JP2011506610A - 酸化亜鉛存在下のリン酸塩ベースの乳化剤を用いるアボゼンゾンの光安定化増強 - Google Patents

酸化亜鉛存在下のリン酸塩ベースの乳化剤を用いるアボゼンゾンの光安定化増強 Download PDF

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Abstract

酸化亜鉛の存在する日焼け止め組成物中のアボベンゾンの光安定性は、リン酸塩ベースの乳化剤を用いて光分解に対して安定化される。本発明の例示的実施形態は、紫外線放射から皮膚を保護するための方法を含み、この方法は、アボベンゾンと、酸化亜鉛と、リン酸塩ベースの乳化剤とを含む組成物の有効量を皮膚に適用する工程を含み、リン酸塩ベースの乳化剤はアボベンゾンを光分解に対して安定化するために十分な量で存在する。本発明のさらに別の例示的実施形態は、アボベンゾンと、酸化亜鉛と、リン酸塩ベースの乳化剤とを含む組成物におけるアボベンゾンの光安定性を改善するための方法を含み、リン酸塩ベースの乳化剤はアボベンゾンを光分解に対して安定化するために十分な量で存在する。

Description

本発明のいくつかの例示的実施形態は一般に、紫外線放射の有害な影響、特に太陽放射の影響から保護するための皮膚適用のための組成物に関する。
アボベンゾン(商品名Parsol(登録商標)1789、Eusolex(登録商標)9020、Escalol(登録商標)517およびその他のもの、INCIブチルメトキシジベンゾイルメタン)は、UV−A光線の全スペクトルを吸収するために、日焼け止め製品に用いられる油溶性成分である。アボベンゾンはジベンゾイルメタン誘導体である。アボベンゾンは、多くの有機日焼け止め剤よりも広範囲のUVA波長にわたる紫外光を吸収できることから、「広域スペクトル」日焼け止めとして市販される多くの商業的調製物に用いられている。
アボベンゾンの化学名は、1−(4−メトキシフェニル)−3−(4−tert−ブチルフェニル)プロパン−1,3−ジオン(CAS登録番号70356−09−1)である。アボベンゾンの分子量は310.39であり、次の化学構造を有する:
Figure 2011506610
日焼け止め活性物質としてのアボベンゾンは、紫外線放射(ultraviolet radiation:UVR)に露出するときに、長時間の露出後には化学的に分解する可能性があり、たとえば光不安定になる可能性がある。化学分解はアボベンゾンがUVRを吸収する能力を奪うため、アボベンゾンが日焼け止め製品の日焼け止め活性物質として用いられるときに、アボベンゾンが有害なUV光線から皮膚を保護する能力が破壊される。単にアボベンゾンを日焼け止め製品に組込むための認知された調剤戦略を採用することによって、アボベンゾンをUVRの吸収体として化学的に損なわずに維持できる。製品に正しく調剤されるとき、アボベンゾンはたとえUVRに長時間露出しても化学的に損なわれないままである。
アボベンゾンの光安定性を最適化するための調剤戦略は、以下を含む:(1)オクチノキサートなどの不適合成分の除去;(2)他の日焼け止め活性物質がアボベンゾンの光安定性を高める能力に影響を与えること;および(3)エネルギー転移機構によってアボベンゾンを光安定化する能力を有する非日焼け止め成分、たとえばジエチルヘキシル−2,6−ナフタレート(Corapan(登録商標)TQとして公知)またはマロン酸ジエチルシリンギリデン(Oxynex(登録商標)STとして公知)などの使用。
Meyerらに対する「Stabilized Photoprotective Composition」と題する特許文献1は、特に酸化亜鉛と組合されるときにアボベンゾンの光安定性が減少し、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸を加えることによってアボベンゾンの光安定性が高められ得ることを一般的に記載している。
米国特許第7,244,416号明細書
リン酸塩ベースの乳化剤は、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸などの他の光安定化成分の不在下で、酸化亜鉛も含有するエマルション中のアボベンゾンの光安定性を高め得ることを出願人らは見出した。
本発明の例示的実施形態の1つは、アボベンゾンと、酸化亜鉛と、リン酸塩ベースの乳化剤とを含む組成物を含み、リン酸塩ベースの乳化剤はアボベンゾンを光分解に対して安定化するために十分な量で存在する。
本発明の別の例示的実施形態は、紫外線放射から皮膚を保護するための方法を含み、この方法は、アボベンゾンと、酸化亜鉛と、リン酸塩ベースの乳化剤とを含む組成物の有効量を皮膚に適用する工程を含み、リン酸塩ベースの乳化剤はアボベンゾンを光分解に対して安定化するために十分な量で存在する。
本発明のさらに別の例示的実施形態は、アボベンゾンと、酸化亜鉛と、リン酸塩ベースの乳化剤とを含む組成物におけるアボベンゾンの光安定性を改善するための方法を含み、リン酸塩ベースの乳化剤はアボベンゾンを光分解に対して安定化するために十分な量で存在する。
一般的に、日焼け止め組成物には政府当局に認可された活性成分のみ含有されることが許可されており、政府当局はしばしば、製品中に存在することが許される各認可成分の量も指定する。本発明の目的に対し、「日焼け止め活性剤」または「日焼け止め活性物質」は、単独または組合せにおいて、それらがUV放射を吸収するそして/または消散させる能力に基づいて、活性日焼け止め成分としての使用が許容できると考えられるすべての材料を含む。こうした化合物は一般的に、UV−A、UV−B、またはUV−A/UV−B活性剤と記載される。ヒトへの使用が意図される調剤に活性剤を含ませるためには、一般的に規制機関の認可が必要である。米国において、日焼け止めの使用に対して認可されてきたかまたは現在認可されている活性剤は、限定なしに以下を含む有機物質および無機物質を含む:パラアミノ安息香酸、アボベンゾン、シノキサート、ジオキシベンゾン、ホモサレート、アントラニル酸メンチル、オクトクリレン、メトキシケイ皮酸オクチル、サリチル酸オクチル、オキシベンゾン、パジメートO、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、スリソベンゾン、サリチル酸トロラミン、二酸化チタン、酸化亜鉛、メトキシケイ皮酸ジエタノールアミン、ジガロイルトリオレエート(digalloy trioleate)、エチルジヒドロキシプロピルPABA、グリセリルアミノベンゾエート、ジヒドロキシアセトンを伴うローソン、赤色ワセリン。米国ではまだ認可されていないが、米国外で販売される調剤では許可されている付加的な日焼け止め活性物質の例は、エチルヘキシルトリアゾン、ジオクチルブタミドトリアゾン、マロン酸ベンジリデンポリシロキサン、テレフタリリデンジカンファースルホン酸、フェニルジベンズイミダゾールテトラスルホン酸二ナトリウム、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイルヘキシルベンゾエート、ビスジエチルアミノヒドロキシベンゾイルベンゾエート、ビスベンゾキサゾイルフェニルエチルヘキシルイミノトリアジン、ドロメトリゾールトリシロキサン、メチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール、およびビス−エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、4−メチルベンジリデンカンファー、および4−メトキシケイ皮酸イソペンチルを含む。しかし、認可された日焼け止めのリストは現在も拡大しているため、本発明はヒトへの使用に対して現在認可されている日焼け止め活性剤に限定されず、将来許可される可能性のある活性剤にも容易に適用可能であることが当業者に認識されるであろう。
同じTitle21のセクション352.20には、成分の許可される組合せが記載される;一般的に、許可される組合せの各活性成分は、少なくともSPF値2に寄与するために十分な量で存在することが必要であるため、本明細書においてはこの寄与を行なう量を活性成分の最小「日焼け止め有効」濃度とみなす。規則では、アボベンゾンの最高濃度を3パーセント、酸化亜鉛を25パーセントと規定している。いくつかの国では上に示した他の活性成分の使用を許可しており、これらの活性成分も本発明の組成物の構成要素として含ませるために好適である。加えて、活性成分の許可される濃度は国によって多少異なる。
メトキシケイ皮酸オクチルに対する米国で公式採用された名称は「オクチノキサート」であり、サリチル酸オクチルに対する公式名称は「オクチサレート」である。Z−COTE HP1(登録商標)は、ジメチコンでコートされた極微小の酸化亜鉛の粒子である。代替的に、ZinClear−IM(商標)が用いられてもよい。ZinClear−IM(商標)は、平均粒子サイズが>1.0ミクロンであるが透過性が高いタイプの酸化亜鉛である。ZinClear−IM(商標)は疎水的に修飾されており、たとえばC12〜C15アルキルベンゾエートまたはカプリル酸トリグリセリド/カプリン酸トリグリセリドなどの通常の化粧品の軟化薬を用いて、分散の形で利用可能である。KELTROL(登録商標)CG Fは、キサンタンガムバイオポリマーである。DOW CORNING 200(登録商標)Fluidは、ポリジメチルシロキサンである。これは広範囲の粘度、すなわち10cStから60,000cStにて販売される。好ましくは350cStの粘度を有する。VEEGUM ULTRA(登録商標)は、ケイ酸マグネシウムアルミニウムおよび精製したスメクタイト粘土である。
Title21のセクション352.3では「日光阻止因子指数(Sun Protection Factor)」という用語を定義しており、この用語は典型的に「SPF」と略され、これは標準化した強度および量の紫外線放射を用いて、保護されない皮膚と日焼け止めで保護された皮膚とをテストすることによって定められる。このテストのために保護される皮膚は、2mg/cmの比率の日焼け止め製品の適用によって処置されており、本発明の組成物は、評価される保護レベルを得るためには使用者にこれと同じ比率で適用されることが意図される。
日焼け止め組成物
本発明の例示的実施形態の1つは、アボベンゾンと、酸化亜鉛と、リン酸塩ベースの乳化剤とを含む組成物を含む。本発明者らは驚くべきことに、リン酸塩ベースの乳化剤が十分量存在するときには、たとえ紫外線放射に長時間露出してもアボベンゾンの光安定性が増加することを発見した。光安定性の増加の結果は、従来の非イオン性乳化剤などの他の乳化剤に比べて、リン酸塩ベースの乳化剤を用いるときの方が予想外に良くなる。
典型的に、リン酸塩ベースの乳化剤は次の構造を有する:
Figure 2011506610
ここでRは8個から34個の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖のアルキル基であり;XはH、ナトリウムまたはカリウムである。
リン酸塩ベースの乳化剤は次の構造も有する:
Figure 2011506610
ここでRは8個から34個の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖のアルキル基であり;nは付加された酸化エチレンの平均数であって、6から30までであり;XはH、ナトリウムまたはカリウムである。好ましくは、リン酸塩ベースの乳化剤は、オクチルリン酸カリウム、ノニルリン酸カリウム、デシルリン酸カリウム、ウンデシルリン酸カリウム、ラウリルリン酸カリウム、ミリスチルリン酸カリウム、セチルリン酸カリウム、ステアリルリン酸カリウム、リン酸ジセチル、セテス-10リン酸、セテス-20リン酸、またはセテス-30リン酸である。
この組成物は付加的な乳化剤も含有でき、典型的にこの付加的な乳化剤は、水素化パームグリセリドまたはC〜C34脂肪アルコールである。好ましくは、C〜C34脂肪アルコールはカプリアルコール(capry alcohol)、カピックアルコール(capic alcohol)、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキジルアルコール、またはセテアリールアルコールである。より好ましくは、リン酸塩ベースの乳化剤は、セチルリン酸カリウムと水素化パームグリセリドとの混合物であるか、またはセテアリールアルコールとリン酸ジセチルとセテス-10リン酸との混合物である。
これらの組成物は、酸化亜鉛およびアボベンゾンの他に、少なくとも1つの付加的な日焼け止め活性物質をさらに含有してもよい。典型的に、その日焼け止め活性物質はオクチサレート、ホモサレート、オクトクリレン、オキシベンゾン、またはその組合せである。
典型的に、存在するリン酸塩ベースの乳化剤は、組成物の約1重量パーセントから約6重量パーセントである。好ましくは、リン酸塩ベースの乳化剤は、組成物の約5重量パーセントで存在する。典型的に、アボベンゾンの濃度は組成物の約1重量パーセントから約3重量パーセントである。好ましくは、アボベンゾンの濃度は組成物の約2重量パーセントである。典型的に、酸化亜鉛の濃度は組成物の約5重量パーセントから約25重量パーセントである。好ましくは、酸化亜鉛の濃度は組成物の約5重量パーセントから約15重量パーセントである。より好ましくは、酸化亜鉛の濃度は濃度の約5重量パーセントから約10重量パーセントである。最も好ましくは、酸化亜鉛の濃度は組成物の約5重量パーセントである。
本発明に従った有用な日焼け止め組成物は、当該技術分野において公知の調剤パラメータを用いて、流体懸濁液、ゲル、スティックおよびその他の形に調製できる。しかし、より典型的には、本発明の組成物はローションおよびクリームなどのエマルションである。多くの実例において、水中油型のエマルションの調製が好ましい。なぜならこうしたエマルションは皮膚に水性の性質を示し得るため、適用されているときにより快適な感覚を与えるからである。しかし、油中水型のエマルションも、適用後に含有された水が蒸発するために有用である;どちらのタイプのエマルションも、皮膚に非水性の残留物を残す。
本発明のエマルション組成物は一般的に、活性日焼け止め剤に加えて、水および少なくとも1つの乳化剤を含有する。他のタイプの構成要素が1つまたは複数存在することもしばしばあり、それはたとえば限定なしに、エマルションビルダー、軟化薬、湿潤剤、乾燥感調節剤(dry−feel modifiers)、防水剤、抗菌性保存剤、酸化防止剤、キレート剤、芳香剤、着色剤および昆虫忌避剤である。
エマルション/乳化剤
安定なエマルションは少なくとも2つの非混和性の液体、たとえば互いに可溶性でない液体などの混合物であるが、乳化剤の存在下で十分に共に機械的に撹拌され振とうされることによって、一方の液体が他方の液体中で滴を形成し、混合物に均一な液体の外観を与えている。これらの液体は、室温においては固体または固体様であるが、処理の際により高温にて液化する材料を含んでもよい。乳化剤が存在することによって、非混和性の液体の一方が連続的な形をとり続けることが可能になる一方で、他方の非混和性液体が分散した小滴の形をとり続けることが可能になる。つまり、化合物を安定化する乳化剤の1つの機能は、安定なエマルションの生成を助けることである。乳化剤の二次的な機能は、エマルションに糊稠性(thickening)または「増粘性(bodying)」を与えることである。典型的に乳化剤は、2つの非混和性液体の界面に存在できる、非極性部分と極性部分とを有する分子である。本明細書において油中水型乳化剤に関連して用いられるとき、「HLB値」という用語は親水性/親油性バランス(hydrophilic/lipophilic balance)を意味する。HLB値は、とりわけ油中水型エマルションを調製するために有用な乳化剤を選択するために、エマルション技術分野の当業者によって用いられてきた。米国特許第4,177,259号およびそこに引用される文献を参照されたい。
水中油型(oil−in−water:o/w)エマルションとは、「油」の小滴または水不溶性の液体の小滴(不連続相)が連続的な水相中に分散された混合物のことである。油中水型(water−in−oil:w/o)エマルションとは、水相の小滴(不連続相)が「油」(連続的な水不溶性の相)の中に分散された混合物のことである。好ましくは、例示的組成物は水中油型エマルションであり、ここでは水相との混合の前に油溶性活性物質が組合されて、油相を形成する。形成されるエマルションのタイプ、すなわち水中油型(o/w)または油中水型(w/o)は、ときおり2つの液体の体積比によって決まり、ここでその比は十分に高いものとする。たとえば、5%の水と95%の油と(o/w相比は19)によって、エマルションはw/oになると考えられる。中程度の相比(一般的に<3)に対しては、添加の順序または乳化剤のタイプなどのいくつかの因子によってエマルションのタイプが決まる。撹拌しながら1つの液体を第2の液体にゆっくりと加えるとき、通常は第2の液体が連続相になる。別の因子は、乳化剤の好ましい可溶性である。なぜなら、乳化剤がより可溶性である相が連続相になりやすいためである。
エマルションが連続相に分散されるダブルエマルションなどの、より複雑なエマルションが形成される。たとえば、油中水中油型(oil in−water−in oil:o/w/o)エマルションにおいては、分散された油小滴を含有する連続的な水相中の水自体が連続的な油相に分散される。同様に、水中油中水型(water−in oil−in water:w/o/w)エマルションにおいては、分散された水小滴を含有する連続的な油相中の油自体が連続的な水相に分散される。これらのより複雑なエマルションは、緩慢な送達、抽出などのための系として使用できる。
約1から約7のHLB値を有する典型的な好適な乳化剤は、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタンイソステアレート、ソルビタントリオレエート、PEG−22/ドデシルグリコール共重合体、PEG−45/ドデシルグリコール共重合体、ポリグリセリル−3−ジイソステアレート、オレイン酸/イソステアリン酸のポリグリセロールエステル、ポリグリセリル−6ヘキサリシノレート(polyglyceryl−6 hexaricinolate)、ポリグリセリル−4オレエート、ポリグリセリル−4オレエート/PEG−8プロピレングリコールココエート、オレアミドDEA、オレイン酸グリセリルリン酸ナトリウム(sodium glyceryl oleate phosphate)、および水素化された植物グリセリドリン酸塩を含む。
エマルションの調製の際に、エマルションを日焼け止め組成物に含める前に、酸または塩基を加えて1つまたは複数の成分のpHを調整することによって、たとえばポリマー増粘剤の粘度を調整してもよい。たとえば、トリエタノールアミン塩基を用いて水相のpHを高くすることによって、エマルションの所望の粘度を変更できる。日焼け止めは約6.5から約8のpHを有することができ、好ましくは約6.5から約7.5のpHであり、より好ましくは日焼け止めのpHは中性、すなわち約7.0である。トリエタノールアミンおよびステアリン酸などの特定の成分は、組成物中に共存するときに乳化剤を形成し得る。周知のとおり、所望の製品安定性およびその他の物理的特性を得るために、塩化ナトリウムなどの無機塩もしばしばエマルション組成物に含まれる。
便利には、1つまたは複数の乳化剤を、エマルションの約0.05重量パーセントから約20重量パーセント、好ましくは約0.1%から約15%、より好ましくは約5%から約10%の範囲の量で例示的組成物中で用いることができる。

水は、エマルションを形成するために有効な量で用いられる。親水性成分または水を好む成分に対しては、水の量は少なくともこれらの成分を可溶化するために十分である必要がある。疎水性成分または水を忌避する成分に対しては、水は水中油型エマルションの連続相の役割をするための量で用いられる必要がある。よって、エマルションまたは組成物中の水の量は、約2重量%から95重量%、好ましくは50%から85%の範囲であり得る。製品の特徴の予測性を高めるために、精製水を用いることがしばしば望ましい。
軟化薬
軟化薬は、皮膚を滑らかにするそして柔らかくするのを助け、皮膚の荒れ、ひびまたは刺激をも低減し得る油性または油状の物質である。典型的な好適な軟化薬は、50から500センチポアズ(centipoise:cps)の範囲の粘度を有する鉱物油、ラノリン油、ココヤシ油、カカオバター、オリーブ油、アーモンド油、マカダミアナッツ油、アロエベラリポキノンなどのアロエ抽出物、合成ホホバ油、天然ソノラホホバ油、ベニバナ油、コーン油、液体ラノリン、綿実油、およびピーナッツ油を含む。
他の好適な軟化薬は以下を含む:スクアラン、ヒマシ油、ポリブテン、無臭ミネラルスピリット、スイートアーモンド油、アボカド油、カロフィラム油、リシン油、ビタミンEアセテート、オリーブ油、ジメチロポリシロキサンおよびシクロメチコンなどのシリコーン油、リノレンアルコール、オレイルアルコール、小麦胚の油などの穀物胚の油、イソプロピルパルミテート、Philadelphia,Pa.U.S.A.のInolex Co.の商品名Lexol EHPとして商業的に入手可能であるオクチルパルミテート、ミリスチン酸イソプロピル、ヘキサデシルステアレート、ブチルステアレート、デシルオレエート、アセチルグリセリド、(C12〜C15)アルコールのオクタン酸塩および安息香酸塩、アルコールおよび多価アルコールのオクタン酸塩およびデカン酸塩(グリコールおよびグリセロールのものなど)、アルコールおよび多価アルコールのリシノール酸塩(アジピン酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシルおよびドデカン酸オクチルのものなど)。
周辺温度で固体または半固体であるその他の好適な軟化薬が、液体局所組成物を提供するために十分な量で用いられてもよい。こうした固体または半固体の化粧品軟化薬は、水素化ラノリン、水酸化ラノリン、アセチル化ラノリン、ペトロラタム、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸セチル、ミリスチン酸ミリスチル、乳酸ミリスチル、セチルアルコール、イソステアリルアルコール、およびラノリン脂肪酸イソセチルを含む。例示的日焼け止めエマルションには、1つまたは複数の軟化薬が、約10重量%から約50重量%、好ましくは約20%から約40%の範囲の量で任意に含まれていてもよい。
湿潤剤
湿潤剤とは、その吸湿性の特性によって水の保持を促進する、湿らせるための薬剤である。好適な湿潤剤は、尿素、グリセリン、ポイエチレングリコール(poyethylene glycol)およびポリプロピレングリコールなどのポリマーグリコール、ならびにソルビトールを含む。例示的日焼け止めには、1つまたは複数の湿潤剤が、約1重量%から10重量%の量で任意に含まれていてもよい。
乾燥感調節剤
乾燥感調節剤とは、エマルションに組込まれたときに、エマルションが乾燥すると皮膚に「乾燥感(dry feel)」を与える薬剤である。乾燥感調節剤は、皮膚における日焼け止めの移動を減らすことができる。乾燥感調節剤は以下を含み得る:デンプン、タルク、カオリン、チョーク、酸化亜鉛、シリコーン流体、硫酸バリウムおよび塩化ナトリウムなどの無機塩、オクタノールなどのCからC12のアルコール;スルホン化された油; 表面処理されたシリカ、沈降シリカ、New York,N.Y.U.S.A.のDegussa Inc.より入手可能なAerosil.(登録商標)などのヒュームドシリカ、、またはその混合物;メチル化された直鎖シロキサンポリマーの混合物の混合物で、Dow Corning,Midland,Mich.U.S.A.の商品名DC200流体として入手可能なジメチコン。1つまたは複数の乾燥感調節剤が、日焼け止めに0.01重量%から約20重量%、より好ましくは約0.5重量%から約6重量%の範囲の量で任意に含まれていてもよい。
防水剤
防水剤とは、エマルションに薄膜形成特性および防水特性を与える疎水性材料である。典型的な好適な防水剤は、米国特許第3,860,700号および米国再発行特許第28,475号におけるものなどの公開された手順に従った、オクタデセン−1および無水マレイン酸の重合に由来する共重合体を含む。好ましい防水剤はポリ酸無水物樹脂であり、これはChevron Chemicals Co.,San Francisco,Calif.U.S.A.の商品名PA−18としても公知である。別の好ましい防水剤は、Wayne,N.J.U.S.A.のISP Inc.の商品名Ganex Polymerなどのビニルピロリドンおよびエイコセン単量体の共重合体である。
「防水有効量の少なくとも1つの防水剤」という用語は、「Sunscreen Drug Products for OTC Human Use」,Federal Register,第43巻,1978年8月25日,パート2,pp38206 38269に記載される手順を用いて少なくとも80分間循環水に露出した後に、日焼け止めが皮膚上に残ることを可能にするために有効な量で防水剤(単数または複数)が使用されることを意味する。日焼け止め組成物には、1つまたは複数の防水剤が約0.01重量パーセントから約10.0重量パーセント、好ましくは約1.0パーセントから約10.0パーセントの範囲の量で任意に含まれていてもよい。
好適な防水剤の例は、Kevin C.Fowlerに対する「Skin care compositions」と題される2005年12月15日公開の米国特許出願公開第2005−0276833号に見出すこともできる。
抗菌性保存剤
抗菌性保存剤とは、日焼け止め組成物における微生物の増殖/生育を破壊、予防または阻害する物質または調製物であり、酸化からの保護を提供することもある。保存剤は、エマルションなどの自己滅菌性の水性製品を作製するために用いられる。これが行なわれるのは、製造および流通の間、ならびに製品を不注意に汚染する可能性のある消費者による使用の間に、製品中に存在し得る微生物の生長を防ぐためである。典型的な保存剤は、パラヒドロキシベンゾエート(パラベン)の低級アルキルエステル、特にメチルパラベン、プロピルパラベン、イソブチルパラベンおよびその混合物、ベンジルアルコールおよび安息香酸を含む。日焼け止め組成物には、1つまたは複数の抗菌性保存剤が約0.001重量パーセントから約10重量パーセント、より好ましくは約0.05パーセントから約2パーセントの範囲の量で任意に含まれていてもよい。
酸化防止剤
酸化防止剤とは、空気中からの酸素の作用による日焼け止めの劣化を保護するかもしくは遅らせるため、または紫外線放射の作用によって形成されるフリーラジカルによる損傷から皮膚を保護するために、日焼け止めに加えられる天然物質または合成物質である。典型的な好適な酸化防止剤は、没食子酸のプロピルエステル、オクチルエステルおよびドデシルエステル、通常はオルト異性体およびメタ異性体の混合物として存在するブチル化ヒドロキシアニソール(butylated hydroxyanisole:BHA)、ブチル化ヒドロキシトルエン(butylated hydroxytoluene:BHT)、ノルジヒドログアイアレチン酸、ビタミンE、ビタミンEアセテート、ビタミンC、ならびにアルキル化パラベン(メチルパラベンおよびプロピルパラベンなど)を含む。日焼け止め組成物には、1つまたは複数の酸化防止剤が約0.001重量パーセントから約5重量パーセント、好ましくは約0.05パーセントから約2パーセントの範囲の量で任意に含まれていてもよい。
キレート剤
キレート剤とは、しばしば複素環式の環状構造において金属イオンを錯化するかまたは結合することによって、イオンが環のメンバーからの化学結合によって保持されるようにするために用いられる物質である。好適なキレート剤は、エチレンジアミン四酢酸(ethylene diaminetetraacetic acid:EDTA)、EDTA二ナトリウム、エデト酸二ナトリウムカルシウム、EDTA三ナトリウム、EDTA四ナトリウム、およびEDTA二カリウムを含む。日焼け止めには、1つまたは複数のキレート剤が約0.001重量パーセントから約0.1重量パーセントの範囲の量で任意に含まれていてもよい。
芳香剤
芳香剤とは、日焼け止め組成物に審美的に心地よい香りを与えることができる芳香族化合物である。典型的な芳香剤は、植物供給源(すなわちバラの花弁、クチナシの花、ジャスミンの花など)から抽出された芳香性の材料を含み、これを単独またはあらゆる組合せで用いてエッセンシャルオイルを生成できる。代替的には、芳香剤を調合するためにアルコール抽出物を調製してもよい。日焼け止め組成物には、1つまたは複数の芳香剤が約0.001重量パーセントから約10重量パーセント、好ましくは約0.05パーセントから約5パーセントの範囲の量で任意に含まれていてもよい。
昆虫忌避剤
日焼け止めは戸外環境で用いられるため、噛んだり刺したりする昆虫からの保護を提供することがしばしば望ましい。有用な昆虫忌避成分は、通常「DEET」としても公知であるN.N−ジエチル−m−トルアミド(N.N−diethyl−m−toluamide)などの合成薬剤、およびシトロネラ、ゲラニオールなどの天然植物抽出物を含む。
ディスペンサー
本発明の日焼け止めエマルションは、たとえば注ぎ出しまたは噴霧などの便利な送達のために好適なあらゆる容器中に保存されるかまたは分配され得る。こうした容器は、内容物の注ぎ出しが可能なジャーおよびボトル、ローションポンプを有するボトル、ポンプスプレーボトル、ならびに加圧されたエアロゾルおよび非エアロゾルキャニスターを含み得るがこれに限定されない。
特定の好ましい実施形態を参照して本発明を説明したが、本明細書を検討することによって、当業者には他の実施形態が明らかになるだろう。本発明の範囲から逸脱することなく、材料および方法の両方に対する多くの変更が行なわれてもよいことが当業者に明らかになる。特定的には、局所的スキンケア製品の開発に用いるための多くの他のリン酸塩ベースの乳化剤が存在すること、およびそれらのいくつかは酸化亜鉛と組合されるときにアボベンゾンの光安定性の促進も与え得ることが当業者に明らかになる。加えて、たとえばさまざまなタイプの日焼けローションおよび日焼けスプレーなどの日焼け止め製品だけでなく、化粧品、昆虫忌避剤、および日焼け止め組成物が含まれ得るその他の製品に対しても同様の技術および組成物が用いられてもよいことが認識される。
本明細書において、本発明はその特定の例示的実施形態を参照して説明されている。したがって本明細書および図面は限定的な意味ではなく例示的な意味で考えられるべきである。本発明のより広い精神および範囲は、本明細書に続く特許請求の範囲に示されている。
使用の方法
本明細書に記載される組成物をヒトの毛髪および皮膚に局所的に適用することによって、紫外線放射(UVR)の有害な影響からの保護の増強が提供される。局所的適用は、クリーム、ローション、スプレーまたは液体を含むさまざまなアプローチによるものであってもよい。よって、本発明のさらなる例示的実施形態は、本明細書に記載されるとおりの日焼け止め組成物の有効量を局所的に適用することによって、太陽放射、より特定的にはUVRの有害な影響からヒトの皮膚および/または毛髪を保護するための方法を含む。皮膚をUVR(すなわち280nmから400nmの光放射波長)に露出することの審美的に有益な結果は、ヒト表皮の日焼けを促進することである。太陽光露出の別の利益は、皮膚内でのビタミンDの生成から来るものである。UVRは典型的に、UV−A(320nmから400nmの光波長)領域およびUV−B(280nmから320nmの範囲の波長)領域に分けられる。一般的に、UV-B照射への過度の露出は皮膚の熱傷および紅斑をもたらすことが理解されている。加えて、UV-A放射への過度の露出は、皮膚の弾力の損失および皺の出現をもたらし、早期の皮膚老化が促進されるおそれがある。こうした照射は、特定の個体において紅斑反応の誘発を促進するか、この反応を増幅し、光毒性反応または光線アレルギー性反応の原因となるおそれさえある。UV-Aへの過度の露出もメラノーマをもたらし得ると考えられてきている。よって、本明細書に記載される組成物を個体の皮膚および/または毛髪に適用することによって、個体の皮膚および/または毛髪のUVR光防護(UV-Aおよび/またはUV-B)の増強が提供される。
本発明の組成物の特定の実施形態は、少なくとも2の日光阻止因子指数(SPF)評価を提供することが意図されており、付加的な好ましい実施形態は、少なくとも5、少なくとも10、少なくとも15、少なくとも20、少なくとも25、少なくとも30、少なくとも35、少なくとも40、少なくとも45、少なくとも50、少なくとも55、少なくとも60、少なくとも65、少なくとも70、少なくとも75、少なくとも80、および少なくとも85の日光阻止因子指数を有する。本発明の組成物の特定の実施形態は、近年US FDAによって提案されている、別様で「4つ星(four star)」評価システムと呼ばれる最高のUV−A評価を提供することも意図されている。
本明細書に記載される組成物の適用は、特定の組成物ならびに使用者による活動のレベルおよびタイプに依存して、異なる間隔(たとえば1時間ごと、4時間ごと、または8時間ごと)であってもよく、より良い日光阻止のためにはより頻繁な適用が推奨される。
(実施例1)
3つの異なる乳化剤(2つのリン酸塩ベースの乳化剤および1つの従来の非イオン性乳化剤)を用いて3つの組成物を調剤する。Z−COTE HP1(登録商標)、KELTROL(登録商標)CG F、DOW CORNING 200(登録商標)FluidおよびVEEGUM ULTRA(登録商標)の組成物は上述されている。
調合組成物I:リン酸塩ベースの乳化剤EMULSIPHOS(登録商標)(Symriseより販売)を用いて調製
Figure 2011506610
Figure 2011506610
調合組成物II:リン酸塩ベースの乳化剤CRODAFOS(登録商標)CES(Croda,Inc.より販売)を用いて調製
Figure 2011506610
Figure 2011506610
調合組成物III:従来の非イオン性乳化剤MONTANOV(登録商標)202(Seppic,Inc.より販売)を用いて調製
Figure 2011506610
Figure 2011506610
典型的に、すべての日焼け止め組成物は以下の手順を用いて調製される:調合組成物IおよびIIに対して、(工程1)部分Bの成分を部分Aの水にゆっくりと加え、成分が水和するまで一定の撹拌を行ない、次いで混合物を75℃に加熱する;(工程2)別の容器で、部分Cの液体成分を混合し、続いて酸化亜鉛をゆっくり加える;すべての酸化亜鉛を加えた後に、一定の混合の下で部分Dの成分を加えて75℃に加熱する;(工程3)工程1の水相を混合しながら工程2の油相を加え、冷却する間混ぜ続ける;(工程4)エマルションが約45℃に冷却された後に、部分Eの成分の前混合物(pre−mixture)を加え、成分がエマルションに均一に分散されるまで混合する;エマルションが室温に達するまで混ぜ続け、次いで水によるQSを行なう。調合組成物IIIの調製に対しては、部分Cのココ硫酸ナトリウムを工程1の水相に加えること以外は同じ手順に従う。
(実施例2)
エマルションを生成するために用いた乳化剤のタイプのみが互いに異なる3つの異なるエマルションにおいて、アボベンゾンの光安定性の評価を行なった。光安定性テストに用いられた組成物は実施例1に記載されている。光安定性テストの結果を下の表1に記載する。
Figure 2011506610
以下に記載される方法を用いて、80ジュールのUV放射(6月のMemphis,TNにおける真昼の戸外の太陽光露出約4時間分に相当する)に露出した後に、各エマルション中のアボベンゾンの光安定性を評価した。表1に示されるとおり、リン酸塩ベースの乳化剤(すなわちEMULSIPHOS(登録商標)またはCRODAFOS(登録商標)CES)を加えることによって、従来の非イオン性乳化剤(MONTANOV(登録商標)202)を含有するエマルションに比べて、酸化亜鉛を含有するエマルション中のアボベンゾンの光安定性が有意に改善され、リン酸塩ベースの乳化剤EMULSIPHOS(登録商標)が最高の効力を提供し、その次にCRODAFOS(登録商標)CESが続く。リン酸塩ベースの乳化剤は、UVRへの長時間の露出に対するアボベンゾンの保護力を維持する。これらの結果は予想外のものである。
光安定性を評価する方法:
アボベンゾンの光安定性は、既知の重量(14〜18mg)のエマルションを約2mg/cmの適用密度にてガラス顕微鏡スライドの上に広げることによって評価した。適用後、紫外線放射(UVR)による照射の前に、ガラススライドを少なくとも20分間暗所で風乾させた。非照射のエマルション処理ガラススライドを対照として、抽出まで暗所に保存した。各エマルションを3つ組で80ジュール/cmのUVR線量にて照射した。ガラススライドをターンテーブル上に位置決めし、WG320フィルター(Solar Light Company,Inc.,Glenside,PA)によってフィルターをかけた1000W Xeアークソーラーシミュレーター(Spectral Energy,Washingtonville,NY)を用いて、線源から120cmの距離で照射した。8インチの積分球によって、OL754 Spectroradiometer(Optronics laboratories,Inc.,Orlando,FL)を用いてUVRフラックスを測定した。各照射の前にソーラーシミュレーターからのUVRフラックスを調整して、60分プラスマイナス8分にわたって20ジュールのUVR(290〜400nm)を与えるようにした。80ジュール/cmの線量(約14.4MED)は、Memphis,TNにおける6月の昼の太陽光の約4の露出に相当する。
照射に続いて、照射の製品処理ガラススライドおよび非照射の製品処理ガラススライドを両方とも50mlのイソプロパノールを有する4オンスのガラスジャーに入れ、手袋をはめた指でスライドを静かにこすって、日焼け止めの完全な抽出を確実にした。抽出後、Lambda40分光光度計(Perkin−Elmer,Wellesley,MA)を用いて、イソプロパノール抽出物のUV吸光度を290nmから400nmまで記録した。他の日焼け止め活性物質からのバックグラウンド寄与に対して修正した、360nmにおける吸光度の損失を追うことによってアボベンゾンにおける損失をモニタした。アボベンゾンのみによる修正された360nmの吸光度を用いて、約1.5〜22mgの重量範囲にわたって各製品に対して調製された標準曲線からローションの算出重量を得た。算出重量を用いて、次の等式に従って照射後に残ったアボベンゾンのパーセントを計算した:残存アボベンゾン%=[算出エマルション重量/実際のエマルション重量]×100%。

Claims (32)

  1. アボベンゾンと、酸化亜鉛と、リン酸塩ベースの乳化剤とを含む、組成物。
  2. 前記リン酸塩ベースの乳化剤は、前記組成物の約1重量パーセントから約6重量パーセント存在する、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記リン酸塩ベースの乳化剤は、オクチルリン酸カリウム、ノニルリン酸カリウム、デシルリン酸カリウム、ウンデシルリン酸カリウム、ラウリルリン酸カリウム、ミリスチルリン酸カリウム、セチルリン酸カリウム、ステアリルリン酸カリウム、リン酸ジセチル、セテス-10リン酸、セテス-20リン酸、またはセテス-30リン酸のうちの少なくとも1つである、請求項2に記載の組成物。
  4. 前記リン酸塩ベースの乳化剤は、セチルリン酸カリウムと水素化パームグリセリドとの混合物であるか、またはセテアリールアルコールとリン酸ジセチルとセテス-10リン酸との混合物であり、前記セチルリン酸カリウムと水素化パームグリセリドとの前記混合物、または前記セテアリールアルコールとリン酸ジセチルとセテス-10リン酸との前記混合物は、前記組成物の約5重量パーセント存在する、請求項3に記載の組成物。
  5. 前記リン酸塩ベースの乳化剤は、前記アボベンゾンを光分解に対して安定化するために十分な量で存在する、請求項1に記載の組成物。
  6. 存在する前記リン酸塩ベースの乳化剤は、前記組成物の約1重量パーセントから約6重量パーセントである、請求項5に記載の組成物。
  7. 存在する前記リン酸塩ベースの乳化剤は、前記組成物の約5重量パーセントである、請求項5に記載の組成物。
  8. 前記リン酸塩ベースの乳化剤は、次の構造からなる群より選択され:
    Figure 2011506610
    ここでRは8個から34個の炭素原子を有する直鎖アルキル基または分岐鎖アルキル基であり;XはH、ナトリウムおよびカリウムからなる群より選択される、請求項5に記載の組成物。
  9. 前記リン酸塩ベースの乳化剤は、次の構造からなる群より選択され:
    Figure 2011506610
    ここでRは8個から34個の炭素原子を有する直鎖アルキル基または分岐鎖アルキル基であり;nは付加された酸化エチレンの平均数であって、6から30までであり;XはH、ナトリウムおよびカリウムからなる群より選択される、請求項5に記載の組成物。
  10. 前記リン酸塩ベースの乳化剤は、オクチルリン酸カリウム、ノニルリン酸カリウム、デシルリン酸カリウム、ウンデシルリン酸カリウム、ラウリルリン酸カリウム、ミリスチルリン酸カリウム、セチルリン酸カリウム、ステアリルリン酸カリウム、リン酸ジセチル、セテス-10リン酸、セテス-20リン酸、またはセテス-30リン酸である、請求項5に記載の組成物。
  11. 前記組成物は付加的な乳化剤をさらに含み、前記付加的な乳化剤はリン酸塩ベースでない、請求項5に記載の組成物。
  12. 前記付加的な乳化剤は、水素化パームグリセリドおよびC−C34脂肪アルコールからなる群より選択される、請求項11に記載の組成物。
  13. 前記リン酸塩ベースの乳化剤は、セチルリン酸カリウムと水素化パームグリセリドとの混合物であるか、またはセテアリールアルコールとリン酸ジセチルとセテス-10リン酸との混合物である、請求項5に記載の組成物。
  14. 前記組成物は、酸化亜鉛およびアボベンゾンの他に、少なくとも1つの付加的な日焼け止め活性物質をさらに含む、請求項5に記載の組成物。
  15. 前記付加的な日焼け止め活性物質は、オクチサレート、ホモサレート、オクトクリレン、オキシベンゾン、およびその組合せからなる群より選択される、請求項14に記載の組成物。
  16. アボベンゾンの濃度は、前記組成物の約1重量パーセントから約3重量パーセントである、請求項5に記載の組成物。
  17. 前記アボベンゾンの濃度は、前記組成物の約2重量パーセントである、請求項16に記載の組成物。
  18. 酸化亜鉛の濃度は、前記組成物の約5重量パーセントから約25重量パーセントである、請求項5に記載の組成物。
  19. 前記酸化亜鉛の濃度は、前記組成物の約5重量パーセントから約15重量パーセントである、請求項18に記載の組成物。
  20. 前記酸化亜鉛の濃度は、前記組成物の約5重量パーセントから約10重量パーセントである、請求項19に記載の組成物。
  21. 前記酸化亜鉛の濃度は、前記組成物の約5重量パーセントである、請求項18に記載の組成物。
  22. 前記組成物はエマルションの形である、請求項5に記載の組成物。
  23. 前記エマルションは水中油型エマルションである、請求項22に記載の組成物。
  24. 前記エマルションは油中水型エマルションである、請求項22に記載の組成物。
  25. 紫外線放射から皮膚を保護するための方法であって、アボベンゾンと、酸化亜鉛と、リン酸塩ベースの乳化剤とを含む組成物の有効量を前記皮膚に適用する工程を含み、前記リン酸塩ベースの乳化剤は、前記アボベンゾンを光分解に対して安定化するために十分な量で存在する、方法。
  26. 前記リン酸塩ベースの乳化剤は、前記組成物の約1重量パーセントから約6重量パーセント存在する、請求項25に記載の方法。
  27. 前記リン酸塩ベースの乳化剤は、オクチルリン酸カリウム、ノニルリン酸カリウム、デシルリン酸カリウム、ウンデシルリン酸カリウム、ラウリルリン酸カリウム、ミリスチルリン酸カリウム、セチルリン酸カリウム、ステアリルリン酸カリウム、リン酸ジセチル、セテス-10リン酸、セテス-20リン酸、またはセテス-30リン酸のうちの少なくとも1つである、請求項26に記載の方法。
  28. アボベンゾンおよび酸化亜鉛を含む組成物における前記アボベンゾンの光安定性を改善するための方法であって、前記方法は、前記アボベンゾンを光分解に対して安定化するために十分な量の、リン酸塩ベースの乳化剤を前記組成物に加える工程を含む、方法。
  29. 前記リン酸塩ベースの乳化剤は、セチルリン酸カリウムと水素化パームグリセリドとの混合物であるか、またはセテアリールアルコールとリン酸ジセチルとセテス-10リン酸との混合物である、請求項28に記載の方法。
  30. 前記アボベンゾンの濃度は、前記組成物の約1重量パーセントから約3重量パーセントである、請求項28に記載の方法。
  31. 前記酸化亜鉛の濃度は、前記組成物の約5重量パーセントから約25重量パーセントである、請求項28に記載の方法。
  32. 前記リン酸塩ベースの乳化剤の濃度は、前記組成物の約1重量パーセントから約6重量パーセントである、請求項28に記載の方法。
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