JP2011250214A - 無線通信システム、無線基地局、及び基地局パラメータ調整方法 - Google Patents

無線通信システム、無線基地局、及び基地局パラメータ調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線基地局間で負荷を平準化しつつ、無線端末間の不公平も緩和できるようにする。
【解決手段】無線基地局eNB1は、無線基地局eNB2の負荷レベルを示す負荷情報を受信し、無線基地局eNB2の負荷レベルと自局の負荷レベルとの比較の結果に応じて、カバレッジを定める基地局パラメータを調整する。無線基地局eNB1は、自局に接続する無線端末の数に応じて、比較の対象となる無線基地局の負荷レベルeNB2及び自局の負荷レベルの少なくとも一方を補正する。
【選択図】図3

Description

本発明は、SON技術が適用される無線通信システム、無線基地局、及び基地局パラメータ調整方法に関する。
無線通信システムの標準化団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)で標準化されているLTE(Long Term Evolution)では、無線基地局に係るパラメータ(以下、基地局パラメータ)を、人手を介さずに自立的に調整するSON(Self Organizing Network)技術が適用される(例えば、非特許文献1参照)。
SON技術の一つとして、無線基地局間の負荷を平準化するために、無線基地局間で送受信される負荷情報に基づいて、カバレッジを定める基地局パラメータ(例えばハンドオーバパラメータ)を調整する手法が提案されている。このような最適化の技術は、MLB(Mobility Load Balancing)と称される。なお、カバレッジとは、無線基地局の論理的或いは物理的な通信エリアの範囲を意味する。
具体的には、LTEシステムでは、以下の4分類の負荷情報が定義されている。(a)時間周波数リソースの割り当て単位であるPRB(Physical Resource Block)の使用数、(b)無線基地局とコアネットワークとの間のバックホールの負荷、(c)無線基地局のハードウェア負荷、(d)無線基地局の相対的な通信容量を示す指標である容量クラスとその中で利用可能な通信容量の割合。
ところで、無線端末間の公平性を担保する観点からは、各無線端末に割り当てられる無線リソース量を均一化することが好ましいため、各無線基地局に接続する無線端末の数も平準化することが望まれる。
しかしながら、上述したMLBでは、少数の無線端末が1つの無線基地局の無線リソースを占有しているような場合でも、当該無線基地局の負荷が高いとみなされ、当該無線基地局のカバレッジを縮小するよう基地局パラメータが調整される。この場合、より少ない数の無線端末が当該無線基地局の無線リソースを占有することになり、無線端末間の不公平が大きくなる問題があった。
そこで、本発明は、無線基地局間で負荷を平準化しつつ、無線端末間の不公平も緩和できる無線通信システム、無線基地局、及び基地局パラメータ調整方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は以下のような特徴を有している。まず、本発明に係る無線通信システム(無線通信システム1)の特徴は、自局の負荷レベルを示す負荷情報を送信する第1の無線基地局(無線基地局eNB2)と、前記負荷情報を受信し、受信した前記負荷情報によって示される前記第1の無線基地局の負荷レベルと自局の負荷レベルとの比較の結果に応じて、カバレッジを定める基地局パラメータを調整する第2の無線基地局(無線基地局eNB1)と、前記第1の無線基地局及び/又は前記第2の無線基地局に接続する無線端末の数に応じて、前記比較の対象となる前記第1の無線基地局の負荷レベル及び前記第2の無線基地局の負荷レベルの少なくとも一方を補正するよう制御する制御部(制御部120、制御部220)とを備えることを要旨とする。
本発明に係る無線通信システム(無線通信システム1)の他の特徴は、上記の特徴に係る無線通信システム(無線通信システム1)において、前記制御部は、前記第1の無線基地局及び前記第2の無線基地局の少なくとも一方に設けられることを要旨とする。
本発明に係る無線基地局(無線基地局eNB1)の特徴は、他の無線基地局(無線基地局eNB2)の負荷レベルを示す負荷情報を受信する受信部(ネットワーク通信部140)と、前記負荷情報によって示される前記他の無線基地局の負荷レベルと自局の負荷レベルとの比較の結果に応じて、カバレッジを定める基地局パラメータを調整するよう制御する制御部(制御部120)とを備え、前記制御部は、自局に接続する無線端末の数に応じて、前記比較の対象となる前記他の無線基地局の負荷レベル及び自局の負荷レベルの少なくとも一方を補正することを要旨とする。
本発明に係る無線基地局(無線基地局eNB1)の他の特徴は、上記の特徴に係る無線基地局(無線基地局eNB1)において、前記制御部は、自局に接続する無線端末の数が少ないほど、前記他の無線基地局の負荷レベルに対して自局の負荷レベルを低くするよう補正することを要旨とする。
本発明に係る無線基地局(無線基地局eNB1)の他の特徴は、上記の特徴に係る無線基地局(無線基地局eNB1)において、前記制御部は、自局に接続する無線端末の数が多いほど、前記他の無線基地局の負荷レベルに対して自局の負荷レベルを高くするよう補正することを要旨とする。
本発明に係る無線基地局の他の特徴は、上記の特徴に係る無線基地局において、前記制御部は、補正後における、自局の負荷レベルが前記他の無線基地局の負荷レベルよりも低い場合に、自局のカバレッジを拡大するよう前記基地局パラメータを調整することを要旨とする。
本発明に係る無線基地局(無線基地局eNB1)の他の特徴は、上記の特徴に係る無線基地局(無線基地局eNB1)において、前記制御部は、補正後における、自局の負荷レベルが前記他の無線基地局の負荷レベルよりも高い場合に、自局のカバレッジを縮小するよう前記基地局パラメータを調整することを要旨とする。
本発明に係る無線基地局(無線基地局eNB2)の特徴は、無線基地局間で送受信される負荷情報に基づいて、カバレッジを定める基地局パラメータを自立的に調整可能な無線通信システム(無線通信システム1)で用いられる無線基地局であって、自局の負荷レベルを示す負荷情報を送信する送信部(ネットワーク通信部240)と、自局に接続する無線端末の数に応じて、前記負荷情報によって示される自局の負荷レベルを補正するよう制御する制御部(制御部220)とを備えることを要旨とする。
本発明に係る無線基地局(無線基地局eNB2)の他の特徴は、上記の特徴に係る無線基地局(無線基地局eNB2)において、前記制御部は、自局に接続する無線端末の数が少ないほど、前記負荷情報によって示される自局の負荷レベルを低くするよう補正することを要旨とする。
本発明に係る無線基地局(無線基地局eNB2)の他の特徴は、上記の特徴に係る無線基地局(無線基地局eNB2)において、前記制御部は、自局に接続する無線端末の数が多いほど、前記負荷情報によって示される自局の負荷レベルを高くするよう補正することを要旨とする。
本発明に係る基地局パラメータ調整方法の特徴は、第1の無線基地局(無線基地局eNB2)が、自局の負荷レベルを示す負荷情報を送信するステップと、第2の無線基地局(無線基地局eNB1)が、前記負荷情報を受信するステップと、前記第2の無線基地局が、前記受信するステップで受信した前記負荷情報によって示される前記第1の無線基地局の負荷レベルと自局の負荷レベルとの比較の結果に応じて、カバレッジを定める基地局パラメータを調整するステップとを有する基地局パラメータ調整方法であって、前記第1の無線基地局及び/又は前記第2の無線基地局に接続する無線端末の数に応じて、前記比較の対象となる前記第1の無線基地局の負荷レベル及び前記第2の無線基地局の負荷レベルの少なくとも一方を補正するステップをさらに有することを要旨とする。
本発明によれば、無線基地局間で負荷を平準化しつつ、無線端末間の不公平も緩和できる無線通信システム、無線基地局、及び基地局パラメータ調整方法を提供できる。
本発明の第1実施形態〜第3実施形態に係る無線通信システムの構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る無線基地局の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る無線通信システムの動作を示す動作シーケンス図である。 本発明の第2実施形態に係る無線基地局の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る無線通信システムの動作を示す動作シーケンス図である。 本発明の第3実施形態に係る無線通信システムの動作を示す動作シーケンス図である。
図面を参照して、本発明の第1実施形態〜第3実施形態、及びその他の実施形態を説明する。以下の各実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(1)第1実施形態
第1実施形態においては、(1.1)無線通信システムの構成、(1.2)無線基地局の構成、(1.3)無線通信システムの動作、(1.4)作用・効果の順で説明する。
(1.1)無線通信システムの構成
図1は、第1実施形態に係る無線通信システム1の構成を示す図である。無線通信システム1は、LTE規格に基づいて構成される。
図1に示すように、複数の無線基地局eNB(無線基地局eNB1〜eNB3)はE−UTRAN(Evolved-UMTS Terrestrial Radio Access Network)を構成する。複数の無線基地局eNBのそれぞれは、無線端末UEにサービスを提供すべき通信エリアであるセルを形成する。
相互に隣接する各無線基地局eNBは、基地局間通信を提供する論理的な通信路であるX2インターフェースを介して通信可能である。複数の無線基地局eNBのそれぞれは、S1インターフェースを介して、EPC(Evolved Packet Core)、具体的には、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving Gateway)と通信可能である。
無線端末UEは、ユーザが所持する無線通信装置であり、ユーザ装置とも称される。複数の無線端末UE1は、無線基地局eNB1が形成するセル内で無線基地局eNB1に接続する。複数の無線端末UE2は、無線基地局eNB2が形成するセル内で無線基地局eNB2に接続する。複数の無線端末UE3は、無線基地局eNB3が形成するセル内で無線基地局eNB3に接続する。
無線端末UEは、無線基地局eNBから受信する無線信号の品質(すなわち、無線品質)を測定し、無線品質の測定結果に係る報告(メジャメントレポート)を接続先の無線基地局eNBに送信する。ここで無線品質とは、例えば参照信号の受信電力(RSRP)である。メジャメントレポートは、無線基地局eNBが設定したイベントをトリガとして無線端末UEから無線基地局eNBに送信されてもよく、無線端末UEから無線基地局eNBに定期的に送信されてもよい。
無線端末UEの接続先の無線基地局eNBは、無線端末UEから受信するメジャメントレポートに基づいて、無線端末UEの接続先を切り換えるハンドオーバ制御を行う。無線端末UEが複数の無線基地局eNBからの参照信号を受信する場合、メジャメントレポートは、複数の無線基地局eNBに対応する複数のRSRPを含んでもよい。無線端末UEの接続先の無線基地局eNBは、メジャメントレポートに基づいて、例えば複数の無線基地局eNBのうちRSRPが最も高いものを無線端末UEの接続先とするよう制御する。
無線通信システム1は、上述したMLBをサポートする。第1実施形態では、各無線基地局eNBは、無線基地局eNB間で送受信される負荷情報に基づいて、カバレッジを定める基地局パラメータとしてのハンドオーバパラメータを調整する。例えば、無線基地局eNB1の負荷が無線基地局eNB2(又はeNB3)の負荷よりも高い場合に、ハンドオーバパラメータを調整することで、無線基地局eNB1のカバレッジを縮小するとともに、無線基地局eNB2(又はeNB3)のカバレッジを拡大する。
このようなハンドオーバパラメータは、第1実施形態では、無線端末UEが測定したRSRPを補正するためのオフセット値である。例えば、無線端末UE1が無線基地局eNB1及び無線基地局eNB2のそれぞれから無線信号を受信可能な場合において、無線基地局eNB1に対応するRSRP(以下、RSRP1)と、無線基地局eNB2に対応するRSRP(以下、RSRP2)とを比較する前に、RSRP1を高く補正するためのオフセット値をRSRP1に加える。こうすることで、オフセット後のRSRP1がRSRP2を上回る可能性が高まる。よって、無線基地局eNB1が優先的に接続先(ハンドオーバ先)として選択されるようになり、無線基地局eNB1のカバレッジを拡大できる。なお、不要なハンドオーバを避けるために、オフセット値は、無線基地局eNBの対で1つの値を取り、対をなす各無線基地局eNBで共有する。
以下においては、無線基地局eNB1と無線基地局eNB2との間でハンドオーバパラメータを調整するケースを主として説明する。
(1.2)無線基地局eNB1の構成
次に、第1実施形態に係る無線基地局eNB1の構成を説明する。図2は、第1実施形態に係る無線基地局eNB1の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、無線基地局eNB1は、アンテナ部101、無線通信部110、制御部120、記憶部130、及びネットワーク通信部140を有する。
アンテナ部101は、無線信号の送受信に用いられる。無線通信部110は、例えば無線周波数(RF)回路やベースバンド(BB)回路等を用いて構成され、アンテナ部101を介して無線端末UE1と無線信号の送受信を行う。また、無線通信部110は、送信信号の変調・符号化と受信信号の復調・復号とを行う。
制御部120は、例えばCPUを用いて構成され、無線基地局eNB1が備える各種の機能を制御する。記憶部130は、例えばメモリを用いて構成され、無線基地局eNB1の制御等に用いられる各種の情報を記憶する。ネットワーク通信部140は、X2インタフェースを使用した基地局間通信と、S1インタフェースを使用した通信とを行う。
制御部120は、メッセージ生成部121、負荷レベル測定部122、接続端末数検出部123、負荷レベル補正部124、負荷レベル比較部125、及びパラメータ調整部126を有する。
メッセージ生成部121は、負荷情報の送信を要求するためのResource Status Requestメッセージと、ハンドオーバパラメータの変更を要求するためのMobility Change Requestメッセージとを生成する。Resource Status Requestメッセージ及びMobility Change Requestメッセージは、ネットワーク通信部140によって、無線基地局eNB1に隣接する無線基地局eNB2に送信される。
Resource Status Requestメッセージは、送信を要求する負荷情報の分類を示す情報であるReport Characteristicsと、負荷情報の送信周期を示す情報とを含む。ここで負荷情報の分類とは、次の(a)〜(d)である。(a)時間周波数リソースの割り当て単位であるPRB(Physical Resource Block)の使用数、(b)無線基地局とコアネットワークとの間のバックホールの負荷、(c)無線基地局のハードウェア負荷、(d)無線基地局の相対的な通信容量を示す指標である容量クラスとその中で利用可能な通信容量の割合。
Resource Status Requestメッセージを受信した無線基地局eNB2は、後述するように、肯定応答であるResource Status Responseメッセージ又は否定応答であるResource Status Failureメッセージを送信する。無線基地局eNB2は、Resource Status Requestメッセージを許容する場合には、Resource Status Requestメッセージに含まれる送信周期で、負荷情報を含むResource Status Updateメッセージを送信する。この際、無線基地局eNB2は、Resource Status Requestメッセージに含まれるReport Characteristicsに対応する分類の負荷情報を送信する。ネットワーク通信部140は、無線基地局eNB2からのResource Status Responseメッセージを周期的に受信する。
負荷レベル測定部122は、自局(すなわち無線基地局eNB1)の負荷レベルを測定する。負荷レベル測定部122は、上述したReport Characteristicsで指定した分類についての負荷レベルのみを測定してもよい。
接続端末数検出部123は、自局に接続している無線端末UE1の数を検出する。例えば、接続端末数検出部123は、無線基地局eNB1に設けられた、無線端末UE1に対する無線リソース(PRB)の割り当て及び解放を行うスケジューラ(不図示)からの情報により、自局に接続している無線端末UE1の数を検出できる。
負荷レベル補正部124は、接続端末数検出部123によって検出された無線端末UE1の数に応じて、ネットワーク通信部140が受信した負荷情報によって示される無線基地局eNB2の負荷レベル、及び/又は、負荷レベル測定部122によって測定された自局(無線基地局eNB1)の負荷レベルを補正する。
具体的には、負荷レベル補正部124は、自局に接続する無線端末UE1の数が少ないほど、自局の負荷レベルを低くするように補正する。あるいは、負荷レベル補正部124は、自局に接続する無線端末UE1の数が少ないほど、無線基地局eNB2の負荷レベルを高くするように補正する。
また、負荷レベル補正部124は、自局に接続する無線端末UE1の数が多いほど、自局の負荷レベルを高くするように補正する。あるいは、負荷レベル補正部124は、自局に接続する無線端末UE1の数が多いほど、無線基地局eNB2の負荷レベルを高くするように補正する。
以下においては、負荷レベル補正部124が、負荷レベル測定部122によって測定された自局の負荷レベルを補正するケースについて説明する。
例えば、接続端末数の区分毎の補正値が予め記憶部130に記憶されており、負荷レベル補正部124は、接続端末数検出部123によって検出された無線端末UE1の数に対応する補正値を記憶部130から読み出し、読み出した補正値を、負荷レベル測定部122によって測定された自局の負荷レベルに加算することで補正を行う。無線基地局eNB2の負荷レベルを補正するケースについても、同様の補正方法が適用できる。
あるいは、接続端末数を代入可能な補正値算出式が記憶部130に記憶されており、負荷レベル補正部124は、接続端末数検出部123によって検出された無線端末UE1の数を当該補正値算出式に代入し、当該補正値算出式から算出される補正値を、負荷レベル測定部122によって測定された自局の負荷レベルに加算することで補正を行う。無線基地局eNB2の負荷レベルを補正するケースについても、同様の補正方法が適用できる。
負荷レベル比較部125は、負荷レベル補正部124による補正後における、自局の負荷レベルと無線基地局eNB2の負荷レベルとを比較する。負荷レベル測定部122によって測定された自局の負荷レベルが補正されるため、負荷レベル比較部125は、補正後の自局の負荷レベルと、ネットワーク通信部140が受信した負荷情報によって示される無線基地局eNB2の負荷レベルとを比較する。負荷レベル比較部125は、Resource Status Updateメッセージをネットワーク通信部140が受信する毎に比較を行う。
パラメータ調整部126は、負荷レベル比較部125による比較の結果に応じてハンドオーバパラメータを調整する。
具体的には、パラメータ調整部126は、補正後における自局の負荷レベルが無線基地局eNB2の負荷レベルよりも低い場合に、自局のカバレッジを拡大するようハンドオーバパラメータを調整する。例えば、自局に対応するRSRPに加算されるオフセット値を大きくする、あるいは、無線基地局eNB2に対応するRSRPに加算されるオフセット値を小さくすることで、自局のカバレッジを擬似的に拡大することができる。
また、パラメータ調整部126は、補正後における自局の負荷レベルが無線基地局eNB2の負荷レベルよりも高い場合に、自局のカバレッジを縮小するようハンドオーバパラメータを調整する。例えば、自局に対応するRSRPに加算されるオフセット値を小さくする、あるいは、無線基地局eNB2に対応するRSRPに加算されるオフセット値を大きくすることで、自局のカバレッジを擬似的に縮小することができる。
ただし、ハンドオーバパラメータを調整するためには、無線基地局eNB2からの許可が得られていることが必要である。そのため、Mobility Change Requestメッセージにより調整後のハンドオーバパラメータを通知し、当該調整後のハンドオーバパラメータが許容されることが確認できた場合にハンドオーバパラメータを調整する。
(1.3)無線通信システムの動作
以下において、第1実施形態に係る無線通信システム1の動作を説明する。図3は、第1実施形態に係る無線通信システム1の動作を示す動作シーケンス図である。
ステップS101において、無線基地局eNB1のメッセージ生成部121はResource Status Requestメッセージを生成し、ネットワーク通信部140は当該Resource Status Requestメッセージを無線基地局eNB2に送信する。無線基地局eNB2は、Resource Status Requestメッセージを受信する。
ステップS102において、無線基地局eNB2は、Resource Status Requestメッセージを許容する場合に、Resource Status Responseメッセージを無線基地局eNB1に送信する。無線基地局eNB1のネットワーク通信部140は、Resource Status Responseメッセージを受信する。
ステップS103において、無線基地局eNB2は、Resource Status Requestメッセージに含まれるReport Characteristicsに対応する分類の負荷レベルを測定する。なお、ステップS103の処理は、ステップS101及びステップS102の間に行われてもよい。
ステップS104において、無線基地局eNB2は、測定した負荷レベルを示す負荷情報を含むResource Status Updateメッセージを無線基地局eNB1に送信する。無線基地局eNB1のネットワーク通信部140は、Resource Status Updateメッセージを受信する。
ステップS105において、無線基地局eNB1の負荷レベル測定部122は、自局の負荷レベルを測定する。
ステップS106において、無線基地局eNB1の接続端末数検出部123は、自局に接続している無線端末UE1の数を検出する。なお、ステップS106の処理はステップS105の前であってもよい。
ステップS107において、無線基地局eNB1の負荷レベル補正部124は、接続端末数検出部123によって検出された無線端末UE1の数に応じて、負荷レベル測定部122によって測定された自局の負荷レベルを補正する。
なお、ステップS105〜S107の処理は、ステップS104の前に行われてもよい。
ステップS108において、無線基地局eNB1の負荷レベル比較部125は、負荷レベル補正部124による補正後の自局の負荷レベルと、ネットワーク通信部140が受信した負荷情報によって示される無線基地局eNB2の負荷レベルとを比較する。補正後の無線基地局eNB1の負荷レベルが無線基地局eNB2の負荷レベルと等しい場合(ステップS108;NO)、ハンドオーバパラメータが最適化された状態であるため、その時点でのハンドオーバパラメータの調整が省略され、処理がステップS103に戻る。
補正後の無線基地局eNB1の負荷レベルと無線基地局eNB2の負荷レベルとが異なる場合(ステップS108;YES)、ステップS109において、無線基地局eNB1のパラメータ調整部109は、調整後のハンドオーバパラメータを決定する。パラメータ調整部125は、補正後の無線基地局eNB1の負荷レベルが無線基地局eNB2の負荷レベルよりも低い場合に、無線基地局eNB1のカバレッジを拡大するように調整後のハンドオーバパラメータを決定する。また、パラメータ調整部125は、補正後の無線基地局eNB1の負荷レベルが無線基地局eNB2の負荷レベルよりも高い場合に、無線基地局eNB1のカバレッジを縮小するように調整後のハンドオーバパラメータを決定する。
ステップS110において、メッセージ生成部121は、調整後のハンドオーバパラメータを含むMobility Change Requestメッセージを生成し、ネットワーク通信部140は当該Mobility Change Requestメッセージを無線基地局eNB2に送信する。無線基地局eNB2は、Mobility Change Requestメッセージを受信する。
ステップS111において、無線基地局eNB2は、Mobility Change Requestメッセージを許容する場合に、Mobility Change Acknowledgeメッセージを無線基地局eNB1に送信する。
ステップS112及びS113において、無線基地局eNB1及び無線基地局eNB2は、調整後のハンドオーバパラメータを設定する。
(1.4)作用・効果
以上説明したように、無線基地局eNB1は、自局に接続する無線端末UE1の数に応じて、測定した自局の負荷レベルを補正し、補正後の自局の負荷レベルと無線基地局eNB2の負荷レベルとの比較によりハンドオーバパラメータを調整する。これにより、無線基地局間で負荷を平準化しつつ、無線端末間の不公平も緩和できる。
第1実施形態では、無線基地局eNB1は、自局に接続する無線端末UE1の数が少ないほど、無線基地局eNB2の負荷レベルに対して自局の負荷レベルを低くするよう補正する。これにより、少数の無線端末UE1が無線基地局eNB1の無線リソースを占有しているような場合に、無線基地局eNB1の負荷が相対的に高いとみなされる可能性が低下し、無線基地局eNB1のカバレッジを縮小するようハンドオーバパラメータが調整されることを制限できる。その結果、ハンドオーバパラメータの調整による、無線基地局eNB2への無線端末UE1のハンドオーバが制限され、無線端末UE1及び無線端末UE2間の不公平を緩和できる。
第1実施形態では、無線基地局eNB1は、自局に接続する無線端末の数が多いほど、無線基地局eNB2の負荷レベルに対して自局の負荷レベルを高くするよう補正する。これにより、多数の無線端末UE1が無線基地局eNB1に接続している場合に、無線基地局eNB1の負荷が相対的に低いとみなされる可能性が低下し、無線基地局eNB1のカバレッジを拡大するようハンドオーバパラメータが調整されることを制限できる。その結果、ハンドオーバパラメータの調整による、無線基地局eNB1への無線端末UE2のハンドオーバが制限され、無線端末UE1及び無線端末UE2間の不公平を緩和できる。
(2)第2実施形態
以下において、本発明の第2実施形態について、第1実施形態と異なる点を主として説明する。第1実施形態においては、負荷情報の受信側である無線基地局eNB1で補正を行っていたが、第2実施形態においては、無線基地局eNB1の代わりに、負荷情報の送信側である無線基地局eNB2で補正を行う。
(2.1)無線基地局eNB2の構成
次に、第2実施形態に係る無線基地局eNB2の構成を説明する。図4は、無線基地局eNB2の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、無線基地局eNB2は、アンテナ部201、無線通信部210、制御部220、記憶部230、及びネットワーク通信部240を有する。
アンテナ部201は、無線信号の送受信に用いられる。無線通信部210は、例えば無線周波数(RF)回路やベースバンド(BB)回路等を用いて構成され、アンテナ部201を介して無線端末UE2と無線信号の送受信を行う。また、無線通信部210は、送信信号の変調・符号化と受信信号の復調・復号とを行う。
制御部220は、例えばCPUを用いて構成され、無線基地局eNB2が備える各種の機能を制御する。記憶部230は、例えばメモリを用いて構成され、無線基地局eNB2の制御等に用いられる各種の情報を記憶する。ネットワーク通信部240は、X2インタフェースを使用した基地局間通信と、S1インタフェースを使用した通信とを行う。
制御部220は、メッセージ生成部221、負荷レベル測定部222、接続端末数検出部223、負荷レベル補正部224、及びパラメータ設定部226を有する。
メッセージ生成部221は、Resource Status Requestメッセージに対する応答であるResource Status Responseメッセージ又はResource Status Failureメッセージと、負荷情報を含むResource Status Updateメッセージと、Mobility Change Requestメッセージに対する応答であるMobility Change Acknowledgeメッセージ又はMobility Change Failureメッセージとを生成する。
負荷レベル測定部222は、自局(すなわち無線基地局eNB2)の負荷レベルを測定する。負荷レベル測定部222は、上述したReport Characteristicsで指定された分類についての負荷レベルのみを測定してもよい。
接続端末数検出部223は、自局に接続している無線端末UE2の数を検出する。例えば、接続端末数検出部223は、無線基地局eNB2に設けられた、無線端末UE2に対する無線リソース(PRB)の割り当て及び解放を行うスケジューラ(不図示)からの情報により、自局に接続している無線端末UE2の数を検出できる。
負荷レベル補正部224は、接続端末数検出部223によって検出された無線端末UE2の数に応じて、負荷レベル測定部222によって測定された自局(無線基地局eNB2)の負荷レベルを補正する。具体的には、負荷レベル補正部224は、自局に接続する無線端末UE2の数が少ないほど、負荷レベル測定部222によって測定された自局(無線基地局eNB2)の負荷レベルを小さくするように補正する。また、負荷レベル補正部224は、自局に接続する無線端末UE2の数が多いほど、負荷レベル測定部222によって測定された自局(無線基地局eNB2)の負荷レベルを大きくするように補正する。
例えば、接続端末数の区分毎の補正値が予め記憶部230に記憶されており、負荷レベル補正部224は、接続端末数検出部223によって検出された無線端末UE2の数に対応する補正値を記憶部230から読み出し、読み出した補正値を、負荷レベル測定部222によって測定された自局の負荷レベルに加算することで補正を行う。あるいは、接続端末数を代入可能な補正値算出式が記憶部230に記憶されており、負荷レベル補正部224は、接続端末数検出部223によって検出された無線端末UE2の数を当該補正値算出式に代入し、当該補正値算出式から算出される補正値を、負荷レベル測定部222によって測定された自局の負荷レベルに加算することで補正を行う。
そして、メッセージ生成部221は、負荷レベル補正部224による補正後の自局の負荷レベルを示す負荷情報を含むResource Status Updateメッセージを生成する。ネットワーク通信部240は、当該Resource Status Updateメッセージを無線基地局eNB1に送信する。
パラメータ設定部226は、無線基地局eNB1から通知される調整後のハンドオーバパラメータを設定する。具体的には、パラメータ設定部226は、Mobility Change Requestメッセージに含まれる調整後のハンドオーバパラメータを許容する場合に、当該調整後のハンドオーバパラメータを記憶部230に記憶させる。
(2.2)無線通信システムの動作
以下において、第2実施形態に係る無線通信システム1の動作を説明する。図5は、第2実施形態に係る無線通信システム1の動作を示す動作シーケンス図である。なお、無線基地局eNB1の構成については図2に示す構成を参照するが、第2実施形態では、無線基地局eNB1は接続端末数検出部123及び負荷レベル補正部124を有していないものとする。
ステップS201において、無線基地局eNB1のメッセージ生成部121はResource Status Requestメッセージを生成し、ネットワーク通信部140は当該Resource Status Requestメッセージを無線基地局eNB2に送信する。無線基地局eNB2のネットワーク通信部240は、Resource Status Requestメッセージを受信する。
ステップS202において、無線基地局eNB2のメッセージ生成部221は、Resource Status Requestメッセージを許容する場合に、Resource Status Responseメッセージを生成する。無線基地局eNB2のネットワーク通信部240は、メッセージ生成部221によって生成されたResource Status Responseメッセージを無線基地局eNB1に送信する。無線基地局eNB1のネットワーク通信部140は、Resource Status Responseメッセージを受信する。
ステップS203において、無線基地局eNB2の負荷レベル測定部222は、Resource Status Requestメッセージに含まれるReport Characteristicsに対応する分類の負荷レベルを測定する。
ステップS204において、無線基地局eNB2の接続端末数検出部223は、自局に接続している無線端末UE2の数を検出する。
ステップS205において、無線基地局eNB2の負荷レベル補正部224は、接続端末数検出部223によって検出された無線端末UE2の数に応じて、負荷レベル測定部222によって測定された自局の負荷レベルを補正する。
ステップS206において、無線基地局eNB2のメッセージ生成部221は、補正後の自局の負荷レベルを示す負荷情報を含むResource Status Updateメッセージを生成する。無線基地局eNB2のネットワーク通信部240は、メッセージ生成部221によって生成されたResource Status Updateメッセージを無線基地局eNB1に送信する。無線基地局eNB1のネットワーク通信部140は、Resource Status Updateメッセージを受信する。
ステップS207において、無線基地局eNB1の負荷レベル測定部122は、自局の負荷レベルを測定する。
ステップS208において、無線基地局eNB1の負荷レベル比較部125は、負荷レベル測定部122によって測定された自局の負荷レベルと、ネットワーク通信部140が受信した負荷情報によって示される無線基地局eNB2の負荷レベル(すなわち、補正後の無線基地局eNB2の負荷レベル)とを比較する。無線基地局eNB1の負荷レベルが補正後の無線基地局eNB2の負荷レベルと等しい場合(ステップS208;NO)、ハンドオーバパラメータが最適化された状態であるため、その時点でのハンドオーバパラメータの調整が省略され、処理がステップS203に戻る。
無線基地局eNB1の負荷レベルと補正後の無線基地局eNB2の負荷レベルとが異なる場合(ステップS208;YES)、ステップS209において、無線基地局eNB1のパラメータ調整部109は、調整後のハンドオーバパラメータを決定する。パラメータ調整部125は、無線基地局eNB1の負荷レベルが補正後の無線基地局eNB2の負荷レベルよりも低い場合に、無線基地局eNB1のカバレッジを拡大するように調整後のハンドオーバパラメータを決定する。また、パラメータ調整部125は、無線基地局eNB1の負荷レベルが補正後の無線基地局eNB2の負荷レベルよりも高い場合に、無線基地局eNB1のカバレッジを縮小するように調整後のハンドオーバパラメータを決定する。
ステップS210において、無線基地局eNB1のメッセージ生成部121は、調整後のハンドオーバパラメータを含むMobility Change Requestメッセージを生成し、ネットワーク通信部140は当該Mobility Change Requestメッセージを無線基地局eNB2に送信する。無線基地局eNB2のネットワーク通信部240は、Mobility Change Requestメッセージを受信する。
ステップS211において、無線基地局eNB2のメッセージ生成部221は、Mobility Change Requestメッセージを許容する場合に、Mobility Change Acknowledgeメッセージを生成する。無線基地局eNB2のネットワーク通信部240は、当該Mobility Change Acknowledgeメッセージを無線基地局eNB1に送信する。無線基地局eNB1のネットワーク通信部140は、Mobility Change Acknowledgeメッセージを受信する。
ステップS212において、無線基地局eNB1のパラメータ調整部126は、調整後のハンドオーバパラメータを自局に設定する。
ステップS213において、無線基地局eNB2のパラメータ設定部225は、調整後のハンドオーバパラメータを自局に設定する。
(2.3)作用・効果
以上説明したように、無線基地局eNB2は、自局に接続する無線端末UE2の数に応じて、測定した自局の負荷レベルを補正し、補正後の自局の負荷レベルを示す負荷情報を含むResource Status Updateメッセージを無線基地局eNB1に送信する。これにより、無線基地局間で負荷を平準化しつつ、無線端末間の不公平も緩和できる。
第2実施形態では、無線基地局eNB2は、自局に接続する無線端末UE2の数が少ないほど、測定された自局の負荷レベルを低くするよう補正する。これにより、少数の無線端末UE2が無線基地局eNB2の無線リソースを占有しているような場合に、無線基地局eNB2の負荷が相対的に高いとみなされる可能性を低下させることができるため、無線端末UE1及び無線端末UE2間の不公平を緩和できる。
第2実施形態では、無線基地局eNB2は、自局に接続する無線端末の数が多いほど、測定された自局の負荷レベルを高くするよう補正する。これにより、多数の無線端末UE2が無線基地局eNB2に接続している場合に、無線基地局eNB2の負荷が相対的に低いとみなされる可能性を低下させることができるため、無線端末UE1及び無線端末UE2間の不公平を緩和できる。
(3)第3実施形態
以下において、本発明の第3実施形態について、第1実施形態及び第2実施形態と異なる点を主として説明する。第1実施形態においては、負荷情報の受信側である無線基地局eNB1で補正を行っており、第2実施形態においては、無線基地局eNB1の代わりに、負荷情報の送信側である無線基地局eNB2で補正を行っていた。第3実施形態においては、無線基地局eNB1及び無線基地局eNB2のそれぞれで補正を行う形態を説明する。
図6は、第3実施形態に係る無線通信システム1の動作を示す動作シーケンス図である。無線基地局eNB1の構成については図2に示す構成を参照し、無線基地局eNB2の構成については図4に示す構成を参照する。
ステップS301〜S306の各処理は、第2実施形態で説明したステップS201〜S206の各処理と同様である。
ステップS307において、無線基地局eNB1の負荷レベル測定部122は、自局の負荷レベルを測定する。
ステップS308において、無線基地局eNB1の接続端末数検出部123は、自局に接続している無線端末UE1の数を検出する。
ステップS309において、無線基地局eNB1の負荷レベル補正部124は、接続端末数検出部123によって検出された無線端末UE1の数に応じて、負荷レベル測定部122によって測定された自局の負荷レベルを補正する。
ステップS310において、無線基地局eNB1の負荷レベル比較部125は、負荷レベル補正部124による補正後の自局の負荷レベルと、ネットワーク通信部140が受信した負荷情報によって示される無線基地局eNB2の負荷レベル(すなわち、補正後の無線基地局eNB2の負荷レベル)とを比較する。補正後の無線基地局eNB1の負荷レベルが補正後の無線基地局eNB2の負荷レベルと等しい場合(ステップS310;NO)、ハンドオーバパラメータが最適化された状態であるため、その時点でのハンドオーバパラメータの調整が省略され、処理がステップS303に戻る。
補正後の無線基地局eNB1の負荷レベルと補正後の無線基地局eNB2の負荷レベルとが異なる場合(ステップS310;YES)、ステップS311において、無線基地局eNB1のパラメータ調整部109は、調整後のハンドオーバパラメータを決定する。パラメータ調整部125は、補正後の無線基地局eNB1の負荷レベルが補正後の無線基地局eNB2の負荷レベルよりも低い場合に、無線基地局eNB1のカバレッジを拡大するように調整後のハンドオーバパラメータを決定する。また、パラメータ調整部125は、補正後の無線基地局eNB1の負荷レベルが補正後の無線基地局eNB2の負荷レベルよりも高い場合に、無線基地局eNB1のカバレッジを縮小するように調整後のハンドオーバパラメータを決定する。
ステップS312〜S315の各処理は、第2実施形態で説明したステップS210〜S213の各処理と同様である。
このように、第3実施形態によれば、無線基地局eNB1及び無線基地局eNB2のそれぞれの接続端末数を考慮しつつ、無線基地局eNB1及び無線基地局eNB2での負荷平準化を図ることができ、無線端末UE1及び無線端末UE2間の不公平をさらに緩和できる。
(4)その他の実施形態
上記のように、本発明は各実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した実施形態では、ハンドオーバパラメータとしてオフセット値を説明したが、オフセット値に限らず、RSRPと比較されるハンドオーバ閾値を調整してもよい。また、ハンドオーバパラメータを調整することに限らず、他の基地局パラメータ(例えば、アンテナチルト角あるいは送信電力)を調整することによってカバレッジを物理的に変更することも可能である。
上述した実施形態では、LTE(3GPP Release 8又は9)に基づく無線通信システムについて説明したが、LTEを高度化したLTE Advanced(3GPP Release 10)では、送信電力の異なる複数種類の無線基地局が混在するヘテロジーニアスネットワークの提供が予定されており、当該ヘテロジーニアスネットワークに本発明を適用してもよい。また、LTE Advancedでは、バックホールを無線により構成する無線基地局であるリレーノードの提供が予定されており、当該リレーノードを本発明に係る無線基地局としてもよい。
さらに、上述した実施形態では、LTEシステムについて説明したが、モバイルWiMAX(IEEE 802.16e)に基づく無線通信システム等、他の無線通信システムに対して本発明を適用してもよい。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
UE…無線端末、eNB…無線基地局、101…アンテナ部、109…パラメータ調整部、110…無線通信部、120…制御部、121…メッセージ生成部、122…負荷レベル測定部、123…接続端末数検出部、124…負荷レベル補正部、125…負荷レベル比較部、126…パラメータ調整部、130…記憶部、140…ネットワーク通信部

Claims (11)

  1. 自局の負荷レベルを示す負荷情報を送信する第1の無線基地局と、
    前記負荷情報を受信し、受信した前記負荷情報によって示される前記第1の無線基地局の負荷レベルと自局の負荷レベルとの比較の結果に応じて、カバレッジを定める基地局パラメータを調整する第2の無線基地局と、
    前記第1の無線基地局及び/又は前記第2の無線基地局に接続する無線端末の数に応じて、前記比較の対象となる前記第1の無線基地局の負荷レベル及び前記第2の無線基地局の負荷レベルの少なくとも一方を補正するよう制御する制御部と
    を備える無線通信システム。
  2. 前記制御部は、前記第1の無線基地局及び前記第2の無線基地局の少なくとも一方に設けられる請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 他の無線基地局の負荷レベルを示す負荷情報を受信する受信部と、
    前記負荷情報によって示される前記他の無線基地局の負荷レベルと自局の負荷レベルとの比較の結果に応じて、カバレッジを定める基地局パラメータを調整するよう制御する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、自局に接続する無線端末の数に応じて、前記比較の対象となる前記他の無線基地局の負荷レベル及び自局の負荷レベルの少なくとも一方を補正する無線基地局。
  4. 前記制御部は、自局に接続する無線端末の数が少ないほど、前記他の無線基地局の負荷レベルに対して自局の負荷レベルを低くするよう補正する請求項3に記載の無線基地局。
  5. 前記制御部は、自局に接続する無線端末の数が多いほど、前記他の無線基地局の負荷レベルに対して自局の負荷レベルを高くするよう補正する請求項3又は4に記載の無線基地局。
  6. 前記制御部は、補正後における、自局の負荷レベルが前記他の無線基地局の負荷レベルよりも低い場合に、自局のカバレッジを拡大するよう前記基地局パラメータを調整する請求項3〜5の何れか一項に記載の無線基地局。
  7. 前記制御部は、補正後における、自局の負荷レベルが前記他の無線基地局の負荷レベルよりも高い場合に、自局のカバレッジを縮小するよう前記基地局パラメータを調整する請求項3〜6の何れか一項に記載の無線基地局。
  8. 無線基地局間で送受信される負荷情報に基づいて、カバレッジを定める基地局パラメータを自立的に調整可能な無線通信システムで用いられる無線基地局であって、
    自局の負荷レベルを示す負荷情報を送信する送信部と、
    自局に接続する無線端末の数に応じて、前記負荷情報によって示される自局の負荷レベルを補正するよう制御する制御部と
    を備える無線基地局。
  9. 前記制御部は、自局に接続する無線端末の数が少ないほど、前記負荷情報によって示される自局の負荷レベルを低くするよう補正する請求項8に記載の無線基地局。
  10. 前記制御部は、自局に接続する無線端末の数が多いほど、前記負荷情報によって示される自局の負荷レベルを高くするよう補正する請求項8又は9に記載の無線基地局。
  11. 第1の無線基地局が、自局の負荷レベルを示す負荷情報を送信するステップと、
    第2の無線基地局が、前記負荷情報を受信するステップと、
    前記第2の無線基地局が、前記受信するステップで受信した前記負荷情報によって示される前記第1の無線基地局の負荷レベルと自局の負荷レベルとの比較の結果に応じて、カバレッジを定める基地局パラメータを調整するステップと
    を有する基地局パラメータ調整方法であって、
    前記第1の無線基地局及び/又は前記第2の無線基地局に接続する無線端末の数に応じて、前記比較の対象となる前記第1の無線基地局の負荷レベル及び前記第2の無線基地局の負荷レベルの少なくとも一方を補正するステップをさらに有する基地局パラメータ調整方法。
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