JP2011250184A - 基地局及び基地局の通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動局に適切な参照信号を送信させ適切なAAS制御を実現する。
【解決手段】本発明に係る基地局1は、時分割複信を採用して移動局と無線通信を行う、複数のアンテナを有する基地局1であって、前記移動局に無線通信チャネルを割り当てる割当部50と、前記割当部において、ダウンリンク通信用の下り無線通信チャネルと同一周波数帯のアップリンク通信用の上り無線通信チャネルが前記移動局に割り当てられていない場合、前記移動局に、前記下り無線通信チャネルと同一周波数帯の上り無線通信チャネルの参照信号領域を用いた参照信号送信を要求する要求部70と、前記参照信号を受信し、当該参照情報に基づき前記下り無線通信チャネルで無線信号を送信する際のウェイトを算出する算出部21と、を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、基地局及び基地局の通信方法に関する。
近年、移動体通信方式の標準化団体である3GPPにおいて、LTE(Long Term Evolution)に関する検討が進められている。特に、TDD(Time Division Duplex:時分割複信)方式を採用するLTEでは、AAS(Adaptive Antenna System)の導入が検討されている。AASは、複数のアンテナ素子からなるアレイアンテナにおいて、各アンテナ素子の重み付けを伝搬環境に応じてアダプティブ制御して、電波の指向性を変えるようにしたものである。AASに対応したアダプティブアレイ基地局は、移動局から送信される参照信号(Reference Signal)に基づいて計算したアンテナウェイトをダウンリンク送信時に利用することで、所望の移動局へのビームフォーミングやヌルステアリング等の適応制御を行う。
図4に示すように、TDD方式を採用するLTEの通信フレームは10個のサブフレームから構成される。各サブフレームは、移動局から基地局へのアップリンク通信用のULサブフレーム、基地局から移動局へのダウンリンク通信用のDLサブフレーム、及び、サブフレーム内にアップリンク通信用のUL領域とダウンリンク通信用のDL領域とが存在するSpecialサブフレームに分類される(例えば、非特許文献1参照)。
AASでは、ULサブフレーム及びDLサブフレームのペア(対応関係)を規定し、基地局と移動局との間の通信は、当該ペアを利用して行うことが好ましい。これは、基地局は、ULサブフレームにおいて移動局から送信される参照信号を受信すると、当該参照信号から適切な送信ウェイトを計算することができるため、より効率的にDLサブフレームでのダウンリンク通信を行うことができるためである。
図5は、ULサブフレーム及びDLサブフレームのペアの詳細を示す図である。ULサブフレームであるサブフレーム2とDLサブフレームであるサブフレーム4とはペアになっており、リソースブロック(無線通信チャネル)RB6が共通の移動局に割り当てられている。ULサブフレームであるサブフレーム2には、参照信号を送信するためのシンボルとして、DRS:Demodulation Reference SignalとSRS:Sounding Reference Signalとが存在する。DRSは移動局が基地局に送信するユーザデータと関連付けて送信される参照信号であり、SRSはユーザデータと関連付けることなく送信できる参照信号である。図5の場合、移動局にはULサブフレームであるサブフレーム2が割り当てられており、基地局に対するユーザデータの送信が行われるため、移動局はサブフレーム2のリソースブロックRB6のDRSを利用して基地局に参照信号を送信することができる。基地局は参照信号を受信すると、サブフレーム4のリソースブロックRB6について最適なアダプティブアレイ制御を行うことができる。
3GPP TR36.211(V8.7.0),"Physical Channels and Modulation", May 2009
従来のLTEでは、ULサブフレーム及びDLサブフレームのペアが共通の移動局に割り当てられている場合に限り、移動局は基地局にアダプティブアレイ用の参照信号を送信することができる。即ち、ULサブフレーム及びDLサブフレームのペアが共通の移動局に割り当てられていない場合には、移動局は基地局にアダプティブアレイ用の参照信号を送信することができない。
図6は、従来のLTEにおける参照信号の送信の一例を示す図である。図6において、ULサブフレームであるサブフレーム2と、DLサブフレームであるサブフレーム4とがペアとなっている。ここで、サブフレーム4ではリソースブロックRB1〜50が移動局Aに対して割り当てられているが、サブフレーム2ではリソースブロックRB25のみしか移動局Aに対して割り当てられていない。この場合、移動局Aが基地局に送信できる参照信号はリソースブロックRB25に関するもののみであり、他のリソースブロック(RB1〜24、26〜50)については参照信号を送信することが出来ない。このため、基地局は、サブフレーム4のリソースブロックRB1〜24及び26〜50において移動局Aに対する適切な参照信号送信ウェイトを計算することができず、AASの送信効率が低下してしまう。特に、リソースブロックRB25から周波数的に離れているリソースブロックRB1〜3及びRB47〜50などにおいては、送信効率の大幅な低下は避けられない。
したがって、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、移動局に適切な参照信号を送信させることにより適切なAAS制御を実現可能な基地局及び基地局の通信方法を提供することにある。
上述した諸課題を解決すべく、第1の発明による基地局は、
時分割複信を採用して移動局と無線通信を行う、複数のアンテナを有する基地局であって、
前記移動局に無線通信チャネルを割り当てる割当部と、
前記割当部において、ダウンリンク通信用の下り無線通信チャネルと同一周波数帯のアップリンク通信用の上り無線通信チャネルが前記移動局に割り当てられていない場合、前記移動局に、前記下り無線通信チャネルと同一周波数帯の上り無線通信チャネルの参照信号領域を用いた参照信号送信を要求する要求部と、
前記参照信号を受信し、当該参照情報に基づき前記下り無線通信チャネルで無線信号を送信する際のウェイトを算出する算出部と、
を備えることを特徴とするものである。
また、第2の観点に係る発明は、第1の観点に係る基地局において、
前記割当部は、前記移動局への送信データのサイズが1つの下り無線通信チャネルで送信可能なデータサイズを超える場合、同一タイミングの複数の下り無線通信チャネルに前記送信データを割当てることを特徴とするものである。
また、第3の観点に係る発明は、第2の観点に係る基地局において、
通信フレームは、周波数方向に前記無線通信チャネルを複数含むとともに、当該通信フレームは、時間軸方向に、前記参照信号領域を有するアップリンク通信用の上りサブフレームと、ダウンリンク通信用の下りサブフレームとを含んでおり、
前記割当部は、前記上りサブフレームの前記上り無線通信チャネルと、前記下りサブフレームの前記下り無線通信チャネルとを前記移動局に割り当てることを特徴とするものである。
上述したように本発明の解決手段を装置として説明してきたが、本発明はこれらに実質的に相当する方法、プログラム、プログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
例えば、本発明を方法として実現させた第4の発明による基地局の通信方法は、
時分割複信を採用して移動局と無線通信を行う、複数のアンテナを有する基地局の通信方法であって、
前記移動局に無線通信チャネルを割り当てる割当ステップと、
ダウンリンク通信用の下り無線通信チャネルと同一周波数帯のアップリンク通信用の上り無線通信チャネルが前記移動局に割り当てられていない場合、前記移動局に、前記下り無線通信チャネルと同一周波数帯の上り無線通信チャネルの参照信号領域を用いた参照信号送信を要求する要求ステップと、
前記参照信号を受信し、当該参照情報に基づき前記下り無線通信チャネルで無線信号を送信する際のウェイトを算出する算出ステップと、
を有することを特徴とするものである。
また、第5の観点に係る発明は、第4の観点に係る通信方法において、
前記割当ステップにおいて、前記移動局への送信データのサイズが1つの下り無線通信チャネルで送信可能なデータサイズを超える場合、同一タイミングの複数の下り無線通信チャネルに前記送信データを割当てることを特徴とするものである。
本発明によれば、移動局に適切な参照信号を送信させることにより適切なAAS制御を実現することが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係る基地局の機能ブロック図である。 図2は、図1に示す基地局の動作フローチャートである。 図3は、本発明の一実施形態に係る参照信号の送信の一例を示す図である。 図4は、LTEにおける通信フレーム構成の一例を示す図である。 図5は、サブフレームのペアの詳細を示す図である。 図6は、従来のLTEにおける参照信号の送信の一例を示す図である。
以降、諸図面を参照しながら、本発明の実施態様を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る、TDD(時分割複信)方式のLTEを採用し、複数のアンテナを有する基地局である、アダプティブアレイ基地局1の概略構成を示す図である。アダプティブアレイ基地局1は、アレイアンテナANTと、無線通信部10と、ウェイト算出部21(算出部)及びウェイト付加部22を含むAAS処理部20と、ベースバンド処理部30と、スケジューラー40と、無線リソース割当部50(割当部)と、無線リソース割当判定部60と、RS(Reference Signal)要求作成部70(要求部)とを有する。無線通信部10と、AAS処理部20と、ベースバンド処理部30とは、LTE方式に好適なインタフェース機器/回路から構成され、スケジューラー40、無線リソース割当部50、無線リソース判定部60及びRS要求作成部70はCPU等の好適なプロセッサから構成されるものである。以下、各部の詳細について説明する。
無線通信部10は、受信系の処理として、アレイアンテナANTが受信した無線信号を搬送波の周波数からベースバンド周波数に変換し、生成した信号をウェイト算出部21に出力する。また、無線通信部10は、送信系の処理として、ウェイト付加部22からのベースバンド周波数の信号を搬送波の周波数へ変換し、アレイアンテナANTを通じて、アダプティブアレイ制御により移動局に送信する。
AAS処理部20において、受信系のウェイト算出部21は、無線通信部10から入力された信号に適応信号処理を行いベースバンド部30へ出力する。具体的には、ウェイト算出部21は、適応信号処理として、ULサブフレームを通じて移動局から送信される参照信号(Reference Signal)や他の既知情報を用いて、アレイアンテナANTのアンテナ素子毎に求まる位相情報などから、移動局に対して高い送信利得を得られるように、当該ULサブフレームとペアとなるDLサブフレームに対する送信ウェイト(アンテナ素子毎の位相/振幅の重み付け)を算出する。一方、送信系のウェイト付加部22は、ベースバンド部30から入力された信号に、ウェイト算出部21で得られた送信ウェイトを加え、当該信号を無線通信部10に出力する。
ベースバンド処理部30は、受信系の処理として、ウェイト算出部21から入力された信号を復調し、復調結果を移動局ごとに分離してスケジューラー40に出力する。また、ベースバンド処理部30は、送信系の処理として、無線リソース割当部50から入力された移動局への送信データや、RS要求作成部70から入力されたRS要求のシンボル列をウェイト付加部22に出力する。
スケジューラー40は、ベースバンド処理部30から入力される移動局毎の受信データから、リソースブロック(無線通信チャネル)を割り当てる移動局を設定する。具体的には、スケジューラー40は、移動局から報告されるリソースブロック毎の受信信号品質、チャネル状態情報(CQI)、又は送信すべきデータ量に応じて、リソースブロックを割り当てる移動局を設定する。
無線リソース割当部50は、スケジューラー40が設定した移動局に対して無線リソースを割り当てる。無線リソース割当部50は、移動局への送信データのサイズが1つの下りサブフレームの1つのリソースブロック(無線通信チャネル)で送信可能なデータサイズを超える場合、1つの下りサブフレームの複数のリソースブロックに送信データを割当てる。即ち、移動局への送信データのサイズが大きい場合、無線リソース割当部50は、極力1つの下りサブフレームにより移動局へのデータ送信が完了するように無線リソース割当を行う。
無線リソース割当判定部60は、無線リソース割当部50の割当結果を参照し、移動局に対してULサブフレームとDLサブフレームとのペアが割り当てられているかを判定する。ULサブフレームとDLサブフレームとのペアが割り当てられている場合、基地局1は移動局からアダプティブアレイ制御に必要な参照信号を受信することができるため、無線リソース割当判定部60は、RS要求作成部70に対し、RS要求の作成指示を送信しない。一方、ULサブフレームとDLサブフレームとのペアが割り当てられていない場合、基地局1は移動局からアダプティブアレイ制御に必要な参照信号を受信することができないため、無線リソース割当判定部60は、RS要求作成部70に対し、RS要求の作成指示を送信する。
RS要求作成部70は、無線リソース割当判定部60からRS要求の作成指示を受けると、移動局に対して参照信号の送信を要求するためのRS要求を作成し、ベースバンド処理部30に供給する。RS要求は、移動局に対して、ある周波数(リソースブロック)において、DLサブフレームのみが割り当てられており、ペアとなる(対応する、同一周波数の)ULサブフレームが割当てられていない場合に、当該ペアと成るULサブフレームのSRS等の参照信号領域を用いた参照信号の送信を移動局に要求するものである。図3は、RS要求を受けた移動局が送信する参照信号の一例を示す図である。図3において、サブフレーム4ではリソースブロックRB1〜50が移動局Aに対して割り当てられているが、サブフレーム2ではリソースブロックRB25のみしか移動局Aに対して割り当てられていない。即ち、リソースブロックRB1〜24及びRB26〜50においては、移動局AにDLサブフレームのみが割り当てられており、ペアとなるULサブフレームが割当てられていない。この場合、RS要求作成部70は、移動局Aに対して、ULサブフレームであるサブフレーム2のリソースブロックRB1〜24及びRB26〜50において、SRS(参照信号領域)を用いた参照信号の送信を要求するためのRS要求を作成する。SRSはユーザデータと関連付けて送る必要は無いため、移動局Aは、自身に割り当てられていないULサブフレームのリソースブロックにおいても、参照信号を送信することが出来る。移動局Aは基地局1からRS要求を受信すると、アップリンク通信用に割当てられているサブフレーム2のリソースブロックRB25と、RS要求によって指示されたサブフレーム2のリソースブロックRB1〜24及びRB26〜50において、SRS(参照信号領域)を用いた参照信号の送信を行う。基地局1は、この参照信号を受信すると、リソースブロックRB25だけではなく、リソースブロックRB1〜50の周波数帯において、移動局Aに対して適切なアダプティブアレイ制御を行うことができる。なお、RS要求作成部70は、RS要求を、移動局Aがアップリンク通信用に割当てられているサブフレーム2のリソースブロックRB25ではDRSで参照信号を送信し、リソースブロックRB1〜24及びRB26〜50ではSRSを用いて参照信号を送信するように作成しても良い。
図2は、図1に示す基地局1の動作フローチャートである。無線通信部10は、アレイアンテナANTを通じて移動局からの無線信号を受信すると、受信した無線信号を搬送波の周波数からベースバンド周波数に変換し、生成した信号をウェイト算出部21に出力する(ステップS101)。ウェイト算出部21は、移動局より送信される参照信号や他の既知情報を用いて、アレイアンテナANTのアンテナ素子毎に求まる位相情報などから、移動局に対して高い送信利得を得られるような送信ウェイトを算出する(ステップS102)。具体的には、ウェイト算出部21は、ULサブフレームを通じて移動局から送信される参照信号等に基づいて、移動局に対して高い送信利得を得られるように、当該ULサブフレームとペアとなるDLサブフレームに対する送信ウェイトを算出する。ベースバンド処理部30は、ウェイト算出部21から入力された信号を復調し、復調結果を移動局ごとに分離してスケジューラー40に出力する(ステップS103)。
スケジューラー40は、ベースバンド処理部30から入力される移動局毎の受信データから、リソースブロックを割り当てる移動局を設定する(ステップS104)。無線リソース割当部50は、スケジューラー40が設定した移動局に対して無線リソースを割り当てる(ステップS105)。無線リソース割当部50は、移動局への送信データのサイズが1つの下りサブフレームの1つのリソースブロックで送信可能なデータサイズを超える場合、1つの下りサブフレームの複数のリソースブロックに送信データを割当てる。
無線リソース割当判定部60は、無線リソース割当部50の割当結果を参照し、移動局に対してULサブフレームとDLサブフレームとのペアが割り当てられているかを判定する(ステップS106)。ULサブフレームとDLサブフレームとのペアが割り当てられている場合、基地局1は移動局からアダプティブアレイ制御に必要な参照信号を受信することができるため、無線リソース割当判定部60は、RS要求作成部70に対し、RS要求の作成指示を送信しない。一方、ULサブフレームとDLサブフレームとのペアが割り当てられていないDLサブフレームがある場合、基地局1は移動局からそのDLサブフレームにおけるアダプティブアレイ制御に必要な参照信号を受信することができないため、無線リソース割当判定部60は、RS要求作成部70に対し、RS要求の作成指示を送信する。RS要求作成部70は、無線リソース割当判定部60からRS要求の作成指示を受けると、移動局に対して参照信号の送信を要求するためのRS要求を作成する(ステップS107)。ベースバンド処理部30は、無線リソース割当部50から入力された移動局への送信データと、RS要求作成部70から入力されたRS要求のシンボル列をウェイト付加部22に出力する(ステップS108)。ウェイト付加部22は、ベースバンド部30から入力された信号に、ウェイト算出部21で得られた送信ウェイトを加え、当該信号を無線通信部10に出力する(ステップS109)。無線通信部10は、ウェイト付加部22からのベースバンド周波数の信号を搬送波の周波数へ変換し、アレイアンテナANTを通じて、アダプティブアレイ制御により移動局に送信する(ステップS110)。
本実施形態によれば、移動局にULサブフレームとDLサブフレームとのペアが割り当てられていない場合、RS要求作成部70は、ULサブフレームのSRS等の参照信号領域を用いた参照信号の送信を移動局に要求する。このため、基地局1は、移動局から適切な参照信号を受信することができ、ダウンリンク通信で適切なAAS制御を行うことができる。
また、無線リソース割当部50は、移動局への送信データのサイズが1つの下りサブフレームの1つのリソースブロック(無線通信チャネル)で送信可能なデータサイズを超える場合、1つの下りサブフレームの複数のリソースブロックに送信データを割当てる。これにより、1つの下りサブフレームにより移動局へのデータ送信が完了するようになるため、基地局1は、RS要求の送信を1回で済ませることが可能になる。また、移動局も、参照信号領域を利用した参照信号の送信を1つのULサブフレームでまとめて行うことができ、基地局も移動局からの参照信号をまとめて受信できるため、移動局及び基地局1の処理負荷の軽減や消費電力の観点からも有利である。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、本実施例における、AASにおけるウェイトの算出及び付加を行うAAS処理部20の機能を、ベースバンド処理部30にもたせることも可能である。また、各構成部、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
1 アダプティブアレイ基地局
10 無線通信部
20 AAS処理部
21 ウェイト算出部
22 ウェイト付加部
30 ベースバンド処理部
40 スケジューラー
50 無線リソース割当部
ANT アレイアンテナ

Claims (5)

  1. 時分割複信を採用して移動局と無線通信を行う、複数のアンテナを有する基地局であって、
    前記移動局に無線通信チャネルを割り当てる割当部と、
    前記割当部において、ダウンリンク通信用の下り無線通信チャネルと同一周波数帯のアップリンク通信用の上り無線通信チャネルが前記移動局に割り当てられていない場合、前記移動局に、前記下り無線通信チャネルと同一周波数帯の上り無線通信チャネルの参照信号領域を用いた参照信号送信を要求する要求部と、
    前記参照信号を受信し、当該参照情報に基づき前記下り無線通信チャネルで無線信号を送信する際のウェイトを算出する算出部と、
    を備えることを特徴とする基地局。
  2. 前記割当部は、前記移動局への送信データのサイズが1つの下り無線通信チャネルで送信可能なデータサイズを超える場合、同一タイミングの複数の下り無線通信チャネルに前記送信データを割当てることを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  3. 通信フレームは、周波数方向に前記無線通信チャネルを複数含むとともに、当該通信フレームは、時間軸方向に、前記参照信号領域を有するアップリンク通信用の上りサブフレームと、ダウンリンク通信用の下りサブフレームとを含んでおり、
    前記割当部は、前記上りサブフレームの前記上り無線通信チャネルと、前記下りサブフレームの前記下り無線通信チャネルとを前記移動局に割り当てることを特徴とする請求項1または2に記載の基地局。
  4. 時分割複信を採用して移動局と無線通信を行う、複数のアンテナを有する基地局の通信方法であって、
    前記移動局に無線通信チャネルを割り当てる割当ステップと、
    ダウンリンク通信用の下り無線通信チャネルと同一周波数帯のアップリンク通信用の上り無線通信チャネルが前記移動局に割り当てられていない場合、前記移動局に、前記下り無線通信チャネルと同一周波数帯の上り無線通信チャネルの参照信号領域を用いた参照信号送信を要求する要求ステップと、
    前記参照信号を受信し、当該参照情報に基づき前記下り無線通信チャネルで無線信号を送信する際のウェイトを算出する算出ステップと、
    を有することを特徴とする通信方法。
  5. 前記割当ステップにおいて、前記移動局への送信データのサイズが1つの下り無線通信チャネルで送信可能なデータサイズを超える場合、同一タイミングの複数の下り無線通信チャネルに前記送信データを割当てることを特徴とする請求項4に記載の通信方法。
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