JP2011503916A - 通信装置、通信方法、及び集積回路 - Google Patents

通信装置、通信方法、及び集積回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2011503916A
JP2011503916A JP2010519035A JP2010519035A JP2011503916A JP 2011503916 A JP2011503916 A JP 2011503916A JP 2010519035 A JP2010519035 A JP 2010519035A JP 2010519035 A JP2010519035 A JP 2010519035A JP 2011503916 A JP2011503916 A JP 2011503916A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
transmission
priority
time
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010519035A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5449155B2 (ja
Inventor
謙輔 吉澤
陽平 小出
俊介 永安
嘉夫 浦部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2010519035A priority Critical patent/JP5449155B2/ja
Publication of JP2011503916A publication Critical patent/JP2011503916A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5449155B2 publication Critical patent/JP5449155B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W74/00Wireless channel access
    • H04W74/08Non-scheduled access, e.g. ALOHA
    • H04W74/0808Non-scheduled access, e.g. ALOHA using carrier sensing, e.g. carrier sense multiple access [CSMA]
    • H04W74/0816Non-scheduled access, e.g. ALOHA using carrier sensing, e.g. carrier sense multiple access [CSMA] with collision avoidance
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L12/40143Bus networks involving priority mechanisms
    • H04L12/40163Bus networks involving priority mechanisms by assigning priority to messages according to a message field
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L12/407Bus networks with decentralised control
    • H04L12/413Bus networks with decentralised control with random access, e.g. carrier-sense multiple-access with collision detection [CSMA-CD]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

【課題】送信しようとするデータに応じた遅延の制限を満たしつつ、効率的な伝送を行うことができる通信装置を提供する。
【解決手段】本通信装置は、優先度の異なる複数のデータを伝送可能な伝送路に接続される。当該通信装置は、伝送路上のデータの優先度情報を取得する取得部と、所定の優先度を有する送信データを送信する際に、前記優先度情報に基づいて、前記送信データの所定の送信基準時刻から送信終了時刻までの時間を制御する送信制御部と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、通信帯域を共有する複数の通信装置間で通信を行う通信方法、通信システム、及びそのための通信装置に関する。
電力線通信、無線LAN(Local Area Network)等、通信帯域を共有する複数の通信装置間で通信を行う通信システムにおいては、複数の通信装置が1つの伝送路を使用して通信を行うので、複数の通信装置からのアクセスの競合を回避する必要がある。
その1つの方法が、CSMA(Carrier Sense Multiple Acess)方式である。この方式は、各通信装置が伝送路の使用状況を監視し、他の通信装置が伝送路を使用していないとき(伝送路がアイドリング状態のとき)に伝送を行うものであり、他の通信装置が伝送路を使用していないことを検出した時、ランダムな待ち時間(バックオフ時間)経過後に伝送を開始する。
図10に、CSMA方式によりデータを送信する場合のタイミングの一例を示す。時刻T1で通信装置AがパケットPA1を送信すると、同じ伝送路(ネットワーク)に接続された通信装置Bは、キャリア検出時間Ct後の時刻T2でパケットPA1を検出し、伝送路が使用されていることを検出する。通信装置Bが伝送路を介して送信しようとしている場合、通信装置Bは、通信装置AからのパケットPA1が終了するのを待つ。
時刻T3で通信装置AのパケットPA1の送信終了を検出すると、通信装置Bは、単位バックオフ時間(スロット時間)Stのランダム数倍の時間(ランダムバックオフ時間)だけ待機する。具体的には、スロット時間St経過毎にカウントし、カウント値がその時の発生したランダム値に達したとき、パケットPB1を送信する。図10の例は、ランダム値が8の場合であり、St×8だけ待機した時刻T4に、パケットPB1を送信している。なお、スロット時間Stは、キャリア検出時間Ct以上の値に設定されるので、発生したランダム値が小さい他の通信装置が送信を開始した場合、スロットのカウント前に確実に他の通信装置の送信開始を検出することができる。
図10の例では、ランダム値8をカウントするまで、キャリア検出がされないので、通信装置BがパケットPB1を送信できているが、8より小さいランダム値を発生した他の通信装置が存在する場合、時刻T4になる前にキャリア検出がされ、カウントが停止され、その他の通信装置のパケットが終了するのを待つ。ランダム値の発生方法は、一定である必要はなく、優先度に応じて発生するランダム値の最大値を変化させてもよい。例えば、再送時に最大値を増加させたり(再送成功時には元の最大値に復帰)、待機中に他の通信装置のキャリアを検出してカウントを停止した場合に、最大値を減少(送信成功時には元の最大値に復帰)したりすると、1つの通信装置がいつまでも通信できない状態が続くのを避けることができる。なお、時刻T3で通信装置AのパケットPA1の送信終了時点は、キャリアが検出されなくなってから、IEEE802.11規格で定義されるIFS(Inter Frame Space (フレーム間スペース))経過時点としている。
このように、CSMA方式を採用すると、同一の伝送路を介して複数の通信装置が送信しようとしても、ランダムな待ち時間であるランダムバックオフ時間経過後に、送信開始可能としているので、衝突の発生を減少させることができる。以下、ランダムバックオフ時間を、「バックオフ時間」、「バックオフ期間」、又は「BO]と記述する場合もある。
一方、電力線通信、無線LAN(Local Area Network)等、通信帯域を共有する複数の通信装置間で通信を行う通信システムにおいては、伝送路に多種多様なデータが混在しても、QoS(Quality of Service)を確保することが求められる。特に、伝送されるデータが周期的でかつ遅延条件の制限があるようなデータ、例えば、VoIP(Voice on Internet Protocol)、映像のストリーム転送等、である場合、通信帯域に変動があるとデータの途切れが生じるので、十分な通信帯域を確保しつつ伝送することが求められる。
しかし、CSMA方式は、基本的にランダムバックオフ時間の経過後にアクセスする方式であるので、アクセス台数(ネットワーク接続させた通信装置の数)が増加するとアクセスできる確率が低くなり、遅延条件の制限があるようなデータの最大遅延量を確保することが難しくなる。
QoSを確保するための優先制御技術としては、例えば、特許文献1(米国特許第7095754号明細書)に記載された無線LAN技術(IEEE802.11e)がある。この文献に記載された技術は、フレーム間に、バックオフ時間とは別に固定待ち時間であるギャップ時間(以下、単に「gap」と記述する場合もある。)を挿入するものである。このギャップ時間は、送信しようとするデータの優先度に応じて、異なる(優先度が高い場合は短く、優先度が低い場合は長い。)ので、高優先度のデータを確実に優先して送信することができる。
図11に、データの優先度に応じて異なる長さのギャップ時間を付加して送信する場合のタイミングの一例を示す。図11の例では、送信しようとするデータの優先度が、「最優先」、「優先」、「非優先」の3段階であり、優先度が「最優先」の場合ギャップ時間がゼロである。優先度が「優先」と「非優先」の場合、ギャップ時間が設定されるが、優先度が「優先」の場合のギャップ時間より、優先度が「非優先」の場合のギャップ時間が長く設定される。
図11(a)の例では、端末1と端末2が「最優先」のデータを送信しようとしており、端末3が「優先」のデータを送信しようとしており、端末4と端末5が「非優先」のデータを送信しようとしている。図11(a)の時刻t1で、伝送路のアイドリング状態を検知すると、端末1と端末2はバックオフ時間の計時を開始し、端末3、端末4、端末5は、ギャップ時間の計時を開始する。ここでは、端末1のバックオフ時間が先に経過するので、端末1がデータの送信を開始する。端末2のバックオフ時間が経過した時点、端末3〜5のギャップ時間が経過した時点で、伝送路は既にアイドリング状態でなくなっているので、端末2はデータの送信を行わず、端末3〜5はバックオフ時間の計時を行わない。なお、この図、及び以降のタイミングを説明する図において、破線で囲まれた計時やデータ送信のブロックは、実際には行われない動作を示す。なお、アイドリング状態とは、伝送路上にデータが流れていない状態のことである。
端末1のデータ送信が終了してからIFS経過後の時刻t2に、送信すべきデータを保持している端末2〜5は、時刻t1と同様、バックオフ時間又はギャップ時間の計時を開始する。ここでは、端末2のバックオフ時間が先に経過するので、端末2がデータの送信を開始する。端末3〜5のギャップ時間が経過した時点で、伝送路は既にアイドルでなくなっているので、端末3〜5はバックオフ時間の計時を行わない。
端末2のデータ送信が終了してからIFS経過後の時刻t3に、送信すべきデータを保持している端末3〜5は、時刻t1と同様、ギャップ時間の計時、次いでバックオフ時間の計時を開始する。ここでは、端末3のギャップ時間、及びバックオフ時間が先に経過するので、端末3がデータの送信を開始する。端末4、5のギャップ時間及びバックオフ時間が経過した時点で、伝送路は既にアイドリング状態でなくなっているので、端末4、5はデータの送信を行わない。
端末3のデータ送信が終了してからIFS経過後の時刻t4に、送信すべきデータを保持している端末4、5は、時刻t1と同様、ギャップ時間の計時、次いでバックオフ時間の計時を開始する。ここでは、端末4のギャップ時間、及びバックオフ時間が先に経過するので、端末4がデータの送信を開始する。端末5のギャップ時間及びバックオフ時間が経過した時点で、伝送路は既にアイドルでなくなっているので、端末5はデータの送信を行わない。
このように、送信しようとするデータの優先度に応じて、ギャップ時間の長さを変化させることにより、複数の端末がデータを送信しようとしている場合、優先度の高いデータが先に送信される。
図11(b)の例では、端末4と端末5が「非優先」のデータを送信しようとしている。図11(b)の時刻t11で、伝送路のアイドリング状態を検知すると、端末4、5は、ギャップ時間の計時、次いでバックオフ時間の計時を開始する。端末4、5が送信しようとするデータは、どちらも優先度が「非優先」であるので、同じ長さのギャップ時間を計時し、次いで、バックオフ時間の計時を行う。ここでは、端末4のバックオフ時間が先に経過するので、端末4がデータの送信を開始する。端末5のギャップ時間及びバックオフ時間が経過した時点で、伝送路は既にアイドリング状態でなくなっているので、端末5はデータの送信を行わない。
端末4のデータ送信が終了してからIFS経過後の時刻t12に、送信すべきデータを保持している端末4、5は、時刻t11と同様、ギャップ時間の計時、次いでバックオフ時間の計時を開始する。ここでは、端末5のギャップ時間、及びバックオフ時間が先に経過するので、端末5がデータの送信を開始する。端末5のギャップ時間及びバックオフ時間が経過した時点で、伝送路は既にアイドリング状態でなくなっているので、端末5はデータの送信を行わない。
端末5のデータ送信が終了してからIFS経過後の時刻t13に、送信すべきデータを保持している端末4は、時刻t11と同様、ギャップ時間の計時、次いでバックオフ時間の計時を開始する。そして、端末4のギャップ時間、及びバックオフ時間が経過した時点で、端末4がデータの送信を開始する。
このように、同じ優先度のデータ送信が競合する場合は、バックオフ時間のランダム値に応じて、いずれかの端末からデータの送信が行われる。
以上のように、フレーム間に、バックオフ時間とは別に固定待ち時間であるギャップ時間を挿入し、送信すべきデータに応じて、ギャップ時間の長さを変化させることにより、優先度の異なるデータが混在する環境(例えば、図11(a)参照)では、優先度の高いデータが優先して送信される。しかし、優先度が高くないデータのみが存在する環境(例えば、図11(b)参照)では、全てデータ送信の前にギャップ時間が挿入されるため、ギャップ時間が無駄な時間となり、伝送効率が低下する。
また、ギャップ時間を挿入して、優先度の高いデータを優先して送信するようにした場合でも、送信データのデータ長(フレーム長)によっては、要求遅延時間(遅延条件の制限値)を満たさない場合がある。フレーム長の影響について、図12を用いて説明する。
図12の例では、端末1と端末2が「最優先」のデータを送信しようとしており、端末5が「非優先」のデータを送信しようとしている。図12の時刻t1で、伝送路のアイドリング状態を検知すると、送信すべきデータを保持している端末5は、ギャップ時間及びバックオフ時間の計時を開始し、バックオフ時間の経過時点である時刻t2に、データの送信を開始する。
その後、時刻t3で端末2に送信すべきデータが発生し、時刻t4で端末1に送信すべきデータが発生しても、伝送路は端末5からのデータが送信中であるので、バックオフ時間の計時は開始されない。時刻t5で端末5からのデータの送信が終了し、IFS経過後の時刻t6に、送信すべきデータを保持している端末1と端末2はバックオフ時間の計時を開始し、端末5はギャップ時間の計時を開始する。ここでは、端末1のバックオフ時間が先に経過するので、端末1がデータの送信を開始する。端末2のバックオフ時間が経過した時点、端末5のギャップ時間が経過した時点で、伝送路は既にアイドルでなくなっているので、端末2はデータの送信を行わず、端末5はバックオフ時間の計時を行わない。
時刻t7で端末1からのデータの送信が終了し、IFS経過後の時刻t8に、送信すべきデータを保持している端末2はバックオフ時間の計時を開始し、端末5はギャップ時間の計時を開始する。ここでは、端末2のバックオフ時間が先に経過するので、端末2がデータの送信を開始する。端末5のギャップ時間が経過した時点で、伝送路は既にアイドルでなくなっているので、端末5はバックオフ時間の計時を行わない。
以上のように、優先度の低いデータの伝送中でも、伝送終了後には優先度の高いデータの送信が開始される。しかし、送信データのデータ長に制限を加えないと、優先度の高いデータの要求遅延時間が満たされない場合がある。図12の例では、端末5からのデータのデータ長(実線の両矢印線で示している。)が長いため、端末1からのデータ送信及び端末2からのデータ送信が、優先度が「最優先」のデータの要求遅延時間(一点鎖線の両矢印線に示している。)を満たしていない。すなわち、端末1におけるデータ遅延時間(送信データ発生時刻t4からデータの送信終了時刻t7までの時間を破線で示してある。)、及び端末2におけるデータ遅延時間(送信データ発生時刻t3からデータの送信終了時刻t9までの時間を破線で示してある。)は、要求遅延時間より長くなっている。
また、同一優先度のデータ同士の衝突は確率的に避けられず、衝突が発生した場合は、データ遅延時間が増加することになるので、要求遅延時間内での送信回数を増やして、衝突が生じても要求遅延時間を超えないようにする必要がある。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、送信しようとするデータに応じた遅延の制限を満たしつつ、効率的な伝送を行なうことができる通信装置、通信方法、及び集積回路を提供することを目的とする。
本発明の第1の通信装置は、優先度の異なる複数のデータを伝送可能な伝送路に接続可能な通信装置であって、前記伝送路を伝送するデータの優先度情報を取得する取得部と、所定の優先度を有する送信データを送信する際に、前記優先度情報に基づいて、前記送信データの所定の送信基準時刻から送信終了時刻までの時間を制御する送信制御部と、を備える。
第1の通信装置によれば、伝送路を伝送するデータの優先度を取得し、当該優先度に対応する優先度情報に基づいて、送信データの送信基準時刻から送信終了時刻までの時間を制御するので、送信しようとするデータの遅延条件を満たしつつ、伝送効率の良いデータ送信を行うことが可能になる。なお、ここでの「伝送中のデータ」は、ある時点で伝送路を伝送中のデータを示すだけでなく、所定期間内にその伝送路を伝送したデータも含む。所定期間は、優先度情報を取得するタイミング等によって、適宜決定する。
本発明の第2の通信装置は、送信制御部が、伝送路がアイドリング状態となってから、送信基準時刻から所定の待ち時間経過後にデータの送信を行い、送信制御部が、伝送路上を伝送するデータの優先度情報に基づいて、所定の待ち時間を制御する。
第2の通信装置によれば、送信制御部が、伝送路上を伝送するデータの優先度情報に基づいて、所定の待ち時間を制御するので、送信基準時刻からデータ送信までの時間を、データ送信毎に最適な値に設定することで無駄な待ち時間を減少させることが可能になる。したがって、送信しようとするデータの遅延条件を満たしつつ、伝送効率の良いデータ送信を行うことが可能になる。
本発明の第3の通信装置は、更に、所定の長さを有し、前記データを格納する通信フレームを生成する通信フレーム生成部を備え、送信制御部が、伝送路上を伝送するデータの優先度情報に基づいて、通信フレームの長さを制御する。
第3の通信装置によれば、送信制御部が、伝送路上を伝送するデータの優先度情報に基づいて、通信フレームの長さを制御するので、送信しようとするデータの遅延条件を満たしつつ、伝送効率の良いデータ送信を行うことが可能になる。特に、音声データやストリーミングデータなどの伝送のように、QoS(Quality of Service)が要求されるデータ伝送において好適である。
本発明の第4の通信装置は、送信制御部が、送信データの優先度に基づいて、所定の待ち時間を制御する。
第4の通信装置によれば、送信制御部が、送信データの優先度に基づいて、所定の待ち時間を制御するので、送信しようとするデータの遅延条件を満たしつつ、伝送効率の良いデータ送信を行うことが可能になる。
本発明の第5の通信装置は、送信制御部が、送信データの優先度に基づいて、通信フレームの長さを制御する。
第5の通信装置によれば、送信制御部が、送信データの優先度に基づいて、通信フレームの長さを制御するので、送信しようとするデータの遅延条件を満たしつつ、伝送効率の良いデータ送信を行うことが可能になる。特に、音声データやストリーミングデータなどの伝送のように、QoS(Quality of Service)が要求されるデータ伝送において好適である。
本発明の第6の通信装置は、所定の待ち時間が、送信毎にランダムに定められるランダム待ち時間と、伝送路を伝送するデータの優先度情報及び送信するデータの優先度に応じて一定値に定められる固定待ち時間と、を含んでおり、送信制御部が、前記優先度情報及び所定の優先度の少なくとも一方に応じて前記固定待ち時間を制御する。
第6の通信装置によれば、送信制御部が、伝送路上を伝送するデータの優先度情報または送信するデータの優先度に基づいて、固定待ち時間を制御するので、固定待ち時間をデータ送信毎に最適な値に設定することで無駄な待ち時間を減少させることが可能になる。したがって、送信しようとするデータの遅延条件を満たしつつ、伝送効率の良いデータ送信を行うことが可能になる。
本発明の第7の通信装置は、送信制御部が、伝送路上を伝送するデータの優先度情報が示す優先度が前記送信すべきデータの前記所定の優先度より低い場合、固定待ち時間をゼロに設定する。
第7の通信装置によれば、伝送路上を伝送するデータの優先度が示す優先度が送信すべきデータの優先度が示す優先度より低い場合に固定待ち時間をゼロに設定するので、優先度の高いデータを効率的に伝送することが可能になる。特に、音声データやストリーミングデータなどの伝送のように、QoS(Quality of Service)が要求されるデータ伝送において好適である。
本発明の第8の通信装置は、送信制御部が、優先度が最優先でない送信データを送信する場合の所定の待ち時間を、優先度が最優先の送信データを送信する場合のランダム待ち時間の最大値より大きい値に設定する。
第8の通信装置によれば、送信制御部が、優先度の低い送信データについて所定の待ち時間を大きく設定するので、優先度の高いデータを効率的に伝送することが可能になる。特に、音声データやストリーミングデータなどの伝送のように、QoS(Quality of Service)が要求されるデータ伝送において好適である。
本発明の第9の通信装置は、送信制御部が、伝送路上を伝送するデータの優先度情報が示す優先度が最優先である場合、通信フレームの長さを、優先度が最優先のデータが要求する遅延情報に基づいて制御する。
第9の通信装置によれば、送信制御部が、優先度が最優先のデータが要求する遅延情報に基づいて、送信する通信フレームの長さを制御するので、優先度が最優先のデータの送信を、早く開始することができ、当該データの遅延条件を満足させることが可能になる。特に、音声データやストリーミングデータなどの伝送のように、QoS(Quality of Service)が要求されるデータ伝送において好適である。
本発明の第10の通信装置は、伝送路として電力線を用いる。
本発明の第11の通信装置は、取得部が、伝送路に存在するデータのヘッダを解析することにより伝送路上を伝送するデータの優先度情報を取得する。
第11の通信装置によれば、伝送路を伝送中のデータの優先度を簡単に取得することができる。なお、データフレームのヘッダの解析の解析タイミングは任意であるが、定期的に、例えば、一定時間毎等に行う。データフレームのヘッダの解析は、伝送路に接続された全ての通信装置が行っても、特定の通信装置が行ってもよい。
本発明の第12の通信装置は、取得部が、伝送路に接続された他の通信装置から送信される制御情報を受信し、制御情報に含まれる伝送路上を伝送するデータの優先度情報を取得する。
第12の通信装置によれば、全ての通信装置が伝送路を伝送中のデータの優先度を取得するためのデータ処理を行う必要がないので、個別の通信装置の処理負担が軽減される。制御信号は、例えばビーコン信号である。また、伝送路を伝送中のデータの優先度を取得するためのデータ処理を行う通信装置は、例えば、親機である。
本発明の第1の通信方法は、優先度の異なる複数のデータを伝送可能な伝送路に接続可能な通信方法であって、前記伝送路を伝送するデータの優先度情報を取得し、所定の優先度を有する送信データを送信する際に、前記優先度情報に基づいて、前記送信データの所定の送信基準時刻から送信終了時刻までの時間を制御する。
第1の通信方法によれば、伝送路を伝送するデータの優先度を取得し、当該優先度に対応する優先度情報に基づいて、送信データの送信基準時刻から送信終了時刻までの時間を制御するので、送信しようとするデータの遅延条件を満たしつつ、伝送効率の良いデータ送信を行うことが可能になる。なお、ここでの「伝送中のデータ」は、ある時点で伝送路を伝送中のデータを示すだけでなく、所定期間内にその伝送路を伝送したデータも含む。所定期間は、優先度情報を取得するタイミング等によって、適宜決定する。
本発明の第2の通信方法は、伝送路がアイドリング状態となってから、送信基準時刻から所定の待ち時間経過後にデータの送信を行い、伝送路上を伝送するデータの優先度情報に基づいて、所定の待ち時間を制御する。
第2の通信方法によれば、伝送路上を伝送するデータの優先度情報に基づいて、所定の待ち時間を制御するので、送信基準時刻からデータ送信までの時間を、データ送信毎に最適な値に設定することで無駄な待ち時間を減少させることが可能になる。したがって、送信しようとするデータの遅延条件を満たしつつ、伝送効率の良いデータ送信を行うことが可能になる。
本発明の第3の通信方法は、更に、所定の長さを有し、前記データを格納する通信フレームを生成し、伝送路上を伝送するデータの優先度情報に基づいて、通信フレームの長さを制御する。
第3の通信方法によれば、伝送路上を伝送するデータの優先度情報に基づいて、通信フレームの長さを制御するので、送信しようとするデータの遅延条件を満たしつつ、伝送効率の良いデータ送信を行うことが可能になる。特に、音声データやストリーミングデータなどの伝送のように、QoS(Quality of Service)が要求されるデータ伝送において好適である。
本発明の第4の通信方法は、送信データの優先度に基づいて、所定の待ち時間を制御する。
第4の通信方法によれば、送信データの優先度に基づいて、所定の待ち時間を制御するので、送信しようとするデータの遅延条件を満たしつつ、伝送効率の良いデータ送信を行うことが可能になる。
本発明の第5の通信方法は、送信データの優先度に基づいて、通信フレームの長さを制御する。
第5の通信方法によれば、送信データの優先度に基づいて、通信フレームの長さを制御するので、送信しようとするデータの遅延条件を満たしつつ、伝送効率の良いデータ送信を行うことが可能になる。特に、音声データやストリーミングデータなどの伝送のように、QoS(Quality of Service)が要求されるデータ伝送において好適である。
本発明の第6の通信方法は、所定の待ち時間が、送信毎にランダムに定められるランダム待ち時間と、伝送路を伝送するデータの優先度情報及び送信するデータの優先度に応じて一定値に定められる固定待ち時間と、を含んでおり、前記優先度情報及び所定の優先度の少なくとも一方に応じて前記固定待ち時間を制御する。
第6の通信方法によれば、伝送路上を伝送するデータの優先度情報または送信するデータの優先度に基づいて、固定待ち時間を制御するので、固定待ち時間をデータ送信毎に最適な値に設定することで無駄な待ち時間を減少させることが可能になる。したがって、送信しようとするデータの遅延条件を満たしつつ、伝送効率の良いデータ送信を行うことが可能になる。
本発明の第7の通信方法は、伝送路上を伝送するデータの優先度情報が示す優先度が前記送信すべきデータの前記所定の優先度より低い場合、固定待ち時間をゼロに設定する。
第7の通信方法によれば、伝送路上を伝送するデータの優先度が示す優先度が送信すべきデータの優先度が示す優先度より低い場合に固定待ち時間をゼロに設定するので、優先度の高いデータを効率的に伝送することが可能になる。特に、音声データやストリーミングデータなどの伝送のように、QoS(Quality of Service)が要求されるデータ伝送において好適である。
本発明の第8の通信方法は、優先度が最優先でない送信データを送信する場合の所定の待ち時間を、優先度が最優先の送信データを送信する場合のランダム待ち時間の最大値より大きい値に設定する。
第8の通信方法によれば、優先度の低い送信データについて所定の待ち時間を大きく設定するので、優先度の高いデータを効率的に伝送することが可能になる。特に、音声データやストリーミングデータなどの伝送のように、QoS(Quality of Service)が要求されるデータ伝送において好適である。
本発明の第9の通信方法は、伝送路上を伝送するデータの優先度情報が示す優先度が最優先である場合、通信フレームの長さを、優先度が最優先のデータが要求する遅延情報に基づいて制御する。
第9の通信方法によれば、優先度が最優先のデータが要求する遅延情報に基づいて、送信する通信フレームの長さを制御するので、優先度が最優先のデータの送信を、早く開始することができ、当該データの遅延条件を満足させることが可能になる。特に、音声データやストリーミングデータなどの伝送のように、QoS(Quality of Service)が要求されるデータ伝送において好適である。
本発明の第10の通信方法は、伝送路として電力線を用いる。
本発明の第11の通信方法は、伝送路に存在するデータのヘッダを解析することにより伝送路上を伝送するデータの優先度情報を取得する。
第11の通信方法によれば、伝送路を伝送中のデータの優先度を簡単に取得することができる。なお、データフレームのヘッダの解析の解析タイミングは任意であるが、定期的に、例えば、一定時間毎等に行う。データフレームのヘッダの解析は、伝送路に接続された全ての通信装置が行っても、特定の通信装置が行ってもよい。
本発明の第12の通信方法は、伝送路に接続された他の通信装置から送信される制御情報を受信し、制御情報に含まれる伝送路上を伝送するデータの優先度情報を取得する。
第12の通信方法によれば、全ての通信装置が伝送路を伝送中のデータの優先度を取得するためのデータ処理を行う必要がないので、個別の通信装置の処理負担が軽減される。制御信号は、例えばビーコン信号である。また、伝送路を伝送中のデータの優先度を取得するためのデータ処理を行う通信装置は、例えば、親機である。
本発明の集積回路は、優先度の異なる複数のデータを伝送可能な伝送路に接続可能な通信装置に用いられる集積回路であって、前記伝送路を伝送するデータの優先度情報を取得する取得部と、所定の優先度を有する送信データを送信する際に、前記優先度情報に基づいて、前記送信データの所定の送信基準時刻から送信終了時刻までの時間を制御する送信制御部と、を備える。
本発明の集積回路によれば、伝送路を伝送するデータの優先度を取得し、当該優先度に対応する優先度情報に基づいて、送信データの送信基準時刻から送信終了時刻までの時間を制御するので、送信しようとするデータの遅延条件を満たしつつ、伝送効率の良いデータ送信を行うことが可能になる。なお、ここでの「伝送中のデータ」は、ある時点で伝送路を伝送中のデータを示すだけでなく、所定期間内にその伝送路を伝送したデータも含む。所定期間は、優先度情報を取得するタイミング等によって、適宜決定する。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、送信しようとするデータに応じた遅延の制限を満たしつつ、効率的な伝送を行なうことができる通信装置、通信方法、及び集積回路を提供することができる。
電力線通信システムの一例の概略構成を示す図 PLCモデムの外観を示す図 PLCモデムのハードウェアの一例を示すブロック図 PLCモデムにおけるデジタル信号処理の一例を説明する図 PLCモデムにおける送信タイミング、又は送信データのデータ長の制御を説明するための機能ブロック図 電力線通信システムにおけるデータフレームの構成の一例を示す図 電力線通信システムにおける取得したフレーム優先度情報の具体例を示す図 電力線通信システムにおけるギャップ時間制御に基づく送信タイミングの一例を示す図 電力線通信システムにおける通信データのデータ長制御に基づく送信タイミングの一例を示す図 CSMA方式によりデータを送信する場合のタイミングの一例を示す図 データの優先度に応じて異なる長さのギャップ時間を付加して送信する場合のタイミングの一例を示す図 通信データのデータ長の要求遅延時間に対する影響を説明する図
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。以下の説明では、電力線通信装置、及び電力線通信システムを例にしているが、無線LAN等の他の通信装置、通信システムであってもよい。
図1に示す電力線通信システムは、電力線900に接続された複数台のPLC(Power Line Communication)モデム100M、100T1、100T2、100T3、100T4を備える。図1には、5台のPLCモデムが示されているが、接続台数は任意である。PLCモデム100Mは、親機として機能するものであり、子機として機能する他のPLCモデム100T1、・・100T4の接続状態(リンク状態)の管理を行うものである。ただし、親機として機能するPLCモデムは、必須ではない。
なお、以降の説明において、親機及び特定の子機について言及する場合は、PLCモデム100M、100T1、100T2、100T3、100T4のように記述し、子機一般に言及する場合は、PLCモデム100Tと記述する。また、親機、子機の限定がないPLCモデムに言及する場合は、単に、PLCモデム100と記述する。
電力線900は、図1では1本の線で示されているが、実際には2本以上の導線であり、PLCモデム100は、その内の2本に接続されている。
PLCモデム100は、詳細は後述するように、RJ45等のLAN(Local Area Network)用モジュラージャックを有しており、モジュラージャックには、テレビ(TV)51、パーソナルコンピュータ(PC)52、IP電話53、レコーダ54、ブロードバンドルータ55が接続され、ブロードバンドルータ55はインターネットに接続されている。なお、電力線通信システムは、本発明の通信方法を実現する通信システムの一例であり、無線LAN等、他の通信システムであってもよい。
図2に示すPLCモデム100は、筐体101を有しており、筐体101の前面には、図2(a)(b)に示すようにLED(Light Emitting Diode)105A、105B、105Cからなる表示部105が設けられている。また、筐体101の背面には、図2(c)に示すように電源コネクタ102、及びRJ45等のLAN(Local Area Network)用モジュラージャック103、及び動作モード等の切換えのための切換えスイッチ104が設けられている。電源コネクタ102には、電源ケーブル(図2では図示せず)が接続され、モジュラージャック103には、LANケーブル(図2では図示せず)が接続される。なお、PLCモデム100には、更にDsub(D−subminiature)コネクタを設け、Dsubケーブルを接続するようにしてもよい。
PLCモデム100は、図3に示すように、回路モジュール200及びスイッチング電源300を有している。スイッチング電源300は、各種(例えば、+1.2V、+3.3V、+12V)の電圧を回路モジュール200に供給するものであり、例えば、スイッチングトランス、DC−DCコンバータ(いずれも図示せず)を含んで構成される。
回路モジュール200には、メインIC(Integrated Circuit)210、AFE・IC(Analog Front END・Integrated Circuit)220、イーサネット(登録商標)PHY・IC(Physic layer・Integrated Circuit)230、メモリ240、ローパスフィルタ(LPF)251、ドライバIC252、バンドパスフィルタ(BPF)260、及びカプラ270が設けられている。スイッチング電源300及びカプラ270は、電源コネクタ102に接続され、更に電源ケーブル600、電源プラグ400、コンセント500を介して電力線900に接続される。なお、メインIC210は電力線通信を行う制御回路として機能する。
メインIC210は、CPU(Central Processing Unit)211、PLC・MAC(Power Line Communication・Media Access Control layer)ブロック212、及びPLC・PHY(Power Line Communication・Physical layer)ブロック213で構成されている。CPU211は、32ビットのRISC(Reduced Instruction Set Computer)プロセッサを実装している。PLC・MACブロック212は、PLC送受信信号のMAC層(Media Access Control layer)を管理し、かつイーサネットの通信制御を行うMAC層も管理し、PLC・PHYブロック213は、送受信信号のPHY層(Physical layer)を管理する。AFE・IC220は、DA変換器(DAC;D/A Converter)221、AD変換器(ADC;A/D Converter)222、及び可変増幅器(VGA;Variable Gain Amplifier)223で構成されている。カプラ270は、コイルトランス271、及びカップリング用コンデンサ272a、272bで構成されている。なお、CPU211は、メモリ240に記憶されたデータを利用して、PLC・MACブロック212、及びPLC・PHYブロック213の動作を制御するとともに、PLCモデム100全体の制御も行う。
PLCモデム100による通信は、概略次のように行われる。モジュラージャック103から入力されたデータは、イーサネットPHY・IC230を介してメインIC210に送られ、デジタル信号処理を施すことによってデジタル送信信号が生成される。生成されたデジタル送信信号は、AFE・IC220のDA変換器(DAC)221によってアナログ信号に変換され、ローパスフィルタ251、ドライバIC252、カプラ270、電源コネクタ102、電源ケーブル600、電源プラグ400、コンセント500を介して電力線900に出力される。
電力線900から受信された信号は、カプラ270を経由してバンドパスフィルタ260に送られ、AFE・IC220の可変増幅器(VGA)223でゲイン調整がされた後、AD変換器(ADC)222でデジタル信号に変換される。そして、変換されたデジタル信号は、メインIC210に送られ、デジタル信号処理を施すことによって、デジタルデータに変換される。変換されたデジタルデータは、イーサネットPHY・IC230を介してモジュラージャック103から出力される。
メインIC210によって実現されるデジタル信号処理の一例を、説明する。PLCモデム100は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式等の複数のサブキャリアを用いたマルチキャリア通信を行うものであり、送信データをOFDM送信信号に変換するとともに、OFDM受信信号を受信データに変換するデジタル処理は、主としてPLC・PHYブロック213で行われる。
PLC・PHYブロック213では、ウェーブレット変換を利用するOFDM伝送のためのデジタル信号処理が実行される。図4に示すように、PLC・PHYブロック213は、変換制御部10、シンボルマッパ11、シリアル−パラレル変換器(S/P変換器)12、逆ウェーブレット変換器13、ウェーブレット変換器14、パラレル−シリアル変換器(P/S変換器)15、デマッパ16としての機能を有する。
シンボルマッパ11は、送信すべきビットデータをシンボルデータに変換し、各シンボルデータにしたがってシンボルマッピング(例えばPAM変調)を行うものである。S/P変換器12は、マッピングされた直列データを並列データに変換するものである。逆ウェーブレット変換器13は、並列データを逆ウェーブレット変換し、時間軸上のデータとするものであり、伝送シンボルを表すサンプル値系列を生成するものである。このデータは、AFE・IC220のDA変換器(DAC)221に送られる。
ウェーブレット変換器14は、AFE・IC220のAD変換器(ADC)222から得られる受信デジタルデータ(送信時と同一のサンプルレートでサンプルされたサンプル値系列)を周波数軸上へ離散ウェーブレット変換するものである。P/S変換器15は、周波数軸上の並列データを直列データに変換するものである。デマッパ16は、各サブキャリアの振幅値を計算し、受信信号の判定を行って受信データを求めるものである。
図1に示す電力線通信システムにおいても、データの伝送を行う場合の送信タイミングは、基本的にCSMA(Carrier Sense Multiple Acess)方式である。すなわち、各通信装置が伝送路の使用状況を監視し、他の通信装置が伝送路を使用していないとき(伝送路がアイドリング状態のとき)に伝送を行うものであり、他の通信装置が伝送路を使用していないことを検出した時、ランダムな待ち時間(バックオフ時間)経過後に伝送を開始する。従来のものと異なる点は、伝送路を伝送中のデータの優先度を示す伝送路上優先度情報を取得し、取得した伝送路上優先度情報と、送信すべきデータの優先度情報とに基づいて、待ち時間、又は送信すべきデータのデータ長を制御する点が異なる。また、アイドリング状態とは、伝送路にデータが存在せず、データの通信が可能な状態であり、具体的にはキャリアセンスがされない状態のことを指す。
待ち時間を制御する場合、送信タイミング毎にランダムに定められるランダム待ち時間(バックオフ時間)と、伝送路上優先度情報及び送信すべきデータの優先度情報に応じて一定値に定められる固定待ち時間(ギャップ時間)とを含んで待ち時間を構成し、伝送路上優先度情報及び送信すべきデータの優先度情報に応じて、固定待ち時間を変更する。例えば、伝送路上優先度情報が示す優先度が送信すべきデータの優先度が示す優先度より高くない場合、送信すべきデータの固定待ち時間をゼロに変更する。
送信すべきデータのデータ長を制御する場合、伝送路上優先度情報が示す優先度が最優先を示している場合、送信すべきデータのデータ長を、優先度が最優先のデータが要求する遅延情報に基づくデータ長にする。具体的には、優先度が最優先のデータを送信しようとしたときに、それより低優先度のデータが送信中の場合でも、通信終了後に遅延要求を満たした送信ができる程度のデータ長とする。
図5に、伝送路を伝送中のデータの優先度を示す伝送路上優先度情報に基づいて、送信タイミング、又は送信データのデータ長の制御を説明するための機能ブロック図を示す。PLCモデム100は、受信処理部21、受信制御部22、優先度情報格納部23、送信制御部24、送信処理部25、送信データがその優先度に応じて格納される最優先キュー26A、優先キュー26B、非優先キュー26Cを備える。
受信処理部21は、伝送路からの受信信号を処理して受信データを生成するもので、図3のドライバIC252、LPF251、AFE・IC220、メインICのPLC・PHYブロック11B等に対応する。受信制御部22は、受信データに基づいて伝送路を伝送中のデータの優先度を示す伝送路上優先度情報を生成するもので、図3のメインICのPLC・MACブロック212、CPU211、メモリ240等に対応する。伝送路上優先度情報の生成については後述する。優先度情報格納部23は、受信制御部22で生成した伝送路上優先度情報を格納するもので、メインICのPLC・PHYブロック213内の図示しない記憶装置又はメモリ240に対応する。
送信制御部24は、最優先キュー26A、優先キュー26B、非優先キュー26Cに格納されたデータの送信を制御するもので、図3のメインICのPLC・MACブロック212、CPU211、メモリ240等に対応する。具体的には、優先度情報格納部23から得た優先度情報と、各キューに格納された送信データのためのギャップ時間とデータ長(送信フレーム長)の少なくとも一方を制御し、更にバックオフによる送信タイミング制御を行う。送信制御の詳細については後述する。送信処理部25は、送信制御部24からの送信データに基づく送信信号を生成するもので、図3のメインICのPLC・PHYブロック213、AFE・IC220、バンドパスフィルタ260等に対応する。なお、最優先キュー26A、優先キュー26B、非優先キュー26Cはそれぞれ端末内に複数に分けて、例えば端末毎に分けて管理してもよく、同じ優先度のキューに対しては上記送信制御を同じパラメータで行うものとする。
次に、受信制御部22が行う伝送路上優先度情報の生成について説明する。伝送路上優先度情報は、伝送路に存在するデータフレームのヘッダを解析することによって生成する。具体的には、所定期間内に伝送路伝送されるデータフレームのヘッダ部に含まれるフレーム優先度情報を判別することによって行う。図6に、データフレームの構成の一例を示す。データフレームのヘッダ部は、全端末(PLCモデム100)が復調可能であるので、各端末が個別生成処理を行うことができる。このデータフレームを所定期間、例えば、8フレーム受信し、そのヘッダに含まれるフレーム優先度情報に基づき、伝送路上優先度情報を生成する。
図7に、取得した伝送路上優先度情報の具体例を示す。ここでは、フレーム優先度情報が、8レベル(0から7で、7が最優先)であるとする。取得されるフレーム優先度情報は、それぞれの優先レベルのデータフレームが受信された場合に「あり」、受信されない場合に「なし」とする。図7(a)は、優先レベル7と6と3のフレームが受信され、他の優先レベルのフレームが受信されていない場合の伝送路上優先度情報である。また、図7(b)は、優先レベル6と3のフレームが受信され、他の優先レベルのフレームが受信されていない場合の伝送路上優先度情報を示している。さらに、図7(c)は、優先レベル3のフレームのみが受信され、他の優先レベルのフレームが受信されていない場合の伝送路上優先度情報を示している。なお、図では省略しているがデータフレームに対する応答フレームや、ビーコン等の制御フレームに、これらのフレームを送信する端末が有するデータの優先度情報の最高優先度値、または全ての優先度値を記載して送信し、これらの情報をデータフレームと同じく取得し、反映させてもよい。
また、優先レベルは、データの種類に応じて決定される。例えば、VoIPデータ等の音声データやストリーミングデータ等の映像データは、QoSを確保する観点から、高めの優先レベル(上記の例で言うと、優先レベル7、6)が設定される。なお、各PLCモデム100に、予め優先レベルを固定的に設定することも可能である。
なお、受信制御部22による伝送路上優先度情報の生成は、全てのPLCモデムが行う必要はなく、例えば、図1の電力線通信システムにおける親PLCモデム100Mのみで行うようにしてもよい。その場合、親PLC100Mは、ビーコン等により、子PLCモデム100Tに送信する。そして、子PLCモデム100Tは、受信した伝送路上優先度情報を優先度情報格納部23に格納する。
それぞれのPLCモデム100が受信制御部22による伝送路上優先度情報の生成を行う場合、個別のタイミングで行ってもよいし、システムタイム等で合わせることにより、同期して行ってもよい。
図8に、本発明の実施の形態の電力線通信システムにおけるギャップ時間制御に基づく送信タイミングの一例を示す。図8(a)は、図7(a)の伝送路上優先度情報データを得た場合で、優先レベル7を「最優先」、優先レベル6を「優先」、優先レベル3を「非優先」とした場合の例である。図8(a)は、伝送路上優先度情報が「最優先」の優先度が含まれ、複数の優先度のデータが混在する場合のタイミングである。図8(a)の例では、端末1と端末2が「最優先」のデータを送信しようとしており、端末3が「優先」のデータを送信しようとしており、端末4と端末5が「非優先」のデータを送信しようとしている。図8(a)の時刻t1で、伝送路のアイドリング状態を検知すると、端末1と端末2はバックオフ時間の計時を開始し、端末3、端末4、端末5は、ギャップ時間の計時を開始する。ここでは、端末1のバックオフ時間が先に経過するので、端末1がデータの送信を開始する。端末2のバックオフ時間が経過した時点、端末3〜5のギャップ時間が経過した時点で、伝送路は既にアイドリング状態でなくなっているので、端末2はデータの送信を行わず、端末3〜5はバックオフ時間の計時を行わない。ここで、IFSは端末内部処理時間等を考慮した最小時間であるものと定め、以下の説明においても同様とし、さらにゼロと定めることも可能である。なお、以下の説明では、端末をPLCモデム100の意味で使用する場合もある。
図8(b)は、図7(b)の優先度情報データを得た場合で、優先レベル6を「優先」、優先レベル3を「非優先」とした場合の例であり、端末3が「優先」のデータを送信しようとしており、端末5が「非優先」のデータを送信しようとしている場合のタイミングである。この場合、伝送路上には「最優先」のデータは存在せず、伝送路上優先度が「優先」であって、端末3が送信しようとするデータの優先度より高くないので、端末3の送信データのギャップ時間をゼロとする。
図8(b)の時刻t21で、伝送路のアイドリング状態を検知すると、端末3は、バックオフ時間の計時を開始し、端末5は、ギャップ時間の計時、次いでバックオフ時間の計時を開始する。ここでは、端末3のバックオフ時間が先に経過するので、端末3がデータの送信を開始する。端末5のギャップ時間及びバックオフ時間が経過した時点で、伝送路は既にアイドルでなくなっているので、端末5はデータの送信を行わない。
なお、バックオフ時間の計時またはギャップ時間の計時を開始する時刻(例えば、図8における時刻t1、t2、・・・t34)を送信基準時間と定義する場合がある。また、送信データを送信し終える時刻を送信終了時刻と定義する場合もある。
端末3のデータ送信が終了してからIFS経過後の時刻t22に、時刻t21と同様、送信すべきデータを保持している端末3は、バックオフ時間の計時を開始し、端末5は、ギャップ時間の計時、次いでバックオフ時間の計時を開始する。ここでも、端末3のバックオフ時間が先に経過するので、端末5がデータの送信を開始する。端末5のギャップ時間及びバックオフ時間が経過した時点で、伝送路は既にアイドリング状態でなくなっているので、端末5はデータの送信を行わない。
端末3のデータ送信が終了してからIFS経過後の時刻t23には、送信すべきデータを保持している端末5のみが、データ送信のための待ち時間計時を行う。すなわち、ギャップ時間の計時、次いでバックオフ時間の計時を開始する。そして、端末5のギャップ時間及びバックオフ時間が経過した時点で、データ送信を行う。
このように、端末3からのデータ送信に際して、ギャップ時間をゼロとして送信タイミングを制御するので、無駄なギャップ時間が挿入されず、伝送効率の低下が避けられる。また、「非優先」のデータを送信する端末5のギャップ時間も短くすることにより、更に伝送効率を向上させることができる。
図8(c)は、図7(c)の優先度情報データを得た場合で、優先レベル3を「非優先」とした場合の例であり、端末4と端末5が「非優先」のデータを送信しようとしている場合のタイミングである。この場合、伝送路上には「最優先」、「優先」のデータは存在せず、伝送路上優先度が「非優先」となり、端末4、5が送信しようとするデータの優先度より高くないので、端末4、5の送信データのギャップ時間もゼロとしている。
図8(c)の時刻t31で、伝送路のアイドリング状態を検知すると、端末4、5は、ギャップ時間の計時、次いでバックオフ時間の計時を開始する。ここでは、端末4のバックオフ時間が先に経過するので、端末4がデータの送信を開始する。端末5のバックオフ時間が経過した時点で、伝送路は既にアイドルでなくなっているので、端末5はデータの送信を行わない。
端末4のデータ送信が終了してからIFS経過後の時刻t32に、送信すべきデータを保持している端末5は、時刻t31と同様、バックオフ時間の計時を開始する。端末5の計時途中で、端末4に送信すべきデータが発生するので、端末4もバックオフ時間の計時を開始する。ここでは、端末5のバックオフ時間が先に経過するので、端末5がデータの送信を開始する。端末4のバックオフ時間が経過した時点で、伝送路は既にアイドリング状態でなくなっているので、端末4はデータの送信を行わない。
端末5のデータ送信が終了してからIFS経過後の時刻t33に、送信すべきデータを保持している端末4、5は、時刻t31と同様、バックオフ時間の計時を開始する。ここでは、端末4のバックオフ時間が先に経過するので、端末4がデータの送信を開始する。端末5のバックオフ時間が経過した時点で、伝送路は既にアイドリング状態でなくなっているので、端末5はデータの送信を行わない。
端末4のデータ送信が終了してからIFS経過後の時刻t34に、送信すべきデータを保持している端末4、5は、時刻t31と同様、バックオフ時間の計時を開始する。ここでは、端末5のバックオフ時間が先に経過するので、端末5がデータの送信を開始する。端末4のバックオフ時間が経過した時点で、伝送路は既にアイドリング状態でなくなっているので、端末4はデータの送信を行わない。
このように、端末が送信しようとするデータの優先度が全て「非優先」の場合も、端末からのデータ送信に際して、ギャップ時間をゼロとして送信タイミングを制御するので、無駄なギャップ時間が挿入されず、伝送効率の低下が避けられる。また、バックオフ時間のコンテンション・ウィンドウ(バックオフ時間の最大時間長)を図8(a)におけるコンテンション・ウィンドウより小さくすることにより、更に伝送効率を向上させることができる。
なお、伝送路上のデータの優先度が、端末の送信しようとするデータの優先度よりも高い場合は、ギャップ時間が長くなるように制御する。
次に、伝送路上優先度情報に応じたギャップ時間の設定例について説明する。基本的には、伝送路上に存在する最も優先レベルの高い優先レベルのギャップ時間を0とし、優先レベルに応じたCW割り当て値を基準として設定する。今、図7(a)の伝送路上優先度情報が取得された場合、ギャップ時間を、例えば次のように設定する。
(設定例1)
・優先レベル7のギャップ=0
・優先レベル6のギャップ=優先レベル7のCW(コンテンション・ウィンドウ)
・優先レベル3のギャップ=優先レベル7のCW+優先レベル6のCW
このような設定を行うと、各優先レベルの送信順が保証される(ただし、ビジー後にデータが存在する場合に限る。)。
(設定例2)
・優先レベル7のギャップ=0
・優先レベル6のギャップ=優先レベル7のCW
・優先レベル3のギャップ=優先レベル7のCW+優先レベル6のCWより小さい値
このような設定を行うと、優先レベル3が優先レベル6より優先される場合が存在するので、優先レベル3のデータ送信が早くなり、非優先データの送信レートが向上する。
なお、優先レベル3のギャップ時間は、以下のように設定しても良い。
・優先レベル3のギャップ=(優先レベル7のCW+優先レベル6のCW)の合計より小さい値
また、図7(b)の伝送路上優先度情報が取得された場合、ギャップ時間を、例えば次のように設定する。
(設定例3)
・優先レベル6のギャップ=0
・優先レベル3のギャップ=優先レベル6のCW
また、図7(c)の伝送路優先度情報が取得された場合、ギャップ時間を、例えば次のように設定する。
(設定例4)
・優先レベル3のギャップ=0
次に、伝送路上優先度情報に基づくフレーム長の制御について説明する。図9に、本発明の実施の形態の電力線通信システムにおける通信データのデータ長制御に基づく送信タイミングの一例を示す。図9(a)は、伝送路上優先度情報が「最優先」の優先度が含まれ、複数の優先度のデータが混在する場合のタイミングである。
図9(a)の例では、端末1と端末2が「最優先」のデータを送信しようとしており、端末5が「非優先」のデータを送信しようとしている。図9(a)において図示してはいないが、端末5は、時刻t1以前に端末1と端末2が送信した「最優先」のデータに対応する伝送路上優先情報を取得しており、後述する通信データのデータ長の制御は、t1以前に取得した伝送路上優先度情報を用いて行われる。図9(a)の時刻t1で、伝送路のアイドリング状態を検知すると、送信すべきデータを保持している端末5は、ギャップ時間及びバックオフ時間の計時を開始し、バックオフ時間の経過時点である時刻t2に、データの送信を開始する。
その後、時刻t3で端末2に送信すべきデータが発生し、時刻t4で端末1に送信すべきデータが発生しても、伝送路は端末5からのデータが送信中であるので、バックオフ時間の計時は開始されない。時刻t5で端末5からのデータの送信が終了し、IFS経過後の時刻t6に、送信すべきデータを保持している端末1と端末2はバックオフ時間の計時を開始し、端末5はギャップ時間の計時を開始する。ここでは、端末1のバックオフ時間が先に経過するので、端末1がデータの送信を開始する。端末2のバックオフ時間が経過した時点、端末5のギャップ時間が経過した時点で、伝送路は既にアイドルでなくなっているので、端末2はデータの送信を行わず、端末5はバックオフ時間の計時を行わない。
時刻t7で端末1からのデータの送信が終了し、IFS経過後の時刻t8に、送信すべきデータを保持している端末2はバックオフ時間の計時を開始し、端末5はギャップ時間の計時を開始する。ここでは、端末2のバックオフ時間が先に経過するので、端末2がデータの送信を開始する。端末5のギャップ時間が経過した時点で、伝送路は既にアイドルでなくなっているので、端末5はバックオフ時間の計時を行わない。
図9(a)から明らかなように、図12のタイミングに比較して、端末5からのデータのデータ長(実線の両矢印線で示している。)が短くなっている。したがって、端末1におけるデータ遅延時間(送信データ発生時刻t4からデータの送信終了時刻t7までの時間を破線で示してある。)、及び端末2におけるデータ遅延時間(送信データ発生時刻t3からデータの送信終了時刻t9までの時間を破線で示してある。)は、要求遅延時間(一点鎖線の両矢印線に示している。)より短くなっている。
図9(b)の例では、端末5が「非優先」のデータを送信しようとしている。この場合、他の優先度のデータは伝送路上にないので、データ長の制限を受けずに、送信しようとするデータが要求するデータ長で送信がされる。したがって、ギャップ時間及びバックオフ時間によるオーバヘッドを減らすことができ、伝送効率低下を抑制することができる。なお、図9(b)のように、伝送路上のデータが示す優先度が、端末の送信しようとしているデータの優先度情報よりも低い場合は、送信するデータのデータ長を長く設定することも好適である。この場合も、ギャップ時間及びバックオフ時間によるオーバヘッドを減らすことができ、伝送効率低下を抑制することができる。
次に、伝送路上優先度情報に応じた通信データのデータ長の設定例について説明する。基本的には、伝送路上に存在する最も優先レベルの高い優先レベルに要求される遅延条件をベースに設定する。その際の低優先フレーム長は、(低優先フレーム送信時間+ギャップ時間+CW+高優先フレーム送信時間)<(高優先フレームの要求遅延時間)を満足する値とするのが好ましい。
今、優先レベル7の要求遅延時間を5ms、優先レベル6の要求遅延時間を300ms、優先レベル3の要求遅延時間がなしとすると、図7(a)の伝送路上優先度情報が取得された場合、例えば、次のように設定する。
(設定例1)
・優先レベル7の最大フレーム長=システム固有の制限値
・優先レベル6の最大フレーム長=2ms
・優先レベル3の最大フレーム長=2ms
また、図7(b)の伝送路上優先度情報が取得された場合、例えば、次のように設定する。
(設定例2)
・優先レベル6の最大フレーム長=システム固有の制限値
・優先レベル3の最大フレーム長=10ms
設定例1、設定例2のこのように、伝送路上最高優先レベルに応じて、最高優先レベルでないデータフレームの最大フレーム長を変化させることにより、伝送効率を向上させることができる。
なお、フレーム長の制限方法としては、図6のペイロード部として複数のパケット(イ
ーサネットフレーム等)を結合した構成である場合に、上記規定時間内で送信可能なパケ
ット数を変更することで制限する方法や、1つのパケットを上記規定時間内で送信可能なサイズに分割することで制限する方法、またはそれらの組み合わせによる方法で実現することができる。
また、伝送路上優先度情報に応じたギャップ時間の設定およびフレーム長の制御は、両方同時に行うことが望ましい。この場合、伝送効率の向上という点で相乗的な効果が期待できるからである。
また、上述した通信方法は、伝送路がアイドリング状態となってから、送信基準時刻から所定の待ち時間経過後にデータの送信を行い、伝送路上を伝送するデータの優先度情報に基づいて、所定の待ち時間を制御するものを含む。
当該通信方法によれば、伝送路上を伝送するデータの優先度情報に基づいて、所定の待ち時間を制御するので、送信基準時刻からデータ送信までの時間を、データ送信毎に最適な値に設定することで無駄な待ち時間を減少させることが可能になる。したがって、送信しようとするデータの遅延条件を満たしつつ、伝送効率の良いデータ送信を行うことが可能になる。
また、上述した通信方法は、更に、所定の長さを有し、前記データを格納する通信フレームを生成し、伝送路上を伝送するデータの優先度情報に基づいて、通信フレームの長さを制御する。
当該通信方法によれば、伝送路上を伝送するデータの優先度情報に基づいて、通信フレームの長さを制御するので、送信しようとするデータの遅延条件を満たしつつ、伝送効率の良いデータ送信を行うことが可能になる。特に、音声データやストリーミングデータなどの伝送のように、QoS(Quality of Service)が要求されるデータ伝送において好適である。
また、上述した通信方法は、送信データの優先度に基づいて、所定の待ち時間を制御するものを含む。
当該通信方法によれば、送信データの優先度に基づいて、所定の待ち時間を制御するので、送信しようとするデータの遅延条件を満たしつつ、伝送効率の良いデータ送信を行うことが可能になる。
また、上述した通信方法は、送信データの優先度に基づいて、通信フレームの長さを制御するものを含む。
当該通信方法によれば、送信データの優先度に基づいて、通信フレームの長さを制御するので、送信しようとするデータの遅延条件を満たしつつ、伝送効率の良いデータ送信を行うことが可能になる。特に、音声データやストリーミングデータなどの伝送のように、QoS(Quality of Service)が要求されるデータ伝送において好適である。
また、上述した通信方法は、所定の待ち時間が、送信毎にランダムに定められるランダム待ち時間と、伝送路を伝送するデータの優先度情報及び送信するデータの優先度に応じて一定値に定められる固定待ち時間と、を含んでおり、前記優先度情報及び所定の優先度の少なくとも一方に応じて前記固定待ち時間を制御するものを含む。
当該通信方法によれば、伝送路上を伝送するデータの優先度情報または送信するデータの優先度に基づいて、固定待ち時間を制御するので、固定待ち時間をデータ送信毎に最適な値に設定することで無駄な待ち時間を減少させることが可能になる。したがって、送信しようとするデータの遅延条件を満たしつつ、伝送効率の良いデータ送信を行うことが可能になる。
また、上述した通信方法は、伝送路上を伝送するデータの優先度情報が示す優先度が前記送信すべきデータの前記所定の優先度より低い場合、固定待ち時間をゼロに設定するものを含む。
当該通信方法によれば、伝送路上を伝送するデータの優先度が示す優先度が送信すべきデータの優先度が示す優先度より低い場合に固定待ち時間をゼロに設定するので、優先度の高いデータを効率的に伝送することが可能になる。特に、音声データやストリーミングデータなどの伝送のように、QoS(Quality of Service)が要求されるデータ伝送において好適である。
また、上述した通信方法は、優先度が最優先でない送信データを送信する場合の所定の待ち時間を、優先度が最優先の送信データを送信する場合のランダム待ち時間の最大値より大きい値に設定するものを含む。
当該通信方法によれば、優先度の低い送信データについて所定の待ち時間を大きく設定するので、優先度の高いデータを効率的に伝送することが可能になる。特に、音声データやストリーミングデータなどの伝送のように、QoS(Quality of Service)が要求されるデータ伝送において好適である。
また、上述した通信方法は、伝送路上を伝送するデータの優先度情報が示す優先度が最優先である場合、通信フレームの長さを、優先度が最優先のデータが要求する遅延情報に基づいて制御するものを含む。
当該通信方法によれば、優先度が最優先のデータが要求する遅延情報に基づいて、送信する通信フレームの長さを制御するので、優先度が最優先のデータの送信を、早く開始することができ、当該データの遅延条件を満足させることが可能になる。特に、音声データやストリーミングデータなどの伝送のように、QoS(Quality of Service)が要求されるデータ伝送において好適である。
また、上述した通信方法は、伝送路として電力線を用いたものを含む。
また、上述した通信方法は、伝送路に存在するデータのヘッダを解析することにより伝送路上を伝送するデータの優先度情報を取得するものを含む。
当該通信方法によれば、伝送路を伝送中のデータの優先度を簡単に取得することができる。なお、データフレームのヘッダの解析の解析タイミングは任意であるが、定期的に、例えば、一定時間毎等に行う。データフレームのヘッダの解析は、伝送路に接続された全ての通信装置が行っても、特定の通信装置が行ってもよい。
また、上述した通信方法は、伝送路に接続された他の通信装置から送信される制御情報を受信し、制御情報に含まれる伝送路上を伝送するデータの優先度情報を取得するものを含む。
当該通信方法によれば、全ての通信装置が伝送路を伝送中のデータの優先度を取得するためのデータ処理を行う必要がないので、個別の通信装置の処理負担が軽減される。制御信号は、例えばビーコン信号である。また、伝送路を伝送中のデータの優先度を取得するためのデータ処理を行う通信装置は、例えば、親機である。
本出願は、2007年11月14日出願の日本特許出願No.2007-295684に基づき優先権の利益を主張するものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
本発明は、送信しようとするデータに応じた遅延の制限を満たしつつ、効率的な伝送を行なうことができる通信方法、通信システム、及びそのための通信装置、集積回路等として有用である。
100・・・PLCモデム
100M・・・PLCモデム(親機)
100T・・・PLCモデム(子機)
100T1−100TN・・・PLCモデム(子機)
101・・・筐体
102・・・電源コネクタ
103・・・モジュラージャック
104・・・切換えスイッチ
105・・・表示部
200・・・回路モジュール
210・・・メインIC
211・・・CPU
212・・・PLC・MACブロック
213・・・PLC・PHYブロック
220・・・AFE・IC
221・・・DA変換器(DAC)
222・・・AD変換器(ADC)
223・・・可変増幅器(VGA)
230・・・イーサネットPHY・IC
251・・・ローパスフィルタ
252・・・ドライバIC
260・・・バンドパスフィルタ
270・・・カプラ
271・・・コイルトランス
272a、272b・・・カップリング用コンデンサ
300・・・スイッチング電源
400・・・電源プラグ
500・・・コンセント
600・・・電源ケーブル
900・・・電力線
10・・・変換制御部
11・・・シンボルマッパ
12・・・シリアル−パラレル変換器
13・・・逆ウェーブレット変換器
14・・・ウェーブレット変換器
15・・・パラレル−シリアル変換器
16・・・デマッパ
21・・・受信処理部
22・・・受信制御部
23・・・優先度情報格納部
24・・・送信制御部
25・・・送信処理部
26A・・・最優先キュー
26B・・・優先キュー
26C・・・非優先キュー
51・・・TV
52・・・PC
53・・・IP電話
54・・・レコーダ
55・・・BBルータ
60・・・インターネット

Claims (25)

  1. 優先度の異なる複数のデータを伝送可能な伝送路に接続可能な通信装置であって、
    前記伝送路上のデータの優先度情報を取得する取得部と、
    所定の優先度を有する送信データを送信する際に、前記優先度情報に基づいて、前記送信データの所定の送信基準時刻から送信終了時刻までの時間を制御する送信制御部と、を備えた通信装置。
  2. 請求項1に記載の通信装置であって、
    前記送信制御部は、前記伝送路がアイドリング状態となってから、送信基準時刻から所定の待ち時間経過後にデータの送信を行い、
    前記送信制御部は、前記優先度情報に基づいて、前記所定の待ち時間を制御する通信装置。
  3. 請求項1または2に記載の通信装置であって、更に、
    所定の長さを有し、前記データを格納する通信フレームを生成する通信フレーム生成部を備え、
    前記送信制御部は、前記優先度情報に基づいて、前記通信フレームの長さを制御する通信装置。
  4. 請求項2または3に記載の通信装置であって、
    前記送信制御部は、前記所定の優先度に基づいて、前記所定の待ち時間を制御する通信装置。
  5. 請求項3または4に記載の通信装置であって、
    前記送信制御部は、前記所定の優先度に基づいて、前記通信フレームの長さを制御する通信装置。
  6. 請求項2〜5いずれか一項に記載の通信装置であって、
    前記所定の待ち時間は、送信毎にランダムに定められるランダム待ち時間と、前記優先度情報及び前記所定の優先度に応じて一定値に定められる固定待ち時間と、を含んでおり、
    前記送信制御部は、前記優先度情報及び所定の優先度の少なくとも一方に応じて前記固定待ち時間を制御する通信装置。
  7. 請求項2〜6いずれか一項に記載の通信装置であって、
    前記送信制御部は、前記優先度情報が示す優先度が前記送信すべきデータの前記所定の優先度より低い場合、前記固定待ち時間をゼロに設定する通信装置。
  8. 請求項2〜7いずれか一項に記載の通信装置であって、
    前記送信制御部は、前記所定の優先度が最優先でない送信データを送信する場合の前記所定の待ち時間を、前記優先度が最優先の送信データを送信する場合のランダム待ち時間の最大値より大きい値に設定する通信装置。
  9. 請求項3〜8いずれか一項に記載の通信装置であって、
    前記送信制御部は、前記優先度情報が示す優先度が最優先である場合、前記通信フレームの長さを、優先度が最優先のデータが要求する遅延情報に基づいて制御する通信装置。
  10. 請求項1〜9いずれか一項に項記載の通信装置であって、
    前記伝送路は、電力線である通信装置。
  11. 請求項1〜10いずれか一項に記載の通信装置であって、
    前記取得部は、前記伝送路に存在するデータのヘッダを解析することにより前記優先度情報を取得する通信装置。
  12. 請求項1〜11いずれか一項に記載の通信装置であって、
    前記取得部は、前記伝送路に接続された他の通信装置から送信される制御情報を受信し、前記制御情報に含まれる前記優先度情報を取得する通信装置。
  13. 優先度の異なる複数のデータを伝送可能な伝送路に接続可能な通信方法であって、
    前記伝送路上のデータの優先度情報を取得し、
    所定の優先度を有する送信データを送信する際に、前記優先度情報に基づいて、前記送信データの所定の送信基準時刻から送信終了時刻までの時間を制御する通信方法。
  14. 請求項13に記載の通信方法であって、
    前記伝送路がアイドリング状態となってから、送信基準時刻から所定の待ち時間経過後にデータの送信を行い、
    前記優先度情報に基づいて、前記所定の待ち時間を制御する通信方法。
  15. 請求項13または14に記載の通信方法であって、更に、
    所定の長さを有し、前記データを格納する通信フレームを生成し、
    前記優先度情報に基づいて、前記通信フレームの長さを制御する通信方法。
  16. 請求項14または15に記載の通信方法であって、
    前記所定の優先度に基づいて、前記所定の待ち時間を制御する通信方法。
  17. 請求項15または16に記載の通信方法であって、
    前記所定の優先度に基づいて、前記通信フレームの長さを制御する通信方法。
  18. 請求項14〜17いずれか一項に記載の通信方法であって、
    前記所定の待ち時間は、送信毎にランダムに定められるランダム待ち時間と、前記優先度情報及び前記所定の優先度に応じて一定値に定められる固定待ち時間と、を含んでおり、
    前記優先度情報及び所定の優先度の少なくとも一方に応じて前記固定待ち時間を制御する通信方法。
  19. 請求項14〜18いずれか一項に記載の通信方法であって、
    前記優先度情報が示す優先度が前記送信すべきデータの前記所定の優先度より低い場合、前記固定待ち時間をゼロに設定する通信方法。
  20. 請求項14〜19いずれか一項に記載の通信方法であって、
    前記所定の優先度が最優先でない送信データを送信する場合の前記所定の待ち時間を、前記優先度が最優先の送信データを送信する場合のランダム待ち時間の最大値より大きい値に設定する通信方法。
  21. 請求項15〜20いずれか一項に記載の通信方法であって、
    前記優先度情報が示す優先度が最優先である場合、前記通信フレームの長さを、優先度が最優先のデータが要求する遅延情報に基づいて制御する通信方法。
  22. 請求項13〜21いずれか一項に項記載の通信方法であって、
    前記伝送路は、電力線である通信方法。
  23. 請求項13〜22いずれか一項に記載の通信方法であって、
    前記伝送路に存在するデータのヘッダを解析することにより前記優先度情報を取得する通信方法。
  24. 請求項13〜23いずれか一項に記載の通信方法であって、
    前記伝送路に接続された他の通信装置から送信される制御情報を受信し、前記制御情報に含まれる前記優先度情報を取得する通信方法。
  25. 優先度の異なる複数のデータを伝送可能な伝送路に接続可能な通信装置に用いられる集積回路であって、
    前記伝送路上のデータの優先度情報を取得する取得部と、
    所定の優先度を有する送信データを送信する際に、前記優先度情報に基づいて、前記送信データの所定の送信基準時刻から送信終了時刻までの時間を制御する送信制御部と、を備えた集積回路。
JP2010519035A 2007-11-14 2008-11-14 通信装置、通信方法、及び集積回路 Active JP5449155B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010519035A JP5449155B2 (ja) 2007-11-14 2008-11-14 通信装置、通信方法、及び集積回路

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007295684 2007-11-14
JP2007295684 2007-11-14
JP2010519035A JP5449155B2 (ja) 2007-11-14 2008-11-14 通信装置、通信方法、及び集積回路
PCT/JP2008/071165 WO2009064027A1 (en) 2007-11-14 2008-11-14 Communication apparatus, communication method, and integrated circuit

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011503916A true JP2011503916A (ja) 2011-01-27
JP5449155B2 JP5449155B2 (ja) 2014-03-19

Family

ID=40336647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010519035A Active JP5449155B2 (ja) 2007-11-14 2008-11-14 通信装置、通信方法、及び集積回路

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8705559B2 (ja)
EP (1) EP2220830B1 (ja)
JP (1) JP5449155B2 (ja)
IL (1) IL205728A (ja)
MY (1) MY150313A (ja)
WO (1) WO2009064027A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120226955A1 (en) * 2011-03-02 2012-09-06 John Peter Norair Method and apparatus for forward error correction (fec) in a resource-constrained network
FR2987540B1 (fr) * 2012-02-28 2016-05-13 Commissariat Energie Atomique Methode et systeme de gestion de la mobilite d'un reseau mobile
US9001844B2 (en) 2012-03-28 2015-04-07 Texas Instruments Incorporated Overlapping priority contention windows for G3 power line communications networks
ES2711354T3 (es) * 2014-09-24 2019-05-03 Alcatel Lucent Aparatos, métodos y programas informáticos para un sistema de comunicación móvil que comprende un transceptor de estación base y un transceptor móvil
WO2018029756A1 (ja) * 2016-08-08 2018-02-15 三菱電機株式会社 伝送装置、システム制御装置、列車伝送システムおよび伝送方法
FR3058854A1 (fr) * 2016-11-15 2018-05-18 Sagemcom Energy & Telecom Sas Procede d'acces a un media de communication partage
JP2023093073A (ja) * 2021-12-22 2023-07-04 シャープ株式会社 端末装置、基地局装置および通信方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004343449A (ja) * 2003-05-15 2004-12-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd パケット通信端末

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5319641A (en) * 1990-12-03 1994-06-07 Echelon Systems Corp. Multiaccess carrier sensing network communication protocol with priority messages
IL125887A (en) * 1996-03-08 2003-05-29 Siemens Ag Method of transmitting a priority marked data packet using ethernet from a first device to at least one other device
US7136932B1 (en) * 1999-03-22 2006-11-14 Eric Schneider Fictitious domain name method, product, and apparatus
US7352770B1 (en) 2000-08-04 2008-04-01 Intellon Corporation Media access control protocol with priority and contention-free intervals
WO2002037754A2 (en) * 2000-11-03 2002-05-10 At & T Corp. Tiered contention multiple access (tcma): a method for priority-based shared channel access
US7248604B2 (en) * 2001-10-30 2007-07-24 Ipr Licensing, Inc. Throughput in multi-rate wireless networks using variable-length packets and other techniques
EP1554848A4 (en) 2002-10-21 2010-03-03 Intellon Corp CONSTRUCTIVE ACCESS INTERVALS IN A CSMA NETWORK
US7551561B2 (en) * 2003-05-15 2009-06-23 Panasonic Corporation Packet communication terminal
JP2004350086A (ja) * 2003-05-23 2004-12-09 Renesas Technology Corp 通信制御方法
JP4391316B2 (ja) * 2003-07-31 2009-12-24 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 ワイヤレスlan用のメディア・アクセス・コントロール装置
KR20050040445A (ko) * 2003-10-28 2005-05-03 삼성전자주식회사 무선 랜 환경에서 우선순위 기반의 차등화된 서비스 제공방법
KR101082922B1 (ko) * 2003-12-31 2011-11-11 삼성전자주식회사 무선 개인영역 네트워크에서 우선 순위를 적용한무선통신방법

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004343449A (ja) * 2003-05-15 2004-12-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd パケット通信端末

Also Published As

Publication number Publication date
IL205728A0 (en) 2010-11-30
JP5449155B2 (ja) 2014-03-19
IL205728A (en) 2016-03-31
MY150313A (en) 2013-12-31
WO2009064027A1 (en) 2009-05-22
EP2220830B1 (en) 2012-06-20
US20090122807A1 (en) 2009-05-14
EP2220830A1 (en) 2010-08-25
US8705559B2 (en) 2014-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5449155B2 (ja) 通信装置、通信方法、及び集積回路
JP5537022B2 (ja) 通信方法及び通信装置
US8213309B2 (en) Systems and methods for reducing latency and reservation request overhead in a communications network
US7697522B2 (en) Systems and methods for aggregation of packets for transmission through a communications network
US8254413B2 (en) Systems and methods for physical layer (“PHY”) concatenation in a multimedia over coax alliance network
US8451749B2 (en) Wireless communication device and wireless communication control method
KR101484798B1 (ko) 공유 매체에의 분산형 액세스의 관리
US8135027B2 (en) Communication apparatus enabling temporal coexistence of systems
JP5121054B2 (ja) 通信方法、通信装置、及び通信システム
KR100936495B1 (ko) 무선랜 메쉬 네트워크의 데이터 전송방법 및 그 장치
US20090097498A1 (en) Communication method, communication apparatus, and integrated circuit
Zarikoff et al. Construction of a PLC test bed for network and transport layer experiments
JP2011188451A (ja) 通信装置
KR20040086226A (ko) 유선케이블망을 위한 디지털 케이블 모뎀 장치
Liu et al. Throughput improvement for power line communication by adaptive MAC protocol
Ruby et al. Evaluating video streaming over UWB wireless networks
WO2010089145A2 (en) Power consumption management for multicarrier arrangement
Lee et al. Convergence of high-speed powerline communication and wimedia uwb for multimedia home networks
Aslam et al. Allocation of in-home network resources to competing multimedia streams using EDCA
Hrasnica et al. Performance evaluation of the PLC-MAC protocol in accordance with the OPERA specification
JP5263735B2 (ja) 条件最適化のための物理層ヘッダを有する無線通信システム
Wu et al. Enhancing Power Line Communication Utilization by an Enhanced Hybrid Bandwidth Allocation Scheme
Katar Quality of service design issues in multimedia communications over power line networks

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130806

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5449155

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150