JP2011502334A - 電圧型インバータを用いた蛍光ランプの始動 - Google Patents

電圧型インバータを用いた蛍光ランプの始動 Download PDF

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Abstract

【課題】電圧型インバータを用いた蛍光ランプの始動を提供すること。
【解決手段】ランプ安定器は、インバータ回路、共振回路、制御回路及びスタートアップ回路を含む。DCバスがその最終値に到達すると、スタートアップ回路内のコンデンサは、インバータ内のゲート駆動回路を始動させるためのパルスを送出する電圧点である所定の電圧まで充電される。さらに、制御回路内のゲートは最初OFFになっており、ランプに対してフルパワーを許容すると共に、制御回路内のコンデンサはゲートがONになる電圧点である所定の電圧まで充電される。ゲートがONのとき、ランプに対するパワーは低下する。制御回路コンデンサは、ランプが点弧フェーズに遷移するに連れてゲートがオンになりパワーが低下する前にランプがスタートアップのグローフェーズを完了できるだけの十分な期間にわたって充電されるように選択される。
【選択図】図3

Description

本出願は、電子式安定器を目的とする。この安定器は、蛍光ランプと連係して特に用途が見出されており、具体的にこれに関連して説明することにする。
安定器は、電気式ランプなどの負荷にパワーを提供しかつ負荷に提供される電流を調節するために使用される電気デバイスである。この安定器は、点弧を維持し成長させるために十分なプラズマ(蒸気)を電離させることによってランプを始動させるための高電圧を提供している。点弧が確立された後、安定器はランプに適正な制御された電流を提供することによってランプ動作の継続を可能にしている。
典型的には、電源からの交流(AC)電圧を整流し適当に条件付けした後、インバータによってDC電圧をACに変換している。このインバータは典型的には、駆動ゲート制御回路によって「ON」または「OFF」になるように制御を受けるMOSFETなど直列接続の1対のスイッチを含む。
米国特許出願第2003090217(A1)号
従来の電圧供給式設計ではそのインバータはグローから点弧への遷移の間にランプに加えられるパワーをブーストしておらず、このためその遷移が希望するものと比べてより低速である。さらに、ランプのサイズ及び/または長さが異なるとランプの電流要件が異なり、これにより従来のインバータに対してはランプ端子に提供されるパワー量の制限が要求されることになる。
以下では上で言及した問題その他を克服した新規の方法及び装置について検討する。
一態様のランプ安定器は、少なくとも1つのランプに結合された高周波数バスを有する共振回路と、高周波数バスに結合された制御回路と、共振回路に対する波形入力を発生させる第1及び第2のゲート駆動回路を有するインバータ回路と、を備える。本安定器はさらに、安定器に結合された力率補正(PFC)回路に電圧を供給するバイアス電圧源と、スイッチによって第2のゲート駆動回路に結合されると共に、スタートアップ中にPFC回路により充電される第1のコンデンサを有するスタートアップ回路と、を備える。第1のコンデンサが所定のしきい値電圧に到達したときに第2のゲート駆動回路がオンになり、これがスイッチに対して第2のゲート駆動回路にパルスを送らせる。
別の態様の蛍光ランプ安定器向けのスタートアップシステムは、第1及び第2のゲート駆動回路を有する電圧型(voltage−fed)インバータ回路と、バイアス電圧源と、インバータ回路に対して及び少なくとも1つの蛍光ランプに対して結合させた共振回路と、を備える。スタートアップシステムはさらに、インバータ回路及び共振回路に結合させた制御回路と、インバータ回路に対して第1のコンデンサによって実配線されたスタートアップ回路であって、該第1のコンデンサはバイアス電圧源がPFC回路を介して該スタートアップ回路に電圧を供給するときに充電されているスタートアップ回路と、を備える。
さらに別の態様のスタートアップ回路は、正端子に接続された陽極及び第1のノードに接続された陰極を有するダイオードと、第1のノード及び第2のノードに接続されたコンデンサと、該コンデンサと並列に接続された第1の抵抗器と、第1のノードに対して及びスイッチに対して接続された第2の抵抗器と、を備える。第2のノードは負端子に対して並びに接地に対して結合されており、かつスタートアップ回路はスイッチを介してゲート駆動回路を始動するためのパルスを送っている。
スタートアップ時のグローフェーズ中に1つまたは複数のランプに対するパワーを増大させ、次いでスタートアップの点弧フェーズ中はパワーを低下させるために電圧型インバータを利用する安定器回路を表した図である。 インバータ回路に結合された制御回路を表した図である。 インバータ回路に結合された制御回路を表した図である。 電圧型インバータトポロジーを用いて蛍光ランプのグローから点弧への遷移の促進を容易にしているスタートアップ回路を表した図である。
図1を参照すると、電圧型インバータを利用してスタートアップ時のグローフェーズ中に1つまたは複数のランプに対するパワーを増大させ、次いでスタートアップの点弧フェーズ中はパワーを低下させている安定器回路6を表している。安定器回路6は、インバータ回路8、共振回路または共振網10、及びクランプ回路12を含む。インバータ8に対しては、正の電圧端子16から並びに接地または共通端子20に接続された共通導体18から続く電圧導体14を介してDC電圧が供給される。高周波数バス22は、以下でより詳細に記載するような共振回路10によって生成される。さらに高周波数バス22は「+B」のラベルを付けたノードに接続されており、一方このノードは制御器回路108に接続されている(これについては以下でさらに詳細に記載することにする)。第1、第2、...、第nのランプ24、26、...、28は第1、第2、...、第nの安定器コンデンサ30、32、...、34を介して高周波数バスに結合させている。したがってあるランプが除去された場合も、これ以外のランプの動作は継続される。高周波数バス22に対しては任意の数のランプを接続させることが可能であることが企図される。例えば各ランプ24、26、...、28は、対応する安定器コンデンサ30、32、...、34を介して高周波数バス22に結合されている。各ランプ24、26、...、28に対するパワーは、それぞれのランプコネクタ36、38を介して供給される。ランプコネクタ38はそれぞれの阻止用コンデンサ39に対してペアにして接続される。
インバータ8は、共振回路10を励起するために導体14と18の間に接続された類似の上側及び下側のすなわち第1及び第2のスイッチ40及び42(例えば、2つのn−チャンネルMOSFETデバイス(図参照))を含む。別法として、2つのp−チャンネルMOSFETが構成されることがある。第1のスイッチ40と並列に抵抗器41が接続されている。高周波数バス22はインバータ8及び共振回路10によって生成されると共に、共振インダクタ44並びに第1、第2及び第3のコンデンサ46、48、50と等価値を含む等価共振キャパシタンスと、さらにDC電流がランプ24、26、...、28を通って流れるのを防止する安定器コンデンサ30、32、...、34と、を含む。安定器コンデンサ30、32、...、34は主に、安定化用コンデンサとして使用される。
スイッチ40及び42は、共振回路10を励起するために共通または第1のノード52の位置に方形波を協働して提供する。ゲートまたは制御ライン54及び56はスイッチ40及び42から続いている。各制御ライン54、56はそれぞれの抵抗60、62を含む。
引き続き図1を参照すると、第1及び第2のスイッチ40及び42のそれぞれには、全体を64、66で表した第1及び第2のゲート駆動回路が接続されており、これらは共振インダクタ44に相互に結合された2次巻き線となった第1及び第2の駆動インダクタ68、70を含んでおり、これにより駆動インダクタ68、70内に共振回路10内の電流の瞬時変化率に比例する電圧を誘導している。第1及び第2の2次インダクタ72、74は、それぞれの第1及び第2の駆動インダクタ68、70並びにゲート制御ライン54及び56と直列に接続されている。
ゲート駆動回路64、66はそれぞれ上側及び下側スイッチ40及び42の動作を制御するために使用される。さらに詳細にはゲート駆動回路64、66は、サイクルの第1の半分では上側スイッチ40を「OFF」に維持し、かつサイクルの第1の半分では下側スイッチ42を「OFF」に維持する。ノード52の位置に方形波が生成され、これを使用して共振回路10が励起される。第1及び第2の双方向電圧クランプ76、78は2次インダクタ72、74のそれぞれに並列に接続されており、これらはそれぞれ1対のバックツーバックのツェナーダイオードを含む。双方向電圧クランプ76、78は、ゲート対ソース電圧の正及び負への偏り(excursion)をバックツーバックのツェナーダイオードの電圧定格により決定されるそれぞれの制限値にクランプさせる役割をする。各双方向電圧クランプ76、78はそれぞれの第1または第2の2次インダクタ72、74と協働し、ランプの点火時における共振回路10両端の電圧の基本波周波数成分と共振インダクタ44内のAC電流の間の位相角をゼロに近づけている。
共通ノード52と共通導体18の間に接続されたコンデンサ85は、D−S端子がゼロボルトのときにスイッチ40及び42をオンやオフに切り替えられるようにするためのスナバ(snubber)コンデンサの役割をする。上側及び下側コンデンサ90、92はそれぞれの第1及び第2の2次相互結合インダクタ72、74と直列に接続されている。始動過程中に、コンデンサ92は電圧端子16から充電される一方、抵抗器94はコンデンサ90が充電されないようにするためにコンデンサ90をシャントしている。これによって、スイッチ40及び42が最初に同時にONになることが防止される。コンデンサ92の両端の電圧は最初はゼロであり、また始動過程中では、コンデンサ92を充電するための時定数がかなり長いため直列接続したインダクタ70及び74が本質的に短絡回路の役割をする。コンデンサ92がスイッチ42のゲート対ソース電圧のしきい値電圧(例えば、2〜3ボルト)まで充電されると、スイッチ42がONになり、このためにスイッチ42を流れるバイアス電流が小さくなる。生じた電流によって共通ドレインのA級増幅器構成におけるスイッチ42がバイアスされる。これによって十分な利得の増幅器が得られ、共振回路10とゲート制御回路66が組み合わされて、コンデンサ92及びインダクタ74を含む網の共振周波数に近い振動になるまでインバータを始動させるような再生作用を生成することができる。発生させた周波数は、インバータ8が共振網10の共振周波数を超えて動作可能となるように共振回路10の共振周波数を超えている。これにより、共通ノード52の位置で発生する電圧の基本波を遅延させた共振電流が生成され、これによりインバータ8はランプの点火前にソフト切替モードで動作することが可能となる。したがってインバータ8は、線形モードで動作が始まり、D級切替モードに遷移する。次いで、共振回路10を通り電流が積み上がるに連れて、高周波数バス22の電圧が上昇してランプが点火される一方、ソフト切替モードが維持されて、点火を経てランプの導通の点弧モードに至る。
安定器回路6の定常状態動作の間に、方形波である共通ノード52の位置の電圧は、正端子16の電圧の概ね半分である。コンデンサ92上にかつて存在していたバイアス電圧は減少する。この動作周波数は、コンデンサ92及びインダクタ74を含む第1の網96とコンデンサ90及びインダクタ72を含む第2の網98とが等価的に誘導性となるような周波数である。すなわち、動作周波数は同一の第1及び第2の網96、98の共振周波数を超えている。このため、共通ノード52の位置に発生する電圧の基本波周波数を遅らせるための電流をインダクタ44中に流すことを可能にするようなゲート回路の適正な位相シフトが得られる。したがって、定常状態動作中においてインバータ8のソフト切替が維持される。
引き続き図1を参照すると、インバータ8の出力電圧は、ランプ24、26、...、28を始動するために発生させる高電圧を制限するためにクランプ回路12の直列接続のクランプ用ダイオード100、102によってクランプされている。クランプ回路12はさらに、第2及び第3のコンデンサ48、50を含んでおり、これらは本質的に互いに並列に接続されている。各クランプ用ダイオード100、102は対応する第2または第3のコンデンサ48、50の両端に接続されている。各ランプ24、26、...、28のインピーダンスは非常に高いインピーダンスに見えるため、ランプの始動前はランプの各回路は開放状態にある。共振回路10はコンデンサ46、48、50及び共振インダクタ44から成っており、近共振で駆動されている。共通ノード52の位置の出力電圧が上昇すると、クランプ用ダイオード100、102はクランプを始め、第2及び第3のコンデンサ48、50の両端の電圧の符号が変化することを防止すると共に、インバータ8の構成要素を過熱させないような値に出力電圧を制限する。ランプが点火すると、インピーダンスは急速に低下する。ここにおいてコンデンサ30、32、...、34及び39は共振回路の追加の構成要素になる。ランプの点弧抵抗は共振回路に加えられる。バス22の位置の電圧はこれに従って低下する。クランプ用ダイオード100、102は第2及び第3のコンデンサ48、50のクランプを切断し、安定器6は定常状態動作に入る。この共振はコンデンサ30、32、...、34、46、48、50及び共振インダクタ44によって指令される。コンデンサ39は、その値がコンデンサ30、32、...、34よりかなり高い値に選択されているため共振回路に対する寄与は小さい。
上述した方式により、インバータ8はスイッチ40、42に関するソフト切替条件を維持しながら高周波数バス22を提供する。高周波数バスに点火を可能にするような十分な電圧が存在するため、インバータ8は単一のランプを残りのランプが点いているときに始動させることが可能である。
回路6はさらに、バイアス電圧源106に結合させた力率補正(PFC)回路104を含む。バイアス電源106はPFC回路104をオンにし、コンデンサ174に対する充電用電圧を上昇させ(図4に関連して以下で説明する)、次いでインバータ8をオンにさせるパルスをインバータ8の下側スイッチ42に送っている。
図2及び3を参照すると、インバータ回路8には3次回路108が結合させている。より具体的には、第1及び第2の2次インダクタ72、74に対して3次巻き線またはインダクタ110を相互結合させており、また回路108はノード+Bを介して安定器回路6に実配線されている。さらに図1〜3は接地とすることが可能なノード「−B」を含む。この実施形態ではその第1及び第2の双方向電圧クランプ76、78が任意選択で省略される。3次インダクタ110に対しては、第1及び第2のツェナーダイオード114、116を含む補助すなわち第3の電圧クランプ112が並列に接続されている。3次インダクタ110が第1及び第2の2次インダクタ72、74に相互結合されているため、補助電圧クランプ112は第1及び第2のゲート回路64、66を同時にクランプさせる。
電圧クランプ112のツェナーダイオード114、116の値が異なると、ランプ24、26、...、28に提供される電流さらにはパワーを安定器6によって変化させる際に有用である。瞬時始動安定器では、ランプ動作の初期モードはグローである。グローモードでは、ランプ電極間の電圧が高い(例えば、300Vである)。ランプを流れる電流は継続電流と比べて低い(例えば、180mAではなく40または50mA)のが一般的である。電極は熱くなって熱イオンになる。電極が熱イオンになると、電極は電子をプラズマにして放出しランプが点火される。
例えばランプ24、26、...、28の点火の間に、より大きなグローパワーを可能とさせるように3次巻き線110のクランプ電圧が上昇する。ランプが始動し終わった後、定格の定常状態電流の流れを可能にするようにこの電圧をフォールドバックさせることができる。この機能は制御器120を介して実現することができる。
より具体的には点火の前に、MOSFETなどのスイッチ124を「OFF」状態にさせるようにコンデンサ122を放電させる。インバータ8が発振を始めると、全波ブリッジ整流器に結合しているライン126及び128を介してコンデンサ122が充電される。3次巻き線110は、MOSFET124のドレイン及びソースに結合された直列接続の第1及び第2のツェナーダイオード114、116によってクランプされる。コンデンサ122がMOSFET124のしきい値電圧まで充電されると、MOSFET124がONになり、これによりMOSFET124のドレインとソースの端子間に接続された第2のツェナーダイオード116から出る電流がシャントされると共に、制御回路による調節が開始される。コンデンサ122が抵抗器140と直列に接続されているため、コンデンサがMOSFET124のしきい値電圧まで充電されるのには時間がかかる。MOSFET124のゲートとソースには抵抗器142が接続されている。MOSFET124のゲート並びに出力ライン126には第3のツェナーダイオード144が接続されている。抵抗器140及びコンデンサ122には抵抗器148が並列に接続されている。したがって、3次巻き線110の電圧クランプが高いほどランプ24、26、...、28が始動するまでにそれだけ多くグローパワーを達成することが可能である。回路108はさらに、ダイオード150と、第4のツェナーダイオード152と、抵抗器154と、ノード+B(例えば、安定器回路6の高周波数バス22の接合点)に接続されたコンデンサ156と、を含む。
ある時間(例えば約0.5〜約1.0秒)の後に、MOSFET124はONになり、これにより3次巻き線110をより低い電圧でクランプさせる。これによってそれだけ低い定常状態ランプパワーを実現することができる。したがって、クランプ電圧の切替(例えば、ツェナーダイオード114、116を介した3次巻き線110の電圧クランプの切替)は、グロー段階においてランプ24、26、...、28に加えられるパワーを増大させる一方、このパワーをフォールドバックさせてランプ24、26、...、28の通常の所定パワーレベル下での動作をランプ24、26、...、28に可能とさせている。
図4は、図1で説明した電圧型インバータトポロジーを用いて蛍光ランプのグローから点弧への遷移の強化を容易にするスタートアップ回路170を表している。スタートアップ回路はインバータに対して、グローフェーズの間にランプに最大パワーを伝達させ、次いでランプが点弧モードに遷移したときにこれを所望のパワーレベルまでフォールドバックさせることができる。スタートアップ回路は、多種多様なランプタイプ(例えば、F28、F30、F32、その他)用のインバータ出力を調整する。
スタートアップ回路170は、正のノード(cp+)とコンデンサ174、抵抗器176及び抵抗器178のそれぞれとに結合させたダイオード172を備える。抵抗器178のもう一方の端は図1の第2のゲート駆動回路66に繋がったスイッチ「s」に結合されている。コンデンサ174及び抵抗器176のもう一方の端は負端子(cp−)に結合されている。バイアス電源106(図1)がPFC回路104(図1)をオンにさせるとコンデンサ174に対する電圧が上昇し、これがコンデンサ174を充電させると共に、インバータ8(図1)の下側スイッチ42に対してインバータ8をオンにさせるようなパルスを送っている。DCバス14がその最終の値に到達できることによって、スタートアップ回路170は多種多様なランプに関するグローから点弧への遷移速度の上昇を容易にしている。
一例では、副次巻き線110を負荷接続することによってランプに対する出力パワーが調節される。全波ブリッジ整流器130は巻き線110からの電圧を整流し、ツェナーダイオード114及び116並びにMOSFET124を介して変成器を負荷接続している。スタートアップの間はMOSFET124がOFFであり、これによりツェナーダイオード114及び116を導通させると共に、ランプが完全に点弧モードに遷移する前にインバータ8はランプに最大パワーを伝達することが可能である。コンデンサ122は、ツェナーダイオード144のツェナー電圧を超えるまでコンデンサ156、抵抗器154、抵抗器148、ダイオード150及びツェナーダイオード152を介して充電される。MOSFET124のしきい値を超えると、MOSFET124がONになり、ツェナーダイオード116をシャントさせることによって副次巻き線110をクランプし、これによりランプに伝達されるパワーが減少する。MOSFET124をオンにするのに要する時間は、インバータ8を高パワー状態でどれだけ長く動作させるかによって決まり、ランプをグローから点弧へ確実に遷移させるように例えば概ね500msに設定することが可能である。したがって電圧型インバータは、ランプがグローから点弧へ遷移する間は電流型インバータに似た方式で動作させることが可能である一方、図1で説明した電圧型トポロジーに関連する効率、波高因子(crest factor)及びより高い動作周波数という利点を提供することができる。
上述した例は例証を目的で提供したものであること、並びに本件の新案はここで提示した特定の値や値の範囲に限定するものではないことを理解すべきである。それどころか、本件の新案では適当な任意の値や値の範囲を利用できる、さもなければ含み得ることは当業者であれば理解されよう。
本発明について好ましい実施形態に関連して記載してきた。以上の詳細な説明を読みかつ理解した者にとっては修正形態や変更形態を実施できることは明らかであろう。本発明はこうした修正形態や変更形態のすべてを含むように解釈されるように意図している。
6 安定器回路
8 インバータ回路
10 共振回路
12 クランプ回路
14 電圧導体
16 正の電圧端子
20 共通端子
22 高周波数バス
24 ランプ
26 ランプ
28 ランプ
30 安定器コンデンサ
32 安定器コンデンサ
34 安定器コンデンサ
36 ランプコネクタ
38 ランプコネクタ
39 阻止用コンデンサ
40 スイッチ
42 スイッチ
44 共振インダクタ
46 コンデンサ
48 コンデンサ
50 コンデンサ
52 共通ノード
54 制御ライン
56 制御ライン
60 抵抗
62 抵抗
64 ゲート駆動回路
66 ゲート駆動回路
68 駆動インダクタ
70 駆動インダクタ
72 2次インダクタ
74 2次インダクタ
76 双方向電圧クランプ
78 双方向電圧クランプ
85 コンデンサ
90 コンデンサ
92 コンデンサ
100 クランプ用ダイオード
102 クランプ用ダイオード
104 力率補正(PFC)回路
106 バイアス電圧源
108 制御器回路
110 3次インダクタ
112 電圧クランプ
114 ツェナーダイオード
116 ツェナーダイオード
120 制御器
122 コンデンサ
124 MOSFET、スイッチ
126 結合ライン
128 結合ライン
130 全波ブリッジ整流器
140 抵抗器
144 ツェナーダイオード
148 抵抗器
150 ダイオード
152 ツェナーダイオード
154 抵抗器
156 コンデンサ
170 スタートアップ回路
174 コンデンサ
176 抵抗器
178 抵抗器

Claims (20)

  1. 少なくとも1つのランプに結合された高周波数バスを有する共振回路と、
    高周波数バスに結合された制御回路と、
    共振回路に対する波形入力を発生させる第1及び第2のゲート駆動回路を有するインバータ回路と、
    安定器に結合された力率補正(PFC)回路に電圧を供給するバイアス電圧源と、
    スイッチによって第2のゲート駆動回路に結合されると共に、スタートアップ中にPFC回路により充電される第1のコンデンサを有するスタートアップ回路と、
    を備えるランプ安定器であって、
    第1のコンデンサが所定のしきい値電圧に到達したときに第2のゲート駆動回路がオンになり、これによりスイッチに対して第2のゲート駆動回路にパルスを送らせている、ランプ安定器。
  2. 前記インバータ回路は少なくとも1つのランプに対して、スタートアップのグローフェーズ中には最大パワーを、またスタートアップの点弧フェーズへの遷移中には所定のこれより低レベルのパワーを伝達する、請求項1に記載の安定器。
  3. 前記第2のゲート駆動回路はスイッチを介してパルスを受け取った時点でON状態となる、請求項1に記載の安定器。
  4. 第1のゲート駆動回路内の第1のゲート駆動コンデンサと並列に接続された第1の抵抗器であって、第2のゲート駆動回路がON状態の間に第1のゲート駆動コンデンサからの電流をシャントしている第1の抵抗器をさらに含む請求項2に記載の安定器。
  5. 前記第1のゲート駆動コンデンサは第2のゲート駆動回路内の第2のゲート駆動コンデンサと比べてより低速度で充電しており、これによって第1のゲート駆動コンデンサがその最大電圧に到達するまで第1のゲート駆動回路をOFF状態に維持させている、請求項4に記載の安定器。
  6. 第1のゲート駆動コンデンサがその最大電圧に到達したときに前記第1のゲート駆動はONになりかつ前記第2のゲート駆動回路はOFFになる、請求項5に記載の安定器。
  7. 第1のゲート駆動回路内の1次巻き線と、第2のゲート駆動回路内の2次巻き線と、共振回路内の3次巻き線と、を有する第1の変成器をさらに備える請求項1に記載の安定器。
  8. 第1のゲート駆動回路内の1次巻き線と、第2のゲート駆動回路内の2次巻き線と、制御回路内の3次巻き線と、を有する第2の変成器をさらに備える請求項7に記載の安定器。
  9. 前記制御回路はさらに、最初にOFF状態にあるゲートと、電流を導通させるダイオードクランプと、を備えており、これによりスタートアップのグローフェーズ中に少なくとも1つのランプに最大電流を提供している、請求項8に記載の安定器。
  10. 前記制御回路はさらに、ゲートに結合されたツェナーダイオードのツェナー電圧を超えるまで充電するコンデンサであって、該ツェナー電圧点においてゲートはオンになると共に第2の変成器の3次巻き線がクランプされ、これによりスタートアップの点弧フェーズへの遷移中の少なくとも1つのランプに対するパワーを低減させているコンデンサを備える、請求項9に記載の安定器。
  11. 前記ゲートはMOSFETである、請求項9に記載の安定器。
  12. 前記1つまたは複数のランプは線形の蛍光ランプである、請求項1に記載の安定器。
  13. 蛍光ランプ安定器向けのスタートアップシステムであって、
    第1及び第2のゲート駆動回路、並びにバイアス電圧源を有する電圧型インバータ回路と、
    インバータ回路に対してかつ少なくとも1つの蛍光ランプに対して結合された共振回路と、
    インバータ回路及び共振回路に結合された制御回路と、
    バイアス電圧源がPFC回路を通してスタートアップ回路に電圧を供給するときに充電される第1のコンデンサを伴ったインバータ回路に対して実配線されたスタートアップ回路と、
    を備えるスタートアップシステム。
  14. 前記スタートアップ回路は、第1のコンデンサが所定の電圧レベルに到達したときに第2のゲート駆動回路にパルスを供給する、請求項13に記載のシステム。
  15. 前記制御回路は共振回路に対して、ランプがスタートアップのグローフェーズにあるときは最大パワーを供給し、かつ少なくとも1つの蛍光ランプがスタートアップの点弧フェーズに遷移するときはこれより小さい量のパワーを供給するようにインバータ出力パワーを調節している、請求項14に記載のシステム。
  16. 前記制御回路は、スタートアップのグローフェーズ中にOFF状態となったMOSFETと、スタートアップのグローフェーズ中に充電される第2のコンデンサと、を含む、請求項15に記載のシステム。
  17. 前記第2のコンデンサは、ランプがグローフェーズを完了して点弧フェーズに遷移できるような所定の充電持続時間を有するように選択されると共に、前記MOSFETは該第2のコンデンサが第2のコンデンサ及びMOSFETに結合されたツェナーダイオードのツェナー電圧を超えたときにONになる、請求項16に記載のシステム。
  18. 前記MOSFETはON状態にあるときに、制御回路を共振回路に誘導性に結合させている巻き線をクランプさせ、これによりスタートアップの点弧フェーズへの遷移中の少なくとも1つの蛍光ランプへのパワーを低減させている、請求項17に記載のシステム。
  19. 正端子に接続された陽極及び第1のノードに接続された陰極を有するダイオードと、
    第1のノード及び第2のノードに接続されたコンデンサと、
    コンデンサと並列に接続された第1の抵抗器と、
    第1のノードに対してかつスイッチに対して接続された第2の抵抗器と、
    を備えるスタートアップ回路であって、
    前記第2のノードは負端子に対してかつ接地に対して結合されており、かつ
    該スタートアップ回路はゲート駆動回路を始動させるようにスイッチを介してパルスを送っている、スタートアップ回路。
  20. 前記コンデンサは力率補正回路を通してバイアス電圧源からパワーがこれに供給されたときに充電されており、かつ該スタートアップ回路は該コンデンサが所定のしきい値電圧に到達したときにパルスを送っている、請求項19に記載のスタートアップ回路。
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