JP2011505745A - デジタルam/fmチューナーのための地域識別特性を用いた自動周波数レンジおよびステップ選択の方法 - Google Patents

デジタルam/fmチューナーのための地域識別特性を用いた自動周波数レンジおよびステップ選択の方法 Download PDF

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Abstract

チューナーを構成する方法は、無線周波数の少なくとも一つのレンジをスキャンすることと、複数の周波数の各々について信号品質メトリックを測定することと、 チューナーのための作動周波数のセットを選択することを含む。選択するステップは測定するステップに依存している。

Description

本発明は、デジタルAM/FMチューナーを含んだ無線を構成する方法に関し、より特定には、世界の特定のチューナー地域のためのデジタルAM/FMチューナーを含んだ無線を構成する方法に関する。
世界を巡る人や物の移動がより一層容易で安くなるにつれて、変化する環境を自動的に検出してそれに調節することが可能なスマートな装置を造ることがより必要となってきている。従来のデジタルAM/FMチューナーは、世界の異なるチューナー地域で使われる異なるチューナー周波数と異なる周波数間の間隔のために、世界の一部分から他に持っていくことができない。つまり、チューナーは或る周波数のセットで動作するように設計されているために、そこのためにチューナーが構成されたところの特定のチューナー地域の外に持っていかれるとチューナーは使い物にならなくなり得る。
図1aを参照すると、FM帯では、FM放送のために、北米(アメリカ、カナダ、メキシコを包含する)は87.7〜107.9MHzの周波数レンジを利用し、日本は76.0〜90.0MHzの周波数レンジを利用し、ヨーロッパと世界のその他(RoW)は87.5〜108.0MHzの周波数レンジを使用する。AM帯(図1b)では、利用される周波数レンジにより多くの共通性があるが、隣接する周波数間の周波数差またはステップは世界の渡って幅広く変動する。北米は10kHz周波数ステップを利用し、南米は5kHzステップを利用し。世界のその他(RoW)は9kHzステップを利用する。
商用エレクトロニクスのデジタル無線チューナーは、無線がどのチューナー地域のために意図されているかに依ってソフトウェアの異なるバージョンを含む。チューナー地域ソフトウェアのバージョンの選択は、製造工程中に工場で規定されたカリブレーションを通して行われ得る。特定のチューナー地域にチューナーを仕立てるソフトウェアは、作動周波数レンジ、隣接周波数間の周波数ステップ、および適正な動作を確かなものとするためのその他の予め定義された変数、の設定を含む。
現在エンドユーザは、無線を適切なチューナー地域に構成してもらうためには車ディーラーに行かなければならない。同様に、日本に輸入された中古の外国車は、87.5〜107.9MHzまたは87.7〜107.9MHz帯を無線が受け付けるように構成された周波数(76〜90MHz)にダウンコンバートする「コンバータ」を合わせることをしばしば輸入業者に要求する。この方法はその限りにおいては働くが、受信不良に結果としてなり得る不利点がある。コンバータは周波数を「圧縮」して局がより近くに集まっているように見せる。
世界の地域の間で異なる別の無線慣行または標準は、無線データシステム(RDS)と無線放送データシステム(RBDS)の使用である。RDSは従来のFM無線放送を使って少量のデジタル情報を送るためのヨーロッパ放送ユニオンからの標準である。RDSシステムは、時刻とトラックの識別、アーティストとラジオ局のようないくつかのタイプの情報の送信フォーマットを標準化する。RBDSは、RDSのアメリカバージョンである。
更に別の問題は、ユーザインターフェース上のコントロールに要求される機能、即ち無線のヒューマンマシンインターフェース(HMI)が、世界の様々なチューナー地域に渡って異なることである。より特定には、キーまたはプッシュボタンを押すこと、ノブまたはダイヤルを回すこと、または発話されたコマンド、によってトリガーされた動作は、特定のチューナー地域の慣行次第で異なる構成を要求する。よって、もし無線が一つのチューナー地域から他へ移動すると、ユーザインターフェースのコントロールは意図された機能を行うことができなくなる。従来の無線では、チューナー地域とHMIの設定は、手動カリブレーションを通して行われ、それは典型的には製造工程中に組み立てラインの最後で行われる。
従って、従来技術に鑑みて先行されてもおらず自明でもないことであるのは、チューナーが世界の一つのチューナー地域から他へ移動した時にチューナーが再構成されることを可能とするあらゆる方法である。また従来技術に鑑みて先行されてもおらず自明でもないことであるのは、そこにチューナーが配置されたところのチューナー地域の慣行に対応して無線のユーザインターフェースコントロールを再構成するあらゆる方法である。
本発明は、そこにチューナーが配置されたところの世界のチューナー地域をチューナーが自動的に検出することを可能とし、検出されたチューナー地域に基づいてチューナーのための作動周波数のセットを選択することをユーザに許容する方法を提供する。本発明はまた、そこにチューナーが配置されたところの世界のチューナー地域の慣行に対応するように、選択されたユーザインターフェースコントロールの機能を自動的に再定義する方法を提供する。
一実施形態では、本発明の方法は、そこにチューナーが配置されたところのチューナー地域がパーセントでの信頼レベルで検出されることを可能とし、このパーセントでの信頼レベルの表示がユーザに提示される。一旦ユーザが、そこでチューナーが作動するように構成されるべきところのチューナー地域を選択すると、無線のユーザインターフェース、即ちHMIは、HMIによって制御される機能の再構成を受けても良い。よって、HMIは、そこに無線が配置されたところのチューナー地域に適合するように再構成されても良い。特定の実施形態では、チューナー地域と関連する信頼レベルが、チューナー地域に対応し、メモリ中に搭載されるべき適切な状態テーブルマトリクスを選択する際に使われる。ユーザがチューナー地域を選択すると、チューナー地域の定義に従った適切な状態マトリクステーブルがメモリ中に搭載されて、発話かまたはボタン、キー、ノブまたはダイヤルの稼動を介してトリガーされ得るユーザ入力が、意図された最終アクションに結果としてなることを確かなものとする、
発明の一実施形態では、チューナーを構成する方法は、無線周波数の少なくとも一つのレンジをスキャンすることと、複数の周波数の各々について信号品質メトリックを測定することと、チューナーのための作動周波数のセットを選択することを含む。選択するステップは測定するステップに依存している。
発明の別の実施形態では、チューナーを構成する方法は、FMまたはAM無線周波数の第一のレンジをスキャンすることと、第一のレンジ中の複数の無線周波数の各々について第一の信号品質メトリックを測定することを含む。FM無線周波数とAM無線周波数の他の一つの選択された第二のレンジがスキャンされる。第二のレンジ中の複数の無線周波数の各々について第二の信号品質メトリックが測定される。チューナーのために作動FM周波数のセットが選択され、チューナーのために作動AM周波数のセットが選択される。作動FM周波数のセットと作動AM周波数のセットは世界の特定の地域の無線周波数慣行に対応する。作動FMおよびAM周波数のセットの選択は測定するステップの各々に依存している。
発明の更に別の実施形態では、無線を構成する方法は、無線周波数の少なくとも一つのレンジをスキャンすることと、複数の周波数の各々について信号品質メトリックを測定することを含む。無線のチューナーのために作動周波数のセットが選択される。作動周波数のセットは世界の特定の地域の無線周波数慣行に対応する。作動周波数のセットの選択は測定するステップに依存している。無線と関連した対応するユーザインターフェースコントロールのために少なくとも一つの機能が定義される。機能の定義は選択された作動周波数のセットおよび/または対応する無線周波数慣行に依存している。
本発明の利点は、そこへ無線が移動するところのチューナー地域の慣行と標準に従って、無線チューナーによって使われる作動周波数のセットが自動的に変更され得ることである。
別の利点は、ユーザが、ユーザに知られていても良い情報または目的に基づいて、同定されたチューナー地域の自動選択をオーバーライドして手動で別のチューナー地域を選択するオプションを与えられ得ることである。
更に別の利点は、そこへ無線が移動するところのチューナー地域に適合するためにユーザインターフェースの機能を自動的に変形することができることである。
添付された図面と共に発明の実施形態の以下の記載を参照することによって、この発明の上述したものおよびその他の特徴と目的とそれらを達成するやり方がより明白になるであろうし、発明自身がより良く理解されるであろう。
図1aは、世界の特定の地域におけるFM無線周波数の表である。 図1bは、世界の特定の地域におけるAM無線周波数の表である。 図2aは、アメリカチューナー地域における隣接するFM無線周波数の図である。 図2bは、ヨーロッパおよび日本チューナー地域における隣接するFM無線周波数の図である。 図3は、世界の異なる地域における無線周波数識別特性特色の表である。 図4は、世界の異なる地域における無線周波数識別特性特色の別の表である。 図5は、日本、ヨーロッパ、アメリカにおけるFM無線周波数の図である。 図6は、本発明の方法の一実施形態によるアルゴリズムのステージの表である。 図7は、本発明の一実施形態による、少なくとも11個のスキャンされた周波数が閾値を超える信号品質メトリックを有する時の、チューナーのための作動FM周波数の選択を描いたフローチャートである。 図8aは、閾値を超える信号品質メトリックを有するスキャンされた周波数が結局偶数になる時の、図7で選択された作動FM周波数中の信頼レベルの決定の詳細を描いたフローチャートである。 図8bは、閾値を超える信号品質メトリックを有するスキャンされた周波数が結局奇数になる時の、図7で選択された作動FM周波数中の信頼レベルの決定の詳細を描いたフローチャートである。 図8cは、閾値を超える信号品質メトリックを有するスキャンされた周波数が結局偶数と奇数の両方になる時の、図7で選択された作動FM周波数中の信頼レベルの決定の詳細を描いたフローチャートである。 図9aは、本発明の一実施形態による、11個よりも少ないスキャンされた周波数が閾値を超える信号品質メトリックを有する時の、チューナーのための作動FM周波数の選択を描いたフローチャートである。 図9bは、本発明の一実施形態による、11個よりも少ないスキャンされた周波数が閾値を超える信号品質メトリックを有する時の、チューナーのための作動FM周波数の選択を描いたフローチャートである。 図10は、本発明の方法の一実施形態による異なる無線チューナー構成のためのアルゴリズムの表である。 図11aは、本発明の方法の一実施形態におけるFM周波数のスキャンで測定された、電界強度対FM周波数の例示的プロットである。 図11bは、本発明の方法の一実施形態におけるFM周波数のスキャンで測定された、電界強度対FM周波数の別の例示的プロットである。 図11cは、本発明の方法の一実施形態におけるAM周波数のスキャンで測定された、電界強度対AM周波数の例示的プロットである。 図12は、本発明の方法の一実施形態での使用に適した無線の斜視図である。 図13は、本発明の方法の一実施形態での使用に適した例示的状態マトリクステーブルである。 図14は、無線を構成するための本発明の方法の一実施形態のフローチャートである。
これ以降に開示される実施形態は、網羅的であることや以下の記載に開示された厳密な形態に発明を限定することを意図されていない。寧ろ実施形態は、当業者がその教示内容を利用し得るように選択され記載される。
本発明は、そこに無線が配置されているところのチューナー地域のための作動周波数レンジと周波数ステップについての信頼レベルを無線が自動的に決定することを可能とし得る。本発明は、必ずしも無線が現在配置されている国を決定するとは限らない。寧ろ、本発明は、それによりチューナーが受信し得る有効な放送局の数を無線が増やすことを可能とするように、適正な周波数ステップと周波数レンジを自動的に決定し得る。
一実施形態では、本発明の方法は、FM、AM、およびC-QUAM AMステレオを変調することができる10.7MHzにおいてIF(中間周波数)を供給するチューナーICから来るベースバンド周波数信号を扱うことができるデジタル信号プロセッサ(DSP)と共に使用される。DSPは、FMステレオについての場合のように、チューンされた局がC-QUAMをサポートする時にAMパイロット信号をシグナリングすることによってC-QUAM局を差別化しても良い。フロントエンドDSPは、信号を復調することに加えて、電界強度分析とマルチパスおよび超音波ノイズ決定を行っても良い。
電界強度測定は、信号受信の品質の指標を提供し、ラジオ局がユーザの近傍において良好な信号カバレージを有するかどうかを決定することを助ける。電界強度品質パラメータは、AMとFMの両方の変調信号受信に適用可能である。
信号が高い電界強度を有することができても、それは依然として樹木や高い建物によって反射および/または回折されることに晒されることができる。そのような反射および/または回折の度合いは、「マルチパス」として知られるパラメータであり、それは受信品質に影響を与える。このマルチパス品質パラメータは、AMとFMの両方の変調信号受信に適用可能である。
ラジオ局はたまにそれらの信号を過剰変調することができ、「超音波ノイズ」として知られる隣接チャネル干渉に繋がる。例えば、アメリカでは、図2aに示すように、FM周波数は200kHzの間隔がある。ラジオ局がその信号を75kHz変調を過ぎて許容された25kHzガードバンドの先まで過剰変調する場合があり、それはチューンされている隣りの局の上でその局が聞かれることに繋がる。同様に、ヨーロッパと日本では、図2bに示すように、FM周波数は100kHzの間隔がある。ラジオ局がその信号を25kHz変調を過ぎて許容された25kHzガードバンドの先まで過剰変調する場合がある。この超音波ノイズの品質パラメータは、FM変調信号受信のみに適用可能である。
AM周波数と共に使用される信号パラメータは同一チャネル干渉であり、これはFM周波数で使用される超音波ノイズと同様の性質がある。このため、この同一チャネル干渉品質指標は、AM変調信号受信のみに適用可能である。
本発明の一実施形態では、チューナーの現在位置のために適切なFM周波数レンジと周波数ステップが決定される。FM周波数レンジとステップが決定された後に、AM/MW帯のために適切な周波数レンジと周波数ステップが決定される。
FM帯で利用されるべき適切な周波数レンジとステップを決定するために、FM放送帯をスキャンすると共に、各スキャンされた周波数において電界強度、マルチパスおよび超音波ノイズのパラメータを測定しても良い。これら3つのパラメータから、ここで「品質スケール」と呼ぶ全体的な品質パラメータを各周波数について公式化しても良い。品質スケールの計算において電界強度、マルチパスおよび超音波ノイズの3つのパラメータの各々に与えられる重みは、製造中にまたはユーザによって、カリブレーション可能、即ち調節可能であっても良い。このため、品質スケールの品質出力値は、電界強度、マルチパスおよび超音波ノイズの3つのパラメータを含んだ3次元スケールに基づいていても良い。一つの特定の実施形態では、品質スケールパラメータは1〜10の範囲にある数によって表され、10が可能な最高品質であり、1が受信不良の弱い信号である。
上記3つのパラメータ、特に超音波ノイズ、を考慮に入れることの一つの可能な理由は、いくつかのラジオ局によってもたらされた過剰変調が、周波数ピークが超えるべきではない或る閾値より上の「周波数ピーク」に結果としてなる隣接チャネル干渉を導くことができることである。そのような閾値より上の高い周波数ピークは、FM帯のスキャンで見つけられた8つの最も強い周波数を同定する本発明のアルゴリズムの一実施形態においてエラーを引き起こすことができる。主にこの理由のために、高い超音波ノイズを有する周波数は、品質スケールの計算において除外される必要があり得る。
本発明の方法の一実施形態では、バンドスキャンは、0.1MHz即ち100kHzの周波数ステップで、87.5MHz〜108.0MHzの周波数レンジに渡って行われる。100kHzのバンドスキャン周波数ステップは、図1aから明らかなように、世界中で使用されている87.5MHzと108.0MHzの間の可能なFM周波数の各々と一致し得る最大の可能なステップであるという利点を有する。一実施形態では、実際のバンドスキャンは108.0MHzで開始され、87.5MHzに後ろ向きに進む。
本発明の方法は、周波数レンジ内の測定された識別特性特色が世界中の特定のチューナー地域のそれとマッチするかどうかをチェックするように無線が周波数レンジに渡ってバンドスキャンを行う、認識プロセスを含んでいても良い。世界の3つの地域における地域識別特性特色が図3と4に示され比較されている。
一実施形態では、バンドスキャン中に収集された他の信号品質データに加えて、ここで「レンジチェック」、「周波数分離偶奇」および「RDS/RBDSチェック」と呼ばれる一つ以上のテストが行われても良い。「レンジチェック」テストは、バンドスキャンから収集された方法に基づいていても良く、或る品質レベルの信号が受信されたFM周波数のレンジのチェックである。周波数のレンジは、図3と4に開示されたチューナー地域識別特性特色の一つである。
周波数分離偶奇テストは、或る品質レベルの信号が受信されたFM周波数が奇数であるか偶数であるかの決定である。隣接するアメリカ周波数は200kHzの間隔で離れているので、アメリカでは奇数の周波数のみが見つけられ得る。逆に、隣接する周波数の間の100kHzステップ間隔のために日本とヨーロッパでは奇数と偶数の両方の周波数が見つけられ得る。
RDSおよびRBDSチェックは、RDS/RBDSを利用して信号が放送されていることを特徴付ける同期信号を受信するのを待つことを含んでも良い。RDS/RBDS同期チェックは、良好な品質ファクターを有する周波数上におよそ1500ミリ秒の間留まることを含んでも良い。もしこの時間間隔の間に同期信号が受信されなければ、その周波数は非RDS/RBDS局と見なされても良い。
RDSおよびRBDSチェックはまた、受信された放送信号内のプログラム識別(PI)コードと拡張国コード(ECC)を同定するように試みることを含んでも良い。RDS標準は、RDS/RBDSビットストリームに埋め込まれたPIおよびECC情報に基づいて各国についての取り決められた固有の識別を提供する。この情報は、無線が、一旦RDSまたはRBDS同期信号のどちらかを受信すれば、そこから信号が放送されているところの国を確定することを可能としても良い。RDSデコーディングは、フロントエンドDSPによって行われてもよく、または生データがマイクロコントローラによってデコードされても良い。
AM帯で利用されるべき適切な周波数レンジとステップを決定するために、AM放送帯をスキャンすると共に、各スキャンされた周波数において電界強度、マルチパスおよび同一チャネル干渉ノイズのパラメータを測定しても良い。これら3つのパラメータから、全体的な品質パラメータのAMバージョンを各周波数について公式化しても良い。品質スケールの計算において電界強度、マルチパスおよび同一チャネル干渉ノイズの3つのパラメータの各々に与えられる重みは、製造中にまたはユーザによって、カリブレーション可能、即ち調節可能であっても良い。このため、品質スケールの品質出力値は、電界強度、マルチパスおよび同一チャネル干渉ノイズの3つのパラメータを含んだ3次元スケールに基づいていても良い。一つの特定の実施形態では、品質スケールパラメータは1〜10の範囲にある数によって表され、10が可能な最高品質であり、1が受信不良の弱い信号である。
単一のスキャンを含む上に開示したFMバンドスキャンの実施形態とは対照的に、AMバンドスキャンの一実施形態は、530〜1609kHz帯域幅に渡る2つの独立したスキャンを含む。第一のスキャンは9kHzの周波数ステップをもったバンドスキャンの形であってもよく、第二のスキャンは5kHz周波数ステップをもったバンドスキャンを含んでいても良い。
87.5〜90MHzレンジにおけるヨーロッパとアメリカと日本のFM放送周波数レンジの重複のために、AMバンドスキャンは現行チューナー地域を同定するのに特に有用であり得る。また、(日本のFM放送周波数レンジである)76.0〜90.0MHzのFM周波数レンジにおいて、民間および軍事セクターの両方についてヨーロッパで使われている移動周波数との重複がある。よって、AMバンドスキャンと後続のC-QUAM チェックは、重複のためにFMバンドスキャン単独では差別化するのに十分ではないかもしれないチューナー地域の間を差別化することを補助し得る。
図5に描かれているように、世界中の3つの主要FM放送帯、即ちアメリカとヨーロッパと日本、に渡った周波数レンジマッピングには、即ち87.5〜90.0MHzレンジに、重複がある。この重複したレンジは、もしヨーロッパで使われているように100kHz周波数ステップが考えられると、6つの分離した周波数の重複を説明する。日本はまた、87.5〜108.0MHzの間のFM帯で放送する3つか4つのテレビ局を持つ。よって、日本とヨーロッパとアメリカの間には可能性として10個の周波数の重複が合計である。この10個の周波数の重複にも拘わらずこれらのチューナー地域の間を差別化するために、本発明の方法の一実施形態は少なくとも11個の強い周波数を同定することを試みる。このようにして、本発明の方法は、偽トリガーが上述した重複する分離したFM周波数によってもたらされ得るところのチューナー地域の決定における偽トリガーを避けるための対策を含んでいても良い。詳しくは、本発明の方法は、3つのチューナー地域に渡って重複し得る10個の周波数によって引き起こされ得る結論出来なさを避けるために11個の強い周波数を探しても良い。アメリカとヨーロッパの間でのように、87.7〜107.9MHzのレンジ中で重複する合計101個の周波数がある。
図6は、本発明の方法の一実施形態におけるステージとステージの各々によって取られる時間のまとめである。FMバンドスキャン分析/仕分けステージは、偶数または奇数の周波数についてのチェックを含む。偶数の周波数は、MHzの10分の1の位に偶数ビット、即ち0、2、4、6または8を有する周波数と定義され得る。例は88.2、89.0、94.8、および96.6MHzである。奇数の周波数は、MHzの10分の1の位に奇数ビット、即ち1、3、5、7または9を有する周波数と定義され得る。例は88.7、91.3、94.5、および89.9MHzである。
図7は、本発明の方法700の一実施形態を描いたフローチャートである。最初のステップ702では、87.5MHz〜108.0MHzでFMバンドスキャンが行われる。ステップ704では、バンドスキャンにおいて良好な信号品質を有する少なくとも11個の周波数が見つかったかどうかが決定される。もしそうでなければ、動作は図9に描かれた方法900でもって継続する。もしバンドスキャンにおいて良好な信号品質を有する少なくとも11個の周波数が見つかっていれば、良好な信号品質を有する周波数が偶数であるか奇数であるかあるいは両方であるか、即ちいくつかの周波数が奇数でいくつかの周波数が偶数であるか、がステップ706で決定される。
或る閾値より上の測定された品質を有する11個以上の周波数が全て偶数であるか偶数と奇数の両方であるかの場合には、動作はそれぞれステップ708と710に進む。ステップ708と710の詳細はそれぞれ図8aと8cに示されている。それぞれ図8aと8cのステップ802と822に示されるように、チューナーが、例えばヨーロッパ、南米またはオーストラリアのような87.5〜108.0MHzのFM周波数レンジと0.1MHzのステップを有するチューナー地域にいることに80%の信頼レベルがある。ここで提供される80%の信頼レベルやその他の信頼レベルは、本発明の方法を描写する例示の目的のためだけに任意に選ばれており、経験的に決定されてはいない。ただし、信頼レベルが経験的に決定されることおよび/または製造工場においておよび/またはユーザによってカリブレーション可能であることは発明の範囲内である。
ステップ802と822に更に開示されているように、この信頼レベルは、もしPIコードとECC国コードを持ったRDSまたはRBDS同期信号が受信されれば、100%の確かさまで増やされることができる。もしECCコードを持ったRDSまたはRBDS同期が受信されれば動作は継続し、AM帯の周波数ステップと周波数レンジを決定するためにAMバンドスキャンが行われる。
もしPIコードとECC国コードを持ったRDSまたはRBDS同期信号が受信されず、FM周波数レンジであることに80%の確かさがあれば、AM周波数帯でのバンドスキャンが行われる。AM周波数バンドスキャンは、二段通過スキャンの形であっても良い。一次通過スキャンは530から始まって1602kHzまで5kHzの周波数ステップを有していても良く、二次通過スキャンは531から1602kHzに渡って9kHzの周波数ステップを有していても良い(ステップ804、824)。両スキャンの周波数は仕分けられても良く、5つの最も強い信号が同定されても良い。
もし一次通過の5つの最も強いAM信号が5kHzの倍数であるが10kHzの倍数ではない周波数を有していれば、87.5〜108MHzのFM周波数レンジの信頼レベルは90%に増やされても良い(ステップ806、826)。5kHzのステップを持った530〜1602kHzのAM周波数レンジの信頼レベルは80%に設定されても良い。
もし二次通過の5つの最も強いAM局が9kHzの倍数であれば、87.5〜108MHzのFM周波数レンジの信頼レベルは90%に増やされても良い。5kHzのステップを持った531〜1602kHzのAM周波数レンジの信頼レベルは80%に設定されても良い。
もし一方で5つの最も強いAM局が10kHzの倍数であれば、アメリカ、カナダまたはメキシコにあることが知られているAM C-QUAMステレオ局についてのチェックが行われても良い。もしマッチがあれば、87.5〜108.0MHzのFM周波数レンジの信頼レベルは50%に減らされても良く、87.7〜107.9MHzのFM周波数レンジの信頼レベルは50%に増やされても良く、10kHzの周波数ステップを持った530kHz〜1602kHzのAM周波数レンジの信頼レベルは50%に設定されても良い。もし許容可能な品質の5つの信号が見つからなければ、信頼レベルは同じに保たれても良く、ユーザがチューナー地域を手動で選択することを許容しても良い。
もし指標より上の11個以上の周波数が全て奇数であれば、動作はステップ712に進み、その詳細は図8bに示されている。87.5〜108MHzのFM周波数レンジには50%の信頼レベルがあり、87.7〜107.9MHzのFM周波数レンジには50%の信頼レベルがある(ステップ812)。もしPIコードとECC国コードを持ったRDSまたはRBDS同期が受信されれば、信頼レベルは100%の確かさまで増やされても良い。
次に、5kHzの周波数ステップを持った530〜1602kHzのAM周波数レンジと9kHzの周波数ステップを持った531〜1602kHzのAM周波数レンジでバンドスキャンが行われても良い(ステップ814)。このバンドスキャンは、一次が5kHzの周波数ステップを持ち、二次が9kHzの周波数ステップを持った二段通過スキャンを含んでいても良い。両スキャンの周波数は仕分けられ、5つの最も強い信号を持った周波数が同定されても良い。
もし5つの最も強いAM信号が5kHzの倍数であるが10kHzの倍数ではない周波数を有していれば、87.5〜108.0MHzのFM周波数レンジの信頼レベルは80%に増やされても良く、5kHzのステップを持った531〜1602kHzのAM周波数レンジと80%の信頼レベルが設定されても良い(ステップ816)。もし5つの最も強いAM信号が9kHzの倍数である周波数を有していれば、87.5〜108.0MHzのFM周波数レンジの信頼レベルは80%に増やされても良く、9kHzのステップを持った531〜1602kHzのAM周波数レンジと80%の信頼レベルが設定されても良い。
もし5つの最も強いAM周波数が10kHzの倍数であれば、アメリカ、カナダまたはメキシコにあることが知られているAM C-QUAM局についてのチェックが行われても良い。もし可能性のあるアメリカのC-QUAM局についてマッチがあれば、87.7〜107.9MHzのFM周波数レンジの信頼レベルは80%に増やされても良い。AM周波数レンジはそれから、5kHzの周波数ステップを持った530kHz〜1602kHzに設定されても良い。もし許容可能な品質を持った5つより少ないAM周波数が見つかれば、ユーザはチューナー地域を手動で選択することを許容される。最小の信号品質の11個以上のFM周波数が奇数、偶数または両方であるとステップ706で決定されたかどうかに拘わらず、ユーザは信頼レベルを示されても良く、可能性として無線が最もあり得そうであると決定したチューナー地域をオーバーライドして、チューナー地域を選択することを許容されても良い(ステップ714、716、718)。
もしステップ704で11個よりも少ない閾値品質を有する周波数があると決定されれば、動作は図9aのステップ902で継続する。高マルチパス条件の場合を考慮に入れるように、RDSおよびRBDS同期チェックが最後の手段として行われる。もしRDSまたはRBDS同期が受信されれば、適切なFM周波数帯の信頼レベルは増やされる。
ここでFM周波数レンジには少なくとも80%の信頼度があるので、AM周波数帯でのバンドスキャンが行われる(ステップ904)。バンドスキャンは、一次が5kHzの周波数ステップを持った530〜1602kHzであると共に、二次通過スキャンが531〜1602kHzのレンジに渡って9kHzの周波数ステップを含む二段通過スキャンを含んでいても良い。両スキャンの周波数は仕分けられても良く、5つの最も強い信号が同定されても良い。
もし二次通過の5つの最も強いAM局が9kHzの倍数であれば、87.5〜108MHzのFMレンジの信頼レベルを90%に増やす。5kHzのステップを持った531〜1602kHzのAMレンジの信頼レベルは70%に設定される。もし5つの最も強いAM局が5kHzの倍数であるが10kHzの倍数ではなければ、87.5〜108MHzのFMレンジの信頼レベルは50%に減らされても良い。5kHzの周波数ステップを持った531〜1602kHzのAMレンジの信頼レベルは50%に設定されても良い。
もし5つの最も強いAM局が10kHzと5kHzの倍数であれば、アメリカ地域について知られているAM C-QUAMステレオ局についてのチェックが行われても良い。もしマッチがあれば、87.7〜107.9MHzのFM周波数レンジの信頼レベルは50%に増やされても良く、87.5〜108MHzのFM周波数レンジの信頼レベルは50%に減らされても良く、10kHzの周波数ステップを持った530kHz〜1602kHzのAM周波数レンジの信頼レベルは50%に設定されても良い。もし許容可能な信号品質の5つの局がステップ906で見つからなければ、信頼レベルは同じに保たれ、ユーザはチューナー地域を手動で選択することを許容される(ステップ908)。
本発明の方法は、無線システム上で利用可能なチューナーの数に基づいて異なる構成で実装されても良い。図10は、いくつかの可能な構成を、各構成オプションに伴うメリットと共に描いている。
デュアルチューナー無線上では、バンドスキャンはシングルチューナー構成上よりもはるかに速く行われ得る。この理由は、デュアルチューナー無線上では、メインチューナーが低周波数端からバンドスキャンを始めて周波数レンジを上がっていくように働いても良いと共に、サブチューナーが高周波数端からバンドスキャンプロセスを始めてレンジを下がっていくように働いても良く、これによりバンドスキャン全体を半分の時間で完了するからである。逆に、シングルチューナー構成は、メインチューナーを使って全レンジをスキャンしなければならない。デュアルチューナーシステムを持つことの別の利点は、バンドスキャン中に、メインチューナーによってチューンされている現在聞かれている周波数の音声がミュートされないままでいることができることである。シングルチューナー構成の場合には、対照的に、メインチューナーがバンドスキャンを行うので、バンドスキャンを進めるために音声はミュートされ得る。
認識アルゴリズムは、地域識別特性が存在するかどうかを決定するためと、新たに確定されたチューナー地域を受け入れるかまたは元の工場で施されたチューナー地域設定に留まるかのオプションをエンドユーザに与えるために、バンドスキャン中に収集された情報を利用しても良い。オプションは、カーラジオが現在配置されているチューナー地域をそれでもって無線が決定したところの信頼レベルで強調されたチョイスとしてユーザに提示されても良い。
図11a−11cは、Peachtree City, GeorgiaのPanasonic Software Design Centerで取られたバンドスキャンについての、電界強度対周波数のプロットであり、そこではx−軸が周波数を表し、y−軸がdBマイクロボルトでの電界強度を表す。特に、図11aは100kHzの周波数ステップを持った87.5〜108MHzのレンジでのFMバンドスキャンに対応し、図11bは100kHzの周波数ステップを持った76〜90MHzのレンジでのFMバンドスキャンに対応し、図11cは530〜1602kHzのレンジでのAMバンドスキャンに対応する。
図11a−11bでは、奇数周波数において強い信号があることを見ることができ、これは無線がアメリカまたはEU/RoWチューナー地域にあることを示唆し得る。しかしながら、二次通過スキャン中に、周波数104.1MHz(PS名:KISS FMで)と105.3MHz(PS名:BUZZで)の上でRBDS同期が検出され、それは無線がアメリカチューナー地域にいることの信頼レベルを100%に上げる。
図11cのAMバンドスキャン中に、強い信号を有する周波数が10kHzと5kHzの倍数であることが決定される。近傍には利用可能なAM C-QUAM局がないので、アルゴリズムは5kHzの周波数ステップで周波数レンジを530〜1602kHzに設定して、捕捉できるリスニング局を最大化する。
無線を適切なチューナー地域のために構成することに加えて、特定のチューナー地域の慣行に適合するように無線のユーザインターフェースコントロールを再構成することも望ましくても良い。図12は、ノブまたはダイヤル1204、プッシュボタンのセット1206、および発話されたコマンドを受けるためのマイク(図示せず)の形のユーザコントロールを有するユーザインターフェース1202を含んだカーラジオ1200を描いている。ノブ1204、プッシュボタンのセット1206、および発話されたコマンドに関連付けられた望ましい機能は、ラジオ1200が配置されているチューナー地域に依存しても良い。ラジオ1200のメモリ1212内に格納されているのは、ユーザインターフェース1202上のコントロールの各々の機能を定義する状態テーブルマトリクスであっても良い。ラジオ1200はチューナー1214を含んでいても良い。
状態テーブルマトリクスは、埋め込まれたシステムの現行状態に基づく入力トリガー(例えば、ユーザコントロール)の結果として起こるエンドイベントまたは機能へのマッピングを提供しても良い。状態マトリクスの空白例が図13に示されている。左の垂直欄にリストされているのが、様々なユーザコントロールである。一番上に跨る水平欄にリストされているのが、ユーザコントロールに対応し得る様々な機能である。
プッシュボタンの押下げのような共通の入力トリガーについて異なる望ましいエンド動作があっても良いので、地域毎に異なる状態テーブルマトリクスが要求されても良い。例えば、アメリカチューナー地域は、Program Service Nameのサポートを要求する無線放送データシステム(RBDS)をサポートする。よって、アメリカチューナー地域についてのチューンおよびシーク動作は、ヨーロッパチューナー地域についてのチューンおよびシーク動作とは異なっていても良い。詳しくは、Seek reverseプッシュボタン1208とSeek forwardブッシュボタン1210の動作または機能は、アメリカとヨーロッパチューナー地域の間で異なっていても良い。
ヨーロッパチューナー地域は無線データシステム(RDS)をサポートし、よってチューンおよびシーク動作はMemory SeekとStation List Tuneを含んでいても良い。基本的な動作の違いがチューナー地域に渡った異なる基礎となるデータシステムによるものであり得る一方で、ユーザインターフェース上の或るユーザコントロールがOEM顧客によって定義された異なる動作をトリガーすることができる時には、別の動作の違いが生じることができる。
無線を構成することの本発明の方法1400の一実施形態が図14に描かれている。最初のステップ1402では、FM無線周波数またはAM無線周波数の第一のレンジがスキャンされる。例えば、一実施形態では、87.5〜108.0MHzのFM無線周波数がスキャンされる。ステップ1404では、第一のレンジ中の複数の無線周波数の各々について、第一の信号品質メトリックが測定される。例として、品質スケールの形の信号品質メトリックが各周波数について公式化されても良く、そこでは品質スケールは電界強度、マルチパスおよび超音波ノイズのパラメータに依存している。次にステップ1406では、FM無線周波数とAM無線周波数の他方の選択された第二のレンジがスキャンされる。つまり、FM無線周波数は既にスキャンされているので、AM周波数が次にスキャンされることができる。ステップ1408では、第二のレンジ中の複数の無線周波数の各々について、第二の信号品質メトリックが測定される。特定の例では、品質スケールの形の信号品質メトリックが各周波数について公式化されても良く、そこでは品質スケールは電界強度、マルチパスおよび同一チャネル干渉ノイズのパラメータに依存している。
ステップ1410では、作動FM周波数のセットと作動AM周波数のセットがチューナーのために選択される。作動FM周波数のセットと作動AM周波数のセットは、世界の特定の地域における無線周波数慣行に対応している。作動FMおよびAM周波数の選択は測定の各々に依存している。例えば、87.7〜107.9MHzのレンジの周波数を含んだ作動FM周波数のセットと、530〜1710kHzのレンジの周波数を含んだ作動AM周波数のセットがチューナーのために選択されても良い。作動周波数のセットは無線が現在配置されているチューナー地域の慣行に最も対応していそうなセットであると無線が決定するという意味で、作動周波数のセットは「選択」されても良い。つまり、これらの特定の選択された作動周波数のセットは、アメリカチューナー地域での無線周波数慣行に対応する。選択されたFM周波数のセットと選択されたAM周波数のセットは一貫性のために同じチューナー地域に対応しても良いので、両周波数のセットの選択はFM帯とAM帯の両方でなされた測定に依存していても良い。信号品質測定は、世界の特定のチューナー地域の識別特性特色に対応していても良く、FMおよびAM周波数のセットは、特定のチューナー地域に対応して選択されても良い。
最後のステップ1412では、無線と関連付けられた対応するユーザインターフェースコントロールについて少なくとも一つの機能が定義される。機能の定義は、選択された作動周波数のセットおよび/または対応する無線周波数慣行に依存している。例えば、図12と13を参照して上述されたように、Seekプッシュボタン1208、1210の機能の定義は、無線のプロセッサが現在利用している特定の状態テーブルマトリクスに依存していても良い。選択された多数の状態テーブルマトリクスのどれが現在使用中となるかは、選択されている作動AMおよびFM周波数のセットおよび/または選ばれた状態テーブルマトリクスと選択された作動周波数のセットに対応する無線周波数慣行に依存しても良い。
本発明は、主に自動車のような車輌に設置された無線に適用するものとしてここに記載された。しかし、発明は無線のあらゆる他のタイプまたは設置にも適用されることが理解されるべきである。
この発明は例示的なデザインを有するものとして記載されたが、本発明はこの開示の精神と範囲内で更に変形されても良い。この出願は従って、その一般的原理を使った発明のあらゆる変形、使用または適応をカバーすることが意図されている。更に、この出願は、この発明が関係する技術分野における周知または慣例的慣行内に入るような本開示からの逸脱をカバーすることが意図されている。

Claims (20)

  1. 無線周波数の少なくとも一つのレンジをスキャンすることと、
    複数の周波数の各々について信号品質メトリックを測定することと、
    測定するステップに依存して、チューナーのための作動周波数のセットを選択することと、
    を含むチューナーを構成する方法。
  2. 無線周波数の少なくとも一つのレンジは、FM無線周波数のレンジとAM無線周波数のレンジを含む、請求項1の方法。
  3. 信号品質メトリックは、電界強度、マルチパスレベル、超音波ノイズ、および同一チャネル干渉の少なくとも一つに依存している、請求項1の方法。
  4. 作動周波数のセットは、世界の特定の地域での無線周波数慣行に対応する、請求項1の方法。
  5. 選択するステップが、世界のどの特定の地域にチューナーが最も配置されそうかを決定することを含み、選択された作動周波数のセットは、チューナーが最も配置されそうな世界の特定の領域に対応している、請求項4の方法。
  6. 選択するステップが、
    世界のどの特定の地域にチューナーが最も配置されそうかをユーザに通知することと、
    ユーザが作動周波数の他のセットを選択することを可能とし、それによりチューナーが最も配置されそうな世界の特定の領域に対応して選択された作動周波数のセットをオーバーライドすることと、
    を含む請求項5の方法。
  7. FM無線周波数のレンジとAM無線周波数のレンジの一つがスキャンされ、スキャンされた周波数について信号品質メトリックが測定され、測定された信号品質メトリックに依ってFM無線周波数とAM無線周波数の他の一つの中の周波数のレンジが選択される、請求項1の方法。
  8. 選択するステップは、そこからチューナーが許容可能な品質の信号を受け取り得るところの放送局の数を最大化するように作動周波数のセットを選択することを含む、請求項1の方法。
  9. 測定するステップの後で選択するステップの前に、閾値を超える測定された信号品質メトリックを有する周波数の各々においてRDS/RBDS同期チェックを実行することを更に含み、選択するステップは実行するステップに依存している、請求項1の方法。
  10. FM無線周波数とAM無線周波数の一つの第一のレンジをスキャンすることと、
    第一のレンジ中の複数の無線周波数の各々について第一の信号品質メトリックを測定することと、
    FM無線周波数とAM無線周波数の他の一つの選択された第二のレンジをスキャンすることと、
    第二のレンジ中の複数の無線周波数の各々について第二の信号品質メトリックを測定することと、
    測定するステップの各々に依存して、チューナーのための作動FM周波数のセットと、チューナーのための作動AM周波数のセットを選択し、作動FM周波数のセットと作動AM周波数のセットは世界の特定の地域の無線周波数慣行に対応していることと、
    を含むチューナーを構成する方法。
  11. FM無線周波数については信号品質メトリックは、電界強度、マルチパスレベル、および超音波ノイズの少なくとも一つに依存しており、AM無線周波数については信号品質メトリックは、電界強度、マルチパスレベル、および同一チャネル干渉の少なくとも一つに依存している、請求項10の方法。
  12. 選択するステップが、世界のどの特定の地域にチューナーが最も配置されそうかを決定することを含み、選択された作動周波数のセットは、チューナーが最も配置されそうな世界の特定の領域に対応している、請求項10の方法。
  13. 選択するステップが、
    世界のどの特定の地域にチューナーが最も配置されそうかをユーザに通知することと、
    ユーザがAMおよびFM作動周波数の他のセットを選択することを可能とし、それによりチューナーが最も配置されそうな世界の特定の領域に対応して選択された作動周波数のセットをオーバーライドすることと、
    を含む請求項12の方法。
  14. 選択するステップは、そこからチューナーが許容可能な品質の信号を受け取り得るところの放送局の数を最大化するように作動周波数のセットを選択することを含む、請求項10の方法。
  15. 測定するステップの少なくとも一つの後で選択するステップの前に、閾値を超える測定された信号品質メトリックを有する周波数の各々においてRDS/RBDS同期チェックを実行することを更に含み、選択するステップは実行するステップに依存している、請求項10の方法。
  16. 無線周波数の少なくとも一つのレンジをスキャンすることと、
    複数の周波数の各々について信号品質メトリックを測定することと、
    測定するステップに依存して、無線のチューナーのための作動周波数のセットを選択し、作動周波数のセットは世界の特定の地域の無線周波数慣行に対応していることと、
    選択された作動周波数のセットと対応する無線周波数慣行の少なくとも一つに依存して、無線と関連した対応するユーザインターフェースコントロールのための少なくとも一つの機能を定義することと、
    を含む無線を構成する方法。
  17. ユーザインターフェースコントロールは、プッシュボタン、ノブ、およびユーザによって発話されたコマンドの一つを含む、請求項16の方法。
  18. 定義するステップが、選択された作動周波数のセットに対応する状態マトリクステーブルを無線のメモリ中に搭載することを含む、請求項16の方法。
  19. 選択するステップは、そこからチューナーが許容可能な品質の信号を受け取り得るところの放送局の数を最大化するように作動周波数のセットを選択することを含む、請求項16の方法。
  20. 測定するステップの後で選択するステップの前に、閾値を超える測定された信号品質メトリックを有する周波数の各々においてRDS/RBDS同期チェックを実行することを更に含み、選択するステップと定義するステップは実行するステップに依存している、請求項16の方法。
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