JP2011259351A - 素材収録システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】素材収録システムは、素材を収録する素材収録手段、収録される素材に割り当てる識別情報を発行する機能を有する複数の装置1、8、これら複数の装置で使用することが可能な複数の識別情報の中で各装置毎に使用することが可能な識別情報を割り振る割り振り手段3を備える。複数の装置の各々は、自装置に割り振られた使用することが可能な識別情報の中から未使用の識別情報を収録される素材に割り当てる割り当て手段を有する。
【選択図】 図1
Description
ここで、ビデオIDは複数桁の文字列と数字列で構成され、文字列部分にはビデオIDを発番する日付けを表す情報が使用され、数字列部分にはビデオIDの発番毎に更新される連続番号を表す情報が使用される。ビデオIDの発番処理では、ユニークなビデオIDにするために、数字列を連続する番号で発番している。
図8には、情報管理サーバーにより自動で収録する場合に、情報管理サーバーでビデオIDを発番する際の処理のシーケンスの一例を示してある。
本例では、情報管理サーバーがビデオIDを発番して、収録を指示する。
図9には、情報管理サーバーにより自動で収録する場合に、収録コントローラでビデオIDを発番する際の処理のシーケンスの一例を示してある。
本例では、情報管理サーバーから収録コントローラにビデオIDの発番を依頼する。
この場合、収録コントローラに障害が起きてビデオIDの発番処理を行うことができない状態になると、自動で行う収録予定の作成処理ができなくなる。
本例では、収録コントローラが、ビデオIDを発番し、収録端末からの指示で収録を行う。
図11には、収録端末により手動で収録する場合に、情報管理サーバーでビデオIDを発番する際の処理のシーケンスの一例を示してある。
本例では、収録端末から情報管理サーバーにビデオIDの発番を依頼する。
この場合、情報管理サーバーに障害が起きてビデオIDの発番処理を行うことができない状態になると、手動での収録ができなくなる。
しかしながら、発番処理機能を有する複数の装置が共に同じビデオIDの番号範囲から発番するように仕様変更することが検討等されており、この場合、相互の発番処理でユニークなビデオIDを発番するためには、例えば、発番処理機能間で発番したビデオIDを通知して、同一のビデオIDの発番を避ける仕組みが必要となる。だが、このような仕組みでは、発番処理機能を有するいずれかの装置に障害が発生すると、ビデオIDが発番不能となり、収録手段が無くなってしまう。
本発明は、このような従来の事情に鑑み為されたもので、収録対象となる素材の識別情報を発行する装置を複数設ける場合に、発行される識別情報の重複を回避することを効果的に実現することができる素材収録システムを提供することを目的とする。
すなわち、当該素材収録システムでは、素材収録手段が、素材を収録する。また、前記素材収録手段により収録される素材に割り当てる識別情報を発行する機能を有する複数の装置を備える。また、割り振り手段が、これら複数の装置で使用することが可能な複数の識別情報の中で、各装置毎に使用することが可能な識別情報を割り振る。
前記複数の装置の各々では、割り当て手段が、前記割り振り手段により自装置に割り振られた使用することが可能な識別情報の中から、未使用の識別情報を前記素材収録手段により収録される素材に割り当てる。
図1には、本発明の一実施例に係る放送システムにおける素材収録システムの構成例を示してある。
本例の素材収録システムは、収録する素材にビデオIDを発番するビデオIDの発番処理機能を有する情報管理サーバー1、収録端末2、メンテナンス端末3、アラーム監視端末4、エンコーダ5、収録転送装置6、収録素材等を記憶(記録)する記憶装置を有する素材サーバー7、収録する素材にビデオIDを発番するビデオIDの発番処理機能を有する収録コントローラ8、これらの装置を接続するLAN(Local Area Network)11を備えている。
また、本例では、収録予約の収録スケジュールの指示が外部の所定のシステムから情報管理サーバー1へ入力され、また、即時収録の収録スケジュールの指示がオペレータ(人)により収録端末から入力される。
また、本例では、自動収録の場合には図8に示される処理シーケンスが用いられ、手動収録の場合には図10に示される処理シーケンスが用いられる。
収録端末2は、オペレータにより操作され、収録を手動で実施する手動収録のための処理を行う機能や、アラームを発する機能などを有している。なお、収録端末2として、収録機能と再生機能を有する再生収録端末が用いられてもよい。
アラーム監視端末4は、オペレータにより操作され、アラームを発する機能などを有している。ここで、アラームとしては、例えば、オペレータに対して、所定の画面内容を表示する態様や、所定の音を出力する態様などを用いることができる。
素材サーバー7は、収録転送装置6から入力(受信)された素材ファイルを収録(記憶)して格納する機能を有している。収録された素材ファイルの素材は、例えば、オペレータなどにより編集することや、外部の所定のシステムへ出力することが可能である。
収録コントローラ8は、ビデオIDを発番する機能や、素材の収録を制御する機能(例えば、収録のスタートを管理する機能)や、エンコーダ5に指示を与える機能などを有している。
本実施例では、例えば、相互の装置1、8で発番しているビデオIDを互いに意識しなくとも、継続してビデオIDの発番処理を実行することができる方式を提供する。
本例では、本例の素材収録システムで発番することができるビデオIDの範囲内(本例では、80001〜89999)に、情報管理サーバー1と収録コントローラ8について、相互の装置1、8で発番することができるビデオIDの境界値(閾値)を決めて設定する。
ここで、閾値としては、中央値付近を設定する場合には85000や85001を設定することができ、或いは、使用状況等に応じて、いずれかの装置1、8に、より多くの番号範囲を設定することも可能である。
このようなビデオIDの発番方式により、例えば、障害等の発生時においても、ビデオIDの重複した発番を回避し、重複しないビデオIDを継続して発番することが可能となる。
図2には、メンテナンス端末3においてビデオIDの発番に関する閾値を設定(初期設定又は変更の設定)する処理の手順の一例を示してある。
情報管理サーバー1及び収録コントローラ8では、それぞれ、初期状態では所定の初期値が閾値としてメモリに記憶されており、その後、メンテナンス端末3から通知された閾値がメモリに記憶(上書きにより再設定)される。
本例では、自動収録を実行する際には、情報管理サーバー1のビデオID発番機能が、収録コントローラ8における発番状況に関係なく、80001、80002、80003、・・・と発番していき、(閾値−1)の番号まで発番することができる。
なお、ID発番注意喚起値としては、例えば、100など、種々な値が用いられてもよい。
次に、新規発番用IDでビデオIDの発番処理を実行し、その新規発番用ID(ビデオID)を登録する(ステップS19)。この登録された新規発番用ID(ビデオID)は、例えば、その後に素材サーバー7に記憶(収録)される対応する素材ファイルに対応付けられる。また、この新規発番用ID(ビデオID)は、例えば、素材サーバー7などに登録(記憶)される。
ここで、情報管理サーバー1では、自装置に割り当てられた発番範囲(本例では、80001〜(閾値−1))のみで発番する。
本例では、手動収録を実行する際には、収録コントローラ8のビデオID発番機能が、情報管理サーバー1の発番状況に関係なく、89999、89998、89997、・・・と発番していき、閾値の番号まで発番することができる。
なお、ID発番注意喚起値としては、例えば、100など、種々な値が用いられてもよい。
次に、新規発番用IDでビデオIDの発番処理を実行し、その新規発番用ID(ビデオID)を登録する(ステップS41)。この登録された新規発番用ID(ビデオID)は、例えば、その後に素材サーバー7に記憶(収録)される対応する素材ファイルに対応付けられる。また、この新規発番用ID(ビデオID)は、例えば、素材サーバー7などに登録(記憶)される。
ここで、収録コントローラ8では、自装置に割り当てられた発番範囲(本例では、89999〜閾値))のみで発番する。
本例では、情報管理サーバー1は昇順で、収録コントローラ8は降順で、閾値に向かって発番していく。また、閾値は、例えば、手動により或いは予め設定された条件に基づいて自動的に、初期値から任意の数回だけ、変更可能である。
なお、閾値の設定や変更は、メンテナンス端末3に限られず、種々な装置で行われてもよい。
また、閾値を変更することで、システムで使用することが可能な発番範囲内のビデオIDをできるだけ多く使用したいという希望を満たし易くなる。
本例では、上記した第1実施例で説明したのと同様な素材収録システムにおいて、情報管理サーバー1と収録コントローラ8にそれぞれで使用可能なビデオIDの範囲を割り振る方法、情報管理サーバー1と収録コントローラ8がそれぞれに割り振られたビデオIDの範囲の中でビデオIDを素材に割り当てていく方法について、他の一例を示す。
本例では、情報管理サーバー1と収録コントローラ8は、共に、昇順でビデオIDを発番する。
そして、情報管理サーバー1は80001から昇順で領域の上限に向かって発番し、また、収録コントローラ8は85000から昇順で領域の上限に向かって発番する。
このとき、未発番の領域を2つに分ける。本例では、85101〜86999の領域と87000〜89999の領域に分けており、それぞれの領域を情報管理サーバー1と収録コントローラ8に割り振っている。
そして、情報管理サーバー1は85101から昇順で領域の上限に向かって発番し、また、収録コントローラ8は87000から昇順で領域の上限に向かって発番する。
なお、ここでは、情報管理サーバー1の発番可能なビデオIDが無くなったときを示したが、収録コントローラ8の発番可能なビデオIDが無くなったときについても同様である。
(手順3)以降、いずれかの装置が自装置に割り振られた分割領域のビデオIDを使い切るたびに、上記した手順(2)を繰り返して行う。
本例では、上記した第1実施例で説明したのと同様な素材収録システムにおいて、情報管理サーバー1と収録コントローラ8にそれぞれで使用可能なビデオIDの範囲を割り振る方法、情報管理サーバー1と収録コントローラ8がそれぞれに割り振られたビデオIDの範囲の中でビデオIDを素材に割り当てていく方法について、他の一例を示す。
本例では、発番領域(本例では、初期は、80001〜89999)を細かく分割して、ビデオIDの発番を行う。
そして、情報管理サーバー1は割り振られた分割領域のビデオIDを発番し、また、収録コントローラ8は割り振られた分割領域のビデオIDを発番する。
なお、ここでは、情報管理サーバー1の発番可能なビデオIDが無くなったときを示したが、収録コントローラ8の発番可能なビデオIDが無くなったときについても同様である。
(手順3)以降、いずれかの装置が自装置に割り振られた分割領域のビデオIDを使い切るたびに、上記した手順(2)により分割領域の割り振りを繰り返して行う。
(以下、構成例)
一構成例として、素材を収録する素材収録システムにおいて、次のような構成とした。
すなわち、当該素材収録システムでは、素材収録手段が、素材を収録する。また、前記素材収録手段により収録される素材に割り当てる識別情報を発行する機能を有する複数の装置を備える。また、割り振り手段が、これら複数の装置で使用することが可能な複数の識別情報の中で、各装置毎に使用することが可能な識別情報を割り振る。
前記複数の装置の各々では、割り当て手段が、前記割り振り手段により自装置に割り振られた使用することが可能な識別情報の中から、未使用の識別情報を前記素材収録手段により収録される素材に割り当てる。
また、素材を収録する態様としては、例えば、素材をファイル化して収録する態様を用いることができ、一例として、素材をファイル化するエンコーダと、当該エンコーダを制御するコントローラ(例えば、収録コントローラ)を備える。
また、識別情報としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、連続する番号(又は、このような番号を含む情報)を用いることができる。
また、複数の装置で使用することが可能な複数の識別情報としては、例えば、番号等の範囲(領域)を用いて設定され、例えば、システムに予め設定される。
また、各装置毎に使用することが可能な識別情報を割り振る態様としては、例えば、複数の装置で使用することが可能な複数の識別情報の全てを割り振る態様や、或いは、一部ずつを割り振っていく態様などを用いることができる。
また、各装置毎に使用することが可能な識別情報を割り振る態様としては、例えば、初期的に割り振って固定とする態様や、或いは、初期的に割り振った後に再設定することが可能な態様などを用いることができる。
また、識別情報の割り振りの再設定は、例えば、全ての装置について同時に行われてもよく、或いは、必要な装置毎にそれぞれのタイミングで行われてもよい。
また、各装置で未使用の識別情報を素材に割り当てる処理としては、例えば、自動的な指示又は手動による指示に応じて行われる。一例として、自動的な指示(例えば、本システム内部の手動によらず、外部のシステムからの指示)に応じて未使用の識別情報を素材に割り当てる装置と、手動による指示(例えば、本システム内部の手動による指示)に応じて未使用の識別情報を素材に割り当てる装置を、別に設けることができる。
ここで、記憶手段としては、例えば、記憶装置(例えば、メモリ)やデータベースを用いて構成することができる。
また、素材に割り当てられた識別情報を記憶する態様としては、例えば、これから(将来的に)記憶される素材のデータ又は既に記憶された素材のデータと対応付けされるように識別情報を記憶する態様を用いることができる。
(以上、構成例)
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るシステムや装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
Claims (1)
- 素材を収録する素材収録システムにおいて、
当該素材収録システムは、素材を収録する素材収録手段と、前記素材収録手段により収録される素材に割り当てる識別情報を発行する機能を有する複数の装置と、これら複数の装置で使用することが可能な複数の識別情報の中で各装置毎に使用することが可能な識別情報を割り振る割り振り手段と、を備え、
前記複数の装置の各々は、前記割り振り手段により自装置に割り振られた使用することが可能な識別情報の中から未使用の識別情報を前記素材収録手段により収録される素材に割り当てる割り当て手段を有する、
ことを特徴とする素材収録システム。
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JPN6014005192; 三上 薫、外2名: '"BSデジタル放送・データ放送 テスト系設備の概要と運用"' 放送技術 第55巻,第4号, 20020401, p.123-127, 兼六館出版株式会社 * |
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