JP2011247769A - 絶縁性能監視装置及び絶縁性能監視方法 - Google Patents

絶縁性能監視装置及び絶縁性能監視方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 電力供給における信頼度及び安全性の向上に寄与する。
【解決手段】 各相電圧判定部は、予め、絶縁抵抗と誘導電圧との間の既知の関係に基づいて、整定され、誘導電圧に対応する電圧に応じて、誘導電圧の有無を示す信号を出力する。各相電圧判定部は、例えば、設定された所定の電圧以下の場合には、誘導電圧無し(すなわち、絶縁性能不良)を示す信号を出力する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えば、変電所等の電気所に設置され、多回線の送電線の絶縁性能を監視するための絶縁性能監視装置及び絶縁性能監視方法に関する。
従来より、送電線事故が発生すると、送電線を保護するための継電器が動作し、送電線用の遮断器を遮断し、事故送電線を遮断させる。この場合、送電線停電に伴う供給支障や、健全回線の過負荷を伴うことがあり、供給信頼度が低下するため、事故継続の有無、すなわち、絶縁性能を確認することなく、直ちに強制的に系統電圧を印加して事故送電線を活かす試充電操作を実施し、供給支障及び過負荷解消を含む供給信頼度維持のための復旧操作手法をとっている。
しかしながら、事故が継続していると、再度事故を発生させることとなる。すなわち、永久事故時には、設備損傷の拡大や、瞬時電圧低下等に伴う系統へ悪影響の虞がある。また、断線の場合は、公衆感電の虞がある。また、事故様相や設備形態によっては現地確認が必要な場合があり、試充電はこの現地確認後となり、供給支障解消まで長時間を要することとなる。また、現地確認を行う場合で、外観点検以外の確認が必要なときは、機材の準備や測定等に時間を要するため、供給支障及び過負荷がさらに長期化してしまう。
また、通常の送電作業において、作業終了後、制御所では、送電線に作業用アースや線路充電防止用アースを外したことを電話等でオペレータが作業員から聞き取った後、送電線が健全であるものとして、復旧操作を行っている。しかしながら、作業用アースや線路充電防止用アースの取り外しを失念し、伝達ミス等により、作業用アースや線路充電防止用アースが付いたまま復旧操作を行うと、三相短絡事故となり、試充電や再試充電を実施すると、瞬時電圧低下により広範囲の系統エリア内の需要家に重大な影響を与えることとなる。
このため、事故遮断した回線に誘起された電圧を検出し、この電圧が所定値以上の場合に、再閉路を行う技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開昭59―59011号公報
しかしながら、上記従来技術では、事故回線の他の相の電力線による誘導電圧に基づいて送電線の故障回復を高速度判定することを想定しているので、判定の確実性が低く、依然として、上述したような電力供給における信頼度及び安全性への懸念が残る。
この発明は、前記の課題を解決し、電力供給における信頼度及び安全性の向上に寄与することができる絶縁性能監視装置及び絶縁性能監視方法を提供することを目的としている。
前記の課題を解決するために、請求項1の発明は、第1の回線に第2の回線が併設されている場合の前記第1の回線の絶縁性能を監視するための絶縁性能監視装置であって、前記第1の回線の絶縁抵抗と、前記第2の回線によって前記第1の回線に誘導される誘導電圧との間の関係を示す既知の誘導電圧対絶縁抵抗特性と、計測された前記第1の回線の電圧とに基づいて、前記第1の回線の絶縁性能の良否を示す信号を出力する絶縁性能判定手段を備えたことを特徴としている。
請求項1の発明では、第1の回線の絶縁抵抗と、第2の回線によって第1の回線に誘導される誘導電圧との間の関係を示す既知の誘導電圧対絶縁抵抗特性と、計測された第1の回線の電圧とに基づいて、第1の回線の絶縁性能の良否を示す信号を出力する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の絶縁性能監視装置であって、計測された前記第1の回線の電圧が、前記誘導電圧対絶縁抵抗特性に基づいて予め設定された所定の電圧に達しない場合に、誘導電圧無しを示す信号を出力する信号出力手段を備えたことを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の絶縁性能監視装置であって、前記絶縁性能判定手段は、停止回線としての前記第1の回線の絶縁抵抗と、充電回線としての前記第2の回線によって停止回線としての前記第1の回線に誘導される誘導電圧との間の関係を示す既知の前記誘導電圧対絶縁抵抗特性と、前記第2の回線が充電状態で計測された停止回線としての前記第1の回線の電圧とに基づいて、前記第1の回線の絶縁性能の良否を示す信号を出力することを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項1、2又は3に記載の絶縁性能監視装置であって、前記誘導電圧は、静電誘導電圧、又は静電誘導電圧と電磁誘導電圧との合成であることを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれか1に記載の絶縁性能監視装置であって、前記第1の回線と前記第2の回線とのうち少なくとも一方は、複数回線敷設され、前記第1の回線及び前記第2の回線は、ともに複数の電力線を含むことを特徴としている。
請求項6の発明は、第1の回線に第2の回線が併設されている場合の前記第1の回線の絶縁性能を監視するための絶縁性能監視方法であって、前記第1の回線の絶縁抵抗と、前記第2の回線によって前記第1の回線に誘導される誘導電圧との間の関係を示す既知の誘導電圧対絶縁抵抗特性と、計測された前記第1の回線の電圧とに基づいて、前記第1の回線の絶縁性能の良否を示す信号を出力する絶縁性能判定ステップを含むことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、第1の回線の絶縁抵抗と、第2の回線によって第1の回線に誘導される誘導電圧との間の関係を示す既知の誘導電圧対絶縁抵抗特性と、計測された第1の回線の電圧とに基づいて、第1の回線の絶縁性能の良否を示す信号を出力するので、電力供給における信頼度及び安全性の向上に寄与することができる。
請求項2の発明によれば、計測された第1の回線の電圧が、予め設定された所定の電圧に達しない場合に、誘導電圧無しを示す信号を出力するので、簡易な構成で、第1の回線の絶縁性能を確実に判定することができる。
請求項3の発明によれば、第1の回線が事故回線、第2の回線が健全回線の場合に、第1の回線の絶縁性能を確実に判定することができる。
請求項4の発明によれば、第1の回線の絶縁抵抗と、静電誘導電圧と電磁誘導電圧との合成との間の関係を用いることによって、一段と正確に、第1の回線の絶縁性能を判定することができる。
請求項5の発明によれば、例えば、送電線の各相の地絡時に、再閉路可否の正確な判定に寄与することができる。
請求項6の発明によれば、第1の回線の絶縁抵抗と、第2の回線によって第1の回線に誘導される誘導電圧との間の関係を示す既知の誘導電圧対絶縁抵抗特性と、計測された第1の回線の電圧とに基づいて、第1の回線の絶縁性能の良否を示す信号を出力するので、電力供給における信頼度及び安全性の向上に寄与することができる。
この発明の一実施の形態による絶縁性能判定方法のシステム構成の概念説明図である。 同絶縁性能判定方法のシステム構成の概念説明図である。 同絶縁性能判定方法のシステム構成の概念説明図である。 同絶縁性能判定方法において用いられる静電誘導電圧対絶縁抵抗の特性を示す図である。 同絶縁性能判定方法において用いられる静電誘導電圧対絶縁抵抗の特性を示す図である。 同絶縁性能判定方法において用いられる誘導電圧対絶縁抵抗の特性を示す図である。 同絶縁性能判定方法において用いられる誘導電圧対絶縁抵抗の特性を示す図である。 同絶縁性能判定方法において用いられる誘導電圧対絶縁抵抗の特性を示す図である。 同絶縁性能判定方法において用いられる誘導電圧対絶縁抵抗の特性を示す図である。 この発明の一実施の形態による絶縁性能判定装置の送電線絶縁性能判定部を示す図である。 この発明の一実施の形態に係る自動復旧装置の試充電可否判定回路を示す図である。 同絶縁性能判定方法において用いられる誘導電圧対絶縁抵抗の特性を求める方法を説明するための説明図であって、2回線送電線の装柱状態を示す図である。 同絶縁性能判定方法において用いられる誘導電圧対絶縁抵抗の特性を求める方法を説明するための説明図であって、2回線送電線の電気影像を示す図である。 同絶縁性能判定方法において用いられる誘導電圧対絶縁抵抗の特性を求める方法を説明するための説明図であって、2回線送電線の静電容量、絶縁抵抗モデルを示す図である。 同絶縁性能判定方法において用いられる誘導電圧対絶縁抵抗の特性を求める方法を説明するための説明図であって、2回線送電線の中線故障モデルを示す図である。 同絶縁性能判定方法において用いられる誘導電圧対絶縁抵抗の特性を求めるための2回線送電線の電位係数の算出例を示す図である。 同絶縁性能判定方法において用いられる誘導電圧対絶縁抵抗の特性を求めるための2回線送電線の静電容量係数及び静電誘導係数の算出例を示す図である。 同絶縁性能判定方法において用いられる誘導電圧対絶縁抵抗の特性を求めるための2回線送電線の静電容量及びリアクタンスの算出例を示す図である。 同絶縁性能判定方法において用いられる誘導電圧対絶縁抵抗の特性を求めるための2回線送電線の誘導電流の算出例を示す図である。 同絶縁性能判定方法において用いられる誘導電圧対絶縁抵抗の特性を求めるための2回線送電線の誘導電圧の算出例を示す図である。 同絶縁性能判定方法において用いられる誘導電圧対絶縁抵抗の特性を求めるための2回線送電線の相互インダクタンスの算出例を示す図である。
次に、この発明の実施の形態について、図面を用いて詳しく説明する。
図1乃至図3は、この発明の一実施の形態による絶縁性能判定方法のシステム構成の概念説明図、図4及び図5は、同絶縁性能判定方法において用いられる静電誘導電圧対絶縁抵抗の特性を示す図、図6乃至図9は、同絶縁性能判定方法において用いられる誘導電圧対絶縁抵抗の特性を示す図、図10は、この発明の一実施の形態による絶縁性能判定装置の送電線絶縁性能判定部を示す図、図11は、この発明の一実施の形態に係る自動復旧装置の試充電可否判定回路を示す図、図12は、同絶縁性能判定方法において用いられる誘導電圧対絶縁抵抗の特性を求める方法を説明するための説明図であって、2回線送電線の装柱状態を示す図、図13は、同絶縁性能判定方法において用いられる誘導電圧対絶縁抵抗の特性を求める方法を説明するための説明図であって、2回線送電線の電気影像を示す図、図14は、同絶縁性能判定方法において用いられる誘導電圧対絶縁抵抗の特性を求める方法を説明するための説明図であって、2回線送電線の静電容量、絶縁抵抗モデルを示す図、図15は、同絶縁性能判定方法において用いられる誘導電圧対絶縁抵抗の特性を求める方法を説明するための説明図であって、2回線送電線の中線故障モデルを示す図、図16は、同絶縁性能判定方法において用いられる誘導電圧対絶縁抵抗の特性を求めるための2回線送電線の電位係数の算出例を示す図、図17は、同絶縁性能判定方法において用いられる誘導電圧対絶縁抵抗の特性を求めるための2回線送電線の静電容量係数及び静電誘導係数の算出例を示す図、図18は、同絶縁性能判定方法において用いられる誘導電圧対絶縁抵抗の特性を求めるための2回線送電線の静電容量及びリアクタンスの算出例を示す図、図19は、同絶縁性能判定方法において用いられる誘導電圧対絶縁抵抗の特性を求めるための2回線送電線の誘導電流の算出例を示す図、図20は、同絶縁性能判定方法において用いられる誘導電圧対絶縁抵抗の特性を求めるための2回線送電線の誘導電圧の算出例を示す図、図21は、同絶縁性能判定方法において用いられる誘導電圧対絶縁抵抗の特性を求めるための2回線送電線の相互インダクタンスの算出例を示す図である。
図1に示すように、この実施の形態の絶縁性能判定装置2は、電気所としての変電所B1(B2,B3,…)に配置され、電圧測定装置4を介して入力された回線(送電線)L1(L2)の誘導電圧に基づいて絶縁性能を判定し、判定結果を自動復旧装置5や遠隔監視制御装置6へ出力する。
変電所B1は、図2及び図3に示すように、例えば2回線の回線L1、L2を介して電力を、変電所B2へ送る。変電所B1(B2)では、回線L1,L2には、それぞれ遮断器7が接続されている。なお、図3において、符号Gは、架空地線を示す。また、図3において、一方の回線L1に対応する遮断器7及び計器用変圧器3の図示を省略している。
絶縁性能判定装置2には、回線L1,L2の各相の電力線に設置された例えばコンデンサ型の計器用変圧器3から、電圧測定装置4を介して、誘導電圧に対応した電圧が入力される。絶縁性能判定装置2には、例えば、回線L2に事故が発生すると、事故回線としての回線L2の健全回線としての回線L1による誘導電圧が入力される。なお、電圧測定装置4は、例えば、入力変換回路を含んでいても良いし、計器用変圧器3を含めても良い。
自動復旧装置5は、例えば、電力系統の全停を検出すると一定時間経過後に遮断器7を遮断するとともに、遮断器7の事故による遮断から一定時間経過後に、遮断した遮断器7を入操作により自動的に復旧する(再閉路を実施する。)。また、変電所B1,B2,…に配置された遠隔監視制御装置6,6,…は、制御所Aに設けられた中央制御装置2と、ネットワーク9を介して接続可能とされ、遮断器7等の機器を制御する。
絶縁性能判定装置2は、例えば、回線L1,L2の各相の電力線に対応する各相電圧判定部(信号出力手段)と、回線L1,L2に対応する送電線絶縁性能判定部12,12(図10参照。)とを含んでいる。各相電圧判定部は、予め、既知の絶縁抵抗と誘導電圧との間の関係に基づいて、整定され、誘導電圧に対応する電圧に応じて、誘導電圧の有無を示す信号を出力する。各相電圧判定部は、例えば、計測対象の誘導電圧が、設定された所定の電圧(例えば、最大静電誘導電圧の50%程度)以下の場合には、誘導電圧無し(すなわち、絶縁性能不良)を示す信号を出力する。なお、入力された電圧が、所定の電圧以上の場合に、誘導電圧有り(すなわち、絶縁性能良)を示す信号を出力するようにしても良い。
回線L1(L2)用の送電線絶縁性能判定部12には、図10に示すように、回線L1(L2)の3相の電力線全てで、誘導電圧無しか否かを示す信号a1と、回線L1(L2)の3相の電力線に対応する遮断器7が全て「切り」か否かを示す信号a2と、回線L1(L2)に対応する充電判定装置(不図示)からの電圧有無判定を示す信号a3と、回線L1(L2)に隣接する回線L2(L1)に対応する充電判定装置からの電圧有無判定を示す信号a4とが入力され、回線L1(L2)の絶縁性能判定結果を示す信号b1が出力される。
ここで、信号a1は、回線L1(L2)の3相の電力線全てで設定値以下で、「誘導電圧無し」のときに、「1」とする。また、信号a2は、回線L1(L2)の3相の電力線に対応する遮断器7が全て「切り」の場合に、「1」とする。また、信号a3は、例えば、回線L1(L2)が事故回線で、回線L1(L2)に対応する充電判定装置からの電圧有無判定が無し判定の場合に、「1」とする。また、信号a4は、例えば、回線L1(L2)に隣接する回線L2(L1)が健全回線で、回線L2(L1)に対応する充電判定装置からの電圧有無判定が有り判定の場合に、「1」とする。
また、信号b1は、絶縁性能不良判定の場合に、「1」とする。したがって、信号a1〜a4が全て「1」のときに、信号b1が「1」となる。ここで、信号a2、信号a3がともに「1」の場合は、回線L1(L2)の3相の電力線に対応する遮断器7が全て「切り」で、回線L1(L2)に対応する充電判定装置からの電圧有無判定が無し判定であり、回線L1(L2)が停止状態と判定される。
多回線回線において、停止回線(事故回線)には、健全回線から静電誘導によって、対地電圧の20%程度の静電誘導電圧が生じる。また、停電作業時の作業用アースや線路充電防止用アースを取り付けた場合には、0kVとなる。上述した絶縁性能不良判定結果が、再閉路条件として自動復旧装置5(又は再閉路継電装置)に、警報・表示条件として遠隔監視制御装置6に入力されることによって、安全かつ確実な復旧操作が可能となる。
例えば、遠隔監視制御装置6が、ネットワーク9を介して中央制御装置2へ絶縁性能不良判定結果を送り、その表示装置に、絶縁性能不良表示を行わせ、操作禁止警報を出力させることによって、オペレータは、迅速に次善策を講じて対応することができる。また、絶縁性能不良判定結果は、操作禁止ソフトインターロック等のためにも用いられる。また、対向端(受電側の変電所)へ条件を引き渡しても良い。
絶縁性能判定装置2において、各相電圧判定部は、図4及び図5に示すような既知の絶縁抵抗と静電誘導電圧との間の関係に基づいて、予め整定される。この絶縁抵抗と静電誘導電圧との間の関係は、実測値であっても良いし、理論値であっても良い。図4及び図5には、青相地絡の場合の理論値の例が示されている。図5において、折線fb,fw,frは、青相絶縁抵抗Reaに対応する、それぞれ、青相、白相、赤相の電力線の静電誘導電圧Ea,Eb,Ecを示している。
静電誘導電圧は、電磁誘導電圧に比べ、十分に大きいことから、図4及び図5に示すような既知の絶縁抵抗と静電誘導電圧との間の関係に基づいて、整定すれば足りるが、必要に応じて、図6と、図7乃至図9とに示す誘導電圧(静電誘導電圧と電磁誘導電圧との合成)との間の関係に基づいて、整定しても良い。
図7乃至図9において、折線fb1,fw1,fr1は、それぞれ、青相、白相、赤相の電力線の静電誘導電圧を示し、折線fb2,fw2,fr2は、それぞれ、青相、白相、赤相の電力線の誘導電圧(静電誘導電圧と電磁誘導電圧との合成)を示している。この場合も、絶縁抵抗と誘導電圧との間の関係は、実測値であっても良いし、理論値であっても良い。図6と、図7乃至図9とには、理論値の例が示されている。
絶縁性能判定装置2は、CPU等を含む制御部や、各種制御プログラムやデータが記憶される記憶部を含んでいても良い。この場合、記憶部には、図4及び図5に示すような既知の絶縁抵抗と静電誘導電圧との間の関係や、図6と、図7乃至図9とに示すような既知の絶縁抵抗と誘導電圧(静電誘導電圧と電磁誘導電圧との合成)との間の関係を含む誘導電圧対絶縁抵抗特性情報や設定値等が記憶される。
絶縁性能判定装置2においては、例えば、計測された誘導電圧を取得する電圧情報取得処理や、取得した電圧情報と記憶部に記憶された誘導電圧対絶縁抵抗特性情報とに基づいて、回線L1(L2)の各相の電力線の絶縁性能を判定する各相絶縁性能判定処理、上述したような回線L1(L2)について絶縁性能を判定する回線絶縁性能判定処理等が実行される。なお、入力された各種パラメータに基づいて、誘導電圧対絶縁抵抗特性を求める特性導出処理も実行可能としても良い。
また、この実施の形態の自動復旧装置5は、最後段に配置された、図11に示すような試充電可否判定回路13を含んでいる。試充電可否判定回路13は、絶縁性能判定装置2から出力された絶縁性能判定結果を示す信号a5(b1)の反転と、従来の試充電実施可否を示す信号a6とが入力され、試充電実施可否を示す信号b2が出力される。信号a5は、絶縁性能不良判定の場合に、「1」とする。また、信号a6は、試充電実施可の場合に、「1」とする。したがって、信号a5が「0」、信号a6が「1」のときに、信号b2が「1」となる。
なお、対向端(受電側の変電所)に、電圧測定装置(計器用変圧器3を含めても良い。)が設置されている場合は、この電圧測定装置を介して誘導電圧に対応した電圧を絶縁性能判定装置2に入力するようにしても良い。この場合、自端の既設の電圧測定装置と合わせて不足の相の電力線に対応する分のみ新設するようにしても良い。
また、片端が接地形変圧器で接地されている場合、建設時に回線の電磁誘導電圧を測定しておき、検査時に健全相の負荷電流及び電磁誘導電圧を測定し、前回記録との比較で、絶縁性能を判定することができる。
次に、絶縁抵抗と静電誘導電圧との間の関係を、理論的に求める方法について述べる。図12は、送電線が撚架されている場合に、送電側端部の区間(例えば、亘長La=13200m)における各電力線の配置状態(装柱状態)、中間部の区間(例えば、亘長La=18200m)における各電力線の配置状態、受電側端部の区間(例えば、亘長La=9500m)における各電力線の配置状態を、左側から順に例示している。
送電側端部の区間では、回線L1においては、上から赤相の電力線tr1、白相の電力線tw2、青相の電力線tb3が配置され、回線L2においては、上から青相の電力線tb4、白相の電力線tw5、赤相の電力線tr6が配置されている。なお、teは、架空地線を示している。
また、中間部の区間では、回線L1においては、上から青相の電力線tb1、赤相の電力線tr2、白相の電力線tw3が配置され、回線L2においては、上から赤相の電力線tr4、青相の電力線tb5、白相の電力線tw6が配置されている。
受電側端部の区間では、回線L1においては、上から白相の電力線tw1、青相の電力線tb2、赤相の電力線tr3が配置され、回線L2においては、上から白相の電力線tw4、赤相の電力線tr5、青相の電力線tb6が配置されている。
ここで、電力線tr1,tb4(電力線tb1,tr4、電力線tw1,tw4)は、離隔w1で配置され、電力線tw2,tw5(電力線tr2,tb5、電力線tb2,tr5)は、離隔w2で配置され、電力線tb3,tr6(電力線tw3,tw6、電力線tr3,tb6)は、離隔w3で配置されている。また、電力線tb3,tr6(電力線tw3,tw6、電力線tr3,tb6)は、地表から高さhの位置に配置され、電力線tb3,tw2(電力線tw3,tr2、電力線tr3,tb2)、電力線tr6,tw5(電力線tw6,tb5、電力線tb6,tr5)、電力線tw2,tr1(電力線tr2,tb1、電力線tb2,tw1)、電力線tw5,tb4(電力線tb5,tr4、電力線tr5,tw4)は、それぞれ、離隔Dで配置されている。また、架空地線teは、地表からheの位置に配置されている。
さらに、例として、D=4.5m、w1=6.6m、w2=12m、w3=8.4m、h=16m、he=29.9m、架空地線teの半径re=0.0061m、電力線の導体半径r=0.01115mとして、計算を実行する。なお、全亘長Lは、(La+Lb+Lc=40900m)となる。
まず、電位係数を算出する。このため、電気影像法を適用する。図13に示すように、地表面に対して対称に、回線L1の赤相の電力線tr1、白相の電力線tw2、及び青相の電力線tb3、回線L2の青相の電力線tb4、白相の電力線tw5、及び赤相の電力線tr6、架空地線teの電気影像として、電力線tr1m、電力線tw2m、電力線tb3m、電力線tb4m、電力線tw5m、電力線tr6m、架空地線temを配置する。例えば、w36mは、電力線tb3と電力線tr6mとの距離を示す。
回線L1の電力線tr1の電位V1は、電力線tr1、電力線tw2、電力線tb3、電力線tb4、電力線tw5、電力線tr6、及び架空地線teの電荷を、それぞれ、Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6,Qeとして、式(1)のように表わされる。
V1=P11×Q1+P12×Q2+P13×Q3+P14×Q4+P15×Q5
+P16×Q6+P1e×Qe (1)
同様にして、回線L1の電力線tw2、電力線tb3、回線L2の電力線tb4、電力線tw5、電力線tr6、架空地線teの電位V2,V3,V4,V5,V6,Veは、それぞれ、式(2)、式(3)、式(4)、式(5)、式(6)、式(7)のように表わされる。
V2=P21×Q1+P22×Q2+P23×Q3+P24×Q4+P25×Q5
+P26×Q6+P2e×Qe (2)
V3=P31×Q1+P32×Q2+P33×Q3+P34×Q4+P35×Q5
+P36×Q6+P3e×Qe (3)
V4=P41×Q1+P42×Q2+P43×Q3+P44×Q4+P45×Q5
+P46×Q6+P4e×Qe (4)
V5=P51×Q1+P52×Q2+P53×Q3+P54×Q4+P55×Q5
+P56×Q6+P5e×Qe (5)
V6=P61×Q1+P62×Q2+P63×Q3+P64×Q4+P65×Q5
+P66×Q6+P6e×Qe (6)
Ve=Pe1×Q1+Pe2×Q2+Pe3×Q3+Pe4×Q4+Pe5×Q5
+Pe6×Q6+Pee×Qe (7)
電位係数P11は、式(8)のように求められる。
P11=(1/2πε)(ln(2(h+2D)/r)
=2(ln(2(h+2D)/r)×9×10
=1.514×1011 (8)
また、電位係数P12は、式(9)のように求められる。
P12=(1/2πε)(ln(w12m/w12))
=9.52×1010 (9)
他の電位係数についても同様にして算出され、図16に示すような値が得られる。
次に、静電容量係数及び静電誘導係数を算出する。式(1)〜式(7)から、電荷Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6について、式(10)〜式(15)のように表わされる。
Q1=K11×V1+K12×V2+K13×V3+K14×V4+K15×V5
+K16×V6 (10)
Q2=K21×V1+K22×V2+K23×V3+K24×V4+K25×V5
+K26×V6 (11)
Q3=K31×V1+K32×V2+K33×V3+K34×V4+K35×V5
+K36×V6 (12)
Q4=K41×V1+K42×V2+K43×V3+K44×V4+K45×V5
+K46×V6 (13)
Q5=K51×V1+K52×V2+K53×V3+K54×V4+K55×V5
+K56×V6 (14)
Q6=K61×V1+K62×V2+K63×V3+K64×V4+K65×V5
+K66×V6 (15)
算出した電位係数と、式(10)〜式(15)とから、静電容量係数K11,K22,…,静電誘導係数K12,K13,…として、図17に示すような値が得られる。さらに、静電容量C41,C42,…や、対応するリアクタンスの値として、図18に示すような値が得られる。
一般に、図14に示すように、回線L1の赤相の電力線tA1、白相の電力線tB2、及び青相の電力線tC3、回線L2の青相の電力線ta4、白相の電力線tb5、及び赤相の電力線tc6が配置されている場合に、回線L2の各電力線間、電力線対地間、及び回線L2と回線L1との各電力線間に、それぞれ、静電容量C45,C46,C56,C44,C55,C66,C14,C15,C16、…が存在しているものとする。また、回線L2の青相の電力線ta4、白相の電力線tb5、及び赤相の電力線tc6の絶縁抵抗をそれぞれ、Rea,Reb,Recとする。なお、回線L1の赤相の電力線tA1、白相の電力線tB2、及び青相の電力線tC3の対地電位を、それぞれ、EA,EB,ECとする。例えば、回線L2の白相の電力線tb5に地絡事故が発生したものとすると、図15に示すように、電力線tb5の絶縁抵抗Rebが監視対象とされる。
回線L1の赤相の電力線tA1によって、回線L2の電力線ta4,tc6間に誘導される誘導電流IcaA、電力線tb5,tc6間に誘導される誘導電流IbcA、電力線ta4,tb5間に誘導される誘導電流IabAを、図14に示す回路について、キルヒホッフの法則を適用して求めると、図19に示すような値が得られる。さらに、回線L1の赤相の電力線tA1によって、回線L2の電力線ta4、電力線tb5、電力線tc6に誘導される誘導電圧EaA,EbA,EcAを求めると、図20に示すような値が得られる。
次に、回線L1の白相の電力線tB2によって、回線L2の電力線ta4,tc6間に誘導される誘導電流IcaB、電力線tb5,tc6間に誘導される誘導電流IbcB、電力線ta4,tb5間に誘導される誘導電流IabBを、図19に示すように求め、回線L1の白相の電力線tB2によって、回線L2の電力線ta4,tb5,tc6に誘導される誘導電圧EaB,EbB,EcBを、図20に示すように求める。
次に、回線L1の青相の電力線tC3によって、回線L2の電力線ta4,tc6間に誘導される誘導電流IcaC、電力線tb5,tc6間に誘導される誘導電流IbcC、電力線ta4,tb5間に誘導される誘導電流IabCを、図19に示すように求め、回線L1の青相の電力線tC3によって、回線L2の電力線ta4,tb5,tc6に誘導される誘導電圧EaC,EbC,EcCを、図20に示すように求める。次に、算出した誘導電圧を相毎に合成する。こうして、例えば、図4に示すような、絶縁抵抗と誘導電圧との関係が得られる。
次に、絶縁抵抗と誘導電圧(静電誘導電圧と電磁誘導電圧との合成)との間の関係を、理論的に求める方法について述べる。
相互インダクタンスM14は、単位長さ当たり、式(16)のように求められる。
M14=(μ/2π)(ln(w14m/w1
=813.4×10―9 (16)
他の相互インダクタンスM15,M16,…についても、図21に示すような値が得られる。亘長分の相互インダクタンスについても同図に示すように求め、図6に示すように、電磁誘導電圧が算出される。
こうして、この実施の形態の構成によれば、停止回線の絶縁抵抗と、健全回線によって停止回線に誘導される誘導電圧との間の関係を示す既知の誘導電圧対絶縁抵抗特性と、計測された誘導電圧とに基づいて、停止回線の絶縁性能の良否を判定するので、事故点への試充電を回避し、設備損傷の拡大及び系統への悪影響を防止することができ、供給支障及び過負荷を早期に解消することができる。
また、復旧操作の際に、アース外しの確認を行うことができる。また、設備事故後の絶縁性能の自動判定を瞬時に遠隔地において行うことができる。また、断線時の試充電可否判定を行うことができるので、公衆感電を防止することができ、安全かつ確実な復旧操作を行うことができる。
また、絶縁性能自動判定により、運転側の切り分け操作で、故障区間の判定を行うことができるので、復旧の迅速化に寄与することができる。また、絶縁性能を迅速に判定できるので、操作ステップを軽減し、オペレータ(当直員)の負担を軽減することができる。また、絶縁性能判定結果に基づいて、停電回線の絶縁劣化を早期発見することができる。
こうして、電力供給における信頼度及び安全性の向上に寄与することができる。
以上、この発明の実施の形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上述した実施の形態では、事故回線において、1相地絡の場合について述べたが、これに限らず2相、3相地絡の場合にも適用できる。また、2回線の場合について述べたが、これに限らず、3回線以上の多回線の場合にも適用できる。
回線として、送電線のほか、変電所母線及び多回線配電線にも適用できる。
2 絶縁性能判定装置(絶縁性能監視装置、絶縁性能判定手段)
12 送電線絶縁性能判定部
L1,L2 回線(第1の回線、第2の回線)

Claims (6)

  1. 第1の回線に第2の回線が併設されている場合の前記第1の回線の絶縁性能を監視するための絶縁性能監視装置であって、
    前記第1の回線の絶縁抵抗と、前記第2の回線によって前記第1の回線に誘導される誘導電圧との間の関係を示す既知の誘導電圧対絶縁抵抗特性と、計測された前記第1の回線の電圧とに基づいて、前記第1の回線の絶縁性能の良否を示す信号を出力する絶縁性能判定手段を備えた
    ことを特徴とする絶縁性能監視装置。
  2. 計測された前記第1の回線の電圧が、前記誘導電圧対絶縁抵抗特性に基づいて予め設定された所定の電圧に達しない場合に、誘導電圧無しを示す信号を出力する信号出力手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の絶縁性能監視装置。
  3. 前記絶縁性能判定手段は、停止回線としての前記第1の回線の絶縁抵抗と、充電回線としての前記第2の回線によって停止回線としての前記第1の回線に誘導される誘導電圧との間の関係を示す既知の前記誘導電圧対絶縁抵抗特性と、前記第2の回線が充電状態で計測された停止回線としての前記第1の回線の電圧とに基づいて、前記第1の回線の絶縁性能の良否を示す信号を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の絶縁性能監視装置。
  4. 前記誘導電圧は、静電誘導電圧、又は静電誘導電圧と電磁誘導電圧との合成であることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の絶縁性能監視装置。
  5. 前記第1の回線と前記第2の回線とのうち少なくとも一方は、複数回線敷設され、前記第1の回線及び前記第2の回線は、ともに複数の電力線を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の絶縁性能監視装置。
  6. 第1の回線に第2の回線が併設されている場合の前記第1の回線の絶縁性能を監視するための絶縁性能監視方法であって、
    前記第1の回線の絶縁抵抗と、前記第2の回線によって前記第1の回線に誘導される誘導電圧との間の関係を示す既知の誘導電圧対絶縁抵抗特性と、計測された前記第1の回線の電圧とに基づいて、前記第1の回線の絶縁性能の良否を示す信号を出力する絶縁性能判定ステップを含む
    ことを特徴とする絶縁性能監視方法。
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