JP2011252855A - 核医学イメージング装置 - Google Patents

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卓三 高山
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    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/02Devices for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
    • A61B6/03Computerised tomographs
    • A61B6/037Emission tomography

Abstract

【課題】PET画像の生成時間を短縮することを課題とする。
【解決手段】PET装置100は、検出器モジュール14の時間分解能に応じて定められた画像のぼかし幅を記憶する。また、PET装置100は、陽電子から放出された一対のガンマ線を検出した一組の検出器モジュール14の空間位置と、該一組の検出器モジュール14によって一対のガンマ線が検出された一組の検出時間とを用いて、該一組の検出器モジュール14を結ぶLOR上に該陽電子の空間位置を推測する。そして、PET装置100は、LOR上において時間分解能に対応する空間分解能が反映されるように、推測された空間位置を中心に、ぼかし幅分の画素に画素値を割り当ててPET画像を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施の形態は、核医学イメージング装置に関する。
従来、核医学イメージング装置として、陽電子放出コンピュータ断層撮影装置(以下、PET(Positron Emission computed Tomography)装置)が知られている。PET装置は、例えば人体内組織の機能画像を生成する。具体的には、PET装置による撮影においては、まず陽電子放出核種で標識された薬剤が被検体に投与される。すると、被検体内の生体組織に選択的に取り込まれた陽電子放出核種が陽電子を放出し、放出された陽電子は、電子と結合して消滅する。このとき、陽電子は、一対のガンマ線をほぼ反対方向に放出する。一方、PET装置は、被検体の周囲にリング状に配置された検出器を用いてガンマ線を検出し、検出結果から同時計数情報(Coincidence List)を生成する。そして、PET装置は、生成した同時計数情報を用いて逆投影処理による再構成を行い、PET画像を生成する。
ここで、近年、TOF(Time Of Flight)機能を有するPET装置が登場している。TOF機能を有しないPET装置は、一対のガンマ線を検出した一組の検出器を結ぶLOR(Line Of Response)上に等確率で陽電子が存在すると仮定して再構成を行う。これに対し、TOF機能を有するPET装置は、一組の検出器においてガンマ線が検出された検出時間差を用いることで、LOR上における陽電子の空間位置を算出する。そして、TOF機能を有するPET装置は、算出した空間位置を加味した上で逆投影処理による再構成を行い、PET画像を生成する。
(社)日本画像医療システム工業会編集「医用画像・放射線機器ハンドブック」名古美術印刷株式会社 平成13年、P.190−191
しかしながら、従来技術では、逆投影処理による再構成に長時間を要する結果、PET画像の生成に長時間を要するという課題があった。例えば、PET装置による撮影後、PET画像が生成されるまでに、従来技術では数分間を要していた。このようなことから、PET画像の生成時間を短縮することが求められている。
実施の形態の核医学イメージング装置は、ぼかし幅記憶手段と、推測手段と、画像生成手段とを有する。ぼかし幅記憶手段は、放射線を検出する検出器の時間分解能に応じて定められた画像のぼかし幅を記憶する。推測手段は、陽電子から放出された一対の放射線を検出した一組の検出器の空間位置と、該一組の検出器によって一対の放射線が検出された一組の検出時間とを用いて、該一組の検出器を結ぶ線上に該陽電子の空間位置を推測する。画像生成手段は、前記一組の検出器を結ぶ線上において前記時間分解能に対応する空間分解能が反映されるように、前記推測手段によって推測された空間位置を中心に、前記ぼかし幅記憶手段によって記憶されたぼかし幅分の画素に画素値を割り当てて画像を生成する。
図1は、実施例1に係るPET装置の構成を示すブロック図である。 図2は、実施例1に係る検出器モジュールを説明するための図である。 図3は、実施例1に係るデータ記憶部を説明するための図である。 図4は、実施例1に係る計数情報記憶部が記憶する計数情報の一例を示す図である。 図5は、実施例1に係る同時計数情報記憶部が記憶する同時計数情報の一例を示す図である。 図6は、実施例1に係る空間位置情報記憶部が記憶する空間位置情報の一例を示す図である。 図7は、実施例1に係るぼかし幅記憶部が記憶する画像のぼかし幅の一例を示す図である。 図8は、実施例1に係る画像生成部を説明するための図である。 図9は、陽電子の空間位置及び画素値の割り当てを説明するための図である。 図10は、時間分解能とぼかし幅との関係を説明するための図である。 図11は、生成されたPET画像の表示を説明するための図である。 図12は、リアルタイムにPET画像を表示する処理手順を示すフローチャートである。 図13は、撮影後にPET画像を表示する処理手順を示すフローチャートである。
以下に、実施の形態に係る核医学イメージング装置の一例として、実施例1及び2に係るPET装置100を説明する。
実施例1に係るPET装置100は、逆投影処理による再構成を行うことでPET画像を生成するのではなく、LOR(Line Of Response)上に推測された陽電子の空間位置を中心に、検出器の時間分解能に応じて定められたぼかし幅分の画素に画素値を割り当てることで、PET画像を生成する。このようなことから、実施例1に係るPET装置100によれば、PET画像の生成時間を短縮することが可能になり、撮影中、PET画像をリアルタイムに表示することが可能になる。このような機能は、後述する画像生成部26による処理を中心に実現される。
[実施例1に係るPET装置100の構成]
図1〜11を用いて、実施例1に係るPET装置100の構成を説明する。図1は、実施例1に係るPET装置100の構成を示すブロック図である。図1に例示するように、実施例1に係るPET装置100は、架台装置10と、コンソール装置20とを有する。
架台装置10は、陽電子から放出された一対のガンマ線を検出し、検出結果に基づいて計数情報を収集する。図1に例示するように、架台装置10は、天板11と、寝台12と、寝台駆動部13と、検出器モジュール14と、計数情報収集部15とを有する。なお、架台装置10は、図1に例示するように、撮影口となる空洞を有する。
天板11は、被検体Pが横臥するベッドであり、寝台12の上に配置される。寝台駆動部13は、後述する寝台制御部23による制御のもと、寝台12を移動させる。例えば、寝台駆動部13は、寝台12を移動させることにより、被検体Pを架台装置10の撮影口内に移動させる。
検出器モジュール14は、被検体Pから放出されるガンマ線を検出する。図1に例示するように、検出器モジュール14は、架台装置10において、被検体Pの周囲をリング状に取り囲むように複数配置される。
図2は、実施例1に係る検出器モジュール14を説明するための図である。図2の(A)に例示するように、検出器モジュール14は、フォトンカウンティング(photon counting)方式、アンガー型の検出器であり、シンチレータ141と、光電子増倍管(PMT(Photomultiplier Tube)とも称する)142と、ライトガイド143とを有する。なお、図2の(B)は、図2の(A)に例示する矢印方向から検出器モジュール14を観察した様子を示す。
シンチレータ141は、被検体Pから放出されて入射したガンマ線を可視光に変換し、変換した可視光(以下、シンチレーション光)を出力する。シンチレータ141は、例えばNaI(ヨウ化ナトリウム)やBGO(ビスマス酸ジャーマネイト)等のシンチレータ結晶によって形成され、図2の(A)に例示するように、2次元に配列される。また、光電子増倍管142は、シンチレータ141から出力されたシンチレーション光を増倍して電気信号に変換する。図2の(A)に例示するように、光電子増倍管142は、複数配置される。ライトガイド143は、シンチレータ141から出力されたシンチレーション光を光電子増倍管142に伝達する。ライトガイド143は、例えば光透過性に優れたプラスチック素材等によって形成される。
なお、光電子増倍管142は、シンチレーション光を受光し光電子を発生させる光電陰極、発生した光電子を加速する電場を与える多段のダイノード、及び、電子の流れ出し口である陽極を有する。光電効果により光電陰極から放出された電子は、ダイノードに向って加速されてダイノードの表面に衝突し、複数の電子を叩き出す。この現象が多段のダイノードに渡って繰り返されることにより、なだれ的に電子数が増倍され、陽極での電子数は、約100万にまで達する。かかる例では、光電子増倍管142の利得率は、100万倍となる。また、なだれ現象を利用した増幅のためにダイノードと陽極との間には、通常1000ボルト以上の電圧が印加される。
このように、検出器モジュール14は、被検体Pから放出されたガンマ線をシンチレータ141によってシンチレーション光に変換し、変換したシンチレーション光を光電子増倍管142によって電気信号に変換することで、被検体Pから放出されたガンマ線を検出する。
図1に戻り、計数情報収集部15は、検出器モジュール14による検出結果に基づいて計数情報を収集する。具体的には、計数情報収集部15は、検出器モジュール14に入射したガンマ線の検出位置と、検出器モジュール14に入射した時点におけるガンマ線のエネルギー値と、検出器モジュール14に入射したガンマ線の検出時間とを、検出器モジュール14毎に収集し、収集したこれらの計数情報を、コンソール装置20に送信する。
まず、計数情報収集部15は、検出器モジュール14による検出結果から検出位置を収集するために、アンガー型位置計算処理を行う。具体的には、計数情報収集部15は、シンチレータ141から出力されたシンチレーション光を同じタイミングで電気信号に変換した光電子増倍管142を特定する。そして、計数情報収集部15は、特定した各光電子増倍管142の位置及び電気信号の強度に対応するガンマ線のエネルギー値を用いて重心の位置を演算することで、ガンマ線が入射したシンチレータ141の位置を示すシンチレータ番号(P)を決定する。なお、光電子増倍管142が位置検出型光電子増倍管である場合には、光電子増倍管142が検出位置の収集を行ってもよい。
また、計数情報収集部15は、各光電子増倍管142によって出力された電気信号の強度を積分演算することで、検出器モジュール14に入射したガンマ線のエネルギー値(E)を決定する。また、計数情報収集部15は、検出器モジュール14によってガンマ線が検出された検出時間(T)を収集する。例えば、計数情報収集部15は、10−12秒(ピコ秒)単位の精度にて検出時間(T)を収集する。なお、検出時間(T)は、絶対時刻であってもよいし、例えば撮影開始時点からの経過時間であってもよい。
このように、計数情報収集部15は、計数情報として、シンチレータ番号(P)、エネルギー値(E)、及び検出時間(T)を収集する。
ここで、実施例1に係るPET装置100は、後述するように、PET画像の撮影中、PET画像をリアルタイムに生成し、生成したPET画像をリアルタイムに表示する。このため、計数情報収集部15は、撮影中、計数情報を収集する毎に、収集した計数情報を直ちにコンソール装置20に送信する。
コンソール装置20は、操作者によるPET装置100の操作を受け付け、PET画像の撮影を制御するとともに、架台装置10によって収集された計数情報を用いてPET画像を生成する。具体的には、コンソール装置20は、図1に例示するように、入力部21と、表示部22と、寝台制御部23と、データ記憶部24と、同時計数情報生成部25と、画像生成部26と、システム制御部27とを有する。なお、コンソール装置20が有する各部は、内部バスを介して接続される。
入力部21は、PET装置100の操作者によって各種指示や各種設定の入力に用いられるマウスやキーボード等であり、入力された各種指示や各種設定を、システム制御部27に転送する。表示部22は、操作者によって参照されるモニタ等であり、システム制御部27による制御のもと、PET画像を表示したり、操作者から各種指示や各種設定を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)を表示したりする。寝台制御部23は、寝台駆動部13を制御する。
データ記憶部24は、PET装置100において用いられる各種データを記憶する。図3は、実施例1に係るデータ記憶部24を説明するための図である。図3に例示するように、データ記憶部24は、計数情報記憶部24aと、同時計数情報記憶部24bと、空間位置情報記憶部24cと、ぼかし幅記憶部24dと、PET画像記憶部24eとを有する。なお、データ記憶部24は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)等の半導体メモリ素子や、ハードディスク、光ディスク等で実現される。
計数情報記憶部24aは、計数情報収集部15によって収集された検出器モジュール14毎の計数情報を記憶する。具体的には、計数情報記憶部24aは、計数情報収集部15から送信された検出器モジュール14毎の計数情報を記憶する。また、計数情報記憶部24aが記憶する計数情報は、同時計数情報生成部25による処理に利用される。なお、計数情報記憶部24aが記憶する計数情報は、同時計数情報生成部25による処理に利用された後に削除されてもよいし、所定期間記憶されていてもよい。
ここで、上述したように、実施例1に係るPET装置100は、PET画像の撮影中、PET画像をリアルタイムに生成し、生成したPET画像をリアルタイムに表示するものであり、計数情報収集部15は、撮影中、計数情報を収集する毎に、収集した計数情報を直ちにコンソール装置20に送信する。このため、計数情報記憶部24aは、計数情報収集部15から逐次送信される計数情報を、逐次記憶する。
図4は、実施例1に係る計数情報記憶部24aが記憶する計数情報の一例を示す図である。図4に例示するように、計数情報記憶部24aは、検出器モジュール14を識別するモジュールIDに対応付けて、シンチレータ番号(P)と、エネルギー値(E)と、検出時間(T)とを記憶する。なお、図4は、計数情報記憶部24aが、撮影において収集された全ての計数情報を記憶した状態を例示するが、上述したように、計数情報記憶部24aは、計数情報収集部15から逐次送信される計数情報を逐次記憶するので、図4に例示する計数情報は逐次格納されることになる。
同時計数情報記憶部24bは、同時計数情報生成部25によって生成された同時計数情報を記憶する。具体的には、同時計数情報記憶部24bは、同時計数情報生成部25によって格納されることで、同時計数情報を記憶する。また、同時計数情報記憶部24bが記憶する同時計数情報は、画像生成部26による処理に利用される。なお、同時計数情報記憶部24bが記憶する同時計数情報は、画像生成部26による処理に利用された後に削除されてもよいし、所定期間記憶されていてもよい。
ここで、上述したように、計数情報収集部15によって逐次収集された計数情報は、計数情報記憶部24aによって逐次記憶される。このため、後述するように、同時計数情報生成部25もまた、同時計数情報を逐次生成し、同時計数情報記憶部24bは、同時計数情報生成部25によって逐次格納される同時計数情報を、逐次記憶する。
図5は、実施例1に係る同時計数情報記憶部24bが記憶する同時計数情報の一例を示す図である。図5に例示するように、同時計数情報記憶部24bは、同時計数情報が生成された順序を時系列に示すコインシデンスNo.に対応付けて、計数情報の組合せを記憶する。
空間位置情報記憶部24cは、後述する空間位置推測部26aによって推測された陽電子の空間位置情報を記憶する。具体的には、空間位置情報記憶部24cは、空間位置推測部26aによって格納されることで、陽電子の空間位置情報を記憶する。また、空間位置情報記憶部24cが記憶する空間位置情報は、後述する画素値割当部26bや指定画像生成部26dによる処理に利用される。なお、実施例1において、空間位置情報記憶部24cが記憶する空間位置情報は、後の画像化に対応するために、一定期間記憶されることを原則とする。
ここで、上述したように、同時計数情報生成部25によって逐次生成された同時計数情報は、同時計数情報記憶部24bによって逐次記憶される。このため、後述するように、空間位置推測部26aもまた、空間位置を逐次推測し、空間位置情報記憶部24cは、空間位置推測部26aによって逐次格納される空間位置情報を、逐次記憶する。
図6は、実施例1に係る空間位置情報記憶部24cが記憶する空間位置情報の一例を示す図である。図6に例示するように、空間位置情報記憶部24cは、同時計数情報が生成された順序を時系列に示すカウントNo.に対応付けて、陽電子の空間位置と、検出時間とを記憶する。陽電子の空間位置は、例えば図6に例示するように、x座標、y座標、及びz座標の組合せで示される。
ぼかし幅記憶部24dは、PET画像の生成に用いられる画像のぼかし幅を記憶する。具体的には、ぼかし幅記憶部24dは、PET装置100の操作者によって入力されることで、画像のぼかし幅を予め記憶する。また、ぼかし幅記憶部24dが記憶する画像のぼかし幅は、後述する画素値割当部26bによる処理に利用される。
図7は、実施例1に係るぼかし幅記憶部24dが記憶する画像のぼかし幅の一例を示す図である。図7に例示するように、ぼかし幅記憶部24dは、検出器モジュール14の時間分解能に対応付けて、画像のぼかし幅を記憶する。
ここで、上述したように、検出器モジュール14は、架台装置10において複数配置される。このため、各検出器モジュール14間で時間分解能が一致しないとも考えられる。この点、実施例1においては、撮影前に、公知技術によるタイミング調整(Timing Calibration)を行うことにより、全検出器モジュール14間で時間分解能は一致すると仮定する。
PET画像記憶部24eは、後述する画素値割当部26bや指定画像生成部26dによって生成されたPET画像を記憶する。具体的には、PET画像記憶部24eは、画素値割当部26bや指定画像生成部26dによって格納されることで、PET画像を記憶する。また、PET画像記憶部24eが記憶するPET画像は、システム制御部27によって表示部22に表示される。
図1に戻り、同時計数情報生成部25は、計数情報収集部15によって収集された計数情報を用いて同時計数情報を生成する。具体的には、同時計数情報生成部25は、計数情報記憶部24aに逐次格納された計数情報を逐次読み出し、エネルギー値及び検出時間に基づいて、陽電子から放出された一対のガンマ線が同時に計数された計数情報の組合せを検索する。また、同時計数情報生成部25は、検索した計数情報の組合せを同時計数情報として生成し、生成した同時計数情報を同時計数情報記憶部24bに逐次格納する。
例えば、同時計数情報生成部25は、操作者によって入力された同時計数情報生成条件に基づいて同時計数情報を生成する。同時計数情報生成条件には、エネルギーウィンドウ幅と時間ウィンドウ幅とが指定される。例えば、同時計数情報生成部25は、エネルギーウィンドウ幅「350keV〜550keV」及び時間ウィンドウ幅「600ピコ秒」に基づいて同時計数情報を生成する。
例えば、同時計数情報生成部25は、計数情報記憶部24aを参照し、図4に例示したエネルギー値(E)及び検出時間(T)を参照する。そして、同時計数情報生成部25は、検出時間(T)の差が時間ウィンドウ幅「600ピコ秒」以内であり、かつ、エネルギー値(E)が共にエネルギーウィンドウ幅「350keV〜550keV」にある計数情報の組合せを、検出器モジュール14間で検索する。そして、同時計数情報生成部25は、同時計数生成条件を満たす組合せとして「P11、E11、T11」と「P22、E22、T22」との組合せを検索すると、同時計数情報として生成し、図5に例示するように、同時計数情報記憶部24bに格納する。
なお、操作者は、エネルギーウィンドウ幅及び時間ウィンドウ幅以外にも、偶発同時計数を除外するためのランダム補正や、散乱したガンマ線の計数情報が同時計数情報として生成されることを除外するための散乱補正や、各検出器モジュール14間の感度の違いを補正するための感度補正や、被検体Pの内部で減弱されるガンマ線のエネルギー値を補正するための減弱補正などを行なうためのパラメータも、同時計数情報生成条件に組み込むことができる。
図1に戻り、画像生成部26を説明する。冒頭で述べたように、実施例1に係るPET装置100は、逆投影処理による再構成を行うことでPET画像を生成するのではなく、LOR上に推測された陽電子の空間位置を中心に、検出器モジュール14の時間分解能に応じて定められたぼかし幅分の画素に画素値を割り当てることで、PET画像を生成する。このような機能は、画像生成部26による処理を中心に実現される。
図8は、実施例1に係る画像生成部26を説明するための図である。図8に例示するように、画像生成部26は、空間位置推測部26aと、画素値割当部26bと、画像指定受付部26cと、指定画像生成部26dとを有する。
空間位置推測部26aは、陽電子から放出された一対のガンマ線を検出した一組の検出器モジュール14を結ぶLOR上に、陽電子の空間位置を推測する。具体的には、空間位置推測部26aは、同時計数情報記憶部24bに逐次格納された同時計数情報を逐次読み出し、シンチレータ番号から特定される一組の検出器モジュール14の空間位置と、一組の検出時間とを用いて、陽電子の空間位置を推測する。ここで、空間位置推測部26aは、TOF機能を有し、一組の検出時間から検出時間差を算出し、算出した時間差に基づいて陽電子の空間位置を推測する。また、空間位置推測部26aは、空間位置を推測すると、空間位置情報を生成し、生成した空間位置情報を空間位置情報記憶部24cに逐次格納する。
図9は、陽電子の空間位置及び画素値の割り当てを説明するための図である。図9の(A)に例示するように、陽電子から放出された一対のガンマ線は、一組の検出器モジュール14によって検出される。LORは、一対のガンマ線を検出した一組の検出器モジュール14を結ぶ線aである。空間位置推測部26aは、一組の検出時間から検出時間差を算出し、算出した時間差に基づいて、陽電子の空間位置bを推測する。陽電子の空間位置bは、例えば図6に例示したように、x座標、y座標、及びz座標の組合せで示される。
なお、実施例1に係る空間位置推測部26aは、空間位置情報として、同時計数情報が生成された順序を時系列に示すカウントNo.と、陽電子の空間位置と、検出時間との組合せを生成する。空間位置推測部26aは、同時計数情報記憶部24bから読み出したコインシデンスNo.を、空間位置情報に含まれるカウントNo.とする。また、空間位置推測部26aは、同時計数情報記憶部24bから読み出した一組の検出時間のうち、例えば早い方の検出時間や、あるいは一組の検出時間の平均値等を、空間位置情報に含まれる検出時間とする。なお、空間位置推測部26aは、一組の検出時間両方を空間位置情報に含まれる検出時間としてもよい。
図8に戻り、画素値割当部26bは、空間位置推測部26aによって推測された陽電子の空間位置を中心に、ぼかし幅記憶部24dに記憶されたぼかし幅分の画素に画素値を割り当てることにより、PET画像を生成する。こうして、一組の検出器モジュール14を結ぶLOR上において、検出器モジュール14の時間分解能に対応する空間分解能が反映される。
具体的には、画素値割当部26bは、空間位置情報記憶部24cに逐次格納された空間位置情報を逐次読み出す。また、画素値割当部26bは、ぼかし幅記憶部24dを参照し、検出器モジュール14の時間分解能に対応付けて記憶されたぼかし幅を取得する。そして、画素値割当部26bは、空間位置情報に含まれる空間位置を中心に、取得したぼかし幅分の画素に画素値を割り当てることによりPET画像を生成し、生成したPET画像をPET画像記憶部24eに逐次格納する。
図10は、時間分解能とぼかし幅との関係を説明するための図である。仮に、PET装置がTOF機能を有しないとすると、PET装置は、LOR上に等確率で陽電子が存在すると仮定する。これを図示したものが、図10の(A)に例示する直線aである。一方、PET装置がTOF機能を有し、かつ、時間分解能が無限に良いとすると、PET装置は、LOR上の1点に陽電子が存在すると推測できるはずである。これを図示したものが、図10の(A)に例示する棒グラフbである。存在確率が1.0であることを示す。
この点、実施例1に係るPET装置100は、時間分解能がある程度良い場合、図10の(B)に示すように、LOR上に推測された陽電子の空間位置cを中心に、検出器モジュール14の時間分解能に応じて定められたぼかし幅分の画素に画素値を割り当てることで、PET画像を生成する。ここで、ぼかし幅とは、画像のぼかし分布を図10の(B)に例示するような山形の関数dであるとした場合、例えばその半値全幅(以下、FWHM(Full Width at Half Maximum)の値である。なお、存在確率の積分値が1.0となる。
図7を用いて例示したように、実施例1に係るぼかし幅記憶部24dは、予め、検出器モジュール14の時間分解能に対応付けて、画像のぼかし幅を記憶する。また、上述したように、実施例1においては、撮影前に公知技術によるタイミング調整を行うことにより、全検出器モジュール14間の平均時間分解能を測定し、システム時間分解能とする。例えば、システム時間分解能は「200ピコ秒」であると仮定すると、全コインシデンス測定の時間分解能を「200ピコ秒」であるとする。
すると、画素値割当部26bは、ぼかし幅記憶部24dを参照し、例えば、検出器モジュール14の時間分解能(FWHM)「200ピコ秒」に対応付けて記憶されたぼかし幅(FWHM)「60mm」を取得する。そして、画素値割当部26bは、x座標、y座標、及びx座標の組合せで示される空間位置を中心に、取得したぼかし幅「60mm」分に相当するボクセルに、画素値があることを示す「点」を割り当てることにより、PET画像を生成する。
例えば、図9の(B)及び(C)に例示するように、推測された空間位置を中心に、LOR方向がぼかし幅となるように、楕円球の形状に、画素値を割り当てる。また、図9の(B)及び(C)に例示するように、空間位置の輝度が高く(濃く)、空間位置から離れるにつれて輝度が低く(薄く)なるように、画素値を割り当てる。このような処理は、逆投影処理による再構成と異なり、短時間で行うことができる。
図8に戻り、画像指定受付部26cは、生成するPET画像の条件指定を受け付ける。具体的には、画像指定受付部26cは、PET装置100の操作者から、生成するPET画像の条件指定として、検出時間及び空間座標のうち少なくともいずれか一つを受け付ける。また、画像指定受付部26cは、受け付けた条件指定を指定画像生成部26dに送信する。
指定画像生成部26dは、画像指定受付部26cによって受け付けられた条件指定に基づいて、PET画像を生成する。具体的には、指定画像生成部26dは、画像指定受付部26cから条件指定を受け取ると、受け取った条件指定を用いて空間位置情報記憶部24cを参照し、PET画像の生成に必要な空間位置情報を取得する。そして、指定画像生成部26dは、取得した空間位置情報を用いてPET画像を生成する。
例えば、指定画像生成部26dは、条件指定として検出時間「tx〜ty」を受け取ると、空間位置情報記憶部24cを参照し、検出時間が「tx〜ty」内である空間位置情報のみを取得する。そして、指定画像生成部26dは、画素値割当部26bと同様の手法によりPET画像を生成する。すなわち、指定画像生成部26dは、ぼかし幅記憶部24dを参照し、検出器モジュール14の時間分解能に対応付けて記憶されたぼかし幅を取得する。そして、指定画像生成部26dは、空間位置情報に含まれる空間位置を中心に、取得したぼかし幅分の画素に画素値を割り当てることによりPET画像を生成し、生成したPET画像をPET画像記憶部24eに格納する。なお、条件指定として空間座標が指定された場合も同様に、指定画像生成部26dは、空間位置情報記憶部24cを参照し、該当する空間座標の空間位置情報のみを取得する。
このように、実施例1に係るPET装置100においては、画像指定受付部26cが、例えば撮影後に、生成するPET画像の条件指定を受け付け、指定画像生成部26dが、受け付けた条件指定に基づいてPET画像を新たに生成する。
言い換えると、画素値割当部26bによって生成されたPET画像は、撮影中にリアルタイムに表示されるものであったが、指定画像生成部26dによって生成されるPET画像は、主に撮影後に表示されるものである。例えば、撮影後に、医師が、関心ある時間幅のみや、関心ある画像領域のみ、あるいは関心ある時間幅及び画像領域を指定したとする。すると、指定画像生成部26dは、これに対応するPET画像を生成する。
例えば、ある撮影が1時間にわたって行われ、空間位置情報記憶部24cに記憶された空間位置情報は、1時間分であったとする。このとき、医師が、撮影後に、薬剤の検定時間やタイムアクティビティカーブ(Time Activity Curve)等を検討し、ある時間帯のPET画像のみを観察したいと考えたとする。この点、実施例1に係る空間位置情報記憶部24cは、撮影中に推測された陽電子の空間位置全てと、その検査時間とを対応付けて記憶している。このため、医師がある時間帯のPET画像のみを観察したいと事後的に考えた場合にも、実施例1に係るPET装置100は、該当する時間帯に対応する空間位置情報を柔軟に抽出し、所望のPET画像を事後的に生成することができる。時間帯のみならず画像領域を指定した場合も同様である。
システム制御部27は、架台装置10及びコンソール装置20を制御することによって、PET装置100の全体制御を行う。例えば、システム制御部27は、PET装置100における撮影を制御する。また、例えば、システム制御部27は、計数情報収集部15による計数情報収集処理や、同時計数情報生成部25による同時計数情報生成処理を制御する。また、例えば、システム制御部27は、画像生成部26による画像生成処理を制御する。
また、例えば、システム制御部27は、データ記憶部24に記憶されたPET画像の表示処理を制御する。例えば、システム制御部27は、画素値割当部26bによってデータ記憶部24にPET画像が逐次格納される毎に、これを逐次読み出し、表示部22に逐次表示する。こうして、PET画像の撮影中、PET画像がリアルタイムに表示される。また、例えば、システム制御部27は、指定画像生成部26dによってデータ記憶部24にPET画像が格納されると、これを読み出し、表示部22に表示する。
図11は、生成されたPET画像の表示を説明するための図である。例えば、システム制御部27は、PET装置100の操作者からPET画像の表示方向(例えば、アキシャル、コロナル、サジタルの2次元方向)の指定を受け付け、受け付けた表示方向に従って、画素値割当部26bや指定画像生成部26dによって生成されたPET画像を表示部22に表示する。例えば、システム制御部27は、アキシャル、コロナル、サジタルの全ての表示方向で表示するとの指定を受け付けた場合には、図11に例示するように、1画面内にアキシャル、コロナル、サジタルのPET画像全てを表示する。
なお、同時計数情報生成部25、画像生成部26、及びシステム制御部27等の各部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の電子回路によって実現される。
[実施例1に係るPET装置100による処理手順]
続いて、図12及び図13を用いて、実施例1に係るPET装置100による処理手順を説明する。図12は、リアルタイムにPET画像を表示する処理手順を示すフローチャートである。図13は、撮影後にPET画像を表示する処理手順を示すフローチャートである。
図12に例示するように、実施例1に係るPET装置100においては、撮影が開始されると(ステップS101肯定)、計数情報収集部15が、計数情報を逐次収集し(ステップS102)、同時計数情報生成部25が、同時計数情報を逐次生成する(ステップS103)。
すると、空間位置推測部26aが、陽電子の空間位置を逐次推測し(ステップS104)、画素値割当部26bが、空間位置推測部26aによって推測された陽電子の空間位置を中心に、ぼかし幅記憶部24dに記憶されたぼかし幅分の画素に画素値を割り当てることにより、PET画像を逐次生成する(ステップS105)。
続いて、システム制御部27が、画素値割当部26bによって逐次生成されたPET画像を表示部22に逐次表示する(ステップS106)。撮影が終了するまでステップS102〜S106の一連の処理は繰り返され、撮影中、PET画像をリアルタイムに表示することが可能になる。
次に、図13に例示するように、実施例1に係るPET装置100においては、撮影後に、画像指定受付部26cが、時間幅の指定を受け付けると(ステップS201肯定)、指定画像生成部26dが、該当する時間幅の空間位置情報を取得する(ステップS202)。
そして、指定画像生成部26dが、取得した空間位置情報に含まれる空間位置を中心に、ぼかし幅記憶部24dに記憶されたぼかし幅分の画素に画素値を割り当てることにより、PET画像を生成する(ステップS203)。続いて、システム制御部27が、指定画像生成部26dによって生成されたPET画像を表示部22に表示する(ステップS204)。
[実施例1の効果]
上述したように、実施例1に係るPET装置100は、ぼかし幅記憶部24dを有する。ぼかし幅記憶部24dは、ガンマ線を検出する検出器モジュール14の時間分解能に応じて定められた画像のぼかし幅を記憶する。また、PET装置100は、空間位置推測部26aと、画素値割当部26bとを有する。空間位置推測部26aは、陽電子から放出された一対のガンマ線を検出した一組の検出器モジュール14の空間位置と、該一組の検出器モジュール14によって一対のガンマ線が検出された一組の検出時間とを用いて、該一組の検出器モジュール14を結ぶLOR上に該陽電子の空間位置を推測する。また、画素値割当部26bは、一組の検出器モジュール14を結ぶLOR上において時間分解能に対応する空間分解能が反映されるように、空間位置推測部26aによって推測された空間位置を中心に、ぼかし幅記憶部24dによって記憶されたぼかし幅分の画素に画素値を割り当てて画像を生成する。また、実施例1に係るPET装置100は、予め指定された二次元方向でPET画像を表示部22に表示する。
このようなことから、実施例1によれば、PET画像の生成時間を短縮することが可能になる。例えば、撮影と併行してリアルタイムにPET画像を表示することが可能になり、例えば治療を行いながらPET画像を表示することも可能になる。
また、実施例1に係るPET装置100は、空間位置情報記憶部24cを有し、空間位置情報記憶部24cは、空間位置推測部26aによって推測された陽電子の空間位置と、該陽電子が検出器モジュール14によって検出された検出時間とを対応付けて記憶する。また、PET装置100は、画像指定受付部26cと、指定画像生成部26dとを有する。画像指定受付部26cは、生成対象とするPET画像の条件指定として、空間位置及び検出時間のうち少なくともいずれか一つを受け付ける。指定画像生成部26dは、画像指定受付部26cによって受け付けられた条件指定を用いて空間位置情報記憶部24cを参照し、PET画像の生成に必要な空間位置を取得し、取得した該空間位置を中心に、ぼかし幅記憶部24dによって記憶されたぼかし幅分の画素に画素値を割り当てて画像を生成する。
このようなことから、実施例1によれば、例えば医師が、ある時間帯(あるいは画像領域)のPET画像のみを観察したいと事後的に考えた場合にも、該当する時間帯(あるいは画像領域)に対応する空間位置情報を柔軟に抽出し、所望のPET画像を事後的に生成することができる。ここにいう柔軟さは、従来のダイナミック撮像のように、撮影時に収集された時間間隔に依存するものとは異なる。すなわち、時間帯も画像領域も、任意に指定することができる。
なお、開示の技術は、上記実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
まず、上記実施例1においては、撮影前に、公知技術によるタイミング調整を行うことにより、全検出器モジュール14間で時間分解能は一致すると仮定したが、開示の技術はこれに限られるものではない。例えば、検出器モジュール14毎に時間分解能が異なる場合には、画像生成部26は、検出器モジュール14毎の時間分解能に対応するぼかし幅を用いて画像を生成すればよい。
例えば、PET装置100は、撮影前にタイミング調整を行い、各検出器モジュール14の時間分解能それぞれを測定し、記憶部に格納する。そして、画素値割当部26bは、一組の検出器モジュール14それぞれについて記憶部を参照し、時間分解能それぞれを取得すると、例えば時間分解能が低い方の値(あるいは平均値)を用いてぼかし幅記憶部24dを参照する。続いて、画素値割当部26bは、ぼかし幅を取得し、空間位置情報に含まれる空間位置を中心に、取得したぼかし幅分の画素に画素値を割り当てることによりPET画像を生成する。
また、上記実施例1において、PET装置100は、画像生成部26のみを備え、逆投影処理による再構成を行わないものとして説明したが、開示の技術はこれに限られるものではない。例えば、PET装置100は、逆投影処理による再構成を行う画像再構成部をさらに備え、例えば時間分解能に応じて、画像生成部26によって画像を生成するか、あるいは画像再構成部によって画像を再構成するかを選択してもよい。例えば、時間分解能が200ピコ秒を達成できない場合に、PET装置100は、画像再構成部による再構成を選択してもよい。
また、上記実施例1において、PET装置100の構成として図1を例示したが、開示の技術はこれに限られるものではない。例えば、計数情報収集部15がコンソール装置20側に備えられていてもよいし、反対に、同時計数情報生成部25が架台装置10側に備えられていてもよい。また、データ記憶部24に記憶された各種データも、架台装置10側に備えられていても、あるいはコンソール装置20側に備えられていてもよい。
100 PET装置
26 画像生成部
26a 空間位置推測部
26b 画素値割当部
26c 画像指定受付部
26d 指定画像生成部

Claims (3)

  1. 放射線を検出する検出器の時間分解能に応じて定められた画像のぼかし幅を記憶するぼかし幅記憶手段と、
    陽電子から放出された一対の放射線を検出した一組の検出器の空間位置と、該一組の検出器によって一対の放射線が検出された一組の検出時間とを用いて、該一組の検出器を結ぶ線上に該陽電子の空間位置を推測する推測手段と、
    前記一組の検出器を結ぶ線上において前記時間分解能に対応する空間分解能が反映されるように、前記推測手段によって推測された空間位置を中心に、前記ぼかし幅記憶手段によって記憶されたぼかし幅分の画素に画素値を割り当てて画像を生成する画像生成手段と
    を備えたことを特徴とする核医学イメージング装置。
  2. 前記推測手段によって推測された陽電子の空間位置と、該陽電子が前記検出器によって検出された検出時間とを対応付けて記憶する空間位置記憶手段と、
    生成対象とする画像の条件指定として、空間位置および検出時間のうち少なくともいずれか一つを受け付ける指定受付手段と、
    前記指定受付手段によって受け付けられた条件指定を用いて前記空間位置記憶手段を参照し、画像の生成に必要な空間位置を取得し、取得した該空間位置を中心に、前記ぼかし幅記憶手段によって記憶されたぼかし幅分の画素に画素値を割り当てて画像を生成する指定画像生成手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の核医学イメージング装置。
  3. 予め指定された二次元方向で前記画像を表示部に表示する表示制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の核医学イメージング装置。
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