JP2011259409A - 音声再生用装置、音声再生用装置の制御プログラム、端末装置の音声再生用装置利用プログラムおよび携帯電話端末 - Google Patents

音声再生用装置、音声再生用装置の制御プログラム、端末装置の音声再生用装置利用プログラムおよび携帯電話端末 Download PDF

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Abstract

【課題】近距離無線通信により送信される音声信号に応じた音声を聴取できるようにすると共に、FM放送の放送信号に応じた音声の聴取もできるようにする。
【解決手段】FM受信部3と近距離無線部3とが1チップに集積されてパッケージされた集積回路を有している。当該集積回路のFM受信部3からの音声信号を出力するか近距離無線部2からの音声信号を出力するかが、スイッチ回路9により切り換えられる。接続端子5にはイヤホン150が接続されるが、接続端子5は、音声信号を出力すると共に、接続されたイヤホン150のケーブルを通じて受信したFM放送信号を集積回路のFM受信部3に供給する構成となっている。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、音楽再生機能を備えた携帯電話端末や音楽再生装置と無線通信により接続されて再生音声の聴取に用いられる装置及びプログラム等に関する。
例えば、携帯型のFM(Frequency Modulation)ラジオ受信機においては、FMラジオ放送を良好に受信するため、これに接続されるイヤホンのケーブル(イヤホンケーブル)をアンテナとして用いるようにすることが従来から行われている。
また、近年においては、FMラジオ放送を受信する機能を備えた携帯電話端末も提供されるようになってきている。このような携帯電話端末においても、これに接続されるイヤホンケーブルをアンテナとして用いるようにしている。
そして、ラジオ受信機やFMラジオ放送の受信機能を備えた携帯電話端末などに接続されて、そのケーブルがアンテナとして用いられるイヤホンについては、受信感度を向上させるために、種々の改良が成されている。
例えば、後に記す特許文献1には、イヤホンケーブルに高周波チョークコイルと高周波的に互いに並列接続するコンデンサとを設けることにより、イヤホンケーブルをアンテナとして使用する場合のFM受信感度の低下を防止する技術が開示されている。
また、後に記す特許文献2には、異なる周波数帯のアンテナを一体に形成することにより、それぞれの周波数帯において受信性能を向上させるイヤホンアンテナについての技術が開示されている。
特開平9−331209号公報 特開2008−258728号公報
ところで、近年、携帯音楽プレーヤや音楽再生機能付きの携帯電話端末、他これらに順ずる音楽などの音声情報を再生できる携帯機器において、再生音声信号を近距離無線通信により送受して聴取できるようにするヘッドセットの使用が一般的になってきている。近距離無線通信機能を備えたヘッドセット(以下、無線ヘッドセットという。)としては、例えば、Bluetooth規格のものなどが普及している。
この場合、携帯音楽プレーヤや音楽再生機能付きの携帯電話端末においては、再生した音声信号を近距離無線通信により無線ヘッドセットに送信する。無線ヘッドセットは送信されてきた音声信号を受信して、当該音声信号に応じた音声を自機のイヤホン等のスピーカから放音する。
このように、携帯端末と無線ヘッドセットは有線により接続されることは無いので、端末装置の取り回しの自由度が増すなど、端末装置を使用する際の利便性を向上させることができる。
しかしながら、無線ヘッドセットは、例え携帯音楽プレーヤや携帯電話端末がFMラジオ放送の受信機能を備えたものであっても、FMラジオ放送の聴取には使用することはできない。
なぜなら、ワイヤレスのイヤホンである無線ヘッドセットは、上述したように、携帯音楽プレーヤや携帯電話端末などの携帯機器と有線で接続されない。このため、当該無線ヘッドセットは、携帯機器に内蔵されているFMラジオ放送の受信回路についてのアンテナの機能を果たすことができないのである。
つまり、図13に示すように、音声再生部401、近距離無線通信部402、FM受信回路403を有する携帯端末400では、有線イヤホン450がFMアンテナ機能を担っている。このため、携帯端末400では、当該携帯端末のFM受信回路403にイヤホン450が接続されていることがFMラジオ機能を使用する前提条件となっている。
しかし、図13に示した構成の場合、無線ヘッドセット300の使用時においては、FMラジオ受信機用のアンテナが存在しなくなる。このため、仮に、FM受信回路403が近距離無線部403に受信信号を供給可能な構成になっていても、FMラジオ放送を良好に受信することができない。したがって、無線ヘッドセット300を用いては、携帯端末400が有するFMラジオ受信機能を用いて受信した放送を聴取できない構成になっている。
以上のことに鑑み、この発明は、近距離無線通信により送信される音声信号に応じた音声を聴取できるようにすると共に、FM放送の放送信号に応じた音声の聴取もできるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の音声再生用装置は、
FM(Frequency Modulation)受信回路と近距離無線通信回路とが1チップに集積されてパッケージされた集積回路と、
前記FM受信回路からの音声信号を出力するか、前記近距離無線通信回路からの音声信号を出力するかを切り換えるスイッチ手段と、
前記スイッチ手段により選択するようにされた音声信号を出力すると共に、接続されたイヤホン等のケーブルを通じて受信するFM放送信号を前記FM受信回路に供給する接続端と
を備える。
この請求項1に記載の発明の音声再生用装置によれば、FM受信回路と近距離無線通信回路とが1チップに集積されてパッケージされた集積回路を有している。ここで「チップ」と言う文言は、パッケージされた半導体集積回路(IC)の総称を意味している。
そして、当該集積回路のFM受信回路からの音声信号を出力するか近距離無線通信回路からの音声信号を出力するかが、スイッチ手段により切り換えられる。また、接続端にはイヤホンなどが接続されるが、当該接続端は、音声信号を出力すると共に、接続されたイヤホン等のケーブルを通じて受信したFM放送信号を集積回路のFM受信回路に供給する構成となっている。
これにより、近距離無線通信回路を通じて受信する例えば携帯音楽プレーヤなどの端末装置からの再生音声信号に応じた音声と、FM受信回路により受信される放送信号に応じた音声とを切り換えて聴取することができるようにされる。
また、FM受信回路は当該音声再生用装置に搭載されるので、携帯音楽プレーヤなどの端末装置にFM受信回路を搭載する必要はない。したがって、端末装置側の構成を簡単にすることができるなどの副次的な効果も上げられる。
また、請求項4に記載の発明の音声再生用装置は、
FM(Frequency Modulation)受信回路と、
近距離無線通信回路と、
前記FM受信回路からの音声信号を出力するか、前記近距離無線通信回路からの音声信号を出力するかを切り換えるスイッチ手段と、
前記スイッチ手段により選択するようにされた音声信号を出力すると共に、接続されたイヤホン等のケーブルを通じて受信するFM放送信号を前記FM受信回路に供給する接続端と、
前記近距離無線通信回路を通じて受け付けた切り換え要求に応じて、前記スイッチ手段の切り換え制御を行う切り換え制御手段と、
前記近距離無線通信回路を通じて受け付けた要求に応じて、少なくとも前記FM受信回路の制御を行う制御手段と、
少なくとも前記FM受信回路の状態を示す情報を取得して、前記近距離無線通信回路を通じて送信するようにする情報提供手段と
を備える。
この請求項4に記載の発明の音声再生用装置によれば、FM受信回路と近距離無線通信回路とを備えている。接続端にはイヤホンなどが接続されるが、当該接続端は、音声信号を出力すると共に、接続されたイヤホン等のケーブルを通じて受信したFM放送信号をFM受信回路に供給する構成となっている。
そして、FM受信回路と近距離無線通信回路との内、いずれの回路からの音声信号を出力するかが、近距離無線通信部を通じて受信される切り換え要求に応じて、スイッチ手段が切り換え制御手段により切り換えられることにより選択される。
また、近距離無線通信回路を通じて受け付けた要求に応じて、少なくともFM受信回路が制御手段により制御されて、例えば、選局などが行うようにされる。また、情報提供手段により、少なくともFM受信回路の状態を示す情報が取得され、これが近距離無線通信回路を通じて送信される。
これにより、近距離無線通信回路を通じて受信する例えば携帯音楽プレーヤなどの端末装置からの再生音声信号に応じた音声と、FM受信回路により受信される放送信号に応じた音声とを、当該端末装置からの要求に応じて切り換えて聴取することができるようにされる。
また、当該端末装置からの要求に応じて、FM受信回路の選局を変更するようにしたり、FM受信回路の例えば選局の状態等を当該端末装置に提供したりするなどのこともできるようにされる。
したがって、FM受信回路を備えない端末装置が、あたかも自機がFM受信回路を備えているかのように振る舞い、音声再生用装置のFM受信回路で受信される放送信号に応じた音声の聴取もすることができるようにされる。
この発明によれば、近距離無線通信により送信される音声信号に応じた音声を聴取できるようにすると共に、FM放送された放送信号に応じた音声の聴取もできるようにすることができる。
実施の形態の音声再生用装置100と携帯電話端末200の基本的な構成について説明するためのブロック図である。 第1の実施の形態の音声再生用装置100Aを説明するためのブロック図である。 第1の実施の形態の音声再生用装置100Aの外観の一例を示す図である。 第1の実施の形態の音声再生用装置100Aの動作を説明するためのフローチャートである。 第2の実施の形態の音声再生用装置100Bを説明するためのブロック図である。 第2の実施の形態の音声再生用装置100Bの外観の一例を示す図である。 第2の実施の形態の音声再生用装置100Bの動作を説明するためのフローチャートである。 第3の実施の形態の音声再生用装置100Cおよび携帯電話端末200Cを説明するためのブロック図である。 第3の実施の形態の携帯電話端末200CのLCD222の表示画面に表示されるFMラジオアプリケーション実行時の操作画面(操作パネル)を説明するための図である。 第3の実施の形態の携帯電話端末200Cの動作を説明するためのフローチャートである。 図10に続くフローチャートである。 第3の実施の形態の音声再生用装置100Cの動作を説明するためのフローチャートである。 FM受信回路を備えた携帯電話端末と無線ヘッドセットの従来の利用態様を説明するための図である。
以下、図を参照しながら、この発明の装置、システム、プログラムの一実施の形態について説明する。以下においては、この発明による音声再生用装置が、例えばBluetooth規格の近距離無線通信機能を有する無線ヘッドセットである場合を例にして説明する。また、以下においては、この発明の音声再生用装置に音声信号を近距離無線通信により送信してくる端末装置が音楽再生機能を備えた携帯電話端末である場合を例にして説明する。
そして、この発明による音声再生用装置と、当該音楽再生用装置に音声信号を供給する機能を備えた端末装置とからなる装置が、この発明による音楽再生システムである。また、当該システムの音声再生用装置に搭載されたコンピュータで実行されるプログラムがこの発明による音楽再生用装置の制御用プログラムである。また、当該システムの端末装置で実行されるプログラムが、この発明による音声再生用装置利用プログラムである。
[音声再生用装置の基本構成と携帯電話端末の基本構成]
まず、この発明の装置、システム、プログラムについて具体的に説明する前に、この発明の音声再生用装置の基本的な構成と、当該音声再生用装置に音声信号を送信する機能を備えた携帯電話端末の基本的な構成について説明する。
図1は、以下に説明する実施の形態の音声再生用装置(無線ヘッドセット)100と携帯電話端末200の基本的な構成について説明するためのブロック図である。図1に示すように、以下に説明する実施の形態の音声再生用装置100は基本的な構成として、近距離無線通信用の送受信アンテナ1と、近距離無線部2と、FM受信部3と、アンプ(増幅回路)4と、イヤホン等の接続端子5と、操作部6とを備えている。
そして、音声再生用装置100は、近距離無線通信用の送受信アンテナ1と近距離無線部2とを通じて受信した音声信号と、FM受信部3を通じて受信、選局され復調された音声信号(FM放送信号)とのいずれかを選択してアンプ4に供給することができる構成となっている。アンプ4は、これに供給された音声信号を増幅し、これを接続端子5を通じて当該接続端子5に接続されたイヤホン150に供給する。
これにより、イヤホン150を通じて、近距離無線部2からの音声信号に応じた音声、あるいは、FM受信部3からの音声信号に応じた音声を聴取することができるようにされる。なお、図1に示したように、接続端子5は、FM受信部3に接続されている。従って、イヤホン150のイヤホンケーブルは、FM放送信号の受信アンテナとしても用いられる。これにより、FM放送信号をFM受信部3が良好に受信することができるようにされる。
なお、近距離無線部2とFM受信部3との内、どちらからの音声信号をアンプ4に供給するかは、後述もするが、操作部6を通じて受け付けたユーザからの操作入力や、ユーザの指示に応じて携帯電話端末200から提供される切り換え要求(切り換え制御信号)に応じて行われる。また、上述した基本的な構成以外の部分の詳細については後述する。
次に、音声再生装置100には、近距離無線部2とFM受信部3とが搭載されているが、これら2つの回路部を1チップに集積してパッケージした集積回路とすることが可能である。
なお、近距離無線部2とFM受信部3とが搭載された集積回路としては、例えば、
http://www.stericsson.com/product/207236.jsp
http://www.stericsson.com/product/191760.jsp
などのWebページに開示されているものなどがある。
一方、携帯電話端末200は、図1に示すように、電話通信を行う通信系210と、メモリに蓄積されている音楽データ等の音声データの再生を行う音声再生系230と、これら各系の各部を制御する制御部220とを備えている。
また、制御部220には、ユーザからの操作入力を受け付ける操作部221と、表示素子としてLCD(Liquid Crystal Display)222を備えている。なお、LCD222の表示画面にはタッチパネル223が貼付されている。これにより、LCD222の表示画面に表示される情報とタッチパネル223とにより入力部を構成することもできるようにされている。
そして、制御部220は、図示しないが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read only Memory)、RAM(Random Access Memory)、EEPOM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等がCPUバスを通じて接続されて形成されたマイクロコンピュータである。
ここで、CPUは、制御の主体となるものであり、ROMやEEPROMに記憶されているプログラムを読み出して実行し、各部への制御信号を形成し、これを関係する各部に供給したり、また、各部からのデータを受信してこれを処理したりする。ROMは、上述したように、CPUによって実行される種々の処理プログラムや処理に必要となるデータを予め記憶したものである。
RAMは、各種の処理において、処理の途中結果を一時記憶するなど、主に作業領域として用いられるものである。また、EEPROMは、書き換え可能ないわゆる不揮発性メモリであり、電源が落とされても保持しておくべきデータ、例えば、機能追加のための新たなプログラム、各種設定パラメータなどのほか、例えば、電話帳データなど、種々の情報を記憶保持するものである。
次に、通信系210について説明する。通信系210は、電話通信用の送受信アンテナ211、送受信部212、コーデック213、受話器としてのスピーカ214、送話器としてのマイクロホン215からなっている。電話通信用の送受信アンテナ211は、基地局からの信号を受信したり、自機からの送信信号を送信したりする。
送受信部212は、図示しないが、アンテナ共用器、受信回路、送信回路、局発部(周波数シンセサイザ)、ベースバンド処理部等を備えたものである。送受信部212は、制御部220の制御に応じて、送受信アンテナ211を通じて受信した信号を復調し、A/D(Analog/Digital)変換し、制御データと音声データとを分離する。送受信部212で分離された制御データは制御部220に供給されて自機の制御等に用いられ、音声データはコーデック213に供給される。
コーデック213は、送受信部212からの音声データ(デジタル信号)をD/A(Digital/Analog)変換してアナログ音声信号を形成し、これをスピーカ214に供給する。これにより、通話の相手先から送信されていた音声信号に応じた音声を、受話器としてのスピーカ214から放音して、ユーザが聴取することができるようにされる。
一方、携帯電話端末200のユーザの音声(話音声)は、送話器としてのマイクロホン215を通じて集音されて、電気信号(アナログ信号)に変換され、コーデック213に供給される。コーデック213は、マイクロホン215からの音声信号をA/D変換し、デジタル信号となった音声データを送受信部212に供給する。
送受信部212は、コーデック213からの音声データに制御部220からの例えば制御データ等の必要なデータを付加し、D/A変換してアナログの送信用信号を形成し、これを変調したり、増幅したりして、実際に送信する送信信号を形成する。そして、送受信部212は、形成した当該送信信号を送受信アンテナ211を通じて送信する。
このようにして、通信系210の機能により、目的とする相手先との間で通話を行うことができるようにされる。なお、この実施の形態の携帯電話端末200は、通話だけでなく、インターネットに接続して目的とするWebページを閲覧したり、電子メールの送受信をしたりすることもできる。
この場合には、送受信アンテナ211と送受信部212とを通じて、制御部220が必要な情報の送受を行うようにすることによって、Webページの閲覧や電子メールの送受信を行うことができるようにされる。
次に、音声再生系230について説明する。音声再生系230は、メモリ231、近距離無線部232、近距離無声通信用の送受信アンテナ233、D/A(Digital/Analog)変換器234、アンプ235、ラウドスピーカ236を備えている。
メモリ231は、音楽データ等の音声データが格納されるものである。メモリ231には、例えば、インターネット上のサーバ装置からダウンロードしてきた音楽データや、図示しない外部入出力端子を通じてパーソナルコンピュータなどの外部機器から供給された音楽データ等が、制御部220を通じて記録される。
制御部220によりメモリ231から読み出された音楽データ等の音声データは、制御部220において例えば必要な情報等が付加されるなどの所定の処理が行われ、これが近距離無線部232、送受信アンテナ233を通じて、音声再生用装置100に送信される。
これにより、上述した音声再生用装置100において、携帯電話端末200からの再生音声信号が受信される。そして、上述もしたように、近距離通信部2からの音声信号を出力するように選択されているときには、これを接続端子に接続されたイヤホンを通じて聴取することができるようにされる。
また、制御部220によりメモリ231から読み出された音楽データ等の音声データ等に応じた音声を自機のラウドスピーカ236から放音することもできるようにされる。この場合、制御部220によりメモリ231から読み出された音声データは、制御部220において再生用の音声データに変換された後、D/A変換器234でアナログ音声信号に変換され、アンプ235を通じてラウドスピーカ236に供給される。
また、詳しくは後述するが、携帯電話端末200は、送受信アンテナ233、近距離通信部232を通じて受信した音声データを、制御部220、D/A変換器234、アンプ235、ラウドスピーカ236を通じて再生することもできるようになっている。
このように、音声再生用装置100は、携帯電話端末200からの再生音声信号の供給を受けて、これを再生することができると共に、自機が有するFM受信部3において受信したFM放送信号を再生することもできるものである。すなわち、図1に示した構成とすることで、音声再生用装置100の接続端子5に接続されるイヤホンのケーブルは、FM受信部3のアンテナとして機能させることが可能となる。
そして、近距離無線通信機能は備えるが、FM受信部は備えない携帯電話端末などの機器に対して、FM放送信号の受信機能を提供するようにすることができるようにされる。そのために携帯電話端末などの端末機器側において必要な変更は、特に必要ないか、あっても、せいぜいソフトウェアのインストール程度である。
このため、音声再生用装置100の利用に際して、携帯機器側に必要となるソフトウェアのインストールなどはユーザの手で手軽に実行することができる。したがって、既存の近距離無線通信機能を内蔵した携帯機器の大半において、この発明の音声再生用装置100の利用が可能とされる。
また、音声再生用装置(無線ヘッドセット)のようなアクセサリの使用を前提とした携帯端末の開発においては、全ての携帯端末のユーザが必ずしも必要としないFM放送の受信用のハードウェアを携帯端末に内蔵する必要がなくなる。このため、携帯端末の体積やコスト等の面で有利になり、ユーザに不必要な機能を強いるというケースも減らすことができる。
次に、この発明の音声再生用装置、システム、プログラムについて具体的に説明する。そして、以下においては、まず、FM放送の受信機能は、音声再生用装置100内で完結し、携帯電話端末200はFM放送の受信機能には一切関与しない2つの実施の形態を説明する。
この後、音声再生用装置100と携帯電話端末200との間で、相互に必要な情報のやり取りを行うことにより、FM放送の受信機能を備えない携帯電話端末200がFM放送の受信機能を備えているかのように動作する1つの実施の形態を説明する。
[第1の実施の形態]
以下に説明する第1の実施の形態は、FM放送の受信機能は音声再生用装置100内で完結し、携帯電話端末200はFMラジオ放送の受信機能には一切関与しない場合の最初の実施形態である。
[機器の構成例]
図2は、この第1の実施の形態の音声再生用装置100Aを説明するためのブロック図である。図2において、音声再生用装置100Aに音声信号を供給する携帯電話端末200Aは、図1に示した携帯電話端末200と同様に構成されるものである。しかし、説明を簡単にするため、図2において携帯電話端末200Aは、音声再生に関連する部分のみを示し、その他の部分は省略している。
そして、図2において音声再生用装置100Aは、図1に示した音声再生用装置100に対応する。すなわち、この第1の実施の形態の音声再生用装置100Aもまた、近距離無線通信用の送受信アンテナ1と、近距離無線部2と、FM受信部3と、アンプ(増幅回路)4と、イヤホン等の接続端子5と、操作部6とを備えている。
近距離無線通信用の送受信アンテナ1及び近距離無線部2は、上述もしたように、例えばBluetooth規格に準拠して、近隣の相手先、この例の場合には携帯電話端末200Aとの間で無線により情報の送受を行うものである。
FM受信部3は、上述もしたように、接続端子5に接続されるイヤホンのイヤホンケーブルにより受信されるFM放送信号を受信して取り込む。すなわち、FM受信部3は、受信アンテナの一部や選局回路や復調回路など、FM放送信号を受信して、これから再生用の音声信号を復調して出力するまでの全ての回路を含むものである。
なお、FM受信部3で受信されるFM放送信号は、FM放送信号のほか、VHF帯のテレビ放送信号に含まれるFM音声信号をも受信、選局して復調することができるものである。
また、アンプ4は、これに供給される音声信号を増幅して、接続端子5に接続されたイヤホン150に供給するものである。また、操作部6は、ユーザからの操作入力を受け付けて、これに応じた指示情報を関連する各部に供給するものである。
なお、詳しくは後述するが、この第1の実施の形態の音声再生用装置100Aにおける操作部6は、複数のボタンスイッチ、ダイヤル、スライドキー、いわゆるジョグダイヤルなどの種々の操作手段を備えたものである。ここでダイヤルは回動操作されるものであり、スライドキーは摺動操作されるものである。また、静電容量検出による操作でもよい。
そして、この第1の実施の形態の音声再生用装置100Aの場合には、ACPU(Application Central Processing Unit)7と、D/A変換器8と、スイッチ回路9とが設けられている。
ACPU7は、操作部6を通じて受け付けた操作入力に応じて近距離無線部2を制御する。また、ACPU7は、近距離無線部2を通じて受信した音声データから音声データとその他のデータ(制御データ等)を分離したり、音声データがデータ圧縮されたものである場合には、圧縮解凍処理を行ったり、音声データに関する処理も行う。
D/A変換器8は、近距離無線部2を通じて受信して処理された音声データ(デジタル音声信号)をアナログ音声信号に変換する。スイッチ回路9は、FM受信部3において受信されて復調されたFM放送信号に応じた音声信号を出力するか、近距離無線部2を通じて受信され、D/A変換部8でD/A変換された音声信号を出力するかを切り換える。
なお、図2に示した音声再生用装置100Aにおいて、点線で囲んで示した近距離無線部2、FM受信部3、ACPU7、A/D変換器8が、1チップにパッケージされて形成された集積回路の構成とされた部分である。
そして、この第1の実施の形態の音声再生用装置100Aにおいて、スイッチ回路9は、操作部6を通じて受け付けたユーザからの操作入力に応じて直接的に切り換えられるものである。アンプ4もまた、操作部6を通じて受け付けたユーザからの操作入力に応じて直接的に音量の調整を行うことができるものである。さらに、FM受信部3もまた、操作部6を通じて受け付けたユーザからの操作入力に応じて直接的に選局することができるものである。
また、後述もするが、操作部6を通じて受け付けたユーザからの操作入力が、再生されている音声データについての、再生停止、早送り、早戻しなどであったとする。この場合、ACPU7が、操作部6からのユーザの操作入力に応じた指示信号に基づいて、再生停止、早送り、早戻しなどの要求信号(コマンド)を形成し、これを近距離無線部2を通じて携帯電話端末200Aに送信する。これにより、携帯電話端末200A側における音声データの生成に関する基本的な制御を行うようにすることができる。
そして、図2に示した音声再生用装置100Aの場合、FM受信部3、アンプ4、スイッチ回路9は、操作部6を通じて受け付けた操作入力に応じて直接に調整や切り換えが可能なものである。すなわち、それらを制御するためのソフトウェアなどは必要なく、各部を構成するハードウェアだけで最も簡単に構成することができるものである。
[操作方法と機器の動作]
次に、この第1の実施の形態の音声再生用装置100Aの操作方法と動作について説明する。図3は、この第1の実施の形態の音声再生用装置100Aの外観の一例を示す図である。図3に示すように、この第1の実施の形態の音声再生用装置100Aは、電源のオン/オフスイッチ6Aを備えている。また、音声再生用装置100Aは、携帯電話端末200Aからの提供される音声信号の再生時において、携帯電話端末200Aの制御用の操作キーとして、早送りキー6B、早戻しキー6C、再生キー及び停止キー6Dを備えている。
さらに、音声再生用装置100Aは、モード切り換えスイッチ6Eを備えている。このモード切り換えスイッチ6Eは、押下操作されるたびに、FMラジオモードとヘッドセットモードとを切り換えるものであり、当該スイッチ6Eに対する操作により、スイッチ回路9が切り換えられる。
ここで、FMラジオモードは、FM受信部3を通じて受信したFM放送信号を再生するモードである。また、ヘッドセットモードは、近距離無線通信部2を通じて受信した携帯電話端末200Aからの音声信号を再生する従来からの音声再生モードである。
また、音声再生用装置100Aは、音量の調整ダイヤル6Gと、FMラジオモード時に使用される選局ダイヤル6Fを備えている。なお、選局表示部6Hは、選局ダイヤル6Fの回動操作に応じて図3に示した矢印方向に移動するメモリ部を備え、FM受信部3における選局状態を示すものである。
なお、ここでは、音量の調整ダイヤル6Gと選局ダイヤル6Fとを備えた構成としているが、これは一例であり、これらを摺動操作されるスライドキーの構成としたり、回動操作と押下操作とが可能ないわゆるジョグダイヤルの構成としたりするなどのことももちろん可能である。また、静電容量検出による操作でもよい。
次に、この第1の実施の形態の音声再生用装置100Aを用いてFM放送や携帯電話端末200Aから提供される再生音声を聴取する場合の処理について説明する。まず、音声再生用装置100Aを用いてFM放送を聴取する場合について説明する。
電源のオン/オフスイッチ6Aを操作して電源を投入した後、ユーザは、モード切り換えスイッチ6Eを操作して、音声再生用装置100AをFMラジオモードにする。この場合、モード切り換えスイッチ6Eの操作に応じて、スイッチ回路9がFM受信部3側に切り換えられる。これにより、接続端子5に接続されたイヤホンのイヤホンケーブルを通じて受信されたFM放送信号が、FM受信部3に供給される。
FM受信部3は、これに供給されるFM放送信号を受信して、選局し、さらに復調して、当該FM放送信号に応じた音声信号を形成し、これをスイッチ回路9を通じてアンプ4に供給する。アンプ4は、これに供給された音声信号を増幅して、接続端子5に接続されたイヤホン150に供給する。
この場合、音量調整ダイヤル6Gを回動操作することにより音量の調整を行うことができ、選局ダイヤル6Fを回動操作することにとり、FM放送信号の選局を変えることができるようにされる。このようにして、FM受信部3を通じて受信、選局されたFM放送信号に応じた音声を聴取することができるようにされる。
次に、この第1の実施の形態の音声再生用装置100Aを用いて携帯電話端末200Aからの提供される音声信号に応じた音声を聴取する場合について説明する。まず、ユーザは、モード切り換えスイッチ6Eを操作して、音声再生用装置100Aをヘッドセットモードにする。この場合、モード切り換えスイッチ6Eの操作に応じて、スイッチ回路9がD/A変換器8側に切り換えられる。これにより、近距離無線部2、D/A変換器8、アンプ4に至る経路が接続される。
そして、ユーザは、携帯電話端末200Aに対して、目的とする例えば音楽データの再生を開始させるようにする指示を、操作部221を通じて行う。これにより、携帯電話端末200Aの制御部220は、メモリ231から目的とする音声データを読み出し、これを近距離無線部232、送受信アンテナ233を通じて送信してくる。
音声再生用装置100Aでは、送受信アンテナ1、近距離無線部2を通じて携帯電話端末200Aからの音声データを受信する。そして、近距離無線部2は、ACPU7の機能をも用いて、受信した音声データが例えばデータ圧縮されているものである場合には圧縮解凍するなどの処理を行って再生用の音声データを形成し、これをD/A変換器8に供給する。
D/A変換器8は、近距離無線部2からの再生用の音声データをアナログの音声信号に変換し、これをスイッチ回路9を通じてアンプ4に供給する。アンプ4は、これに供給された音声信号を増幅して、接続端子5に接続されたイヤホン150に供給する。このようにして、近距離無線部2を通じて受信する携帯電話端末200Aからの再生音声データの応じた音声を聴取することができるようにされる。
この場合、音量調整ダイヤル6Gを回動操作することにより音量の調整を行うことができる。また、ヘッドセットモード時においては、早送りキー6B、早戻しキー6C、再生キー及び停止キー6Dを操作することにより、携帯電話端末200Aにおける音声データの再生処理を制御することができる。
すなわち、ACPU7は、早送りキー6B、早戻しキー6C、再生キー及び停止キー6Dを通じて受け付けた操作入力に応じた要求信号(コマンド)を形成し、これを近距離無線部2、送受信アンテナ1を通じて携帯電話端末200Aに送信する。
携帯電話端末200Aは、送受信アンテナ233、近距離無線部232を通じて音声再生用装置100Aからの要求信号(コマンド)を受信して制御部220に供給する。これにより、制御部220は、受信した要求信号に応じて、メモリ231から目的とする音声データの読み出しの開始、読み出しの停止、早送り、早戻しなどの各処理を実行することができるようにされる。
[音声再生用装置100Aの動作のまとめ]
次に、この第1の実施の形態の音声再生用装置100Aの動作についてまとめる。図4は、この第1の実施の形態の音声再生用装置100Aの動作を説明するためのフローチャートである。
上述もしたように、この第1の実施の形態の音声再生用装置100Aにおいては、ほとんどソフトウェア制御は行われない。そのため、音声再生用装置100Aの動作をフローチャートに示すことは基本的に無理がある。しかし、音声再生用装置100Aの特徴を示すために、あえてその動作を示すようにしたのが、図4のフローチャートである。
上述もしたように、電源のオン/オフスイッチ6Aを操作して電源を投入すると、音声再生用装置100Aは、操作入力受付可能状態となり(ステップS101)、操作部6を通じての各種の操作入力を行うことができるようにされる。
ここで、再度、電源のオン/オフスイッチ6Aが操作され、電源がオフにされると(ステップS102)、各部への電源の供給が停止され(ステップS103)、音声再生用装置100Aは非動作状態となる。
また、電源をオフにする操作以外の操作がされた場合には、関係する回路部がユーザからの操作に応じた処理を実行する(ステップS104)。すなわち、ステップS104においては、モード切り換えスイッチ6Eが操作された場合には、スイッチ回路9の切り換えが行われる。また、音量の調整ダイヤル6Gが操作された場合には、アンプ4の利得が変えられ、音量の調整がなされる。
また、ステップS104においては、FMラジオモード時に選局ダイヤル6Fが操作された場合には、FM受信部3における選局が変えられる。また、早送りキー6B、早戻しキー6C、再生キー及び停止キー6Dが操作された場合には、ACPU7が操作に応じた要求信号を形成し、近距離無線部2を通じて携帯電話端末200Aに送信する処理が成される。そして、ステップS104の処理ののち、ステップS101からの処理が行うようにされ、音声再生用装置100Aに対する操作入力を行うことができるようにされる。
このように、この第1の実施の形態の音声再生用装置100Aの場合には、FM放送信号の受信機能は、音声再生用装置100A内で完結し、携帯電話端末200AはFM放送信号の受信機能には一切関与しない。
しかし、音声再生用装置100Aを通じて、携帯電話端末200Aからの再生音声を聴取したり、FMラジオ放送の放送番組を聴取したりすることができる。すなわち、音声再生用装置100Aを用いることにより、近距離無線通信により送信される音声信号に応じた音声を聴取できるようにすると共に、FM放送信号に応じた音声の聴取もできる。しかも、音声再生用装置100Aは非常に簡単な構成とすることができる。
[第2の実施の形態]
次に、この発明の第2の実施の形態について説明する。以下に説明する第2の実施の形態は、FMラジオ放送の受信機能は音声再生用装置100内で完結し、携帯電話端末200はFMラジオ放送の受信機能には一切関与しない場合の2番目の実施形態である。
[機器の構成例]
図5は、第2の実施の形態の音声再生用装置100Bを説明するためのブロック図である。図5において、音声再生用装置100Bに音声信号を供給する携帯電話端末200Bは、図1に示した携帯電話端末200と同様に構成されるものである。このため、この第2の実施の形態においても、説明を簡単にするため、図5において携帯電話端末200Bは、音声再生に関連する部分のみを示し、その他の部分は省略している。
そして、図5において音声再生用装置100Bは、図1に示した音声再生用装置100に対応するものであり、図2に示した第1の実施の形態の音声再生用装置100Aとほぼ同様の構成要素を有するものである。
すなわち、この第2の実施の形態の音声再生用装置100Bは、図5に示したように、送受信アンテナ1、近距離無線部2、FM受信部3a、アンプ4a、接続端子5、操作部6a、ACPU7a、D/A変換器8、スイッチ回路9a、LCD10を備えている。
ここで、図2に示した第1の実施の形態の音声再生用装置100Aと同じ参照符号を付した送受信アンテナ1、近距離無線部2、接続端子5、D/A変換器8のそれぞれは、第1の実施の形態の音声再生用装置100Aの対応する部分と同様に構成されたものである。
また、FM受信部3a、アンプ4a、操作部6a、ACPU7a、スイッチ回路9a、のそれぞれは、図2に示した第1の実施の形態の音声再生用装置100AのFM受信部3、アンプ4、操作部6、ACPU7、スイッチ回路9と同様の機能を実現するものである。
このため、図5に示した音声再生用装置100Bにおいて、送受信アンテナ1、近距離無線部2、FM受信部3a、アンプ4a、接続端子5、操作部6、ACPU7a、D/A変換器8、スイッチ回路9aのそれぞれの基本的な機能の説明は、上述した第1の実施の形態の説明と重複するので省略する。
また、この第2の実施の形態の音声再生用装置100Bは、LCD10を備えている。LCD10は、ACPU7aにより制御され、種々の文字情報、記号情報、図形情報等の表示情報を表示することができるようにされている。
そして、この第2の実施の形態の音声再生用装置100Bにおいて、サフィックス「a」を付して示したFM受信部3a、アンプ4a、スイッチ回路9aのそれぞれは、ACPU7aによって制御される構成とされている。このため、この第2の実施の形態の音声再生用装置100BのACPU7aは、図2に示した第1の実施の形態の音声再生用装置100AのACPU7とは若干異なり、操作部6aを通じて受け付ける操作入力に応じて、関連する各部を制御する機能を有している。
また、操作部6aは、ユーザからの種々の操作入力を受け付けるものである。しかし、操作部6aは、第1の実施の形態の操作部6のように操作に応じた操作信号を関係する各部に供給するものではない。操作部6aは、受け付けたユーザからの操作入力に応じた電気信号を形成し、これをACPU7aに供給することができるものである。
なお、図5に示した第2の実施の形態の音声再生用装置100Aにおいて、点線で囲んで示した近距離無線部2、FM受信部3a、ACPU7a、A/D変換器8が、1チップにパッケージされて形成された集積回路の構成とされた部分である。
そして、この第2の実施の形態の音声再生用装置100Bの場合には、FM受信部3a、アンプ4a、スイッチ回路9aのそれぞれを、ACPU7aを通じて制御する構成としている。すなわち、FM受信部3a、アンプ4a、スイッチ回路9aのそれぞれを、ソフトウェアによる制御を可能にしている。
そして、この第2の実施の形態の音声再生用装置100Bの場合にも、携帯電話端末200Bからの再生音声を聴取したり、FMラジオ放送の放送番組を聴取したりすることが簡単にできるようにしている。
[操作方法と機器の動作]
次に、この第2の実施の形態の音声再生用装置100Bの操作方法と動作について説明する。図6は、この第2の実施の形態の音声再生用装置100Bの外観の一例を示す図である。図6に示すように、この第2の実施の形態の音声再生用装置100Bは、電源のオン/オフスイッチ6AAを備えている。
また、音声再生用装置100Bは、音量調整用のアップキー6CCおよびダウンキー6DDを備えている。また、音声再生用装置100Bは、FMラジオモード時には選局キーとして用いられ、ヘッドセットモードの時には早送りキー、早戻しキーとして用いられる左矢印キー6BB、右矢印キー6DDを備えている。
さらに、音声再生用装置100Bは、ヘッドセットモードの時において、再生キーおよび停止キーとして用いられる操作キー6FFを備えている。また、音声再生用装置100Bもまた、モード切り替えスイッチ6GGを備えている。このモード切り替えスイッチ6GGが、スイッチ回路9aに対する切り換え指示を入力するためのものである。
この第2の実施の形態においても、FMラジオモードは、FM受信部3aを通じて受信したFM放送信号を再生するモードである。また、ヘッドセットモードは、近距離無線通信2を通じて受信した携帯電話端末200からの音声信号を再生する従来からの音声再生モードである。
なお、LCD10の表示画面10Gには、動作状態に応じた種々の情報が表示するようにされる。例えば、選択されているモード、再生中か、停止中か、音量、電池残量、放送局名、選局周波数、曲名等である。ここで、モード、音量、電池残量などは、常時表示可能である。また、放送局名、選局周波数は、FMラジオモード時に表示可能な情報である。また、再生中か、停止中か、曲名等は、ヘッドセットモード時に表示可能な情報である。
また、この第2の実施の形態の音声再生用装置100Bにおいても、例えば、音量調整キーや選局キーなどを上述した第1の実施の形態の音声再生用装置100Aの場合と同様に構成するなどのことが可能である。すなわち、音量調整キーや選局キーなどを、ダイヤルとしたり、あるいは、スライドキーとしたりいわゆるジョグダイヤルとしたりするなど、種々の態様を取ることが可能である。また、静電容量検出による操作でもよい。
次に、この第2の実施の形態の音声再生用装置100Bを用いてFM放送や携帯電話端末200Bから提供される再生音声を聴取する場合の処理について説明する。まず、音声再生用装置100Bを用いてFM放送を聴取する場合について説明する。
電源のオン/オフスイッチ6Aを操作して電源を投入した後、まず、ユーザは、モード切り換えスイッチ6GGを操作して、音声再生用装置100BをFMラジオモードにする。この場合、ACPU7aがスイッチ回路9aを制御して、スイッチ回路9aをFM受信部3a側に切り換える。これにより、接続端子5に接続されたイヤホンのイヤホンケーブルを通じて受信されたFM放送信号が、FM受信部3aに供給される。
FM受信部3aは、これに供給されるFM放送信号を受信して、選局し、さらに復調して、当該FM放送信号に応じた音声信号を形成し、これをスイッチ回路9aを通じてアンプ4aに供給する。アンプ4aは、これに供給された音声信号を増幅して、接続端子5に接続されたイヤホン150に供給する。
この場合、アップキー6CCおよびダウンキー6DDを操作すると、これに応じてACPU7aがアンプ4aの利得を制御し、音量の調整を行うことができる。また、この時、左矢印キー6BB、右矢印キー6DDを操作すると、これに応じてACPU7aがFM受信部3aの選局回路(局発部)を制御し、FM放送信号の選局を変えることができる。このようにして、FM受信部3aを通じて受信、選局されたFM放送信号に応じた音声を聴取することができるようにされる。
次に、この第2の実施の形態の音声再生用装置100Bを用いて携帯電話端末200Bからの提供される再生音声を聴取する場合について説明する。まず、ユーザは、モード切り換えスイッチ6GGを操作して、音声再生用装置100Bをヘッドセットモードにする。
この場合、ACPU7aがスイッチ回路9aを制御して、スイッチ回路9aをD/A変換器8側に切り換える。これにより、近距離無線部2、D/A変換器8、アンプ4aに至る経路が接続される。
そして、ユーザは、携帯電話端末200Bに対して、目的とする例えば音楽データの再生を開始させるようにする指示を、操作部221を通じて行う。これにより、携帯電話端末200Bの制御部220は、メモリ231から目的とする音声データを読み出し、これを近距離無線部232、送受信アンテナ233を通じて送信してくる。
音声再生用装置100Bでは、送受信アンテナ1、近距離無線部2を通じて携帯電話端末200Bからの音声データを受信する。そして、近距離無線部2は、ACPU7aの機能をも用いて、受信した音声データが例えばデータ圧縮されているものである場合には圧縮解凍するなどの処理を行って再生用の音声データを形成し、これをD/A変換器8に供給する。
D/A変換器8は、近距離無線部2からの再生用の音声データをアナログの音声信号に変換し、これをスイッチ回路9aを通じてアンプ4aに供給する。アンプ4は、これに供給された音声信号を増幅して、接続端子5に接続されたイヤホン150に供給する。このようにして、近距離無線部2を通じて受信する携帯電話端末200Bからの再生音声データに応じた音声を聴取することができる。
この場合、アップキー6CCおよびダウンキー6DDを操作すると、これに応じてACPU7aがアンプ4aの利得を制御し、音量の調整を行うことができる。また、この時、左矢印キー6BB、右矢印キー6DD、操作キー6FFを操作すると、携帯電話端末200Bにおける音声データの再生処理を制御することができる。
すなわち、ACPU7aは、左矢印キー6BB、右矢印キー6DD、操作キー6FFを通じて受け付けた操作入力に応じた要求信号(コマンド)を形成し、これを近距離無線部2、送受信アンテナ1を通じて携帯電話端末200Bに送信する。
携帯電話端末200Bは、送受信アンテナ233、近距離無線部232を通じて音声再生用装置100Aからの要求信号(コマンド)を受信して制御部220に供給する。これにより、制御部220は、受信した要求信号に応じて、メモリ231から目的とする音声データの読み出しの開始、読み出しの停止、早送り、早戻しなどの各処理を実行することができるようにされる。
[音声再生用装置100Bの動作のまとめ]
次に、この第2の実施の形態の音声再生用装置100Bの動作についてまとめる。図7は、この第2の実施の形態の音声再生用装置100Bの動作を説明するためのフローチャートである。
上述もしたように、この第2の実施の形態の音声再生用装置100Bにおいては、操作部6aを通じて受け付けるユーザからの操作入力に応じて、ACPU7aが各部を制御することにより、再生音声の聴取を行うことができるようにされる。
このため、この第2の音声再生用装置100Bの動作は、音声再生用装置100BのACPU7aの動作としてまとめるようにしたものが、図7のフローチャートである。すなわち、電源のオン/オフスイッチ6AAが操作され、音声再生用装置100Bに電源が投入されると、図7に示す処理がACPU7aにおいて実行される。
電源が投入されると、ACPU7aは、操作部6aを通じてユーザからの操作入力を受け付ける(ステップS201)。ステップS201において操作入力を受け付けると、ACPU7aは、受け付けた操作入力は、電源のオン/オフキー6AAを通じて電源をオフにする操作か否かを判断する(ステップS202)。
ステップS202の判断処理において、受け付けた操作入力は電源をオフにする操作である判断したときには、ACPU7aは、各部への電力の供給を停止するようにし(ステップS203)、この図7に示す処理を終了する。これにより、音声再生用装置100Bは非動作状態となる。
また、ステップS202の判断処理において、受け付けた操作入力は電源をオフにする操作ではないと判断したときには、ACPU7aは、受け付けた操作入力は、モード切り替えスイッチ6GGによるモード切り換え操作か否かを判断する(ステップS204)。
ステップS204の判断処理において、受け付けた操作入力は、モード切り換え操作ではないと判断したときには、ACPU7aは、各部を制御して受け付けた操作入力に応じた処理を実行する(ステップS205)。
なお、ステップS205においては、音量調整や、FMラジオモード時における選局処理、ヘッドセットモード時における再生、停止、早送り、早戻しなどを携帯電話端末200Bに指示する処理などが行われる。そして、ステップS205の処理の後においては、ステップS201からの処理が繰り返され、さらに操作入力を行うことができるようにされる。
また、ステップS204の判断処理において、受け付けた操作入力はモード切り換え操作であると判断したときには、ACPU7aは、受け付けた操作入力はFMラジオモードへの切り換え操作か否かを判断する(ステップS206)。
ステップS206の判断処理において、受け付けた操作入力はFMラジオモードへの切り換え操作であると判断したときには、ACPU7aは、スイッチ回路9aをFM受信部3aからの音声信号をアンプ4aに供給するように切り換える(ステップS207)。
これにより、FM受信部3aを通じて受信、選局して復調したFM放送信号に応じた音声を再生して聴取することができるようにされる。この後、ステップS201からの処理が繰り返され、さらに操作入力を行うことができるようにされる。
また、ステップS206の判断処理において、受け付けた操作入力はFMラジオモードへの切り換え操作ではないと判断したときには、ACPU7aは、スイッチ回路9aをD/A変換器9aからの音声信号をアンプ4aに供給するように切り換える(ステップS208)。
これにより、近距離無線部2を通じて受信する携帯電話端末200Bからの音声データに応じた音声を再生して聴取することができるようにされる。この後、ステップS201からの処理が繰り返され、さらに操作入力を行うことができるようにされる。
このように、この第2の実施の形態の音声再生用装置100Bの場合には、第1の実施の形態の音声再生用装置100Aの場合と同様に、FMラジオ放送の受信機能は、音声再生用装置100B内で完結し、携帯電話端末200BはFMラジオ放送の受信機能には一切関与しない。
しかし、音声再生用装置100Bを通じて、携帯電話端末200Bからの再生音声を聴取したり、FMラジオ放送の放送番組を聴取したりすることができる。すなわち、音声再生用装置100Bを用いることにより、近距離無線通信により送信される音声信号に応じた音声を聴取できるようにすると共に、FM放送の放送信号に応じた音声の聴取もできる。
そして、この場合、ユーザの操作入力に応じて、ACPU7aが各部を制御する構成となっているので、ソフトウェアにより種々の処理が行うようにされ、操作キーを比較的に自由に設定することができるなど、開発上の柔軟性を確保することができる。また、ユーザの使い勝手の向上を図ることも可能である。また、ACPU7aの制御により、必要な情報をLCD10の表示画面に表示してユーザに提供するなどのこともできる。
[第3の実施の形態]
次に、この発明の第3の実施の形態について説明する。以下に説明する第3の実施の形態は、音声再生用装置100と携帯電話端末200との間で、相互に必要な情報のやり取りを行うことにより、FM受信部を備えない携帯電話端末200があたかもFM受信部を備えているかのように動作することができるものである。
すなわち、この第3の実施の形態において、音声再生用装置100Cと携帯電話端末200Cとからなるシステムが、この発明の音声再生システムの一実施の形態が適用されたものである。また、この第3の実施の形態の音声再生用装置100Cが、この発明の音声再生用装置の一実施の形態が適用されたものである。
また、この第3の実施の形態の音声再生用装置100Cで実行されるプログラムが、この発明の音声再生用装置の制御プログラムの一実施の形態が適用されたものである。さらに、この第3の実施の形態の携帯電話端末200Cで実行されるプログラムが、この発明の音声再生用装置利用プログラムの一実施の形態が適用されたものである。
[機器の構成例]
図8は、第3の実施の形態の音声再生用装置100Cおよび携帯電話端末200Cを説明するためのブロック図である。図8において、音声再生用装置100Cに音声信号を供給する携帯電話端末200Cは、図1に示した携帯電話端末200とほぼ同様に構成されるものである。
このため、この第2の実施の形態においても、説明を簡単にするため、図8において携帯電話端末200Cは、その主要部分のみを示し、その他の部分は省略している。なお、この第3の実施の形態の携帯電話端末200Cにおいては、図8において2重線で示したFMラジオアプリケーション224を、制御部220において実行することができるものである。
なお、FMラジオアプリケーション224の詳細は後述するが、簡単には、音声再生用装置100CのFMラジオ受信機能を、携帯電話端末200Cが有する機能のようにして利用できるようにするためのソフトウェア(プログラム)である。
そして、図8において音声再生用装置100Cは、図1に示した音声再生用装置100に対応するものであり、図5に示した第2の実施の形態の音声再生用装置100Bとほぼ同様の構成要素を有するものである。
このため、図8に示した第3の実施の形態の音声再生用装置100Cにおいて、図5に示した第2の実施の形態の音声再生用装置100Bと同様に構成される部分には、同じ参照符号を付し、その部分の詳細な説明については省略する。
そして、この第3の実施の形態の音声再生用装置100Cもまた、携帯電話端末200Cからの再生音声を聴取したり、FMラジオ放送の放送番組を聴取したりすることができるものである。すなわち、音声再生用装置100Cは、FM受信部3aからのFM放送信号に応じた音声を再生することができる。また、携帯電話端末200Cから近距離無線により送信される音声データを、近距離無線部2を通じて受信して、これに応じた音声を再生することができる。
さらに、この第3の実施の形態の場合には、音声再生用装置100Cに対するユーザからの指示を、上述したFMラジオアプリケーション224を実行する携帯電話端末200C側で受け付ける。そして、携帯電話端末200Cは受け付けた音声再生用装置100Cに対する指示に応じた要求信号や制御信号を形成し、これを近距離無線部232を通じて近距離無線通信により音声再生用装置100Cに供給する。
これにより、この第3の実施の形態の音声再生用装置100Cの場合、携帯電話端末200Cからの要求信号や制御信号に基づいて、ACPU7aが、スイッチ回路9aを切り換えたり、FM受信部3aの選局を変えたり、アンプ4aの利得を調整して音量を変えたりすることができるようにしている。
このため、この第3の実施の形態の音声再生用装置100CのACPU7aにおいて実行される制御プログラムは、上述した第2の実施の形態の音声再生用装置100BのACPU7aで実行されるものとは異なるものである。
また、音声再生用装置100Cの操作部6aは、例えば電源のオン/オフスイッチは必要であるが、第2の実施の形態の音声再生用装置100Bの操作部6aのように種々の操作キーを備えなくても済むようにされる。もちろん、第3の実施の形態の音声再生用装置100Cの操作部6aを、上述した第2の実施の形態の音声再生用装置100Bの操作部6aなどと同様に構成することも可能である。
そして、この第3の実施の形態の音声再生用装置100Cは、ACPU7aが、スイッチ回路9aの状態、FM受信部3aの選局の状態、アンプ4aの利得の状態等を示す情報を取得し、近距離無線部2を通じて携帯電話端末200Cに送信することもできるようにしている。これにより、携帯電話端末200Cは、音声再生用装置100Cにおける必要な情報を得て、LCD222の表示画面に表示してユーザに提供するなどのことができるようにしている。
また、この第3の実施の形態の音声再生用装置100Cは、図8に示すように、FM受信部3aからの音声信号の供給を受けて、これをデジタル信号に変換するA/D(Analog/Digital)変換器11を備えている。これにより、FM受信部3aが受信、選局して復調したFMラジオ放送番組の音声信号を、近距離無線部2aを通じて携帯電話端末200C側に送信することもできるようにしている。この点で、近距離無線部2aは、第1、第2の実施の形態の音声再生用装置100A、100Bの近距離無線部2とは異なっている。
そして、この場合、携帯電話端末200C側では、音声再生用装置100CからのFM放送信号に応じた音声信号(FM放送番組の音声信号)を、近距離無線部232を通じて受信する。そして、受信した音声信号を制御部220で再生処理し、これをD/A変換器234、アンプ235を通じてラウドスピーカ236に供給して再生するなどのこともできるようにしている。
このように、この第3の実施の形態の音声再生用装置100Cと携帯電話端末200Cとは、相互に情報の送受を行って、携帯電話端末200Cを通じて、音声再生用装置100Cの機能を利用することができるようにしている。
[操作方法と機器の動作]
次に、この第3の実施の形態の音声再生用装置100Cおよび携帯電話端末200Cの操作方法と動作について説明する。上述もしたように、この第3の実施の形態の音声再生システムの場合には、携帯電話端末200Cに対してユーザが操作を行うことによって、携帯電話端末200C側から音声再生用装置100Cをコントロールすることができるようにしている。このため、音声再生用装置100Cに対しては電源のオン/オフ以外はほとんど操作を行うことはない。
そこで、ここでは、携帯電話端末200Cに対するユーザの操作と、音声再生用装置100C、携帯電話端末200Cの動作について関連付けながら説明する。まず、この第3の実施の形態の音声再生用装置100Cを用いてFMラジオ放送を聴取する場合について説明する。
図9は、この第3の実施の形態の携帯電話端末200CのLCD222の表示画面に表示されるFMラジオアプリケーション実行時の操作画面(操作パネル)を説明するための図である。この第3の実施の形態の携帯電話端末200Cは、いわゆるスマートホンの構成とされ、上述もしたように、表示画面の大きなLCD222を備えると共に、当該LCD222の表示画面にはタッチパネル223が貼付されている。そして、LCD222の表示画面に表示される表示情報とタッチパネル223とにより操作部としての機能を実現している。
そして、この第3の実施の形態の携帯電話端末200Cの場合、例えば、LCD222に表示されたメニューから、FMラジオアプリケーションという項目を選択すると、制御部220において、FMラジオアプリケーション(ソフトウェア)224が実行される。
この場合、携帯電話端末200Cの制御部220は、まず、FM受信部3aからの音声信号を再生するようにする制御信号を形成し、これを近距離無線部232、送受信アンテナ233を通じて音声再生用装置100Cに送信する。
当該制御信号は、音声再生用装置100Cの送受信アンテナ1、近距離無線部2aを通じて受信され、ACPU7aに供給される。そして、ACPU7aは、当該制御信号に応じて、スイッチ回路9aをFM受信部3a側に切り換えるように制御する。
これにより、FM受信部3aにおいて受信、選局され復調するようにされたFM放送信号に応じた音声信号が、スイッチ回路9aを通じてアンプ4aに供給される。そして、アンプ4aにおいて増幅された音声信号が、接続端子5を通じて、これに接続されたイヤホンに供給され、FMラジオ放送番組の音声信号に応じた音声を聴取することができるようにされる。
また、携帯電話端末200Cの制御部220は、選局周波数情報、音量情報、受信、選局されているFM放送信号に多重化されている楽曲名などの情報の提供要求を形成し、これを近距離無線部232、送受信アンテナ233を通じて音声再生用装置100Cに送信する。
当該提供要求は、音声再生用装置100Cの送受信アンテナ1、近距離無線部2aを通じて受信され、ACPU7aに供給される。そして、ACPU7aは、FM受信部3aから選局周波数情報を、アンプ4aから音量情報を、さらに受信したFM放送信号に多重化されている放送されている音楽の楽曲名を示す情報などを取得する。
この場合、楽曲名などの情報は、例えば、FM受信部3a、A/D変換器11、近距離無線部2aという経路でACPU7aに供給されるデジタル化されたFM放送信号から抽出するようにされる。
そして、ACPU7aにより取得された選局周波数情報、音量情報、放送されている音楽の楽曲名などの情報が、近距離無線部2a、送受信アンテナ1を通じて音声再生用装置100Cから携帯電話端末200Cに送信される。
携帯電話端末200Cは、音声再生用装置100Cからの選局周波数情報、音量情報、楽曲名などの情報を送受信アンテナ233、近距離無線部232を通じて受信して制御部220に供給する。制御部220は、上述したように、FMラジオアプリケーション224を実行しており、受信した情報をも用いて、図9に示したFMラジオアプリケーション用の操作パネルをLCD222の表示画面に表示する。
図9においてエリアAXは、音声再生用装置100Cからの選局周波数情報に基づく放送局名の表示エリアである。携帯電話端末200Cの制御部220の図示しないEEPROMには、選局周波数情報と放送局名と当該放送局のWebページのURL(Uniform Resource Locator)などを対応付けた放送局リストを保持している。このため、携帯電話端末200Cの制御部220は、音声再生用装置100Cからの選局周波数情報に基づいて、当該放送局リストを参照して放送局名を抽出し、これをエリアAXに表示する。
また、図9においては、「81.3MHz」という表示は、音声再生用装置100Cからの提供された選局周波数情報に応じた情報である。そして、当該選局周波数の表示エリアの両側に選局キーB1、B2が表示されている。また、選局キーB1、B2の下側には、より細かな選局を行う場合に用いる詳細選局キーC1、C2が表示されている。この詳細選局キーC1、C2は、2個連続する三角印として示したものである。
さらに、詳細選局キーC1、C2の下側には、よく選局する放送局の選局周波数が対応付けられたch1〜ch6の6つのチャンネルキーからなる選局チャンネルキー群DXが表示されている。
これら選局キーB1、B2、詳細選局キーC1、C2、選局チャンネルキー群DXに対して操作が行われると、携帯電話端末200Cの制御部220は、操作されたキーに応じた選局制御信号を形成する。そして、制御部220は、形成した選局制御信号を近距離無線部232、送受信アンテナ233を通じて音声再生用装置100Cに送信する。
音声再生用装置100Cは、送受信アンテナ1、近距離無線部2aを通じて携帯電話端末200Cからの選局制御信号を受信し、これをACPU7aに供給する。そして、ACPU7aは、当該選局制御信号に応じて、FM受信部3aを制御し、選局を変更するようにする。これにより、FM受信部3aにおいて選局周波数は変更され、受信、選局するFM放送信号が変えられる。
また、携帯電話端末200CのLCD222の左端部には、ボリュームメータEXが表示されている。このボリュームメータEX上に指などを接触させることによって、音量調整の指示入力を行うことができるようにされる。
すなわち、ボリュームメータEXに対して操作が行われると、携帯電話端末200Cの制御部220は、操作されたボリュームメータ上の位置に応じて音量を調整するための音量制御信号を形成する。そして、制御部220は、形成した音量制御信号を近距離無線部232、送受信アンテナ233を通じて音声再生用装置100Cに送信する。
音声再生用装置100Cは、送受信アンテナ1、近距離無線部2aを通じて携帯電話端末200Cからの音量制御信号を受信し、これをACPU7aに供給する。そして、ACPU7aは、当該音量制御信号に応じて、アンプ部4aの利得を制御し、音量を変更するようにする。これにより、アンプ部4aの利得が変更され、イヤホン150を通じて聴取する放音音声の音量が変えられる。
また、携帯電話端末200CのLCD222の下端部には、現在再生中の音楽のタイトルなどの関連情報の表示エリアFXが表示されている。また、関連情報の表示エリアFXの右側には、スピーカマークGXが表示されている。
そして、スピーカマークGXに対して操作が行われると、携帯電話端末200Cの制御部220は、FM受信部3aで受信しているFMラジオ放送番組の音声信号の提供要求を形成する。そして、制御部220は、形成した音声信号の提供要求を近距離無線部232、送受信アンテナ233を通じて音声再生用装置100Cに送信する。
音声再生用装置100Cは、送受信アンテナ1、近距離無線部2aを通じて携帯電話端末200Cからの音声信号の提供要求を受信し、これをACPU7aに供給する。そして、ACPU7aは、FM受信部3aにおいて受信、選局されて復調された音声信号であって、A/D変換器11においてデジタル信号に変換され、近距離無線部2aに供給された音声データをデータ圧縮するなどの所定の処理を行って送信用の音声データを形成する。そして、当該送信用の音声データを、近距離無線部2a、送受信アンテナ1を通じて、携帯電話端末200Cに送信する。
携帯電話端末200Cは、送受信アンテナ233、近距離無線部232を通じて音声再生用装置100Cからの音声データを受信して、これを制御部220に供給する。制御部220は当該音声データを圧縮解凍するなどして、データ圧縮前の音声データを復元し、これをD/A変換部234でアナログ音声信号に変換した後、アンプ235を通じてラウドスピーカ236に供給する。これにより、音声再生用装置100CのFM受信部3aで受信、選局されたFMラジオ放送番組の音声信号に応じた音声を、携帯電話端末200Cのラウドスピーカ236を通じて聴取することができる。
なお、スピーカマークGXに対して再度操作が行われると、制御部220は、FM受信部3aで受信しているFMラジオ放送番組の音声信号の提供停止要求を形成する。そして、制御部220は、形成した音声信号の提供停止要求を近距離無線部232、送受信アンテナ233を通じて音声再生用装置100Cに送信する。
この場合、音声再生用装置100Cは、送受信アンテナ1、近距離無線部2aを通じて携帯電話端末200Cからの音声信号の提供停止要求を受信し、これをACPU7aに供給する。そして、ACPU7aは、近距離無線部3a等を制御し、FM受信部3aにおいて受信、選局されて復調された音声信号の携帯電話端末200Cへの送信を停止する。これにより、携帯電話端末200Cでの当該音声信号に応じた音声の再生も停止される。
さらに、この第3の実施の形態において、図9に示したように表示されるFMラジオアプリケーション用の操作パネルにおいて、放送局名の表示エリアAX上に指等が接触するようにされると、携帯電話端末200Cの制御部220は、制御部220のEEPROMに記憶保持されている上述した放送局リストの対応する放送局のURLを読み出す。そして、制御部220は、通信系210を制御し、読み出したURLを用いて、目的とする放送局のWebページにアクセスし、当該放送局のWebページを閲覧することができるようにされる。
これにより、現在、音声再生用装置100Cを通じて聴取しているFM放送信号を放送している放送局についての種々の情報、たとえば放送番組表などを閲覧したり、投稿を行ったり、クイズやプレゼントの募集に応募するなどのことができるようにされる。
また、この第3の実施の形態において、図9に示したように表示されるFMラジオアプリケーション用の操作パネルにおいて、楽曲名などが表示される関連情報の表示エリアFX上に指等が接触するようにされると、携帯電話端末200Cの制御部220は、制御部220のEEPROMに記憶保持されている音楽コンテンツのオンラインショップのWebページのURLを読み出す。そして、制御部220は、通信系210を制御し、読み出したURLを用いて、目的とするオンラインショップのWebページにアクセスし、当該オンラインショップのWebページを閲覧することができるようにされる。
これにより、現在、音声再生用装置100Cを通じて聴取しているFMラジオ放送番組において放送されている楽曲のデジタルコンテンツを、インターネットを通じて即座に購入するなどのことができる。
この他、放送されている楽曲の楽曲名が分からない場合には、受信している楽曲のイオ音声データの一部を所定の検索サーバに送信して、楽曲名を検索するなどのこともできる。また、音声再生用装置100Cを通じて、FMラジオ放送番組を聴取しながら、携帯電話端末200Cの通信系を通じて、インターネットにアクセスし、種々のWebページを閲覧したり、電子メールの送受信を行ったりすることもできるようにされる。
次に、この第3の実施の形態の音声再生用装置100Cを用いて携帯電話端末200Cからの提供される再生音声を聴取する場合について説明する。この第3の実施の形態の携帯電話端末200Cの場合、例えば、LCD222に表示されたメニューから、音楽再生アプリケーションという項目を選択すると、制御部220において、当該音楽再生アプリケーション(ソフトウェア)が実行される。
この場合、携帯電話端末200Cの制御部220は、まず、携帯電話端末200Cからの音声信号を再生するようにする制御信号を形成し、これを近距離無線部232、送受信アンテナ233を通じて音声再生用装置100Cに送信する。
当該制御信号は、音声再生用装置100Cの送受信アンテナ1、近距離無線部2aを通じて受信され、ACPU7aに供給される。そして、ACPU7aは、当該制御信号に応じて、スイッチ回路9aをD/A変換器8側に切り換えるように制御する。
これにより、近距離無線部2aを通じて受信され、D/A変換器でアナログ音声信号に変換された携帯電話端末200Cからの再生音声信号に応じた音声信号が、スイッチ回路9aを通じてアンプ4aに供給される。そして、アンプ4aにおいて増幅された音声信号が、接続端子5を通じて、これに接続されたイヤホンに供給され、携帯電話端末200Cからの音声信号に応じた音声を聴取することができるようにされる。
そして、携帯電話端末200Cの制御部220は、例えば、図6に示したような操作パネルをLCD222に表示する。そして、音量調整を行うようにする操作がタッチパネル223を通じて行うようにされた場合には、制御部220は、上述もしたように音量制御信号を形成し、これを近距離無線部232、送受信アンテナ233を通じて音声再生用装置100Cに送信して音量の調整を行うようにする。
また、再生開始、再生停止、早送り、早戻しなどを行うようにする操作がタッチパネル223を通じて行うようにされた場合には、携帯電話端末200Cの制御部220は、自己を制御し、音声データの再生処理を制御するようにする。
このように、この第3の実施の形態の音声再生システムの場合には、携帯電話端末200Cから音声再生用装置100Cを制御して、FMラジオ放送番組の聴取や、携帯電話端末200Cからの再生音声の聴取を行うようにすることができる。
また、この第3の実施の形態の音声再生システムの場合には、音声再生用装置100Cを通じてFMラジオ放送番組を聴取している場合に、聴取している放送番組の放送局のWebページに、携帯電話端末200Cを通じてアクセスして種々の情報を取得したり、投稿したりするなどのことを簡単に行うことができるようにされる。また、FMラジオ放送により放送されている音楽のデジタルコンテンツをインターネットを通じて簡単に購入するなどのこともできるようにされる。
すなわち、聴取するようにしているFMラジオ放送番組に関連する情報を、携帯電話端末200Cを用いてリアルタイムにインターネットを通じて取得することができる。また、放送中のFMラジオ放送番組に対して、インターネットを通じてアクセスし、投稿したり、質問に答えたり、プレゼントに応募したりするなどのことも簡単に行うようにすることができる。
[音声再生システムの動作のまとめ]
次に、この第3の実施の形態の音声再生システムの動作を、携帯電話端末200Cの動作と、音声再生用装置100Cの動作とに分けて説明する。
[携帯電話端末200Cの動作]
図10、図11は、この第3の実施の形態の携帯電話端末200Cの動作を説明するためのフローチャートである。この図10、図11のフローチャートの処理は、上述もしたように、携帯電話端末200CのLCD222に表示されたメニューからFMラジオアプリケーションが選択された場合に、制御部220によって実行される処理である。
FMラジオアプリケーション224が実行するようにされると、携帯電話端末200Cの制御部220は、まず、音声再生用装置100Cに対して、FMラジオ放送を聴取できるようにする経路の接続を指示する(ステップS301)。ステップS301の処理は、上述したように、制御部220において、FM受信部3aからの音声信号を再生するようにする制御信号を形成し、これを近距離無線部232、送受信アンテナ233を通じて音声再生用装置100Cに送信する処理である。
この後、制御部220は、音声再生用装置100Cに対して、FM受信部3a等の状態を示す情報の提供を要求する(ステップS302)。すなわち、ステップS302においては、選局周波数情報、音量情報、受信、選局されているFM放送信号に多重化されている楽曲名などの情報の提供要求を形成し、これを近距離無線部232、送受信アンテナ233を通じて音声再生用装置100Cに送信する。
そして、制御部220は、送受信アンテナ233、近距離無線部232を通じて、提供を要求した情報を音声再生用装置100Cから受信し、これらの情報を含めたFMラジオアプリケーションの操作パネルをLCD222に表示する(ステップS303)。このステップS303において表示される操作パネルが、図9を用いて説明したものである。
制御部220は、LCD222に表示される当該操作パネルの表示とタッチパネル223とかなる操作部やハードボタンスイッチなどとして設けられている操作部221を通じて、操作入力を受け付ける(ステップS304)。そして、受け付けた操作入力が、当該FMラジオアプリケーション224の終了指示か否かを判断する(ステップS305)。
ステップS305の判断処理において、FMラジオアプリケーション224の終了が指示されたと判断したときには、制御部220は、当該FMラジオアプリケーション224の実行を終了させて、LCD222の表示を通常の画面表示に戻す(ステップS306)。そして、この図10、図11に示した処理を終了させる。
また、ステップS305の判断処理において、受け付けた操作入力は、FMラジオアプリケーション224の終了指示ではないと判断したときには、制御部220は、受け付けた操作入力は、音声再生用装置100Cに対するFM放送信号の選局の変更指示や音量の調整指示か否かを判断する(ステップS307)。
ステップS307の判断処理において、FM放送信号の選局の変更指示や音量の調整指示を受け付けたと判断したときには、制御部220は、当該指示に応じた選局制御信号や音量制御信号を生成し、これを音声再生用装置100Cに送信する(ステップS308)。このステップS308においても、選局制御信号や音量制御信号は、近距離無線部232、送受信アンテナ233を通じて音声再生用装置100Cに送信される。
そして、音声再生用装置100Cは、携帯電話端末200Cからの選局制御信号や音量制御信号に基づいて、選局の変更や音量の調整を行ったときには、調整後の状態を示す情報を送信してくる。そこで、携帯電話端末200Cの制御部220は、当該情報を送受信アンテナ233、近距離無線部232を通じて受信し、これをLCD222に表示されている操作パネルに表示する(ステップS309)。
すなわち、ステップS309の処理は、変更後の選局周波数や放送局名の表示エリアAXの表示を変更したり、ボリュームメータEXの表示を変更したりするものである。ステップS309の処理の後、制御部220は、ステップS304からの処理を繰り返し、ユーザからの新たな操作入力を受け付けるようにする。
また、ステップS307の判断処理において、ステップS304において受け付けた操作入力は、FMラジオ放送の選局の変更指示や音量の調整指示ではないと判断したときには、制御部220は、図11のステップS310の処理に進む。
そして、制御部220は、受け付けた操作入力は、インターネット上に開示されている情報の取得指示か否かを判断する(ステップS310)。具体的にステップS310の判断処理は、上述もしたように、放送局名の表示エリアAXや楽曲名等の表示エリアFXに指等を接触させる操作が行われたか否かを判断する処理である。
ステップS310の判断処理において、インターネット上に開示されている情報の取得指示を受け付けたと判断したときには、制御部220は、目的とするWebページにアクセスする処理を実行する(ステップS311)。具体的に、ステップS311においては、受けた取得指示に応じたURLを自機のEEPROMなどのメモリから取得し、通信形210を制御して、インターネットに接続し、目的とするWebページにアクセスする処理を行う。
この後、制御部220は、当該目的とするWebページを自機のLCD222に表示し(ステップS312)、当該Webページに対する操作入力を受け付けるようにする(ステップS313)。そして、制御部220は、受け付けた操作入力は、インターネットへの接続を終了させる所定の操作か否かを判断する(ステップS314)。
ステップS313の判断処理において、インターネットへの接続を終了させる所定の操作が行われたと判断したときには、制御部220は、通信系210を制御してインターネットへの接続を終了させ、LCD222の表示をFMラジオアプリケーションの操作パネルの表示に戻す(ステップS315)。この後、図10に示したステップS304からの処理を繰り返すようにし、ユーザからの新たな操作入力を受け付けるようにする。
ステップSS314の判断処理において、インターネットへの接続を終了させる所定の操作は行われていないと判断したときには、制御部220は、受け付けた操作に応じた処理、例えば、目的する情報のダウンロードやユーザからの情報のアップロードなどを行うようにする(ステップS316)。この後、ステップS313からの処理を繰り返すようにし、ユーザからの新たな操作入力を受け付けるようにする。
また、ステップS310の判断処理において、インターネット上に開示されている情報の取得指示は受け付けていないと判断したときには、制御部220は、受け付けた操作入力は、スピーカマークをオンにする操作か否かを判断する(ステップS317)。
ステップS317の判断処理において、スピーカマークをオンにする操作を受け付けたと判断したときには、現在、音声再生用装置100Cを通じて再生するようにされているFMラジオ放送番組の音声信号に応じた音声を、自機のラウドスピーカ236から放音する処理を行なう(ステップS318)。
具体的にステップS318においては、制御部220が、FM受信部3aで受信しているFMラジオ放送番組の音声信号の提供要求を形成しこれを近距離無線部232、送受信アンテナ233を通じて音声再生用装置100Cに送信する。これに応じて、音声再生用装置100Cから受信、選局しているFMラジオ放送番組の音声データを送信してくるので、これを送受信アンテナ233、近距離無線部232を通じて受信する。そして、制御部220、D/A234、アンプ235、ラウドスピーカ236という経路を通じて受信した音声データに応じた音声を再生する処理を行なう。このようなステップS318の処理の後、制御部220は、図10に示したステップS304からの処理を繰り返すようにし、ユーザからの新たな操作入力を受け付けるようにする。
また、ステップS317の判断処理において、スピーカマークをオンにする操作は受け付けていないと判断したときには、スピーカマークをオフにする操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS319)。ステップS319の判断処理において、スピーカマークをオフにする操作を受け付けたと判断したときには、制御部220は、ラウドスピーカ236からの音声の再生を終了させる処理を行う(ステップS320)。
このステップS320においては、制御部220が、FM受信部3aで受信しているFMラジオ放送番組の音声信号の提供停止要求を形成し、これを近距離無線部232、送受信アンテナ233を通じて音声再生用装置100Cに送信する。これにより、音声再生用装置100Cからの音声データの送信が停止される。また、制御部220は、自機における受信した音声データの再生処理を終了させる。
そして、ステップS320の処理の後、制御部220は、図10に示したステップS304からの処理を繰り返すようにし、ユーザからの新たな操作入力を受け付けるようにする。また、ステップS319の判断処理において、スピーカマークをオフにする操作を受け付けていないと判断したときには、受け付けた操作入力は有効な操作入力ではないので、制御部220は、図10に示したステップS304からの処理を繰り返すようにし、ユーザからの新たな操作入力を受け付けるようにする。
このように、携帯電話端末200Cから音声再生用装置100CのFMラジオ放送の受信機能に関連する種々の操作を受け付けて、携帯電話端末200Cから音声再生用装置100Cを制御することができるようにされる。これにより、携帯電話端末200CはFM受信部を備えていないにも関わらず、あたかも自機がFM受信部を備えているかのように振舞って、FMラジオ放送等を音声再生用装置100Cを通じて聴取することができるようにされる。
[音声再生用装置100Cの動作]
次に、音声再生用装置100Cの動作について説明する。図12は、この第3の実施の形態の音声再生用装置100Cの動作を説明するためのフローチャートである。音声再生用装置100Cに電源が投入されると、音声再生用装置100CのACPU7aは、図12に示す処理を実行する。
そして、ACPU7aは、まず、近距離無線部2aを通じて、携帯電話端末200Cからの要求等を受信するようにする(ステップS401)。そして、近距離無線部2aを通じて携帯電話端末200Cからの要求等を受信すると、ACPU7aは受信した携帯電話端末200Cからの要求等は、音声信号の再生経路を選択するようにする制御信号か否かを判断する(ステップS402)。
ステップS402の判断処理において、音声信号の再生経路を選択するようにする制御信号を受信したと判断したときには、ACPU7aは当該制御信号に応じてスイッチ回路9aの切り換え制御を行う(ステップS403)。すなわち、ステップS403では、携帯電話端末200Cからの制御信号が、FM受信部3Aからの音声信号の再生を指示するものであるときには、スイッチ回路9AをFM受信部3A側に切り換る。また、携帯電話端末200Cからの制御信号が、携帯電話端末200Cからの音声信号の再生を指示するものであるときには、スイッチ回路9AをD/A変換器8に切り換る。ステップS403の処理の後においては、ACPU7aは、ステップS401からの処理を繰り返すようにする。
ステップS402の判断処理において、音声信号の再生経路を選択するようにする制御信号を受信していないと判断したときには、ACPU7aは、ステップS401で受信した携帯電話端末200Cからの要求等は、情報の提供要求か否かを判断する(ステップS404)。
ステップS404の判断処理において、情報の提供要求を受信したと判断したときには、ACPU7aは、要求された情報を取得し、これを近距離無線部2a、送受信アンテナ1を通じて携帯電話端末200Cに送信する(ステップS405)。ステップS405において取得、送信される情報は、例えば、FM受信部3aにおける現在の選局周波数情報やアンプ4aにおける音量情報、FM放送信号に多重化されている楽曲名などである。ステップS405の処理の後においては、ACPU7aは、ステップS401からの処理を繰り返すようにする。
また、ステップS404において、情報の提供要求を受信していないと判断したときには、ACPU7aは、ステップS401で受信した携帯電話端末200Cからの要求等は、選局や音量調整のための制御信号か否かを判断する(ステップS406)。
ステップS406の判断処理において、携帯電話端末200Cからの要求等は、選局や音量調整のための制御信号であると判断したときには、ACPU7aは、受信した制御信号に応じた調整を実行する(ステップS407)。すなわち、ステップS407においては、ACPU7aにより、FM受信部3aにおける放送信号の選局変更や、アンプ4aにおける音量調整が行われる。
この後、ACPU7aは、調整後の状態を近距離無線部2a、送受信アンテナ1を通じて携帯電話端末200Cに通知する(ステップS408)。すなわち、ステップS408では、調整後の選局周波数情報や音量情報が、携帯電話端末200Cに提供される。
ステップS408の処理の後においては、ACPU7aは、ステップS401からの処理を繰り返すようにする。また、ステップS406の判断処理において、携帯電話端末200Cからの要求等は、選局や音量調整のための制御信号ではないと判断したときには、受信した要求用は有効なものではないと判断し、ステップS401からの処理を繰り返すようにする。
このように、この第3の実施の形態の音声再生用装置100Cは、携帯電話端末200Cからの制御に応じて、FM受信部3aからの音声信号を再生することができる。また、携帯電話端末200Cからの制御に応じて、携帯電話端末200Cから提供され、近距離無線部2aを通じて受信し、D/A変換器8でアナログ信号に変換した音声信号を再生したりすることができるようにされる。
また、携帯電話端末200Cからの制御に応じて、FM受信部3aにおける選局やアンプ4aにおける音量を制御するなどのこともできるようにされる。
[この発明のプログラム]
そして、図12に示したフローチャートに対応するプログラムが、音声再生用装置100Cに搭載されるこの発明の音声再生用装置の制御プログラムの一態様である。また、図10、図11に示したフローチャートに対応するプログラムが、携帯電話端末200Cに搭載されるこの発明の音声再生用装置利用プログラムの一態様である。
[請求項との対応]
なお、上述した実施の形態においては、音声再生用装置のFM受信部3、3aが、FM受信回路の機能を実現し、近距離無線部2、2aが近距離無線通信回路の機能を実現し、スイッチ回路9、9aがスイッチ回路の機能を実現している。また、音声再生用装置の接続端子5が、接続端の機能を実現している。
また、上述した実施の形態においては、音声再生用装置のACPU7aが、制御手段の機能を実現し手いる。また、音声再生用装置の主にACPU7aが、切り換え制御手段としての機能を実現し、ACPU7aと近距離無線部2aが、情報提供手段としての機能を実現している。
また、携帯電話端末200Cの近距離無線部223が近距離無線通信回路の機能を実現し、LCD222が表示手段の機能を実現し、タッチパネル223とLCD222とが受付手段の機能を実現し、制御部220が、要求送信手段と表示制御手段との機能を実現している。
[その他]
なお、上述した実施の形態においては、音声再生用装置100A、100B、100Cに音声信号を供給する端末装置は、携帯電話端末200A、200B、200Cであるものとして説明したが、これに限るものではない。音声再生用装置100A、100B、100Cに音声信号を供給する端末装置としては、例えば、半導体メモリ、ハードディスク、ミニディスク(登録商標)等と呼ばれる小型の光磁気ディスク、CD(Compact Disc)等の光ディスクなどの種々の記録媒体が用いられる音楽プレーヤ、PDA(Personal Digital Assistant)等と呼ばれる携帯情報端末、ノート型のパーソナルコンピュータなど、音声再生機能と近距離無線通信機能を備えた種々の電気機器とすることができる。
また、上述した実施の形態においては、Bluetooth規格の近距離無線通信を用いるものとして説明した。Bluetooth規格は、2.4GHzを使用し、半径10〜100メートル程度のBluetooth搭載機器と、最大24Mbpsで無線通信を行うようにするものである。
しかし、これに限るものではない。Bluetooth規格の他、近距離無線通信の規格には、ZigBee、TransferJetなどの幾つかの規格が存在し、これらを用いるようにする場合にも、この発明を適用することができる。
次に、音声再生用装置100A、100B、100C、携帯電話端末200A、200B、200Cの操作は、ボタン等によるハード操作、タッチパネル等によるソフト操作、及びこれらの組み合わせである。
また、音声再生用装置100A、100B、100C、携帯電話端末200A、200B、200C内においては、I2C(Inter-Integrated Circuit)やSPI(Serial Peripheral Interface)等のインターフェイスが用いられて、各回路間において情報の送受が行われる。
また、図3、図6に示した音声再生用装置100A、100Bの外観は、あくまでも一例であり、種々の態様とすることが可能であるし、また、図9に示した操作パネルも一例であり、他の種々の態様とすることが可能である。
また、上述した実施の形態においては、FM受信部3で受信選局した放送信号を再生する場合と、近距離無線通信部2を通じて受信した携帯電話端末200等からの音声信号を再生する場合とを、スイッチ回路9、9aで切り換えるものとして説明した。しかしこれに限るものではない。
電源を供給する回路部分を制御して、再生する音声を選択するようにすることもできる。すなわち、FM受信部3で受信選局した放送信号を再生する場合には、FM受信部3に電源を供給して動作させ、D/A変換部8には電源を供給しないで動作させないようにする。逆に、近距離無線通信部2を通じて受信した携帯電話端末200等からの音声信号を再生する場合には、D/A変換部8電源を供給して動作させ、FM受信部3には電源を供給しないで動作させないようにする。このようにして、再生する音声信号の経路を選択することもできる。
100、100A、100B、100C…音声再生用装置、1…近距離無線通信用の送受信アンテナ、2、2a…近距離無線部、3、3a…FM受信部、4、4a…アンプ、5…接続端子、6、6a…操作部、7、7a…ACPU、8…D/A変換器、9、9a…切り換え回路、10…LCD、11…D/A変換器、150…イヤホン、200、200A、200B、200C…携帯電話端末、210…通信系、211…送受信アンテナ、212…送受信部、213…コーデック、214…スピーカ、215…マイクロホン、220…制御部、221…操作部、222…LCD、223…タッチパネル、224…FMラジオアプリケーション、230…音声再生系、231…メモリ、232…近距離無線部、233…近距離無線通信用の送受信アンテナ、234…D/A変換器、235…アンプ、236…ラウドスピーカ

Claims (8)

  1. FM(Frequency Modulation)受信回路と近距離無線通信回路とが1チップに集積されてパッケージされた集積回路と、
    前記FM受信回路からの音声信号を出力するか、前記近距離無線通信回路からの音声信号を出力するかを切り換えるスイッチ手段と、
    前記スイッチ手段により選択するようにされた音声信号を出力すると共に、接続されたイヤホン等のケーブルを通じて受信するFM放送信号を前記FM受信回路に供給する接続端と
    を備える音声再生用装置。
  2. 請求項1に記載の音声再生用装置であって、
    前記スイッチ手段は、ユーザ操作により直接に切り換えられるようにされるものである音声再生用装置。
  3. 請求項1に記載の音声再生用装置であって、
    前記スイッチ手段に対するユーザからの切り換え指示入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段を通じて受け付けた前記切り替え指示入力に応じて、前記スイッチ手段を制御する制御信号を形成し、当該制御信号を前記スイッチ手段に供給する制御手段と
    を備え、
    前記スイッチ手段は、前記制御手段からの前記制御信号により切り換えられるようにされるものである音声再生用装置。
  4. FM(Frequency Modulation)受信回路と、
    近距離無線通信回路と、
    前記FM受信回路からの音声信号を出力するか、前記近距離無線通信回路からの音声信号を出力するかを切り換えるスイッチ手段と、
    前記スイッチ手段により選択するようにされた音声信号を出力すると共に、接続されたイヤホン等のケーブルを通じて受信するFM放送信号を前記FM受信回路に供給する接続端と、
    前記近距離無線通信回路を通じて受け付けた切り換え要求に応じて、前記スイッチ手段の切り換え制御を行う切り換え制御手段と、
    前記近距離無線通信回路を通じて受け付けた要求に応じて、少なくとも前記FM受信回路の制御を行う制御手段と、
    少なくとも前記FM受信回路の状態を示す情報を取得して、前記近距離無線通信回路を通じて送信するようにする情報提供手段と
    を備える音声再生用装置。
  5. FM(Frequency Modulation)受信回路と、近距離無線通信回路と、前記FM受信回路からの音声信号を出力するか、前記近距離無線通信回路からの音声信号を出力するかを切り換えるスイッチ手段と、前記スイッチ手段により選択するようにされた音声信号を出力すると共に、接続されたイヤホン等のケーブルを通じて受信するFM放送信号を前記FM受信回路に供給する接続端とを備えた音声再生用装置に搭載されたコンピュータで実行されるプログラムであって、
    前記近距離無線通信回路を通じて受け付けた切り換え要求に応じて、前記スイッチ手段の切り換え制御を行う切り換え制御ステップと、
    前記近距離無線通信回路を通じて受け付けた要求に応じて、少なくとも前記FM受信回路の制御を行う制御ステップと、
    少なくとも前記FM受信回路の状態を示す情報を取得して、前記近距離無線通信回路を通じて送信するようにする情報提供ステップと
    を実行することを特徴とするコンピュータ読み取り可能な音声再生用装置の制御プログラム。
  6. FM(Frequency Modulation)受信回路と、
    近距離無線通信回路と、
    前記FM受信回路からの音声信号を出力するか、前記近距離無線通信回路からの音声信号を出力するかを切り換えるスイッチ手段と、
    前記スイッチ手段によって選択するようにされた音声信号を出力すると共に、接続されたイヤホン等のケーブルを通じて受信するFM放送信号を前記FM受信回路に供給する接続端と、
    前記近距離無線通信回路を通じて受け付けた切り換え要求に応じて、前記スイッチ手段の切り換え制御を行う切り換え制御手段と、
    前記近距離無線通信回路を通じて受け付けた要求に応じて、少なくとも前記FM受信回路の制御を行う制御手段と、
    少なくとも前記FM受信回路の状態を示す情報を取得して、前記近距離無線通信回路を通じて送信するようにする情報提供手段と
    を備える音声再生用装置と、
    前記音声再生用装置の前記近距離無線通信回路との間で無線通信を行うようにするための近距離無線通信回路と、
    前記音声再生用装置に関する情報を表示する表示手段と、
    ユーザからの前記音声再生用装置に対する操作入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段を通じて受け付けた前記操作入力に応じて、前記音声再生用装置に対する要求を形成し、当該要求を前記近距離無線通信回路を通じて前記音声再生用装置に送信するようにする要求送信手段と、
    前記近距離無線通信回路を通じて受信した前記音声再生用装置からの情報に応じた情報を、前記表示手段に表示するようにする表示制御手段と
    を備えた端末装置とからなる音声再生システム。
  7. FM(Frequency Modulation)ラジオ放送受信回路と近距離無線通信回路とを備えた音声再生用装置を利用する端末装置に搭載されたコンピュータで実行されるプログラムであって、
    ユーザからの前記音声再生用装置に対する操作入力を、受付手段を通じて受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップを通じて受け付けた前記操作入力に応じて、前記音声再生用装置に対する要求を形成し、当該要求を前記近距離無線通信回路を通じて前記音声再生用装置に送信するようにする要求送信ステップと、
    前記近距離無線通信回路を通じて、前記音声再生用装置からの情報を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにおいて受信した前記情報に応じた情報を、表示手段に表示するようにする表示制御ステップと
    を実行するコンピュータ読み取り可能な端末装置の音声再生用装置利用プログラム。
  8. FM(Frequency Modulation)受信回路と近距離無線通信回路とを備えた音声再生用装置の前記近距離無線通信回路との間で無線通信を行うようにするための近距離無線通信回路と、
    前記音声再生用装置に関する情報を表示する表示手段と、
    ユーザからの前記音声再生用装置に対する操作入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段を通じて受け付けた前記操作入力に応じて、前記音声再生用装置に対する要求を形成し、当該要求を前記近距離無線通信回路を通じて前記音声再生用装置に送信するようにする要求送信手段と、
    前記近距離無線通信回路を通じて受信した前記音声再生用装置からの情報に応じた情報を、前記表示手段に表示するようにする表示制御手段と、
    携帯電話網に接続して通信を行うための通信手段と、
    前記近距離無線通信回路を通じて受信した前記音声再生用装置からの情報に基づいて決まる相手先との間で、前記通信手段を通じて通信を行うように制御する通信制御手段と
    を備える携帯電話端末。
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