレーターにおいて溶媒を除去した。シリカゲルにおけるカラムクロマトグラフィ(溶媒:ヘキサン/酢酸エチル 9:1)によって粗生成物を精製した。
段階3. エタノール(60ml)中の段階2からのニトロ化合物(3.5g、12ミリモル)の溶液を0℃に冷却し、亜鉛末(10当量)を数回に分けて添加した。反応混合物を0℃で12時間攪拌し、次にセライトによりろ過した。ろ液をエタノールで数回洗浄した。合わせた有機相を蒸発により濃縮した。茶色の残渣をDCM中に溶かし、炭酸ナトリウム溶液および飽和塩化ナトリウム溶液で連続して洗浄した。次に、残渣を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ロータリーエバポレーターにおいて溶媒を除去した。粗生成物をさらに精製することなく使用した。
段階4. 6−(2−アミノエチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−カルボン酸tert−ブチル(1当量)をトルエン(5ml/ミリモル)中に溶解し、炭酸カリウム(5当量)を添加した。次に、1−クロロ−2−(2−クロロエトキシ)エタンまたは2−クロロ−N−(2−クロロエチル)−N−メチル−エタンアミン(1.5当量)を室温で添加した。閉管内で反応混合物を100℃で16時間加熱した(DCチェック)。反応が完了したら、混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈し、水および飽和塩化ナトリウム溶液で連続して洗浄した。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ロータリーエバポレーターおいて溶媒を除去した。シリカゲルにおけるカラムクロマトグラフィ(溶媒:DCM/メタノール、NRR’=モルホリン:98:2、NRR’=メチルピペラジン:94:6)によって粗生成物を精製した。
アミン構成要素A38の製造
Figure 2011509962
段階1. ブタンジオール(5g、56ミリモル)をDCM中に溶解し、トリエチルアミン(280ミリモル)を添加し、混合物を0℃に冷却した。メタンスルホン酸クロリド(140ミリモル)をこの温度で添加し、0℃で1時間攪拌した。反応が完了したら、混合物をDCMで希釈し、水および飽和塩化ナトリウム溶液で連続して洗浄した。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ロータリーエバポレーターにおいて溶媒を除去した。粗生成物をさらに精製することなく使用した。
段階2. 6−(2−アミノエチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−カルボン酸tert−ブチル(1当量)をトルエン(5ml/ミリモル)中に溶解し、炭酸カリウム(5当量)を添加した。次に、ブタン−1,4−ジイルジメタンスルホナート(1.5当量)を室温で添加した。閉管内で反応混合物を100℃で16時間加熱した(DCチェック)。反応が完了したら、混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈し、水および飽和塩化ナトリウム溶液で連続して洗浄した。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ロータリーエバポレーターにおいて溶媒を除去した。シリカゲルにおけるカラムクロマトグラフィ(溶媒:DCM/メタノール)によって粗生成物を精製した。
アミン構成要素A39:
6−(ピリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−カルボン酸tert−ブチルの製造
Figure 2011509962
工程1の手順:
33mlのアセトニトリル中に4g(0.06mol)のピロールを含有する溶液に、9.4g(0.23mol)の粉末水酸化ナトリウムおよび0.8g(2.36mmol)の硫酸水素テトラブチルアンモニウムを添加した。混合物を25℃で30分間攪拌した後、2−クロロエチルアミン塩酸塩(8.2g、0.07mol)を添加した。反応混合物を24時間還流し、無機固体をろ過し、溶媒を減圧下で除去して、粗1−(2−アミノエチル)ピロールを得た。これを真空下で蒸留して無色の液体を得て、次の工程で直接使用した。
収率:30%(粗)。
工程2の手順:
1−(2−アミノエチル)ピロール(9mmol)および37%のホルムアルデヒド(9mmol)のエタノール溶液(20ml)にTFA(0.5ml)を添加し、得られた反応混合物を50℃で15分間攪拌させた。次に、それを25℃になるまで冷却し、この温度で4時間攪拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を酢酸エチル中に溶解し、炭酸ナトリウム水溶液により塩基性化し、有機層を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。有機層の蒸発によって、粗1,2,3,4−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジンが得られ、これをジクロロメタン(90ml)中に溶解し、それに、DIPEA(12.15mmmol)およびboc−無水物(8.9mmol)を0℃で添加した。得られた反応混合物を25℃で16時間攪拌させた。有機層を炭酸ナトリウム、水および塩水で洗浄し、最後に、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。有機層の蒸発により粗生成物が得られ、これをカラムクロマトグラフィ(ジクロロメタン中1%の酢酸エチル)によって精製した。(ヘキサン中10%の酢酸エチル)。
工程3の手順:
乾燥ジメチルアセトアミド(200μL)中の工程2から得られた3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(200mg、0.9mmmol)の溶液に、アルゴン雰囲気下で、酢酸セシウム(3当量)、ジイソプロピルアミン(4当量)および4−ブロモピリジン塩酸塩(2当量)を添加した。次に、この反応混合物に不活性雰囲気下でPd(OAc)(0.15当量)を添加し、反応を130℃で16時間加熱した。次に、それを酢酸エチルで希釈し、セライト床によりろ過し、有機層を水および塩水で連続的に洗浄した。減圧下での有機層の蒸発により粗生成物が得られ、これをカラムクロマトグラフィによって精製した。
収率:40%。
アミン構成要素A40:
6−(ピリジン−4−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−カルボン酸tert−ブチルの製造
Figure 2011509962
工程1の手順:
化合物A(3g、13.5mmol)を乾燥トルエン(30ml)中に溶かし、それに不活性雰囲気下で亜鉛末(3当量)を添加した。得られた反応混合物を25℃で5分間攪拌し、次に塩化イソニコチノイル塩酸塩(1.5当量)を攪拌下で添加した。攪拌をさらに16時間継続した。反応混合物をセライト床によりろ過し、酢酸エチルで希釈し、有機層を水および塩水で連続的に洗浄し、最後に、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での有機層の蒸発により粗生成物が得られ、これをカラムクロマトグラフィ(ジクロロメタン中5%のメタノール)によって精製した。
収率:40%。
工程2の手順:
AcOH−MeOH(36ml)の2:1混合物をケト化合物(3.6mmol)に添加し、それに、亜鉛末(50当量)を攪拌下で添加した。得られた反応混合物を25℃で16時間攪拌させ(LCMSにより監視)、セライト床によりろ過した。溶媒を完全に蒸発させ、残渣を酢酸エチル中に溶かし、有機層を重炭酸ナトリウムおよび塩水で連続的に洗浄し、最後に、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での有機層の蒸発により粗生成物が得られ、これをカラムクロマトグラフィ(ジクロロメタン中5%のメタノール)によって精製した。
収率:26%。
アミン構成要素A41:
6−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−カルボン酸tert−ブチルの製造
Figure 2011509962
工程1の手順:
乾燥DCE(15ml)および乾燥DMF(1当量)の氷冷溶液に、乾燥DCE(15ml)中の塩化オキサリル(1当量)の溶液を添加し、得られた反応混合物を25℃で15分間攪拌した。反応を再度0℃に冷却し、それに、乾燥DCE(15ml)中の3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(5gm、22.25mmol)の溶液を添加し、反応を同じ温度で30分間攪拌した(TLCにより監視)。それを氷により反応停止させ、次に50%のNaOH水溶液を添加し、水層をDCMで抽出し、有機層を水および塩水で連続的に洗浄した。硫酸ナトリウム上で乾燥させた後、有機層を減圧下で蒸発させて粗生成物が得られ、これをさらに精製することなく直ぐに次の工程で使用した。
収率:60%(粗)。
工程2の手順:
乾燥THF(10ml)中の4−ピコリン(4mmol)の溶液に、−78℃でn−BuLi(1.57M、2.5ml、4mmol)を添加し、得られた反応混合物を25℃で1時間攪拌させた。それを再度0℃に冷却し、工程1から得られたアルデヒド(1g、4mmol)を反応混合物に液滴で添加した。25℃で3時間攪拌した後、反応混合物を水(5ml)により反応停止させ、酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を塩水で洗浄した。硫酸ナトリウム上で乾燥させた後、有機層を減圧下で蒸発させて粗アルコールが得られ、これをカラムクロマトグラフィ(ジクロロメタン中2%のメタノール)によって精製した。
収率:48%。
工程3の手順:
キシレン(15ml)中の工程2から得られたアルコール(1g、2.91mmol)の溶液にp−トルエンスルホン酸(0.05当量)を添加し、得られた反応混合物をdean−stark装置を用いて5時間還流させた(TLCにより監視)。反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液、水および塩水で連続的に洗浄した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗生成物が得られ、これをカラムクロマトグラフィ(ジクロロメタン中2%のメタノール)によって精製した。
収率:56%。
工程4の手順:
工程3から得られた化合物の溶液をメタノール(15ml)中に溶かし、アルゴンにより脱酸素化した。それに、10%Pd−C(150mg)を添加し、得られた反応混合物を大気圧下で3時間水素化した。それをセライト床によりろ過し、残渣をメタノールで洗浄し、合わせた有機層を蒸発乾固させて、粗生成物が得られ、これをさらに精製することなく次の工程で直接使用した。
収率:80%(粗)。
アミン構成要素A42
6−(ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−カルボン酸tert−ブチルの製造
Figure 2011509962
手順:
乾燥ジメチルアセトアミド(2ml)中の3,4−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(2g、9mmmol)の溶液に、アルゴン雰囲気で、酢酸セシウム(3当量)、ジイソプロピルアミン(4当量)および3−ブロモピリジン(2当量)を添加した。次に、不活性雰囲気下でこの反応混合物にPd(OAc)(0.15当量)を添加し、反応を130℃で16時間加熱した。次に、それを酢酸エチルで希釈し、セライト床によりろ過し、有機層を水および塩水で連続的に洗浄した。減圧下での有機層の蒸発により粗生成物が得られ、これをカラムクロマトグラフィによって精製した。
収率:40%。
アミン構成要素A43:
6−(ピリジン−3−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−カルボン酸tert−ブチルの製造
Figure 2011509962
工程1の手順:A41の工程1と同じ
工程2の手順:
−78℃の乾燥エーテル(5ml)中のn−BuLi(1.57M、2.54ml、4mmol)の溶液に、3−ブロモピリジン(4mmol)を添加し、反応混合物を同じ温度で30分間攪拌させた。それに、乾燥エーテル(10ml)中の工程1から得られたアルデヒド(4mmol)を液滴で添加し、得られた反応混合物を25℃で16時間攪拌させた(TLCにより監視)。反応を水により反応停止させ、酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を塩水で洗浄し、最後に、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での有機層の蒸発により粗生成物が得られ、これをカラムクロマトグラフィ(ジクロロメタン中3%のメタノール)によって精製した。
収率:30%。
工程3の手順:
AcOH−MeOH(16ml)の2:1混合物をケト化合物(3.6mmol)に添加し、それに、亜鉛末(50当量)を攪拌下で添加した。得られた反応混合物を25℃で16時間攪拌させ(LCMSにより監視)、セライト床によりろ過した。溶媒を完全に蒸発させ、残渣を酢酸エチル中に溶かし、有機層を重炭酸ナトリウムおよび塩水で連続的に洗浄し、最後に、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での有機層の蒸発により粗生成物が得られ、これをカラムクロマトグラフィ(ジクロロメタン中5%のメタノール)によって精製した。
収率:35%。
アミン構成要素A44:
6−(2−(ピリジン−3−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−カルボン酸tert−ブチルの製造
Figure 2011509962
工程1の手順:A41の工程1と同じ
工程2の手順:
乾燥THF(25ml)中のウィティッヒ塩(4mmol)の氷冷懸濁液にn−BuLi(5mmol)をゆっくり添加し、得られた反応混合物をその温度で30分間攪拌させた。それに、乾燥THF(10ml)中のアルデヒドB(2mmol)を0℃で添加し、さらに1時間攪拌させた。反応を飽和塩化アンモニウム溶液により停止させ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および塩水で洗浄し、最後に、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での有機層の蒸発により粗生成物が得られ、これは不安定であり、さらに精製することなく直ちに使用した。
工程3の手順:
工程2から得られた粗化合物(9.12mmol)のDMA溶液(2ml)に、アルゴン雰囲気で、酢酸セシウム(3当量)、ジイソプロピルアミン(4当量)および3−ブロモピリジン(2当量)を添加した。次に、この反応混合物に不活性雰囲気下でPd(OAc)(0.15当量)を添加し、反応を130℃で16時間加熱した。次に、それを酢酸エチルで希釈し、セライト床によりろ過し、有機層を水および塩水で連続的に洗浄した。減圧下での有機層の蒸発により粗生成物が得られ、これをカラムクロマトグラフィ(ジクロロメタン中5%のメタノール)によって精製した。
収率:15%。
工程4の手順:
工程3から得られた化合物(400mg)の溶液をメタノール(10ml)中に溶かし、アルゴンで脱酸素化した。それに10%Pd−C(200mg)を添加し、得られた反応混合物を大気圧下で3時間水素化した。それをセライト床によりろ過し、残渣をメタノールで洗浄し、合わせた有機層を蒸発乾固させて粗生成物が得られ、これをさらに精製することなく次の工程で直接使用した。
収率:80%(粗)。
アミン構成要素A45
2−(ピリジン−4−イル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチルの製造
Figure 2011509962
工程1の手順:
乾燥アセトン(30ml)中の2−アミノピラジン(1.87g)の溶液に、炭酸カリウム(3当量)、4−ブロモアセチルピリジン(2当量)を添加し、得られた反応混合物を60℃で20時間加熱した。反応混合物をセライト床によりろ過し、残渣をDCMで洗浄し、合わせた有機層を完全に蒸発させて、茶色の残渣を得た。それを再度酢酸エチル中に溶解し、水および塩水で洗浄し、最後に、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。有機層の蒸発により粗生成物が得られ、これをカラムクロマトグラフィ(ジクロロメタン中1%のメタノール)によって精製した。
収率:12%、30%の出発材料を回収。
工程2の手順:
工程1から得られた化合物(2.55mmol)の乾燥ジオキサン溶液(22ml)に、水素化ホウ素リチウム(2当量)を25℃で何回かに分けて添加し、得られた反応混合物をこの温度で10分間攪拌した。次に、それを60℃まで温め、その温度で30分間維持した(TLCにより監視)。反応を0℃に冷却し、1(N)HClにより酸性化した。ジオキサンを完全に蒸発させ、ジクロロメタン(5ml)、ジイソプロピルエチルアミン(2.5当量)およびboc−無水物(1.5当量)を残渣に添加し、得られた反応混合物を25℃で16時間攪拌させた。それをジクロロメタンで希釈し、有機層を水および塩水で洗浄し、最後に、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。有機層の蒸発により粗生成物が得られ、これをカラムクロマトグラフィ(ジクロロメタン中5%のメタノール)によって精製した。
収率:58%
アミン構成要素A46
2−(ピリジン−4−イルメチル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチルの製造
Figure 2011509962
工程1の手順:
ジイソプロピルアミン(4.46ml、1.5当量)のTHF溶液(40ml)にBuLi(1.88M、1.5当量)を−15℃で添加し、得られた反応混合物を同じ温度で20分間攪拌させた。次に、それを−78℃に冷却し、同じ温度でTHF(10ml)中の2−クロロ−3−ヨードピリジン(5g、20.92mmol)を液滴で添加し、−78℃で1時間攪拌させた。反応を水(10ml)により停止させ、周囲温度で15分間攪拌し、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で連続的に洗浄し、最後に、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での有機層の蒸発により粗生成物が得られ、これをさらに精製することなく次の工程で直ちに使用した。
収率:80%(粗)。
工程2の手順:
ジメトキシエタン(400ml)中の2−アミノピラジン(20g、210mmol)の溶液に、ブロモピルビン酸エチル(32.8ml)を25℃で添加し、得られた反応混合物を同じ温度で4時間攪拌させた。次に、それを0℃に冷却し、30分間攪拌した。分離した固体をろ過し、エーテルで洗浄した。固体残渣をエタノール(1000ml)中に溶かし、4時間還流させた。溶媒を完全に除去し、残渣をクロロホルム(1000ml)中に溶かし、飽和重炭酸ナトリウム溶液(700ml)をそれに添加し、混合物を45分間攪拌させた。混合物をセライト床によりろ過し、クロロホルムで数回洗浄し、ろ液を硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での有機層の蒸発により粗塊が得られ、これをエーテル−メタノール混合物を用いる結晶化によって精製した。
収率:20%。
工程3の手順:
ジオキサン(400ml)中の工程1から得られたエステル(10g、52.3mmol)の十分に攪拌した懸濁液に、水素化ホウ素リチウム(2当量)を25℃で添加し、得られた反応混合物を同じ温度で10分間攪拌させた。次に、それを60℃まで温め、この温度で20分間維持した(!より高い温度およびより長い反応時間は反応の収率および質を低下させる)。次に、反応混合物を0℃に冷却し、1NのHClにより酸性化し、ジオキサンを減圧下で完全に蒸発させた。残渣をジクロロメタン(200ml)中に溶かし、TEA(4当量)およびBoc−無水物(1.2当量)をそれに添加し、得られた反応混合物を25℃で16時間攪拌させた。有機層を水および塩水で洗浄し、最後に、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。有機層の蒸発により粗生成物が得られ、これをカラムクロマトグラフィ(ヘキサン中70%の酢酸エチル)によって精製した。
収率:27%。
工程4の手順:
乾燥トルエン(40ml)中の工程3から得られたboc−エステル(1g、3.38mmol)の溶液にDIBAL(1M、3.7mmol)を−78℃で添加し、反応混合物をこの温度で5時間攪拌させた(TLCにより監視)。反応をメタノール(3.7ml)により停止させ、ゆっくり25℃にした。塩水(10ml)をそれに添加し、セライト床によりろ過した。残渣をジクロロメタンで洗浄し、合わせた有機層を蒸発させて粗アルデヒドが得られ、これをさらに精製することなく次の工程で直接使用した。
収率:800mg(粗)。
工程5の手順:
2−クロロ−4−ヨードピリジン(1当量)のエーテル溶液(17ml)にBuLi(1.2当量)を−78℃で添加し、得られた反応混合物を同じ温度で1時間攪拌させた。それに、工程4から得られたアルデヒド(1当量)を−78℃で添加し、同じ温度で1時間攪拌した。それを水により反応停止させ、酢酸エチルで抽出し、有機層を塩水で連続的に洗浄し、最後に、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での有機層の蒸発により粗生成物が得られ、これをカラムクロマトグラフィによって精製した。
収率:35%。
工程6の手順:
工程5から得られた化合物の溶液をメタノール(10ml/mmol)中に溶かし、アルゴンで脱酸素化した。それに、10%Pd−C(アルコールの50重量%)を添加し、得られた反応混合物を大気圧下で16時間水素化した。次に、それをセライト床によりろ過し、残渣をメタノールで洗浄し、合わせた有機層を蒸発乾固させて粗生成物が得られ、これをさらに精製することなく次の工程で直接使用した。
収率:44%(粗)。
工程7の手順:
メタノール(5ml/mmol)中の工程6から得られたアルコール(1当量)の溶液に、氷酢酸(10ml/mmol)、Zn末(50当量)を添加し、得られた反応混合物を周囲温度で16時間攪拌させた。反応混合物をセライト床によりろ過し、メタノールで洗浄し、合わせた有機層を完全に蒸発させた。次に、それを酢酸エチル中に溶かし、重炭酸ナトリウム、水および塩水で洗浄し、最後に、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での有機層の蒸発により粗生成物が得られ、これをカラムクロマトグラフィ(ジクロロメタン中2%のメタノール)によって精製した。
収率:26%。
アミン構成要素A47:
2−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチルの製造
Figure 2011509962
工程1の手順:
ジメトキシエタン(400ml)中の2−アミノピラジン(20g、210mmol)の溶液にブロモピルビン酸エチル(32.8ml)を25℃で添加し、得られた反応混合物を同じ温度で4時間攪拌させた。次に、それを0℃に冷却し、30分間攪拌した。分離した固体をろ過し、エーテルで洗浄した。固体残渣をエタノール(1000ml)中に溶かし、4時間還流させた。溶媒を完全に除去し、残渣をクロロホルム(1000ml)中に溶かし、飽和重炭酸ナトリウム溶液(700ml)をそれに添加し、混合物を45分間攪拌させた。混合物をセライト床によりろ過し、クロロホルムで数回洗浄し、ろ液を硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での有機層の蒸発により粗塊が得られ、これをエーテル−メタノール混合物を用いる結晶化によって精製した。
収率:20%。
工程2の手順:
ジオキサン(400ml)中の工程1から得られたエステル(10g、52.3mmol)の十分に攪拌した懸濁液に水素化ホウ素リチウム(2当量)を25℃で添加し、得られた反応混合物を同じ温度で10分間攪拌させた。次に、それを60℃まで温め、この温度で20分間維持した(!より高い温度およびより長い反応時間は反応の収率および質を低下させる)。次に、反応混合物を0℃に冷却し、1NのHClにより酸性化し、ジオキサンを減圧下で完全に蒸発させた。残渣をジクロロメタン(200ml)中に溶かし、TEA(4当量)およびBoc−無水物(1.2当量)をそれに添加し、得られた反応混合物を25℃で16時間攪拌させた。有機層を水および塩水で洗浄し、最後に、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。有機層の蒸発により粗生成物が得られ、これをカラムクロマトグラフィ(ヘキサン中70%の酢酸エチル)によって精製した。
収率:27%。
工程3の手順:
乾燥DCM(40ml)中の工程2から得られたboc−エステル(1g、3.38mmol)の溶液にDIBAL(1M、3.7mmol)を−78℃で添加し、反応混合物をこの温度で5時間攪拌させた(TLCにより監視)。反応をメタノール(3.7ml)により停止させ、ゆっくり25℃にした。塩水(10ml)をそれに添加し、セライト床によりろ過した。残渣をジクロロメタンで洗浄し、合わせた有機層を蒸発させて粗アルデヒドが得られ、これをさらに精製することなく次の工程で直接使用した。
収率:800mg(粗)。
工程4の手順:
乾燥THF(10ml)中の4−ピコリン(3mmol)の溶液にn−BuLi(1.57M、3mmol)を−78℃で添加し、得られた反応混合物を25℃で1時間攪拌させた。それを再度0℃に冷却し、工程3から得られたアルデヒド(3mmol)を反応混合物に液滴で添加した。25℃で攪拌した後、反応混合物を水(5ml)により反応停止させ、酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を塩水で洗浄した。硫酸ナトリウム上で乾燥させた後、有機層を減圧下で蒸発させて粗アルコールが得られ、これをカラムクロマトグラフィ(ジクロロメタン中3%のメタノール)によって精製した。
収率:36%。
工程5の手順:
キシレン(12ml)中の工程4から得られたアルコール(2.3mmol)の溶液にp−トルエンスルホン酸(0.05当量)を添加し、得られた反応混合物をdean−stark装置を用いて5時間還流させた(TLCにより監視)。反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液、水および塩水で連続的に洗浄した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗生成物が得られ、これをカラムクロマトグラフィ(ジクロロメタン中2%のメタノール)によって精製した。
収率:59%。
工程6の手順:
工程5から得られる化合物(1.38mmol)の溶液をメタノール(15ml)中に溶かし、アルゴンで脱酸素化した。それに10%Pd−C(225mg)を添加し、得られた反応混合物を大気圧下で3時間水素化した。それをセライト床によりろ過し、残渣をメタノールで洗浄し、合わせた有機層を蒸発乾固させて粗生成物が得られ、これをさらに精製することなく次の工程で直接使用した。
収率:80%(粗)。
アミン構成要素A48
3−(ピペリジン−1−イルメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジンの製造
Figure 2011509962
工程1の手順:
CHCl(25mL)中の5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン塩酸塩(1.0g、6.23mmol)の溶液に、EtN(2.17mL、15.57mmol)およびBocO(1.52mL、6.54mmol)を添加し、反応を室温で一晩攪拌した。混合物を0.25MのKHSO水(50mL)で抽出した。有機層を乾燥させ(NaSO)、蒸発乾固体させて、化合物A48−1(1.29g、92%)が得られた。
工程2の手順:
乾燥THF(50mL)中の化合物A48−1(1.29g、5.75mmol)の溶液に、アルゴン下、−78℃でヘキサン(2.53mL、6.33mmol)中の2.5Mのn−BuLiの溶液を添加した。15分後に、ギ酸エチル(702μL、8.63mmol)を添加し、反応混合物を−78℃で15分間攪拌した。飽和NHCl水(150mL)を添加し、混合物をCHClで抽出した(3×100mL)。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、蒸発乾固させて、アルデヒドA48−2(1.21g、83%)が得られた。
工程3の手順:
CHCl(50mL)中のアルデヒドA48−2(1.21g、4.80mmol)、ピペリジン(522μL、5.28mmol)およびAcOH(329μL、5.76mmol)の溶液に、NaBH(OAc)(1.53g、7.19mmol)を添加し、反応混合物を室温で一晩攪拌した。混合物をCHCl(50mL)で希釈し、塩水(50mL)で洗浄した。有機層を乾燥させ(NaSO)、蒸発乾固させて、アミンA48−3(1.53g、99%)が得られた。
工程4の手順:
CHCl(30mL)中の化合物A48−3(1.53g、4.76mmol)の溶液にTFA(18.3mL、238mmol)を添加し、混合物を室温で一晩攪拌させた。混合物を真空中で濃縮し、CHCl(50mL)で2回、共蒸発させて、アミンA48(3.18g、‘302%’)が得られた。
本発明に従う置換スルホンアミド誘導体の製造のための方法
Figure 2011509962
カルボン酸は、硫酸ナトリウムもしくはマグネシウム、酸化リンなどの水除去剤、または、例えば、CDI、DCC(場合により、ポリマーに結合)、TBTU、EDCI、PyBOPまたはPFPTFAなどの試薬の存在下、同様に、HOAtまたはHOBtおよび有機塩基(例えば、DIPEAまたはピリジン)の存在下で、THF、ジクロロメタン、ジエチルエーテル、ジオキサン、DMFまたはアセトニトリルなどの有機溶媒中、0℃から還流温度までの温度で、第1級または第2級アミンを用いるアミド形成方法において転換されて、一般式Mの最終生成物をもたらす。
パラレル合成
パラレル合成法1
酸溶液(DCM中0.05M、2ml)を105μモルのCDI溶液(DCM中0.105M、1ml)に添加し、室温で1時間振とうさせた。次に、100μモルのアミン溶液(DCM中0.1M)を室温で添加し、室温でさらに12時間振とうさせた。次に、3mlの水を反応混合物に添加し、15分間振とうさせ、有機相を分離した。溶媒の蒸留後、LC−MSにより粗生成物を分析し、HPLCによって精製した。
パラレル合成法2
まず初めに、EDCI(1.5当量)、HOBt(1当量)およびジイソプロピルエチルアミン(1.5当量)を、DCM(3ml/ミリモル)中の対応する酸(1当量)の溶液に添加し、25℃で15分間攪拌した。別の反応容器において、対応するアミンをDCM(1ml/ミリモル)中に溶解させ、0℃に冷却し、ジイソプロピルエチルアミン(4当量)を添加した。冷却溶液を酸溶液に添加し、室温で16時間攪拌した。後処理のために、まず初めに、混合物をDCMで希釈し、次に塩化アンモニウム溶液、炭酸ナトリウム溶液および飽和塩化ナトリウム溶液で連続して洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。溶液を蒸発乾固によって濃縮した。並行して動作するBiotageからの精製システムを用いて生成物を精製した。
パラレル合成法3
Figure 2011509962
段階1. TFA(DCM中20%、3ml/モル ミリモル)をBoc保護アミン(1当量)に0℃で添加した。反応混合物を25℃に加熱し、この温度で2時間攪拌した(DCチェック)。溶媒を完全に除去し、TFAの痕跡を除去するために生成物を注意深く乾燥させた。粗生成物をさらに精製することなく使用した。
段階2. EDCI(1.5当量)、HOBt(1当量)およびDIPEA(2.5当量)を、DCM(3ml/ミリモル)中の酸構成要素(1当量)の溶液に添加し、25℃で15分間攪拌した。別の反応容器において、DCM(1ml/ミリモル)中のBoc脱保護されたアミン(1.5当量)を0℃に冷却し、DIPEA(4当量)を添加した。それにより得られた溶液を、酸構成要素の溶液に添加した。反応混合物を25℃で16時間攪拌し、次にDCMで希釈した。有機相を塩化アンモニウム水溶液、炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和塩化ナトリウム溶液で連続して洗浄した。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、蒸発によって濃縮した。Biotageからのパラレル精製システムを用いて粗生成物を精製した。
ライブラリ化合物のBIOTAGE精製
工程1:精製の前に、粗化合物を全て分析して各化合物のLCMSデータを得た。従って、化合物の極性を決定することが可能である。
工程2:各化合物を最少量のジクロロメタン中に溶解し、Biotageカラム(Biotage Si 12+M)に負荷し、次に、それを12チャネルBiotage Quad−3パラレル精製システムに入れた。一度に12個の化合物を精製した。
工程3:化合物の極性に依存して(溶離液を決定するためにTLCを使用した)、特定の溶媒混合物を12チャネルBiotage Quad−3精製システムに流し、画分を試験管に採取した。全ての画分のTLCを検査した後、純粋な画分を合わせた。
工程4:各カラムからの合わせた純粋な画分を減圧下で蒸発させ、溶媒としてアセトニトリルを用いて、予め秤量した(pre−tared)ガラスバイアルに移し、Speed Vac Thermo explorerにおいて乾燥させて、乾燥した純粋な化合物が得られた。次に、これらを最終分析にかけた。
監視のためのLCMS法
1.LCパラメータ
カラム=phenomenex GEMINI 5μm C18 110A(50*4.6mm)
U.V波長=220nm、260nm
島津LCシステム注入容積=1.00〜5.00μl
(濃度に依存)
流速=1.2ml/分
時間プログラム:
A:0.05%TFA(pH2.3)
B:アセトニトリル
Figure 2011509962
2.MSパラメータ
スキャンタイプ:Q1 MS(Q1)
極性:正
スキャンモード:プロファイル
イオン源:ターボスプレー
ソース温度(設定時):200℃
Figure 2011509962
検出器パラメータ:
IS(イオンスプレー電圧):5500
検出器 CEM:2200.0
DP(デクラスタリングポテンシャル):50.00
EP(エントランスポテンシャル):10.00
HPLC:Applied BiosystemsのAPI2000LCMS/MSのMS、およびPolymer labsのELS検出器(温度50℃)と一体化したSchimadzu Prominance
実施例1:1−(5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノンの製造
Figure 2011509962
DCM(10ml)中の酸S2(654mg、1.76ミリモル)、5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン塩酸塩(311mg、1.94ミリモル)、HOAt(35.9mg、0.26ミリモル)およびDIPEA(922μl、5.28ミリモル)の溶液に、EDCI(506mg、2.64ミリモル)を添加し、反応混合物を室温で一晩攪拌した。溶媒を真空中で除去した後、カラムクロマトグラフィ(フラッシュ、シリカDCM/(MeOH中7MのNH)、99:1から95:5へ)によって残渣を精製した。生成物をDCM(10ml)中に溶解し、0.5MのHCl水(10ml)で洗浄した。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過した後、溶媒を除去した。収率:623mg、74%。5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジンは市販されている。
実施例2. 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(2−(ピペリジン−1−イルメチル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)エタノンの製造
2−(ピペリジン−1−イルメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジンの製造
Figure 2011509962
段階1. まずDMAP(0.75g、6.12ミリモル)、そして次にBocO(1.34g、6.12ミリモル)を、DCM(100ml)中の5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸エチル塩酸塩(1.09g、4.70ミリモル)の溶液に添加した。反応混合物を室温で18時間攪拌した。反応がまだ完了していなかったので、さらにBocO(0.12g、0.53ミリモル)を添加し、混合物を再び一晩攪拌した。反応が完了したら、混合物をHCl水溶液(1M、100ml)で洗浄し、有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空中の蒸発によって濃縮した。カラムクロマトグラフィ(シリカゲル、酢酸エチル)によって粗生成物を精製した。収率:300mg、21%。
段階2. THF(15ml)中の5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−2,7(8H)−ジカルボン酸7−tert−ブチル2−エチル(300mg、1.02ミリモル)の溶液を−78℃に冷却し、DIBAL−H(ヘキサン中1M、2.0ml、2.0ミリモル)をN雰囲気下でゆっくり添加した。反応混合物をこの温度で1時間攪拌し、次に、気体の発生が検出されなくなるまで、NaSO×10HOを添加した。さらに硫酸ナトリウムを添加し、混合物をろ過し、残渣をDCM(25ml)で洗浄した。ろ液を濃縮し、得られた粗生成物(450mg)をさらに精製することなく次の段階で使用した。
段階3. 2−ホルミル−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル(400mg、最大0.91ミリモル)およびピペリジン(158μl、1.59ミリモル)をDCM(8ml)中に溶解し、NaBH(OAc)(506mg、2.39ミリモル)を数回に分けて添加した。反応混合物を室温で2時間攪拌し、次に飽和炭酸水素ナトリウム溶液(25ml)で加水分解した。相を分離させ、水相をDCM(25ml)で再抽出した。合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空中の蒸発によって濃縮した。収率:260mg、2段階にわたって90%。
段階4. TFA(2.83ml、36.7ミリモル)を、DCM(10ml)中の2−(ピペリジン−1−イルメチル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル(235mg、0.73ミリモル)の溶液に添加し、室温で3〜4時間攪拌した(DCチェック)。反応が完了したら、まず初めに溶媒を除去し、DCMを添加し、蒸発乾固によって混合物を再び濃縮した。さらなる反応のために、生成物をさらに精製することなく使用した。
Figure 2011509962
酸(1.88g、5.06ミリモル)、HOAt(69mg、0.51ミリモル)、DIPEA(5.30ml、30.4ミリモル)およびEDCI(1.46g、7.59ミリモル)を、DCM(50ml)中のアミン(3.17g、最大3.48ミリモル)の溶液に添加し、反応混合物を室温で一晩攪拌した。溶媒を真空中で除去した後、カラムクロマトグラフィ(フラッシュ、シリカ、DCM/(MeOH中7MのNH)によって残渣を精製した。生成物をDCM(35ml)中に溶解し、0.1MのHCl水(25ml)で洗浄した。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過した後、溶媒を蒸発させた。収率:610mg、31%。
実施例3:1−(3−クロロ−2−(ピペリジン−1−イルメチル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル−2−((−1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノンの製造
3−クロロ−2−(ピペリジン−1−イルメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジンの製造
Figure 2011509962
段階1. トリエチルアミン(1.34ml、9.58ミリモル)およびBocO(0.92g、4.22ミリモル)を、DCM(100ml)中の3−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸エチル塩酸塩(1.02g、3.83ミリモル)の溶液に添加し、室温で18時間攪拌した。反応が完了したら(DCチェック)、反応混合物をDCMで希釈し、0.5MのKHSO水溶液(100ml)で洗浄した。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過した後に溶媒を蒸発させた。
段階2. THF(25ml)中のBoc保護された3−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−2−カルボン酸エチル(1.19g、3.62ミリモル)の溶液を−78℃に冷却し、DIBAL−H(ヘキサン中1M、7.24ml、7.24ミリモル)をN雰囲気下でゆっくり添加した。反応混合物を−78℃で1時間攪拌し、気体の発生が検出されなくなるまで、硫酸ナトリウム×10HOで加水分解した。過剰のNaSO×10HOを添加し、次に混合物をろ過した。固体をDCM(2×25ml)で洗浄し、次に蒸発乾固によってろ液を濃縮した。得られた粗生成物をさらに精製することなく使用した。
段階3. アルデヒド(720mg、2.52ミリモル)およびピペリジン(249μl、2.52ミリモル)をDCM(15ml)中に溶解し、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(822mg、3.88ミリモル)を数回に分けて添加した。反応混合物を室温で4時間攪拌した(LCMSチェック)。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で加水分解した。相を分離させ、水相をDCM(25ml)でもう一度抽出した。合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム溶液(25ml)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、蒸発乾固により濃縮した。
段階4. TFA(2.61ml、33.8ミリモル)を、DCM(10ml)中のBoc保護アミン(240mg、0.68ミリモル)の溶液に添加し、室温で4時間攪拌した。反応が完了したら(DCチェック)、反応混合物を蒸発乾固により濃縮し、DCM(20ml)中に溶かし、蒸発乾固により濃縮し、DCM(20ml)中に再度溶かし、次に、蒸発乾固によって濃縮した。粗生成物をさらに精製することなく使用した。
Figure 2011509962
酸(244mg、657μモル)、HOAt(8.9mg、66μmモル)、DIPEA(573μl、3.28ミリモル)およびEDCI(189mg、985μモル)を、DCM(25ml)中のアミン(695mg、最大722μモル)の溶液に添加し、反応混合物を室温で一晩攪拌した。溶媒を真空中で除去した後、カラムクロマトグラフィ(フラッシュ、シリカ、DCM/(MeOH中7MのNH、99:1)によって残渣を精製した。収率340mg。
実施例85:1−(1−エチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−3−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)プロパン−1−オンの製造
Figure 2011509962
カルボン酸S6(120mg、0,338mmol)およびN−エチル−N’−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(EDCI)(96mg、0.507mmol)をCHCl(8mL)中に溶解した。HOBt(49mg、0.372mmol)、1−エチル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン(76mg、0.507mmol)およびDIPEA(146μL、0.845mmol)を添加し、混合物を室温で一晩攪拌させた。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で希釈し、水層をCHCl(2×)で抽出した。合わせた有機画分を乾燥させ(MgSO)、真空中で濃縮した。カラムクロマトグラフィ(シリカ、ヘキサン/酢酸エチル、2:1)によって粗生成物を精製して、スクリーニング化合物85(180mg、>99%)が得られた。
LC/MS:R=5.4分、m/z=488.3[MH]
実施例86:1−(1−エチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−(((S)−1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノンの製造
Figure 2011509962
カルボン酸S9(100mg、0,27mmol)およびN−エチル−N’(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(EDCI)(77mg、0,404mmol)をCHCl(6mL)中に溶解した。HOBt(39mg、0.296mmol)、1−エチル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン(61mg、0.404mmol)およびDIPEA(86μL、0,674mmol)を添加し、混合物を室温で一晩攪拌させた。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で希釈し、水層をCHCl(2×)で抽出した。合わせた有機画分を乾燥させ(MgSO)、真空中で濃縮した。カラムクロマトグラフィ(シリカ、酢酸エチル/ヘキサン、2:1)によって生成物を精製して、スクリーニング化合物86(100mg、74%)が得られた。
LC/MS:R=5.26分、m/z=504.3[MH]
実施例番号87:2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(3−(ピペリジン−1−イルメチル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)エタノンの製造
Figure 2011509962
CHCl(20mL)中のアミンA48(795mg、最大1.19mmol)、カルボン酸S2(442mg、1.19mmol)およびDIPEA(1.66mL、9.52mmol)の溶液に、HATU(498mg、1.31mmol)を添加し、混合物を室温で一晩攪拌した。混合物を蒸発乾固させ、カラムクロマトグラフィ(フラッシュ、シリカ、CHCl/(MeOH中7MのNH)、99:1から97:3へ)を受けさせた。次に、生成物を製造用LCMSにより3回さらに精製して、化合物87(20mg、2.9%)が得られた。
実施例化合物の合成のために使用される方法は、以下の表において見出すことができる。
合成した実施例化合物(1)〜(84)を、特にその分子量に従って分析した。ESI−MSによって測定される分子量は、以下の表に要約される:
Figure 2011509962
Figure 2011509962
パラレル合成法4
一般化された合成スキーム:
Figure 2011509962
工程1の手順:Boc保護アミンBB(1当量)を0℃でDCM(10ml/mol)中20%のTFAにより処理し、得られた反応混合物を25℃で4時間攪拌させた(TLCにより監視)。溶媒を完全に蒸発させ、適切に乾燥させてTFAの痕跡を除去し、残渣をライブラリ合成において直接使用した。
工程2の手順:酸BBs(1当量)のジクロロメタン溶液(3ml/mmol)に、EDCI(1.5当量)、HOBT(1当量)、DIPEA(2.5当量)を添加し、得られた反応混合物を25℃で15分間攪拌させた。別のR.Bフラスコ内で、ジクロロメタン(1ml/mmol)中のBoc脱保護されたアミンBB(1.5当量)を氷浴において冷却し、DIPEA(4当量)で処理し、それを反応混合物に添加した。反応混合物を25℃で16時間攪拌させ、ジクロロメタンで希釈した。有機層を塩化アンモニウム水、重炭酸ナトリウムおよび塩水で連続的に洗浄し、最後に、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での有機層の蒸発により粗生成物が得られ、これをBiotageパラレル精製システムによって精製した。
収率:20〜25%。
パラレル合成法4に従って実施例化合物88〜121を得た:
Figure 2011509962
Figure 2011509962
Figure 2011509962
Figure 2011509962
Figure 2011509962
実施例化合物88〜121の合成において以下の構成要素を使用した。
Figure 2011509962
Figure 2011509962
Figure 2011509962
純度(UVにより決定)、ESI−MS結果および保持時間は以下の表において与えられる:
Figure 2011509962
薬理学的調査:
ヒトおよびラットのブラジキニン1受容体(B1R)における本発明に従う化合物のアゴニスト作用およびアンタゴニスト作用は、上記のように決定した。
アンタゴニストは、Ca2+の流入の抑制をもたらす。達成可能な最大阻害と比較した阻害%を計算した。本発明に従う化合物は、ヒトおよびラット受容体において非常に有効である。
Figure 2011509962
Figure 2011509962

Claims (23)

  1. 一般式I’
    Figure 2011509962
    (式中、
    mおよびnは、いずれの場合も互いに独立して0、1または2を示し、
    pは、1または2を示し、
    Qは、−O−または−CH−を示し、
    Xは、NまたはCRを示し、
    Yは、NまたはCRを示し、
    Zは、NまたはCRを示し、
    およびRは、これらの架橋基−N−CH−と一緒に複素環を形成し、前記複素環は、その炭素環員の1つまたは複数においてハロゲン、O−CF、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、およびシクロプロピル(メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、およびシクロプロピルは非置換であるか、あるいは同一または異なる1つまたは複数のハロゲンによって置換されている)よりなる群から独立して選ばれる1つまたは複数の置換基によって置換されていてもよく、そして/あるいは、前記複素環は、少なくとも1つの環と縮合されていてもよく、前記複素環は、飽和または少なくともモノ不飽和であるが芳香族ではなく、前記複素環は、4員、5員、6員または7員環であり、Rが結合する窒素原子に加えて、N、NR50、O、S、S=OおよびS(=O)よりなる群から独立して選ばれる1つまたは複数のへテロ原子またはへテロ原子団を含むことができ、
    前記環は、4員、5員、6員または7員環であり、飽和、不飽和または芳香族であり、そして非置換であるか、またはC1〜6−アルキル、−O−C1〜6−アルキル、CF、OCFおよびハロゲンよりなる群から独立して選ばれる同一もしくは異なる基によって一置換もしくは多置換されており、
    50は、H、C1〜6−アルキル、−C(=O)−R51、C3〜8−シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはC1〜6−アルキレン基を介して結合されたC3〜8−シクロアルキル、アリールもしくはヘテロアリールを表し、
    51は、C1〜6−アルキル、C3〜8−シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはC1〜6−アルキレン基を介して結合されたC3〜8−シクロアルキル、アリールもしくはヘテロアリールを表し、
    は、アリールまたはヘテロアリールを示すか、あるいはC1〜6−アルキレン基を介して結合されたアリールまたはヘテロアリールを示し、
    は、H、ハロゲン、CN、NO、C1〜6−アルキル、C2〜6−アルケニル、アリールまたはヘテロアリールを示すか、あるいはC1〜6−アルキレン基、C2〜6−アルケニレン基またはC2〜6−アルキニレン基を介して結合されたアリールまたはヘテロアリールを示し、
    、RおよびRは、いずれの場合も互いに独立して、H、ハロゲン、CN、C1〜6−アルキル、−NH(C1〜6−アルキル)、−N(C1〜6−アルキル)、−C1〜6−アルキレン−NH(C1〜6−アルキル)、−C1〜6−アルキレン−N(C1〜6−アルキル)、C3〜8−シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールを示すか、あるいはC1〜6−アルキレン基、C2〜6−アルケニレン基またはC2〜6−アルキニレン基を介して結合されたC3〜8−シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールを示し、
    前記基C1〜6−アルキル、C1〜6−アルキレン、C2〜6−アルケニル、C2〜6−アルケニレン、C2〜6−アルキニレン、C3〜8−シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールはいずれの場合も、非置換でもよいし、あるいはモノ置換または同一または異なる基によってポリ置換されていてもよく、前記基C1〜6−アルキル、C1〜6−アルキレン、C2〜6−アルケニル、C2〜6−アルケニレン、およびC2〜6−アルキニレンは、いずれの場合も、分枝状でも非分枝状でもよい)
    の置換スルホンアミド誘導体、又はその個々のエナンチオマーまたは個々のジアステレオマー、又はそのラセミ体、又はそのエナンチオマー、又はそのジアステレオマー、又はそのエナンチオマーおよび/またはジアステレオマーの混合物、あるいはそれぞれの場合のこれらの塩基および/または生理学的に許容し得る塩。
  2. 一般式I
    Figure 2011509962
    (式中、
    a、bおよびcは、いずれの場合も互いに独立して0または1を示し、
    mおよびnは、いずれの場合も互いに独立して0、1または2を示し、
    pは、1または2を示し、
    Qは、−O−または−CH−を示し、
    Xは、NまたはCRを示し、
    Yは、NまたはCRを示し、
    Zは、NまたはCRを示し、
    は、アリールまたはヘテロアリールを示すか、あるいはC1〜6−アルキレン基を介して結合されたアリールまたはヘテロアリールを示し、
    、R、R4a、R4bおよびR4cは、いずれの場合も互いに独立して、Hを示すか、あるいはR、R、R4a、R4bおよびR4cからの2つの隣接する基は、飽和、不飽和または芳香族であり、そして非置換であるか、またはモノ置換または同一または異なる基によってポリ置換されていてよい5員または6員環を形成し、
    は、H、ハロゲン、CN、NO、C1〜6−アルキル、C2〜6−アルケニル、アリールまたはヘテロアリールを示すか、あるいはC1〜6−アルキレン基、C2〜6−アルケニレン基またはC2〜6−アルキニレン基を介して結合されたアリールまたはヘテロアリールを示し、
    、RおよびRは、いずれの場合も互いに独立して、H、ハロゲン、CN、C1〜6−アルキル、−NH(C1〜6−アルキル)、−N(C1〜6−アルキル)、−C1〜6−アルキレン−NH(C1〜6−アルキル)、−C1〜6−アルキレン−N(C1〜6−アルキル)、C3〜8−シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールを示すか、あるいはC1〜6−アルキレン基、C2〜6−アルケニレン基またはC2〜6−アルキニレン基を介して結合されたC3〜8−シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールを示し、
    前記基C1〜6−アルキル、C1〜6−アルキレン、C2〜6−アルケニル、C2〜6−アルケニレン、C2〜6−アルキニレン、C3〜8−シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールはいずれの場合も、非置換でもよいし、あるいはモノ置換または同一または異なる基によってポリ置換されていてもよく、前記基C1〜6−アルキル、C1〜6−アルキレン、C2〜6−アルケニル、C2〜6−アルケニレン、およびC2〜6−アルキニレンは、いずれの場合も、分枝状でも非分枝状でもよい)
    で表わされる、請求項1記載の置換スルホンアミド誘導体、又はその個々のエナンチオマーまたは個々のジアステレオマー、又はそのラセミ体、又はそのエナンチオマー、又はそのジアステレオマー、又はそのエナンチオマーおよび/またはジアステレオマーの混合物、あるいはそれぞれの場合のこれらの塩基および/または生理学的に許容し得る塩。
  3. a、bおよびcが、いずれの場合も互いに独立して0または1を示し、
    mおよびnが、いずれの場合も互いに独立して0、1または2を示し、
    pが、1または2を示し、
    Qが、−O−または−CH−を示し、
    Xが、NまたはCRを示し、
    Yが、NまたはCRを示し、
    Zが、NまたはCRを示し、
    が、アリールまたはヘテロアリールを示すか、あるいはC1〜6−アルキレン基を介して結合されたアリールまたはヘテロアリールを示し、
    、R、R4a、R4bおよびR4cが、いずれの場合も互いに独立して、Hを示すか、あるいはR、R、R4a、R4bおよびR4cからの2つの隣接する基が、飽和、不飽和または芳香族であり、そして非置換であるか、またはモノ置換または同一または異なる基によってポリ置換されていてよい5員または6員環を形成し、
    が、H、ハロゲン、CN、NO、C1〜6−アルキル、C2〜6−アルケニル、アリールまたはヘテロアリールを示すか、あるいはC1〜6−アルキレン基、C2〜6−アルケニレン基またはC2〜6−アルキニレン基を介して結合されたアリールまたはヘテロアリールを示し、
    、RおよびRが、いずれの場合も互いに独立して、H、ハロゲン、CN、C1〜6−アルキル、−NH(C1〜6−アルキル)、−N(C1〜6−アルキル)、−C1〜6−アルキレン−NH(C1〜6−アルキル)、−C1〜6−アルキレン−N(C1〜6−アルキル)、C3〜8−シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールを示すか、あるいはC1〜6−アルキレン基、C2〜6−アルケニレン基またはC2〜6−アルキニレン基を介して結合されたC3〜8−シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールを示し、
    前記基C1〜6−アルキル、C1〜6−アルキレン、C2〜6−アルケニル、C2〜6−アルケニレン、C2〜6−アルキニレン、C3〜8−シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールがいずれの場合も、非置換でもよいし、あるいはモノ置換または同一または異なる基によってポリ置換されていてもよく、前記基C1〜6−アルキル、C1〜6−アルキレン、C2〜6−アルケニル、C2〜6−アルケニレン、およびC2〜6−アルキニレンが、いずれの場合も、分枝状でも非分枝状でもよく、
    個々のエナンチオマーまたは個々のジアステレオマーの形態、ラセミ体、エナンチオマー、ジアステレオマー、エナンチオマーおよび/またはジアステレオマーの混合物の形態、ならびにそれぞれの場合のこれらの塩基および/または生理学的に許容し得る塩の形態であって、
    ここで、
    置換アルキル、アルケニル、アルキレン、アルケニレン、アルキニレンまたはシクロアルキルが、F、Cl、Br、I、CN、NH、NH−C1〜6−アルキル、NH−C1〜6−アルキレン−OH、C1〜6−アルキル、N(C1〜6−アルキル)、N(C1〜6−アルキレン−OH)、NO、SH、S−C1〜6−アルキル、S−ベンジル、O−C1〜6−アルキル、OH、O−C1〜6−アルキレン−OH、=O、O−ベンジル、C(=O)C1〜6−アルキル、COH、CO−C1〜6−アルキルおよびベンジルより成る群から選ばれる置換基によってモノ置換または同一または異なってポリ置換されており、
    置換ヘテロシクリルが、F、Cl、Br、I、−CN、NH、NH−C1〜6−アルキル、NH−C1〜6−アルキレン−OH、C1〜6−アルキル、N(C1〜6−アルキル)、N(C1〜6−アルキレン−OH)、ピロリニル、ピペラジニル、モルホリニル、NO、SH、S−C1〜6−アルキル、S−ベンジル、O−C1〜6−アルキル、OH、O−C1〜6−アルキレン−OH、=O、O−ベンジル、C(=O)C1〜6−アルキル、COH、CO−C1〜6−アルキルおよびベンジルより成る群から選ばれる置換基によってモノ置換または同一または異なってポリ置換されており、そして
    置換アリールまたはヘテロアリールが、F、Cl、Br、I、CN、NH、NH−C1〜6−アルキル、NH−C1〜6−アルキレン−OH、N(C1〜6−アルキル)、N(C1〜6−アルキレン−OH)、NH−アリール、N(アリール、N(C1〜6−アルキル)アリール、ピロリニル、ピペラジニル、モルホリニル、NO、SH、S−C1〜6−アルキル、OH、O−C1〜6−アルキル、O−C1〜6−アルキル−OH、C(=O)C1〜6−アルキル、NHSO1〜6−アルキル、NHCOC1〜6−アルキル、COH、CHSO−フェニル、CO−C1〜6−アルキル、OCF、CF、−O−CH−O−、−O−CH−CH−O−、−O−C(CH−CH−、非置換C1〜6−アルキル、ピロリジニル、イミダゾリル、ピペリジニル、ベンジルオキシ、フェノキシ、フェニル、ピリジニル、−C1〜3−アルキレン−アリール、ベンジル、チエニルおよびフリル(ここで、アリールは、フェニル、フリル、チエニルまたはピリジニルを示す)
    より成る群から選ばれる置換基によってモノ置換または同一または異なってポリ置換されている、請求項2記載の置換スルホンアミド誘導体。
  4. が、フェニル、ナフチル、インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル(ベンゾチエニル)、ベンゾオキサゾリル、ベンゾオキサジアゾリル、ピロリル、フラニル、チエニル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、イミダゾチアゾリル、カルバゾリル、ジベンゾフラニルまたはジベンゾチオフェニル(ジベンゾチエニル)を示し、好ましくは、フェニル、ナフチル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサジゾリル、チオフェニル、ピリジニル、イミダゾチアゾリルまたはジベンゾフラニルを示し、特に好ましくは、フェニルまたはナフチルを示し、いずれの場合も非置換であるか、またはモノ置換またはポリ置換されており、その置換基が、好ましくは、−O−C1〜3−アルキル、C1〜6−アルキル、F、Cl、Br、I、CF、OCF、OH、SH、フェニル、ナフチル、フリル、チエニルおよびピリジニルより成る群から選ばれる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の置換スルホンアミド誘導体。
  5. が、フェニルまたはナフチルを示し、いずれの場合も非置換であるか、またはモノ置換またはポリ置換されており、その置換基が、メチル、メトキシ、CF、F、Cl、およびBrより成る群から選ばれる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の置換スルホンアミド誘導体。
  6. 、R、R4a、R4bおよびR4cが、いずれの場合も互いに独立して、Hを示すか、あるいはR、R、R4a、R4bおよびR4cからの2つの隣接する基が、非置換であるか、またはモノ置換またはポリ置換である5員または6員芳香環、好ましくは6員芳香環(ベンゾ基)を形成し、置換基が、好ましくは、メチル、メトキシ、CF、F、ClおよびBrより成る群から選ばれる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の置換スルホンアミド誘導体。
  7. a+b+cの合計が2である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の置換スルホンアミド誘導体。
  8. Q=−O−の場合には、mおよびnがいずれの場合も1を示し、Q=−CH−の場合には、m+nの合計が0、1または2である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の置換スルホンアミド誘導体。
  9. 以下の部分構造
    Figure 2011509962
    が、
    Figure 2011509962
    (式中、R200は、H、ハロゲン、O−CF、CF、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、およびシクロプロピルよりなる群から独立して選ばれる1、2、3または4個の置換基を表し、
    210は、H、メトキシ、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、ハロゲン、CFおよびOCFよりなる群から独立して選ばれる1、2、3または4個の置換基を表し、
    50は、H、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、C3〜8−シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはC1〜3−アルキレン基を介して結合されたC3〜8−シクロアルキル、アリールもしくはヘテロアリールを表す)
    より成る群から選ばれる、請求項1〜8のいずれか一項に記載の置換スルホンアミド誘導体。
  10. pが1である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の置換スルホンアミド誘導体。
  11. が、H、C1〜6−アルキル、5員または6員アリールまたはヘテロアリールを示すか、あるいはC1〜6−アルキレン基、C2〜6−アルケニレン基またはC2〜6−アルキニレン基を介して結合された5員または6員アリールまたはヘテロアリールを示し、前記アリールまたはヘテロアリールがいずれの場合も、非置換であるか、またはモノ置換またはポリ置換されており、前記アリールまたはヘテロアリールが、好ましくは、フェニル、ナフチル、ピリジニル、チエニルおよびフリルからなる群から選択され、置換基が、好ましくは、O−C1〜3−アルキル、非置換C1〜6−アルキル、F、Cl、Br、I、CF、OCF、OHおよびSHより成る群から選ばれる、請求項1〜10のいずれか一項に記載の置換スルホンアミド誘導体。
  12. 、RおよびRが、いずれの場合も互いに独立して、H、ハロゲン、C1〜6−アルキル、−N(C1〜6−アルキル)、−C1〜6−アルキレン−N(C1〜6−アルキル)、5員、6員または7員ヘテロシクリル、5員または6員ヘテロアリールを示すか、あるいはC1〜6−アルキレン基を介して結合された5員もしくは6員ヘテロアリールまたは5員、6員もしくは7員ヘテロシクリルを示し、ヘテロシクリルが、NおよびOより成る群から選ばれる1または2個の同一または異なるへテロ原子を含み、非置換であるか、あるいはC1〜6−アルキルによってモノ置換またはポリ置換されている、請求項1〜11のいずれか一項に記載の置換スルホンアミド誘導体。
  13. 一般式Ia
    Figure 2011509962
    (式中、
    mおよびnは、いずれの場合も互いに独立して0、1または2であり、
    Qは、−O−または−CH−を示し、
    Xは、NまたはCRを示し、
    Yは、NまたはCRを示し、
    Zは、NまたはCRを示し、
    は、アリールまたはヘテロアリールを示すか、あるいはC1〜6−アルキレン基を介して結合されたアリールまたはヘテロアリールを示し、
    、R、R4aおよびR4bは、いずれの場合も互いに独立して、Hを示すか、あるいはR、R、R4aおよびR4bからの2つの隣接する基は、飽和、不飽和または芳香族であり、そして非置換であるか、またはモノ置換または同一または異なる基によってポリ置換されていてよい5員または6員環を形成し、
    は、H、ハロゲン、CN、NO、C1〜6−アルキル、C2〜6−アルケニル、アリールまたはヘテロアリールを示すか、あるいはC1〜6−アルキレン基、C2〜6−アルケニレン基またはC2〜6−アルキニレン基を介して結合されたアリールまたはヘテロアリールを示し、
    、RおよびRは、いずれの場合も互いに独立して、H、ハロゲン、CN、C1〜6−アルキル、−NH(C1〜6−アルキル)、−N(C1〜6−アルキル)、−C1〜6−アルキレン−NH(C1〜6−アルキル)、−C1〜6−アルキレン−N(C1〜6−アルキル)、C3〜8−シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールを示すか、あるいはC1〜6−アルキレン基、C2〜6−アルケニレン基またはC2〜6−アルキニレン基を介して結合されたC3〜8−シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールを示し、
    前記基C1〜6−アルキル、C1〜6−アルキレン、C2〜6−アルケニル、C2〜6−アルケニレン、C2〜6−アルキニレン、C3〜8−シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールはいずれの場合も、非置換でもよいし、あるいはモノ置換または同一または異なる基によってポリ置換されていてもよく、前記基C1〜6−アルキル、C1〜6−アルキレン、C2〜6−アルケニル、C2〜6−アルケニレンおよびC2〜6−アルキニレンは、いずれの場合も、分枝状でも非分枝状でもよい)
    を有し、個々のエナンチオマーまたは個々のジアステレオマーの形態、ラセミ体、エナンチオマー、ジアステレオマー、エナンチオマーおよび/またはジアステレオマーの混合物の形態、ならびにそれぞれの場合のこれらの塩基および/または生理学的に許容し得る塩の形態であって、
    ここで、
    置換アルキル、アルケニル、アルキレン、アルケニレン、アルキニレンまたはシクロアルキルが、F、Cl、Br、I、CN、NH、NH−C1〜6−アルキル、NH−C1〜6−アルキレン−OH、C1〜6−アルキル、N(C1〜6−アルキル)、N(C1〜6−アルキレン−OH)、NO、SH、S−C1〜6−アルキル、S−ベンジル、O−C1〜6−アルキル、OH、O−C1〜6−アルキレン−OH、=O、O−ベンジル、C(=O)C1〜6−アルキル、COH、CO−C1〜6−アルキルおよびベンジルより成る群から選ばれる置換基によってモノ置換または同一または異なってポリ置換されており、
    置換ヘテロシクリルが、F、Cl、Br、I、−CN、NH、NH−C1〜6−アルキル、NH−C1〜6−アルキレン−OH、C1〜6−アルキル、N(C1〜6−アルキル)、N(C1〜6−アルキレン−OH)、ピロリニル、ピペラジニル、モルホリニル、NO、SH、S−C1〜6−アルキル、S−ベンジル、O−C1〜6−アルキル、OH、O−C1〜6−アルキレン−OH、=O、O−ベンジル、C(=O)C1〜6−アルキル、COH、CO−C1〜6−アルキルおよびベンジルより成る群から選ばれる置換基によってモノ置換または同一または異なってポリ置換されており、
    置換アリールまたはヘテロアリールが、F、Cl、Br、I、CN、NH、NH−C1〜6−アルキル、NH−C1〜6−アルキレン−OH、N(C1〜6−アルキル)、N(C1〜6−アルキレン−OH)、NH−アリール、N(アリール、N(C1〜6−アルキル)アリール、ピロリニル、ピペラジニル、モルホリニル、NO、SH、S−C1〜6−アルキル、OH、O−C1〜6−アルキル、O−C1〜6−アルキル−OH、C(=O)C1〜6−アルキル、NHSO1〜6−アルキル、NHCOC1〜6−アルキル、COH、CHSO−フェニル、CO−C1〜6−アルキル、OCF、CF、−O−CH−O−、−O−CH−CH−O−、−O−C(CH−CH−、非置換C1〜6−アルキル、ピロリジニル、イミダゾリル、ピペリジニル、ベンジルオキシ、フェノキシ、フェニル、ピリジニル、−C1〜3−アルキレン−アリール、ベンジル、チエニルおよびフリル(ここで、アリールは、フェニル、フリル、チエニルまたはピリジニルを示す)より成る群から選ばれる置換基によってモノ置換または同一または異なってポリ置換されている、
    請求項1〜12のいずれか一項に記載の置換スルホンアミド誘導体。
  14. mおよびnが、いずれの場合も互いに独立して0または1を示し、
    Qが、−O−または−CH−を示し、
    Xが、NまたはCRを示し、
    Yが、NまたはCRを示し、
    Zが、NまたはCRを示し、
    が、フェニル、ナフチル、インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル(ベンゾチエニル)、ベンゾオキサゾリル、ベンゾオキサジアゾリル、ピロリル、フラニル、チエニル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、イミダゾチアゾリル、カルバゾリル、ジベンゾフラニルまたはジベンゾチオフェニル(ジベンゾチエニル)を示し、好ましくはフェニル、ナフチル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサジアゾリル、チオフェニル、ピリジニル、イミダゾチアゾリルまたはジベンゾフラニルを示し、特に好ましくはフェニルまたはナフチルを示し、いずれの場合も非置換であるか、またはモノ置換またはポリ置換されており、その置換基が、好ましくは、−O−C1〜3−アルキル、C1〜6−アルキル、F、Cl、Br、I、CF、OCF、OH、SH、フェニル、ナフチル、フリル、チエニルおよびピリジニルからなる群から選択され、
    、R、R4aおよびR4bが、いずれの場合も互いに独立して、Hを示すか、あるいはR、R、R4aおよびR4bからの2つの隣接する基が、非置換であるか、またはモノ置換またはポリ置換である5員または6員芳香環、好ましくは6員芳香環(ベンゾ基)を形成し、置換基が、メチル、メトキシ、CF、F、ClおよびBrからなる群から選択され、
    が、H、C1〜6−アルキル、5員または6員アリールまたはヘテロアリールを示すか、あるいはC1〜6−アルキレン基、C2〜6−アルケニレン基またはC2〜6−アルキニレン基を介して結合された5員または6員アリールまたはヘテロアリールを示し、前記アリールまたはヘテロアリールがいずれの場合も、非置換であるか、またはモノ置換またはポリ置換されており、前記アリールまたはヘテロアリールが、好ましくは、フェニル、ナフチル、ピリジニル、チエニルおよびフリルからなる群から選択され、置換基が、好ましくは、O−C1〜3−アルキル、非置換C1〜6−アルキル、F、Cl、Br、I、CF、OCF、OHおよびSHからなる群から選択され、
    が、Hを示し、
    が、H、C1〜6−アルキレン基を介して結合された5員または6員ヘテロシクリルを示し、前記ヘテロシクリルが、NおよびOより成る群から選ばれる1または2個の同一または異なるへテロ原子を含み、非置換であるか、またはC1〜6−アルキルによってモノ置換またはポリ置換されているか、あるいはRが、5員もしくは6員ヘテロアリールまたはC1〜6−アルキレン基を介して結合された5員もしくは6員ヘテロアリールを示し、前記ヘテロアリールが非置換であるか、モノ置換またはポリ置換されており、前記ヘテロアリールが1または2個の窒素原子を含み、
    が、H、ハロゲン、C1〜6−アルキル、−N(C1〜6アルキル)、−C1〜6−アルキレン−N(C1〜6−アルキル)を示すか、あるいはC1〜6−アルキレン基を介して結合された5員または6員ヘテロシクリルを示し、前記ヘテロシクリルが、NおよびOより成る群から選ばれる1または2個の同一または異なるへテロ原子を含み、非置換であるか、またはC1〜6−アルキルによってモノ置換またはポリ置換されているか、あるいはRが、5員または6員ヘテロアリールまたはC1〜6−アルキレン基を介して結合された5員または6員ヘテロアリールを示し、前記ヘテロアリールが非置換であるか、モノ置換またはポリ置換されており、前記ヘテロアリールが1または2個の窒素原子を含み、
    個々のエナンチオマーまたは個々のジアステレオマーの形態、ラセミ体、エナンチオマー、ジアステレオマー、エナンチオマーまたはジアステレオマーの混合物の形態、ならびにそれぞれの場合のこれらの塩基および/または生理学的に許容し得る塩の形態である、
    請求項13に記載の置換スルホンアミド誘導体。
  15. mおよびnが、いずれの場合も互いに独立して0または1を示し、
    Qが、−O−または−CH−を示し、
    Xが、NまたはCRを示し、
    Yが、NまたはCRを示し、
    Zが、NまたはCRを示し、
    が、フェニルまたはナフチルを示し、いずれの場合も非置換であるか、またはモノ置換またはポリ置換されており、その置換基が、メチル、メトキシ、CF、F、ClおよびBrより成る群から選ばれることができ、
    、R、R4aおよびR4bが、いずれの場合も互いに独立して、Hを示すか、あるいはR、R、R4a、およびR4bからの2つの隣接する基が、非置換であるか、またはモノ置換またはポリ置換された6員芳香環(ベンゾ基)を形成し、その置換基が、メチル、メトキシ、CF、F、Cl、およびBrからなる群から選択され、
    が、H、C1〜6−アルキル、フェニル、フリル、チエニルまたはピリジニルを示すか、あるいはC1〜3−アルキレン基を介して結合されたフェニル、フリル、チエニルまたはピリジニルを示し、前記フェニル、フリル、チエニルまたはピリジニルがいずれの場合も、非置換であるか、またはモノ置換またはポリ置換されており、その置換基が、−O−C1〜3−アルキル、非置換C1〜6−アルキル、F、Cl、Br、I、CF、OCF3、OH、SHからなる群から選択され、
    が、Hを示し、
    が、Hまたは
    Figure 2011509962
    (式中、RおよびR10は、いずれの場合も互いに独立して、C1〜6−アルキル基を示し、jはいずれの場合も1、2または3であり、M、MおよびMは互いに独立してNまたはCHを示し、M、MおよびMのうちの1つはNを表し、M、MおよびMの他の2つはCHを表す)
    より成る群から選ばれる基を示し、
    が、H、F、Cl、Br、I、C1〜6−アルキルまたは
    Figure 2011509962
    (式中、RおよびR10は、いずれの場合も互いに独立して、C1〜6アルキル基を示し、jはいずれの場合も1、2または3であり、M、MおよびMは互いに独立してNまたはCHを示し、M、MおよびMのうちの1つはNを表し、M、MおよびMの他の2つはCHを表す)
    より成る群から選ばれる基を示す、
    請求項13または14に記載の置換スルホンアミド誘導体。
  16. m=1、n=1であり、そしてQが−O−を示すか、
    m=1、n=1であり、そしてQが−CHを示すか、
    m=1、n=0であり、そしてQが−CH−を示すか、
    m=0、n=1であり、そしてQが−CH−を示すか、あるいは
    m=0、n=0であり、そしてQが−CH−を示し、
    Xが、NまたはCRを示し、
    Yが、NまたはCRを示し、
    Zが、NまたはCRを示し、
    が、非置換であるか、あるいは、モノ置換または同一もしくは異なってジ置換、トリ置換、テトラ置換もしくはペンタ置換されたフェニルを示し、置換基が、メチル、メトキシ、CF、Cl、BrおよびFより成る群から選ばれることができ、
    、R、R4a、およびR4bが、いずれの場合も互いに独立して、Hを示すか、あるいはR、R、R4aおよびR4bからの2つの隣接する基が、非置換6員芳香環(ベンゾ基)を形成し、
    が、H、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、フェニル、フリル、チエニルまたはピリジニルを示すか、あるいは−(CH)−、−(CH−または−(CH−基を介して結合されたフェニル、フリル、チエニルまたはピリジニルを示し、前記フェニル、フリル、チエニルまたはピリジニルがいずれの場合も、非置換であるか、あるいはメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソ−プロポキシ、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、F、Cl、Br、I、CF、OCF、OHおよびSHからなる群から互いに独立して選択される置換基によってモノ置換、ジ置換またはトリ置換されており、
    が、Hを示し、
    が、Hまたは
    Figure 2011509962
    (式中、RおよびR10は、いずれの場合も互いに独立してメチル基を示し、jはいずれの場合も1、2または3であり、M、MおよびMは互いに独立してNまたはCHを示し、M、MおよびMのうちの1つはNを表し、M、MおよびMの他の2つはCHを表す)
    より成る群から選ばれる基を示し、
    が、H、F、Cl、Br、I、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルまたは
    Figure 2011509962
    (式中、RおよびR10は、いずれの場合も互いに独立してメチル基を示し、jはいずれの場合も1、2または3であり、M、MおよびMは互いに独立してNまたはCHを示し、M、MおよびMのうちの1つはNを表し、M、MおよびMの他の2つはCHを表す)
    より成る群から選ばれる基を示す、
    請求項13〜15のいずれか一項に記載の置換スルホンアミド誘導体。
  17. Xが、Nを示し、
    Yが、Nを示し、そして
    Zが、CRを示すか、あるいは
    Xが、Nを示し、
    Yが、CRを示し、そして
    Zが、CRを示すか、あるいは
    Xが、Nを示し、
    Yが、CRを示し、そして
    Zが、N示を示すか、あるいは
    Xが、CRを示し、
    Yが、CRを示し、そして
    Zが、CRを示す、
    請求項1〜16のいずれか一項に記載の置換スルホンアミド誘導体。
  18. 前記スルホンアミド誘導体が、
    (1) 1−(5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (2) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(2−(ピペリジン−1−イルメチル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)エタノン、
    (3) 1−(3−クロロ−2−(ピペリジン−1−イルメチル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (4) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (5) 3−(1−(4−クロロ−2,5−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−((4−メチル−ピペラジン−1−イル)メチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)プロパン−1−オン、
    (6) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(モルホリノメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (7) 1−(6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)エタノン、
    (8) 1−(6−(ピロリジン−1−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)エタノン、
    (9) 3−(1−(4−クロロ−2,5−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(ピロリジン−1−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)プロパン−1−オン、
    (10) 2−((1−(3,4−ジクロロフェニルスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(ピロリジン−1−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (11) 2−((1−(3,4−ジクロロフェニルスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−イル)メトキシ)−1−(6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (12) 3−(1−(4−クロロ−2,5−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(モルホリノ−メチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)プロパン−1−オン、
    (13) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(ピロリジン−1−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (14) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (15) 1−(6−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)エタノン、
    (16) 2−((1−(3,4−ジクロロフェニルスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (17) 1−(6−(3−(ピロリジン−1−イル)プロピル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)エタノン、
    (18) 3−(1−(4−クロロ−2,5−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(3−(ピロリジン−1−イル)プロピル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)プロパン−1−オン、
    (19) 1−(1−tert−ブチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (20) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−メチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (21) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−(ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (22) 1−(1−(6−クロロピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (23) 1−(5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチル−フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (24) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−(4−メトキシフェニル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (25) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−フェニル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (26) 1−(1−(3,4−ジフルオロフェニル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (27) 1−(1−(3,4−ジメチルフェニル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (28) 1−(1−(3−フルオロフェニル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (29) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−(チオフェン−2−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (30) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (31) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−(3−メトキシフェニル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (32) 1−(1−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (33) 1−(1−tert−ブチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (34) 2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−メチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (35) 2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−(ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (36) 1−(1−(6−クロロピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (37) 1−(5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (38) 2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−(4−メトキシフェニル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (39) 2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−フェニル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (40) 1−(1−(3,4−ジフルオロフェニル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (41) 1−(1−(3,4−ジメチルフェニル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (42) 1−(1−(3−フルオロフェニル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (43) 2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−(チオフェン−2−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (44) 2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (45) 2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−フェネチル−3,4−ジヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (46) 1−(6−((ジメチルアミノ)メチル)−1−フェニル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (47) 2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−フェニル−6−(ピロリジン−1−イル−メチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (48) 2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−フェニル−6−(ピペリジン−1−イル−メチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (49) 2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(モルホリノメチル)−1−フェニル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (50) 1−(1−ベンジル−6−((ジメチルアミノ)メチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (51) 1−(6−((ジメチルアミノ)メチル)−1−フェネチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (52) 1−(1−ブチル−6−((ジメチルアミノ)メチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (53) 1−(6−((ジメチルアミノ)メチル)−1−(チオフェン−2−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (54) 1−(6−((ジメチルアミノ)メチル)−1−エチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (55) 1−(1−エチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (56) 2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−プロピル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (57) 1−(1−イソプロピル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (58) 1−(1−エチル−6−メチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (59) 1−(1−イソプロピル−6−メチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a)ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(メシチルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (60) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−フェネチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a)ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (61) 1−(6−((ジメチルアミノ)メチル)−1−フェニル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a)ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (62) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−フェニル−6−(ピロリジン−1−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a)ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (63) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−フェニル−6−(ピペリジン−1−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a)ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (64) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(モルホリノメチル)−1−フェニル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a)ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (65) 1−(1−ベンジル−6−((ジメチルアミノ)メチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a)ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (66) 1−(6−((ジメチルアミノ)メチル)−1−フェネチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a)ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (67) 1−(1−ブチル−6−((ジメチルアミノ)メチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (68) 1−(6−((ジメチルアミノ)メチル)−1−(チオフェン−2−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (69) 1−(6−((ジメチルアミノ)メチル)−1−エチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (70) 1−(1−エチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (71) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(1−プロピル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (72) 1−(1−イソプロピル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (73) 1−(5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イル)−2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (74) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (75) 1−(6−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)エタノン、
    (76) 1−(6−(2−モルホリノエチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)エタノン、
    (77) 3−(1−(4−クロロ−2,5−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(2−モルホリノエチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)プロパン−1−オン、
    (78) 2−((1−(3,4−ジクロロフェニルスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(2−モルホリノエチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (79) 3−(1−(4−クロロ−2,5−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)プロパン−1−オン、
    (80) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (81) 1−(6−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)エタノン、
    (82) 2−((1−(3,4−ジクロロフェニルスルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (83) 3−(1−(4−クロロ−2,5−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)プロパン−1−オン、および
    (84) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(2−モルホリノエチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (85) 1−(1−エチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−3−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)プロパン−1−オン、
    (86) 1−(1−エチル−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−(((S)−1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)エタノン、
    (87) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(3−(ピペリジン−1−イルメチル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)エタノン、
    (88) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(ピリジン−4−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (89) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (90) 1−(6−(ピリジン−4−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)エタノン、
    (91) 4−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(ピリジン−4−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ブタン−1−オン、
    (92) 4−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ブタン−1−オン、
    (93) 1−(6−(ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)エタノン、
    (94) 3−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)プロパン−1−オン、
    (95) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(ピリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (96) 3−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(ピリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)プロパン−1−オン、
    (97) 1−(6−(ピリジン−3−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)エタノン、
    (98) 1−(6−(2−(ピリジン−3−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)エタノン、
    (99) 3−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(ピリジン−4−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)プロパン−1−オン、
    (100) 4−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(2−(ピリジン−4−イル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)ブタン−1−オン、
    (101) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(2−(ピリジン−3−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (102) 3−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(2−(ピリジン−3−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)プロパン−1−オン、
    (103) 4−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(2−(ピリジン−3−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ブタン−1−オン、
    (104) 1−(2−(ピリジン−4−イル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)−2−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)エタノン、
    (105) 4−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(ピリジン−3−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ブタン−1−オン、
    (106) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (107) 1−(6−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)−2−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)エタノン、
    (108) 3−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)プロパン−1−オン、
    (109) 4−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ブタン−1−オン、
    (110) 4−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(ピリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)ブタン−1−オン、
    (111) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(6−(ピリジン−3−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)エタノン、
    (112) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(2−(ピリジン−4−イル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)エタノン、
    (113) 3−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(6−(ピリジン−3−イルメチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)プロパン−1−オン、
    (114) 3−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(2−(ピリジン−4−イル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)プロパン−1−オン、
    (115) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(2−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)エタノン、
    (116) 1−(2−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)−2−(1−(3−(トリフルオロメチル)フェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)エタノン、
    (117) 3−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(2−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)プロパン−1−オン、
    (118) 4−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(2−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)ブタン−1−オン、
    (119) 4−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(2−(ピリジン−4−イルメチル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)ブタン−1−オン、
    (120) 2−((1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)メトキシ)−1−(2−(ピリジン−4−イルメチル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)エタノン、および
    (121) 3−(1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニルスルホニル)ピペリジン−2−イル)−1−(2−(ピリジン−4−イルメチル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)プロパン−1−オン
    より成る群から選ばれる、請求項1〜17のいずれか一項に記載の置換スルホンアミド誘導体、又はその個々のエナンチオマーまたは個々のジアステレオマー、又はそのラセミ体、又はそのエナンチオマー、又はそのジアステレオマー、又はそのエナンチオマーおよび/またはジアステレオマーの混合物、あるいはそれぞれの場合のこれらの塩基および/または生理学的に許容し得る塩。
  19. Figure 2011509962
    (式中、カルボン酸Lは、硫酸ナトリウムもしくはマグネシウム、酸化リンなどの水抽出剤、または、例えば、CDI、DCC(場合により、ポリマーに結合)、TBTU、EDCI、PyBOPもしくはPFPTFAなどの試薬の存在下、同様に、HOAtまたはHOBtおよび有機塩基(例えば、DIPEAまたはピリジン)の存在下で、THF、ジクロロメタン、ジエチルエーテル、ジオキサン、DMFまたはアセトニトリルなどの有機溶媒中、0℃から還流温度までの温度でアミンMを用いるアミド形成において反応されて、一般式Nの最終生成物をもたらす)
    である、請求項1〜18のいずれか一項に記載の置換スルホンアミド誘導体の製造方法。
  20. 場合により、適切な添加剤および/または助剤および/またはさらなる有効成分を含有する、請求項1〜18のいずれか一項に記載の少なくとも1つの置換スルホンアミド誘導体を含有する薬剤。
  21. 痛み、特に、急性痛、神経障害痛または慢性痛を治療するための薬剤の製造のための、請求項1〜18のいずれか一項に記載の置換スルホンアミド誘導体の使用。
  22. 痛み、特に、急性痛、内臓痛、神経障害痛、慢性痛および/または炎症性痛を治療するための薬剤の製造への、請求項1〜18のいずれか一項に記載の少なくとも1つの置換スルホンアミド誘導体の使用。
  23. 片頭痛、糖尿病、呼吸道の疾患、炎症性腸疾患、神経疾患、皮膚の炎症、リウマチ性疾患、敗血性ショック、再灌流症候群、肥満を治療するための薬剤の製造への、および血管新生阻害薬としての、請求項1〜18のいずれか一項に記載の少なくとも1つの置換スルホンアミド誘導体の使用。
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