JP2011255054A - 放射線画像処理装置、放射線画像処理方法及びプログラム - Google Patents

放射線画像処理装置、放射線画像処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】分割された被写体画像の結合精度を高め、長尺画像の生成精度を向上すること。
【解決手段】マーカ及び被写体を含む撮影範囲を複数に分割して撮影することにより得られた部分画像であって、かつ、隣接する部分画像と重複する重複領域を有する部分画像が複数入力され、部分画像毎に、重複領域内に含まれるマーカ画像の領域を含む第1領域を設定し、重複領域内のうち第1領域を除く領域である第2領域の画像信号値を解析して隣接する部分画像の結合条件を決定し、結合条件に基づいて隣接する部分画像を結合する放射線画像処理装置。
【選択図】図5

Description

本発明は、放射線画像処理装置、放射線画像処理方法及びプログラムに関する。
近年、下肢や腕、脊椎等の長尺の被写体全体を把握する際の放射線画像撮影では、長尺撮影が行なわれる。FPD(Flat Panel Detector)を用いた長尺撮影では、撮影範囲を複数の部分撮影領域に分割し、当該分割した隣接する部分撮影領域同士に重複する重複領域を設けて、当該部分撮影領域毎にFPDを移動して撮影を順次行い、撮影回毎に得られた画像を重複領域を利用して結合することにより長尺画像を得ている。
しかし、部分撮影領域毎に撮影を行うため、撮影間で被写体が動いてしまうこと(体動)が起こると結合する被写体画像の位置にズレが生じてしまう。
そこで、長尺撮影を行っているときに、隣接する画像の重複領域の画像を使用して、他方の画像の重複領域から順次探索される同じサイズの探索対象画像とのテンプレートマッチングを行って被験者の体動を検知し、警告を発生する技術が開示されている(特許文献1参照)。
また、重複領域を設定して隣接する画像の結合精度を高める技術として、第1重複領域内で画素値の微分値の絶対値が最大となる画素を中心とした予め定められた基準領域を設定し、当該基準領域に基づいて第2重複領域における捜索領域を設定し、捜査領域の中から基準領域の画素値のパターンと同じパターンを探し出し、探し出したパターンの位置と基準領域の画素値のパターンの位置とを相対的に移動して隣接する画像を貼り合わせる技術が開示されている(特許文献2参照)。
特開2009−240656号公報 特開2009−136421号公報
しかしながら、放射線を透過しにくい材質で構成された被写体のサイズを示すスケールや撮影位置を示すマーカ等が、被写体と共に撮影される場合がある。スケールやマーカ等は、被写体とFPDとの間の衝立等に予め設定された位置に固定されているものであるため撮影間で動くことがない。そのため、体動を検出するために用いる画像領域内にスケールやマーカ等の動かない被写体の画像(不動被写体画像)があると、特許文献1や特許文献2では、被写体の画像だけではなく不動被写体画像も考慮して画像が結合される。従って、被写体の体動のみを考慮した画像の結合を行うことができず、被写体の画像位置ズレが生じた長尺画像が生成されるという問題が生じる。
本発明の課題は、上記問題に鑑みて、分割された被写体画像の結合精度を高め、長尺画像の生成精度を向上することである。
請求項1に記載の発明は、撮影時において自発的に動かない不動被写体及び被写体を含む撮影範囲を分割撮影することにより得られた部分画像であって、かつ、隣接する部分画像と重複する重複領域を有する部分画像が複数入力される入力部と、前記部分画像毎に、前記重複領域内に含まれる前記不動被写体の画像の領域を含む第1領域を設定し、前記重複領域内のうち前記第1領域を除く領域である第2領域の画像信号値を解析して隣接する前記部分画像の結合条件を決定し、当該結合条件に基づいて前記隣接する部分画像を結合する制御部と、を備えることを特徴とする放射線画像処理装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の放射線画像処理装置において、前記制御部は、前記重複領域のうち予め設定された領域内から前記第1領域を設定すること、を特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の放射線画像処理装置において、前記画像信号値の解析は、正規化相互相関を用いること、を特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の放射線画像処理装置において、前記制御部は、前記重複領域を複数の領域に区分し、当該区分した各領域のプロファイルに基づいて低信号領域を検出し、当該低信号領域の独立性の解析結果に基づいて前記第1領域を設定すること、を特徴とする。
請求項5に記載の発明は、撮影時において自発的に動かない不動被写体及び被写体を含む撮影範囲を複数に分割して撮影することにより得られた部分画像であって、かつ、隣接する部分画像と重複する重複領域を有する部分画像が複数入力される入力工程と、前記部分画像毎に、前記重複領域内に含まれる前記不動被写体の画像の領域を含む第1領域を設定する第1領域設定工程と、前記重複領域内のうち前記第1領域を除く領域である第2領域の画像信号値を解析して隣接する前記部分画像の結合条件を決定する結合条件決定工程と、前記結合条件に基づいて前記隣接する部分画像を結合する結合工程と、を含むことを特徴とする放射線画像処理方法である。
請求項6に記載の発明は、コンピュータを、撮影時において自発的に動かない不動被写体及び被写体を含む撮影範囲を複数に分割して撮影することにより得られた部分画像であって、かつ、隣接する部分画像と重複する重複領域を有する部分画像が複数入力される入力手段、前記部分画像毎に、前記重複領域内に含まれる前記不動被写体の画像の領域を含む第1領域を設定する第1領域設定手段、前記重複領域内のうち前記第1領域を除く領域である第2領域の画像信号値を解析して隣接する前記部分画像の結合条件を決定する結合条件決定手段、前記結合条件に基づいて前記隣接する部分画像を結合する結合手段、として機能させるためのプログラムである。
請求項1、5、6に記載の発明によれば、不動被写体の画像の領域を含む第1領域が重複領域から除かれた第2領域の画像信号値の解析による結合条件に基づいて、隣接する部分画像を結合することができるため、被写体の体動のみを考慮して画像の結合を行うことができ、分割された被写体画像の結合精度を高めることができるため、長尺画像の生成精度を向上することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1と同様の効果を得られるのは勿論のこと、重複領域のうち予め設定された領域内から第1領域を設定することができ、第1領域の設定に要する処理時間の短縮を図ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2と同様の効果を得られるのは勿論のこと、正規化相互相関を用いて画像信号値の解析を行うことにより、隣接する部分画像の重複領域の濃度(信号値)やコントラスト等の画質変動に対して安定した結合条件を得ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1から3のいずれか一項と同様の効果を得られるのは勿論のこと、複数に区分した重複領域内の各領域の独立性の解析結果に基づいて第1領域を設定することができる。
放射線画像システムの全体構成を示す図である。 FPD撮影装置の模式図である。 放射線画像処理装置の機能構成図である。 部分画像の例を示す図である。 長尺画像生成処理のフローチャートである。 第1領域の設定処理のフローチャートである。 複数のブロックに区分された重複領域の画像例を示す図である。 (a)は検証ブロックの例を示す図、(b)は検証ブロックのX方向のプロファイルの例を示すグラフ、(c)は検証ブロックのY方向のプロファイルの例を示すグラフ、である。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1に、放射線画像システム1の全体構成を示す。
図1に示すように、放射線画像システム1は、モダリティ10、FPD(Flat Panel Detector)撮影装置20、計測装置30、放射線画像処理装置40等を備えて構成される。モダリティ10、FPD撮影装置20、計測装置30は、通信ネットワークNを介して放射線画像処理装置40とデータ送受信可能に接続されている。
なお、各装置の台数は、特に限定されない。
通信ネットワークNは、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network
)、インターネット等の様々な回線形態を適用可能である。なお、病院等の医療機関内で許可されるのであれば、無線通信や赤外線通信であってもよいが、重要な患者情報を含むため、送受信される情報は暗号化することが好ましい。また、病院内の通信方式としては、一般的に、DICOM(Digital Image and Communications in Medicine)規格が用いられており、上述した通信ネットワークN上の各装置間の通信では、DICOM MWM(Modality Worklist Management)やDICOM MPPS(Modality Performed Procedure Step)が用いられる。
モダリティ10は、患者の診断対象部位を被写体として撮影を行い、撮影画像のデジタル画像データを生成する画像生成装置である。モダリティ10としては、CR(Computed Radiography)装置、CT(Computed Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置等が用いられる。
FPD撮影装置20は、FPDを用いて患者の診断対象部位を被写体として撮影を行い、撮影画像のデジタル画像データを生成する画像生成装置である。
図2に、立位式のFPD撮影装置20の模式図を示す。
図2に示すように、FPD撮影装置20は、放射線照射部21、支持体22、FPD23、衝立24、図示しない制御部、操作表示部、通信部等を備えて構成されており、FPD23を撮影回毎に移動させながら複数回に分けて撮影を行うことにより、長尺撮影を可能とするものである。
なお、図2では据え付け型の立位式のFPD撮影装置を示しているが、臥位式、座位式であってもよく、また、可搬型のFPD撮影装置であってもよい。
放射線照射部21は、放射線源、コリメータ等を備え、被写体Mに対し放射線を照射する。放射線照射部21は、床面に対して水平方向又は垂直方向に移動可能であり、また、回転駆動可能な構成となっており、放射線の照射方向が変更可能である。放射線照射部21は、水平位置、垂直位置、回転角度を制御、またはコリメータを制御し、FPD23の位置に合せて照射範囲を調整することで、画像化に不要な放射線が被写体Mに照射されないようになっている。
支持体22は、FPD23を床面に対して垂直方向に移動可能に支持している。
FPD23は、複数の放射線検出素子が二次元状に配列されたセンサパネルを備えており、放射線照射部21から照射されて少なくとも被写体Mを透過した放射線を、各放射線検出素子がその強度に応じて検出して電気信号に変換し、蓄積するものである。そしてFPD23は、各放射線検出素子に蓄積された電気信号が読み取られることにより、デジタル画像データが取得可能な記録媒体である。
衝立24は、被写体Mと支持体22との間に介在して設けられ、被写体Mを支持するものである。衝立24には、鉛等の放射線を透過しにくい材質で構成されたマーカ24aが所定間隔で配置されている。
マーカ24aは、被写体のサイズを示すスケールや被写体の位置の目印として用いられマークであり、また、長尺撮影を行った際に隣接する部分画像を結合する際に結合位置の目印として用いられるものであり、撮影時に自発的に動かない不動被写体である。また、マーカ24aは、図2に示すように、FPDの移動前後の位置において重複する領域に対応する位置(後述する部分画像の重複領域に対応する位置)にも配置されている。
FPD撮影装置20の制御部は、操作表示部により入力される操作指示に従って、FPD撮影装置20全体を統括的に制御する。
例えば、長尺撮影を行う場合には、不動被写体であるマーカ及び被写体を含む撮影範囲が設定されると、当該撮影範囲が複数の部分撮影領域に分割される。そして、撮影範囲の分割数に応じた撮影回数や、撮影回毎即ち部分撮影領域毎のFPD23の移動量及び照射角度等の各種制御量が算出され、当該制御量に基づく各部の動作制御により、複数回の撮影が行われる。撮影回毎にFPD23に蓄積された電気信号は、各撮影回が終了する度に読み取られて制御部内のメモリに部分撮影領域の画像(部分画像)のデータとして記憶され、FPD23から消去される。長尺撮影完了後、メモリ内の各撮影回の部分画像のデータは、通信部を介して放射線画像処理装置40へ送信される。
複数回の撮影によって長尺画像を取得する場合、各撮影回によって得られた互いに隣接する部分画像同士の繋ぎ目で画像の欠損が生じないように、隣接する各部分撮影領域の一部が重なり合うように撮影が行われる。隣接する各部分撮影領域の重なり量(重複領域)は、予め設定されている。なお、本実施の形態における重複複領域とは、撮影上の実際の重複領域と同一である必要は無く、撮影上の実際の重複領域を含む領域として設定される。
計測装置30は、モダリティ10やFPD撮影装置20によって撮影され、放射線画像処理装置40によって画像処理が施された画像に基づいて、撮影部位の計測を行うものである。例えば、脊柱側湾症の診断のためのコブ角の計測や下肢全体の診断のための大腿脛骨角計測を行う。計測装置30としては、これらの計測機能を備えたコンソール、ワークステーション、PACS(Picture Archiving and Communication System)等の装置又はシステムであってもよい。
図3に、放射線画像処理装置40の機能構成図を示す。
図3に示すように、放射線画像処理装置40は、制御部41、記憶部42、RAM(Random Access Memory)43、HDD(Hard Disk Drive)44、表示部45、操作部46、通信部47等を備えて構成され、各部はバス等により電気的に接続されている。
制御部41は、CPU(Central Processing Unit)等を備えて構成され、記憶部42に記憶されている各種プログラムを読み出してRAM43内に形成されたワークエリアに展開し、該プログラムに従った処理を実行することにより各部の動作を集中制御する。
また、本実施の形態の制御部41は、長尺画像生成処理を実行する。
長尺画像生成処理では、FPD撮影装置20から複数の部分画像のデータが入力されると、当該部分画像毎に、隣接する部分画像との重複領域内に含まれる第1領域が設定され、重複領域内のうち第1領域を除く領域である第2領域が設定される。そして、当該第2領域の画像信号値を解析して隣接する部分画像の結合条件が決定され、当該結合条件に基づいて隣接する部分画像が結合されることにより長尺画像が生成される。
図4に、部分画像の例を示し、図4を参照して第1領域と第2領域とを説明する。
図4に示す部分画像100は、マーカ及び被写体を含む撮影範囲を複数に分割して撮影することにより得られた画像であり、マーカの画像(マーカ画像)200と被写体の画像(被写体画像)300とが含まれている。
また、部分画像100には、隣接する部分画像と重複して共通の画像を含む重複領域110を有する。この重複領域110のサイズは、予め設定されている。
重複領域110には、第1領域111と第2領域112とが含まれる。第1領域111にはマーカ画像200が含まれており、第2領域112には重複領域110のうち第1領域111を除いた画像(即ち、マーカ画像200を含まない画像)が含まれている。
記憶部42は、不揮発性の半導体メモリ等により構成され、制御部41で実行される各種プログラムや長尺画像生成処理プログラム、これらのプログラムにより処理の実行に必要な各種パラメータ、各種処理結果のデータ等を記憶する。これらの各種プログラムは、読取可能なプログラムコードの形態で格納され、制御部41は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
RAM43は、制御部41により実行制御される各種処理において、記憶部42から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等の一時的に記憶するワークエリアを形成する。
HDD44は、モダリティ10やFPD撮影装置20から送信された画像のデータに対して識別情報等を付して記憶し保存する。
表示部45は、LCD(Liquid Crystal Display)やEL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等により構成され、制御部41から入力される表示信号に従って、各種設定条件を入力するための各種画面や各種処理結果等をLCDやELディスプレイに表示させる。
操作部46は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボード、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された指示信号を制御部41に出力する。また、操作部46は、表示部45の表示画面上に設けられたタッチパネルを備えても良く、この場合、タッチパネルを介して入力された指示信号を制御部41に出力する。
通信部47は、LANアダプタやルータやTA(Terminal Adapter)等を備え、通信ネットワークNに接続された各装置との間の通信を制御する。即ち、通信部47は、通信ネットワークNを介してモダリティ10やFPD撮影装置20で得られた画像のデータが入力される入力部として機能する。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
図5に、本実施の形態における長尺画像生成処理のフローチャートを示す。
図5に示す処理は、RAM43内に展開された長尺画像生成処理プログラムに従って、制御部41が放射線画像処理装置40内の各部と協働して実行するものである。
長尺撮影情報と複数の部分画像のデータとが通信部47を介して入力されることにより取得されると(ステップS1)、複数の部分画像のうちいずれか一つが選択される(ステップS2)。
長尺撮影情報には、複数の画像のデータが長尺撮影により得られた部分画像である情報、部分画像の枚数、各部分画像の情報(撮影条件、データサイズ、ビット数、識別情報等)や、被写体の情報(患者氏名、患者ID、年齢、性別等)、撮影情報(撮影部位、撮影日時、撮影種類等)が含まれている。
ステップS2において選択された部分画像に対して第1領域の設定処理が実行される(ステップS3)。第1領域の設定処理は、図6を参照して後述する。第1領域の設定処理が完了すると、部分画像の重複領域からステップS3において設定された第1領域が除かれた領域が第2領域として設定される(ステップS4)。
ステップS1において取得した全ての部分画像に対して第2領域の設定が完了したか否かが判別される(ステップS5)。全ての部分画像に対して第2領域の設定が完了していない場合(ステップS5;NO)、ステップS2の処理に戻る。
全ての部分画像に対して第2領域の設定が完了した場合(ステップS5;YES)、隣接する部分画像毎に第2領域の解析処理が実行され、結合条件が決定される(ステップS6)。そして、結合条件に応じて隣接する部分画像の結合処理が実行され、複数の部分画像による長尺画像が生成されることとなる(ステップS7)。
ステップS6で実行される第2領域の解析処理は、正規化相互相関(NCC;Normalized cross correlation)を用いたテンプレートマッチング処理である。
例えば、第2領域の解析処理では、まず、隣接する一方の部分画像の第2領域から注目領域が設定され、当該注目領域の画像信号値が算出される。また、他方の部分画像の第2領域から注目領域よりも大きい領域が検索領域として設定される。注目領域を検索領域内で平行移動、回転、拡大/縮小させながら、注目領域の画像信号値と検索領域の画像信号値との正規化相互相関値が算出され、最も正規化相互相関値が大きくなる平行移動量、回転角度、拡大/縮小率が結合条件として算出される。なお、注目領域及び検索領域ともに第2領域内に設定されることが好ましいが、どちらか一方の領域が第2領域内に設定されているだけでも、本実施の形態の効果を奏することができる。すなわち、第1領域、第2領域の設定は一方の部分画像に対してのみ実施しても良い。
長尺撮影を行う場合、撮影回毎に放射線源とFPDとの相対的位置や角度が異なるため、部分画像毎に放射線量が異なる場合がある。また、FPD側の感度が変動する場合もある。部分画像毎に放射線量が異なったり、撮像感度が異なったりすると、隣接する部分画像の第2領域の画像信号値は、同一被写体であっても一致しない。そのため、正規化相互相関の手法を用いることにより、画像濃度やコントラストの画質変動に応じて安定した結合条件を得ることが可能となる。
図6に、ステップS3において実行される第1領域の設定処理のフローチャートを示す。
まず、重複領域が複数のブロックに区分される(ステップS11)。
図7に、複数のブロックに区分された重複領域の画像例を示す。
図7に示すように、重複領域110は、複数のブロック120に区分されている。各ブロックは、予め設定されたサイズの領域である。
ここで、図7に示す重複領域110の長手方向をX方向、幅方向をY方向とする。
複数のブロックのうちいずれか一つのブロックが検証ブロックとして選択され(ステップS12)、検証ブロックに対してX方向及びY方向のプロファイルがそれぞれ作成される(ステップS13)。X方向のプロファイルは、検証ブロックのX方向の各座標の画像信号値の平均値、Y方向のプロファイルは、検証ブロックのY方向の各座標の画像信号値の平均値とする。
なお、ステップS12では、重複領域を区分した複数のブロックから検証ブロックを選択しているが、重複領域内におけるマーカ画像のおおよその位置が特定されている場合には、マーカ画像のおおよその位置を含む予め設定された領域のブロックから検証ブロックを選択してもよい。また、検証ブロックを選択する予め設定された領域のブロックは、撮影部位や撮影方法に応じて操作部からの操作指示に応じて切り替え可能である。
図8(a)に検証ブロックの例を示す図、図8(b)に図8(a)に示す検証ブロックのX方向のプロファイルの例を示すグラフ、図8(c)に図8(a)に示す検証ブロックのY方向のプロファイルの例を示すグラフ、を示す。
図8(a)に示す検証ブロック120は、マーカ画像の一部を示すマーカ部分画像121が含まれている。マーカは、放射線を透過しにくい材質で構成されているため、図8(b)、図8(c)に示すように、マーカ部分画像を含む座標の平均画像信号値は、マーカ部分画像を含まない座標の平均画像信号値よりも低くなる。
X方向のプロファイル及びY方向のプロファイルそれぞれから、予め設定された閾値画像信号値よりも平均画像信号値が低い座標領域(低信号領域)が検出され(ステップS14)、検出された低信号領域の独立性情報が算出される(ステップS15)。
ステップS15では、低信号領域のうち平均画像信号値が最も低い座標を中心に、平均画像信号値の変化量(微分値)の情報、連続して平均画像信号値が閾値画像信号値以下となる座標間の長さ(低信号領域の幅)の情報等が解析され、当該解析結果が独立性情報として算出される。
独立性情報が算出されると、当該独立性情報に基づいて確信度情報が算出される(ステップS16)。確信度情報は、独立性情報が予め設定された条件を満たす度合いを示すものである。例えば、低信号領域の平均画像信号値の変化量と予め設定された変化量との一致度、低信号領域の幅と予め設定された低信号領域の幅との一致度等の総合評価である。
重複領域の全てのブロックに対して確信度情報を算出するための検証が完了したか否かが判別され(ステップS17)、全てのブロックに対して確信度情報を算出するための検証が完了していない場合(ステップS17;NO)、ステップS12の処理に戻る。
なお、ステップS17では、ステップS12において検証ブロックが選択可能な領域のブロックが重複領域を区分した全てのブロックであるため、重複領域を区分した全てのブロックの確信度情報を算出するための検証が完了したか否かを判別している。従って、ステップS12において検証ブロックが選択可能な領域のブロックが予め設定された領域のブロックである場合には、ステップS17では、予め設定された領域内の全てのブロックの確信度情報を算出するための検証が完了したか否かの判別となる。
予め設定された領域のブロックに対して確信度情報を算出するための検証を行う場合には、重複領域の全てのブロックに対して確信度情報を算出するための検証を行う場合よりも演算負荷が軽くなり、確信度情報を算出するための検証時間の短縮を図ることができる。従って、第1領域の設定に要する処理時間の短縮を図ることができる。
全てのブロックに対して確信度情報を算出するための検証が完了した場合(ステップS17;YES)、全てのブロックの確信度情報の相対評価が実行される(ステップS18)。ステップS18における確信度情報の相対評価は、確信度情報が予め設定された閾値よりも高いブロック(高確信度ブロック)の重複領域内での位置、高確信度ブロックの連続性、高確信度ブロックとその他のブロックとの面積比率等を相対的に評価するものである。
ステップS18における確信度情報の相対評価によって、第1領域のブロックが設定される(ステップS19)。
第1領域のブロックとしては、相対評価が最も高いブロック(高評価ブロック)の他に、高評価ロックと高い連続性を有するブロック、高評価ブロックと隣接するブロック、高評価ブロックと高い連続性を有する複数のブロックと隣接するブロックが設定される。なお、本実施の形態では、第1領域をブロック単位で設定したが、ブロック内の例えば低信号部分の領域のみを直接、第1領域としても良い。さらには、設定された領域を所定サイズに拡張あるいは縮小させても、または膨張、収縮処理等により整形し、この変形後の領域を第1領域とすることもできる。
以上のように、本実施の形態によれば、マーカ画像の領域を含む第1領域が重複領域から除かれた第2領域、即ち、マーカ画像を含まない領域の画像信号値の解析による結合条件に基づいて、隣接する部分画像を結合することができる。従って、被写体の体動のみを考慮して画像の結合を行うことができ、分割された被写体画像の結合精度を高めることができるため、長尺画像の生成精度を向上することができる。
更に、正規化相互相関を用いたテンプレートマッチング処理により、第2領域の画像信号値の解析を行うことによって、隣接する部分画像の重複領域のコントラスト等の画質変動に対して安定した結合条件を得ることができる。
また、マーカ画像の画像信号値は被写体画像の画像信号値等よりも低い画像信号値であることから、各ブロックのプロファイルに基づいて検出した低信号領域の独立性の解析結果に基づいてマーカ画像が含まれる第1領域を設定することができる。
以上の説明では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体として、記憶部42を使用した例を開示したが、この例に限定されない。
その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。
また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も本発明に適用される。
また、本発明は、上記実施の形態の内容に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 放射線画像システム
10 モダリティ
20 FPD撮影装置
21 放射線照射部
22 支持体
23 FPD
24 衝立
24a マーカ
30 計測装置
40 放射線画像処理装置
41 制御部
42 記憶部
43 RAM
44 HDD
45 表示部
46 操作部
47 通信部
100 部分画像
110 重複領域
111 第1領域
112 第2領域
120 検証ブロック
121 マーカ部分画像
200 マーカ画像
300 被写体画像
M 被写体
N 通信ネットワーク

Claims (6)

  1. 撮影時において自発的に動かない不動被写体及び被写体を含む撮影範囲を分割撮影することにより得られた部分画像であって、かつ、隣接する部分画像と重複する重複領域を有する部分画像が複数入力される入力部と、
    前記部分画像毎に、前記重複領域内に含まれる前記不動被写体の画像の領域を含む第1領域を設定し、前記重複領域内のうち前記第1領域を除く領域である第2領域の画像信号値を解析して隣接する前記部分画像の結合条件を決定し、当該結合条件に基づいて前記隣接する部分画像を結合する制御部と、
    を備えること、
    を特徴とする放射線画像処理装置。
  2. 前記制御部は、
    前記重複領域のうち予め設定された領域内から前記第1領域を設定すること、
    を特徴とする請求項1に記載の放射線画像処理装置。
  3. 前記画像信号値の解析は、正規化相互相関を用いること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の放射線画像処理装置。
  4. 前記制御部は、
    前記重複領域を複数の領域に区分し、当該区分した各領域のプロファイルに基づいて低信号領域を検出し、当該低信号領域の独立性の解析結果に基づいて前記第1領域を設定すること、
    を特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の放射線画像処理装置。
  5. 撮影時において自発的に動かない不動被写体及び被写体を含む撮影範囲を複数に分割して撮影することにより得られた部分画像であって、かつ、隣接する部分画像と重複する重複領域を有する部分画像が複数入力される入力工程と、
    前記部分画像毎に、前記重複領域内に含まれる前記不動被写体の画像の領域を含む第1領域を設定する第1領域設定工程と、
    前記重複領域内のうち前記第1領域を除く領域である第2領域の画像信号値を解析して隣接する前記部分画像の結合条件を決定する結合条件決定工程と、
    前記結合条件に基づいて前記隣接する部分画像を結合する結合工程と、
    を含むこと、
    を特徴とする放射線画像処理方法。
  6. コンピュータを、
    撮影時において自発的に動かない不動被写体及び被写体を含む撮影範囲を複数に分割して撮影することにより得られた部分画像であって、かつ、隣接する部分画像と重複する重複領域を有する部分画像が複数入力される入力手段、
    前記部分画像毎に、前記重複領域内に含まれる前記不動被写体の画像の領域を含む第1領域を設定する第1領域設定手段、
    前記重複領域内のうち前記第1領域を除く領域である第2領域の画像信号値を解析して隣接する前記部分画像の結合条件を決定する結合条件決定手段、
    前記結合条件に基づいて前記隣接する部分画像を結合する結合手段、
    として機能させるためのプログラム。
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