JP2011257925A - 印刷制御装置およびプログラム - Google Patents

印刷制御装置およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2011257925A
JP2011257925A JP2010131128A JP2010131128A JP2011257925A JP 2011257925 A JP2011257925 A JP 2011257925A JP 2010131128 A JP2010131128 A JP 2010131128A JP 2010131128 A JP2010131128 A JP 2010131128A JP 2011257925 A JP2011257925 A JP 2011257925A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
folder
print
print setting
monitoring
setting content
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2010131128A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Fukutome
憲治 福留
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2010131128A priority Critical patent/JP2011257925A/ja
Publication of JP2011257925A publication Critical patent/JP2011257925A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

【課題】操作者の操作負担を軽減しつつ、異なる印刷設定での印刷出力を可能にする技術を提供する。
【解決手段】印刷制御装置(コンピュータ)は、第1の監視フォルダFCの子フォルダとして、第2の監視フォルダFC2を作成するとともに、当該第2の監視フォルダFC2に第2の印刷設定内容を関連付ける。第2の印刷設定内容は、第1の監視フォルダFCに関連付けられている第1の印刷設定内容を引き継ぐとともにその一部を変更することにより作成される。その後、印刷対象ファイルPBのアイコンNBを第2の監視フォルダFC2のアイコンNC2にドラッグアンドドロップする操作入力に応じて、印刷対象ファイルPBを第2の印刷設定内容で印刷すべき旨の印刷指令が印刷装置に向けて送出される。
【選択図】図7

Description

本発明は、印刷ジョブを制御する印刷制御装置およびそれに関連する技術に関する。
従来、印刷装置に関する印刷設定内容(印刷条件)が予め設定された印刷アイコンを、表示画面上に表示しておき、印刷対象ファイルを当該印刷アイコン上にドラッグアンドドロップすることによって、設定済みの印刷設定で当該印刷対象ファイルを印刷出力させる技術が存在する(特許文献1参照)。
特開2009−93298号公報
ところで、或る印刷装置においては、その印刷設定内容は常に同一の内容であるとは限らず、様々な印刷設定内容による印刷出力を行いたい場合も存在する。
しかしながら、上記のような技術においては、1つの印刷アイコンに対して1つの印刷設定内容が関連付けられている。そのため、当該1つの印刷設定内容とは異なる印刷設定での印刷出力を行うためには、当該1つの印刷アイコンに対する印刷内容の設定動作を最初からもう一度やり直すこと、あるいは、当該1つの印刷アイコンとは別の印刷アイコンを作成して同様の印刷設定動作を最初からもう一度行うことなどが求められる。
しかしながら、このような設定動作を繰り返すことは、操作者に対して多大な操作負担をもたらすため、好ましいものではない。
そこで、この発明の課題は、操作者の操作負担を軽減しつつ、異なる印刷設定での印刷出力を可能にする技術を提供することにある。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、プログラムであって、コンピュータに、a)第1の監視フォルダの子フォルダとして、第2の監視フォルダを作成する手順と、b)前記第1の監視フォルダに関連付けられている第1の印刷設定内容を引き継ぐとともにその一部を変更することにより作成された第2の印刷設定内容を前記第2の監視フォルダに関連付ける手順と、c)印刷対象ファイルのアイコンを前記第2の監視フォルダのアイコンにドラッグアンドドロップする操作入力に応じて、前記印刷対象ファイルを前記第2の印刷設定内容で印刷すべき旨の印刷指令を印刷装置に向けて送出する手順と、を実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係るプログラムにおいて、前記第2の監視フォルダの名称は、前記第2の印刷設定内容のうち前記第1の印刷設定内容と相違する内容を示すものであることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明に係るプログラムにおいて、前記手順b)においては、前記第1の印刷設定内容を引き継いだ操作入力画面を用いて前記第2の印刷設定内容を指定する操作入力が受け付けられるとともに、前記第2の印刷設定内容のうち前記第1の印刷設定内容との相違部分を示す名称が前記第2の監視フォルダの名称として付与されることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1の発明に係るプログラムにおいて、前記手順a)においては、前記第2の監視フォルダの名称情報が入力され、前記手順b)においては、前記第2の印刷設定内容は、前記第1の印刷設定内容のうち、前記名称情報に相当する部分が変更された内容に決定されることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかの発明に係るプログラムにおいて、前記コンピュータに、d)第2の監視フォルダの子フォルダとして、第3の監視フォルダを作成する手順と、e)前記第2の監視フォルダに関連付けられている第2の印刷設定内容を引き継ぐとともにその一部を変更することにより作成された第3の印刷設定内容を前記第3の監視フォルダに関連付ける手順と、f)印刷対象ファイルのアイコンを前記第3の監視フォルダのアイコンにドラッグアンドドロップする操作入力に応じて、前記印刷対象ファイルを前記第3の印刷設定内容で印刷すべき旨の印刷指令を印刷装置に向けて送出する手順と、をさらに実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1の発明に係るプログラムにおいて、前記手順b)においては、前記印刷装置に関するモード情報と前記第1の印刷設定内容とが取得され、前記第1の印刷設定内容のうち前記モード情報に対応する特定の項目内容を変更した内容が前記第2の印刷設定内容として決定される、ことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1の発明に係るプログラムにおいて、前記手順b)においては、印刷履歴情報と前記第1の印刷設定内容とが取得され、前記第1の印刷設定内容のうち、前記印刷履歴情報に基づきその利用頻度が比較的高いと判定される特定の項目内容、を変更した内容が前記第2の印刷設定内容として決定される、ことを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項2の発明に係るプログラムにおいて、g)前記第1の監視フォルダに基づいて作成された複数の子フォルダの名称が共通部分を有する場合には、前記共通部分の名称をフォルダ名とする第3の監視フォルダを前記第1の監視フォルダの子フォルダとして作成するとともに、前記複数の子フォルダの名称の互いに相違する部分の名称をそれぞれフォルダ名とする複数の孫フォルダを、前記第3の監視フォルダの子フォルダとして作成する手順と、h)前記第3の監視フォルダには、前記第1の印刷設定内容のうち前記共通部分に関する内容が変更された第3の印刷設定内容を関連付けるとともに、前記複数の孫フォルダには、それぞれ、前記第3の印刷設定内容のうち各相違部分に関する内容が変更された印刷設定内容を関連付ける手順と、i)前記印刷対象ファイルのアイコンが前記第3の監視フォルダのアイコンにドラッグアンドドロップされる場合には、前記印刷対象ファイルを前記第3の印刷設定内容で印刷すべき旨の印刷指令を印刷装置に向けて送出し、前記印刷対象ファイルのアイコンが前記複数の孫フォルダのうちの一の孫フォルダのアイコンにドラッグアンドドロップされる場合には、前記印刷対象ファイルを前記一の孫フォルダに関連付けられた印刷設定内容で印刷すべき旨の印刷指令を印刷装置に向けて送出する手順と、をさらに実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項9の発明は、印刷対象ファイルアイコンを監視フォルダアイコンにドラッグアンドドロップする操作入力に応じて、前記監視フォルダアイコンに関連付けられた印刷設定内容で印刷対象ファイルを印刷する印刷制御装置であって、第1の監視フォルダの子フォルダとして、第2の監視フォルダを作成する監視フォルダ作成手段と、前記第1の監視フォルダに関連付けられている第1の印刷設定内容を引き継ぐとともにその一部を変更することにより作成された第2の印刷設定内容を前記第2の監視フォルダに関連付ける印刷設定制御手段と、印刷対象ファイルのアイコンを前記第2の監視フォルダのアイコンにドラッグアンドドロップする操作入力に応じて、前記印刷対象ファイルを前記第2の印刷設定内容で印刷すべき旨の印刷指令を印刷装置に向けて送出する印刷指令送出手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1ないし請求項9に記載の発明によれば、第1の監視フォルダの子フォルダとして、第2の監視フォルダが作成され、当該第2の監視フォルダに対して第2の印刷設定内容が関連付けられるので、第1の印刷設定内容とは異なる第2の印刷設定内容での印刷出力が可能である。また、この第2の印刷設定内容は、第1の監視フォルダに関連付けられている第1の印刷設定内容を引き継ぐとともにその一部を変更することにより作成される。したがって、第2の印刷設定内容が関連付けられた第2の監視フォルダを非常に簡易に作成することが可能である。すなわち、操作者の操作負担を軽減することが可能である。
特に、請求項5に記載の発明によれば、第2の監視フォルダの子フォルダとして、第3の監視フォルダが作成され、当該第3の監視フォルダに対して第3の印刷設定内容が関連付けられる。この第3の印刷設定内容は、第2の監視フォルダに関連付けられている第2の印刷設定内容を引き継ぐとともにその一部を変更することにより作成される。したがって、第3の印刷設定内容が関連付けられた第3の監視フォルダを非常に簡易に作成することが可能である。すなわち、操作者の操作負担を軽減することが可能である。また、第1から第3の監視フォルダにそれぞれ関連付けられた第1から第3の印刷設定内容の相互間の関係が、第1から第3の監視フォルダの階層構造を利用して、階層化されて表現されているため、第1から第3の印刷設定内容相互間の関係が非常に判りやすい。
また特に、請求項6に記載の発明によれば、モード情報に対応する特定の印刷設定内容の利用促進を図ることができる。
また特に、請求項7に記載の発明によれば、高利用頻度の内容を含む印刷設定内容が第2の印刷設定内容として決定されるので、利便性が高い。
また特に、請求項8に記載の発明によれば、フォルダ構造の再編を図ることができる。
印刷システムの概略構成を示す図である。 コンピュータ(印刷制御装置)の構成を示す機能ブロック図である。 印刷ジョブ設定の設定画面を示す図である。 印刷設定内容の設定画面を示す図である。 フォルダ表示用のウインドウ画面を示す図である。 一部の印刷設定内容が変更された設定画面を示す図である。 子フォルダが作成された様子を示す図である。 他の子フォルダが作成された様子を示す図である。 子フォルダの別の作成例を示す図である。 子フォルダおよび孫フォルダが作成された様子を示す図である。 変形例に係る子フォルダの表示画面を示す図である。 別の変形例に係る子フォルダの表示画面を示す図である。 孫フォルダの別の作成例を示す図である。 比較例に係る印刷ジョブ設定の設定画面を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.システム概要>
図1は、印刷システム1の構成を示す概略図である。
図1に示すように、印刷システム1は、印刷指示データを生成するコンピュータ10と印刷出力機構を有する印刷装置30とを備える。
コンピュータ10は、CPU、半導体メモリ(RAM等)およびハードディスク等を備えている。コンピュータ10は、そのCPU等を用いて各種のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)を実行することによって様々な機能を実現する。また、コンピュータ10は、表示部(ディスプレイ等)および操作入力部(キーボード、マウス等)を備えており、各種の情報の表示出力動作および操作入力動作を行うことができる。
具体的には、コンピュータ10には所定のOS(オペレーティングシステム)がインストールされており、コンピュータ10は各種のアプリケーションソフトウエアプログラムを当該OS上で実行することが可能である。
例えば、コンピュータ10は、印刷文書作成ソフトウエアなどのアプリケーションソフトウエアプログラムを実行することが可能である。
また、コンピュータ10は、印刷動作を制御するアプリケーションソフトウエアプログラムPG1を実行することも可能である。当該プログラムPG1は、後述するように、印刷対象ファイルのアイコンを監視フォルダのアイコンにドラッグアンドドロップする操作入力に応じて、当該印刷対象ファイルを印刷する機能を有している。プログラムPG1は、監視フォルダアイコンに関連付けられた印刷設定内容で印刷対象ファイルを印刷するための印刷制御動作を実行する。なお、プログラムPG1は、印刷装置30に関するプリンタドライバプログラム(単にプリンタドライバとも称する)20等をも用いて、印刷制御動作を実行する。このように、コンピュータ10は、印刷装置30の印刷出力を制御する印刷制御装置として機能する。
図2は、コンピュータ(印刷制御装置)10の構成を示す機能ブロック図である。図2に示すように、コンピュータ10は、監視フォルダ作成部21、印刷設定制御部22、および印刷指令送出部23等を備える。これらの処理部21,22,23は、プログラムPG1の実行によって実現される。
監視フォルダ作成部21は、ドラッグアンドドロップ操作の対象フォルダ(監視フォルダとも称される)を作成する処理部である。当該監視フォルダ作成部21は、作成済みの監視フォルダに対する子フォルダを、新たな監視フォルダとして作成する処理などをも実行する。
印刷設定制御部22は、各監視フォルダに関連付ける印刷設定内容を決定する処理部である。印刷設定制御部22は、元の監視フォルダに関連付けられている元の印刷設定内容に基づいて、新たな監視フォルダに対して新たな印刷設定内容を設定する処理等を実行する。
印刷指令送出部23は、印刷対象ファイルを印刷すべき旨の印刷指令を印刷装置に向けて送出する処理部である。印刷指令送出部23は、当該印刷指令において、当該印刷対象ファイルの印刷設定内容をも併せて送出する。
<2.動作>
つぎに、プログラムPG1における動作について詳細に説明する。
<最初の監視フォルダに関する設定動作>
以下では、まず、最初の監視フォルダに関する設定動作等について説明する。
図3は、プログラムPG1における印刷ジョブ設定に関する設定画面GA1を示す図である。
設定画面GA1においては、印刷装置30(「プリンタ1」)に関する印刷ジョブ設定等が表示される。
詳細には、画面GA1内左側の印刷ジョブ設定の一覧表示欄には、1つ又は複数の印刷ジョブ設定が表示される。ここでは、1つの印刷ジョブ設定(「初期設定(デフォルト)」の名称が付された印刷ジョブ設定)が表示されている。
また、画面GA1内右側の詳細設定の表示欄においては、上記一覧表示欄で選択された印刷ジョブ設定(ここでは「初期設定」)の詳細設定内容が表示されている。
このような詳細設定内容は、例えば、図4のような印刷設定画面GA2を用いて設定される。コンピュータ10(プログラムPG1)の操作者(ユーザ)は、印刷設定画面GA2内の各種の設定項目において所望の内容を指定することによって、所望の印刷設定内容(印刷条件)PS1を設定することができる。たとえば、操作者は、「ソート」のチェックボックスにチェックフラグを付する操作、およびその他の詳細設定項目を所望の内容に設定する操作等を行った後に、「OK」ボタンを押下する操作を行う。
また、図3の画面GA1を用いて、監視フォルダの設定動作も実行される。具体的には、画面内中央下側の設定項目「監視フォルダを利用する」のチェックフラグがオンに設定され、さらにフォルダ設定ボタンBN1が押下されると、フォルダ設定用画面GA3(不図示)が表示される。操作者は、フォルダ設定用画面GA3を用いて、特定のフォルダ(例えばフォルダ「FC」(詳細には、Fドライブのフォルダtmpの下位階層のフォルダ「¥F¥tmp¥FC」)等)を監視フォルダとして設定することができる。このようなフォルダ指定操作等に応じて、上記一覧表示欄で選択された印刷ジョブ設定(ここでは「初期設定」)と監視フォルダとが関連付けられる。
以上のようにして、特定の監視フォルダFCと特定の印刷設定内容PS1との関連付け動作が行われる。
その後、操作者は、フォルダ表示用のウインドウ画面GA3(図5)等を用いて、所望の印刷対象ファイルPBのアイコンを上記監視フォルダFCのアイコンNCに対してドラッグアンドドロップする操作入力を行う。プログラムPG1は、当該監視フォルダFCを監視しておき、当該監視フォルダFCに対するドラッグアンドドロップ操作を検出する。そして、印刷対象ファイルPB(詳細にはアイコンNB)が当該監視フォルダFC(詳細にはアイコンNC)にドラッグアンドドロップされたことが検出されると、プログラムPG1は、監視フォルダFCに関連付けられた印刷設定内容PS1で印刷対象ファイルを印刷するための印刷指示データを作成し、当該印刷指示データを印刷装置30に送出する。具体的には、当該印刷対象ファイルと上記の印刷設定内容PS1とを含む印刷指示データが印刷装置30に向けて送出される。印刷装置30は、印刷指示データを受信し、当該印刷指示データに基づいて、指定された印刷設定内容で印刷対象ファイルを印刷出力する。
<子フォルダの作成動作>
ところで、上記の印刷設定内容の一部を変更して印刷出力したいという要求が存在する。このような要求に応えるために、上記と同様の一連の動作を繰り返すことによって、他の印刷設定内容(印刷条件)に対応する監視フォルダを作成しておくことも可能である。たとえば、画面GA1(図3)をもう一度表示させ、画面GA2(図4)を用いて印刷設定内容を最初から設定し直し、さらにボタンBN1(図3)押下後の画面を用いて監視フォルダを指定する、等の一連の操作を繰り返すことも可能である。あるいは、図14に示すように、画面GA1をもう一度表示させ、新たな印刷ジョブ設定(たとえば「ジョブ設定1」)を作成する(図14の左欄参照)とともに、当該印刷ジョブ設定に対する印刷設定内容を画面GA2を用いて最初から設定し直し、さらにボタンBN1(図3)押下後の画面を用いて監視フォルダを指定する、等の一連の操作を繰り返すことも可能である。
しかしながら、上記のような一連の操作を繰り返し実行して複数の監視フォルダを作成する動作(以下、「比較例」に係る技術とも称する)は、必ずしも効率的ではない。特に、元の印刷設定との相違点が少数であるにもかかわらず、上記一連の動作を繰り返すことは、操作者に非常に大きな負担を強いることになる。
そこで、この実施形態においては、元の監視フォルダFCに対するフォルダー構造と当該監視フォルダFCに関連付けられた印刷設定内容とを利用して、新たな監視フォルダに関する設定動作等を実行する技術を例示する。当該技術においては、元の監視フォルダの子フォルダとして新たな監視フォルダが作成されるとともに、元の監視フォルダに関連付けられていた印刷設定内容を継承し(引き継ぎ)且つその一部を変更した新たな印刷設定内容が新たな監視フォルダに関連付けられる。
以下、このような処理について詳細に説明する。
まず、操作者は、(ドラッグアンドドロップ操作ではなく単なるマウス移動操作によって)、画面GA3(図5)内の元の監視フォルダFC上にマウスカーソルMCを移動させた状態において、マウスの右クリック操作を行う。そして、当該右クリック操作に応じて表示された右クリックメニュー画面GA4(不図示)の中から、「新規監視フォルダ作成」の項目を選択する。
コンピュータ10は、この選択操作に応じて、元の監視フォルダFCに関連付けられていた印刷設定内容PS1を取得し、画面GA2(図4)を当該コンピュータ10の表示部に表示させる。画面GA2においては、元の監視フォルダFCに関連付けられている印刷設定内容PS1が表示されている。すなわち、画面GA2は、印刷設定内容PS1を引き継いだ操作入力画面であるとも表現される。
その後、操作者は、この画面GA2を用いて、印刷設定内容PS1の一部を変更する。たとえば、印刷部数のみを変更する操作入力を行うことができる。具体的には、操作者は、図6に示すように、印刷部数のみを「1部」から「2部」へと変更する操作を加えた後に、OKボタンを押下する。このようにして、新たな印刷設定内容PS2を指定する操作入力が行われる。
コンピュータ10は、このような操作入力に応じて、新たな印刷設定内容PS2を新たな監視フォルダFC2に関連付ける。当該新たな印刷設定内容PS2は、元の印刷設定内容PS1を引き継ぐとともにその一部を変更することにより作成されたものである。具体的には、この印刷設定内容PS2は、その「部数」が「2部」に変更された点を除いては、元の印刷設定内容PS1と同じ内容を有している。
そして、コンピュータ10は、図7のようにして、新たな監視フォルダFC2「¥F¥tmp¥FC¥2部」を、元の監視フォルダ「¥F¥tmp¥FC」の子フォルダとして作成する。当該新たな監視フォルダFC2の名称は、印刷設定内容PS2のうち元の印刷設定内容PS1と相違する内容を示すものに決定される。
以上のようにして、新たな監視フォルダFC2と新たな印刷設定内容PS2との関連付け動作が行われる。また、元の監視フォルダFCに加えて、当該新たな監視フォルダFC2もが監視対象のフォルダに設定される。
その後、操作者が、フォルダ表示用のウインドウ画面GA3b(図7)等を用いて、所望の印刷対象ファイルPBのアイコンを新たな監視フォルダ「2部」のアイコンNC2にドラッグアンドドロップする操作入力を行うと、次のような動作が実行される。
まず、コンピュータ10は、印刷対象ファイルPB(詳細にはアイコンNB)が当該監視フォルダFC2(詳細にはアイコンNC2)にドラッグアンドドロップされたことを検出する。そして、コンピュータ10は、監視フォルダFC2に関連付けられた印刷設定内容PS2で印刷対象ファイルPBを印刷するための印刷指示データを作成し、当該印刷指示データ(印刷指令)を印刷装置30に送出する。印刷装置30は、印刷指示データを受信すると、当該印刷指示データに基づいて、指定された印刷設定内容PS2で印刷対象ファイルを印刷出力する。
以上のような動作によれば、元の監視フォルダFCの子フォルダとして新たな監視フォルダFC2が作成されるとともに、当該新たな監視フォルダFC2に対して新たな印刷設定内容PS2が関連付けられる。そのため、元の印刷設定内容PS1とは異なる新たな印刷設定内容PS2での印刷出力が可能である。より詳細には、新たな監視フォルダFC2に対するドラッグアンドドロップ操作を行うことによって、元の印刷設定内容PS1に類似しつつも元の印刷設定内容PS1とは部分的に異なる印刷設定内容PS2(元の印刷設定内容PS1+「2部」)での印刷出力が可能である。特に、新たな監視フォルダFC2が元の監視フォルダFCとは別個に作成されるため、以後の印刷設定内容PS2での印刷指示動作が、新たな監視フォルダFC2に対するドラッグアンドドロップ操作によって簡易に実現される。
また、新たな印刷設定内容PS2は、元の監視フォルダFCに関連付けられている印刷設定内容PS1を引き継ぐとともにその一部を変更することによって作成される。したがって、上述の比較例に係る技術と比較すると、印刷設定内容PS2が関連付けられた新たな監視フォルダFC2を非常に簡易に作成することが可能である。すなわち、操作者の操作負担を軽減することが可能である。
さらに、複数の印刷設定内容PS1,PS2の相互間の関係が監視フォルダFC,FC2の階層構造を利用して階層化されて表現されているので、複数の印刷設定内容PS1,PS2相互間の関係が非常に判りやすい。
<他の子フォルダの作成動作>
図8は、同様の子フォルダがさらに作成された状況を示す図である。図8に示すように、「2部」の名称を有する子フォルダFC2のみならず、「3部、小冊子」、「仕分けオン」、「両面」などの名称を有する子フォルダFC2が作成されるようにしてもよい。これらの子フォルダは、それぞれ、上記実施形態と同様の動作によって作成されればよい。
「両面」の名称を有する子フォルダFC24に対しては、元の印刷設定内容PS1を継承しつつも一部の変更点(「両面」)を有する印刷設定内容が関連付けられている。そして、印刷対象ファイルPBのアイコンが子フォルダFC24にドラッグアンドドロップされると、印刷対象ファイルPBは両面印刷される。同様に、「3部、小冊子」の名称を有する子フォルダFC22に対しては、「3部」且つ「小冊子」の印刷設定内容が関連付けられている。そして、印刷対象ファイルPBのアイコンが子フォルダFC22にドラッグアンドドロップされると、印刷対象ファイルPBに関する3部の印刷出力物が、小冊子の印刷出力形態で印刷出力される。
図9は、子フォルダの別の作成例を示す図である。図9に示すように、「2部」、「2部、4in1」、「2部、グレースケール」などの名称を有する子フォルダが作成されるようにしてもよい。「2部、4in1」、「2部、グレースケール」などの名称を有する子フォルダも、それぞれ、上記実施形態と同様の動作によって作成されればよい。ドラッグアンドドロップ操作に対する動作も同様である。
なお、図8および図9においては、新たな監視フォルダに関連付けられた印刷設定内容PS2と元の監視フォルダFCに関連付けられた印刷設定内容PS1との相違点が1点あるいは2点である場合を例示したが、これに限定されない。具体的には、新たな監視フォルダに関連付けられた印刷設定内容と元の監視フォルダFCに関連付けられた印刷設定内容PS1との相違点は3点以上であってもよい。たとえば、新たな監視フォルダFC25「2部、4in1、両面」が元の監視フォルダFCの子フォルダとして作成されるとともに、新たな監視フォルダFC25に新たな印刷設定内容PS25を関連付けるようにしてもよい。ここで、新たな印刷設定内容PS25は、印刷設定内容PS1を継承するとともに、「2部」、「4in1」および「両面」の3点において変更が施された印刷設定内容である。
<孫フォルダの作成動作>
また、図10のような子フォルダおよび孫フォルダが「監視フォルダ」として作成されてもよい。図10においては、元の監視フォルダFCに対する子フォルダFC2(「2部」)が作成されるとともに、当該子フォルダFC2に対する子フォルダ(換言すれば、孫フォルダ)FC3(「4in1」および「グレースケール」)が作成されている。詳細には、孫フォルダFC31(「4in1」)と孫フォルダFC32(「グレースケール」)とが、子フォルダFC2の子フォルダ(元の監視フォルダFCの孫フォルダ)FC3として作成されている。
子フォルダFC2に対する子フォルダFC3の作成動作は、元の監視フォルダに対する子フォルダの作成動作と同様にして行われればよい。特に、新たな子フォルダ(孫フォルダ)FC3には印刷設定内容PS3が関連付けられるようにすればよい。印刷設定内容PS3は、子フォルダFC2に関連付けられている印刷設定内容PS2を引き継ぐとともにその一部を変更したものである。なお、孫フォルダFC31の印刷設定内容PS3は、基本的には、元の監視フォルダFCの印刷設定内容PS1と子フォルダFC2の印刷設定内容PS2とを継承する。
また、孫フォルダに対するドラッグアンドドロップ操作への対応動作も、上記と同様にして行われる。たとえば、印刷対象ファイルPBのアイコンが孫フォルダFC31(「4in1」)にドラッグアンドドロップされると、コンピュータ10は、印刷対象ファイルPBを印刷設定内容PS3で印刷すべき旨の印刷指令を印刷装置に向けて送出する。そして、印刷対象ファイルPBに関する「2部」の印刷出力物が、それぞれ、「4in1」にて印刷装置30により印刷出力される。特に、孫フォルダFC31(「4in1」)は、子フォルダFC2(「2部」)の下位階層フォルダであり、子フォルダFC2の印刷設定内容をも継承しているため、「2部」の印刷出力物が出力される。
このように、階層構造を有する複数の監視フォルダ(具体的には、元の監視フォルダFC、子フォルダFC2、および孫フォルダFC3等)に関して、それぞれの監視フォルダにおける印刷設定内容は階層構造を有する状態で構築されている。具体的には、複数の印刷設定内容PS1,PS2,PS3の相互間の関係が監視フォルダFC,FC2,FC3の階層構造を利用して階層化されて表現されている。したがって、複数の印刷設定内容PS1,PS2,PS3相互間の関係が非常に判りやすい。
<フォルダ構成の再編動作>
つぎに、フォルダ構成の再編動作について説明する。
上述のように、図9のフォルダ構成と図10のフォルダ構成とはそれぞれ構築され得る。ただし、この実施形態においては、図9の子フォルダが生成されている場合において、図9のフォルダ構成を図10のフォルダ構造に修正することが可能である。ここでは、このような技術について説明する。
具体的には、まず、操作者によるフォルダ再編指示操作(メニュー操作等)に応じて、コンピュータ10は、元の監視フォルダFCに対する下位階層のフォルダに関する階層構造を認識する。そして、コンピュータ10は、複数の子フォルダFC21,FC22,FC23(図9)の名称(「2部」、「2部、4in1」、「2部、グレースケール」)が共通部分(「2部」)を有することを判定すると、当該共通部分の名称をフォルダ名称とする新たな子フォルダFC2(「2部」)(図10)を作成する。さらに、コンピュータ10は、元の複数の子フォルダの名称において互いに相違する部分(相違部分)の名称をそれぞれフォルダ名とする複数の孫フォルダFC31(「4in1」),FC32(「グレースケール」)を作成する。
また、新たな子フォルダFC2(「2部」)(図10)には、印刷設定内容PS1のうち上記共通部分に関する内容(「2部」)のみが変更された印刷設定内容PS2(PS2b)が関連付けられる。また、複数の孫フォルダFC31,FC32(「4in1」および「グレースケール」)には、それぞれ、印刷設定内容PS2bのうち各相違部分に関する内容のみが変更された印刷設定内容が関連付けられる。たとえば、複数の孫フォルダFC31(「4in1」)には、印刷設定内容PS2bを継承しつつ「4in1」に関する変更が施された印刷設定内容が関連付けられる。
このような動作によれば、図9のフォルダ構造が自動的に図10のフォルダ構造に変更される。
その後、印刷対象ファイルアイコンが新たな子フォルダFC2(「2部」)(図10)のアイコンにドラッグアンドドロップされる場合には、印刷対象ファイルPBを印刷設定内容PS2bで印刷すべき旨の印刷指令が印刷装置に向けて送出される。一方、印刷対象ファイルのアイコンが複数の孫フォルダFC31,FC32のうちの一の孫フォルダのアイコンにドラッグアンドドロップされる場合には、印刷対象ファイルを当該一の孫フォルダに関連付けられた印刷設定内容で印刷すべき旨の印刷指令が印刷装置に向けて送出される。たとえば、印刷対象ファイルアイコンが孫フォルダFC31にドラッグアンドドロップされると、印刷設定内容PS2bを継承しつつ「4in1」に関する変更が施された印刷設定内容で印刷対象ファイルを印刷すべき旨の印刷指令が、印刷装置に向けて送出される。そして、印刷対象ファイルに関する「2部」の印刷出力物が、それぞれ、「4in1」にて印刷装置30により印刷出力される。
<3.変形例>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
<子フォルダの作成動作の変形例>
たとえば、上記実施形態においては、子フォルダに関する印刷条件の設定手法として、画面GA2を用いるものを例示したが、これに限定されない。フォルダ名称の付与を伴って新規サブフォルダを作成する操作に応じて、当該新規サブフォルダに関する印刷条件が自動的に設定されるようにしてもよい。
具体的には、まず、操作者は、図5の画面GA3内の監視フォルダFC上にマウスカーソルを重畳させた状態で、マウスの右クリック操作を行って、上記と同様の右クリックメニュー画面GA4(不図示)を表示させる。そして、当該右クリックメニュー画面GA4の中から、「新規監視フォルダ作成」の項目を選択する。ただし、この変形例では、当該項目の選択後においては、画面GA2が表示されるのではなく、新規監視フォルダ(子フォルダ)FC2の名称情報の入力画面(不図示)が表示される。そして、操作者は、当該入力画面を用いて、新規監視フォルダ(子フォルダ)FC2の名称情報(例えば、「2部」)を入力する。
つぎに、このような新たな子フォルダFC2の作成指示に応じて、コンピュータ10は、新規フォルダFC2の名称情報(「2部」)を認識し、当該名称情報に対応する変更内容を決定する。そして、コンピュータ10は、元の印刷設定内容PS1において、その部数を「2部」に変更した新たな印刷設定内容PS2を生成して、当該印刷設定内容PS2を新たな監視フォルダFC2に関連付ける。ここにおいて、印刷設定内容PS2は、印刷設定内容PS1を継承した内容を有しており、名称情報「2部」に相当する部分のみにて印刷設定内容PS1と相違するものである。このように、印刷設定内容PS2は、元の印刷設定内容PS1のうち、新規フォルダFC2の名称情報に相当する部分が変更された内容に決定される。
このような動作によって、印刷設定内容PS2が監視フォルダFC2に関連付けられるようにしてもよい。これによっても、上記と同様の効果を得ることが可能である。
なお、名称情報として「3部、小冊子」あるいは「両面」等の各種の内容が入力される場合にも、同様に、元の印刷設定内容PS1のうち、入力された名称情報に相当する部分が変更された印刷設定内容が、新たな子フォルダに関連付けられればよい。
<デバイスモード>
また、上記実施形態においては、元の監視フォルダFCに対して、手動操作によって新たな監視フォルダ(子フォルダ等)を作成する場合を例示したが、これに限定されない。たとえば、元の監視フォルダに対して、自動的に子フォルダ等を作成するようにしてもよい。
具体的には、元の印刷設定内容PS1において、印刷装置30の各種モードに応じた所定の印刷設定内容(印刷条件)を変更した内容を、新たな監視フォルダFC2の印刷設定内容PS2として自動的に決定するようにしてもよい。
図11は、このような変形例を示す図である。図11においては、元の監視フォルダFCに対して、4つの子フォルダ(「4in1、両面」、「グレースケール」、「セキュリティ印刷」、「ボックス保存」)が作成されている。
ここでは、印刷装置30が、4つのモード(具体的には、節約モード、カラー禁止モード、セキュリティ重視モード、ボックス利用モード)を有しているものとする。
コンピュータ10は、所定のタイミング(元の監視フォルダFCの作成直後、メニュー操作時点、あるいはプログラムPG1の再起動後等)で、印刷装置30が当該4つのモードを有していることを認識する。そして、コンピュータ10は、当該4つのモードのモード情報と元の印刷設定内容PS1とを取得するとともに、当該4つのモードに対する典型的な印刷設定内容を規定した子フォルダを作成する。具体的には、子フォルダ「4in1、両面」は、「節約モード」に対応して作成され、子フォルダ「グレースケール」は、「カラー禁止モード」に対応して作成される。同様に、子フォルダ「セキュリティ印刷」は、「セキュリティ重視モード」に対応して作成され、子フォルダ「ボックス保存」は、「ボックス利用モード」に対応して作成される。なお、子フォルダ「グレースケール」には、印刷設定内容PS1を継承するとともにグレースケールによる印刷条件に変更された印刷設定内容PS2が関連付けられている。他の子フォルダについても同様である。
このような動作によれば、印刷装置30の各モードに応じた印刷設定内容PS2が、元の印刷設定内容PS1をベースに自動的にそれぞれ作成されるので、印刷装置30の各モードに対応した印刷設定内容の利用促進を図ることができる。
<使用履歴>
あるいは、印刷装置30で頻繁に使用される特定項目内容(印刷条件)を変更した印刷設定内容PS2を、新たな監視フォルダFC2の印刷設定内容PS2として自動的に決定するようにしてもよい。換言すれば、印刷設定内容PS1のうち、印刷履歴情報(使用履歴データテーブル等)に基づきその利用頻度が比較的高いと判定される特定項目内容を変更した内容が印刷設定内容PS2として決定されるようにしてもよい。
図12は、このような変形例を示す図である。図12においては、元の監視フォルダFCに対して、3つの子フォルダ(「4in1」、「左綴じ、パンチ2穴」、「中折り」)が作成されている。ここでは、印刷装置30の使用履歴データテーブルに基づいて、上位3つの印刷設定項目内容として、これらの印刷設定項目内容(「4in1」、「左綴じ、パンチ2穴」、「中折り」)が抽出される場合を想定する。
コンピュータ10は、所定のタイミング(元の監視フォルダFCの作成直後、メニュー操作時点、あるいはプログラムPG1の再起動後等)で、使用頻度データテーブルに基づいて、印刷装置30における上位3つの印刷設定項目内容を認識する。すなわち、複数の印刷設定項目内容のうち、利用頻度が比較的高いと判定される3つの印刷設定項目内容を認識する。なお、使用頻度データテーブルにおいては、複数の印刷設定項目の内容のそれぞれについて、その利用回数(使用履歴)が記録されているものとする。
そして、コンピュータ10は、3つの印刷設定項目内容を規定した子フォルダを作成する。具体的には、3つの子フォルダ(「4in1」、「左綴じ、パンチ2穴」、「中折り」)をそれぞれ、元の監視フォルダFCの下位フォルダとして作成する。なお、子フォルダ「4in1」には、印刷設定内容PS1を継承するとともに一部の内容「4in1」が変更された印刷設定内容PS2が関連付けられている。他の子フォルダについても同様であり、印刷設定内容PS1を継承するとともに一部の内容(「左綴じ、パンチ2穴」、「中折り」)が変更された印刷設定内容PS2が関連付けられている。
このような動作によれば、印刷装置30における高利用頻度の内容を含む印刷設定内容PS2が元の印刷設定内容PS1をベースに自動的に作成されるので、利便性が高い。
<子フォルダのコピー>
また、上記実施形態および変形例においては、監視フォルダの子フォルダを作成するに際して、2つの手法(画面GA2を用いる手法、およびフォルダ名称の付与を伴う手法)を例示したが、これに限定されない。たとえば、既に作成された子フォルダのアイコンをその親フォルダ以外の監視フォルダのアイコンにドラッグアンドドロップする操作に応じて、当該監視フォルダの子フォルダとして新たな監視フォルダを作成するようにしてもよい。
以下では、具体的に図8に示すような監視フォルダ(FC、FC21〜FC24)が作成されている状況において、図13に示すような新たな子フォルダ(孫フォルダ)FC3(FC31)が作成される場合について例示する。
まず、操作者は、作成済みの子フォルダFC24(「両面」)のアイコンNC24をその親フォルダFC2以外の監視フォルダのアイコン(たとえば、フォルダFC21のアイコンNC21)にドラッグアンドドロップする。
このような操作に応じて、コンピュータ10は、当該監視フォルダFC21の子フォルダとして、新たな監視フォルダFC3(FC31)を作成する(図13参照)。
監視フォルダFC31には、新たな印刷設定内容PS3が自動的に付与される。具体的には、コンピュータ10は、(フォルダFC31の)親フォルダFC21の印刷設定内容PS2を取得し、親フォルダFC21の印刷設定内容PS2を引き継ぐとともにその一部の設定内容(「両面」)を変更した印刷設定内容PS3を、監視フォルダFC31に関連付ける。
その後、当該監視フォルダFC31に対する監視が開始され、印刷対象ファイルPBのアイコンNBが子フォルダFC31にドラッグアンドドロップされると、コンピュータ10は、印刷対象ファイルPBを印刷設定内容PS3で印刷する印刷指令を印刷装置に向けて送出する。これにより、印刷対象ファイルPBは、印刷設定内容PS3に従って印刷される。
このような動作によれば、監視フォルダを用いた印刷ジョブ設定を、簡易な操作で増やすことが可能である。
1 印刷システム
10 コンピュータ
30 印刷装置
BN1 フォルダ設定ボタン
FC,FC21〜FC24,FC3 監視フォルダ
GA1 (印刷ジョブ設定に関する)設定画面
GA2 印刷設定画面
GA3 フォルダ設定用画面(ウインドウ画面)
PB 印刷対象ファイル
PG1 アプリケーションソフトウエアプログラム
PS1,PS2,PS3 印刷設定内容

Claims (9)

  1. コンピュータに、
    a)第1の監視フォルダの子フォルダとして、第2の監視フォルダを作成する手順と、
    b)前記第1の監視フォルダに関連付けられている第1の印刷設定内容を引き継ぐとともにその一部を変更することにより作成された第2の印刷設定内容を前記第2の監視フォルダに関連付ける手順と、
    c)印刷対象ファイルのアイコンを前記第2の監視フォルダのアイコンにドラッグアンドドロップする操作入力に応じて、前記印刷対象ファイルを前記第2の印刷設定内容で印刷すべき旨の印刷指令を印刷装置に向けて送出する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
  2. 請求項1に記載のプログラムにおいて、
    前記第2の監視フォルダの名称は、前記第2の印刷設定内容のうち前記第1の印刷設定内容と相違する内容を示すものであることを特徴とするプログラム。
  3. 請求項1に記載のプログラムにおいて、
    前記手順b)においては、前記第1の印刷設定内容を引き継いだ操作入力画面を用いて前記第2の印刷設定内容を指定する操作入力が受け付けられるとともに、前記第2の印刷設定内容のうち前記第1の印刷設定内容との相違部分を示す名称が前記第2の監視フォルダの名称として付与されることを特徴とするプログラム。
  4. 請求項1に記載のプログラムにおいて、
    前記手順a)においては、前記第2の監視フォルダの名称情報が入力され、
    前記手順b)においては、前記第2の印刷設定内容は、前記第1の印刷設定内容のうち、前記名称情報に相当する部分が変更された内容に決定されることを特徴とするプログラム。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    d)第2の監視フォルダの子フォルダとして、第3の監視フォルダを作成する手順と、
    e)前記第2の監視フォルダに関連付けられている第2の印刷設定内容を引き継ぐとともにその一部を変更することにより作成された第3の印刷設定内容を前記第3の監視フォルダに関連付ける手順と、
    f)印刷対象ファイルのアイコンを前記第3の監視フォルダのアイコンにドラッグアンドドロップする操作入力に応じて、前記印刷対象ファイルを前記第3の印刷設定内容で印刷すべき旨の印刷指令を印刷装置に向けて送出する手順と、
    をさらに実行させるためのプログラム。
  6. 請求項1に記載のプログラムにおいて、
    前記手順b)においては、前記印刷装置に関するモード情報と前記第1の印刷設定内容とが取得され、前記第1の印刷設定内容のうち前記モード情報に対応する特定の項目内容を変更した内容が前記第2の印刷設定内容として決定される、ことを特徴とするプログラム。
  7. 請求項1に記載のプログラムにおいて、
    前記手順b)においては、印刷履歴情報と前記第1の印刷設定内容とが取得され、前記第1の印刷設定内容のうち、前記印刷履歴情報に基づきその利用頻度が比較的高いと判定される特定の項目内容、を変更した内容が前記第2の印刷設定内容として決定される、ことを特徴とするプログラム。
  8. 請求項2に記載のプログラムにおいて、
    g)前記第1の監視フォルダに基づいて作成された複数の子フォルダの名称が共通部分を有する場合には、前記共通部分の名称をフォルダ名とする第3の監視フォルダを前記第1の監視フォルダの子フォルダとして作成するとともに、前記複数の子フォルダの名称の互いに相違する部分の名称をそれぞれフォルダ名とする複数の孫フォルダを、前記第3の監視フォルダの子フォルダとして作成する手順と、
    h)前記第3の監視フォルダには、前記第1の印刷設定内容のうち前記共通部分に関する内容が変更された第3の印刷設定内容を関連付けるとともに、前記複数の孫フォルダには、それぞれ、前記第3の印刷設定内容のうち各相違部分に関する内容が変更された印刷設定内容を関連付ける手順と、
    i)前記印刷対象ファイルのアイコンが前記第3の監視フォルダのアイコンにドラッグアンドドロップされる場合には、前記印刷対象ファイルを前記第3の印刷設定内容で印刷すべき旨の印刷指令を印刷装置に向けて送出し、前記印刷対象ファイルのアイコンが前記複数の孫フォルダのうちの一の孫フォルダのアイコンにドラッグアンドドロップされる場合には、前記印刷対象ファイルを前記一の孫フォルダに関連付けられた印刷設定内容で印刷すべき旨の印刷指令を印刷装置に向けて送出する手順と、
    をさらに実行させるためのプログラム。
  9. 印刷対象ファイルアイコンを監視フォルダアイコンにドラッグアンドドロップする操作入力に応じて、前記監視フォルダアイコンに関連付けられた印刷設定内容で印刷対象ファイルを印刷する印刷制御装置であって、
    第1の監視フォルダの子フォルダとして、第2の監視フォルダを作成する監視フォルダ作成手段と、
    前記第1の監視フォルダに関連付けられている第1の印刷設定内容を引き継ぐとともにその一部を変更することにより作成された第2の印刷設定内容を前記第2の監視フォルダに関連付ける印刷設定制御手段と、
    印刷対象ファイルのアイコンを前記第2の監視フォルダのアイコンにドラッグアンドドロップする操作入力に応じて、前記印刷対象ファイルを前記第2の印刷設定内容で印刷すべき旨の印刷指令を印刷装置に向けて送出する印刷指令送出手段と、
    を備える印刷制御装置。
JP2010131128A 2010-06-08 2010-06-08 印刷制御装置およびプログラム Withdrawn JP2011257925A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010131128A JP2011257925A (ja) 2010-06-08 2010-06-08 印刷制御装置およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010131128A JP2011257925A (ja) 2010-06-08 2010-06-08 印刷制御装置およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011257925A true JP2011257925A (ja) 2011-12-22

Family

ID=45474054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010131128A Withdrawn JP2011257925A (ja) 2010-06-08 2010-06-08 印刷制御装置およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011257925A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017107370A (ja) * 2015-12-09 2017-06-15 コニカミノルタ株式会社 情報処理装置、ホットフォルダ管理方法及びホットフォルダ管理プログラム
JP2020095606A (ja) * 2018-12-14 2020-06-18 コニカミノルタ株式会社 印刷制御装置及びプログラム
JP2021101319A (ja) * 2019-12-24 2021-07-08 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 情報処理装置及び情報処理プログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017107370A (ja) * 2015-12-09 2017-06-15 コニカミノルタ株式会社 情報処理装置、ホットフォルダ管理方法及びホットフォルダ管理プログラム
JP2020095606A (ja) * 2018-12-14 2020-06-18 コニカミノルタ株式会社 印刷制御装置及びプログラム
JP7127520B2 (ja) 2018-12-14 2022-08-30 コニカミノルタ株式会社 印刷制御装置及びプログラム
JP2021101319A (ja) * 2019-12-24 2021-07-08 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 情報処理装置及び情報処理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3798170B2 (ja) グラフィカル・ユーザ・インターフェイスを備えた情報処理システム
JP5979893B2 (ja) 情報処理装置、制御方法、及びプログラム
JP6379805B2 (ja) 情報処理プログラム、情報処理装置および情報処理システム
JP2006260245A (ja) 印刷制御装置、印刷制御装置の制御方法、印刷制御プログラム及び記録媒体
JP2010039926A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2006285968A (ja) 印刷設定処理プログラム、印刷設定処理装置および印刷設定処理方法
JP7263732B2 (ja) 情報処理装置およびプログラム
US9703758B2 (en) Information processing apparatus for converting an original document having a format into a file having a different format and information processing method
JP2014010691A (ja) 情報処理装置、画面表示方法、およびプログラム
JP2011257925A (ja) 印刷制御装置およびプログラム
JP2009146317A (ja) 情報処理装置、ジョブの実行指示方法及び同指示プログラム
JP2006099389A (ja) 情報処理システム、及び該システムの機能を実現するプログラム及び記録媒体
JP4725501B2 (ja) ファイル情報表示装置、ファイル情報表示プログラム
JP2010108022A (ja) プリンタドライバプログラム、印刷制御装置、印刷制御方法
US8902469B2 (en) Print setting apparatus, control method of print setting apparatus, computer readable storage medium storing control program of print setting apparatus, and printing apparatus
JP2011128944A (ja) 印刷システムおよびプログラム
JP5754277B2 (ja) 画像形成制御プログラム
JP2011059872A (ja) 画像処理装置、印刷制御方法、及び印刷制御プログラム
JP2007058539A (ja) プリンタドライバのヘルププログラム
JP2010160655A (ja) 情報処理装置およびオブジェクト設定方法
JP5008521B2 (ja) マルチタッチパネル装置及びその制御方法
JP6176230B2 (ja) 印刷制御装置、画像形成装置及び印刷制御プログラム
JP2010102402A (ja) 設定項目編集プログラム、設定項目編集方法およびユーザインタフェース装置
JP2018005794A (ja) 情報処理装置、制御方法、及びプログラム
JP6127607B2 (ja) 情報処理装置、プログラム及びシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20130418

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20130903