JP2011248148A - レンズ装置及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】特性の異なる複数の液体レンズを一括して制御するレンズ装置を提供する。
【解決手段】複数のレンズが形成されるレンズ装置であって、互いに混合しない第1の液体および第2の液体が充填されるハウジングと、ハウジングの内部を、それぞれが第1の液体または第2の液体のいずれか一方が充填される複数の領域に分割するように設けられる仕切板と、第1の液体が充填される領域の内圧を制御する圧力制御部とを備え、仕切板には、第1の液体および第2の液体の界面によりそれぞれ特性の異なる複数のレンズが形成される複数の開口部が設けられ、第1の液体が充填されるハウジングの内部における領域は、当該液体が移動できるように連結しているレンズ装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンズ装置及び撮像装置に関する。
近年、液体界面を屈折面とした可変焦点レンズが注目されている(例えば、特許文献1および2参照)。このレンズは、混合しない二つの液体の間における界面の形状を、圧力により変化させることで可変焦点を実現する。これら二液の間における界面の操作は、容器に形成されたアパーチャに流れ込む液体の量を制御することによって行う。例えば、レンズに流れ込む流体の量を増減してレンズの曲率を変えることができる。レンズの曲率を変えることで、その焦点距離が変化する。
特許文献1 特開2009−217249号公報
特許文献2 特表2009−527795号公報
従来の二液混合タイプの液体レンズにおいて、一方の液体の圧力を制御することでレンズの特性を制御することができる。また、例えば被写界深度を広げるために、特性の異なる複数のレンズを配列したレンズアレイを用いた撮像系が知られている。この場合、上述した圧力制御のレンズ系をアレイ状に配列すると、圧力制御装置の個数がレンズの個数に応じて増大してしまい、装置規模が増大してしまう。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、複数のレンズが形成されるレンズ装置であって、互いに混合しない第1の液体および第2の液体が充填されるハウジングと、ハウジングの内部を、それぞれが第1の液体または第2の液体のいずれか一方が充填される複数の領域に分割するように設けられる仕切板と、第1の液体が充填される領域の内圧を制御する圧力制御部とを備え、仕切板には、第1の液体および第2の液体の界面によりそれぞれ特性の異なる複数のレンズが形成される複数の開口部が設けられ、第1の液体が充填されるハウジングの内部における領域は、当該液体が移動できるように連結しているレンズ装置。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
第1実施形態に係るレンズ装置100の断面図である。 第1実施形態に係るレンズ装置100のA−A断面図である。 第1実施形態に係るレンズ装置100の光路例を示す。 第2実施形態に係るレンズ装置600の断面図である。 レンズ装置600におけるハウジング200の斜視図を示す。 第3実施形態に係るレンズ装置700を示す。 圧力制御部500の構成を示す。 駆動部520による液体レンズのレンズ特性の変化を示す。 駆動部520による液体レンズのレンズ特性の変化を示す。 駆動部520による液体レンズのレンズ特性の変化を示す。 本発明の一実施形態に係る撮像装置800の機能構成の一例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、第1実施形態に係るレンズ装置100の断面図である。レンズ装置100は、ハウジング200と、ハウジング200の内部に含まれる複数のチャンバ210、310と、ハウジング200の内部を複数のチャンバ210、310に区画する仕切板400とを備える。
ハウジング200には、互いに混合しない第1の液体および第2の液体が充填される。第1の液体および第2の液体は、仕切板400に設けられる開口において接触し、2液体の界面により液体レンズを形成する。ハウジング200には、光が透過する窓部330および窓部230が設けられる。窓部330および窓部230は、ハウジング200の内部に形成される液体レンズに対応して設けられる。
本例の窓部330および窓部230は、ハウジング200において対向する面に設けられる。また、図1に示すように、対向する窓部330および窓部230は、複数組(例えば窓部330aおよび窓部230aの組と、窓部330bおよび窓部230bの組)設けられる。
ハウジング200は、窓部330が設けられる外壁と、窓部230が設けられる外壁とを有する。本例のハウジング200は、第1の外壁300と、天板である第2の外壁320と、底板である第3の外壁220とを有する。第2の外壁320および第3の外壁220は平行して配置される。第2の外壁320および第3の外壁220は同一形状を有してよい。
第1の外壁300は、第2の外壁320および第3の外壁220との間の領域を密閉するように設けられる。第1の外壁300は、上端が第2の外壁320で覆われ、下端が第3の外壁220で覆われる筒形状を有してよい。一例として、第1の外壁300は四角柱の筒形状であり、第2の外壁320および第3の外壁220は、当該四角柱の上面および底面として配置される。この場合、ハウジング200は箱形となる。
各外壁は、不透明なガラス、セラミック、重合体から形成されてよい。上述したように、第2の外壁320は、光が透過する窓部330a、330bを有する。第3の外壁220は光を透過する窓部230a、230bを有する。窓部230a、230b、330a、330bは、例えば透明なガラスで形成される。また、第2の外壁320および第3の外壁220全体が、透明なガラスまたは樹脂等で形成されてよい。
仕切板400は、ハウジング200の内部を、それぞれが第1の液体または第2の液体のいずれか一方が充填される複数の領域に分割する。このとき、同一の液体が充填されるハウジング200の内部における領域は、当該液体が移動できるように連結される。同一の液体が充填される複数の領域が連結されるとは、同一の液体が単一の領域に充填されることを含む。
本例の仕切板400は、ハウジング200の内部を、第1の液体が充填される単一の領域(チャンバ210)と、第2の液体が充填される単一の領域(チャンバ310)に分割する。チャンバ310は第2の外壁320を含む位置に設けられ、チャンバ210は第3の外壁220を含む位置に設けられる。
仕切板400は、第2の外壁320および第3の外壁220と平行に設けられてよい。本例の仕切板400は、第2の外壁320および第3の外壁220の中間に、これらの外壁と平行に設けられる。仕切板400は、開口部414、424を介する移動の他には、チャンバ210およびチャンバ310の間で液体を移動させないように設けられる。つまり、仕切板400は、第1の外壁300の内面と密着して形成される。仕切板400は、第1の外壁300で囲まれる領域を、第2の外壁320および第3の外壁220と平行な面で切断した場合の断面形状と同一の外形を有する。
複数のチャンバ210、310は、内部にそれぞれ異なる特性の液体が充填される。チャンバ210に充填されている液体を第1の液体、チャンバ310に充填されている液体を第2の液体とする。それぞれの第1の液体、第2の液体は、水と油のように接触状態において互いに混合しない材質である。例えば、第1の液体及び第2の液体は、PDMS(Poly−Dimethyl−Siloxane)と純水である。また、第1の液体と第2の液体の屈折率は互いに異なる。例えば、第1の液体の屈折率よりも第2の液体の屈折率の方が小さい。
また、第1の液体の密度と第2の液体の密度とは実質的に等しいことが好ましい。第2の液体は、所定の物質を溶解した水溶液であってよい。この場合、第2の液体に溶解させる物質の量を調整することで、第1の液体および第2の液体の密度を略等しくすることができる。
仕切板400は、複数の開口部を有する。以下、仕切板が2つの開口部414、424を有する場合を例示して説明するが、開口部の数はこれに限定されない。開口部414、424は、仕切板400を貫通して設けられ、第1の液体および第2の液体を接触させる。
開口部414、424を介して、第1の液体および第2の液体が接触して、液体の界面が形成される。チャンバ210およびチャンバ310の内圧差と、開口部414、424の縁における液体の表面張力により、開口部414、424における液体の界面はレンズ形状となる。これにより、液体界面を屈折面とした可変焦点レンズとして機能する液体レンズが、第1の液体と第2の液体とが接触する界面に形成される。
開口部414、424の開口形状は、円形、楕円形、正方形、長方形等のように、形成すべき液体レンズの形状に応じて定められる。また、それぞれの開口部414、424は、対応する窓部330および窓部230を結ぶ直線上に形成される。それぞれの窓部330および窓部230の面積および形状は、対応する開口部414、424の面積および形状に応じて定められる。
それぞれの開口部414、424は、レンズ特性の異なる液体レンズを形成する。レンズ特性とは、レンズ面の形状、レンズ面の曲率、焦点距離等の特性を指す。例えば2つの開口部414、424は、異なる面積を有する。本例では、開口部414は開口部424に比べ、開口部の面積が小さい。一例として開口部414の径は、開口部424の径より小さい。ここで径とは、相似形の各開口部における対応する2点間の距離を指してよい。例えば円形の開口部の場合には直径を指してよく、正方形の開口部の場合には対角長を指してよい。本例では、開口部414の直径は、開口部424の直径よりも小さい。この場合、開口部414には、開口部424に形成される第2の液体レンズ420よりも曲率の大きい第1の液体レンズ410が形成される。
チャンバ210に充填された液体の圧力を所定の高圧にすると、液体の圧力差と表面張力とがつりあうように、それぞれの液体レンズは仕切板400のチャンバ310側の面において上に凸のレンズとなる。この場合、第2の液体が占有できる体積が減少するので、第2の液体の内圧が上昇することも考えられる。チャンバ310は、第2の液体の内圧が上昇したことに伴って内部領域を拡張できるように、外壁の少なくとも一部の領域が弾性を有してよい。当該弾性を有する領域は、第1の外壁300に設けられてよい。
チャンバ210に充填された液体の圧力を徐々に減少させると、図1において点線で示すレンズ面から実線で示すレンズ面に変化するように、それぞれの液体レンズの曲率が徐々に減少して、やがて仕切板400のチャンバ310側の面と略平行になる。
更にチャンバ210に充填された液体の圧力を減少させると、第1の液体および第2の液体の界面は、仕切板400のチャンバ210側の面に向かって移動する。当該界面が、仕切板400のチャンバ210側の面に到達した後に、更にチャンバ210に充填された液体の圧力を減少させると、液体の圧力差と表面張力とがつりあうように、それぞれの液体レンズは仕切板400のチャンバ210側の面において下に凸のレンズとなる。
本例の開口部424は、開口部414に比べて口径が大きいため、レンズの高さが第1の液体レンズ410より低い。ここで、レンズの高さとは、仕切板の開口部の開口端部からレンズの凸形状の頂点までの距離を指す。つまり、レンズの高さは、開口部の直径に反比例する。
複数のチャンバ210、310のいずれかに、液体の圧力を制御する圧力制御部500が接続される。本例において、圧力制御部500は、第1の外壁300に設けられた開口部240を介してチャンバ210に接続されている。圧力制御部500は、開口部240を介してチャンバ210に第1の液体を供給するか、または、チャンバ210から第1の液体を抜き取るかにより、チャンバ210の内圧を制御してよい。また、圧力制御部500は、開口部240を介してチャンバ210に固形物を挿抜することで、チャンバ210の内圧を制御してもよい。当該固形物は、第1の液体に対して不溶性である。
本例によれば、ひとつのチャンバ210における液体の圧力を制御することで、異なるレンズ特性の複数の液体レンズ410、420の曲率を同時に制御することができる。したがって、複雑な構成を必要とせず、複数の液体レンズのレンズ特性を容易かつ迅速に変更することができる。
図2は、ハウジング200のA−A断面図である。本例において、ハウジング200には、正方形の枠の第1の外壁300に沿って正方形の仕切板400が形成されている。仕切板400の形状は、正方形に限定されない。仕切板400には、開口部414と、開口部424が形成される。
開口部414には第1の液体レンズ410が形成される。開口部424には第2の液体レンズ420が形成される。液体レンズ410、420は口径の異なる円形の凸レンズであってよい。本例において、仕切板400が有する開口部は2つであるが、大きさ及び形状の異なる開口部をアレイ状に配列してもよい。
仕切板400に形成されるそれぞれの開口部は、開口部240からの距離に応じて、面積が定められてもよい。例えば仕切板400に形成される開口部は、開口部240からの距離に応じて面積が漸増または漸減してよい。この場合、それぞれの開口部は、相似形であってよい。
また、仕切板400にアレイ状に形成される開口部は、アレイの中心からの距離に応じて、面積が定められてもよい。例えば仕切板400に形成される開口部は、アレイの中心からの距離に応じて面積が漸増または漸減してよい。この場合、それぞれの開口部は、相似形であってよい。
また、仕切板400に形成される開口部は、一定の間隔で形成されてよく、開口部の面積に応じた間隔で形成されてもよい。例えば開口部の面積が大きいほど、隣接する開口部との距離が大きくなるように、複数の開口部を設けてよい。
図3は、本実施形態に係るレンズ装置100における光路例を示す。第2の外壁320に設けられた窓部330aを通過した光は、チャンバ310に充填された第2の液体中を進行し、第1の液体と第2の液体との界面に形成された第1の液体レンズ410により屈折され、チャンバ210に充填された第1の液体中を進行し、第3の外壁220に設けられた窓部230aを通過して焦点位置F1で合焦する。
第2の外壁320に設けられた窓部330bを通過した光は、チャンバ310に充填された第2の液体中を進行し、第1の液体と第2の液体との界面に形成された第2の液体レンズ420により屈折され、チャンバ210に充填された第1の液体中を進行し、第3の外壁220に設けられた窓部230bを通過して焦点位置F2で合焦する。
チャンバ210の液体の圧力が圧力制御部500により上昇したとき、液体レンズの界面形状が変化し、液体レンズ410、420は、それぞれ点線で示す液体レンズとなる。このとき、それぞれの点線で示す液体レンズの焦点距離が変化する。
その結果、窓部330aを通過し第2の液体を進行する光は、液体レンズ412により屈折され、第1の液体中を進行し、窓部230aを通過して、F1よりも光源に近い焦点位置F1'で合焦する。同様に、窓部330bを通過し第2の液体を進行する光は、液体レンズ422により屈折され、第1の液体中を進行し、窓部230bを通過して、F2よりも光源に近い焦点位置F2'で合焦する。このようにして、口径の異なるそれぞれの液体レンズの焦点距離を圧力制御部500の動作により同時に制御することができる。
図4は、第2実施形態に係るレンズ装置600の断面図である。第1実施形態と同じ機能を有する部材には同一符号を付し、説明を省略する。本例のレンズ装置600における仕切板402、404、460、470は、ハウジング200の内部を4つの小チャンバ210a、210b、310a、310bに分割する。
本例の仕切板402、404、460、470は、ハウジング200の内部を、水平方向および垂直方向のそれぞれにおいて2分割する。なお水平方向および垂直方向とは、直交する2方向を指し、地面等を基準にした方向を規定するものではない。
仕切板402および仕切板404は、ハウジング200の内部を垂直方向に2分割する。仕切板402および仕切板404は、図1に関連して説明した仕切板400と同様の位置に設けられてよい。仕切板402および仕切板404の間には、隙間490が形成される。隙間490は、水平方向における略中央に形成されてよい。
仕切板460、470は、ハウジング200の内部を水平方向に2分割する。仕切板460、470は、第2の外壁320から第3の外壁220に達して設けられる。仕切板460、470は、ハウジング200の水平方向における略中央に設けられてよい。仕切板460、470は、図4に示すように2つの板として形成されてよい。仕切板460および仕切板470の間には、隙間490が形成される。隙間490は、垂直方向において仕切板460、470を2等分するように形成されてよい。なお、仕切板460、470は、隙間490の一部の領域において結合していてもよい。
第1小チャンバ210aは、チャンバ310に対して第1の方向に隣接して設けられる。本例において第1の方向は、第3の内壁206から第4の内壁208に向かう方向を指す。本例の第1小チャンバ210aは、第3小チャンバ310aに対して第1の方向に隣接して設けられる。
第2小チャンバ210bは、チャンバ310に対して第1の方向とは異なる第2の方向に隣接して設けられる。本例において第2の方向は、第4の内壁208から第3の内壁に向かう方向を指す。本例の第2小チャンバ210bは、第4小チャンバ310bに対して第2の方向に隣接して設けられる。
また、本例の第1小チャンバ210aおよび第2小チャンバ210bは、ハウジング200内において対角に配置される。また、第3小チャンバ310aおよび第3小チャンバ310bは、ハウジング200内において、第1小チャンバ210aおよび第2小チャンバ210bとは異なる対角位置に配置される。
本例の第1小チャンバ210aは、仕切板402、仕切板460、隙間490、ハウジング200の第1の内壁202及び第4の内壁208で囲まれる領域を指す。また、第2小チャンバ210bは、仕切板404、仕切板470、隙間490、ハウジング200の第2の内壁204及び第3の内壁206で囲まれる領域を指す。また、第3小チャンバ310aは、仕切板402、仕切板470、および、ハウジング200の内面で囲まれる領域を指す。また、第4小チャンバ310bは、仕切板404、仕切板460、および、ハウジング200の内面で囲まれる領域を指す。
仕切板402、404、460、470において、第1小チャンバ210aおよび第3小チャンバ310aを分離する領域と、第2小チャンバ210bおよび第4小チャンバ310bを分離する領域には、それぞれ開口部414、424が形成される。本例では、仕切板402および仕切板404に開口部414、424が形成される。本例の開口部414、424は、同一形状であってよい。
第1小チャンバ210aおよび第2小チャンバ210bには、第1の液体が充填される。また、第1小チャンバ210aおよび第2小チャンバ210bは互いに連結される。第3小チャンバ310aおよび第3小チャンバ310bには、第2の液体が充填される。また、第3小チャンバ310aおよび第4小チャンバ310bは互いに連結される。
第1小チャンバ210aおよび第2小チャンバ210bの組、または、第3小チャンバ310aおよび第3小チャンバ310bの組のうちの一方の組は、ハウジング200の内部において連結され、他方の組は、ハウジング200の外部に設けられたコンジット480を介して連結される。本例では、第1小チャンバ210aおよび第2小チャンバ210bの組が、隙間490により連結され、第3小チャンバ310aおよび第4小チャンバ310bの組が、ハウジング200の外部に設けられたコンジット480により連結されるが、第1小チャンバ210aおよび第2小チャンバ210bの組がコンジット480により連結され、第3小チャンバ310aおよび第4小チャンバ310bの組が隙間490により連結されてもよい。コンジット480は、窓部230および窓部330と重ならないように配置される。
圧力制御部500は、第1から第4の小チャンバのいずれかに接続される。圧力制御部500は、隙間490により結合される小チャンバのいずれかに接続されてよく、コンジット480により結合される小チャンバのいずれかに接続されてもよい。本例において、圧力制御部500は、第4小チャンバ310bに接続されており、第2の液体の圧力を制御する。つまり、圧力制御部500は、第4小チャンバ310b内部の液体の圧力を制御することにより、第4小チャンバ310bと連通する第3小チャンバ310aの内部の液体の圧力も同時に制御される。
第3小チャンバ310a及び第4小チャンバ310bの内部の液体の圧力を同時に制御することにより、第1の液体レンズ410及び第2の液体レンズ420の曲率等のレンズ特性を同時に制御することができる。
図5は、レンズ装置600におけるハウジング200の斜視図を示す。図5において、窓部230a、窓部330a、開口部240、第1の液体レンズ410および第2の液体レンズ420を省略する。また、ハウジング200の内部の構造を点線で示す。第1小チャンバ210aおよび第2小チャンバ210bは、内部の第1の液体が移動可能なように結合される。また、第3小チャンバ310aおよび第4小チャンバ310bは、内部の第2の液体が移動可能なように結合される。
上述したようにハウジング200は、第1の仕切板402、第2の仕切板404、第3の仕切板460、第4の仕切板470を有する。第1の仕切板402は、第1小チャンバ210aおよび第3小チャンバ310aを分離する。第2の仕切板404は、第2小チャンバ210bおよび第4小チャンバ310bを分離する。
また、第3の仕切板460は、第1小チャンバ210aおよび第4小チャンバ310bを分離する。第4の仕切板470は、第2小チャンバ210bおよび第3小チャンバ310aを分離する。上述したように、第3の仕切板460は、第2の仕切板404と結合する。これにより、第4小チャンバ310bは、第1小チャンバ210aおよび第2小チャンバ210bから分離される。
第4の仕切板470は、第1の仕切板402と結合する。これにより、第3小チャンバ310aは、第1小チャンバ210aおよび第2小チャンバ210bから分離される。また、第3の仕切板460および第2の仕切板404の結合領域と、第4の仕切板470および第1の仕切板402の結合領域との間には、第1小チャンバ210aおよび第2小チャンバ210bを結合する隙間490が形成される。
より具体的な例として、第1の仕切板402および第2の仕切板404は、ハウジング200の内部を上下方向にほぼ2分するように設けられる。なお第1の仕切板402および第2の仕切板404は、図4および図5に示すように、垂直方向における位置が、隙間490の幅に応じた量だけ異なって形成されてよい。例えば第1の仕切板402の下面の高さ方向の位置と、第2の仕切板404の上面の高さ方向の位置とが略一致するように、第1の仕切板402および第2の仕切板404が設けられてよい。つまり、第1の液体レンズ410および第2の液体レンズ420が、高さ方向において同一の位置に形成されるように、第1の仕切板402および第2の仕切板404が設けられてよい。
また、第3の仕切板460および第4の仕切板470は、ハウジング200の内部を左右方向にほぼ2分するように設けられる。第3の仕切板460および第4の仕切板470は、図4および図5に示すように、水平方向において同一の位置に形成されてよい。そして、水平方向に延伸する一方の仕切板402は、垂直方向に延伸する一方の仕切板460と結合する。また、水平方向に延伸する他方の仕切板404は、垂直方向に延伸する他方の仕切板470と結合する。これにより、隙間490が形成される。
より具体的には、第1の仕切板402および第2の仕切板404のそれぞれは、ハウジング200の内部を水平面で切断した場合の断面を、水平方向および垂直方向の双方と直交する奥行方向の直線により2等分したときに得られるそれぞれの分割平面と略同一の形状を有する。なお、第1の仕切板402および第2の仕切板404のそれぞれは、当該分割平面よりも、隙間490に応じた幅だけ小さくてよい。また、水平面とは、水平方向および奥行方向を含む面を指す。
また、第3の仕切板460および第4の仕切板470のそれぞれは、ハウジング200の内部を垂直面で切断した場合の断面を、奥行方向の直線により2等分したときに得られるそれぞれの分割平面と略同一の形状を有する。なお、第3の仕切板460および第4の仕切板470のそれぞれは、当該分割平面よりも、隙間490に応じた幅だけ小さくてよい。また、垂直面とは、垂直方向および奥行方向を含む面を指す。
隙間490は、ハウジング200の内部の、垂直方向における中央であり、且つ、水平方向における中央の位置で、奥行方向に沿って形成される。第1の仕切板402は、第1の外壁300のいずれかの面から、隙間490まで延伸して形成される。また、第2の仕切板404は、第1の仕切板402とは逆側の第1の外壁300の面から、隙間490まで延伸して形成される。第3の仕切板460は、第3の外壁220から隙間490まで延伸して形成される。また、第4の仕切板470は、第2の外壁320から隙間490まで延伸して形成される。
本例のコンジット480は、第3小チャンバ310aと第4小チャンバ310bとを結合する。コンジット480は、内部に管状の空洞を有し、第3小チャンバ310aと第4小チャンバ310bとの間で第2の液体を移動させる。また、コンジット480は、ハウジング200に対して隙間が生じないように設けられることが好ましい。
コンジット480は、窓部230および窓部330と重ならないことを条件として、第3小チャンバ310aと第4小チャンバ310bとを最短距離で接続することが好ましい。コンジット480は、窓部230および窓部330が設けられない第1の外壁300に沿って形成されてよい。コンジット480は、第1の外壁300のうち、奥行方向(隙間490が延伸する方向)を法線とする面に設けられることが好ましい。第1の外壁300の当該面は全ての小チャンバと接するので、当該面にコンジット480を設けることで、全ての小チャンバの組み合わせを連結させることができる。
また、上述したように、第1小チャンバ210aと第2小チャンバ210bとは、ハウジング200の内部の隙間490を介して互いに連通する。第1の液体は、隙間490を通じて第1小チャンバ210aと第2小チャンバ210bとの間を流通することができる。また、第2の液体は、コンジット480を介して第3小チャンバ310aと第4小チャンバ310bとの間を流通することができる。
第1の仕切板402は、第1小チャンバ210aと第3小チャンバ310aとの間に第1の開口部414を有する。第1の開口部414において、第1の液体と第2の液体は混合することなく、界面に第1の液体レンズ410が形成される。
第2の仕切板404は、第2小チャンバ210bと第4小チャンバ310bとの間に第2の開口部424を有する。第2の開口部424において、第1の液体と第2の液体は混合することなく、界面に第2の液体レンズ420が形成される。
第1の開口部414における第1の液体および第2の液体の位置関係と、第2の開口部424における第1の液体および第2の液体の位置関係とが逆転しているので、第1の液体レンズ410および第2の液体レンズ420は、一方が上に凸のレンズとなり、他方が下に凸のレンズとなる。つまり、第1の開口部414および第2の開口部424には、レンズ特性の異なる第1の液体レンズ410および第2の液体レンズ420が形成される。なお、本例において、第1の開口部414と、第2の開口部424は開口部の面積が略同一であってよい。また、第1の開口部414の開口形状と、第2の開口部424の開口形状とは同一であってよい。つまり、第1の液体レンズ410の焦点距離と第2の液体レンズ420の焦点距離とは、略同一であってよい。なお、第1の開口部414の面積と、第2の開口部424の面積とは異なっていてもよい。
また、本例では2つの開口部を有するハウジング200を説明したが、ハウジング200は、より多くの開口部を有してよい。この場合、ハウジング200は、チャンバ210およびチャンバ310を、開口部毎に分割した複数の小チャンバを有する。このような構造により、凸レンズまたは凹レンズとして機能する液体レンズのアレイを形成することができる。それぞれの液体レンズが、凸レンズまたは凹レンズのいずれとして機能するかは、それぞれの小チャンバがどのように結合されるかにより定まる。
図6は、第3実施形態に係るレンズ装置700を示す。第1実施形態と同じ機能を有する部材には同一符号を付し、説明を省略する。レンズ装置700のハウジング200は、チャンバ310が3以上の開口部に対応する3以上の小チャンバに分割される。本例のチャンバ310は、小チャンバ310a、310b、310cに分割される。チャンバ210は、複数の小チャンバ310a、310b、310cに対して共通に設けられる。
それぞれの小チャンバ310a、310b、310cには、特性の異なる液体が充填される。例えばそれぞれの小チャンバ310a、310b、310cには、屈折率の異なる液体が充填される。
ハウジング200は、複数の小チャンバ310a、310b、310cを隔てる複数の仕切板710が設けられる。それぞれの仕切板710は、それぞれの小チャンバ310a、310b、310cの間で、互いに液体が移動できないように、それぞれの小チャンバ310a、310b、310cを隔離する。それぞれの仕切板710は、チャンバ310を、垂直方向および奥行方向を含む垂直面で切断したときの、チャンバ310の断面と略同一の形状を有する。それぞれの仕切板710は、仕切板400および第2の外壁320の間に、水平方向に所定の間隔で設けられる。
これにより、チャンバ310は、複数の小チャンバ310a、310b、310cに分割される。また、それぞれの小チャンバ310a、310b、310c内において、仕切板400に開口部414が形成される。それぞれの開口部414は、同一の開口面積および開口形状を有してよい。
上述したように、それぞれの小チャンバ310a、310b、310cに屈折率の異なる液体が充填されるので、それぞれの開口部414に形成される液体レンズ410のレンズ特性は異なる。そして、チャンバ210における第1の液体の圧力を制御することで、それぞれの液体レンズ410の曲率を一括して変化させることができる。このような構成によっても、特性の異なる複数の液体レンズ410を一括して制御することができる。
また、それぞれの仕切板710のヤング率は異なっていてよい。この場合、それぞれの小チャンバ310a、310b、310cには、同一特性の液体が充填されてよい。それぞれの仕切板710のヤング率が異なるので、それぞれの開口部414を介して、それぞれの小チャンバ310a、310b、310cに圧力が印加された場合に、それぞれの小チャンバ310a、310b、310cの体積の変化量が、小チャンバ毎に異なる。このため、それぞれの液体レンズ410の曲率を、小チャンバ毎に異ならせることができる。
図7は、圧力制御部500の構成を示すブロック図である。圧力制御部500は、データを入力するデータ入力部530と、データ入力部530からの信号を受信し、駆動信号を生成する制御部510と、駆動信号を受信して駆動する駆動部520とを有する。
入力部530に入力されるデータは、作業者が予め入力するデータであってよい。また、液体レンズによって得られる像の解析に基づいて動的に生成されるデータであってよい。制御部510は、駆動信号を駆動部520に送ることによって駆動部520の動作を制御してよい。駆動部520は、受信した駆動制御信号に基づいて駆動し、チャンバ210内の第1の液体の圧力または体積を変化させる。駆動部520は、印加電圧に応じて形状を変化させる圧電素子であってよい。例えば、圧電素子は、ピエゾ素子である。
次に、液体レンズを有するレンズ装置の制御について説明する。ステップ1において、入力部530にデータが入力される。ここで、データは、被写体までの距離、レンズの焦点距離、仕切板のヤング率、開口部の面積、溶媒の屈折率等のデータを含んでよい。ステップ2において、データが制御部510に送信され、制御部510は、入力データに基づいて駆動部を制御するための信号を生成する。
ステップ3において、信号が駆動部520に送信され、駆動部520は信号に基づいて駆動素子を駆動する。駆動素子によってチャンバ内部の圧力が変化し、液体レンズの焦点距離が変化する。ステップ4において、液体レンズよって得られる像の解析結果が入力部530にフィードバックされ、制御部510に送られて補正信号が生成される。ステップ5において、駆動部520は、補正信号に基づいて、再び駆動素子を駆動する。
図8A〜図8Cは、圧力制御部500の構成例および動作例を示す。圧力制御部500は、駆動部520および液体格納部550を有する。駆動部520は、印加する電圧に応じて伸縮して、液体格納部550の壁面を押圧するピエゾアクチュエータであってよい。
液体格納部550は、第1の液体を格納する。また、液体格納部550において、第1の液体を格納する領域は、開口部240を介してチャンバ210に接続される。また、第1の液体を格納する領域の壁面は、駆動部520からの押圧力に応じてたわむことができる程度に弾性を有する。
図8Aは、駆動部520に電圧が印加されていない状態を示す。つまり、駆動部520は伸長せずに、液体格納部550の壁面を押圧しない。このとき、チャンバ310に充填された第2の液体とチャンバ210に充填された第1の液体との界面には、下に凸の液体レンズ410、420が形成されてよい。
図8Bは、駆動部520に電圧が印加されて液体格納部550の壁面を押圧した状態を示す。液体格納部550の壁面が押圧されることで、液体格納部550において第1の液体を格納する領域が狭くなり、液体格納部550からチャンバ210に第1の液体が押し出される。このため、チャンバ210内の第1の液体に所定の第1圧力が印加される。このとき、第1の液体の圧力と、第2の液体の圧力は釣り合って、第1の液体と第2の液体との界面は平坦面となってよい。
図8Cは、駆動部520により大きな電圧が印加されて、液体格納部550の壁面をより大きくたわませた状態を示す。このとき、液体格納部550からチャンバ210に、更に多くの第1の液体が押し出される。このため、チャンバ210内の第1の液体には、第1圧力より高い第2圧力が印加される。このとき、第1の液体と第2の液体との界面には、上に凸の液体レンズ410、420が形成されてよい。
図9は、本発明の一実施形態に係る撮像装置800の機能構成の一例を示す。撮像装置800は、撮像系810、画像処理系820、記録再生系830、および制御系840を備える。撮像系810は、絞り部812、レンズ装置814および受光部816を有する。画像処理系820は、A/D変換器822、RGB画像処理回路824、及びYC処理回路826を有する。記録再生系830は、記録処理回路832及び再生処理回路834を有する。制御系840は、システム制御部842、操作検出回路844、駆動回路846及び圧力制御部848を有する。
絞り部812は、レンズ装置814を透過する被写体からの光の光量を調節する。絞り部812は、絞り部812の開口の大小を調節することにより、レンズ装置814を透過する光量を調節する。絞り部812は、例えば、可視光および赤外光を吸収および/または反射する一方で、可視光および赤外光を通過させる通過部を有する。なお、通過部の形状は、円形または多角形であってよい。
レンズ装置814は、被写体からの光を受光部816に結像させる。レンズ装置814は、図1から図7に関連して説明したレンズ装置100、レンズ装置600、または、レンズ装置700のいずれかと同一の機能および構成を有する。受光部816は、被写体からの光を受光する複数の受光素子を含む。なお、(Charge Coupled Device)CCDまたは複数の(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)CMOSセンサは、受光部816の一例である。
撮像系810は、撮像範囲から入射する光を、絞り部812およびレンズ装置814を通して受光部816に受光させる。そして、受光部816は、複数の受光素子において光を受光して、撮像範囲に含まれる被写体の撮像画像を撮像する。
A/D変換器822は、受光部816の複数の受光素子からアナログ電気信号を読み出す。そして、A/D変換器822は、読み出したアナログ電気信号をデジタル信号に変換して、撮像領域の撮像画像を撮像画像データとして取得する。具体的には、A/D変換器822は、受光部816において発生するノイズを軽減する処理を受光部816から読み出したアナログ電気信号に施すことにより、撮像系810が撮像した撮像範囲の撮像画像を示すアナログ電気信号を抽出する。そして、A/D変換器822は、抽出した電気信号の高低部分を予め定められたレベルまでに補正する。続いて、A/D変換器822は、補正後のアナログ電気信号をデジタル信号に変換することにより撮像画像データを取得する。
RGB画像処理回路824は、A/D変換器822を介して受光部816から受信した画像信号を処理する。RGB画像処理回路824は、ガンマ補正回路を有する。なお、A/D変換器822は、アナログ電気信号のデジタル信号への変換処理をガンマ補正回路によるガンマ変換後に実行してもよい。そして、A/D変換器822は、アナログ電気信号からRGB各色のアナログ電気信号だけを取り出してデジタル信号へ変換してもよい。
RGB画像処理回路824は、ホワイトバランス回路を有する。RGB画像処理回路824は、デジタル信号のデータ量を低減すべくデータ圧縮処理を実行する場合、撮像画像における白の基準値を決定すべく、ホワイトバランス回路においてホワイトバランス処理を実行してもよい。
続いて、YC処理回路826は、RGB信号から輝度成分および色差信号の画像を生成する。そして、YC処理回路826は、信号変化が予め定められた基準値よりも大きい部分を生成した撮像画像から抽出して、シャープネス処理(アパチャー補正)を実行する。そして、YC処理回路826は、シャープネス処理を施した後の撮像画像に対してデータ圧縮処理を実行してもよい。
記録処理回路832は、YC処理回路826からの画像信号をメモリへ書き込み及び読出し処理を行う。記録処理回路832は、静止画像及び動画像を表すYC信号を所定の圧縮形式で圧縮し、また、圧縮データを読み出した際に伸張する。再生処理回路834は、輝度信号Y及び色差信号R−Y、B−Yをマトリクス変換してRGB信号に変換する。再生処理回路834は、こうして変換された信号をモニタに出力する。
システム制御部842は、A/D変換器、RGB画像処理回路824、YC処理回路826、記録処理回路832、操作検出回路844、及び駆動回路846の各動作を制御する。駆動回路846は、システム制御部842の制御のもとで、受光部816を駆動する駆動信号を生成する。また、駆動回路846は、レンズ装置814のチャンバ内部の液体の圧力を制御する圧力制御部848を駆動する駆動信号を生成する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
100・・・レンズ装置、200・・・ハウジング、206・・・内壁、208・・・内壁、210・・・チャンバ、220・・・第3の外壁、240・・・開口部、300・・・第1の外壁、310・・・チャンバ、320・・・第2の外壁、400・・・仕切板、402・・・仕切板、404・・・仕切板、410・・・液体レンズ、412・・・液体レンズ、414・・・開口部、420・・・液体レンズ、422・・・液体レンズ、424・・・開口部、460・・・仕切板、470・・・仕切板、480・・・コンジット、490・・・隙間、500・・・圧力制御部、510・・・制御部、520・・・駆動部、530・・・入力部、550・・・液体格納部、600・・・レンズ装置、700・・・レンズ装置、710・・・仕切板、800・・・撮像装置、810・・・撮像系、812・・・絞り部、814・・・レンズ装置、816・・・受光部、820・・・画像処理系、822・・・A/D変換器、824・・・RGB画像処理回路、826・・・YC処理回路、830・・・記録再生系、832・・・記録処理回路、834・・・再生処理回路、840・・・制御系、842・・・システム制御部、844・・・操作検出回路、846・・・駆動回路、848・・・圧力制御部

Claims (11)

  1. 複数のレンズが形成されるレンズ装置であって、
    互いに混合しない第1の液体および第2の液体が充填されるハウジングと、
    前記ハウジングの内部を、それぞれが前記第1の液体または前記第2の液体のいずれか一方が充填される複数の領域に分割するように設けられる仕切板と、
    前記第1の液体が充填される領域の内圧を制御する圧力制御部と
    を備え、
    前記仕切板には、前記第1の液体および前記第2の液体の界面によりそれぞれ特性の異なる複数のレンズが形成される複数の開口部が設けられ、
    前記第1の液体が充填される前記ハウジングの内部における領域は、液体が移動できるように連結しているレンズ装置。
  2. 前記仕切板は、前記ハウジングの内部を、
    前記第1の液体が充填され、互いに連結する第1小チャンバおよび第2小チャンバと、
    前記第2の液体が充填され、互いに連結する第3小チャンバおよび第4小チャンバと
    に分割し、
    前記第1小チャンバは、前記第3小チャンバに対して第1の方向に隣接して設けられ、
    前記第2小チャンバは、前記第4小チャンバに対して前記第1の方向とは異なる第2の方向に隣接して設けられ、
    前記仕切板において、前記第1小チャンバおよび前記第3小チャンバを分離する領域と、前記第2小チャンバおよび前記第4小チャンバを分離する領域とにそれぞれ開口部が形成される請求項1に記載のレンズ装置。
  3. 前記第1の方向および前記第2の方向は逆向きの方向である
    請求項2に記載のレンズ装置。
  4. 前記仕切板は、前記ハウジングの内部を、水平方向および垂直方向のそれぞれにおいて2分割し、
    前記第1小チャンバおよび前記第2小チャンバは、前記ハウジングの内部において対角位置に設けられ、
    前記第3小チャンバおよび前記第4小チャンバは、前記ハウジングの内部において対角位置に設けられる
    請求項3に記載のレンズ装置。
  5. 前記第1小チャンバおよび前記第2小チャンバの組、ならびに、前記第3小チャンバおよび前記第4小チャンバの組の一方の組は、前記ハウジングの内部において連結され、他方の組は前記ハウジングの外部において連結される
    請求項2から4のいずれか一項に記載のレンズ装置。
  6. 前記ハウジングの外部に設けられ、前記第1小チャンバおよび前記第2小チャンバの組、または、前記第3小チャンバおよび前記第4小チャンバの組の一方の組を連結するコンジットを更に備える
    請求項5に記載のレンズ装置。
  7. 前記仕切板は、開口面積の異なる前記複数の開口部を有する
    請求項1から6のいずれか一項に記載のレンズ装置。
  8. 前記仕切板は、径の異なる前記複数の開口部を有する
    請求項7に記載のレンズ装置。
  9. 前記仕切板は、前記ハウジングの内部において前記第2の液体が充填される領域を、前記複数の開口部に対応する複数の小チャンバに分割し、前記複数の小チャンバには、それぞれ特性の異なる液体が充填される
    請求項1に記載のレンズ装置。
  10. 前記仕切板は、前記ハウジングの内部において前記第2の液体が充填される領域を、3以上の開口部に対応する3以上の小チャンバに分割するように複数設けられ、それぞれの複数の小チャンバを隔てる前記仕切板のヤング率がそれぞれ異なる
    請求項1に記載のレンズ装置。
  11. 請求項1に記載のレンズ装置を介して画像を撮像する撮像装置。
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