以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<システム概要>
図1は、第1実施形態に係る電子メール送受信システム1(1Aとも称する)を示す概念図である。図1に示すように、この電子メール送受信システム1においては、ネットワークNWを介してコンピュータ10,80の相互間で電子メールの送受信が行われる。これらのコンピュータ10,80は、それぞれ、電子メールを管理する装置であることから、電子メール管理装置であるとも称される。以下では、コンピュータ80からコンピュータ10へと電子メールMAがメールサーバ90を介して送信される場合、換言すれば、コンピュータ80からの電子メールMAをメールサーバ90を介してコンピュータ10が受信する場合について主に説明する。また、この実施形態においては、電子メールMAがコンピュータ10内において格納されて管理される場合を想定する。
図2は、コンピュータ10のハードウエア構成を示す図である。
図2に示すように、コンピュータ10は、CPU2、記憶部3(半導体メモリおよびハードディスクドライブ等)、ネットワーク通信部4、表示部(液晶表示部等)5、および入力部(キーボード、マウス等)6等を備えて構成される(図3参照)。コンピュータ10は、そのCPU2等を用いて各種のプログラムを実行することによって様々な機能を実現する。
コンピュータ10には所定のOS(オペレーティングシステム)がインストールされており、複数のアプリケーションソフトウエアプログラム(単に、アプリケーション或いはプログラムなどとも称する)が当該OS上で実行される。これらの複数のアプリケーションの中には、受信した電子メールを閲覧するアプリケーションソフトウエアプログラム(以下、「メーラ」とも称する)PG1が含まれる。
図3は、コンピュータ10の機能的構成を示すブロック図である。図3に示すように、コンピュータ10は、図3に示すように、電子メール送受信制御部11とリンク情報検出部12とファイルアクセス制御部13とメール情報更新部14と入力制御部15と表示制御部16とを有する。これらの処理部は、コンピュータ10にてプログラム(メーラ)PG1が実行されることによって実現される。
電子メール送受信制御部11は、ネットワーク通信部4等による電子メールの送信動作および受信動作を制御する処理部である。
リンク情報検出部12は、電子メールに記述されたリンク情報を検出するとともに、当該電子メールに関連付けられたリンクファイルの保存先を当該リンク情報に基づいて検出する処理部である。
ファイルアクセス制御部13は、リンクファイルに対するアクセス動作(読出動作および保存動作等)を制御する制御部である。たとえば、ファイルアクセス制御部13は、リンク情報に基づいてリンクファイルの元の保存先DS1にアクセスして当該リンクファイルのデータを取得し、当該リンクファイルを新たな保存先DS2(後述)に保存する。
メール情報更新部14は、リンクファイルの新たな保存先DS2に関する情報を電子メールに付加する処理(電子メールデータの更新動作)等を行う処理部である。
入力制御部15は、入力部6を用いて操作者からの各種の操作入力等を受け付ける処理部である。たとえば、入力制御部15は、リンクファイルの新たな名称FN2および新たな保存先DS2に関する指定入力等を受け付ける。
表示制御部16は、表示部5における表示動作を制御する制御部である。たとえば、表示制御部16は、複数の電子メールの一覧リスト表示動作、各電子メールの内容表示動作、およびリンクファイルの表示動作等を制御する。
<動作>
図1を参照しながら、動作の概要について説明する。
図1に示すように、まず、電子メールMAに関する送信先のコンピュータ10は、送信元のコンピュータ80から、当該電子メールMAをメールサーバ90を介して受信し、コンピュータ10の記憶部3に格納する。また、コンピュータ10は、当該電子メールMAに関連付けられたリンクファイルFL1(FL11,FL12)の元の保存先DS1(DS11,DS12)を、電子メールMAの本文内に記述されたリンク情報LK1(LK11,LK12)に基づいて検出する。そして、コンピュータ10は、元の保存先DS1にアクセスしてリンクファイルFL1の情報を取得し、当該リンクファイルFL1(詳細にはそのコピー(複製物))を新たな保存先DS2(DS21,DS22)にも保存する。
このような動作によれば、例えば時間の経過に伴ってリンクファイルが元の保存先DS1から削除されてしまった場合等においても、新たな保存先DS2内に保存されたリンクファイルFL1(詳細にはそのコピー)にアクセスすることができる。すなわち、電子メールMAに記述されたリンクファイルFL1に対して、より確実にアクセスすることが可能である。
図4および図5は、この実施形態に係る動作を示すフローチャートである。以下では、これらの図を参照しながら、当該動作についてさらに詳細に説明する。
図4に示すように、ステップS1において、コンピュータ10は、送信元のコンピュータ80からの電子メールをメールサーバ90を介して受信すると、受信メールの一覧画面(不図示)をその表示部5に表示する。なお、受信した電子メールは、コンピュータ10の記憶部3内の所定のフォルダ(デフォルトフォルダ等)に格納されて管理される。
次のステップS2においては、操作者(ユーザ)は、当該一覧画面の中から、所望の電子メールを選択する。たとえば、操作者はマウスのクリック操作で所望の電子メールMAを選択する。換言すれば、コンピュータ10は、操作者による表示対象メールの選択操作を受け付ける。
そして、ステップS3において、コンピュータ10は、当該選択操作に応じて当該電子メールMAを表示する。
図6は電子メールMAの記述例を示す図であり、図7は電子メールMAの表示例を示す図である。
図6に示すように、電子メールMAはヘッダ部HD(図の上側)とボディ部(本文部)BD(図の下側)とを有している。
電子メールMAのヘッダ部HDには、電子メールMAの送信元アドレスDFの情報(図6では、「12345678@sample.jp」)、および電子メールMAの送信先アドレスDTの情報(図6では、「xxx@sample.jp」)等が記述されている。なお、コンピュータ10には、送信先アドレスDT(ここでは「xxx@sample.jp」)が自機の送受信用アドレスとして登録されており、コンピュータ10は当該送信先アドレスDTの電子メールを受信すること等が可能である。この電子メールMAは、送信元アドレスDFが登録されたコンピュータ80から、送信先アドレスDTが登録されたコンピュータ10へと送信された電子メールである。
電子メールMAのボディ部(本文部)BDには、電子メールMAの本文情報が記述されている。ここでは、当該本文部BDにおいて、「参考資料です。」の文字に引き続いて、リンク情報LK1も記載されている。具体的には、電子メールMAに関連する電子ファイル(リンクファイル)FL1のファイル名が、その保存場所(リンク先アドレス)とともに、リンク情報LK1として記述されている。図6では、2つのリンクファイルFL11,FL12が電子メールMAに関連付けられている状況が示されている。リンク情報LK1は、リンクファイルFL11に関する情報LK11と、リンクファイルFL12に関する情報LK12に関する情報LK12とを有している。情報LK11には、リンクファイルFL11のファイル名「KMC280_10041610418.doc」とその保存先の情報(「\\150.16.XXX.XXX\Public\Reference」とが含まれている。同様に、情報LK12には、リンクファイルFL12のファイル名「KMC280_10041610421.doc」とその保存先の情報(「\\150.16.XXX.XXX\Public\Reference」とが含まれている。なお、保存先の情報は、いわゆるパス名(ないしURL)等に関する情報であり、例えばファイルサーバのIPアドレス(\\150.16.XXX.XXX)およびそのフォルダ名(\Public\Reference)等を含む情報である。また、リンクファイルのファイル名としては、日付および時刻等を利用して自動付与された名称(KMC280_10041610418.doc,KMC280_10041610421.doc)等が用いられることもある。
ここにおいて、リンクファイルFL1は、電子メールMA自体には添付されておらず、電子メールMAの添付ファイルではない。当該リンクファイルFL1は、元の保存先DS1に保存されている。電子メールMAには、リンクファイルFL1の保存先DS1に関する情報がリンク情報LK1として記述されている。
上述のプログラム(メーラ)PG1で電子メールMAを開いて表示させると、本文部BDの情報が表示部5内の本文表示領域RGに表示される(図7)。たとえば、本文表示領域RGにおいては、図6の電子メールMAの記述例における、「参考資料です。」の文言以後の文字情報等が表示される。また、プログラムPG1は、所定の書式で記述された情報をリンク情報として認識し、図7の表示画面においては、当該リンク情報LK1の文字列に下線を付して表示する。図7においては、2つのリンクファイルFL11,FL12に関する各情報LK11,12がそれぞれ下線付きで表示されている。
その後、操作者が、マウスの右クリック操作を行うと、メニュー画面MN1(図9)が表示される。たとえば、表示領域RG内の下側のリンクファイルFL12に関する情報LK12の表示領域上にマウスカーソルを重畳配置した状態で操作者がマウスの右クリック操作を行うと、リンクファイルFL12に対する動作指示用のメニュー画面MN1(図9)が表示される。メニュー画面MN1は、複数の選択項目ME1,ME2を有している。操作者は、このようなメニュー画面MN1を用いて更なる操作を行う。
ステップS4(図4)においては、メニュー画面MN1における操作に応じた処理が実行される。
メニュー画面MN1において項目ME1の「アクセス」が選択されると、ステップS22〜S24(図5)の処理が実行される。一方、メニュー画面MN1において項目ME2の「別名で保存」が選択されると、ステップS12〜S15(図5)の処理が実行される。たとえば、「アクセス」が選択されると、(元の)リンク情報LK1に基づいて元の保存先DS1からリンクファイルが取得されて当該リンクファイルがオープンされ得る。また、「別名で保存」が選択されると、当該リンクファイルが新たな保存先DS2に新たな名前で保存され得る。なお、後述するように、当該別名保存後は、「アクセス」の選択操作に応じて、2つの保存先DS1,DS2に保存された各リンクファイルのいずれにもアクセスすることが可能である。
ここでは、メニュー画面MN1において項目ME2「別名で保存」が、先ず選択されるものとする。このとき、項目ME2「別名で保存」が選択されたことがステップS11で判定され、ステップS12へと進む。
ステップS12においては、ファイル保存用のダイアログ(不図示)が表示される。このダイアログでは、リンクファイルFL1の新たな保存先DS2と当該リンクファイルFL1の新たな名称FN2とが、操作者によってキーボード等を用いて入力される。そして、操作者の操作入力に応じて、当該新たな保存先DS2と新たな名称FN2とが決定される。たとえば、リンクファイルFL12の新たな保存先DS2(DS22)として、コンピュータ10のローカルディスクドライブ(Cドライブ等)の所定のフォルダ(「C:\tmp\Reference」)が指定される。同様に、当該リンクファイルFL12の新たな名称FN2として、名称「about_mail2.doc」が操作者の操作入力に応じて指定される。操作者は、キーボード等を用いて、判りやすい名称を名称FN2として指定することができる。なお、名称FN2としては、漢字を含む名称および/またはファイル内容等を示す名称(例えば「技術メモ.doc」あるいは「参考資料.pdf」)等が指定され得る。
ステップS13では、リンクファイルFL1の取得処理が実行される。具体的には、コンピュータ10は、当該電子メールMAに関連付けられたリンクファイルFL1(ここではFL12)の元の保存先DS1(DS12)を、電子メールMAの本文内に記述されたリンク情報LK1(LK12)に基づいて検出する。そして、コンピュータ10は、元の保存先DS12にアクセスしてリンクファイルFL12を取得する。
次のステップS14では、コンピュータ10は、当該リンクファイルFL12(詳細にはそのコピー)を新たな保存先DS2に保存する。このとき、新たな保存先DS2としては、ステップS12で決定(指定)された場所(「C:\tmp\Reference」)が用いられる。また、当該新たな保存先DS2に保存されるリンクファイルFL12(詳細にはコピーファイル)の新たな名称FN2としては、ステップS12で決定(指定)されたファイル名称(「about_mail2.doc」)が用いられる。
さらに、ステップS15においては、新たな保存先DS2に関する情報が電子メールMA内において付加され、当該電子メールMAが図8の内容に更新される。具体的には、更新後の電子メールMA(MAbとも表記する)のヘッダ部HD内の末尾において、リンクファイルFL1の新たな保存先DS2と新たなファイル名称FN2とを含む新たなリンク情報LK2が追加される。
このリンク情報LK2に関しては、元の電子メールMAに関連付けられたリンクファイルFL1の数と同数の情報記述欄が設けられる。ここでは、図8に示すように、2つの情報記述欄が追加されている。
一方(比較的下側)の情報記述欄には、2つ目のリンクファイルFL12に関する新たなリンク情報LK22が記述されている。具体的には、リンクファイルFL12の新たな保存先DS2(「C:\tmp\Reference」)と新たな名称FN2(「about_mail2.doc」)とがリンク情報LK22に含まれている。
他方(比較的上側)の情報記述欄には、1つ目のリンクファイルFL11に関する新たなリンク情報LK21が記述される。ただし、ここでは、1つ目のリンクファイルFL11は新たな保存先には未だ保存されていないことに対応して、図8のリンク情報LK21には実質的には何も記述されていない。端的に言えば、リンク情報LK21は「空」である。
以上のように、メニュー画面MN1において項目ME2の「別名で保存」が選択されると、ステップS12〜S15(図5)の処理が実行される。
その後、図4のステップS5において終了判定処理が行われる。終了すべき旨が判定されないときにはステップS4に戻って再び図5の処理が実行される。一方、ステップS5で終了すべき旨が判定されると、図4および図5のルーチンは終了する。
つぎに、ステップS4の処理が再び実行され、メニュー画面MN1において項目ME1の「アクセス」が選択された場合における動作について説明する。
項目ME1「アクセス」が選択されたことがステップS21で判定されると、ステップS22に進む。なお、ここでは、リンクファイルFL12に対する「アクセス」指示が付与されたものとする。
ステップS22では、ダイアログ画面MN2(図10)が表示部5に表示され、操作者からの操作入力が受け付けられる。ダイアログ画面MN2は、「新たな保存先」と「元のリンク先」との2つの選択肢を有している。操作者は、いずれかの選択肢を選択して、アクセスの対象場所を指定する。コンピュータ10は、操作者からの指定入力(操作入力)に応じて、リンクファイルFL12に関するアクセス先を決定する。
たとえば、選択肢「新たな保存先」が選択されてOKボタンが押下されると、当該アクセス先として、新たな保存先DS2(DS22)が決定される。そして、ステップS23において、新たな保存先DS2(DS22)にアクセスしてリンクファイルFL1(FL12)のデータを取得し、当該新たな保存先DS22に保存されているリンクファイルFL12の内容を表示部5に表示する。
一方、選択肢「元の保存先」が選択されてOKボタンが押下されると、当該アクセス先として、元の保存先DS1(DS12)が決定される。そして、ステップS24において、元の保存先DS1(DS12)にアクセスしてリンクファイルFL12のデータを取得し、当該元の保存先DS1に保存されているリンクファイルFL12の内容を表示部5に表示する。
以上のように、メニュー画面MN1において項目ME1の「アクセス」が選択されると、ステップS22〜S24(図5)の処理が実行される。
その後、上記と同様にして、図4のステップS5において終了判定処理が行われる。終了すべき旨が判定されないときにはステップS4に戻って再び図5の処理が実行される。一方、ステップS5で終了すべき旨が判定されると、図4および図5のルーチンは終了する。
上記のような動作によれば、電子メールMAに関連付けられたリンクファイルFL1の元の保存先DS1が、電子メールMAの本文内に記述されたリンク情報に基づいて検出される。そして、当該元の保存先DS1にアクセスして取得されたリンクファイルFL1が新たな保存先DS2に保存される(ステップS13,S14)。したがって、例えば時間の経過に伴ってリンクファイルが元の保存先DS1から削除されてしまった場合等においても、新たな保存先DS2内に保存されたリンクファイルFL1(詳細にはそのコピー)にアクセスすること(ステップS23)が可能である。すなわち、電子メールMAに記述されたリンクファイルFL1に対して、より確実にアクセスすることが可能である。
また、上記実施形態においては、保存先DS2の指定入力が受け付けられ(ステップS12)、指定された保存先DS2にリンクファイルFL1が新たに保存される。すなわち、リンクファイルFL1の新たな保存先DS2が操作者によって任意の場所に設定され得るため、柔軟性が高い。
また特に、上記実施形態においては、保存先DS2としてコンピュータ10のローカルディスクドライブが指定されている。そのため、ネットワーク不調時においても、電子メールMAに記述されたリンクファイルFL1に対して、より確実にアクセスすることが可能である。
なお、上記実施形態においては、保存先DS2としてコンピュータ10のローカルディスクドライブ(Cドライブ)が指定される場合を例示しているが、これに限定されず、ネットワーク上のディスクドライブ等であってもよい。また、保存先DS2は、コンピュータ10の操作者の管理権限が及ぶ範囲内の場所など、第三者による削除が制限(禁止等)されている場所であることが好ましい。
また、新たな保存先DS2に関するリンク情報LK2は、電子メールMA内(詳細にはヘッダ部HD)に付加される。そのため、当該リンク情報LK2が電子メールMAとは別に保存される場合に比べて、電子メールMAとリンク情報LK2とのデータ一体性が担保され、当該リンク情報LK2の取り扱いが容易である。
また、新たな保存先DS2に保存されるリンクファイルFL1のファイル名は、操作者による操作入力(指定入力)によって任意の名称に設定され得る。したがって、操作者は、自分にとって判り易い名称等を新たな名称FN2として付与することが可能である。
また、上記のステップS22においては、2つの保存先DS1,DS2のいずれにアクセスするかを選択する選択入力が受け付けられ、当該選択入力に応じてアクセス先が決定される。そして、決定されたアクセス先にアクセスしてリンクファイルが取得され、当該リンクファイルの情報が表示される(ステップS23,S24)。したがって、操作者は、状況に応じて、2つの保存先DS1,DS2のいずれにも適宜にアクセスすることが可能である。換言すれば、状況に応じて選択されたアクセス先に適宜にアクセスすることが可能である。
たとえば、操作者は、通常時は新たな保存先DS2にアクセスするようにし、特定の状況においては、元の保存先DS1にアクセスするようにしてもよい。より詳細には、新たな保存先DS2のリンクファイルFL1がその保存後に何らかの事情で変更されてしまった場合には、元の保存先DS1がアクセス先として選択されればよい。これによれば、元の保存先DS1のリンクファイルFL1に再びアクセスして更新前の情報を確認すること等が可能である。あるいは、元の保存先DS1の情報が随時更新される情報である場合等においては、元の保存先DS1に適宜のタイミングでアクセスして、更新後の最新情報を取得することが可能である。
また特に、新たな保存先DS2がローカルディスク内である場合には、通常において新たな保存先DS2を選択することによって、ネットワーク負荷の軽減あるいはダウンロード時間の抑制等を図ることが可能である。たとえば、同じリンクファイルを何度もダウンロードしなくても済むなどの利点を得ることが可能である。
あるいは、ネットワーク接続不可能な状況ではローカルの保存先DS2がアクセス先として選択され、ネットワーク接続可能な状況では元の保存先DS1がアクセス先として選択されるようにしてもよい。
なお、この第1実施形態においては、新たな保存先DS2の情報が電子メールMAのヘッダ部HDに付加される場合を例示したが、これに限定されない。たとえば、新たな保存先DS2の情報が電子メールMAの本文部BD内に付加されるようにしてもよい。図11は、このような変形例に係る、更新後の電子メールMA(MAcとも称する)を示す図である。
図11においては、本文部BDにおいて情報LK11の下側(詳細には、情報LK11と情報LK12との間)に、情報LK21の記述欄が設けられている。当該記述欄には、「(新たな保存先: "")」の文字が記述されている。
また、本文部BDにおいて情報LK12のさらに下側には、情報LK22の記述欄が設けられている。当該記述欄には、「(新たな保存先: "C:\tmp\Reference\about_mail2.doc")」の文字が記述されている。
図12は、このように更新された電子メールMA(MAc)の表示例を示す図である。
図12に示すように、2つのリンクファイルFL11,FL12について、新旧の保存先の情報がそれぞれ2つずつ記載され、合計4つの情報LK11,LK21,LK12,LK22が表示されている。図12の表示画面においては、当該4つの情報LK11,LK21,LK12,LK22の文字列に下線が付されて表示されている。
この変形例においては、4つの情報LK11,LK21,LK12,LK22のいずれかの表示領域上にマウスカーソルを重畳配置した状態で操作者がマウスの右クリック操作を行うと、対応情報に対する動作指示用のメニュー画面MN1(図9と同様の画面)が表示される。
たとえば、情報LK22の表示領域上にマウスカーソルを重畳配置した状態で操作者がマウスの右クリック操作を行うと、情報LK22に対する動作指示用のメニュー画面MN1(図9と同様の画面)が表示される。そして、項目ME1「アクセス」が選択されると、当該情報LK22を参照して、新たな保存先DS2のリンクファイルFL12に対するアクセス動作が行われる。
同様に、情報LK21の表示領域上にマウスカーソルを重畳配置した状態で操作者がマウスの右クリック操作を行うと、情報LK21に対する動作指示用のメニュー画面MN1(図9と同様の画面)が表示される。そして、項目ME1「アクセス」が選択されると、当該情報LK21を参照して、新たな保存先DS1のリンクファイルFL12に対するアクセス動作が行われる。
なお、このような変形例においては、アクセス対象の保存先はマウス右クリック時のマウスカーソルの位置に応じて決定される。そのため、図10のメニュー画面MN2を用いて当該保存先の切替操作を行うことを要しない。
<2.第2実施形態>
図13は、第2実施形態に係る電子メール送受信システム1(1Bとも称する)を示す概念図である。このシステム1Bにおいては、電子メールMAがメールサーバ90内において格納されて管理される場合を想定する。
この第2実施形態においては、図13に示すように、まず、電子メールMAに関する送信先のコンピュータ10は、送信元のコンピュータ80から、当該電子メールMAをメールサーバ90を介して受信する。ただし、受信された電子メールMAは、コンピュータ10の記憶部3に一時的に格納され得るが、原則としてメールサーバ90内に格納されて管理される。
また、この第2実施形態においては、メールサーバ90に格納されている電子メールMAの内容変更が許可されていない状況を想定する。
このような状況においては、第1実施形態のように、電子メールMAの内容を書き換えること(更新すること)は困難である。
そこで、この第2実施形態においては、元の電子メールMAの内容を書き換えた新たな電子メールMBを自分宛に送信する。当該新たな電子メールMBは、元の電子メールMAのリンクファイルに対して、当該電子メールMAに関する新たな保存先DS2の情報を付加したものである。そして、当該新たな電子メールMBを用いることによって、第1実施形態と同様の動作を実現する。なお、その他の点(新たな電子メールMBを用いる点以外の点)は、第1実施形態と同様である。このような動作によっても、電子メールMAに記述されたリンクファイルFL1に対して、より確実にアクセスすることが可能である。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図4と同様にしてステップS1〜S3の処理が実行された後、マウスの右クリック操作によってメニュー画面MN1が表示され、当該メニュー画面MN1に関する選択操作が実行される。ここでは、メニュー画面MN1において項目ME2「別名で保存」が、先ず選択されるものとする。
図14は、第2実施形態に係る動作の一部を示す図であり、上述の図5に対応する図である。
図14に示すように、ステップS11で項目ME2「別名で保存」が選択されたことが判定され、ステップS12へと進むと、第1実施形態と同様にして、ステップS12,S13,S14の処理が実行される。
その後、ステップS35において、コンピュータ10(詳細には電子メール送受信制御部11等)は、電子メールMAに基づいて新たな電子メールMBを作成し、当該新たな電子メールMBを自アドレス宛に送信する。詳細には、コンピュータ10は、新たな電子メールMBを、元の電子メールMAの送信先アドレスから同一アドレス(元の電子メールMAの送信先アドレス)へと送信する。
さらに、ステップS36において、コンピュータ10は、当該新たな電子メールMBを受信し、電子メールMAに代えて今度は電子メールMBをオープンする。
図15は、第2実施形態に係る当初の電子メールMAの例を示す図であり、図16は、当該電子メールMAに基づいて作成された新たな電子メールMBの例を示す図である。
電子メールMBは、電子メールMAの全文をコピーするとともに、その一部に改変が加えられたメールである。
図15と図16とを比較すると判るように、新たな電子メールMBのヘッダ部HDにおいては、当該電子メールMB独自のヘッダ情報PBと、元の電子メールMAのヘッダ情報PA(PAa)に相当する情報PA(PAb)と、リンクファイルの新たな保存先DS2に関するリンク情報LK2(LK21,LK22)とがこの順序で記載されている。
電子メールMB独自のヘッダ情報PBは、電子メールMBの送信元アドレスDFの情報(図16では、「xxx@sample.jp」)、および電子メールMBの送信先アドレスDTの情報(図16では、「xxx@sample.jp」)等を含む。なお、ヘッダ情報PB内の件名情報(Subject:)としては、元の電子メールMAの件名情報と同一の内容(「Message from KMBT_C280」)が記述される。同様に、ヘッダ情報PB内のメール返信先情報(Reply-To:)としては、元の電子メールMAのメール返信先情報と同一の内容(「12345678@sample.jp」)が記述される。
また、電子メールMBの情報PAbにおいては、元の電子メールMAのヘッダ情報PAaに相当する情報が残されている。たとえば、情報PAbには、元の電子メールMAの送信元アドレスDFの情報(「12345678@sample.jp」)と当該電子メールMAの送信先アドレスDTの情報(「xxx@sample.jp」)とが残存している。ただし、情報PAb内の各項目には、変更前のオリジナル情報であること等を示す識別子「X-ThisMailer-Original-」が付与されて記述され、情報PAbと情報PAaとが区別されている。
このように、新たな電子メールMBのヘッダ部HDには、元の電子メールMAの送信元および送信先の情報と新たな電子メールMAの送信元および送信先の情報とが、いずれも消失することなく且つ互いに区別可能に記述されている。
また、リンク情報LK2は、上記第1実施形態と同様の情報である。すなわち、電子メールMBのヘッダ部分HDにおいては、新たな保存先DS2の情報もが記述されている。
さらに、電子メールMBの本文部BDは、電子メールMAの本文部BDと同一の内容を有している。
ステップS36において新たな電子メールMBがオープンされると、ステップS11までの表示画面(図7)と同様の画面が引き続き表示部5に表示される。
その後、図4のステップS5において終了判定処理が行われる。終了すべき旨が判定されないときにはステップS4に戻って再び図14の処理が実行される。一方、ステップS5で終了すべき旨が判定されると、図4および図14のルーチンは終了する。
また、メニュー画面MN1において項目ME1の「アクセス」が選択された場合には、ステップS22〜S24(図5および図14)の処理、すなわち上記第1実施形態と同様の処理が実行される。
上記のような動作によれば、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。特に、第2実施形態においては、メールサーバ90に格納されている電子メールMAの内容変更が許可されていない状況においても、電子メールMAに基づく新たな電子メールMBが作成され、当該電子メールMB内に新たな保存先DS2のリンク情報LK2が記述される。そのため、当該電子メールMBのリンク情報LK2に基づいて、元の電子メールMAのリンクファイルに対して、より確実にアクセスすることが可能である。
特に、新たな保存先DS2に関するリンク情報LK2は、電子メールMB内に付加される。そのため、電子メールMBとリンク情報LK2とのデータ一体性が担保され、当該情報LK2の取り扱いが容易である。
また、上述のように、新たな電子メールMBのヘッダ部HDには、元の電子メールMAの送信元および送信先の情報と新たな電子メールMAの送信元および送信先の情報とが、いずれも消失することなく且つ互いに区別可能に記述されている。そのため、プログラムPG1は、これらの情報を互いに識別して表示等を行うことが可能である。
そして、このような特質を利用して、第2実施形態に係るメーラPG1においては、電子メールMBの差出人表示等を行うものとする。
図17は、本実施形態に係るメーラPG1において、2つの電子メールMA,MBを含む受信メールの一覧リストが表示される様子を示す図である。一方、図18は、比較例(従来技術)に係るメーラソフトウエアにおいて、2つの電子メールMA,MBを含む受信メールの一覧リストが表示される様子を示す図である。
図18においては、電子メールMBは、自アドレス(xxx@sample.jp)から当該自アドレス宛に送信されたメールであるため、「差出人」欄には、本来の差出人アドレス「12345678@sample.jp」ではなく自アドレス「xxx@sample.jp」が表示されている。換言すれば、電子メールMBの差出人欄には、元の電子メールMAの差出人アドレス(送信元アドレス)ではなく、新たな電子メールMBの差出人アドレスがそのまま表示されている。
一方、図17においては、電子メールMBは、自アドレス(xxx@sample.jp)から当該自アドレス宛に送信されたメールであるにもかかわらず、「差出人」欄には、元の電子メールMAの本来の差出人アドレス「12345678@sample.jp」が表示されている。換言すれば、電子メールMBの差出人欄には、新たな電子メールMBの差出人情報(送信元情報)としては、新たな電子メールMBの差出人アドレスがそのまま表示されるのではなく、元の電子メールMAの差出人アドレス(送信元アドレス)が表示されている。これによれば、メーラPG1の操作者は、元の電子メールMAの本来の差出人を認識しつつ、電子メールのオープン操作等を行うことが可能である。
また、図17においては、左から2列目のマーク表示欄において、複数の電子メールのうち、メーラにより自動生成された新たな電子メールMBに対しては、星印が付与されている。これによれば、互いに類似する2つの電子メールMA,MBを良好に区別することが可能である。
なお、この第2実施形態においては、電子メールMBの本文部BDと電子メールMAの本文部BDとが同一の内容を有する場合を例示したが、これに限定されず、第2実施形態に対しても、第1実施形態に対する変形例(図11および図12参照)と同様の改変を施すようにしてもよい。端的に言えば、新たな保存先DS2の情報LK2が電子メールMBの本文部BDに付加されるようにしてもよい。
また、この第2実施形態においては、電子メールMAをメールサーバ90にそのまま保存しておく場合(電子メールMAと電子メールMBとを併存させる場合)を例示したが、これに限定されない。たとえば、2つの電子メールMA,MBのうち、元の電子メールMAを削除して新たな電子メールMBのみを保存しておくようにしてもよい。
<3.その他>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
<保存日時および更新日時>
たとえば、上記各実施形態において、新たな保存先DS2のリンクファイルの保存日時を電子メールMAbあるいは電子メールMBに記録しておくようにしてもよい。図19は、このような変形例を示す図である。図19に示すように、リンク情報LK22(図8、図11および図16等参照)等において、保存先のパス名およびファイル名のみならず、保存日時T1(例えば「Thu, 15 Apr 2010 18:12:10 +090」)もが記述されるようにしてもよい。そして、図20に示すように、メニュー画面MN2(MN2b)において、新たな保存先DS2に保存したリンクファイル(「保存データ」)の保存日時が表示されるようにしてもよい。これによれば、操作者は、リンクファイルFL1の新たな保存先への保存日時T1を知ることができる。さらに、コンピュータ10は、当該新たな保存先DS2のリンクファイルFL1のファイル更新日時T2を取得し、当該リンクファイルFL1が保存日時T1の後に更新されていると判定されるときには、図21のような確認画面MN4を表示するようにしてもよい。これによれば、表示対象ファイルを選択する際の判断材料が提供され得る。
あるいは、図22に示すように、リンクファイルFL1の新たな保存先DS2への保存日時T1とその後の更新日時T2とが、メニュー画面MN2(MN2c)内に併せて表示されるようにしてもよい。これによっても、上記と同様に、表示対象ファイルを選択するための情報が操作者に適切に提供され得る。
<アクセス可否表示マーク>
また、元の保存先DS1に格納されていたリンクファイルFL1に対するアクセス可否情報等を電子メールの表示画面に表示するようにしてもよい。詳細には、電子メールMAをオープンする際に、元の保存先DS1のリンクファイルへのアクセス可能性の確認動作を実行し、そのアクセスの成否結果を示すマークを表示するようにしてもよい。
たとえば、図23に示すように、電子メールMAの表示画面において、リンク情報LK11の表示領域の末尾に、アクセス失敗を示すマークMK1を重畳表示するようにしてもよい。当該マークMK1は、「ネットワーク不調等に起因して、対象リンクファイル(FL11)の元の保存先DS1である所定フォルダ自体へのアクセスが不可能な状態が発生していること」を示すマークである。これによれば、元の保存先DS1におけるリンクファイルFL1に対するアクセス可能性を容易に確認することができる。なお、このマークMK1は、電子メールMAのデータ内容の変更を伴わずに対象リンク情報LK11に対応付けて重畳表示されることが好ましい。すなわち、電子メールMAのデータ内容自体は変更されないことが好ましい。この状態は、ネットワーク不調等に起因するアクセス不可能状態であり、ネットワーク復調時にはアクセス可能状態に復帰する可能性が高いためである。
同様に、電子メールMAの表示画面において、リンク情報LK12の表示領域の末尾に、アクセス失敗を示すマークMK2を重畳表示するようにしてもよい。ただし、当該マークMK2は、「対象リンクファイル(FL12)の元の保存先DS1のファイルサーバにアクセスすることは可能であるが、対象リンクファイル(FL12)の消滅に起因して当該リンクファイル(FL12)にアクセスすることが不可能な状態が発生していること」を示すマークである。これによれば、元の保存先DS1におけるリンクファイルFL1の存否を容易に確認することができる。なお、この場合には、リンクファイルFL12が消滅したことを電子メールMA自体にも記述しておくこと(電子メールMAのデータ内容を変更すること)がさらに好ましい。これによれば、次回以降のファイルオープン時においては、電子メールMAの当該記述(リンクファイルの消滅に関する記述)の有無に基づいて、保存先DS1においてはリンクファイルFL12が消滅していることを容易に確認することができる。
<圧縮形式ファイル>
また、リンクファイルFL1が圧縮形式のデータファイル(圧縮形式ファイル)である場合には、コンピュータ10は、当該リンクファイルFL1を解凍した状態で新たな保存先DS2に保存するようにしてもよい。具体的には、右クリック操作に応じて表示されたメニュー画面MN1(図9)において「別名で保存」が選択されると、図24のメニュー画面(ダイアログ画面)MN6が表示される。そして、メニュー画面MN6内の2つの選択肢(「圧縮状態のまま保存」および「解凍して保存」)の中から所望の選択肢が操作者によって選択されると、対応する動作が実行される。具体的には、「圧縮状態のまま保存」が選択されると、上記実施形態と同様の保存動作が実行される。一方、「解凍して保存」が選択されると、リンクファイルFL1は、解凍された状態で新たな保存先DS2(指定フォルダ)に保存される。なお、保存先のリンク情報LK2としては、たとえば、当該解凍先のフォルダ情報が記述されればよい。
その後、メニュー画面MN1において「アクセス」が選択されると、図25のメニュー画面MN2(MN2d)がさらに表示される。そして、メニュー画面MN2d内の3つの選択肢(「新たな保存先(圧縮データ)」、「新たな保存先(解凍データ)」および「元のリンク先」)の中から所望の選択肢が操作者によって選択されると、対応する動作が実行される。具体的には、「新たな保存先(圧縮データ)」あるいは「元のリンク先」が選択されると、それぞれ、上記実施形態と同様の保存動作が実行される。一方、「新たな保存先(解凍データ)」が選択されると、新たな保存先DS2に解凍された状態で保存されているリンクファイルFL1に対するアクセス動作が実行される。詳細には、解凍されたリンクファイルFL1の保存先フォルダがオープンされる。
このような動作によれば、圧縮ファイルが解凍された状態で新たな保存先DS2に保存されるので、利便性が高い。
<リンク情報の暗号化>
また、上記実施形態等において電子メールMAに追加されるリンク情報LK2は、暗号化された状態で電子メールMA内に記述されるようにしてもよい。
図26は、そのような変形例に係る更新後の電子メールの記述例を示す図である。図26においては、暗号化されたリンク情報LK2は、ヘッダ部HDの領域CEに記述されている。詳細には、図8のリンク情報LK2(LK21,LK22)が、パスワードを伴うAES方式の暗号化技術を用いて暗号化され、且つ、BASE64のエンコード方式によるテキスト情報として記述されている。
そして、当該電子メールMAに関する返信メールが送信される際には、図26の電子メールMA(暗号化されたリンク情報LK2を含む)に基づいて返信メールMCが作成され、電子メールMAの送信元に向けて返信される。このとき、返信メールMCが電子メールMAのヘッダ情報を含むとしても、上記のリンク情報LK2は暗号化された状態のまま返信メールMCに記述されることが好ましい。これによれば、電子メールMCの送信者、換言すれば電子メールMAの受信者(コンピュータ10の操作者)は、電子メールMAに関するリンクファイルFL1の新たな保存先DS2を、返信先の人物(例えばコンピュータ80の操作者)等 に知られずに済む。
また、当該返信メールMCに対する返信メールMDがコンピュータ80からコンピュータ10へとさらに送信される場合には、コンピュータ10は、受信した返信メールMD内に含まれる暗号化されたリンク情報LK2を復号化して用いることも可能である。
なお、ここでは、暗号化されたリンク情報LK2が電子メールMAのヘッダ部HDに記述される場合を例示したが、これに限定されない。たとえば、暗号化されたリンク情報LK2は、電子メールMAの本文部BDに記述されるようにしてもよい。
<返信メール送信時にリンクファイルが削除されていた場合>
また、電子メールMAに対する返信メールMCの作成時において、リンクファイルFL1が元の保存先DS1から既に削除されている(消滅している)場合には、コンピュータ10は、新たな保存先DS2からリンクファイルFL1を取得し、当該返信メールMCにリンクファイルFL1(詳細にはそのコピー)を添付するようにしてもよい。あるいは、リンクファイルFL1の新たな保存先DS2の情報を返信メールMC(その本文部BD等)に記述するようにしてもよい。