JP2011257785A - カメラシステム、カメラ及び画像表示装置 - Google Patents

カメラシステム、カメラ及び画像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】煩雑な操作なく、カメラの使用者を登録する。
【解決手段】カメラシステムにおいて、画像表示装置は、撮影画像を表示したときに、撮影画像を鑑賞する人物の像を第1画像として取得する第1撮像部と、第1画像に含まれる人物の特徴量と、撮影画像に含まれる人物の特徴量とを取得する第1取得部と、第1画像と撮影画像に含まれる人物の特徴量とから、カメラの使用者を特定する使用者特定部と、使用者特定部により特定された使用者の特徴量を、カメラに送信する送信部とを備え、カメラは、送信された使用者の特徴量を受信し、カメラの使用を許可するか否かの判定に用いる第2画像と、撮影画像とを取得する第2撮像部と、第2画像に含まれる人物の特徴量を取得する第2取得部と、第2取得部により取得された人物の特徴量と、使用者の特徴量とから、前記カメラの使用を許可するか否かを判定する使用許可判定部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、カメラシステム、カメラ及び画像表示装置に関する。
従来から、カメラの使用者を特定の使用者に限定するためのセキュリティ機能を備えたカメラが知られている。このようなカメラにおいては、例えば、予め登録した使用者の顔情報を用いて、使用者の顔を認証することで、カメラの使用を許可することが提案されている(特許文献1参照)。
特開2005−63077号公報
ところが、特許文献1の技術では、自分自身の顔にカメラを向けて、原本となる画像を取得する必要があるため、適切な画像を取得することが難しかった。また、適切な画像を取得することができなかったとき、撮影条件を設定し直し、再度撮影する操作が煩雑であるという問題点があった。
そこで、本発明のカメラシステム、カメラ及び画像表示装置は、煩雑な操作なく、カメラの使用者を登録することを目的とする。
本発明のカメラシステムは、撮影画像を取得するカメラと、前記撮影画像を表示する画像表示装置とから構成されたカメラシステムにおいて、前記画像表示装置は、前記撮影画像を表示したときに、前記撮影画像を鑑賞する人物の像を第1画像として取得する第1撮像部と、前記第1画像に含まれる人物の特徴量と、前記撮影画像に含まれる人物の特徴量とを取得する第1取得部と、前記第1画像に含まれる人物の特徴量と、前記撮影画像に含まれる人物の特徴量とから、前記カメラの使用者を特定する使用者特定部と、前記使用者特定部により特定された前記使用者の特徴量を、前記カメラに送信する送信部とを備え、前記カメラは、前記画像表示装置の前記送信部から送信された前記使用者の特徴量を受信する受信部と、前記カメラの使用を許可するか否かの判定に用いる第2画像と、前記撮影画像とを取得する第2撮像部と、前記第2画像に含まれる人物の特徴量を取得する第2取得部と、前記第2取得部により取得された人物の特徴量と、前記使用者の特徴量とから、前記カメラの使用を許可するか否かを判定する使用許可判定部とを備える。
また、前記画像表示装置は、前記撮影画像を複数記憶する画像記憶部を備え、前記使用者特定部は、前記第1画像に含まれる人物で、且つ前記画像記憶部に記憶された前記撮影画像に含まれる人物のうち、前記撮影画像に含まれる頻度が最も低い人物を前記カメラの使用者であると特定してもよい。
また、前記画像表示装置は、前記撮影画像を複数記憶する画像記憶部を備え、前記使用者特定部は、前記第1画像に含まれる人物で、且つ前記画像記憶部に記憶された前記撮影画像に含まれる人物のうち、前記撮影画像に含まれる頻度が第1閾値以上となる人物を前記カメラの使用者であると特定してもよい。
また、前記第1画像に含まれる人物の特徴量と、前記人物が含まれる第1画像が前記第1撮像部により取得された時間とを関連付けて記憶する情報記憶部を備え、前記使用者特定部は、前記情報記憶部に記憶された特徴量を有する人物のうち、前記第1撮像部により取得された時間が第2閾値以上となる人物を前記カメラの使用者の候補とした後、前記カメラの使用者の候補となる人物の特徴量と、前記撮影画像に含まれる人物の特徴量とから、前記カメラの使用者を特定してもよい。
また、前記カメラは、前記カメラの電源のオンオフを制御する電源制御部を備え、前記電源制御部は、前記使用許可判定部により前記カメラの使用を許可すると判定された場合に、前記カメラの電源をオフにしてもよい。
また、前記使用許可判定部は、前記カメラの使用を許可すると判定した場合に、前記第2撮像部による前記撮影画像の取得を禁止してもよい。
また、前記第1撮像部は、所定時間間隔で前記第1画像を取得してもよい。
また、前記使用者特定部は、前記第1画像に含まれる人物が前記撮影画像に含まれる頻度に応じて、前記カメラに設けられる複数の機能のうち使用可能となる機能の使用許容レベルと、前記第1画像に含まれる人物の特徴量との関係を設定し、前記使用許可判定部は、前記第2取得部により取得された人物の特徴量と、前記受信部により受信された前記使用者の特徴量とから、前記カメラの使用を許可すると判定した場合に、前記使用者特定部により設定された前記使用許容レベルと前記人物との関係を用いて、前記第2取得部により取得された人物の特徴量に基づいた前記使用許容レベルを設定してもよい。
本発明の画像表示装置は、撮影画像を取得するカメラが接続される画像表示装置であって、前記撮影画像を表示したときに、前記撮影画像を鑑賞する人物の像を前記カメラの使用者と特定するための特定用画像として取得する撮像部と、前記特定用画像に含まれる人物の特徴量と、前記撮影画像に含まれる人物の特徴量とを取得する取得部と、前記取得部により取得された人物の特徴量と、前記撮影画像に含まれる人物の特徴量とから、前記カメラの使用者を特定する使用者特定部と、前記使用者特定部により特定された前記使用者の特徴量を、前記カメラに送信する送信部とを備える。
本発明のカメラは、撮影画像を表示することが可能な画像表示装置に接続されるカメラであって、前記画像表示装置から送信された使用者の特徴量を受信する受信部と、前記カメラの使用を許可するか否かの判定に用いる判定用画像と、前記撮影画像とを取得する撮像部と、前記判定用画像に含まれる人物の特徴量を取得する取得部と、前記取得部により取得された人物の特徴量と、前記受信部により受信された前記使用者の特徴量とから、前記カメラの使用を許可するか否かを判定する使用許可判定部とを備える。
本発明のカメラシステム、カメラ及び画像表示装置によれば、煩雑な操作なく、カメラの使用者を登録することができる。
本発明の第1実施形態におけるカメラシステム10の構成を示すブロック図である。 第1実施形態の画像表示装置20における起動時の処理内容を示すフローチャートである。 第1実施形態のカメラ40における電源オン時の処理内容を示すフローチャートである。 第2実施形態のカメラ40における電源オン時の処理内容を示すフローチャートである。
(第1実施形態)
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態におけるカメラシステム10の構成を示すブロック図である。図1に示すように、カメラシステム10は、画像表示装置20、カメラ40により構成される。以下、画像表示装置20は、カメラ40の使用者の自宅に設置され、この画像表示装置20に表示される画像は、主に使用者又は使用者の家族により鑑賞される例を示す。
画像表示装置20は、撮像レンズ21、撮像素子22、A/D変換部23、バッファメモリ24、画像処理部25、表示部26、操作部27、通信部28、メモリ29、制御部30、バス31を備える。画像表示装置20の前面には、撮像レンズ21、表示部26が配置されている。これにより、画像表示装置20は、撮像レンズ21を介して、表示部26を鑑賞している人物(以下、鑑賞者と称する)を撮像する。
撮像レンズ21は、撮像素子22の結像面に被写体像を結像する。撮像素子22は、撮像レンズ21を通過した被写体光を光電変換し、R、G、Bの各色に対応するアナログ画像信号を出力する。撮像素子22は、所定間隔毎に間引き読み出しを行い、スルー画像を取得する。撮像素子22から出力される画像信号は、A/D変換部23に入力される。A/D変換部23は、撮像素子22から出力されるアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換する。なお、このデジタルの画像信号は、1コマにまとめられ、画像データとしてバッファメモリ24に記録される。バッファメモリ24は、後述する画像処理部25による画像処理の前工程や後工程で画像データを一時的に記録する。
画像処理部25は、バッファメモリ24に記録された画像データに対して画像処理を施す。なお、この画像処理としては、周知の解像度変換処理、ホワイトバランス調整、明るさ調整、色補間、階調変換処理、輪郭強調処理等が挙げられる。また、画像処理部25は、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式等で圧縮する処理や、圧縮された上記のデータを伸長復元する処理をも実行する。
表示部26は、各種の画像を表示する。表示部26に表示される各種の画像は、後述する撮影画像記録部34に記録された画像、メニュー画像等である。操作部27は、キーや釦等からなり、メニュー画像の表示時等に操作される。なお、操作部27の状態は制御部30により検知され、検知されたキーや釦の状態に基づいたシーケンスが実行される。
通信部28は、公知の通信規格に準拠して外部の装置と通信を行う通信デバイス用のインターフェースから構成される。本実施形態では、通信デバイス用のインターフェースは、USB(Universal Serial Bus)インターフェースから構成される。制御部30は、通信部28及びUSBケーブルを介して、カメラ40から画像及び機種情報を受信する。以下、カメラ40から受信した画像を撮影画像と称する。また、制御部30は、通信部28及びUSBケーブルを介してカメラ40に、カメラ40の使用者情報を送信する。例えば、使用者情報としては、後述する使用者の特徴量が挙げられる。
メモリ29は、鑑賞者情報記録部32、家族情報記録部33、撮影画像記録部34を備える。鑑賞者情報記録部32は、画像表示装置20を鑑賞している人物の特徴量を記録する。家族情報記録部33は、画像表示装置20を鑑賞している人物のうち、家族であると判定された人物の特徴量を記録する。撮影画像記録部34は、撮影画像を記録する。また、メモリ29は、後述する使用者特定部36がカメラ40の使用者であると特定した使用者の特徴量と、カメラ40の機種情報とを関連付けて記録する。
制御部30は、所定のシーケンスプログラムにしたがって、画像表示装置20の統括的な制御を行うとともに、撮像時に必要となる各種演算(AF演算、AE演算等)を実行する。また、制御部30は、顔検出部35、使用者特定部36を備える。顔検出部35は、スルー画像、撮影画像から特徴点を抽出して顔領域、顔の大きさ等を検出する。この顔領域の検出方法は、特開2001−16573号公報等に記載された特徴点抽出処理が挙げられる。上記の特徴点としては、例えば、眉、目、鼻、唇の各端点、顔の輪郭点、頭頂点や顎の下端点等が挙げられる。また、顔検出部35は、特徴点の位置、各特徴点の相対距離などから、特徴量を求める。
制御部30は、スルー画像に含まれる人物の特徴量を、鑑賞者の特徴量として鑑賞者情報記録部32に記録する。また、制御部30は、鑑賞者の特徴量と、該鑑賞者がスルー画像に含まれている日時とを関連付けて記録する。そして、制御部30は、鑑賞者情報記録部32に記録された鑑賞者のうち、家族である可能性が高い人物を抽出し、抽出した人物の特徴量を、家族を構成する人物の特徴量として、家族情報記録部33に記録する。例えば、制御部30は、鑑賞者情報記録部32に記録された日時から、鑑賞者がスルー画像に含まれている時間、すなわち鑑賞者が表示部26に表示された撮影画像を鑑賞している鑑賞時間を算出する。次に、制御部30は、鑑賞者情報記録部32に記録された鑑賞者のうち、現在の日付から30日前までの日付において、鑑賞時間の合計が閾値T以上である人物を抽出し、抽出した人物の特徴量を家族情報記録部33に記録する。
使用者特定部36は、家族を構成する人物のうち、カメラ40の使用者を特定する。まず、使用者特定部36は、家族を構成する人物それぞれについて、撮影画像に含まれるか否かを判定する。例えば、使用者特定部36は、家族情報記録部33に記録された、判定対象となる人物の特徴量と、撮影画像に含まれる人物の特徴量(以下、被写体の特徴量と称する)とを比較し、判定対象となる人物の特徴量と、被写体の特徴量との相似度を求める。そして、使用者特定部36は、求めた相似度が予め設定した閾値T以上であるか否かを判定する。使用者特定部36は、求めた相似度が予め設定した閾値T以上である場合に、判定対象となる人物が撮影画像に含まれると判定する。一方、使用者特定部36は、求めた相似度が予め設定した閾値T未満である場合に、判定対象となる人物が撮影画像に含まれないと判定する。
次に、使用者特定部36は、家族を構成する人物それぞれについて、撮影画像に含まれる頻度を求める。このとき、使用者特定部36は、それぞれの頻度を比較し、頻度が極端に少ない人物がいる場合は、その人物をカメラ40の使用者であると特定する。一方、使用者特定部36は、頻度にばらつきがない場合は、撮影画像に含まれる頻度が閾値T以上である複数の人物をカメラ40の使用者であると特定する。この場合、カメラ40は共有である。
バス31は、バッファメモリ24、画像処理部25、表示部26、メモリ29、制御部30を相互に接続することにより、データや信号の出入力を実行する。
次に、カメラ40について説明する。カメラ40は、撮像レンズ41、撮像素子42、A/D変換部43、バッファメモリ44、画像処理部45、表示部46、操作部47、通信部48、メモリ49、記録I/F部50、記録媒体51、制御部52、バス53を備える。撮像レンズ41は、カメラ40の前面に配置されている。そのため、カメラ40の使用者は、電源釦(不図示)を押下した時に、撮像レンズ41を自分自身に向けて、カメラ40の使用可否を判定するためのスルー画像を撮影する。そして、カメラ40の使用者は、カメラ40の使用が許可された場合に、撮像レンズ41を被写体に向けて、撮影画像を撮影する。
撮像レンズ41は、撮像素子42の結像面に被写体像を結像する。撮像素子42は、撮像レンズ41を通過した被写体光を光電変換し、R、G、Bの各色に対応するアナログ画像信号を出力する。電源釦が押下されると、撮像素子42は、所定間隔毎に間引き読み出しを行い、スルー画像を取得する。その後、撮像素子42は、後述するレリーズ釦54が全押しされると、撮影画像を取得する。撮像素子42から出力される画像信号は、A/D変換部43に入力される。A/D変換部43は、撮像素子42から出力されるアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換する。なお、このデジタルの画像信号は、1コマにまとめられ、画像データとしてバッファメモリ44に記録される。バッファメモリ44は、後述する画像処理部45による画像処理の前工程や後工程で画像データを一時的に記録する。
画像処理部45は、バッファメモリ44に記録された画像データに対して画像処理を施す。なお、この画像処理は、上述した画像処理部25の画像処理と同様である。表示部46は、各種の画像を表示する。表示部46に表示される各種の画像は、撮像により取得した画像、メニュー画像、後述する記録媒体51に記録された画像等である。操作部47は、レリーズ釦54、十字キー55等を有する。レリーズ釦54は、その半押し操作時にAE演算やAF演算が実行される。また、レリーズ釦54は、その全押し操作時に撮像に係る処理が行われる。十字キー55は、メニュー画像の表示時等に操作される。なお、レリーズ釦54、十字キー55の状態は制御部52により検知され、検知された釦やキーの状態に基づいたシーケンスが実行される。
通信部48は、上述した通信部28と同様の通信デバイスから構成される。制御部52は、通信部48及びUSBケーブルを介して、画像表示装置20からカメラ40の使用者の特徴量を受信する。また、制御部52は、通信部48及びUSBケーブルを介して画像表示装置20に、記録媒体51に記録した撮影画像、機種情報を送信する。メモリ49は、カメラ40の使用者の特徴量を記録する使用者情報記録部56を有する。記録I/F部50は、記録媒体51を接続するためのコネクタを備えている。この記録I/F部50と記録媒体51とが接続されることにより、記録媒体51に対してデータの書き込み/読み出しが実行される。
制御部52は、所定のシーケンスプログラムにしたがって、カメラ40の統括的な制御を行うとともに、撮像時に必要となる各種演算(AF演算、AE演算等)を実行する。また、制御部52は、顔検出部57、使用許可判定部58を備える。顔検出部57は、スルー画像から特徴点を抽出して顔領域、顔の大きさ等を検出する。この顔領域の検出方法は、上述した顔検出部35の検出方法と同様である。
使用許可判定部58は、電源釦(不図示)が押下された後、使用者情報記録部56に記録された特徴量と、スルー画像に含まれる使用者の特徴量とを比較し、カメラ40の使用を許可するか否かを判定する。例えば、使用許可判定部58は、使用者情報記録部56に記録された使用者の特徴量(以下、登録された使用者の特徴量と称する)と、スルー画像に含まれる使用者の特徴量(以下、現在の使用者の特徴量と称する)とを比較し、登録された使用者の特徴量と、現在の使用者の特徴量との相似度を求める。次に、使用許可判定部58は、求めた相似度が予め設定した閾値T2以上であるか否かを判定する。使用許可判定部58は、求めた相似度が閾値T2以上であると判定した場合に、登録された使用者と、現在の使用者とは一致すると判定する。そして、使用許可判定部58は、カメラ40の使用を許可する。
一方、上述した相似度が閾値T2未満となる場合に、使用許可判定部58は、登録された使用者と、現在の使用者とは一致していないと判定する。そして、使用許可判定部58は、カメラ40の使用を禁止する。
バス53は、バッファメモリ44、画像処理部45、表示部46、メモリ49、記録I/F部50、制御部52を相互に接続することにより、データや信号の出入力を実行する。
次に、第1実施形態の画像表示装置20における起動時の処理内容について、図2のフローチャートに基づいて説明する。なお、このフローチャートは、電源釦が押下され、各部が起動しているとともに、撮影画像記録部34に撮影画像が記録されていることを前提に説明する。
ステップS101は、撮影画像を表示するか否かを判定する処理である。制御部30は、操作部27を介して、撮影画像を表示する指示を受け付けたか否かを判定する。制御部30は、撮影画像を表示する指示を受け付けたと判定した場合(ステップS101の判定がYESとなる場合)には、ステップS102に進む。一方、制御部30は、撮影画像を表示する指示を受け付けていないと判定した場合(ステップS101の判定がNOとなる場合)には、ステップS109に進む。
ステップS102は、撮影画像を表示する処理である。制御部30は、撮影画像記録部34から撮影画像を読み出し、読み出した撮影画像を表示部26に表示する。
ステップS103は、スルー画像を取得する処理である。撮像素子22は、スルー画像を取得する。
ステップS104は、スルー画像から顔領域を検出する処理である。顔検出部35は、ステップS103で取得したスルー画像から顔領域を検出する。
ステップS105は、顔領域を検出したか否かを判定する処理である。制御部30は、顔領域を検出したと判定した場合(ステップS105の判定がYESとなる場合)には、ステップS106に進む。一方、制御部30は、顔領域を検出していないと判定した場合(ステップS105の判定がNOとなる場合)には、ステップS103に戻り、スルー画像を取得する。
ステップS106は、鑑賞者の特徴量を記録する処理である。顔検出部35は、ステップS105で検出した顔領域の特徴点の位置、各特徴点の相対距離などから、スルー画像に含まれる鑑賞者の特徴量を求める。制御部30は、鑑賞者の特徴量と、該鑑賞者がスルー画像に含まれている日時とを関連付けて鑑賞者情報記録部32に記録する。
ステップS107は、撮影画像の表示を終了するか否かを判定する処理である。制御部30は、操作部27を介して、撮影画像の表示を終了する指示を受け付けたか否かを判定する。制御部30は、撮影画像の表示を終了する指示を受け付けたと判定した場合(ステップS107の判定がYESとなる場合)には、ステップS108に進む。一方、制御部30は、撮影画像の表示を終了する指示を受け付けていないと判定した場合(ステップS107の判定がNOとなる場合)には、ステップS102に戻り、撮影画像を表示する。
ステップS108は、家族を構成する人物の特徴量を記録する処理である。制御部30は、ステップS106で、鑑賞者情報記録部32に記録された日時から、鑑賞者がスルー画像に含まれている時間、すなわち鑑賞者が表示部26に表示された撮影画像を鑑賞している鑑賞時間を算出する。次に、制御部30は、鑑賞者情報記録部32に記録された鑑賞者のうち、現在の日付から30日前までの日付において、鑑賞時間の合計が閾値T以上である人物を抽出し、抽出した人物の特徴量を家族情報記録部33に記録する。
ステップS101で撮影画像を表示する指示を受け付けていないと判定した場合には、ステップS109に進む。ステップS109は、他の電子機器にUSB接続されたか否かを判定する処理である。制御部30は、他の電子機器にUSB接続されたと判定した場合(ステップS109の判定がYESとなる場合)には、ステップS110に進む。一方、制御部30は、他の電子機器にUSB接続されていないと判定した場合(ステップS109の判定がNOとなる場合)には、ステップS118に進む。
ステップS110は、カメラ40と接続されているか否かを判定する処理である。まず、制御部30は、カメラ40の制御部52に、カメラ40の機種情報などを送信するように指示する。これを受けて、制御部52は、カメラ40の機種情報などを制御部30に送信する。次に、制御部30は、送信されたカメラ40の機種情報などに基づいて、カメラ40と接続されているか否かを判定する。制御部30は、カメラ40と接続されていると判定した場合(ステップS110の判定がYESとなる場合)には、カメラ40の制御部52に撮影画像を送信するように指示し、ステップS111に進む。一方、制御部30は、カメラ40と接続されていないと判定した場合(ステップS110の判定がNOとなる場合)には、ステップS118に進む。
ステップS111は、受信した撮影画像を記録する処理である。カメラ40の制御部52は、上記の指示を受けて、撮影画像を送信する。制御部30は、カメラ40から撮影画像を受信し、受信した撮影画像を撮影画像記録部34に記録する。また、制御部30は、カメラ40の機種情報を受信し、受信した機種情報を撮影画像に関連付けて撮影画像記録部34に記録する。
ステップS112は、撮影画像から顔領域を検出する処理である。顔検出部35は、撮影画像記録部34から撮影画像を読み出し、読み出した撮影画像から顔領域を検出する。
ステップS113は、顔領域を検出したか否かを判定する処理である。制御部30は、顔領域を検出したと判定した場合(ステップS113の判定がYESとなる場合)には、ステップS114に進む。一方、制御部30は、顔領域を検出していないと判定した場合(ステップS113の判定がNOとなる場合)には、ステップS118に進む。
ステップS114は、被写体の特徴量を記録する処理である。顔検出部35は、ステップS113で検出した顔領域の特徴点の位置、各特徴点の相対距離などから、撮影画像に含まれる被写体の特徴量を求める。制御部30は、求められた被写体の特徴量をメモリ29に記録する。
ステップS115は、家族を構成する人物の特徴量と被写体の特徴量とを比較する処理である。使用者特定部36は、家族情報記録部33から家族を構成する人物の特徴量を読み出すとともに、メモリ29から被写体の特徴量を読み出す。そして、使用者特定部36は、家族を構成する人物の特徴量と被写体の特徴量とを比較し、相似度を求める。
ステップS116は、カメラ40の使用者を特定する処理である。使用者特定部36は、ステップS115で求めた相似度に基づいて、家族を構成する人物のうち、カメラ40の使用者を特定する。
ステップS117は、カメラ40の使用者の特徴量を送信する処理である。制御部30は、カメラ40の使用者の特徴量を、カメラ40の制御部52に送信する。
ステップS118は、電源釦が押下されたか否かを判定する処理である。制御部30は、電源釦が押下されたと判定した場合(ステップS118の判定がYESとなる場合)には、ステップS119に進む。一方、制御部30は、電源釦が押下されていないと判定した場合(ステップS118の判定がNOとなる場合)には、ステップS101に戻り、撮影画像を表示するか否かを判定する。
ステップS119は、電源をオフにする処理である。制御部30は、画像表示装置20の各部の電源をオフにし、一連の処理を終了する。
次に、第1実施形態のカメラ40における電源オン時の処理内容について、図3のフローチャートに基づいて説明する。
ステップS201は、電源釦が押下されたか否かを判定する処理である。制御部52は、電源釦が押下されたと判定した場合(ステップS201の判定がYESとなる場合)には、ステップS202に進む。一方、制御部52は、電源釦が押下されていないと判定した場合(ステップS201の判定がNOとなる場合)には、電源釦が押下されるまで待機する。
ステップS202は、カメラ40の使用者の特徴量が記録されているか否かを判定する処理である。制御部52は、使用者の特徴量が使用者情報記録部56に記録されているか否かを判定する。制御部52は、使用者の特徴量が記録されていると判定した場合(ステップS202の判定がYESとなる場合)には、ステップS203に進む。一方、制御部52は、使用者の特徴量が記録されていないと判定した場合(ステップS202の判定がNOとなる場合)には、ステップS207に進む。
ステップS203は、スルー画像を取得する処理である。まず、制御部52は、撮像レンズ41、撮像素子42、A/D変換部43、バッファメモリ44、画像処理部45を起動する。次に、撮像素子42は、スルー画像を取得する。なお、表示部46は、起動していない。そのため、このとき取得されたスルー画像は、表示部46に表示されない。
ステップS204は、スルー画像から顔領域を検出する処理である。顔検出部57は、ステップS203で取得したスルー画像から顔領域を検出する。
ステップS205は、顔領域を検出したか否かを判定する処理である。制御部52は、顔領域を検出したと判定した場合(ステップS205の判定がYESとなる場合)には、ステップS206に進む。一方、制御部52は、顔領域を検出していないと判定した場合(ステップS205の判定がNOとなる場合)には、ステップS203に戻り、スルー画像を取得する。
ステップS206は、登録された使用者と現在の使用者とが一致するか否かを判定する処理である。まず、顔検出部57は、ステップS205で検出した顔領域の特徴点の位置、各特徴点の相対距離などから、スルー画像に含まれる使用者の特徴量を求める。次に、使用許可判定部58は、使用者情報記録部56に記録された特徴量と、スルー画像に含まれる使用者の特徴量とを比較し、登録された使用者と、現在の使用者とが一致するか否かを判定する。
制御部52は、登録された使用者と現在の使用者とが一致すると判定した場合(ステップS206の判定がYESとなる場合)には、ステップS207に進む。一方、制御部52は、登録された使用者と現在の使用者とが一致しないと判定した場合(ステップS206の判定がNOとなる場合)には、ステップS219に進む。
ステップS207は、カメラ40の各部を起動する処理である。制御部30は、ステップS203で起動した撮像レンズ41、撮像素子42、A/D変換部43、バッファメモリ44、画像処理部45を除く、各部を起動する。
ステップS208は、レリーズ釦54が押下されたか否かを判定する処理である。制御部52は、レリーズ釦54が押下されたと判定した場合(ステップS208の判定がYESとなる場合)には、ステップS209に進む。一方、制御部52は、レリーズ釦54が押下されていないと判定した場合(ステップS208の判定がNOとなる場合)には、ステップS211に進む。
ステップS209は、撮影画像を取得する処理である。撮像素子42は、撮影画像を取得する。
ステップS210は、撮影画像を記録する処理である。画像処理部45は、ステップS209で取得した撮影画像に画像処理を施す。制御部52は、画像処理を施した撮影画像を記録媒体51に記録する。
ステップS208でレリーズ釦54が押下されていないと判定した場合には、ステップS211に進む。ステップS211は、他の電子機器にUSB接続されたか否かを判定する処理である。制御部52は、他の電子機器にUSB接続されたと判定した場合(ステップS211の判定がYESとなる場合)には、ステップS212に進む。一方、制御部52は、他の電子機器にUSB接続されていないと判定した場合(ステップS211の判定がNOとなる場合)には、ステップS217に進む。
ステップS212は、画像表示装置20と接続されているか否かを判定する処理である。制御部52は、画像表示装置20の制御部30から撮影画像を送信する指示を受けたか否かを判定することにより、画像表示装置20と接続されているか否かを判定する(図2のフローチャートのステップS110参照)。制御部52は、画像表示装置20と接続されていると判定した場合(ステップS212の判定がYESとなる場合)には、ステップS213に進む。一方、制御部52は、画像表示装置20と接続されていないと判定した場合(ステップS212の判定がNOとなる場合)には、ステップS217に進む。
ステップS213は、撮影画像を画像表示装置20に送信する処理である。制御部52は、記録媒体51から撮影画像を読み出し、読み出した撮影画像を画像表示装置20に送信する。また、制御部52は、カメラ40の機種情報を画像表示装置20に送信する(図2のフローチャートのステップS111参照)。
ステップS214は、使用者の特徴量を受信したか否かを判定する処理である。制御部52は、使用者の特徴量を受信したと判定した場合(ステップS214の判定がYESとなる場合)には、ステップS215に進む(図2のフローチャートのステップS117参照)。一方、制御部52は、使用者の特徴量を受信していないと判定した場合(ステップS214の判定がNOとなる場合)には、ステップS216に進む。
ステップS215は、使用者の特徴量を更新する処理である。制御部52は、使用者情報記録部56に記録された使用者の特徴量を、画像表示装置20から送信された使用者の特徴量に更新する。
ステップS216は、USB接続が終了したか否かを判定する処理である。制御部52は、USB接続が終了したと判定した場合(ステップS216の判定がYESとなる場合)には、ステップS208に戻り、レリーズ釦54が押下されたか否かを判定する。一方、制御部52は、USB接続が終了していないと判定した場合(ステップS216の判定がNOとなる場合)には、USB接続が終了するまで待機する。
ステップS211で他の電子機器にUSB接続されていないと判定した場合、又はステップS212で画像表示装置20と接続されていないと判定した場合には、ステップS217に進む。ステップS217は、電源釦が押下されたか否かを判定する処理である。制御部52は、電源釦が押下されたと判定した場合(ステップS217の判定がYESとなる場合)には、ステップS218に進む。一方、制御部52は、電源釦が押下されていないと判定した場合(ステップS217の判定がNOとなる場合)には、ステップS208に戻り、レリーズ釦54が押下されたか否かを判定する。
ステップS218は、電源をオフにする処理である。制御部52は、カメラ40の各部の電源をオフにし、一連の処理を終了する。
ステップS206で登録された使用者と現在の使用者とが一致しないと判定された場合には、ステップS219に進む。ステップS219は、電源をオフにする処理である。制御部52は、カメラ40の各部の電源をオフにし、一連の処理を終了する。
以上説明したように、第1実施形態のカメラシステム10は、画像表示装置20に表示された撮影画像を鑑賞する鑑賞者の特徴量と、該撮影画像に含まれる被写体の特徴量とに基づいて、カメラ40の使用者を特定する。そのため、カメラ40の使用者が、自分自身の顔にカメラ40を向けて、登録用の画像を取得する必要がない。また、自分自身の顔にカメラ40を向けて適切な画像を取得することは困難であるが、カメラ40を他人に渡して、画像を取得してもらう必要がない。したがって、第1実施形態のカメラシステム10によれば、煩雑な操作なく、カメラ40の使用者を登録することができる。また、他人にカメラ40を渡す必要がないので、セキュリティを損なうことなく、カメラ40の使用者を登録することができる。
また、第1実施形態のカメラシステム10は、カメラ40の電源オン時、登録された使用者以外の人物がカメラ40を使用していると判定した場合に、電源をオフにする。したがって、カメラ40の使用者は、電源オン時に、自分自身の顔に撮像レンズ41を向けるだけでよい。また、登録された使用者以外の人物はカメラ40を使用できないため、セキュリティを維持することができる。
また、画像表示装置20は、連続的に鑑賞者を撮像したスルー画像を取得する。そのため、1枚の画像から求めた特徴量と比較して、精度の高い鑑賞者の特徴量を求めることができる。さらに、鑑賞者の特徴量のうち、家族である可能性が高い人物の特徴量を抽出して記録するため、家族を構成する人物について、精度の高い特徴量を求めることができる。
また、カメラ40は、電源釦が押下された後、撮像素子42など、カメラ40の使用可否を判定するための最低限の構成部分のみ起動するため、効率的に現在の使用者と登録された使用者とが一致するか否かを判定することができる。
また、第1実施形態では、画像表示装置20に、1つのカメラ40を接続する場合を例に挙げて説明したが、複数のカメラ40を接続する場合にも対応することができる。この場合、画像表示装置20は、ステップS111で受信した機種情報に基づいて、カメラ40毎に使用者を特定する。したがって、第1実施形態のカメラシステム10によれば、使用者の自宅に複数のカメラ40がある場合に、カメラ40毎に使用者の特徴量を登録する必要がない。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について説明する。第1実施形態では、家族であっても、カメラ40の使用者ではないと判定された人物に対して、一律にカメラ40の使用を禁止する例を示した。第2実施形態では、撮影画像に含まれる頻度に応じて、家族を構成する各人物におけるカメラ40の使用許容レベルを変更する例を示す。この使用許容レベルは、カメラ40に設けられる複数の機能のうち使用可能となる機能のレベルを示すものである。
例えば、画像表示装置20にカメラ40から受信した撮影画像が1000枚記録されているとする。この場合、使用者特定部36は、10枚未満の撮影画像に含まれる人物を、カメラ40の主使用者であると特定する。また、使用者特定部36は、10枚以上、50枚未満の撮影画像に含まれる人物を、カメラ40の副使用者であると特定する。また、使用者特定部36は、50枚以上の撮影画像に含まれる人物を、カメラ40の使用者ではないと判定する。そして、使用者特定部36は、主使用者であると特定した人物の特徴量、及び副使用者であると特定した人物の特徴量を使用者情報記録部56に記録する。制御部30は、通信部28及びUSBケーブルを介してカメラ40の主使用者の特徴量、及び副使用者の特徴量をカメラ40の制御部52に送信する。
これを受けて、使用許可判定部58は、カメラ40の主使用者に対して、カメラ40の全ての機能を許可する。また、使用許可判定部58は、カメラ40の副使用者に対して、撮影は許可するが、撮影画像の再生や、撮影画像の削除、各種機能の設定の変更は許可しない。また、使用許可判定部58は、カメラ40の使用者ではないと判定された家族に対して、第1実施形態と同様に、カメラ40の使用を許可しない。
次に、第2実施形態のカメラ40における電源オン時の処理内容について、図4のフローチャートに基づいて説明する。なお、図4のフローチャートでは、第1実施形態と同様の処理であるため、撮影画像及び機種情報を画像表示装置20に送信する処理を省略している。
ステップS301は、図3のフローチャートのステップS201と同様の処理である。
ステップS302は、カメラ40の主使用者又は副使用者の特徴量が記録されているか否かを判定する処理である。制御部52は、主使用者又は副使用者の特徴量が使用者情報記録部56に記録されているか否かを判定する。制御部52は、主使用者又は副使用者の特徴量が記録されていると判定した場合(ステップS302の判定がYESとなる場合)には、ステップS303に進む。一方、制御部52は、主使用者又は副使用者の特徴量が記録されていないと判定した場合(ステップS302の判定がNOとなる場合)には、ステップS307に進む。
ステップS303からステップS305は、図3のフローチャートのステップS203からステップS205と同様の処理である。
ステップS306は、登録された主使用者又は副使用者と現在の使用者とが一致するか否かを判定する処理である。まず、顔検出部57は、ステップS305で検出した顔領域の特徴点の位置、各特徴点の相対距離などから、スルー画像に含まれる使用者の特徴量を求める。次に、使用許可判定部58は、使用者情報記録部56に記録された主使用者又は副使用者の特徴量とスルー画像に含まれる使用者の特徴量とを比較し、登録された主使用者又は副使用者と、現在の使用者とが一致するか否かを判定する。
制御部52は、登録された主使用者又は副使用者と現在の使用者とが一致すると判定した場合(ステップS306の判定がYESとなる場合)には、ステップS307に進む。一方、制御部52は、登録された主使用者又は副使用者と現在の使用者とが一致しないと判定した場合(ステップS306の判定がNOとなる場合)には、ステップS319に進む。
ステップS307からステップS310は、図3のフローチャートのステップS207からステップS210と同様の処理である。
ステップS311は、再生モードに移行する指示を受け付けたか否かを判定する処理である。制御部52は、再生モードに移行する指示を受け付けた場合(ステップS311の判定がYESとなる場合)には、ステップS312に進む。一方、再生モードに移行する指示を受け付けていない場合(ステップS311の判定がNOとなる場合)には、ステップS317に進む。
ステップS312は、撮影画像を表示する処理である。制御部52は、記録媒体51から撮影画像を読み出し、読み出した撮影画像を表示部46に表示する。
ステップS313は、撮影画像を削除する指示を受け付けたか否かを判定する処理である。制御部52は、撮影画像を削除する指示を受け付けた場合(ステップS313の判定がYESとなる場合)には、ステップS314に進む。一方、制御部52は、撮影画像を削除する指示を受け付けていない場合(ステップS313の判定がNOとなる場合)には、撮影画像を削除する指示を受け付けるまで待機する。
ステップS314は、現在の使用者が主使用者であるか否かを判定する処理である。制御部52は、ステップS306で現在の使用者と一致すると判定された使用者が主使用者であるか否かを判定する。制御部52は、現在の使用者が主使用者であると判定した場合(ステップS314の判定がYESとなる場合)には、ステップS315に進む。一方、制御部52は、現在の使用者が副使用者であると判定した場合(ステップS314の判定がNOとなる場合)には、ステップS316に進む。
ステップS315は、撮影画像を削除する処理である。制御部52は、ステップS312で表示した撮影画像を削除する。その後、制御部52は、ステップS312に戻り、撮影画像を表示する。
ステップS316は、撮影画像を削除できないことを表示する処理である。表示部46は、撮影画像を削除できない旨を示すメッセージを表示する。その後、制御部52は、ステップS308に戻り、レリーズ釦54が押下されたか否かを判定する。
ステップS317からステップS319は、図3のフローチャートのステップS217からステップS219と同様の処理である。
以上説明したように、第2実施形態のカメラシステム10は、カメラ40の主使用者及び副使用者を特定するため、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、第2実施形態のカメラシステム10は、撮影画像に含まれる頻度に応じて、家族を構成する各人物におけるカメラ40の使用許容レベルを変更する。そのため、第2実施形態のカメラシステム10によれば、カメラ40に対して、家族を構成する各人物に応じたセキュリティのレベルを設定することができる。
なお、第1実施形態及び第2実施形態では、画像表示装置20が、カメラ40の使用者を特定する例を示したが、これに限らない。例えば、カメラ40が使用者を特定してもよい。この場合、使用者特定部36をカメラ40に備える。また、画像表示装置20は、カメラ40の制御部52に家族を構成する人物の特徴量を送信する。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、カメラ40の前面に配置された撮像レンズ41を使用者に向けて、使用者のスルー画像を取得する。そのため、カメラ40の前面にLEDランプを備え、適切に使用者のスルー画像が取得できた場合に、このLEDランプを点灯させ、使用者のスルー画像が適切に取得できたことを使用者に認識させてもよい。また、使用者がスルー画像を確認できるように、前面に別の表示部を備え、取得したスルー画像を表示してもよい。さらに、カメラ40の背面に、別の撮像レンズ、撮像素子を備え、これらにより、使用者のスルー画像を取得してもよい。
また、図2のフローチャートのステップS106において、以下の処理を行ってもよい。例えば、顔検出部35は、複数のスルー画像から求めた特徴量のうち、相似度が閾値T2以上である特徴量を抽出する。これにより、スルー画像に複数の人物が含まれる場合に、各人物の特徴量を抽出することができる。次に、顔検出部35は、抽出した特徴量の平均値を求め、各人物の特徴量とする。制御部32は、各人物の特徴量を、鑑賞者の特徴量として、鑑賞者情報記録部32に記録する。
また、図3のフローチャートのステップS206において、登録された使用者と現在の使用者とが一致しないと判定された場合に、カメラ40の電源をオフにする例を示したが、これに限らない。例えば、制御部52は、カメラ40の電源をオフにすることなく、撮影画像の取得を禁止してもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、家族として登録された人物、使用者として登録された人物を変更することについて述べていないが、これらの人物を表示部26に表示し、カスタマイズで変更できるようにしてもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、画像表示装置20で撮影画像を表示する毎に、家族として登録された人物を更新する例を示したが、該人物を固定し、更新しなくてもよい。同様に、カメラ40が画像表示装置20と接続される毎に、カメラ40の使用者として特定された人物を更新する例を示したが、更新しなくてもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、使用者特定部36は、カメラ40から受信した全ての撮影画像から求めた被写体の特徴量と、家族を構成する人物の特徴量とを比較して、カメラ40の使用者を特定する例を示したが、これに限らない。例えば、使用者特定部36は、撮影画像を取得した日時の新しい100枚から求めた被写体の特徴量と、家族を構成する人物の特徴量とを比較することにより、カメラ40の使用者を特定してもよい。これにより、カメラ40の使用者が変更された場合でも、最新の使用者に対応することができる。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、カメラ40の電源釦が押下されたときに、カメラ40の使用可否を判定するための最低限の構成部分のみ起動させる例を示したが、全ての構成部分を起動させてもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、通信部28及び通信部48は、USBインターフェースにより構成される例を示したが、これに限らない。例えば、LAN(Local Area Network)モジュール、無線LANモジュールなどにより構成されてもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、画像表示装置20を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、デジタルフォトフレームにも本発明を同様に適用することができる。また、カメラ40を例に挙げて説明したが、撮像機能を備える携帯電話機等の携帯型端末機器にも本発明を同様に適用することができる。
10…カメラシステム、20…画像表示装置、22…撮像素子、30…制御部、35…顔検出部、36…使用者特定部、40…カメラ、42…撮像素子、52…制御部、57…顔検出部、58…使用許可判定部

Claims (10)

  1. 撮影画像を取得するカメラと、前記撮影画像を表示する画像表示装置とから構成されたカメラシステムにおいて、
    前記画像表示装置は、
    前記撮影画像を表示したときに、前記撮影画像を鑑賞する人物の像を第1画像として取得する第1撮像部と、
    前記第1画像に含まれる人物の特徴量と、前記撮影画像に含まれる人物の特徴量とを取得する第1取得部と、
    前記第1画像に含まれる人物の特徴量と、前記撮影画像に含まれる人物の特徴量とから、前記カメラの使用者を特定する使用者特定部と、
    前記使用者特定部により特定された前記使用者の特徴量を、前記カメラに送信する送信部と
    を備え、
    前記カメラは、
    前記画像表示装置の前記送信部から送信された前記使用者の特徴量を受信する受信部と、
    前記カメラの使用を許可するか否かの判定に用いる第2画像と、前記撮影画像とを取得する第2撮像部と、
    前記第2画像に含まれる人物の特徴量を取得する第2取得部と、
    前記第2取得部により取得された人物の特徴量と、前記使用者の特徴量とから、前記カメラの使用を許可するか否かを判定する使用許可判定部と
    を備えることを特徴とするカメラシステム。
  2. 請求項1に記載のカメラシステムにおいて、
    前記画像表示装置は、前記撮影画像を複数記憶する画像記憶部を備え、
    前記使用者特定部は、前記第1画像に含まれる人物で、且つ前記画像記憶部に記憶された前記撮影画像に含まれる人物のうち、前記撮影画像に含まれる頻度が最も低い人物を前記カメラの使用者であると特定することを特徴とするカメラシステム。
  3. 請求項1に記載のカメラシステムにおいて、
    前記画像表示装置は、前記撮影画像を複数記憶する画像記憶部を備え、
    前記使用者特定部は、前記第1画像に含まれる人物で、且つ前記画像記憶部に記憶された前記撮影画像に含まれる人物のうち、前記撮影画像に含まれる頻度が第1閾値以上となる人物を前記カメラの使用者であると特定することを特徴とするカメラシステム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のカメラシステムにおいて、
    前記第1画像に含まれる人物の特徴量と、前記人物が含まれる第1画像が前記第1撮像部により取得された時間とを関連付けて記憶する情報記憶部を備え、
    前記使用者特定部は、前記情報記憶部に記憶された特徴量を有する人物のうち、前記第1撮像部により取得された時間が第2閾値以上となる人物を前記カメラの使用者の候補とした後、前記カメラの使用者の候補となる人物の特徴量と、前記撮影画像に含まれる人物の特徴量とから、前記カメラの使用者を特定することを特徴とするカメラシステム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のカメラシステムにおいて、
    前記カメラは、前記カメラの電源のオンオフを制御する電源制御部を備え、
    前記電源制御部は、前記使用許可判定部により前記カメラの使用を許可すると判定された場合に、前記カメラの電源をオフにすることを特徴とするカメラシステム。
  6. 請求項1から請求項4いずれか1項に記載のカメラシステムにおいて、
    前記使用許可判定部は、前記カメラの使用を許可すると判定した場合に、前記第2撮像部による前記撮影画像の取得を禁止することを特徴とするカメラシステム。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のカメラシステムにおいて、
    前記第1撮像部は、所定時間間隔で前記第1画像を取得することを特徴とするカメラシステム。
  8. 請求項1に記載のカメラシステムにおいて、
    前記使用者特定部は、前記第1画像に含まれる人物が前記撮影画像に含まれる頻度に応じて、前記カメラに設けられる複数の機能のうち使用可能となる機能の使用許容レベルと、前記第1画像に含まれる人物の特徴量との関係を設定し、
    前記使用許可判定部は、前記第2取得部により取得された人物の特徴量と、前記受信部により受信された前記使用者の特徴量とから、前記カメラの使用を許可すると判定した場合に、前記使用者特定部により設定された前記使用許容レベルと前記第1画像に含まれる人物との関係を用いて、前記第2取得部により取得された人物の特徴量に基づいた前記使用許容レベルを設定することを特徴とするカメラシステム。
  9. 撮影画像を取得するカメラが接続される画像表示装置であって、
    前記撮影画像を表示したときに、前記撮影画像を鑑賞する人物の像を前記カメラの使用者と特定するための特定用画像として取得する撮像部と、
    前記特定用画像に含まれる人物の特徴量と、前記撮影画像に含まれる人物の特徴量とを取得する取得部と、
    前記特定用画像に含まれる人物の特徴量と、前記撮影画像に含まれる人物の特徴量とから、前記カメラの使用者を特定する使用者特定部と、
    前記使用者特定部により特定された前記使用者の特徴量を、前記カメラに送信する送信部と
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  10. 撮影画像を表示することが可能な画像表示装置に接続されるカメラであって、
    前記画像表示装置から送信された使用者の特徴量を受信する受信部と、
    前記カメラの使用を許可するか否かの判定に用いる判定用画像と、前記撮影画像とを取得する撮像部と、
    前記判定用画像に含まれる人物の特徴量を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された人物の特徴量と、前記受信部により受信された前記使用者の特徴量とから、前記カメラの使用を許可するか否かを判定する使用許可判定部とを備える
    ことを特徴とするカメラ。
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